JP5870569B2 - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
特許文献1等において、電磁誘導加熱方式の定着装置は、発熱体としての支持ローラ(加熱ローラ)、定着補助ローラ(定着ローラ)、支持ローラと定着補助ローラとによって張架された定着ベルト、支持ローラに定着ベルトを介して対向する誘導加熱部(誘導加熱手段)、定着補助ローラに定着ベルトを介して当接する加圧ローラ等で構成される。誘導加熱部は、長手方向に巻き回されたコイル部(励磁コイル)や、コイル部に対向するコア(励磁コイルコア)等で構成される。
詳しくは、コイル部に高周波の交番電流を流すことで、コイル部の周囲に交番磁界が形成され、支持ローラ表面近傍に渦電流が生じる。支持ローラ(発熱体)に渦電流が生じると、支持ローラ自身の電気抵抗によってジュール熱が発生する。このジュール熱により支持ローラに巻装された定着ベルトが加熱される。このような電磁誘導加熱方式の定着装置は、発熱体が電磁誘導によって直接加熱されるために、従来のハロゲンヒータ方式等に比べて熱変換効率が高く、少ないエネルギー消費且つ短い立ち上げ時間で定着ベルトの表面温度(定着温度)を所定の温度まで昇温させることができるものとして知られている。
図22は、従来技術である特許文献1の定着装置の断面図を示す。コイル25から長尺なローラ状の発熱体を兼ねた支持ローラ23まで、コイル長さ方向に複数のアーチ型のコア26がドーム状にコイルを覆うようにして配置され、連続的な磁路を形成している。また、アーチ型のコア26だけでは発熱体までの磁路形成が不十分なために、サイドコア26bやセンターコア26aを用いて交番磁束の漏れを低減し、発熱効率を向上させている。
また、前記第1コアを設置するためのスペーサーが前記保持体と前記第1コアの間に設けられると好ましい。
また、前記定着部材は加熱ローラであり、前記定着装置は、該加熱ローラ、定着補助ローラ、これらに張架された定着ベルト及び該定着ベルトを介して該定着補助ローラに当接する加圧ローラを有するベルト定着装置であると好ましい。
また、本発明に係る画像形成装置は前記定着装置を備えると好ましい。
このプリンタは、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のトナー像をそれぞれ対応した像担持体としての感光体ドラム1Y、1M、1C、1Bkの表面上に形成するために電子写真方式の4組の像形成手段としての画像形成部10Y、10M、10C、10Bkを備えている。
これら画像形成部10Y、10M、10C、10Bkの下方には、各画像形成部を通して用紙(記録材)を搬送するための搬送ベルト20が張架されている。
4組の画像形成部10Y、10M、10C、10Bkは、略同じ構造を有する。よって、ここでは用紙の搬送方向最上流側に配設されたイエロー用の画像形成部10Yについて代表して説明し、他の色用の画像形成部10M、10C、10Bkについては同一符号を付して詳細な説明を省略する。
搬送ベルト20の図中左側には、後述する本発明に係る定着装置40が配設されている。搬送ベルト20によって搬送された用紙は、搬送ベルト20から連続して定着装置40を通って延びた搬送路を搬送され、定着装置40を通過する。
この定着装置40は、ベルト定着装置として構成されており、発熱層を具備した定着部材としての加熱ローラ(支持ローラ)51、定着補助ローラ52、加熱ローラ51と定着補助ローラ52に張架された定着ベルト53、定着ベルト53を介して加熱ローラ51に対向する誘導加熱コイル54、及び定着ベルト53を介して定着補助ローラ52に当接する加圧ローラ55からなる。
また、セラミック等の非磁性且つ絶縁性の材料で芯金層を構成し、電磁誘導加熱に影響を与えられないようにすることもできる。芯金層の厚さは、0.2〜1mm程度にするとよい。
基材31に求められる特性として、ベルトを張り渡した際の機械的強度、柔軟性、定着温度での使用に耐え得る耐熱性が挙げられる。本発明では、加熱ローラ51を誘導加熱するために、基材31としては絶縁性の耐熱樹脂材料が好ましい。耐熱樹脂材料としては、例えばポリイミド、ポリイミドアミド、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリエーテルサルファイド(PES)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、フッ素樹脂等が適している。厚さは、熱容量や強度の関係から30〜200μmの範囲にあることが望ましい。
基材31には発熱層を具備させることも好適である。例えば、ポリイミド等からなる基層上にCu層を3〜15μm形成し、発熱層として用いることも可能である。
