JP3474686B2 - 面ファスナーとその製造方法 - Google Patents
面ファスナーとその製造方法Info
- Publication number
- JP3474686B2 JP3474686B2 JP22160295A JP22160295A JP3474686B2 JP 3474686 B2 JP3474686 B2 JP 3474686B2 JP 22160295 A JP22160295 A JP 22160295A JP 22160295 A JP22160295 A JP 22160295A JP 3474686 B2 JP3474686 B2 JP 3474686B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- engaging
- flat base
- surface fastener
- engaging element
- fastener
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A44—HABERDASHERY; JEWELLERY
- A44B—BUTTONS, PINS, BUCKLES, SLIDE FASTENERS, OR THE LIKE
- A44B18/00—Fasteners of the touch-and-close type; Making such fasteners
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A44—HABERDASHERY; JEWELLERY
- A44B—BUTTONS, PINS, BUCKLES, SLIDE FASTENERS, OR THE LIKE
- A44B18/00—Fasteners of the touch-and-close type; Making such fasteners
- A44B18/0046—Fasteners made integrally of plastics
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A44—HABERDASHERY; JEWELLERY
- A44B—BUTTONS, PINS, BUCKLES, SLIDE FASTENERS, OR THE LIKE
- A44B18/00—Fasteners of the touch-and-close type; Making such fasteners
- A44B18/0003—Fastener constructions
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A44—HABERDASHERY; JEWELLERY
- A44B—BUTTONS, PINS, BUCKLES, SLIDE FASTENERS, OR THE LIKE
- A44B18/00—Fasteners of the touch-and-close type; Making such fasteners
- A44B18/0023—Woven or knitted fasteners
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T24/00—Buckles, buttons, clasps, etc.
- Y10T24/27—Buckles, buttons, clasps, etc. including readily dissociable fastener having numerous, protruding, unitary filaments randomly interlocking with, and simultaneously moving towards, mating structure [e.g., hook-loop type fastener]
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T24/00—Buckles, buttons, clasps, etc.
- Y10T24/27—Buckles, buttons, clasps, etc. including readily dissociable fastener having numerous, protruding, unitary filaments randomly interlocking with, and simultaneously moving towards, mating structure [e.g., hook-loop type fastener]
- Y10T24/2792—Buckles, buttons, clasps, etc. including readily dissociable fastener having numerous, protruding, unitary filaments randomly interlocking with, and simultaneously moving towards, mating structure [e.g., hook-loop type fastener] having mounting surface and filaments constructed from common piece of material
Landscapes
- Slide Fasteners, Snap Fasteners, And Hook Fasteners (AREA)
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は平板状基部の表面に
多数の係合素子を一体に成形して得られる熱可塑性合成
樹脂材料からなる面ファスナーとその製造方法に関し、
特に前記係合素子の係合部に異物が不用意に引っ掛か
り、或いは毛羽や塵芥などの付着が防止できる成形面フ
ァスナーとその製造方法に関する。
多数の係合素子を一体に成形して得られる熱可塑性合成
樹脂材料からなる面ファスナーとその製造方法に関し、
特に前記係合素子の係合部に異物が不用意に引っ掛か
り、或いは毛羽や塵芥などの付着が防止できる成形面フ
ァスナーとその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来も、例えば合成樹脂製の成形面ファ
スナーにあって、その係合素子の係合頂部に肌が触れた
ときに感じるざらつき感を排除すべく、前記係合素子の
周辺に同係合素子よりも柔軟で且つ圧縮変形のしやすい
緩衝シートを、前記係合素子の頂部より高い位置に配設
する提案が特開平5−285008号公報によりなされ
ている。また例えば実公平6−37710号公報には、
雄の係合素子を持つ係合部材を相手方の係合部材に正確
に位置決めして係合させるべく雄の係合素子間に同係合
素子よりも背の高い発泡体を配設して、雄係合素子の倒
れを防止した面ファスナーが開示されている。更に、例
えば特開平7−39407号公報には、きのこ状の合成
樹脂製係合素子を有する面ファスナー同士の係合の際に
両ファスナー間に発生する摩擦音を減少させるため、係
合素子の脚部の50〜90%の高さをもつスポンジ等か
らなる緩衝材を平板状基部の係合素子の周囲に配設する
ことが開示されている。
スナーにあって、その係合素子の係合頂部に肌が触れた
ときに感じるざらつき感を排除すべく、前記係合素子の
