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JP2977655B2 - 回転蓋等の開閉機構 - Google Patents

回転蓋等の開閉機構

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JP2977655B2
JP2977655B2 JP3276310A JP27631091A JP2977655B2 JP 2977655 B2 JP2977655 B2 JP 2977655B2 JP 3276310 A JP3276310 A JP 3276310A JP 27631091 A JP27631091 A JP 27631091A JP 2977655 B2 JP2977655 B2 JP 2977655B2
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Japan
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roller
lid
rotating
rotation
rotating shaft
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秀則 菅野
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SOMITSUKU ISHIKAWA KK
Fuji Seiki KK
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SOMITSUKU ISHIKAWA KK
Fuji Seiki KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は回転蓋等を開放又は閉成
動作の任意の位置で逆方向への回転を阻止することがで
きると共に、所定以上の回転トルクを付与することによ
り、該位置からの逆方向への回転動作を可能とし、かつ
回転蓋等の自由回転による落下衝撃を吸収することがで
きる回転蓋等の開閉機構に関する。
【0002】
【従来の技術】回転軸を中心として下から上へ向かって
開くラップトップパソコン、ピアノ、洋式便器、オフィ
ス家具等に用いられている回転蓋や回転扉等は、90〜
120度前後の回転角の範囲で上下方向に回動可能に設
けられているが、これらの回転蓋等を、所定位置まで開
いたときに停止させる装置として、従来、カム方式の係
止装置が知られている。
【0003】この係止装置は、例えば、回転蓋が所定の
角度まで開いたときに、カムによって係止して停止さ
せ、その後、閉成しようとするときには、該回転蓋を若
干上方へ持ち上げることでカムの係止を解除し、これに
より該回転蓋が下方へ向かって閉成動作を行なうという
構造である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このカ
ム方式による係止装置は、あらかじめ設定した所定位置
まで回転蓋等を開放させた場合のみ係止する構造である
ため、任意の位置で係止させることができないという問
題がある。
【0005】また、上記した回転蓋等は閉成時には自由
落下回転物となるため、閉成動作の最後まで手等を添え
て閉じなければ、閉成回転の最終点で不動部(基台)に
衝突して大きな衝撃音を生じると共に、破損の原因とな
るという不都合がある。
【0006】本発明は上記した課題を解消するためにな
されたものであり、回転蓋等を回転自由に支持すると共
に、任意の位置でその回転動作を停止させることがで
き、また逆方向に対し所定以上の回転トルクを付与する
ことにより、容易に係止が解除され逆方向への回転が自
由となり、かつ閉成動作の最終時における衝撃を緩和す
ることができる回転蓋等の開閉機構を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の回転蓋等の開閉機構は、両側端部付近に配
設される回転軸を介し、不動部に対して、所定の回転角
の範囲内で上下に開閉されるように取付けられた回転蓋
等の開閉機構において、外筒体に対して粘性液体を介し
て回転可能に装填された中空回転軸と、一部が該外筒体
の外方に突出せしめられるように該中空回転軸の中空部
内に配設される第1の回転軸と、該中空回転軸と第1の
回転軸との間に介在配設されるワンウエイクラッチとを
有してなり、該第1の回転軸の突出部が前記不動部と回
転蓋等とのいずれか一方に、該外筒体が前記不動部と回
転蓋等とのいずれか他方に固定されて、回転蓋等の一方
