JP4203325B2 - 皮膚外用剤及び皮膚外用剤組成物 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ムラサキ培養細胞の抽出物を含有する皮膚外用剤に関し、更に詳細には、ムラサキ培養細胞の抽出物を含有することにより、色素沈着の予防及び改善、肌の透明感を改善する美白及び/または美肌効果、シワ、タルミを予防、改善する細胞賦活効果及びSOD(スーパーオキサイドディスムターゼ)様作用効果に優れた皮膚外用剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、乳液、クリーム、化粧水、パック、洗浄料、分散液、軟膏、液剤、エアゾール、貼付剤、パップ剤等の皮膚外用剤には、これらに所定の薬効を付与することを目的として薬効成分が加えられている。例えば、日焼け等により生じる皮膚の黒化、色素沈着により生ずるシミ、ソバカス等を予防または改善するために、アスコルビン酸、胎盤エキス、グルタチオン、ハイドロキノン等の美白成分や美肌成分が皮膚外用剤に加えられていた。
【0003】
また、加齢、紫外線曝露等により生じる皮膚のシワやタルミ、ハリや弾力性の低下を予防、あるいは改善するために、ビタミンAや大豆抽出物、海藻抽出物等の細胞賦活剤や、ビタミンEやルチン、イチョウ抽出物等のSOD様作用剤が加えられていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これらの薬効成分では、それらの効果が十分でなかったり、あるいは、製剤中で変質するなどして所期の薬効が得られない場合があり、その改善が望まれていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、化粧品等の皮膚外用剤の薬効成分として使用することができる成分について鋭意検討を行った結果、ムラサキ培養細胞の抽出物が高いメラニン生成抑制作用、細胞賦活作用、SOD様作用を有し、美白及び/または美肌成分や、シワ・タルミ等の予防改善成分として、優れたものであることを見出した。
【0006】
さらに、本発明者らは、ムラサキ培養細胞の抽出物と、美白剤、抗酸化剤、抗炎症剤、細胞賦活剤、紫外線防止剤等の他の薬効成分とを組み合わせることにより、皮膚外用剤組成物としてより優れた効果が得られることを見出し、本発明を完成した。
【0007】
すなわち本発明は、美白及び/または美肌成分として、細胞賦活成分としてあるいはSOD様作用物質としてムラサキ培養細胞の抽出物を含有する皮膚外用剤を提供するものである。
【0008】
また、本発明は、次の成分(A)及び(B)
(A)ムラサキ培養細胞の抽出物
(B)美白剤、抗酸化剤、抗炎症剤、細胞賦活剤、紫外線防止剤からなる群から選ばれる薬効成分の1種または2種以上
を含有する皮膚外用剤組成物を提供するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の皮膚外用剤及び皮膚外用剤組成物において用いられるムラサキ培養細胞の抽出物は、むらさき科(Boraginaceae)ムラサキ属に属する多年草であるムラサキから、葉、根、茎等その組織の一部を取り、これを常法により培養した後、当該培養細胞ないし培養液を抽出することにより得られる。
【0010】
原料であるムラサキの例としては、例えばリソスペルマム エリトロリゾン(Lithospermum erythrorhizon)等が挙げられ、その産地は特に限定されない。この植物の根は紫根と称し、漢方においては、その抽出物は抗炎症、抗浮腫、抗腫瘍作用があることが知られている。
【0011】
ムラサキから組織を取り、これを培養する方法は、特に限定されないが、好ましい方法としては、例えば、次の方法が挙げられる。すなわち、まず、ムラサキの組織の一部、例えば、子葉から無菌的にカルスを取得し、この中から、p−O−β−D−グルコシル安息香酸(PHBOG)含有量が高く維持された株を選択する。
【0012】
次いで、この株を14日毎に継代培養して細胞を増殖させ、更にこの継代培養細胞をコーヒー酸誘導体生産誘導培地、例えば、M−9の液体培地で培養することにより、ナフトキノン由来のムラサキ色を呈さず、コーヒー酸誘導体含有量の高い細胞株を得る方法等が挙げられる。
【0013】
上記のようにして得られたムラサキ培養細胞からの抽出物の調製は、特に限定されないが、例えば培養細胞あるいは培養液を乾燥した後、これを適当な抽出溶媒で抽出することによって得られる。
【0014】
ムラサキ培養細胞の抽出にあたり使用される抽出溶媒としては、例えば水、低級1価アルコール(メチルアルコール、エチルアルコール、1−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノール、2−ブタノール等)、液状多価アルコール(グリセリン、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール等)、低級アルキルエステル(酢酸エチル等)、炭化水素(ベンゼン、ヘキサン、ペンタン等)、ケトン類(アセトン、メチルエチルケトン等)、エーテル類(ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジプロピルエーテル等)、アセトニトリル等が挙げられ、これらは1種を単独で、または2種以上を用いることができる。
【0015】
またムラサキ培養細胞の抽出方法も、特に限定されないが、好ましい抽出方法の例としては、含水濃度が0〜100vol%のエチルアルコール又は1,3−ブチレングリコールを用い、室温で、又は加温して1〜5日間抽出を行った後ろ過し、得られた濾液を更に1週間程放置して熟成させ、再びろ過を行う方法が挙げられる。
