[go: up one dir, main page]

JP6413427B2 - Pc/abs樹脂組成物およびその樹脂成形品 - Google Patents

Pc/abs樹脂組成物およびその樹脂成形品 Download PDF

Info

Publication number
JP6413427B2
JP6413427B2 JP2014149490A JP2014149490A JP6413427B2 JP 6413427 B2 JP6413427 B2 JP 6413427B2 JP 2014149490 A JP2014149490 A JP 2014149490A JP 2014149490 A JP2014149490 A JP 2014149490A JP 6413427 B2 JP6413427 B2 JP 6413427B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
component
weight
abs
parts
acrylonitrile
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014149490A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016023258A (ja
Inventor
和晃 美馬
和晃 美馬
田坂 知久
知久 田坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NOF Corp
Original Assignee
NOF Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NOF Corp filed Critical NOF Corp
Priority to JP2014149490A priority Critical patent/JP6413427B2/ja
Publication of JP2016023258A publication Critical patent/JP2016023258A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6413427B2 publication Critical patent/JP6413427B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

本発明は、成形外観が良好で、耐擦傷性、きしみ音低減効果に優れる熱可塑性樹脂であるPC/ABS樹脂組成物、およびその樹脂成形品に関するものである。
ポリカーボネート(PC) /ABS樹脂(ABS)は、高いノッチ衝撃強度を維持しながら加工性を向上させた熱可塑性樹脂混合物であって、比較的耐熱性が高いため、自動車部品、コンピューターのハウジングまたはその他の事務用機器等の熱を多く発する大型射出物に適用されている。さらに、難燃性にも優れており、近年その使用領域が増えているが、耐擦傷性が低く、他部材と擦れ合うと、軋み音が発生しやすいといった問題点がある。
熱可塑性樹脂の耐擦傷性を解決する一般的な方法として、特許文献1には、最終成形された熱可塑性樹脂の表面上に紫外線硬化型アクリル系ハードコート剤を塗布、硬化させ、ハードコート層を形成することが開示されている。また、軋み音を防止ないし低減させるための有効な手段として、特許文献2では、フッ素系やシリコーン系のコーティング組成物を表面処理剤として塗布している。
特開平6−100799号公報 特開平3−217425号公報
しかしながら、特許文献1や特許文献2に記載の方法の場合、コーディング工程という追加の工程が必要となるので、工程上多くの時間が必要とされ、コストが嵩むのみでなく、環境問題をもたらすなどの短所を有している。しかも、特許文献2のような表面処理剤を使用する場合は、表面のべとつき、外観低下などの問題がある。
したがって、近年ハードコーティングなしに耐擦傷性(耐スクラッチ性)を向上するとともに、軋み音を低減できる無塗装樹脂への要求が増えている。また、耐擦傷性に優れた樹脂の開発は、外装材産業においてもその要望は高い。
そこで、本発明は上記課題を解決するものであって、成形後のハードコーディングが不要でありながら、成形外観が良好で、耐擦傷性および軋み音低減効果に優れるPC/ABS樹脂組成物と、その樹脂成形品を提供することを目的とする。
そのための手段として、本発明のPC/ABS樹脂組成物は、(a)ポリカーボネート(PC)を50〜90重量部と、(b)ABS樹脂(ABS)を50〜10重量部と、(c)主鎖がポリエチレンで、側鎖がアクリロニトリル‐スチレン共重合体のグラフト共重合体を、前記(a)成分と(b)成分の合計100重量部に対して0.5〜20重量部と、を含有してなる。前記アクリロニトリル-スチレン共重合体は、アクリロニトリル(AN)成分とスチレン(St)成分の重量比がAN/St=10/90〜50/50である。
このとき前記(c)グラフト共重合体中、ポリエチレン成分(PE)を40〜90wt%、アクリロニトリル‐スチレン共重合体を60〜10wt%含有することが好ましい。なお、PE成分とポリアクリロニトリル-スチレン共重合体成分との合計は100wt%である。
また、本発明によれば、上記PC/ABS樹脂組成物を所定形状に成形してなる樹脂組成物を提供することもできる。
なお、「PC/ABS」とは混合樹脂組成物であることを意味する。また、本発明において、数値範囲を示す「○○〜××」は、特に明示しない限り「○○以上××以下」を意味する。
本発明によれば、PCとABSとの混合樹脂組成物に対して、添加物として、(c)主鎖がポリエチレンであり、側鎖がアクリロニトリル‐スチレン共重合体であるグラフト共重合体を特定量配合することで、樹脂成形品そのものの耐擦傷性を向上し、且つ軋み音を低減することができる。したがって、本発明のPC/ABS樹脂組成物からなる樹脂成形品に対しては、耐擦傷性の向上や軋み音低減のためのハードコーディング工程は必要なく、樹脂成形品の外観も良好となる。
