[go: up one dir, main page]

JP4174542B2 - カメラモジュール - Google Patents

カメラモジュール Download PDF

Info

Publication number
JP4174542B2
JP4174542B2 JP2006545828A JP2006545828A JP4174542B2 JP 4174542 B2 JP4174542 B2 JP 4174542B2 JP 2006545828 A JP2006545828 A JP 2006545828A JP 2006545828 A JP2006545828 A JP 2006545828A JP 4174542 B2 JP4174542 B2 JP 4174542B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
camera module
lens
side support
coil
movable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006545828A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2006126545A1 (ja
Inventor
正樹 田米
悟史 玉木
隆 春口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Application granted granted Critical
Publication of JP4174542B2 publication Critical patent/JP4174542B2/ja
Publication of JPWO2006126545A1 publication Critical patent/JPWO2006126545A1/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/02Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
    • G02B7/026Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses using retaining rings or springs
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/50Constructional details
    • H04N23/54Mounting of pick-up tubes, electronic image sensors, deviation or focusing coils
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B13/00Optical objectives specially designed for the purposes specified below
    • G02B13/001Miniaturised objectives for electronic devices, e.g. portable telephones, webcams, PDAs, small digital cameras
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/57Mechanical or electrical details of cameras or camera modules specially adapted for being embedded in other devices

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Lens Barrels (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Description

