JP3356557B2 - 光学的立体造形用樹脂組成物 - Google Patents
光学的立体造形用樹脂組成物Info
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Description
組成物に関し、詳しくは未硬化状態での粘度が低く、光
照射による硬化速度が速く、微細な形状、例えば0.5
mm以下の厚みを有するラインアンドスペース等を有する
形状の成形物の成形精度に優れ、しかも強度、耐熱等の
機械的特性に優れた造形物を与える光学的立体造形用樹
脂組成物に関するものである。
−247515号公報に開示されているように、光硬化
性液状物質を硬化させるのに必要なエネルギーの供給を
選択的に行って、所望の形状の立体造形物を形成する方
法である。このような形成方法またはその改良技術は、
米国特許明細書第4,575,330号(特開昭62−
35966号公報、特開昭62−101408号公報)
等に開示されている。
器に入れた光硬化性液状物質の液面に、例えば紫外線レ
ーザー等の光を選択的に照射して所望のパターンを有す
る硬化層を得、次に該硬化層の上に光硬化性液状物質を
供給して層を形成し、次いでこの層の表面に上記と同様
に光を選択的に照射し、上記硬化層と連続した硬化層を
積層する。このような積層操作を繰り返すことにより、
最終的に所望の立体造形物を得る方法が挙げられる。こ
の立体造形法は、作製する造形物の形状が複雑な場合で
も、容易にしかも短時間で目的の造形物を得ることがで
きるために注目されている。
性液状物質としては、オリゴエステル(メタ)アクリレ
ート、ウレタン(メタ)アクリレート、エポキシ(メ
タ)アクリレート、カチオン重合性エポキシ系樹脂、カ
チオン重合性ビニルエーテル系樹脂、カチオン重合性エ
ポキシ系樹脂/ラジカル重合性アクリル系樹脂混合物、
カチオン重合性エポキシ系樹脂/カチオン重合性ビニル
エーテル系樹脂混合物、感光性ポリイミド、アミノアル
キド等の樹脂組成物が知られている。
用樹脂組成物においては、造形を迅速に行うため、未硬
化状態での粘度が低く、また各種の光を照射した際、迅
速に硬化することが要求される。また造形物の樹脂組成
物による膨潤や、樹脂組成物の硬化収縮に起因する反
り、引け、張り出し部の持ち上がり等の変形が小さいこ
とが望まれている。さらに、この立体造形法によって成
形された造形物は、デザインを検討するためのモデル、
機械部品の試作等に使用されるが、特に機械部品の試作
に使用するためには、設計図に忠実な微細加工と寸法精
度、および使用条件に耐え得る充分な機械的強度や耐熱
性が要求される。
脂組成物においては、上記のような要求を充分に満足す
るものが無かった。
要求される前記特性を満足し、かつ、特に成形物の解像
度がよく、変形が小さく、しかも機械的特性に優れた光
学的立体造形用樹脂組成物を提供することを目的とす
る。
〜(D): (A)数平均分子量600〜3000のウレタン(メ
タ)アクリレートオリゴマー20〜60重量%、(B)
数平均分子量600未満のウレタン(メタ)アクリレー
トオリゴマー10〜30重量%、(C)ホモポリマーの
ガラス転移温度が80℃以上の窒素含有ビニル化合物2
0〜40重量%、(D)下記式(1):
一でも異なっていてもよい1価の有機基である。)で表
わされる化合物0.01〜1重量%を含有することを特
徴とする光学的立体造形用樹脂組成物を提供するもので
ある。
タ)アクリレートオリゴマー(以下「ウレタン(メタ)
アクリレートオリゴマー(A)」という)の数平均分子
量は、600〜3000であり、好ましくは800〜2
500、特に好ましくは1000〜2000である。
(A)としては、例えばポリエーテルポリオール、ポリ
エステルポリオール、ポリカプロラクトンポリオール、
ポリカーボネートポリオール等のポリオール、好ましく
はジオールと、ジイソシアネートおよび(メタ)アクリ
ロイル基を有する化合物を反応させて得られるウレタン
(メタ)アクリレート系オリゴマーなどが挙げられる。
リオールとしては、ポリオキシエチレンジオール、ポリ
オキシプロピレンジオール、ポリオキシテトラメチレン
ジオール、ポリオキシブチレンジオール、ポリオキシプ
ロピレン−オキシテトラメチレン共重合ジオール、ポリ
オキシブチレン−オキシエチレン共重合ジオール等のポ
リエーテルジオールを例示することができる。ポリエス
テルポリオールとしては、例えば(ポリ)エチレングリ
コール、(ポリ)プロピレングリコール、(ポリ)テト
ラメチレングリコール、1,6−ヘキサンジオール、ネ
オペンチルグリコール、1,4−シクロヘキサンジメタ
ノール、3−メチルペンタンジオール、ノナンジオール
等のジオールと、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル
酸、マレイン酸、フマール酸、アジピン酸、セバシン酸
等の2塩基酸とを反応させて得られるポリエステルジオ
ールを挙げることができる。ポリカプロラクトンポリオ
ールとしては、例えばε−カプロラクトンと、(ポリ)
エチレングリコール、(ポリ)テトラメチレングリコー
ル、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコー
ル、1,4−ブタンジオール等のジオールとを反応させ
て得られるポリカプロラクトンジオールを挙げることが
できる。さらにポリカーボネートポリオールとしては、
例えばDN−980、DN−981、DN−982、D
N−983(以上、日本ポリウレタン社製)、PC80
00(米国PPG社製)、PNOC(クラレ社製)等の
ポリカーボネートジオールが挙げられる。
ラメチレンジオール、3−メチルペンタンジオールまた
はネオペンチルグリコールとイソフタル酸、テレフタル
酸またはアジピン酸とを反応させて得られたジオールが
好ましい。
ネートとしては、2,4−トリレンジイソシアネート、
2,6−トリレンジイソシアネート、1,3−キシリレ
ンジイソシアネート、1,4−キシリレンジイソシアネ
ート、1,5−ナフタレンジイソシアネート、p−フェ
ニレンジイソシアネート、3,3′−ジメチル−4,
4′−ジフェニルメタンジイソシアネート、4,4′−
ビフェニレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソ
シアネート、イソフォロンジイソシアネート、ジシクロ
ヘキシルメタンジイソシアネート、メチレンビス(4−
シクロヘキシルイソシアネート)、水添ジフェニルメタ
ンジイソシアネート、2,2,4−トリメチルヘキサメ
チレンジイソシアネート、ビス(2−イソシアナトエチ
ル)フマレート、6−イソプロピル−1,3−フェニル
ジイソシアネート、4−ジフェニルプロパンジイソシア
ネート、リジンジイソシアネート等を例示することがで
きる。
−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソ
シアネートまたはイソフォロンジイソシアネートが好ま
しい。
タ)アクリロイル基を有する化合物としては、特に水酸
基を有する(メタ)アクリル系化合物、例えば2−ヒド
ロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプ
ロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシオクチル
(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトール(メタ)
アクリレート、グリセリンジ(メタ)アクリレート、ジ
ペンタエリスリトールモノヒドロキシペンタ(メタ)ア
クリレート、1,4−ブタンジオールモノ(メタ)アク
リレート、4−ヒドロキシシクロヘキシル(メタ)アク
リレート、1,6−ヘキサンジオールモノ(メタ)アク
リレート、ネオペンチルグリコールモノ(メタ)アクリ
レート、トリメチロールプロパンジ(メタ)アクリレー
ト、トリメチロールエタンジ(メタ)アクリレートまた
はアルキルグリシジルエーテル、アリルグリシジルエー
テル、グリシジルアクリレート等のグリシジル基含有化
合物と(メタ)アクリル酸との付加反応により得られる
化合物が好ましい。これらの化合物のうち、2−ヒドロ
キシエチルアクリレートが特に好ましい。
ト、ジオールおよびジイソシアネートに更にジアミン、
例えばエチレンジアミン、テトラメチレンジアミン、ヘ
キサメチレンジアミン、パラフェニレンジアミン、4,
4′−ジアミノジフェニルメタン、ヘテロ原子を含むア
ミン、ポリエーテルジアミンなどを反応させてもよい。
なお、これらのジアミンの使用量は、通常ジオールの使
用量100重量部に対して50重量部以下である。
ートオリゴマー(A)の製造方法の例としては、ジイソ
シアネートとジオールとを反応させて末端にイソシアネ
ート基を有するポリウレタンを製造し、これに水酸基を
有する(メタ)アクリレートを反応させて製造する方
法;ジイソシアネートと水酸基を有する(メタ)アクリ
レートとを反応させて末端にイソシアネート基を有する
ポリウレタンを製造し、これにジオールを反応させて製
造する方法などを挙げることができる。
マー(A)の製造においては、ジオールに対して二官能
以外のポリオール、ジアミンに対して二官能以外のポリ
アミン、またはジイソシアネートに対して二官能以外の
ポリイソシアネートを生成物がゲル化しない程度に併用
することができ、通常、その併用量は、ジオール、ジア
ミンまたはジイソシアネート100重量部に対して、5
〜30重量部である。
ては、例えばグリセリンとプロピレンオキサイドの付加
生成物、グリセリン、1,2,3−ペンタントリオー
ル、1,2,3−ブタントリオール、トリ(2−ヒドロ
キシポリオキシプロピル)ポリシロキサン、ポリカプロ
ラクトントリオール、ポリカプロラクトンテトラオー
ル、1分子中に2個を超える数の水酸基を有する液状ポ
リブタジエンまたはこの化合物の水添物等を挙げること
ができる。二官能以外のポリアミンとしては、例えばジ
エチレントリアミン、1,2,3−トリアミノプロパ
ン、ポリオキシプロピレンアミン等を挙げることがで
き、二官能以外のポリイソシアネートとしては、例えば
ポリメチレンポリフェニルイソシアネート、トリフェニ
ルメタン−4,4′,4″−トリイソシアネート等を挙
げることができる。
(A)は、本発明の樹脂組成物中における含有量が20
〜60重量%(以下単に「%」で示す)であり、好まし
くは30〜50%、さらに好ましくは35〜45%であ
る。ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー(A)の
含有量が多すぎると組成物の粘度が高くなりすぎ、成型
時の変形が大きくなったり、硬化物が柔軟すぎる等の不
都合を生じる。またウレタン(メタ)アクリレート
(A)の含有量が少なすぎると、成形物の靭性が損なわ
れて脆く割れやすくなったり、成形後に経時で変形が生
じ易くなるなどの不都合を生じる。
レートオリゴマー(A)と成分(B)のウレタン(メ
タ)アクリレートオリゴマー(以下「ウレタン(メタ)
アクリレートオリゴマー(B)」という)とを併用する
ことにより、レーザー等の光を照射後、造形物の表面に
残存する未反応の化合物を除去したもの(以下、「1次
硬化物」という)の曲げ弾性率を10kg/mm2 以上とす
ることが可能となり、微細な形状を有する造形物が精度
よく成形され、強度や耐熱性等の機械的強度に優れた成
形物を得ることができる。
ートオリゴマー(B)の数平均分子量は600未満であ
るが、好ましくは300〜500の範囲である。
(B)としては、例えば水酸基含有(メタ)アクリレー
ト2.2〜1.8モルとジイソシアネート0.8〜1.
2モルとを反応させて得られる化合物あるいは、水酸基
含有(メタ)アクリレート0.8〜1.2モル、ジイソ
シアネート0.8〜1.2モルおよび、低分子量、例え
ば数平均分子量200以下のアルコール0.8〜1.2
モルを反応させて得られる化合物等を挙げることができ
る。
よびジイソシアネートおよび、低分子量のアルコールの
種類としては前記ウレタン(メタ)アクリレートオリゴ
マー(A)の製造に用いるものと同様のものを挙げるこ
とができる。また、低分子量アルコールとしては、メタ
ノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノ
ール、ブタノール、イソブタノール、tert−ブタノ
ール、ペンタノール、ヘキサノール等の炭素数1〜8の
アルコールを挙げることができる。このウレタン(メ
タ)アクリレートオリゴマー(B)としては、水酸基含
有(メタ)アクリレート2.1〜1.9モルとジイソシ
アネート0.9〜1.1モルとを反応させて得られる化
合物が特に好ましく用いられ、具体例としては、2−ヒ
ドロキシエチル(メタ)アクリレートと2,4−トリレ
ンジイソシアネートとの反応物、2−ヒドロキシエチル
(メタ)アクリレートとイソフォロンジイソシアネート
との反応物、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
トと水添ジフェニルメタンジイソシアネートとの反応物
等が挙げられる。
(B)は、本発明の樹脂組成物中における含有量が10
〜30%であり、好ましくは12〜25%であり、さら
に好ましくは、15〜25%である。ウレタン(メタ)
アクリレートオリゴマー(B)の含有量が多すぎると、
組成物の粘度が高くなり、硬化時の収縮および成形時の
変形が大きくなる等の不都合を生じる。また、ウレタン
(メタ)アクリレートオリゴマー(B)の含有量が少な
すぎると、成形物の弾性率、耐熱性および靱性が損なわ
れて脆く割れやすくなる等の不都合を生じる。
のガラス転移温度が80℃以上の窒素含有ビニル化合物
(以下「ビニル化合物(C)」という)としては、(メ
タ)アクリルアミド、(メタ)アクリロイルモルフォリ
ン、N−ビニルカプロラクタム、N−ビニルピロリド
ン、N−ビニルカルバゾール、N−ビニルピリジン、ト
リス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレートジ(メ
タ)アクリレート、トリス(2−ヒドロキシエチル)イ
ソシアヌレートトリ(メタ)アクリレート、カプロラク
トン変性トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレ
ートトリ(メタ)アクリレート等を例示することができ
る。
物中における含有量が20〜40%、好ましくは25〜
40%であり、さらに好ましくは30〜38%である。
ビニル化合物(C)の含有量が少なすぎると組成物の粘
度が高くなり過ぎたり、硬化性が低下したりする。ま
た、ビニル化合物(C)の含有量が40%を超えると硬
化時における収縮が大きくなったり、硬化物の強度、耐
熱性等の力学的性質が低下する。
タ)アクリレートオリゴマー(A)、ウレタン(メタ)
アクリレートオリゴマー(B)、ビニル化合物(C)以
外にも成形物の特性を低下させない範囲で重合性の成分
を配合することができる。このような重合性の成分とし
ては、エチレン性不飽和結合を有する、単官能または多
官能モノマーが使用される。単官能モノマーとしては7
−アミノ−3,7−ジメチルオクチル(メタ)アクリレ
ート、イソブトキシメチル(メタ)アクリルアミド、イ
ソボルニルオキシエチル(メタ)アクリレート、イソボ
ルニル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メ
タ)アクリレート、エチルジエチレングリコール(メ
タ)アクリレート、t−オクチル(メタ)アクリルアミ
ド、ジアセトン(メタ)アクリルアミド、ジメチルアミ
ノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル
(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレー
ト、ジシクロペンタジエン(メタ)アクリレート、ジシ
クロペンテニルオキシエチル(メタ)アクリレート、ジ
シクロペンテニル(メタ)アクリレート、N,N−ジメ
チル(メタ)アクリルアミドテトラクロロフェニル(メ
タ)アクリレート、2−テトラクロロフェノキシエチル
(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メ
タ)アクリレート、テトラブロモフェニル(メタ)アク
リレート、2−テトラブロモフェノキシエチル(メタ)
アクリレート、2−トリクロロフェノキシエチル(メ
タ)アクリレート、トリブロモフェニル(メタ)アクリ
レート、2−トリブロモフェノキシエチル(メタ)アク
リレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、フ
ェノキシエチル(メタ)アクリレート、ブトキシエチル
(メタ)アクリレート、ペンタクロロフェニル(メタ)
アクリレート、ペンタブロモフェニル(メタ)アクリレ
ート、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレー
ト、ポリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレー
ト、ボルニル(メタ)アクリレート、メチルトリエチレ
ンジグリコール(メタ)アクリレート、下記式(2)〜
(4)で表わされる化合物等を例示することができ、好
ましくはイソボルニル(メタ)アクリレート、ラウリル
(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アク
リレート等を挙げることができる。
あり、R6 は炭素数2〜6のアルキレン基、好ましくは
炭素数2〜4のアルキレン基を示し、R7 は水素原子ま
たは炭素数1〜12のアルキル基、好ましくは炭素数1
〜9のアルキル基を示し、rは0〜12、好ましくは1
〜8の整数である。)
炭素数2〜8のアルキレン基、好ましくは炭素数2〜5
のアルキレン基を示し、qは1〜8、好ましくは1〜4
の整数である。)
である。)
の市販品としては、例えばアロニックスM−111、M
−113、M−117(以上、東亜合成化学社製)、K
AYARAD TC110S、R−629、R−644
(以上、日本化薬社製)、ビスコート3700(大阪有
機化学社製)等が挙げられる。
ールジ(メタ)アクリレート、トリシクロデカンジイル
ジメチレンジアクリレート、トリエチレングリコールジ
アクリレート、テトラエチレングリコールジ(メタ)ア
クリレート、トリシクロデカンジイルジメチレンジ(メ
タ)アクリレート、トリス(2−ヒドロキシエチル)イ
ソシアヌレートジ(メタ)アクリレート、トリス(2−
ヒドロキシエチル)イソシアヌレートトリ(メタ)アク
リレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリ
レート、トリメチロールプロパントリオキシエチル(メ
タ)アクリレート、トリプロピレンジアクリレート、ネ
オペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ビスフ
ェノールAジグリシジルエーテルの両末端(メタ)アク
リル酸付加物、1,4−ブタンジオールジ(メタ)アク
リレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリ
レート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレー
ト、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレー
ト、ポリエステルジ(メタ)アクリレート、ポリエチレ
ングリコールジ(メタ)アクリレート等を挙げることが
でき、好ましくはトリシクロデカンジイルジメチレンジ
(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコールジ
(メタ)アクリレート、トリプロピレングリコールジ
(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メ
タ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)
アクリレート等を挙げることができる。エチレン性不飽
和結合を有する、単官能または多官能モノマーは本発明
の樹脂組成物中における含有量が50%以下、好ましく
は5〜40%、さらに好ましくは5〜30%である。
重合開始剤であり、光によって分解してラジカルを発生
して重合せしめ、かつ微細形状、例えばラインアンドス
ペース0.5mm以下の造形に有効な光吸収特性を有する
ものであり、下記式(1)で表わされる化合物(以下
「特定化合物(D)」という)である。
一でも異なっていてもよい1価の有機基である。)
R3 、およびR4 で示される有機基としては、メチル
基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘ
キシル基、ヘプチル基、オクチル基、エチルヘキシル
基、イソノニル基、ジメチルヘプチル基、ラウリル基、
ステアリル基、ジメチルオクチル基、ジメチルノニル
基、ジメチルデシル基等の炭素数1〜18のアルキル
基;シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチ
ル基、メチルシクロペンチル基、シクロヘキシル基、メ
チルシクロヘキシル基、ノルボルナジエニル基、アダマ
ンチル基等の環状の脂肪族炭化水素基;フェニル基、メ
チルフェニル基、エチルフェニル基、トリメチルフェニ
ル基、3級ブチルフェニル基、エトキシフェニル基、イ
ソプロピルフェニル基、メトキシフェニル基、ジメトキ
シフェニル基、イソプロポキシフェニル基、チオメトキ
シフェニルナフチル基、チオフェニル基、ジメチルフェ
ニル基、ジメトキシフェニル基、クロロフェニル基、ジ
クロロフェニル基、ジブロモフェニル基、クロロメトキ
シフェニル基、クロロメチルチオフェニル基、トリメチ
ルフェニル基、トリメトキシフェニル基、テトラメチル
フェニル基、ジメチルブチルフェニル基、ジメチルナフ
チル基、ジメトキシナフチル基、ジクロルナフチル基等
の置換または無置換の芳香族基;ベンジル基、フェニル
エチル基、メチルベンジル基、ナフチルメチル基等のア
ラルキル基;トリメチルピリジル基、ピリジル基、ジメ
トキシフラン基、トリメチルチオフェン基等の置換また
は無置換の複素環基;−OYで表わされる基(ここでY
は、メチル基、エチル基、イソプロピル基、n−プロピ
ル基、n−ブチル基、ペンチル基、n−ヘキシル基等の
アルキル基;シクロペンチル基、シクロヘキシル基等の
環状の炭化水素基;フェニル基、ナフチル基、クロロフ
ェニル基、ジクロロフェニル基、メチルフェニル基、エ
チルフェニル基、イソプロピルフェニル基、3級ブチル
フェニル基、ジメチルフェニル基、メトキシフェニル
基、エトキシフェニル基、ジメトキシフェニル基、チオ
フェニル基等の置換または無置換の芳香族基;ピリジル
基、トリメチルピリジル基等の置換または無置換の複素
環基等;を示す)等;を例示することができる。これら
のうち、R1 、R3 およびR4 としては炭素数1〜18
のアルキル基が、R 2 としてはアラルキル基が好まし
く、さらにR1 としてはエチル基、R2 としてはベンジ
ル基、R3 およびR4 としてはメチル基が特に好まし
い。
としては2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4
−モルフォリノフェニル)−ブタノン−1が挙げられ
る。
中における含有量が0.01〜1%であり、好ましくは
0.02〜0.8%、特に好ましくは0.05〜0.5
%である。特定化合物(D)の含有量が多すぎると、樹
脂組成物の硬化特性や硬化物の物性、取り扱いに悪影響
を及ぼすことがあり、また、含有量が少なすぎると硬化
速度や解像度が低下して期待する微細加工の精度が得ら
れない。
として作用するが、微細形状を有する造形物の精度を向
上させ、また、樹脂組成物の硬化特性、硬化物の物性や
硬化速度をさらに良好なものとするために、本発明にお
いては特定化合物(D)以外の光重合開始剤を併用する
のが好ましい。このような光重合開始剤としては、アセ
トン、アセトフェノンベンジルケタール、アントラキノ
ン−1−(4−イソプロピルフェニル)−2−ヒドロキ
シ−2−メチルプロパン−1−オン、カルバゾール、キ
サントン、4−クロロベンゾフェノン、4,4′−ジア
ミノベンゾフェノン、1,1−ジメトキシデオキシベン
ゾイン、3,3′−ジメチル−4−メトキシベンゾフェ
ノン、チオキサントン、2,2−ジメトキシ−2−フェ
ニルアセトフェノン、1−(4−ドデシルフェニル)−
2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、2−
メチル−1−〔4−(メチルチオ)フェニル〕−2−モ
ルフォリノ−プロパン−1−オン、トリフェニルアミ
ン、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホス
フィンオキサイド、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェ
ニルケトン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニ
ルプロパン−1−オン、フルオレノン、フルオレン、ベ
ンズアルデヒド、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾイ
ンプロピルエーテル、ベンゾフェノン、ミヒラーケト
ン、2−メチル−1−〔4−(メチルチオフェニル)〕
−2−モルフォリノ−プロパン−1−オン、3−メチル
アセトフェノン、3,3′,4,4′−テトラ−(t−
ブチルパーオキシカルボニル)ベンゾフェノン(BTT
B)、およびBTTBとキサンテン、チオキサンテン、
クマリン、ケトクマリン、その他の色素増感剤との組み
合わせを使用することが好ましい。本発明においては、
これらのうち、1,1−ジメトキシデオキシベンゾイ
ン、2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノ
ン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、
2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィ
ンオキサイドが好ましく、さらに好ましくは、1,1−
ジメトキシデオキシベンゾイン、2,2−ジメトキシ−
2−フェニルアセトフェノン、1−ヒドロキシシクロヘ
キシルフェニルケトン、2,4,6−トリメチルベンゾ
イルジフェニルホスフィンオキサイドを使用することが
特に好ましい。
本発明の樹脂組成物中における含有量が好ましくは0.
5〜10%、特に好ましくは1〜8%、最も好ましくは
2〜7%である。この光重合開始剤が多すぎると、樹脂
液の硬化特性や硬化物の物性、取り扱い等に悪影響を及
ぼすことがあり、少なすぎると、硬化速度や解像度が低
下して期待する成形精度および成形速度を達成できない
場合がある。
成分以外にもエポキシ(メタ)アクリレートオリゴマー
を配合することもできる。ここでいうエポキシ(メタ)
アクリレートオリゴマーは、種々の骨格を有するエポキ
シ基含有化合物と(メタ)アクリレート酸との付加反応
によって得られる重合体である。このエポキシ基含有化
合物としては、例えばビスフェノールAにエピクロルヒ
ドリンを反応させて得られるジグリシジルエーテル型の
エポキシ樹脂、水素添加ビスフェノールAとエピクロル
ヒドリンとの反応によって得られるジグリシジルエーテ
ル化合物、フェノールノボラックポリグリシジルエーテ
ル等を挙げることができる。これらの化合物のうち、ビ
スフェノールAにエピクロルヒドリンを反応させて得ら
れるグリシジルエーテル型のエポキシ樹脂が好ましく、
例えばビスコート540(大阪有機化学社製)が挙げら
れる。
の数平均分子量は、通常100〜2000、好ましくは
400〜1000である。数平均分子量が100未満で
は、硬化時の収縮および成形時の変形が大きくなった
り、さらに硬化物が脆くなる傾向がある。また、数平均
分子量が2000を超えると、樹脂組成物の粘度が高く
なり、取り扱いにくくなることがある。
配合する場合は、本発明の樹脂組成物中における含有量
が2〜20%、好ましくは5〜15%である。
囲において、トリエタノールアミン、メチルジエタノー
ルアミン、トリエチルアミン、ジエチルアミン等のアミ
ン系化合物からなる増感剤(重合促進剤)、ビニルエー
テル類、ビニルスルフィド類、ビニルウレタン類、ビニ
ルウレア類等の反応性希釈剤を配合することができる。
さらに、その他の添加剤として、エポキシ樹脂、ポリア
ミド、ポリアミドイミド、ポリウレタン、ポリブタジエ
ン、ポリクロロプレン、ポリエーテル、ポリエステル、
スチレン/ブタジエンスチレンブロック共重合体、石油
樹脂、キシレン樹脂、ケトン樹脂、フッ素系オリゴマ
ー、シリコーン系オリゴマー、ポリスルフィド系オリゴ
マー等のポリマーないしオリゴマーを配合することがで
きる。さらにまた、フェノチアジン、2,6−ジ−t−
ブチル−4−メチルフェノール等の重合禁止剤や、その
他重合開始助剤、レベリング剤、濡れ性改良剤、界面活
性剤、可塑剤、紫外線吸収剤、シランカップリング剤、
無機充填剤、樹脂粒子、顔料、染料等を配合することが
できる。
に混合することによって調製され、25℃における粘度
が、通常10〜5000cps 、好ましくは30〜400
0cps 、特に好ましくは50〜3000cps の範囲にあ
る。また、1次硬化物の曲げ弾性率が10kg/mm2 以上
となることが好ましい。ここで、1次硬化物とは、レー
ザー光照射後、造形物の表面に残存する未反応化合物を
除去したものをいう。
満であると造形物が成形中、自重で変形したり、液状か
ら固体に変化する際の硬化収縮による変形を起こし、微
細形状を有する造形物を精度よく成形し難くなる。
における硬化性液状物質として好適に使用される。すな
わち、この樹脂組成物の特定箇所に、可視光、紫外光、
赤外光等の光を選択的に照射して硬化に必要なエネルギ
ーを供給することにより、所望形状の立体造形物を得る
ことができる。
選択的に照射する方法は特に制限されず、種々の方法に
よって行うことができる。例えばレーザー光、レンズ、
鏡等を用いて得られた収束光等を、特定箇所に照射する
方法、非収束光を一定パターンのマスクを介して照射す
る方法等を採用することができる。ただし、微細加工や
加工精度が要求される場合には、収束光の大きさを最小
にすることが望ましく、このような場合にはレーザーを
使用することが好適である。
定箇所は、容器に入れられた樹脂組成物の液面、容器の
側壁ないし底壁と接している樹脂組成物の面あるいは樹
脂組成物中でもよい。樹脂組成物の液面または容器壁と
の接触面に光を照射するには、光を外部から直接または
透明な器壁を通して照射すればよく、樹脂組成物中の特
定箇所に照射する場合には、光ファイバ等の導光体を用
いて照射を行えばよい。
通常、樹脂組成物の特定箇所を硬化させた後、被照射位
置を、既に硬化した部分から未硬化部分に連続的にまた
は段階的に移動させることにより、硬化部分を所望の立
体形状に成長させることができる。この被照射位置の移
動は種々の方法によって行うことができ、例えば光源、
樹脂組成物を収容している容器あるいは樹脂組成物の硬
化部分の少なくとも何れかを移動させたり、また該容器
に未硬化の樹脂組成物を追加する等の方法によって行う
ことができる。
得る代表的な方法としては、液状である本発明の組成物
に、所望のパターンを有する硬化層が得られるように光
を選択的に照射して硬化層を成形し、次に該硬化層に隣
接する未硬化の組成物に同様にして光を照射して先に成
形された硬化層と連続する新たな硬化層を成形し、この
積層操作を繰り返すことにより、最終的に目的とする立
体形状の造形物とする方法を挙げることができる。
器から取り出し、該造形物の表面に残存する未反応の化
合物を除去した後、必要に応じて洗浄する。この洗浄に
は、イソプロピルアルコール、エチルアルコール等のア
ルコール類に代表される有機溶剤や、熱硬化性あるいは
光硬化性の低粘度(1000cps 以下、好ましは100
cps 以下)の液状樹脂を使用することができる。
には、前記の熱硬化性あるいは光硬化性の液状樹脂を洗
浄剤として使用することが望ましい。またこの場合に
は、洗浄に使用した樹脂の種類に応じて、洗浄後に、熱
または光でポストキュアーを行う必要がある。なお、ポ
ストキュアーは、表面の樹脂を硬化させるのみならず、
立体造形物の内部に残存する可能性のある未反応の樹脂
組成物をも硬化させる効果を有しているので、有機溶剤
により洗浄した場合にも行うことが好適である。
はこれら実施例に限定されるものではない。
(A)〕の合成:攪拌機のついた反応容器に、トリシク
ロデカンジイルジメチレンジアクリレート200g、
2,4−トリレンジイソシアネート566g、ジブチル
錫ジラウレート2gおよび2,6−ジ−t−ブチル−4
−メチルフェノール3gを仕込み、反応容器を冷却しな
がら、ヒドロキシエチルアクリレート377gを、内温
が25℃を超えないように攪拌しながら徐々に添加し
た。添加終了後、内温を20〜40℃に保ちながら、さ
らに1時間攪拌した。次いで、ポリオキシテトラメチレ
ングリコール(分子量650)1057gを添加し、6
0℃で5時間、攪拌を続けた。残留イソシアネート基が
0.1%以下であることを確認した後、内容物を取り出
し、両末端にアクリロイル基が結合したウレタンアクリ
レートオリゴマー(数平均分子量1230)のトリシク
ロデカンジイルジメチレンジアクリレート溶液を得た。
ゴマーをオリゴマーIとする。ウレタンアクリレートオ
リゴマーとトリシクロデカンジイルジメチレンジアクリ
レートとの重量比は、100/10であった。
(A)〕の合成:製造例1と同様に、アクリロイルモル
ホリン200g、イソフォロンジイソシアネート530
g、ジブチル錫ジラウレート2gおよび2,6−ジ−t
−ブチル−4−メチルフェノール3gを反応容器に仕込
み、冷却しながら、ヒドロキシエチルアクリレート27
7g、内温が25℃を超えないように攪拌しながら徐々
にを添加した。さらに、ジオール成分としてポリオキシ
テトラメチレンジオールの代わりにポリ(3−メチルペ
ンタンジオールアジペート)(分子量1000、クラレ
社製 商品名クラポールP1010)1193gを仕込
んだ以外は製造例1と同様にして、ウレタンアクリレー
トオリゴマー(数平均分子量1676)のアクリロイル
モルフォリン溶液を得た。
ゴマーをオリゴマーIIとする。ウレタンアクリレートオ
リゴマーとアクリロイルモルフォリンとの重量比は、1
00/10である。
(B)〕の合成:攪拌機のついた反応容器に、アクリロ
イルモルフォリン200g、イソフォロンジイソシアネ
ート1022g、ジブチル錫ジラウレート2gおよび
2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール3gを
仕込み、反応容器を冷却しながら、ヒドロキシエチルア
クリレート978gを、内温が25℃を超えないように
攪拌しながら徐々に添加した。添加終了後、内温20〜
40℃に保ちながら、さらに1時間攪拌した。次いで、
60℃で5時間攪拌を続けた。残留イソシアネート基が
0.1%以下であることを確認した後、内容物を取り出
し、両末端にアクリロイル基が結合したウレタンアクリ
レートオリゴマー(数平均分子量454)のアクリロイ
ルモルフォリン溶液を得た。
ゴマーをオリゴマーIIIとする。ウレタンアクリレート
オリゴマーとアクリロイルモルフォリンとの重量比は、
100/10であった。
樹脂組成物を調製した。これらの樹脂組成物について、
下記の測定方法で力学特性を評価し、成形テストを行っ
た。結果を表1に示す。
ザー(波長325nm)を用いた光造形装置(SCS10
00HD:ソニー社製)を使用し、液面でのレーザーパ
ワー10mW、走査速度100cm/秒で成形して試験片
(幅50×長さ50×高さ1mm:1回の積層厚0.1mm
×10回)を作製し、試験片表面に付着している樹脂組
成物を拭き取り、試験片の重量W1を測定した。次い
で、該試験片を樹脂組成物中に25℃で24時間浸漬
し、付着した樹脂組成物を拭き取り、後重量W2を測定
した。膨潤度は次式により算出した。
準拠し測定した。試験片は前述した光造形装置を用いて
成形したレーザービームによる1次硬化物とポストキュ
アー(ポストキュアー装置:ソニー社製、照射線量:
表、裏 各5J/cm2 )した試験片(幅25×長さ10
0×高さ3mm)を用いた。
な、方形中空モデルを成形した(1回の積層厚0.1mm
×100回積層)。付着した樹脂組成物をエタノールに
よる洗浄にて除去した後、紫外線ランプを用いてポスト
キュアーを行った(照射線量5J/cm2 )。次いで、実
体顕微鏡での観察を行い、角穴が埋まらずに成形できて
いるかどうかを下記基準で評価した。
ルを前述した光造形装置を用いて成形した(1回の積層
厚0.1mm×100回積層)。付着した樹脂組成物をエ
タノールにより洗浄した後、洗浄溶媒の浸透による造形
物の変形の観察を行い、下記基準で評価した。
は、成形物の強度が高く、反りや膨潤等の成形時におけ
る変形が少なく、光学的立体造形法により解像度に優れ
成形精度の高い造形物を与えることができる。また、微
細形状の成形精度や、硬化物の力学的特性が優れている
ため、造形物は機械部品としても使用可能である。
するために使用する造形物を示す斜視図である。
る強度を評価するためのつい立てモデルを示す斜視図で
ある。
Claims (6)
- 【請求項1】 次の成分(A)〜(D): (A)数平均分子量600〜3000のウレタン(メ
タ)アクリレートオリゴマー20〜60重量%、 (B)数平均分子量600未満のウレタン(メタ)アク
リレートオリゴマー10〜30重量%、 (C)ホモポリマーのガラス転移温度が80℃以上の窒
素含有ビニル化合物20〜40重量%、 (D)下記式(1); 【化1】 (式中、R1、R2、R3およびR4は同一でも異なってい
てもよい1価の有機基である。) で表わされる化合物0.01〜1重量%を含有すること
を特徴とする光学的立体造形用樹脂組成物。 - 【請求項2】 成分(A)が、ジオール、ジイソシアネ
ートおよび(メタ)アクリロイル基を有する化合物を反
応させて得られるウレタン(メタ)アクリレート系オリ
ゴマーである請求項1記載の光学的立体造形用樹脂組成
物。 - 【請求項3】 成分(C)が、(メタ)アクリルアミ
ド、(メタ)アクリロイルモルフォリン、N−ビニルカ
プロラクタム、N−ビニルピロリドン、N−ビニルカル
バゾール、N−ビニルピリジン、トリス(2−ヒドロキ
シエチル)イソシアヌレートジ(メタ)アクリレート、
トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレートトリ
(メタ)アクリレート、およびカプロラクトン変性トリ
ス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレートトリ(メ
タ)アクリレートからなる群から選ばれる少なくとも1
種の化合物である請求項1または2記載の光学的立体造
形用樹脂組成物。 - 【請求項4】 成分(D)が、2−ベンジル−2−ジメ
チルアミノ−1−(4−モルフォニリノフェニル)−ブ
タノン−1である請求項1〜3のいずれか1項記載の光
学的立体造形用樹脂組成物。 - 【請求項5】 樹脂組成物の25℃における粘度が50
〜3000cpsの範囲にあり、かつ1次硬化物の曲げ
弾性率が10kg/mm2以上である請求項1〜4のい
ずれか1項記載の光学的立体造形用樹脂組成物。 - 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項記載の光学
的立体造形用樹脂組成物を硬化させてなる造形物。
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-
1994
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