JP5729903B2 - 情報処理装置、その方法およびプログラム - Google Patents

Description

本発明は、印刷ジョブのステータス表示に関して、印刷装置での出力の有無に応じた表示の制御を行う印刷制御手法に関する。

従来から、アプリケーションから印刷指示が発行されてから、印刷装置での記録媒体への印刷が完了するまでの間、印刷ジョブのステータス情報を適切に表示するための技術が存在する（例えば、特許文献１）。特許文献１によれば、ステータスモニタは、印刷ジョブがプリントキューに存在し続ける間、印刷ジョブの監視を続け、待機状態から処理が開始され印刷中（印刷中ステータス）になった場合に、そのステータスを表示部に表示させるという処理が開示されている。

特開２００８−１０７９８０号公報

一方、印刷ジョブの生成、管理などを行うプリンタドライバにおいて、印刷ジョブに設定された印刷設定によって、印刷中ステータスになった印刷ジョブをプリントキューから削除する場合がある。例えば、プリンタドライバのモジュールであるプレビュー起動モジュールは、印刷プレビュー表示の際に印刷ジョブを一旦プリントキューから削除する。また、ステータス情報表示モジュールは、印刷ジョブが印刷中ステータスになったことを確認して、印刷ジョブのステータスをユーザに通知するため、ステータス情報表示画面を表示させるものである。

ここで、印刷プレビュー画面を表示させる設定がなされた印刷ジョブに関しては、一度印刷中ステータスになったために、ステータス情報表示画面が表示される。しかしながら、その印刷ジョブは印刷装置で出力されることなく、印刷プレビューに際して、プレビュー起動モジュールによりプリントキューから削除されるため、ステータス情報表示モジュールは、一度表示したステータス情報表示画面をすぐに消去する。

このように、印刷プレビュー表示設定された印刷ジョブがプリンタドライバによって処理される場合、ステータス情報表示画面が表示後、即座に消えるという動作が発生した。これは、印刷ジョブ自体はプレビューしているのにも関わらず、その印刷ジョブが中止されてしまったような誤解などをユーザに与える可能性があった。

本発明は、ジョブのステータス情報表示に関して、ジョブの設定情報を考慮して適切な表示制御を行うことを目的とする。

上述の課題を解決するために、本発明の表示部を備える情報処理装置は、プリントキューに存在するジョブのステータス情報を前記表示部を介して表示するステータス情報表示手段と、前記プリントキューに存在するジョブの設定情報を取得する取得手段と、前記取得手段により取得された設定情報に基づき、印刷装置へ出力されるジョブか否かを判断するジョブ判断手段とを備え、前記ステータス情報表示手段は、前記ジョブ判断手段により印刷装置へ出力されないと判断されたジョブのステータス情報を表示することなく、前記ジョブ判断手段により印刷装置へ出力されると判断されたジョブのステータス情報を前記表示部を介して表示することを特徴とする。

本発明によれば、ジョブのステータス情報表示に関して、ジョブの設定情報を考慮して適切な表示制御を行うことが可能になる。

印刷装置と印刷装置に接続された情報処理装置によって構成された印刷システムの構成を示すブロック図 プリンタドライバの構成を示すブロック図 ユーザインターフェースモジュール、ページ構成モジュール及びステータス情報表示モジュールの処理を示すフローチャート プレビュー起動モジュール及び印刷プレビュー表示モジュールの処理を示すフローチャート ページ構成モジュールがファイルに書き込む印刷ジョブ情報を示した図 印刷設定画面、印刷プレビュー表示画面及びステータス情報表示画面を示した図 プリンタドライバの構成を示すブロック図 ステータス情報表示モジュール及びコマンド送受信モジュールの処理を示すフローチャート コマンド送受信モジュールがレジストリに書き込むコマンド送信情報を示した図 ステータス情報表示モジュールの処理を示すフローチャート

以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態を詳しく説明する。尚、以下の実施の形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施の形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。

本実施形態の印刷装置（印刷装置２）と印刷装置に接続された情報処理装置（パソコン１）によって構成された印刷システムの構成について図１のブロック図を参照して説明する。

図１に印刷装置２と印刷装置２に接続されたパソコン１によって構成された印刷システムを本発明の一実施形態として示す。パソコン１は入力インタフェース１１とＣＰＵ１２、ＲＯＭ１３、ＲＡＭ１４、外部記憶装置１５、出力インタフェース１６、表示部１７、キーボード１０、マウス１８、入出力インタフェース１９を有する。ＲＯＭ１３には初期化プログラムが入っており、外部記憶装置１５にはアプリケーションプログラム群、とＯＳ（Ｏｐｅｒａｔｉｎｇ Ｓｙｓｔｅｍ）、プリンタドライバやその他各種のデータが保存されている。ＲＡＭ１４は外部記憶装置１５にストアされる各種プログラムがワークメモリとして使用する。印刷装置２は入出力インタフェース２１とＲＡＭ２２、プリントエンジン２３、ＲＯＭ２４、ＣＰＵ２５を有する。入出力インタフェース２１はパソコン１の入出力インタフェース１９に接続してある。本実施形態おいて、接続インタフェースはＵＳＢ（登録商標）を想定して説明しているが、特に何であっても構わない。またこの入出力インタフェース２１に印刷装置２の機能を拡張する拡張オプションを接続することも可能である。ＲＡＭ２２はＣＰＵ２５の主メモリとワークメモリとして用いられ、受信した印刷ジョブを一旦保存するための受信バッファや各種のデータを保存する。プリントエンジン２３はＲＡＭ２２に保存されたデータに基づき印刷を行う。ＲＯＭ２４にはステータス管理プログラム２４ａ等、各種の制御プログラムや各制御プログラムが使用するデータが入っており、ＣＰＵ２５はこれらの制御プログラムに従って印刷装置２の各部を制御する。ステータス管理プログラム２４ａは図示していない印刷装置内部にある各種のセンサの情報を元に印刷装置２の状態を監視し、ステータス情報を作成、ＲＡＭ２２にストアするプログラムである。