本発明は、小型、薄型で、低消費電力化が可能な自動焦点制御機能を備えたカメラモジュールに関する。
近年、カメラが搭載された携帯電話等の携帯機器が普及し、これら携帯機器の小型化、薄型化及び高性能化に伴って、小型化、薄型化及び高性能化されたカメラモジュールが要求されている。
従来、カメラモジュールとしては、自動焦点調整機構を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
図21に、従来技術における自動焦点調整機構を備えたカメラモジュールの構成を示す。図21に示すように、従来のカメラモジュールにおいて、対物レンズ1005は、筒体1011の上端部に取り付けられている。そして、この筒体1011の下端部には、電磁コイル1012が巻装されている。図21中、1013は磁石を示している。この磁石1013の一方の磁極1014aは、筒体1011側に断面L字状に延在され、その端部が筒体1011にその下方から挿通されている。磁石1013の他方の磁極1014bは、磁極1014aと対向するように延在されていると共に、その外周部が筒体1011を囲撓するように上方向に延在されている。このようにして、両磁極1014a、1014bは、筒体1011に巻装された電磁コイル1012を間に置いた状態で対向配置されている。磁極1014bの、上方向に延在された筒部は、レンズ機構支持体1015として機能するものである。このレンズ機構支持体1015の下部には段部1015aが設けられ、この段部1015aには弾性支持体1016aの外周部が固着されている。また、レンズ機構支持体1015の上端部には、弾性支持体1016bの外周部が固着されている。そして、これら弾性体支持体1016a、1016bの各内周部は、筒体1011にそれぞれ固着されている。このようにして、対物レンズ1005が取り付けられた筒体1011は、レンズ機構支持体1015に弾性支持体1016a、1016bを介して弾性的に連結されている。
以上のように構成されたカメラモジュールにおいては、電磁コイル1012に流れる電流を制御することにより、磁石1013による磁気力と電磁コイル1012による磁気力とによって筒体1011を上下動させ(図21中の矢印)、対物レンズ1005を光軸方向に移動させて、自動焦点調整が行われる。
特開昭54−135504号公報
しかし、上記従来のカメラモジュールのように、磁石1013、弾性支持体1016a、1016b等々を、対物レンズ1005の光軸方向に積み重ねる構成にすると、磁石1013、弾性支持体1016a、1016b等の各々の部品の厚みを足し合わせた寸法以下にはカメラモジュールを薄型化することができないという問題点がある。また、カメラモジュールを小型化、薄型化するためには、厚み方向に大きな割合を占める磁石1013の厚みを薄く設計する必要があるが、磁石1013の厚みは、その量産時の加工限界等によって決まってしまう。従って、その磁石1013に他の部品を積み重ねる構成を採ると、カメラモジュールの薄型化が困難になるという問題点がある。
本発明は、従来技術における前記課題を解決するためになされたものであり、大幅な薄型化が可能な、自動焦点制御機能を備えたカメラモジュールを提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明に係るカメラモジュールの構成は、少なくとも1枚のレンズを含み、前記レンズの光軸方向に移動可能な可動部と、前記可動部の移動を許容するように、前記レンズの光軸方向に中空となった固定部と、前記可動部と前記固定部とを弾性的に支持する少なくとも1つの弾性体と、前記固定部に対して固定され、前記レンズの光軸に略垂直な受光面を有する撮像素子と、
前記固定部に沿って配列された複数の磁石と、前記可動部に配設されたコイルと、前記コイルへの給電を行う駆動素子と、前記撮像素子からの電気信号を入力して画像処理を行う演算素子とを備えたカメラモジュールであって、前記固定部は、前記磁石の配列方向に沿った隣接する前記磁石間において前記弾性体を支持し、前記弾性体は、前記可動部に固着される円環部と、前記円環部と前記固定部とを連結する、それぞれが少なくとも1個の屈曲部を有する複数のアームとを有し、前記円環部と前記複数のアームとによって前記可動部と前記固定部とを弾性的に支持しており、前記各アームは、前記磁石の配列方向に沿って隣接する所定の前記磁石間から、前記磁石の配列方向に沿って隣接する別の前記磁石間にわたって、前記可動部と前記磁石との間に配置されていることを特徴とする。
このように、本発明のカメラモジュールにおいては、レンズを含む可動部と、固定部とが弾性体のみによって支持されている。また、前記固定部は、磁石の配列方向に沿った隣接する前記磁石間において前記弾性体を支持している。さらに、前記弾性体は、それぞれが少なくとも1個の屈曲部を有する複数のアームによって前記可動部と前記固定部とを弾性的に支持し、前記各アームは、前記可動部と前記磁石との間に配置されている。
本発明によれば、レンズの光軸方向における弾性体の位置が磁石の厚み等に依存しない構成となるので、大幅に薄型化された、自動焦点制御機能を備えたカメラモジュールを提供することが可能となる。また、弾性体は、それぞれが少なくとも1個の屈曲部を有する複数のアームによって可動部と固定部とを弾性的に支持し、各アームは、可動部と磁石との間に配置されているので、可動部と固定部とを弾性的に支持するアームの長さを長くすることができ、アームの、レンズの光軸方向の剛性を低くすることが可能となる。そして、これにより、レンズの光軸方向に働くフック力を弱めることができるので、可動部を移動させるために必要な電力を低減することができる。また、レンズの光軸に垂直な平面上におけるレンズモジュールの高次共振周波数を高くすることができる(すなわち、可動部の剛性を高くすることができる)ので、レンズを含む可動部を自動焦点制御のためにレンズの光軸方向へ移動させた場合にも、レンズ自体のチルトの発生や、レンズと撮像素子の光軸ずれの発生を大幅に低減することが可能となる。従って、撮像素子上に常に良好な光学像が結像されて、優れた画質を得ることのできるカメラモジュールを提供することが可能となる。
前記本発明のカメラモジュールの構成においては、前記弾性体が、前記複数の磁石全体の、物体側の端部とその反対側の端部との間に配置されているのが好ましい。
また、前記本発明のカメラモジュールの構成においては、前記屈曲部のなす角度が120°〜150°の範囲にあるのが好ましい。
また、前記本発明のカメラモジュールの構成においては、前記各アームは、前記可動部を支持する可動部側支持端部と、前記固定部を支持する固定部側支持端部と、前記可動部側支持端部と前記固定部側支持端部とを連結するアーム部とを備え、前記各アーム部は、前記レンズの光軸に垂直な平面上の、隣接する前記固定部側支持端部間において対称に配置された前記屈曲部を有しているのが好ましい。この好ましい例によれば、アーム部の有する屈曲部の形状が、固定部側支持端部とそれに隣接する他の固定部側支持端部との間で規則的にバランスのよい形状となるので、可動部の安定性を向上させることができる。
また、前記本発明のカメラモジュールの構成においては、前記各アームは、複数の前記屈曲部を有し、複数の前記屈曲部は、それぞれのなす角度が同じで、隣接する前記屈曲部間の長さが同じとなるように配置されているのが好ましい。この好ましい例によれば、レンズを含む可動部を自動焦点制御のためにレンズの光軸方向へ移動させる場合にアームに発生する局所的な応力集中を緩和することができる。その結果、アームの耐久性を向上させることができるので、自動焦点制御回数を大幅に増加させることのできる高信頼性のカメラモジュールを提供することが可能となる。
また、前記本発明のカメラモジュールの構成においては、前記各アームは、前記可動部を支持する可動部側支持端部を備え、かつ、前記可動部側支持端部で少なくとも2つに分岐しているのが好ましい。この好ましい例によれば、アームの数を増加させることなく、可動部側の支持箇所を増加させることができる。そして、これにより、レンズを含む可動部のチルトの発生を大幅に抑制することができる。
また、前記本発明のカメラモジュールの構成においては、前記各アームは、可動部側支持端部を介して前記円環部に連結され、前記円環部は、隣接する前記可動部側支持端部間に複数の切欠き部を有しているのが好ましい。この好ましい例によれば、弾性体とコイルとを電気的に接続するためにハンダ付け等の熱ストレスが生じる手段を用いる場合に、切欠き部の間でハンダ付け等を行うことにより、熱による弾性体の変形を切欠き部間に集中させることが可能となる。その結果、弾性体とコイルとを電気的に接続する際に発生する、弾性体の熱による変形を大幅に低減することができるので、組立工程に起因して発生する光軸ずれやチルト等の発生を抑えた高信頼性のカメラモジュールを提供することが可能となる。
また、前記本発明のカメラモジュールの構成においては、前記コイルは、複数の前記磁石に対向するように前記可動部の外周に巻回され、前記コイルの巻き始めの位置と巻き終わりの位置が、前記磁石の配列方向に沿った隣接する前記磁石間の、前記レンズの光軸と略平行な同一軸線上にあるのが好ましい。
また、前記本発明のカメラモジュールの構成においては、前記コイルは、複数の前記磁石に対向するように前記可動部の外周に巻回された、巻き方向が同じN個(Nは偶数)のコイルからなり、前記N個のコイルのそれぞれの巻き始めの位置と巻き終わりの位置は、位相が180°ずれた状態で、前記磁石の配列方向に沿った隣接する前記磁石間にあり、かつ、前記N個のコイルは、巻き始めの位置の位相が互いに180°ずれた組を複数有しているのが好ましい。
これらの好ましい例によれば、コイルの、磁石が対向する磁石対向部での巻線の巻数は全て同じになるので、コイルに電流を流すことによって磁石対向部に発生するローレンツ力はバランスのとれたものとなる。その結果、自動焦点制御に際してのレンズを含む可動部の不要なチルトの発生を抑制することができる。
以下、実施の形態を用いて本発明をさらに具体的に説明する。
[第1の実施の形態]
まず、本発明の第1の実施の形態におけるカメラモジュールについて、図面を参照しながら説明する。図1に、本実施の形態におけるカメラモジュールの構成を示す。図1(a)は本実施の形態のカメラモジュールの構成を示す平面図、図1(c)は当該カメラモジュールの構成を示す底面図である。また、図1(b)は、図1(a)及び図1(c)の1A−1A線での矢視断面図である。
図1(a)〜(c)に示すように、本実施の形態のカメラモジュール100は、レンズモジュール1と、基板2と、撮像素子3と、演算素子4と、駆動素子5とを備えている。そして、レンズモジュール1は、可動部10と、固定部30と、可動部10と固定部30とを弾性的に支持する弾性体40とを備えている。
可動部10は、レンズ11と、レンズホルダ12と、レンズフード13と、コイル部22とを有している。ここで、レンズ11は、光を曲げる機能を果たすものであり、ガラス又はプラスチックなどを用いて形成されている。また、レンズホルダ12は、加工性及び耐熱性の良好なプラスチックなどを用いて略円筒状に形成されており、レンズ11は、当該レンズホルダ12の内壁に圧入等することによって固定されている。また、レンズフード13も、加工性及び耐熱性の良好なプラスチックなどを用いて円板状に形成されており、当該レンズフード13は、レンズホルダ12の内壁に圧入等することによって固定されている。尚、レンズホルダ12の外周面には、後述する上部ばね41a、下部ばね41bの円環部150を固着するための段差部が設けられている。レンズフード13の中央には、レンズ11の光軸上に被写体からの入射光を通過させる穴13aが形成されている。すなわち、レンズ11の光軸と穴13aの中心とは一致している。また、穴13aは、図1(a)の平面図でレンズフード13を見た場合に、レンズ11の中心に向かって径が小さくなるテーパ状の階段形状に加工されている。尚、レンズフード13は、レンズホルダ12と一体に形成されていてもよい。コイル部22は、レンズホルダ12の外周を周回するように配置された少なくとも1つのコイルにより構成されている。そして、これらのコイルは、それぞれ自己溶着線などを用いて整列巻きされている。
固定部30は、永久磁石部31と、ヨーク32と、支持ベース部33とを有し、可動部10のレンズ11の光軸方向への移動を許容するように、レンズ11の光軸方向に中空となっている。また、永久磁石部31の内側の面とコイル部22の外側の面との間には、可動部10をレンズ11の光軸方向へ移動させることができるように微小な隙間が設けられている。尚、永久磁石部31は、磁束がコイル部22に向かって発生するように配置された4つの永久磁石31a、31b、31c、31dにより構成されている。
ここで、永久磁石31a、31b、31c、31dとしては、ネオジ焼結磁石などを用いることができる。これらの永久磁石31a、31b、31c、31dは、可動部10側(内側)がS極、固定部30側(外側)がN極となるように着磁されている。尚、永久磁石部31を構成する永久磁石31a、31b、31c、31dは、低コスト化を図るために平板状であるのが望ましい。また、永久磁石の形状は、長方形状に限定されるものではなく、円弧形状など如何なる形状であってもよい。また、コイル部22を構成するコイルの巻き形状は、永久磁石31a、31b、31c、31dの配列形状に沿うものである。また、図1(b)に示すコイル部22の断面形状は、レンズ11の光軸方向と直交する方向の長さ(巻幅)よりもレンズ11の光軸方向の長さ(巻厚)の方が長い形状となっているが、このような断面形状とすれば、永久磁石部31から効率的に磁気力を得ることができる。
ヨーク32は、表面をめっき処理した鉄などの強磁性体を用いて形成されており、当該ヨーク32の内側の面に、永久磁石部31を構成する永久磁石31a、31b、31c、31dが固着されている。