【0016】
このようにして得られたムラサキの培養細胞抽出物は、植物ムラサキから直接得た抽出物とは、若干その性質が異なるものである。例えば、紫根から直に抽出した抽出物はナフトキノン由来の紫色を呈するが、ムラサキの根の培養細胞抽出物は黄色から濃褐色を呈する。
【0017】
上記のようにして得られたムラサキ培養細胞の抽出物(成分(A))は、これを美白及び/または美肌成分または細胞賦活成分、SOD様作用成分として、常法に従い、通常の皮膚外用剤に使用される種々の形態の基剤に配合して、製剤化することにより皮膚外用剤を得ることができる。
【0018】
成分(A)の皮膚外用剤への含有量は、皮膚外用剤全体に対して、乾燥固形分として好ましくは0.00001〜5質量%(以下単に「%」とする)であり、より好ましくは0.0001〜2%である。含有量がこの範囲内であれば、該培養細胞抽出物を安定に配合することができ、かつ高い薬効を発揮することができる。また、抽出液を使用する場合は、溶質である乾燥固形分の含有量が上記範囲内であれば、その抽出液濃度は何ら限定されるものではない。
【0019】
また、該成分(A)は、更に他の薬効成分と組み合わせることにより、皮膚外用剤組成物として、一段と優れた効果を与えることができる
【0020】
本発明において、成分(A)と組み合わせ、使用される他の薬効成分(成分(B))は、美白剤、抗酸化剤、抗炎症剤、細胞賦活剤、紫外線防止剤から選ばれるものである。具体的な薬効剤としては、例えば、それぞれ以下に示すものが挙げられる。ここで「誘導体」には形成可能なエステルや塩が含まれる。
【0021】
( 美 白 剤 )
美白剤としては、ビタミンC及びその誘導体(ジパルミチン酸L−アスコルビル、テトライソパルミチン酸L−アスコルビル等のL−アスコルビン酸アルキルエステル、L−アスコルビン酸リン酸エステル、L−アスコルビン酸硫酸エステル等)、胎盤抽出物、グラブリジン、グラブレン、リクイリチン、イソリクイリチン及びこれらを含有するカンゾウ抽出物、ヨクイニン(ハトムギ)抽出物、コガネバナ(オウゴン)抽出物、海藻抽出物(コンブ、マコンブ、ワカメ、ヒジキ、ヒバマタ、スジメ、トロロコンブ、カジメ、ツルアラメ、チガイソ、ホンダラワ、ジャイアントケルプ等の褐藻類;テングサ、オオキリンサイ、キリンサイ、ツノマタ、スギノリ、ウスバノリ、アサクサノリ、マツノリ、トサカマツ、フノリ、オゴノリ、カイメンソウ、イギス、エゴノリ等の紅藻類;クロレラ、アオノリ、ドナリエラ、クロロコッカス、アナアオサ、カワノリ、マリモ、シオグサ、カサノリ、フトジュズモ、タマジュズモ、ヒトエグサ、アオミドロ等の緑藻類;スピルリナ等の藍藻類等)、センプクカ抽出物、ブドウ抽出物、コムギ抽出物、トマト抽出物、カロチノイド(カロチン、リコピン等)、アガロース、オリゴサッカライド、ハイドロキノン及びその誘導体、システイン及びその誘導体、アスパラガス抽出物、イブキトラノオ抽出物、ノイバラ(エイジツ)抽出物、エゾウコギ抽出物、エンドウ豆抽出物、カミツレ抽出物、ケイケットウ抽出物、オレンジ抽出物、キイチゴ抽出物、キウイ抽出物、クララ(クジン)抽出物、コーヒー抽出物、ゴマ油、エゴマ油、ゴカヒ抽出物、コメ抽出物、コメヌカ抽出物、サイシン抽出物、サンザシ抽出物、サンペンズ(カワラケツメイ)抽出物、シャクヤク抽出物、シラユリ抽出物、クワ(ソウハクヒ)抽出物、トウキ抽出物、ブナノキ抽出物、ブナの芽抽出物、ブラックカラント抽出物、ホップ抽出物、マイカイカ(マイカイ、ハマナス)抽出物、モッカ(ボケ)抽出物、ユキノシタ抽出物、茶抽出物(烏龍茶、紅茶、緑茶等)、霊芝抽出物、微生物醗酵代謝産物、大豆抽出物、糖蜜抽出物、羅漢果抽出物等が挙げられる。(尚、かっこ内は、植物の別名、生薬名等を記載した。)
【0022】
これらの美白剤のうち、特に好ましいものとしては、ビタミンC及びその誘導体、カンゾウ抽出物、ハトムギ(ヨクイニン)抽出物、コムギ抽出物、クワ(ソウハクヒ)抽出物、海藻抽出物、茶抽出物が挙げられる。
【0023】
( 抗 酸 化 剤 )
また、抗酸化剤としては、ビタミンE及びその誘導体(dl−α(β、γ)−トコフェロール、酢酸dl−α−トコフェロール、ニコチン酸−dl−α−トコフェロール、リノール酸−dl−α−トコフェロール、コハク酸dl−α−トコフェロール等のトコフェロール及びその誘導体、ユビキノン類等)、ビタミンA及びその誘導体(パルミチン酸レチノール、酢酸レチノール等のレチノール及びその誘導体、デヒドロレチナール等のレチナール及びその誘導体等)、カロチノイド(カロチン、リコピン等)、クエルセチン、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、ビタミンB及びその誘導体(チアミン塩酸塩、チアミン硫酸塩、リボフラビン、酢酸リボフラビン、塩酸ピリドキシン、ピリドキシンジオクタノエート、フラビンアデニンジヌクレオチド、シアノコバラミン、葉酸類、ニコチン酸アミド、ニコチン酸ベンジル等のニコチン酸類、コリン類等)、ビタミンC及びその誘導体(ジパルミチン酸L−アスコルビルやテトライソパルミチン酸L−アスコルビル等のL−アスコルビン酸アルキルエステル、L−アスコルビン酸リン酸エステル、L−アスコルビン酸硫酸エステル等)、ビタミンD及びその誘導体(エルゴカルシフェロール、コレカルシフェロール、ジヒドロキシスタナール等)、ルチン、チオタウリン、タウリン、ハイドロキノン及びその誘導体、ヒスチジン、カテキン及びその誘導体、グラブリジン、グラブレン、リクイリチン、イソリクイリチン及びこれらを含有するカンゾウ抽出物、グルタチオン及びその誘導体、没食子酸及びその誘導体、キュウリ抽出物、ケイケットウ抽出物、ゲンチアナ(リンドウ)抽出物、ゲンノショウコ抽出物、コレステロール及びその誘導体、サンザシ抽出物、シャクヤク抽出物、スーパーオキサイドディスムターゼ、イチョウ抽出物、コガネバナ(オウゴン)抽出物、ニンジン抽出物、マイカイカ(マイカイ、ハマナス)抽出物、サンペンズ(カワラケツメイ)抽出物、トルメンチラ抽出物、パセリ抽出物、ブドウ抽出物、ボタン(ボタンピ)抽出物、マンニトール、モッカ(ボケ)抽出物、メリッサ抽出物、ヤシャジツ(ヤシャ)抽出物、ユキノシタ抽出物、ローズマリー(マンネンロウ)抽出物、レタス抽出物、茶抽出物(烏龍茶、紅茶、緑茶等)、微生物醗酵代謝産物、海藻抽出物、霊芝抽出物、卵殻膜抽出物、胎盤抽出物、羅漢果抽出物等が挙げられる。(尚、かっこ内は、植物の別名、生薬名等を記載した。)