ここでは、例としてパソコン１と印刷装置２の処理分担を上記のように示したが、特にこの分担形態限らず他の形態であっても構わない。

図２は本実施形態におけるプリンタドライバの構成を説明するためにプリンタドライバ２２０を中心に概念的に表したブロック図の一例である。
アプリケーション２０１が作成した印刷データは、ＯＳの印刷サポート機能２１１を介しスプールデータ２１４としてスプーラ２１２のプリントキュー２１３に印刷ジョブとして一時的に蓄えられる。印刷ジョブは、プリンタドライバ２２０によって印刷装置２３０が解釈可能な印刷コマンドに変換された後に、印刷装置２３０に供給して印刷するよう構成されている。アプリケーション２０１は印刷指示を行う際にＯＳの印刷サポート機能２１１を介して、ユーザインターフェースモジュール２２１から返却された印刷設定情報を印刷ジョブに付加する。印刷設定情報は、アプリケーションからの印刷開始指示を行う前に予め設定された情報である。また、ユーザインターフェースモジュール２２１は、印刷が開始される通知をＯＳの印刷サポート機能２１１から受け取ったことで、ステータス情報表示モジュール２２７を起動する。

一方、プリンタドライバ２２０に渡された印刷ジョブは、先ずページ構成モジュール２２２によって処理される。ページ構成モジュール２２２は、印刷設定情報に従って印刷ジョブのページを並べ替えたり複数ページを１つのページにまとめたりといったページ構成処理を印刷ジョブに対して行う。次に印刷ジョブは、プレビュー起動モジュール２２３に渡される。プレビュー起動モジュール２２３は、印刷設定情報内に印刷プレビュー情報を表示する指示がなされている場合、印刷プレビュー表示モジュール２２４を呼び出す。印刷プレビュー表示モジュール２２４は印刷プレビュー画面（図６）をパソコンの表示部１７上に表示し、印刷結果をユーザが事前に確認する手段を提供する。プレビュー起動モジュール２２３は、印刷設定情報に印刷プレビュー情報を表示する指示がなされていない場合は、印刷ジョブをコマンド生成モジュール２２５に渡す。コマンド生成モジュール２２５は、印刷設定情報に従って印刷ジョブの印刷データを印刷装置２３０が解釈可能な印刷コマンドに変換する。印刷コマンドは、コマンド送受信モジュール２２６によって順次印刷装置２３０にコマンド送信される。さらに、コマンド送受信モジュール２２６は、印刷装置２３０のエラーが発生したという情報や、現在印刷中のページ情報など印刷装置２３０の状態を読み出し、ステータス情報表示モジュール２２７に渡す。ステータス情報表示モジュール２２７は、印刷装置２３０の状態を解析し、印刷装置２３０の情報をパソコンの表示部１７上にステータス情報表示画面（図６）を表示し、ユーザが印刷ジョブの状態や印刷装置２３０の状態を確認する手段を提供する。また、本発明においては、例えばこのモジュールにおいて、印刷装置へ出力されるか否かを判断するジョブ判断、コマンド送信が開始されたかを判断するコマンド判断、及びプリントキューの状態を判断する状態判断などの処理が行われる。

＜第一の実施形態＞
以下、図３〜６を参照し、本発明における第一の実施形態を詳細に説明する。

図３は、ユーザインターフェースモジュール、ページ構成モジュール及びステータス情報表示モジュールの処理を説明するためのフローチャートである。

ユーザインターフェースモジュール２２１は、これから印刷が開始されるという通知をＯＳの印刷サポート機能２１１から受け取ると、処理を開始する（Ｓ３０１）。ユーザインターフェースモジュール２２１は、ステータス情報表示モジュール２２７を起動する（Ｓ３０２）と、処理を終了する（Ｓ３０３）。ここで開始されるステータス情報表示モジュール２２７の処理については後述する。

