JP2798414B2 - 巻取り紙輪転印刷機 - Google Patents
巻取り紙輪転印刷機Info
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- JP2798414B2 JP2798414B2 JP1094274A JP9427489A JP2798414B2 JP 2798414 B2 JP2798414 B2 JP 2798414B2 JP 1094274 A JP1094274 A JP 1094274A JP 9427489 A JP9427489 A JP 9427489A JP 2798414 B2 JP2798414 B2 JP 2798414B2
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- JP
- Japan
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- web
- motor
- rotation speed
- auxiliary motor
- rotary printing
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H23/00—Registering, tensioning, smoothing or guiding webs
- B65H23/04—Registering, tensioning, smoothing or guiding webs longitudinally
- B65H23/18—Registering, tensioning, smoothing or guiding webs longitudinally by controlling or regulating the web-advancing mechanism, e.g. mechanism acting on the running web
- B65H23/188—Registering, tensioning, smoothing or guiding webs longitudinally by controlling or regulating the web-advancing mechanism, e.g. mechanism acting on the running web in connection with running-web
- B65H23/1888—Registering, tensioning, smoothing or guiding webs longitudinally by controlling or regulating the web-advancing mechanism, e.g. mechanism acting on the running web in connection with running-web and controlling web tension
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41F—PRINTING MACHINES OR PRESSES
- B41F13/00—Common details of rotary presses or machines
- B41F13/004—Electric or hydraulic features of drives
- B41F13/0045—Electric driving devices
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41P—INDEXING SCHEME RELATING TO PRINTING, LINING MACHINES, TYPEWRITERS, AND TO STAMPS
- B41P2213/00—Arrangements for actuating or driving printing presses; Auxiliary devices or processes
- B41P2213/10—Constitutive elements of driving devices
- B41P2213/20—Gearings
- B41P2213/208—Harmonic drive
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
- Rotary Presses (AREA)
- Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
- Control Of Multiple Motors (AREA)
- Controlling Rewinding, Feeding, Winding, Or Abnormalities Of Webs (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、印刷装置を駆動するための主軸と、引張り
