JPH06142519A - 炭化水素吸着触媒 - Google Patents
炭化水素吸着触媒Info
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- JPH06142519A JPH06142519A JP4298934A JP29893492A JPH06142519A JP H06142519 A JPH06142519 A JP H06142519A JP 4298934 A JP4298934 A JP 4298934A JP 29893492 A JP29893492 A JP 29893492A JP H06142519 A JPH06142519 A JP H06142519A
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- Japan
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- parts
- zsm
- catalyst
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- coated
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- Catalysts (AREA)
- Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 エンジン始動時の排ガスの低温から触媒が浄
化能を発揮する温度まで炭素水素を良好に浄化し得る炭
化水素吸着触媒を得る。 【構成】 モノリス担体上に設けた、炭化水素の吸着に
有効な、Cu とPd の少なくとも1種以上の金属でイオ
ン交換したZSM−5ゼオライトからなる第1層と、更
に該第1層上に設けた、活性セリアおよび/またはアル
ミナを主成分とした粉末に触媒成分としてPt とPd の
1種以上を含む第2層と、更に該第2層の上に設けた、
触媒成分としてRh を含む第3層を備える。
化能を発揮する温度まで炭素水素を良好に浄化し得る炭
化水素吸着触媒を得る。 【構成】 モノリス担体上に設けた、炭化水素の吸着に
有効な、Cu とPd の少なくとも1種以上の金属でイオ
ン交換したZSM−5ゼオライトからなる第1層と、更
に該第1層上に設けた、活性セリアおよび/またはアル
ミナを主成分とした粉末に触媒成分としてPt とPd の
1種以上を含む第2層と、更に該第2層の上に設けた、
触媒成分としてRh を含む第3層を備える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車などの内燃機関
からの排ガス浄化用の装置に使用される炭化水素吸着触
媒に関するものである。
からの排ガス浄化用の装置に使用される炭化水素吸着触
媒に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の内燃機関の排ガス浄化用触媒と
しては、一酸化炭素(CO)及び炭化水素(HC)の酸
化と、窒素酸化物(NOx)の還元を同時に行なう触媒が
汎用されている。このような触媒は、例えば特公昭58−
20307 号公報にもみられるように、耐火性担体上のアル
ミナコート層に、Pd , Pt ,Rh 等の貴金属、及び場
合により助触媒成分としてCe ,La 等の希土類金属ま
たはNi 等のベースメタル酸化物を添加したものがほと
んどである。
しては、一酸化炭素(CO)及び炭化水素(HC)の酸
化と、窒素酸化物(NOx)の還元を同時に行なう触媒が
汎用されている。このような触媒は、例えば特公昭58−
20307 号公報にもみられるように、耐火性担体上のアル
ミナコート層に、Pd , Pt ,Rh 等の貴金属、及び場
合により助触媒成分としてCe ,La 等の希土類金属ま
たはNi 等のベースメタル酸化物を添加したものがほと
んどである。
【0003】かかる触媒は、排ガス温度とエンジンの設
定空燃比の影響を強く受ける。自動車用触媒が浄化能を
発揮する排ガス温度としては、一般に 300℃以上必要で
あり、また空燃比は、HCとCOの酸化とNOx の還元
のバランスがとれる理論空燃比(A/F=14.6 )付近で
触媒が最も有効に働く。従って、従来の三元触媒を用い
る排ガス浄化装置を取付けた自動車では、三元触媒が有
