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JPS6036478B2 - 絞りしごき罐及びその製造方法 - Google Patents

絞りしごき罐及びその製造方法

Info

Publication number
JPS6036478B2
JPS6036478B2 JP56124038A JP12403881A JPS6036478B2 JP S6036478 B2 JPS6036478 B2 JP S6036478B2 JP 56124038 A JP56124038 A JP 56124038A JP 12403881 A JP12403881 A JP 12403881A JP S6036478 B2 JPS6036478 B2 JP S6036478B2
Authority
JP
Japan
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tin
ironing
iron
layer
amount
Prior art date
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Expired
Application number
JP56124038A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5825493A (ja
Inventor
勝宏 今津
聰明 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Seikan Group Holdings Ltd
Original Assignee
Toyo Seikan Kaisha Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Seikan Kaisha Ltd filed Critical Toyo Seikan Kaisha Ltd
Priority to JP56124038A priority Critical patent/JPS6036478B2/ja
Priority to US06/315,951 priority patent/US4454960A/en
Priority to GB8132589A priority patent/GB2089248B/en
Priority to KR1019810004190A priority patent/KR890001754B1/ko
Publication of JPS5825493A publication Critical patent/JPS5825493A/ja
Publication of JPS6036478B2 publication Critical patent/JPS6036478B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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  • Electroplating Methods And Accessories (AREA)
  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
  • Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本考案は、表面処理鋼板から成る絞りしごき蟻及びその
製造法に関し、より詳細には、従来の錫めつき鋼板から
成る絞りしごき蟻に比して錫めつき量を著しく少ないレ
ベルに保持しながら、しかも塗料密着性や耐腐食性を著
しく向上させた絞りしごき曜及びその製造法に関する。
金属素材をポンチとダイスとの間で絞り加工、次いでし
ごき加工に賦して得られる耀体は、鰹胴部及び糟腕部と
糟底部との接続部に継目がなく、外観が良好で底蓋の巻
緒及び継目形成などの操作が不要であり、また篭8同部
が薄肉化されていて、金属素材の量が少なくてよい等の
利点を有しており、飲料糟詰等の用途に広く使用されて
いる。この絞りしごき糟用の金属素材は、当然加工性の
良好な素材でなければならず、かかる見地からアルミニ
ウム板や錫めつき鋼板(ブリキ)のような比較的高価な
金属素材が一般に使用されている。この素材の内でも、
錫めつき鋼板については、錫の資源枯渇の問題があり、
これに伴なつて錫のコストが年々高くなるという経済上
の制約から、錫めつき量を可及的に低減させることが望
ましいことである。しかしながら、錫めつき層は、錫め
つき鋼板の絞りしごき加工に際して固体潤滑剤的作用を
行うこと及び加工後の糟体の腐食に対して保護被覆層と
しての作用を行なうことから、このように錫めつき量を
低減させようとする試みは、加工性及び耐食性の見地か
ら制約を受ける。
かくして現在絞りしごき加工用の錫めつき鋼板としては
、#50乃至#100のぶりさ(錫めつき量5.6乃至
11.を/〆)が実用に供せられているにすぎない。本
発明者等は、絞りしごき加工用の金属素材として錫めつ
き量が従来の素材よりもかなり少ない0.05乃至2.
