JP5306267B2 - 自動変速機の制御装置 - Google Patents
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Description
本発明は、上記課題に着目してなされたもので、ロックアップクラッチの初期圧を学習制御により設定するにあたり、誤学習を防止することが可能な自動変速機の制御装置を提供することを目的とする。
図2は実施例1のコントローラ内で実行される変速中ロックアップ制御処理を表すフローチャートである。
ステップ201では、完全ロックアップ状態の変速前変速段から完全ロックアップ状態での変速後変速段への変速指令か否かを判断し、NOのときは本制御フローを終了し、YESのときはロックアップクラッチ24の制御が必要であると判断してステップ202へ進む。すなわち、現在のエンジン回転数と変速後変速段のギア比に基づいて変速後に運転点が完全ロックアップ領域にいるか否かを判断する。
ここで、運転点とは車速とアクセルペダル開度によって規定される2次元平面内のポイントを表す。そして、この2次元平面内に各種変速段領域が設定されると共に、完全ロックアップ領域、スリップロックアップ領域、ロックアップクラッチ開放領域とが設定され、これによりシフトマップを構成する。
ステップ203では、変速開始変速段及び変速判断時のエンジントルクに基づいて図5に示す初期圧補正量マップから、記憶した初期圧補正量を算出する。尚、初期圧補正量算出処理の詳細については後述する。
初期圧=初期圧基準値+初期圧補正量
に設定する(初期圧制御手段に相当)。ここで、初期圧基準値とは、予めマップに設定された値であり、変速種によらずエンジントルクに基づいて設定されるものである。この初期圧によって目標初期スリップ量を達成する。目標初期スリップ量とは、イナーシャフェーズ開始時にエンジンの空吹き感が運転者にとって違和感とならない程度のスリップ量に設定されたものである。すなわち、目標初期スリップ量となるように初期圧を設定する必要があり、そのために、後述する初期圧補正制御処理が実行される。
ステップ206では、ロックアップクラッチスリップ量がF/B開始所定値以上か否かを判断し、F/B開始所定値以上のときはステップ207へ進み、F/B開始所定値未満のときはステップ205へ戻り、ロックアップクラッチ24への指令圧の低下を継続する。
ステップ207では、ロックアップクラッチ24への指令圧をロックアップクラッチスリップ量がF/B開始所定値となるようにフィードバック制御する。尚、このF/B開始所定値は、後述する初期圧補正量算出処理において補正された後に達成されるべき目標初期スリップ量よりも大きな値に設定されている。これにより、初期圧補正量算出処理が機能する前にフィードバック制御を開始してしまうといった問題を回避する。
ステップ209では、ロックアップクラッチへの指令圧をエンジントルクに応じた所定割合で増加させる。
ステップ210では、ロックアップクラッチスリップ量が所定値以下の状態が所定時間継続したか否かを判断し、この条件を満たしていないときはステップ209へ戻り、ロックアップクラッチ指令圧の増加を継続し、条件を満たしたときはステップ211へ進む。
ステップ211では、ロックアップクラッチ24への指令圧をロックアップクラッチ24がスリップしない圧に増加させる。
図3は実施例1のコントローラ内で実行される初期圧学習補正制御処理を表すフローチャートである。本フローでは、パワーオンアップシフト時について説明するが、他の変速時に実行しても構わない。また、初期圧学習補正制御とは、変速時における所望のスリップ量特性となるように、次回の変速時に設定する初期圧を適切な値に補正する制御をいう。
ステップ303では、ロックアップクラッチスリップ量を検知し、その最大値を更新・記憶する。尚、このタイミングは、図2のステップ204から206においてロックアップクラッチ24への指令圧を低下させていったときに生じるスリップ量を検知するものである。
ステップ304では、イナーシャフェーズ開始判断を行い、イナーシャフェーズが開始したと判断したときはステップ305へ進み、開始していないときはステップ303へ戻る(イナーシャフェーズ開始判断手段)。
ステップ305では、変速判断後における最大のロックアップクラッチスリップ量をスリップ量Aとして記憶する。これにより、ステップ303において記憶されたロックアップクラッチスリップ量最大値は、変速判断後からイナーシャフェーズ開始と判断されるまでの間に生じたスリップ量最大値が記憶されることになる(イナーシャフェーズ初期スリップ量検出手段)。これは、実施例1では変速開始時に指令油圧を初期圧まで低下させた後に所定勾配で油圧を低下させているため、変速開始時よりもイナーシャフェーズ開始判断時のほうがスリップ量は大きくなっているものと判断できるからである。
ステップ307では、イナーシャフェーズ終了判断を行い、終了したと判断したときはステップ308へ進み、それ以外の時はステップ306に戻って最大値の更新・記憶を継続する。言い換えると、イナーシャフェーズ開始からイナーシャフェーズ終了までの間をイナーシャフェーズ中と判断する(イナーシャフェーズ中判断手段)。
ステップ308では、変速開始判断時のスロットル開度と終了判断時のスロットル開度との差が所定値以上か否かを判断し、所定値以上でないと判断したときはステップ309へ進み、差が大きいときは本制御フローを終了する(禁止手段)。スロットル開度の変化が大きいとき、すなわち「駆動力の変動量が所定量以上のとき」は、変速途中におけるエンジントルク変化によってスリップ量がばらつき、初期圧の設定に影響を与える可能性がある。この場合には、補正を禁止することで誤学習を防止する。