ＯＳから印刷ジョブを渡されると、ページ構成モジュール２２２は、処理を開始する（Ｓ３１０）。ページ構成モジュール２２２は、印刷ジョブや印刷ジョブの印刷設定を確認する（Ｓ３１１）と、印刷ジョブ情報としてファイル３３０に記録する（Ｓ３１２）。印刷ジョブの印刷設定は、図６（ｂ）に示すようなユーザインターフェースモジュール２２１の印刷設定画面６１０において、アプリケーション２０１からの印刷開始前に予め指定された設定である。印刷設定画面６１０は、図６（ｂ）に示すようなプレビュー表示設定箇所６１１を印刷設定の一つとして保有する。ファイル３３０に記録される情報は、図５に示すように、ジョブＩＤ５０１、総ページ数５０２、プリンタ出力５０３といった情報で構成されている。ファイル３３０に記録する印刷ジョブ情報は、ステータス情報表示モジュール２２７に渡す情報であり、本実施形態においてはモジュール同士のプロセス間通信の方法として、ファイル共有を例に挙げる。なお、Ｓ３０２の処理を実行時のユーザインターフェースモジュール２２１は、ジョブの識別子のみをＯＳから渡された状態であり、例えば、ページごとの印刷設定を取得できないなど、印刷ジョブの印刷設定を正確に取得できない状態にある。そのため、印刷ジョブの印刷設定は、ページ構成モジュール２２２によってステータス情報表示モジュール２２７へと供給する構成をとる。ページ構成モジュール２２２は、処理Ｓ３１２を終えると、印刷ジョブのページの並び替え処理等、ページ構成処理を実行する（Ｓ３１３）。その後、ページ構成モジュール２２２は、後続のプレビュー起動モジュール３１４に印刷ジョブを渡す（Ｓ３１４）と、処理を終了する（Ｓ３１５）。

Ｓ３０２の処理で起動されたステータス情報表示モジュール２２７が処理を開始する（Ｓ３２０）と、まずプリントキューの印刷ジョブを確認する（Ｓ３２１）。ステータス情報表示モジュール２２７は、印刷ジョブが存在するかどうかを判断（Ｓ３２２）し、印刷ジョブが存在しなかった場合は処理を終了する（Ｓ３２７）。ステータス情報表示モジュール２２７は、Ｓ３２２での判断処理にて印刷ジョブが存在すると判断した場合、印刷ジョブ情報を記したファイル３３０が存在するか確認する（Ｓ３２３）。ステータス情報表示モジュール２２７は、印刷ジョブ情報が存在するかどうかを判断（Ｓ３２４）し、印刷ジョブ情報が存在しない場合はＳ３２１へ戻ることで、印刷ジョブ情報を記したファイル３３０がページ構成モジュール２２２にて生成されるまで待つ。ステータス情報表示モジュール２２７は、Ｓ３２４の判断処理にて印刷ジョブ情報が存在すると判断した場合は、印刷ジョブがプリンタに出力される印刷ジョブであるかどうかを判断する（Ｓ３２５）。

ここで、処理中のジョブが図５のジョブＩＤ５０１で示す「ジョブＩＤ：２６」である場合、プリンタ出力５０３には「Ｎｏ」が記されており、ステータス情報表示モジュール２２７は、プリンタに出力されない印刷ジョブであると判断する。ステータス情報表示モジュール２２７は、Ｓ３２５の判断処理にてプリンタ出力されない印刷ジョブであると判断した場合は、処理を終了する（Ｓ３２７）。一方、処理中のジョブが図５のジョブＩＤ５０１で示す「ジョブＩＤ：２５」である場合、プリンタ出力５０３には「Ｙｅｓ」が記されており、ステータス情報表示モジュール２２７は、プリンタに出力される印刷ジョブであると判断する。ステータス情報表示モジュールは、Ｓ３２５の判断処理にて、プリンタ出力されるジョブであると判断した場合は、図６（ｃ）に示すようなステータス情報画面６２０を表示（Ｓ３２６）し、Ｓ３２１へ戻る。

印刷ジョブは、コマンド送受信モジュール２２６が印刷コマンドをプリンタへ送信し終え、その後プリンタの印刷完了を見届けた際に、プリントキュー２１３から削除される。ステータス情報表示モジュール２２７は、Ｓ３２２の判断処理にて印刷ジョブがプリントキュー２１３に存在しないと判断したとき、処理を終了する（Ｓ３２７）ので、印刷装置２３０が印刷処理を完了するまで印刷ジョブの情報をユーザへ報知することが可能となる。以上の処理によって、ステータス情報表示モジュール２２７は、プリンタ出力される印刷ジョブである場合にはステータス情報画面６２０を表示する。一方、プリンタ出力されない印刷ジョブである場合にはステータス情報画面６２０を表示しないといった、適切な表示判断が可能となる。

図４は、プレビュー起動モジュール及び印刷プレビュー表示モジュールの処理を説明するためのフローチャートである。図４を用いて、プレビュー起動モジュール２２３が、印刷プレビュー画面６００を表示する際に印刷ジョブをプリントキュー２１３から削除する処理を詳細に説明する。

印刷ジョブがプレビュー起動モジュール２２３に渡されると、プレビュー起動モジュール２２３は処理を開始する（Ｓ４０１）。印刷ジョブの印刷設定情報を確認し、印刷プレビュー画面６００の表示指示があるかどうかを判断する（Ｓ４０２）。Ｓ４０２の判断処理にて、プレビュー起動モジュール２２３は、印刷プレビュー画面６００を表示しないと判断した場合、コマンド生成モジュール２２４に印刷ジョブを渡す（Ｓ４０３）と、処理を終了する（Ｓ４０４）。Ｓ４０２の判断処理にて、プレビュー起動モジュール２２３は、印刷プレビュー画面６００を表示すると判断した場合、図６（ａ）に示すような印刷プレビュー画面６００を起動する（Ｓ４０５）。ここで起動される印刷プレビュー表示モジュール２２４の処理については後述する。