次に、本発明の各構成要件について説明する。本発明の樹脂組成物は、(a)ポリカーボネート(PC)と(b)ABS樹脂(ABS)との混合樹脂組成物に、添加剤として特定の(c)グラフト共重合体を添加してなる。
<(a)PC>
本発明に用いる(a)ポリカーボネートとは、種々のジヒドロキシジアリール化合物とホスゲンとを反応させるホスゲン法、またはジヒドロキシジアリール化合物とジフェニルカーボネートなどの炭酸エステルとを反応させるエステル交換法によって得られる重合体であり、代表的なものとしては、2,2‐ビス(4‐ヒドロキシフェニル)プロパン(ビスフェノールA)から製造されたポリカーボネート樹脂が挙げられ、末端OH基を封止してあるもの、してないものどちらも使用可能である。
<(b)ABS>
本発明に用いる (b)ABS樹脂は、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレンの三成分を主体とした共重合体を主成分とするものをいい、ABS樹脂はいずれの公知のものも使用することができる。
また、(a)成分および(b)成分については、市販の(a)ポリカーボネート(PC)と(b)ABS樹脂(ABS)とのブレンド品であるポリマーアロイも使用することができる。
<(c)グラフト共重合体>
本発明に用いる(c)グラフト共重合体は、主鎖がポリエチレン(PE)であり、側鎖がアクリロニトリル-スチレン共重合体である、グラフト共重合体である。このグラフト共重合体は、ポリエチレン成分が40〜90wt%、アクリロニトリル-スチレン共重合体成分が60〜10wt%であるのが好ましい(両成分の合計は100wt%)。ポリエチレン成分とアクリロニトリル-スチレン共重合体成分との配合バランスがこの範囲を外れると、得られる樹脂成形品の耐擦傷性が低下する。より好ましくは、ポリエチレン成分が80wt%以下、アクリロニトリル-スチレン共重合体が20wt%以上である。この場合、樹脂成形品の耐擦傷性を一層高めることができる。また、ポリエチレン成分が50wt%以上、アクリロニトリル-スチレン成分が50wt%以下であると、グラフト共重合体の製造時にポリエチレンとアクリロニトリル-スチレン共重合体とがブロッキングしにくく、グラフト共重合体の製造が容易であるため好ましい。グラフト共重合体としては、上記の条件を満たしていればいずれの公知のものを使用することもでき、市販品としては、例えば、日油製のモディパーA1401などが挙げられる。
また、上記グラフト共重合体の側鎖であるアクリロニトリル-スチレン共重合体成分中のアクリロニトリル(AN)成分とスチレン(St)成分の重量比は、AN/St=10/90〜50/50である。この重量比を外れると、樹脂成形品における耐擦傷性向上効果及びきしみ音低減効果が小さくなる傾向がある。
<配合割合>
本発明のPC/ABS樹脂組成物は、(a)PC+(b)ABS合計100重量部中、(a)PCを50〜90重量部、(b)ABSを50〜10重量部とする。また、(c)グラフト共重合体の添加量は(a)PC+(b)ABS合計100重量部に対して0.5〜20重量部とする。(a)、(b)、(c)成分の含有量が上記範囲から外れていると、樹脂成形品において優れた耐擦傷性や軋み音低減効果が得られない。
本発明の樹脂組成物では、さらに本発明の効果を逸脱しない範囲において、帯電防止剤、難燃剤、滑剤等の公知の添加剤を添加することができる。帯電防止剤としては、例えばアニオン系活性剤であるデノンVー57s(丸菱油化工業製)等が挙げられる。難燃剤としては、例えばりん酸トリフェニル等が挙げられる。滑剤としては、例えばステアリン酸ステアリル等が挙げられる。
本発明のPC/ABS樹脂組成物は熱可塑性樹脂なので、射出成形や押し出し成形などにより、所定形状に成形することで、耐擦傷性に優れ、他部材と擦れた際の軋み音が生じにくい樹脂成形品を得ることができる。これにより、当該樹脂成形品は、従来問題となっていたコーディング工程の追加なしに耐擦傷性および軋み音低減効果が改善され、樹脂成形品の外観も良好となる。本発明の成形品は耐擦傷性および軋み音低減効果に優れた性質を有するため、例えば自動車やOA電子機器、電気・電子機器などの種々の分野で極めて有用である。
以下実施例により本発明を更に具体的に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
[実施例1]
(a)成分としてポリカーボネート樹脂〔出光興産(株)製、商品名:タフロンA2200、標準グレード〕、(b)成分としてABS樹脂〔旭化成ケミカルズ(株)製、商品名:スタイラック321、標準グレード〕、(c)成分として主鎖がポリエチレン、側鎖がアクリロニトリル‐スチレン共重合体であるグラフト共重合体(PE/AN/St=50wt%/15wt%/35wt%)〔日油(株)製、商品名:モディパーA1401〕を用いた。表1に示す割合、すなわち(a)成分70重量部、(b)成分30重量部、(c)成分3重量部にて、二軸押出機(PCM−30:池貝製)により溶融混練(押出温度:230〜250℃)し、ペレット状の組成物を得た。次いで、このペレットを射出成形(バレル温度:250〜260℃、金型温度:80℃)し、試験片(150mm×100mm×2mm)を作成した。
[実施例2]
(c)成分の添加量を(a)成分+(b)成分の合計100重量部に対して1重量部にした以外は実施例1と同様である。
[実施例3]
(c)成分の添加量を(a)成分+(b)成分の合計100重量部に対して15重量部にした以外は実施例1と同様である。
[実施例4]
(a)成分/(b)成分の比率を、PC/ABS=80重量部/20重量部にした以外は実施例1と同様である。
[実施例5]
(a)成分/(b)成分の比率を、PC/ABS=60重量部/40重量部にした以外は実施例1と同様である。
[実施例6]
