JP6399187B2 - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
図1は、本発明に係る定着装置を備える画像形成装置の一例における作像部付近の概略構成を示す断面図である。まず、図1により、画像形成装置全体の構成と動作について説明する。
図2は、本発明による誘導加熱方式の定着装置の概略構成を示す断面図であり、図1のプリンタにおける定着装置40として使用可能なものである。図2に示す定着装置は、加熱ローラ41、定着ローラ42、定着ベルト43、加圧ローラ44、誘導加熱ユニット50等により構成されている。
図3に示すように、実施例の定着ベルト43は、基材43aの上に弾性層43b、離型層43cを積層している。
基材43aには発熱層を具備させることも好適である。例えば、ポリイミドなどからなる基層上にCu層を3〜15μm形成し、発熱層として用いることも可能である。
定着ベルト43は図2中の矢印方向(図中反時計回り)に回動する。加熱ローラ41は誘導加熱ユニット50により加熱される。詳しくは、励磁コイル51に10kHz〜1MHzの高周波交番電流を流すことで、励磁コイル51のループ内に磁力線が双方向に交互に切り替わるように形成される。このように交番磁界が形成されることで、加熱ローラ41に渦電流が生じてジュール熱が発生し、誘導加熱される。こうして発熱した加熱ローラ41からの熱により定着ベルト43が加熱され、搬送される用紙Pと定着ベルト43がニップ部Nで接触し、用紙上のトナー像を加熱して溶融する。
加熱ローラ加熱時は、励磁コイル51に高周波交番電流を流すので、コイル自身がジュール熱により発熱し、励磁コイル51の温度は上昇する。また、実施形態の構成では、発熱効率を向上させるため、励磁コイル51を加熱ローラ41になるべく近づけるように設置しているが、そのため加熱ローラ41からの熱を受けて励磁コイル51の温度は上昇する。
アーチコア52は、加熱ローラ41の長手方向の温度分布が均一になるように、長手方向に適当な間隔をあけて、複数が設置されている(図6参照)。
上述したように、励磁コイル51は絶縁被覆を施したリッツ線を巻き回したもので、図5に示すように、加熱ローラ41の軸方向に延びた長方形状に巻回されており、なおかつ加熱ローラ41の外周に沿って円弧状に(加熱ローラ41の軸方向から見たときに)湾曲している。そして、本実施形態では、長方形の内部に相当する部分に、センターコア53,53が加熱ローラ41の軸方向に沿って配置されている。
図6において、コイル保持部材を兼ねるケース55の上面に、角が丸くなった長方形状の励磁コイル51が接着配置されている。励磁コイル51の内側部分ではケース55上面が露出されている。その励磁コイル51の内側部分に、上記のように2本のセンターコア53,53が加熱ローラ41の軸方向に延びて配置される。また、励磁コイル51の外側には、長方形状の2本の長辺に沿ってサイドコア54,54が加熱ローラ41の軸方向に延びて配置される。さらに、複数のアーチコア52が、励磁コイル51を図の上方から覆うようにして、互いに間隔をおいて配置されている。
後に述べるように、整流部材は誘導加熱ユニット内部の気流の流れを調整して、冷却効率を高めるものであるため、熱伝導性の良い材料で形成してもよい、これにより動作時の励磁コイルの放熱を促進させることができる。また流体抵抗を低減させるため、整流部材の表面は平滑であることが望ましい。したがって整流部材57としては、実施例の素材以外にも、アルミニウム、銅、鉄などの金属や、表面が平滑な樹脂等を用いることができる。
図9において、誘導加熱ユニット50(図ではカバー56が省略されている)の長手方向の一方側に、誘導加熱ユニット内に冷却気流を送り込むための冷却ファン61が配置されている。実施例では、冷却ファン61は誘導加熱ユニット50の側面に装着されているが、冷却ファン61と誘導加熱ユニット50をダクト等の流路により接続し、その流路を介して冷却気流を送るようにしてもよい。
従来の構成では、図に太矢印で示すように、冷却ファンによってユニット内に送り込まれた冷却気流は、そのまま直線的に流れ、ユニット内を通過していく。気流は、コイル導線が存在しない励磁コイル51の内側部分にも流れる。励磁コイル51の内側部分には、アーチコイル52など、気流をさえぎる障害物も少なく、多くの風が流れる。
なお、流速が増加すると冷却効率が上昇するのは、励磁コイル51と気流の間の熱伝達係数が大きくなって、空気への放熱量が上昇するためである。
図16,図17は従来技術と実施形態における、設計上の狙いと成型品を説明する模式図であり、図16が従来技術による構成の場合、図17が実施形態の場合である。なお、図は、ユニット長手方向の面を正面にして誘導加熱ユニットを見たものである。