支持ベース部33は、加工性及び耐熱性の良好なプラスチックなどを用いて形成された4つの支持ベース33a、33b、33c、33dにより構成されている。各支持ベース33a、33b、33c、33dは、ヨーク32の内側に固着された4つの永久磁石31a、31b、31c、31dの配列方向に沿ったそれぞれの永久磁石間、すなわち、永久磁石31aと永久磁石31bとの間、永久磁石31bと永久磁石31cとの間、永久磁石31cと永久磁石31dとの間、永久磁石31dと永久磁石31aとの間にそれぞれ配置されて、基板2とヨーク32とを連結している。すなわち、各支持ベース33a、33b、33c、33dは、その底面が基板2に固着され、その上面がヨーク32に固着されている。尚、支持ベース33a、33b、33c、33dは、一体に形成されていてもよい。
弾性体40は、上部ばね41aと、下部ばね41bとを有している。上部ばね41aと下部ばね41bは、電導性が高く、かつ、金属疲労に強いベリリウム銅などの金属を用いて形成され、板状の部材をエッチング又は打ち抜き加工することによって得られる。尚、上部ばね41aと下部ばね41bの形状及び構成については後述する。
また、本実施の形態のカメラモジュール100には、上部電線42aと下部電線42bとが設けられている。上部電線42aは、電線や金属膜パターンにより構成され、一端が上部ばね41aの固定部30側(外側)に、他端が駆動素子5にそれぞれ電気的に接続されている。下部電線42bも同様に、電線や金属膜パターンにより構成され、一端が下部ばね41bの固定部30側(外側)に、他端が駆動素子5にそれぞれ電気的に接続されている。尚、図示していないが、上部ばね41aの可動部10側(内側)は、コイル部22のコイルの一端に電気的に接続され、下部ばね41bの可動部10側(内側)は、コイル部22のコイルの他端に電気的に接続されている。すわなち、上部電線42aは、上部ばね41aを介してコイル部22のコイルの一端に電気的に接続され、下部電線42bは、下部ばね41bを介してコイル部22のコイルの他端に電気的に接続されている。
基板2は、エポキシ樹脂などを用いて形成されている。
撮像素子3は、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)などを用いて構成され、基板2の上面のレンズ11との対向位置に配置されている。尚、撮像素子3の中心は、レンズ11の中心と一致している。また、撮像素子3は、その受光面がレンズ11の光軸に垂直となるように配置されている。カメラモジュール100に被写体からの光が入射した場合、当該入射光は、レンズフード13で絞られ、レンズ11を経て撮像素子3に到達し、撮像素子3上に結像される。そして、その光信号は、撮像素子3によって光電変換され、電気信号として撮像素子3から出力される。
演算素子4は、基板2の上面の、撮像素子3の横に配置されていると共に、撮像素子3に電気的に接続されている。演算素子4は、DSP(デジタルシグナルプロセッサ)やRISC(縮小命令セットコンピュータ)マイコンを用いて構成され、撮像素子3からの電気信号を入力して、画像処理などを行う。
駆動素子5は、基板2の上面の、演算素子4の横に配置されていると共に、演算素子4に電気的に接続されている。駆動素子5は、上部電線42a及び下部電線42bに電気的に接続され、MOS−FET(metal oxide semiconductor field-effect transistor)などを含んでいる。そして、駆動素子5は、演算素子4で作成された指令に基づいて、上部電線42aと下部電線42bとの間に電圧を印加し、コイル部22のコイルへの給電を行う。
尚、図示していないが、基板2の上面には、演算用電源線、通信線及び駆動用電源線が金属配線パターンによって形成されている。演算用電源線は、撮像素子3及び演算素子4に電気的に接続されており、これにより撮像素子3及び演算素子4への電力の供給が行われる。また、通信線は、演算素子4に電気的に接続されており、これにより演算素子4と外部との情報のやり取りが行われる。また、駆動用電源線は、駆動素子5に電気的に接続されており、これにより駆動素子5への電力の供給が行われる。
撮像素子3は、出力電圧が小さいため、ノイズの影響を受け易い。また、駆動素子5は、PWM(Pulse Width Modulation(パルス幅変調))スイッチングなどによって電流及び電圧が大きく変化するため、大きなノイズを発生させる。そこで、上記のように演算用及び通信用の電源線と駆動用の電源線とを分離することにより、ノイズの影響を低減するようにされている。尚、同一チップ内にこれら撮像素子3、演算素子4、駆動素子5を実装する場合にも、撮像素子3の機能を果たすブロックと駆動素子5の機能を果たすブロックの電源系を、演算素子4の機能を果たすブロックに対してそれぞれ分離することにより、主に駆動素子5から発生するノイズの影響を小さくすることができる。そして、これにより、カメラモジュール100は、良好な画像を作成することができる。
次に、以上のように構成されたカメラモジュール100の自動焦点制御について説明する。
上部電線42aと下部電線42bとの間に、下部電線42bの電位よりも上部電線42aの電位の方が高くなるような電圧を印加して、コイル部22のコイルに電流を流す。ここでは、図1(a)の平面図でコイル部22を見た場合に右回りに電流が流れるような配線がなされている。また、図1に示すように、各永久磁石31a、31b、31c、31dは、可動部10側(内側)がS極、固定部30側(外側)がN極となるように着磁されている。このため、各永久磁石31a、31b、31c、31dから発生する磁束と、コイル部22のコイルに流れる電流との相互作用(ローレンツ力)により、コイル部22に図1(b)における上向きの力が作用する。そして、この力と、弾性体40の上部ばね41a及び下部ばね41bの変形によって発生する力(フック力)とが釣り合う位置まで、可動部10がレンズ11と共に図1(b)における上方向に移動し、レンズ11と撮像素子3との間の距離が長くなる。
レンズ11を含む可動部10の移動量はローレンツ力にほぼ比例し、ローレンツ力はコイル部22のコイルに流れる電流に比例し、コイル部22のコイルに流れる電流は上部電線42aと下部電線42bとの間に印加される電圧に比例する。従って、演算素子4を用いて、駆動素子5によって上部電線42aと下部電線42bとの間に印加される電圧を制御することにより、撮像素子3に対するレンズ11の相対位置を制御することができる。
上記したように、被写体からの入射光は、レンズフード13で絞られ、レンズ11を経て撮像素子3に到達し、撮像素子3上に結像される。そして、その際、レンズ11と撮像素子3との間の距離(撮像素子3に対するレンズ11の相対位置)が適切であれば、焦点が合い、撮像素子3上に明瞭な光学像が結像される。撮像素子3は、その光信号を光電変換し、電気信号として出力する。撮像素子3から出力された電気信号は演算素子4に入力され、演算素子4は、その信号に基づいて、得られた画像が明瞭であると判断し、駆動素子5への電圧指令を維持する。これにより、上部電線42aと下部電線42bとの間に印加される電圧が維持されて、レンズ11と撮像素子3との間の距離が維持される。
一方、レンズ11と撮像素子3との間の距離が不適切であれば、焦点が合わず、撮像素子3上に不明瞭な光学像が結像される。撮像素子3は、その光信号を光電変換し、電気信号として出力する。撮像素子3から出力された電気信号は演算素子4に入力され、演算素子4は、その信号に基づいて、得られた画像が不明瞭であると判断し、駆動素子5への電圧指令を変更する。これにより、上部電線42aと下部電線42bとの間に印加される電圧が変化し、レンズ11と撮像素子3との間の距離が変化する。この動作は、レンズ11と撮像素子3との間の距離が適切となるまで繰り返される。このようにして、カメラモジュール100の自動焦点制御が行われる。
次に、本実施の形態のレンズモジュールについて、さらに詳細に説明する。図2に、本実施の形態におけるカメラモジュールの簡易配置図を示す。ここでは、分かり易くするために、レンズモジュールの構成部品として、永久磁石部31を構成する永久磁石31a、31b、31c、31dと弾性体40を構成する上部ばね41a、下部ばね41bのみを図示している。図2(a)は本実施の形態のカメラモジュールにおける永久磁石部と弾性体の位置関係を示す平面図、図2(c)は当該カメラモジュールにおける永久磁石部と弾性体の位置関係を示す底面図である。また、図2(b)は、図2(a)及び図2(c)の2A−2A線での概略矢視断面図である。また、図3に、本実施の形態のカメラモジュールにおける上部ばねと下部ばねの位置関係を示す。
まず、図2を参照しながら、レンズモジュールの永久磁石部と弾性体の位置関係について説明する。
図2(a)、(b)に示すように、上部ばね41aは、可動部10(図1(b)参照)側(内側)の円環部150と、4つのアーム150a、150b、150c、150dとにより構成されている。ここで、円環部150は、レンズホルダ12に固着されている(図1参照)。また、4つのアーム150a、150b、150c、150dは、それぞれ、可動部10を支持する可動部側支持端部151a、151b、151c、151dと、固定部30(図1(b)参照)を支持する固定部側支持端部153a、153b、153c、153dと、可動部側支持端部151a、151b、151c、151dと固定部側支持端部153a、153b、153c、153dとを連結するアーム部152a、152b、152c、152dとにより構成されている。円環部150とアーム部152a、152b、152c、152dとは、それぞれ可動部側支持端部151a、151b、151c、151dを介して連結されており、固定部側支持端部153a、153b、153c、153dは、それぞれアーム部152a、152b、152c、152dに連結されている。ここで、4つのアーム150a、150b、150c、150dは、可動部10の中心C(上部ばね41aの中心)を中心として90°回転対称な形状となっている。
また、上部ばね41aの固定部側支持端部153a、153b、153c、153dは、レンズ11の光軸に垂直な同一平面上の、ヨーク32の内側に沿って配列された4つの永久磁石31a、31b、31c、31dのそれぞれの永久磁石間、すなわち、永久磁石31aと永久磁石31bとの間、永久磁石31bと永久磁石31cとの間、永久磁石31cと永久磁石31dとの間、永久磁石31dと永久磁石31aとの間にそれぞれ配置されている。そして、固定部側支持端部153a、153b、153c、153dは、それぞれ支持ベース33a、33b、33c、33dに固着されている。
図2(a)〜(c)に示すように、下部ばね41bは、上部ばね41aと同一の形状であり、構成も同じである。従って、その詳細な説明は省略する。
図3に示すように、下部ばね41bは、上部ばね41aを、レンズ11の光軸方向に下部ばね41bの位置まで平行移動させた後、レンズ11の光軸に直交する軸を中心として180°反転させた配置となっている。
以上のように、可動部10と固定部30とを上部ばね41a及び下部ばね41bによって支持し、その際、上部ばね41a及び下部ばね41bの固定部側支持端部を、それぞれ、レンズ11の光軸に垂直な同一平面上の、ヨーク32の内側に沿って配列された4つの永久磁石31a、31b、31c、31dのそれぞれの永久磁石間に位置させることにより、当該固定部側支持端部と永久磁石部31との間に空間を設けるようにしたので、永久磁石部31と上部ばね41a又は下部ばね41bとの間の絶縁を考慮する必要がなくなる。従って、これまで永久磁石部31の上下面に上部ばね41a及び下部ばね41bを配置する場合に必要であったインシュレータ等を削減することができる。そして、これにより、自動焦点制御機能を備えたカメラモジュールを低コストで提供することが可能となる。
また、上部ばね41aと下部ばね41bの、レンズ11の光軸方向の位置が、永久磁石部31の厚み等に依存しない構成となるので、上部ばね41aと下部ばね41bの、レンズ11の光軸方向の位置を、永久磁石部31の厚み内に配置することにより、大幅に薄型化された、自動焦点制御機能を備えたカメラモジュールを提供することが可能となる。
また、下部ばね41bを、上部ばね41aに対して、レンズ11の光軸に直交する軸を中心として180°反転させた配置とすることにより、レンズ11を含む可動部10のチルトの発生を抑制することができる。その結果、撮像素子3上に常に良好な光学像が結像されて、優れた画質を得ることのできるカメラモジュールを提供することが可能となる。
尚、本実施の形態においては、4つの永久磁石を配置するようにされているが、永久磁石の数はこれに限定されるものではない。但し、量産の際に、チルト対策を実施しやすくするためには、対になって対向配置される偶数個の永久磁石を用いるのが望ましい。
また、本実施の形態においては、磁石として永久磁石を用いているが、電磁石を用いる構成であってもよい。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態におけるカメラモジュールについて、図面を参照しながら説明する。本実施の形態のカメラモジュールは、弾性体を構成する上部ばね及び下部ばねのみが上記第1の実施の形態のカメラモジュールと異なっており、それ以外の構成は上記第1の実施の形態のカメラモジュールと同一である。また、下部ばねは、上部ばねと同じ構成である。このため、本実施の形態においては、上部ばねについてのみ詳細に説明する。
図4に、本実施の形態におけるカメラモジュールの弾性体を構成する上部ばねを示す。