【0024】
これらの抗酸化剤のうち、特に好ましいものとしては、ビタミンE及びその誘導体、ビタミンC及びその誘導体、ルチン、ヤシャジツ抽出物、ユキノシタ抽出物、マイカイカ抽出物、スーパーオキサイドディスムターゼ、イチョウ抽出物、グルタチオン及びその誘導体、ヒスチジン、マンニトール、カロチノイドが挙げられる。
【0025】
( 抗 炎 症 剤 )
抗炎症剤としては、グリチルリチン酸及びその誘導体、グリチルレチン酸及びその誘導体、ビタミンB及びその誘導体(チアミン塩酸塩、チアミン硫酸塩、リボフラビン、酢酸リボフラビン、塩酸ピリドキシン、ピリドキシンジオクタノエート、フラビンアデニンジヌクレオチド、シアノコバラミン、葉酸類、ニコチン酸アミド、ニコチン酸ベンジル等のニコチン酸類、コリン類等)、アロエ抽出物、アシタバ抽出物、アルテア抽出物、アルニカ抽出物、イオウ及びその誘導体、イラクサ抽出物、インチンコウ(カワラヨモギ)抽出物、ウコン抽出物、キハダ(オウバク)抽出物、オトギリソウ抽出物、カミツレ抽出物、コンフリー(ヒレハリソウ)抽出物、スイカズラ(キンギンカ)抽出物、クレソン抽出物、サルビア(セージ)抽出物、ワレモコウ(ジユ)抽出物、シソ抽出物、シラカバ抽出物、ニワトコ抽出物、ガマ(ホオウ)抽出物、ムクロジ抽出物、ユーカリ抽出物、ヨモギ抽出物、レンゲソウ抽出物、コンドロイチン硫酸及びその誘導体、酸化亜鉛等が挙げられる。(尚、かっこ内は、植物の別名、生薬名等を記載した。)
【0026】
これらの抗炎症剤のうち、特に好ましいものとしては、グリチルリチン酸及びその誘導体、グリチルレチン酸及びその誘導体、ビタミンB類及びそれらの誘導体が挙げられる。
【0027】
( 細 胞 賦 活 剤 )
細胞賦活剤としては、ビタミンA及びその誘導体(パルミチン酸レチノール、酢酸レチノール等のレチノール及びその誘導体、デヒドロレチナール等のレチナール及びその誘導体等)、カロチノイド(カロチン、リコピン等)、ビタミンB及びその誘導体(チアミン塩酸塩、チアミン硫酸塩、リボフラビン、酢酸リボフラビン、塩酸ピリドキシン、ピリドキシンジオクタノエート、フラビンアデニンジヌクレオチド、シアノコバラミン、葉酸類、ニコチン酸アミド、ニコチン酸ベンジル等のニコチン酸類、コリン類等)、ビタミンC及びその誘導体(ジパルミチン酸L−アスコルビルやテトライソパルミチン酸L−アスコルビル等のL−アスコルビン酸アルキルエステル、L−アスコルビン酸リン酸エステル、L−アスコルビン酸硫酸エステル等)、リボ核酸及びその塩、デオキシリボ核酸及びその塩、α−及びγ−リノレン酸、キサンチン及びその誘導体(カフェイン等)、アーモンド抽出物、アスパラガス抽出物、アミノ酸及びその誘導体(セリン、グルタミン酸、テアニン、ヒドロキシプロリン、ピロリドンカルボン酸等)、アンズ(キョウニン)抽出物、、イチョウ抽出物、ドコサヘキサエン酸及びその誘導体、エイコサペンタエン酸及びその誘導体、キハダ(オウバク)抽出物、オオムギ(バクガ)抽出物、麦芽根抽出物、キウイ抽出物、キュウリ抽出物、クエン酸、乳酸、リンゴ酸、コハク酸、シイタケ抽出物、スギナ抽出物、センブリ抽出物、ダイズ抽出物、ナツメ(タイソウ)抽出物、ツボクサ抽出物、トウガラシ抽出物、トウキンセンカ抽出物、トマト抽出物、ニンニク抽出物、ニンジン抽出物、ヒノキチオール、ブクリョウ抽出物、ブドウ種子油、ブナノキ抽出物、ブナの芽抽出物、モモ抽出物、ユーカリ抽出物、ユリ抽出物、レタス抽出物、レモン抽出物、ローズマリー(マンネンロウ)抽出物、動物由来抽出物(イカスミ等軟体動物抽出物、貝殻抽出物、貝肉抽出物、魚肉抽出物、鶏冠抽出物、シルクプロテイン及びその分解物、胎盤抽出物、血清除蛋白抽出物、ローヤルゼリー、ラクトフェリン又はその分解物等)、酵母抽出物、微生物醗酵代謝産物(乳酸菌、ビフィズス菌等由来)、霊芝抽出物等が挙げられる。(尚、かっこ内は、植物の別名、生薬名等を記載した。)
【0028】
これらの細胞賦活剤のうち、特に好ましいものとしては、ビタミンA及びその誘導体、ビタミンC及びその誘導体、ビタミンB及びその誘導体、クエン酸、リンゴ酸、ピロリドンカルボン酸、鶏冠抽出物、血清除蛋白抽出物、酵母抽出物、微生物醗酵代謝産物(乳酸菌、ビフィズス菌等由来)、霊芝抽出物が挙げられる。
【0029】
( 紫 外 線 防 止 剤 )
紫外線防止剤としては、パラメトキシケイ皮酸−2−エチルヘキシル、4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン、オキシベンゾン及びその誘導体(2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸ナトリウム等)、酸化チタン、微粒子酸化チタン、酸化亜鉛及び微粒子酸化亜鉛等が挙げられる。酸化チタン、酸化亜鉛等の無機粉体は、微粒子のものを用いるとより高い効果が発揮される。