の側端部付近に配設されるロータリダンパと、ケーシン
グと、一方向へ回転可能な状態においては他方向への回
転が阻止されると共に、他方向に対して所定以上の回転
トルクを付与することにより該他方向への回転が可能と
なると同時に、所定以上の回転トルクを付与しない限り
一方向への回転が阻止され得るように該ケーシングから
一部を突出させて配設された第2の回転軸を有し、該第
2の回転軸の突出部が前記不動部と回転蓋等とのいずれ
か一方に、該ケーシングが前記不動部と回転蓋等とのい
ずれか他方に固定されて、回転蓋等の他方の側端部付近
に配設される両方向係止クラッチと、を有することを特
徴とする。
【0008】
【作用】かかる構成では、回転蓋等が不動部(基台)に
対し、開放方向へ回転している場合には、両方向係止ク
ラッチにおいては、第2の回転軸は自由に回転する。逆
方向すなわち閉成方向への回転トルクが加わった場合に
は、該第2の回転軸はその回転が阻止される。
【0009】一方、閉成方向に対し、所定以上の回転ト
ルクを付与すると、上記と逆に、該第2の回転軸は閉成
方向への回転が自由となる。このとき、回転蓋等に添え
ていた手等を離すと、該回転蓋等は自由落下回転体とな
るが、ロータリダンパの粘性抵抗により所定の制動力が
働き、回転蓋等はゆっくりと閉成動作する。
【0010】
【実施例】以下、図面に示した一実施例に基づき本発明
をさらに詳細に説明する。図において、1は本実施例に
かかる回転蓋等の開閉機構を構成するロータリダンパ
を、2は両方向係止クラッチを、それぞれ示す。なお、
本実施例は図1に示すように開閉式パソコンに適用した
実施例であり、3はディスプレイが組込まれた開閉式パ
ソコンの回転蓋を示し、4はCPUやキーボードが組込
まれた不動部たる本体部を示す。
【0011】ロータリダンパ1は、図2及び図3に示す
ように、本体部4に固定するため底部にフランジ10a
が突設された外筒体10と、該外筒体10内にグリス等
の粘性液体11を介して収納装填された中空回転軸12
と、該中空回転軸12の中空部に回転可能に挿通される
第1の回転軸13と、該第1の回転軸13の周面に接す
るように、中空回転軸12の内周面12aとの間に介在
配設されたワンウエイクラッチ14と、第1の回転軸1
3を挿通可能な挿通孔15aを有して該第1の回転軸1
3の先端部13aを外方へ突出させて外筒体10の上部
に装着される蓋部材15とを有して構成される。なお、
16,17は中空回転軸12の上面又は下面と、蓋部材
15又は外筒体10の底面との間に配設した密閉用パッ
キンであり、上記粘性液体11は該密閉用パッキン1
6,17の外側に充填されている。
【0012】ワンウエイクラッチ14は、第1の回転軸
13が回転蓋3の開放方向へ回転するときは該第1の回
転軸13に係合せず自由回転を可能ならしめると共に、
該第1の回転軸13が回転蓋3の閉成方向へ回転すると
きは該第1の回転軸13と係合する機能を果たすもので
あればどのようなものであってもよい。例えば、図3の
断面図に示すようなものを用いることができる。
【0013】このワンウエイクラッチ14は、第1の回
転軸13の周面に接するニードルローラ141と、溝底
面が僅かに片側へ傾斜するように形成され、該ニードル
ローラ141を保持する溝部142を有するローラ受け
外輪143と、該ローラ受け外輪143に支持され、該
ニードルローラ141を溝部142の狭くなる方向へ付
勢するバネ144とからなる。したがって、第1の回転
軸13が図3においてX方向へ回転する場合(回転蓋3
の開放時)には、該第1の回転軸13をロックすること
なく空転せしめ、逆に、Y方向へ回転する場合(回転蓋
3の閉成時)には、バネ144により溝部142の狭く
なる方向へ付勢されているニードルローラ141が第1
の回転軸13にロックして該第1の回転軸13と共に中
空回転軸12を回転させる構造である。
【0014】かかるロータリダンパ1は、図1に示すよ
うに、外筒体10が、フランジ10aを図示しないボル
トにより固定することにより、本体部4に固着され、第
1の回転軸13が回転蓋3の一方の側端部31にその先
端部13aを嵌合することにより該回転蓋3に固定され
て配設される。
【0015】両方向係止クラッチ2は、図1に示すよう
に、回転蓋3において上記ロータリダンパ1の配設位置
とは反対側、すなわち回転蓋3の他方の側端部32に第
2の回転軸23の先端部23aを嵌合すると共に、ケー
シング20を本体部4に固定して配設され、開放方向へ
回転可能な状態のときには閉成方向への回転が阻止さ
れ、閉成方向へ所定以上の回転トルクを付与することに
より該閉成方向への回転が可能となる構造であればどの
