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JP2019005317A - カーマットおよびカーマットの固定方法 - Google Patents

カーマットおよびカーマットの固定方法 Download PDF

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JP2019005317A JP2017124822A JP2017124822A JP2019005317A JP 2019005317 A JP2019005317 A JP 2019005317A JP 2017124822 A JP2017124822 A JP 2017124822A JP 2017124822 A JP2017124822 A JP 2017124822A JP 2019005317 A JP2019005317 A JP 2019005317A
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Satoru Ono
悟 小野
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Kazunori Takakuwa
一則 高▲くわ▼
圭司 竹原
Keiji Takehara
圭司 竹原
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Abstract

【課題】カーマットが前後左右にズレを生じることがなく、カーマットを係合・剥離を繰り返しても、床面の不織布やパイル布帛を構成している繊維が引き抜かれたり、同繊維が切断されたりすることが少なく、さらにカーマットの係止具の取り付け場所が不織布やパイル布帛の面から高く盛り上がったりすることのない係止具を提供する。【解決手段】基体層およびその表面から立ち上がる多数のステムからなり、基体層中央部より片側に傾斜ステム群(A)が、そして反対側に傾斜ステム群(B)が存在しており、同一ステム群に存在しているステムはいずれも同一方向に傾斜しているが、傾斜ステム群(A)と(B)では傾斜方向が相違し、傾斜ステム群(A)および(B)に属するステムは中央部から互いに遠ざかる方向または近づく方向に傾斜しており、裏面には接着剤層が存在している係止具。【選択図】図1

Description

本発明は、不織布やパイル布帛からなる自動車床面被覆材の表面にカーマットを固定するのに使用する係止具および同係止具を裏面に接合したカーマット、さらに同カーマットを同自動車床面被覆材の表面に固定する方法に関する。
従来から、乗用車などの床面を覆う被覆材として不織布やパイル布帛が用いられている。そして、この不織布やパイル布帛などの被覆材が靴に付着した泥や土等により汚れることを避けるために、被覆材の上をカーマットで覆うことが一般的に行われており、カーマットが汚れた場合には、床面の不織布やパイル布帛から汚れたカーマットを剥がして、車外でカーマットに付着した汚れを落とし、再度、汚れを除去したカーマットを床面に敷き直すことが一般に行われている。
そして、このように自動車の床面被覆材の汚れを防ぐ目的で用いられているカーマットは、車内に敷かれた後は、床面被覆材との間でズレを生じないために、床面被覆材上にカーマットを固定する手段が用いられている。
その手段のひとつとして、床面被覆材の不織布やパイル布帛の上に、カーマットに開けたハトメに留具を貫通させて固定する方法やホック等の金具で留める方法などが知られている(例えば、特許文献1)。しかしながら、ホックやハトメで留めた場合には、ホックを取り付けた部分が厚くなったり、ハトメの孔から貫通した留具に足が引っ掛かり易くなったり、また不織布やパイル布帛にホックや留具等を取り付けるための作業や特殊な用具を必要としたり、さらにカーマットと不織布やパイル布帛の間、特にカーマットの隅が不織布やパイル布帛の面から浮き上がり、見栄えが劣る等の問題点を有している。
また、裏面に多数の突起を有している置敷カーマットにおいて、突起の一部または全部が前方を向いていることにより、置敷したカーマットの前方への滑りを防止する技術が知られている(例えば、特許文献2)。しかしながら、カーマットのズレは前方方向のみに生じるものではなく、一部または全部が前方向に向いている突起では前方向へのズレは防止できても、自動車の揺れや足の移動等に伴い、後方や横方向にもズレを生じることとなるが、そのようなズレを防止することはできない。
また、フック型やキノコ型や鏃型等の雄型係合素子を表面に多数有する雄型面ファスナーをカーマットの裏面に雄型係合素子が外側となるように貼り付け、この雄型係合素子を床面の不織布やパイル布帛と係合させて、これによりカーマットの前後および横方向へのズレを防止する方法も知られている。
しかしながら、この方法を用いると、不織布やパイル布帛の面からカーマットを剥離・係合する作業を繰り返すうちに、不織布やパイル布帛を構成している繊維が不織布やパイル布帛内から引き抜かれ、その部分の不織布やパイル布帛が盛り上がったり、さらには不織布やパイル布帛を構成している繊維が剥離の際に切断されて、剥離・係合を繰り返すうちに係合力が低下したり、不織布やパイル布帛を構成している繊維が減少し、不織布やパイル布帛の裏面のバックコート層が露出し、見栄えが劣ることとなる。
このような課題とは全く関係のない、自動車用座席用クッション材の表面を覆う表皮材をクッション材の表面に固定する方法として、基体の表面に、基体中央部より片側に傾斜ステム群(a)が、そして反対側に傾斜ステム群(b)が存在しているシートであって、傾斜ステム群(a)に存在しているステムと傾斜ステム群(b)に存在しているステムが共に基体中央部から遠ざかる方向に傾斜している傾斜ステムシートを表皮材の裏面にステム面を外側にして袋状に取り付け、クッション体に設けた狭い溝部に、この袋状物を挿入する方法を用いることにより、溝部から表皮材を引き抜こうとする力に対して傾斜ステムが抵抗して、クッション体の表面に表皮材が強固に固定されることが公知である(例えば、特許文献3)。
しかしながら、この公知の技術はステムを有している面を外側にして傾斜ステムシートを袋状に二つ折りして、クッションの狭い溝部に挿入することにより溝部壁面にステムを突き刺して、表皮材が溝部から引き抜かれることを阻止するものであり、本発明と用途分野、使用方法、さらに目的が全く相違する。
実開平5−46914号公報(要約書) 実開昭63−35636号公報(実用新案登録請求の範囲および第1図) 特開2014−188180号公報(要約書)
本発明は、カーマットが前後左右にズレを生じることがなく、カーマットを係合・剥離する作業を何度も繰り返しても、床面の不織布やパイル布帛を構成している繊維が引き抜かれたり、不織布やパイル布帛を構成している繊維が切断されたりすることが少なく、さらに係止具が取り付けられていることによってもカーマットの係止具の取り付け場所が不織布やパイル布帛の面から高く盛り上がったりすることのない係止具、同係止具を裏面に一体化したカーマット、および同カーマットを自動車床面被覆材である不織布やパイル布帛の表面に固定する方法を提供するものである。
すなわち本発明は、裏面に係止具が取り付けられているカーマットにおいて、該係止具が、基体層およびその表面から立ち上がる多数のステムからなり、基体層中央部より片側に傾斜ステム群(A)が、そして反対側に傾斜ステム群(B)が存在しており、同一ステム群に存在しているステムはいずれも同一方向に傾斜しているが、傾斜ステム群(A)と(B)では傾斜方向が相違し、傾斜ステム群(A)および(B)に属するステムは中央部から互いに遠ざかる方向または近づく方向に傾斜している係止具であり、ステムが存在している面を外側にして裏面に取り付けられていることを特徴とするカーマットであり、好ましくは傾斜ステム群(A)および(B)に属するステムが中央部から互いに遠ざかる方向に傾斜している場合である。
そして、好ましくはこのようなカーマットにおいて、係止具の基体層およびステムが、ともにエラストマー系樹脂から形成されている場合であり、より好ましくは、このようなエラストマー系樹脂が、ポリエステル系エラストマーである場合である。
そして、このようなカーマットにおいて、好ましくは、ステムの基体表面からの垂直高さが0.3〜0.8mmで、傾斜ステム群(A)および(B)におけるステム密度が50〜200本/cmである場合であり、また係止具の基体層裏面に存在している接着剤により係止具裏面がカーマット裏面に接着一体化されている場合であり、より好ましくは、接着剤がポリアミド系のホットメルト樹脂の場合である。
また本発明は、基体層およびその表面から立ち上がる多数のステムからなり、これら多数のステムが、基体層表面の中央部を挟んで両側に傾斜ステム群(A)と傾斜ステム群(B)として存在しており、同一ステム群に存在しているステムはいずれも同一方向に傾斜しているが、傾斜ステム群(A)および(B)とでは傾斜方向が相違し、傾斜ステム群(A)および(B)に属するステムは中央部から互いに遠ざかる方向または近づく方向に傾斜しており、基体層裏面には、接着剤層が一体化されている係止具である。
そして本発明は、不織布やパイル布帛製の自動車床面被覆材の表面にカーマットを固定する方法として、自動車床面被覆材の表面に、上記のカーマットの裏面を重ね合せ、係止具のステムを該不織布やパイル布帛層に挿入させる方法を用いるカーマットの固定方法である。
本発明の係止具は、基体層の表面から立ち上がっている多数のステムを有しており、これらステムは、従来の雄型面ファスナーのように先端部がフック状に大きく曲がったり、先端部がキノコ状や鏃型に膨らんだりしておらずに、付け根から先端部に至るまで引っ掛かりとなるような曲がりや膨らみを有しておらずに、ほぼストレートに伸びている。
したがって、自動車の床面被覆材である不織布やパイル布帛から本発明の係止具を剥離する場合でも、カーマットの係止具部分を曲げてステムが被覆材に垂直またはそれに近い状態とすることにより容易に剥離でき、不織布やパイル布帛を構成している繊維を不織布層やパイル布帛層から無理に引き抜いたり、あるいは繊維を切断したりすることが殆どない。しかも、ストレートに伸びていることにより、従来のフック状やキノコ状や鏃型の係合素子のようにフックが伸び切ったり、キノコ状や鏃型の頭部がちぎれたりすることもなく、剥離・係止を繰り返すことにより係止力が低下するということも殆どない。
さらに本発明の係止具では、このようなステムが、基体層表面の中央部を挟んで両側に傾斜ステム群(A)と(B)として存在しており、同一ステム群に存在しているステムはいずれも同一方向に傾斜しているが、傾斜ステム群(A)と(B)では傾斜方向が相違し、傾斜ステム群(A)および(B)に属するステムは中央部から互いに遠ざかる方向または近づく方向に傾斜しているため、傾斜ステム群(A)が外れ易い横ズレに対しては傾斜ステム群(B)が、また傾斜ステム群(B)が外れ易い横ズレに対しては傾斜ステム群(A)が、それぞれズレを阻止し、共働で係止具が外れることを阻止することとなる。
しかも、本発明の係止具は、薄い基体の上に、傾斜した背の低いステムが立ち上がっているだけであることから、係止具が薄く、従来の取付け具のように盛り上がったり、取付け具がカーマットの表面から突き出ていることもない。
さらに本発明の係止具では、好ましくはエラストマー系の樹脂から成形されていることから、人が踏みつけてもステムが折れたり曲がったりすることが少なく、荷重が取り除かれると元の形状に復元することとなる。しかも、剥離の際に、適度の力で外れる方向にステムおよび基体層が撓み、不織布やパイル繊維を傷めることもなく、剥離後は速やかに元の形状に戻ることとなる。
本発明の係止具の好適な一例を模式的に示した斜視図である。 図1のX−Y部分での断面を示した断面図である。 図1に示すP部分を拡大して表した斜視図である。 本発明の係止具をカーマットの裏面に一体化した状態を模式的に示した断面図である。 本発明の係止具を製造するのに用いるノズルの好適な一例を示す図である。
以下本発明の係止具について詳細に説明する。図1は、本発明の係止具の好適な一例を模式的に示したものであり、図2はそのX−Y部分での断面を示した図、図3は図1のPの部分を拡大して示した斜視図である。
図1に示すように、本発明の係止具は、基体層(1)、ホットメルト接着剤層(4)および多数のステム(2)からなる。
基体層(1)の厚さとしては、0.1〜1.0mm、特に0.2〜0.8mmが、踏んだ時の違和感が少なく、剥離時の剥離し易さの点で、さらに係止具の強度の点で好ましい。
ステム(2)は、基体層(1)の表面から立ち上がっており、これら多数のステムが、図1に示すように、基体層表面の中央部(3)を挟んで両側に傾斜ステム群(A)と(B)として存在しており、同一ステム群に存在しているステムはいずれも同一方向に傾斜しているが、傾斜ステム群(A)と(B)では傾斜方向が相違し、傾斜ステム群(A)および(B)に属するステムは中央部から互いに遠ざかる方向または近づく方向に傾斜している。図1および図2は、傾斜ステム群(A)および(B)に属するステムは中央部(3)から互いに遠ざかる方向に傾斜している場合を表している。
本発明で言う係止具の中央部とは、正確に係止具の中央部である必要はなく、単に、傾斜ステム群(A)と傾斜ステム群(B)を分けるための境界部を意味し、直線状である必要はなく、曲がっていてもよい。さらに中央部は面積を有している必要もないが、好ましくは幅1〜10mmで、傾斜ステム群(A)と傾斜ステム群(B)の間で直線状に存在している場合である。
本発明の係止具では、同一のステム群に属するステムは同一方向に傾いている必要があり、同一方向に傾いていない場合、すなわち個々のステムがそれぞれ別々の方向に傾いている場合には、ズレ方向の係止力を殆ど有しないか、あるいは有していても極めて低いものとなる。本発明において、同一の群に属する全てのステムが全く同一方向に傾いている場合がもっとも好ましいが、ごく僅かならば同一方向に傾いていないステムが存在していてもよい。
また、傾斜ステム群(A)と(B)では傾斜方向が相違し、傾斜ステム群(A)および(B)に属するステムは中央部から互いに遠ざかる方向または近づく方向に傾斜している必要がある。このように傾斜ステム群(A)と傾斜ステム群(B)が異なる方向に傾斜していることにより、傾斜ステム群(A)が外れ易い横ズレに対しては傾斜ステム群(B)が、また傾斜ステム群(B)が外れ易い横ズレに対しては傾斜ステム群(A)が、それぞれズレを阻止し、共働で係止具が外れることを阻止することとなる。
さらに傾斜ステム群(A)および(B)に属するステムは中央部から互いに遠ざかる方向または近づく方向に傾斜しているものは、後述する製造方法により容易に製造できることからこの点でも好ましいこととなる。
本発明の係止具では、上記ステムの傾き方向に対して交差する方向(図1や図3ではZ方向)に、ステムが並列に並んでいることが本発明の係止具において好ましく、並列に複数のステムが列をなして並んでいることにより係合力が大きく向上するとともに上からの荷重に対してステムが倒れ難くなる。
同一ステム列に属する隣り合うステムとの間隔(ステムの付け根部分での距離:図3に示すS)としては、0.2〜0.8mmの範囲,特に0.25〜0.5mmの範囲が好ましい。
そして、このようなステムの列が平行に複数列存在していることが係合力を高め、かつ、係合し易さの点で好ましい。好ましくは各ステム群にこのようなステム列が3〜10列存在している場合である。そしてステム列間隔(隣り合うステム列を構成するステムの付け根部分での距離:図3に示すQ)としては0.5〜3.0mmが好ましい。
そして、本発明の係止具では、個々のステムは、ステムの高さの中間部分とステム先端部分でほぼ同一幅を有しているのがステムに荷重が掛かっても倒れ難いことから好ましい。ここでいうステムの幅とは、本発明の係止具のステム群の一部(図1に示すPの部分)を拡大した図である図3に示すWのことであり、具体的には0.2〜0.6mmが好ましい。またステムの高さ中間部での奥行(図3に示すD)としては、0.1〜0.5mmが好ましい。
そして、本発明の係止具において、好ましくはステムの高さ(図3で示すH)が0.2〜1.2mmの場合である。ステムの高さが高くなるとステムが曲がったり折れたりし易い。逆に低すぎると、ズレ方向係止力が低下することとなる。より好ましくは0.3〜0.8mmの範囲、最も好ましくは0.4〜0.7mmの範囲である。
また、本発明の係止具を構成するステムは、いずれも中央部から互いに遠ざかる方向または近づく方向に傾斜しているが、傾斜の程度としては、ステムの付け根中央部と先端部を結ぶ直線が基体面と30〜60度、特に35〜45度の角度をなしているがズレ方向係止力の点で好ましい。
また本発明の係止具において、傾斜ステム群(A)および(B)のステム密度が50〜200本/cmで、特に60〜90本/cmであるのが好ましい。本発明の係止具では、比較的背の低いステムが、列をなして密集して存在しているのが、ステムが荷重を受けた際に倒れ難いこと、さらに高いズレ方向係合力が得られることから好ましく、そのためには、同一のステム列に属する隣り合うステムとの間隔(図3に示すS)が前記したように0.2〜0.8mm、特に0.25〜0.5mmであるのが好ましい。
次に、本発明の係止具の製造方法について説明する。まず、熱可塑性樹脂を図5に示すようなスリットを有するノズル(8)から溶融押出し、基体層の表面に、基体層表面に対して傾斜しかつ連続している列条を複数有するテープを成形する。
これらの成形物は、押し出し成型だけではなく、射出成型法等でも製造可能であるが、長さの異なる各種の係止具を自由に製造でき、しかも、延伸されていることから基体層の強度に優れ、かつステムが基体層から切断され難いこと、さらにステム密度の高い係止具が容易に作製できることから押し出し成型を用いるのが好ましい。
図5に示す9が基体層を構成することとなる線状スリットであり、そして10がステムを構成することとなる同一方向に傾斜した複数の線状スリットである。このような線状スリットを用いると、基体層およびステムが同一の樹脂からなる係止具が得られることとなるが、同一の樹脂からなることがステムが基体層から切断されないことから好ましい。
使用される熱可塑性樹脂としては、ポリオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、エチレン−ビニルアルコール共重合体、各種エラストマー系樹脂などが挙げられるが、剥離の際にあるいは置敷された状態で床面の被覆材を傷付けず、さらに係止具自体もステムが折れたりちぎれたりしないことから特にエラストマー系の樹脂が好ましく、なかでも延伸性に優れ、かつ吸湿性がなく、水分により伸縮せず、また適度の硬さと伸縮性を兼ね備えており、しかも剥離の際に容易に剥離できるように基体層やステムを曲げることができ、剥離後は元の状態に速やかに復元できることからポリエステル系エラストマーが最も好ましい。
ポリアミド系樹脂やエチレンービニルアルコール共重合体等の吸水し易い樹脂の場合には、吸水により伸長することから、このような樹脂からなる係止具を取り付けたカーマットは雨や雪の日に吸水により反り返りが生じ易く、見栄えに劣ることとなる。
なおポリエステル系エラストマーとは、ポリブチレンテレフタレート連鎖をハードセグメント、ポリオキシアルキレン連鎖や脂肪族ポリエステル連鎖やポリエーテル連鎖をソフトセグメントとするエラストマーの総称である。
図5に示すスリットを用いた場合には、基体層表面に傾斜を有する列条が左右5本ずつ等間隔で存在しているテープが得られる。列条の本数としては、左右合わせて8〜30本が適当であり、好ましくは10〜20本である。テープ幅としては、延伸前で30〜100mmが好ましい。
次に得られたテープの表面に存在する列条に小間隔で先端部から付け根付近に至る基体面に垂直な切れ目を入れる。切れ目の間隔としては0.15〜2.0mm、特に0.2〜0.6mmが適切である。次いで、テープを長さ方向に延伸する。延伸倍率としては、延伸後のテープ長さが元のテープの長さの1.5〜4.0倍、特に1.8〜2.5倍となる程度が好ましい。この延伸により、列条に入れられた切れ目が広がり、列条が、独立した多数のステムからなるステム列に変わる。
なお、本発明の係止具において、カーマットとの接着強度を高めるために、基体層裏面に凹凸を設けてもよく、例えば、上記テープ状の押し出し物を製造する際に、裏面側に凸条や凹条やスポット状窪みを設けても良い。
次に延伸された係止具の基体層裏面、好ましくは裏面全面に接着剤を付与する。接着剤としてはホットメルト系接着剤が好ましく、中でもポリアミド系のホットメルト系接着剤が優れた接着力が得られる点で好ましい。付与する接着剤層の厚さとしては、0.05〜0.3mm、特に0.08〜0.2mmが好ましい。この厚さより薄い場合には、十分な接着力が得られず、この厚さより厚い場合には、湿気により反り返る恐れが生じる。
このようにして得られた係止具は必要な長さにカットされる。係止具の長さとしては、5〜30cm、特に15〜25cmの範囲が、また係止具の幅としては1〜5cm、特に2〜4cmの範囲が取り付け易さおよび係止力の点で好ましい。
そして、基体部の中央部の幅としては1〜10mm、傾斜ステム群(A)と(B)の幅としては、それぞれ8〜30mmで、図1に示すように係止具の長さ方向全長にわたり中央部、傾斜ステム群(A)、傾斜ステム群(B)が存在しており、ステム列も係止具の長さ方向に平行に存在しているのが好ましい。もちろん、傾斜ステム群(A)と傾斜ステム群(B)は中央部を挟んで左右対称である必要はない。
このようにして得られた係止具を、次にカーマットの裏面にステム面を外側にしてステム面と反対側の面を貼り付ける。貼り付けは、係止具の基体層裏面に付与したホットメルト接着剤を加熱溶融させることにより、カーマット裏面に貼り付ける。なお、この際に、ホットメルト接着剤が溶融し始める温度で係止具の基体層とステムが共に溶融しないことが必要で、通常、ホットメルト接着剤を溶融させる温度として100〜150℃の温度が用いられる。
本発明の係止具が貼り付けられる対象物であるカーマットとしては、通常の市販されているものが用いられる。すなわち不織布やパイル布帛等の裏面にバッキング樹脂を塗布したもので、車内の座席を除く床面形状に合わせたパーツに分かれたものが用いられる。
図4は、パイル層(7)の裏面にバッキング層(6)を塗布したカーマット(5)の該バッキング層側に係止具の裏面をホットメルト接着剤層(4)により一体化した、部分図を示している。
カーマットの裏面に本発明の係止具を取り付ける場所としては、カーマットの四隅でもよいし、また四辺の中央部でもよい。またカーマットが面積の広いものである場合には四辺の各辺に複数個取り付けてもよく、さらにカーマットの中央部にも取り付けてもよい。さらにカーマットの周囲を本発明の係止具で覆うように取り付けてもよい。
本発明の係止具を取り付けたカーマットは、自動車の床面を覆っている不織布やパイル布帛に重ね合せ、軽く押さえ付けるだけで、係止具のステムが不織布やパイル布帛の繊維中に挿入され、ステムが傾斜していることによりステムの腹側に侵入した繊維によりズレが抑制され、しかも傾斜方向の異なるステム群により前後両方向のズレが止められ、さらに90度の角度で存在する係止具により横方向のズレも止められ、カーマットは床面に固定されることとなる。
したがって、カーマットは裏面に存在する係止具により、人がカーマットを脚で蹴ってもいずれの方向にもズレを生じることがない。そして、カーマットが汚れた場合には、床面被覆不織布やパイル布帛からカーマットを引っ張り、特に係止具のステムが床面被覆材に対して垂直に近い角度となるだけで容易に剥離できることとなる。
これにより剥離の際に、不織布やパイル布帛を構成している繊維を切断したり、引き抜いたりすることがなく、したがって床面被覆不織布等を損なうことがない。また剥離の際や人が踏みつけた際に係止具のステムが折れたり、破断したりすることもなく、いつまでも、高い係止力を保持し続けることとなる。
しかも、本発明の係止具は厚みが薄いことから、従来の取付具のように部分的に盛り上がったり、取付具がカーマットの表面から突き出ていることもない。
以下、本発明を実施例により説明する。
実施例1
図5に示すようなノズル(但し、ステム用スリットの本数は左右それぞれ7本)からポリエステル系エラストマー(東レ株式会社製ハイトレル6377)を押し出し、基体の片面中央部を挟んで中央部から互いに遠ざかる方向に傾いており長さ方向に連続している傾斜列条を左右にそれぞれ7本有しているテープ状物を押し出し、冷却水中に投入して、表面に傾斜列条を有しているテープ状物を得た。
次に、このテープ状物の表面に存在している傾斜列条にその先端部から付け根に至る垂直の切れ目を0.34mm間隔でテープ状物幅方向に平行に入れ、そして2.0倍の延伸倍率で延伸した。その結果、切れ目部分は0.34mmに広がり、連続していた傾斜列条はステム列に変わった。
得られたステム列は、図3に示すステムの幅(W)および同一列に属する隣のステムとの間隔(S)がともに0.34mm、ステム高さ(H)が0.53mm、ステムの奥行(D)が0.22mm、隣のステム列との間隔(Q)が1.6mmであり、各ステムは、いずれも中央部から互いに遠ざかる方向に傾斜しており、基体面と傾斜ステムの為す角度は、いずれも39〜43度の範囲内であった。
そして、左右の傾斜ステム群(A)と(B)の中央部には、テープ状物の長さ方向に平行に、幅2.2mmのステムが存在しない中央部(3)が存在していた。このステム群のステム密度は71本/cmで、基体層の厚さは0.29mmであった。
次に得られたテープ状物の裏面側全面にポリアミド系のホットメルト接着剤(東京インキ製パウダーレジンF−915G)を厚さ0.14mmとなるように塗布した。このようにして得られた係止具用テープ状物は、ポリエステル系エラストマー製の基体層およびその表面から立ち上がる多数のステム、そして裏面の接着剤層からなり、基体層中央部より片側に傾斜ステム群(A)が、そして反対側に傾斜ステム群(B)が存在しており、同一ステム群に存在しているステムはいずれも中央部から互いに遠ざかる方向に傾斜していた。
このようにして得られた係止具用テープ状物を、長さ20mmに切断し、端部を図1に示すように丸く切り取り、幅30mm、長さ20cmの形状の係止具とした。
この係止具を市販の運転席用および助手席用カーマットの裏面の四隅に、また後部座席用カーマットの四隅および上辺中央部と下辺中央部に、それぞれホットメルト接着剤を140℃の加熱により溶融させることにより貼り付けた。その際、貼り付けた4枚または6枚の係止具のうち2枚がカーマットの縦方向、2枚または4枚が横方向と一致するように貼り付けた。なお、加熱により、ステムが倒れたり、融けたり、また基体層が溶融することは全くなかった。
この係止具付カーマットを、不織布製の自動車床材上に敷いたところ、カーマットは人の足の動きにかかわらず、最初の位置からわずかのずれを生じることもなく、しかもカーマットの上を人が踏みつけても、ステムが折れたり曲がったりすることがなかった。しかも、係止具の厚さが薄いため、カーマットは床材上に密着し、見栄えもよかった。この状態は、雨の日に濡れた傘を持ち込みカーマット状に置き、濡れた長靴を履いてカーマットを踏みつけても全く変わらなかった。
そして、このカーマットを、毎日、剥離して敷き直しをする作業を6か月間続けたが、自動車床材は、不織布繊維が持ち上がったり、引き抜かれたり、切断されることは全くなく、最初の状態を維持することができた。
実施例2
上記実施例1において、ステムの傾き方向を、中央部に近づく方向にとなるノズルを用いる以外は実施例1と同様にして係止具を作製した。そして、得られた係止具を実施例1と同様にカーマットの裏面に貼り付け、さらに自動車の床面の不織布上に敷いた。
その結果、係止具の中央部分をよく見ると僅かではあるが盛り上がっており、実施例1のものより見劣りのするものであった。そして中央部近辺では係止力が低く、ステム列が少ない場合には、係合力の点でわずかに問題を生じる恐れがあった。それ以外の点では実施例1のものと変わらず、長期テストの結果も同様に優れたものであった。
実施例3
実施例1において、成形に用いる樹脂をポリエステル系エラストマーからナイロン−6に変更する以外は実施例1と同様にして係止具を作製した。
得られた係止具は硬く、剥離の際に、実施例1のものと比べて剥がすのに力を要し、その結果、床材の不織布の繊維の一部が剥離した係止具に付着しており、このことから剥離の際の床面被覆不織布の繊維が切断したり、引き抜かれたりした箇所が僅かに見られた。
また雨の日には、係止具が反り返ることから、カーマットと床材との間に隙間が生じ、そのことから見栄えが少し劣るものであった。その他の点においては実施例1のものと遜色はなく、一応優れた係止具であった。
比較例1
実施例1において、ステムが基体層の片面中央部を挟んで中央部から互いに遠ざかる方向に傾いているのではなく、傾斜ステム群(A)および傾斜ステム群(B)に属する全てのステムがステム群に関係なく同一の方向(片方の幅方向端部)に傾いている係止具を、そのような製造用ノズルを用いて成形し、さらに切れ目を挿入および延伸、さらにホットメルト接着剤付与、20cm長さへの切断を実施例1と同様に行い、係止具を作製した。
このようにして得られた係止具をカーマットの4隅にステムが外側を向くように取り付けた。その結果、係止具の係合が人の足の動きにより、外れ易く、カーマットがズレを生じ易いものであり、カーマットの固定という点からは到底満足できるものではなかった。
比較例2
上記実施例1において、ノズルのスリット形状として、ステムの形状を一方向に傾いているストレートな形状のものではなく、先端部が鏃型の膨らみとなっており、そしてこの鏃型の係合素子が基体層面から直立しているものを用い、押し出す樹脂として実施例1と同じポリエステル系エラストマーを用いて、実施例1と同様に係止具を作製した(この係止具は、クラレファスニング製マジロックL90710として市販されている)。
この係止具を実施例1のような形状に切断し、ポリアミド系ホットメルト接着剤によりカーマットの裏面に貼り付け、得られたカーマットを自動車の助手席の床材の不織布上に敷いた。係合・剥離を繰り返すうちに不織布の繊維が引き抜かれたり盛り上がったりし、さらにその部分の繊維が切断され係止力が低下した。同時に、鏃型係合素子の鏃部膨らみ部も切断され、この点からも係止力が低下した。
実施例1と同様の長期テストにおいて、2か月目ごろから、係止力の低下がみられるようになり、6か月後では、係止力は極めて弱く、人の足の蹴りにより容易にカーマットが移動することとなった。
1:基体層
2:ステム
3:中央部
4:ホットメルト接着剤層
5:カーマット
6:バッキング層
7:パイル層
8:ノズル
9:基体層用スリット
10:ステム用スリット
A:傾斜ステム群(A)
B:傾斜ステム群(B)

Claims (9)

  1. 裏面に係止具が取り付けられているカーマットにおいて、該係止具が、基体層およびその表面から立ち上がる多数のステムからなり、基体層中央部より片側に傾斜ステム群(A)が、そして反対側に傾斜ステム群(B)が存在しており、同一ステム群に存在しているステムはいずれも同一方向に傾斜しているが、傾斜ステム群(A)と(B)では傾斜方向が相違し、傾斜ステム群(A)および(B)に属するステムは中央部から互いに遠ざかる方向または近づく方向に傾斜している係止具であり、ステムが存在している面を外側にして裏面に取り付けられていることを特徴とするカーマット。
  2. 傾斜ステム群(A)および(B)に属するステムが中央部から互いに遠ざかる方向に傾斜している請求項1に記載のカーマット。
  3. 係止具の基体層およびステムが、ともにエラストマー系樹脂から形成されている請求項1または2に記載のカーマット。
  4. エラストマー系樹脂が、ポリエステル系エラストマーである請求項3に記載のカーマット。
  5. ステムの基体表面からの垂直高さが0.3〜0.8mmで、傾斜ステム群(A)および(B)のステム密度が50〜200本/cmである請求項1〜4のいずれかに記載のカーマット。
  6. 係止具の基体層裏面に存在している接着剤により係止具裏面がカーマット裏面に接着一体化されている請求項1〜5のいずれかに記載のカーマット。
  7. 接着剤がポリアミド系ホットメルト樹脂である請求項6に記載のカーマット。
  8. 基体層およびその表面から立ち上がる多数のステムからなり、これら多数のステムが、基体層表面の中央部を挟んで両側に傾斜ステム群(A)と傾斜ステム群(B)として存在しており、同一ステム群に存在しているステムはいずれも同一方向に傾斜しているが、傾斜ステム群(A)および(B)とでは傾斜方向が相違し、傾斜ステム群(A)および(B)に属するステムは中央部から互いに遠ざかる方向または近づく方向に傾斜しており、基体層裏面には、接着剤層が一体化されている係止具。
  9. 不織布製またはパイル布帛製の自動車床面被覆材の表面にカーマットを固定する方法として、自動車床面被覆材の表面に、請求項1〜7のいずれかに記載のカーマットの裏面を重ね合せ、係止具のステムを該不織布やパイル布帛に挿入させるカーマットの固定方法。
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