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JP3820946B2 - 周辺露光装置 - Google Patents

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JP3820946B2
JP3820946B2 JP2001281292A JP2001281292A JP3820946B2 JP 3820946 B2 JP3820946 B2 JP 3820946B2 JP 2001281292 A JP2001281292 A JP 2001281292A JP 2001281292 A JP2001281292 A JP 2001281292A JP 3820946 B2 JP3820946 B2 JP 3820946B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、外周部にV字形のノッチが形成された半導体ウエハの、周辺部に塗布されたフォトレジストを除去するためにウエハの周辺部を露光するノッチ付ウエハの周辺露光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、図13(a)に示すように、ウエハWのエッジEに追従させて露光光の照射領域Sを移動させ、フォトレジストRが塗布されたウエハWの周辺部を所定の露光幅Aで露光する周辺露光装置が知られている。
上記従来の周辺露光装置は、ウエハWのエッジEを常に捕らえながら、ウエハWの周辺を露光していくので、外周部にV字形のノッチNが形成され、フォトレジストRが塗布されたウエハWを露光処理すると、露光光の照射領域Sも、ノッチN部分でV字状に移動する。このため、図13(b)に示すように、ウエハW内部の露光不要な領域UEまで露光してしまうという現象が生じた。
したがって、上記の領域UE付近には、半導体素子形成領域(回路等のパターン)を設けることができず、半導体素子の生産性向上を妨げる原因となっていた。
【0003】
そこで、本出願人は先にウエハのノッチ部分で照射領域がV字状に移動することのない、即ち、ウエハ内部の露光不要部分まで露光してしまうことのない周辺露光装置を提案した(特願2001−151037号)。
以下、上記特願2001−151037号で開示した周辺露光装置におけるウエハ周辺部の露光処理の概要を図14により説明する。
上記周辺露光装置において、ウエハ周辺部を露光する露光光照射部は、ウエハのエッジEを検出するためのウエハエッジ検知手段と一体に設けられ、ウエハエッジ検知手段は、ウエハWのエッジEに追従して、ウエハWのエッジの接線に対して略直角方向移動する。したがって、上記露光光照射部から照射される照射領域Sを有する露光光は、ウエハエッジ検知手段と同じ方向に同じ量だけ移動し、ウエハエッジEの周辺部を露光する。
また、ウエハエッジ検知手段の上流側にウエハのノッチを検出するためのノッチ検知手段が設けられる。なお、以下では、ウエハが回転する際、ウエハエッジ検知手段に近づいていく方のウエハ周辺部を上流、ウエハエッジ検知手段から遠ざかる方のウエハ周辺部を下流とする。
上記ノッチ検知手段は、ウエハエッジ検知手段および露光光照射部と一体に設けられ、上記ウエハエッジ検知手段と同期して、ウエハWのエッジの接線に対して略直角方向に移動する。
以下では、上記周辺露光装置により、外周部にノッチが形成され、フォトレジストが塗布されたウエハのエッジを検知しながら、ウエハの周辺部を露光していく様子を説明する。なお、図14は、ウエハのノッチ部分を拡大して示している。
【0004】
処理ステージ上に載置されたウエハWは、図14に示すように時計周りに回転し、ウエハエッジ検知手段は、○の位置でウエハWのエッジEを検知している。露光光照射部から出射される露光光の照射領域Sは、ウエハW表面上で、上記○の位置とほぼ同じ位置にある。
また、ノッチ検知手段は、ウエハWの上流側、すなわち◎の位置でウエハWのエッジEを検知している。
(1) 図14(a)に示すように、ウエハのノッチ以外のエッジ部分をノッチ検知手段が検知している場合。
ウエハエッジ検知手段は、ウエハエッジEに追従してウエハWのエッジの接線に対して略直角方向に移動し、これと一体に設けられた露光光照射部はウエハエッジ検知手段とともに移動する。したがって、露光光照射部から照射される露光光の照射領域SはウエハエッジEに追従して移動し、同図に示すようにウエハ周辺部が露光される。
【0005】
(2) 図14(b)に示すように、ノッチ検知手段がウエハのノッチの始まりに達した場合。
ウエハWが時計周りに回転し、ウエハWのノッチNの始まりNs がノッチ検知手段9の検知位置◎に達すると、ノッチ検知手段がON信号を出力する。これにより、図示しない制御部が、ウエハWの回転速度と、ノッチ検知手段の検知位置◎とウエハエッジ検知手段の検知位置○の間隔(この例の場合、5mm)から、露光光の照射領域Sが、ノッチNの始まりNs に達するまでの時間T1を算出する。
(3) 図14(c)に示すように、ノッチ検知手段がノッチの始まりに達した後、時間T1を経過した場合。
ノッチ検知手段がノッチNの始まりNsに達した後、時間T1を経過すると、露光光の照射領域Sが、ノッチNの始まりNsに達する。これにより、図示しない制御部は、ウエハエッジ検知手段のウエハWのエッジEへの追従動作を停止させる。このため、ウエハエッジ検知手段および露光光の照射領域Sは、ノッチNに追従せず、ウエハWのノッチNの直前部分のエッジEの接線に沿って移動することとなる。
また、上記制御部は、ウエハエッジ検知手段の追従動作を停止してから再開する時間T2を演算する。例えば、ノッチNの切欠寸法と、ウエハWの回転速度とに基き、露光光の照射領域Sが、ノッチNの始まりNs から終わりNe に至るまでの時間T2を求める。
【0006】
(4) 図14(d)に示すように、露光光の照射領域が、ノッチの始まりに達した後、時間T2を経過した場合。
露光光の照射領域Sが、Nの始まりに達した後、時間T2を経過すると、露光光の照射領域Sは、ノッチNの終わりNeに達する。
図示しない制御部は、ウエハエッジ検知手段の追従動作を再開させる。これにより、ウエハエッジ検知手段は、ウエハエッジEに追従して移動し、前記図14(a)に示したように、露光光照射部から照射される露光光の照射領域SはウエハエッジEに追従して移動し、同図に示すようにウエハ周辺部が露光される。
【0007】
上記のように、ノッチの始まりを示す信号を受けて所定時間経過した後、すなわち露光光の照射領域Sが、ノッチNの始まりNsに達した時、ウエハエッジ検知手段の追従動作を停止させ、更に所定時間経過後、すなわち露光光の照射領域Sが、ノッチNの終わりNeに達した時、ウエハエッジ検知手段の追従動作を再開させることにより、ウエハのノッチ部分で照射領域がノッチに追従してV字状に移動することがなく、ウエハ内部の露光不要な領域まで露光してしまうことはない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記周辺露光装置においては、周辺露光処理を開始する時、ウエハエッジ検知手段が、ウエハの径方向に移動する。ウエハエッジ検知手段がウエハエッジを検出すると、ウエハエッジ検知手段は、ウエハの径方向への移動を停止する。そして、エッジの検出ができた位置から露光光の照射を開始し、周辺露光処理を開始する。
しかし、通常、周辺露光装置の回転処理ステージにノッチ付ウエハWが載置される時、ノッチNの位置(ノッチをどの方向に向けて載置するか)は決まっていない。
したがって、露光処理の開始時、ウエハエッジを検出した位置において、以下の(a) 〜(c) ように、ウエハエッジ検知手段あるいはノッチ検知手段がノッチNの近傍にいる状態の場合には、ノッチ検知手段が、ウエハエッジ検知手段に先だってノッチの始まり位置を検出できないので、ウエハエッジ検知手段の追従動作の停止制御をすることができない。すなわち、前記したノツチをならわないような(以下「ノツチを無視した」と呼ぶことがある) 周辺露光ができない。
(a) ウエハエッジ検知手段の位置とノッチの位置が一致している場合。
(b) ノッチ検知手段とウエハエッジ検知手段との間にノッチがある場合。
(c) ノッチ検知手段の位置とノッチの位置が一致している場合。
なお、上記では前記したようにウエハエッジ検知手段がウエハエッジを検出している位置と、ウエハの周辺部を露光する露光光が照射されている位置とは一致しているとする。
【0009】
以上のように、前記した従来の周辺露光処理では、上記(a) 〜(c) の場合に、ノッチを無視した周辺露光ができず、ウエハ内部の露光不要な領域まで露光してしまうという現象が生じる。
