JP4879004B2 - 引き戸クローザ - Google Patents
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Description
また、特許文献2に記載の引き戸クローザについても、クローザ自体を引き戸の一面に対して垂直方向に起立させた状態で設置させており、引き戸の厚さ方向に大きく突出していたため、薄くできなかった。
前記引き戸を閉鎖したときに巻き取った部分の前記ワイヤは、前記ワイヤ室に収納するように構成し、
前記ぜんまいユニットには、前記引き戸の閉扉速度を調整するロックピンと前記ロックピンを係止する係止部材とを有する調速手段を前記ぜんまい室に隣接する調速室に備え、ワイヤプーリの幅の中に前記ぜんまい室と前記調速手段を納め薄型化するとともに、
前記ワイヤ室には、前記ワイヤを巻き取るためのワイヤプーリを前記ぜんまい室との第1の境界壁に形成し、
前記調速手段は、前記ぜんまい室と前記調速室との第2の境界壁の厚さをぜんまい軸寄りよりも前記ぜんまいの外周寄りの方が薄くなるように形成することで前記ロックピンを回動させて前記係止部材を乗り越える空間を確保し、
前記ワイヤ乱れ防止手段は、前記ダンパユニットと前記ぜんまいユニットとを互いに近接状態で、かつ、前記筐体の内壁面に近接配置することで形成した隙間と、前記ワイヤの通過経路近傍に設置したストッパとで構成し、ワイヤが所定の経路を離脱することを防止することを特徴とする。
引き戸の前記ロック空間の内部の一部壁面又は全壁面に沿って、反発性のある弾性部材を固着させたことを特徴とする。
(第1の実施形態)
図1及び図2は、本発明の第1の実施形態に係る引き戸クローザ(以下、「クローザ」と略す)2を取付けた引き戸1を示すものであり、この引き戸1には、上面11に切欠いた埋設空間13にクローザ2のケーシングを構成する筐体3が嵌入されて固設されているとともに、下面12には建物(家屋)側の床面F上を引き戸の開閉方向(図1において、開扉方向をα、閉扉方向をβで示す。)に沿って転動するローラRを設置している。また、この引き戸1が建物(家屋)側の上部枠体Wに沿って開閉するときの移動動作をガイドして引き戸1の転倒を防止するため、引き戸1の上部に対向する上部枠体Wに、断面略コ字形(図1(B)参照)のガイド部材Gを固定して設けてある。
特に、本発明では、ぜんまい室52と調速室54との境界を構成する一面の壁(第2の境界壁)56の厚さを、ぜんまい51のぜんまい軸55寄りよりも螺旋状のぜんまい51の外周寄りの方が薄くなるように形成してある。
これにより、後述する閉扉速度調整のためにロックピン82を回動させるための「にげ空間」を確保しており、ロックピン82が後述する係止部材83を乗り越えることができる。このようにして、クローザ2の薄型化が図られているので、通常の引き戸1に対しても本実施形態のクローザ2を埋設できる。
このように、本実施形態によれば、クローザ2の薄型化が図られているので、通常の引き戸1に対しても、特に厚さを増大させずに本実施形態のクローザ2を収容して埋設できる。しかも、ロックピン82を強度の許す範囲内においてできるだけ細径にしてぜんまい室52内部に設置したので、さらに筐体3の薄型化を図ることができる。
次に、本発明の第2の実施形態について図5を参照しながら詳細に説明する。なお、本実施形態において、第1実施形態と同一部分には同一符号を付して重複説明を避ける。
本実施形態では、第1実施形態と異なり、筐体3が引き戸1の上面に開口したロック空間15の内部に収容されているとともに、引き戸1の上面11のロック空間15に設けたロック室15A、15Bに筐体3が入り込むと、ロック室15A、15Bに係止してロックがされるロック手段34を筐体3に備えている。
次に、本発明の第3の実施形態について図6を参照しながら詳細に説明する。なお、本実施形態において、第1、第2実施形態と同一部分には同一符号を付して重複説明を避ける。
本実施形態では、第1、第2実施形態と異なり、引き戸1の上面11に対向する建物(家屋)側の上部枠体Wに沿ってガイドレールGRを設置しているとともに、引き戸1には上面11にブラケッット9及びこのブラケット9に回転可能に取付けてガイドレールGLに沿って転動しながら開閉するための戸車91を有している。
次に、本発明の第4の実施形態について図7を参照しながら詳細に説明する。なお、本実施形態において、第1〜第3実施形態と同一部分には同一符号を付して重複説明を避ける。
本実施形態では、第1〜第3実施形態と異なり、引き戸1の上面11に対向する建物(家屋)側の上部枠体Wの戸当りTの近傍(閉じ際)に、クローザ2を固設しているとともに、引き戸1の戸当りTに対向する先端部近傍の上部にワイヤ4の先端を固定する係止腕部材4Aを固定して設けてある。
11 上面
12 下面
13 埋設空間
15 ロック空間
2 引き戸クローザ
3 筐体
30 固定板
31 筐体の上面
32 軸孔
33 保護手段
34 ロック手段
4 ワイヤ
5 ぜんまいユニット
51 ぜんまい
52 ぜんまい室
53 ワイヤ室
54 調速室
55 ぜんまい軸
56 第2の境界壁
57 第1の境界壁
6 ダンパユニット
61 ダンパ
62 ダンパプーリ
62A V溝
63 プーリ軸
64 プーリ室
7 ワイヤ乱れ防止手段
7A〜7E 隙間
71〜73 ストッパ
8 調速手段
81 調速軸
82 ロックピン
83 係止部材
9 ブラケッット
91 吊り戸車
92 ワイヤ孔
F(建物側の)床面
G ガイド部材
GR ガイドレール
R ローラ
T (建物側の)戸当り
W (建物側の)上部枠体
α 開扉方向
β 閉扉方向
Claims (5)
- 建物側または引き戸側のいずれか一方に先端を取付けたワイヤと、このワイヤの基端を固設するらせん状のぜんまいを収容したぜんまい室及びこのぜんまい室の外側に形成したワイヤ室を有し、前記建物側または引き戸側のいずれか他方に取付けた筐体に収納するぜんまいユニットと、前記ワイヤの中間部を巻装若しくは係止するとともに前記引き戸の閉じ動作に抗したダンパ力を前記ワイヤを介して前記引き戸に付与するために、前記ぜんまいユニットと一体で前記筐体に収納したダンパユニットと、前記ワイヤが所定の通過経路から離脱するのを防止するワイヤ乱れ防止手段とを備え、開放した前記引き戸を自動的に閉鎖する引き戸クローザであって、
前記引き戸を閉鎖したときに巻き取った部分の前記ワイヤは、前記ワイヤ室に収納するように構成し、
前記ぜんまいユニットには、前記引き戸の閉扉速度を調整するロックピンと前記ロックピンを係止する係止部材とを有する調速手段を前記ぜんまい室に隣接する調速室に備え、ワイヤプーリの幅の中に前記ぜんまい室と前記調速手段を納め薄型化するとともに、
前記ワイヤ室には、前記ワイヤを巻き取るためのワイヤプーリを前記ぜんまい室との第1の境界壁に形成し、
前記調速手段は、前記ぜんまい室と前記調速室との第2の境界壁の厚さをぜんまい軸寄りよりも前記ぜんまいの外周寄りの方が薄くなるように形成することで前記ロックピンを回動させて前記係止部材を乗り越える空間を確保し、
前記ワイヤ乱れ防止手段は、前記ダンパユニットと前記ぜんまいユニットとを互いに近接状態で、かつ、前記筐体の内壁面に近接配置することで形成した隙間と、前記ワイヤの通過経路近傍に設置したストッパとで構成し、ワイヤが所定の経路を離脱することを防止することを特徴とする引き戸クローザ。 - 前記ダンパユニットは、
前記ワイヤの中間部を巻装または係止させるダンパプーリの回転中心に設けたプーリ軸は、前記筐体の一方側の面に開口した軸孔に支持される片持ち構造を有し、かつ、
前記ワイヤの引張動作の際に前記ダンパプーリが偏心動作を発生したときに、プーリ端部が前記筐体の軸孔部に微小な間隔をもって嵌合され、力を受けたときに、すべりながら回転して両端支持として前記ワイヤの力を受けることを特徴とする請求項1に記載の引き戸クローザ。 - 前記ぜんまいユニットと前記ダンパユニットとを一体で収納した前記筐体は、前記引き戸の上面に開口したロック空間の内部に収容されているとともに、
前記引き戸の上面の前記ロック空間に前記筐体が入り込むと、前記ロック空間内に設けたロック室に係止してロックがされるロック手段を前記筐体に備え、かつ、
引き戸の前記ロック空間の内部の一部壁面又は全壁面に沿って、反発性のある弾性部材を固着させたことを特徴とする請求項1または2に記載の引き戸クローザ。 - 前記ロック空間は、前記筐体の一面が前記引き戸の上面から外部に臨む状態で前記筐体が嵌入する埋設空間を構成し、
前記埋設空間に収容した前記筐体を前記引き戸の上面に螺着するための固定板を一体に備え、
前記引き戸を挿脱させる際に前記引き戸が、この引き戸の上面と対向する前記建物側に衝突するのを防止する保護手段を備えた
ことを特徴とする請求項3に記載の引き戸クローザ。 - 前記引き戸の前記上面と対向する前記建物側にガイドレールを有し、
前記引き戸の前記上面に、ブラケットとこのブラケットに回転可能に取付けて前記ガイドレールに沿って転動しながら開閉するための戸車とを有し、
前記ブラケットは、中央部にワイヤ孔を貫通して設け、
前記ワイヤは、前記ワイヤ孔を貫通して前記建物側と前記引き戸との間に架設されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の引き戸クローザ。
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