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JP7139826B2 - フロントピラー及びその製造方法 - Google Patents

フロントピラー及びその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、フロントピラー及びその製造方法に関する。
特許文献1は、車両前後方向に離れて配置された前部フロントピラーと後部フロントピラーからなるフロントピラーを開示している。前部フロントピラーは、一体の管状部材をハイドロフォームによって成形したものである。ハイドロフォームとは、管状部材内に水等の流体を注入し、その水圧によって管状部材を膨らませて凹部に押し付ける成形方法である。そして、車両剛性を確保しつつ運転者の車両前方における視認性を向上すべく、前部フロントピラーの断面積が後部フロントピラーの断面積よりも小さくなるようにしている。
特開2003-276638号公報
上記特許文献1の構成では、設計の自由度に関して改善の余地が残されている。
本開示の目的は、前部フロントピラーの剛性を確保しつつ、設計の自由度を向上する技術を提供することにある。
本願発明の第1の観点によれば、車両の前後方向に互いに離れて配置された前部フロントピラーと後部フロントピラーを備えたフロントピラーであって、前記前部フロントピラーは、板材の端面同士が接合したパイプ状に構成されており、前記前部フロントピラーは、第1の周長である第1のピラー部分と、前記第1の周長と異なる第2の周長を有する第2のピラー部分と、を有する、フロントピラーが提供される。以上の構成によれば、前記前部フロントピラーの剛性を確保しつつ、設計の自由度を向上することができる。
好ましくは、前記第1の周長は、前記第2の周長よりも短く、前記フロントピラーが前記車両に取り付けられた状態で、前記第1のピラー部分は、前記第2のピラー部分よりも低い位置となる。以上の構成によれば、運転者の車両前方における視認性を向上することができる。
好ましくは、前記前部フロントピラーは、フロントウィンドウガラスの幅方向端部を支持するものであり、前記フロントピラーが前記車両に取り付けられた状態で、前記板材の端面同士が接合した接合部は、前記車両の前後方向又は幅方向において前記車両の内側を向いている。以上の構成によれば、前記車両の衝突時に前記接合部が大きく変形しても、この変形に起因して前記フロントウィンドウガラスが前記前部フロントピラーから外れてしまうことを抑制することができる。
好ましくは、前記前部フロントピラーは、前記フロントウィンドウガラスと対向するフロントウィンドウガラス対向部を有し、前記板材の端面同士が接合した接合部は、前記フロントウィンドウガラス対向部以外の部分に位置している。以上の構成によれば、前記車両の衝突時に前記接合部が大きく変形しても、この変形に起因して前記フロントウィンドウガラスが前記前部フロントピラーから外れてしまうことを抑制することができる。
好ましくは、前記第2の周長は、前記第1の周長の少なくとも1.1倍以上である。以上の構成によれば、設計の自由度を更に向上することができる。
好ましくは、前記第2の周長は、前記第1の周長の少なくとも1.2倍以上である。以上の構成によれば、設計の自由度を更に向上することができる。
本願発明の第2の観点によれば、車両の前後方向に互いに離れて配置された前部フロントピラーと後部フロントピラーを備えたフロントピラーの製造方法であって、板材の端面同士を接合することで異径パイプを形成するステップと、前記異径パイプを液封成形するステップと、を含む、製造方法が提供される。以上の方法によれば、前記前部フロントピラーの剛性を確保しつつ、設計の自由度を向上することができ、また、製造コストが安くなる。
本開示によれば、前記前部フロントピラーの剛性を確保しつつ、設計の自由度を向上することができる。
車両を右前方から見た斜視図である。 前部フロントピラーの斜視図である。 図2のA-A線端面図である。 図2のB-B線端面図である。 図2のC-C線端面図である。 図2のD-D線端面図である。 前部フロントピラーにフロントウィンドウガラスとサブウィンドウガラスが取り付けられた状態を示す端面図である。 前部フロントピラーの製造フローである。 液封成形装置の概略図である。 液封成形の説明図である。 液封成形の説明図である。
以下、図面を参照して、本開示の一実施形態に係るフロントピラーを説明する。図中に示す前後、左右、及び上下は、車両の前後、左右、及び上下にそれぞれ対応している。
図1に示すように、フロントピラー1は、車両2の車室3の前方に設けられている。フロントピラー1は、ルーフパネル4の前部4aを支持している。以下、車両2は左右対称に構成されるため、図1等に基づき、車両2の右側に配置されたフロントピラー1のみを説明し、車両2の左側に配置されたフロントピラーについては説明を省略する。