8雌/〆(本明細書において、錫めつき量及び錫量とは
片面当りの値として定義される)の範囲内にある錫めつ
き鋼板を使用すると共に、該錫めつき鋼板表面の粗さを
一定の範囲に選択するときには、絞りしごき加工に際し
て蟻胴となる表面に一定面積比の鉄面が露出されるよう
になり、しかも全く意外なことに、このような鉄面の露
出がない錫めつき層から成る総胴に比してむしろ塗料の
密着性が向上し、この結果として耐腐性が顕著に向上す
ること、及びかくして耐腐食性に優れた絞りしごき髭を
低コストの金属素材を使用して、しかも高生産性をもっ
て製造し得ることを見出した。
即ち、本発明の目的は、従来の錫めつき鋼板から成る絞
りしごき曜に比して錫めつき童を著しく少ないレベルに
保持しながら、しかも塗料密着性や耐腐食性を著しく向
上させた絞りしごき鍵及びその製造法を提供するにある
本発明の他の目的は、絞りしごき加工用の金属素材表面
が、絞りしごき加工時には、十分な固体潤滑剤的作用が
発現されるに十分な金属錫めつき層の状態に保持され、
一方絞りしごき加工終了後には、塗料密着性及び耐腐食
性に優れた表面が鐘月同に形成される絞りしごさ蛾の製
造法を提供するにある。
本発明によれば、表面処理鋼板を絞りしごき加工に賦す
ることにより得られ、相対的に厚肉の鱗底部と相対的に
薄肉の礎8同部とから成り、該糟胴部及び缶蟹胴部と銭
底部との接続部には継目を有しない絞りしごき鱗におい
て、該絞りしごき糟の溝胴部は0.01乃至1.7雌/
あの錫を含む表面層を有し、該表面層は露出面積比が】
5乃至80%の鉄面と錫−鉄合金層及び/又は錫めつき
層との組合せから成り、且つ糟底部の表面は錫めつき被
覆層から成ることを特徴とする絞りしごき糟が提供され
る。
本発明によれば更に、錫めつき鋼板をポンチとダイスと
の間で絞り加工及びしごき加工に賦すことから成る絞り
しごき耀の製造法において、錫めつき鋼板として錫めつ
き量が0.05乃至2.8咳/〆で且つ表面の平均粗さ
が0.2乃至4ミクロンの錫めつき鋼板を使用し、しご
き率が40乃至80%のしごき加工を行い、カップ側壁
部表面の錫めつき層を錫−鉄合金層に転化させるための
熱処理を行うことを特徴とする絞りしごき鍵の製造方法
が提供される。
本発明を添付図面に示す具体例に基づき詳細に説明する
本発明の絞りしごき鍵の全体の構造を示す第1一A図に
おいて、この機体1は、全体として2で示す鍵8岡部と
全体として3で示す糟底部とから成っている。
この髭胴部2の側面及び鍵胸部2と耀底部3の接続部4
には実質上継目が存在しない。髭胸部2は、後に詳述す
るように、金属素材をポンチとダイスとの間で絞り加工
、次いでしごき加工することにより形成され、その結果
その厚みは、鞍底部3よりも薄肉となっている。糟胸部
2の上方縁部には、所望によりネック5を介して厚肉の
フランジ6が設けられており、蟻端部材(図示せず)の
周縁部との間に2重巻縦が可能となっている。
また糟底部3には球面状の滑らかな突起(ドーム)7が
内方向に設けられていて、糟底部3が内容物の圧力によ
り外方に突出するのを防止して、母体のすわりを良くす
る様になつている。本発明の絞りしごき蛾の重要な特徴
は髭底部3の表面が錫めつき被覆層から成るのに対して
、滋月両部2が0.01乃至1.70gノ〆、特に0.
1乃至1.繋/〆の著しく少ない錫を含む表面層を有し
、しかもこの表面層は露出面積比が15乃至80%、特
に25乃至60%の鉄面と錫−鉄合金層及び/又は錫め
つき層との組合せから成ることを存する。
即ち、本発明においては、鰹胴部2における前述した量
の錫は錫−鉄合金層或いは錫めつき層の形で存在するが
、ミクロ的にみて、この錫を含まない鉄面が露出してい
ることが顕著な特徴である。従来、礎詰用織の分野では
、内容物中への鉄溶出を抑制するために、各種の表面処
理鋼板が使用されており、この表面処理鋼板においても
、ミクロ的にも鉄面の露出は好ましくないとされていた
これに対して、本発明によれば、錫めつき鋼板から絞り
しごき加工で形成される鍵胴表面にむしろ一定面積比の
鉄面を露出させることにより、むしろ塗料の密着性を向
