JP2001331954A - 対物レンズ駆動装置 - Google Patents
対物レンズ駆動装置Info
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- JP2001331954A JP2001331954A JP2000149356A JP2000149356A JP2001331954A JP 2001331954 A JP2001331954 A JP 2001331954A JP 2000149356 A JP2000149356 A JP 2000149356A JP 2000149356 A JP2000149356 A JP 2000149356A JP 2001331954 A JP2001331954 A JP 2001331954A
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- lens holder
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 対物レンズ駆動装置のトラッキング制御を安
定させるため可動部のヨーイング共振周波数を下げると
ローリング共振周波数も下がり、共振による対物レンズ
の傾きが生じる。 【解決手段】 可動部の支持部材6a〜6cのレンズホ
ルダ2への取り付け間隔をA、固定部材5への取り付け
間隔をB、最小間隔をMとするとM<A<Bに設定す
る。
定させるため可動部のヨーイング共振周波数を下げると
ローリング共振周波数も下がり、共振による対物レンズ
の傾きが生じる。 【解決手段】 可動部の支持部材6a〜6cのレンズホ
ルダ2への取り付け間隔をA、固定部材5への取り付け
間隔をB、最小間隔をMとするとM<A<Bに設定す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、円盤状記録媒体に
光学的に情報を記録もしくは再生する装置の対物レンズ
駆動装置に関するものである。
光学的に情報を記録もしくは再生する装置の対物レンズ
駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】対物レンズ駆動装置は円盤状記録媒体
(以下、ディスクと称する)の反りの上下運動によるフ
ォーカシングずれや偏心等によるトラッキングずれを補
正するために、対物レンズを記録媒体面に対して垂直な
方向の光軸方向および記録媒体面に対して平行な方向の
半径方向の2軸に駆動し、光学的に記録あるいは再生を
行う。
(以下、ディスクと称する)の反りの上下運動によるフ
ォーカシングずれや偏心等によるトラッキングずれを補
正するために、対物レンズを記録媒体面に対して垂直な
方向の光軸方向および記録媒体面に対して平行な方向の
半径方向の2軸に駆動し、光学的に記録あるいは再生を
行う。
【0003】以下図面を参照しながら、上記した従来の
対物レンズ駆動装置の一例について説明する。
対物レンズ駆動装置の一例について説明する。
【0004】図5は従来の対物レンズ駆動装置の構成を
示す斜視図である。図5において、52はレンズホルダ
で、対物レンズ51とフォーカシングコイル53とトラ
ッキングコイル54が固定され、可動部を構成する。フ
ォーカシングコイル53は光軸方向にその巻回軸を有
し、トラッキングコイル54は光軸および半径方向に略
垂直な方向(周方向)に巻回軸を有する。56a〜56
dは弾性体で形成された支持部材で、一端がレンズホル
ダ52に、他端が固定部材55に結合されている。レン
ズホルダ52は支持部材56a〜56dで片持ち支持さ
れているので、支持部材56a〜56dの弾性変形範囲
内で自由に動くことができる。57a,57bは磁石で
ベース58のヨーク部58aに固定されている。磁石5
7a,57bは異極対向に配置され、磁石間の空隙にフ
ォーカシングコイル53とトラッキングコイル54が配
置され、それぞれフォーカシング駆動手段とトラッキン
グ駆動手段を構成する。
示す斜視図である。図5において、52はレンズホルダ
で、対物レンズ51とフォーカシングコイル53とトラ
ッキングコイル54が固定され、可動部を構成する。フ
ォーカシングコイル53は光軸方向にその巻回軸を有
し、トラッキングコイル54は光軸および半径方向に略
垂直な方向(周方向)に巻回軸を有する。56a〜56
dは弾性体で形成された支持部材で、一端がレンズホル
ダ52に、他端が固定部材55に結合されている。レン
ズホルダ52は支持部材56a〜56dで片持ち支持さ
れているので、支持部材56a〜56dの弾性変形範囲
内で自由に動くことができる。57a,57bは磁石で
ベース58のヨーク部58aに固定されている。磁石5
7a,57bは異極対向に配置され、磁石間の空隙にフ
ォーカシングコイル53とトラッキングコイル54が配
置され、それぞれフォーカシング駆動手段とトラッキン