図4aは、本発明の定着装置40の誘導加熱コイル54の構成を示す断面図である。誘導加熱コイル54は、励磁コイル41と、磁性体コア42,43,44と、これらの保持体としてのケース45とからなる。
励磁コイル41を取り囲むように構成された磁性体コアは、加熱ローラ51の外周面に対向する位置且つ励磁コイル41の背後に配置されている第2コアであるアーチコア42と、励磁コイル41を介さずに加熱ローラ51の外周面に対向し、アーチコア42よりも加熱ローラ51に近接する位置に配置された第1コアであるサイドコア44及びセンターコア43とにより構成されている。磁性体コアは、コイル部42から発生した磁束を加熱ローラ51へ集中させる連続的な磁路を形成している。サイドコア44はケース45の側部に配置され、センターコア43はケース45の中央部に配置され、アーチコア42はサイドコア44に接している。
磁性体コアは、保磁力が小さく透磁率が大きい軟磁性材料であって、電気抵抗率の高いものから構成されるのが望ましい。具体的には、フェライトやパーマロイ等の材料が挙げられる。磁性体コアの材質にはMn−Zn系フェライト、Ni−Zn系フェライト等が用いられる。
励磁コイル41は、絶縁被覆を施した直径0.05〜0.2mm程度の導線を50〜500本程度撚り合わせたリッツ線を5〜15回巻き回したものである。リッツ線の表面には融着層を備えており、通電加熱又は恒温槽で加熱することで融着層が固化し、巻き回したコイルの形状保持が可能となる。これに代えて、融着層を保持しないリッツ線を用いてコイルを巻き、それをプレス成型することで形状を与えることも可能である。リッツ線には定着温度以上の耐熱性が必要であることから、素線の絶縁被覆材にはポリアミドイミド、ポリイミド等の耐熱性と絶縁性を兼ね備えた樹脂が用いられる。
定着ベルト53を電磁誘導加熱するための励磁コイル41は、表面が絶縁された外径0.15mmの銅製の線材を90本束ねた線束を周回させることにより構成され、発熱部材・定着部材である加熱ローラ51の外周面の一部を覆うように成型されているケース45の表面の全幅にわたって渦巻状に配置されている。また、コイルの形状は、センターコア43を軸として、定着ベルト53の円周方向に沿うように回転軸方向に巻き回した形状になっている。
不図示の駆動モータによって定着ベルト53は図2中の矢印X方向に回転する。加熱ローラ51は、誘導加熱コイル54により誘導加熱され、定着ベルト53を加熱する。
詳しくは、誘導加熱コイル54に10kHz〜1MHzの高周波交番電流を流すことで、コイル5のループ内に磁力線が双方向に交互に切り替わるように形成される。このように交番磁界が形成されることで、加熱ローラ51に渦電流が生じて、ジュール熱が発生し、加熱ローラ51は誘導加熱される。こうして発熱した加熱ローラ51からの熱により定着ベルト53が加熱され、搬送される記録材Pと定着ベルト53が定着ニップ部Nで接触し、記録材P上のトナー像Tが加熱され、溶融される。
本実施例1では、サイドコア44は加熱ローラ51の軸から半径方向に延在する直線に沿って配置され、加熱ローラ51の外周面に対向するサイドコア44の端面44aを該直線と略垂直にすることで、加熱ローラ51に対向するサイドコア44の面を増大させ、加熱ローラ51を通らない漏れ磁束を低減させ、発熱効率の向上を実現した。以下では、その理由について本発明と従来例を比較しながら説明する。
通常、誘導加熱コイル54は円筒状に形成された加熱ローラ51に対向して配置されるが、そのケース45の形状からサイドコア44はケース45内で互いに平行に配置されることが多く、加熱ローラ51に対向するサイドコア44の面は加熱ローラ51の外周面に対して真正面に向いていない。
図示のように、励磁コイル41から発生する磁束Aは、センターコア43、アーチコア42、サイドコア44を経路として加熱ローラ51を通ってその発熱層を加熱し、再びコアに戻る。この時、磁束Aは磁性体であるコアを通る時は、コア形状に沿ってコアの内部を流れる。しかしながら、コアの無い、サイドコア44と加熱ローラ51の間の空隙部では磁束Aは拡散する。サイドコア44の先端部から出る磁場は棒磁石の磁極が作り出す磁場と似ている。
サイドコア44の先端部では磁束密度が高く磁力線が集中するが、磁束Aは、空隙部ではコアから離れるに連れて放物線を描くように拡散していく。従って、図示のように、サイドコア44を通る磁束のうち、加熱ローラ51を通らずに漏れ磁束となる磁束が存在していたため、これが発熱効率の低下に繋がっていた。
