JP4635461B2 - ヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料及びその製造方法、感光層形成用塗布液の製造方法、電子写真感光体、プロセスカートリッジ、電子写真装置、並びに、画像形成方法 - Google Patents
ヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料及びその製造方法、感光層形成用塗布液の製造方法、電子写真感光体、プロセスカートリッジ、電子写真装置、並びに、画像形成方法 Download PDFInfo
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Description
(i)予め樹脂薄層が貼付され、さらにカーボン蒸着により強化されたTEM用試料メッシュを準備する。
(ii)ガリウムフタロシアニンをエタノールに分散し、この分散液を上記の試料メッシュ上に滴下し、自然乾燥する。
(iii)試料メッシュ上の滴下部分を、倍率700倍にてTEM観察に適した視野を数〜数十箇所観察する。
(iv)倍率6,000倍での広視野観察、及び倍率30,000倍での狭視野観察をそれぞれ5視野について行う。
0.3≦(VC/VO)≦1.6 ・・・(A)
[式中、VOは分散室の容積(ml)を示し、VCは混合物の循環流量(ml/min)を示す。]
本発明のヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料は、600〜900nmの波長域での分光吸収スペクトルにおいて、818〜835nmの範囲に最大ピーク波長を有するものであり、従来のV型ヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料とは異なるものである。また、818〜835nmの範囲に最大ピーク波長を有するものは、より優れた分散性が得られるため好ましい。このように、分光吸収スペクトルの最大ピーク波長を従来のV型ヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料よりも短波長側にシフトさせることにより、顔料粒子の結晶配列が好適に制御された微細なヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料となり、電子写真感光体の材料として用いた場合に、優れた分散性と、十分な感度、帯電性及び暗減衰特性とを得ることができる。
本発明のヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料の製造方法は、CuKα特性X線を用いたX線回折スペクトルにおいて、ブラッグ角度(2θ±0.2°)6.9°、13.2〜14.2°、16.5°、26.0°及び26.4°、又は、7.0°、13.4°、16.6°、26.0°及び26.7°に回折ピークを有するヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料を湿式粉砕処理することによって結晶変換するヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料の製造方法であって、前記湿式粉砕処理は、外径0.1〜3.0mmの球形状のメディアを使用した粉砕装置により、前記メディアの使用量を前記ヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料1重量部に対して50重量部以上として行い、前記湿式粉砕処理の時間を、粉砕過程の前記ヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料の吸収波長を測定することにより決定することを特徴とする方法であり、前記湿式粉砕処理において、湿式粉砕処理後のヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料が、600〜900nmの波長域での分光吸収スペクトルにおいて818〜835nmの範囲に最大ピーク波長を有するものとなるように、結晶変換状態を湿式粉砕処理液の吸収波長測定によりモニターしながら湿式粉砕処理時間を決定することが好ましい。
図1(a)は、本発明の電子写真感光体の第一実施形態を示す模式断面図である。図1(a)に示す電子写真感光体100は、電荷発生材料を含有する層(電荷発生層1)と電荷輸送材料を含有する層(電荷輸送層2)とに機能が分離された積層型感光層6を備えるものであり、導電性支持体3上に電荷発生層1、電荷輸送層2が順次積層された構造を有している。そして、本発明のヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料は、電荷発生材料として電荷発生層1に含有される。
0.3≦(VC/VO)≦1.6 ・・・(A)
[式中、VOは分散室の容積(ml)を示し、VCは混合物の循環流量(ml/min)を示す。]
F−[D−SiR11 3−a(OR12)a]b ・・・(4)
[式中、Fは光機能性化合物から誘導される有機基を示し、Dは2価の基を示し、R11は水素原子、アルキル基又は置換若しくは未置換のアリール基を示し、R12は水素原子、アルキル基又はトリアルキルシリル基を示し、aは1〜3の整数を示し、bは1〜4の整数を示す。]
[式中、R21は水素原子、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4のアルキル基若しくは炭素数1〜4のアルコキシ基で置換されたフェニル基、未置換のフェニル基、又は炭素数7〜10のアラルキル基を示し、R22〜R24はそれぞれ独立に、水素原子、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4のアルコキシ基、炭素数1〜4のアルコキシ基で置換されたフェニル基、未置換のフェニル基、炭素数7〜10のアラルキル基、又はハロゲン原子を示し、Arは置換又は未置換のアリーレン基を示し、XはY−SiR11 3−a(OR12)aを示し、m及びsはそれぞれ独立に、0又は1を示し、tは1〜3の整数を示す。]
−(CH2)q− ・・・(5−12)
−(CH2CH2O)r− ・・・(5−13)
−CH2− ・・・(5−20)
−C(CH3)2− ・・・(5−21)
−O− ・・・(5−22)
−S− ・・・(5−23)
−C(CF3)2− ・・・(5−24)
−Si(CH3)2− ・・・(5−25)
B(−SiR11 3−a(OR12)a)g ・・・(6)
[式中、R11、R12、aは一般式(4)中のR11、R12、aと同一の定義内容を示し、Bは、枝分かれを含んでもよいg価の炭化水素基、g価のフェニル基、又は−NH−、或いはこれらの2種以上の組み合わせから構成されるg価の基を示し、gは2以上の整数を示す。]
図3及び図4は、それぞれ本発明の電子写真装置の好適な一実施施形態の基本構成を概略的に示す断面図である。
中間転写体として中間転写ベルト409のようなベルトの形状の構成を採用する場合、一般にベルトの厚さは50〜500μmが好ましく、60〜150μmがより好ましいが、材料の硬度に応じて適宜選択することができる。
本発明の画像形成方法は、本発明の電子写真感光体を帯電させる帯電工程と、電子写真感光体上に静電潜像を形成させる露光工程と、電子写真感光体上に形成された静電潜像をトナーにより現像してトナー像を形成する現像工程と、トナー像を被転写体に転写する転写工程と、を含むことを特徴とする方法である。
〔I型ヒドロキシガリウムフタロシアニンの合成〕
1,3−ジイミノイソインドリン30重量部及び三塩化ガリウム9.1重量部をジメチルスルホキシド230重量部に加え、160℃で6時間攪拌しながら反応させて赤紫色結晶を得た。得られた結晶をジメチルスルホキシドで洗浄した後、イオン交換水で洗浄し、乾燥してI型クロロガリウムフタロシアニンの粗結晶28重量部を得た。
使用測定器:理学電機社製X線回折装置Miniflex
X線管球:Cu
管電流:15mA
スキャン速度:5.0deg./min
サンプリング間隔:0.02deg.