周辺に同係合素子よりも柔軟で且つ圧縮変形のしやすい
緩衝シートを、前記係合素子の頂部より高い位置に配設
する提案が特開平5−285008号公報によりなされ
ている。また例えば実公平6−37710号公報には、
雄の係合素子を持つ係合部材を相手方の係合部材に正確
に位置決めして係合させるべく雄の係合素子間に同係合
素子よりも背の高い発泡体を配設して、雄係合素子の倒
れを防止した面ファスナーが開示されている。更に、例
えば特開平7−39407号公報には、きのこ状の合成
樹脂製係合素子を有する面ファスナー同士の係合の際に
両ファスナー間に発生する摩擦音を減少させるため、係
合素子の脚部の50〜90%の高さをもつスポンジ等か
らなる緩衝材を平板状基部の係合素子の周囲に配設する
ことが開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかして、上記特開平
5−285008号公報に開示された面ファスナーは、
その製法が抽象的に開示されてはいるが、例えば不織布
を緩衝シートとして使用する場合に、相手方の面ファス
ナーとの係合時において確実に係合素子の係合部が相手
方のループに係合するように、同係合部が不織布の表面
から外部に突出するか否かは不確定であり、場合によっ
ては係合素子の全体が不織布により被覆されてしまいか
ねず、これを回避するには製造工程が複雑化する可能性
が高い。このことは上記実公平6−37710号公報に
開示された面ファスナーについても同様である。また、
一方の特開平7−39407号公報に開示された面ファ
スナーにあっては、特に係合素子の周囲に緩衝材を配設
するための工業的手法に関して何ら開示がなされておら
ず、格別の手法を講じない限り特に微細な係合素子を有
する面ファスナーを製造する場合の生産性を確保するこ
とは困難である。
5−285008号公報に開示された面ファスナーは、
その製法が抽象的に開示されてはいるが、例えば不織布
を緩衝シートとして使用する場合に、相手方の面ファス
ナーとの係合時において確実に係合素子の係合部が相手
方のループに係合するように、同係合部が不織布の表面
から外部に突出するか否かは不確定であり、場合によっ
ては係合素子の全体が不織布により被覆されてしまいか
ねず、これを回避するには製造工程が複雑化する可能性
が高い。このことは上記実公平6−37710号公報に
開示された面ファスナーについても同様である。また、
一方の特開平7−39407号公報に開示された面ファ
スナーにあっては、特に係合素子の周囲に緩衝材を配設
するための工業的手法に関して何ら開示がなされておら
ず、格別の手法を講じない限り特に微細な係合素子を有
する面ファスナーを製造する場合の生産性を確保するこ
とは困難である。
【0004】また、一般に面ファスナーの雄係合部材に
あっては、その係合頭部が周辺の衣類などに引っ掛かり
易く、損傷を与えやすいものであるが、上記特開平5−
285008号公報や実公平6−37710号公報に開
示された面ファスナーの例では、この衣類などへの引っ
掛かりは排除されるものの、特に係合素子の周辺に緩衝
シート、発泡体によるポケット部が形成されるため、同
ポケット部に塵芥が付着して堆積しやすく、相手方の面
ファスナーとの係合を阻害する要因となり、他方、上記
特開平7−39407号公報に開示された面ファスナー
の例では、緩衝材の高さが係合素子の係合部下面より低
く設定されているため、係合部に糸屑や毛羽等が引っ掛
かりやすく、同時に塵芥も付着しやすい。
あっては、その係合頭部が周辺の衣類などに引っ掛かり
易く、損傷を与えやすいものであるが、上記特開平5−
285008号公報や実公平6−37710号公報に開
示された面ファスナーの例では、この衣類などへの引っ
掛かりは排除されるものの、特に係合素子の周辺に緩衝
シート、発泡体によるポケット部が形成されるため、同
ポケット部に塵芥が付着して堆積しやすく、相手方の面
ファスナーとの係合を阻害する要因となり、他方、上記
特開平7−39407号公報に開示された面ファスナー
の例では、緩衝材の高さが係合素子の係合部下面より低
く設定されているため、係合部に糸屑や毛羽等が引っ掛
かりやすく、同時に塵芥も付着しやすい。
【0005】本発明の目的は上述の課題を解決すること
にあり、詳しくは経済的な工業生産が可能になると共
に、表面のざらつきが少なく、周辺の衣類や糸屑、毛羽
が引っ掛かりにくく、しかも塵芥の付着が防止でき、且
つ係合素子の形態安定性が確保される面ファスナーとそ
の製造方法を開発することにある。
にあり、詳しくは経済的な工業生産が可能になると共
に、表面のざらつきが少なく、周辺の衣類や糸屑、毛羽
が引っ掛かりにくく、しかも塵芥の付着が防止でき、且
つ係合素子の形態安定性が確保される面ファスナーとそ
の製造方法を開発することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的は、本件第1
発明の主要な構成である平板状の基部表面に多数の係合
素子を有すると共に、同表面に弾性材が配されてなる成
形面ファスナーであって、前記弾性材の頂部が、少なく
とも前記係合素子の係合部下端に接する高さを有すると
共に、同弾性材により前記係合素子の起立部の周面を支
持してなることを特徴とする成形面ファスナーによって
達成される。
発明の主要な構成である平板状の基部表面に多数の係合
素子を有すると共に、同表面に弾性材が配されてなる成
形面ファスナーであって、前記弾性材の頂部が、少なく
とも前記係合素子の係合部下端に接する高さを有すると
共に、同弾性材により前記係合素子の起立部の周面を支
持してなることを特徴とする成形面ファスナーによって
達成される。
【0007】また、前記平板状の基部と係合素子が繊維
糸条を織成又は編成することにより得られ、前記弾性材
が前記係合素子に対して非接着性樹脂材料からなる柔軟
な発泡層であり、前記平板状の基部と係合素子が熱可塑
性樹脂材料により一体成形される場合には、前記弾性材
が柔軟な発泡樹脂層からなり、接着性に関しては限定さ
れない。上記成形により製造される面ファスナーの本発
明に係る第1の製造方法は、平板状の基部表面に多数の
係合素子を有すると共に、同表面に弾性材が配されてな
る面ファスナーの製造方法であって、平板状の基部表面
に、脚部とその上端に係合部とを有する多数の係合素子
を一体に起立状態で形成することと、前記平板状の基部
表面で前記多数の係合素子間に、前記弾性材を密接状に
配すると共に、同弾性材の上面を各係合素子の係合部下
端に当接させることとを備えてなることを特徴とする。
糸条を織成又は編成することにより得られ、前記弾性材
が前記係合素子に対して非接着性樹脂材料からなる柔軟
な発泡層であり、前記平板状の基部と係合素子が熱可塑
性樹脂材料により一体成形される場合には、前記弾性材
が柔軟な発泡樹脂層からなり、接着性に関しては限定さ
れない。上記成形により製造される面ファスナーの本発
明に係る第1の製造方法は、平板状の基部表面に多数の
係合素子を有すると共に、同表面に弾性材が配されてな
る面ファスナーの製造方法であって、平板状の基部表面
に、脚部とその上端に係合部とを有する多数の係合素子
を一体に起立状態で形成することと、前記平板状の基部
表面で前記多数の係合素子間に、前記弾性材を密接状に
配すると共に、同弾性材の上面を各係合素子の係合部下
端に当接させることとを備えてなることを特徴とする。
【0008】また、その第2の製造方法は、平板状の基
部表面に多数の係合素子を有すると共に、同表面に弾性
