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JP2002332224A - 老化防止用皮膚外用剤および老化防止用皮膚外用剤組成物 - Google Patents

老化防止用皮膚外用剤および老化防止用皮膚外用剤組成物

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Publication number
JP2002332224A
JP2002332224A JP2001291941A JP2001291941A JP2002332224A JP 2002332224 A JP2002332224 A JP 2002332224A JP 2001291941 A JP2001291941 A JP 2001291941A JP 2001291941 A JP2001291941 A JP 2001291941A JP 2002332224 A JP2002332224 A JP 2002332224A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
extract
derivatives
skin
vitamin
external preparation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001291941A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Onoue
聡 尾之上
Hiroshi Hoshino
拓 星野
Osamu Sakata
修 坂田
Chihiro Mori
千尋 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kose Corp
Tokiwa Phytochemical Co Ltd
Original Assignee
Kose Corp
Tokiwa Phytochemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kose Corp, Tokiwa Phytochemical Co Ltd filed Critical Kose Corp
Priority to JP2001291941A priority Critical patent/JP2002332224A/ja
Publication of JP2002332224A publication Critical patent/JP2002332224A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた肌荒れ改善、あるいは防止作用、しわ
や弛みを改善するなど皮膚に対する優れた細胞賦活作用
等を有する成分を見出し、これを配合した老化防止効果
に優れた老化防止用皮膚外用剤及び老化防止用皮膚外用
剤組成物を提供する。 【解決手段】 トケイソウ科トケイソウ属に属するチャ
ボトケイソウ(Passiflora incarnata L.)抽出物を老
化防止成分、保湿成分または細胞賦活成分として含有す
ることを特徴とする老化防止用皮膚外用剤及び老化防止
用皮膚外用剤組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トケイソウ科トケ
イソウ属に属するチャボトケイソウ(Passifloraincarn
ata L.)の抽出物を含有する老化防止用皮膚外用剤及び
老化防止用皮膚外用剤組成物に関する。さらに詳細に
は、当該抽出物を含有することにより、優れた保湿性に
よる肌荒れ改善ないしは防止作用、皮膚内での活性酸素
生成に起因する過酸化脂質の生成防止作用、しわや弛み
を改善するなど皮膚に対する優れた細胞賦活作用等の老
化防止効果に優れた老化防止用皮膚外用剤及び皮膚外用
剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、乳液、クリーム、化粧水、パ
ック、洗浄料、分散液、軟膏、外用液剤等の皮膚外用剤
には、これらに所定の薬効を付与することを目的として
種々の薬剤が加えられている。例えば、肌荒れ改善を目
的としては、グリセリン、リン脂質、ムコ多糖、アロエ
抽出物等の薬効成分が、また皮膚中に発生する活性酸素
の働きを抑え、それによる核、タンパク質、酵素へのダ
メージを防ぐために、ビタミンEやルチン、ラクトフェ
リンなどの活性酸素除去剤が、さらには加齢、紫外線曝
露等により生じる皮膚の皺や弛み、ハリや弾力性の低下
を予防、あるいは改善するために、ビタミンAや大豆抽
出物、海藻抽出物等の細胞賦活剤が開発され、皮膚外用
剤に加えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の肌あれ改善剤や活性酸素除去剤、細胞賦活剤等は、各
々の効果が十分でなかったり、あるいは製剤中で変質す
るなどして所期の薬効がえられない場合が多く、したが
って、それらの欠点の改善が望まれていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、皮膚外用
剤の薬効成分として使用することができる成分について
鋭意検討を行った結果、トケイソウ科トケイソウ属に属
するチャボトケイソウ(Passiflora incarnata L.)の
抽出物は、高い保湿作用および細胞賦活作用を有し、老
化防止成分として優れたものであることを見出した。そ
して、この抽出物を、保湿成分または細胞賦活成分とし
て皮膚外用剤に配合することにより、優れた効果を有す
る老化防止用皮膚外用剤が得られるとともに、この抽出
物を他の薬効成分と組み合せることにより老化防止用皮
膚外用剤組成物としてより優れた効果が得られることを
見出し、本発明を完成した。
【0005】すなわち本発明は、トケイソウ科トケイソ
ウ属に属するチャボトケイソウ(Passiflora incarnata
L.)抽出物を含有することを特徴とする老化防止用皮
膚外用剤を提供するものである。
【0006】また、本発明は、次の成分(a)及び
(b) (a)トケイソウ科トケイソウ属に属するチャボトケイ
ソウ抽出物 (b)保湿剤、抗酸化剤、細胞賦活剤、美白剤、紫外線
防止剤から選ばれる薬効剤の一種または二種以上を含有
する老化防止用皮膚外用剤組成物を提供するものであ
る。
【0007】さらに、次の成分(a)及び(b) (a)トケイソウ科トケイソウ属に属するチャボトケイ
ソウ抽出物 (b)ビタミンA及びその誘導体、ビタミンC及びそ
の誘導体、ビタミンE及びその誘導体から選ばれる一種