スタート角度(2θ):5deg.
ストップ角度(2θ):35deg.
ステップ角度(2θ):0.02deg.
合成例1で得られたI型ヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料6重量部を、N,N−ジメチルホルムアミド90重量部及び外径0.9mmのガラス製球形状メディア350重量部とともに、ガラス製ボールミルを使用して25℃で48時間湿式粉砕処理した。このとき、結晶変換の進行度合いを湿式粉砕処理液の吸収波長測定によりモニターし、湿式粉砕処理後のヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料の600〜900nmの波長域での分光吸収スペクトルにおける最大ピーク波長(λMAX)が827nmであることを確認した。
湿式粉砕処理時間を48時間から96時間に代えた以外は実施例1と同様にして、実施例1と同様のX線回折スペクトルにおける回折ピークの条件を満たすヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料5.5重量部を得た。なお、湿式粉砕処理において結晶変換の進行度合いをモニターしたときの、湿式粉砕処理後のヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料の600〜900nmの波長域での分光吸収スペクトルにおける最大ピーク波長(λMAX)は825nmであった。得られたヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料のX線回折スペクトルを図8に、分光吸収スペクトルを図13に、透過型電子顕微鏡写真を図20に、それぞれ示す。
湿式粉砕処理時間を48時間から192時間に代えた以外は実施例1と同様にして、実施例1と同様のX線回折スペクトルにおける回折ピークの条件を満たすヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料5.5重量部を得た。なお、湿式粉砕処理において結晶変換の進行度合いをモニターしたときの、湿式粉砕処理後のヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料の600〜900nmの波長域での分光吸収スペクトルにおける最大ピーク波長(λMAX)は819nmであった。得られたヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料のX線回折スペクトルを図9に、分光吸収スペクトルを図14に、透過型電子顕微鏡写真を図21に、それぞれ示す。
外径0.9mmのガラス製球形状メディア350重量部に代えて外径2.0mmのガラス製球形状メディア350重量部を用いた以外は実施例1と同様にして、実施例1と同様のX線回折スペクトルにおける回折ピークの条件を満たすヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料5.5重量部を得た。なお、湿式粉砕処理において結晶変換の進行度合いをモニターしたときの、湿式粉砕処理後のヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料の600〜900nmの波長域での分光吸収スペクトルにおける最大ピーク波長(λMAX)は827nmであった。得られたヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料のX線回折スペクトル、及び分光吸収スペクトルは、それぞれ実施例1とほぼ同様のスペクトルを示した。
外径0.9mmのガラス製球形状メディア350重量部に代えて外径0.3mmのガラス製球形状メディア400重量部を用い、N,N−ジメチルホルムアミドの使用量を90重量部から120重量部に代えた以外は実施例1と同様にして、実施例1と同様のX線回折スペクトルにおける回折ピークの条件を満たすヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料5.5重量部を得た。なお、湿式粉砕処理において結晶変換の進行度合いをモニターしたときの、湿式粉砕処理後のヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料の600〜900nmの波長域での分光吸収スペクトルにおける最大ピーク波長(λMAX)は826nmであった。得られたヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料のX線回折スペクトル、及び分光吸収スペクトルは、それぞれ実施例1とほぼ同様のスペクトルを示した。
実施例1と同様にして湿式粉砕処理を行った後、得られた結晶をポアサイズ1.0μmのセラミックフィルター(UF巻セラミックフィルター、日本ガイシ社製)上で、アセトン300重量部を用いて洗浄した。次いで、光を遮断した乾燥機(DFB型、入江商会社製)を用いて、80℃で24時間加熱乾燥した後、光を遮断した真空乾燥機(DP61型、ヤマト科学社製)を用いて、110℃、0.01mmHgの減圧下で2時間加熱乾燥し、実施例1と同様のX線回折スペクトルにおける回折ピークの条件を満たすヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料5.5重量部を得た。なお、湿式粉砕処理において結晶変換の進行度合いをモニターしたときの、湿式粉砕処理後のヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料の600〜900nmの波長域での分光吸収スペクトルにおける最大ピーク波長(λMAX)は823nmであった。得られたヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料のX線回折スペクトル、及び分光吸収スペクトルは、それぞれ実施例1とほぼ同様のスペクトルを示した。