上させることが可能となるのであって、この事実は、鉄
露出面積比と塗膜のビール強度との関係をブロットした
第4図を参照することによっても明白となろう。しかも
、従来絞りしごき加工用の錫めつき鋼板は、既に前述し
た通り錫めつき量の比較的多いものであったが、本発明
によれば、絞りしごき賭の表面に存在する全錫量を従来
のものに比して著しく低いレベルとしながら、加工性を
損わずに容易に絞りしごき磯とすることができ、しかも
篭体の塗料密着性及び耐腐食性を顕著に向上させること
ができる。
縦底部3の断面を拡大して示す第2図において、この底
壁3は鋼板基質8、錫めつき被覆層9及び該基質8と錫
めつき被覆層9との間に場合により介在する錫−鉄合金
層10から成っている。
この礎底部3は、絞りしごき加工を受けていないことに
関連して、錫量は、素材と同じ0.05乃至2.80g
/〆と同じであり、表面の平均粗さが0.2乃至4ミク
ロンの範囲にある。縫胴部2の表面組織の1例を拡大し
て示す第3−A図において、側壁は鋼板基質11及び鋼
板基質上の金属錫層12から成っており、ミクロ的に言
って部分的に鉄露出面13が存在している。
この鯵胴部2の表面組織の他の例を示す第3一B図にお
いて、この側壁は、鋼板基質11、鋼板基質上の錫−鉄
合金層14から成っており、ミクロ的に言って錫−鉄合
金層の間に部分的に鉄蕗出面13がやはり存在している
。錫−鉄合金層14の上に欠金属錫層12が存在する場
合もある。本明細書において、糟胴側壁2の鉄面及び錫
一鉄合金属層の露出面積比とは、下記測定法により得ら
れた値を言う。
即ち、ポテンシオスタット(定電圧電解装置)を用い、
飽和力。メル電極を参照電極とし、白金を対極とし用い
、炭酸水素ナトリウムでPH9.5とした0.08規定
の無水炭酸ナトリウム水溶液中で、一定面積を露出させ
た被測定物の鰭胴表面を最初に−20瓜hVから−14
5仇hVへ分極させ、次いで一145仇hVから十55
瓜hVへ分極させ、最後に分極曲線を求めながら十55
仇hVから‐130皿Vへ分極させる。いずれの場合も
100肌V/分の一定速度で連続させ分極させる。この
分極曲線を第5図に示す。なお測定に先立ち被測定物の
表面の汚れや酸化膜、表面処理皮膜を除去するための前
操作が必要に応じて行われる。この分極曲線の−450
乃至一80仇hVの間に1個のピークが認められ、これ
は鉄面と錫−鉄合金との合計に起因するものである。こ
の分極曲線の一100仇hVから−125仇hVの間に
最大3個のピークが認められ、最初に表われるピークが
、錫、次のピークが鉄、3番目のピークが錫−鉄合金に
起因したものである。これらのピークは純物質及びそれ
らの既知の混合物の上記分極曲線を取ればわかる。錫−
鉄合金層の露出面積比S^は、第4図に示した如く、−
115肌V付近に表われた被測定サンプルの錫−鉄合金
層のピーク高さをhs 仏A/地とすればS^;0.2
1×hs〔%〕 で定義する。
−100印hV〜一125仇hVの鉄のピークは定量的
に正確でないので、鉄面の露出面積比SBは、第4図の
‐450乃至‐80肌Vのピーク高さを肥 りA/c海
として、SBニ0.52(hp一0.14×hs)とし
て定義される。
本発明において、鉄露出面の面積比は15乃至80%、
特に25乃至60%の範囲となっていることも重要であ
る。
即ち、この面積比が上記範囲よりも小さい場合には、塗
膜密着性の顕著な向上は期待し得ず、一方上話範囲より
も多くすることは加工上の見地や、錆の防止の点から好
ましくない。本発明の絞りしごき緒を製造するには、錫
めつき量が0.05乃至2.8雌/〆、特に絞りしごき
鰹の外表面となる面が1.00乃至2.8雌/〆、又内
表面となる面が0.05乃至2.8雌/あの範囲にあり
且つ表面の平均粗さ(Ha)が0.2乃至4ミクロン、
特に0.5乃至2ミクロンの範囲にある錫めつき鋼板を
使用することが重要である。本発明において、めつき量
が上述した範囲より少ない場合には、絞りしごき加工性
が著しく低下する煩向があり、一方、めつき量が上述し