プレビュー起動モジュール２２３は、印刷ジョブの印刷データをＲＡＭ４２０に保存する（Ｓ４０６）。ＲＡＭ４２０とは図１のＲＡＭ１４と同一である。本実施形態においては、印刷データをＲＡＭ１４に保存する構成を例に挙げて説明するが、印刷データをその他の記憶媒体に保存する構成であってもよい。その後、プレビュー起動モジュール２２３は、プリントキュー２１３から印刷ジョブを削除（Ｓ４０７）すると、処理を終了する（Ｓ４０４）。

プレビュー起動モジュール２２３が、Ｓ４０７にて印刷ジョブをプリントキュー２１３から削除することで、その印刷ジョブの印刷プレビューを表示している最中でも、印刷プレビューを行わない他の印刷ジョブの印刷処理を行うことが可能となる。

Ｓ４０５で起動された印刷プレビュー表示モジュール２２４は処理を開始する（Ｓ４１０）と、印刷データがＲＡＭ４２０に存在するかを確認する（Ｓ４１１）。印刷プレビュー表示モジュール２２４は、印刷データがＲＡＭ４２０に存在するか判断（Ｓ４１２）し、印刷データが未だ存在しない又は印刷データの保存が完了しない間は、Ｓ４１１に戻ることで保存の完了を待つ。Ｓ４１２の判断処理にて、印刷プレビュー表示モジュール２２４は、印刷データのＲＡＭ４２０への保存が完了したと判断すると、図６（ａ）に示すような印刷プレビュー画像６０２を表示する（Ｓ４１３）。なお、複数のジョブに対してプレビュー設定することで、それら複数のジョブをＲＡＭに一時的に保存し、それらをまとめてプレビューすることが可能である。また、それらプレビューしている複数のジョブに係るデータをまとめて１つのジョブに結合し、プリントキューに再投入することも可能である。

印刷プレビュー表示モジュール２２４は、ユーザからの印刷実行指示があるかどうか、Ｓ４１４の判断処理にて待つ。ユーザが図６（ａ）の印刷開始ボタン６０１を押下した場合、印刷プレビュー表示モジュール２２４は、印刷データを印刷ジョブとしてプリントキュー２１３に追加する（Ｓ４１５）ことで、プレビュー画面６００を表示していた印刷データの印刷を再開する。続いて、印刷プレビュー表示モジュール２２４は、保存された印刷データをＲＡＭ４２０から削除（Ｓ４１６）し、処理を終了する（Ｓ４１７）。ここで本発明においては、Ｓ４１５で投入され、再開される印刷ジョブが印刷装置に実際に出力されるジョブと判断されることになる。従って、プレビュー設定がなされ、Ｓ４０７で一度プリントキューから削除されるジョブは、印刷装置に実際に出力されないジョブと判断されることになる。

本実施形態において、プレビュー起動モジュール２２３は、独立したドライバ構成モジュールとして説明しているが、ページ構成モジュール２２２に含まれるモジュール構成であってもよい。ページ構成モジュール２２２にプレビュー起動モジュール２２３を含める構成では、印刷プレビュー表示モジュール２２４は、ページ構成モジュール２２２が呼び出す構成となる。

＜第二の実施形態＞
以下、図７〜９を参照し、本発明における第二の実施形態を詳細に説明する。

図７は本実施形態におけるプリンタドライバの構成を説明するためにプリンタドライバ７２０を中心に概念的に表したブロック図の一例である。

アプリケーション７０１が作成した印刷データは、ＯＳの印刷サポート機能７１１を介しスプールデータ７１４としてスプーラ７１２のプリントキュー７１３に印刷ジョブとして一時的に蓄えられる。通常の印刷ジョブは、プリンタドライバ７２０によって印刷装置７３０が解釈可能な印刷コマンドに変換された後に、印刷装置７３０に供給して印刷するよう構成される。しかしながら、ジョブの種類には印刷装置７３０に対してクリーニング処理を指示するクリーニングジョブといったものも存在する。クリーニングジョブは、印刷装置７３０が解釈可能な印刷コマンドの状態でプリントキュー７１３に印刷ジョブとして一時的に蓄えられる。通常の印刷ジョブとは異なるクリーニングジョブなどの特殊ジョブは、既に印刷装置７３０が解釈可能な印刷コマンドになっている。このため、ページ構成モジュール２２２、プレビュー起動モジュール２２３及びコマンド生成モジュール２２５は、この特殊ジョブに対してとくに処理を行わない。例えばクリーニングジョブは、コマンド送受信モジュール７２６によって、順次、印刷装置７３０に送信される。印刷装置７３０は、受信したクリーニングジョブのコマンドに従って、クリーニング処理を行う。なお、クリーニングジョブの実行においても、ＯＳの印刷サポート機能７１１は、これから印刷が開始されるという通知を、ユーザインターフェースモジュール７２１に対して行う。これから印刷が開始されるという通知を受け取ったユーザインターフェースモジュール７２１は、ステータス情報表示モジュール７２７を呼び出す。コマンド送受信モジュール７２５は、クリーニングジョブによって印刷装置７３０でエラーが発生したという情報など印刷装置７３０の状態を読み出し、ステータス情報表示モジュール７２７に渡す。ステータス情報表示モジュール７２７は、印刷装置７３０の状態を解析し、印刷装置７３０の情報をパソコンの表示部１７上に表示し、ユーザが印刷装置７３０の状態を確認する手段を提供する。