材が配されてなる成形面ファスナーの製造方法であっ
て、平板状の基部表面に、脚部とその上端に直線上の係
合部形成端とを有する多数の係合素子を一体に起立状態
で形成することと、前記平板状の基部表面で前記多数の
係合素子の脚部間に前記係合部形成端を外部に突出した
状態で前記弾性材を密接状に配することと、前記弾性材
の表面から外部に突出する前記係合部形成端を加熱変形
させて係合部を形成すると共に、その係合部の下端を前
記弾性材の上面に当接させることとを備えてなることを
特徴としている。
部表面に多数の係合素子を有すると共に、同表面に弾性
材が配されてなる成形面ファスナーの製造方法であっ
て、平板状の基部表面に、脚部とその上端に直線上の係
合部形成端とを有する多数の係合素子を一体に起立状態
で形成することと、前記平板状の基部表面で前記多数の
係合素子の脚部間に前記係合部形成端を外部に突出した
状態で前記弾性材を密接状に配することと、前記弾性材
の表面から外部に突出する前記係合部形成端を加熱変形
させて係合部を形成すると共に、その係合部の下端を前
記弾性材の上面に当接させることとを備えてなることを
特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態を
図示実施例に基づいて具体的に説明する。図1は本発明
の第1実施例である雄雌一対の成形面ファスナーの外観
を一部省略して示す部分斜視図である。
図示実施例に基づいて具体的に説明する。図1は本発明
の第1実施例である雄雌一対の成形面ファスナーの外観
を一部省略して示す部分斜視図である。
【0010】同図において、符号10は本発明に係る雄
の成形面ファスナーであり、同成形面ファスナー10は
平板状基部11、きのこ状の雄係合素子12及び各種ス
ポンジからなる弾性層13からなる。前記平板状基部1
1と雄係合素子12とは射出成形などにより予め一体に
成形される。その成形法は、例えば平板状基部11の表
面に柱状突起を一体に突出成形したのち、前記柱状突起
の所定の高さまで前記平板状基部11と共に水中に浸漬
し、水面上に突出する柱状突起の先端を加熱溶融させて
半球状の係合頭部12aを形成する。勿論、この他にも
射出成形によっても成形は可能である。この平板状基部
11及び雄係合素子12を構成する材料としては、例え
ばポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリプロピ
レン系樹脂などが挙げられる。
の成形面ファスナーであり、同成形面ファスナー10は
平板状基部11、きのこ状の雄係合素子12及び各種ス
ポンジからなる弾性層13からなる。前記平板状基部1
1と雄係合素子12とは射出成形などにより予め一体に
成形される。その成形法は、例えば平板状基部11の表
面に柱状突起を一体に突出成形したのち、前記柱状突起
の所定の高さまで前記平板状基部11と共に水中に浸漬
し、水面上に突出する柱状突起の先端を加熱溶融させて
半球状の係合頭部12aを形成する。勿論、この他にも
射出成形によっても成形は可能である。この平板状基部
11及び雄係合素子12を構成する材料としては、例え
ばポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリプロピ
レン系樹脂などが挙げられる。
【0011】本発明に係る成形面ファスナー10は、前
述のようにして成形された表面に多数の雄係合素子12
を有する平板状基部11の表面に、各雄係合素子12の
脚部12bを囲んでポリウレタン発泡体からなる弾性層
13が形成されている。この弾性層13の高さは、図2
に示すように各雄係合素子12の係合頭部12aの下面
を越えて同係合頭部12aの中間位置まで表面に膨出し
ている。従って、各係合頭部12aの略上半部が弾性層
13の表面から上方に突出した状態で周囲が弾性層13
によって完全に囲繞されている。弾性層13としてはポ
リウレタン樹脂の他にも各種の弾性発泡樹脂が使用でき
る。
述のようにして成形された表面に多数の雄係合素子12
を有する平板状基部11の表面に、各雄係合素子12の
脚部12bを囲んでポリウレタン発泡体からなる弾性層
13が形成されている。この弾性層13の高さは、図2
に示すように各雄係合素子12の係合頭部12aの下面
を越えて同係合頭部12aの中間位置まで表面に膨出し
ている。従って、各係合頭部12aの略上半部が弾性層
13の表面から上方に突出した状態で周囲が弾性層13
によって完全に囲繞されている。弾性層13としてはポ
リウレタン樹脂の他にも各種の弾性発泡樹脂が使用でき
る。
【0012】この弾性層13を上記平板状基部11の表
面に形成するには、次の2つの方法が好適である。しか
し、本発明はこれらの方法に限定されなるものではな
く、他よな変更が可能である。
面に形成するには、次の2つの方法が好適である。しか
し、本発明はこれらの方法に限定されなるものではな
く、他よな変更が可能である。
【0013】図11は、その第1の方法による弾性層1
3の形成手順を示している。この第1の形成方法によれ
ば、表面に多数の係合素子12をもつ平板状基部11を
予め成形しておき(図11(a))、前記係合素子12
の周囲の平板状基部11の表面に揮発性溶剤をもって希
釈した各種の添加剤を含むジイソシアネートなどの発泡
体原液13aの所定量を塗付もしくはインクジェットに
より噴霧し、溶剤の揮発を待って加熱して発泡させる。
予め発泡による体積の膨張変化がわかっている場合には
自由発泡により弾性層13を形成してもよいが、通常は
同図(c)に仮想線で示すように発泡を規制する金型1
4内で加熱発泡させる。常温で発泡する発泡樹脂材料を
使用する場合には、金型14内に注入することにより直
接発泡成形することもできる。
3の形成手順を示している。この第1の形成方法によれ
ば、表面に多数の係合素子12をもつ平板状基部11を
予め成形しておき(図11(a))、前記係合素子12
の周囲の平板状基部11の表面に揮発性溶剤をもって希
釈した各種の添加剤を含むジイソシアネートなどの発泡
体原液13aの所定量を塗付もしくはインクジェットに
より噴霧し、溶剤の揮発を待って加熱して発泡させる。
予め発泡による体積の膨張変化がわかっている場合には
自由発泡により弾性層13を形成してもよいが、通常は
同図(c)に仮想線で示すように発泡を規制する金型1
4内で加熱発泡させる。常温で発泡する発泡樹脂材料を
使用する場合には、金型14内に注入することにより直
接発泡成形することもできる。
【0014】図12は、第2の弾性層13及び係合素子
12の係合頭部12aの形成手順を示している。この第
2の方法によれば、予め平板状基部11の表面に多数の
柱状突起12cを一体に突出させて成形しておき(図1
2(a))、同柱状突起12cの周囲の平板状基部13
の表面に所定の高さの弾性層13を形成する(同図
(b))。このとき、前記柱状突起12cの予め設定さ
れた長さをもつ上端部を弾性層13の表面から露出させ
た状態とする。この弾性層13としては、前記柱状突起
12cよりも高融点で弾性のある発泡樹脂材料が選択さ
れる。発泡体からなる前記弾性層13の成形は前述の第
1の方法による場合と同様であり、この成形が終了した
後に、弾性層13の表面から突出している多数の柱状突
起12cの上端部を図示せぬ適宜加熱板を接触させなが
ら加熱溶融させて各柱状突起12cの上端に半球状の係
合頭部12aを形成する。このとき、半球状の係合頭部
12aの下面は同図(c)に示すように弾性層13の表
面に当接するか或いは僅かに食い込んだ状態になるまで
