JP6467465B2 - 車両 - Google Patents
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Description
本発明は、車両、特にウィンドシールド構造に関する。
特許文献1には、ウィンドガラス(1)と固定窓ガラス(9)とで形成されるコーナー部(a)において、ウィンドガラスの端部に設けられたモール(12)と、固定窓ガラスの端部に設けられたモール(10)とが当接したウィンドシールド構造が開示されている。
特許文献1の構造では、2つのモールの当接部が車外側に露出しており、意匠面において改善の余地があった。一方、これら2つのモールを設けた場合には、コーナー部を形成する2つのガラスを車体に取り付ける際の作業効率の向上のため、モールをどのように構成するか考慮する必要がある。
本発明は、ウィンドシールド構造において意匠性の向上および車両製造時の作業効率の向上の双方を実現することを目的とする。
本発明の一つの側面は車両に係り、前記車両は、ウィンドシールド部と、前記ウィンドシールド部と共に車室のコーナー部を形成するコーナーパネル部と、を備える車両であって、前記ウィンドシールド部は、ウィンドガラスと、前記ウィンドガラスの前記コーナーパネル部側の端部に設けられたウィンドモール部と、を含み、前記ウィンドモール部は、前記ウィンドガラスの前記端部に固定された基部と、前記基部から前記コーナーパネル部に向かって延出し且つ前記コーナーパネル部の外面に当接するリップ部と、を含み、前記コーナーパネル部の前記外面は、前記ウィンドモール部側の端部において、前記ウィンドモール部側に向かって前記リップ部から離れる方向に傾斜した傾斜面を有することを特徴とする。
本発明によれば、意匠性の向上および作業効率の向上の双方を実現可能となる。
以下、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態を述べる。なお、各図は、実施形態の構造ないし構成を示す模式図であり、図示された各部材の寸法は必ずしも現実のものを反映するものではない。また、各図において、同一の部材または同一の構成要素には同一の参照番号を付しており、以下、重複する内容については説明を省略する。
図1は、実施形態に係る車両1の全体図である。車両1は、車体14の上部においてウィンドシールド構造STを備える。ウィンドシールド構造STは、外部の風(走行風、横風など)から車室(キャビン)を保護する。
なお、本明細書において、前/後、上/下、左/右(側方)、外(車外)/内(車内)等の表現は、車両1の車体14を基準とする相対的な位置関係を示す。また、構造の理解のため、図中には、前(Fr)、後(Rr)、上(Up)、下(Dw)、左(L)及び右(R)を合わせて示す(他の図についても同様とする。)。
図2は、図1に図示された切断線d1−d1での断面図、即ち、車室の前方右側のコーナー部におけるウィンドシールド構造STの断面図である。ウィンドシールド構造STは、ウィンドシールド部11、コーナーパネル部12およびピラー部13を含む。本実施形態では、ウィンドシールド部11は、車室前方において車幅方向(左右方向)に延設され、側方両端部(ここでは右側端部を図示)においてピラー部13に対して接着剤91により固定される。また、コーナーパネル部12は、車室の前方両側方(ここでは前方右側を図示)において、ウィンドシールド部11と共に車室のコーナー部を形成するように前後方向に延設され、前方端部においてピラー部13に対して接着剤92により固定される。
ウィンドシールド部11は、ウィンドガラス111およびウィンドモール部112を含む。ウィンドガラス111は、本実施形態ではフロントガラスであり、公知の透光性材料で構成されればよい。ウィンドモール部112は、例えば樹脂(一例として、ポリ塩化ビニル等を含む合成樹脂)で構成され、ウィンドガラス111のコーナーパネル部12側の端部に設けられる。ウィンドモール部112は、基部1121、リップ部1122および当接部1123を含む。
基部1121は、ウィンドガラス111の端部に固定される。この固定は、例えば基部1121とウィンドガラス111の端部との間に配された両面テープ(不図示)により実現される。本実施形態では、基部1121は、ウィンドガラス111の外面に対して隆起した形状を有する。これにより、車両走行時に生じうる走行風を滑らかに側方に導いて空気抵抗を低減し、空力性能を向上させる。