図示のように、サイドコア44は加熱ローラ51の軸から半径方向に延在する直線に沿って配置され、加熱ローラ51の外周面に対向するサイドコア44の端面44aは該直線と略垂直になっている。言い換えれば、加熱ローラ51に対向するサイドコア44の先端面44aが対向する加熱ローラ51の外周面と略平行になるように、サイドコア44を従来の場合に比べて斜めに配置している。
実験に用いた定着装置の構成としては、本実施例1は図4aに示される構成を有するのに対して、従来例は図5に示される構成を有する。すなわち、サイドコア44の配置方法のみ異なり、その他の構成は同じである。
温度曲線(b)が示すように、従来例のサイドコアを用いた定着装置は30秒で立ち上がったのに対して、温度曲線(a)が示すように、本実施例1のサイドコアを用いた定着装置は25秒で立ち上がった。本実施例1の定着装置は従来例よりも5秒立ち上がりが早くなっており、加熱ローラ51を通過しない漏れ磁束が減少して発熱効率が向上していることが分かった。このように、本実施例1により、簡便な構成であって立上特性の良好な定着装置が実現された。
図10(a)は、図2、図4aにも示されているように、I型のサイドコア44を斜めに配置することができるように樹脂製のケース45自体を成型する方法を示している。具体的には、ケース45の右端部は垂直ではなく斜めに形成されており、これによりI型のサイドコア44も斜めに配置されて、加熱ローラ51に対向するサイドコア44の先端面44aは対向する加熱ローラ51の外周面と略平行になる。また、1つのアーチコア42に接触している1組のサイドコア44は互いに平行に配置されていない。この方法によれば、高い寸法精度で形成可能なI型コアを使用することができるため、コアの寸法のばらつきによる不良が出難く、さらにはI型コア自体が特別設計を要しない汎用性の高い部材であるので、低コスト化が図られる。
図示のように、サイドコア44を加熱ローラ51の軸から半径方向に延在する直線に沿って配置した時に加熱ローラ51の外周面に対向するサイドコア44の端面44aが該直線と略垂直になるように、サイドコア44の断面が五角形や六角形などの多角形になるようにサイドコアを形成しても良い。これによれば、従来のケース45を使用することができ、ケース45自体の成型は容易となる。しかしながら、このようなコアの成型はI型コアの成型に比べて困難である。
図示のように、サイドコア44を設置するための楔形状のスペーサー46をケース45とサイドコア44の間に設けることも可能であり、これによりコアの先端面が加熱ローラの外周面と平行になる。なお、スペーサー46はこのような楔形状に限られず、サイドコア44を配置した時にコアの先端面が加熱ローラの外周面と平行になるものであれば良い。また、サイドコア44に接触するアーチコア42の足の長さは適宜調節することができる。
ここでは、励磁コイル41、アーチコア42、センターコア43、サイドコア44等は示されていない。スペーサー46は、ケース45にインサート一体成型されたリブ46として形成されている。20個のリブ46が形成されており、これらの上に20個のサイドコア44が設置されることになる。また、リブ46はケース長手方向に離間して配置されており、これによりケース45の強度を高めることができる。リブ46によりケース45の強度が高まるため、ケースの他の部分の壁の厚みを薄くすることができる。そして、コア及び励磁コイル41を加熱ローラ51の発熱層に近づければ誘導加熱の発熱効率が高まるため、ケース45を薄く作製することによりコア及び励磁コイル41を発熱層により近づけて配置することができ、加熱効率をさらに高められる。このように、サイドコア44の先端面が加熱ローラの外周面と平行になるようにサイドコア44を配置し、且つケース45を薄く作製してコア及び励磁コイル41を加熱ローラ51の発熱層により近づけることで、発熱効率が高く、強度も高いコイルユニットが実現される。
次に、図13を用いてアーチコア42の変形例について説明する。本実施例2では、アーチコアの形状のみ実施例1と異なり、その他の構成は同一である。
初めにアーチコアの性質について説明する。コアは焼結の過程で収縮するが、アーチコアの両端部は開口しているため又は開口部と連結部で収縮の大きさが異なるため、両端部が外側に台形状に開いて開口部が大きくなる傾向がある。しかし、その程度にはばらつきがあるため、アーチコア42には個体差が生じ、サイドコア44との接触状態も個体ごとに異なる。アーチコア42とサイドコア44の接触面積が大きいほど、漏れ磁束が減少して発熱効率が高まり、発熱体は昇温し易くなる。逆に言えば、接触状態の異なるアーチコア42が混在すると、加熱ローラ51の長手方向の温度均一性が損ねられてしまう。