ロールを駆動するための装置と、を備えた巻取り紙輪転
印刷機械、特に、グラビヤ輪転印刷機械に関するもので
ある。
ロールを駆動するための装置と、を備えた巻取り紙輪転
印刷機械、特に、グラビヤ輪転印刷機械に関するもので
ある。
よく知られた構造のグラビヤ輪転印刷機械では、折り
たたみ装置と印刷装置と中間に介在させた引張りロール
を主軸によって機械的に駆動している。そして、伝動装
置にはステップ歯車を設け、印刷装置のシリンダ径が変
るたびに調整し直している。この種の構造は、その自体
ではよく機能している。しかしながら、製作費が高くつ
くという欠点がある。さらに、引張りロールを主軸で機
械的に駆動するという従来の構造は、大きな騒音源とな
ることが知られている。しかも、ステップ歯車を含む機
械的伝動装置には、高額の保守点検費用が不可欠であ
る。しかし、最大の欠点は、主軸から引張りロールへの
伝動装置には広い占有空間が必要なことであって、この
ため印刷機械へのアクセスが困難となる。さらに、この
ような機械的伝動装置は、自由に設計することができな
いから、引張りロールの空間的アレンジが制限されてし
まう。
たたみ装置と印刷装置と中間に介在させた引張りロール
を主軸によって機械的に駆動している。そして、伝動装
置にはステップ歯車を設け、印刷装置のシリンダ径が変
るたびに調整し直している。この種の構造は、その自体
ではよく機能している。しかしながら、製作費が高くつ
くという欠点がある。さらに、引張りロールを主軸で機
械的に駆動するという従来の構造は、大きな騒音源とな
ることが知られている。しかも、ステップ歯車を含む機
械的伝動装置には、高額の保守点検費用が不可欠であ
る。しかし、最大の欠点は、主軸から引張りロールへの
伝動装置には広い占有空間が必要なことであって、この
ため印刷機械へのアクセスが困難となる。さらに、この
ような機械的伝動装置は、自由に設計することができな
いから、引張りロールの空間的アレンジが制限されてし
まう。
以上述べたところから、本発明の課題は、冒頭に挙げ
た種類の機械を、構造が簡単で費用も低廉な手段によっ
て改善することであるが、単に構造簡単かつ保守容易な
構造を可能にするだけでなく、同時に印刷機械へのアク
セスをも容易ならしめ、また引張りロールの空間的配置
に関する自由度を高め、しかもなお高い精度の維持を可
能にすることである。
た種類の機械を、構造が簡単で費用も低廉な手段によっ
て改善することであるが、単に構造簡単かつ保守容易な
構造を可能にするだけでなく、同時に印刷機械へのアク
セスをも容易ならしめ、また引張りロールの空間的配置
に関する自由度を高め、しかもなお高い精度の維持を可
能にすることである。
上記の課題は、本発明によれば、つぎのようにして解
決される。すなわち、各引張りロール対用の駆動装置は
それぞれ回転数制御可能な主モータおよび補助モータな
らびに2個の入力と1個の出力を備えた差動伝達装置を
有し、そして主モータの回転数は主軸の回転数によって
調整可能であり、また補助モータの回転数は主軸の回転
数と巻取り紙の張力とによって調整可能であり、そして
補助モータは差動伝達装置の差動部材に連結してあり、
該差動部材により主モータに連結された差動伝達装置の
入力と引張りロールに連結された差動伝達装置の出力と
の間の回転数の差を検出することができるように構成す
る。
決される。すなわち、各引張りロール対用の駆動装置は
それぞれ回転数制御可能な主モータおよび補助モータな
らびに2個の入力と1個の出力を備えた差動伝達装置を
有し、そして主モータの回転数は主軸の回転数によって
調整可能であり、また補助モータの回転数は主軸の回転
数と巻取り紙の張力とによって調整可能であり、そして
補助モータは差動伝達装置の差動部材に連結してあり、
該差動部材により主モータに連結された差動伝達装置の
入力と引張りロールに連結された差動伝達装置の出力と
の間の回転数の差を検出することができるように構成す
る。
このような手段によって、従来の構造における前述し
た欠点は、完全に解消される。かくて、引張りロールと
主軸とを機械的に連結する必要はなくなり、それととも
に従来不可欠であった機械的伝動装置も不要となる。こ
のことは、構造を簡単にすること以外にも、印刷機械へ
のアクセスを容易にし、さらに引張りロールの取付け場
所に関しても機械的条件を無視することができる。同時
に、機械的伝動装置の追放によって、保守の容易さと、
騒音の低減がもたらされる。主軸の回転数によって制御
可能な主モータと、さらに巻取り紙の張力によっても制
御可能な補助モータとの協同作用の結果、巻取り紙速度
の微妙な制御が可能となり、ひいては巻取り紙の裂断事
故に対する高い安全性が確保される。以上説明したよう
に、本発明は、その課題を、簡単かつ安価な手段によっ
て解決するものである。