フロントピラー1は、前部フロントピラー5と後部フロントピラー6によって構成されている。前部フロントピラー5の長手方向と後部フロントピラー6の長手方向は概ね平行である。前部フロントピラー5と後部フロントピラー6は、何れも、車両2の前後方向及び上下方向に延びている。前部フロントピラー5及び後部フロントピラー6は、車両2の後方に向かうにつれて上に向かうように傾斜して延びている。前部フロントピラー5と後部フロントピラー6は、車両2の前後方向で若干離れて配置されている。具体的には、前部フロントピラー5は、後部フロントピラー6よりも車両2の前側に配置されている。また、前部フロントピラー5は、後部フロントピラー6よりも車幅方向で若干内側に配置されている。
そして、車両2の右側に配置されたフロントピラー1の前部フロントピラー5と、車両2の左側に配置されたフロントピラーの前部フロントピラーの間にフロントウィンドウガラス7が配置されている。また、前部フロントピラー5と後部フロントピラー6の間にサブウィンドウガラス8が配置されている。
ルーフパネル4の左右両側にはルーフサイドレール9(第1の介在部材)が設けられている。ルーフサイドレール9は、車両2の前後方向に延びている。前部フロントピラー5の上端5a、及び、後部フロントピラー6の上端6aは、何れもルーフサイドレール9の前部9aに固定されている。端的に言えば、前部フロントピラー5と後部フロントピラー6は、ルーフサイドレール9を介して連結されている。前部フロントピラー5の上端5aと後部フロントピラー6の上端6aは、直接的に連結されていない。しかしながら、前部フロントピラー5の上端5aと後部フロントピラー6の上端6aを直接的に連結してもよい。
車両2の車室3の側方には、フロントピラー1の後部フロントピラー6と、ルーフサイドレール9と、車室3のフロア(不図示)で囲まれたドア開口部10が形成されている。ドア開口部10は、フロントドア11によって開閉可能に構成されている。
次に、図2から図7を参照して、前部フロントピラー5を詳細に説明する。
図2には、前部フロントピラー5の斜視図を示している。前部フロントピラー5は、ルーフサイドレール9に固定される上端5aと、車両2の前部に固定される下端5bと、を有する。本実施形態において前部フロントピラー5は異径パイプを液封成形することで構成されている。前部フロントピラー5は、下端5bから上端5aに向かって順に、第1ピラー部15a、第2ピラー部15b、第3ピラー部15c、第4ピラー部15dを含む。第1ピラー部15aは、第2ピラー部15bよりも下側に配置されている。第2ピラー部15bは、第3ピラー部15cよりも下側に配置されている。第3ピラー部15cは、第4ピラー部15dよりも下側に配置されている。
図3には、第1ピラー部15aの端面図を示している。図4には、第2ピラー部15bの端面図を示している。図5には、第3ピラー部15cの端面図を示している。図6には、第4ピラー部15dの端面図を示している。これらの端面図は、何れも、前部フロントピラー5の長手方向に対して直交する面で前部フロントピラー5を切断して得られる端面図である。
例えば、図3に示すように、前部フロントピラー5は、板材の端面同士を接合したパイプ状に構成されている。図3には、板材の端面同士を接合して成る接合部16を破線で示している。図3に示すように、前部フロントピラー5の断面は、内周縁17及び外周縁18を有する。内周縁17は、前部フロントピラー5の断面の内周側を区画する閉曲線である。外周縁18は、前部フロントピラー5の断面の外周側を区画する閉曲線である。以下、本明細書において「周長」とは、外周縁18の長さを意味するものとする。
以下に示す数値は何れも例示である。本実施形態において、第1ピラー部15a(第1ピラー部分)の周長は、94.9mmである。第2ピラー部15bの周長は、101.1mmである。第3ピラー部15c(第2ピラー部分)の周長は、115.8mmである。第4ピラー部15dの周長は、100.7mmである。このように前部フロントピラー5は、異径パイプとして構成されている。
第1ピラー部15aの周長は、第3ピラー部15cの周長よりも短い。具体的には、第3ピラー部15cの周長は、第1ピラー部15aの周長の1.1倍以上である。更に言えば、第3ピラー部15cの周長は、第1ピラー部15aの周長の1.2倍以上である。例示の第3ピラー部15cの周長は、第1ピラー部15aの周長の約1.22倍である。
このように前部フロントピラー5を異径パイプとすることで、前部フロントピラー5がストレートパイプである場合と比較して、設計の自由度が高く、意匠性の選択肢を広げることができる。