外径0.9mmのガラス製球形状メディア350重量部に代えて外径1.0mmのガラス製球形状メディア350重量部を用いた以外は実施例1と同様にして湿式粉砕処理を行った後、得られた結晶をポアサイズ1.0μmのセラミックフィルター上で、アセトン300重量部を用いて洗浄した。次いで、光を遮断した乾燥機(DFB型、入江商会社製)を用いて、80℃で24時間加熱乾燥した後、光を遮断した真空乾燥機(DP61型、ヤマト科学社製)を用いて、110℃、−0.98kPaの減圧下で2時間加熱乾燥し、実施例1と同様のX線回折スペクトルにおける回折ピークの条件を満たすヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料5.5重量部を得た。なお、湿式粉砕処理において結晶変換の進行度合いをモニターしたときの、湿式粉砕処理後のヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料の600〜900nmの波長域での分光吸収スペクトルにおける最大ピーク波長(λMAX)は818nmであった。得られたヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料の分光吸収スペクトルを図15に示す。また、得られたヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料のX線回折スペクトルは、実施例1とほぼ同様のスペクトルを示した。
光を遮断した真空乾燥機による加熱乾燥の温度を110℃から150℃に代えた以外は実施例7と同様にして、実施例1と同様のX線回折スペクトルにおける回折ピークの条件を満たすヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料5.5重量部を得た。なお、湿式粉砕処理において結晶変換の進行度合いをモニターしたときの、湿式粉砕処理後のヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料の600〜900nmの波長域での分光吸収スペクトルにおける最大ピーク波長(λMAX)は821nmであった。得られたヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料のX線回折スペクトル、及び分光吸収スペクトルは、それぞれ実施例1とほぼ同様のスペクトルを示した。
外径1.0mmのガラス製球形状メディア350重量部に代えて外径3.0mmのガラス製球形状メディア350重量部を用いた以外は実施例7と同様にして、実施例1と同様のX線回折スペクトルにおける回折ピークの条件を満たすヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料5.5重量部を得た。なお、湿式粉砕処理において結晶変換の進行度合いをモニターしたときの、湿式粉砕処理後のヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料の600〜900nmの波長域での分光吸収スペクトルにおける最大ピーク波長(λMAX)は835nmであった。得られたヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料のX線回折スペクトル、及び分光吸収スペクトルは、それぞれ実施例1とほぼ同様のスペクトルを示した。
光を遮断した真空乾燥機による加熱乾燥の温度を110℃から220℃に代えた以外は実施例7と同様にして、実施例1と同様のX線回折スペクトルにおける回折ピークの条件を満たすヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料5.5重量部を得た。なお、湿式粉砕処理において結晶変換の進行度合いをモニターしたときの、湿式粉砕処理後のヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料の600〜900nmの波長域での分光吸収スペクトルにおける最大ピーク波長(λMAX)は823nmであった。得られたヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料のX線回折スペクトル、及び分光吸収スペクトルは、それぞれ実施例1とほぼ同様のスペクトルを示した。
合成例1で得られたI型ヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料5重量部を、N,N−ジメチルホルムアミド80重量部とともに、撹拌装置を有するガラス製撹拌槽を使用して25℃で48時間撹拌した。撹拌後のヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料の600〜900nmの波長域での分光吸収スペクトルにおける最大ピーク波長(λMAX)は846nmであった。
外径0.9mmのガラス製球形状メディア350重量部に代えて外径5.0mmのガラス製球形状メディア350重量部を用いた以外は実施例1と同様にして、実施例1と同様のX線回折スペクトルにおける回折ピークの条件を満たすヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料5.5重量部を得た。なお、湿式粉砕処理において結晶変換の進行度合いをモニターしたときの、湿式粉砕処理後のヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料の600〜900nmの波長域での分光吸収スペクトルにおける最大ピーク波長(λMAX)は845nmであった。得られたヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料のX線回折スペクトルを図11に、分光吸収スペクトルを図17に、透過型電子顕微鏡写真を図23に、それぞれ示す。
外径0.9mmのガラス製球形状メディア350重量部に代えて外径5.0mmのガラス製球形状メディア350重量部を用いた以外は実施例1と同様にして湿式粉砕処理を行った後、得られた結晶をポアサイズ1.0μmのセラミックフィルター上で、アセトン300重量部を用いて洗浄した。次いで、光を遮断した乾燥機(DFB型、入江商会社製)を用いて、60℃で24時間加熱乾燥し、実施例1と同様のX線回折スペクトルにおける回折ピークの条件を満たすヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料5.5重量部を得た。なお、湿式粉砕処理において結晶変換の進行度合いをモニターしたときの、湿式粉砕処理後のヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料の600〜900nmの波長域での分光吸収スペクトルにおける最大ピーク波長(λMAX)は842nmであった。得られたヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料のX線回折スペクトル、及び分光吸収スペクトルは、それぞれ比較例2とほぼ同様のスペクトルを示した。