た欠点は、完全に解消される。かくて、引張りロールと
主軸とを機械的に連結する必要はなくなり、それととも
に従来不可欠であった機械的伝動装置も不要となる。こ
のことは、構造を簡単にすること以外にも、印刷機械へ
のアクセスを容易にし、さらに引張りロールの取付け場
所に関しても機械的条件を無視することができる。同時
に、機械的伝動装置の追放によって、保守の容易さと、
騒音の低減がもたらされる。主軸の回転数によって制御
可能な主モータと、さらに巻取り紙の張力によっても制
御可能な補助モータとの協同作用の結果、巻取り紙速度
の微妙な制御が可能となり、ひいては巻取り紙の裂断事
故に対する高い安全性が確保される。以上説明したよう
に、本発明は、その課題を、簡単かつ安価な手段によっ
て解決するものである。
上述した構成の好適な態様として、主モータおよび補
助モータとしては、直流モータを用い、そして数値制御
可能にするとよい。このようにすれば、簡単でかつ制御
技術的に取扱いやすい構造にできる。主な駆動力は、主
モータから供給する。したがって、これは、補助モータ
よりもはるかに大きなトルクである。
助モータとしては、直流モータを用い、そして数値制御
可能にするとよい。このようにすれば、簡単でかつ制御
技術的に取扱いやすい構造にできる。主な駆動力は、主
モータから供給する。したがって、これは、補助モータ
よりもはるかに大きなトルクである。
さらに、つぎのような手段も有効である。すなわち差
動伝達装置はハーモニックドライブ装置(HD−伝達装
置)として形成し、そのウェーブジェネレータは補助モ
ータに連結し、その入力側のサーキュラースプラインは
主モータに連結し、そしてその出力側のサーキュラース
プラインは従来引張りロールに連結するのである。HD−
伝達装置を用いれば、補助モータの回転数を大幅に減速
できるから、補助モータは小型のものを使用できる。そ
れとともに、十分な制御遅れ、したがってまた急激な変
動のない制御が、有効に働く。
動伝達装置はハーモニックドライブ装置(HD−伝達装
置)として形成し、そのウェーブジェネレータは補助モ
ータに連結し、その入力側のサーキュラースプラインは
主モータに連結し、そしてその出力側のサーキュラース
プラインは従来引張りロールに連結するのである。HD−
伝達装置を用いれば、補助モータの回転数を大幅に減速
できるから、補助モータは小型のものを使用できる。そ
れとともに、十分な制御遅れ、したがってまた急激な変
動のない制御が、有効に働く。
上記手段に加えて、さらに補助モータの回転数制御
を、2個の制御回路を備えたカスケード制御系として形
成するとよい。この場合、巻取り紙の張力を制御する回
路を、回転数制御回路に先行させる。そして、回転数制
御回路は、最下位のしたがって最も速い制御回路を形成
させるとよい。巻取り紙の張力変化にともなって、回転
数制御回路の目標値の調整を行なわせる。かくて、急激
な変動を有効に回避することができる。
を、2個の制御回路を備えたカスケード制御系として形
成するとよい。この場合、巻取り紙の張力を制御する回
路を、回転数制御回路に先行させる。そして、回転数制
御回路は、最下位のしたがって最も速い制御回路を形成
させるとよい。巻取り紙の張力変化にともなって、回転
数制御回路の目標値の調整を行なわせる。かくて、急激
な変動を有効に回避することができる。
さらに別の有効な手段として、主モータ用および補助
モータ用の各回転数制御回路の目標値を、パルス発振器
を用いて測定可能な主軸の回転数に基づいて設定すると
よい。このようにすれば、主軸の回転数に対する所望の
相関関係を容易に求めることが可能である。
モータ用の各回転数制御回路の目標値を、パルス発振器
を用いて測定可能な主軸の回転数に基づいて設定すると
よい。このようにすれば、主軸の回転数に対する所望の
相関関係を容易に求めることが可能である。
以上に述べた諸手段の好適な実施態様を、残余の請求
項の記載との関連において、図示の実施例に基づき、以
下に詳しく説明する。
項の記載との関連において、図示の実施例に基づき、以
下に詳しく説明する。
巻取り紙輪転印刷機、たとえばグラビヤ輪転印刷機械
の構造および機能については、よく知られているので、
ここでは詳細な説明を省略する。この種の機械は、一般
に、多段連続印刷装置と、その前方に配置された巻取り
紙ロール支持部、ならびにその後方に配置された折りた
たみ装置とから成っている。巻取り紙ロール支持部と最
初の印刷装置との間、ならびに最終段印刷装置と折りた
たみ装置との間には、それぞれ引張りロール対を配置
し、これによって巻取り紙ロール支持部に取付けたロー
ルから印刷にかける巻取り紙を引出し、さらに印刷工程
中に張力を維持するようにする。印刷装置の後方に設け
る引張りロール対を図面に示してあるが、この範囲では
速度に関して高い精度が要求される。
の構造および機能については、よく知られているので、
ここでは詳細な説明を省略する。この種の機械は、一般
