JPH03265727A - ロータリーダンパ - Google Patents
ロータリーダンパInfo
- Publication number
- JPH03265727A JPH03265727A JP2059892A JP5989290A JPH03265727A JP H03265727 A JPH03265727 A JP H03265727A JP 2059892 A JP2059892 A JP 2059892A JP 5989290 A JP5989290 A JP 5989290A JP H03265727 A JPH03265727 A JP H03265727A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft
- elastic member
- clutch
- operating shaft
- rotated
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
- E05Y—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES E05D AND E05F, RELATING TO CONSTRUCTION ELEMENTS, ELECTRIC CONTROL, POWER SUPPLY, POWER SIGNAL OR TRANSMISSION, USER INTERFACES, MOUNTING OR COUPLING, DETAILS, ACCESSORIES, AUXILIARY OPERATIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, APPLICATION THEREOF
- E05Y2999/00—Subject-matter not otherwise provided for in this subclass
Landscapes
- Hinges (AREA)
- Vibration Dampers (AREA)
- Toilet Supplies (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は回転対象物の自由回転による落下衝撃を吸収す
るためのものとして好適なロータリーダンパに関する。
るためのものとして好適なロータリーダンパに関する。
[従来の技術]
一般に、ピアノ、レコードプレーヤー ポータプルパソ
コン、コピーマシンその他の事務機器等の開閉蓋、ピア
ノ等の開閉蓋、洋式トイレの便座や便蓋等は、回転軸に
よって一端基部が支持されると共に、他端は遊端とされ
て略四分円乃至120度前後の回転角の範囲で上下方向
に回動可能に設けられている。
コン、コピーマシンその他の事務機器等の開閉蓋、ピア
ノ等の開閉蓋、洋式トイレの便座や便蓋等は、回転軸に
よって一端基部が支持されると共に、他端は遊端とされ
て略四分円乃至120度前後の回転角の範囲で上下方向
に回動可能に設けられている。
このような回転対象物、例えば洋式便器の便蓋や便座を
閉成する場合には、該蓋等は自由落下回転物となる。こ
のとき、最後まで手を添えて閉じないときは、閉成回転
の最終点で衝突して大きな衝撃音を生じると共に、破損
の原因となる不都合があった。
閉成する場合には、該蓋等は自由落下回転物となる。こ
のとき、最後まで手を添えて閉じないときは、閉成回転
の最終点で衝突して大きな衝撃音を生じると共に、破損
の原因となる不都合があった。
かかる不都合に鑑み、従来、液体の粘性抵抗を利用した
もの、摩擦抵抗を利用したもの等、種々のロータリーダ
ンパを配設することが行なわれている。
もの、摩擦抵抗を利用したもの等、種々のロータリーダ
ンパを配設することが行なわれている。
[発明が解決しようとする課題]
」1記した従来のロータリーダンパはいずれも一定の制
動力を発生ずるものである。したがって、かかるロータ
リーダンパを配設しても、自由落下回転物にあっては、
回転角度に比例しその回転力が次第に大きくなるため、
制動力が相刻的に低下して徐々に回転対象物のスピード
が増していく。
動力を発生ずるものである。したがって、かかるロータ
リーダンパを配設しても、自由落下回転物にあっては、
回転角度に比例しその回転力が次第に大きくなるため、
