JP2554443B2 - 光学的立体造形用樹脂組成物 - Google Patents
光学的立体造形用樹脂組成物Info
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Description
型の光学的立体造形用樹脂組成物に関し、特に硬化前後
の体積収縮率の低い寸法精度に優れ、機械的物性並びに
耐熱性に優れた光学的立体造形用樹脂組成物に関する。
て、光硬化性樹脂に必要量の光エネルギーを供給するこ
とによって立体的造形物を供給する方法が開示され、更
に特開昭60−247515号公報により基本的実用方
法が提案された。その後同様のまたは改良された技術が
特開昭62−35966号公報、特開平1−20491
5号公報、特開平2−113925号公報、特開平2−
145616号公報、特開平2−153722号公報、
特開平3−15520号公報、特開平3−21432号
公報、特開平3−41126号公報等に開示されてい
る。
に入れた液状光硬化性樹脂の液面に所望のパターンが得
られるようにコンピューターで制御された紫外線レーザ
ーを選択的に照射して所定厚みに硬化し、ついで該硬化
層の上に1層分の液上樹脂を供給し、同様に紫外線レー
ザーで前記と同様に照射硬化させ、連続した硬化層を得
る積層操作を繰り返すことによって最終的に立体造形物
を得る方法である。この光学的立体造形法は、製造する
造形物の形状がかなり複雑であっても、容易に比較的短
時間に得ることが出来るため最近特に注目を集めてい
る。
る光硬化性樹脂としては、変性ポリウレタン(メタ)ア
クリレート、オリゴエステルアクリレート、ウレタンア
クリレート、エポキシアクリレート、感光性ポリイミ
ド、アミノアルキド等があげられ、又最近では特開平1
−204915号公報、特開平1−213304号公
報、特開平2−28261号公報、特開平2−7561
7号公報、特開平2−145616号公報、特開平3−
104626号公報、特開平3−114732号公報及
び特開平3−114733号公報等に各種改良技術が開
示されている。
おいては、用いられる光硬化性樹脂としては取扱い性、
造形速度、造形精度等の観点から、樹脂粘度が比較的低
いこと、成形物の寸法精度の観点から硬化時の体積収縮
率が低いこと、得られた造形物の機械的物性が十分高い
ことが要求されるばかりではなく、最近では用途に応じ
て耐熱性が高いことが求められている。
脂は、いずれもこれらの諸特性、特段寸法精度において
必ずしも満足すべきものは提供されなかった。そこで、
本発明者は、前記の諸特性についての改良研究を鋭意続
けた結果、液状の光硬化性樹脂に所定のウイスカーを配
合したところ、機械的強度が著しく向上するのみならず
体積収縮率が予想を遙に越えて低下することを見出し、
ここに本発明を完成したものである。
上好ましい粘度を有し、充分高い機械的特性を有し、か
つ耐熱性に優れると共に体積収縮率が小さく、したがっ
て寸法精度に優れた立体造形物を提供し得る光学的立体
造形用樹脂組成物を提供することにある。
下の各発明によりそれぞれ達成される。 (1)液状光硬化性樹脂に径0.3μm〜1μm、長さ
10μm〜70μm、アスペクト比10〜100からな
るウイスカーを5〜30容量%配合してなる光学的立体
造形用樹脂組成物。
化合物、水酸化硫酸マグネシウム系化合物、酸化アルミ
ニウム、酸化チタン系化合物及び酸化珪素系化合物の少
なくとも1種以上からなることを特徴とする前記(1)
に記載の光学的立体造形用樹脂組成物。
シシラン、アクリルシランの少なくとも1種以上のシラ
ンカップリング剤で処理したものであることを特徴とす
る前記(1)乃至(2)のいづれかに記載の光学的立体
造形用樹脂組成物。
和化合物を主体としたものからなり、かつウイスカーが
アクリルシラン系シランカップリング剤で処理されたも
のであることを特徴とする前記(1)乃至(2)のいづ
れかに記載の光学的立体造形用樹脂組成物。
和化合物を主体としたものからなり、かつウイスカーが
エポキシシラン系シランカップリング剤で処理されたも
のであることを特徴とする前記(1)乃至(2)のいづ
れかに記載の光学的立体造形用樹脂組成物。
明に使用される光学的立体造形用樹脂組成物は、ウイス
カーを有することにより機械的剛性、耐熱性が優れると
共に体積収縮率が予想を遙に越えて小さいものが得ら
れ、したがって寸法精度が一段と優れた立体造形物が得
られる。このことは本発明において、光学的立体造形物
の幅広い新規用途展開を可能とするものである。
アルミニウム系化合物、水酸化硫酸マグネシウム系化合
物、酸化アルミニウム、酸化チタン系化合物及び酸化珪
素系化合物の少なくとも1種以上からなり、好ましくは
ホウ酸アルミニウム系化合物、水酸化硫酸マグネシウム
系化合物、酸化アルミニウム及び酸化チタン系化合物で
ある。
たは幅)が0.3μm〜1μmであり、好ましくは0.