(a)成分/(b)成分の比率を、PC/ABS=90重量部/10重量部にした以外は実施例1と同様である。
参考例7]
(c)成分であるグラフト重合体中の主鎖であるポリエチレンと、側鎖を構成するポリアクリロニトリル及びスチレンの比率を、PE/AN/St=90wt%/3wt%/7wt%にした以外は実施例1と同様である。
[実施例8]
(c)成分であるグラフト重合体中の主鎖であるポリエチレンと、側鎖を構成するポリアクリロニトリル及びスチレンの比率を、PE/AN/St=40wt%/18wt%/42wt%にした以外は実施例1と同様である。
[実施例9]
(a)成分として用いたポリカーボネート樹脂を〔SABICイノベーティブプラスチックス製、商品名: Lexan 101R、押出・ブロー成形グレード〕にした以外は実施例1と同様である。
[実施例10]
(b)成分として用いたABS樹脂を〔旭化成ケミカルズ(株)製、商品名:スタイラックIM30、高衝撃グレード〕にした以外は実施例1と同様である。
[実施例11]
(b)成分として用いたABS樹脂を〔東レ(株)製、商品名:トヨラック600、押出グレード〕にした以外は実施例1と同様である。
[実施例12]
(a)成分/(b)成分を市販のブレンド品であるPC/ABS〔バイエル製、商品名:BayblendT65XF、比率(PC/ABS=65重量部/35重量部)〕にした以外は実施例1と同様である。
[実施例13]
(a)成分/(b)成分を市販のブレンド品であるPC/ABS〔バイエル製、商品名:BayblendT85XF、比率(PC/ABS=85重量部/15重量部)〕にした以外は実施例1と同様である。
[実施例14]
(c)成分であるグラフト重合体の側鎖を構成するポリアクリロニトリルとスチレンの重量比をAN/St=50(25)wt%/50(25)wt%にした以外は実施例1と同様である。
[実施例15]
(c)成分であるグラフト重合体の側鎖を構成するポリアクリロニトリルとスチレンの重量比をAN/St=15(7.5)wt%/85(42.5)wt%にした以外は実施例1と同様である。
[比較例1]
(c)成分を添加しない以外は実施例1と同様である。
[比較例2]
(c)成分の添加量を(a)成分+(b)成分の合計100重量部に対して30重量部にした以外は実施例1と同様である。
[比較例3]
(c)成分の添加量を(a)成分+(b)成分の合計100重量部に対して0.1重量部にした以外は実施例1と同様である。
[比較例4]
(c)成分をポリエチレンとアクリロニトリル‐スチレン共重合体のブレンド物PE/P(AN/St)にした以外は実施例4と同様である。
[比較例5]
(c)成分であるグラフト重合体の側鎖を構成する(ポリアクリロニトリルとスチレン)の重量比をAN/St=85(42.5)wt%/15(7.5)wt%にした以外は実施例1と同様である。
[比較例6]
(c)成分をポリエチレンにした以外は実施例1と同様である。
[比較例7]
(c)成分を添加しない以外は実施例4と同様である。
[比較例8]
(c)成分を添加しない以外は実施例11と同様である。
[比較例9]
(c)成分を添加しない以外は実施例5と同様である。
[比較例10]
(c)成分を添加しない以外は実施例9と同様である。
[比較例11]
(c)成分を添加しない以外は実施例10と同様である。
[比較例12]
(c)成分を添加しない以外は実施例11と同様である。
[比較例13]
(c)成分を添加しない以外は実施例12と同様である。
[比較例14]
(c)成分を添加しない以外は実施例13と同様である。
得られた実施例及び比較例の各試験片を用いて、耐擦傷性、軋み音及び成形外観を以下の方法にて評価した。
<耐擦傷性の評価>
得られた試験片について、学振摩耗試験機((株)YASUDA製,NO416‐TMI)を用い、綿帆布かなきん3号、垂直荷重1000g、往復回数100回の条件で、試験片と綿帆布とを擦れ合わせる試験を行った。耐擦傷性の評価は、試験前後のグロス値(60°)をグロスメーターにて測定し、グロス変化率を算出することで行った。なお、グロス変化率の算出法は以下に示す通りである。グロス変化率が小さいほど耐擦傷性に優れる。
グロス変化率(%)=(試験前グロス値−試験後グロス値)/試験前グロス値×100
<軋み音の評価>
得られた試験片を、軋み音評価試験用のプレート(60mm×100mm×2mm)と、擦り合わせる相手材用として同材プレート(50mm×25mm×2mm)に切り出してバリ取りを行った後、25℃、湿度50%でそれぞれ12時間状態調整した。また、相手材用のプレート(50mm×25mm×2mm)として、PC/ABS(70重量部/30重量部)、PA66、PBT、及びステンレス製のプレートも準備した。軋み音評価試験用のプレートと、相手材としての各プレートをZiegler社のスティックスリップ測定装置SSP−02に固定し、荷重=10N,40N、速度=1mm/s,10mm/sの条件でそれぞれ擦り合わせた時の軋み音リスク値の測定を行った。なお、軋み音リスク値は、値が小さいほど軋み音発生のリスクが低いことを示す。軋み音リスク値の判断基準は以下に示す通りである。
軋み音リスク値1〜3:軋み音発生のリスクが低い
軋み音リスク値4〜5:軋み音発生のリスクがやや高い
軋み音リスク値6〜10:軋み音発生のリスクが高い
<成形外観の評価>
成形外観に関しては、試験片(150mm×100mm×2mm)を目視により、以下の基準により評価した。
○:良好(フローマーク、ジェッティング、剥離等がない。)
×:不良(フローマーク、ジェッティング、剥離等が存在。)
なお、フローマークとは成形品のゲート付近に円形波紋ができる概観不良である。ジェッティングとは、成形品に蛇状の樹脂の流れ模様ができる外観不良である。剥離とは、成形外観の表面に樹脂が剥がれたようなあとができる外観不良を意味する。
各実施例及び比較例の組成及び評価結果を表1〜表6にまとめる。
Figure 0006413427
Figure 0006413427