合成例1で得られたI型ヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料5重量部を、N,N−ジメチルホルムアミド80重量部とともに、撹拌装置を有するガラス製撹拌槽を使用して25℃で48時間撹拌して結晶を得た。次いで、得られた結晶を、アセトンを用いて洗浄し、光を遮断した乾燥機を用いて80℃で24時間加熱乾燥して、実施例1と同様のX線回折スペクトルにおける回折ピークの条件を満たすヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料5.5重量部を得た。得られたヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料の600〜900nmの波長域での分光吸収スペクトルにおける最大ピーク波長(λMAX)は858nmであった。得られたヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料の分光吸収スペクトルを図18に示す。また、得られたヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料のX線回折スペクトルは、比較例2とほぼ同様のスペクトルを示した。
1,3−ジイミノイソインドリン30重量部および三塩化ガリウム9.1重量部をキノリン230重量部中に添加し、200℃において3時間反応させた後、生成物を濾別した。次いで、この生成物をアセトン、メタノールで洗浄し、得られた湿ケーキを乾燥してクロロガリウムフタロシアニン結晶28重量部を得た。このクロロガリウムフタロシアニン結晶3重量部を濃硫酸(濃度97%)60重量部に0℃にて溶解した溶液を、5℃の蒸留水450重量部中に滴下してヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶を析出させた。この結晶を蒸留水、希アンモニア水で洗浄した後、乾燥して、ヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶2.5重量部を得た。得られたヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶を自動乳鉢にて5.5時間粉砕し、非晶質のヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料を得た。
実施例11と同一条件で結晶変換処理を24時間行った後、メタノールで洗浄し、乾燥して、実施例1と同様のX線回折スペクトルにおける回折ピークの条件を満たす目的のヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料0.4重量部を得た。
実施例11と同一条件で結晶変換処理を48時間行った後、メタノールで洗浄し、乾燥して、実施例1と同様のX線回折スペクトルにおける回折ピークの条件を満たす目的のヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料0.4重量部を得た。
〔電子写真感光体シートの作製〕
酸化亜鉛(平均粒子径70nm、比表面積値15m2/g、テイカ社製試作品)100重量部をトルエン500重量部と攪拌混合し、シランカップリング剤(KBM603、信越化学社製)1.25重量部を添加して、2時間攪拌した。その後、トルエンを減圧蒸留にて留去し、120℃で2時間焼き付けを行い、表面処理酸化亜鉛顔料を得た。
84mmφ×347mm、肉厚1mmのアルミニウムパイプを研磨剤(アルミナビーズCB−A30S、平均粒径D50=30μm、昭和タイタニウム社製)を用いて液体ホーニング処理することにより粗面化し、中心線平均粗さRaが0.18μmとなるように粗面化したものを導電性支持体として用い、上記電子写真感光体シートの作製と同様の手順で、下引層、電荷発生層、電荷輸送層を順次形成し、目的の電子写真感光体ドラムを作製した。
電荷発生材料として実施例1のヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料の代わりに実施例2〜11のヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料を用いた以外はそれぞれ実施例12と同様にして、実施例13〜22の電子写真感光体(電子写真感光体シート及び電子写真感光体ドラム)を作製した。
電荷発生材料として実施例1のヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料の代わりに比較例1〜6のヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料を用いた以外はそれぞれ実施例8と同様にして、比較例7〜12の電子写真感光体(電子写真感光体シート及び電子写真感光体ドラム)を作製した。
(1)使用初期の特性評価
実施例12〜22、及び比較例7〜12の電子写真感光体シートの電子写真特性を評価するために、以下の手順で電子写真特性の測定を行った。先ず、20mmφの小面積マスクを使用し、20℃、50%RHの環境下において、静電複写紙試験装置(EPA8200、川口電機社製)を用いて−5.0kVのコロナ放電により感光体を負帯電させた。次いで、干渉フィルターを用いて780nmに分光したハロゲンランプ光を感光体表面上において5.0μW/cm2となるように調整して照射した。このときの初期表面電位V0[V]、表面電位がV0の1/2になるまでの半減露光量E1/2[μJ/cm2]、及び、表面電位V0を計測してから1秒後の表面電位をV1として、{(V0−V1)/V0}×100で求められる暗減衰率(DDR)[%]をそれぞれ測定した。その結果を表3に示す。
上記帯電、露光および除電の操作を1万回繰り返し、そのときの表面電位V0[V]、表面電位がV0の1/2になるまでの半減露光量E1/2[μJ/cm2]および暗減衰率(DDR)[%]をそれぞれ測定した。その結果を表3に示す。