に、多段連続印刷装置と、その前方に配置された巻取り
紙ロール支持部、ならびにその後方に配置された折りた
たみ装置とから成っている。巻取り紙ロール支持部と最
初の印刷装置との間、ならびに最終段印刷装置と折りた
たみ装置との間には、それぞれ引張りロール対を配置
し、これによって巻取り紙ロール支持部に取付けたロー
ルから印刷にかける巻取り紙を引出し、さらに印刷工程
中に張力を維持するようにする。印刷装置の後方に設け
る引張りロール対を図面に示してあるが、この範囲では
速度に関して高い精度が要求される。
この引張りロール対1を支持するため、2枚の側壁を
向き合せに配置した引張りロールスタンド2を設ける。
このスタンドは、詳細図示を省略するが、折りたたみ装
置の上部構造に取付ければよい。引張りロールの各対
は、それぞれ駆動ロール1本と、これによって駆動され
る従来ロール1本とから成る。
向き合せに配置した引張りロールスタンド2を設ける。
このスタンドは、詳細図示を省略するが、折りたたみ装
置の上部構造に取付ければよい。引張りロールの各対
は、それぞれ駆動ロール1本と、これによって駆動され
る従来ロール1本とから成る。
引張ロール対の駆動ロールを駆動するのに、主モータ
3とこれにより小型の補助モータ4とを用いる。主モー
タ3の出力は約25kW、補助モータ4のそれは約1kWであ
る。主モータ3および補助モータ4は、差動伝達装置5
を介して、引張りロール対1の駆動ロールと連結する。
主モータ3および補助モータ4として、直流モータを使
用し、それらの回転数を主軸6の回転数に適合させる。
この主軸によって、印刷装置と折りたたみ装置を駆動す
る。補助モータ4の回転数は、さらに、印刷すべき巻取
り紙の引出し力すなわち張力にも関係する。
3とこれにより小型の補助モータ4とを用いる。主モー
タ3の出力は約25kW、補助モータ4のそれは約1kWであ
る。主モータ3および補助モータ4は、差動伝達装置5
を介して、引張りロール対1の駆動ロールと連結する。
主モータ3および補助モータ4として、直流モータを使
用し、それらの回転数を主軸6の回転数に適合させる。
この主軸によって、印刷装置と折りたたみ装置を駆動す
る。補助モータ4の回転数は、さらに、印刷すべき巻取
り紙の引出し力すなわち張力にも関係する。
主軸6の回転数は、これで駆動されるパルス発振器7
で計測される。パルス発振器7から発生するパルス信号
によって、モータ3,4の数値制御が容易になる。これら
の回転数の実際値もまた、パルス発振器で計測可能であ
る。パルス発振器の出力信号は、主モータ3用の回転数
制御回路8と、補助モータ4用の回転数制御回路9と、
の目標値になる。制御回路8および9の回転数目標値の
入力を、それぞれ符号10および11で示す。主モータ3と
補助モータ4の回転数もまた、それぞれのパルス発振器
12および13によって計測される。これらの出力信号は、
それぞれ制御回路8および9に対する回転数実際値とな
る。制御回路8および9の実際値入力を、それぞれ符号
14および15で示す。主モータ3用の制御回路8には、回
転数制御器16が含まれていて、ここへ回転数目標値10と
回転数実際値14を入力する。回転数制御器16の出力側
に、サイリスタ17を接続する。このサイリスタによっ
て、信号回路18として代表させたように、主モータ3へ
の動力供給を加減する。サイリスタ17は、数値制御の可
能な素子である。制御器16への入力14として与えられる
実際値と、制御器16への入力10として与えられる目標値
との間に偏差があるときは、主モータ3への供給電力を
加減し、この偏差を解消するように働く。
で計測される。パルス発振器7から発生するパルス信号
によって、モータ3,4の数値制御が容易になる。これら
の回転数の実際値もまた、パルス発振器で計測可能であ
る。パルス発振器の出力信号は、主モータ3用の回転数
制御回路8と、補助モータ4用の回転数制御回路9と、
の目標値になる。制御回路8および9の回転数目標値の
入力を、それぞれ符号10および11で示す。主モータ3と
補助モータ4の回転数もまた、それぞれのパルス発振器
12および13によって計測される。これらの出力信号は、
それぞれ制御回路8および9に対する回転数実際値とな
る。制御回路8および9の実際値入力を、それぞれ符号
14および15で示す。主モータ3用の制御回路8には、回
転数制御器16が含まれていて、ここへ回転数目標値10と
回転数実際値14を入力する。回転数制御器16の出力側
に、サイリスタ17を接続する。このサイリスタによっ
て、信号回路18として代表させたように、主モータ3へ
の動力供給を加減する。サイリスタ17は、数値制御の可
能な素子である。制御器16への入力14として与えられる
実際値と、制御器16への入力10として与えられる目標値
との間に偏差があるときは、主モータ3への供給電力を
加減し、この偏差を解消するように働く。