また、前部フロントピラー5の周長と前部フロントピラー5の運転席から見た投影面積は正の相関関係がある。そして、第3ピラー部15cの周長よりも短い周長を有する第1ピラー部15aを第3ピラー部15cよりも下側に配置している。従って、運転席から車両2の前方への視認性を確保することができる。また、第3ピラー部15cのように周長の長い部分を意図的に残すことで、前部フロントピラー5の剛性低下を抑制することができる。
図3から図7に示すように、前部フロントピラー5は、フロントウィンドウガラス7と対向し、フロントウィンドウガラス7を搭載するために平板状とされたフロントガラス対向部5fwを有する。同様に、前部フロントピラー5は、サブウィンドウガラス8と対向し、サブウィンドウガラス8を搭載するために平板状とされたサブガラス対向部5swを有する。
図3に示すように、第1ピラー部15aにおいて、フロントガラス対向部5fwとサブガラス対向部5swは段差20を介して互いに連なっている。
図4に示すように、第2ピラー部15bにおいて、フロントガラス対向部5fwとサブガラス対向部5swは段差21を介して互いに連なっている。
図5に示すように、第3ピラー部15cにおいて、フロントガラス対向部5fwとサブガラス対向部5swは段差22を介して互いに連なっている。
図6に示すように、第4ピラー部15dにおいて、フロントガラス対向部5fwとサブガラス対向部5swは段差を介することなく連なっている。
そして、図3から図6に示すように、接合部16は、前部フロントピラー5のうち、フロントガラス対向部5fw及びサブガラス対向部5swを除く部分に位置している。換言すれば、フロントガラス対向部5fw及びサブガラス対向部5swは、接合部16を避けた位置に形成されている。このように接合部16をフロントガラス対向部5fwやサブガラス対向部5swを避けた位置に形成することで以下の効果が期待できる。即ち、車両2が衝突したことで前部フロントピラー5が曲げ変形又は座屈変形すると、接合部16に沿って破断が生じて接合部16が他の部位よりも大きく歪むことが考えられる。仮に、接合部16にフロントウィンドウガラス7やサブウィンドウガラス8を固定していたとすると、上記の歪みにより固定関係が解除され、フロントウィンドウガラス7やサブウィンドウガラス8が前部フロントピラー5から外れてしまう可能性がある。これに対し、上記のように接合部16をフロントガラス対向部5fwやサブガラス対向部5swから避けた位置に形成することで、車両2の衝突時における前部フロントピラー5とフロントウィンドウガラス7との固定関係、前部フロントピラー5とサブウィンドウガラス8との固定関係が損なわれ難くなる。
次に、図7を参照して、前部フロントピラー構造30を説明する。前部フロントピラー構造30は、前部フロントピラー5と、フロントウィンドウガラス7と、サブウィンドウガラス8と、前部フロントピラーガーニッシュ31で構成されている。フロントウィンドウガラス7の車幅方向端部7aは、前部フロントピラー5のフロントガラス対向部5fwにダムラバー32及び接着剤33を介して取り付けられている。車幅方向端部7aには、車幅方向端部7aを保護するフロントシール34が設けられている。サブウィンドウガラス8の前方向端部8aは、前部フロントピラー5のサブガラス対向部5swに接着剤35を介して取り付けられている。前方向端部8aには、前方向端部8aを保護するリアシール36が設けられている。フロントシール34とリアシール36は互いに密接して封止効果を発揮している。前部フロントピラー5には、前部フロントピラーガーニッシュ31がクリップ37を介して取り付けられている。
次に、図8を参照して、フロントピラー1の製造方法を説明する。ここでは、フロントピラー1のうち前部フロントピラー5のみの製造方法を説明する。後部フロントピラー6の製造方法は任意である。
先ず、第1ピラー部15aから第4ピラー部15dの周長に対応した幅を有する板材を用意する。本実施形態において板材の鋼種は、引張強度が590MPa又は1.5GPaである高張力鋼であるがこれに限定されない。
次に、板材をU字に曲げ加工する(S100)。次に、板材をO字に曲げ加工することで(S110)、板材の端面同士を近接させる。次に、レーザ溶接により、板材の近接した端面同士を接合する(S120)。なお、接合する手段としては、レーザ溶接に代えて超音波溶着であってもよい。これにより、異径パイプが完成する。
次に、1次曲げ(S130)及び2次曲げ(S140)を経て、異径パイプを液封成形により最終的な形状へと成形する(S150)。液封成形後、異径パイプの不要な部分は適宜取り除かれる。