グ駆動手段を構成する。
【0005】以上のように構成された対物レンズ駆動装
置について、以下その動作について説明する。
置について、以下その動作について説明する。
【0006】ディスクの反りの上下運動によるフォーカ
シングずれや偏心等によるトラッキングずれを補正する
ために、対物レンズ51を光軸方向、半径方向の2軸に
駆動する動作について述べる。
シングずれや偏心等によるトラッキングずれを補正する
ために、対物レンズ51を光軸方向、半径方向の2軸に
駆動する動作について述べる。
【0007】図5において磁石57a,57bによりそ
の間の空隙に周方向の磁束が発生し、フォーカシングコ
イル53に電流を流すと磁束と交差するフォーカシング
コイルに光軸方向の力が発生する。フォーカシングコイ
ル53に発生する力によって支持部材56a〜56dが
たわむことにより可動部が略光軸方向に並進運動する。
の間の空隙に周方向の磁束が発生し、フォーカシングコ
イル53に電流を流すと磁束と交差するフォーカシング
コイルに光軸方向の力が発生する。フォーカシングコイ
ル53に発生する力によって支持部材56a〜56dが
たわむことにより可動部が略光軸方向に並進運動する。
【0008】同様に、トラッキングコイル54に電流を
流すと磁束と交差するトラッキングコイル54に半径方
向の力が発生する。トラッキングコイル54に発生する
力によって支持部材56a〜56dがたわむことにより
可動部が略半径方向に並進運動する。
流すと磁束と交差するトラッキングコイル54に半径方
向の力が発生する。トラッキングコイル54に発生する
力によって支持部材56a〜56dがたわむことにより
可動部が略半径方向に並進運動する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】フォーカシングコイ
ル、およびトラッキングコイルに供給される駆動電流に
対し安定して対物レンズを光軸方向および半径方向に駆
動させるためには可動部の重心とフォーカスコイルおよ
びトラッキングコイルが発生する駆動力の中心とを一致
させる必要がある。例えば、トラッキングコイルによっ
て可動部を半径方向に駆動したとき、重心位置と駆動力
中心のずれによって周方向回りの共振(ローリング共
振)と光軸方向回りの共振(ヨーイング共振)が発生す
る。対物レンズ駆動装置は小型化されると部品精度や組
立精度のばらつきによって重心位置と駆動力中心が完全
に一致することは困難となる。
ル、およびトラッキングコイルに供給される駆動電流に
対し安定して対物レンズを光軸方向および半径方向に駆
動させるためには可動部の重心とフォーカスコイルおよ
びトラッキングコイルが発生する駆動力の中心とを一致
させる必要がある。例えば、トラッキングコイルによっ
て可動部を半径方向に駆動したとき、重心位置と駆動力
中心のずれによって周方向回りの共振(ローリング共
振)と光軸方向回りの共振(ヨーイング共振)が発生す
る。対物レンズ駆動装置は小型化されると部品精度や組
立精度のばらつきによって重心位置と駆動力中心が完全
に一致することは困難となる。
【0010】図5に示すように可動部の重心位置と対物
レンズ位置が離れた構成の装置では、可動部にヨーイン
グ共振が発生すると対物レンズが略半径方向に振られる
ためトラッキング制御が不安定になる恐れがある。これ
のため共振の周波数を下げてトラッキング制御を安定さ
せる必要がある。このため支持部材に屈曲部66a〜6
6dを入れて支持部材の周方向の剛性を下げることによ
りヨーイング共振の周波数の低下を行っていた。
レンズ位置が離れた構成の装置では、可動部にヨーイン
グ共振が発生すると対物レンズが略半径方向に振られる
ためトラッキング制御が不安定になる恐れがある。これ
のため共振の周波数を下げてトラッキング制御を安定さ
せる必要がある。このため支持部材に屈曲部66a〜6
6dを入れて支持部材の周方向の剛性を下げることによ
りヨーイング共振の周波数の低下を行っていた。
【0011】また、ディスクの径を小さくしたり、デー
タの転送レートを上げるためにはディスクの回転数を上
げる必要がある。回転数が上がると回転周期が短くな
る。図5に示す従来例の支持部材構成ではヨーイング共
振周波数を下げるとローリング共振周波数も同時に下が
ってしまう。ローリング共振周波数が低いとディスクの
回転周期に近くなり、駆動力によるローリング共振が発
生し対物レンズに傾きを生じてしまう。その結果、対物
レンズにより集光したスポットに光学的な収差が発生
し、ディスクのデータの再生信号が劣化、記録時にデー
タを正しく記録できない等の問題が生じる。
タの転送レートを上げるためにはディスクの回転数を上
げる必要がある。回転数が上がると回転周期が短くな
る。図5に示す従来例の支持部材構成ではヨーイング共
振周波数を下げるとローリング共振周波数も同時に下が