Figure 0006413427
Figure 0006413427
Figure 0006413427
Figure 0006413427
(c)グラフト共重合体を添加しない比較例1,6〜14と、各実施例の結果とを比較すると、(a)PCと(b)ABSの混合樹脂組成物100重量部に対して、(c)成分として、主鎖がポリエチレンで、側鎖がアクリロニトリル-スチレン共重合体のグラフト共重合体を0.5〜20重量部添加することにより、樹脂成形品に耐擦傷性向上効果および軋み音低減効果が認められ、かつ成形外観も良好であった。加えて、比較例5と実施例14,15の結果より、(c)成分として添加されるグラフト重合体において、側鎖を構成するアクリロニトリル(AN)50wt%に対するスチレン(St)の重量比を50wt%以下とすると、耐擦傷性に優れ、且つ、軋み音発生のリスクが低い樹脂成形品を得られることが明らかとなった。
一方、比較例2の結果、(c)成分として、主鎖がポリエチレンで、側鎖がアクリロニトリル-スチレン共重合体のグラフト共重合体を添加する場合であっても、その添加量が30重量部と過剰であると、樹脂成形品の外観が不良になった。また、比較例3の結果、この(c)成分が0.1重量部と少ないと、樹脂成形品に耐擦傷性向上効果および軋み音低減効果が認められなかった。
また、比較例4及び比較例5の結果、(c)成分として、ポリエチレンとアクリロニトリル‐スチレン共重合体とをそれぞれ単体で、あるいはポリエチレンのみを単体で、(a)PCと(b)ABSの混合樹脂組成物に添加した場合には、樹脂成形品の外観が不良となった。