制動力が相刻的に低下して徐々に回転対象物のスピード
が増していく。
そのため、回転力が大となる回転角度60度以上におい
ても大きな制動力を得られるようにするためには、回転
初期における制動力をより大きなものとしなければなら
ず、閉成動作を行なう」二で不便となる。その一方、回
転初期の制動力を小さくした場合には、上記した開成回
転終了時におけるダンパ効果を期待できなくなってしま
うおそれがあり、その調整には手間がかかるものであっ
た。
ても大きな制動力を得られるようにするためには、回転
初期における制動力をより大きなものとしなければなら
ず、閉成動作を行なう」二で不便となる。その一方、回
転初期の制動力を小さくした場合には、上記した開成回
転終了時におけるダンパ効果を期待できなくなってしま
うおそれがあり、その調整には手間がかかるものであっ
た。
一方、かかる問題を解決する手段として、作動軸と軸受
孔との間に間隙(遊び)をもたせることが考えられる。
孔との間に間隙(遊び)をもたせることが考えられる。
かかるダンパによれば、閉成回転の中途からダンパ抵抗
が作用するため、遊びの量により所定の回転角度からダ
ンパ抵抗が働くように設定することが可能となる。
が作用するため、遊びの量により所定の回転角度からダ
ンパ抵抗が働くように設定することが可能となる。
しかしながら、かかるダンパによると、閉成後再び解放
した場合に、開放角度が遊びの範囲内である場合には、
支えていた手等をそのまま離すと何らのダンパ抵抗も働
かずに、回転対象物が自由落下してしまうおそれがある
。
した場合に、開放角度が遊びの範囲内である場合には、
支えていた手等をそのまま離すと何らのダンパ抵抗も働
かずに、回転対象物が自由落下してしまうおそれがある
。
本発明は上記した問題点を解決するためになされたもの
であり、自由落下運動を行なう回転対象物の回転力が大
きくなったときにダンパ抵抗を作用させることができる
と共に、僅かな開放位置から落下させた場合にもダンパ
抵抗を働かせることができるロータリーダンパを提供す
ることを目的とする。
であり、自由落下運動を行なう回転対象物の回転力が大
きくなったときにダンパ抵抗を作用させることができる
と共に、僅かな開放位置から落下させた場合にもダンパ
抵抗を働かせることができるロータリーダンパを提供す
ることを目的とする。
[課題を解決するための手段]
本発明のロータリダンパは上記目的を達成するため、有
底筒状のケーシングと、該ケーシング内に粘性材料層を
介して配設される中空回転軸と、断面略方形に形成され
た内孔を有するクラッチロータ、及び一端は該中空回転
軸に固定されると共に、他端は遊端とされて該クラッチ
ロータに巻回されるクラッチバネ、からなる一方向クラ
ッチと、少なくとも一端を前記ケーシングの外方に臨ま
せ、かつ他端を該クラッチロータ内に挿通配設すると共
に、少なくとも該挿通部分を断面略方形に形成してなる
作動軸と、該作動軸の挿通部分の周面と前記ロータ軸の
内壁との間に形成される断面略三角形の間隙部の一カ所
以上に装填されるクッション用の弾性部材と、を有する
ことを特徴とする。
底筒状のケーシングと、該ケーシング内に粘性材料層を
介して配設される中空回転軸と、断面略方形に形成され
た内孔を有するクラッチロータ、及び一端は該中空回転
軸に固定されると共に、他端は遊端とされて該クラッチ
ロータに巻回されるクラッチバネ、からなる一方向クラ
ッチと、少なくとも一端を前記ケーシングの外方に臨ま
せ、かつ他端を該クラッチロータ内に挿通配設すると共
に、少なくとも該挿通部分を断面略方形に形成してなる
作動軸と、該作動軸の挿通部分の周面と前記ロータ軸の
内壁との間に形成される断面略三角形の間隙部の一カ所
以上に装填されるクッション用の弾性部材と、を有する
ことを特徴とする。
[作 用]
かかる構成では、まず、ロータリーダンパは、回転対象
物の回動基部に作動軸の外方突出部を固定して設置され
る。そして、回転対象物の開成回転初期においては、作
動軸とクラッチロータの内孔との間に弾性部材を介して
間隙(遊び)が形成されているため、該作動軸は軸受孔
の内部で独立回転し、任意の角度までは粘性抵抗を作用
させることはない。したがって、かかる角度までは、該
作動軸は比較的自由に速く回転するが、この間、作動軸