図6は実施例1のパワーオンアップシフト時におけるロックアップ制御処理を表すタイムチャートである。初期条件として、ロックアップクラッチ24は完全締結状態であり、第2速の変速段が選択されているものとする。
時刻t1において、2−3アップシフト変速指令が出力されると、ロックアップクラッチ24の指令圧が初期圧まで低下され、スリップが発生しないギリギリの締結容量とされる。その後、ロックアップクラッチ指令圧が徐々に低下されるに伴ってスリップ量が増大する。
時刻t3において、スリップ量がF/B開始所定値以上になると、F/B開始所定値を目標値とするフィードバック制御が開始される。
時刻t4において、イナーシャフェーズの終了と判断されると、フィードバック制御が終了する。尚、イナーシャフェーズ開始判断時からイナーシャフェーズ終了判断時までの間の最大スリップ量がスリップ量Bとして記憶される。そして、ロックアップクラッチ指令値を徐々に増大し、これにより、スリップ量を徐々に減少させる。
時刻t5において、スリップ量が所定値以下の状態が所定時間継続したと判断され、ロックアップクラッチ24を完全締結状態とする。
(1)複数の摩擦締結要素を選択的に締結して複数の変速段を成立させる自動変速機3と車両の駆動源との間に介装されるトルクコンバータ2に設けられ、トルクコンバータ2の入出力要素間を締結可能なロックアップクラッチ24と、該ロックアップクラッチ24の油圧を制御するコントローラ100(ロックアップクラッチ制御手段)と、を備えた自動変速機のロックアップ制御装置において、自動変速機3の変速の開始時に、ロックアップクラッチ24の油圧を所定の初期圧に制御するステップ204(初期圧制御手段)と、自動変速機3がイナーシャフェーズ中となったことを判断するステップ304(イナーシャフェーズ開始判断手段)と、ステップ304によりイナーシャフェーズ中となったことが判断されたときの前記ロックアップクラッチの初期スリップ量を検出するステップ305(イナーシャフェーズ初期スリップ量検出手段)と、ステップ305により検出される初期スリップ量が所定の目標初期スリップ量となるように次回変速時の初期圧を補正するステップ310及びステップ311(初期圧補正手段)と、を設け、ステップ205で初期圧を設定するにあたり、目標初期スリップ量は、初期圧補正制御処理によって、イナーシャフェーズに関連して生じる自動変速機の回転部材の回転速度変化率が大きくなるに従って大きくなるように設定される。
すなわち、Cの値をスロットル開度に応じて変更する。これにより、イナーシャフェーズに関連して生じる自動変速機の回転部材の回転速度変化率が大きいと判断できるときにイナーシャフェーズ開始時の目標スリップ量を大きく設定したことと実質的に同様の作用を得ることができる。ただし、Cそのものをスロットル開度に応じて変更する場合は、データ量が多くなってしまうため、実施例においては初期圧補正量算出マップの縦軸や横軸の値を変更することとしている。言い換えると、縦軸や横軸のデータをスロットル開度に応じて変更することで、少ないデータ量で適切な初期圧補正量を設定できる。
2 トルクコンバータ
3 自動変速機
5 コントロールバルブユニット
11 アクセルペダル開度センサ
12 スロットル開度センサ
13 車速センサ
14 インヒビタスイッチ
15 タービン回転数センサ
24 ロックアップクラッチ
100 コントローラ
Claims (3)
- 複数の摩擦締結要素を選択的に締結して複数の変速段を成立させる自動変速機と車両の駆動源との間に介装されるトルクコンバータに設けられ、前記トルクコンバータの入出力要素間を締結可能なロックアップクラッチと、
該ロックアップクラッチの油圧を制御するロックアップクラッチ制御手段と、
を備えた自動変速機のロックアップ制御装置において、
前記自動変速機の変速の開始時に、前記ロックアップクラッチの油圧を所定の初期圧に制御する初期圧制御手段と、
前記自動変速機がイナーシャフェーズ中となったことを判断するイナーシャフェーズ開始判断手段と、
該イナーシャフェーズ開始判断手段によりイナーシャフェーズ中となったことが判断されたときの前記ロックアップクラッチの初期スリップ量を検出するイナーシャフェーズ初期スリップ量検出手段と、
前記自動変速機がイナーシャフェーズ中であることを判断するイナーシャフェーズ中判断手段と、
該イナーシャフェーズ中判断手段によりイナーシャフェーズ中であると判断されたときの前記ロックアップクラッチの最大スリップ量を検出するイナーシャフェーズ中最大スリップ量検出手段と、
該イナーシャフェーズ初期スリップ量検出手段により検出される初期スリップ量が所定の目標初期スリップ量となり、かつ、前記最大スリップ量が所定の目標最大スリップ量となるように次回変速時の前記初期圧を補正する初期圧補正手段と、
を設け、
前記目標初期スリップ量は、イナーシャフェーズに関連して生じる自動変速機の回転部材の回転速度変化率が大きくなるに従って大きくなるように設定されることを特徴とする自動変速機の制御装置。 - 請求項1に記載の自動変速機の制御装置において、
前記初期圧補正手段は、前記回転速度変化率が大きくなるに従って前記所定の目標最大スリップ量を大きく設定し、前記大きく設定された所定の目標スリップ量及び前記大きく設定された所定の目標最大スリップ量に基づいて前記初期圧を補正することを特徴とする自動変速機のロックアップ制御装置。 - 請求項1または2に記載の自動変速機の制御装置において、
変速中における前記駆動源の駆動力の変動量が所定量以上のときは、前記初期圧補正手段による初期圧の補正を禁止する禁止手段を設けることを特徴とする自動変速機のロックアップ制御装置。
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