リップ部1122は、基部1121からコーナーパネル部12に向かって延出し、コーナーパネル部12の外面に当接している。これにより、ウィンドシールド部11とコーナーパネル部12とでコーナー部の外面を形成する形となる。
当接部1123は、基部1121からピラー部13に向かって延設され、ピラー部13に対して当接する。ウィンドシールド部11をピラー部13に固定する際、ウィンドシールド部11は、当接部1123がピラー部13に当接することでピラー部13に対して適切に固定される。このとき、当接部1123は、接着剤91の流出を防ぐ堰堤(ダム)部としても作用しうる。
上述の基部1121、リップ部1122および当接部1123は、例えばウィンドモール部112を押出成形により作製することで、一体成形されうる。押出成形の際、基部1121およびリップ部1122は互いに異なる組成で構成されてもよく、例えば、それらの間で合成樹脂の構成比率が変えられてもよい。本実施形態では、ウィンドモール部112は、リップ部1122が基部1121よりも高い変形性を有し、曲がりやすくなるように構成される。
コーナーパネル部12は、コーナーガラス121およびモール部122を含む。コーナーガラス121は、ウィンドガラス111同様、公知の透光性材料で構成されればよい。モール部122は、例えば樹脂等で構成され、コーナーガラス121のウィンドシールド部11側の端部に設けられる。詳細については後述とするが、モール部122の外面は傾斜面122Sを有する。また、本実施形態では、コーナーガラス121およびモール部122は、外面側において連続面を形成するように互いに固定される。
ピラー部13は、アウタパネル131、インナパネル132およびガーニッシュ133を含む。アウタパネル131は、インナパネル132と共にピラー部13の剛性を確保し、アウタパネル131の外面側にはウィンドガラス111及びコーナーガラス121がそれぞれ接着剤91及び92を介して固定される。ガーニッシュ133は、アウタパネル131およびインナパネル132を車内側から覆う内装部材である。
アウタパネル131は、上面視において、ウィンドガラス111およびコーナーガラス121に沿うように曲げられ、また、接着剤92と接触した部分の後方において車内側に更に曲げられ、更に、その部分から後方に延設される。インナパネル132は、両端部ではアウタパネル131に固定され、中央部ではアウタパネル131との間に空間を形成するように延設される。
図2の構造によれば、ピラー部13において、ウィンドガラス111とコーナーガラス121との間が、単一の部材であるウィンドモール部112により封止される形となるため、車両1の外観が良くなり、即ち、車両1の意匠性を向上させることができる。また、ウィンドモール部112を比較的簡素な構成とすることもできる。これに合わせて、アウタパネル131およびインナパネル132を上述の形状にしてピラー部13を細い幅で構成することができ、視界を妨げる領域を少なくして運転者に車外の様子を見やすくさせることもできる。
再び図1を参照すると、車両1は、車体14に対して回動により開閉可能に連結されたフロントドアパネル15を更に備える。フロントドアパネル15には、昇降により開閉可能にフロントドアガラス151が設けられる。本実施形態では、ウィンドガラス111とコーナーガラス121とは、ピラー部13により区切られ、また、コーナーガラス121とフロントドアガラス151とは、ピラー部13の後方に配されたピラー部13’により区切られる。即ち、コーナーガラス121は、フロントガラスであるウィンドガラス111と、フロントドアガラス151との間に配されている。
ピラー部13は、Aピラー等と称されることもあり、また、ピラー部13’は、A’(Aダッシュ)ピラーと称されることもある。車両1は、運転者が車両後方左側/右側の様子を視認するためのミラー16を更に備え、ミラー16は、ピラー部13’の下部に設置されうる。ピラー部13’はピラー部13よりも太く構成されてもよく、これにより、車室前方側の剛性を向上させてもよい。
図3は、本実施形態に係る車体構造の製造方法の一部として、ウィンドシールド部11およびコーナーパネル部12を車体14に設置してウィンドシールド構造STを形成する際の態様を示している。先ず、コーナーパネル部12が接着剤92によりアウタパネル131に固定される。その後、ウィンドシールド部11が、ウィンドガラス111の内側面に接着剤91が付着された状態で、矢印A1で示されるように車体前後方向に組み付けられる。この組み付けは、例えば、専用の装置を作業者が操作することで行われうる。