た範囲よりも多いと表面に鉄面を露出させることが困難
となる。
また、表面の粗さも鉄面露出と加工性との両方に関連し
ており、粗さが上記範囲よりも小さいときには、低メッ
キ量での加工性が低下し、鉄面露出も本発明範囲内とす
ることが困難であり、まさこの粗さが上記範囲よりも多
いと鉄面霧0出が多くなりすぎて、加工性の低下や蟻の
外観不良を生じやすい。錫めつき鋼板としては、低炭素
圧延鋼板に、前述した量の錫を霞気めつきさせたものが
使用され、この錫めつき鋼板は、好適にはめつきしたま
まのマット板(ノーリフロー板)であることが望ましい
が、めつき後溶融処理を行なったブライト板(リフロー
板)であっても粗さが上記範囲にあれば、本発明の目的
に使用できる。
桐壁部に鉄面を露出させるには、一定以上のしごき率で
絞りしごき加工を行うことも重要であり、40乃至80
%、特に50乃至70%の範囲のしごき率で加工を行う
のがよい。
本発明の絞りしごき遂において、しごき率(RD)とは
鰭底部3の厚みをD、鱗胸部2の厚みをdとしたとき、
式帯XI。
。=RDで定義される。
またこれら各部の厚みはD=0.27乃至0.5仇舷 d=0.080乃至0.22仇舷 の範囲にあることが望ましい。
絞りしごき加工は、それ自体周知のポンチとダイスとの
組合せを使用し、必要により素材とダイスとの間に潤滑
剤を供給してそれ自体公知の手段で容易に行うことがで
きる。
絞りしごき加工は一段で行ってもよいが、一般には、絞
り加工及びしごき加工を多段にわたって行うのが望まし
い。かくして、絞りしごき加工を受けたカップ側壁部は
第3−A又は3−B図に示す表面組織を示す。第3一A
図に示す表面組織のカップをそのまま糟として用いるこ
ともぞきるが、所望によりこのカップを熱処理して、残
存錫めつき層の一部乃至全部を、第3一B図に示す錫−
鉄合金層に転化し、鱗とすることもできる。
本発明のこの態様によれば、このように薄肉化された錫
めつき層を、このままの形で鰹胴部表面に残存させるよ
りも、この錫めつき層を加熱により錫−鉄合金層に転化
させることにより、塗料等の密着性と、耐腐食性とをむ
しろ向上させることができる。
この場合錫−鉄合金層は、めつき層たる金属錫と、基質
としての鉄とが熱拡散することにより形成されるが、鉄
面が過度に酸化されないようにすることが重要である。
このために、熱処理は15000以上で錫の融点(23
20)を越えない温度で、しかも19秒、乃至10分間
の時間加熱することにより容易に行われる。鉄面の過度
の酸化又錆を防止し、或いは内容品による鉄面の孔食を
防止するために、リン酸塩処理、リン酸ク。ム酸処理、
クロム酸処理等の一般的な表面処理を施こし、鉄面露出
部を不轍態化しておくことが望ましい場合もある。得ら
れたカップは、トリミングし、必要により脱脂、洗浄等
の操作を行った後、内面或いは外面に塗装、印刷を行い
、乾燥、嫌付を行う。
次いで、1段乃至は多段のネックィン加工を行い、最後
にフランジ加工し最終鱗体とする。又髭胴にビードなど
の加工を行なう場合もある。本発明による絞りしごき糟
は塗料の密着性に優れているため、鰹耳同のビード加工
や二段或いは三段の多段ネックィン加工に賦した場合に
も、塗膜にクラックやピンホールの発生するのが防止さ
れ、塗料が下地金属とよく密着し、かつ金属露出の程度
が内容物から見て無視できる、優れた耐腐食性を有する
糟が得られることも本発明の顕著な利点である。本発明
を次の例で説明する。
実施例 1 素板厚0.32肌、硬度T−2,′2、表面粗さRal
仏m、錫付着量1.7gノで(内,外面)のマット鍍金
鋼板を約145側の径の円板に打抜き、常法に従い絞り
ポンチと絞りダイスの間で内径が約72肋のコップ状に
成形する。
次いでしごきポンチと、しごきダイスとの組合せでしご
き加工した。
この鰭胴の諸寸法及び物性値は次の通りである。底壁部
厚み(D) 0.32肋耳同壁部厚み
(d) 0.0劫駁しごき率
72%糟8岡内径
65.4肋ネックィン部内径
61.0穫月同高さ
122側鉄露出面積比 35
%この蟻月岡を内外面脱脂洗浄後、ェポキシ・ュリア系
の塗料を塗装した。