または二種以上を含有することを特徴とする老化防止用
皮膚外用剤組成物を提供するものである。
【0008】さらにまた、本発明は、次の成分(a)、
(b)及び(b) (a)トケイソウ科トケイソウ属に属するチャボトケイ
ソウ抽出物 (b)ビタミンA及びその誘導体、ビタミンC及びそ
の誘導体、ビタミンE及びその誘導体から選ばれる一種
または二種以上 (b)グリセリン、1,3−ブチレングリコール、パ
ラメトキシケイ皮酸−2−エチルへキシルから選ばれる
一種または二種以上を含有することを特徴とする老化防
止用皮膚外用剤組成物を提供するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の老化防止用皮膚外用剤に
おいて使用される、トケイソウ科トケイソウ属に属する
チャボトケイソウ(Passiflora incarnata L.)抽出物
(以下、「チャボトケイソウ抽出物」という)は、この
チャボトケイソウを適切な溶媒を用いて抽出することに
より得られるものである。このチャボトケイソウは、習
慣性のない鎮静薬として不眠症や神経症等に用いられて
きた植物である。この植物は、南北アメリカ、ヨーロッ
パなどが主な産地として栽培されているが、本発明に用
いられる抽出物を製造するにあたっては、その種類や産
地は特に限定されない。
【0010】チャボトケイソウ抽出物の調製法は、特に
限定されるものではないが、その例としては、チャボト
ケイソウの全草や花を乾燥、細切、圧搾、或いは発酵
等、適宜処理を施した後、低温もしくは室温〜加温下で
溶媒により抽出する方法を挙げることができる。
【0011】チャボトケイソウ抽出物を調製するに当た
って使用される抽出溶媒としては、例えば水、低級1価
アルコール(メチルアルコール、エチルアルコール、1
−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノール、
2−ブタノール等)、液状多価アルコール(グリセリ
ン、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコー
ル等)、低級アルキルエステル(酢酸エチル等)、炭化
水素(ベンゼン、ヘキサン、ペンタン等)、ケトン類
(アセトン、メチルエチルケトン等)、エーテル類(ジ
エチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジプロピルエー
テル等)、アセトニトリル等が挙げられ、これらの1種
または2種以上を用いることができる。
【0012】また、好ましい抽出方法の例としては、含
水濃度0〜100vol%のエチルアルコールまたは1,
3−ブチレングリコールを用いて、室温または加温して
1〜5日間抽出を行ったのち濾過し、得られた濾液をさ
らに1週間ほど放置して熟成させ、再び濾過を行う方法
が挙げられる。
【0013】このようにして得られた抽出液は、濾過ま
たはイオン交換樹脂等を用い、吸着、脱色、精製して溶
液状、ペースト状、ゲル状、粉末状とすることもでき
る。また、必要ならば、効果に影響のない範囲で更に、
脱臭、脱色等の精製処理をしてもよい。
【0014】かくして得られるチャボトケイソウ抽出物
は、これを保湿成分ないし細胞賦活成分として、常法に
従い、通常の皮膚外用剤に使用される種々の形態の基剤
に配合し、製剤化することにより老化防止用皮膚外用剤
を得ることができる。
【0015】本発明の老化防止用皮膚外用剤におけるチ
ャボトケイソウ抽出物の含有量は、乾燥固形分として好
ましくは0.00001〜5質量%(以下単に「%」で
示す)であり、より好ましくは0.0001〜2%であ
る。この範囲内であれば、該植物抽出物を安定に配合す
ることができ、かつ高い保湿作用、細胞賦活作用等を得
ることができるので、優れた老化防止効果を発揮するこ
とができる。また、抽出液を使用する場合は、溶質であ
る乾燥固形分の含有量が上記範囲内であれば、その抽出
液の濃度は何ら限定されるものではない。
【0016】本発明で用いるチャボトケイソウ抽出物
は、更に他の薬効成分と組み合わせることにより、より
効果の優れた老化防止用皮膚外用剤組成物が得られる。
【0017】この老化防止用皮膚外用剤組成物におい
て、チャボトケイソウ抽出物(成分(a))と組み合わ
せて使用される他の薬効成分(成分(b))は、保湿
剤、抗酸化剤、細胞賦活剤、美白剤、紫外線防止剤から
選ばれるものであり、具体的な薬効剤としては、それぞ
れ以下に示すものが挙げられる。
【0018】まず保湿剤としては、グリセリン、1,3
−ブチレングリコール、タンパク質またはその誘導体も
しくは加水分解物並びにそれらの塩(コラーゲン、エラ
スチン、ケラチン等)、ムコ多糖及びその誘導体(ヒア
ルロン酸、コンドロイチン硫酸等)、アミノ酸及びその
誘導体(ヒスチジン、セリン、グリシン、テアニン、ア
スパラギン酸、アルギニン、ピロリドンカルボン酸
等)、糖類(ソルビトール、エリスリトール、トレハロ
ース、イノシトール、グルコース、キシリトール、蔗糖
およびその誘導体、デキストリン及びその誘導体、ハチ
ミツ等)、D−パンテノール及びその誘導体、糖脂質、
セラミド、アマチャ抽出物、アーモンド抽出物、アシタ
バ抽出物、アボカド抽出物、アルテア抽出物、アルニカ
抽出物、温泉水、アロエ抽出物、ウスベニアオイ抽出
物、コガネバナ(オウゴン)抽出物、オウレン抽出物、
オトギリソウ抽出物、オドリコソウ抽出物、オノニス抽
出物、カミツレ抽出物、カラスムギ抽出物、グラブリジ
ン、グラブレン、リクイリチン、イソリクイリチン及び
これらを含有するカンゾウ抽出物、キイチゴ抽出物、ス
イカズラ(キンギンカ)抽出物、クインスシード(マル
メロ)抽出物、クララ(クジン)抽出物、クチナシ抽出
物、クマザサ抽出物、グレープフルーツ抽出物、クレソ
ン抽出物、ゲンチアナ(リンドウ)抽出物、ゲンノショ
ウコ抽出物、ゴボウ抽出物、ゴマ抽出物、コムギ抽出
物、コンフリー(ヒレハリソウ)抽出物、サイシン抽出
物、サボテン抽出物、サボンソウ抽出物、サルビア(セ
ージ)抽出物、サンザシ抽出物、ジオウ抽出物、シソ抽
出物、シモツケ抽出物、シャクヤク抽出物、ショウガ抽
出物、ショウブ抽出物、シラカバ抽出物、ハッカ(ペパ
ーミント、ミドリハッカ、スペアミント等)抽出物、ゼ
ニアオイ(ウスベニタチアオイ)抽出物、センキュウ抽
出物、クワ(ソウハクヒ)抽出物、タチジャコウソウ
(タイム)抽出物、ツバキ抽出物、トウキ抽出液、トウ
チュウカソウ抽出物、トウモロコシ抽出物、ドクダミ抽
出物、トルメンチラ抽出物、パセリ抽出物、ハトムギ
(ヨクイニン)抽出物、ハマメリス(ウイッチヘーゼ