【0030】
これらの紫外線防止剤のうち、特に好ましいものとしては、パラメトキシケイ皮酸−2−エチルへキシル、酸化チタン、微粒子酸化チタン、酸化亜鉛及び微粒子酸化亜鉛が挙げられる。
【0031】
本発明の皮膚外用剤組成物において、成分(A)の含有量は、前記程度で良く、また、上記成分(B)の薬効成分の含有量は、薬効剤の種類により相違するが、以下に示す範囲とすることが好ましい。含有量がこれらの範囲であれば、成分(A)であるムラサキ培養細胞の抽出物と組み合わせた場合、製剤及び製剤中の成分(A)の経時安定性に影響を及ぼすことがなく、より高い美白及び/または美肌効果が得られ、かつ、抗老化効果を発揮させることができる。
【0032】
すなわち、本発明の皮膚外用剤組成物における美白剤の含有量は、皮膚外用剤組成物全体に対して、好ましくは0.00001〜10%であり、より好ましくは0.0001〜5%の範囲である。美白剤としての植物抽出物等を抽出液のまま用いる場合は乾燥固形分としてこの範囲であれば良い。この範囲であればより優れた美白及び/または美肌効果の発現がみられ、かつ、使用感が良好となる皮膚外用剤組成物が得られる。
【0033】
また、本発明の皮膚外用剤組成物における抗酸化剤の含有量は、皮膚外用剤組成物全体に対して、好ましくは0.00001〜5%、より好ましくは0.0001〜3%の範囲である。抗酸化剤としての植物抽出物等を抽出液のまま用いる場合は乾燥固形分としてこの範囲であれば良い。この範囲であれば優れた抗酸化効果の発現がみられ、かつ、優れた美白/美肌効果、シワ、タルミ等の予防改善効果を示す皮膚外用剤組成物が得られる。
【0034】
更に、本発明の皮膚外用剤組成物における抗炎症剤の含有量としては、皮膚外用剤組成物全体に対して、好ましくは0.00001〜5%、より好ましくは0.0001〜3%の範囲である。抗炎症剤としての植物抽出物等を抽出液のまま用いる場合は乾燥固形分としてこの範囲であれば良い。この範囲であれば優れた抗炎症効果がみられ、かつ、優れた美白/美肌効果、シワ、タルミ等の予防改善効果を示す皮膚外用剤組成物が得られる。
【0035】
更にまた、本発明の皮膚外用剤組成物における細胞賦活剤の含有量としては、皮膚外用剤組成物全体に対して、好ましくは0.00001〜5%、より好ましくは0.0001〜3%の範囲である。細胞賦活剤としての植物抽出物等を抽出液のまま用いる場合は、乾燥固形分としてこの範囲であれば良い。この範囲であれば優れた肌荒れ改善効果が発現し、かつ、より優れた美白/美肌効果、シワ、タルミ等の予防改善効果を示す皮膚外用剤組成物が得られる。
【0036】
また更に、本発明の皮膚外用剤組成物における紫外線防止剤の含有量としては、皮膚外用剤組成物全体に対して、好ましくは0.001〜30%、より好ましくは0.01〜25%の範囲である。この範囲であれば優れた紫外線防止効果が発現し、かつ、より優れた美白/美肌効果、シワ、タルミ等の予防改善効果を示す皮膚外用剤組成物が得られる。
【0037】
本発明において、これらの美白剤、抗酸化剤、抗炎症剤、細胞賦活剤、紫外線防止剤は、1種を単独で、または2種以上を組み合わせて用いることができる。
【0038】
本発明の皮膚外用剤及び皮膚外用剤組成物は、常法に従い、必須成分である成分(A)、または成分(A)と成分(B)とを、通常の皮膚外用剤において使用される公知の任意成分と組合せ、種々の形態とすることにより調製することができる。
【0039】
使用することのできる任意成分としては、水、アルコール、油剤、界面活性剤、増粘剤、粉体、キレート剤、pH調整剤、各種薬効剤、動植物・微生物由来の抽出物、香料等の化粧料や医薬部外品、外用医薬品等に通常使用される各種の成分を、本発明の効果を損なわない範囲で適宜加えることができる。これらの中から、具体的なものを以下に例示する。
【0040】
アルコールとしては、必須成分と重複しない範囲で、溶解、清涼感、防腐、保湿等の目的で添加することができ、エチルアルコール等の一価アルコールや、グリセリン、1,3−ブチレングリコール等の多価アルコールを用いることができる。
【0041】
油剤は、使用性、使用感を良くするものとして、その由来、性状は問わず使用することができる。例えば、流動パラフィン、スクワラン、トリグリセライド油、エステル油、ロウ類、脂肪酸類、高級アルコール、シリコン油、フッ素系油、各種ワックス等である。
【0042】
界面活性剤は、油剤等の乳化や可溶化等のために用いられ、陰イオン性、陽イオン性、非イオン性及び両性の活性剤を用いることができる。
【0043】
増粘剤としては、カルボキシビニルポリマー、カラギーナン、寒天、キサンタンガム、デキストリン脂肪酸エステル、有機変性粘土鉱物等、化学合成品又は天然物由来に関わらず用いることが可能である。又、これらの成分を系の粘度調整だけでなく、ゲル化、保湿、皮膜形成等のため等に用いることもができる。
【0044】
粉体としては、形状や粒子の大きさ、多孔性の有無、結晶構造等を問わず、使用性や使用感を良くする為に添加される。この粉体は、複合化や表面処理を行なったものでも良く、タルク、マイカ、セリサイト、無水ケイ酸等の無機粉体、ナイロンパウダー等の有機粉体、魚鱗箔、オキシ塩化ビスマス等のパール顔料、酸化鉄、カーボンブラック、群青等の無機顔料、タール色素及びそのレーキ、天然色素等が用途に応じて用いられる。
【0045】
系中の成分の品質劣化を防ぐ為に、EDTA等のキレート剤、乳酸−乳酸ナトリウム等のバッファーによるpH調整剤を用いることもできる。
【0046】
薬効剤としては、合成品や、動植物・微生物由来のもの等が挙げられる。