3μm〜0.7μmであり、また長さは10μm〜70
μmであり、好ましくは20μm〜50μmの範囲であ
る。更にアスペクト比は10〜100であり、好ましく
は20〜70である。
ト比が10より小さい時は、ウイスカーを添加した場合
の本発明の効果、即ち特段の機械的強度の向上、体積収
縮率の低下効果が得られず、樹脂の粘度がいたずらに上
昇するのみであって好ましくない。また反面、ウイスカ
ーのアスペクト比が大きくなれば機械的強度の向上及び
体積収縮率の低下効果は期待されるが、アスペクト比が
100を越えるごとくあまり大きくなると樹脂の粘度が
高くなり過ぎたりあるいは樹脂の流体弾性が高くなり造
形操作が困難になるばかりでなく同時にウイスカーの長
さが長くなり、造形物の側面精度が低下するので、アス
ペクト比の大きさには限界があり、好ましくはアスペク
ト比は100以下、更に好ましくは70以下である。
化性樹脂に対する配合割合は、5〜30容量%であり、
好ましくは7〜20容量%である。このウイスカーの配
合割合が、5容量%より少ない場合には本発明の効果が
十分発現されず、一方その配合割合が、30容量%を越
える場合には、光学的立体造形用樹脂組成物の粘度が高
くなり過ぎ、使用上困難をきたすばかりでなく光の浸透
が阻害され、造形操作上問題があり使用することができ
ない。
度は、好ましくは1,000cps〜100,000c
psが目安となる。本発明に使用されるウイスカーは、
アミノシラン、エポキシシラン、アクリルシラン等のシ
ランカップリング剤で処理されたものを採用することが
好ましく、このようなシランカップリング剤で処理した
ウイスカーを用いるときは、特段機械的強度の優れた好
ましいものが得られる。
用いられる液状光硬化性樹脂によって異なり、例えば液
状光硬化性樹脂としてビニル系不飽和化合物を用いる場
合にはアクリルシラン系シランカップリング剤が最も好
ましく、また液状光硬化性樹脂としてエポキシ系化合物
を用いる場合にはエポキシシラン系シランカップリング
剤を用いるのが最も効果的である。
は、有機高分子固体微粒子及びまたは無機固体微粒子を
含有していてもよく、有機高分子固体微粒子としては、
架橋ポリスチレン系高分子、架橋型ポリメタアクリレー
ト系高分子、ポリエチレン系高分子、ポリプロピレン系
高分子等が好ましいものの代表として挙げられ、また無
機固体微粒子としては、ガラスビーズ、タルク微粒子、
酸化珪素微粒子等がその代表的例として挙げられるが、
有機高分子固体微粒子及び無機固体微粒子の例は、これ
らに限定されるものではなく、その他多くのものが用い
られる。
たは無機固体微粒子は、前記ウイスカーの処理に用いら
れるものと同様なシランカップリング剤によって処理す
ることが好ましく、ウイスカーと同様に立体造形物の特
段機械的強度の優れた好ましいものが得られる。
重合性のビニル系化合物、エポキシ系化合物等のいづれ
でもよく、単官能性化合物、多官能性化合物のいづれの
モノマー及びまたはオリゴマーが用いられる。これらの
単官能性化合物、多官能性化合物は、特に限定されるも
のではなく、以下に液状光硬化性樹脂の代表的なものを
挙げる。
ト、イソボルニルメタクリレート、ジンクロペンテニル
アクリレート、ボルニルアクリレート、ボルニルメタク
リレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒ
ドロキシプロピルアクリレート、プロピレングリコール
アクリレート、ビニルピロリドン、アクリルアミド、酢
酸ビニル、スチレン等が挙げられる。
ールプロパントリアクリレート、EO変性トリメチロー
ルプロパントリアクリレート、エチレングリコールジア