ってしまう。ローリング共振周波数が低いとディスクの
回転周期に近くなり、駆動力によるローリング共振が発
生し対物レンズに傾きを生じてしまう。その結果、対物
レンズにより集光したスポットに光学的な収差が発生
し、ディスクのデータの再生信号が劣化、記録時にデー
タを正しく記録できない等の問題が生じる。
【0012】例えば、小型の対物レンズ駆動装置ではヨ
ーイング共振周波数をトラッキング制御が安定する80
0Hz程度になるように図5に示す形状で支持部材を構
成すると、ローリング共振周波数は60Hz程度になっ
てしまう。この時の半径方向(トラッキング制御)の変
位周波数特性を図6に示す。小径ディスクを使用する装
置ではディスクの回転が40〜50Hz程度にまで上が
る。この時、可動部のローリング共振周波数は80Hz
以上でないとローリング共振が発生し、対物レンズの傾
きが生じるので、従来例の構成では対物レンズの傾きが
生じる問題点を有していた。
ーイング共振周波数をトラッキング制御が安定する80
0Hz程度になるように図5に示す形状で支持部材を構
成すると、ローリング共振周波数は60Hz程度になっ
てしまう。この時の半径方向(トラッキング制御)の変
位周波数特性を図6に示す。小径ディスクを使用する装
置ではディスクの回転が40〜50Hz程度にまで上が
る。この時、可動部のローリング共振周波数は80Hz
以上でないとローリング共振が発生し、対物レンズの傾
きが生じるので、従来例の構成では対物レンズの傾きが
生じる問題点を有していた。
【0013】本発明は上記課題に鑑み、可動部の周方向
回りのローリング共振周波数を下げることなく光軸方向
回りのヨーイング共振周波数を下げ、トラッキングの制
御安定性の確保と対物レンズの傾き防止を両立させるこ
とができる対物レンズ駆動装置を提供するものである。
回りのローリング共振周波数を下げることなく光軸方向
回りのヨーイング共振周波数を下げ、トラッキングの制
御安定性の確保と対物レンズの傾き防止を両立させるこ
とができる対物レンズ駆動装置を提供するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の対物レンズ駆動装置は、記録媒体上に光学的
に情報の記録または再生のための対物レンズを含む光学
系が取り付けられたレンズホルダと、一端がレンズホル
ダに他端が固定部材に取り付けられ、レンズホルダを記
録媒体に対して略垂直な光軸方向および記録媒体の半径
方向に移動可能に支持し、かつ半径方向と光軸方向に離
間して配設された複数個の弾性体支持部材と、レンズホ
ルダを光軸方向と半径方向に駆動する駆動手段からな
り、弾性体支持部材はレンズホルダへの取り付けの半径
方向における対向寸法をPA、固定部材への取り付け対
向寸法をPBとし、対向する支持部材間で形成される最
小寸法をPMとすると、PM<PA<PBとなることを
特徴とするものである。
に本発明の対物レンズ駆動装置は、記録媒体上に光学的
に情報の記録または再生のための対物レンズを含む光学
系が取り付けられたレンズホルダと、一端がレンズホル
ダに他端が固定部材に取り付けられ、レンズホルダを記
録媒体に対して略垂直な光軸方向および記録媒体の半径
方向に移動可能に支持し、かつ半径方向と光軸方向に離
間して配設された複数個の弾性体支持部材と、レンズホ
ルダを光軸方向と半径方向に駆動する駆動手段からな
り、弾性体支持部材はレンズホルダへの取り付けの半径
方向における対向寸法をPA、固定部材への取り付け対
向寸法をPBとし、対向する支持部材間で形成される最
小寸法をPMとすると、PM<PA<PBとなることを
特徴とするものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。
て、図面を参照しながら説明する。
【0016】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1における対物レンズ駆動装置の斜視図である。図1
において、2はレンズホルダで、対物レンズ1とフォー
カシングコイル3とトラッキングコイル4が固定され、
可動部を構成する。フォーカシングコイル3は光軸方向
にその巻回軸を有し、トラッキングコイル4は光軸及び
半径方向に略垂直な方向(周方向)に巻回軸を有する。
6a〜6dは打ち抜き等で形成された板ばね状の弾性体
で構成された支持部材で、互いに略平行になるように配
置されており、一端がレンズホルダ2に、他端が固定部
材5に結合されている。レンズホルダ2は支持部材6a
〜6dで片持ち支持されているので、支持部材6a〜6
dの弾性変形範囲内で自由に動くことができる。7a,
7bは磁石でベース8のヨーク部8aに固定されてい
る。磁石7a,7bは異極対向に配置され、磁石間の空
隙にフォーカシングコイル3とトラッキングコイル4が
配置されそれぞれフォーカシング駆動手段とトラッキン
グ駆動手段を構成する。これらの構成は図5にて説明し