本実施形態では、コーナーパネル部12のモール部122の外面には傾斜面122Sが設けられている。そのため、ウィンドシールド部11を組み付ける際、リップ部1122は、矢印A2で示されるように傾斜面122Sにより外側に案内されやすく、即ち、車内側に巻き込まれることが実質的にない。よって、ウィンドシールド部11を組み付ける際、該組み付けを容易に且つ適切に実現可能となり、作業効率が向上する。
また、前述のとおり、本実施形態ではリップ部1122は曲がりやすい。よって、上記組み付けの際、リップ部1122のコーナーパネル部12への追従性が高く、即ち、リップ部1122を傾斜面122Sによりコーナーパネル部12の外面側に導きやすい。これにより、リップ部1122をコーナーパネル部12の外面に適切に当接させることができる。
本実施形態では、更に、基部1121がウィンドガラス111の外面に対して隆起した形状を有しているため、基部1121の肉厚が比較的厚く、基部1121の剛性は比較的高い。これと共に、本実施形態では、基部1121から当接部1123が延設されているため、基部1121の剛性が更に高くなる。そのため、基部1121の形状あるいは姿勢を維持したままリップ部1122を所望の方向に変形させることができ、結果として、リップ部1122を傾斜面122Sによりコーナーパネル部12の外面側に適切に導くことができる。
リップ部1122をコーナーパネル部12の外面側に導く際、本実施形態では、コーナーガラス121およびモール部122が外面側において連続面を形成しているため、リップ部1122は、この連続面によって滑らかに案内される。この連続面は、リップ部1122の先端がコーナーガラス121およびモール部122間の境界に引っ掛からない程度の平面度(平坦度)を有していればよい。これにより、リップ部1122の先端が引っ掛かることなくウィンドシールド部11を組み付けることができ、ウィンドモール部112によるコーナー部の外面の形成を適切に実現することができる。
上述のようにして組み付けられたウィンドシールド部11は、ウィンドガラス111の内側面に予め付着された接着剤91がアウタパネル131と接触することで、固定される。このとき、当接部1123は、アウタパネル131の外面と当接すると共に接着剤91の流出を防止する。ウィンドシールド部11の固定後、傾斜面122Sは、リップ部1122により覆われる形となる(図2参照)。本実施形態では、リップ部1122の先端がコーナーガラス121の外面まで連続面によって滑らかに案内されるので、コーナーガラス121およびモール部122間の境界がリップ部1122により覆われる形となり、外観を向上させることができる。
なお、他の実施形態として、傾斜面122Sのうち車外側の一部はリップ部1122から露出してもよい。
本実施形態では、傾斜面122Sを有するモール部122をコーナーガラス121の端部に設けることで、コーナーパネル部12の端部に傾斜面122Sを有する構造を容易に実現可能となる。他の実施形態として、コーナーガラス121の端部にモール部122を設けない場合(コーナーパネル部12がモール部122を有しない場合)、コーナーガラス121の端部に研削加工等により傾斜面(傾斜面122S相当)を設ければよい。即ち、コーナーパネル部12の外面が、ウィンドモール部112側の端部において傾斜面122Sを有していればよく、この傾斜面122Sは、ウィンドモール部112側に向かってリップ部1122から離れる方向に傾斜していればよい。
図4は、参考例として、傾斜面122Sが設けられていないモール部(区別のため、モール部122’とする。)の場合の態様を、図3同様に示している。傾斜面122Sが設けられていない場合、ウィンドシールド部11の組み付けの際に、リップ部1122がモール部122’と当接して矢印A3側に曲げられてしまう場合があり、即ち、リップ部1122が車内側に巻き込まれてしまう可能性がある。このことは、例えば、ウィンドシールド部11の固定後の工程において、リップ部1122がモール部122’を覆うように作業者がリップ部1122の状態を直す必要があるため、作業効率の低下の原因となりうる。これに対し、本実施形態によれば上記巻き込みを防止することが可能となり、作業効率の向上に有利である。