図4に示すように、本実施の形態の上部ばね411aは、可動部10(図1(b)参照)側(内側)の円環部200と、可動部側支持端部210a、210b、210c、210dと、固定部側支持端部230a、230b、230c、230dと、可動部側支持端部210a、210b、210c、210dと固定部側支持端部230a、230b、230c、230dとを連結するアーム部220a、220b、220c、220dとにより構成されている。円環部200とアーム部220a、220b、220c、220dとは、それぞれ可動部側支持端部210a、210b、210c、210dを介して連結されており、固定部側支持端部230a、230b、230c、230dは、それぞれアーム部220a、220b、220c、220dに連結されている。また、アーム部220a、220b、220c、220dは、それぞれ、レンズ11(図1(b)参照)の光軸に垂直な平面内で屈曲した5個の屈曲部を有している。尚、可動部側支持端部210a(210b、210c、210d)と、固定部側支持端部230a(230b、230c、230d)と、アーム部220a(220b、220c、220d)とからなる4つのアームは、可動部10の中心C(上部ばね411aの中心)を中心として90°回転対称な形状となっている。
以上のような形状の上部ばねと下部ばねとを備えたカメラモジュールの構成によれば、レンズ11の光軸に垂直な平面上におけるレンズモジュールの高次共振周波数を高くすることができる(すなわち、可動部10の剛性を高くすることができる)ので、レンズ11を含む可動部10を自動焦点制御のためにレンズ11の光軸方向へ移動させた場合にも、レンズ11自体のチルトの発生や、レンズ11と撮像素子3(図1(b)参照)の光軸ずれの発生を大幅に低減することが可能となる。また、レンズ11の光軸に垂直な平面上において、上部ばねと下部ばねのアームの長さを長くすることができるので、上部ばねと下部ばねのアームの、レンズ11の光軸方向の剛性を低くすることが可能となる。そして、これにより、レンズ11の光軸方向に働くフック力を弱めることができるので、可動部10を移動させるために必要な電力を低減することができる。従って、撮像素子3上に常に良好な光学像が結像されて、優れた画質を得ることのできる、高効率のカメラモジュールを提供することが可能となる。
上部ばね及び下部ばねのアーム部の屈曲部がなす角度は、120°〜150°の範囲にあるのが望ましい。屈曲部がなす角度をこのような範囲に設定することにより、屈曲部の応力をある程度抑制しながら、上記の効果を得ることができる。
図5に、本実施の形態におけるカメラモジュールの弾性体を構成する上部ばねの他の例を示す。尚、下部ばねは、上部ばねと同じ構成である。
図5に示すように、この上部ばね412aは、可動部10側(内側)の円環部300と、可動部側支持端部310a、310b、310c、310dと、固定部側支持端部330a、330b、330c、330dと、可動部側支持端部310a、310b、310c、310dと固定部側支持端部330a、330b、330c、330dとを連結するアーム部320a、320b、320c、320dとにより構成されている。円環部300とアーム部320a、320b、320c、320dとは、それぞれ可動部側支持端部310a、310b、310c、310dを介して連結されており、固定部側支持端部330a、330b、330c、330dは、それぞれアーム部320a、320b、320c、320dに連結されている。尚、可動部側支持端部310a(310b、310c、310d)と、固定部側支持端部330a(330b、330c、330d)と、アーム部320a(320b、320c、320d)とからなる4つのアームは、可動部10の中心C(上部ばね412aの中心)を中心として90°回転対称な形状となっている。
ここで、アーム部320a、320b、320c、320dは、それぞれ、レンズ11の光軸に垂直な平面内で約90度の角度をなして屈曲した16個の屈曲部を有しており、これによっても上記と同等の効果を得ることができる。
[第3の実施の形態]
次に、本発明の第3の実施の形態におけるカメラモジュールについて、図面を参照しながら説明する。本実施の形態のカメラモジュールは、弾性体を構成する上部ばね及び下部ばねのみが上記第1の実施の形態のカメラモジュールと異なっており、それ以外の構成は上記第1の実施の形態のカメラモジュールと同一である。また、下部ばねは、上部ばねと同じ構成である。このため、本実施の形態においては、上部ばねについてのみ詳細に説明する。
図6に、本実施の形態におけるカメラモジュールの弾性体を構成する上部ばねを示す。
図6に示すように、本実施の形態の上部ばね413aは、可動部10(図1(b)参照)側(内側)の円環部400と、可動部側支持端部410a、410b、410c、410dと、固定部側支持端部430a、430b、430c、430dと、可動部側支持端部410a、410b、410c、410dと固定部側支持端部430a、430b、430c、430dとを連結するアーム部420a、420b、420c、420dとにより構成されている。円環部400とアーム部420a、420b、420c、420dとは、それぞれ可動部側支持端部410a、410b、410c、410dを介して連結されており、固定部側支持端部430a、430b、430c、430dは、それぞれアーム部420a、420b、420c、420dに連結されている。尚、可動部側支持端部410a(410b、410c、410d)と、固定部側支持端部430a(430b、430c、430d)と、アーム部420a(420b、420c、420d)とからなる4つのアームは、可動部10の中心C(上部ばね413aの中心)を中心として90°回転対称な形状となっている。
ここで、アーム部420a、420b、420c、420dは、それぞれ、レンズ11(図1(b)参照)の光軸に垂直な平面内で屈曲した14個の屈曲部を有している。そして、14個の屈曲部は、固定部側支持端部(例えば、符号430d)と、それに隣接する他の固定部側支持端部(例えば、符号430c)との間で、左右対称に配置されている。
以上のような形状の上部ばねと下部ばねとを備えたカメラモジュールの構成によれば、アーム部の有する屈曲部の形状が、固定部側支持端部とそれに隣接する他の固定部側支持端部との間で規則的にバランスのよい形状となり、可動部10の安定性が向上するので、レンズ11を含む可動部10を自動焦点制御のためにレンズ11の光軸方向へ移動させた場合にも、レンズ11と撮像素子3(図1(b)参照)の光軸ずれやチルトの発生を大幅に抑制することができる。
尚、アーム部が屈曲部を有することによる効果については、上記第2の実施の形態で述べているので、その説明は省略する。
従って、本実施の形態の構成によれば、撮像素子3上に常に良好な光学像が結像されて、優れた画質を得ることのできる、高効率のカメラモジュールを提供することが可能となる。
[第4の実施の形態]
次に、本発明の第4の実施の形態におけるカメラモジュールについて、図面を参照しながら説明する。本実施の形態のカメラモジュールは、弾性体を構成する上部ばね及び下部ばねのみが上記第1の実施の形態のカメラモジュールと異なっており、それ以外の構成は上記第1の実施の形態のカメラモジュールと同一である。また、下部ばねは、上部ばねと同じ構成である。このため、本実施の形態においては、上部ばねについてのみ詳細に説明する。
図7に、本実施の形態におけるカメラモジュールの弾性体を構成する上部ばねを示す。
図7に示すように、本実施の形態の上部ばね414aは、可動部10(図1(b)参照)側(内側)の円環部500と、可動部側支持端部510a、510b、510c、510dと、固定部側支持端部530a、530b、530c、530dと、可動部側支持端部510a、510b、510c、510dと固定部側支持端部530a、530b、530c、530dとを連結するアーム部520a、520b、520c、520dとにより構成されている。円環部500とアーム部520a、520b、520c、520dとは、それぞれ可動部側支持端部510a、510b、510c、510dを介して連結されており、固定部側支持端部530a、530b、530c、530dは、それぞれアーム部520a、520b、520c、520dに連結されている。尚、可動部側支持端部510a(510b、510c、510d)と、固定部側支持端部530a(530b、530c、530d)と、アーム部520a(520b、520c、520d)とからなる4つのアームは、可動部10の中心C(上部ばね414aの中心)を中心として90°回転対称な形状となっている。
ここで、アーム部520a、520b、520c、520dは、それぞれ、レンズ11(図1(b)参照)の光軸に垂直な平面内で屈曲した5個の屈曲部を有している。そして、5個の屈曲部は、それぞれのなす角度が同じで、隣接する屈曲部間の長さが同じとなるように配置されている。
以上のような形状の上部ばねと下部ばねとを備えたカメラモジュールの構成によれば、レンズ11を含む可動部10を自動焦点制御のためにレンズ11の光軸方向へ移動させる場合にアーム部に発生する局所的な応力集中を緩和することができる。その結果、アーム部の耐久性を向上させることができる。
尚、アーム部が屈曲部を有することによる効果については、上記第2の実施の形態で述べているので、その説明は省略する。
従って、本実施の形態の構成によれば、自動焦点制御回数を大幅に増加させることのできる高信頼性のカメラモジュールを提供することが可能となる。
[第5の実施の形態]
次に、本発明の第5の実施の形態におけるカメラモジュールについて、図面を参照しながら説明する。本実施の形態のカメラモジュールは、弾性体を構成する上部ばね及び下部ばねのみが上記第1の実施の形態のカメラモジュールと異なっており、それ以外の構成は上記第1の実施の形態のカメラモジュールと同一である。また、下部ばねは、上部ばねと同じ構成である。このため、本実施の形態においては、上部ばねについてのみ詳細に説明する。
図8に、本実施の形態におけるカメラモジュールの弾性体を構成する上部ばねを示す。図8(a)は本実施の形態における上部ばねを示す平面図、図8(b)は当該上部ばねの可動部側支持端部の拡大図である。
図8(a)に示すように、本実施の形態の上部ばね415aは、可動部10(図1(b)参照)側(内側)の円環部600と、可動部側支持端部610a、610b、610c、610dと、固定部側支持端部630a、630b、630c、630dと、可動部側支持端部610a、610b、610c、610dと固定部側支持端部630a、630b、630c、630dとを連結するアーム部620a、620b、620c、620dとにより構成されている。円環部600とアーム部620a、620b、620c、620dとは、それぞれ可動部側支持端部610a、610b、610c、610dを介して連結されており、固定部側支持端部630a、630b、630c、630dは、それぞれアーム部620a、620b、620c、620dに連結されている。また、アーム部620a、620b、620c、620dは、それぞれ、レンズ11(図1(b)参照)の光軸に垂直な平面内で屈曲した5個の屈曲部を有している。尚、可動部側支持端部610a(610b、610c、610d)と、固定部側支持端部630a(630b、630c、630d)と、アーム部620a(620b、620c、620d)とからなる4つのアームは、可動部10の中心C(上部ばね415aの中心)を中心として90°回転対称な形状となっている。
図8(a)、(b)に示すように、可動部側支持端部610a、610b、610c、610dは、それぞれ2つに分岐している。
以上のような形状の上部ばねと下部ばねとを備えたカメラモジュールの構成によれば、アームの数を増加させることなく、可動部10側の支持箇所を増加させることができる。そして、これにより、レンズ11を含む可動部10のチルトの発生を大幅に抑制することができる。
尚、アーム部が屈曲部を有することによる効果については、上記第2の実施の形態で述べているので、その説明は省略する。
従って、本実施の形態の構成によれば、撮像素子3(図1(b)参照)上に常に良好な光学像が結像されて、優れた画質を得ることのできる、高効率のカメラモジュールを提供することが可能となる。
尚、図8(b)に示すように、分岐した可動部側支持端部610a、610b、610c、610dの幅X1、X2、X3を広げることにより、レンズ11を含む可動部10のチルトの発生の抑制効果を向上させることができる。
また、以上においては、可動部側支持端部が2つに分岐している場合を例に挙げて説明しているが、可動部側支持端部が3つ以上に分岐している場合であっても、上記と同様の効果を得ることができる。
図9に、本実施の形態におけるカメラモジュールの弾性体を構成する上部ばねの他の例を示す。尚、下部ばねは、上部ばねと同じ構成である。
図9に示すように、この上部ばね416aは、可動部10側(内側)の円環部700と、可動部側支持端部710a、710b、710c、710dと、固定部側支持端部730a、730b、730c、730dと、可動部側支持端部710a、710b、710c、710dと固定部側支持端部730a、730b、730c、730dとを連結するアーム部720a、720b、720c、720dとにより構成されている。円環部700とアーム部720a、720b、720c、720dとは、それぞれ可動部側支持端部710a、710b、710c、710dを介して連結されており、固定部側支持端部730a、730b、730c、730dは、それぞれアーム部720a、720b、720c、720dに連結されている。また、アーム部720a、720b、720c、720dは、それぞれ、レンズ11の光軸に垂直な平面内で屈曲した2個の屈曲部を有している。尚、可動部側支持端部710a(710b、710c、710d)と、固定部側支持端部730a(730b、730c、730d)と、アーム部720a(720b、720c、720d)とからなる4つのアームは、可動部10の中心C(上部ばね416aの中心)を中心として90°回転対称な形状となっている。
ここで、可動部側支持端部710a、710b、710c、710dは、それぞれ3つに分岐している。この場合、分岐した可動部側支持端部(例えば、符号710a)は、Y1(Y2、Y3、Y4)によって示す箇所を境界として、それに隣接する分岐した可動部側支持端部(例えば、符号710d)と共有されている。