た従来例の対物レンズ駆動装置と同等である。
態1における対物レンズ駆動装置の斜視図である。図1
において、2はレンズホルダで、対物レンズ1とフォー
カシングコイル3とトラッキングコイル4が固定され、
可動部を構成する。フォーカシングコイル3は光軸方向
にその巻回軸を有し、トラッキングコイル4は光軸及び
半径方向に略垂直な方向(周方向)に巻回軸を有する。
6a〜6dは打ち抜き等で形成された板ばね状の弾性体
で構成された支持部材で、互いに略平行になるように配
置されており、一端がレンズホルダ2に、他端が固定部
材5に結合されている。レンズホルダ2は支持部材6a
〜6dで片持ち支持されているので、支持部材6a〜6
dの弾性変形範囲内で自由に動くことができる。7a,
7bは磁石でベース8のヨーク部8aに固定されてい
る。磁石7a,7bは異極対向に配置され、磁石間の空
隙にフォーカシングコイル3とトラッキングコイル4が
配置されそれぞれフォーカシング駆動手段とトラッキン
グ駆動手段を構成する。これらの構成は図5にて説明し
た従来例の対物レンズ駆動装置と同等である。
【0017】以上のように構成された対物レンズ駆動装
置について、以下その動作について説明する。
置について、以下その動作について説明する。
【0018】ディスクの反りの上下運動によるフォーカ
シングずれや偏心等によるトラッキングずれを補正する
ために、対物レンズ1を光軸方向、半径方向の2軸に駆
動する動作については図5の従来例にて説明したものと
同等である。
シングずれや偏心等によるトラッキングずれを補正する
ために、対物レンズ1を光軸方向、半径方向の2軸に駆
動する動作については図5の従来例にて説明したものと
同等である。
【0019】図2は本発明の平面図であり、支持部材の
形状を表す。図2において、支持部材6a〜6dには屈
曲部を設けている。これにより従来例と同様にヨーイン
グ共振周波数を低下させ、トラッキング制御を安定化さ
せている。さらに図2に示すように支持部材6a〜6d
のレンズホルダ2における取り付け間隔をPA、固定部
材5における取り付け間隔をPBとすると、PA<PB
の関係になっており、これによってローリング共振周波
数を高くしている。支持部材の取り付け間隔の最小幅を
PMとすると、たとえば支持部材の周方向の寸法が9m
m程度の小型のアクチュエータであればPA=PBとす
るとローリング共振周波数を90Hz確保するにはヨー
イング共振周波数は1.2kHz程度になりトラッキン
グ制御を安定させるには十分とは言えない。PA>PM
とすることによりローリング周波数を90Hzに保った
ままでヨーイング共振周波数を800Hzまで下げるこ
とができ、トラッキング制御の安定性も確保することが
可能になる。この時の半径方向(トラッキング制御)の
変位周波数特性を図3に示す。
形状を表す。図2において、支持部材6a〜6dには屈
曲部を設けている。これにより従来例と同様にヨーイン
グ共振周波数を低下させ、トラッキング制御を安定化さ
せている。さらに図2に示すように支持部材6a〜6d
のレンズホルダ2における取り付け間隔をPA、固定部
材5における取り付け間隔をPBとすると、PA<PB
の関係になっており、これによってローリング共振周波
数を高くしている。支持部材の取り付け間隔の最小幅を
PMとすると、たとえば支持部材の周方向の寸法が9m
m程度の小型のアクチュエータであればPA=PBとす
るとローリング共振周波数を90Hz確保するにはヨー
イング共振周波数は1.2kHz程度になりトラッキン
グ制御を安定させるには十分とは言えない。PA>PM
とすることによりローリング周波数を90Hzに保った
ままでヨーイング共振周波数を800Hzまで下げるこ
とができ、トラッキング制御の安定性も確保することが
可能になる。この時の半径方向(トラッキング制御)の
変位周波数特性を図3に示す。
【0020】(実施の形態2)図4は本発明の実施の形
態2における対物レンズ駆動装置の平面図である。図4
において、支持部材6a〜6dは断面が一様のワイヤ状
弾性体であり、レンズホルダ2および固定部材5に取り
付ける際に湾曲変形させている。実施の形態2でもロー
リング共振周波数を下げずにヨーイング共振周波数を上
げ、トラッキング制御の安定性と対物レンズの傾きの防
止を両立するという実施の形態1と同等の効果が得られ
る。さらに、支持部材にワイヤ状弾性体を使用するので
板ばねを打ち抜く実施の形態1より材料コストが安価に
なる効果が得られる。
態2における対物レンズ駆動装置の平面図である。図4
において、支持部材6a〜6dは断面が一様のワイヤ状
弾性体であり、レンズホルダ2および固定部材5に取り
付ける際に湾曲変形させている。実施の形態2でもロー
リング共振周波数を下げずにヨーイング共振周波数を上
げ、トラッキング制御の安定性と対物レンズの傾きの防