以上、本実施形態によれば、ウィンドガラス111とコーナーガラス121との間が単一の部材のウィンドモール部112で封止される形となり、車両1の意匠性が向上する。また、コーナーパネル部12の外面は、ウィンドモール部112側の端部において、ウィンドモール部112側に向かってリップ部1122から離れる方向に傾斜した傾斜面122Sを有する。これにより、ウィンドシールド部11およびコーナーパネル部12を車体14に設置してウィンドシールド構造STを形成する際、コーナーパネル部12によるリップ部1122の巻き込みを防止することができ、作業者の作業効率を向上可能となる。
本発明は上述の例に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、その一部が変更されてもよい。例えば、各実施形態の内容に、目的、用途等に応じて他の要素を組み合わせることも可能である。
例えば、本実施形態では、Aピラー相当のピラー部13と、A’ピラー相当のピラー部13’と、それらの間に固定されたコーナーガラス121を備える車体構造を例示したが、本発明は、この例に限られるものではない。例えば、本実施形態の内容は、ベンチガラスないしクォータガラスをコーナーガラス121として備える車体構造等、多様な車体構造に適用可能である。また、コーナーガラス121は、透光性を有することが好ましいが、必ずしも無色でなくてもよい。
また、本明細書に記載された個々の用語は、本発明を説明する目的で用いられたものに過ぎず、本発明は、その用語の厳密な意味に限定されるものでないことは言うまでもなく、その均等物をも含みうる。
上述の実施形態の特徴を以下にまとめる。
第1の態様は、車両(例えば1)に係り、前記車両は、ウィンドシールド部(例えば11)と、前記ウィンドシールド部と共に車室のコーナー部を形成するコーナーパネル部(例えば12)と、を備える車両であって、前記ウィンドシールド部は、ウィンドガラス(例えば111)と、前記ウィンドガラスの前記コーナーパネル部側の端部に設けられたウィンドモール部(例えば112)と、を含み、前記ウィンドモール部は、前記ウィンドガラスの前記端部に固定された基部(例えば1121)と、前記基部から前記コーナーパネル部に向かって延出し且つ前記コーナーパネル部の外面に当接するリップ部(例えば1122)と、を含み、前記コーナーパネル部の前記外面は、前記ウィンドモール部側の端部において、前記ウィンドモール部側に向かって前記リップ部から離れる方向に傾斜した傾斜面(例えば122S)を有する。
第1の態様によれば、意匠性を向上させることができると共に、車両製造時(具体的には、ウィンドシールド部およびコーナーパネル部を車体に設置してウィンドシールド構造を形成する際)には、コーナーパネル部によるリップ部の巻き込みを防止することができ、作業者の作業効率を向上可能となる。
第1の態様は、車両(例えば1)に係り、前記車両は、ウィンドシールド部(例えば11)と、前記ウィンドシールド部と共に車室のコーナー部を形成するコーナーパネル部(例えば12)と、を備える車両であって、前記ウィンドシールド部は、ウィンドガラス(例えば111)と、前記ウィンドガラスの前記コーナーパネル部側の端部に設けられたウィンドモール部(例えば112)と、を含み、前記ウィンドモール部は、前記ウィンドガラスの前記端部に固定された基部(例えば1121)と、前記基部から前記コーナーパネル部に向かって延出し且つ前記コーナーパネル部の外面に当接するリップ部(例えば1122)と、を含み、前記コーナーパネル部の前記外面は、前記ウィンドモール部側の端部において、前記ウィンドモール部側に向かって前記リップ部から離れる方向に傾斜した傾斜面(例えば122S)を有する。
第1の態様によれば、意匠性を向上させることができると共に、車両製造時(具体的には、ウィンドシールド部およびコーナーパネル部を車体に設置してウィンドシールド構造を形成する際)には、コーナーパネル部によるリップ部の巻き込みを防止することができ、作業者の作業効率を向上可能となる。
第2の態様では、前記コーナーパネル部は、コーナーガラス(例えば121)と、前記コーナーガラスの前記ウィンドシールド部側の端部に設けられたモール部(例えば122)と、を含み、前記傾斜面は前記モール部に設けられており、前記ウィンドガラスと前記モール部とは、外面側において、連続面を形成している。
第2の態様によれば、コーナーパネル部の端部に傾斜面を容易に形成可能である。また、上記ウィンドシールド構造の形成の際には、リップ部が連続面によって滑らかに案内され、ウィンドモール部によるコーナー部の外面の形成が適切に実現される。