実施例12〜22、及び比較例7〜12の電子写真感光体ドラムを、図4に示す構成を有するフルカラー・レーザープリンター(DocuPrint C620、富士ゼロックス社製)に装着して画像品質を評価し、細線の太りや細り、かぶりや黒点・白点等の画質欠陥がないかどうかを確認した。その結果を表3に示す。なお、上記のフルカラー・レーザープリンターにおいては、帯電装置としてローラー帯電器(BCR)、露光装置として780nmの半導体レーザを使用したROS、現像方式として2成分系反転現像方式、転写装置としてローラー帯電器(BTR)、転写装置としてベルト中間転写方式を採用した。
実施例12〜22、及び比較例7〜12で用いたヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料の分散性の評価を行うために、ガラスプレート上に実施例12〜22、及び比較例7〜12における電荷発生層形成用塗布液をそれぞれ用いて電荷発生層を形成し、顕微鏡を用いてその分散状態を観察した。その結果を表3に示す。なお、表3中、「良好」とは電荷発生層中に凝集体が見られなかったことを意味し、「不良」とは凝集体が観察されたり塗膜表面がざらついていたことを意味する。
〔電子写真感光体の作製〕
シランカップリング剤(KBM603、信越化学社製)で表面処理を行った酸化亜鉛(平均粒子径70nm、比表面積値15m2/g、テイカ社製試作品)60重量部、硬化剤としてブロック化イソシアネート(スミジュール3175、住友バイエルンウレタン社製)15重量部、ブチラール樹脂(BM−1、積水化学社製)15重量部をメチルエチルケトン85重量部に溶解した溶液38重量部と、メチルエチルケトン25重量部とを混合し、1mmφのガラスビーズを用いてサンドミルにて2時間の分散を行い、分散液を得た。得られた分散液に触媒としてジオクチルスズジラウレート0.005重量部を添加し、下引層形成用塗布液を得た。この塗布液を浸漬塗布法にて直径30mm、長さ340mm、肉厚1mmのアルミニウム基体上に塗布し、160℃、100分の乾燥硬化を行って、膜厚20μmの下引層を得た。
得られた電子写真感光体を、図4に示す構成を有するフルカラープリンター(DocuCenter Color 400CP、富士ゼロックス社製)を改造した装置に搭載して電子写真装置を作製した。
VH=720−α×0.2 ・・・(B)
電荷発生材料として実施例1のヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料の代わりに実施例3〜5のヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料をそれぞれ用いた以外は実施例23と同様にして、実施例24〜26の電子写真感光体及び電子写真装置を作製した。
電荷発生材料として実施例1のヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料の代わりに比較例1〜2、5のヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料をそれぞれ用いた以外は実施例23と同様にして、比較例13〜15の電子写真感光体及び電子写真装置を作製した。
接触帯電手段として、上記式(B)に従った帯電電位の制御を行わず、帯電電位を720V一定とするものを用いた以外は実施例23〜25と同様にして、実施例27〜29の電子写真感光体及び電子写真装置を作製した。
〔電子写真感光体の作製〕
シランカップリング剤(KBM603、信越化学社製)で表面処理を行った酸化亜鉛(平均粒子径70nm、比表面積値15m2/g、テイカ社製試作品)60重量部、硬化剤としてブロック化イソシアネート(スミジュール3175、住友バイエルンウレタン社製)15重量部、ブチラール樹脂(BM−1、積水化学社製)15重量部をメチルエチルケトン85重量部に溶解した溶液38重量部と、メチルエチルケトン25重量部とを混合し、1mmφのガラスビーズを用いてサンドミルにて1.5時間の分散を行い、分散液を得た。得られた分散液に触媒としてジオクチルスズジラウレート0.005重量部を添加し、下引層形成用塗布液を得た。この塗布液を浸漬塗布法にて直径30mm、長さ340mm、肉厚1mmのアルミニウム基体上に塗布し、160℃、100分の乾燥硬化を行って、膜厚18μmの下引層を得た。
上記のようにして作製した電子写真感光体を用いた以外は実施例23と同様にして、実施例30の電子写真装置を作製した。
電荷発生材料として実施例1のヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料の代わりに実施例3〜5のヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料をそれぞれ用いた以外は実施例30と同様にして、実施例31〜33の電子写真感光体及び電子写真装置を作製した。
電荷発生材料として実施例1のヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料の代わりに比較例1〜2、5のヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料をそれぞれ用いた以外は実施例30と同様にして、比較例16〜18の電子写真感光体及び電子写真装置を作製した。
電荷発生層形成用塗布液を調製する際に用いる結着樹脂として、上記一般式(7)で表されるビスフェノールZ型ポリカーボネート樹脂6重量部の代わりに、下記一般式(8)で表されるビスフェノールCポリアリレート樹脂(粘度平均分子量:4万)6重量部を用いた以外は実施例30と同様にして、実施例34の電子写真感光体及び電子写真装置を作製した。
電荷発生材料として実施例1のヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料の代わりに実施例3〜4のヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料をそれぞれ用いた以外は実施例34と同様にして、実施例35〜36の電子写真感光体及び電子写真装置を作製した。
電荷発生材料として実施例1のヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料の代わりに比較例1〜2、5のヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料をそれぞれ用いた以外は実施例34と同様にして、比較例19〜21の電子写真感光体及び電子写真装置を作製した。