Claims (2)

  1. (a)ポリカーボネート(PC)を50〜90重量部と、
    (b)ABS樹脂(ABS)を50〜10重量部と、
    (c)主鎖がポリエチレンで、側鎖がアクリロニトリル−スチレン共重合体のグラフト共重合体を、前記(a)成分と(b)成分の合計100重量部に対して0.5〜20重量部と、を含有し、
    前記(c)成分100wt%中、前記ポリエチレン成分は40〜50wt%、アクリロニトリル−スチレン共重合体成分は60〜50wt%であり、
    前記アクリロニトリル−スチレン共重合体は、アクリロニトリル(AN)成分とスチレン(St)成分の重量比がAN/St=10/90〜50/50である、PC/ABS樹脂組成物。
  2. 請求項1に記載のPC/ABS樹脂組成物を所定形状に成形してなる、樹脂成形品。
JP2014149490A 2014-07-23 2014-07-23 Pc/abs樹脂組成物およびその樹脂成形品 Active JP6413427B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014149490A JP6413427B2 (ja) 2014-07-23 2014-07-23 Pc/abs樹脂組成物およびその樹脂成形品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014149490A JP6413427B2 (ja) 2014-07-23 2014-07-23 Pc/abs樹脂組成物およびその樹脂成形品

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016023258A JP2016023258A (ja) 2016-02-08
JP6413427B2 true JP6413427B2 (ja) 2018-10-31