例えば、抗菌剤及び殺菌剤としては、ニキビ等を予防、改善する目的で、安息香酸、安息香酸ナトリウム、パラオキシ安息香酸エステル、パラクロルメタクレゾール、塩化ベンザルコニウム、フェノキシエタノール、イソプロピルメチルフェノール等が用いられる。これらを配合することにより、ニキビ等、細菌性の皮膚の炎症による色素沈着を抑制し、更に高い美白及び/又は美肌効果を発揮することができる。
【0047】
保湿剤としては、タンパク質またはそれらの誘導体もしくは加水分解物並びにそれらの塩(コラーゲン、エラスチン、ケラチン等)、ムコ多糖及びその誘導体(ヒアルロン酸等)、糖類(ソルビトール、エリスリトール、トレハロース、イノシトール、グルコース、キシリトール、蔗糖及びその誘導体、デキストリン及びその誘導体、ハチミツ等)、D−パンテノール及びその誘導体、糖脂質、セラミド、アマチャ抽出物、アボカド抽出物、温泉水、ウスベニアオイ抽出物、オウレン抽出物、オドリコソウ抽出物、オノニス抽出物、カラスムギ抽出物、クインスシード抽出物、クチナシ抽出物、クマザサ抽出物、グレープフルーツ抽出物、ゴボウ抽出物、サボテン抽出物、サボンソウ抽出物、ジオウ抽出物、シモツケ抽出物、ショウガ抽出物、ショウブ抽出物、セイヨウハッカ(ペパーミント)抽出物、ゼニアオイ(ウスベニタチアオイ)抽出物、センキュウ抽出物、タチジャコウソウ(タイム)抽出物、ツバキ抽出物、トウチュウカソウ抽出物、ドクダミ抽出物、ハッカ抽出物、ハマメリス抽出物、バラ抽出物、ヒノキ抽出物、ヒマワリ抽出物、フキタンポポ抽出物、ブッチャーズブルーム抽出物、プルーン抽出物、ヘチマ抽出物、ボダイジュ抽出物、マツ抽出物、マルメロ抽出物、マロニエ抽出物、ムチン、ヤグルマソウ抽出物、ライム抽出物、ラベンダー抽出物、リンゴ抽出物、大豆及び卵由来のリン脂質、尿素、羅漢果抽出物、海藻抽出物等が挙げられる。
【0048】
更に、皮膚表面のシーリングによる保湿(エモリエント)剤として、ホホバ油、マカデミアナッツ油、オリーブ油、杏仁油、パーシック油、サフラワー油、ヒマワリ油、アボガド油、メドゥホーム油、ツバキ油、アーモンド油、エゴマ油、ゴマ油、ボラージ(ルリジサ)油、カカオ脂、シア脂等が挙げられる。これらの保湿剤を配合することにより、より高い美白及び/又は美肌効果を発揮し、透明感のある肌を実現することができる。(尚、かっこ内は、植物の別名、生薬名等を記載した。)
【0049】
血行促進剤としては、皮膚の血流を促すことによってメラニンの排出を促進する目的で、トウガラシチンキ、γ―オリザノール等が用いられ、酵素としてはリパーゼ、パパイン等が用いられる。これらを配合することにより、更に高い美白及び/又は美肌効果が発揮できる。
【0050】
かくして得られる本発明の皮膚外用剤及び皮膚外用剤組成物の配合形態は、特に限定されず、例えば、乳液、クリーム、化粧水、美容液、パック、洗浄料、メーキャップ化粧料、分散液、軟膏、液剤、エアゾール、貼付剤等の形態の化粧料であっても、また、外用医薬品等であっても良い。
【0051】
【実施例】
次に参考例、試験例及び実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらに何ら制約されるものではない。
【0052】
参 考 例 1
リソスペルマム エリトロリゾン(Lithospermum erythrorhizon)由来の培養細胞を用いたムラサキ培養細胞の抽出物の製造:
リンスマイヤー・スクーグ(LS)の寒天個体培地に、あらかじめ有効塩素濃度2%のアンチホルミン溶液または70vol%エタノール溶液等で滅菌処理したムラサキの子葉の5〜10mm角の組織片を置床し、25℃、暗所にて静置培養してムラサキのカルスを得た。この継代培養操作を繰り返すことにより、多数の培養細胞を得た。この培養細胞について、p−O−β―D−グルコシル安息香酸(PHBOG)含量を測定し、PHBOGが2mg/g(新鮮重)以上である細胞として、M−18TOM株を取得した。
【0053】
次に、上記操作により取得したM−18TOM株のカルス1g(新鮮重)を、LSの液体培地(植物ホルモンとして1μmol/Lインドール酢酸および10μmol/Lカイネチン、炭素源として30g/Lシュークロースを含む)20mLが入った三角フラスコに移し、フラスコを、ロータリーシェーカー上で、振幅25mm、100rpmの条件で旋回培養し、14日毎に継代し、カルスの生育速度を速めた。
【0054】
この液体培養による継代過程において、試験的にM−9の液体培地で培養したところ、シコニンを生産する培養細胞の入ったフラスコと生産しない培養細胞が入ったフラスコがあったので、生産する培養細胞をM−18TOM株、生産しない培養細胞をWM18株とした。更に、M−18TOM株を、継代培養していたところ、シコニンを生産しない培養細胞株があったので、これを分離し、TomK2株(PHBOG含量2.2mg/g(新鮮重))とした。このTomK2株培養細胞を、M−9の液体培地が150L入った培養槽に移して、25℃、21日間通気攪拌培養した。培養終了後、ろ過により培養細胞と培養液を分離し、得られた培養細胞を60℃で通風乾燥した。
【0055】
このようにして得られたリソスペルマム エリトロリゾン(Lithospermum erythrorhizon)培養細胞(TomK2株)の乾燥品100gに、精製水、50vol%エチルアルコール溶液及びエチルアルコールの各1Lを加え、室温にて3日間抽出を行った後に濾過を行い、ムラサキ培養細胞の抽出物を得た。
【0057】
参 考 例 2
ヨクイニン抽出物の製造:
ヨクイニン(日局)10gに、70vol%含水エチルアルコール100mLを加え、室温にて3日間抽出を行った。次いで、抽出物をろ過してヨクイニン抽出物を得た。この時、ヨクイニン抽出物の乾燥固形分は0.8%であった。