以上のような形状の上部ばねと下部ばねとを備えたカメラモジュールの構成によれば、上記と同様の効果を得ることができ、さらに、可動部側支持端部710a、710b、710c、710dへの応力集中を低減させることができるので、当該可動部側支持端部710a、710b、710c、710dの耐久性を向上させることもできる。
従って、この構成によれば、撮像素子3上に常に良好な光学像が結像されて、優れた画質を得ることのできる、高効率で高信頼性のカメラモジュールを提供することが可能となる。
[第6の実施の形態]
次に、本発明の第6の実施の形態におけるカメラモジュールについて、図面を参照しながら説明する。本実施の形態のカメラモジュールは、弾性体を構成する上部ばね及び下部ばねのみが上記第1の実施の形態のカメラモジュールと異なっており、それ以外の構成は上記第1の実施の形態のカメラモジュールと同一である。また、下部ばねは、上部ばねと同じ構成である。このため、本実施の形態においては、上部ばねについてのみ詳細に説明する。
図10に、本実施の形態におけるカメラモジュールの弾性体を構成する上部ばねを示す。
図10に示すように、本実施の形態の上部ばね417aは、可動部10(図1(b)参照)側(内側)の円環部800と、可動部側支持端部810a、810b、810c、810dと、固定部側支持端部830a、830b、830c、830dと、可動部側支持端部810a、810b、810c、810dと固定部側支持端部830a、830b、830c、830dとを連結するアーム部820a、820b、820c、820dとにより構成されている。円環部800とアーム部820a、820b、820c、820dとは、それぞれ可動部側支持端部810a、810b、810c、810dを介して連結されており、固定部側支持端部830a、830b、830c、830dは、それぞれアーム部820a、820b、820c、820dに連結されている。また、アーム部820a、820b、820c、820dは、それぞれ、レンズ11(図1(b)参照)の光軸に垂直な平面内で屈曲した複数個の屈曲部を有している。尚、可動部側支持端部810a(810b、810c、810d)と、固定部側支持端部830a(830b、830c、830d)と、アーム部820a(820b、820c、820d)とからなる4つのアームは、可動部10の中心C(上部ばね417aの中心)を中心として90°回転対称な形状となっている。
ここで、上部ばね417aの円環部800は、可動部側支持端部810a、810b、810c、810dを除いて、レンズ11の光軸に垂直な平面上における幅が狭くなっている。
以上のような形状の上部ばねと下部ばねとを備えたカメラモジュールの構成によれば、レンズ11の光軸に垂直な平面上において、アームを形成するための有効な面積を増やすことができる。そして、これにより、上部ばねと下部ばねのアームの長さを長くして、そのバネ定数を小さく(柔らかく)設計することが可能となる。図10においては、例えば、可動部側支持端部810aに対応する固定部側支持端部830aが、可動部側支持端部810aと相対する可動部側支持端部810cの位置付近にあり、アーム部820aの長さがかなり長くなっている。
尚、アーム部が屈曲部を有することによる効果については、上記第2の実施の形態で述べているので、その説明は省略する。
従って、本実施の形態の構成によれば、レンズ11を含む可動部10の自動焦点制御動作を、低電流で実現することができるので、消費電力量を抑えたカメラモジュールを提供することが可能となる。
[第7の実施の形態]
次に、本発明の第7の実施の形態におけるカメラモジュールについて、図面を参照しながら説明する。本実施の形態のカメラモジュールは、弾性体を構成する上部ばね及び下部ばねのみが上記第1の実施の形態のカメラモジュールと異なっており、それ以外の構成は上記第1の実施の形態のカメラモジュールと同一である。また、下部ばねは、上部ばねと同じ構成である。このため、本実施の形態においては、上部ばねについてのみ詳細に説明する。
図11に、本実施の形態におけるカメラモジュールの弾性体を構成する上部ばねを示す。
図11に示すように、本実施の形態の上部ばね418aは、可動部10(図1(b)参照)側(内側)の円環部900と、可動部側支持端部910a、910b、910c、910dと、固定部側支持端部930a、930b、930c、930dと、可動部側支持端部910a、910b、910c、910dと固定部側支持端部930a、930b、930c、930dとを連結するアーム部920a、920b、920c、920dとにより構成されている。円環部900とアーム部920a、920b、920c、920dとは、それぞれ可動部側支持端部910a、910b、910c、910dを介して連結されており、固定部側支持端部930a、930b、930c、930dは、それぞれアーム部920a、920b、920c、920dに連結されている。また、アーム部920a、920b、920c、920dは、それぞれ、レンズ11(図1(b)参照)の光軸に垂直な平面内で屈曲した5個の屈曲部を有している。尚、可動部側支持端部910a(910b、910c、910d)と、固定部側支持端部930a(930b、930c、930d)と、アーム部920a(920b、920c、920d)とからなる4つのアームは、可動部10の中心C(上部ばね418aの中心)を中心として90°回転対称な形状となっている。
ここで、円環部900の外周縁には、隣接する可動部側支持端部間のほぼ中央部を中心として、左右対称に一対の切欠き部が設けられている。すなわち、可動部側支持端部910aと可動部側支持端部910bとの間には、一対の切欠き部70a、70bが、可動部側支持端部910bと可動部側支持端部910cとの間には、一対の切欠き部70c、70dが、可動部側支持端部910cと可動部側支持端部910dとの間には、一対の切欠き部70e、70fが、可動部側支持端部910dと可動部側支持端部910aとの間には、一対の切欠き部70g、70hがそれぞれ設けられている。
以上のような形状の上部ばねと下部ばねとを備えたカメラモジュールの構成によれば、上部ばね及び下部ばねとコイル部22(図1(b)参照)のコイルとを電気的に接続するためにハンダ付け等の熱ストレスが生じる手段を用いる場合に、上部ばね418a(及び下部ばね)のコイル部22のコイルとの接続箇所を、隣接する可動部側支持端部間のほぼ中央(一対の切欠き部間)とすることにより、熱による上部ばね及び下部ばねの変形を、それぞれの一対の切欠き部間(例えば、切欠き部70aと切欠き部70bとの間)に集中させることができる。
尚、アーム部が屈曲部を有することによる効果については、上記第2の実施の形態で述べているので、その説明は省略する。
従って、本実施の形態の構成によれば、上部ばね及び下部ばねとコイル部22のコイルとを電気的に接続する際に発生する、上部ばね及び下部ばねの熱による変形を大幅に低減することができるので、組立工程に起因して発生する光軸ずれやチルト等の発生を抑えた高信頼性のカメラモジュールを提供することが可能となる。
尚、本実施の形態においては、隣接する可動部側支持端部間に一対の切欠き部を設けた場合を例に挙げて説明したが、切欠き部の数は3つ以上であってもよい。
また、上記第2〜第7の実施の形態においては、アーム部が複数個の屈曲部を有する場合を例に挙げて説明したが、各アーム部は少なくとも1個の屈曲部を有していればよい。
[第8の実施の形態]
次に、本発明の第8の実施の形態におけるカメラモジュールについて、図面を参照しながら説明する。
図12に、本実施の形態におけるカメラモジュールの構成を示す。
図12に示す本実施の形態のカメラモジュール501は、コイル部220のみが上記第1の実施の形態のカメラモジュール(図1)と異なっており、それ以外の構成は上記第1の実施の形態のカメラモジュールと同一である。このため、上記第1の実施の形態のカメラモジュールの構成部材と同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、その説明は省略する。また、自動焦点制御動作も上記第1の実施の形態の場合と同じであるため、その説明は省略する。
図12に示すように、本実施の形態のカメラモジュール501において、コイル部220は、2つのコイル221a、221bがレンズ11(図1(b)参照)の光軸方向に積み重ねられた状態でレンズホルダ12の外周を周回するように配置されている。そして、これらのコイル221a、221bは、それぞれ自己溶着線などを用いて整列巻きされている。また、コイル221a、221bは、その線材及び線径、巻数等の巻線仕様が全く同じであり、巻き方向も同じである。
コイル線80a、81aは、それぞれ、コイル221aの巻き始めと巻き終わりの線である。コイル線80aは、上部ばね41aの内側の円環部に電気的に接続され、コイル線81aは、下部ばね41bの内側の円環部に電気的に接続されている。
また、コイル線80b、81bは、それぞれ、コイル221bの巻き始めと巻き終わりの線である。コイル線80bは、上部ばね41aの内側の円環部に電気的に接続され、コイル線81bは、下部ばね41bの内側の円環部に電気的に接続されている。
以下、図13を参照しながら、コイル部220について、さらに詳細に説明する。図13(a)は本実施の形態におけるカメラモジュールのコイル部を示す平面図、図13(b)は図13(a)の13A−13A線での矢視断面図、図13(c)は図13(a)の13B−13B線での矢視断面図である。
図13(a)〜(c)に示すように、コイル221a、221bは、それぞれ、永久磁石31a、31b、31c、31dに対向するようにレンズホルダ12の外周に巻回されている。コイル221aの巻き始めの位置(コイル線80a)と巻き終わりの位置(コイル線81a)、及びコイル221bの巻き始めの位置(コイル線80b)と巻き終わりの位置(コイル線81b)は、それぞれ、レンズ11の光軸に垂直な平面上で、レンズ11の光軸と平行な同一軸線上に位置し、かつ、永久磁石31a、31b、31c、31dの配列方向に沿った隣接する永久磁石間に配置されている。また、コイル221aの巻き始めの位置(コイル線80a)とコイル221bの巻き始めの位置(コイル線80b)とは、レンズ11の光軸に垂直な平面上で、コイル部220の中心(可動部10(図1(b)参照)の中心C)を中心として位相が180°ずれるように配置されている。
コイル221a、221bの巻き始めの位置(コイル線80a、80b)及び巻き終わりの位置(コイル線81a、81b)を、以上のような配置とすることにより、図13(a)、(b)、(c)に示すように、コイル221a、221bの、永久磁石31a、31b、31c、31dが対向する永久磁石対向部90a、90b、90c、90dでの巻線の巻数は全て同じになる。このため、コイル221a、221bに電流を流すことによって永久磁石対向部90a、90b、90c、90dに発生するローレンツ力は、コイル部220の中心(可動部10の中心C)に対して対称(図13(a)の平面図で見た場合に、左右/上下対称)となるので、自動焦点制御に際してのレンズ11を含む可動部10の不要なチルトの発生を抑制することができる。
また、コイル221a、221bの巻き始め又は巻き終わりの位置を、それぞれ、レンズ11の光軸に垂直な平面上で、コイル部220の中心(可動部10の中心C)を中心として位相が180°ずれるように配置することにより、コイル221a、221bの巻線処理等によって発生する余分な重心のアンバランスを、コイル部220として打ち消すことができる。すなわち、コイル部220の重心をコイル部220の中心(可動部10の中心C)に持ってくることが可能となる。その結果、可動部10の重心のアンバランスによる不要なチルトの発生を抑制することができる。
従って、本実施の形態の構成によれば、撮像素子3(図1(b)参照)上に常に良好な光学像が結像されて、優れた画質を得ることのできるカメラモジュールを提供することが可能となる。
図14に、本実施の形態におけるカメラモジュールのコイル部の他の例を示す((a)は平面図、(b)は(a)の14A−14A線での矢視断面図、(c)は(a)の14B−14B線での矢視断面図)。
図14に示すコイル部230は、以下の点で、図13に示すコイル部220の構成と異なっている。すなわち、図14に示すように、コイル部230は、2つのコイル222a、222bがレンズ11の光軸方向に積み重ねられた状態でレンズホルダ12の外周に巻回されている。コイル222aの巻き始めの位置(コイル線82a)とコイル222bの巻き終わりの位置(コイル線83b)、及びコイル222aの巻き終わりの位置(コイル線83a)とコイル222bの巻き始めの位置(コイル線82b)は、それぞれ、レンズ11の光軸に垂直な平面上で、レンズ11の光軸と平行な同一の軸線上に位置し、かつ、永久磁石31a、31b、31c、31dの配列方向に沿った隣接する永久磁石間に配置されている。コイル222aの巻き始めの位置(コイル線82a)と巻き終わりの位置(コイル線83a)とは、レンズ11の光軸に垂直な平面上で、コイル部230の中心(可動部10の中心C)を中心として位相が180°ずれるように配置されている。また、コイル222bの巻き始めの位置(コイル線82b)と巻き終わりの位置(コイル線83b)とは、レンズ11の光軸に垂直な平面上で、コイル部230の中心(可動部10の中心C)を中心として位相が180°ずれるように配置されている。その他の構成は、図12、図13に示す構成と同じである。