この塗膜密着力は180oビール強度で0.3〜0.5
k9/5帆であった。ネックィン加工後炭酸飲料(コー
ラ)を充填し糟詰とした後50o0に保存した。1か月
及び6か月後関鰹し、耀内面の観察を行なった。
その結果、本発明の綾体は、1か月後は勿論のこと、6
か月貯蔵後においても髭胴の孔食は認められず、更に塗
膜剥離等の異常も認められなかった。また、外面塗料と
の密着性を詳価するために、ホワイトコート及び仕上ニ
スを機外面に施した本発明の機体に低果汁入炭酸飲料に
内容物を充填し糟詰にした後、キヤンウオーマー或いは
バストラィザー等で加温・加熱殺菌処理に賦したが、本
発明の鍵体は、これらの熱サイクルを受けても、ホワイ
トコート、仕上ニスの剥離等は見られず何ら異常がなか
った。更に本発明の優れた効果を明らかにするために下
記の変更以外は、上記実施例1と同様にして、本発明以
外の対照総体を調整した。
‘1} 対照糟体A 表面粗さRao.1一m、錫付着量を11.雄ノ〆のブ
ライト材とした以外は、実施例1と同様の鰹体(2)対
照銭体B 表面粗さRao.1仏m、錫付着量を5.舷/れのブラ
イト材とした以外は、実施例1と同様の髭体上記2種の
対照織体及び実施例1の総体について、鉄露出面積比と
塗膜密着力(18びビール強度)を確月岡内面側につい
て比較評価した。
☆上記、比較結果からも明らかな様に、鉄露出面積
が塗膜密着力に影響することが確認され、本発明の範囲
内に選択することによって、優秀な遼体が得られること
が明らかになった。実施例 2 表面組度Ra2山mの素板を内・外表面の錫付着量を外
表面1.7雌/で、内表面0.略/枕として、絞りしご
き隣胴を調製し、実施例1と全く同一の工程により髭体
を作成し、内面の塗膜密着力を測定したところ1.0k
9/5肋以上の強度を示した。
ェポキシ・フェノール系の塗料を塗装した所、その塗膜
密着力は内面3.5k9/5肋以上、外面1.5k9/
5脚以上の強度を示した。この時の鉄露出面積比は外表
面で35%、内表面で60%であった。
実施例 3 耐内容物適性を評価するために、実施例1の緒胴及び対
照A,Bの蟻胴を洗浄後、pH4.ふ濃度2.5%のリ
ン酸のナトリウム塩水溶液を8000で20秒間鍵月岡
の内外面にスプレーし、表面処理皮膜を形成させ、鉄面
を不働態化した。
しかる後ェポキシュリア系塗料を髭腕に塗装した。これ
らの溝に、内容物として炭酸飲料(コーフ系、クエン酸
系)を充填し、50℃の貯蔵庫で6ケ月間保存した後開
構し、鉄溶存量の測定と、孔食の状況を観察した。
これらの糟胴のコーラ系内容品の腐食部は、ネックィン
部の巻締近傍及び巻締加工部であった。孔食発生部位は
ネックィン部の巻綿近傍であつナこ。上記結果より、本
発明の鰹体は耐内容物適性においても、何ら異常が認め
られず十分な鞍性能を有することが確認された。
実施例 4 素板厚0.32帆、硬度T−2./2 、表面粗さRa
o.5ムm錫付着量2.被/で(内・外面共)のブライ
ト鍍金鋼板を実施例1同様にしごき加工、塗装を行なっ
た。
この時の鉄露出面積比は30%、180o ビール強度
での塗膜密着性は、0.4kg/5岬と良好であった。
実施例 5 実施例2のェポキシフェノール系塗装を行なった糟胴に
3段ネックィン加工を行ない、ネックィン後の径を57
肋へと加工した。
この鍵に炭酸飲料(コーラ系)を充填し50℃で6か月
間保存した後開缶菱評価した。この結果孔食は発生しな
かった。又鉄溶存量は0.4ppmであり、内面塗膿の
異常も認められず良好であった。実施例 6 実施例2のェポキシフェノール系塗料の塗装を行なった
鰹腕にピードを入れネックィン後の径を61側へと加工
した。
この鑑に50%オレンジジュースを充填しヘッドスペー
スはちつ素で満たし蓋を巻締めた。3700で6か月保
存した後関確評価した。
鉄溶存量lppm、錫溶存量0.1ppm以下であり、
内面塗膜の浮き上りなどの異常も認められず良好であっ
た。実施例 7 本発明における露出面積比は、原板の錫めつき量により
大きな影響を受けるとともに、塗膜の密着性に著しく大