【0058】
試 験 例 1
細胞培養によるメラニン生成抑制及び細胞生存率試験:
マウス由来のB16メラノーマ培養細胞を使用した。2枚の6穴プレートに10%FBS含有MEM培地を適量とり、B16メラノーマ細胞を播種し、37℃、二酸化炭素濃度5vol%中にて静置した。翌日、参考例1で得たムラサキの培養細胞の各抽出物を、最終濃度が0(対照)、15、50、150、1000μg/mLとなるように検体調製液を添加して混和した。
【0059】
培養5日目に培地を交換し、再度検体調製液を添加した。翌日、培地を除き、1枚のシャーレについて、細胞をリン酸緩衝液にて洗浄した後回収し、B16メラノーマ培養細胞の白色化度を以下の基準にて評価した。また、比較として、既にメラニン生成抑制作用のあることが知られているヨクイニン抽出物(参考例2で得られたもの)についても、同様の試験を行って評価した。
【0060】
【0061】
さらに、残りの1枚のプレートについて、細胞をホルマリン固定後、1%クリスタルバイオレット溶液を添加し染色した。各検体濃度に対する細胞生存率をモノセレーター(オリンパス社製)で測定した。以上の結果を表2に示す。
【0062】
( 結 果 )
【表2】
【0063】
表2の結果から明らかなように、本発明の参考例1で得られたムラサキ培養細胞の抽出物は、高いメラニン生成抑制能を有し、かつB16メラノーマ培養細胞に対し毒性が低いことが認められた。従って、ムラサキの培養細胞抽出物は、これを肌に適用することにより、極めて優れたメラニン生成抑制作用を発揮し、日焼けによる肌の黒色化、シミ、ソバカスなどを効果的に抑制し、美白及び/又は美肌効果を得ることが期待できる。
【0064】
参 考 例 3
大豆抽出物の製造:
大豆の種子10gに、70vol%含水エチルアルコール100mLを加えて、室温にて3日間抽出を行った後ろ過して大豆抽出物を得た。この時大豆抽出物の乾燥固形分は0.5%であった。
【0065】
試 験 例 2
細胞培養による細胞賦活試験:
ヒト新生児由来の線維芽細胞NB1RGBを使用した。24穴プレートに培地を適量採取し、線維芽細胞NB1RGBを播種し、37℃、二酸化炭素濃度5vol%中にて静置した。翌日、参考例1で得た各抽出物をそれぞれ最終濃度が0(対照)、1、10、100μg/mLとなるように検体調製液を添加し混和した。この混和物を培養4日目に培地を交換し、再度検体調製液を添加した。翌日、培地を除き、細胞をリン酸緩衝液にて洗浄した後回収し、各検体調製液で生育させた線維芽細胞NB1RGBの細胞数を対照と比較した細胞増殖率として評価した。細胞数は、血球計算盤を用いてカウントした。
【0066】
また、比較として、従来から細胞賦活作用のあることが知られている大豆抽出物(参考例3で得られたもの)についても同様の試験を行った。これらの結果を表3に示した。
【0067】
( 結 果 )
【表3】
【0068】
表3の結果から明らかなように、参考例1で得られたムラサキ培養細胞の抽出物は、ヒト新生児由来の線維芽細胞NB1RGBに対して高い細胞賦活能を有していることが認められた。従って、当該抽出物を細胞賦活成分として肌に適用することにより、極めて優れた抗老化作用を発揮し、加齢、紫外線曝露等により生じる皮膚の皺、弛み等を効果的に改善することが期待できる。
【0069】
参 考 例 4
オウゴン抽出物の製造:
オウゴンの全草10gに、含水濃度70vol%エチルアルコール100mLを加え、室温にて3日間抽出を行ったのち濾過してオウゴン抽出物を得た。このときオウゴン抽出物の乾燥固形分は0.5%であった。
【0070】
試 験 例 3
スーパーオキサイド消去効果測定試験:
下記測定法により、参考例1で得られたムラサキ培養細胞の各抽出物及び従来からスーパーオキサイド消去効果のあることの知られているオウゴン抽出物(参考例4で得られたもの;比較品)についてスーパーオキサイド消去効果を調べた。なお、スーパーオキサイドディスムターゼ(SOD)は、スーパーオキサイドを消去する作用を有する生体内抗酸化酵素であり、SOD様作用とは、SOD以外の物質が有するスーパーオキサイドを消去する作用を意味する。従って、種々の試料のSOD様作用は、例えば下記式(I)等により求められるスーパーオキサイドの消去率によって測定され、その値が高いほどSOD様作用に優れると判断できる。
【0071】
( 測 定 方 法 )
0.05mol/L 炭酸ナトリウム緩衝液(pH10.2)2.4mLに基質溶液[3.0mmol/L キサンチン(0.05mol/L 炭酸ナトリウム緩衝液に溶解)]0.1mL、3.0mmol/L EDTA 0.1mL、0.15%(w/v)ウシ血清アルブミン 0.1mL、0.75mmol/L ニトロブルーテトラゾリウム 0.1mL及び0.3mg/mLの各被験試料0.1mLを混合し、25℃で10分間放置した。次いで、酵素溶液[キサンチンオキシダーゼ溶液(精製水にて約0.04units/mLに希釈)]0.1mLを加えて反応を開始し、25℃で20分間インキュベートした後、6mmol/L塩化第二銅0.1mLを加えて反応を停止した。次いで560nmにおける吸光度(A)を測定した。
【0072】
対照には、被験試料の代わりに精製水を加えた試料の吸光度(B)、また各試料のブランクには、6mmol/L 塩化第二銅0.1mLを加えて反応停止後に、キサンチンオキシダーゼ 0.1mLを添加した試料の吸光度(C)を測定し、下記の式(I)より、スーパーオキサイド消去率を算出した。その結果を表4に示す。
【0073】
【数1】
【0074】
( 結 果 )
【表4】
【0075】