Family

ID=55270330

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014149490A Active JP6413427B2 (ja) 2014-07-23 2014-07-23 Pc/abs樹脂組成物およびその樹脂成形品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6413427B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102160470B1 (ko) * 2016-12-14 2020-09-28 주식회사 엘지화학 열가소성 수지 조성물, 이의 제조방법 및 이를 포함하는 성형품
JP6696928B2 (ja) * 2017-03-23 2020-05-20 日本エイアンドエル株式会社 ポリカーボネート改質剤、改質されたポリカーボネート樹脂、及び改質されたポリカーボネート樹脂の製造方法
CN107936461A (zh) * 2017-12-12 2018-04-20 天津金发新材料有限公司 一种低光泽低噪音abs树脂组合物
CN108752837A (zh) * 2018-06-12 2018-11-06 广东美的制冷设备有限公司 用于空调室内机塑料底盘的阻尼材料及其制备方法和应用
CN108752836A (zh) * 2018-06-12 2018-11-06 广东美的制冷设备有限公司 阻尼组合物及其制备方法和应用
CN108752839A (zh) * 2018-06-12 2018-11-06 广东美的制冷设备有限公司 阻尼组合物及其制备方法和应用
KR102351503B1 (ko) * 2019-06-28 2022-01-14 롯데케미칼 주식회사 열가소성 수지 조성물 및 이를 이용한 성형품
US12006428B2 (en) 2019-10-23 2024-06-11 Lg Chem, Ltd. Thermoplastic resin composition

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3655979B2 (ja) * 1996-10-30 2005-06-02 テクノポリマー株式会社 熱可塑性樹脂組成物
JP2000063654A (ja) * 1998-08-24 2000-02-29 Otsuka Chem Co Ltd ポリカーボネート系樹脂組成物及びそれを用いた摺動部材
JP2004002896A (ja) * 2003-08-29 2004-01-08 Techno Polymer Co Ltd ハウジング用熱可塑性樹脂組成物
JP2004002897A (ja) * 2003-08-29 2004-01-08 Techno Polymer Co Ltd トレー用熱可塑性樹脂組成物
JP4398826B2 (ja) * 2003-09-25 2010-01-13 テクノポリマー株式会社 帯電防止性熱可塑性樹脂組成物及びそれを用いた成形品
JP6146890B2 (ja) * 2010-08-27 2017-06-14 テクノポリマー株式会社 軋み音を低減した熱可塑性樹脂組成物製接触用部品

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016023258A (ja) 2016-02-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6413427B2 (ja) Pc/abs樹脂組成物およびその樹脂成形品
CN104736636B (zh) 聚碳酸酯树脂组合物
JP6449452B2 (ja) めっき密着力に優れたポリカーボネート−abs系アロイ樹脂組成物及びそれを含む成形品
CN104098884B (zh) 一种汽车内饰用低光泽pc/abs合金
WO2019042053A1 (zh) 一种聚丙烯组合物及其制备方法
JP5275689B2 (ja) 繊維強化ポリカーボネート系樹脂組成物及びその成形体
WO2019042054A1 (zh) 一种聚丙烯组合物及其制备方法
KR100788736B1 (ko) 무도장 외장재용 아크릴계 수지 조성물
JP2015108109A (ja) Pc/abs樹脂組成物およびその樹脂成形品
CN104448760B (zh) 耐刮擦高光pc/abs材料及其制备方法
CN109467901A (zh) 一种高光泽、永久抗静电及尺寸稳定性良好的玻纤增强pc/abs合金及其制备方法
JP2009046678A (ja) ガラス繊維強化ポリカーボネート樹脂組成物およびその製造方法
CN111138823A (zh) 一种降噪永久抗静电聚碳酸酯苯乙烯类树脂合金及其制备方法
JP6447106B2 (ja) Pc/asa樹脂組成物およびその樹脂成形品
EP2727963A1 (en) Polycarbonate resin composition
JP6447107B2 (ja) Pc/asa樹脂組成物およびその樹脂成形品
JP6508513B2 (ja) Asa樹脂組成物およびその樹脂成形品
JP7138439B2 (ja) 樹脂組成物および成形品
KR102175715B1 (ko) 폴리카보네이트계 수지 조성물
JP2017095624A (ja) Pc/スチレン系重合体組成物およびその樹脂成形品
KR101276420B1 (ko) 폴리카보네이트 수지 조성물
JP6452075B2 (ja) ポリカーボネート樹脂組成物、及び樹脂成形品
JP2019199602A (ja) 熱可塑性樹脂組成物、該組成物から得られる樹脂成形体
JP2011137116A (ja) 導電性ポリカーボネート樹脂組成物およびそれからなる成形品
JP2016050289A (ja) Pa樹脂組成物およびその樹脂成形品

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170605

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180123

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180130

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180327

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180605

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180625

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180904

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180917

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6413427

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250