加熱溶融による変形を持続させる。
12の係合頭部12aの形成手順を示している。この第
2の方法によれば、予め平板状基部11の表面に多数の
柱状突起12cを一体に突出させて成形しておき(図1
2(a))、同柱状突起12cの周囲の平板状基部13
の表面に所定の高さの弾性層13を形成する(同図
(b))。このとき、前記柱状突起12cの予め設定さ
れた長さをもつ上端部を弾性層13の表面から露出させ
た状態とする。この弾性層13としては、前記柱状突起
12cよりも高融点で弾性のある発泡樹脂材料が選択さ
れる。発泡体からなる前記弾性層13の成形は前述の第
1の方法による場合と同様であり、この成形が終了した
後に、弾性層13の表面から突出している多数の柱状突
起12cの上端部を図示せぬ適宜加熱板を接触させなが
ら加熱溶融させて各柱状突起12cの上端に半球状の係
合頭部12aを形成する。このとき、半球状の係合頭部
12aの下面は同図(c)に示すように弾性層13の表
面に当接するか或いは僅かに食い込んだ状態になるまで
加熱溶融による変形を持続させる。
【0015】こうして製造された成形面ファスナー10
は、その係合素子12の係合頭部12a表面が弾性層1
3の上面に露出しているのみであり、係合素子12の脚
部12b及び係合頭部12aの下面は弾性層13の内部
に埋没した状態となっている。そのため、係合素子12
の脚部は全長にわたって弾性層13により支持されるこ
とになり、相手方の係合部材と係合するときにもその形
態は安定しており、しかも係合頭部12a表面が外部に
露呈している非係合時にも、周辺の衣類や糸屑、毛羽に
引っ掛かることがなく、塵芥などが付着堆積することも
ない。
は、その係合素子12の係合頭部12a表面が弾性層1
3の上面に露出しているのみであり、係合素子12の脚
部12b及び係合頭部12aの下面は弾性層13の内部
に埋没した状態となっている。そのため、係合素子12
の脚部は全長にわたって弾性層13により支持されるこ
とになり、相手方の係合部材と係合するときにもその形
態は安定しており、しかも係合頭部12a表面が外部に
露呈している非係合時にも、周辺の衣類や糸屑、毛羽に
引っ掛かることがなく、塵芥などが付着堆積することも
ない。
【0016】図2及び図3は、上記成形面ファスナー1
0と相手方の雌係合部材20との係合態様を模式的に示
したものであり、同雌係合部材20は多数の係合孔21
が形成された平板からなる。この雌係合部材20を前記
成形面ファスナー10の係合素子12の頭部12aに向
けて押し付けると、同係合頭部12aが僅かに変形して
前記係合孔21に挿通されて前記係合孔21に係止す
る。このとき、同時に弾性層13は各係合素子12の間
で下方に弾性変形し、前記雌係合部材20の下方への移
動を許容する。
0と相手方の雌係合部材20との係合態様を模式的に示
したものであり、同雌係合部材20は多数の係合孔21
が形成された平板からなる。この雌係合部材20を前記
成形面ファスナー10の係合素子12の頭部12aに向
けて押し付けると、同係合頭部12aが僅かに変形して
前記係合孔21に挿通されて前記係合孔21に係止す
る。このとき、同時に弾性層13は各係合素子12の間
で下方に弾性変形し、前記雌係合部材20の下方への移
動を許容する。
【0017】この弾性層13の変形時においてその変形
を容易にするには、同弾性層13の材質を平板状基部1
1及び係合素子12の材質に対して非接着性の材料を選
択することで可能となるが、例えば前記成形面ファスナ
ーを車室内や家屋内に内装材を固着するために使用する
場合のように剥離と係合を繰り返し行わない固着具とし
て使用する場合には、弾性層13の材質を平板状基部1
1及び係合素子12の材質に対して必ずしも非接着性と
する必要はない。また、上記成形面ファスナー10にお
いて、弾性層13の変形時の変形を構造的に容易にする
には、例えば図4に示すように弾性層13をその発泡時
において係合素子12の係合頭部12a下面全体に接触
するまで膨張させず、弾性層13の一部が係合頭部12
aの下面周縁に接触した状態で発泡成形を終了させるこ
とで、弱い押圧力で雌係合部材20に係合させることが
できるようになる。
を容易にするには、同弾性層13の材質を平板状基部1
1及び係合素子12の材質に対して非接着性の材料を選
択することで可能となるが、例えば前記成形面ファスナ
ーを車室内や家屋内に内装材を固着するために使用する
場合のように剥離と係合を繰り返し行わない固着具とし
て使用する場合には、弾性層13の材質を平板状基部1
1及び係合素子12の材質に対して必ずしも非接着性と
する必要はない。また、上記成形面ファスナー10にお
いて、弾性層13の変形時の変形を構造的に容易にする
には、例えば図4に示すように弾性層13をその発泡時
において係合素子12の係合頭部12a下面全体に接触
するまで膨張させず、弾性層13の一部が係合頭部12
aの下面周縁に接触した状態で発泡成形を終了させるこ
とで、弱い押圧力で雌係合部材20に係合させることが
できるようになる。
【0018】図5及び図6は、上記実施例における成形
面ファスナー10のきのこ状の係合素子12に代えてフ
ック状の係合素子120とした第2実施例を示してい
る。この成形面ファスナー100にあっても、弾性層1
3は係合素子120の湾曲係合部120aの下面全体に
接触させ、或いは図5及び図6に示すように湾曲係合部
120aの先端部下面に接触または先端部が僅かに埋没
する程度に形成できる。図5に示すように弾性層13を
湾曲係合部120aの先端部下面に接触させる程度に形
成する場合には、図6に示すように湾曲係合部120a
の先端部を僅かに埋没させる場合に較べて弱い押圧力で
相手方の雌係合部材と係合させることができる。
面ファスナー10のきのこ状の係合素子12に代えてフ
ック状の係合素子120とした第2実施例を示してい
る。この成形面ファスナー100にあっても、弾性層1
3は係合素子120の湾曲係合部120aの下面全体に
接触させ、或いは図5及び図6に示すように湾曲係合部
120aの先端部下面に接触または先端部が僅かに埋没
する程度に形成できる。図5に示すように弾性層13を
湾曲係合部120aの先端部下面に接触させる程度に形
成する場合には、図6に示すように湾曲係合部120a
の先端部を僅かに埋没させる場合に較べて弱い押圧力で
相手方の雌係合部材と係合させることができる。
【0019】図7〜図9は、上述のように成形された面
ファスナー10,100に係合する相手方の係合部材の
一例とその係合態様を示している。図7は成形面ファス
ナーとして上記第1実施例におけるきのこ状の係合素子
12を持つ面ファスナー10を使用すると共に、相手方
の係合部材に同面ファスナー10と同一構造を持つ面フ
ァスナー10を使用した場合の係合態様を示している。
また、図8に示す例は上記第2実施例の成形面ファスナ
ー100を雄雌の係合部材として使用している。この図
8に示す例では、フック状の係合素子120により押圧
変形された弾性層13の弾力により隣合う湾曲係合部1
20aが係合方向に付勢され、係合力を助長する。図9
に示す例では、雄係合部材として前述のフック状係合素
子120を有する成形面ファスナー100を使用すると
共に、相手方の雌係合部材としては通常のループ片21
0を有する雌面ファスナー200を使用している。この
場合、前記雌面ファスナー200との係合率を高めるた
め、前記成形面ファスナー100の湾曲係合部120a
の先端が弾性層13の表面に僅かに接触する程度に構成
すると共に、弾性層13が平板状基部110及び係合素