表4の結果から明らかなように、参考例1で得られたムラサキ培養細胞の各抽出物は、高いスーパーオキサイド消去活性を示し、活性酸素消去に極めて有効であることが確認できた。
【0076】
実 施 例 1
クリーム:
表5に示す処方及び下記製法を用いてクリームを製造した。得られたクリームについて、後記する試験方法で、ムラサキ培養細胞の50vol%エチルアルコール抽出物と美白剤、抗酸化剤、抗炎症剤、細胞賦活剤、紫外線防止剤を併用した場合の美白、美肌効果を確認した。結果を表6に示す。
【0077】
( 処 方 )
【表5】
【0078】
( 製 法 )
A. 成分(1)〜(6)及び(11)を混合し、加熱して70℃に保つ。
B. 成分(13)を加熱して70℃に保つ。
C. 「A.」に「B.」を加え、成分(7)〜(10)及び(12)を混合した後、冷却してクリームを得た。
【0079】
( 試 験 方 法 )
被験クリーム1品について27〜54才の女性15名をパネルとし、毎日朝と夜の2回、12週間にわたって洗顔後に被験クリームの適量を顔面に塗布した。塗布による美白、美肌効果を以下の基準によって評価した。
【0080】
【0081】
( 結 果 )
【表6】
【0082】
表6の結果に示されるように、ムラサキ培養細胞の50%エチルアルコール抽出物を配合した本発明品のクリームは、これらを皮膚に適用することにより、肌の「クスミ」等の発生の防止、改善することができ、美しい肌とすることが明らかであるが、さらに、ムラサキ培養細胞の50%エチルアルコール抽出物と美白剤、抗酸化剤、抗炎症剤、細胞賦活剤、紫外線防止剤を併用して配合した本発明品2〜7を皮膚に適用することにより、ムラサキ培養細胞の50%エチルアルコール抽出物を単独で配合した外用剤を適用した場合に比較して、より優れた肌の「クスミ」等の発生の防止、改善効果を相乗的に発揮し、美しい肌とすることが確認できた。
【0083】
実 施 例 2
クリーム:
表7に示す処方及び下記の製法でクリームを製造した。得られたクリームについて、後記する試験方法で、ムラサキ培養細胞の精製水抽出物と美白剤、抗酸化剤、抗炎症剤、細胞賦活剤、紫外線防止剤を併用した場合のシワ改善効果を確認した。結果を表8に示す。
【0084】
( 処 方 )
【表7】
【0085】
( 製 法 )
A. 成分(1)〜(6)、(8)〜(10)及び(12)〜(13)を混合し、加熱して70℃に保つ。
B. 成分(15)の一部を加熱して70℃に保つ。
C. 「A.」に「B.」を加え、成分(7)を混合した後、冷却し、成分(11)、(14)を加えてクリームを得た。
【0086】
( 試 験 方 法 )
被験クリーム1品について27〜54才の女性15名をパネルとし、毎日朝と夜の2回、12週間にわたって洗顔後に被験クリームの適量を顔面に塗布した。塗布によるシワ改善効果を以下の基準によって評価した。
【0087】
【0088】
( 結 果 )
【表8】
【0089】
表8の結果に示されるように、ムラサキ培養細胞の抽出物を配合した本発明品のクリームは、これらを皮膚に適用することにより、シワを防止、及び改善することができ、美しい肌とすることが明らかであるが、さらに、ムラサキ培養細胞抽出物と保湿剤、抗酸化剤、抗炎症剤、細胞賦活剤、紫外線防止剤を併用して配合した本発明品を皮膚に適用することにより、ムラサキ培養細胞抽出物を単独で配合した外用剤を適用した場合に比べてより優れたシワの防止、改善効果を相乗的に発揮し、美しい肌とすることが確認できた。
【0090】
実 施 例 3
化粧水:
下記の処方及び製法で化粧水を製造した。
【0091】
【0092】
( 製 法 )
A. 成分(1)〜(6)を混合溶解する。
B. 成分(7)〜(10)を混合溶解する。
C. 「A.」と「B.」を混合して均一にし、化粧水を得た。
【0093】
実 施 例 4
化粧水:
下記の処方及び製法で化粧水を製造した。
【0094】
【0095】
( 製 法 )
A. 成分(1)〜(7)を混合溶解する。
B. 成分(8)〜(11)を混合溶解する。
C. 「A.」と「B.」を混合して均一にし、化粧水を得た。
【0096】
実 施 例 5
乳液:
下記の処方及び製法で乳液を製造した。
【0097】
【0098】
( 製 法 )
A. 成分(13)〜(17)を加熱混合し、70℃に保つ。
B. 成分(1)〜(12)を加熱混合し、70℃に保つ。
C. 「A.」に「B.」を加えて混合し、均一に乳化する。
D. 「C.」を冷却後、成分(18)〜(22)を加え、均一に混合して乳液を得た。
【0099】
実 施 例 6
乳液:
下記の処方及び製法で乳液を製造した。
【0100】
【0101】
( 製 法 )
A. 成分(13)〜(17)を加熱混合し、70℃に保つ。
B. 成分(1)〜(12)を加熱混合し、70℃に保つ。
C. 「A.」に「B.」を加えて混合し、均一に乳化する。
D. 「C.」を冷却後、成分(18)〜(22)を加え、均一に混合して乳液を得た。
【0102】
実施例3〜6で得られた化粧水または乳液は、いずれも経時安定性に優れ、皮膚に適用することにより、日焼けによる肌の「クスミ」やシミ、ソバカスおよび加齢によるシワやタルミを防止し、透明感のある美しい肌にする化粧水及び乳液であった。
【0103】
実 施 例 7
軟膏:
下記の処方及び製法で軟膏を製造した。
【0104】
( 処 方 )
【0105】
( 製 法 )
A. 成分(5)、(6)及び(7)の一部を加熱混合し、75℃に保つ。
B. 成分(1)〜(4)を加熱混合し、75℃に保つ。
C. 「A.」を「B.」に徐々に加える。
D. 「C.」を冷却しながら成分(7)の残部で溶解した成分(8)〜(10)を加え、軟膏を得た。
【0106】
実 施 例 8
軟膏:
下記の処方及び製法で軟膏を製造した。
【0107】
【0108】
( 製 法 )
A. 成分(4)、(5)及び(6)の一部を加熱混合し、75℃に保つ。
B. 成分(1)〜(3)を加熱混合し、75℃に保つ。
C. 「A.」を「B.」に徐々に加える。
D. 「C.」を冷却しながら成分(6)の残部で溶解した成分(7)〜(9)を加え、軟膏を得た。
【0109】
実施例7、8で得られた軟膏は、いずれも経時安定性に優れ、皮膚に適用することにより、日焼けによる肌の「クスミ」やシミ、ソバカスおよび加齢によるシワやタルミを防止し、透明感のある美しい肌にする軟膏であった。
【0110】
実 施 例 9
パック:
下記の処方及び製法でパックを製造した。
【0111】
【0112】
( 製 法 )
A. 成分(1)〜(6)を混合し、70℃に加熱し、撹拌する。
B. 成分(7)及び(8)を混合する。
C. 「B.」を「A.」に加え、混合した後、冷却した後に、成分(9)〜(11)を均一に分散してパックを得た。
【0113】
実 施 例 10
パック:
下記の処方及び製法でパックを製造した。
【0114】
【0115】
( 製 法 )
A. 成分(1)〜(7)を混合し、70℃に加熱し、撹拌する。
B. 成分(8)及び(9)を混合する。
C. 「B.」を「A.」に加え、混合した後、冷却して成分(10)〜(13)を均一に分散してパックを得た。
【0116】
実施例9、10で得られたパックは、いずれも経時安定性に優れ、皮膚に適用することにより、日焼けによる肌の「クスミ」やシミ、ソバカスおよび加齢によるシワやタルミを防止し、透明感のある美しい肌にするパックであった。
【0117】
実 施 例 11
リキッドファンデーション:
下記の処方及び製法でリキッドファンデーションを製造した。
【0118】
【0119】
( 製 法 )
A. 成分(1)〜(7)を混合溶解する。
B. 「A.」に成分(13)〜(18)を加え、均一に混合し、70℃に保つ。
C. 成分(8)〜(12)を均一に溶解し、70℃に保つ。
D. 「C.」に「B.」を添加して、均一に乳化する。
E. 「D.」を冷却後、成分(19)〜(22)を添加して、リキッドファンデーションを得た。
【0120】
実 施 例 12
リキッドファンデーション:
下記の処方及び製法でリキッドファンデーションを製造した。
【0121】
【0122】
( 製 法 )
A. 成分(1)〜(9)及び(24)を混合溶解する。
B. 「A.」に成分(15)〜(22)を加え、均一に混合し、70℃に保つ。
C. 成分(10)〜(14)及び(25)を均一に溶解し、70℃に保つ。
D. 「C.」に「B.」を添加して、均一に乳化する。
E. 「D.」を冷却後、成分(23)及び(26)を添加して、リキッドファンデーションを得た。
【0123】
実 施 例 13
日焼け止め乳液:
下記の処方及び製法で日焼け止め乳液を製造した。
【0124】
【0125】
( 製 法 )
A. 成分(1)〜(12)を混合分散する。
B. 成分(13)〜(16)を混合分散する。
C. 「A.」に「B.」を添加して、均一に乳化する。
D. 「C.」に成分(17)及び(18)を添加して、日やけ止め乳液を得た。
【0126】
実 施 例 14
日焼け止め乳液:
下記の処方及び製法で日焼け止め乳液を製造した。
【0127】
【0128】
( 製 法 )
A. 成分(1)〜(12)を混合分散する。
B. 成分(13)〜(16)を混合分散する。
C. 「A.」に「B.」を添加して、均一に乳化する。
D. 「C.」に成分(17)〜(19)を添加して、日やけ止め乳液を得た。
【0129】
実施例11〜14で得られたリキッドファンデーションまたは日焼け止め乳液は、いずれも経時安定性に優れ、皮膚に適用することにより、日焼けによる肌の「クスミ」やシミ、ソバカスおよび加齢によるシワやタルミを防止し、透明感のある美しい肌にするリキッドファンデーション及び日焼け止め乳液であった。
【0130】
【発明の効果】
本発明の皮膚外用剤は、ムラサキ培養細胞抽出物を含有すのでは、メラニン生成抑制作用および抗酸化効果を有していることから、色素沈着に対する高い抑制効果、抗老化効果を発揮することにより、肌のクスミ、日やけなどによる皮膚の黒化、シミ、ソバカスの防止及び改善、加齢や紫外線によるシワやタルミ等の予防、改善に有効なものである。
【0131】
また、このムラサキ培養細胞抽出物と、美白剤、抗酸化剤、抗炎症剤、細胞賦活剤、紫外線防止剤等の他の薬効成分を組み合わせて配合した本発明の皮膚外用剤組成物は、前記抽出物を単独で配合した場合に比べてより優れた美白、美肌効果および抗酸化、抗老化効果を有するものである。
【0132】
従って、本発明の皮膚外用剤及び皮膚外用剤組成物は、美白、美肌および抗酸化、抗老化を目的とする化粧品や医薬品(外用医薬品を含む)等、例えば、乳液、クリーム、化粧水、美容液、パック、洗浄料、メーキャップ化粧料、分散液、軟膏、液剤、エアゾール、貼付剤等として、有利に利用することができるものである。
以 上
Claims (3)
- 美白成分としてムラサキ培養細胞の抽出物を含有する美白用皮膚外用剤。
- ムラサキ培養細胞がメラニン生成抑制作用を有するものである請求項1に記載の美白用皮膚外用剤。
- 次の成分(A)及び(B)
(A)美白成分であるムラサキ培養細胞の抽出物
(B)美白剤、抗酸化剤、抗炎症剤、細胞賦活剤、紫外線防止剤からなる群から選ば れる薬効成分の1種または2種以上
を含有する美白用皮膚外用剤組成物。
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