本発明は、上記従来技術の問題点を解決するためになされたものであって、本発明の目的は、上記(a) 〜(c) のように、ウエハエッジ検知手段あるいはノッチ検知手段がノッチ近傍にいる場合においても、ノッチを無視した周辺露光を行うことができ、ウエハ内部の露光不要な領域まで露光してしまうことがない周辺露光装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明においては、ウエハエッジ検知手段が、ウエハエッジを検知後、すぐには露光光を照射せず、所定量ウエハを回転し、その後、露光を開始する。また、上記回転中に前記ノッチ検知手段の出力信号が変化した場合には、ノッチ検知手段の出力変化のタイミングからノッチの開始位置を知ることができるので、該出力信号の変化状態に応じて予め設定した露光開始位置でウエハ露光光の照射を開始させ、照射領域がノッチ開始位置に達したら、前記したノッチ無視制御を行う。
なお、上記所定量は、少なくともウエハエッジ検知手段とノッチ検知手段との間隔に相当する距離(D1)よりも大きくなければならない。
【0011】
上記のようにすれば、前記(a) 〜(c) の状態であっても、次のようにして、ノッチを無視した周辺露光を行なうことが可能となり、ウエハ内部の露光不要な領域まで露光してしまうことがない。
(1) 前記(a) のように、ウエハエッジ検知手段の位置とノッチの位置が一致している場合。
ウエハエッジ検知手段が、ウエハエッジを検出した位置から、所定量(D1+α)(ここでαは組み立てや制御の誤差を吸収するために, 実験などにより求める余裕度である)だけウエハを回転することにより、ウエハエッジ検知手段がノッチからはずれる。そこから露光を開始する。露光開始後、ウエハがほぼ1回転する頃に、ノッチ検知手段がノッチを検出するので、前記したように、露光光照射部の移動を停止して、ノッチ部をならわずに露光を行なう。
(2) 前記(b) のように、ノッチ検知手段とウエハエッジ検知手段との間にノッチがある場合。
所定量(D1+α)だけウエハを回転することにより、(1) の場合と同様、ノッチがウエハエッジ検知手段の位置を通過して、ウエハエッジ検知手段はノッチ以外の位置に来る。そこから露光を開始する。露光開始後、ウエハがほぼ1回転する頃に、ノッチ検知手段がノッチを検出するので、前記したように、露光光照射部の移動を停止して、ノッチ部をならわずに露光を行なう。
【0012】
(3) 前記(c) のように、ノッチ検知手段の位置とノッチの位置が一致している場合。
この場合は、ウエハエッジ検知手段が、ウエハエッジを検出した時点で、ノッチ検知手段はノッチ検出信号を出力する。しかし、ノッチの開始点はわからないので、露光光照射部の移動を停止するタイミングが不明である。
そこで、上記のように、所定量(D1+α)だけウエハを回転させたのち、さらに、少なくともノッチの幅に相当する量(D2+α)だけウエハを回転させる。これにより、ノッチがウエハエッジ検知手段の位置を通過して、ウエハエッジ検知手段はノッチ以外の位置に来るので、この位置から露光を開始する。そして、露光開始後、ウエハがほぼ1回転する頃に、ノッチ検知手段がノッチを検出するので、前記したように、露光光照射部の移動を停止してノッチ無視制御を行う。
なお、この場合には、上記所定量(D1+α)だけウエハを回転させている間に、ノッチ検知手段の出力がOFFとなり、このタイミングと、ノッチ幅等からノッチの開始位置を知ることができる。したがって、上記のようにウエハを少なくともノッチの幅に相当する量(D2+α)だけ回転させる代わりに、上記のようにして求めたノッチ開始位置に露光光の照射領域がきたときに、上記ノッチ無視制御を開始するようにしてもよい。
【0013】
上記(a) 〜(c) の状態は、ウエハエッジを検出したときの状態であるが、ウエハを所定量回転させた時点で上記(a) 〜(c) の状態となる場合もある。しかし、この場合には、ウエハが所定量回転している間にノッチ検知手段の出力状態が変化するので、この出力の変化から、露光光の照射領域とノッチの相対位置を求めることができる。したがって、上記求めた露光光の照射領域とノッチの相対位置に基づき、露光開始時点を定め、前記したノッチ無視制御を行うことにより、ウエハ内部の露光不要な領域まで露光してしまうといった問題を回避することができる。
【0014】
具体的には、露光開始時、以下のように制御すればよい。
(A)ウエハエッジ検出後、ウエハを所定量(D1+α)回転させている間にノッチ検知手段の出力が変化しない場合。
この場合は、(1) ノッチ部が全く関与しない場合、(2) ウエハエッジ検出時、ノッチ検知手段とウエハエッジ検知手段との間にノツチがある場合、(3) ウエハエッジ検出時、ウエハエッジ検知手段の位置とノッチの位置が一致している場合のいずれかであり、上記(1) の場合は、ノッチ部が全く関与していないので、ウエハを所定量(D1+α)回転させた後、直ちに露光を開始しても問題は生じない。
また、上記(2),(3) はそれぞれ前記(a),(b) の状態の場合であるから、同様にウエハを所定量(D1+α)回転させた後、露光を開始しても問題は生じない。(B)ウエハエッジ検出後、ウエハを所定量(D1+α)回転させている間にノッチ検知手段の出力が変化する場合。
この場合は、ノッチ検知手段の出力から、照射領域とノッチ開始位置との相対距離を求めることができるので、ノッチ検知手段が出力を発生したときに直ちに露光を開始しても、前記したノッチ無視制御を行うことが可能であり、ウエハ内部の露光不要な領域まで露光してしまうといった問題を回避することができる。しかし、制御シーケンスの簡単化を考慮して、実用的には、以下のように露光を開始する時点を設定することができる。
(1) 上記Aと同様に、ウエハを所定量(D1+α)回転させた後、露光を開始する。そして、上記回転中にノッチ検知手段が出力を発生したら、その出力から照射領域とノッチ開始位置との相対距離を求める。そして、照射領域がノッチ開始位置に達したら、前記したノッチ無視制御を行う。
この場合は、前記(3) の場合(ノッチ検知手段の位置とノッチの位置が一致している場合)を除き、ウエハを所定量(D1+α)回転させた後、露光を開始するようにしているので、比較的制御シーケンスが簡単になる。
(2) 上記Aと同様に、ウエハを所定量(D1+α)回転させた後、さらに、ウエハを、前記したノッチの幅に相当する量(D2+α)だけ回転させたのち、露光を開始する。そして、照射領域がノッチ開始位置に達したら、前記したノッチ無視制御を行う。
この場合は、全てのケースで、ウエハを所定量(D1+α)回転させ、さらに、前記したノッチの幅に相当する量(D2+α)回転させた後、露光を開始しているので、制御シーケンスが最も簡単になる。但し、露光開始する時点が遅れるので、スループットは低下する。
(3) ノッチ検知手段の出力信号が変化したとき直ちに露光を開始する。
これは、前記したノッチ検知手段が出力を発生したときに直ちに露光を開始する場合であり、上記(1),(2) に比べて、露光開始の時点を早くすることができるので、スループットが向上する。しかし、制御シーケンスは上記(1),(2) と比べて複雑となる。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1に、本発明の前提となる周辺露光装置の概略構成を示し、図2に本発明の周辺露光装置の制御部の概略構成を示す。
図1、図2において、光源部1には、紫外線を含む光を放射するランプ11、例えば定格電力250Wの超高圧水銀ランプが配置され、該ランプ11からの放射光は、集光鏡12によって、ライトガイドファイバ13の入射端面13aに集光される。
ランプ11とライトガイドファイバ13の入射端面13aとの間には、シャッタ駆動機構15の駆動により開閉されるシャッタ14が配置されている。
そして、制御部50内の演算処理部CPUからシャッタ駆動機構駆動部MD3に、シャッタOPEN信号が送信されると、シャッタ駆動機構駆動部MD3が、シャッタ駆動機構15を駆動して、シャッタ14を開く。
これにより、集光鏡12によって集光された光が、ライトガイドファイバ13の入射端面13aに入射し、該ライトガイドファイバ13の出射端面13bに取り付けられた露光光照射部2から、所定の照射領域Sを有する露光光となって照射される。
【0016】
露光光照射部2は、ウエハエッジ検知手段4と一体に設けられ、ウエハエッジ検知手段移動機構3によって、ウエハWのエッジEの接線に対して略直角方向、即ちウエハの略中心方向Oに向かって(図1内の両矢印D方向に)移動可能に支持されている。
したがって、露光光照射部2から照射される、所定の照射領域Sを有する露光光は、ウエハエッジ検知手段4と同じ方向に同じ量だけ移動する。
また、上記ウエハエッジ検知手段4と一体にノッチNの検知のみを行なうノッチ検知手段9が設けられている。
【0017】
一方、処理ステージ6上には、外周部にノッチが形成され、フォトレジストRが塗布されたウエハWが載置され、不図示の固定手段、例えば真空吸着により固定される。また、処理ステージ6は、処理ステージ回転機構61により、回転可能に支持されている。
そして、制御部50内の演算処理部CPUから処理ステージ回転機構駆動部MD4に、ステージ回転開始信号が送信されると、処理ステージ回転機構駆動部MD4は、処理ステージ回転機構61を駆動して、入力部7に入力された回転速度、回転角度または回転回数等のデータに基づき、処理ステージ6の回転を開始する。
【0018】
図3に上記ウエハエッジ検知手段とノッチ検知手段の構成例を示す。
ウエハエッジ検知手段4は、センサ光を投光する投光部41と、該センサ光を受光する受光部42とから構成され、投光部41から受光部42に投光されるセンサ光の光量によって増減するアナログ信号を制御部50に出力する。
そして、図2に示す制御部50は、受光部42からの上記アナログ信号を、増幅器AC1により、例えば、処理ステージ6上に載置されたウエハWにより完全に遮光された場合に得られる信号を−5V、全く遮光されない場合に得られる信号を+5Vに増幅する。
上記増幅器AC1において増幅された上記電圧信号は、PID回路PCにて演算処理され、上記電圧信号を一定電圧にするための制御信号がウエハエッジ検知手段移動機構駆動部MD1に出力される。
制御部50内のウエハエッジ検知手段移動機構駆動部MD1は、受光部42からの信号が、例えば0Vになる位置、即ち投光部41からのセンサ光が半分遮光され、残りの半分が受光部42に受光される位置に、ウエハエッジ検知手段4が位置するよう、ウエハエッジ検知手段移動機構3を駆動する。
したがって、ウエハエッジ検知手段4は、常に上述した位置、すなわちウエハWのエッジE位置に移動する。
【0019】
また、ノッチ検知手段9は、ウエハエッジ検知手段4と同様に、センサ光を投光する投光部91と、該センサ光を受光する受光部92とからなる。そして、ウエハW回転時、ウエハエッジ検知手段4より先にウエハWのノッチNを検知することができ、ウエハエッジ検知手段4とノッチ検知手段9の間隔が、ノッチNの幅(φ300mmウエハの場合、約3.5mm、φ200mmウエハの場合、約3mm)よりも広くなる位置、例えば、図3に示すように、ウエハエッジ検知手段4の5mmほど上流側にノッチ検知手段9は設けられる。ここで、ノッチ検知手段9は、ウエハエッジ検知手段4と一体に設けられているので、ウエハエッジ近傍にセンサ光を投光することができる。
【0020】
図2に示す周辺露光装置の制御部50には、上記ノッチ検知手段9の受光部92からの信号を処理するための、増幅器AC2,比較回路CC1が設けられている。比較回路CC1は、入力された信号値を、予め設定された設定値と比較し、設定値よりも大きければ、ノッチNが検知されたとしてON信号を、小さければOFF信号を演算処理部CPUに出力するものである。
ウエハエッジ検知手段4の受光部42からのアナログ信号と同様に、ノッチ検知手段9の受光部92からのアナログ信号は、制御部50内の増幅器AC2により増幅され、比較回路CC1に入力される。
比較回路CC1は、入力された上記信号の値を、あらかじめ設定された設定値I1と比較し、設定値I1よりも大きければ、ON信号を演算処理部CPUに出力する。
【0021】
演算処理部CPUは、ON信号が入力されると後述する計算を行ない、所定時間後にウエハエッジ検知手段移動機構駆動部MD1に対して、動作停止信号を出力して、ウエハエッジ検知手段移動機構3の動作を停止させ、更に、所定時間経過後、動作再開信号を出力してウエハエッジ検知手段移動機構3の動作を再開する。
また、演算処理部CPUには前記増幅器AC1の出力が入力され、演算処理部CPUは露光処理の開始時、ウエハエッジ検知手段4によりウエハエッジが検出されると、後述するように回転ステージを所定量(前記D1+α)回転させる。そして、上記所定量回転中にノッチ検知手段9の出力信号が変化しない場合、回転終了後、露光処理を開始させる。また、上記所定量回転中にノッチ検知手段9の出力が変化すると、後述するようにノッチ検知手段の出力の変化状態に応じたタイミングで露光処理を開始させる。
【0022】
次に、上記周辺露光装置による、ウエハ周辺部の露光手順について説明する。(1) 最初に、ウエハ搬送及び載置手段(図示しない)により、外周部にノッチNが形成され、フォトレジストRが塗布されたウエハWが搬送され、ウエハWの中心Oと処理ステージ6の回転中心が略一致した状態で、処理ステージ6上に載置される。
(2) 次に、制御部50内の演算処理部CPUから露光幅設定機構駆動部MD2に、露光幅設定開始信号が送信されると、露光幅設定機構駆動部MD2は、入力部7に予め入力されていた露光幅A(露光を行なう、ウエハWのエッジEからの幅)データに基づいて、露光幅設定機構8を駆動して、露光光の照射領域Sを所望の位置(後述するウエハエッジ検知手段4がウエハWのエッジEを捕らえたときに、ウエハWのエッジEから幅Aの領域を露光することができる位置)に移動する。
(3) 続いて、制御部50内の演算処理部CPUからウエハエッジ検知手段移動機構駆動部MD1に、ウエハエッジ検知開始信号が送信されると、ウエハエッジ検知手段移動機構駆動部MD1は、ウエハエッジ検知手段移動機構3を駆動して、ウエハエッジ検知手段4をウエハWに向かって移動させ、ウエハエッジ検知手段4によりウエハWのエッジE位置の検知を開始する。
【0023】
(4) 制御部50は、ウエハエッジ検知手段4の受光部42より、ウエハWのエッジEを捕らえていることを示す信号を受け取ると、前記したように、回転ステージを所定量回転させる。この回転量は、少なくともウエハエッジ検知手段4とノッチ検知手段9との間隔D1(前記図14では5mm)より大きい量である。
上記のようにウエハエッジEを検出してから、上記所定量回転ステージ6を回転させ、その間にノッチ検知手段9の出力が変化しない場合には、回転を終了させた後、露光処理を開始させる。
また、回転ステージ6を上記所定量回転させている間に、ノッチ検知手段9の出力が変化した場合には、その変化状態からウエハエッジ検知手段4に対するノッチNの相対位置を演算し露光開始位置を決定し、露光処理を開始させる。
これにより、露光処理の開始時、前記(a) 〜(c) の状態にある場合であっても、ノッチ検知手段9によりノッチが検出されないまま、ウエハエッジ検知手段4によりノッチを追従した露光処理を行われることがなく、前記したウエハ内部の露光不要な領域まで露光してしまうといった問題を回避することができる。なお、上記露光処理開始時の制御については後述する。
【0024】
露光を開始するには、シャッタ駆動機構15を駆動してシャッタ14を開き、露光光照射部2を介して、所定の照射領域Sを有する露光光をウエハWの周辺部に照射する。
また、制御部50は、シャッタ14を開くとほぼ同時に、処理ステージ回転機構61を駆動し、入力部7に予め入力されていた回転速度、角度範囲でウエハWを回転させながら、その周辺部を露光していく。
この時、制御部50は、ウエハエッジ検知手段移動機構3を制御して、ウエハエッジ検知手段4が、常にウエハWのエッジEを捕らえていることを示す信号を制御部50に出力する位置に、ウエハエッジ検知手段4を移動させている。また、前述したように、露光処理前に、露光光の照射領域Sは、ウエハエッジ検知手段4がウエハWのエッジEを捕らえたときに、ウエハWのエッジEから幅Aの領域を露光することができる位置に移動され、且つ露光処理時には、該照射領域Sは、ウエハエッジ検知手段4と同期して、同じ方向に同じ量だけ移動するので、ウエハWのエッジEから一定の露光幅Aで、ウエハWの周辺部を露光することができる。
(5) ウエハWの周辺部の露光処理が完了すると、制御部50は、シャッタ14を閉じ、処理ステージ6の回転を終了し、更に露光光照射部2を初期の位置に戻す。
【0025】
次に、図1〜図3に示した周辺露光装置により、外周部にノッチが形成され、フォトレジストが塗布されたウエハのエッジを検知しながら、ウエハの周辺部を露光する場合の制御について説明する。
まず、本発明の前提である露光処理が開始され、露光処理の途中でノッチ検知手段9によりノッチが検出された場合の制御について説明する。
この場合の露光処理は、前記した特願2001−151037号に記載される前記図14で概要を説明した露光処理と同じであり、前記図14を参照しながら説明する。
前記したように、処理ステージ6上に載置されたウエハWは、処理ステージ駆動機構61の駆動により、時計周りに回転し、ウエハエッジ検知手段4は、図14の○の位置でウエハWのエッジEを検知している。露光光照射部2から出射される露光光の照射領域Sは、ウエハW表面上で、投光部41からのセンサ光がウエハWの周辺部に照射されている位置、即ち○の位置とほぼ同じ位置にある。
また、ノッチ検知手段9は、ウエハWの上流側、すなわち前記図14の◎の位置でウエハWのエッジEを検知している。
【0026】
(1) ウエハのノッチ以外のエッジ部分をノッチ検知手段が検知している場合〔図14(a)〕。
制御部52は、ウエハエッジ検知手段移動機構3を制御して、ウエハエッジ検知手段4が、常にウエハWのエッジEを捕らえていることを示す信号、すなわちある一定のアナログ信号を制御部52に出力する位置に、ウエハエッジ検知手段4を移動させているので、受光部42に投光される、投光部41からのセンサ光の光量は、ほとんど変化しない。また、ウエハWの中心Oと処理ステージ6の回転中心とが一致せず、ウエハWが偏心して回転しているとしても、エッジEは、なめらかな円弧であるので、受光部42からの信号に、大きな変化が現れることはない。
また、ノッチ検知手段9は、ウエハWのエッジEを検知する、ウエハエッジ検知手段4の近傍に、ウエハエッジ検知手段4と一体に設けられているので、ノッチ検知手段9の受光部92に入力されるセンサ光の光量は、ウエハWが偏心して回転しているとしても、ウエハエッジ検知手段4の受光部42に受光される光量とほぼ同値である。
したがって、制御部52の比較回路CC1には、受光部42と同様のアナログ信号が出力される。
すなわち、比較回路CC1に入力される上記信号値は、設定値I1よりも小さく、ウエハエッジ検知手段移動機構3は、露光光照射部2から照射される露光光の照射領域Sの移動を行ないつつ、周辺部の露光を行なう。
ここで、設定値I1は、アナログ信号のノイズをカットする為に設けられたものであり、例えば、制御部52が、ウエハWのエッジEのキズなどをノッチNと誤認識することが無いように設けられた閾値である。
【0027】
(2) ノッチ検知手段がウエハのノッチの始まりに達した場合〔図14(b)〕。ウエハWが時計周りに回転し、ウエハWのノッチNの始まりNs がノッチ検知手段9の検知位置◎に達すると、ノッチN部分では、光を遮っていたウエハWが切り欠かれて無くなっているため、受光部92に投光される、投光部91からのセンサ光の光量が、急激に増加する。
その結果、制御部52の比較回路CC1に出力されるアナログ信号は、設定値I1よりも大きくなり、比較回路CC1から演算処理部CPUにON信号が出力される。
演算処理部CPUは、上記ON信号に基き、処理ステージ6の回転速度と、ノッチ検知手段9の検知位置◎とウエハエッジ検知手段4の検知位置○の間隔(本実施例の場合、5mm)から、露光光の照射領域Sが、ノッチNの始まりNs に達するまでの時間T1を算出する。
【0028】
(3) ノッチ検知手段がノッチの始まりに達した後、時間T1を経過した場合〔図14(c)〕。
ノッチ検知手段9がノッチNの始まりNsに達した後、時間T1を経過すると、露光光の照射領域Sが、ノッチNの始まりNsに達する。演算処理部CPUはウエハエッジ検知手段移動機構駆動部MD1に動作停止信号を出力し、ウエハエッジ検知手段移動機構駆動部MD1は、該信号に基づきウエハエッジ検知手段移動機構3の動作を停止する。
また、演算処理部CPUは、ウエハエッジ検知手段移動機構3の動作を停止してから再開する時間T2を演算する。
演算方法としては種々の方法があるが、例えば、SEMI規格により定められているノッチNの切欠寸法と、入力部7に入力された、処理ステージ6の回転速度データとに基き、露光光の照射領域Sが、ノッチNの始まりNs から終わりNe に至るまでの時間T2を求める。
また、ノッチ検知手段9からON信号が出力されてから再び上記OFF信号が出力されるまでの時間に基づき、露光光の照射領域SがノッチNの始まりNsから終わりNe に達するまでの時間T2を算出するようにしてもよい。
【0029】
(4) 露光光の照射領域が、ノッチの始まりに達した後、時間T2を経過した場合〔図14(d)〕。
露光光の照射領域Sが、Nの始まりに達した後、時間T2を経過すると、露光光の照射領域Sは、ノッチNの終わりNeに達する。制御部50内の演算処理部CPUからは、ウエハエッジ検知手段移動機構駆動部MD1に対して、ウエハエッジ検知手段移動機構3の動作を再開する信号が出力される。
ウエハエッジ検知手段移動機構3の動作は再開され、ウエハエッジ検知手段移動機構3は、露光光照射部2から照射される露光光の照射領域Sの移動を行ないつつ、周辺部の露光を行なう。
上記のように露光処理を制御することにより、前記したように、露光開始後、ウエハのノッチ部分で照射領域がV字状に移動して、ウエハ内部の露光不要な領域まで露光してしまうことはない。
なお、上記では、露光光の照射領域Sが、ノッチNの始まりNs に達するまでの時間T1を算出しているが、ノッチ検知手段9と露光光の照射領域Sの距離は分かっているので、ノッチ検知信号から、その時点の露光光の照射領域Sとノッチの始まりNsとの相対位置を求めることができる。したがって、上記のようにT1を算出する代わりに、ノッチ検知手段9が検知信号を出力してから、ウエハが上記相対距離だけ回転したときに、ウエハエッジ検知手段移動機構3の動作を停止するようにしてもよい。
また、上記時間T2を求める代わりに、露光光の照射領域Sが、ノッチNの始まりNsに達した後、ノッチ幅に相当した距離だけウエハを回転させ、ウエハエッジ検知手段移動機構3の動作を再開するようにしてもよい。
【0030】
次に、露光処理の開始時の処理について本発明の実施例を説明する。
本発明においては、前記したように、露光処理の開始時、ウエハWのエッジEを検知したら、回転ステージ6を所定量回転させる(ウエハエッジ検知手段4とノッチ検知手段9との間隔をD1としたとき、この所定量を、以下ではD1+αとする)。
そして、露光を開始した位置を記憶しておき、ウエハの周辺部を露光しながらウエハを少なくとも1回転させ、上記露光を開始した位置まで露光を行ったら露光を終了する。また、露光の途中でノッチが検出されたら、前記図14で説明したようなノッチ無視の制御を行う。
したがって、露光処理の開始時にウエハWのエッジEを検知したとき、前記(a) 〜(c) の状態で無い場合には、ウエハエッジを検出したとき、格別の処理を行うことなく前記図14で説明したように、ノッチを無視した制御を行うことができ、ウエハ内部の露光不要な領域まで露光してしまうことはない。
【0031】
また、ウエハエッジを検出したとき、前記(a) 〜(c) の状態にある場合であっても、前記したようにウエハエッジを検出してから、所定量回転ステージ6を回転させ、その間にノッチ検知手段9の出力が変化しない場合には、回転終了後、露光処理を開始させ、また、所定量回転させている間に、ノッチ検知手段9の出力が変化した場合には、その変化状態に基づいて露光開始位置を決定し、露光処理を開始させることにより、ウエハ内部の露光不要な領域まで露光してしまうといった問題を回避することができる。
【0032】
以下、本発明の実施例について詳述する。
(1)実施例1
図4は、本発明の第1の実施例のウエハエッジ検出時の動作を説明する図、図5は第1の実施例の変形例を説明する図、図6、図7は、本実施例において前記演算処理部CPUにおいて行われる処理を示すフローチャートである。
図4は、ノッチの近傍を拡大して示した図であり、同図のA〜Dはウエハエッジ検出時および回転ステージを所定量(D1+α)回転させたときのノッチ検知手段9、ウエハエッジ検知手段4と、ノッチNの相対位置関係を示しており、同図の符号4を付した丸印はウエハエッジ検知手段4を示し、黒丸は露光開始時点を示している。また、符号9を付した丸印はノッチ検知手段9を示している。ノッチ検出手段9がウエハエッジ検出手段4よりも、ウエハに対してやや内側に位置しているのは、ウエハの中心が,回転の中心に対し、偏心していても、確実にノッチNのみを検出するためであり、他の実施例の場合も同様である。ノッチ検知手段9はウエハエッジ検知手段4の上流側に設けられ、この例では、ウエハエッジ検知手段4の距離D1は5mmである。また、ノッチ幅(ノッチ開口長)は約3mmである。
また、同図において、ウエハエッジ検知手段4とノッチ検知手段9の間を結ぶ線を点線で示したものは、ウエハエッジ検出時のノッチ検知手段9およびウエハエッジ検知手段4の位置を示し、太実線で示したものは、ウエハエッジを検出してから、前記した所定量(D1+α)だけ回転ステージを回転させた後のノッチ検知手段9およびウエハエッジ検知手段4の位置を示し、二重線で示したものは、所定量(D1+α)回転させたのち、さらにD2+α回転させたときのノッチ検知手段9およびウエハエッジ検知手段4の位置を示している。また、図4中の(ア)〜(ウ)は、エッジ検出時に、ウエハエッジ検知手段とノッチ検知手段が異なった位置にある場合のそれぞれの状態を示している。なお、前記図14と同様、ウエハエッジ検出センサの位置と露光光照射位置とは一致している。
【0033】
次に図4によりA〜Dの場合におけるウエハエッジ検出時の動作について本発明の第1の実施例を説明する。
(1) ウエハエッジ検出時、ノッチ検知手段9とウエハエッジ検知手段4が図4のAの点線の状態にあり、所定量(D1+α)回転中にノッチ検知手段9がOFFのまま変化しない場合。
この場合には、図4のAに示すように以下の3つの場合が考えられる。
(ア)ノッチ部が全く関与しない場合。
(イ) ウエハエッジ検出時、ノッチ検知手段とウエハエッジ検知手段との間にノツチがある場合(前記(b) の状態の場合)。
(ウ) ウエハエッジ検出時、ウエハエッジ検知手段の位置とノッチの位置が一致している場合(前記(a) の状態の場合)。
【0034】
上記(ア)の場合には、所定量回転し露光を開始する。そして、露光開始後にノッチ検知手段9によりノッチが検出されれば、前記図14で説明したノッチ無視制御を行なう。
上記(イ) の場合にも、所定量回転した後、露光を開始する。この回転する所定量(5mm+α)はノッチ幅D2(3mm)よりも大きいので、図4のA(イ)に示すようにノッチを過ぎた位置から露光が開始されることになる。したがって、露光開始後ウエハをほぼ1回転させた時に、ノッチNがノッチ検知手段9により検知され、前記図14で説明したノッチ無視制御を行うことにより、ウエハ内部の露光不要な領域まで露光してしまうといった問題を回避することができる。
上記(ウ)の場合は、上記(イ)と同様であり、所定量回転した後、露光を開始する。この場合も、図4のA(ウ)に示すようにノッチを過ぎた位置から露光が開始されることになる。
以上のように、図4のAの状態の場合には、(ア)(イ)(ウ) のいずれの場合であっても、所定量回転後、露光を開始し、ノッチが検出されるのを待って、前記図14で説明したように、ノッチ無視制御を行なうことにより、ウエハ内部の露光不要な領域まで露光してしまうといった問題を回避することができる。
【0035】
上記Aはウエハを所定量回転させたとき、回転中にノッチ検知手段9の出力が変化しない場合であるが、上記回転中にノッチ検知手段9の出力が変化する場合には、以下の(2) 〜(4) のようにして、露光開始時点を定める。すなわち、B,Cの場合には、上記Aと同様、所定量(D1+α)回転後、露光を開始する。また、Dのノッチ検知手段がONからOFFに変化する場合には、さらにD2+α回転を追加し、その後露光を開始する。
【0036】
(2) ウエハエッジ検出時、ノッチ検知手段9とウエハエッジ検知手段4が図4のBの点線の状態にあり、所定量(D1+α)回転中にノッチ検知手段9がOFFからONに変化する場合。
この場合は、上記所定量回転中にノッチ検知手段9からノッチ開始点を示すON信号が前記した制御部50に出力される。制御部50は、上記ON信号に基づき、ノッチの開始位置を求める。そして、ウエハを所定量回転させ、ウエハエッジ検知手段4とノッチ検知手段9が図4のBの太実線位置に達したら露光を開始する。そして、照射領域が上記ノッチ開始位置に達すると、前記したノッチ無視制御(露光光照射部のならい移動の停止)を行う。
すなわち、この場合には、ノッチの手前近傍から露光が開始されるが、上記のように、ON信号が検出されたら、前記したノッチ無視制御を行うので、ウエハ内部の露光不要な領域まで露光してしまうことはない。
【0037】
(3) ウエハエッジ検出時、ノッチ検知手段9とウエハエッジ検知手段4が図4のCの点線の状態にあり、所定量(D1+α)回転中にノッチ検知手段9がOFF→ON→OFFに変化する場合。
この場合も、上記(2) と同様に、上記所定量回転中にノッチ検知手段9からノッチ開始点を示すON信号が制御部50に出力されるので、制御部50は、このON信号に基づき、ノッチ開始位置を求める。そして、ウエハを所定量回転させ、ウエハエッジ検知手段4とノッチ検知手段9が図4のCの太実線位置に達したら露光を開始するとともに、上記照射領域がノッチ開始位置に達したら、前記したノッチ無視制御(露光光照射部のならい移動の停止)を行う。
なお、この場合、露光開始位置が、図4のBに示すようにノッチ部分になることがあるが、露光光照射部のならい移動は、ノッチ無視制御により停止しているので問題ない。
【0038】
(4) ウエハエッジ検出時、ノッチ検知手段9とウエハエッジ検知手段4が図4のDの点線の状態にあり、所定量(D1+α)回転中にノッチ検知手段9がONからOFFに変化する場合(前記(c) の状態の場合)。
この場合は、ウエハエッジ検出時点でノッチ検知手段9がONになっているので、そこにノッチがあることはわかるが、ノッチ開始点がどこかはわからない。このため、前記したように、ノッチ検知手段9のON信号からノッチ開始位置を求めることはできない。したがって、ウエハを所定量回転した後、露光開始する際、図4のDのようにノッチ部分と一致したとしてもノッチ無視制御をすることができない。
そこで、この場合は、前記制御部50は、さらにノッチの幅D2(3mm)+αだけウエハをさらに回転させ、図4のDの二重線に示す位置まで移動させた後に、露光を開始する。
これにより、ノッチを過ぎた位置から露光が開始されることになり、露光開始後、ウエハをほぼ1回転させた後、ノッチが検出されたら前記図14で説明したノッチ無視制御を行う。
【0039】
なお、上記(4) においては、D1+α回転させた後、さらにD2+α回転させているが、ノッチ検知手段9による検出信号がONからOFFに変化するタイミングからノッチ位置を求めて、ノッチ無視制御を行うようにしてもよい。
すなわち、図5に示すように、ノッチ検知手段9の出力がONからOFFしたら、制御部50においてウエハの回転速度とノッチ幅D2からノッチの開始位置を演算する。
そして、照射領域がノッチ開始位置に達したら、前記したようにノッチ無視制御を行い、露光光照射部のならい移動を停止する。制御部50は、ノッチが検出されてからウエハを所定量(D1+α)回転させたのち露光を開始するが、この時点では露光光照射部のならい移動は停止しているので、ウエハ内部の露光不要な領域まで露光してしまうことはない。
【0040】
次に、図6、図7により本実施例の制御部50の演算処理部CPUにおける処理を説明する。
まず、図6に示すように変数の初期化を行う。すなわち、予備回転フラグFlgをOFFとし、検出ノッチ位置を示す変数Lnを未定義に設定する(ステップS1)。
次に、ウエハエッジ検知手段によるウエハエッジの検出動作を開始させる(ステップS2)。そして、そのときのノッチ検知手段の検出結果を、ウエハ回転前のノッチ検知手段の出力を示す変数Siniに入れる(ステップS3)。
ついで、ウエハを微小量回転させる(実際は、連続してウエハを回転させ、定期的にノッチ検知手段の出力を演算処理装置CPUに取り込んでいるが、ここでは、説明のためウエハを微小量回転させる動作を繰り返し、ノッチ検知手段の出力を取り込むとして説明する)(ステップS4)。
そして、回転後のノッチ検知手段の出力を演算処理装置CPUに取り込み、ノッチ検知手段による検出結果を、最新のノッチ検知手段の出力を示す変数Sに入れる(ステップS5)。
【0041】
ついで、前記変数SiniがOFFで、かつ、変数SがONであるかを調べる(ステップS6)。そして、変数SiniがOFFで、かつ、変数SがONの場合は、ステップS11に行く。なお、変数SiniがOFFで、かつ、変数SがONの場合は、前記図4のBあるいはCの場合である。
また、前記変数SiniがOFFで、かつ、変数SがONでない場合には、ステップS7に行き、前記変数SiniがONで、かつ、変数SがOFFであるかを調べる。そして、変数SiniがONで、かつ、変数SがOFF場合は、ステップS13に行く。なお、変数SiniがONで、かつ、変数SがOFFの場合は、前記図4のDの場合である。
また、ステップS7で変数SiniがONで、かつ、変数SがOFFでない場合には、ウエハがD1+α回転したかを判定し(ステップS8)、ウエハがD1+α回転していない場合には、ステップS4に戻り上記処理を繰り返す。
【0042】
そして、ウエハがD1+α回転すると、ステップS9に行く。
また、前記変数SiniがOFFで、かつ、変数SがONの場合(前記図4のB,Cの場合)には、ステップS11で、Lnが未定義かを調べ、Lnが既に定義されている場合には、ステップ8に行く。また、Lnが未定義の場合には、ステップS12において、現在(変数SがONになった時点)のウエハ回転位置から、ノッチ位置を求める。すなわち、その時点においてノッチ検知手段がノッチの開始位置にあるとして、現在の照射領域とノッチとの相対位置を求めて、これを検出ノッチ位置を示す変数Lnに入れ、ステップS8に行く。
また、前記変数SiniがONで、かつ、変数SがOFFの場合(前記図4のDの場合)には、ステップS13で予備回転延長フラグFlgをONとしてステップS8に行く。
【0043】
ウエハがD1+α回転すると、ステップS9で、予備回転延長フラグFlgがONであるかを調べ、予備回転延長フラグFlgがONであれば、前記Dの場合であるので、さらにウエハをD2+α回転させて、ステップS10に行く。
以上の処理が終わると、ステップS10で、露光を開始し、ウエハを回転させながら、ウエハの周辺部の露光を行う。
そして、露光光の照射領域Sが前記ステップS12で求めたノッチ開始位置に達すると、露光光照射部のウエハエッジへの追従制御を停止させノッチ無視制御を行う。また、その後の露光処理中に、前記したようにノッチが検出されたら、前記図14で説明したように、ノッチ開始位置で露光光照射部のウエハエッジへの追従制御を停止させノッチ無視制御を行う。
なお、前記図5で説明した制御を行う場合には、ステップS13で、ウエハの回転位置とノッチ幅D2からノッチの開始位置を演算して、ノッチ開始位置を変数Lnに入れておき、このLnにより、ステップS10でノッチ無視制御を行えばよい。この場合には、ステップS9、ステップS14の処理は不要となる。
【0044】
(2)実施例2
図8は、本発明の第2の実施例のウエハエッジ検出時の動作を説明する図、図9は本実施例において前記演算処理部CPUにおいて行われる処理を示すフローチャートである。本実施例は、前記図4のB,C,Dの場合(D1+α回転中にノッチ検知信号が変化する場合)に、さらにD2+α回転を追加し、その後露光を開始するようにしたものである。なお、前記図4のAの場合は、前記図4で説明したのと同じであり、ウエハをD1+α回転させた後、直ちに露光を開始する。
本実施例は、上記のようにB,C,Dの場合、D2+α回転を追加するだけで、ノッチ検出信号の変化状態に応じて異なった制御をする必要がないので、前記第1の実施例と比べ、制御シーケンスが簡略になる。ただし、D2+α回転回転させた後、露光を開始するので、第1の実施例に比べ、露光せずにウエハを回転する時間が長くなり、スループットが若干低下する。
【0045】
図8は、前記図4と同様、ノッチの近傍を拡大して示した図であり、図4と同様、符号4を付した丸印はウエハエッジ検知手段4を示し、符号9を付した丸印はノッチ検知手段9を示し、黒丸は露光開始位置を示している。また、ノッチ検知手段9はウエハエッジ検知手段4の5mm上流側に設けられ、ノッチ幅(ノッチ開口長)は約3mmである。
また、前記と同様、同図の点線は、ウエハエッジ検出時のノッチ検知手段9およびウエハエッジ検知手段4の位置を示し、太実線は、ウエハエッジを検出してから、前記した所定量(D1+α)だけ回転ステージを回転させた後のノッチ検知手段9およびウエハエッジ検知手段4の位置を示し、二重線は、所定量(D1+α)回転させたのち、さらにD2+α回転させた後のノッチ検知手段9およびウエハエッジ検知手段4の位置を示している。また、図8中の(ア)〜(ウ)は、エッジ検出時に、ウエハエッジ検知手段とノッチ検知手段が異なった位置にある場合のそれぞれの状態を示している。なお、前記図14と同様、ウエハエッジ検出センサの位置と露光光照射位置とは一致している。
【0046】
次に図8によりA〜Dの場合におけるウエハエッジ検出時の動作について説明する。
(1) ウエハエッジ検出時、ノッチ検知手段9とウエハエッジ検知手段4が図8のAの点線の状態にあり、所定量(D1+α)回転中にノッチ検知手段9がOFFのまま変化しない場合。
この場合には、前記図4で説明したのと同じであり、前記(ア)の場合には、所定量回転し露光を開始する。そして、露光開始後にノッチ検知手段9によりノッチが検出されれば、前記図14で説明したノッチ無視制御を行なう。
前記(イ) の場合にも、所定量回転した後、露光を開始する。この回転する所定量(5mm+α)はノッチ幅D2(3mm)よりも大きいので、図8のA(イ)に示すようにノッチを過ぎた位置から露光が開始されることになる。
前記(ウ)の場合は、上記(イ)と同様であり、所定量回転した後、露光を開始する。この場合も、図8のA(ウ)に示すようにノッチを過ぎた位置から露光が開始されることになる。
【0047】
また、ウエハを所定量回転させたとき、回転中にノッチ検知手段9の出力が変化する場合には、以下に説明するように、さらにD2+α回転を追加し、その後露光を開始する。
(2) ウエハエッジ検出時、ノッチ検知手段9とウエハエッジ検知手段4が図8のBの点線の状態にあり、所定量(D1+α)回転中にノッチ検知手段9がOFFからONに変化する場合。
この場合は、上記所定量回転中にノッチ検知手段9からノッチ開始点を示すON信号が前記した制御部50に出力される。前記制御部50は、さらにノッチの幅D2(3mm)+αだけウエハをさらに回転させ、図8のBの太破線に示す位置まで移動させた後に、露光を開始する。
また、制御部50は、ノッチ検知手段のON信号に基づき、ノッチの開始位置を求める。そして、上記照射領域がノッチ開始位置に達したら、前記したノッチ無視制御(露光光照射部のならい移動の停止)を行う。
すなわち、この場合には、ノッチの手前近傍から露光が開始されるが、上記のようにノッチ無視制御を行うので、ウエハ内部の露光不要な領域まで露光してしまうことはない。
【0048】
(3) ウエハエッジ検出時、ノッチ検知手段9とウエハエッジ検知手段4が図8のCの点線の状態にあり、所定量(D1+α)回転中にノッチ検知手段9がOFF→ON→OFFに変化する場合。
この場合も、上記(2) と同様に、上記所定量回転中にノッチ検知手段9からノッチ開始点を示すON信号が制御部50に出力されので、前記制御部50は、さらにノッチの幅D2(3mm)+αだけウエハをさらに回転させ、図8のCの太破線に示す位置まで移動させた後に、露光を開始する。
そして、上記(2) と同様、制御部50は、ノッチ検知手段のON信号に基づき、ノッチ開始位置を求める。そして、照射領域がノッチ開始位置に達したら前記したノッチ無視制御(露光光照射部のならい移動の停止)を行う。
なお、図8のCの(イ)の場合には、所定量(D1+α)回転させたのち、さらにD2+α回転させることにより、露光光の照射領域S(ウエハエッジ検知手段)がノッチ位置を越えているので、ここでのノッチ無視制御は行われず、ウエハがほぼ1回転したのち、前記図14で説明したノッチ無視制御が行われる。
【0049】
(4) ウエハエッジ検出時、ノッチ検知手段9とウエハエッジ検知手段4が図8のDの点線の状態にあり、所定量(D1+α)回転中にノッチ検知手段9がONからOFFに変化する場合(前記(c) の状態の場合)。
この場合は、上記所定量回転中にノッチ検知手段9からノッチの終了点を示すOFF信号が制御部50に出力されので、前記制御部50は、さらにノッチの幅D2+αだけウエハを回転させ、図8のDの太破線に示す位置まで移動させた後に、露光を開始する。
上記のようにウエハをD1+α回転させた後、さらにD2+αだけウエハを回転させたのち露光を開始することにより、前記図4と同様、図8に示すように、露光開始位置がノッチを越えるので、ノッチを過ぎた位置から露光が開始される。なお、露光開始後、ウエハをほぼ1回転させた後、ノッチが検出されたら前記図14で説明したノッチ無視制御を行う。
【0050】
次に図9により本実施例の制御部50の演算処理部CPUにおける処理を説明する。
まず、図9に示すように予備回転フラグFlgをOFFとする(ステップS1)。
次に、ウエハエッジ検知手段によるウエハエッジの検出動作を開始させる(ステップS2)。そして、そのときのノッチ検知手段の検出結果を、ウエハ回転前のノッチ検知手段の出力を示す変数Siniに入れる(ステップS3)。
ついで、前記したようにウエハを微小量回転させる(ステップS4)。
そして、回転後のノッチ検知手段の出力を演算処理装置CPUに取り込み、ノッチ検知手段による検出結果を、最新のノッチ検知手段の出力を示す変数Sに入れる(ステップS5)。
【0051】
ついで、前記変数Sini≠変数Sであるかを調べる(ステップS6)。そして、Sini≠Sでない場合には、ウエハがD1+α回転したかを判定し(ステップS7)、ウエハがD1+α回転していない場合には、ステップS4に戻り上記処理を繰り返す。また、Sini≠Sの場合には、ステップS8において前記予備回転フラグFlgをONとする。この場合は、前記図8のB,C,Dの場合である。
ウエハがD1+α回転すると、ステップS9で、予備回転延長フラグFlgがONであるかを調べ、予備回転延長フラグFlgがONでなければ、ステップS10に行く。この場合は前記図8のAの場合である。
また、予備回転延長フラグFlgがONであれば、ステップS11において、さらにウエハをD2+α回転させて、ステップS10に行く。
以上の処理が終わると、ステップS10で、露光を開始し、ウエハを回転させながら、ウエハの周辺部の露光を行う。
そして、その後、前記したようにノッチが検出されたら、ノッチ位置で露光光照射部のウエハエッジへの追従制御を停止させノッチ無視制御を行う。
以上のように、本実施例では、図8のB,C,Dの場合、D2+α回転を追加することで、ノッチ検出信号の変化状態に応じて異なった制御をする必要がないので、図9に示したように制御部50における処理を著しく簡単にすることができる。
【0052】
(2)実施例3
図10は、本発明の第3の実施例のウエハエッジ検出時の動作を説明する図、図11、図12は本実施例において前記演算処理部CPUにおいて行われる処理を示すフローチャートである。
本実施例は、前記図4のB,C,Dの場合において、ノッチ検知信号が出力されたとき、ウエハがD1+α回転するのを待たずに直ちに露光を開始することにより、露光せずにウエハを回転する時間を短くしスループット向上させたものである。
図10は、前記図4、図8と同様、ノッチの近傍を拡大して示した図であり、図4、図8と同様、符号4を付した丸印はウエハエッジ検知手段4を示し、符号9を付した丸印はノッチ検知手段9を示しており、黒丸は露光開始位置を示している。また、ノッチ検知手段9はウエハエッジ検知手段4の5mm上流側に設けられ、ノッチ幅(ノッチ開口長)は約3mmである。
また、前記したように同図の点線は、ウエハエッジ検出時のノッチ検知手段9およびウエハエッジ検知手段4の位置を示し、太実線は、ウエハエッジを検出してから、前記した所定量(D1+α)だけ回転ステージを回転させた後のノッチ検知手段9およびウエハエッジ検知手段4の位置を示し、実線は露光開始時のノッチ検知手段9およびウエハエッジ検知手段4の位置を示している。また、図10中の(ア)〜(ウ)は、エッジ検出時に、ウエハエッジ検知手段とノッチ検知手段が異なった位置にある場合のそれぞれの状態を示している。なお、前記図14と同様、ウエハエッジ検出センサの位置と露光光照射位置とは一致している。
【0053】
次に図10によりA〜Dの場合におけるウエハエッジ検出時の動作について説明する。
(1) ウエハエッジ検出時、ノッチ検知手段9とウエハエッジ検知手段4が図10のAの点線の状態にあり、所定量(D1+α)回転中にノッチ検知手段9がOFFのまま変化しない場合。
この場合には、前記図4、図8で説明したのと同じであり、前記(ア)の場合には、所定量回転し露光を開始する。そして、露光開始後にノッチ検知手段9によりノッチが検出されれば、前記図14で説明したノッチ無視制御を行なう。 前記(イ) の場合にも、所定量回転した後、露光を開始する。この回転する所定量(5mm+α)はノッチ幅D2(3mm)よりも大きいので、図10のA(イ)に示すようにノッチを過ぎた位置から露光が開始されることになる。
前記(ウ)の場合は、上記(イ)と同様であり、所定量回転した後、露光を開始する。この場合も、図10のA(ウ)に示すようにノッチを過ぎた位置から露光が開始されることになる。
【0054】
また、ウエハを所定量回転させたとき、回転中にノッチ検知手段9の出力が変化する場合には、ノッチ検知信号が変化したタイミングにより、ノッチ開始位置を知ることができるので、以下に説明するように、直ちに露光を開始し、露光光照射部(ウエハエッジ検知手段)がノッチ開始位置に来たら、前記したノッチ無視制御を行う。
(2) ウエハエッジ検出時、ノッチ検知手段9とウエハエッジ検知手段4が図10のBの点線の状態にあり、所定量(D1+α)回転中にノッチ検知手段9がOFFからONに変化する場合。
この場合は、上記所定量回転中にノッチ検知手段9からノッチ開始点を示すON信号が前記した制御部50に出力される。前記制御部50は、ノッチ検知手段のON信号に基づき、ノッチの開始位置を求めるとともに、直ちに露光を開始する。そして、照射領域がノッチ開始位置に達したら、前記したノッチ無視制御(露光光照射部のならい移動の停止)を行う。
すなわち、この場合には、ノッチ検知手段のON信号が出力されたとき、直ちに露光を開始するが、上記のようにノッチ無視制御を行うので、ウエハ内部の露光不要な領域まで露光してしまうことはない。
【0055】
(3) ウエハエッジ検出時、ノッチ検知手段9とウエハエッジ検知手段4が図10のCの点線の状態にあり、所定量(D1+α)回転中にノッチ検知手段9がOFF→ON→OFFに変化する場合。
この場合も、上記(2) と同様に、上記所定量回転中にノッチ検知手段9からノッチ開始点を示すON信号が制御部50に出力されるので、前記制御部50は、ノッチ検知手段のON信号に基づき、ノッチ開始位置を求めるとともに、直ちに露光を開始する。そして、照射領域がノッチ開始位置に達したら、前記したノッチ無視制御(露光光照射部のならい移動の停止)を行う。
(4) ウエハエッジ検出時、ノッチ検知手段9とウエハエッジ検知手段4が図10のDの点線の状態にあり、所定量(D1+α)回転中にノッチ検知手段9がONからOFFに変化する場合(前記(c) の状態の場合)。
この場合は、上記所定量回転中にノッチ検知手段9からノッチ終了点を示すOFF信号が制御部50に出力されので、前記制御部50は、上記OFF信号が入力された時点で直ちに露光を開始する。またこれと同時に、前記図5で説明したのと同様、ノッチ検知手段9の出力がONからOFFしたタイミングと、ウエハの回転速度とノッチ幅D2からノッチの開始位置を演算する。そして、露光光の照射領域Sがノッチ開始位置に達したら、前記したように、ノッチ無視制御(露光光照射部のならい移動の停止)を行う。
【0056】
次に、図11、図12により本実施例の制御部50の演算処理部CPUにおける処理を説明する。
まず、図11に示すように、検出ノッチ位置を示す変数Lnを未定義に設定する(ステップS1)。
次に、ウエハエッジ検知手段によるウエハエッジの検出動作を開始させる(ステップS2)。そして、そのときのノッチ検知手段の検出結果を、ウエハ回転前のノッチ検知手段の出力を示す変数Siniに入れる(ステップS3)。
ついで、前記したようにウエハを微小量回転させる(ステップS4)。そして、回転後のノッチ検知手段の出力を演算処理装置CPUに取り込み、ノッチ検知手段による検出結果を、最新のノッチ検知手段の出力を示す変数Sに入れる(ステップS5)。
【0057】
ついで、前記変数SiniがOFFで、かつ、変数SがONであるかを調べる(ステップS6)。そして、変数SiniがOFFで、かつ、変数SがONの場合は、ステップS10で露光を直ちに開始して、ステップS11に行く。なお、変数SiniがOFFで、かつ、変数SがONの場合は、前記図10のBあるいはCの場合である。
また、前記変数SiniがOFFで、かつ、変数SがONでない場合には、ステップS7に行き、前記変数SiniがONで、かつ、変数SがOFFであるかを調べる。そして、変数SiniがONで、かつ、変数SがOFF場合は、ステップS13で露光を直ちに開始して、ステップS14に行く。なお、変数SiniがONで、かつ、変数SがOFFの場合は、前記図4のDの場合である。
【0058】
ステップS11では、Lnが未定義かを調べ、Lnが既に定義されている場合には、ステップ8に行く。また、Lnが未定義の場合には、ステップS12において、現在(変数SがONになった時点)のウエハ回転位置から、ノッチ位置を求める。すなわち、その時点においてノッチ検知手段がノッチの開始位置にあるとして、現在の照射領域Sとノッチとの相対位置を求めて、これを検出ノッチ位置を示す変数Lnに入れ、ステップS8に行く。
また、ステップS14では、Lnが未定義かを調べ、Lnが既に定義されている場合には、ステップ8に行く。また、Lnが未定義の場合には、ステップS14において、現在(変数SがOFFになった時点)のウエハ回転位置から、ノッチ位置を求める。すなわち、その時点においてノッチ検知手段がノッチの終了位置にあるとして、現在の照射領域Sとノッチとの相対位置を求めて、これを検出ノッチ位置を示す変数Lnに入れ、ステップS8に行く。
また、ステップS7で変数SiniがONで、かつ、変数SがOFFでない場合には、ステップS8に行き、前記Lnの値から照射領域がノッチ位置にあるかを判定し、ノッチ位置にある場合には、ならい制御を停止する(ステップS9)。そして、ウエハがD1+α回転したかを判定し(ステップS16)、ウエハがD1+α回転していない場合には、ステップS4に戻り上記処理を繰り返す。
そして、ウエハがD1+α回転した場合には、ステップS17に行く。
【0059】
ウエハがD1+α回転すると、まだ露光が開始されていない場合には、ステップS17で露光を開始し、ウエハを回転させながら、ウエハの周辺部の露光を行う。そして、露光光の照射領域Sがノッチ開始位置に達すると、露光光照射部のウエハエッジへの追従制御を停止させノッチ無視制御を行う。また、その後の露光処理中に、前記したようにノッチが検出されたら、前記図14で説明したように、ノッチ位置で露光光照射部のウエハエッジへの追従制御を停止させノッチ無視制御を行う。
【0060】
なお、上記説明においては、ノッチ検知手段9の受光部92からのアナログ信号を、制御部52内の増幅器AC2により増幅し、比較回路CC1にあらかじめ設定された設定値I1と比較し、設定値I1よりも大きい場合、ON信号を演算処理部CPUに出力したが、これに限るものではなく、増幅回路AC2と比較回路CC1の間に、微分回路を設け、微分データと比較回路CC1に予め設定された設定値を比較し、設定値よりも大きい場合、ON信号を演算処理部CPUに出力するようにしても良い。
また、上述した、周辺露光装置においては、露光光照射部とウエハエッジ検知手段とが一体に設けられており、露光光照射部から照射される露光光の照射領域の移動は、ウエハエッジ検知手段移動機構によって露光光照射部を移動させることにより行ったが、これに限るものではなく、露光光照射部から照射される露光光の照射領域を移動させる、照射領域移動機構と、ウエハエッジ検知手段を移動させる、ウエハエッジ検知手段移動機構とを別々に設け、該ウエハエッジ検知手段の移動方向及び移動量と同じ方向に同じ量だけ、該照射領域が移動するように構成しても良い。
【0061】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明においては、ウエハの周辺露光を開始するに際し、ウエハのエッジを検出時、ウエハを、少なくともウエハエッジ検知手段とノッチ検知手段との間隔だけ回転させてからウエハ露光光の照射を開始し、上記回転中に前記ノッチ検知手段の出力信号が変化したとき、該出力信号の変化状態に応じて予め設定された露光開始位置からウエハ露光光の照射を開始させ、上記ノッチ検知手段の出力信号の変化状態からノッチが始まる位置を求め、上記照射領域がノッチの始まりに達したとき、上記露光光照射領域移動機構の動作を停止させ、上記照射領域がノッチの終わりに達したとき、上記照射領域移動機構の動作を再開させ, 上記回転中に前記ノッチ検知手段の出力信号が変化しないときには、上記回転終了後露光光の照射を開始させ、上記ノッチ検知手段によりノッチの始まりを示す信号を受けたとき、上記ノッチの始まりを示す信号に基づき、ノッチが始まる位置を求め、上記照射領域がノッチの始まりに達したとき、上記照射領域移動機構の動作を停止させ, 上記照射領域がノッチの終わりに達したとき、上記照射領域移動機構の動作を再開させるようにしたので、周辺露光を開始する際、ノッチの位置がどこであっても、ノッチを無視した制御を行うことができ、ウエハ内部の露光不要な領域まで露光してしまうという問題を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の前提となる周辺露光装置の概略構成を示す図である。
【図2】本発明の周辺露光装置の制御部の概略構成を示す図である。
【図3】ウエハエッジ検知手段とノッチ検知手段の構成例を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施例のウエハエッジ検出時の動作を説明する図である。
【図5】第1の実施例の変形例を説明する図である。
【図6】第1の実施例の演算処理部における処理を示すフローチャート(1)である。
【図7】第1の実施例の演算処理部における処理を示すフローチャート(2)である。
【図8】本発明の第2の実施例のウエハエッジ検出時の動作を説明する図である。
【図9】第2の実施例の演算処理部における処理を示すフローチャートである。
【図10】本発明の第3の実施例のウエハエッジ検出時の動作を説明する図である。
【図11】第3の実施例の演算処理部における処理を示すフローチャート(1)である。
【図12】第3の実施例の演算処理部における処理を示すフローチャート(2)である。
【図13】従来の周辺露光装置によりウエハの周辺が露光される様子を示す図である。
【図14】ノッチ部分でウエハ内部の露光不要部分まで露光してしまうことがない従来の周辺露光装置によりウエハの周辺が露光される様子を示す図である。
【符号の説明】
1 光源部
11 ランプ
12 集光鏡
13 ライトガイドファイバ
13a ライトガイドファイバの入射端面
13b ライトガイドファイバの出射端面
14 シャッタ
15 シャッタ駆動機構
2 露光光照射部
3 ウエハエッジ検知手段移動機構
4 ウエハエッジ検知手段
41,91 投光部
42,92 受光部
50 制御部
6 処理ステージ
61 処理ステージ回転機構
7 入力部
8 露光幅設定機構
9 ノッチ検知手段
A 露光幅
AC1,AC2 増幅器
CC1 比較回路
CPU 演算処理部
D 露光光照射部の移動方向
E エッジ
I1 設定値
L ノッチの切欠寸法
MD1 ウエハエッジ検知手段移動機構駆動部
MD2 露光幅設定機構駆動部
MD3 シャッタ駆動機構駆動部
MD4 処理ステージ回転機構駆動部
N ノッチ
Ne ノッチの終わり
Ns ノッチの始まり
O ウエハの中心
PC PID回路
R フォトレジスト
S 照射領域
UE ウエハ内部の露光不要な領域
W ウエハ

Claims (1)

  1. 外周部にノッチが形成され、フォトレジストが塗布されたウエハを回転させつつ、該ウエハの周辺部のフォトレジストに、露光光を照射することにより、該フォトレジストを露光する周辺露光装置であって、
    センサ光を投光する投光部と、該センサ光を受光する受光部とから構成される、ウエハエッジ検知手段と、
    上記ウエハエッジ検知手段を、上記ウエハの略中心方向に移動させる、ウエハエッジ検知手段移動機構と、
    上記ウエハエッジ検知手段の上流側に設けられ、上記ウエハエッジ検知手段と一体に構成された上記ノッチを検知するノッチ検知手段と、
    上記露光光の照射領域を移動させる、照射領域移動機構と、
    上記投光部から、センサ光を上記ウエハの周辺部に投光し、上記ウエハのエッジ部分に照射したセンサ光を上記受光部で受光し、該受光部の受光量が一定になるように、上記ウエハエッジ検知手段移動機構を制御するとともに、該ウエハエッジ検知手段の移動方向及び移動量と同じ方向に同じ量だけ、上記照射領域を移動するように、上記照射領域移動機構を制御する制御部とを有する周辺露光装置において、
    上記制御部は、ウエハの周辺露光を開始するに際し、上記ウエハエッジ検知手段によりウエハのエッジを検出時、ウエハを、ウエハの外周部が少なくともウエハエッジ検知手段とノッチ検知手段との間隔だけ移動するように回転させ、上記回転中に上記ノッチ検知手段の出力信号が変化したときには、該出力信号の変化状態に応じて予め設定された露光開始位置から露光光の照射を開始させ、上記ノッチ検知手段の出力信号の変化状態からノッチが始まる位置を求め、上記照射領域がノッチの始まりに達したとき、上記露光光照射領域移動機構の動作を停止させ、上記照射領域がノッチの終わりに達したとき、上記照射領域移動機構の動作を再開させ, 上記回転中に前記ノッチ検知手段の出力信号が変化しないときには、上記回転終了後露光光の照射を開始させ、上記ノッチ検知手段によりノッチの始まりを示す信号を受けたとき、上記ノッチの始まりを示す信号に基づき、ノッチが始まる位置を求め、上記照射領域がノッチの始まりに達したとき、上記照射領域移動機構の動作を停止させ, 上記照射領域がノッチの終わりに達したとき、上記照射領域移動機構の動作を再開させることを特徴とする周辺露光装置。
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