子120とは非接着性の材質であることが好ましい。
ファスナー10,100に係合する相手方の係合部材の
一例とその係合態様を示している。図7は成形面ファス
ナーとして上記第1実施例におけるきのこ状の係合素子
12を持つ面ファスナー10を使用すると共に、相手方
の係合部材に同面ファスナー10と同一構造を持つ面フ
ァスナー10を使用した場合の係合態様を示している。
また、図8に示す例は上記第2実施例の成形面ファスナ
ー100を雄雌の係合部材として使用している。この図
8に示す例では、フック状の係合素子120により押圧
変形された弾性層13の弾力により隣合う湾曲係合部1
20aが係合方向に付勢され、係合力を助長する。図9
に示す例では、雄係合部材として前述のフック状係合素
子120を有する成形面ファスナー100を使用すると
共に、相手方の雌係合部材としては通常のループ片21
0を有する雌面ファスナー200を使用している。この
場合、前記雌面ファスナー200との係合率を高めるた
め、前記成形面ファスナー100の湾曲係合部120a
の先端が弾性層13の表面に僅かに接触する程度に構成
すると共に、弾性層13が平板状基部110及び係合素
子120とは非接着性の材質であることが好ましい。
【0020】図10は、上記成形面ファスナー10,1
00の平板状基部11,110及び係合素子12,12
0に代えて、織成又は編成により製造される繊維糸条を
構成材料とする通常の繊維製面ファスナー10′を採用
している例である。図示例では、係合素子12′にモノ
フィラメントが使用され、通常はこのモノフィラメント
を地組織にループ状に織り込み或いは編み込み、そのル
ープ先端を切断したのち半球状の係合頭部12a′を形
成する。この係合頭部12a′の形成手法としては他の
公知の手法を採用できることは当然である。
00の平板状基部11,110及び係合素子12,12
0に代えて、織成又は編成により製造される繊維糸条を
構成材料とする通常の繊維製面ファスナー10′を採用
している例である。図示例では、係合素子12′にモノ
フィラメントが使用され、通常はこのモノフィラメント
を地組織にループ状に織り込み或いは編み込み、そのル
ープ先端を切断したのち半球状の係合頭部12a′を形
成する。この係合頭部12a′の形成手法としては他の
公知の手法を採用できることは当然である。
【0021】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明に係る面ファスナーはその製造が容易であり、且つ弾
性層が係合素子の脚部のほぼ全面を支持すると共に、そ
の表面に係合部下面を少なくとも接触させるように構成
しているため、係合素子の形態が簡単には変形せず安定
し、また同係合素子の係合部周辺に空隙が存在ことによ
り面ファスナーの係合面が周辺の衣類などに接触しても
繊維などを引っ掛けることがなく、また糸屑や毛羽など
が付着して堆積することもないので、長期の繰り返し使
用にあっても外観及び係合力の低下を来さない。
明に係る面ファスナーはその製造が容易であり、且つ弾
性層が係合素子の脚部のほぼ全面を支持すると共に、そ
の表面に係合部下面を少なくとも接触させるように構成
しているため、係合素子の形態が簡単には変形せず安定
し、また同係合素子の係合部周辺に空隙が存在ことによ
り面ファスナーの係合面が周辺の衣類などに接触しても
繊維などを引っ掛けることがなく、また糸屑や毛羽など
が付着して堆積することもないので、長期の繰り返し使
用にあっても外観及び係合力の低下を来さない。
【図1】本発明の第1実施例を示す成形面ファスナーと
相手方の係合部材の部分的な構成を示す斜視図である。
相手方の係合部材の部分的な構成を示す斜視図である。
【図2】同部分断面図である。
【図3】前記成形面ファスナーと相手方の係合部材との
係合状態を示す部分断面図である。
係合状態を示す部分断面図である。
【図4】前記第1実施例における弾性層の変形例を示す
部分断面図である。
部分断面図である。
【図5】本発明の第2実施例を示す成形面ファスナーの
部分的な構成を示す断面図である。
部分的な構成を示す断面図である。
【図6】同第2実施例における係合素子と弾性層の変形
例を示す部分断面図である。
例を示す部分断面図である。
【図7】上記第1実施例の成形面ファスナー同士の係合
例を示す部分断面図である。
例を示す部分断面図である。
【図8】上記第2実施例の成形面ファスナー同士の係合
例を示す部分断面図である。
例を示す部分断面図である。
【図9】同第2実施例による成形面ファスナーと通常の
ループ片を持つ雌面ファスナーとの係合例を示す部分断
面図である。
ループ片を持つ雌面ファスナーとの係合例を示す部分断
面図である。
【図10】本発明の第3実施例を示す繊維製面ファスナ
ーの部分的な構成を示す断面図である。
ーの部分的な構成を示す断面図である。
【図11】本発明に係る第1の製造方法の工程説明図で
ある。
ある。
【図12】本発明に係る第2の製造方法の工程説明図で
ある。
ある。
10,100 成形面ファスナー
11, 11′,110′ 平板状基部
12, 12′,120 係合素子
12a,12a′ 係合頭部
12b,12b′,120b 脚部
120a 湾曲係合部
12c 柱状突起
13 弾性層(発泡体)
13a 発泡体原液
14 金型
20,200 雌係合部材
20a 係合孔
210 ループ片
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平7−39407(JP,A)
特開 平7−213309(JP,A)
特開 平5−285008(JP,A)
特開 昭48−63847(JP,A)
実開 平5−2938(JP,U)
実開 平2−118715(JP,U)
実公 平6−37710(JP,Y2)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
A44B 18/00
Claims (5)
- 【請求項1】 平板状の基部(11,11′,110) の表面に多
数の係合素子(12,12′,120) を有すると共に、同表面に
弾性材(13)が配されてなる面ファスナーであって、 前記弾性材(13)の頂部が、少なくとも前記係合素子(12,
12′,120) の係合部(12a,12a′,120a)の下端に接する高
さを有すると共に、同弾性材(13)により前記係合素子(1
2,12′,120) の起立部(12b,12b′120b) の周面を支持し
てなることを特徴とする面ファスナー。 - 【請求項2】 前記平板状の基部 (11′) と係合素子
(12′) が繊維糸条を織成又は編成することにより得ら
れ、前記弾性材(13)が前記係合素子 (12′) に対して非
接着性樹脂材料からなる柔軟な発泡層である請求項1記
載の面ファスナー。 - 【請求項3】 前記平板状の基部(11)と係合素子(12)が
熱可塑性樹脂材料により一体成形されてなり、前記弾性
材(13)が柔軟な発泡樹脂層からなる請求項1記載の面フ
ァスナー。 - 【請求項4】 平板状の基部 (11,,11′,110) の表面に
多数の係合素子(12,12′,120) を有すると共に、同表面
に弾性材(13)が配されてなる面ファスナーの製造方法で
あって、 平板状の基部 (11,,11′,110) 表面に、脚部(12b,12
b′,120b)とその上端に係合部(12a,12a′,120) とを有
する多数の係合素子(12,12′,120) を一体に起立状態で
形成することと、前記平板状の基部 (11,,11′,110) 表