ここで、ステータス情報表示モジュール７２７は、図３の印刷ジョブ情報を記したファイル３３０において、印刷装置７３０で出力される印刷ジョブであることを確認した後にステータス情報表示画面６２０を表示する。ところが、ページ構成モジュール２２２は、特殊ジョブに対して処理を行わないため、ファイル３３０を供給することができない。そのため、ステータス情報表示モジュール７２７は、ステータス情報表示画面６２０を表示できない。この問題を解決するための更なる手段に関して、図８を用いて説明する。

図８は、ステータス情報表示モジュール及びコマンド送受信モジュールの処理を示すフローチャートである。なお、本実施例においては、印刷ジョブとして印刷キューに登録されたジョブが、特殊ジョブ（ここでは、クリーニングジョブ）であったことをとくに想定した例を説明する。

ユーザインターフェースモジュール７２１によって起動されたステータス情報表示モジュール７２７は、処理を開始する（Ｓ８１０）とプリントキュー７１３の印刷ジョブを確認する（Ｓ８１１）。ステータス情報表示モジュール７２７は、印刷ジョブが存在するかどうかを判断（Ｓ８１２）し、印刷ジョブが存在しなかった場合は処理を終了する（Ｓ８１７）。ステータス情報表示モジュール７２７は、Ｓ８１２の判断処理にて印刷ジョブが存在すると判断した場合、印刷ジョブ情報を記したファイル８３０が存在するか確認する（Ｓ８１３）。印刷ジョブ情報を記したファイル８３０とは、図３を用いて説明したファイル３３０と同一である。

ここで、ステータス情報表示モジュール７２７は、印刷ジョブ情報が存在するかどうかを判断（Ｓ８１４）するが、前述のとおりクリーニングジョブにおいて、ファイル８３０は生成されない。印刷ジョブ情報が存在しない場合、ステータス情報表示モジュール７２７は、コマンド送信情報８４０がレジストリ上に存在するか確認を行う（Ｓ８１７）。コマンド送信情報８４０は、コマンド送受信モジュール７２６によって生成されるが、これについては後述する。ステータス情報表示モジュール７２７は、コマンド送信情報８４０からコマンド送受信モジュール７２６が印刷装置７３０へのコマンド送信処理を開始しているかどうかを判断する（Ｓ８１８）。ステータス情報表示モジュール７２７は、Ｓ８１８の判断処理において、コマンド送信が開始されていると判断した場合、ステータス情報表示画面６２０を表示する。つまり、クリーニングジョブのような、ページ構成モジュール２２２が処理を行わない印刷ジョブであっても、コマンド送信モジュール７２６による印刷装置７３０へのコマンド送信処理が開始されている場合には、ステータス情報表示画面６２０を表示する。ステータス情報表示モジュール７２７は、Ｓ８１８の判断処理において、コマンド送信処理が開始されていないと判断した場合は、処理Ｓ８１１に戻り、これによりステータス情報表示画面６２０が表示されない状態が続く。一方、通常の印刷ジョブである場合は、ページ構成モジュール２２２が処理を行うため、ファイル８３０がページ構成モジュール２２２によって生成される。そのため、ステータス情報表示モジュール７２７は、Ｓ８１４の判断処理において、印刷ジョブ情報が存在すると判断し、印刷ジョブがプリンタ出力される印刷ジョブであるかどうかを判断する（Ｓ８１５）。ステータス情報表示モジュール７２７は、Ｓ８１５の判断処理において、印刷ジョブがプリンタ出力される印刷ジョブであると判断した場合は、ステータス情報表示画面６２０を表示する（Ｓ８１６）。ステータス情報表示モジュールは、Ｓ８１５の判断処理において、印刷ジョブがプリンタ出力される印刷ジョブではないと判断した場合は、処理を終了する（Ｓ８１７）。

ここで、コマンド送受信モジュール７２６の処理を説明する。コマンド送受信モジュール７２６は、印刷コマンドを受信すると処理を開始する（Ｓ８５０）。コマンド送受信モジュール７２６は、最初の印刷コマンドを印刷装置７３０へ送信する（Ｓ８５１）と、レジストリにコマンド送信情報８４０を記載する（Ｓ８５２）。次に、コマンド送受信モジュール７２６は、後続の印刷コマンドを順次、印刷装置７３０へ送信する処理を行う（Ｓ８５３）。コマンド送受信モジュール７２６は、最後の印刷コマンドを印刷装置７３０へ送信する（Ｓ８５４）と、レジストリに記載しておいたコマンド送信情報８４０を初期値に戻す（Ｓ８５５）と、処理を終了する（Ｓ８５６）。

ここで、図９（ａ）記載のレジストリ９００にコマンド送信情報８４０の初期状態を示す。レジストリ９００には、「ＰｒｉｎｔｅｒＤｒｉｖｅｒＤａｔａ」というレジストリキー９０１の、「ＳｅｎｄｉｎｇＤａｔａ」というレジストリ値９０２に、「０ｘ００００００００」というデータ９０３が記載されている。「０ｘ００００００００」は、コマンド送受信モジュール７２６がコマンド送信を開始していない状態を示す。