補助モータ4用の回転数制御回路9にもまた、回転数
制御器19が含まれ、この出力側にサイリスタ20を接続す
る。このサイリスタは、信号回路21を介して、補助モー
タ4への電力供給を加減する。制御回路9の回転数制御
器19には、入力11および15のほかに、第3の入力22が与
えられる。この第3の入力によって、入力11として与え
られる回転数目標値を、印刷すべき巻取り紙の張力に応
じて変化させる。したがって、制御回路9の入力22は、
回転数制御回路9の入力側に設けた巻取り紙張力制御回
路23の出力に相当する。このようにして、内部に回転数
制御回路を備え、巻取り紙張力制御回路を外部から接続
させたカスケード制御系が形成される。
制御器19が含まれ、この出力側にサイリスタ20を接続す
る。このサイリスタは、信号回路21を介して、補助モー
タ4への電力供給を加減する。制御回路9の回転数制御
器19には、入力11および15のほかに、第3の入力22が与
えられる。この第3の入力によって、入力11として与え
られる回転数目標値を、印刷すべき巻取り紙の張力に応
じて変化させる。したがって、制御回路9の入力22は、
回転数制御回路9の入力側に設けた巻取り紙張力制御回
路23の出力に相当する。このようにして、内部に回転数
制御回路を備え、巻取り紙張力制御回路を外部から接続
させたカスケード制御系が形成される。
巻取り紙の張力は、ダンサーロールと、これに取付け
た測定器とによって検出する。測定器の出力は、張力制
御器27へ張力実際値として入力させる。張力の目標値
は、調整可能なポテンショメータ28によってあらかじめ
設定しておく。ポテンショメータの出力は、張力制御器
27への張力目標値として入力する。張力制御器27の出力
は、出力側に設けた回転数制御回路9の回転数制御器19
への第2の目標値入力22となる。この結果、すでに述べ
たように、回転数制御回路9へ送られる回転数目標値
は、張力次第で変化することになる。このことは、高い
精度と高い信頼性をもって、巻取り紙の裂断事故を回避
する効果をもたらす。
た測定器とによって検出する。測定器の出力は、張力制
御器27へ張力実際値として入力させる。張力の目標値
は、調整可能なポテンショメータ28によってあらかじめ
設定しておく。ポテンショメータの出力は、張力制御器
27への張力目標値として入力する。張力制御器27の出力
は、出力側に設けた回転数制御回路9の回転数制御器19
への第2の目標値入力22となる。この結果、すでに述べ
たように、回転数制御回路9へ送られる回転数目標値
は、張力次第で変化することになる。このことは、高い
精度と高い信頼性をもって、巻取り紙の裂断事故を回避
する効果をもたらす。
主モータ3と補助モータ4とを、引張りロール対1の
駆動ロールに連結する差動伝達装置5は、ハーモニック
ドライブ機構として構成する。この機構は、よく知られ
ているように、いわゆるフレックススプライン32で架橋
された2個の回転するサーキュラースプライン30,31を
備え、そしてフレックススプライン32は従動側の卵形ウ
ェーブジェネレータ33で支持されている。ウェーブジェ
ネレータ33の駆動軸34は、バックギヤ35を介して補助モ
ータ4と連動する。入力側のサーキュラースプライン30
はフランジ結合した筒状ハウジング36と、軸継手37とを
介して、主モータ3に連結する。出力側のサーキュラー
スプライン31には、駆動歯車38がフランジ結合してあ
る。この駆動歯車38は、引張りロール対1の従動ロール
のジャーナル部にキー止めしてある駆動歯車40と噛合
う。この機構によって、補助モータ4の回転数が大幅に
減速されるから、補助モータは比較的小型でも間に合う
ことになる。それと同時に、巻取り紙の張り具合の変化
に対応して、引張りロールの回転数を円滑に変化させる
ことができる。
駆動ロールに連結する差動伝達装置5は、ハーモニック
ドライブ機構として構成する。この機構は、よく知られ
ているように、いわゆるフレックススプライン32で架橋
された2個の回転するサーキュラースプライン30,31を
備え、そしてフレックススプライン32は従動側の卵形ウ
ェーブジェネレータ33で支持されている。ウェーブジェ
ネレータ33の駆動軸34は、バックギヤ35を介して補助モ
ータ4と連動する。入力側のサーキュラースプライン30
はフランジ結合した筒状ハウジング36と、軸継手37とを
介して、主モータ3に連結する。出力側のサーキュラー
スプライン31には、駆動歯車38がフランジ結合してあ
る。この駆動歯車38は、引張りロール対1の従動ロール
のジャーナル部にキー止めしてある駆動歯車40と噛合
う。この機構によって、補助モータ4の回転数が大幅に
減速されるから、補助モータは比較的小型でも間に合う
ことになる。それと同時に、巻取り紙の張り具合の変化
に対応して、引張りロールの回転数を円滑に変化させる
ことができる。
図示したように、回転数制御を行なう主モータ3と、
回転数および巻取り紙張力の制御を行なう補助モータ4