面で前記多数の係合素子(12,12′,120) 間に、前記弾性
材(13)を密接状に配すると共に、同弾性材(13)の上面を
各係合素子(12,12′,120) の係合部(12a,12a′,120a)下
端に当接させることとを備えてなることを特徴とする面
ファスナーの製造方法。 - 【請求項5】 平板状の基部 (11,,11′,110) の表面に
多数の係合素子(12,12′,120) を有すると共に、同表面
に弾性材(13)が配されてなる面ファスナーの製造方法で
あって、 平板状の基部 (11,,11′,110) 表面に、脚部(12b,12
b′,120b)とその上端に直線状の係合部形成端とを有す
る多数の係合素子(12c,12c′,120c)を一体に起立状態で
形成することと、前記平板状の基部表面で前記多数の係
合素子(12c,12c′,120c)の脚部(12b,12b′,120b)間に前
記係合部形成端を外部に突出した状態で前記弾性材(13)
を密接状に配することと、前記弾性材(13)の表面から外
部に突出する前記係合部形成端を加熱変形させて係合部
(12a,12a′,120a)を形成すると共に、その係合部(12a,1
2a′,120a)の下端を前記弾性材(13)の上面に当接させる
こととを備えてなることを特徴とする面ファスナーの製
造方法。
Priority Applications (9)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22160295A JP3474686B2 (ja) | 1995-08-30 | 1995-08-30 | 面ファスナーとその製造方法 |
TW085109581A TW296976B (ja) | 1995-08-30 | 1996-08-07 | |
CA002183134A CA2183134A1 (en) | 1995-08-30 | 1996-08-12 | Surface fastener and method for manufacturing the same |
DE69613640T DE69613640T2 (de) | 1995-08-30 | 1996-08-22 | Flächenhaftverschluss und Herstellungsverfahren |
EP96113478A EP0761116B1 (en) | 1995-08-30 | 1996-08-22 | Surface fastener and method for manufacturing the same |
US08/703,868 US5819391A (en) | 1995-08-30 | 1996-08-27 | Surface fastener and method of manufacturing the same |
CN96111242A CN1152423A (zh) | 1995-08-30 | 1996-08-28 | 表面紧固器及其制造方法 |
KR1019960036310A KR0180498B1 (ko) | 1995-08-30 | 1996-08-29 | 면 파스너 및 이의 제조 방법 |
BR9604188A BR9604188A (pt) | 1995-08-30 | 1996-08-30 | Fecho de superfície e método de fabricação do mesmo |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22160295A JP3474686B2 (ja) | 1995-08-30 | 1995-08-30 | 面ファスナーとその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0956419A JPH0956419A (ja) | 1997-03-04 |
JP3474686B2 true JP3474686B2 (ja) | 2003-12-08 |
Family
ID=16769337
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22160295A Expired - Fee Related JP3474686B2 (ja) | 1995-08-30 | 1995-08-30 | 面ファスナーとその製造方法 |
Country Status (9)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5819391A (ja) |
EP (1) | EP0761116B1 (ja) |
JP (1) | JP3474686B2 (ja) |
KR (1) | KR0180498B1 (ja) |
CN (1) | CN1152423A (ja) |
BR (1) | BR9604188A (ja) |
CA (1) | CA2183134A1 (ja) |
DE (1) | DE69613640T2 (ja) |
TW (1) | TW296976B (ja) |
Families Citing this family (27)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
SE512309C2 (sv) * | 1997-05-29 | 2000-02-28 | Tetra Laval Holdings & Finance | Extruderad/formblåst flaska, vars väggstruktur innefattar ett skikt av cellulär plast |
US6112377A (en) * | 1999-10-18 | 2000-09-05 | Wilson; Eric P. | Multiple article fastening device |
US6470539B2 (en) * | 2000-12-15 | 2002-10-29 | Irving Mizus | Releasable touch fastening system |
US9386824B1 (en) * | 2001-03-07 | 2016-07-12 | Joseph P. Schultz | Secure strap systems |
US6662411B2 (en) * | 2002-03-04 | 2003-12-16 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Mushroom head clip fastener |
DE20211300U1 (de) * | 2002-07-26 | 2002-11-28 | Huang, Chen-Cheng, Taipeh/T'ai-pei | Klebestreifen |
US6708379B1 (en) | 2002-08-09 | 2004-03-23 | Eric P. Wilson | Fastening device and method for material having a mesh |
US20050161851A1 (en) * | 2004-01-23 | 2005-07-28 | Tachauer Ernesto S. | Touch fastener products |
US20050170157A1 (en) * | 2004-01-29 | 2005-08-04 | Armela Luis P. | Composite products and methods of forming such products |