止を両立するという実施の形態1と同等の効果が得られ
る。さらに、支持部材にワイヤ状弾性体を使用するので
板ばねを打ち抜く実施の形態1より材料コストが安価に
なる効果が得られる。
【0021】
【発明の効果】本発明の対物レンズ駆動装置は、トラッ
キング制御の安定性とローリング共振による対物レンズ
の傾きを抑えることができ、小径のディスクや高転送レ
ートに対応した小型の対物レンズ駆動装置が実現可能と
なる。
キング制御の安定性とローリング共振による対物レンズ
の傾きを抑えることができ、小径のディスクや高転送レ
ートに対応した小型の対物レンズ駆動装置が実現可能と
なる。
【図1】本発明の実施の形態1の対物レンズ駆動装置を
示す斜視図
示す斜視図
【図2】本発明の実施の形態1の対物レンズ駆動装置を
示す平面図
示す平面図
【図3】本発明の実施の形態1の対物レンズ駆動装置に
おける変位周波数特性図
おける変位周波数特性図
【図4】本発明の実施の形態2の対物レンズ駆動装置を
示す平面図
示す平面図
【図5】従来の対物レンズ駆動装置の斜視図
【図6】従来の対物レンズ駆動装置における変位周波数
特性図
特性図
1 対物レンズ 2 レンズホルダ 3 フォーカシングコイル 4 トラッキングコイル 5 固定部材 6a〜6d 支持部材 7a,7b 磁石 8 ベース
Claims (3)
- 【請求項1】記録媒体上に光学的に情報の記録または再
生のための対物レンズを含む光学系が取り付けられたレ
ンズホルダと、一端が前記レンズホルダに他端が固定部
材に取り付けられ、前記レンズホルダを前記固定部材を
基準に前記記録媒体に対して略垂直な光軸方向および前
記記録媒体の半径方向に移動可能に支持し、かつ前記半
径方向と前記光軸方向に離間して配設された複数個の弾
性体支持部材と、前記レンズホルダを前記光軸方向と前
記半径方向に駆動する駆動手段からなり、前記弾性体支
持部材は前記レンズホルダへの取り付けの前記半径方向
における対向寸法をPA、前記固定部材への取り付け対
向寸法をPBとし、対向する前記弾性体支持部材間で形
成される最小寸法をPMとすると、PM<PA<PBと
なることを特徴とする対物レンズ駆動装置。 - 【請求項2】複数個の前記弾性体支持部材は屈曲部を有
する板ばねで構成されたことを特徴とする請求項1記載
の対物レンズ駆動装置。 - 【請求項3】複数個の前記弾性体支持部材は断面形状が
一様の線状であり湾曲形状としたことを特徴とする対物
レンズ駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000149356A JP2001331954A (ja) | 2000-05-22 | 2000-05-22 | 対物レンズ駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000149356A JP2001331954A (ja) | 2000-05-22 | 2000-05-22 | 対物レンズ駆動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001331954A true JP2001331954A (ja) | 2001-11-30 |
Family
ID=18655225
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000149356A Pending JP2001331954A (ja) | 2000-05-22 | 2000-05-22 | 対物レンズ駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001331954A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006126545A1 (ja) * | 2005-05-24 | 2006-11-30 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | カメラモジュール |
-
2000
- 2000-05-22 JP JP2000149356A patent/JP2001331954A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006126545A1 (ja) * | 2005-05-24 | 2006-11-30 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | カメラモジュール |
US7675566B2 (en) | 2005-05-24 | 2010-03-09 | Panasonic Corporation | Camera module |
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