図13は、アーチコア42をサイドコア44上に置いた時の模式図であり、サイドコア44はその先端面が加熱ローラ51の外周面と平行になるように配置されている。ここでは、便宜上「コ」字状のアーチコア42を示しているが、これに限られない。
また、長手方向(紙面に垂直な方向)にも完全に接触する場合と一部分しか接触しない場合があるため、その接触状態は、アーチコア両端部の開きが小さい場合(左上欄)よりも大きい場合(左下欄)に大きく変化する。従って、アーチコア両端部の開きのばらつきによって、その部分に対向する発熱層の温度が大きく変化することになる。
図14は、実験に使用した誘導加熱コイル54の斜視図を示す。両端部の端面が曲面状に形成されたアーチコア以外の構成は、実施例1と同じである。図示のように、10mm幅のアーチコア42が20mm間隔で長手方向に11個配置されている。実施例2におけるアーチコアは、高さ25mm、幅60mm、厚さ2.5mmとし、端面の曲率半径Rを1.25mmとして形成されている。試作したコアは、その幅寸法に関して60.5〜63mmの間でばらついていた。これらの試作したコアの中からアーチコア両端部の開きの最も大きいものを、長手方向中央部を原点(0mm)として±30mmの範囲に配置し、他の範囲には61mm以下のアーチコアを無作為に配置して誘導加熱コイル54を作製した。
アーチコア42の両端部の端面42aは曲率半径Rを有し、その形状は、加熱ローラ51の回転軸と平行な軸を有する円柱の側面に一致するものとする。
このようにアーチコア42の両端部の端面42aを曲面状に形成することで、アーチコアの両端が開いた場合でもアーチコア42はサイドコア44と常に曲面で接触することになり、開きの大きいものと小さいものを厳密に選定する必要なく、長手方向での接触状態のばらつきを無くし、もって加熱ローラの長手方向の温度を均一化させることが可能である。
また、実施例3として、アーチコアを、高さ25mm、幅60mm、厚さ2.5mm、端面の曲率半径Rを5mmとして形成した。これは、曲率が小さく、アーチコアとサイドコアがより平面に近い状態で接するときの効果を確認するものである。他の条件は実施例2と同様として誘導加熱コイル54を作製した。
また、比較例1として、端面形状が平面のアーチコアを用い、実施例2と同様に誘導加熱コイルを構成した。すなわち、中央から±30mmの範囲に両端部の開きの大きいアーチコアを配置し、他の範囲には開きの小さいアーチコアを配置して誘導加熱コイルを作製した。
また、比較例2として、比較例1とは逆に、中央から±30mmの範囲に両端部の端面を所期の寸法で切削仕上げして両端部がサイドコアと面接触するアーチコアを配置して誘導加熱コイルを作製した。これは、精度が良いアーチコアが混ざった場合の効果を確認するものである。
上記のように作製された誘導加熱コイルを用いて、本実施例2,3及び比較例1,2についての定着装置の加熱実験を行った。
具体的には、リコー社製imagioC5000を用い、複写機本体に備えられた誘導加熱コイルを上記のように作製された誘導加熱コイルと交換し、定着ニップ入口部付近の定着ベルトの表面温度を測定するための熱電対(不図示)を設けて実験を行った。
先ず、駆動開始後、定着目標温度である170℃まで昇温し、170℃になったときに通紙を開始し、通紙枚数が50枚になったときに通紙を終了し、加熱及び定着ベルト駆動を停止する。
図示のように、実施例2では長手方向の広範囲にわたって均一な温度分布が得られた。これに対して、端面形状が平面のアーチコアを用いた比較例1では、両端部の開きの大きいアーチコアを配置した範囲で温度低下が確認された。逆に、比較例2ではこの範囲で温度上昇が確認された。
図示のように、アーチコアの端面のR寸法の大きい実施例3の定着装置の方が立ち上がりが早くなることが分かった。これは、R寸法が大きいためアーチコアとサイドコアとの接触が面接触に近づくことにより、接触面での漏れ磁束が低減され、発熱効率が向上した結果と考えられる。
本実施例4は、ケース45と励磁コイル41と磁性体コア42,43,44からなる誘導加熱コイル54をローラ定着装置40に適用した点のみ他の実施例と異なり、その他の構成は同一である。
定着装置40は、ローラ定着装置として構成されており、誘導加熱コイル54、発熱部材・定着部材としての定着ローラ61、定着ローラに当接して定着ニップ部Nを形成する加圧ローラ55等により構成される。定着ローラ61は図中矢印方向に回転し、誘導加熱コイル54により誘導加熱された定着ローラ61が、搬送される記録材P上のトナー像Tを加熱して溶融する。