ようなものであってもよいが、本実施例で用いた両方向
係止クラッチ2は図4〜7に示す構造を有する。
【0016】ケーシング20は、外側ケーシング21と
内側ケーシング22とから構成され、外側ケーシング2
1は、図4に示すように、その底部21に、上記したロ
ータリダンパ1の外筒体10と同様に、本体部4に固定
するためのフランジ21bが突設されている。また、底
部21aの内面には後述の第2の回転軸23を支持する
ための軸受溝21cが形成され、開口部21dには外蓋
部材21eが固着されている。内側ケーシング22は該
外側ケーシング21内に固定されて装填され、軸挿通孔
22aが形成された底部22bを有し、開口部22cに
は後述するローラホルダ24等を収納した後に取付けら
れる略管状の内蓋部材22dが固着されている。
【0017】第2の回転軸23は外蓋部材21eと内蓋
部材22dの各中空孔と、内側ケーシング22の軸挿通
孔22aとに挿通されて、上記外側ケーシング21の軸
受溝21cに回転可能に支持されて配設され、上記した
ように、外方に突出せしめられる先端部23aが回転蓋
3の他方の側端部32に嵌合固定されて配設される。
【0018】ローラホルダ24は剛体からなると共に、
所定の厚みを有する略環状に形成され、かつ、内周部の
適所には、本実施例では、図6に示すように、120度
間隔で3箇所に略U字状のローラ保持溝24aが形成さ
れている。また、外周部のこれに対応する個所にはスプ
リング保持溝24bが形成されている。そして、このロ
ーラホルダ24は、内側ケーシング22と第2の回転軸
23との間に、後述する複数枚の固定プレート27によ
って挟持されるように配設される(図4参照)。
【0019】ローラ部材25は内側ケーシング22内に
収納し得る長さを有する棒状体より形成され、本実施例
では3本のローラ部材25が上記ローラホルダ24のロ
ーラ保持溝24aにそれぞれ挿通されて配設される(図
5参照)。
【0020】スプリング部材26はローラホルダ24の
回動範囲を規制することによってローラ部材25を所定
方向へ付勢できるものであれば何であってもよいが、本
実施例のように、例えば、ピアノ線等の弾力性を有する
材料を用いることができる。なお、コイルスプリング等
であってもよい。そして、このスプリング部材26は、
ローラ部材25と略平行に、上記ローラホルダ23のス
プリング保持溝24bにそれぞれ3本挿通保持されて配
設される(図5参照)。また、各スプリング部材26の
両端部は内側ケーシング22に嵌合固定されている。な
お、このスプリング部材26は上記した機能を果たすこ
とができればよくその配設位置は特に限定されない。し
たがって、必ずしも、上記したローラホルダ24に形成
したスプリング保持溝24bをローラ保持溝24aに対
応する外周個所に設ける必要はない。
【0021】固定プレート27は上記ローラホルダ24
と同様に略環状に形成されていると共に、内側ケーシン
グ22と第2の回転軸23との間であって、ローラホル
ダ24に隣接してすなわち上記ローラホルダ24を挟持
するようにその両側に複数枚配設される(図4参照)。
この固定プレート27は、図7に示すように、外周部に
突起27aを有しており、この突起27aが内側ケーシ
ング22の内壁適所に形成した凹部に嵌合し、回転方向
に対して固定されて配設される。
【0022】また、この固定プレート27の内周部適所
には、本実施例では上記ローラホルダ24のローラ保持
溝24aに対応して3箇所に、ローラ部材25を挿通す
ると共に、その動きを規制するためのローラ挿通溝27
bが形成されている。このローラ挿通溝27bは、図7
に示すように、略楕円状でかつ溝底面の中央部27cが
第2の回転軸23側に僅かにせり出しクサビ角度Pを形
成し得るように、すなわち該溝底面にテーパを付けて形
成される。
【0023】これにより、該ローラ挿通溝27bにおい
ては、該溝底面の中央部27cと第2の回転軸23周面
との距離が最も短くなり、その両側溝底面27d,27
eは第2の回転軸23周面に対し次第に遠ざかることに
なる。なお、該ローラ挿通溝27bは、該中央部27c
と第2の回転軸23周面との距離がローラ部材25の径
よりも若干短くなるように、かつ両側溝底面27d,2
7eと第2の回転軸23周面との距離がローラ部材25
の径よりも若干長くなるように形成される。したがっ
て、該ローラ挿通溝27bはその略中央部において最浅
溝部27fを形成し、その両側において該最浅溝部27
fよりも奥行のある退避溝部27g,27hを形成して
いる。
【0024】また、この固定プレート27には、上記ロ