第2の態様によれば、コーナーパネル部の端部に傾斜面を容易に形成可能である。また、上記ウィンドシールド構造の形成の際には、リップ部が連続面によって滑らかに案内され、ウィンドモール部によるコーナー部の外面の形成が適切に実現される。
第3の態様では、前記ウィンドガラスはフロントガラス(例えば111)であり、前記コーナーガラスは前記フロントガラスとフロントドアガラス(例えば151)との間に配される。
第3の態様は、Aピラー及びA’ピラーを備える車体に好適に適用可能であり、第3の態様によれば、Aピラーを細い幅で構成可能となるため、運転者に車外の様子を見やすくさせることができる。
第3の態様は、Aピラー及びA’ピラーを備える車体に好適に適用可能であり、第3の態様によれば、Aピラーを細い幅で構成可能となるため、運転者に車外の様子を見やすくさせることができる。
第4の態様では、前記リップ部は、前記基部よりも曲がりやすい材料で構成されている。
第4の態様によれば、上記ウィンドシールド構造の形成の際、リップ部をコーナーパネル部の外面に適切に当接させることができる。
第4の態様によれば、上記ウィンドシールド構造の形成の際、リップ部をコーナーパネル部の外面に適切に当接させることができる。
第5の態様では、前記ウィンドモール部は、車体のピラー部に向かって前記基部から延設され、前記ピラー部に対して当接する当接部(例えば1123)を更に含む。
第5の態様によれば、当接部によりウィンドシールド部を車体のピラー部に対して固定させると共に、当接部が設けられたことで基部の剛性が向上し、それによりリップ部を所望の方向に変形可能となる。この当接部は、車両製造時には接着剤の流出を防ぐ堰堤(ダム)部としても作用しうる。
第5の態様によれば、当接部によりウィンドシールド部を車体のピラー部に対して固定させると共に、当接部が設けられたことで基部の剛性が向上し、それによりリップ部を所望の方向に変形可能となる。この当接部は、車両製造時には接着剤の流出を防ぐ堰堤(ダム)部としても作用しうる。
第6の態様では、前記基部は、前記ウィンドガラスの外面に対して隆起した形状を有する。
第6の態様によれば、基部の剛性が向上し、それによりリップ部を所望の方向に変形可能となる。また、空力性能の向上にも有利である。
第6の態様によれば、基部の剛性が向上し、それによりリップ部を所望の方向に変形可能となる。また、空力性能の向上にも有利である。
第7の態様では、前記ウィンドシールド部は、車幅方向に延設され、前記コーナーパネル部は、車両前後方向に延設され、前記ウィンドシールド部と前記コーナーパネル部とは、前記リップ部が前記コーナーパネル部の前記傾斜面を覆った状態で当接している。
第7の態様によれば、上記ウィンドシールド構造の形成の際にコーナーパネル部によるリップ部の巻き込みが防止され、リップ部が傾斜面を覆った状態となって上記コーナー部の外面の形成が適切に実現される。
第7の態様によれば、上記ウィンドシールド構造の形成の際にコーナーパネル部によるリップ部の巻き込みが防止され、リップ部が傾斜面を覆った状態となって上記コーナー部の外面の形成が適切に実現される。
第8態様は、車両(例えば1)の製造方法に係り、前記車両の製造方法は、車幅方向に延設されたウィンドシールド部(例えば11)と、車両前後方向に延設され、前記ウィンドシールド部と共に車室のコーナー部を形成するコーナーパネル部(例えば12)と、を備える車両の製造方法であって、前記ウィンドシールド部は、ウィンドガラス(例えば111)と、前記ウィンドガラスの前記コーナーパネル部側の端部に設けられたウィンドモール部(例えば112)と、を含み、前記ウィンドモール部は、前記ウィンドガラスの前記端部に固定された基部(例えば1121)と、前記基部から前記コーナーパネル部に向かって延出し且つ前記コーナーパネル部の外面に当接するリップ部(例えば1122)と、を含み、前記コーナーパネル部の前記外面は、前記ウィンドモール部側の端部において、前記ウィンドモール部側に向かって前記リップ部から離れる方向に傾斜した傾斜面(例えば122S)を有し、前記車両の製造方法は、車体のピラー部(例えば13、131)にその側方側から前記コーナーパネル部を組み付ける工程と、前記コーナーパネル部を組み付ける工程の後、前記ピラー部にその前方側から前記ウィンドシールド部を組み付ける第2工程と、を有する。