の周面が弾性部材を押圧して変形させることになるので
、該作動軸に対しクッション作用が働く。
物の回動基部に作動軸の外方突出部を固定して設置され
る。そして、回転対象物の開成回転初期においては、作
動軸とクラッチロータの内孔との間に弾性部材を介して
間隙(遊び)が形成されているため、該作動軸は軸受孔
の内部で独立回転し、任意の角度までは粘性抵抗を作用
させることはない。したがって、かかる角度までは、該
作動軸は比較的自由に速く回転するが、この間、作動軸
の周面が弾性部材を押圧して変形させることになるので
、該作動軸に対しクッション作用が働く。
一方、任意の角度に至ると該弾性部材を介して一方向り
ラッヂが作動軸と共に回転する。該一方向クラッチが閉
成方向に回転するときは、これに連動して中空回転軸も
共に回転する。これにより中空回転軸とケーシングとの
間に配設した粘性材料が作用して粘性抵抗が働き、大き
なダンパ抵抗を発揮することになる。
ラッヂが作動軸と共に回転する。該一方向クラッチが閉
成方向に回転するときは、これに連動して中空回転軸も
共に回転する。これにより中空回転軸とケーシングとの
間に配設した粘性材料が作用して粘性抵抗が働き、大き
なダンパ抵抗を発揮することになる。
閉成後僅かに開放した場合には、弾性部材が作動軸によ
り閉蓋状態の形状とは異なる形状に変形せしめられる。
り閉蓋状態の形状とは異なる形状に変形せしめられる。
したがって、かかる僅かな開放位置において手等を離し
ても、回転対象物にはこの弾性部材によるクッション作
用が働くことになる。
ても、回転対象物にはこの弾性部材によるクッション作
用が働くことになる。
[実施例]
以下、図面に示した一実施例に基づき本発明をさらに詳
細に説明する。
細に説明する。
図において、lは本実施例にかかるロータリーダンパを
示し、かかるロータリーダンパ1は、ケーシング2、中
空回転軸3、一方向クラッチ4、作動軸5、弾性部材6
等を有して構成される。
示し、かかるロータリーダンパ1は、ケーシング2、中
空回転軸3、一方向クラッチ4、作動軸5、弾性部材6
等を有して構成される。
ケーシング2は、一端2aが閉塞された有底筒状に形成
されると共に、他端は開口部2bとされている。この開
口部2bには、少なくとも後述する作動軸5を挿通可能
な孔7aを有する蓋部材7が装着されており、例えば、
第1図に示すように内方にかしめ加工してなるケーシン
グ2の開口端部2cにより固定されている。
されると共に、他端は開口部2bとされている。この開
口部2bには、少なくとも後述する作動軸5を挿通可能
な孔7aを有する蓋部材7が装着されており、例えば、
第1図に示すように内方にかしめ加工してなるケーシン
グ2の開口端部2cにより固定されている。
中空回転軸3は、その外周面3aが上記ケーシング2の
内面2dに、グリス等の粘性材料を充填してなる粘性材
料層8を介して回転摺動可能に配設される。3bは該中
空回転軸3の底壁部3Cに設けられ、後述する作動軸5
の係止用突片5aを回転自由に保持するための凹部であ
り、3dは該中空回転軸に周設した密閉用パツキンであ
る。
内面2dに、グリス等の粘性材料を充填してなる粘性材
料層8を介して回転摺動可能に配設される。3bは該中
空回転軸3の底壁部3Cに設けられ、後述する作動軸5
の係止用突片5aを回転自由に保持するための凹部であ
り、3dは該中空回転軸に周設した密閉用パツキンであ
る。
一方向クラッチ4は、上記中空回転軸3の中空部内に配
設され、クラッチロータ41とクラッチバネ42とから
なる。
設され、クラッチロータ41とクラッチバネ42とから
なる。
クラッチロータ41は段差部41aを有し、先端開口部
41bが、後端開口部41cと比較して、作動軸5を挿
通できる程度の小径となるように形成されている。なお
、この段差部41aは後述する弾性部材6を保持する蓋
としての役割を果す。また、該クラッチロータ41の内
孔41dは後述する作動軸5の軸受となるものであり、
第2図に示すように断面略方形に形成される。
41bが、後端開口部41cと比較して、作動軸5を挿
通できる程度の小径となるように形成されている。なお
、この段差部41aは後述する弾性部材6を保持する蓋
としての役割を果す。また、該クラッチロータ41の内
孔41dは後述する作動軸5の軸受となるものであり、