効に働くような位置に設置されており、また排気系の酸
素濃度を検出して、混合比を理論空燃比付近に保つよう
にフィードバッグ制御が行なわれている。
定空燃比の影響を強く受ける。自動車用触媒が浄化能を
発揮する排ガス温度としては、一般に 300℃以上必要で
あり、また空燃比は、HCとCOの酸化とNOx の還元
のバランスがとれる理論空燃比(A/F=14.6 )付近で
触媒が最も有効に働く。従って、従来の三元触媒を用い
る排ガス浄化装置を取付けた自動車では、三元触媒が有
効に働くような位置に設置されており、また排気系の酸
素濃度を検出して、混合比を理論空燃比付近に保つよう
にフィードバッグ制御が行なわれている。
【0004】従来の三元触媒をエキゾーストマニホール
ド直後に設置しても、排ガス温度が低い(300 ℃以下)
エンジン始動直後には触媒活性が低く、始動直後(コー
ルドスタート時)に大量に排出されるHCは浄化されず
にそのまま排出されてしまうという問題がある。上記の
課題を解決するための排ガス浄化装置として、触媒コン
バータの排気上流側にコールドHCを吸着するための吸
着材を納めたHCトラッパーを配置したもの(特開平2
−135126号公報) が提案されている。
ド直後に設置しても、排ガス温度が低い(300 ℃以下)
エンジン始動直後には触媒活性が低く、始動直後(コー
ルドスタート時)に大量に排出されるHCは浄化されず
にそのまま排出されてしまうという問題がある。上記の
課題を解決するための排ガス浄化装置として、触媒コン
バータの排気上流側にコールドHCを吸着するための吸
着材を納めたHCトラッパーを配置したもの(特開平2
−135126号公報) が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
特開平2−135126号公報に開示されている自動車排気ガ
ス浄化装置に配置されたHC吸着材では、 1) ゼオライトとして、Y型ゼオライトまたはモデルナ
イトを用いているため水の影響が大きく、HC吸着能力
が十分ではない。 2) 吸着材の下流側に貴金属を含浸しているため、触媒
が活性温度に達する前に上流側の吸着材からHCが脱離
してしまう。 3) ゼオライトをコートした後に金属を担持しているた
め、イオン交換率が十分におこなわれておらず、吸着能
力が十分でない。 という問題がある。
特開平2−135126号公報に開示されている自動車排気ガ
ス浄化装置に配置されたHC吸着材では、 1) ゼオライトとして、Y型ゼオライトまたはモデルナ
イトを用いているため水の影響が大きく、HC吸着能力
が十分ではない。 2) 吸着材の下流側に貴金属を含浸しているため、触媒
が活性温度に達する前に上流側の吸着材からHCが脱離
してしまう。 3) ゼオライトをコートした後に金属を担持しているた
め、イオン交換率が十分におこなわれておらず、吸着能
力が十分でない。 という問題がある。
【0006】本発明の目的は、上記従来技術の問題点を
解決し、エンジン始動時の排ガスの低温から触媒が浄化
能を発揮する温度までHCを良好に浄化し得る炭化水素
吸着触媒を提供することにある。
解決し、エンジン始動時の排ガスの低温から触媒が浄化
能を発揮する温度までHCを良好に浄化し得る炭化水素
吸着触媒を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、排ガス中の有
害成分、特にHCを浄化するための触媒であって、担体
上にHC吸着に有効なCu とPd の少なくとも1種以上
の金属でイオン交換したZSM−5ゼオライトからなる
第1層を備え、更に該第1層の上に、活性セリアおよび
/またはアルミナを主成分とした粉末に担持したPt と
Pd の少なくとも1種以上からなる第2触媒層を備え、
更に該第2層の上に好ましくはアルミナに担持したRh
からなる第3層を備えてなることを特徴とする炭化水素
吸着触媒である。
害成分、特にHCを浄化するための触媒であって、担体
上にHC吸着に有効なCu とPd の少なくとも1種以上
の金属でイオン交換したZSM−5ゼオライトからなる
第1層を備え、更に該第1層の上に、活性セリアおよび
/またはアルミナを主成分とした粉末に担持したPt と
Pd の少なくとも1種以上からなる第2触媒層を備え、
更に該第2層の上に好ましくはアルミナに担持したRh