次に、図9から図11を参照して、液封成形装置100について説明する。図9は、液封成形装置100を示している。液封成形装置100は、上型101及び下型102から成る金型103と、異径パイプ104の両端部をシールする一対のシール材105と、異径パイプ104と一対のシール材105を支持する治具106と、を備える。液封成形装置100は、更に、液体タンク107と、液体タンク107内の液体Fを異径パイプ104の内部へと圧送するための圧送ポンプ108を備える。液封成形装置100は、更に、異径パイプ104内の液体Fの圧力を測定する圧力計109と、異径パイプ104内の液体Fを液体タンク107に排出するためのリリーフバルブ110と、を備える。
次に、液封成形装置100の作動を説明する。先ず、異径パイプ104を上型101と下型102の間にセットして、異径パイプ104の両端部を一対のシール材105でシールする。次に、圧送ポンプ108を作動させて液体タンク107内の液体Fを異径パイプ104に圧送する。これにより、図10に示すように、異径パイプ104の内部には液体Fが充填される。なお、液体Fは、例えば水や油であるがこれらに限定されない。
次に、図11に示すように、下型102を上昇させて上型101と下型102の間で異径パイプ104を圧縮させる。このとき、異径パイプ104の内部空間の容積が減少するので、異径パイプ104の内部に充填された液体Fの内圧が上昇する。そして、金型103による圧縮変形と異径パイプ104内における液体Fの内圧上昇により、異径パイプ104は同時に伸び変形し圧縮変形する。それゆえ、高張力鋼のような引張強度が高い鋼種であっても、異径パイプ104を問題なく所望の形状へと成形することが可能となる。
なお、板材を最終成形品の形に成形した後に板材の端面同士を突き合わせて溶接して異径パイプにする方法も考えられる。しかしながら、この場合、板材が既に複雑な形状に加工された後なので、板材の端面同士を精度よく突き合わせることは高コストである。これに対し、本実施形態のように板材を先ず異径パイプにしてから具体的な成形を実施することで、製造コストの低減を実現することができる。
また、パイプに液体を充填し、液体の内圧のみで成形するハイドロフォームと呼ばれる成形方法も知られている。しかし、このハイドロフォームはパイプの伸び変形のみに依存して成形する手法であるから、パイプの最終成形品の形状が簡素であるなど限られた条件下でしか採用することができない。もちろん、前部フロントピラー5の形状が簡素であれば、前部フロントピラー5を製造するに際し、液封成形に代えてハイドロフォームを採用してもよい。
以上、本開示の好適な実施形態を説明したが、上記実施形態は以下の特徴を有している。
図1から図6に示すように、フロントピラー1は、車両2の前後方向に互いに離れて配置された前部フロントピラー5と後部フロントピラー6を備えている。前部フロントピラー5は、板材の端面同士が接合したパイプ状に構成されている。前部フロントピラー5は、第1の周長である第1ピラー部15a(第1のピラー部分)と、第1の周長と異なる第2の周長を有する第3ピラー部15c(第2のピラー部分)と、を有する。以上の構成によれば、前部フロントピラー5の剛性を確保しつつ、設計の自由度を向上することができる。
図3及び図5に示すように、第1ピラー部15aの周長(第1の周長)は、第3ピラー部15cの周長(第3の周長)よりも短い。フロントピラー1が車両2に取り付けられた状態で、第1ピラー部15aは、第3ピラー部15cよりも低い位置となる。以上の構成によれば、運転者の車両前方における視認性を向上することができる。
図7に示すように、前部フロントピラー5は、フロントウィンドウガラス7の車幅方向端部7a(幅方向端部)を支持するものである。フロントピラー1が車両2に取り付けられた状態で、板材の端面同士が接合した接合部16は、車両2の幅方向において車両2の内側を向いている。以上の構成によれば、車両2の衝突時に接合部16が大きく変形しても、この変形に起因してフロントウィンドウガラス7が前部フロントピラー5から外れてしまうことを抑制することができる。
なお、フロントピラー1が車両2に取り付けられた状態で、板材の端面同士が接合した接合部16は、車両2の幅方向において内側を向くことに代えて、車両2の前後方向において内側(つまり後方)を向くようにしてもよい。この場合でも、車両2の衝突時に接合部16が大きく変形しても、この変形に起因してフロントウィンドウガラス7が前部フロントピラー5から外れてしまうことを抑制することができる。
図7に示すように、前部フロントピラー5は、フロントウィンドウガラス7と対向するフロントガラス対向部5fw(フロントウィンドウガラス対向部)を有する。板材の端面同士が接合した接合部16は、フロントガラス対向部5fw以外の部分に位置している。以上の構成によれば、車両2の衝突時に接合部16が大きく変形しても、この変形に起因してフロントウィンドウガラス7が前部フロントピラー5から外れてしまうことを抑制することができる。