ーラ挿通溝27bに対応させて、外周部からは略円弧状
切欠き部27jが形成されている。その結果、該ローラ
挿通溝27bを形成する壁部が他の壁部と比べて薄肉と
なり、なかでも、溝底面の中央部27cを形成する壁部
27iが最も薄肉となって、該壁部27iの弾性力が他
の部分と比べて高まることになる。ここで、28は上記
ローラホルダ24の外周部において固定プレート27,
27間に配設されるリング状スペーサである。
【0025】次に、本実施例にかかる回転蓋等の開閉機
構の作用を説明する。まず、ロータリダンパ1と両方向
係止クラッチ2とを、ラップトップパソコン等の上下方
向に回転する回転蓋3の回転基部の両側端部31,32
付近に、図1に示したように固定する。
【0026】回転蓋3を開放する際においては、図3に
おいて第1の回転軸13がX方向へ回転するため、ワン
ウエイクラッチ14のニードルローラ141がバネ14
4の弾発力に抗して押圧されるため、ロータリダンパ1
は、第1の回転軸13にロックせず、該第1の回転軸1
3は自由回転する。
【0027】一方、両方向係止クラッチ2は、図5及び
図7に示すように、ローラ部材25が固定プレート27
のローラ挿通溝27b内において、一方の退避溝部27
gに位置している。ただし、スプリング部材26は、両
端部が内側ケーシング22に固定されているため、この
状態においてはその略中央部が、該退避溝部27g側に
撓んでいる。したがって、ローラホルダ24がスプリン
グ部材26の復帰力によって図上Y方向に付勢されてい
ることになるから、ローラ部材25には固定プレート2
7に形成したローラ挿通溝27bの最浅溝部27f方向
へ常時一定の付勢力が付与されていることになる。その
結果、回転蓋3の開放時には、第2の回転軸23は、ロ
ーラ部材25が退避溝部27gに位置しているため、図
5及び図7に示すように、X方向に対して自由に回転す
る。
【0028】一方、回転蓋3の回転を止めると、該回転
蓋3の自重により、両方向係止クラッチ2においては、
第2の回転軸23に対してY方向へ所定の回転トルクが
加わる。その結果、ローラ部材25は第2の回転軸23
の回転に伴なって、Y方向に転動移動する。ローラ部材
25が固定プレート27のローラ挿通溝27bの退避溝
部27gから最浅溝部27f付近に至ると、該最浅溝部
27fを通過できず係止する。これにより、第2の回転
軸23のY方向への回転が阻止され、該回転蓋3は任意
の位置で停止する。
【0029】回転蓋3に対して閉成方向へ所定以上の回
転トルクを加え、すなわち第2の回転軸23を強制的に
Y方向へ回転させると、該ローラ部材25は、溝底面の
中央部27cを形成する壁部27iが最も薄肉に形成さ
れ弾性力が他の部分に比べて高いことから、該最浅溝部
27fを弾発的に広げ、他方の退避溝部27hへ転動移
動する。その結果、ローラホルダ24も僅かにY方向へ
回動し、スプリング部材26を上記と逆方向に撓ませる
ことになる。したがって、ローラ部材25が退避溝部2
7hに位置している場合には、Y方向への回転は自由と
なる。
【0030】回転蓋3がY方向へ回転し始めると、ロー
タリダンパ1においては、ワンウエイクラッチ14のニ
ードルローラ141がバネ144に付勢されて、溝部1
42の狭くなる方向へ僅かに移動するため、該ワンウエ
イクラッチ14が第1の回転軸13に係合する。したが
って、該第1の回転軸13は中空回転軸12と共に外筒
体10内で回転することになる。その結果、該中空回転
軸12と外筒体10との間に充填された粘性液体11の
粘性抵抗が作用するため、該第1の回転軸13及び中空
回転軸12はゆっくり回転し、これにともない回転蓋3
もゆっくりと閉成動作する。
【0031】この場合、両方向係止クラッチ2において
は、スプリング部材26及びローラホルダ24によっ
て、ローラ部材25が固定プレート27の最浅溝部27
f方向(この位置においてはX方向)へ付勢されている
ことから、逆方向へ回転力が加わってもローラ部材25
が最浅溝部27f付近で係止する。したがって、回転蓋
3の閉成後、再び開放動作させる場合は、第2の回転軸
23に対し所定以上の回転トルクを加え、強制的にX方
向へ回転させて、ローラ部材25を、再び一方の退避溝
部27gへ移動させない限り、開放方向へは回転動作し
ない。したがって、閉成後に開放方向へ風や振動等の不
用意な外力が加わっても、回転蓋3が容易に開放してし
まうことはない。
【0032】なお、上記した実施例では、製造コスト等
を考慮してプレス打ち抜きした薄板状の固定プレート2
7を複数枚配設した態様について説明したが、一体成形
したものを用いてもよい。
【0033】