ル)抽出物、バラ抽出物、ヒノキ抽出物、ヒマワリ抽出
物、フキタンポポ抽出物、ブッチャーズブルーム抽出
物、ブドウ抽出物、プルーン(スモモ)抽出物、ヘチマ
抽出物、ボダイジュ抽出物、ボタン(ボタンピ)抽出
物、ホップ抽出物、ホホバ油、マカデミアナッツ油、オ
リーブ油、杏仁油、パーシック油、サフラワー油、ヒマ
ワリ油、アボガド油、ツバキ油、アーモンド油、エゴマ
油、ゴマ油、ボラージ(ルリジサ)油、カカオ脂、シア
脂、マツ抽出物、マロニエ抽出物、ムクロジ抽出物、ム
チン、ムラサキ(シコン)抽出物、メドウホーム油、メ
リッサ抽出物、ヤグルマソウ抽出物、ユキノシタ抽出
物、ユリ抽出物、ライム抽出物、ラベンダー抽出物、リ
ンゴ抽出物、リンドウ(リュウタン)抽出物、リン脂質
(大豆、卵黄等由来)、レンゲソウ抽出物、ワレモコウ
(ジユ)抽出物、茶(烏龍茶、緑茶、紅茶等)抽出物、
尿素、羅漢果抽出物、海藻抽出物(コンブ、マコンブ、
ワカメ、ヒジキ、ヒバマタ、スジメ、トロロコンブ、カ
ジメ、ツルアラメ、チガイソ、ホンダラワ、ジャイアン
トケルプ等の褐藻類;テングサ、オオキリンサイ、キリ
ンサイ、ツノマタ、スギノリ、ウスバノリ、アサクサノ
リ、マツノリ、トサカマツ、フノリ、オゴノリ、カイメ
ンソウ、イギス、エゴノリ等の紅藻類;クロレラ、アオ
ノリ、ドナリエラ、クロロコッカス、アナアオサ、カワ
ノリ、マリモ、シオグサ、カサノリ、フトジュズモ、タ
マジュズモ、ヒトエグサ、アオミドロ等の緑藻類;スピ
ルリナ等の藍藻類等)等が挙げられる。これらの保湿剤
を配合することにより、より高い美白、美肌効果を発揮
し、透明感のある肌を実現することができる。(なお、
抽出物におけるかっこ内の表示は、植物の別名または生
薬名を示す。以下同じ。)
【0019】これらの保湿剤のうち、特に好ましいもの
としては、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、
温泉水、カミツレ抽出物、ハトムギ(ヨクイニン)抽出
物、リン脂質(大豆、黄卵等に由来)が挙げられる。
【0020】また抗酸化剤としては、ビタミンEおよび
その誘導体(dl−α(β、γ)−トコフェロール、酢
酸dl−α−トコフェロール、ニコチン酸−dl−α−
トコフェロール、リノール酸−dl−α−トコフェロー
ル、コハク酸dl−α−トコフェロール等のトコフェロ
ール及びその誘導体、ユビキノン類等)、ビタミンA及
びその誘導体(レチノール及びパルミチン酸レチノー
ル、酢酸レチノール等の誘導体、デヒドロレチナール等
のレチナール及びその誘導体等)、カロチノイド(カロ
チン、リコピン、アスタキサンチン等)、ビタミンB及
びその誘導体(チアミン塩酸塩、チアミン硫酸塩、リボ
フラビン、酢酸リボフラビン、塩酸ピリドキシン、ピリ
ドキシンジオクタノエート、フラビンアデニンヌクレオ
チド、シアノコバラミン、葉酸類、ニコチン酸アミド、
ニコチン酸ベンジル等のニコチン酸類、コリン類等)、
ビタミンC及びその誘導体(L−アスコルビン酸リン酸
エステル、L−アスコルビン酸硫酸エステル、ジパルミ
チン酸L−アスコルビル、テトライソパルミチン酸L−
アスコルビル等)、ビタミンD及びその誘導体(エルゴ
カルシフェロール、コレカルシフェロール、ジヒドロキ
シスタナール等)、ルチン及びその誘導体、チオタウリ
ン、タウリン、ハイドロキノン及びその誘導体、ヒスチ
ジン、カテキン及びその誘導体、グラブリジン、グラブ
レン、リクイリチン、イソリクイリチン及びこれらを含
有するカンゾウ抽出物、グルタチオン及びその誘導体、
没食子酸及びその誘導体、キュウリ抽出物、ケイケット
ウ抽出物、ゲンチアナ(リンドウ)抽出物、ゲンノショ
ウコ抽出物、コレステロール及びその誘導体、サンザシ
抽出物、シャクヤク抽出物、スーパーオキサイドディス
ムターゼ、イチョウ抽出物、コガネバナ(オウゴン)抽
出物、ニンジン抽出物、マイカイカ(マイカイ、ハマナ
ス)抽出物、サンペンズ(カワラケツメイ)抽出物、ト
ルメンチラ抽出物、パセリ抽出物、ブドウ抽出物、ボタ
ン(ボタンピ)抽出物、マンニトール、モッカ(ボケ)
抽出物、メリッサ抽出物、ヤシャジツ(ヤシャ)抽出
物、ユキノシタ抽出物、ローズマリー(マンネンロウ)
抽出物、レタス抽出物、茶抽出物(烏龍茶、紅茶、緑茶
等)、微生物醗酵代謝産物、海藻抽出物、霊芝抽出物、
卵殻膜抽出物、胎盤抽出物、羅漢果抽出物等が挙げられ
る。
【0021】これらの抗酸化剤のうち、特に好ましいも
のとしては、ビタミンE及びその誘導体、ビタミンC及
びその誘導体、ルチン及びその誘導体、ヤシャジツ抽出
物、ユキノシタ抽出物、マイカイカ抽出物、スーパーオ
キサイドディスムターゼ、イチョウ抽出物、グルタチオ
ン及びその誘導体、ヒスチジン、マンニトール、カロチ
ノイドが挙げられる。
【0022】細胞賦活剤としては、ビタミンA及びその
誘導体(レチノール及びパルミチン酸レチノール、酢酸
レチノール等の誘導体;レチナール及びデヒドロレチナ
ール等の誘導体等)、ビタミンC及びその誘導体(L−
アスコルビン酸リン酸エステル、L−アスコルビン酸硫
酸エステル、ジパルミチン酸L−アスコルビル、テトラ
イソパルミチン酸L−アスコルビル等)、 ビタミンB
及びその誘導体(チアミン塩酸塩、チアミン硫酸塩、リ
ボフラビン、酢酸リボフラビン、塩酸ピリドキシン、ピ
リドキシンジオクタノエート、フラビンアデニンヌクレ
オチド、シアノコバラミン、葉酸類、ニコチン酸アミ
ド、ニコチン酸ベンジル等のニコチン酸類、コリン類
等)、リボ核酸及びその塩、デオキリリボ核酸及びその
塩、α−及びγ−リノレン酸、キサンチン及びその誘導
体(カフェイン等)、アーモンド抽出物、アスパラガス
抽出物、アミノ酸及びその誘導体(セリン、グルタミン
酸、テアニン、ヒドロキシプロリン、ピロリドンカルボ
ン酸等)、アンズ(キョウニン)抽出物、イチョウ抽出
物、ドコサヘキサエン酸及びその誘導体、エイコサペン
タエン酸及びその誘導体、キハダ(オウバク)抽出物、
オオムギ(バクガ)抽出物、キウイ抽出物、キュウリ抽
出物、クエン酸、コハク酸、リンゴ酸、シイタケ抽出
物、スギナ抽出物、センブリ抽出物、ダイズ抽出物、ナ
ツメ(タイソウ)抽出物、ツボクサ抽出物、トウガラシ
抽出物、トウキンセンカ抽出物、トマト抽出物、ニンニ
ク抽出物、ニンジン抽出物、ヒノキチオール、ブクリョ
ウ抽出物、ブドウ種子油、ブナ抽出物、モモ抽出物、ユ
ーカリ抽出物、ユリ抽出物、レタス抽出物、レモン抽出
物、ローズマリー(マンネンロウ)抽出物、麦芽根抽出
物、動物由来抽出物(イカスミ等軟体動物抽出物、貝殻
抽出物、貝肉抽出物、魚肉抽出物、鶏冠抽出物、ローヤ
ルゼリー、シルクプロテイン及びその分解物、胎盤抽出
物、血清除蛋白抽出物)、ラクトフェリン又はその分解
物等、微生物由来抽出物(酵母抽出物)、微生物醗酵代
謝産物(乳酸菌、ビフィズス菌等由来)、霊芝抽出物等
が挙げられる。(尚、かっこ内は、植物の別名、生薬名
等を記載した。)
【0023】これらの細胞賦活剤のうち、特に好ましい
ものとしては、ビタミンA及びその誘導体、ビタミンC
及びその誘導体、ビタミンB及びその誘導体、クエン
酸、リンゴ酸、ピロリドンカルボン酸、鶏冠抽出物、血
清除蛋白抽出物、酵母抽出物などの微生物由来抽出物、
乳酸菌抽出物やビフィズス菌抽出物などの微生物発酵代
謝産物、あるいは霊芝抽出物が挙げられる。
【0024】美白剤としては、ビタミンC及びその誘導
体(L−アスコルビン酸リン酸エステル、L−アスコル
ビン酸硫酸エステル、ジパルミチン酸L−アスコルビ
ル、テトライソパルミチン酸L−アスコルビル等)、胎
盤抽出物、グラブリジン、グラブレン、リクイリチン、
イソリクイリチン及びこれらを含有するカンゾウ抽出
物、ヨクイニン(ハトムギ)抽出物、コガネバナ(オウ
ゴン)抽出物、海藻抽出物(コンブ、マコンブ、ワカ
メ、ヒジキ、ヒバマタ、スジメ、トロロコンブ、カジ
メ、ツルアラメ、チガイソ、ホンダラワ、ジャイアント
ケルプ等の褐藻類;テングサ、ツノマタ、スギノリ、ウ
スバノリ、アサクサノリ、マツノリ、トサカマツ、フノ
リ、オゴノリ、カイメンソウ、イギス、エゴノリ等の紅
藻類;クロレラ、アオノリ、ドナリエラ、クロロコッカ
ス、アナアオサ、カワノリ、マリモ、シオグサ、カサノ
リ、フトジュズモ、タマジュズモ、ヒトエグサ、アオミ
ドロ等の緑藻類;スピルリナ等の藍藻類等)、ビャクレ
ン抽出物、センプクカ抽出物、ブドウ抽出物、コムギ抽
出物、トマト抽出物、ビタミンA及びその誘導体(レチ
ノール及びパルミチン酸レチノール、酢酸レチノール等
の誘導体;レチナール及びデヒドロレチナール等の誘導
体等)、カロチノイド(カロチン、リコピン、アスタキ
サンチン等)、アガロース、オリゴサッカライド、ネオ
アガロビオース、ハイドロキノン及びその誘導体、シス
テイン及びその誘導体、アスパラガス抽出物、アセロラ
抽出液、イブキトラノオ抽出物、ノイバラ(エイジツ)
抽出物、エンドウ豆抽出物、カミツレ抽出物、カムカム
抽出物、ケイケットウ抽出物、オレンジ抽出物、キイチ
ゴ抽出物、キウイ抽出物、クララ(クジン)抽出物、コ
ーヒー抽出物、ゴマ油、エゴマ油、ゴカヒ抽出物、エソ
ウコギ抽出物、コメ抽出物、サイシン抽出物、サンザシ
抽出物、サンペンズ(カワラケツメイ)抽出物、シャク
ヤク抽出物、シラユリ抽出物、クワ(ソウハクヒ)抽出
液、トウキ抽出液、ブナ抽出物、ブラックカラント抽出
物、ホウセンカ抽出物、ホップ抽出物、マイカイカ(マ
イカイ、ハマナス)抽出物、モッカ(ボケ)抽出物、ユ
キノシタ抽出物、茶抽出物(烏龍茶、紅茶、緑茶等)、
霊芝抽出物、微生物醗酵代謝産物、大豆抽出物、糖蜜抽
出物、羅漢果抽出物等が挙げられる。
【0025】これらの美白剤のうち、特に好ましいもの
としては、ビタミンC及びその誘導体、胎盤抽出物、カ
ンゾウ抽出物、ハトムギ(ヨクイニン)抽出物、コムギ
抽出物、ビャクレン抽出物、海藻抽出物、茶抽出物が挙
げられる。
【0026】紫外線防止剤としては、パラメトキシケイ
皮酸−2−エチルヘキシル、4−tert−ブチル−
4’−メトキシジベンゾイルメタン、オキシベンゾン及
びその誘導体(2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフ
ェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン
−5−スルホン酸、2−ヒドロキシ−4−メトキシベン
ゾフェノン−5−スルホン酸ナトリウム等)、酸化チタ
ン、微粒子酸化チタン、酸化亜鉛、硫酸バリウム等が挙
げられる。
【0027】これらの紫外線防止剤のうち、特に好まし
いものとしては、パラメトキシケイ皮酸−2−エチルヘ
キシル、酸化チタン、微粒子酸化チタン、酸化亜鉛が挙
げられる。
【0028】上記の成分(a)と成分(b)を組み合せ
た老化防止用皮膚外用剤組成物も、常法に従い、必須成
分である成分(a)と成分(b)とを通常の皮膚外用剤
として知られる種々の形態の基剤に配合して調製するこ
とができる。
【0029】本発明の皮膚外用剤組成物の調製における
成分(b)の配合量は、薬効剤の種類により相違する
が、以下に示す範囲とすることが好ましい。この範囲で
あれば、成分(a)のチャボトケイソウ抽出物と組み合
わせた場合、製剤及び製剤中の成分(a)の経時安定性
に影響を及ぼすことがなく、より高い保湿効果および抗
酸化効果ならびに細胞賦活効果、ひいては老化防止効果
を発揮させることができる。
【0030】すなわち、本発明の皮膚外用剤組成物にお
ける保湿剤の配合量は、好ましくは0.00001〜2
5%であり、より好ましくは0.0001〜20%の範
囲である。抽出物を抽出液のまま用いる場合は乾燥固形
分としてこの範囲であれば良い。この範囲であれば、よ
り優れた保湿効果を示し、かつ、べたつきのない使用感
の良好な皮膚外用剤が得られる。
【0031】また、本発明の皮膚外用剤組成物における
抗酸化剤の配合量は、好ましくは0.00001〜5
%、より好ましくは0.0001〜3%の範囲である。
抽出物を抽出液のまま用いる場合は乾燥固形分としてこ
の範囲であれば良い。この範囲であればより優れた抗酸
化効果の発現がみられ、かつ、優れた老化防止効果を示
す皮膚外用剤が得られる。
【0032】更に、本発明の皮膚外用剤組成物における
細胞賦活剤の配合量としては、好ましくは0.0000
1〜5%、より好ましくは0.0001〜3%の範囲で
ある。抽出物を抽出液のまま用いる場合は、乾燥固形分
としてこの範囲であれば良い。この範囲であればより優
れた肌荒れ改善効果が発現し、かつ、優れた老化防止効
果を示す皮膚外用剤が得られる。
【0033】更にまた、本発明の皮膚外用剤組成物にお
ける美白剤の配合量は、好ましくは0.00001〜1
0%であり、より好ましくは0.0001〜5%の範囲
である。抽出物を抽出液のまま用いる場合は乾燥固形分
としてこの範囲であれば良い。この範囲であればより優
れた美白、美肌効果を示し、かつ、使用感の良好な皮膚
外用剤が得られる。
【0034】また更に、本発明の皮膚外用剤組成物にお
ける紫外線防止剤の配合量としては、好ましくは0.0
01〜20%、より好ましくは0.01〜10%の範囲
である。この範囲であればより優れた紫外線防止効果が
発現し、かつ、優れた老化防止効果を示す皮膚外用剤が
得られる。
【0035】これらの保湿剤、抗酸化剤、細胞賦活剤、
美白剤及び紫外線防止剤は、一種又は二種以上組み合わ
せて用いることができる。
【0036】また、本発明の老化防止用皮膚外用剤及び
老化防止用皮膚外用剤組成物には、必要に応じて本発明
の効果を損なわない範囲で、通常、化粧料や医薬部外
品、外用医薬品等の製剤に使用される他の任意成分、す
なわち、水(精製水、温泉水、植物などを蒸留、抽出し
た際に得られる水分も含む)、油剤、界面活性剤、金属
セッケン、ゲル化剤、粉体、アルコール類、水溶性高分
子、皮膜形成剤、樹脂、包接化合物、抗菌剤、香料、消
臭剤、塩類、pH調整剤、清涼剤、植物・動物・微生物
由来の抽出物、血行促進剤、収斂剤、抗脂漏剤、キレー
ト剤、角質溶解剤、酵素、ホルモン類、ビタミン類等を
加えることができる。好適な成分の具体例としてはそれ
ぞれ以下に示すものが挙げられる。ここで、「誘導体」
には形成可能な塩が含まれる。
【0037】油剤としては、基剤の構成成分又は使用
性、使用感を良くするものとして、通常の化粧料に使用
されるものであれば、天然系油であるか、合成油である
か、或いは、固体、半固体、液体であるか等の性状は問
わず、炭化水素類、ロウ類、脂肪酸類、高級アルコール
類、エステル油、シリコーン油類、フッ素系油類等を使
用することができる。この油剤の具体例としては、スク
ワラン、ワセリン等の炭化水素類、オリーブ油、ヒマシ
油、ホホバ油、ミンク油、マカデミアンナッツ油、杏仁
油、パーシック油、サフラワー油、ヒマワリ油、アボガ
ド油、メドゥホーム油、ツバキ油、アーモンド油、エゴ
マ油、ゴマ油、ボラージ油、カカオ脂、シア脂等の植物
や動物由来の油脂、ミツロウ、カルナウバロウ、キャン
デリラロウ、ゲイロウ等のロウ類等が挙げられる。
【0038】界面活性剤は、油剤等の乳化や可溶化等の
ために用いられ、アニオン性、カチオン性、非イオン性
及び両性の界面活性剤を用いることができる。
【0039】金属セッケンとしては、脂肪酸等のアルカ
リ塩以外の金属塩であり、ステアリン酸アルミニウム、
ステアリン酸マグネシウム、ラウリン酸亜鉛等が挙げら
れる。
【0040】ゲル化剤は、系の安定化や使用性、使用感
を良くするために用いられ、N−ラウロイル−L−グル
タミン酸等のアミノ酸誘導体、デキストリンパルミチン
酸エステル等のデキストリン脂肪酸エステル、ショ糖脂
肪酸エステル、有機変性粘土鉱物等が挙げられる。
【0041】粉体は、主としてメーキャップ化粧料にお
ける着色や皮膚の隠蔽、又は使用感を良くするため等多
目的に用いられ、通常の化粧料に使用されるものであれ
ば、その形状(球状、針状、板状、等)や粒子径(煙霧
状、微粒子、顔料級等)、粒子構造(多孔質、無孔質
等)を問わず、いずれのものも使用することができる。
例えば、無機粉体としては、硫酸バリウム、炭酸カルシ
ウム、タルク、雲母、合成雲母、マイカ、カオリン、セ
リサイト、ケイ酸、無水ケイ酸、ケイ酸アルミニウムマ
グネシウム、セラミックスパウダー、窒化ホウ素等が挙
げられ、有機粉体としては、ポリエステルパウダー、ポ
リエチレンパウダー、ポリスチレンパウダー、ナイロン
パウダー、ラウロイルリジン等が挙げられる。また、有
色顔料としては、酸化鉄、カーボンブラック、酸化クロ
ム、紺青、群青等の無機系顔料、タール系色素をレーキ
化したもの、天然色素をレーキ化したものが挙げられ、
パール顔料としては、酸化チタン被覆雲母、酸化チタン
被覆マイカ、オキシ塩化ビスマス、酸化チタン被覆オキ
シ塩化ビスマス、酸化チタン被覆タルク、魚鱗箔、酸化
チタン被覆着色雲母等、その他タール色素、カルミン酸
等の天然色素等が挙げられる。これらの粉体を複合化し
たり、油剤やシリコーン、又はフッ素化合物で表面処理
を行なっても良い。
【0042】アルコール類としてはエタノール、イソプ
ロパノール等の低級アルコール、グリセリン、ジグリセ
リン、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ト
リエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロ
ピレングリコ−ル、1,3−ブチレングリコール、ポリ
エチレングリコール等が挙げられる。
【0043】水溶性高分子は、系の安定化や使用性、使
用感を良くするため、あるいは保湿効果を得るためにも
用いられる。水溶性高分子の具体例として、カラギーナ
ン、ペクチン、寒天、ローカストビーンガム等の植物系
高分子、キサンタンガム等の微生物系高分子、カゼイ
ン、ゼラチン等の動物系高分子、デンプン等のデンプン
系高分子、メチルセルロース、エチルセルロース、カル
ボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロー
ス、ニトロセルロース、結晶セルロース等のセルロース
系高分子、アルギン酸ナトリウム等のアルギン酸系高分
子、カルボキシビニルポリマー等のビニル系高分子、ポ
リオキシエチレン系高分子、ポリオキシエチレンポリオ
キシプロピレン共重合体系高分子、ポリアクリル酸ナト
リウム等のアクリル系高分子等が挙げられる。また、こ
の中には、ポリビニルアルコールやポリビニルピロリド
ン等の皮膜形成剤も含まれる。
【0044】植物抽出物や動物または微生物由来抽出物
としては、前記(b)成分として挙げた以外のものを用
いることができる。
【0045】抗菌剤としては、安息香酸、安息香酸ナト
リウム、パラオキシ安息香酸エステル、パラクロルメタ
クレゾール、塩化ベンザルコニウム、フェノキシエタノ
ール、イソプロピルメチルフェノール等が挙げられる。
【0046】活性酸素除去剤は、過酸化脂質生成抑制等
の目的で用いられ、スーパーオキサイドディスムター
ゼ、マンニトール、クエルセチン、カテキン及びその誘
導体、チアミン類(チアミン塩酸塩、チアミン硫酸
塩)、リボフラビン類(リボフラビン、酢酸リボフラビ
ン等)、ピリドキシン類(塩酸ピリドキシン、ピリドキ
シンジオクタノエート等)、ニコチン酸類(ニコチン酸
アミド、ニコチン酸ベンジル等)等のビタミンB類;ジ
ブチルヒドロキシトルエン及びブチルヒドロキシアニソ
ール等が挙げられる。
【0047】血行促進剤としては、アルニカ抽出液、ト
ウガラシチンキ、イチョウ抽出物、酢酸トコフェロー
ル、γ―オリザノール、ニコチン酸、ニコチン酸誘導
体、ルチン等が挙げられ、酵素としてはリパーゼ、パパ
イン等が挙げられる。
【0048】かくして得られた本発明の老化防止用皮膚
外用剤及び皮膚外用剤組成物は、特に制約なく種々の形
態とすることができるが、その代表的な配合形態の例と
しては、乳液、クリーム、化粧水、パック、洗浄料、メ
ーキャップ化粧料、分散液、軟膏などの化粧料や外用医
薬品等を挙げることができる。
【0049】
【実施例】次に参考例、試験例及び実施例を挙げて本発
明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらになんら制
約されるものではない。
【0050】参 考 例 1 チャボトケイソウ抽出物の製造:チャボトケイソウ(Pa
ssiflora incarnata L.)の全草10gに、精製水、5
0vol%エチルアルコール溶液、エチルアルコールの各
100mLを加え、室温にて3日間抽出を行ったのち濾
過して表1に示すチャボトケイソウ抽出物を得た。
【0051】
【表1】
【0052】参 考 例 2 オウゴン抽出物の製造:オウゴンの全草10gに、含水
濃度70vol%エチルアルコール100mLを加え、室
温にて3日間抽出を行ったのち濾過してオウゴン抽出物
を得た。このときオウゴン抽出物の乾燥固形分は0.5
2%であった。
【0053】参 考 例 3 大豆抽出物の製造:大豆の種子各10gに、含水濃度7
0vol%エチルアルコール100mLを加え、室温にて
3日間抽出を行ったのち濾過して大豆抽出物を得た。こ
のとき大豆抽出物の乾燥固形分は0.5%であった。
【0054】試 験 例 1 スーパーオキサイド消去効果の確認:下記の測定法によ
り、参考例1で得たチャボトケイソウ精製水抽出物につ
いて、すでにスーパーオキサイド消去効果のあることの
知られているオウゴン抽出物(参考例2で得られたも
の)を比較としてスーパーオキサイド消去効果を調べ
た。この結果を表2に示す。
【0055】( 測定方法 )0.05M炭酸ナトリウム
緩衝液(pH10.2)2.4mLに基質溶液(3.0
mM キサンチン(0.05M 炭酸ナトリウム緩衝液
に溶解))0.1mL,3.0mM EDTA 0.1
mL、0.15%(w/v)ウシ血清アルブミン 0.
1mL、0.75mM ニトロブルーテトラゾリウム
0.1mL及び各被験試料0.1mLを混合し、25℃
で10分間放置した。次いで、酵素溶液(キサンチンオ
キシダーゼ溶液(精製水にて約0.04units/mLに
希釈))0.1mLを加えて反応を開始し、25℃で2
0分間インキュベートした後、6mMCaCl0.1
mLを加えて反応を停止させ、次いで560nmにおけ
る吸光度(A)を測定した。
【0056】また、対照には被験試料のかわりに精製水
を加えた試料の吸光度(B)、さらに各試料のブランク
には、6mM CaCl0.1mLを加えて反応停止
後に、キサンチンオキシダーゼ0.1mLを添加した試
料の吸光度(C)を測定し、以下に示す式(1)より、
スーパーオキサイド消去率aを算出した。
【0057】
【数1】 a(%)=(I−I)/I ×100 ……(1) ここで I :被検試料の吸光度(A)−精製水の吸光度
(B) I :ブランク試料の吸光度(C)−精製水の吸光度
(B)
【0058】( スーパーオキサイド消去率の測定結果
【表2】
【0059】表2の結果より明らかなように、チャボト
ケイソウの精製水抽出物はすでにスーパーオキサイド消
去効果のあることの知られているオウゴン抽出物と比較
しても高いスーパーオキサイド消去活性を示し、活性酸
素除去に極めて有効であることが示された。
【0060】試 験 例 2 細胞培養による細胞賦活試験:ヒト新生児由来の線維芽
細胞NB1RGBを使用し、細胞賦活試験を行った。ま
ず、24穴シャーレにDMEM培地を適量とり、線維芽
細胞NB1RGBを播種し、37℃、二酸化炭素濃度5
%中にて静置した。翌日、参考例1で得たチャボトケイ
ソウの精製水、50vol%エチルアルコール抽出物及び
エチルアルコール抽出物をそれぞれ最終濃度が0(対
照)、1、10、100μg/mLとなるように検体調
製液を50%エチルアルコール溶液で調整して添加し混
和した。培養4日目に培地を交換し、再度検体調製液を
添加した。翌日、培地を除き、細胞をリン酸緩衝液にて
洗浄した後回収し、各検体調製液で生育させた線維芽細
胞NB1RGBの細胞数を血球計算盤を用いてカウント
し、対照と比較した。この細胞数から細胞増殖率を算出
し、これを指標として細胞賦活効果を評価した。また、
比較として、すでに細胞賦活作用のあることが知られて
いる大豆抽出物(参考例3で得られたもの)についても
同様の試験を行った。この結果を表3に示す。
【0061】( 結 果 )
【表3】
【0062】表3の結果から明らかな如く、該植物抽出
物はヒト新生児由来の線維芽細胞NB1RGBに対して
高い細胞賦活能を有していることが認められた。従っ
て、当該抽出物を細胞賦活成分として肌に適用すること
により、極めて優れた抗老化作用を発揮し、加齢、紫外
線曝露等により生じる皮膚の皺、弛み等を効果的に改善
することが期待された。
【0063】実 施 例 1 化粧水:表4に示す処方及び下記製法で化粧水(本発明
品1〜3および比較品1)を調製した。得られた化粧水
について、後記の評価方法により保湿効果を評価した。
その結果を表5に示す。
【0064】( 処 方 )
【表4】
【0065】( 製 法 ) A. 成分(1)〜(3)を混合溶解する。 B. 成分(4)〜(12)を混合溶解する。 C. 「A.」と「B.」を混合して均一にし、化粧水
を得た。
【0066】( 保湿効果の評価方法 )25〜50歳の
健常人15名をパネルとし、上腕屈曲部を試験部位とし
て各化粧水を塗布した。各パネルについて、塗布前と塗
布後の肌の保湿状態を水分計(SKICON・200:
IBS社製)で測定し、その平均値の差から保湿効果を
比較・評価した。
【0067】( 保湿効果の評価結果 )
【表5】
【0068】表5の結果に示されるように、本発明品1
〜3のチャボトケイソウ抽出物を配合した化粧水の塗布
前後の水分の平均値の差は比較品1と比べて非常に大き
く、これらを皮膚に適用することにより、保湿効果を示
すことが明らかになった。
【0069】実 施 例 2 クリーム:表6に示す処方及び下記製法でクリームを調
製し、チャボトケイソウの精製水抽出物と保湿剤、抗酸
化剤、細胞賦活剤、美白剤、紫外線防止剤を併用した場
合のしわ改善効果を後記方法により調べた。この結果を
表7に示す。
【0070】( 処 方 )
【表6】
【0071】( 製 法 ) A. 成分(1)〜(6)、(8)〜(10)、(1
2)〜(13)を混合し、加熱して70℃に保つ。 B. 成分(15)の一部を加熱して70℃に保つ。 C. 「A.」に「B.」を加え、成分(7)を混合し
た後、冷却し、成分(11)、(14)を加えてクリー
ムを得た。
【0072】( 試験方法 )被験クリーム1品につき2
7〜54才の女性15名をパネルとし、毎日朝と夜の2
回、12週間にわたって洗顔後に被験クリームの適量を
顔面に塗布させた。各パネルが塗布によるしわ改善効果
を以下の基準によって評価した。
【0073】 ( 評価基準 ) <評価> <内 容> 有 効 : 肌のしわが目立たなくなった。 やや有効 : 肌のしわがあまり目立たなくなった。 無 効 : 使用前と変化なし。
【0074】( 結 果 )
【表7】
【0075】表7の結果に示される如く、チャボトケイ
ソウの50vol%エチルアルコール抽出物を配合した本
発明品4のクリームは、これらを皮膚に適用することに
より、しわを防止及び改善することができ、美しい肌と
する効果があることが明らかとなった。さらに、チャボ
トケイソウの50vol%エチルアルコール抽出物と保湿
剤、抗酸化剤、抗炎症剤、細胞賦活剤、紫外線防止剤を
併用して配合した本発明品5〜9を皮膚に適用すること
により、チャボトケイソウの50vol%エチルアルコー
ル抽出物を単独で配合した外用剤を適用した場合に比べ
てより優れたしわの防止、改善効果を相乗的に発揮し、
美しい肌とすることが明らかとなった。
【0076】実 施 例 3 化粧水:以下の処方及び製法により化粧水を製造した。
【0077】 ( 処 方 ) 成 分 質量% 1. グリセリン 10.0 2. 1,3−ブチレングリコール 6.0 3. チャボトケイソウ抽出物の精製水抽出物*1 0.5 4. 海藻抽出物 0.5 5. クエン酸 0.1 6. クエン酸ナトリウム 0.3 7. 精製水 残量 8. ポリオキシエチレン(60E.O.) 0.5 硬化ヒマシ油 9. エチルアルコール 8.0 10. 防腐剤 適量 11. 香料 適量 *1: 参考例1で製造したもの
【0078】( 製 法 ) A. 成分(1)〜(7)を混合溶解する。 B. 成分(8)〜(11)を混合溶解する。 C. 「A.」と「B.」を混合して均一にし、化粧水
を得た。
【0079】実 施 例 4 乳 液 :以下の処方及び製法により乳液を製造した。
【0080】 ( 処 方 ) 成 分 質量% 1. モノステアリン酸ソルビタン 0.3 2. モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン 0.1 (20E.O.) 3. 親油型モノステアリン酸グリセリン 0.2 4. ステアリン酸 0.5 5. セタノール 0.5 6. スクワラン 3.0 7. 流動パラフィン 4.0 8. トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 2.0 9. メチルポリシロキサン 1.0 10. 水素添加大豆リン脂質 0.1 11. 酢酸dl−α−トコフェロール*4 0.05 12. パラメトキシケイ皮酸−2−エチルヘキシル 0.001 13. 防腐剤 適量 14. カルボキシビニルポリマー 0.1 15. 水酸化ナトリウム 0.05 16. グリセリン 5.0 17. 1,3−ブチレングリコール 7.0 18. 精製水 残量 19. エチルアルコール 5.0 20. チャボトケイソウの50vol% 0.1 エチルアルコール抽出物*1 21. アスコルビン酸リン酸マグネシウム*10 3.0 22. 多孔質シリカ 3.0 23. 香料 適量 *1: 参考例1で製造したもの *4: エーザイ社製 *10: 日光ケミカルズ社製
【0081】(製法) A. 成分(14)〜(18)を加熱混合し、70℃に
保つ。 B. 成分(1)〜(13)を加熱混合し、70℃に保
つ。 C. 「A.」に「B.」を加えて混合し、均一に乳化
する。 D. 「C.」を冷却後、成分(19)〜(23)を加
え、均一に混合して乳液を得た。
【0082】実 施 例 5 乳 液 :以下の処方及び製法により乳液を製造した。
【0083】 ( 処 方 ) 成 分 質量% 1. モノステアリン酸ソルビタン 0.3 2. モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン 0.1 (20E.O.) 3. 親油型モノステアリン酸グリセリン 0.2 4. ステアリン酸 0.5 5. セタノール 0.5 6. スクワラン 3.0 7. 流動パラフィン 4.0 8. トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 2.0 9. メチルポリシロキサン 1.0 10. 水素添加大豆リン脂質 0.1 11. アスタキサンチン*11 0.2 12. 防腐剤 適量 13. カルボキシビニルポリマー 0.1 14. 水酸化ナトリウム 0.05 15. グリセリン 5.0 16. 1,3−ブチレングリコール 7.0 17. 精製水 残量 18. エチルアルコール 5.0 19. チャボトケイソウの50vol% 0.1 エチルアルコール抽出物*1 20. 酵母抽出物*12 3.0 21. 多孔質シリカ 3.0 22. 香料 適量 *1 : 参考例1で製造したもの *11 : シグマ社製 *12 : 丸善製薬社製
【0084】( 製 法 ) A. 成分(13)〜(17)を加熱混合し、70℃に
保つ。 B. 成分(1)〜(12)を加熱混合し、70℃に保
つ。 C. 「A.」に「B.」を加えて混合し、均一に乳化
する。 D. 「C.」を冷却後、成分(18)〜(22)を加
え、均一に混合して乳液を得た。
【0085】実施例3、4及び5の化粧水及び乳液はい
ずれも経時安定性に優れ、皮膚に適用することにより、
肌あれ防止及び改善効果に優れ、加齢による肌の皺や弛
みを改善し、張りのある美しい肌にする化粧水及び乳液
であった。特に、チャボトケイソウ抽出物(成分
(a))、ビタミンC誘導体、ビタミンE誘導体(成分
(b ))、グリセリン、1,3ブチレングリコー
ル、パラメトキシケイ皮酸−2−エチルへキシル(成分
(b ))を含有する実施例4はその効果が著しく高
かった。
【0086】実 施 例 6 パック:以下の処方及び製法によりパックを製造した。
【0087】 ( 処 方 ) 成 分 質量% 1. ポリビニルアルコール 20.0 2. エチルアルコール 20.0 3. グリセリン 5.0 4. カオリン 6.0 5. 無水ケイ酸 0.1 6. チャボトケイソウのエチルアルコール抽出物*1 0.2 7. 防腐剤 適量 8. 香料 0.1 9. 精製水 残量 *1: 参考例1で製造したもの
【0088】( 製 法 ) A. 成分(1)、(3)、(4)及び(9)を混合
し、70℃に加熱し、撹拌する。 B. 成分(2)及び(7)を混合する。 C. 上記「B.」を先の「A.」に加え、混合した
後、冷却して成分(5)、(6)及び(8)を均一に分
散してパックを得た。
【0089】実施例6はのパックは経時安定性に優れ、
皮膚に適用することにより、加齢による肌のしわや弛み
を改善し、張りのある美しい肌にするものであった。
【0090】実 施 例 7 リキッドファンデーション:以下の処方及び製法により
リキッドファンデーションを製造した。
【0091】 ( 処 方 ) 成 分 質量% 1. ラノリン 7.0 2. 流動パラフィン 5.0 3. ステアリン酸 2.0 4. セタノール 1.0 5. パラメトキシケイ皮酸−2−エチルヘキシル 3.0 6. グリセリン 5.0 7. トリエタノールアミン 1.0 8. カルボキシメチルセルロース 0.7 9. 精製水 残量 10. 酸化チタン 8.0 11. 微粒子酸化チタン 2.0 12. 微粒子酸化亜鉛 5.0 13. マイカ 15.0 14. タルク 6.0 15. 着色顔料 6.0 16. チャボトケイソウの50vol% 0.01 エチルアルコール抽出物*1 17. ヨクイニン抽出物*13 0.5 18. 香料 適量 19. 自己乳化型モノステアリン酸グリセリル 1.0 20. 防腐剤 適量 *1 : 参考例1で製造したもの *13: 丸善製薬社製
【0092】( 製 法 ) A. 成分(1)〜(5)を混合溶解する。 B. 「A.」に成分(10)〜(15)、(19)及
び(20)を加え、均一に混合し、70℃に保つ。 C. 成分(6)〜(9)を均一に溶解し、70℃に保
つ。 D. 「B.」に「C.」を添加して、均一に乳化す
る。 E. 「D.」を冷却後、成分(16)〜(18)を添
加して、リキッドファンデーションを得た。
【0093】実施例7のリキッドファンデーションは経
時安定性に優れ、皮膚に適用することにより、加齢によ
る肌のしわや弛みを改善する効果に優れるものであっ
た。
【0094】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のチャボト
ケイソウ抽出物を含有する老化防止用皮膚外用剤は、加
齢、紫外線暴露による皮膚の皺、弛みの改善等に有効で
あり、優れた抗老化効果を有するものである。
【0095】また、上記のチャボトケイソウ抽出物と、
保湿剤、抗酸化剤、細胞賦活剤、美白剤、紫外線防止剤
等の他の薬効成分の一種または二種以上を配合した本発
明の老化防止用皮膚外用剤組成物は、前記抽出物を単独
で配合した場合に比べて、より優れた抗老化効果を有す
るものである。
【0096】さらに、上記のチャボトケイソウ抽出物
と、保湿剤、抗酸化剤、細胞賦活剤、美白剤、紫外線防
止剤等のうち、ビタミンA及びその誘導体、ビタミンC
及びその誘導体、もしくはビタミンE及びその誘導体か
ら選ばれる一種または二種以上を配合したもの、このも
のにさらにグリセリン、1,3−ブチレングリコール、
パラメトキシケイ皮酸−2−エチルへキシルから選ばれ
る一種または二種以上とを配合した本発明の老化防止用
皮膚外用剤組成物は、より優れた抗老化効果を有するも
のである。
【0097】従って、本発明の老化防止用皮膚外用剤及
び老化防止用皮膚外用剤組成物は、老化防止を目的とす
る化粧品や医薬品等として有利に利用することができる
ものである。 以 上
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 17/16 A61P 17/16 (72)発明者 星野 拓 東京都北区栄町48番18号 株式会社コーセ ー研究本部内 (72)発明者 坂田 修 東京都北区栄町48番18号 株式会社コーセ ー研究本部内 (72)発明者 森 千尋 千葉県佐倉市木野子158番地 株式会社常 磐植物化学研究所内 Fターム(参考) 4C083 AA032 AA082 AA111 AA112 AA122 AB032 AB172 AB242 AB432 AB442 AC022 AC072 AC102 AC121 AC122 AC242 AC302 AC341 AC352 AC422 AC432 AC542 AD092 AD112 AD152 AD212 AD512 AD572 AD621 AD622 AD641 AD642 AD661 AD662 BB41 BB46 BB47 CC01 CC04 CC05 CC07 CC12 EE12 4C084 AA19 AA23 MA02 MA17 MA28 MA63 NA05 NA14 ZA891 4C088 AB12 AC01 BA10 CA06 MA02 MA17 MA28 MA63 NA05 NA14 ZA89

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トケイソウ科トケイソウ属に属するチャ
    ボトケイソウ(Passiflora incarnata L.)抽出物を含
    有することを特徴とする老化防止用皮膚外用剤。
  2. 【請求項2】 トケイソウ科トケイソウ属に属するチャ
    ボトケイソウ抽出物を保湿成分として含有する請求項第
    1項記載の老化防止用皮膚外用剤。
  3. 【請求項3】 トケイソウ科トケイソウ属に属するチャ
    ボトケイソウ抽出物を細胞賦活成分として含有する請求
    項第1項記載の老化防止用皮膚外用剤。
  4. 【請求項4】 次の成分(a)及び(b) (a)トケイソウ科トケイソウ属に属するチャボトケイ
    ソウ抽出物 (b)保湿剤、抗酸化剤、細胞賦活剤、美白剤、紫外線
    防止剤から選ばれる薬剤の一種または二種以上を含有す
    ることを特徴とする老化防止用皮膚外用剤組成物。
  5. 【請求項5】 次の成分(a)及び(b) (a)トケイソウ科トケイソウ属に属するチャボトケイ
    ソウ抽出物 (b)ビタミンA及びその誘導体、ビタミンC及びそ
    の誘導体、ビタミンE及びその誘導体から選ばれる一種
    または二種以上を含有することを特徴とする老化防止用
    皮膚外用剤組成物。
  6. 【請求項6】 次の成分(a)、(b)及び(b) (a)トケイソウ科トケイソウ属に属するチャボトケイ
    ソウ抽出物 (b)ビタミンA及びその誘導体、ビタミンC及びそ
    の誘導体、ビタミンE及びその誘導体から選ばれる一種
    または二種以上 (b)グリセリン、1,3−ブチレングリコール、パ
    ラメトキシケイ皮酸−2−エチルへキシルから選ばれる
    一種または二種以上を含有することを特徴とする老化防
    止用皮膚外用剤組成物。
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