第3ピラー部15cの周長は、第1ピラー部15aの周長の少なくとも1.1倍以上である。以上の構成によれば、設計の自由度を更に向上することができる。
第3ピラー部15cの周長は、第1ピラー部15aの周長の少なくとも1.2倍以上である。以上の構成によれば、設計の自由度を更に向上することができる。
また、図8に示すように、フロントピラー1の製造方法は、板材の端面同士を接合することで異径パイプを形成するステップ(S100-S120)と、異径パイプを液封成形するステップ(S150)と、を含む。以上の方法によれば、前部フロントピラー5の剛性を確保しつつ、設計の自由度を向上することができ、また、製造コストが安くなる。
本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
1 フロントピラー
2 車両
3 車室
4 ルーフパネル
4a 前部
5 前部フロントピラー
5a 上端
5b 下端
5fw フロントガラス対向部
5sw サブガラス対向部
6 後部フロントピラー
6a 上端
7 フロントウィンドウガラス
7a 車幅方向端部
8 サブウィンドウガラス
8a 前方向端部
9 ルーフサイドレール
9a 前部
10 ドア開口部
11 フロントドア
15a 第1ピラー部
15b 第2ピラー部
15c 第3ピラー部
15d 第4ピラー部
16 接合部
17 内周縁
18 外周縁
20 段差
21 段差
22 段差
30 前部フロントピラー構造
31 前部フロントピラーガーニッシュ
32 ダムラバー
33 接着剤
34 フロントシール
35 接着剤
36 リアシール
37 クリップ
100 液封成形装置
101 上型
102 下型
103 金型
104 異径パイプ
105 シール材
106 治具
107 液体タンク
108 圧送ポンプ
109 圧力計
110 リリーフバルブ
F 液体

Claims (7)

  1. 車両の前後方向に互いに離れて配置された前部フロントピラーと後部フロントピラーを備えたフロントピラーであって、
    前記前部フロントピラーは、板材の端面同士が接合したパイプ状に構成されており、
    前記前部フロントピラーは、第1の周長を有する第1のピラー部分と、前記第1の周長と異なる第2の周長を有する第2のピラー部分と、を含む、
    フロントピラー。
  2. 請求項1に記載のフロントピラーであって、
    前記第1の周長は、前記第2の周長よりも短く、
    前記フロントピラーが前記車両に取り付けられた状態で、前記第1のピラー部分は、前記第2のピラー部分よりも低い位置となる、
    フロントピラー。
  3. 請求項1又は2に記載のフロントピラーであって、
    前記前部フロントピラーは、フロントウィンドウガラスの幅方向端部を支持するものであり、
    前記フロントピラーが前記車両に取り付けられた状態で、前記板材の端面同士が接合した接合部は、前記車両の前後方向又は幅方向において前記車両の内側を向いている、
    フロントピラー。
  4. 請求項1又は2に記載のフロントピラーであって、
    前記前部フロントピラーは、フロントウィンドウガラスと対向するフロントウィンドウガラス対向部を有し、
    前記板材の端面同士が接合した接合部は、前記フロントウィンドウガラス対向部以外の部分に位置している、
    フロントピラー。
  5. 請求項1から4までの何れか1項に記載のフロントピラーであって、
    前記第2の周長は、前記第1の周長の少なくとも1.1倍以上である、
    フロントピラー。
  6. 請求項1から4までの何れか1項に記載のフロントピラーであって、
    前記第2の周長は、前記第1の周長の少なくとも1.2倍以上である、
    フロントピラー。
  7. 車両の前後方向に互いに離れて配置された前部フロントピラーと後部フロントピラーを備えたフロントピラーにおける前部フロントピラーの製造方法であって、
    板材の端面同士を接合することで、第1の周長を有する第1のピラー部分と、前記第1の周長と異なる第2の周長を有する第2のピラー部分と、を含む異径パイプを形成するステップと、
    前記異径パイプを液封成形するステップと、
    を含む、
    製造方法。
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Citations (4)

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