きな影響を与えることを明らかにするため次の実験を行
った。
‘11 缶輩の作成 #5(錫付着量0.5鍵/め)から#100(錫付着量
11.次ノ〆)の銭錫量を有する素板厚0.32側のノ
ーリフローティンプレートを実施例1に記載の方法に準
じて絞りしごき加工に付して絞りしごき鰹とした。
得られた絞りしごき鰹を205℃で5分間熱処理した。
【2ー 糟の作成#15(錫付着量1.68gノめ)の
鍍錫量のりフローティンプレート及び#100(錫付着
量11.蟹/れ)のノ一リフローテインプレートを実施
例1に記載の方法に準じて絞りしごき加工に付して絞り
しごき礎とした。
得られた絞りしごき糟を150乃至225qoの各温度
で5分間熱処理した。糊 鉄面露出面積比(S8)の測
定 前記‘1}で得られた銭について、繋胴より15風×4
5側の短冊を切り出す。
この試料の測定両側に1地の円形の窓をあげたテープを
貼り、裏側は全面テープでシールする。明細書中に記載
した方法に従って、鉄の露出面積比(SB)を求めた。
得られた結果を、原板のめつき量を横軸、鉄露出面積比
を縦麹としてプロットし、この線図を第6図に示す。こ
の結果より、ノーリフローテインプレート板において鉄
露出面積比(SB)は、原板の錫めつき量によって大き
な影響を受け、原板の錫めつき量が小さくなる程、鉄露
出面積比(S8)は小さくなり、#100からの燐では
、熱処理はされているとしてもこの値は5%よりも小さ
いことが理解される。
{41 塗膜密着性試験 前記01で得られた絞りしごき曜のボトム部を除去し、
この円筒を緩怠方向に切断し、四角な板とする。
次いでロールコーダでェポキシフェノール系塗料を塗装
し、20500−1び分間塗料を暁付ける。更にこれか
ら中5肌の短冊を切り出し、塗料を内面側とした2枚の
短冊の間に接着剤としてナイロンを挟んだ。
れを加圧しながら200oo−1分間加熱し、ナイロン
と塗料を接着した。この試料の180度ビール試験を行
い、接着強度を測定した。得られた結果を、鉄露出面積
比(S8)を横軸、ビール強度を縦軸としてプロットし
この線図を第4図に示す。
また前記■で得られた絞りしごき遂について、同様にビ
ール試験を行い、得られた結果を錫−鉄合金層の露出面
積比(S^)を横軸、ピ−ル強度を縦軸としてプロツト
し、この線図を第7図で示す。
第6図の結果から、鉄露出面積比(SB)が15%より
も大きくなるにつれて、塗膜のビール強度が急激に大き
くなるという事実が明らかとなる。
この場合、原板の錫めつき軍が多い原板からの遂におい
ては、塗膜の剥離強度はゼロに近い。更に第7図の結果
から、錫−鉄合金層の露出面燈比(S^)が25%以上
となることにより、塗膜のビール強度が増大している事
実が明らかである。
‘5’錫−鉄合金量の測定 前記■で得られた絞りしごき糟の側壁より4平方インチ
の円板をプレスで打抜き、該円板の片面をテープでシー
ルし、1規定HCI電解液中で試料を陽極とし、25仇
hAの一定電流で電気分解する。
この時の試料表面の電位を銀電極を参照電極とし記録す
る。
このチャートより電気分解に要した電気量を求めFeS
比量に換算する。、 得られた結果を、処理温度を横麹
、錫−鉄合金量を縦髄にとり、#15リフロー板からの
鑑を1粥として、また#100ノーリフロー板からの確
を100Nとして夫々プ。
ツトし、この線図を第8図に示す。この結果から、処理
温度が高くなるにつれて錫−鉄合金の量は増大する事実
が明らかとなる。
【6} 錫−鉄合金層の露出面積比(S^)の測定前記
■で得られた絞りしごき礎の曜胴から15側×45肌の
短冊を切り出し、試料の測定面に1地の円形の窓をあげ
たテープを貼り付け、裏側は全面テープでシールする。
次いで本明細書に記載された方法により錫−鉄合金層の
露出面積比(S^)を求める。得られた結果を処理温度
を機軸、錫−鉄合金層の露出面積比(SA)を機軸にと
り、#15リフロ−板からの髭を1球とし、#100ノ
ーリフロー板からの蟻を100Nとして夫々プロットし
、この線図を第9図に示す。
この結果より、本発明の機(1駅)では錫−鉄合金層の