第2図に示すように断面略方形に形成される。
クラッチバネ42は、上記クラッチロータ41の外周面
と中空回転軸3の内周面とにより形成される環状空隙部
9に配設される。また、該クラッチロータ41の外周面
に接触して巻回されていると共に、その一端部は係止部
42aとなって中空回転軸3の任意位置に係止されてい
る一方、他端部42bは遊端となっている。したがって
、上記クラッチロータ41が該クラッチバネ42の巻き
締まり方向に回転するときは、それに伴って中空回転軸
3を回転させ、巻き戻し方向に回転するときはクラッチ
ロータ41が該クラッチバネ42とは独立して回転する
ことになる。
と中空回転軸3の内周面とにより形成される環状空隙部
9に配設される。また、該クラッチロータ41の外周面
に接触して巻回されていると共に、その一端部は係止部
42aとなって中空回転軸3の任意位置に係止されてい
る一方、他端部42bは遊端となっている。したがって
、上記クラッチロータ41が該クラッチバネ42の巻き
締まり方向に回転するときは、それに伴って中空回転軸
3を回転させ、巻き戻し方向に回転するときはクラッチ
ロータ41が該クラッチバネ42とは独立して回転する
ことになる。
作動軸5は、少なくとも上記クラッチロータ41の内孔
41dに挿通される部分が第2図に示すように断面略方
形に形成されてなり、上記りラッチロータ41の内孔4
1dの内壁との間に断面略三角形の間隙部10を形成し
て回転自由に挿通配設される。また、その一方の端部に
は上記したように係止用突片5aが突設形成され、該突
片5aが中空回転軸3の底壁部3cに設けた凹部3bに
回転自由に係止されて保持されていると共に、少なくと
も他方の端部が上記ケーシング2の開口部2bから外方
に突出して配設される。なお、この突出部5bには回転
対象物に設けた回動基部が固定される。
41dに挿通される部分が第2図に示すように断面略方
形に形成されてなり、上記りラッチロータ41の内孔4
1dの内壁との間に断面略三角形の間隙部10を形成し
て回転自由に挿通配設される。また、その一方の端部に
は上記したように係止用突片5aが突設形成され、該突
片5aが中空回転軸3の底壁部3cに設けた凹部3bに
回転自由に係止されて保持されていると共に、少なくと
も他方の端部が上記ケーシング2の開口部2bから外方
に突出して配設される。なお、この突出部5bには回転
対象物に設けた回動基部が固定される。
弾性部材6はゴム等の弾性材料からなり、かつ略円柱状
に形成され、上記クラッチロータ41の内孔41dの各
角部41eと作動軸5の各外側面5cとの間、すなわち
上記した作動軸5とクラッチロータ41の内孔41dの
内壁とにより形成される断面略三角形の間隙部10の一
カ所以上に配設される。なお、弾性部材6は図面に示し
た円柱状に限定されず、球状等どのような形状であって
もよい。
に形成され、上記クラッチロータ41の内孔41dの各
角部41eと作動軸5の各外側面5cとの間、すなわち
上記した作動軸5とクラッチロータ41の内孔41dの
内壁とにより形成される断面略三角形の間隙部10の一
カ所以上に配設される。なお、弾性部材6は図面に示し
た円柱状に限定されず、球状等どのような形状であって
もよい。
次に、かかる構成からなる本実施例のロータリーダンパ
1を、自由落下回転対象物の例として、第3図に示すよ
うに洋式トイレの便蓋11に適用した場合の作用につい
て説明する。
1を、自由落下回転対象物の例として、第3図に示すよ
うに洋式トイレの便蓋11に適用した場合の作用につい
て説明する。
まず、ロータリーダンパ1の取付けは次のように行なわ
れる。
れる。
11aは便蓋11の回動基部、12aは便座12の回動
基部である。13はヒンジビンであり、便蓋11の回動
基部11aに挿通固定されると共に、便座12の回動基
部12aに回転自由に貫通されている。
基部である。13はヒンジビンであり、便蓋11の回動
基部11aに挿通固定されると共に、便座12の回動基
部12aに回転自由に貫通されている。
そして、ロータリーダンパ1は、ケーシング2の底部に
形成した基台部(図示せず)を、便槽14の上面等に載
置して固定される。
形成した基台部(図示せず)を、便槽14の上面等に載
置して固定される。
また、ロータリーダンパlの作動軸5の突出部1