(1)電荷発生層の分光吸収スペクトル測定
実施例23〜36及び比較例13〜21で用いた電荷発生層形成用塗布液の構成材料のうち、酢酸n−ブチルの量を調節して、固形分量が4.0〜5.0重量%である塗布液を調製した。この塗布液をガラスプレート上に浸漬塗布し、分光吸収スペクトル測定用の電荷発生層を作製した。ここで、引き上げ速度は50〜200mm/minの範囲とした。得られた電荷発生層について、分光光度計(U−2000、日立製作所社製)を用いて、分光吸収スペクトルを測定した。そして、得られた分光吸収スペクトルから、600〜700nmの波長範囲における最大ピークと810〜850nmの波長範囲における最大ピークとの比(600〜700nmの波長範囲における最大ピーク/810〜850nmの波長範囲における最大ピーク)で表されるピーク比を求めた。その結果を表4に示す。なお、使用したヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料の最大ピーク波長(λMAX)についても表4に示す。
実施例23〜36及び比較例13〜21の電子写真装置を用いて電子写真プロセスを1回行った。このとき、帯電後の感光体表面の帯電電位(VH)、露光後の感光体表面の帯電電位(VL)を測定した。その結果を表4に示す。
実施例23〜36及び比較例13〜21の電子写真装置を用いて電子写真プロセスを60万回繰り返した。60万回目の電子写真プロセスにおいて、帯電後の感光体表面の帯電電位(VH)、露光後の感光体表面の帯電電位(VL)、及び感光層の膜厚を測定した。また、形成した画像の画質(濃度低下の有無)を評価した。その結果を表4に示す。
〔電子写真感光体の作製〕
シランカップリング剤(KBM603、信越化学社製)で表面処理を行った酸化亜鉛(平均粒子径70nm、比表面積値15m2/g、テイカ社製試作品)60重量部、硬化剤としてブロック化イソシアネート(スミジュール3175、住友バイエルンウレタン社製)15重量部、ブチラール樹脂(BM−1、積水化学社製)15重量部をメチルエチルケトン85重量部に溶解した溶液38重量部と、メチルエチルケトン25重量部とを混合し、1mmφのガラスビーズを用いてサンドミルにて2時間の分散を行い、分散液を得た。得られた分散液に触媒としてジオクチルスズジラウレート0.005重量部を添加し、下引層形成用塗布液を得た。この塗布液を浸漬塗布法にて直径30mm、長さ340mm、肉厚1mmのアルミニウム基体上に塗布し、160℃、100分の乾燥硬化を行って、膜厚20μmの下引層を得た。
得られた電子写真感光体を、図4に示す構成を有するフルカラープリンター(DocuCenter Color 400CP、富士ゼロックス社製)を改造した装置に搭載して電子写真装置を作製した。
電荷発生材料として実施例1のヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料の代わりに実施例3〜5のヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料をそれぞれ用いた以外は実施例37と同様にして、実施例38〜40の電子写真感光体及び電子写真装置を作製した。
電荷発生材料として実施例1のヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料の代わりに比較例1〜2、5のヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料をそれぞれ用いた以外は実施例23と同様にして、比較例13〜15の電子写真感光体及び電子写真装置を作製した。
〔電子写真感光体の作製〕
シランカップリング剤(KBM603:信越化学社製)で表面処理を行った酸化亜鉛(平均粒子径70nm、比表面積値15m2/g、テイカ社製試作品)60重量部、硬化剤としてブロック化イソシアネート(スミジュール3175、住友バイエルンウレタン社製)15重量部、ブチラール樹脂(BM−1、積水化学社製)15重量部をメチルエチルケトン85重量部に溶解した溶液38重量部と、メチルエチルケトン25重量部とを混合し、1mmφのガラスビーズを用いてサンドミルにて1.5時間の分散を行い、分散液を得た。得られた分散液に触媒としてジオクチルスズジラウレート0.005重量部を添加し、下引層形成用塗布液を得た。この塗布液を浸漬塗布法にて直径30mm、長さ340mm、肉厚1mmのアルミニウム基体上に塗布し、160℃、100分の乾燥硬化を行って、膜厚18μmの下引層を得た。
上記のようにして作製した電子写真感光体を用いた以外は実施例37と同様にして、実施例41の電子写真装置を作製した。
電荷発生材料として実施例1のヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料の代わりに実施例3〜5のヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料をそれぞれ用いた以外は実施例41と同様にして、実施例42〜44の電子写真感光体及び電子写真装置を作製した。
電荷発生材料として実施例1のヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料の代わりに比較例1〜2、5のヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料をそれぞれ用いた以外は実施例41と同様にして、比較例25〜27の電子写真感光体及び電子写真装置を作製した。
電荷発生層形成用塗布液を調製する際に用いる結着樹脂として、上記一般式(7)で表されるビスフェノールZ型ポリカーボネート樹脂6重量部の代わりに、上記一般式(8)で表されるビスフェノールCポリアリレート樹脂(粘度平均分子量:4万)6重量部を用いた以外は実施例41と同様にして、実施例45の電子写真感光体及び電子写真装置を作製した。
電荷発生材料として実施例1のヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料の代わりに実施例3〜4のヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料をそれぞれ用いた以外は実施例45と同様にして、実施例46〜47の電子写真感光体及び電子写真装置を作製した。