とによって、引張りロール対1を駆動するから、引張り
ロール対1と主軸6を機械的に連結する必要は全くな
い。
回転数および巻取り紙張力の制御を行なう補助モータ4
とによって、引張りロール対1を駆動するから、引張り
ロール対1と主軸6を機械的に連結する必要は全くな
い。
図面は、本発明に係る引張りロール用駆動装置のブロッ
ク線図である。 〔主な符号の説明〕 1……引張りロール、3……主モータ、 4……補助モータ、5……差動伝達装置、 6……主軸、7……パルス発振器、 8……回転数制御回路、9……回転数制御回路、 12……パルス発振器、13……パルス発振器 16……回転数制御器、19……回転数制御器、 23……巻取り紙張力制御回路、 24……ダンサーロール、25……測定器、 28……ポテンショメータ、 31……サーキュラースプライン、 32……サーキュラースプライン、 33……ウェーブジェネレータ。
ク線図である。 〔主な符号の説明〕 1……引張りロール、3……主モータ、 4……補助モータ、5……差動伝達装置、 6……主軸、7……パルス発振器、 8……回転数制御回路、9……回転数制御回路、 12……パルス発振器、13……パルス発振器 16……回転数制御器、19……回転数制御器、 23……巻取り紙張力制御回路、 24……ダンサーロール、25……測定器、 28……ポテンショメータ、 31……サーキュラースプライン、 32……サーキュラースプライン、 33……ウェーブジェネレータ。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−267042(JP,A) 特開 昭48−5508(JP,A) 特開 昭57−61570(JP,A) 特開 昭58−152754(JP,A) 特開 昭55−165850(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41F 13/00 - 13/02 B41F 33/00 B41F 33/06 B65H 23/14
Claims (7)
- 【請求項1】印刷装置を駆動するための主軸と、引張り
ロールを駆動するための装置と、を備えた巻取り紙輪転
印刷機械、特に、グラビヤ輪転印刷機械において、各引
張りロール対(1)用の駆動装置はそれぞれ回転数制御
可能な主モータ(3)および補助モータ(4)ならびに
2個の入力と1個の出力とを備えた差動伝達装置(5)
を有し、そして主モータ(3)の回転数は主軸(6)の
回転数によって調整可能であり、また補助モータ(4)
の回転数は主軸(6)の回転数と印刷すべき巻取り紙の
張力とによって調整可能であり、そして補助モータ
(4)は差動伝達装置(5)の差動部材(33)に連結し
てあり、該差動部材により主モータ(3)に連結された
差動伝達装置(5)の入力と引張りロール対(1)に連
結された差動伝達装置の出力との間の回転数の差を検出
することができる、ことを特徴とする巻取り紙輪転印刷
機械。 - 【請求項2】主モータ(3)および補助モータ(4)は
いずれも直流モータである、請求項1に記載した巻取り
紙輪転印刷機械。 - 【請求項3】差動伝達装置(5)はハーモニックドライ
ブ装置として形成してあり、そのウェーブジェネレータ
(33)は補助モータ(4)に連結してあり、その入力側
のサーキュラースプライン(32)は主モータ(4)に連
結してあり、そしてその出力側のサーキュラースプライ
ン(31)は各引張りロール対(1)の従動ロールに連結
してある、前掲請求項のいずれかに記載した巻取り紙輪
転印刷機械。 - 【請求項4】補助モータ(4)の回転数制御は2個の制
御回路(9,23)を備えたカスケード制御系で行ない、そ
して巻取り紙の張力を検出する制御回路(23)は主軸
(6)の回転数を検出する回路(9)の入力側に配置し
てある、前掲請求項のいずれかに記載した巻取り紙輪転
印刷機械。 - 【請求項5】主軸(6)、主モータ(3)および補助モ
ータ(4)の各回転数のそれぞれ目標値および実際値
は、これらによってそれぞれ駆動されるパルス発振器
(7,12および13)によって検出可能である、前掲請求項
のいずれかに記載した巻取り紙輪転印刷機械。 - 【請求項6】入力側に配された巻取り紙張力制御回路の
目標値は調整可能なポテンショメータ(28)によって設
定可能であり、そして実際値は巻取り紙を感知し測定器
(25)を後設したダンサーロール(24)によって設定可
能である、前掲請求項のいずれかに記載した巻取り紙輪
転印刷機械。 - 【請求項7】それぞれ主モータ(3)および補助モータ
(4)用の回転数制御回路(8および9)の各回転数制
御器(16および19)は、それぞれ数値制御可能なサイリ
スタ(17および20)の入力側に配置してある、前掲請求
項のいずれかに記載した巻取り紙輪転印刷機械。
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