US7461437B2 (en) * | 2004-11-15 | 2008-12-09 | Velcro Industries B.V. | Articles and methods of their formation |
US7422783B2 (en) | 2004-11-24 | 2008-09-09 | Velcro Industries B.V. | Submerged hooks |
US7108814B2 (en) * | 2004-11-24 | 2006-09-19 | Velcro Industries B.V. | Molded touch fasteners and methods of manufacture |
FR2884119B1 (fr) * | 2005-04-08 | 2007-06-15 | S2F Flexico Sarl | Profiles de fermeture bimatiere pour sachets |
US8439861B2 (en) * | 2007-04-24 | 2013-05-14 | Velcro Industries B.V. | Skin penetrating touch fasteners |
US7740048B2 (en) | 2007-06-06 | 2010-06-22 | Wilson Eric P | Screen frame and assembly |
US20090106953A1 (en) * | 2007-10-24 | 2009-04-30 | Wittig Wayne | Apparatus and method for fastening by capturing protruding members in corresponding flexible openings |
WO2014033839A1 (ja) * | 2012-08-28 | 2014-03-06 | Ykk株式会社 | 面ファスナー及び袋体 |
EP2863072B1 (en) * | 2013-10-15 | 2017-08-23 | Airbus Operations GmbH | System for mounting of components |
DE102013018876A1 (de) * | 2013-11-12 | 2015-05-13 | BIAS Bremer Institut für angewandte Strahltechnik GmbH | Verbindungspartner zum Herstellen einer Verbindung mit einem weiteren Verbindungspartner und Verfahren zum Herstellen eines solchen Verbindungspartners |
DE102014119470A1 (de) * | 2014-12-22 | 2016-06-23 | Leibniz-Institut Für Neue Materialien Gemeinnützige Gmbh | Strukturierte Oberfläche mit stufenweise schaltbarer Adhäsion |
US10722404B2 (en) * | 2015-02-03 | 2020-07-28 | 3M Innovative Properties Company | Comfort headband for hearing protectors |
CN106176060A (zh) * | 2016-07-06 | 2016-12-07 | 厦门和洁无纺布制品有限公司 | 一种弹性搭扣件及其生产方法 |
WO2020136779A1 (ja) * | 2018-12-26 | 2020-07-02 | Ykk株式会社 | 面ファスナー |
JP7307666B2 (ja) * | 2019-12-02 | 2023-07-12 | シャープ株式会社 | 表示装置 |
WO2021116864A1 (en) * | 2019-12-09 | 2021-06-17 | 3M Innovative Properties Company | Coextruded polymeric article and method of making the same |
CN212412337U (zh) * | 2020-02-17 | 2021-01-26 | 番禺得意精密电子工业有限公司 | 电连接器 |
FR3132745A1 (fr) * | 2022-02-17 | 2023-08-18 | Aplix | Système de retenue amélioré |
Family Cites Families (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE1760919C3 (de) * | 1968-07-19 | 1974-03-28 | Kanebo Ltd., Tokio | Verfahren zur Herstellung von Kugelköpfen an den vorstehenden Fadenenden eines zwischen zwei Gewebeflächen vorgesehenen Flächenreißverschlusses |
US3899803A (en) * | 1971-09-13 | 1975-08-19 | Ingrip Fasteners | Self-gripping device with preformed gripping elements |
US3879835A (en) * | 1972-10-19 | 1975-04-29 | George C Brumlik | Method of making multi element self-gripping device having cooperating gripping elements |
US4216257A (en) * | 1979-04-20 | 1980-08-05 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Strip material for forming flexible backed fasteners |
JPS61255606A (ja) * | 1985-05-08 | 1986-11-13 | カネボウ株式会社 | 二種の素子を備える布製フアスナ−の雄面 |
US4931343A (en) * | 1985-07-31 | 1990-06-05 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Sheet material used to form portions of fasteners |
US4654246A (en) * | 1985-09-05 | 1987-03-31 | Actief, N.V. | Self-engaging separable fastener |
US4776068A (en) * | 1986-10-20 | 1988-10-11 | Velcro Industries B. V. | Quiet touch fastener material |