電荷発生材料として実施例1のヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料の代わりに比較例1〜2、5のヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料をそれぞれ用いた以外は実施例45と同様にして、比較例28〜30の電子写真感光体及び電子写真装置を作製した。
(1)画質評価
実施例37〜47及び比較例22〜30の電子写真装置を用い、静止状態の電子写真感光体を起動させ、空回転を行わずに1回転目から電子写真感光体上に静電潜像を形成し、1枚目、2枚目及び3枚目の画像の画質を評価した。その結果を表5に示す。なお、使用したヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料の最大ピーク波長(λMAX)についても表5に示す。
〔感光層形成用塗布液の作製〕
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂(VMCH、日本ユニカー社製)10重量部を酢酸n−ブチル300重量部に溶解させた溶液と、実施例1で得られたヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料15重量部とを混合し、混合液を得た。次いで、容量1400mlの分散室内に外径1mmのガラスビーズが充填率40体積%で充填された横型サンドミルを用い、上記混合液を流量1400ml/分で循環させながら100分間分散することで、分散液を得た。このとき、(VC/VO)の値は1であった。そして、得られた分散液を、遠心分離機(SCR20BB、HITACHI社製)を用い、回転速度8,300rpmにて30分間遠心沈降処理を行い、電荷発生層形成用塗布液を得た。
ポリビニルブチラール樹脂(エスレックBM−S、積水化学社製)4重量部をn−ブチルアルコール170重量部に溶解させ、そこへ有機ジルコニウム化合物(アセチルアセトンジルコニウムブチレート)30重量部及び有機シラン化合物(γ−アミノプロピルトリメトキシシラン)3重量部を加えて混合攪拌し、下引層形成用塗布液を調製した。この塗布液を、直径30mm、長さ340mm、肉厚1mmのアルミニウム基材上に浸漬塗布し、150℃において1時間の硬化処理を行い、膜厚1.2μmの下引層を得た。
得られた電子写真感光体を、図4に示す構成を有するフルカラープリンター(DocuCenter C2220、富士ゼロックス社製)に搭載して電子写真装置を作製した。
電荷発生材料として実施例1のヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料の代わりに実施例2のヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料を用い、電荷発生層形成用塗布液を作製する際に、横型サンドミルにおけるガラスビーズの充填率、及び、混合液の循環流量を表6に示す値とした以外は実施例48と同様にして、実施例49の電子写真感光体及び電子写真装置を作製した。
電荷発生材料として実施例48で作成したヒドロキシガリウムフタロシアニン分散液に遠心沈降処理を行わないまま電荷発生層塗布液とした以外は実施例48と同様にして、実施例50の電子写真感光体及び電子写真装置を作製した。
電荷発生層形成用塗布液を作製する際に、横型サンドミルにおけるガラスビーズの充填率、及び、混合液の循環流量を表6に示す値とした以外は実施例48と同様にして、実施例51〜54の電子写真感光体及び電子写真装置を作製した。
電荷発生層形成用塗布液を作製する際に、横型サンドミルにおけるガラスビーズの充填率、及び、混合液の循環流量を表6に示す値とした以外は実施例48と同様にして、比較例31〜33の電子写真感光体及び電子写真装置を作製した。
実施例48〜54及び比較例31〜32で用いた使用したヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料の最大ピーク波長(λMAX)を表6に示す。
(1)電子写真感光体の特性評価
実施例48〜54及び比較例31〜33の電子写真装置を用い、常温常湿下(20℃、40%RH)で下記工程(A)〜(C)を行った。
(A):グリッド印加電圧−700Vのスコロトロン帯電器で電子写真感光体を帯電させる帯電工程、
(B):(A)の1秒後に波長780nmの半導体レーザを用いて10.0erg/cm2の光を照射して放電させる露光工程、
(C):工程(A)の3秒後に50.0erg/cm2の赤色LED光を照射して除電する除電工程。
このとき、レーザープリンター改造スキャナー(富士ゼロックス製、XP−15を改造したもの)を用いて、(A)での帯電電位VH、及び、(B)での帯電電位VLを測定した。なお、このVH及びVLは、初期(1回目)及び10万回繰り返し後に測定した。その結果を表7に示す。
(2)画像品質評価
実施例48〜54及び比較例31〜33の電子写真装置を用い、上記工程(A)〜(C)を行った際の初期及び10万回繰り返し後の画像品質を、高温高湿下(28℃、85%RH)で画像を出力して評価した。なお、画質は、かぶり及びゴーストの画質欠陥の発生の有無について評価した。その結果を表7に示す。
Claims (20)
- 600〜900nmの波長域での分光吸収スペクトルにおいて、818〜835nmの範囲に最大ピーク波長を有することを特徴とするヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料。
- 平均粒径が0.20μm以下であり、且つ、BET比表面積が45m2/g以上であることを特徴とする請求項1記載のヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料。
- 一次粒子径の最大値が0.3μm以下であることを特徴とする請求項1又は2記載のヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料。
- CuKα特性X線を用いたX線回折スペクトルにおいて、ブラッグ角度(2θ±0.2°)7.5°、9.9°、12.5°、16.3°、18.6°、25.1°及び28.3°に回折ピークを有することを特徴とする請求項1〜3のうちのいずれか一項に記載のヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料。