続いて、図９（ｂ）は、コマンド送受信モジュールが処理Ｓ８５２において、印刷装置７３０にコマンド送信を開始した旨を記載したレジストリの状態を示す。レジストリ値９１１で示す「ＳｅｎｄｉｎｇＤａｔａ」には、「０ｘ０００００００１」というデータ９１２が記載されている。これは、コマンド送受信モジュール７２６がコマンド送信を開始した状態を示す。ステータス情報表示モジュール７２７は、「０ｘ０００００００１」という状態を読み込むと、前述したＳ８１８の判断処理において、コマンド送受信モジュールが印刷装置７３０へのコマンド送信を開始したと判断する。コマンド送受信モジュール７２６は、最後の印刷コマンドを印刷装置へ送信する（Ｓ８５４）と、レジストリ８４０のコマンド送信情報をデータ９０３で示す初期値「０ｘ００００００００」に戻す。

以上の処理によって、ページ構成モジュール２２２が処理を行わないデータであっても、適切にステータス情報表示画面６２０を表示する判断を行うことができる。本実施形態において、ページ構成モジュール２２２が処理を行わないジョブの例としてクリーニングジョブを挙げたが、その他のページ構成モジュール２２２が処理を行わない特殊ジョブであっても、本件は適用可能である。

＜第三の実施形態＞
以下、図１０を参照し、本発明における第三の実施形態を詳細に説明する。

スプーラ２１２は、ＷＳＤ（Ｗｅｂ Ｓｅｒｖｉｃｅｓ ｏｎ Ｄｅｖｉｃｅｓ）で接続された印刷装置２３０上でエラーが発生している事を検知した状態では、一時的に蓄えた印刷ジョブをプリンタドライバ２２０へ渡さない。このような状態では、ステータス情報表示モジュール２２７は、印刷ジョブ情報３３０や印刷コマンド送信情報８４０を確認できないため、ステータス情報表示画面６２０を表示することができない。この問題を解決するための更なる手段に関して、図１０を用いて説明する。

図１０は、ステータス情報表示モジュールの処理を示すフローチャートである。

ユーザインターフェースモジュール２２１によって起動されたステータス情報表示モジュール２２７は処理を開始する（Ｓ１００１）と、プリントキューの印刷ジョブを確認する（Ｓ１００２）。ステータス情報表示モジュール２２７は、印刷ジョブが存在するかどうかを判断（Ｓ１００３）し、印刷ジョブが存在しなかった場合は処理を終了する（Ｓ１００８）。ステータス情報表示モジュール２２７は、Ｓ１００３の判断処理にて、印刷ジョブが存在すると判断した場合、印刷ジョブ情報を記したファイル１０２０が存在するか確認する（Ｓ１００４）。印刷ジョブ情報を記したファイル１０２０は、図３を用いて説明したファイル３３０と同一である。ステータス情報表示モジュール２２７は、印刷ジョブ情報が存在するかどうかを判断（Ｓ１００５）する。ステータス情報表示モジュール２２７は、Ｓ１００５の判断処理において、印刷ジョブ情報が存在すると判断した場合、印刷ジョブがプリンタ出力される印刷ジョブであるかどうかを判断する（Ｓ１００６）。ステータス情報表示モジュール２２７は、Ｓ１００６の判断処理において、印刷ジョブがプリンタ出力される印刷ジョブであると判断した場合は、ステータス情報表示画面６２０を表示する（Ｓ１００７）。ステータス情報表示モジュール２２７は、Ｓ１００６の判断処理において、印刷ジョブがプリンタ出力される印刷ジョブではないと判断した場合は、処理を終了する（Ｓ１００８）。一方、ステータス情報表示モジュール２２７は、判断Ｓ１００５において、印刷ジョブ情報が存在しないと判断した場合、コマンド送信情報１０３０がレジストリ上に存在するか確認を行う（Ｓ１００９）。コマンド送信情報１０３０は、図８を用いて説明したコマンド送信情報８４０と同一である。ステータス情報表示モジュール２２７は、コマンド送信情報１０３０からコマンド送受信モジュール２２６が印刷装置２３０へのコマンド送信処理を開始しているかどうかを判断する（Ｓ１０１０）。ステータス情報表示モジュール２２７は、Ｓ１０１０の判断処理において、コマンド送信が開始されていると判断した場合、ステータス情報表示画面６２０を表示する（Ｓ１００７）。

ステータス情報表示モジュール２２７は、Ｓ１０１０の判断処理において、コマンド送信処理が開始されていないと判断した場合は、プリントキュー２１３の状態を確認する（Ｓ１０１１）。ステータス情報表示モジュール２２７は、ＯＳの提供するＡＰＩ（Ａｐｐｌｉｃａｔｉｏｎ Ｐｒｏｇｒａｍｉｎｇ Ｉｎｔｅｒｆａｃｅ）を用いてプリントキュー２１３の状態を取得する。ここで、ステータス情報表示モジュール２２７は、プリントキュー２１３の状態が印刷装置２３０上で発生しているエラーを示す状態であるかどうかを判断する（Ｓ１０１２）。印刷装置２３０上で発生しているエラーを示す状態とは、例えば「Ｄｏｏｒ Ｏｐｅｎ」や「Ｎｏ Ｔｏｎｅｒ」などを指す。ステータス情報表示モジュール２２７は、Ｓ１０１２の判断処理において、印刷装置２３０上でエラーが発生していないと判断した場合、Ｓ１００２へ戻りステータス情報表示画面６２０を表示しない状態を続ける。一方、ステータス情報表示モジュール２２７は、Ｓ１０１２の判断処理において、印刷装置２３０上でエラーが発生していると判断した場合、ステータス情報表示画面６２０を表示する（Ｓ１００７）。このとき、ステータス情報表示モジュール２２７は、コマンド送受信モジュール２２６に印刷装置２３０の状態を取得するよう指示し、印刷装置２３０上のエラー情報を詳細にステータス情報表示画面６２０に表示する。