【発明の効果】本発明の回転蓋等の開閉機構は、ロータ
リダンパと両方向係止クラッチを配設し、両者の回転軸
に回転蓋等を支持させた構造であるため、開放方向へ自
由に回転させることができると共に、開放動作の中途に
おいて任意の位置で停止させることが可能である。しか
も、閉成時にはロータリダンパの緩衝力により閉成動作
を緩慢とさせることができ、閉成回転の最終時における
衝突・衝撃により回転蓋等に破損を生じさせることがな
い。また、閉成後も、両方向係止クラッチの係止力によ
り、風等による不用意な外力で容易に開放してしまうこ
ともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる回転蓋等の開閉機構の一実施例
を示す断面図である。
【図2】同実施例で用いたロータリダンパを示す断面図
である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】同実施例で用いた両方向係止クラッチを示す断
面図である。
【図5】ローラホルダ、固定プレート、第2の回転軸、
ローラ部材、スプリング部材の配設関係を示す断面図で
ある。
【図6】同実施例で用いた両方向係止クラッチのローラ
ホルダを示す平面図である。
【図7】同実施例で用いた両方向係止クラッチの固定プ
レートを示す平面図である。
【符号の説明】
1 ロータリダンパ 10 外筒体 11 粘性液体 12 中空回転軸 13 第1の回転軸 14 ワンウエイクラッチ 2 両方向係止クラッチ 20 ケーシング 21 外側ケーシング 22 内側ケーシング 23 第2の回転軸 24 ローラホルダ 25 ローラ部材 26 スプリング部材 27 固定プレート 3 回転蓋 4 本体部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65D 39/00 - 55/16

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両側端部付近に配設される回転軸を介
    し、不動部に対して、所定の回転角の範囲内で上下に開
    閉されるように取付けられた回転蓋等の開閉機構におい
    て、 外筒体に対して粘性液体を介して回転可能に装填された
    中空回転軸と、一部が該外筒体の外方に突出せしめられ
    るように該中空回転軸の中空部内に配設される第1の回
    転軸と、該中空回転軸と第1の回転軸との間に介在配設
    されるワンウエイクラッチとを有してなり、該第1の回
    転軸の突出部が前記不動部と回転蓋等とのいずれか一方
    に、該外筒体が前記不動部と回転蓋等とのいずれか他方
    に固定されて、回転蓋等の一方の側端部付近に配設され
    るロータリダンパと、 ケーシングと、一方向へ回転可能な状態においては他方
    向への回転が阻止されると共に、他方向に対して所定以
    上の回転トルクを付与することにより該他方向への回転
    が可能となると同時に、所定以上の回転トルクを付与し
    ない限り一方向への回転が阻止され得るように該ケーシ
    ングから一部を突出させて配設された第2の回転軸を有
    し、該第2の回転軸の突出部が前記不動部と回転蓋等と
    のいずれか一方に、該ケーシングが前記不動部と回転蓋
    等とのいずれか他方に固定されて、回転蓋等の他方の側
    端部付近に配設される両方向係止クラッチと、を有する
    ことを特徴とする回転蓋等の開閉機構。
  2. 【請求項2】 前記両方向係止クラッチが、内周部適所
    に切欠き形成されたローラ保持溝を有する略環状のロー
    ラホルダと、内周部適所に該ローラ保持溝よりも幅広の
    略楕円状で、かつ溝底面略中央部が僅かに内方へせり出
    すように切欠き形成されたローラ挿通溝を有し、該ロー
    ラホルダに隣接してケーシングに固定配設される略環状
    の固定プレートと、該ローラホルダのローラ保持溝と該
    固定プレートのローラ挿通溝とに挿通されて配設される
    ローラ部材と、該ローラホルダの適所に形成されたスプ
    リング保持溝に装填され、該ローラホルダの回動範囲を
    規制するスプリング部材と、該ローラホルダと固定プレ
    ートの中央孔に挿通されてケーシングに対し相対的に回
    転可能に配設されるとともに、一部が該ケーシングの外
    方に突出せしめられた第2の回転軸とを有してなる請求
    項1記載の回転蓋等の開閉機構。
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