US4973326A (en) * | 1987-11-30 | 1990-11-27 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Disposable diaper with improved fastener attachment |
US5326612A (en) * | 1991-05-20 | 1994-07-05 | The Procter & Gamble Company | Nonwoven female component for refastenable fastening device and method of making the same |
US5212853A (en) * | 1992-03-10 | 1993-05-25 | Nifco Inc. | Separable plastic fastener and method and apparatus for manufacturing thereof |
JPH07103887B2 (ja) * | 1992-07-15 | 1995-11-08 | 科学技術庁航空宇宙技術研究所長 | 金属製耐熱二次元ファスナーを備えた耐熱装着体及びその製造方法 |
JPH0739407A (ja) * | 1993-07-28 | 1995-02-10 | Minnesota Mining & Mfg Co <3M> | 対面係合ファスナー部材とそのファスナー部材を備えたファスナー |
JP2823796B2 (ja) * | 1994-01-27 | 1998-11-11 | 難波プレス工業株式会社 | 発泡体ファスナーおよびそのファスナーを有する発泡成形体 |
US5476702A (en) * | 1994-12-28 | 1995-12-19 | Kimberly-Clark Corporation | Fastening system for absorbent article and method of manufacture |
-
1995
- 1995-08-30 JP JP22160295A patent/JP3474686B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1996
- 1996-08-07 TW TW085109581A patent/TW296976B/zh active
- 1996-08-12 CA CA002183134A patent/CA2183134A1/en not_active Abandoned
- 1996-08-22 EP EP96113478A patent/EP0761116B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1996-08-22 DE DE69613640T patent/DE69613640T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1996-08-27 US US08/703,868 patent/US5819391A/en not_active Expired - Fee Related
- 1996-08-28 CN CN96111242A patent/CN1152423A/zh active Pending
- 1996-08-29 KR KR1019960036310A patent/KR0180498B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1996-08-30 BR BR9604188A patent/BR9604188A/pt unknown
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CA2183134A1 (en) | 1997-03-01 |
DE69613640D1 (de) | 2001-08-09 |
US5819391A (en) | 1998-10-13 |
KR970009655A (ko) | 1997-03-27 |
JPH0956419A (ja) | 1997-03-04 |
BR9604188A (pt) | 1998-05-26 |
CN1152423A (zh) | 1997-06-25 |
KR0180498B1 (ko) | 1999-02-01 |
EP0761116B1 (en) | 2001-07-04 |
TW296976B (ja) | 1997-02-01 |
DE69613640T2 (de) | 2002-05-29 |
EP0761116A1 (en) | 1997-03-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3474686B2 (ja) | 面ファスナーとその製造方法 | |
KR100400614B1 (ko) | 면 파스너 | |
JP6739421B2 (ja) | 次元的に柔軟なタッチ・ファスナー・ストリップ | |
US6460230B2 (en) | Mold-in fastening member and production of molded resin article having mold-in fastening member | |
KR0184597B1 (ko) | 커텐부착커넥터 | |
US7108814B2 (en) | Molded touch fasteners and methods of manufacture | |
PL183346B1 (pl) | Kształtowy łącznik włoskowatej powierzchni | |
KR101023347B1 (ko) | 시트의 계지 연결부재, 그 부재를 포함하는 시트, 그부재를 이용한 성형체 및 그의 제조방법 | |
KR20010101487A (ko) | 패스너 및 그 제조 방법 | |
KR100546426B1 (ko) | 몰드-인 성형용 걸림부재 및 이를 구비하는 수지성형체의제조방법 | |
JP6492364B2 (ja) | 自動車用内装材およびその製造方法 | |
JP3554112B2 (ja) | インサート成形用ファスナー部材及びそのインサート成形用ファスナー部材を成形主体に連結する方法 | |
JPH07213309A (ja) | 発泡体ファスナー | |
JP7017215B2 (ja) | 剥離耐久性に優れた成形面ファスナー | |
JP2880606B2 (ja) | ファスナー用テープ | |
JP3128444B2 (ja) | モールドイン成形用係止部材およびそれを用いた樹脂成形体の製造方法 | |
JP2529065Y2 (ja) | セカンドカーペツト | |
JP2001095644A (ja) | 椅子用座体等の身体支持体の製造方法及び身体支持体 | |
JPH0673864B2 (ja) | 樹脂成形体の製造方法 | |
JPS63115312U (ja) | ||
JP2013070890A (ja) | 挿入感および位置決め作業性が改善された成形面ファスナー | |
JP2002345605A (ja) | クッション体 | |
JP2019005317A (ja) | カーマットおよびカーマットの固定方法 | |
JP2001275771A (ja) | 椅子脚カバー |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |