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JP6977496B2 - 車両用ピラー構造 - Google Patents

車両用ピラー構造 Download PDF

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Description

本発明は、車両用ピラー構造に関する。
下記特許文献1には、保持部材に保持された透明材によって構成されたフロントピラーが開示されている。特許文献2には、強化樹脂製で透明に形成されたフロントピラーが開示されている。
特開2006−273057号公報 特開2017−007509号公報
上記特許文献1及び特許文献2では、ピラー自体を透明材で形成することで、乗員の死角を減少させることができる。しかしながら、剛性を確保するためには、透明材の厚みを厚くする必要がある。この結果、ピラーを通じて見た車両外側の景色が歪んで見える場合があり、改善の余地がある。
本発明は上記事実を考慮し、剛性を確保しつつ視認性を向上させることができる車両用ピラー構造を得ることを目的とする。
請求項1に記載の発明に係る車両用ピラー構造は、車両前部に設けられて車両上下方向に延在されると共に、車両前後方向に間隔をあけて配置された閉断面構造の一対のピラー骨格部と、一対の前記ピラー骨格部における車両外側に取り付けられて車室内と車室外とを隔てる板状の透明部材とを含んで構成されたピラー本体部と、一対の前記ピラー骨格部における車両内側にそれぞれ取り付けられて前記ピラー骨格部に沿って車両上下方向に延在された一対のベース部と、一対の前記ベース部を部分的に橋渡しする透明の橋渡し部とを備えた補強部材と、を有し、一対の前記ピラー骨格部はそれぞれ、車室内側を向いて前記ベース部が取り付けられる第1面と、互いに対向する第2面とを含んで構成されており、前記橋渡し部の両端部が前記第2面と接している
請求項1に記載の車両用ピラー構造では、一対のピラー骨格部と透明部材とを含んでピラー本体部が構成されており、一対のピラー骨格部は車両前部に設けられて車両上下方向に延在されている。また、一対のピラー骨格部は、車両前後方向に間隔をあけて配置されており、それぞれ閉断面構造とされている。そして、この一対のピラー骨格部の車両外側に板状の透明部材が取り付けられており、この透明部材によって車室内と車室外とが隔てられている。これにより、車室内の乗員が透明部材を通じて車両外側を視認することができる。
また、ピラー骨格部には補強部材が取り付けられており、この補強部材は一対のピラー骨格部における車両内側にそれぞれ取り付けられたベース部を備えている。ここで、一対のベース部はそれぞれピラー骨格部に沿って車両上下方向に延在されており、この一対のベース部は透明の橋渡し部によって部分的に橋渡しされている。このように補強部材の橋渡し部によって一対のピラー骨格部が連結されているため、ピラー本体部の剛性を確保することができる。また、橋渡し部が設けられていない部分から車両外側を見ることで、透明部材のみを通じて車両外側を視認することができる。
さらに、橋渡し部の両端部がピラー骨格部の互いに対向する第2面と接しているため、ピラー骨格部が互いに近づく方向へ荷重が入力された場合に橋渡し部が突っ張ることでピラー骨格部の変形を抑制することができる。
請求項2に記載の発明に係る車両用ピラー構造は、請求項1に記載の発明において、前記橋渡し部は、前記ベース部に沿って間隔をあけて複数設けられている。
請求項2に記載の車両用ピラー構造では、1つの橋渡し部のみを備えた構造と比較して、より剛性を高めることができる。
請求項3に記載の発明に係る車両用ピラー構造は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、一対の前記ピラー骨格部のうち、車両後方側に位置する前記ピラー骨格部の下端部には屈曲部が形成されており、前記橋渡し部の一端部が前記屈曲部に接続されている。
請求項3に記載の車両用ピラー構造では、荷重入力時に折れ起点となり易い屈曲部を橋渡し部によって補強することができる。
以上説明したように、請求項1に記載の発明に係る車両用ピラー構造によれば、剛性を確保しつつ視認性を向上させることができる、という優れた効果を有する。
また、ピラー骨格部の変形を抑制することができる、という優れた効果を有する。
請求項2に記載の発明に係る車両用ピラー構造によれば、ピラー本体部の剛性を高めることができる、という優れた効果を有する。
請求項3に記載の発明に係る車両用ピラー構造によれば、ピラー本体部の剛性を効果的に高めることができる、という優れた効果を有する。
実施形態に係る車両用ピラー構造が適用された車両前部を車室内側から見た斜視図である。 図1の2−2線で切断した状態を示す断面図である。 実施形態に係る車両用ピラー構造を構成する補強部材を示す斜視図である。 実施形態に係る車両用ピラー構造の変形例を示す、図1に対応する斜視図である。
以下、図面を参照して実施形態に係る車両用ピラー構造について説明する。なお、各図に適宜示される矢印FRは車両前方側を示しており、矢印UPは車両上方側を示しており、矢印RHは車両幅方向右側を示している。
図1に示されるように、本実施形態に係る車両用ピラー構造が適用された車両10の前部には、ウインドシールドガラス12が配置されている。ウインドシールドガラス12は、透明な板状のガラスで形成されており、車両側面視で車両上下方向に延在されている。一方、車両10の前部における車両右側には、フロントサイドガラス14が配置されている。
フロントサイドガラス14は、透明な板状のガラスで形成されており、車両前方の右側面を車両上下方向に延在されている。そして、このウインドシールドガラス12とフロントサイドガラス14との間にフロントピラー16が設けられている。なお、図示はしないが、車両10の前部における車両左側にもフロントサイドガラス14と同様のフロントサイドガラスが設けられており、この車両左側のフロントサイドガラスとウインドシールドガラス12との間にもフロントピラーが設けられている。本実施形態では、車両左側のフロントピラーと車両右側のフロントピラー16とが左右対称の構造とされているため、車両右側のフロントピラー16についてのみ説明し、車両左側のフロントピラーの説明を省略する。
フロントピラー16は、ウインドシールドガラス12の車両幅方向の端部12Aに沿って車両上下方向に延在されており、車両上方側へ向かうにつれて車両後方側へ傾斜している。また、図2に示されるように、フロントピラー16は主として、ピラー本体部18と補強部材20とを含んで構成されている。
ピラー本体部18は、ピラー骨格部としての第1柱22と第2柱24とを備えており、第1柱22と第2柱24とは車両前後方向に間隔をあけて配置されている。第1柱22は、略車両上下方向に沿って延在されており、平断面視で車室内A側(車両左側かつ車両後方側)を向く第1面22Aと、後述する第2柱24と対向するように車両右側かつ車両後方側を向く第2面22Bと、車室外B側(車両右側かつ車両前方側)を向く第3面22Cと、車両左側かつ車両前方側を向く第4面22Dとを含んで閉断面構造とされている。
ここで、第1柱22の第3面22Cは、車両右側よりも車両左側の方が内側へ凹んだ形状となっており、この凹んだ部分に接着剤26を介してウインドシールドガラス12の車両幅方向の端部12Aが接合されている。また、接着剤26の車両左側(車室内A側)にはクッションゴム28が取り付けられており、このクッションゴム28によって第1柱22とウインドシールドガラス12との隙間がシールされている。さらに、ウインドシールドガラス12の車両幅方向の端部12Aの車両外側には、ウインドシールドモール30が設けられている。
第3面22Cの車両右側には、接着剤32を介して後述する透明部材としての透明板材36が接合されている。また、接着剤32の車両後方側(車室内A側)にはクッションゴム34が取り付けられており、このクッションゴム34によって第1柱22と透明板材36との隙間がシールされている。
第1柱22よりも車両後方側には、第1柱22と間隔をあけて第2柱24が設けられている。第2柱24は、第1柱22と同様に車両上下方向に沿って延在されており、閉断面視で車室内A側(車両左側)を向く第1面24Aと、第1柱22の第2面22Bと対向するように車両左側かつ車両前方側を向く第2面24Bと、車室外B側(車両右側)を向く第3面24Cと、車両後方側を向く第4面24Dとを含んで閉断面構造とされている。
ここで、第2柱24の第3面24Cには接着剤33を介して透明板材36が接合されており、接着剤33の車両前後にはそれぞれクッションゴム35が取り付けられている。そして、このクッションゴム35によって第2柱24と透明板材36との隙間がシールされている。
透明板材36は、無機ガラスや透明樹脂等によって板状に形成されており、この透明板材36によって車室内Aと車室外Bとが隔てられている。そして、この透明板材36は、第1柱22及び第2柱24における車両外側に取り付けられており、具体的には、透明板材36の一端部36Aが第1柱22の第3面22Cに接合されている。また、透明板材36の他端部36Bが第2柱24の第3面24Cに接合されている。なお、ここでいう「透明」とは、曇りなく完全に透き通った構成に限定されず、透明板材36の向こう側を視認可能な程度に曇っている構成を含む概念である。また、図中二点鎖線の符号38は、第2柱24の車両後方側に沿って設けられたドアフレームである。
ここで、第1柱22の第1面22A及び第2柱24の第1面24Aには補強部材20が接合されている。図3に示されるように、補強部材20は、一対のベース部としての前側ベース部40及び後側ベース部42と、橋渡し部44、46、48、50とを含んで構成されている。また、本実施形態では一例として、透明樹脂によって前側ベース部40、後側ベース部42及び橋渡し部44、46、48、50が形成されている。
前側ベース部40は、ピラー本体部18に取り付けた際に車両前方側に位置する部分であり、車両上下方向を長手方向として第1柱22に沿った長尺状に形成されている。また、前側ベース部40は、長手方向と直交する方向に沿って切断した断面が略L字状に形成されており、前側横壁部40Aと前側縦壁部40Bとを備えている。ここで、図2に示されるように、前側横壁部40Aは、接着剤52を介して第1柱22の第1面22Aに接合されている。また、前側縦壁部40Bは、第1柱22と第2柱24との間の空間に入り込んでおり、第1柱22の第2面22Bにおける車室内A側の端部に接している。
前側ベース部40よりも車両後方側には後側ベース部42が設けられている。図3に示されるように、後側ベース部42は、車両上下方向を長手方向として第2柱24に沿った長尺状に形成されている。また、後側ベース部42は、長手方向と直交する方向に沿って切断した断面が略L字状に形成されており、後側横壁部42Aと後側縦壁部42Bとを備えている。ここで、図2に示されるように、後側横壁部42Aは、接着剤56を介して第2柱24の第1面24Aに接合されている。また、後側縦壁部42Bは、第1柱22と第2柱24との間の空間に入り込んでおり、第2柱24の第2面24Bにおける車室内A側の端部に接している。
図3に示されるように、後側ベース部42の長手方向中央部よりも下方側へオフセットした部位には屈曲部43が形成されており、後側ベース部42における屈曲部43よりも上方側は、前側ベース部40と略平行に延在されている。一方、後側ベース部42における屈曲部43よりも下方側は、下方側の端部に向かうにつれて徐々に前側ベース部40との間隔が開く方向に傾斜した形状となっている。
前側ベース部40と後側ベース部42とは、複数の橋渡し部44、46、48、50によって橋渡しされている。橋渡し部44、46、48、50は何れも前側ベース部40に対して垂直に延在されており、橋渡し部44は、前側ベース部40の上端部における前側縦壁部40Bと後側ベース部42の上端部における後側縦壁部42Bとを連結している。
橋渡し部46は、橋渡し部44に間隔をあけて橋渡し部44の下方側に位置しており、前側ベース部40の前側縦壁部40Bと後側ベース部42の後側縦壁部42Bとを連結している。同様に、橋渡し部48は、橋渡し部46に間隔をあけて橋渡し部46の下方側に位置している。そして、橋渡し部48は、前側ベース部40の前側縦壁部40Bと後側ベース部42の屈曲部43における後側縦壁部42Bとを連結している。すなわち、橋渡し部48の後端部(一端部)は、屈曲部43に接続されている。さらに、橋渡し部50は、橋渡し部48に間隔をあけて橋渡し部48の下方側に位置しており、前側ベース部40の下端部における前側縦壁部40Bと後側ベース部42の下端部における後側縦壁部42Bとを連結している。このようにして、前側ベース部40と後側ベース部42とが複数の橋渡し部44、46、48、50によって部分的に橋渡しされている。
図2に示されるように、前側ベース部40の車室内A側の面には、接着剤54を介して前側ピラーガーニッシュ60が接合されている。前側ピラーガーニッシュ60は、車両上下方向を長手方向として第1柱22に沿って延在されており、長手方向と直交する方向に沿って切断した断面が略L字状に形成されている。そして、この前側ピラーガーニッシュ60によって第1柱22の第1面22A及び第4面22Dが車室内A側から覆われている。
一方、後側ベース部42の車室内A側の面には、接着剤58を介して後側ピラーガーニッシュ62が接合されている。後側ピラーガーニッシュ62は、車両上下方向を長手方向として第2柱24に沿って延在されており、長手方向と直交する方向に沿って切断した断面が車両右側に開放された略U字状に形成されている。そして、この後側ピラーガーニッシュ62によって第2柱24の第1面24Aが車室内A側から覆われている。なお、第2柱24の第1面24Aは、第4面24Dとの接続部よりも車両後方側まで突出されており、この突出された部分にウェザーストリップ64が取り付けられている。
図1に示されるように、フロントピラー16とサイドドア本体とが車両上下方向に延びる仕切部材66によって仕切られており、フロントサイドガラス14における仕切部材66とフロントピラー16との間の部分が固定式の三角窓68となっている。
(作用及び効果)
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
本実施形態では、図2に示されるように、ピラー本体部18を構成する第1柱22及び第2柱24がそれぞれ閉断面構造とされており、この第1柱22の第3面22C及び第2柱24の第3面24Cに透明板材36が取り付けられている。そして、この透明板材36によって車室内Aと車室外Bとが隔てられている。これにより、車室内Aの乗員が透明板材36を通じて車両外側を視認することができる。
また、第1柱22及び第2柱24には補強部材20が取り付けられており、この補強部材20は、第1柱22に接合された前側ベース部40と、第2柱24に接合された後側ベース部42とを備えている。そして、前側ベース部40と後側ベース部42とは、橋渡し部44、46、48、50によって部分的に橋渡しされている。このようにして、第1柱22及び第2柱24の車室内A側が補強部材20によって補強されることにより、ピラー本体部18の剛性を確保することができる。
さらに、本実施形態では、補強部材20が透明樹脂で形成されているため、補強部材20によって乗員の視界が遮られることがない。特に、図3に示されるように、橋渡し部44、46、48、50が設けられていない部分、すなわち、橋渡し部44と橋渡し部46との間、橋渡し部46と橋渡し部48との間、及び橋渡し部48と橋渡し部50との間から車両外側を見ることで、透明板材36のみを通じて車両外側を視認することができる。このようにして、フロントピラー16の剛性を確保しつつ視認性を向上させることができる。
また、本実施形態では、複数の橋渡し部44、46、48、50が設けられているため、例えば、1つの橋渡し部46のみを備えた構造と比較して、よりフロントピラー16の剛性を高めることができる。
さらに、本実施形態では、図1に示されるように、補強部材20の後側ベース部42に屈曲部43が形成されており、この屈曲部43の位置に橋渡し部48が連結されている。これにより、フロントピラー16において、荷重入力時に折れ起点となり易い屈曲部43を補強することができ、フロントピラー16の剛性を効果的に高めることができる。
さらにまた、本実施形態では、図2に示されるように、前側ベース部40の前側縦壁部40B及び後側ベース部42の後側縦壁部42Bが第1柱22と第2柱24との間の空間に入り込んでいる。このため、橋渡し部46の両端部が第1柱22の第2面22B及び第2柱24の第2面24Bと接した状態となり、第1柱22と第2柱24とが互いに近づく方向へ荷重が入力された場合に橋渡し部46が突っ張ることでフロントピラー16の変形を抑制することができる。なお、橋渡し部44、48、50についても同様の構成とされているため、よりフロントピラー16の変形を抑制することができる。
以上、実施形態に係る車両用ピラー構造について説明したが、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。例えば、図4に示される変形例のように、橋渡し部46、48の角度を変更してもよい。
(変形例)
図4に示されるように、本変形例では、橋渡し部46及び橋渡し部48を除いて実施形態と同様の構成である。ここで、橋渡し部46は、前側ベース部40と後側ベース部42とに連結されており、水平に延在されている。また、橋渡し部48は、橋渡し部46と略平行に設けられており、水平に延在されて前側ベース部40と後側ベース部42とに連結されている。
以上のように、橋渡し部46及び橋渡し部48が水平に延在されているため、図1に示される実施形態のように橋渡し部46、48を前側ベース部40に対して垂直に延在させた構成と比較して、上下方向に視界を遮る領域が少なくて済む。
なお、橋渡し部46、48を前側ベース部40に対して垂直に延在させた構成の方が剛性を高くすることができるため、例えば、図1の構成と図4の構成とを組み合わせてもよい。具体的には、橋渡し部46を水平に延在させ、橋渡し部48を前側ベース部40に対して垂直に延在させてもよい。
また、本実施形態では、補強部材20の全体を透明樹脂によって形成したが、これに限定されない。例えば、図3において、橋渡し部46、48のみを透明樹脂で形成し、他の部分を不透明の強化樹脂などで形成してもよい。この場合であっても、橋渡し部46、48以外の部分は乗員の視界に入らない部分であるため、本実施形態と同様に乗員の視認性を向上させる効果を有する。
10 車両
18 ピラー本体部
20 補強部材
22 第1柱(ピラー骨格部)
22A 第1面
22B 第2面
24 第2柱(ピラー骨格部)
24A 第1面
24B 第2面
36 透明板材(透明部材)
40 前側ベース部(ベース部)
42 後側ベース部(ベース部)
43 屈曲部
44 橋渡し部
46 橋渡し部
48 橋渡し部
50 橋渡し部
A 車室内
B 車室外

Claims (3)

  1. 車両前部に設けられて車両上下方向に延在されると共に、車両前後方向に間隔をあけて配置された閉断面構造の一対のピラー骨格部と、一対の前記ピラー骨格部における車両外側に取り付けられて車室内と車室外とを隔てる板状の透明部材とを含んで構成されたピラー本体部と、
    一対の前記ピラー骨格部における車両内側にそれぞれ取り付けられて前記ピラー骨格部に沿って車両上下方向に延在された一対のベース部と、一対の前記ベース部を部分的に橋渡しする透明の橋渡し部とを備えた補強部材と、
    を有し、
    一対の前記ピラー骨格部はそれぞれ、車室内側を向いて前記ベース部が取り付けられる第1面と、互いに対向する第2面とを含んで構成されており、
    前記橋渡し部の両端部が前記第2面と接している車両用ピラー構造。
  2. 前記橋渡し部は、前記ベース部に沿って間隔をあけて複数設けられている請求項1に記載の車両用ピラー構造。
  3. 一対の前記ピラー骨格部のうち、車両後方側に位置する前記ピラー骨格部の下端部には屈曲部が形成されており、
    前記橋渡し部の一端部が前記屈曲部に接続されている請求項1又は請求項2に記載の車両用ピラー構造。
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