- 25℃から400℃まで昇温したときの熱重量減少率が2.0〜4.0%であることを特徴とする請求項1〜4のうちのいずれか一項に記載のヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料。
- CuKα特性X線を用いたX線回折スペクトルにおいて、ブラッグ角度(2θ±0.2°)6.9°、13.2〜14.2°、16.5°、26.0°及び26.4°、又は、7.0°、13.4°、16.6°、26.0°及び26.7°に回折ピークを有するヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料を湿式粉砕処理することによって結晶変換するヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料の製造方法であって、
前記湿式粉砕処理は、外径0.1〜3.0mmの球形状のメディアを使用した粉砕装置により、前記メディアの使用量を前記ヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料1重量部に対して50重量部以上として行い、
前記湿式粉砕処理の時間を、粉砕過程の前記ヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料の吸収波長を測定することにより決定することを特徴とする請求項1記載のヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料の製造方法。 - 前記湿式粉砕処理後、更に溶剤による洗浄及び/又は加熱乾燥を行うことを特徴とする請求項6記載のヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料の製造方法。
- 分散室の容積に対して20〜50体積%の分散メディアが充填された分散処理装置を準備し、前記分散室に請求項1記載のヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料と結着樹脂と有機溶剤との混合物を導入して分散処理し、分散液を得る第1の分散処理工程を備えることを特徴とする感光層形成用塗布液の製造方法。
- 分散メディアが充填された分散室を含む循環経路を有する分散処理装置を準備し、請求項1記載のヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料と結着樹脂と有機溶剤との混合物を、下記式(A)で表される条件を満たすように前記循環経路内を循環させて分散処理し、分散液を得る第2の分散処理工程を備えることを特徴とする感光層形成用塗布液の製造方法。
0.3≦(VC/VO)≦1.6 ・・・(A)
[式中、VOは分散室の容積(ml)を示し、VCは混合物の循環流量(ml/min)を示す。] - 前記第2の分散処理工程において、前記分散室の容積に対する前記分散メディアの充填率を20〜50体積%とすることを特徴とする請求項9記載の感光層形成用塗布液の製造方法。
- 前記顔料が、請求項1〜5のうちのいずれか一項に記載のヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料であることを特徴とする請求項8〜10のうちのいずれか一項に記載の感光層形成用塗布液の製造方法。
- 導電性支持体と、該支持体上に配置された感光層と、を備える電子写真感光体であって、
前記感光層が請求項1〜5のうちのいずれか一項に記載のヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料を含有することを特徴とする電子写真感光体。 - 導電性支持体と、該支持体上に配置された感光層と、を備える電子写真感光体であって、
前記感光層が請求項8〜11のうちのいずれか一項に記載の感光層形成用塗布液の製造方法により製造された感光層形成用塗布液を用いて形成されていることを特徴とする電子写真感光体。 - 請求項12又は13に記載の電子写真感光体と、
前記電子写真感光体を帯電させるための帯電手段、前記電子写真感光体上に静電潜像を形成するための露光手段、前記電子写真感光体上に形成された静電潜像をトナーにより現像してトナー像を形成するための現像手段、及び前記電子写真感光体上に残存したトナーを除去するためのクリーニング手段からなる群より選ばれる少なくとも1種と、
を備えることを特徴とするプロセスカートリッジ。 - 請求項12又は13に記載の電子写真感光体と、
前記電子写真感光体を帯電させるための帯電手段と、
前記電子写真感光体上に静電潜像を形成するための露光手段と、
前記電子写真感光体上に形成された静電潜像をトナーにより現像してトナー像を形成するための現像手段と、
前記トナー像を被転写体に転写するための転写手段と、
を備えることを特徴とする電子写真装置。 - 前記帯電手段は、当該帯電手段による帯電、前記露光手段による露光、前記現像手段による現像及び前記転写手段による転写を含む電子写真プロセスの1回目における帯電電位よりも、該電子写真プロセスが所定回数繰り返されたときの帯電電位が小さくなるように、帯電電位を調整制御する機能を有することを特徴とする請求項15記載の電子写真装置。
- 前記露光手段は、静止状態の前記電子写真感光体を起動させてから該電子写真感光体が1回転する間に、該電子写真感光体上に静電潜像を形成する手段であることを特徴とする請求項15又は16記載の電子写真装置。
- 請求項12又は13に記載の電子写真感光体を帯電させる帯電工程と、
前記電子写真感光体上に静電潜像を形成させる露光工程と、
前記電子写真感光体上に形成された静電潜像をトナーにより現像してトナー像を形成する現像工程と、
前記トナー像を被転写体に転写する転写工程と、
を含むことを特徴とする画像形成方法。 - 前記帯電工程において、当該帯電工程、前記露光工程、前記現像工程及び前記転写工程を含む電子写真プロセスの1回目における帯電電位よりも、該電子写真プロセスが所定回数繰り返されたときの帯電電位が小さくなるように、帯電電位を調整制御して、前記電子写真感光体表面を帯電させることを特徴とする請求項18記載の画像形成方法。
- 前記露光工程は、静止状態の前記電子写真感光体を起動させてから該電子写真感光体が1回転する間に、該電子写真感光体上に静電潜像を形成する工程であることを特徴とする請求項18又は19記載の画像形成方法。
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