5bは、上記便蓋11の回転基部11aにヒンジビン1
3と対向して挿通固定されており、便蓋11が開閉され
るとヒンジビン13と共に該作動軸5が回動するように
配設されている。
3と対向して挿通固定されており、便蓋11が開閉され
るとヒンジビン13と共に該作動軸5が回動するように
配設されている。
かかる状態において、便蓋11が第3図の開蓋状態から
閉成のため、手前の方向に回動されると、その回転軸た
るヒンジビン13も回動する。
閉成のため、手前の方向に回動されると、その回転軸た
るヒンジビン13も回動する。
このヒンジビン13の回動によりロータリーダンパ1の
作動軸5も同方向に回動する。
作動軸5も同方向に回動する。
このとき、作動軸5は、まず、一方向クラッチ4のクラ
ッチロータ41の内孔41dとの間に弾性部材6を介し
て間隙部10(遊び)を有して配設されているため、任
意の角度までは、作動軸5の外側面により該弾性部材6
を押圧変形させながら回動する。したがって、かかる角
度までは、弾性部材6によるクッション作用による弾性
抵抗は受けるが比較的自由に回動する。
ッチロータ41の内孔41dとの間に弾性部材6を介し
て間隙部10(遊び)を有して配設されているため、任
意の角度までは、作動軸5の外側面により該弾性部材6
を押圧変形させながら回動する。したがって、かかる角
度までは、弾性部材6によるクッション作用による弾性
抵抗は受けるが比較的自由に回動する。
2
弾性部材6が抑圧変形してその限界に至ると、すなわち
任意の角度を過ぎて便蓋11の回動力が大きくなると、
該弾性部材6を介して一方向クラッチ4のクラッチロー
タ41も作動軸5と共に回動し始める。このクラッチロ
ータ41の回動により該クラッチロータ41に周設した
クラッチバネ42が巻き締まり、該クラッチバネ42と
連結されている中空回転軸3が回動することになる。
任意の角度を過ぎて便蓋11の回動力が大きくなると、
該弾性部材6を介して一方向クラッチ4のクラッチロー
タ41も作動軸5と共に回動し始める。このクラッチロ
ータ41の回動により該クラッチロータ41に周設した
クラッチバネ42が巻き締まり、該クラッチバネ42と
連結されている中空回転軸3が回動することになる。
これにより、該中空回転軸3は、ケーシング2との間の
粘性材料層8の粘性抵抗を受けてゆっくり回動すること
になるので、便蓋11の閉成における自由落下時のスピ
ードは減殺されてゆっくりとした開成動作がなされるこ
とになる。
粘性材料層8の粘性抵抗を受けてゆっくり回動すること
になるので、便蓋11の閉成における自由落下時のスピ
ードは減殺されてゆっくりとした開成動作がなされるこ
とになる。
ここで、閉蓋状態においては、弾性部材6は押圧変形し
た状態となっている。したがって、閉蓋状態から便蓋1
1を開放すると、まず、作動軸5は、上記と同様、一方
向クラッチ4のクラッチロータ41を回動させることな
く、内孔41d内で弾性部材6の押圧変形を解除させな
がら回動する。その後、さらに開放していくと、弾性部
材6を再び押圧変形させて、該クラッチロータ41も作
動軸5と共に回動することになるが、このときクラッチ
バネ6に対しては巻き戻し方向に回動することになるの
で、中空回転軸3を回動させることがない。したがって
、粘性材料層8の粘性抵抗を受けることなく容易に開放
動作が行なわれる。
た状態となっている。したがって、閉蓋状態から便蓋1
1を開放すると、まず、作動軸5は、上記と同様、一方
向クラッチ4のクラッチロータ41を回動させることな
く、内孔41d内で弾性部材6の押圧変形を解除させな
がら回動する。その後、さらに開放していくと、弾性部
材6を再び押圧変形させて、該クラッチロータ41も作
動軸5と共に回動することになるが、このときクラッチ
バネ6に対しては巻き戻し方向に回動することになるの
で、中空回転軸3を回動させることがない。したがって
、粘性材料層8の粘性抵抗を受けることなく容易に開放
動作が行なわれる。
ここで、便蓋11の開放動作を僅かに行なった場合、す
なわち上記クラッチロータ41が作動軸5と共に回動し
始める前において、添えていた手等を離した場合には、
クラッチバネ42の巻き締まり作用は行なわれないので
粘性材料層8による粘性抵抗は働かない。しかし、本実
施例では、この間に弾性部材6の断面形状が閉蓋状態の