図18に示す第2実施形態の定着装置は、定着ローラ45を定着部材とし、この定着ローラ45を誘導加熱ユニット50により加熱する構成である。定着部材を定着ローラ45としたこと以外は、図2に示す定着装置と同じ構成である。なお、本第2実施形態の構成では、定着ローラ45は定着部材であるとともに発熱部材(誘導加熱ユニット50により加熱されて発熱する部材)でもある。
第2実施形態での定着ローラ45は、その外径が30〜40mm程度であって、芯金45a上に、弾性層45b,発熱層45c,離型層(図示せず)等が積層されて構成されている。定着ローラ45は、矢印の方向(図中反時計回り)に回転し、誘導加熱により加熱された定着ローラ45が、搬送される記録紙上のトナー像を加熱して溶融する。
さらに、整流部材をユニットの補強リブとして兼用する構成により、励磁コイルを保持するケースの強度を高めることができ、そり(変形)を低減できるとともに、ケースの厚みも薄くすることができる。
10 作像ユニット
40 定着装置
41 加熱ローラ
42 定着ローラ
43 定着ベルト(定着部材)
44 加圧ローラ
45 定着ローラ(定着部材)
50 誘導加熱ユニット
51 励磁コイル
52 アーチコア
53 センターコア
54 サイドコア
55 ケース
56 カバー
57 整流部材
61 冷却ファン
Claims (9)
- 回転可能な定着部材と、該定着部材に圧接され定着部材との間にニップ部を形成する加圧部材と、前記定着部材の外側に設けられて前記定着部材を加熱する加熱源としての誘導加熱ユニットを備える定着装置において、
前記誘導加熱ユニットには、該誘導加熱ユニットの長手方向に垂直な断面で見て前記定着部材の外周に沿って形成された励磁コイル設置面と該設置面に対向する面である対向面の間、かつ前記励磁コイル設置面の頂部であって励磁コイルの内側部分に、当該誘導加熱ユニット内に流入した空気の流れを二分する整流部材が設けられており、
前記励磁コイル設置面は前記定着部材に対向しない側の面であり、
前記整流部材は、前記誘導加熱ユニットの長手方向に亘って壁状且つ環状に設けられ、
前記整流部材の軸方向端部は、前記励磁コイルの内側部分に設けられ、
前記励磁コイルは、巻き回されて前記定着部材の軸方向に延びて形成されていることを特徴とする定着装置。 - 回転可能な定着部材と、該定着部材に圧接され定着部材との間にニップ部を形成する加圧部材と、前記定着部材を加熱する加熱源としての誘導加熱ユニットを備える定着装置において、
前記誘導加熱ユニットには、励磁コイル設置面とその設置面に対向する面である対向面の間、かつ励磁コイルの内側部分に、当該誘導加熱ユニット内に流入した空気の流れを二分する整流部材が設けられており、
前記励磁コイル設置面は前記定着部材に対向しない側の面であり、
前記整流部材は、前記誘導加熱ユニットの長手方向に亘って壁状且つ環状に設けられ、
前記整流部材の軸方向端部は、前記励磁コイルの内側部分に設けられ、
前記励磁コイルは、巻き回されて前記定着部材の軸方向に延びて形成されており、
前記整流部材と前記励磁コイルの長手方向の端部との距離は、前記空気の流れの上流側が下流側よりも小さくなっていることを特徴とする定着装置。 - 前記整流部材の前記空気の流れの上流側端面は、上流側に向けて突出する曲面状あるいは上流側に向けて先端が突出する角形状に設けられていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の定着装置。
- 前記整流部材が当該誘導加熱ユニットの補強リブと兼用であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の定着装置。
- 前記整流部材が、前記励磁コイルを保持するコイル保持部材と一体的に構成されていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の定着装置。
- 前記整流部材は、前記励磁コイルより熱伝導率が高い材料で形成されることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の定着装置。
- 前記励磁コイル設置面外周に対向する面は、前記励磁コイルを覆うカバー部材の面であり、
前記整流部材は、前記カバー部材に当接することを特徴とする、請求項1〜6の何れか一項に記載の定着装置。 - 前記空気の流れは、冷却ファンにより形成され、
前記冷却ファンは、前記整流部材の軸方向端部に、空気を前記整流部材の軸方向に流すように設けられることを特徴とする、請求項1〜7の何れか一項に記載の定着装置。 - 請求項1〜8のいずれか一項に記載の定着装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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