以上のように、ステータス情報表示モジュール２２７は、ＷＳＤ接続された印刷装置２３０であって、印刷装置２３０がエラー状態であっても、適切にステータス情報表示画面６２０を表示することが可能となる。

＜その他の実施形態＞
本発明は前述した実施例の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ（またはＣＰＵまたはＭＰＵ）が記録媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することとなり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、ＣＤ−ＲＯＭ、ＣＤ−Ｒ、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ＲＯＭ、ＤＶＤなどを用いることができる。また、プログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているＯＳなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施例の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書きこまれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるＣＰＵなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。

Claims (24)

1. 表示部を備える情報処理装置であって、
   プリントキューに存在するジョブのステータス情報を前記表示部を介して表示するステータス情報表示手段と、
   前記プリントキューに存在するジョブの設定情報を取得する取得手段と、
   前記取得手段により取得された設定情報に基づき、印刷装置へ出力されるジョブか否かを判断するジョブ判断手段とを備え、
   前記ステータス情報表示手段は、前記ジョブ判断手段により印刷装置へ出力されないと判断されたジョブのステータス情報を表示することなく、前記ジョブ判断手段により印刷装置へ出力されると判断されたジョブのステータス情報を前記表示部を介して表示することを特徴とする情報処理装置。
2. ジョブの設定情報として当該ジョブに関するプレビューを行うことが設定されている際に、当該ジョブの印刷データを記憶媒体に保存した後に前記プリントキューから当該ジョブを削除するとともに、当該ジョブに関するプレビューを前記表示部を介して行うプレビュー手段を更に備え、
   前記ジョブ判断手段は、前記取得手段により取得された設定情報として当該ジョブに関するプレビューを行うことが設定されている場合には、当該ジョブが印刷装置へ出力されないと判断することを特徴とする請求項１に記載の情報処理装置。
3. 印刷装置に前記プリントキューに存在する印刷のジョブを送信する前に、当該ジョブの設定情報に基づきページ構成処理を行い、前記取得手段が取得するジョブの設定情報を記録するページ構成手段を更に備えることを特徴とする請求項１または２に記載の情報処理装置。
4. 前記印刷装置へのジョブに係るコマンドの送信が開始されているかを判断するコマンド判断手段を更に備え、
   前記ステータス情報表示手段は、前記取得手段により前記プリントキューに存在するジョブの設定情報が取得されなかった際に、前記コマンド判断手段により当該ジョブに係るコマンドの送信が開始されていると判断されたことに応じて、当該ジョブのステータス情報を前記表示部を介して表示することを特徴とする請求項１または２に記載の情報処理装置。
5. 印刷装置に前記プリントキューに存在する印刷のジョブを送信する前に、当該ジョブの設定情報に基づきページ構成処理を行い、前記取得手段が取得するジョブの設定情報を記録するページ構成手段を更に備え、
   前記取得手段により前記プリントキューに存在するジョブの設定情報が取得されない場合とは、前記プリントキューに存在するジョブが前記ページ構成手段により処理されない特殊ジョブであった場合であり、
   前記ステータス情報表示手段は、前記取得手段により前記プリントキューに存在する特殊ジョブの設定情報が取得されなかった際に、前記コマンド判断手段により当該ジョブに係るコマンドの送信が開始されていると判断されたことに応じて、当該ジョブのステータス情報を前記表示部を介して表示することを特徴とする請求項４に記載の情報処理装置。
6. 前記ステータス情報表示手段及び前記ページ構成手段は、前記情報処理装置で動作するプリンタドライバにより提供される構成であることを特徴とする請求項５に記載の情報処理装置。
7. 前記特殊ジョブは、クリーニングジョブであることを特徴とする請求項５に記載の情報処理装置。
8. 印刷装置に前記プリントキューに存在するジョブに係るコマンドを送信するコマンド送信手段を更に備え、
   前記コマンド判断手段は、前記コマンド送信手段がコマンドの送信を開始したかどうかの情報を取得して判断することを特徴とする請求項４乃至７の何れか１項に記載の情報処理装置。
9. 前記ステータス情報表示手段及び前記コマンド送信手段は、前記情報処理装置で動作するプリンタドライバにより提供される構成であることを特徴とする請求項８に記載の情報処理装置。
10. 前記プリントキューの状態を取得し、エラー状態であるかどうかを判断する状態判断手段を更に備え、
    前記ステータス情報表示手段は、前記取得手段により前記プリントキューに存在する特殊ジョブの設定情報が取得されなかった際に、前記状態判断手段により前記プリントキューの状態がエラー状態であると判断されたことに応じて、当該ジョブのステータス情報を前記表示部を介して表示することを特徴とする請求項１乃至９の何れか１項に記載の情報処理装置。
11. 前記状態判断手段は、印刷装置で発生しているエラーがプリントキューにおいて報知された際にエラー状態であると判断することを特徴とする請求項１０記載の情報処理装置。