形状とは異なる形状に変形するので、作動軸5とクラッ
チロータ41の内孔41dとの間に間隙部10(遊び)
があってもかかる弾性部材6によるクッション作用が必
ず働く。したがって、この場合にも便蓋11の落下衝撃
が吸収されることになる。
なわち上記クラッチロータ41が作動軸5と共に回動し
始める前において、添えていた手等を離した場合には、
クラッチバネ42の巻き締まり作用は行なわれないので
粘性材料層8による粘性抵抗は働かない。しかし、本実
施例では、この間に弾性部材6の断面形状が閉蓋状態の
形状とは異なる形状に変形するので、作動軸5とクラッ
チロータ41の内孔41dとの間に間隙部10(遊び)
があってもかかる弾性部材6によるクッション作用が必
ず働く。したがって、この場合にも便蓋11の落下衝撃
が吸収されることになる。
なお、本実施例においてはロータリーダンパ1を便蓋1
1の開閉に適用した例を示したが、便座12の開閉に適
用してもよい。また、ピアノ、レコードプレーヤー、ポ
ータプルパソコン、コピーマシン、その他種々の機器の
開閉蓋に適用してもよいことはもちろんである。
1の開閉に適用した例を示したが、便座12の開閉に適
用してもよい。また、ピアノ、レコードプレーヤー、ポ
ータプルパソコン、コピーマシン、その他種々の機器の
開閉蓋に適用してもよいことはもちろんである。
[発明の効果]
本発明のロータリーダンパによれば、作動軸とクラッチ
ロータに形成した内孔との間隙に弾性部材を装填しであ
るため、開閉蓋の閉成回転初期においては粘性抵抗は働
かずスムースに閉成動作を 5 行なうことができる一方、開閉蓋の回転力が大きくなっ
たときに粘性材料層の粘性抵抗による大きな制動力を付
与することができる。
ロータに形成した内孔との間隙に弾性部材を装填しであ
るため、開閉蓋の閉成回転初期においては粘性抵抗は働
かずスムースに閉成動作を 5 行なうことができる一方、開閉蓋の回転力が大きくなっ
たときに粘性材料層の粘性抵抗による大きな制動力を付
与することができる。
また、粘性材料層の粘性抵抗が作用しない程度の僅かな
開放位置において手等を離しても、作動軸とクラッチロ
ータの内孔との間に弾性部材を配設しているので、これ
による緩衝作用を作用させることができる。
開放位置において手等を離しても、作動軸とクラッチロ
ータの内孔との間に弾性部材を配設しているので、これ
による緩衝作用を作用させることができる。
第1図は本発明にかかるロータリーダンパの一実施例を
示す縦断面図、第2図は第1図■−■線断面図、第3図
は同実施例のロータリーダンパを洋式便器に適用した例
を示す斜視図、である。 6 3・・・・・・中空回転軸 4・・・・・・一方向クラッチ 41・・・・・・クラッチロータ 42・・・・−・クラッチバネ 5・・・・・・作動軸 6・・・・・・弾性部材 7・・・・−・蓋部材 8・−・・・・粘性材料層 IO・−・・・・間隙部
示す縦断面図、第2図は第1図■−■線断面図、第3図
は同実施例のロータリーダンパを洋式便器に適用した例
を示す斜視図、である。 6 3・・・・・・中空回転軸 4・・・・・・一方向クラッチ 41・・・・・・クラッチロータ 42・・・・−・クラッチバネ 5・・・・・・作動軸 6・・・・・・弾性部材 7・・・・−・蓋部材 8・−・・・・粘性材料層 IO・−・・・・間隙部
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 有底筒状のケーシングと、 該ケーシング内に粘性材料層を介して配設 される中空回転軸と、 断面略方形に形成された内孔を有するク ラッチロータ、及び一端は該中空回転軸に固定されると
共に、他端は遊端とされて該ク ラッチロータに巻回されるクラッチバネ、からなる一方
向クラッチと、 少なくとも一端を前記ケーシングの外方に 臨ませ、かつ他端を該クラッチロータ内に挿通配設する
と共に、少なくとも該挿通部分 を断面略方形に形成してなる作動軸と、 該作動軸の挿通部分の周面と前記ロータ軸 の内壁との間に形成される断面略三角形の間隙部の一カ