コイル222a、222bを以上のような構成にすると、図14(b)、(c)に示すように、コイル222a、コイル222bのそれぞれにおいては、巻線の巻数にアンバランスが生じる。このため、例えば、コイル222aに電流を流すことによって永久磁石対向部91a、91b、91c、91dに発生するローレンツ力は、コイル部230の中心(可動部10の中心C)に対して対称とならず、このままでは、自動焦点制御に際して、レンズ11を含む可動部10に不要なチルトが発生してしまう。しかし、コイル222aの巻き始めの位置(コイル線82a)とコイル222bの巻き終わりの位置(コイル線83b)、及びコイル222aの巻き終わりの位置(コイル線83a)とコイル222bの巻き始めの位置(コイル線82b)は、それぞれ、同じ側にあり、かつ、コイル222aとコイル222bの巻き方向は同じであるので、コイル部230としての巻線の巻数はアンバランスとならない。従って、自動焦点制御に際してのレンズ11を含む可動部10の不要なチルトの発生を抑制することができる。
また、コイル222a、222bのように、巻き始めのコイル線82a、82bと巻き終わりのコイル線83a、83bの位置を、レンズ11の光軸に垂直な平面上で、コイル部230の中心(可動部10の中心C)を中心として位相が180°ずれるように配置し、かつ、コイル222aの巻き終わりのコイル線83aとコイル222bの巻き始めのコイル線82bを、双方とも、永久磁石31bと永久磁石31cとの間に配置することにより、コイル222aの巻き終わりのコイル線83aとコイル222bの巻き始めのコイル線82bとの距離が短くなるので、容易にコイル222aとコイル222bを直列に接続して、コイル部230の抵抗値を上げることができる。
従って、以上の構成によれば、コイル部230と上部ばね又は下部ばねとの接続箇所を減らして組立性を向上させることができる。また、抵抗値の増加による巻線の低電流密度化を図ることができるので、コイル部230の発熱による損失を低減することができる。その結果、撮像素子3上に常に良好な光学像が結像されて、優れた画質を得ることのできる、高効率で高信頼性のカメラモジュールを提供することが可能となる。
尚、図14に示す実施の形態においては、コイル部が2つのコイルからなる場合を例に挙げて説明しているが、コイルの数は巻き方向が同じN個(Nは偶数)であればよい。そして、N個のコイルのそれぞれの巻き始めの位置と巻き終わりの位置が、位相が180°ずれた状態で、永久磁石31a、31b、31c、31dの配列方向に沿った隣接する永久磁石間にあり、かつ、N個のコイルが、巻き始めの位置の位相が互いに180°ずれている組を複数有していればよい。
[第9の実施の形態]
次に、本発明の第9の実施の形態におけるカメラモジュールについて、図面を参照しながら説明する。図15に、本実施の形態におけるカメラモジュールの構成を示す。図15(a)は本実施の形態のカメラモジュールの構成を示す平面図、図15(c)は当該カメラモジュールの構成を示す底面図(基板は省略)である。また、図15(b)は、図15(a)及び図15(c)の15A−15A線での矢視断面図である。
図15に示す本実施の形態のカメラモジュール601は、レンズ11及びレンズフード13がそれぞれレンズ部110及びレンズフード部130に置き換えられている点で上記第1の実施の形態のカメラモジュール(図1)と異なっており、それ以外の構成は上記第1の実施の形態のカメラモジュールと同じである。このため、上記第1の実施の形態のカメラモジュールの構成部材と同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、その説明は省略する。また、自動焦点制御動作も上記第1の実施の形態の場合と同じであるため、その説明は省略する。
図15に示すように、本実施の形態のカメラモジュール601において、レンズ部110は、光軸に垂直な同一平面上に配置された4つのレンズ110a、110b、110c、110dを有している。また、レンズフード部130には、レンズ部110の4つのレンズ110a、110b、110c、110dのそれぞれの光軸上に被写体からの入射光を通過させる穴130a、130b、130c、130dが形成されている。すなわち、レンズ部110の4つのレンズ110a、110b、110c、110dの光軸と穴130a、130b、130c、130dの中心とは、それぞれ一致している。また、穴130a、130b、130c、130dは、図15(a)の平面図でレンズフード部130を見た場合に、それぞれレンズ110a、110b、110c、110dの中心に向かって径が小さくなるテーパ状の階段形状に加工されている。
このように、本実施の形態のカメラモジュール601においては、4つのレンズ110a、110b、110c、110dが設けられているため、撮像素子3(図1(b)参照)の受光面には4つの被写体像が結像される。ここで、4つのレンズ110a、110b、110c、110dは、それらの中心位置が撮像素子3の受光面の中心位置にほぼ一致するように配置されている。演算素子4(図1(b)参照)は、撮像素子3からの電気信号を入力してディジタル値に変換した後、それぞれのレンズ110a、110b、110c、110dに対応した領域を切り出して、適宜、画像処理を行う。この場合、演算素子4は、レンズが1つの場合の処理に加えて、例えば、ステレオ視による測長を行う。
このような複眼光学系有する場合においても、本発明の構成を用いることにより、永久磁石部31の厚み等に依存しない大幅な薄型構造を実現することが可能で、レンズ110a、110b、110c、110dと撮像素子3の光軸ずれやチルトの発生を大幅に抑制した信頼性に高いカメラモジュールを提供することが可能となる。
尚、本実施の形態においては、1つの撮像素子3を用い、演算素子4によって領域を切り出すようにされているが、撮像素子を4つ用い、当該4つの撮像素子を、それらの受光面の中心がそれぞれ4つのレンズ110a、110b、110c、110dの光軸中心とほぼ一致するように配置して、それぞれのレンズ110a、110b、110c、110dからの被写体像をそれぞれの撮像素子の受光面に結像させるようにしてもよい。
[第10の実施の形態]
上記第1〜第9の実施の形態で具体的に示した、材料及び構造等は、あくまでも一例であり、本発明はこれらの具体例のみに限定されるものではない。例えば、上部ばね及び下部ばねの形状は、上記した形状以外の形状であってもよく、また、上部ばね及び下部ばねのアームの数は、2本や3本であってもよい。また、複数の光学系を光軸方向に組み合わせた光学系を有するものであってもよい。さらには、上記第1〜第9の実施の形態の構成を適宜組み合わせたものであってもよい。
以下、上部ばね及び下部ばねの形状等の変形例について説明する。
上記第1〜第9の実施の形態においては、上部ばね及び下部ばねが、それぞれ1枚の板状の部材をエッチング又は打ち抜き加工することによって得られたもの(以下「ばね部材」という)によって構成されているが、必ずしもかかる構成に限定されるものではない。例えば、図16に示すように、上部ばね419aを同一形状の2枚以上のばね部材421、422によって構成し、下部ばね419bを、それぞれ2枚以上のばね部材423、424によって構成するようにしてもよい。尚、この場合、ばね部材421とばね部材422の、円環部同士、可動部側支持端部同士、固定部側支持端部同士はそれぞれ固着させるが、アーム部同士は固着させないようにする。また、ばね部材423とばね部材424についても、円環部同士、可動部側支持端部同士、固定部側支持端部同士はそれぞれ固着させるが、アーム部同士は固着させないようにする。
上部ばね及び下部ばねをこのような構成とすることにより、2枚以上のばね部材のアーム部の光軸方向の上下振動が互いに衝突し合い、可動部10(図1(b)参照)のリンギングを抑制することが可能となる。
また、上記第1〜第9の実施の形態においては、上部ばね及び下部ばねの各アーム部が、一定の幅を有するものとして形成されているが、例えば、図17に示すように、上部ばね(あるいは下部ばね)は、幅の一定でないアーム部425を備えたものであってもよい。そして、特に、アーム部425の応力集中する箇所に、幅広部425aを設けることにより、応力緩和を達成して、カメラモジュールの信頼性向上を図ることが可能となる。
また、上記第1〜第9の実施の形態においては、上部ばね及び下部ばねの各アーム部が、一定の厚みを有するものとして形成されているが、例えば、図18(a)、(b)に示すように、上部ばね(あるいは下部ばね)は、厚みの一定でないアーム部426を備えたものであってもよい(図8(b)において、t1、t2は厚みを表しており、t1>t2である)。そして、特に、アーム部426の応力集中する箇所に、部分的に厚みの厚い部分(厚みt1の部分)を設けることにより、応力緩和を達成して、カメラモジュールの信頼性向上を図ることが可能となる。
また、応力緩和は、例えば、図19に示すように、アーム部427の応力集中する箇所にスリット427a、427bを設けることによっても、達成することができる。
また、上記第1〜第9の実施の形態においては、永久磁石部31を構成する永久磁石31a、31b、31c、31dがレンズ11の光軸に垂直な同一平面上に配置されている場合を例に挙げて説明したが、必ずしもかかる構成に限定されるものではない。例えば、図20に示すように、対向する永久磁石31a、31c(あるいは永久磁石31b、31d)同士は、レンズ11の光軸に垂直な同一平面上に配置し、隣接する永久磁石(例えば、永久磁石31a、31b)同士は、レンズ11の光軸方向にずらすように構成してもよい。尚、4つ以上の永久磁石を用いた場合も同様である。
可動部10(図1(b)参照)の移動量は、各永久磁石から発生する磁束と、コイル部のコイルに流れる電流との相互作用(ローレンツ力)にほぼ比例するため、かかる構成とすることにより、可動部10の移動量を大きくすることが可能となる。そして、この場合には、上部ばねと下部ばねの、レンズ11(図1(b)等参照)の光軸方向の位置を、永久磁石31a、31b、31c、31d全体の、物体側の端部(この場合には、永久磁石31b、31dの上側の端部)とその反対側の端部(この場合には、永久磁石31a、31cの下側の端部)との間に配置することにより、大幅に薄型化された、自動焦点制御機能を備えたカメラモジュールを提供することが可能となる。
尚、上記実施の形態においては、弾性体が上部ばねと下部ばねとからなる場合を例に挙げて説明したが、弾性体は少なくとも1つ設けられていればよい。
本発明のカメラモジュールは、薄型で信頼性が高く、さらには、低消費電力化が可能な自動焦点制御機能を備えたカメラモジュールであるため、カメラ機能を備えた携帯電話、デジタルスチルカメラ又は監視用カメラなどに有用である。
図1は、本発明の第1の実施の形態におけるカメラモジュールの構成図(図1(a)は当該カメラモジュールの構成を示す平面図、図1(c)は当該カメラモジュールの構成を示す底面図、図1(b)は図1(a)及び図1(c)の1A−1A線での矢視断面図)である。 図2は、本発明の第1の実施の形態におけるカメラモジュールの簡易配置図(図2(a)は当該カメラモジュールにおける永久磁石部と弾性体の位置関係を示す平面図、図2(c)は当該カメラモジュールにおける永久磁石部と弾性体の位置関係を示す底面図、図2(b)は図2(a)及び図2(c)の2A−2A線での概略矢視断面図)である。 図3は、本発明の第1の実施の形態のカメラモジュールにおける上部ばねと下部ばねの位置関係を示す斜視図である。 図4は、本発明の第2の実施の形態におけるカメラモジュールの弾性体を構成する上部ばねを示す平面図である。 図5は、本発明の第2の実施の形態におけるカメラモジュールの弾性体を構成する上部ばねの他の例を示す平面図である。 図6は、本発明の第3の実施の形態におけるカメラモジュールの弾性体を構成する上部ばねを示す平面図である。 図7は、本発明の第4の実施の形態におけるカメラモジュールの弾性体を構成する上部ばねを示す平面図である。 図8(a)は、本発明の第5の実施の形態におけるカメラモジュールの弾性体を構成する上部ばねを示す平面図、図8(b)は、当該上部ばねの可動部側支持端部の拡大図である。 図9は、本発明の第5の実施の形態におけるカメラモジュールの弾性体を構成する上部ばねの他の例を示す平面図である。 図10は、本発明の第6の実施の形態におけるカメラモジュールの弾性体を構成する上部ばねを示す平面図である。 図11は、本発明の第7の実施の形態におけるカメラモジュールの弾性体を構成する上部ばねを示す平面図である。 図12は、本発明の第8の実施の形態におけるカメラモジュールの構成を示す断面図である。 図13(a)は、本発明の第8の実施の形態におけるカメラモジュールのコイル部を示す平面図、図13(b)は、図13(a)の13A−13A線での矢視断面図、図13(c)は、図13(a)の13B−13B線での矢視断面図である。 図14(a)は、本発明の第8の実施の形態におけるカメラモジュールのコイル部の他の例を示す平面図、図14(b)は、図14(a)の14A−14A線での矢視断面図、図14(c)は、図14(a)の14B−14B線での矢視断面図である。 図15は、本発明の第9の実施の形態におけるカメラモジュールの構成図(図15(a)は当該カメラモジュールの構成を示す平面図、図15(c)は当該カメラモジュールの構成を示す底面図(基板は省略)、図15(b)は図15(a)及び図15(c)の15A−15A線での矢視断面図)である。 図16は、本発明の第10の実施の形態のカメラモジュールにおける上部ばねと下部ばねの位置関係を示す分解斜視図である。 図17は、本発明の第10の実施の形態におけるカメラモジュールの弾性体を構成する上部ばねを示す平面図である。 図18(a)は、本発明の第10の実施の形態におけるカメラモジュールの弾性体を構成する上部ばねの他の例を示す平面図、図18(b)は、当該上部ばねのアーム部を示す側面図である。 図19は、本発明の第10の実施の形態におけるカメラモジュールの弾性体を構成する上部ばねのさらに他の例を示す平面図である。 図20(a)は、本発明の第10の実施の形態のカメラモジュールにおける各永久磁石の位置関係を示す側面図、図20(b)は、その平面図である。 従来技術における自動焦点調整機構を備えたカメラモジュールの構成を示す断面図である。