からなる第3層を備えてなることを特徴とする炭化水素
吸着触媒である。
【0008】
【作用】本発明の自動車排ガス浄化装置に用いる触媒に
おいては、吸着層の上に担持された触媒層が吸着層より
も早く加熱されるため、吸着層からHCが脱離する段階
において触媒層が十分に活性化されており、HCが良好
に浄化される。第2層のPt とPd は活性セリアおよび
/またはアルミナに担持すると酸化活性が高い。特にP
t はCOによる被毒を抑えられるため活性セリアに担持
するのが好ましい。また、Pd は分散度を高く担持でき
るためアルミナに担持するのが好ましい。また、触媒特
性の耐熱性を保つ為にRh は単独で第3層に担持する必
要がある。
おいては、吸着層の上に担持された触媒層が吸着層より
も早く加熱されるため、吸着層からHCが脱離する段階
において触媒層が十分に活性化されており、HCが良好
に浄化される。第2層のPt とPd は活性セリアおよび
/またはアルミナに担持すると酸化活性が高い。特にP
t はCOによる被毒を抑えられるため活性セリアに担持
するのが好ましい。また、Pd は分散度を高く担持でき
るためアルミナに担持するのが好ましい。また、触媒特
性の耐熱性を保つ為にRh は単独で第3層に担持する必
要がある。
【0009】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳細に説
明する。実施例において、部は特記しない限り重量部を
表す。
明する。実施例において、部は特記しない限り重量部を
表す。
【0010】実施例1 Pd でイオン交換したZSM−5ゼオライト(以下、P
d /ZSM−5と記す)100 部、シリカゾル(固形分20
%)65部、水65部を磁器ポットに仕込み、振動ミル装置
で40分間もしくは、ユニバーサルボールミル装置で 6.5
時間混合粉砕して、ウォシュコートスラリーを製造し
た。コーディライト製モノリス担体に、前記で製造した
スラリーを担体断面全体に均一にコーティングし、その
後、乾燥を行い、400 ℃で約1時間仮焼成した。これに
より、Pd /ZSM−5ゼオライトが約90g/Lのコー
ト量で担体にコートされた。上記のウォシュコート、乾
燥及び焼成をさらに繰り返して合計 130g/LのPd /
ZSM−5ゼオライトをコートし、空気雰囲気中 650℃
で2〜6時間(好ましくは4時間)の焼成を行なった。
次に、Pt を担持した活性セリア粉末(以下、Pt /C
eO2 と記す) 100 部、アルミナ50部、2%硝酸 150部
を磁器ポットに仕込み、前記と同様にしてウォシュコー
トスラリーを製造し、同様の方法でPd /ZSM−5ゼ
オライト層の上に 100g/LのPt 触媒層をコートし、
乾燥後、空気雰囲気中 650℃で2〜6時間(好ましくは
4時間)の焼成を行なった。さらに、Rh を担持したア
ルミナ粉末(以下、Rh /Al2 O3 と記す) 100部、
アルミナ50部、2%硝酸 150部を磁器ポットに仕込み、
前記と同様にしてウォシュコートスラリーを製造し、同
様の方法でPt /CeO2 層の上に50g/LのRh /A
l2 O3 触媒層をコートし、乾燥後、空気雰囲気中 650
℃で2〜6時間(好ましくは4時間)の焼成を行ない、
(吸着触媒−1)を得た。
d /ZSM−5と記す)100 部、シリカゾル(固形分20
%)65部、水65部を磁器ポットに仕込み、振動ミル装置
で40分間もしくは、ユニバーサルボールミル装置で 6.5
時間混合粉砕して、ウォシュコートスラリーを製造し
た。コーディライト製モノリス担体に、前記で製造した
スラリーを担体断面全体に均一にコーティングし、その
後、乾燥を行い、400 ℃で約1時間仮焼成した。これに
より、Pd /ZSM−5ゼオライトが約90g/Lのコー
ト量で担体にコートされた。上記のウォシュコート、乾
燥及び焼成をさらに繰り返して合計 130g/LのPd /
ZSM−5ゼオライトをコートし、空気雰囲気中 650℃
で2〜6時間(好ましくは4時間)の焼成を行なった。
次に、Pt を担持した活性セリア粉末(以下、Pt /C
eO2 と記す) 100 部、アルミナ50部、2%硝酸 150部
を磁器ポットに仕込み、前記と同様にしてウォシュコー
トスラリーを製造し、同様の方法でPd /ZSM−5ゼ
オライト層の上に 100g/LのPt 触媒層をコートし、
乾燥後、空気雰囲気中 650℃で2〜6時間(好ましくは