所以上に装填されるクッション用の弾性部材と、 を有することを特徴とするロータリーダン パ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2059892A JPH03265727A (ja) | 1990-03-13 | 1990-03-13 | ロータリーダンパ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2059892A JPH03265727A (ja) | 1990-03-13 | 1990-03-13 | ロータリーダンパ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03265727A true JPH03265727A (ja) | 1991-11-26 |
Family
ID=13126222
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2059892A Pending JPH03265727A (ja) | 1990-03-13 | 1990-03-13 | ロータリーダンパ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03265727A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2728451A1 (fr) * | 1994-12-27 | 1996-06-28 | Tok Bearing Co Ltd | Dispositif amortisseur rotatif pour couvercle pivotant, avec mecanisme a autoblocage en position verticale |
US6913252B2 (en) | 2000-07-28 | 2005-07-05 | Kabushiki Kaisha Strawberry Corporation | Damper device |
DE102004025276A1 (de) * | 2004-05-19 | 2005-12-08 | Sulo Umwelttechnik Gmbh & Co. Kg | Dämpfungselement |
WO2008069071A1 (ja) * | 2006-12-01 | 2008-06-12 | Rikenkaki Kogyo Kabushiki Kaisha | 車両用チェッカ付きドアヒンジ装置 |
JP2020041583A (ja) * | 2018-09-10 | 2020-03-19 | Kyb株式会社 | 粒状体ダンパ |
-
1990
- 1990-03-13 JP JP2059892A patent/JPH03265727A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2728451A1 (fr) * | 1994-12-27 | 1996-06-28 | Tok Bearing Co Ltd | Dispositif amortisseur rotatif pour couvercle pivotant, avec mecanisme a autoblocage en position verticale |
US6913252B2 (en) | 2000-07-28 | 2005-07-05 | Kabushiki Kaisha Strawberry Corporation | Damper device |
DE102004025276A1 (de) * | 2004-05-19 | 2005-12-08 | Sulo Umwelttechnik Gmbh & Co. Kg | Dämpfungselement |
DE102004025276B4 (de) * | 2004-05-19 | 2009-12-31 | Sulo Umwelttechnik Gmbh | Dämpfungselement |
WO2008069071A1 (ja) * | 2006-12-01 | 2008-06-12 | Rikenkaki Kogyo Kabushiki Kaisha | 車両用チェッカ付きドアヒンジ装置 |
JP2020041583A (ja) * | 2018-09-10 | 2020-03-19 | Kyb株式会社 | 粒状体ダンパ |
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