Claims (9)

  1. 少なくとも1枚のレンズを含み、前記レンズの光軸方向に移動可能な可動部と、
    前記可動部の移動を許容するように、前記レンズの光軸方向に中空となった固定部と、
    前記可動部と前記固定部とを弾性的に支持する少なくとも1つの弾性体と、
    前記固定部に対して固定され、前記レンズの光軸に略垂直な受光面を有する撮像素子と、
    前記固定部に沿って配列された複数の磁石と、
    前記可動部に配設されたコイルと、
    前記コイルへの給電を行う駆動素子と、
    前記撮像素子からの電気信号を入力して画像処理を行う演算素子とを備えたカメラモジュールであって、
    前記固定部は、前記磁石の配列方向に沿った隣接する前記磁石間において前記弾性体を支持し、
    前記弾性体は、前記可動部に固着される円環部と、前記円環部と前記固定部とを連結する、それぞれが少なくとも1個の屈曲部を有する複数のアームとを有し、前記円環部と前記複数のアームとによって前記可動部と前記固定部とを弾性的に支持しており、
    前記各アームは、前記磁石の配列方向に沿って隣接する所定の前記磁石間から、前記磁石の配列方向に沿って隣接する別の前記磁石間にわたって、前記可動部と前記磁石との間に配置されていることを特徴とするカメラモジュール。
  2. 前記弾性体が、前記複数の磁石全体の、物体側の端部とその反対側の端部との間に配置されている請求項1に記載のカメラモジュール。
  3. 前記屈曲部のなす角度が120°〜150°の範囲にある請求項1に記載のカメラモジュール。
  4. 前記各アームは、前記可動部を支持する可動部側支持端部と、前記固定部を支持する固定部側支持端部と、前記可動部側支持端部と前記固定部側支持端部とを連結するアーム部とを備え、前記各アーム部は、前記レンズの光軸に垂直な平面上の、隣接する前記固定部側支持端部間において対称に配置された前記屈曲部を有している請求項1に記載のカメラモジュール。
  5. 前記各アームは、複数の前記屈曲部を有し、複数の前記屈曲部は、それぞれのなす角度が同じで、隣接する前記屈曲部間の長さが同じとなるように配置されている請求項1に記載のカメラモジュール。
  6. 前記各アームは、前記可動部を支持する可動部側支持端部を備え、かつ、前記可動部側支持端部で少なくとも2つに分岐している請求項1に記載のカメラモジュール。
  7. 記各アームは、可動部側支持端部を介して前記円環部に連結され、前記円環部は、隣接する前記可動部側支持端部間に複数の切欠き部を有している請求項1に記載のカメラモジュール。
  8. 前記コイルは、複数の前記磁石に対向するように前記可動部の外周に巻回され、前記コイルの巻き始めの位置と巻き終わりの位置が、前記磁石の配列方向に沿った隣接する前記磁石間の、前記レンズの光軸と略平行な同一軸線上にある請求項1に記載のカメラモジュール。
  9. 前記コイルは、複数の前記磁石に対向するように前記可動部の外周に巻回された、巻き方向が同じN個(Nは偶数)のコイルからなり、前記N個のコイルのそれぞれの巻き始めの位置と巻き終わりの位置は、位相が180°ずれた状態で、前記磁石の配列方向に沿った隣接する前記磁石間にあり、かつ、前記N個のコイルは、巻き始めの位置の位相が互いに180°ずれた組を複数有している請求項1に記載のカメラモジュール。
JP2006545828A 2005-05-24 2006-05-23 カメラモジュール Expired - Fee Related JP4174542B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005151323 2005-05-24
JP2005151323 2005-05-24
PCT/JP2006/310260 WO2006126545A1 (ja) 2005-05-24 2006-05-23 カメラモジュール