離型層は、四フッ化エチレン樹脂(PTFE)、四フッ化エチレン・パーフロロアルキルビニルエーテル共重合体樹脂(PFA)、四フッ化エチレン・六フッ化プロピレン共重合体(FEP)等のフッ素樹脂、又はこれらの樹脂の混合物、又は耐熱性樹脂にこれらフッ素系樹脂を分散させたものである。離型層の層厚は、5〜50μm(好ましくは、10〜30μm)に形成されている。これにより、定着ローラ61上のトナー離型性が担保されるとともに、定着ローラ61の柔軟性が確保される。
誘導加熱に適した金属としては一般的には高抵抗のものが知られているが、良伝導性の部材を薄層化することにより、発熱層61cの実質的な抵抗を任意に設定することができ、発熱量を向上させることができる。本実施例4では発熱層61cには10μmの厚さの銅層を使用した。発熱層は良好な伝導性を有すれば良いので、銀、アルミニウム、マグネシウム等、若しくは磁性体であるニッケル等の他の金属層を用いても良い。
定着ローラ61に弾性層61bを設けることにより、定着ローラ61の撓みを許容してニップ領域の幅を増やし、また加圧ローラ55よりもローラ硬度を小さくして排紙性・記録材分離性能を向上させることができる。
この構成により、良好なニップ領域を形成することができるとともに、発熱層61cの発熱を断熱保持し、定着ローラ内側に伝熱することを抑止することができる。
本実施例で用いるアーチコア42は、回転体である定着ローラ61の発熱層61cに対向して励磁コイル41の背後に配置されていればよく、サイドコア44と接触するアーチコア42の一端の端面が曲面状に形成されていれば、アーチコア42の他の部分の形状は問わない。
この場合も、図示のように、2つのセンターコア43と、それぞれが2つに分割されたアーチコア42とが誘導加熱コイル54に設けられ、それぞれのアーチコア42の一端が曲面状に形成され、この一端のみがサイドコア44と接触している。また、アーチコア42の他端はセンターコア43と接触している。アーチコア42の一端のみがサイドコア44と接触する場合であっても、サイドコア44と接触するアーチコア42の端面を曲面状に形成することにより、定着ベルト53の長手方向の温度均一性を確実に得ることができる。
41 励磁コイル
42 アーチコア(第2コア)
43 センターコア
44 サイドコア(第1コア)
45 ケース(保持体)
46 スペーサー、リブ
51 加熱ローラ(定着部材)
53 定着ベルト
55 加圧ローラ
61 定着ローラ(定着部材)
Claims (8)
- 発熱層を有する定着部材と、該定着部材の外周面に対向して配置されて該定着部材を電磁誘導加熱するための励磁コイルと、該励磁コイルにより発生する磁束を前記定着部材に導く連続的な磁路を形成する磁性体コアと、前記励磁コイル及び該磁性体コアを内部に保持する保持体とを有し、該磁性体コアは前記定着部材の外周面に前記励磁コイルを介さずに対向している第1コアを有する、定着装置において、
前記第1コアは前記定着部材の軸から半径方向に延在する直線に沿って配置され、前記定着部材の外周面に対向する前記第1コアの端面は該直線と略垂直になり、
前記磁性体コアは、前記第1コアに接触する第2コアをさらに有し、前記第1コアに接触する該第2コアの端面が曲面状に形成されていることを特徴とする定着装置。 - 前記第1コアが略直方体の形状を有することを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
- 前記第2コアに接触している1組の前記第1コアは、前記保持体内で互いに平行に配置されていないことを特徴とする請求項1又は2に記載の定着装置。
- 前記第1コアを設置するためのスペーサーが前記保持体と前記第1コアの間に設けられることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の定着装置。
- 前記スペーサーは前記保持体に一体成型されたリブとして形成されることを特徴とする請求項4に記載の定着装置。
- 前記定着部材は加熱ローラであり、前記定着装置は、該加熱ローラ、定着補助ローラ、これらに張架された定着ベルト及び該定着ベルトを介して該定着補助ローラに当接する加圧ローラを有するベルト定着装置であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の定着装置。
- 前記定着部材は定着ローラであり、前記定着装置は、該定着ローラ及び該定着ローラに当接する加圧ローラを有するローラ定着装置であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の定着装置。
- 請求項1〜7のいずれか一項に記載の定着装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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