クリレート、テトラエチレングリコールジアクリレー
ト、ポリエチレングリコールジアクリレート、1,4−
ブタンジオールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオ
ールジアクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリ
レート、ジシクロペンテニルジアクリレート、ポリエス
テルジアクリレート、ジアリルフタレート等が挙げられ
る。
化合物を1種以上を単独又は混合物の形で使用すること
ができる。
開始剤としては、光重合開始剤及び熱重合開始剤が用い
られるが、光重合開始剤としては、2,2−ジメトキシ
−2−フェニルアセトフェノン、1−ヒドロキシシクロ
ヘキシルフェニルケトン、アセトフェノン、ベンゾフェ
ノン、キサントン、フルオレノン、ベズアルデヒド、フ
ルオレン、アントラキノン、トリフェニルアミン、カル
バゾール、3−メチルアセトフェノン、ミヒラーケトン
等が代表的なものとして挙げることができるが、これら
に限定されるものではなく、又これらの開始剤は1種ま
たは2種以上を組み合わせて使用することも出来る。更
に必要に応じてアミン系化合物等の増感剤を併用するこ
とも可能である。
ーオキサイド、t−ブチルパーオキシベンゾエート、ジ
クミルパーオキサイド、ジイソプロピルパーオキシジカ
ーボネート、t−ブチルパ−オキサイド、アゾビスイソ
ブチロニトリル等が代表的なものとして挙げることがで
きる。本発明に使用される重合開始剤又は熱重合開始剤
の使用量は、ビニル系化合物に対してそれぞれ0.1〜
10重量%である。
ては、水素添加ビスフェノールAジグリシジルエーテ
ル、3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−
エポキシシクロヘキサンカルボキシレート、2−(3,
4−エポキシシクロヘキシル−5,5−スピロ−3,4
−エポキシ)シクロヘキサン−m−ジオキサン、ビス
(3,4−エポキシシクロヘキシルメチル)アジペート
等が挙げられる。これらのエポキシ系化合物を用いる場
合には、トリフェニルスルホニウムヘキサフルオロアン
チモネート等のエネルギー活性カチオン開始剤が用いら
れる。
は、必要に応じて、レベリング剤、界面活性剤、有機高
分子化合物、有機可塑剤、前記以外の有機ビーズ等の充
填剤、及び前記以外のガラスビーズ等の無機充填剤等を
配合してもよい。本発明の樹脂組成物としては、前記ビ
ニル系化合物、エポキシ系化合物を単独にあるいは併用
混合して使用してもよく、更に必要に応じて他の成分を
配合してもよいが、各成分の混合方法は特に限定される
ものではない。本発明の光学的立体造形用樹脂組成物を
光学的立体造形する場合に使用される光は目的に応じて
紫外線、可視光線、赤外線、レーザー光等が用いられ
る。
いられる光学的立体造形法の代表的な方法としては、液
状であるこの組成物に所望のパターンを有する硬化層が
得られるように光を選択的に照射して硬化層を形成し、
次いで該硬化層に未硬化液状組成物を供給し、同様に光
を照射して前記の硬化層と連続した硬化層を新たに形成
する積層操作を繰り返すことによって最終的に目的とす
る立体的造形物を得る方法である。
本発明はこれらに限定されるものではない。 合成例 (ウレタンアクリレートオリゴマーの合成)攪拌後、冷
却管及び側管付き滴下ロートを備えた5リットルの三口
フラスコにイソホロンジイソシアナートを3量化したI
PDIターポリマー(住友バイエル社製;ディスモジュ
ールZ−4372)1023gとジブチルスズラウレー
ト0.076gを仕込み、オイルバスで内温を65℃に
する。