12. 表示部を備える情報処理装置における情報処理方法であって、
    プリントキューに存在するジョブのステータス情報を前記表示部を介して表示するステータス情報表示工程と、
    前記プリントキューに存在するジョブの設定情報を取得する取得工程と、
    前記取得工程で取得された設定情報に基づき、印刷装置へ出力されるジョブか否かを判断するジョブ判断工程とを備え、
    前記ステータス情報表示工程では、前記ジョブ判断工程で印刷装置へ出力されないと判断されたジョブのステータス情報を表示することなく、前記ジョブ判断工程で印刷装置へ出力されると判断されたジョブのステータス情報を前記表示部を介して表示することを特徴とする情報処理方法。
13. ジョブの設定情報として当該ジョブに関するプレビューを行うことが設定されている際に、当該ジョブの印刷データを記憶媒体に保存した後に前記プリントキューから当該ジョブを削除するとともに、当該ジョブに関するプレビューを前記表示部を介して行うプレビュー工程を更に備え、
    前記ジョブ判断工程では、前記取得工程で取得された設定情報として当該ジョブに関するプレビューを行うことが設定されている場合には、当該ジョブが印刷装置へ出力されないと判断することを特徴とする請求項１２に記載の情報処理方法。
14. 印刷装置に前記プリントキューに存在する印刷のジョブを送信する前に、当該ジョブの設定情報に基づきページ構成処理を行い、前記取得工程で取得されるジョブの設定情報を記録するページ構成工程を更に備えることを特徴とする請求項１２または１３に記載の情報処理方法。
15. 前記印刷装置へのジョブに係るコマンドの送信が開始されているかを判断するコマンド判断工程を更に備え、
    前記ステータス情報表示工程では、前記取得工程で前記プリントキューに存在するジョブの設定情報が取得されなかった際に、前記コマンド判断工程で当該ジョブに係るコマンドの送信が開始されていると判断されたことに応じて、当該ジョブのステータス情報を前記表示部を介して表示することを特徴とする請求項１２または１３に記載の情報処理方法。
16. 印刷装置に前記プリントキューに存在する印刷のジョブを送信する前に、当該ジョブの設定情報に基づきページ構成処理を行い、前記取得工程で取得されるジョブの設定情報を記録するページ構成工程を更に備え、
    前記取得工程で前記プリントキューに存在するジョブの設定情報が取得されない場合とは、前記プリントキューに存在するジョブが前記ページ構成工程で処理されない特殊ジョブであった場合であり、
    前記ステータス情報表示工程では、前記取得工程で前記プリントキューに存在する特殊ジョブの設定情報が取得されなかった際に、前記コマンド判断工程で当該ジョブに係るコマンドの送信が開始されていると判断されたことに応じて、当該ジョブのステータス情報を前記表示部を介して表示することを特徴とする請求項１５に記載の情報処理方法。
17. 前記特殊ジョブは、クリーニングジョブであることを特徴とする請求項１６に記載の情報処理方法。
18. 印刷装置に前記プリントキューに存在するジョブに係るコマンドを送信するコマンド送信工程を更に備え、
    前記コマンド判断工程は、前記コマンド送信工程でコマンドの送信が開始されたかどうかの情報を取得して判断することを特徴とする請求項１５乃至１７の何れか１項に記載の情報処理方法。
19. 前記プリントキューの状態を取得し、エラー状態であるかどうかを判断する状態判断工程を更に備え、
    前記ステータス情報表示工程では、前記取得工程で前記プリントキューに存在する特殊ジョブの設定情報が取得されなかった際に、前記状態判断工程で前記プリントキューの状態がエラー状態であると判断されたことに応じて、当該ジョブのステータス情報を前記表示部を介して表示することを特徴とする請求項１２乃至１８の何れか１項に記載の情報処理方法。
20. 前記状態判断工程では、印刷装置で発生しているエラーがプリントキューにおいて報知された際にエラー状態であると判断することを特徴とする請求項１９記載の情報処理方法。
21. 請求項１２乃至２０の何れか１項に記載の工程をコンピュータに実行させるプログラム。
22. 表示部を備えるプリンタドライバが動作する情報処理装置であって、
    プリンタドライバによる処理が行われているジョブのステータス情報を前記表示部を介して表示するステータス情報表示手段と、
    ジョブの設定情報として当該ジョブに関するプレビューを行うことが設定されている際に、当該ジョブに関するプレビューを前記表示部を介して行うプレビュー手段とを備え、
    前記ステータス情報表示手段は、ジョブの設定情報として当該ジョブに関するプレビューを行うことが設定されている際には、当該ジョブに対するプリンタドライバによる処理が行われていてもステータス情報を表示することなく、
    前記プレビュー手段によるプレビューにおいて印刷が指示された後に当該ジョブのステータス情報を前記表示部を介して表示することを特徴とする情報処理装置。
23. 表示部を備える情報処理装置における情報処理方法であって、
    プリンタドライバによる処理が行われているジョブのステータス情報を前記表示部を介して表示するステータス情報表示工程と、
    ジョブの設定情報として当該ジョブに関するプレビューを行うことが設定されている際に、当該ジョブに関するプレビューを前記表示部を介して行うプレビュー工程とを備え、
    前記ステータス情報表示工程では、ジョブの設定情報として当該ジョブに関するプレビューを行うことが設定されている際には、当該ジョブに対するプリンタドライバによる処理が行われていてもステータス情報を表示することなく、
    前記プレビュー工程におけるプレビューにおいて印刷が指示された後に当該ジョブのステータス情報を前記表示部を介して表示することを特徴とする情報処理方法。
24. 請求項２３に記載の工程をコンピュータに実行させるプログラム。

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