第8の態様によれば、ウィンドシールド部およびコーナーパネル部を車体に設置してウィンドシールド構造を形成する際、コーナーパネル部によるリップ部の巻き込みが防止され、リップ部が傾斜面を覆った状態となって、ウィンドモール部によるコーナー部の外面の形成が適切に実現される。
第8の態様によれば、ウィンドシールド部およびコーナーパネル部を車体に設置してウィンドシールド構造を形成する際、コーナーパネル部によるリップ部の巻き込みが防止され、リップ部が傾斜面を覆った状態となって、ウィンドモール部によるコーナー部の外面の形成が適切に実現される。
1:車両、11:ウィンドシールド部、111:ウィンドガラス、112:ウィンドモール部、1121:基部、1122:リップ部、12:コーナーパネル部、122S:傾斜面。
Claims (8)
- ウィンドシールド部と、前記ウィンドシールド部と共に車室のコーナー部を形成するコーナーパネル部と、を備える車両であって、
前記ウィンドシールド部は、ウィンドガラスと、前記ウィンドガラスの前記コーナーパネル部側の端部に設けられたウィンドモール部と、を含み、
前記ウィンドモール部は、前記ウィンドガラスの前記端部に固定された基部と、前記基部から前記コーナーパネル部に向かって延出し且つ前記コーナーパネル部の外面に当接するリップ部と、を含み、
前記コーナーパネル部の前記外面は、前記ウィンドモール部側の端部において、前記ウィンドモール部側に向かって前記リップ部から離れる方向に傾斜した傾斜面を有する
ことを特徴とする車両。 - 前記コーナーパネル部は、
コーナーガラスと、
前記コーナーガラスの前記ウィンドシールド部側の端部に設けられたモール部と、
を含み、
前記傾斜面は前記モール部に設けられており、
前記ウィンドガラスと前記モール部とは、外面側において、連続面を形成している
ことを特徴とする請求項1に記載の車両。 - 前記ウィンドガラスはフロントガラスであり、前記コーナーガラスは前記フロントガラスとフロントドアガラスとの間に配された
ことを特徴とする請求項2に記載の車両。 - 前記リップ部は、前記基部よりも曲がりやすい材料で構成されている
ことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載の車両。 - 前記ウィンドモール部は、車体のピラー部に向かって前記基部から延設され、前記ピラー部に対して当接する当接部を更に含む
ことを特徴とする請求項1から請求項4の何れか1項に記載の車両。 - 前記基部は、前記ウィンドガラスの外面に対して隆起した形状を有する
ことを特徴とする請求項1から請求項5の何れか1項に記載の車両。 - 前記ウィンドシールド部は、車幅方向に延設され、
前記コーナーパネル部は、車両前後方向に延設され、
前記ウィンドシールド部と前記コーナーパネル部とは、前記リップ部が前記コーナーパネル部の前記傾斜面を覆った状態で当接している
ことを特徴とする請求項1から請求項6の何れか1項に記載の車両。 - 車幅方向に延設されたウィンドシールド部と、
車両前後方向に延設され、前記ウィンドシールド部と共に車室のコーナー部を形成するコーナーパネル部と、
を備える車両の製造方法であって、
前記ウィンドシールド部は、ウィンドガラスと、前記ウィンドガラスの前記コーナーパネル部側の端部に設けられたウィンドモール部と、を含み、
前記ウィンドモール部は、前記ウィンドガラスの前記端部に固定された基部と、前記基部から前記コーナーパネル部に向かって延出し且つ前記コーナーパネル部の外面に当接するリップ部と、を含み、
前記コーナーパネル部の前記外面は、前記ウィンドモール部側の端部において、前記ウィンドモール部側に向かって前記リップ部から離れる方向に傾斜した傾斜面を有し、
前記車両の製造方法は、
車体のピラー部にその側方側から前記コーナーパネル部を組み付ける工程と、
前記コーナーパネル部を組み付ける工程の後、前記ピラー部にその前方側から前記ウィンドシールド部を組み付ける第2工程と、
を有する
ことを特徴とする車両の製造方法。
Priority Applications (1)
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JP2017129499A JP6467465B2 (ja) | 2017-06-30 | 2017-06-30 | 車両 |
Applications Claiming Priority (1)
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