にポリネオペンチレンアジペート(旭電化社製;アデカ
ニューエースY9−10)420.1gを仕込む。系内
全体を減圧にし、窒素ガスで常圧に戻す操作を繰り返
し、脱気および窒素置換を行う。系内全体を常圧にし、
窒素雰囲気中フラスコ内容物の温度を65℃に保ちなが
ら内容物を攪拌しながら滴下ロートより1時間を掛けて
ポリネオペンチレンアジペートを滴下する。滴下後更に
1時間内容物を65℃に保ち攪拌下反応を継続する。
後、滴下ロートに2−ヒドロキシエチルアクリレート2
54.5gにメチルヒドロキノン0.90gを均質に溶
解混合した液を仕込み、フラスコ内容物の温度が55℃
を越えない範囲で素早く滴下し、その後2時間攪拌下、
反応を継続する。得られたウレタンアクリレートオリゴ
マーを内容物が暖かい内にフラスコより取り出す。ここ
で得られたウレタンアクリレートオリゴマーはIR及び
元素分析の結果以下の構造式であることを確認した。
下の基を表す。
付き滴下ロートを備えた5リットルの三口フラスコに合
成例で合成したウレタンアクリレート1320g、ポリ
エチレングリコール200ジアクリレート(ソマール社
製;サートマーSR259)1080g及びエトキシ変
性トリメチロールプロパントリアクリレート(ソマール
社製;サートマーSR454)480gを仕込み、減圧
脱気窒素置換した。内容物を50℃に加熱し、約1時間
攪拌混合した。
キシ−2−フェニルアセトフェノン(チバカイギー社
製;イルガキュアー651)120gを添加し、完全溶
解するまで混合攪拌する。得られた樹脂組成物にレベリ
ング剤としてスーパーダインV201(竹村油脂(株)
製)14g及びアクリルシランカップリング剤で処理し
たホウ酸アルミニウムウイスカー(径0.5μm〜0.
7μm、アスペクト比50〜70)(アルボレックスY
S−4:四国化成工業(株)製)を1360g(樹脂組
成物中15容量%)添加し、一日室温で攪拌脱泡した。
得られた光造形用樹脂組成物の粘度は25℃において1
0,600cpsであった。
W、波長368μm)を前記の如く調合した光造形用樹
脂組成物の表面に対して垂直に、所定のダンベル形状及
び4.0mm×10.0mm×130mmの矩形が得ら
れるように照射した。得られた硬化物に付着の樹脂液を
イソプロピルアルコールで洗浄除去した後、3KWの紫
外線で10分間ポストキュアを行った。得られた試験片
をJIS規格6911に準拠して引っ張り特性及び曲げ
特性を、またJIS規格K7207に準拠して熱変形温
度を測定した。更に体積収縮率は液体樹脂比重及び造形
物樹脂比重を測定して求めた。以下、得られた結果を表
1に示した。
トルの三口フラスコに合成例で合成したウレタンアクリ
レート1320g、ポリエチレングリコール200ジア
クリレート(ソマール社製;サートマーSR259)1
080g及びエトキシ変性トリメチロールプロパントリ
アクリレート(ソマール社製;サートマーSR454)
480gを仕込み、減圧脱気窒素置換した。内容物を5
0℃に加熱し、約1時間攪拌混合した。
キシ−2−フェニルアセトフェノン(チバカイギー社
製;イルガキュアー651)120gを添加し、完全溶
解するまで混合攪拌する。得られた光造形用樹脂組成物
は25℃において1550cpsであった。ここで得ら
れた樹脂組成物を実施例1と同様に試験片を作製し、各
種の物性を測定した。その結果を表1に示した。
ノシラン系シランカップリング剤で処理したホウ酸アル
ミニウムウイスカーであるアルボレックスYS−1(四
国化成工業(株)製)を用いて実施例1と同様にして光
造形用樹脂組成物を調合した。実施例1と同様にして試
験片を作製し、同様に物性を測定した。その結果を表1
に示した。
プリング剤で処理をしていないホウ酸アルミニウムウイ
スカーであるアルボレックスY(四国化成工業(株)
製)を用いた以外は、実施例1と同様にして光造形用樹
脂組成物を調合した。実施例1と同様にして試験片を作
製し、同様に物性を測定して、その結果を表1に示し
た。
アルボレックスYS−4の添加量を320g(組成物中
4容量%)に代えた以外は、実施例1と同様にして光造
形用樹脂組成物を調合した。樹脂粘度は25℃において
2300cpsであった。実施例1と同様にして試験片
を作製し、同様に物性を測定して、その結果を表1に示
した。
アルボレックスYS−4の添加量を4150g(組成物
中35容量%)とした以外は、実施例1と同様にして光
造形用樹脂組成物を調合を試みた。樹脂粘度は25℃に
おいて43000cpsであった。しかしながら、この
樹脂組成物は実施例1と同様にして試験片を作製した
が、硬化深度が充分とれず層間剥離がみられ、物性測定
するにたる試験片を得ることができなかった。
るアルボレックスYS−4に代えてアスペクト比3の酸
化珪素系ウイスカーを1133g(組成物中15容量
%)用い、実施例1と同様にして光造形用樹脂組成物を
調合した。樹脂組成物の粘度は25℃において6500
cpsであった。実施例1と同様にして試験片を作製
し、物性を測定して、その結果を表1に示した。
合物を使用して樹脂液を調合した。この樹脂液を用いて
実施例1と同様にして試験片を作製したが、ヒゲ状物が
多数側面に発生し、好ましい造形物が得られなかった。
の造形物の引張り強度、引張り弾性率、耐熱性が顕著に
向上し、かつ体積収縮率は、比較例1に比べて小さいも
のが得られ、体積収縮率が改良されていることがわか
る。比較例1乃至2では体積収縮率が大きく寸法精度が
よくないことがわかると共にその他の物性も変化がな
い。更に比較例4ではアスペクト比が3である本発明外
のものでは、本発明のものに比較してその物性が劣って
いる。
カーを含有しているので、これから得られた光学的立体
造形物は、引張り強度、引張り弾性率、曲げ強度、曲げ
弾性率が顕著に向上し、かつ耐熱性が改善される。また
この光学的立体造形物は体積収縮率が小さく、したがっ
て寸法精度に優れたものが得られる。
Claims (5)
- 【請求項1】 液状光硬化性樹脂に径0.3μm〜1μ
m、長さ10μm〜70μm、アスペクト比10〜10
0からなるウイスカーを5〜30容量%配合してなる光
学的立体造形用樹脂組成物。 - 【請求項2】 ウイスカーがホウ酸アルミニウム系化合
物、水酸化硫酸マグネシウム系化合物、酸化アルミニウ
ム、酸化チタン系化合物及び酸化珪素系化合物の少なく
とも1種以上からなることを特徴とする請求項1に記載
の光学的立体造形用樹脂組成物。 - 【請求項3】 ウイスカーがアミノシラン、エポキシシ
ラン、アクリルシランの少なくとも1種以上のシランカ
ップリング剤で処理したものであることを特徴とする請
求項1乃至2のいづれかに記載の光学的立体造形用樹脂
組成物。 - 【請求項4】 液状光硬化性樹脂がエチレン系不飽和化
合物を主体としたものからなり、かつウイスカーがアク
リルシラン系シランカップリング剤で処理されたもので
あることを特徴とする請求項1乃至2のいづれかに記載
の光学的立体造形用樹脂組成物。 - 【請求項5】 液状光硬化性樹脂がエポキシ系不飽和化
合物を主体としたものからなり、かつウイスカーがエポ
キシシラン系シランカップリング剤で処理されたもので
あることを特徴とする請求項1乃至2のいづれかに記載
の光学的立体造形用樹脂組成物。
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