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP4174542B2 true JP4174542B2 (ja) 2008-11-05
JPWO2006126545A1 JPWO2006126545A1 (ja) 2008-12-25

Family

ID=37451970

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006545828A Expired - Fee Related JP4174542B2 (ja) 2005-05-24 2006-05-23 カメラモジュール

Country Status (4)

Country Link
US (1) US7675566B2 (ja)
JP (1) JP4174542B2 (ja)
CN (1) CN100570425C (ja)
WO (1) WO2006126545A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015005018A1 (ja) * 2013-07-10 2015-01-15 コニカミノルタ株式会社 レンズ駆動装置、および撮像装置

Families Citing this family (53)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4077497B2 (ja) * 2004-04-13 2008-04-16 松下電器産業株式会社 カメラモジュール
TWI314665B (en) * 2006-01-12 2009-09-11 Lite On Technology Corp Digital camera module
TWI293130B (en) * 2006-01-19 2008-02-01 Asustek Comp Inc Camera module and electric device using the same
JP5066734B2 (ja) * 2006-06-30 2012-11-07 シコー株式会社 レンズ駆動装置、カメラ及びカメラ付き携帯電話
CN2932759Y (zh) * 2006-07-04 2007-08-08 富士康(昆山)电脑接插件有限公司 电连接器组件
JP2008122842A (ja) * 2006-11-15 2008-05-29 Micro Uintekku Kk レンズ駆動装置用バネ部材
KR100850544B1 (ko) * 2006-12-13 2008-08-05 삼성전기주식회사 모바일 기기용 엑츄에이터
JP4992444B2 (ja) * 2007-02-02 2012-08-08 ミツミ電機株式会社 カメラモジュール
TWM320097U (en) * 2007-02-13 2007-10-01 Mustek Systems Inc High stability planar spring utilized in a voice coil motor
JP4932575B2 (ja) * 2007-04-10 2012-05-16 日本電産サンキョー株式会社 レンズ駆動装置
JP4442639B2 (ja) * 2007-05-31 2010-03-31 ミツミ電機株式会社 カメラモジュール
EP2215359B3 (en) 2007-10-30 2014-10-29 Cambridge Mechatronics Limited Shape memory alloy actuation apparatus
JP2009186650A (ja) * 2008-02-05 2009-08-20 Konica Minolta Opto Inc カメラモジュール及び携帯端末
JP2009205042A (ja) * 2008-02-29 2009-09-10 Mitsumi Electric Co Ltd レンズ駆動装置
JP2009237192A (ja) * 2008-03-27 2009-10-15 Nidec Sankyo Corp レンズ駆動装置
JP2009265210A (ja) * 2008-04-23 2009-11-12 Shicoh Engineering Co Ltd レンズ駆動装置、カメラ及びカメラ付き携帯電話
JP4706935B2 (ja) * 2008-06-20 2011-06-22 ソニー株式会社 カメラモジュール
KR100947949B1 (ko) 2008-06-27 2010-03-15 삼성전기주식회사 모바일 기기용 카메라모듈
JP5143643B2 (ja) * 2008-06-30 2013-02-13 日本電産サンキョー株式会社 レンズ駆動装置
JP5323528B2 (ja) * 2009-02-18 2013-10-23 日本電産サンキョー株式会社 レンズ駆動装置
CN101860166B (zh) * 2009-04-08 2013-05-08 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 致动器及防震相机模组
JP5651303B2 (ja) * 2009-06-03 2015-01-07 台湾東電化股▲ふん▼有限公司 レンズ保持ユニット
CN101944816B (zh) * 2009-07-03 2015-01-07 德昌电机(深圳)有限公司 音圈马达及其片状弹簧
JP2011209467A (ja) * 2010-03-29 2011-10-20 Seiko Instruments Inc 駆動モジュール及び電子機器
US8810936B2 (en) 2010-07-12 2014-08-19 Lg Innotek Co., Ltd. Voice coil motor
JP5985793B2 (ja) * 2010-11-26 2016-09-06 台灣東電化股▲ふん▼有限公司 オートフォーカスモジュールのマグネット台
JP2012234136A (ja) * 2011-04-28 2012-11-29 Shicoh Engineering Co Ltd レンズ駆動装置、オートフォーカスカメラ及び携帯端末装置
WO2013010324A1 (en) * 2011-07-20 2013-01-24 Hong Kong Applied Science And Technology Research Institute Co., Ltd. Magnetic structure for compact imaging device
KR101914939B1 (ko) * 2011-08-31 2018-11-05 엘지이노텍 주식회사 카메라 모듈
JP5329629B2 (ja) * 2011-09-26 2013-10-30 シャープ株式会社 カメラモジュール
JP5884976B2 (ja) * 2012-01-31 2016-03-15 ミツミ電機株式会社 レンズホルダ駆動装置
JP5779514B2 (ja) * 2012-02-03 2015-09-16 ミツミ電機株式会社 アクチュエータ機構
JP5779515B2 (ja) * 2012-02-03 2015-09-16 ミツミ電機株式会社 アクチュエータ機構、カメラモジュール、およびカメラ
CN103278906B (zh) * 2013-04-18 2015-04-22 中国科学院长春光学精密机械与物理研究所 一种柔性环片结构的透镜轴向微调装置
WO2015005056A1 (ja) * 2013-07-11 2015-01-15 コニカミノルタ株式会社 撮像装置
DE102013109185B3 (de) * 2013-08-23 2014-05-22 Jenoptik Optical Systems Gmbh Optische Baugruppe mit einer Fassung mit Verbindungseinheiten gerichteter Nachgiebigkeit
KR101616602B1 (ko) * 2013-08-27 2016-04-28 삼성전기주식회사 카메라 모듈
JP2015092213A (ja) * 2013-11-08 2015-05-14 惠州市大亜湾永昶電子工業有限公司 レンズ駆動装置
US9791713B2 (en) 2014-07-24 2017-10-17 Lg Innotek Co., Ltd. Lens moving apparatus
TWI537628B (zh) * 2014-11-12 2016-06-11 台灣東電化股份有限公司 薄型化鏡頭模組
TWI515502B (zh) * 2014-12-26 2016-01-01 台灣東電化股份有限公司 鏡頭驅動模組及其簧片
JP6589097B2 (ja) * 2015-04-21 2019-10-16 新シコー科技株式会社 レンズ駆動装置、カメラ装置及び電子機器
JP6070765B2 (ja) * 2015-05-22 2017-02-01 ミツミ電機株式会社 アクチュエータ機構、カメラモジュールおよびカメラ
JP2015146056A (ja) * 2015-05-22 2015-08-13 ミツミ電機株式会社 アクチュエータ機構、カメラモジュールおよびカメラ
KR102736246B1 (ko) 2016-04-12 2024-11-29 엘지이노텍 주식회사 렌즈 구동 장치, 및 이를 포함하는 카메라 모듈 및 광학 기기
CN107315302B (zh) * 2017-08-25 2020-03-31 高瞻创新科技有限公司 一种具有多自由度的电路板及防抖微型致动器
CN110967800B (zh) * 2018-09-29 2024-07-19 新思考电机有限公司 透镜驱动装置、照相装置与电子设备
CN111007618B (zh) * 2018-10-05 2023-01-31 台湾东电化股份有限公司 光学组件驱动机构
KR102736454B1 (ko) * 2019-02-07 2024-12-02 엘지이노텍 주식회사 이미지 센서용 기판 및 이를 포함하는 카메라 모듈
JP2021033080A (ja) * 2019-08-26 2021-03-01 ミツミ電機株式会社 レンズ駆動装置、カメラモジュール、及びカメラ搭載装置
GB2598090B (en) * 2020-08-05 2022-09-07 Cambridge Mechatronics Ltd Actuator assembly
US12099250B2 (en) 2020-08-05 2024-09-24 Cambridge Mechatronics Limited Actuator assembly
DE102023119914A1 (de) * 2023-07-27 2025-01-30 Trumpf Schweiz Ag Einrichtung zur Bewegung einer Optik und Laserbearbeitungsvorrichtung

Family Cites Families (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54135504A (en) 1978-04-12 1979-10-20 Toshiba Corp Elastic supporting body of lens mechanism
JPS6254839A (ja) 1985-09-03 1987-03-10 Toshiba Corp 3次元光ピツクアツプ
US5289318A (en) 1990-07-31 1994-02-22 Canon Kabushiki Kaisha Optical apparatus provided with a driving unit for moving a lens
JP2803896B2 (ja) * 1990-07-31 1998-09-24 キヤノン株式会社 光学機器
JPH04121028A (ja) 1990-09-07 1992-04-22 Mitsubishi Electric Corp 蓄電池装着式電気機器
US5371347A (en) * 1991-10-15 1994-12-06 Gap Technologies, Incorporated Electro-optical scanning system with gyrating scan head
JPH04325930A (ja) 1991-04-25 1992-11-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd 対物レンズ駆動装置
JP2001331954A (ja) 2000-05-22 2001-11-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 対物レンズ駆動装置
JP4844995B2 (ja) 2001-06-06 2011-12-28 シコー株式会社 レンズ駆動装置
JP3801502B2 (ja) 2001-11-13 2006-07-26 日本政策投資銀行 レンズ駆動装置
JP2003295033A (ja) 2002-04-02 2003-10-15 Shicoh Eng Co Ltd レンズ駆動装置
JP2004103086A (ja) 2002-09-06 2004-04-02 Victor Co Of Japan Ltd 対物レンズ駆動装置
JP4325930B2 (ja) 2003-12-17 2009-09-02 京セラ株式会社 可変移相回路
JP2005121893A (ja) 2003-10-16 2005-05-12 Sankyo Seiki Mfg Co Ltd レンズ駆動装置およびカメラ付き携帯機器ならびにレンズ駆動装置の製造方法
JP2005165058A (ja) 2003-12-03 2005-06-23 Sharp Corp オートフォーカス装置
JP4077497B2 (ja) * 2004-04-13 2008-04-16 松下電器産業株式会社 カメラモジュール
JP4121028B2 (ja) 2004-06-25 2008-07-16 三菱電機株式会社 電力系統の状態推定計算装置
KR100594150B1 (ko) * 2004-10-18 2006-06-28 삼성전자주식회사 카메라 모듈의 떨림 보정 장치
JP4433303B2 (ja) * 2005-02-15 2010-03-17 ソニー株式会社 レンズユニット及び撮像装置
JP4582415B2 (ja) * 2005-10-17 2010-11-17 ソニー株式会社 レンズユニット及び撮像装置
JP2008268474A (ja) * 2007-04-19 2008-11-06 Tricore Corp ボイスコイル型のレンズ駆動装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015005018A1 (ja) * 2013-07-10 2015-01-15 コニカミノルタ株式会社 レンズ駆動装置、および撮像装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2006126545A1 (ja) 2006-11-30
JPWO2006126545A1 (ja) 2008-12-25
CN100570425C (zh) 2009-12-16
CN101133352A (zh) 2008-02-27
US20080158412A1 (en) 2008-07-03
US7675566B2 (en) 2010-03-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4174542B2 (ja) カメラモジュール
JP5963641B2 (ja) レンズ駆動装置
JP6563547B2 (ja) レンズ駆動装置
TWI569058B (zh) 具3d彈性支持結構的鏡頭驅動裝置
CN103901701B (zh) 透镜驱动装置、摄像模块以及附带摄像机的便携式终端
JP5063739B2 (ja) レンズ駆動装置
JP5513834B2 (ja) レンズ駆動装置
JP2019120747A (ja) レンズ駆動装置、カメラモジュール、及びカメラ搭載装置
JP5880816B2 (ja) レンズ駆動装置
JP2009271204A (ja) レンズ駆動ユニット
JP2015232682A (ja) レンズ駆動装置、カメラモジュール、及びカメラ付き携帯端末
JP2011128583A (ja) レンズ駆動装置
JP2009210897A (ja) 板バネ、レンズ駆動装置および板バネの製造方法
WO2018021489A1 (ja) レンズ駆動装置、カメラモジュール、及びカメラ搭載装置
JP2011170214A (ja) レンズ駆動装置
JP2013250299A (ja) 手振れ補正機能付きレンズ駆動装置
TW201642557A (zh) 音圈馬達致動器
TWI442156B (zh) 具有自動對焦功能之攝影模組
JP5827923B2 (ja) レンズ駆動装置の磁気回路
JP2010169901A (ja) レンズ駆動装置
JP2018173578A (ja) レンズ駆動装置
JP5600445B2 (ja) レンズ駆動装置
JP6190713B2 (ja) 撮影用光学装置
KR20150087611A (ko) 카메라 모듈 및 그의 오토 포커스 방법
JP7223239B2 (ja) レンズ駆動装置、カメラモジュール、及びカメラ搭載装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080508

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080724

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080818

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110822

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110822

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120822

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130822

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees