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JP2002275081A - 皮膚外用剤 - Google Patents

皮膚外用剤

Info

Publication number
JP2002275081A
JP2002275081A JP2001080390A JP2001080390A JP2002275081A JP 2002275081 A JP2002275081 A JP 2002275081A JP 2001080390 A JP2001080390 A JP 2001080390A JP 2001080390 A JP2001080390 A JP 2001080390A JP 2002275081 A JP2002275081 A JP 2002275081A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
extract
skin
pineapple fruit
acid
derivatives
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001080390A
Other languages
English (en)
Inventor
Shizuka Uehara
静香 上原
Hisami Kameyama
久美 亀山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kose Corp
Original Assignee
Kose Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kose Corp filed Critical Kose Corp
Priority to JP2001080390A priority Critical patent/JP2002275081A/ja
Publication of JP2002275081A publication Critical patent/JP2002275081A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の美白剤より高いメラニン生成抑制作用を
有しており、製剤中で変質することなどなく、高い薬効
が得られる美白、美肌成分を含有する皮膚外用剤を提供
すること。 【解決手段】パイナップル果実搾汁液及び/又はパイナ
ップル果実抽出物を含有する皮膚外用剤並びに(A)パ
イナップル果実搾汁液及び/又はパイナップル果実抽出
物(B)美白剤、抗酸化剤、抗炎症剤、細胞賦活剤、紫
外線防止剤から選ばれる薬効剤を含有する皮膚外用剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パイナップル果実
搾汁液及び/又はパイナップル果実抽出物を含有する皮
膚外用剤に関し、更に詳細には、パイナップル果実搾汁
液及び/又はパイナップル果実抽出物を含有することに
より、色素沈着の予防及び改善ならびに肌の透明感を改
善する美白、美肌効果に優れた皮膚外用剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、乳液、クリーム、化粧水、パ
ック、洗浄料、分散液、軟膏、外用液剤等の皮膚外用剤
には、これらに所定の薬効を付与することを目的として
種々の薬剤が加えられている。例えば、日焼け等により
生じる皮膚の黒化、色素沈着により生ずるシミ、ソバカ
ス等を予防または改善するために、アスコルビン酸、胎
盤エキス、グルタチオン、ハイドロキノン等の美白剤が
加えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の美白剤では、美白効果が十分でなかったり、あるい
は、製剤中で変質するなどして所期の薬効が得られない
場合が多く、その改善が望まれていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、皮膚外用
剤の薬効成分として使用することができる成分について
鋭意検討を行った結果、パイナップル果実搾汁液及び/
又はパイナップル果実抽出物が高いメラニン生成抑制作
用を有し、美白、美肌成分として優れたものであること
を見出した。そして、この抽出物は、美白、美肌成分と
して皮膚外用剤に配合できると共に、他の薬効成分と組
み合せることにより皮膚外用剤としてより優れた効果が
得られることを見出し、本発明を完成した。
【0005】すなわち本発明は、パイナップル果実搾汁
液及び/又はパイナップル果実抽出物を美白、美肌成分
として含有することを特徴とする、色素沈着の予防及び
改善ならびに肌の透明感を改善する効果のある、優れた
美白効果を有する皮膚外用剤を提供するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明に用いられるパイナップル
は、パイナップル科アナナス属に属する植物で、学名は
Ananas comosus(L.)Merr.もし
くはAnanas sativus Schultで、
中国では鳳梨とも呼ばれている。果実は大角形で多肉、
黄色く熟し芳香を放ち、食用として用いられる。パイナ
ップルの産地は、米国、フィリピン、マレーシア、ブラ
ジル、オースラリアなどを主としているが、本発明に用
いられる搾汁液や抽出物を得るにあたっては、その種類
や産地は特に限定されない。
【0007】上記パイナップル果実搾汁液は、パイナッ
プルの果実を破砕、摩砕等したものを、果皮やパルプ分
などを除去するために裏ごし、分離して得ることができ
るが、さらにろ過清澄処理、酵素処理、濃縮処理、微細
化処理、パルプ除去処理、脱臭脱色処理等を行っても良
く、その調製法は特に限定されない。得られた搾汁液は
溶液状の他に必要に応じてペースト状、ゲル状、粉末状
とすることもできる。
【0008】本発明においては、パイナップル果実搾汁
液の原液を様々な溶媒で希釈して用いることもできる。
溶媒としては、例えば水;メチルアルコール、エチルア
ルコール等の低級1価アルコール;グリセリン、プロピ
レングリコール、1,3−ブチレングリコール等の液状
多価アルコール等の1種または2種以上を用いることが
できる。または防腐対応のため、パラオキシ安息香酸エ
ステル,フェノキシエタノ−ル等の防腐剤の1種または
2種以上を加えて用いることもできる。
【0009】また、本発明ではパイナップル果実の抽出
物も使用することができる。パイナップル果実抽出物は
パイナップル果実から種々の抽出溶媒を用いることによ
って得られる。その抽出方法に関しては特に限定されな
いが、適当な溶媒を用いて低温もしくは室温ないし加温
下で抽出される。パイナップル抽出物を得るための抽出
溶媒としては、例えば水、低級1価アルコール(メチル
アルコール、エチルアルコール、1−プロパノール、2
−プロパノール、1−ブタノール、2−ブタノール
等)、液状多価アルコール(グリセリン、プロピレング
リコール、1,3−ブチレングリコール等)、低級アル
キルエステル(酢酸エチル等)、炭化水素(ベンゼン、
ヘキサン、ペンタン等)、ケトン類(アセトン、メチル
エチルケトン等)、エーテル類(ジエチルエーテル、テ
トラヒドロフラン、ジプロピルエーテル等)、アセトニ
トリル等が挙げられ、1種または2種以上を用いること
ができる。
【0010】また、好ましい抽出方法の例としては、含
水濃度0〜100vol%のエチルアルコールまたは
1,3−ブチレングリコールを用い、室温で、または加
温して1〜5日間抽出を行ったのち濾過し、得られた濾
液をさらに1週間ほど放置して熟成させ、再び濾過を行
う方法が挙げられる。
【0011】本発明の皮膚外用剤におけるパイナップル
果実搾汁液及び/又はパイナップル果実抽出物の含有量
は、固形分として好ましくは0.00001〜5質量%
(以下単に「%」で示す)であり、より好ましくは0.
0001〜2%である。この範囲内であれば、パイナッ
プル果実搾汁液及び/又はパイナップル果実抽出物を安
定に配合することができ、かつ高い美白、美肌効果を発
揮することができる。また、抽出液を使用する場合は、
溶質である乾燥固形分の含有量が上記範囲内であれば、
その抽出液濃度は何ら限定されるものではない。
【0012】本発明のパイナップル果実搾汁液は、これ
を美白、美肌成分として常法に従い、通常の皮膚外用剤
に使用される種々の形態の基剤に配合し、製剤化するこ
とにより皮膚外用剤を得ることができるが、更に他の薬
効成分と組み合せることにより、より美白、美肌効果の
優れた皮膚外用剤が得られる。
【0013】本発明においてパイナップル果実搾汁液及
び/又はパイナップル果実抽出物(成分(A))と組み
合わせ、使用される他の薬効成分(成分(B))は、美
白剤、抗酸化剤、抗炎症剤、細胞賦活剤、紫外線防止剤
から選ばれるものであるが、具体的な薬効剤としては、
それぞれ以下に示すものが挙げられる。尚、かっこ内
は、植物の別名、生薬名等を記載した。
【0014】(美白剤)美白剤としては、ビタミンC及
びその誘導体(L−アスコルビン酸リン酸エステル、L
−アスコルビン酸硫酸エステル、ジパルミチン酸L−ア
スコルビル、テトライソパルミチン酸L−アスコルビル
等)、胎盤抽出物、グラブリジン、グラブレン、リクイ
リチン、イソリクイリチン及びこれらを含有するカンゾ
ウ抽出物、ハトムギ(ヨクイニン)抽出物、コガネバナ
(オウゴン)抽出物、海藻抽出物(コンブ、マコンブ、
ワカメ、ヒジキ、ヒバマタ、スジメ、トロロコンブ、カ
ジメ、ツルアラメ、チガイソ、ホンダラワ、ジャイアン
トケルプ等の褐藻類;テングサ、ツノマタ、スギノリ、
ウスバノリ、アサクサノリ、マツノリ、トサカマツ、フ
ノリ、オゴノリ、カイメンソウ、イギス、エゴノリ等の
紅藻類;クロレラ、アオノリ、ドナリエラ、クロロコッ
カス、アナアオサ、カワノリ、マリモ、シオグサ、カサ
ノリ、フトジュズモ、タマジュズモ、ヒトエグサ、アオ
ミドロ等の緑藻類;スピルリナ等の藍藻類等)、ビャク
レン抽出物、センプクカ抽出物、ブドウ抽出物、コムギ
抽出物、トマト抽出物、カロチノイド(カロチン、リコ
ピン、アスタキサンチン等)、アガロース、オリゴサッ
カライド、ネオアガロビオース、ハイドロキノン及びそ
の誘導体、システイン及びその誘導体、アスパラガス抽
出物、イブキトラノオ抽出物、ノイバラ(エイジツ)抽
出物、エゾウコギ抽出物、エンドウ豆抽出物、カミツレ
抽出物、ケイケットウ抽出物、オレンジ抽出物、キイチ
ゴ抽出物、キウイ抽出物、クララ(クジン)抽出物、コ
ーヒー抽出物、ゴマ油、エゴマ油、ゴカヒ(エゾウコ
ギ)抽出物、コメ抽出物、サイシン抽出物、サンザシ抽
出物、サンペンズ(カワラケツメイ)抽出物、シャクヤ
ク抽出物、シラユリ抽出物、クワ(ソウハクヒ)抽出
液、トウキ抽出液、ブナ抽出物、ブラックカラント抽出
物、ホップ抽出物、マイカイカ(マイカイ、ハマナス)
抽出物、モッカ(ボケ)抽出物、ユキノシタ抽出物、茶
抽出物(烏龍茶、紅茶、緑茶等)、大豆抽出物、糖蜜抽
出物、羅漢果抽出物等が挙げられる。
【0015】これらの美白剤のうち、特に好ましいもの
としては、ビタミンC及びその誘導体、カンゾウ抽出
物、ハトムギ(ヨクイニン)抽出物、コムギ抽出物、ビ
ャクレン抽出物、海藻抽出物、茶抽出物が挙げられる。
【0016】(抗酸化剤)また抗酸化剤としては、ビタ
ミンEおよびその誘導体(dl−α(β、γ)−トコフ
ェロール、酢酸dl−α−トコフェロール、ニコチン酸
−dl−α−トコフェロール、リノール酸−dl−α−
トコフェロール、コハク酸dl−α−トコフェロール等
のトコフェロール及びその誘導体、ユビキノン類等)、
ビタミンA及びその誘導体(パルミチン酸レチノール、
酢酸レチノール等のレチノール及びその誘導体、デヒド
ロレチナール等のレチナール及びその誘導体等)、カロ
チノイド(カロチン、リコピン、アスタキサンチン
等)、ビタミンB及びその誘導体(チアミン塩酸塩、チ
アミン硫酸塩、リボフラビン、酢酸リボフラビン、塩酸
ピリドキシン、ピリドキシンジオクタノエート、フラビ
ンアデニンヌクレオチド、シアノコバラミン、葉酸類、
ニコチン酸アミド、ニコチン酸ベンジル等のニコチン酸
類、コリン類等)、ビタミンC及びその誘導体(L−ア
スコルビン酸リン酸エステル、L−アスコルビン酸硫酸
エステル、ジパルミチン酸L−アスコルビル、テトライ
ソパルミチン酸L−アスコルビル等)、ビタミンD及び
その誘導体(エルゴカルシフェロール、コレカルシフェ
ロール、ジヒドロキシスタナール等)、ジブチルヒドロ
キシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、ルチン及
びその誘導体、チオタウリン、タウリン、ハイドロキノ
ン及びその誘導体、ヒスチジン、カテキン及びその誘導
体、グラブリジン、グラブレン、リクイリチン、イソリ
クイリチン及びこれらを含有するカンゾウ抽出物、グル
タチオン及びその誘導体、没食子酸及びその誘導体、キ
ュウリ抽出物、ケイケットウ抽出物、ゲンチアナ(リン
ドウ)抽出物、ゲンノショウコ抽出物、コレステロール
及びその誘導体、サンザシ抽出物、シャクヤク抽出物、
スーパーオキサイドディスムターゼ、イチョウ抽出物、
コガネバナ(オウゴン)抽出物、ニンジン抽出物、マイ
カイカ(マイカイ、ハマナス)抽出物、サンペンズ(カ
ワラケツメイ)抽出物、トルメンチラ抽出物、パセリ抽
出物、ブドウ抽出物、ボタン(ボタンピ)抽出物、マン
ニトール、メリッサ抽出物、ヤシャジツ(ヤシャ)抽出
物、ユキノシタ抽出物、ローズマリー(マンネンロウ)
抽出物、レタス抽出物、茶抽出物(烏龍茶、紅茶、緑茶
等)、微生物醗酵代謝産物、海藻抽出物、卵殻膜抽出
物、胎盤抽出物、羅漢果抽出物等が挙げられる。
【0017】これらの抗酸化剤のうち、特に好ましいも
のとしては、ビタミンE及びその誘導体、ビタミンC及
びその誘導体、ルチン及びその誘導体、ヤシャジツ抽出
物、ユキノシタ抽出物、マイカイカ抽出物、スーパーオ
キサイドディスムターゼ、イチョウ抽出物、グルタチオ
ン、ヒスチジン、マンニトール、カロチノイドが挙げら
れる。
【0018】(抗炎症剤)抗炎症剤としては、グリチル
リチン酸及びその誘導体、グリチルレチン酸及びその誘
導体、ビタミンB及びその誘導体(チアミン塩酸塩、チ
アミン硫酸塩、リボフラビン、酢酸リボフラビン、塩酸
ピリドキシン、ピリドキシンジオクタノエート、フラビ
ンアデニンヌクレオチド、シアノコバラミン、葉酸類、
ニコチン酸アミド、ニコチン酸ベンジル等のニコチン酸
類、コリン類等)、アロエ抽出物、アシタバ抽出物、ア
ルテア抽出物、アルニカ抽出物、イオウ及びその誘導
体、イラクサ抽出物、インチンコウ(カワラヨモギ)抽
出物、ウコン抽出物、キハダ(オウバク)抽出物、オト
ギリソウ抽出物、カミツレ抽出物、コンフリー(ヒレハ
リソウ)抽出物、スイカズラ(キンギンカ)抽出物、ク
レソン抽出物、サルビア(セージ)抽出物、ワレモコウ
(ジユ)抽出物、シコン(ムラサキ)抽出物、シソ抽出
物、シラカバ抽出物、ニワトコ抽出物、ガマ(ホオウ)
抽出物、ムクロジ抽出物、ユーカリ抽出物、ヨモギ抽出
物、レンゲソウ抽出物、コンドロイチン硫酸及びその誘
導体、酸化亜鉛等が挙げられる。
【0019】これらの抗炎症剤のうち、特に好ましいも
のとしては、グリチルリチン酸及びその誘導体、グリチ
ルレチン酸及びその誘導体、ビタミンB類及びそれらの
誘導体、アルニカ抽出物、イラクサ抽出物、キハダ(オ
ウバク)抽出物、カミツレ抽出物、シソ抽出物、コンフ
リー(ヒレハリソウ)抽出物が挙げられる。
【0020】(細胞賦活剤)細胞賦活剤としては、ビタ
ミンA及びその誘導体(パルミチン酸レチノール、酢酸
レチノール等のレチノール及びその誘導体、デヒドロレ
チナール等のレチナール及びその誘導体等)、カロチノ
イド(カロチン、リコピン、アスタキサンチン等)、ビ
タミンB及びその誘導体(チアミン塩酸塩、チアミン硫
酸塩、リボフラビン、酢酸リボフラビン、塩酸ピリドキ
シン、ピリドキシンジオクタノエート、フラビンアデニ
ンヌクレオチド、シアノコバラミン、葉酸類、ニコチン
酸アミド、ニコチン酸ベンジル等のニコチン酸類、コリ
ン類等)、ビタミンC及びその誘導体(L−アスコルビ
ン酸リン酸エステル、L−アスコルビン酸硫酸エステ
ル、ジパルミチン酸L−アスコルビル、テトライソパル
ミチン酸L−アスコルビル等)、リボ核酸及びその塩、
デオキシリボ核酸及びその塩、α−及びγ−リノレン
酸、キサンチン及びその誘導体(カフェイン等)、アー
モンド抽出物、アスパラガス抽出物、アミノ酸及びその
誘導体(セリン、グルタミン酸、テアニン、ヒドロキシ
プロリン、ピロリドンカルボン酸等)、アンズ(キョウ
ニン)抽出物、、イチョウ抽出物、ドコサヘキサエン酸
及びその誘導体、エイコサペンタエン酸及びその誘導
体、キハダ(オウバク)抽出物、オオムギ(バクガ)抽
出物、キウイ抽出物、キュウリ抽出物、クエン酸、コハ
ク酸、シイタケ抽出物、スギナ抽出物、センブリ抽出
物、ダイズ抽出物、ナツメ(タイソウ)抽出物、ツボク
サ抽出物、トウガラシ抽出物、トウキンセンカ抽出物、
トマト抽出物、ニンニク抽出物、ニンジン抽出物、ヒノ
キチオール、ブクリョウ抽出物、ブドウ種子油、ブナ抽
出物、モモ抽出物、ユーカリ抽出物、ユリ抽出物、レタ
ス抽出物、レモン抽出物、ローズマリー(マンネンロ
ウ)抽出物、動物由来抽出物(イカスミ等軟体動物抽出
物、貝殻抽出物、貝肉抽出物、魚肉抽出物、鶏冠抽出
物、シルクプロテイン及びその分解物、胎盤抽出物、血
清除蛋白抽出物、ローヤルゼリー、ラクトフェリン又は
その分解物等)、微生物醗酵代謝産物(乳酸菌、ビフィ
ズス菌等由来)、霊芝抽出物等が挙げられる。
【0021】これらの細胞賦活剤のうち、特に好ましい
ものとしては、ビタミンA及びその誘導体、ビタミンC
及びその誘導体、クエン酸、リンゴ酸、ピロリドンカル
ボン酸、鶏冠抽出物、酵母抽出物、乳酸菌抽出物、ビフ
ィズス菌抽出物、霊芝抽出物などの微生物由来の抽出物
あるいは発酵代謝産物から選ばれる微生物由来の抽出
物、ニンジン抽出物、ダイズ抽出物、オオムギ(バク
ガ)抽出物が挙げられる。
【0022】(紫外線防止剤)紫外線防止剤としては、
パラメトキシケイ皮酸−2−エチルヘキシル、4−te
rt−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン、2
−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒド
ロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン
酸、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5
−スルホン酸ナトリウム、2−ヒドロキシ−4−メトキ
シベンゾフェノン−5−硫酸ナトリウム、酸化チタン、
酸化亜鉛等が挙げられる。また、粉体は微粒子のものを
用いるとより高い効果が発揮される。
【0023】これらの紫外線防止剤のうち、特に好まし
いものとしては、パラメトキシケイ皮酸−2−エチルヘ
キシル、4−tert−ブチル−4’−メトキシジベン
ゾイルメタン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフ
ェノン、酸化チタン、微粒子酸化チタン、酸化亜鉛等が
挙げられる。
【0024】本発明の皮膚外用剤における上記成分
(B)の薬効剤の配合量は、薬効剤の種類により相違す
るが、以下に示す範囲とすることが好ましい。この範囲
であれば、成分(A)のパイナップル果実搾汁液及び/
又はパイナップル果実抽出物と組み合わせた場合、製剤
及び製剤中の成分(A)成分のパイナップル果実搾汁液
び/又はパイナップル果実抽出物の経時安定性に影響を
及ぼすことがなく、より高い美白効果および美肌効果を
発揮させることができる。
【0025】すなわち、本発明の皮膚外用剤における美
白剤の配合量は、好ましくは0.00001〜5%であ
り、より好ましくは0.0001〜3%の範囲である。
胎盤抽出物及び植物抽出物を抽出液のまま用いる場合は
乾燥固形分としてこの範囲であれば良い。この範囲であ
ればより優れた美白、美肌効果を示し、かつ、使用感の
良好な皮膚外用剤が得られる。
【0026】本発明の皮膚外用剤における抗酸化剤の配
合量は、好ましくは0.00001〜5%、より好まし
くは0.0001〜3%の範囲である。植物抽出物を抽
出液のまま用いる場合は乾燥固形分としてこの範囲であ
れば良い。この範囲であればより優れた抗酸化効果の発
現がみられ、かつ、優れた美白、美肌効果を示す皮膚外
用剤が得られる。
【0027】本発明の皮膚外用剤における抗炎症剤の配
合量としては、0.00001〜5%の範囲が好まし
く、より好ましくは0.0001〜3%の範囲である。
植物抽出物を抽出液のまま用いる場合は乾燥固形分とし
てこの範囲であれば良い。この範囲であれば優れた抗炎
症効果がみられ、かつ、優れた美白、美肌効果を示す皮
膚外用剤が得られる。
【0028】本発明の皮膚外用剤における細胞賦活剤の
配合量としては、好ましくは0.00001〜5%、よ
り好ましくは0.0001〜3%の範囲である。抽出物
を抽出液のまま用いる場合は、乾燥固形分としてこの範
囲であれば良い。この範囲であればより優れた肌荒れ改
善効果が発現し、かつ、優れた美白、美肌効果を示す皮
膚外用剤が得られる。
【0029】本発明の皮膚外用剤における紫外線防止剤
の配合量としては、好ましくは0.01〜30%、より
好ましくは0.1〜20%の範囲である。この範囲であ
ればより優れた紫外線防止効果が発現し、かつ、優れた
美白、美肌効果を示す皮膚外用剤が得られる。
【0030】これらの美白剤、抗酸化剤、抗炎症剤、細
胞賦活剤及び紫外線防止剤は、一種又は二種以上組み合
わせて用いることができる。
【0031】上記の成分(A)と成分(B)を組み合せ
た皮膚外用剤も、常法に従い、必須成分である成分
(A)と成分(B)とを通常の皮膚外用剤として知られ
る種々の形態の基剤に配合して調製することができる。
【0032】皮膚外用剤の配合形態の例としては、特に
限定されず、例えば、乳液、クリーム、化粧水、美容
液、パウダー、パック、洗浄料、メーキャップ化粧料、
分散液、軟膏などの化粧料や外用医薬品等とすることが
できる。
【0033】また、本発明の皮膚外用剤には、上記必須
成分の他、必要に応じて本発明の効果を損なわない範囲
で、通常、化粧料や医薬部外品、外用医薬品等の製剤に
使用される成分、すなわち、水(精製水、温泉水、深層
水等)、油剤、界面活性剤、金属セッケン、ゲル化剤、
粉体、アルコール類、水溶性高分子、皮膜形成剤、樹
脂、包接化合物、塩類、PH調整剤、キレート剤、清涼
剤、動物・微生物由来の抽出物、植物抽出物、抗菌剤、
保湿剤、血行促進剤、酵素、収斂剤、抗脂漏剤、角質溶
解剤、ホルモン類、ビタミン類、防腐剤、香料等を加え
ることができる。好適な成分の具体例としてはそれぞれ
以下に示すもの等が挙げられる。ここで、「誘導体」に
は形成可能な塩が含まれる。
【0034】油剤としては、基剤の構成成分又は使用
性、使用感を良くし、通常の皮膚外用剤に使用されるも
のであれば、固形、半固形、液体であるか、揮発性であ
るか等の性状や、動物油、植物油、鉱物油等の天然系油
であるか、合成油であるか等を問わず、炭化水素類、油
脂類、ロウ類、硬化油類、エステル類、脂肪酸類、高級
アルコール類、シリコーン油類、フッ素系油類、親油性
界面活性剤等を使用することができる。具体的には、パ
ラフィンワックス、セレシンワックス、マイクロクリス
タリンワックス、カルナウバワックス、キャンデリラワ
ックス、ミツロウ、モクロウ、ゲイロウ、ポリエチレン
ワックス、流動パラフィン、スクワラン、ポリブテン、
ワセリン、オリーブ油、ヒマシ油、ホホバ油、マカデミ
アンナッツ油、ラノリン、ロジン酸ペンタエリトリット
エステル、ジペンタエリトリット脂肪酸エステル、コレ
ステロール脂肪酸エステル、N−ラウロイル−L−グル
タミン酸ジ(コレステリル・ベヘニル・オクチルドデシ
ル)、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプ
ロピル、2−エチルヘキサン酸セチル、ミリスチン酸オ
クチルドデシル、トリオクタン酸グリセリル、ジイソス
テアリン酸ポリグリセリル、トリイソステアリン酸ポリ
グリセリル、ステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン
酸、ベへニン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、セチ
ルアルコール、ステアリルアルコール、ラウリルアルコ
ール、イソステアリルアルコール、オレイルアルコー
ル、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロ
キサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、架橋型
メチルポリシロキサン、架橋型メチルフェニルポリシロ
キサン等のシリコーン油剤、パーフルオロオクタン、パ
ーフルオロデカン、パーフルオロポリエーテル、フッ素
変性シリコーン等のフッ素系油剤等が挙げられる。
【0035】界面活性剤は、油剤等の乳化や可溶化等の
ために用いられ、アニオン性、カチオン性、両性及び非
イオン性の活性剤を用いることができる。例えば、アニ
オン界面活性剤としては、ステアリン酸、ラウリン酸の
ような脂肪酸及びそれらの無機及び有機塩、アルキルベ
ンゼン硫酸塩、アルキルスルホン酸塩、α−オレフィン
スルホン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、α−スル
ホン化脂肪酸塩、アシルメチルタウリン塩、N−メチル
−N−アルキルタウリン塩、ポリオキシエチレンアルキ
ルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニ
ルエーテル硫酸塩、アルキル燐酸塩、ポリオキシエチレ
ンアルキルエーテル燐酸塩、ポリオキシエチレンアルキ
ルフェニルエーテル燐酸塩、N−アシルアミノ酸塩、N
−アシル−N−アルキルアミノ酸塩、ο−アルキル置換
リンゴ酸塩、アルキルスルホコハク酸塩等が挙げられ
る。両性界面活性剤としては、アミノ酸タイプやベタイ
ンタイプのカルボン酸型、硫酸エステル型、スルホン酸
型、リン酸エステル型のものがあり、人体に対して安全
とされるものが使用できる。例えば、N,N−ジメチル
−N−アルキル−N−カルボキシルメチルアンモニウム
ベタイン、N,N−ジアルキルアミノアルキレンカルボ
ン酸、N,N,N−トリアルキル−N−スルフォアルキ
レンアンモニウムベタイン、N,N−ジアルキル−N,
N−ビス(ポリオキシエチレン硫酸)アンモニウムベタ
イン、2−アルキル−1−ヒドロキシエチル−1−カル
ボキシメチルイミダゾリニウムベタイン等が挙げられ
る。非イオン界面活性剤としては、グリセリン脂肪酸エ
ステル及びそのアルキレングリコール付加物、ポリグリ
セリン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付
加物、プロピレングリコール脂肪酸エステル及びそのア
ルキレングリコール付加物、ソルビタン脂肪酸エステル
及びそのアルキレングリコール付加物、ソルビトールの
脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、
ポリアルキレングリコール脂肪酸エステル、ショ糖脂肪
酸エステル、グリセリンアルキルエーテル、ポリオキシ
アルキレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアル
キルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ
油、ラノリンのアルキレングリコール付加物等が挙げら
れる。
【0036】金属セッケンとしては、脂肪酸等のアルカ
リ塩以外の金属塩であり、ステアリン酸アルミニウム、
ステアリン酸マグネシウム、ラウリン酸亜鉛等が挙げら
れる。
【0037】ゲル化剤は、系の安定化や使用性、使用感
を良くするために用いられ、N−ラウロイル−L−グル
タミン酸等のアミノ酸誘導体、デキストリンパルミチン
酸エステル等のデキストリン脂肪酸エステル、ショ糖脂
肪酸エステル、有機変性粘土鉱物等が挙げられる。
【0038】粉体は、主として着色や皮膚の隠蔽、又は
使用感を良くするため等多目的に用いられ、通常の化粧
料に使用されるものであれば、その形状(球状、針状、
板状、等)や粒子径(煙霧状、微粒子、顔料級等)、粒
子構造(多孔質、無孔質等)を問わず、いずれのものも
使用することができる。例えば、無機粉体としては、硫
酸バリウム、炭酸カルシウム、タルク、雲母、合成雲
母、マイカ、カオリン、セリサイト、ケイ酸、無水ケイ
酸、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、セラミックスパ
ウダー、窒化ホウ素等が挙げられ、有機粉体としては、
ポリエステルパウダー、ポリエチレンパウダー、ポリス
チレンパウダー、ナイロンパウダー、ラウロイルリジン
等が挙げられ、有色顔料としては、酸化鉄、カーボンブ
ラック、酸化クロム、紺青、群青等の無機系顔料、ター
ル系色素をレーキ化したもの、天然色素をレーキ化した
ものが挙げられ、パール顔料としては、酸化チタン被覆
雲母、酸化チタン被覆マイカ、オキシ塩化ビスマス、酸
化チタン被覆オキシ塩化ビスマス、酸化チタン被覆タル
ク、魚鱗箔、酸化チタン被覆着色雲母等、その他タール
色素、カルミン酸等の天然色素等が挙げられる。これら
の粉体を複合化したり、油剤やシリコーン、又はフッ素
化合物等で表面処理を行なっても良い。
【0039】アルコール類や水溶性高分子は、系の安定
化や使用性、使用感を良くするために用いられ、又、保
湿効果を得るためにも用いられる。アルコール類として
は、エタノール、イソプロパノール等の低級アルコー
ル、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン等のグ
リセロール類、エチレングリコール、ジエチレングリコ
ール、トリエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ジプロピレングリコ−ル、1,3−ブチレングリコ
ール、ポリエチレングリコール等のグリコール類等が挙
げられる。
【0040】水溶性高分子としては、カラギーナン、ペ
クチン、寒天、ローカストビーンガム、グアーガム等の
植物系高分子、キサンタンガム等の微生物系高分子、カ
ゼイン、ゼラチン等の動物系高分子、デンプン等のデン
プン系高分子、メチルセルロース、エチルセルロース、
カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセル
ロース、ニトロセルロース、結晶セルロース等のセルロ
ース系高分子、アルギン酸ナトリウム等のアルギン酸系
高分子、カルボキシビニルポリマー等のビニル系高分
子、ポリオキシエチレン系高分子、ポリオキシエチレン
ポリオキシプロピレン共重合体系高分子、ポリアクリル
酸ナトリウム等のアクリル系高分子、ベントナイト、ヘ
クトライト等の無機系水溶性高分子等が挙げられる。ま
た、この中には、ポリビニルアルコールやポリビニルピ
ロリドン等の皮膜形成剤も含まれる。
【0041】動物または微生物由来抽出物としては、ヘ
モグロビン又はその分解物、イカスミ等の哺乳類、鳥
類、貝類、昆虫類、魚類、軟体動物類、甲殻類等の動物
由来の抽出物、微生物由来の抽出物等が挙げられる。動
物または微生物由来抽出物を配合することによって、保
湿効果、細胞賦活効果、美白効果、抗炎症効果、皮膚老
化防止効果、活性酸素除去効果、血行促進効果等を付与
することができる。
【0042】植物抽出物としては、植物の抽出部位や、
抽出方法等に特に制限はなく、例えば植物の全草、又は
根、茎、幹、樹皮、幼芽、葉、花、果実、種子等から抽
出することが出来、これらを乾燥、細切、圧搾、或いは
発酵等、適宜処理を施し、種々の適当な溶媒を用いて低
温もしくは室温〜加温下で抽出することができる。抽出
溶媒としては、例えば水;メチルアルコール、エチルア
ルコール等の低級1価アルコール;グリセリン、プロピ
レングリコール、1,3−ブチレングリコール等の液状
多価アルコール等の1種または2種以上を用いることが
できる。また、ヘキサン、アセトン、酢酸エチル、エー
テル等の親油性溶媒を用いて抽出することもでき、その
他、スクワラン等の油性成分等により抽出したものでも
良い。得られた抽出液は濾過または吸着、脱色、精製し
て溶液状、ペースト状、ゲル状、粉末状とすることもで
きる。必要ならば、効果に影響のない範囲で更に、脱
臭、脱色等の精製処理をしても良い。植物としては、ア
マチャ、ウスベニアオイ、オドリコソウ、オノニス、カ
ラスムギ、クインスシード、クチナシ、クマザサ、グレ
ープフルーツ、ゴボウ、ゴマ、サボテン、サボンソウ、
ジオウ、シモツケ、ショウガ、ショウブ、セイヨウハッ
カ(ペパーミント)、ゼニアオイ(ウスベニタチアオ
イ)、センキュウ、タチジャコウソウ(タイム)、ハマ
メリス、バラ、ヒノキ、ヒマワリ、フキタンポポ、ブッ
チャーズブルーム、プルーン、ヘチマ、ボダイジュ、ホ
ホバ、マカデミアナッツ、オリーブ、サフラワー、ヒマ
ワリ、アボガド、メドゥホーム、ツバキ、ボラージ(ル
リジサ)、カカオ、シア、マツ、マルメロ、マロニエ、
ヤグルマソウ、ライム、ラベンダー、リンゴ等が挙げら
れる。植物抽出物を配合することによって、保湿効果、
細胞賦活効果、美白効果、抗炎症効果、皮膚老化防止効
果、活性酸素除去効果、血行促進効果等を付与すること
ができる。
【0043】抗菌剤は、パラクロルメタクレゾール、塩
化ベンザルコニウム、イソプロピルメチルフェノール等
が挙げられ、これらを配合することにより、ニキビなど
細菌性の皮膚の炎症による色素沈着を抑制し、さらに高
い美白、美肌効果を発揮することができる。
【0044】保湿剤としては、コラーゲン、エラスチ
ン、ケラチン等のタンパク質またはそれらの誘導体、加
水分解物並びにそれらの塩、コンドロイチン硫酸、ヒア
ルロン酸等のムコ多糖及びその誘導体、セリン、グリシ
ン、テアニン、アスパラギン酸、アルギニン等のアミノ
酸及びそれらの誘導体、ソルビトール、マルチトール、
エリスリトール、トレハロース、イノシトール、グルコ
ース、キシリトール、蔗糖およびその誘導体、デキスト
リン及びその誘導体、ハチミツ等の糖類、D−パンテノ
ール及びその誘導体、糖脂質、セラミド、ピロリドンカ
ルボン酸及びその塩、大豆及び卵由来のリン脂質、尿素
等が挙げられる。これらの保湿剤を配合することによ
り、より高い美白、美肌効果を発揮し、透明感のある肌
を実現することができる。
【0045】血行促進剤は、皮膚の血流をうながすこと
によってメラニンの排出を促進する目的で用いられ、ト
ウガラシチンキ、γ―オリザノール等が挙げられ、酵素
としてはリパーゼ、パパイン等が挙げられる。これらを
配合することにより、さらに高い美白、美肌効果が発揮
できる。
【0046】
【実施例】次に参考例、試験例及び実施例を挙げて本発
明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらになんら制
約されるものではない。
【0047】参考例1 パイナップル果実搾汁液の製造 常法によりパイナップル果実を破砕、裏ごしして、果皮
や過剰なパルプ分等を除去し、パイナップル搾汁液を得
た。ついで、摩砕機を用いこのパイナップル果実搾汁液
を高速回転で数回循環することにより、微細化処理を行
った。得られた処理液を遠心分離にかけ、遠心分離を行
ない、大部分の不溶性の固形分を含む沈殿物と、一部の
パルプを含む液体部(固形分7%)に分離し、この液体
部分をパイナップル果実搾汁液として得た。
【0048】参考例2 パイナップル果実抽出物の製造 常法によりパイナップル果実10gを破砕し、50vo
l%1,3−ブチレングリコール溶液、及び50vol
%エチルアルコールの各100mLを加え、室温にて3
日間抽出を行ったのち濾過して各抽出物を得た。これら
抽出物の乾燥固形分はそれぞれ2.0%及び2.3%で
あった。
【0049】参考例3 ヨクイニン抽出物の製造 ヨクイニン(日局)10gに、含水濃度70vol%エ
チルアルコール100mLを加え、室温にて3日間抽出を
行ったのち濾過してヨクイニン抽出物を得た。このとき
ヨクイニン抽出物の乾燥固形分は0.8%であった。
【0050】試験例1 細胞培養によるメラニン生成抑
制及び細胞生存率試験 マウス由来のB16メラノーマ培養細胞を使用した。2
枚の6穴シャーレに10%FBS含有MEM培地を適量
とり、B16メラノーマ細胞を播種し、37℃、二酸化
炭素濃度5%中にて静置した。翌日、参考例1で得たパ
イナップル果実搾汁液及びパイナップル抽出物を最終濃
度が、固形分に換算して0(対照)100、500、1
000μg/mLとなるように検体調製液を添加し混和し
た。培養5日目に培地を交換し、再度検体調製液を添加
した。翌日、培地を除き、1枚のシャーレについて、細
胞をリン酸緩衝液にて洗浄した後回収し、B16メラノ
ーマ培養細胞の白色化度を以下の基準にて評価した。ま
た、比較例として既にメラニン生成抑制作用のあること
が知られている参考例3で得たヨクイニン抽出物につい
ても同様の試験を行った。
【0051】(判定基準) +:対照に対してあきらかに白色である。 ±:対照に対してやや白色である。 −:対照と同じ黒色である。
【0052】残りの1枚のシャーレについて、細胞をホ
ルマリン固定後、1%クリスタルバイオレット溶液を添
加し染色した。各検体濃度に対する細胞生存率をモノセ
レーター(オリンパス社製)で測定した。以上の結果を
表1に示す。
【0053】(結果)
【表1】
【0054】 *1 参考例1で製造したもの *2 参考例2で製造したもの *3 参考例3で製造したもの
【0055】表1の結果から明らかなごとく、パイナッ
プル果実搾汁液及び抽出物は高いメラニン生成抑制能を
有し、かつB16メラノーマ培養細胞に対し毒性が低い
ことが認められた。従って、パイナップル果実搾汁液及
び抽出物は、これを肌に適用することにより、極めて優
れたメラニン生成抑制作用を発揮し、日焼けによる肌の
黒色化、シミ、ソバカスなどを効果的に抑制し美白、美
肌効果が期待できる。
【0056】実施例1 クリーム:表2に示す組成及び下記製法でクリームを調
製し、パイナップル果実搾汁液単独及びパイナップル果
実搾汁液と美白剤、抗酸化剤、抗炎症剤、細胞賦活剤、
紫外線防止剤を併用した場合の美白、美肌効果を調べ
た。この結果を表2に併せて示す。
【0057】(組成及び結果)
【表2】
【0058】(製法) A.成分(1)〜(6)、(9)、(11)、(1
2)、(13)を混合し、加熱して70℃に保つ。 B.成分(15)の一部を加熱して70℃に保つ。 C.AにBを加え、(7)、(14)及び(15)の残
部で溶解した(8)、(10)を混合した後、冷却して
クリームを得た。
【0059】(試験方法)被験クリーム1品につき27
〜54才の女性15名をパネルとし、毎日、朝と夜の2
回、洗顔後に被験クリームの適量を顔面に塗布した。試
験は12週間行った。塗布による美白、美肌効果を以下
の基準によって評価した。
【0060】(評価基準) <評価> <内 容> 有 効 肌のくすみが目立たなくなった。 やや有効 肌のくすみがあまり目立たなくなった。 無 効 使用前と変化なし。
【0061】表2の結果に示される如く、パイナップル
果実搾汁液を配合した本発明品1のクリームは、これら
を皮膚に適用することにより、肌の「くすみ」等の発生
の防止、改善ができ、美しい肌とすることが明らかであ
るが、さらに、パイナップル果実搾汁液と美白剤、抗酸
化剤、抗炎症剤、細胞賦活剤、紫外線防止剤を併用して
配合した本発明品2〜6を皮膚に適用することにより、
パイナップル果実搾汁液を単独で配合した外用剤を適用
した場合に比べてより優れた肌の「くすみ」等の発生の
防止、改善効果を相乗的に発揮し、美しい肌とすること
が明らかとなった。
【0062】 実施例2. 化粧水 (処方) (%) (1)グリセリン 10.0 (2)1,3−ブチレングリコール 6.0 (3)パイナップル果実の 50vol%1,3−ブチレングリコール抽出物*1 1.0 (4)クエン酸 0.1 (5)クエン酸ナトリウム 0.3 (6)精製水 残量 (7)ポリオキシエチレン(60E.O.)硬化ヒマシ油 0.5 (8)エチルアルコール 8.0 (9)防腐剤 適量 (10)香料 適量 *1 参考例2で製造したもの
【0063】(製法) A.成分(1)〜(6)を混合溶解する。 B.成分(7)〜(10)を混合溶解する。 C.AとBを混合して均一にし、化粧水を得た。
【0064】 実施例3. 化粧水 (処方) (%) (1)グリセリン 10.0 (2)1,3−ブチレングリコール 6.0 (3)パイナップル果実搾汁液*1 0.5 (4)ピロリドンカルボン酸ナトリウム*2 0.1 (5)クエン酸 0.1 (6)クエン酸ナトリウム 0.3 (7)精製水 残量 (8)ポリオキシエチレン(60E.O.)硬化ヒマシ油 0.5 (9)エチルアルコール 8.0 (10)防腐剤 適量 (11)香料 適量 *1 参考例1で製造したもの *2 味の素社製
【0065】(製法) A.成分(1)〜(7)を混合溶解する。 B.成分(8)〜(11)を混合溶解する。 C.AとBを混合して均一にし、化粧水を得た。
【0066】 実施例4. 乳液 (処方) (%) (1)モノステアリン酸ソルビタン 0.3 (2)モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン (20E.O.) 0.1 (3)親油型モノステアリン酸グリセリン 0.2 (4)ステアリン酸 0.5 (5)セタノール 0.5 (6)スクワラン 3.0 (7)流動パラフィン 4.0 (8)トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 2.0 (9)メチルポリシロキサン 1.0 (10)水素添加大豆リン脂質 0.1 (11)防腐剤 適量 (12)カルボキシビニルポリマー 0.1 (13)水酸化ナトリウム 0.05 (14)グリセリン 5.0 (15)1,3−ブチレングリコール 7.0 (16)精製水 残量 (17)エチルアルコール 5.0 (18)パイナップル果実の 50vol%エチルアルコール抽出物*1 0.2 (19)マイカイカ抽出物*2 0.2 (20)ウーロン茶抽出物*3 0.2 (21)ヒアルロン酸ナトリウム 0.5 (22)香料 適量 *1 参考例2で製造したもの *2 丸善製薬社製 *3 丸善製薬社製
【0067】(製法) A.成分(12)〜(16)を加熱混合し、70℃に保
つ。 B.成分(1)〜(11)を加熱混合し、70℃に保
つ。 C.AにBを加えて混合し、均一に乳化する。 D.Cを冷却後(17)〜(22)を加え、均一に混合
して乳液を得た。
【0068】 実施例5. 乳液 (処方) (%) (1)モノステアリン酸ソルビタン 0.3 (2)モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン (20.E.O.) 0.1 (3)親油型モノステアリン酸グリセリン 0.2 (4)ステアリン酸 0.5 (5)セタノール 0.5 (6)スクワラン 3.0 (7)流動パラフィン 4.0 (8)トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 2.0 (9)メチルポリシロキサン 1.0 (10)水素添加大豆リン脂質 0.1 (11)アスタキサンチン*1 0.005 (12)酢酸トコフェロール*2 0.02 (13)防腐剤 適量 (14)カルボキシビニルポリマー 0.1 (15)水酸化ナトリウム 0.05 (16)グリセリン 5.0 (17)1,3−ブチレングリコール 7.0 (18)精製水 残量 (19)エチルアルコール 5.0 (20)パイナップル果実の 50vol%1,3−ブチレングリコール抽出物*3 0.5 (21)香料 適量 *1 シグマ社製 *2 エーザイ社製 *3 参考例2で製造したもの
【0069】(製法) A.成分(12)〜(18)を加熱混合し、70℃に保
つ。 B.成分(1)〜(13)を加熱混合し、70℃に保
つ。 C.AにBを加えて混合し、均一に乳化する。 D.Cを冷却後(19)〜(21)を加え、均一に混合
して乳液を得た。
【0070】実施例2、3、4及び実施例5はいずれも
経時安定性に優れ、皮膚に適用することにより、日焼け
による肌の「くすみ」やシミやソバカスを防止し、透明
感のある美しい肌にする化粧水及び乳液であった。
【0071】 実施例6. 軟膏 (処方) (%) (1)ステアリン酸 18.0 (2)セタノール 4.0 (3)グリチルレチン酸ステアリル*1 0.1 (4)防腐剤 適量 (5)トリエタノールアミン 2.0 (6)グリセリン 5.0 (7)精製水 残量 (8)パイナップル果汁搾汁液*2 1.0 (9)ニンジン抽出物*3 0.1 *1 丸善製薬社製 *2 参考例1で製造したもの *3 丸善製薬社製
【0072】(製法) A.成分(5)、(6)及び(7)の一部を加熱混合
し、75℃に保つ。 B.成分(1)〜(4)を加熱混合し、75℃に保つ。 C.AをBに徐々に加える。 D.Cを冷却しながら(7)の残部で溶解した(8)、
(9)を加え、軟膏を得た。
【0073】 実施例7. 軟膏 (処方) (%) (1)ステアリン酸 18.0 (2)セタノール 4.0 (3)防腐剤 適量 (4)トリエタノールアミン 2.0 (5)グリセリン 5.0 (6)精製水 残量 (7)パイナップル果実の 50vol%1,3−ブチレングリコール抽出物*1 1.0 (8)コムギ抽出物*2 0.3 (9)オオムギ抽出物*3 0.3 *1 参考例2で製造したもの *2 成和化成社製 *3 三省製薬社製
【0074】(製法) A.成分(4)、(5)及び(6)の一部を加熱混合
し、75℃に保つ。 B.成分(1)〜(3)を加熱混合し、75℃に保つ。 C.AをBに徐々に加える。 D.Cを冷却しながら(6)の残部で溶解した(7)〜
(9)を加え、軟膏を得た。
【0075】実施例6、7は経時安定性に優れ、皮膚に
適用することにより、肌の「くすみ」やシミやソバカス
を防止し、透明感のある美しい肌にする軟膏であった。
【0076】 実施例8. パック (処方) (%) (1)ポリビニルアルコール 15.0 (2)無水ケイ酸 0.5 (3)ポリエチレングリコール 0.5 (4)ポリオキシプロピレンメチルグルコシド 5.0 (5)グリセリン 5.0 (6)精製水 残量 (7)エチルアルコール 20.0 (8)防腐剤 適量 (9)パイナップル果実搾汁液*1 2.0 (10)ビャクレン抽出物*2 1.0 (11)カミツレ抽出物*3 0.5 (12)香料 適量 *1 参考例1で製造したもの *2 サントリー社製 *3 丸善製薬社製
【0077】(製法) A.成分(1)〜(6)を混合し、70℃に加熱し、撹
拌する。 B.成分(7)及び(8)を混合する。 C.上記Bを先のAに加え、混合した後、冷却して
(9)〜(12)を均一に分散してパックを得た。
【0078】 実施例9. パック (処方) (%) (1)ポリビニルアルコール 15.0 (2)無水ケイ酸 0.5 (3)ポリエチレングリコール 0.5 (4)ポリオキシプロピレンメチルグルコシド 5.0 (5)グリセリン 5.0 (6)精製水 残量 (7)エチルアルコール 20.0 (8)防腐剤 適量 (9)パイナップル果実の 50vol%1,3−ブチレングリコール抽出物*1 0.5 (10)ヨクイニン抽出物*2 0.5 (11)カンゾウ抽出物*3 0.5 (12)シソ抽出物*4 0.5 (13)香料 適量 *1 参考例2で製造したもの *2 丸善製薬社製 *3 丸善製薬社製 *4 丸善製薬社製
【0079】(製法) A.成分(1)〜(7)を混合し、70℃に加熱し、撹
拌する。 B.成分(8)及び(9)を混合する。 C.上記Bを先のAに加え、混合した後、冷却して(1
0)〜(13)を均一に分散してパックを得た。
【0080】実施例8及び9は経時安定性に優れ、皮膚
に適用することにより、肌の「くすみ」やシミを防止
し、透明感のある美しい肌にするパックであった。
【0081】 実施例10. リキッドファンデーション: (処方) (%) (1)液状ラノリン 2.0 (2)流動パラフィン 5.0 (3)ステアリン酸 2.0 (4)セタノール 1.0 (5)自己乳化型モノステアリン酸グリセリン 1.0 (6)パラメトキシケイ皮酸−2−エチルヘキシル 7.0 (7)防腐剤 適量 (8)グリセリン 5.0 (9)トリエタノールアミン 1.0 (10)カルボキシメチルセルロース 0.2 (11)ベントナイト 0.5 (12)精製水 残量 (13)酸化チタン 6.0 (14)微粒子酸化チタン 2.0 (15)微粒子酸化亜鉛 5.0 (16)マイカ 2.0 (17)タルク 4.0 (18)着色顔料 4.0 (19)パイナップル果実搾汁液*1 0.01 (20)カイソウ抽出物*2 0.5 (21)イラクサ抽出物*3 0.5 (22)香料 適量 *1 参考例1で製造したもの*2 丸善製薬社製*3
丸善製薬社製
【0082】(製法) A.成分(1)〜(7)を混合溶解する。 B.Aに成分(13)〜(18)を加え、均一に混合
し、70℃に保つ。 C.成分(8)〜(12)を均一に溶解し、70℃に保
つ。 D.CにBを添加して、均一に乳化する。 E.Dを冷却後、成分(19)〜(22)を添加してリ
キッドファンデーションを得た。
【0083】 実施例11. リキッドファンデーション: (処方) (%) (1)液状ラノリン 2.0 (2)流動パラフィン 5.0 (3)ステアリン酸 2.0 (4)セタノール 1.0 (5)自己乳化型 モノステアリン酸グリセリン 1.0 (6)パラメトキシケイ皮酸−2−エチルヘキシル 8.0 (7)4−tert−ブチル−4’ −メトキシジベンゾイルメタン 2.0 (8)パルミチン酸レチノール*1 0.2 (9)防腐剤 適量 (10)グリセリン 5.0 (11)トリエタノールアミン 1.0 (12)カルボキシメチルセルロース 0.2 (13)ベントナイト 0.5 (14)精製水 残量 (15)酸化チタン 6.0 (16)微粒子酸化チタン 2.0 (17)微粒子酸化亜鉛 2.0 (18)マイカ 2.0 (19)タルク 4.0 (20)着色顔料 4.0 (21)パイナップル果実の 50vol%エチルアルコール抽出物*2 0.2 (22)α−グルコシルルチン*3 0.1 (23)香料 適量 *1 日本ロシュ社製 *2 参考例2で製造したもの *3 東洋精糖社製
【0084】(製法) A.成分(1)〜(9)を混合溶解する。 B.Aに成分(15)〜(20)を加え、均一に混合
し、70℃に保つ。 C.成分(10)〜(14)、(22)を均一に溶解
し、70℃に保つ。 D.CにBを添加して、均一に乳化する。 E.Dを冷却後、成分(21)及び(23)を添加して
リキッドファンデーションを得た。
【0085】 実施例12. 日やけ止め乳液 (処方) (%) (1)ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン 1.0 (2)ジメチルポリシロキサン 5.0 (3)オクタメチルシクロテトラシロキサン 20.0 (4)イソノナン酸イソトリデシル 5.0 (5)パラメトキシケイ皮酸−2−エチルヘキシル 5.0 (6)防腐剤 適量 (7)香料 適量 (8)シリコン処理微粒子酸化チタン 8.0 (9)シリコン処理微粒子酸化亜鉛 7.0 (10)ポリスチレン末 3.0 (11)トリメチルシロキシケイ酸 0.5 (12)ジプロピレングリコール 3.0 (13)エチルアルコール 10.0 (14)精製水 残量 (15)食塩 0.2 (16)パイナップル果実搾汁液*1 2.0 (17)海藻抽出物*2 3.0 (18)ニコチン酸アミド*3 0.5 *1 参考例1で製造したもの *2 丸善製薬社製 *3 和光純薬社製
【0086】(製法) A.成分(1)〜(11)を混合分散する。 B.成分(12)〜(15)、(18)を混合分散す
る。 C.AにBを添加して、均一に乳化する。 D.Cに成分(16)、(17)を添加して日やけ止め
乳液を得た。
【0087】 実施例13. 日やけ止め乳液 (処方) (%) (1)ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン 1.0 (2)ジメチルポリシロキサン 5.0 (3)オクタメチルシクロテトラシロキサン 20.0 (4)イソノナン酸イソトリデシル 5.0 (5)パラメトキシケイ皮酸−2−エチルヘキシル 10.0 (6)防腐剤 適量 (7)香料 適量 (8)シリコン処理微粒子酸化チタン 8.0 (9)シリコン処理微粒子酸化亜鉛 7.0 (10)ポリスチレン末 3.0 (11)トリメチルシロキシケイ酸 0.5 (12)ジプロピレングリコール 3.0 (13)エチルアルコール 10.0 (14)精製水 残量 (15)食塩 0.2 (16)パイナップル果実の 50vol%1,3−ブチレングリコール抽出物*1 1.0 (17)マンニトール*2 0.05 (18)乳酸ソーダ*3 0.5 *1 参考例2で製造したもの *2 シグマ社製 *3 和光純薬社製
【0088】(製法) A.成分(1)〜(11)を混合分散する。 B.成分(12)〜(15)、(17)、(18)を混
合分散する。 C.AにBを添加して、均一に乳化する。 D.Cに成分(16)を添加して日やけ止め乳液を得
た。
【0089】実施例10〜13は経時安定性に優れ、皮
膚に適用することにより、日焼け等による肌の黒化やシ
ミやソバカスを防止する効果に優れるリキッドファンデ
ーション及び日やけ止め乳液であった。
【0090】
【発明の効果】以上のごとく、本発明のパイナップル果
実搾汁液及び/又はパイナップル果実抽出物を含有する
皮膚外用剤は、メラニン生成抑制作用及びを有してお
り、色素沈着に対し高い抑制効果を発揮し、肌のくす
み、日やけなどによる皮膚の黒化、シミ、ソバカスの防
止及び改善等に有効である。
【0091】また、パイナップル果実搾汁液及び/又は
パイナップル果実抽出物のほか、美白剤、抗酸化剤、抗
炎症剤、細胞賦活剤、紫外線防止剤等の他の薬効成分を
配合した本発明の皮膚外用剤は、前記抽出物を単独で配
合した場合に比べてより優れた美白、美肌効果を有する
ものである。
【0092】従って、本発明の皮膚外用剤は、美白、美
肌を目的とする化粧品や医薬品等として有利に利用する
ことができるものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C083 AA082 AA111 AA112 AB032 AB172 AB212 AB242 AB432 AB442 AC022 AC072 AC102 AC122 AC132 AC302 AC342 AC422 AC432 AC442 AC542 AC852 AD022 AD042 AD092 AD112 AD152 AD162 AD332 AD392 AD512 AD532 AD572 AD622 AD642 AD662 CC04 CC05 CC07 CC12 CC19 EE12 EE13 EE16 EE17 4C088 AB71 AC04 BA07 BA08 MA02 MA17 MA28 MA63 NA05 ZA89

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パイナップル果実搾汁液及び/又はパイ
    ナップル果実抽出物を含有することを特徴とする皮膚外
    用剤。
  2. 【請求項2】 パイナップル果実搾汁液及び/又はパイ
    ナップル果実抽出物を美白、美肌成分として含有するこ
    とを特徴とする請求項1記載の皮膚外用剤。
  3. 【請求項3】 次の成分(A)及び(B) (A)パイナップル果実搾汁液及び/又はパイナップル
    果実抽出物 (B)美白剤、抗酸化剤、抗炎症剤、細胞賦活剤、紫外
    線防止剤から選ばれる薬剤の一種又は二種以上を含有す
    ることを特徴とする皮膚外用剤。
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