露出面積比(S^)が25乃至80%の範囲にあるのに
対し、錫めつき量の多い原板からの織(10帆)では錫
−鉄合金層の革が増えているにもかかわらず、この合金
届は袷んど蕗出していず、露出面積比は10%よりも小
さい。
‘7} 塗膜テープ剥離試験前記‘11で得られた繁の
内、銭錫量#5,#15及び#100の鴇餌同を切り出
し、エポキシーュリア系塗料を塗装し、この塗膜を焼き
付けた。
次いで、かみそりの刃で塗膜にクロスカットを入れ、ス
コッチテープ#610をクロスカット部分に賭着した後
、該テープを勢いよく剥がした。更にこれをC船04溶
液に浸潰し、銅を析出させ、塗料の剥離した部分を観察
した。この観察結果より、本発明の隣(#5, #15)では剥離がほとんど認められなかったが、#1
00の髭ではクロスカット近傍の塗膜がかなり大きく剥
離していた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の絞りしごき楼の全体の構造を示す図
、第2図は、第1図の絞りしごき鞍の糟底部0の断面を
拡大して示す図、第3一A図は、第1図の絞りしごき鑑
の総8阿部mの表面組織の1例を拡大して示す図、第3
−B図は、第1図の絞りしごき糟の髭腕部血の表面組織
の他の例を拡大して示す図、第4図は、鉄露出面積比と
塗膜のビール強度との関係をプロットした縁図、第5図
は、穫胴表面の分極と還元電流量の関係を示す分極曲線
、第6図は、原板のめつき量と鉄露出面積比との関係を
示す線図、第7図は、錫−鉄合金層の露出面積比とビー
ル強度との関係を示す線図、第8図は、処理温度と錫−
鉄合金量との関係を示す線図、第9図は、処理温度と錫
−鉄合金層の鍵出面積比との関係を示す図である。 引照数字1は礎体、2は織胴部、3は姥底部、4は鰹胸
部と鰹底部との接続部、5はネック、6はフランジ、7
はドーム、8は鋼板基質、9は被覆層、1川ま錫−鉄合
金層、11は鋼板基質、12は金属錫層、13は鉄露出
面、14は錫−鉄合金層を夫々示す。 第1図 第2図 第3‐A図 第3‐B図 第5図 第4図 第7図 第6図 第8図 第9図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 表面処理鋼板を絞りしごき加工に付することにより
    得られ、相対的に厚肉の罐底部と相対的に薄肉の罐胴部
    とから成り、該罐胴部及び罐胴部と罐底部との接続部に
    は継目を有しない絞りしごき罐において、該絞りしごき
    罐の罐胴部は0.01乃至1.70g/m^2の錫を含
    む表面層を有し、該表面層は露出面積比が15乃至80
    %の鉄面と錫−鉄合金層及び/又は錫めつき層との組合
    せから成り、且つ罐底部の表面は錫めつき被覆層から成
    ることを特徴とする絞りしごき罐。 2 錫めつき鋼板あをポンチとダイスとの間で絞りしご
    き加工及びしごさ加工に賦することから成る絞りしごき
    罐の製造法において、錫めつき鋼板として錫めつき量が
    0.05乃至2.80g/m^2で且つ表面の平均粗さ
    が0.2乃至4ミクロンの錫めつき鋼板を使用し、しご
    き率が40乃至80%のしごき加工を行い、カツプ側壁
    部表面の錫めつき層を錫めつき層を錫−鉄合金層に転化
    させるための熱処理を行うことを特徴とする絞りしごき
    罐の製造方法。
JP56124038A 1980-11-01 1981-08-10 絞りしごき罐及びその製造方法 Expired JPS6036478B2 (ja)

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JPS60172637A (ja) * 1984-02-14 1985-09-06 東洋製罐株式会社 絞りしごき罐
JP2502564Y2 (ja) * 1989-08-14 1996-06-26 創研工業株式会社 溶接部を含め内面処理した高精密内面を有するシリンダ―

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