4時間)の焼成を行なった。さらに、Rh を担持したア
ルミナ粉末(以下、Rh /Al2 O3 と記す) 100部、
アルミナ50部、2%硝酸 150部を磁器ポットに仕込み、
前記と同様にしてウォシュコートスラリーを製造し、同
様の方法でPt /CeO2 層の上に50g/LのRh /A
l2 O3 触媒層をコートし、乾燥後、空気雰囲気中 650
℃で2〜6時間(好ましくは4時間)の焼成を行ない、
(吸着触媒−1)を得た。
【0011】実施例2 Pd /ZSM−5を 100部、シリカゾル (固形分20%)
65部、水65部を磁器ポットに仕込み、実施例1と同様の
方法でウォシュコートスラリーを製造し、同様のコート
方法でモノリス担体にPd /ZSM−5を 130g/Lコ
ートし、乾燥、焼成を行なった。次にPd を担持した活
性セリア粉末(以下、Pd /CeO2 と記す)100部、ア
ルミナ50部、2%硝酸 150部を磁器ポットに仕込み、実
施例1と同様の方法でウォシュコートスラリーを製造
し、同様のコート方法でPd /ZSM−5ゼオライト層
の上に 100g/LのPd 触媒層をコートし、乾燥、焼成
を行なった。さらに、実施例1と同様の方法でRh /A
l2 O3 触媒層を50g/Lコートし、乾燥、焼成を行な
い、(吸着触媒−2)を得た。
65部、水65部を磁器ポットに仕込み、実施例1と同様の
方法でウォシュコートスラリーを製造し、同様のコート
方法でモノリス担体にPd /ZSM−5を 130g/Lコ
ートし、乾燥、焼成を行なった。次にPd を担持した活
性セリア粉末(以下、Pd /CeO2 と記す)100部、ア
ルミナ50部、2%硝酸 150部を磁器ポットに仕込み、実
施例1と同様の方法でウォシュコートスラリーを製造
し、同様のコート方法でPd /ZSM−5ゼオライト層
の上に 100g/LのPd 触媒層をコートし、乾燥、焼成
を行なった。さらに、実施例1と同様の方法でRh /A
l2 O3 触媒層を50g/Lコートし、乾燥、焼成を行な
い、(吸着触媒−2)を得た。
【0012】実施例3 Cu でイオン交換したZSM−5ゼオライト(以下、C
u /ZSM−5と記す)100 部、シリカゾル(固形分20
%)65部、水65部を磁器ポットに仕込み、実施例1と同
様の方法でウォシュコートスラリーを製造し、同様のコ
ート方法でモノリス担体にCu /ZSM−5を 130g/
Lコートし、乾燥後、空気雰囲気中 400℃で2〜6時間
(好ましくは4時間)焼成を行なった。次に実施例1と
同様の方法でPt /CeO2 触媒層を 100g/Lコート
し、乾燥、焼成を行なった。さらに、実施例1と同様の
方法でRh /Al2 O3 触媒層を50g/Lコートし、乾
燥、焼成を行ない、(吸着触媒−3)を得た。
u /ZSM−5と記す)100 部、シリカゾル(固形分20
%)65部、水65部を磁器ポットに仕込み、実施例1と同
様の方法でウォシュコートスラリーを製造し、同様のコ
ート方法でモノリス担体にCu /ZSM−5を 130g/
Lコートし、乾燥後、空気雰囲気中 400℃で2〜6時間
(好ましくは4時間)焼成を行なった。次に実施例1と
同様の方法でPt /CeO2 触媒層を 100g/Lコート
し、乾燥、焼成を行なった。さらに、実施例1と同様の
方法でRh /Al2 O3 触媒層を50g/Lコートし、乾
燥、焼成を行ない、(吸着触媒−3)を得た。
【0013】実施例4 Cu /ZSM−5を 100部、シリカゾル(固形分20%)
65部、水65部を磁器ポットに仕込み、実施例3と同様の
方法でウォシュコートスラリーを製造し、同様のコート
方法でモノリス担体にCu /ZSM−5を 130g/Lコ
ートし、乾燥、焼成を行なった。次に実施例2と同様の
方法でPd /CeO2 触媒層を 100g/Lコートし、乾
燥、焼成を行なった。さらに、実施例1と同様の方法で
Rh /Al2 O3 触媒層を 50 g/Lコートし、乾燥、
焼成を行ない、(吸着触媒−4)を得た。
65部、水65部を磁器ポットに仕込み、実施例3と同様の
方法でウォシュコートスラリーを製造し、同様のコート
方法でモノリス担体にCu /ZSM−5を 130g/Lコ
ートし、乾燥、焼成を行なった。次に実施例2と同様の
方法でPd /CeO2 触媒層を 100g/Lコートし、乾
燥、焼成を行なった。さらに、実施例1と同様の方法で
Rh /Al2 O3 触媒層を 50 g/Lコートし、乾燥、
焼成を行ない、(吸着触媒−4)を得た。
【0014】実施例5 Pd /ZSM−5を 100部、シリカゾル(固形分20%)
65部、水65部を磁器ポットに仕込み、実施例1と同様の
方法でウォシュコートスラリーを製造し、同様のコート
方法でモノリス担体にPd /ZSM−5を 130g/Lコ
ートし、乾燥、焼成を行なった。次にPt を担持したア
ルミナ粉末(以下、Pt /Al2 O3 と記す) 100 部、
アルミナ50部、2%硝酸 150部を磁器ポットに仕込み、
実施例1と同様の方法でウォシュコートスラリーを製造
し、同様のコート方法でPd /ZSM−5ゼオライト層
の上に 100g/LのPd触媒層をコートし、乾燥、焼成
を行なった。さらに、実施例1と同様の方法でRh /A
l2 O3 触媒層を50g/Lコートし、乾燥、焼成を行な
い、(吸着触媒−5)を得た。
65部、水65部を磁器ポットに仕込み、実施例1と同様の
方法でウォシュコートスラリーを製造し、同様のコート
方法でモノリス担体にPd /ZSM−5を 130g/Lコ
ートし、乾燥、焼成を行なった。次にPt を担持したア
ルミナ粉末(以下、Pt /Al2 O3 と記す) 100 部、
アルミナ50部、2%硝酸 150部を磁器ポットに仕込み、
実施例1と同様の方法でウォシュコートスラリーを製造
し、同様のコート方法でPd /ZSM−5ゼオライト層
の上に 100g/LのPd触媒層をコートし、乾燥、焼成
を行なった。さらに、実施例1と同様の方法でRh /A
l2 O3 触媒層を50g/Lコートし、乾燥、焼成を行な
い、(吸着触媒−5)を得た。
【0015】実施例6 Pd /ZSM−5を 100部、シリカゾル(固形分20%)
65部、水65部を磁器ポットに仕込み、実施例1と同様の
方法でウォシュコートスラリーを製造し、同様のコート
方法でモノリス担体にPd /ZSM−5を 130g/Lコ
ートし、乾燥、焼成を行なった。次にPd を担持したア
ルミナ粉末(以下、Pd /Al2 O3 と記す) 100 部、
アルミナ50部、2%硝酸 150部を磁器ポットに仕込み、
実施例1と同様の方法でウォシュコートスラリーを製造
し、同様のコート方法でPd /ZSM−5ゼオライト層
の上に 100g/LのPd 触媒層をコートし、乾燥、焼成
を行なった。さらに、実施例1と同様の方法でRh /A
l2 O3 触媒層を50g/Lコート、乾燥、焼成を行な
い、(吸着触媒−6)を得た。
65部、水65部を磁器ポットに仕込み、実施例1と同様の
方法でウォシュコートスラリーを製造し、同様のコート
方法でモノリス担体にPd /ZSM−5を 130g/Lコ
ートし、乾燥、焼成を行なった。次にPd を担持したア
ルミナ粉末(以下、Pd /Al2 O3 と記す) 100 部、
アルミナ50部、2%硝酸 150部を磁器ポットに仕込み、
実施例1と同様の方法でウォシュコートスラリーを製造
し、同様のコート方法でPd /ZSM−5ゼオライト層
の上に 100g/LのPd 触媒層をコートし、乾燥、焼成
を行なった。さらに、実施例1と同様の方法でRh /A
l2 O3 触媒層を50g/Lコート、乾燥、焼成を行な
い、(吸着触媒−6)を得た。
【0016】実施例7 Cu /ZSM−5を 100部、シリカゾル(固形分20%)
65部、水65部を磁器ポットに仕込み、実施例3と同様の
方法でウォシュコートスラリーを製造し、同様のコート
方法でモノリス担体にCu /ZSM−5を 130g/Lコ
ートし、乾燥、焼成を行なった。次にPt /Al2 O3
100 部、アルミナ50部、2%硝酸 150部を磁器ポットに
仕込み、実施例5と同様の方法でウォシュコートスラリ
ーを製造し、同様のコート方法でPd /ZSM−5ゼオ
ライト層の上に 100g/LのPd 触媒層をコートし、乾
燥、焼成を行なった。さらに、実施例1と同様の方法で
Rh /Al2 O3 触媒層を50g/Lコートし、乾燥、焼
成を行ない、(吸着触媒−7)を得た。
65部、水65部を磁器ポットに仕込み、実施例3と同様の
方法でウォシュコートスラリーを製造し、同様のコート
方法でモノリス担体にCu /ZSM−5を 130g/Lコ
ートし、乾燥、焼成を行なった。次にPt /Al2 O3
100 部、アルミナ50部、2%硝酸 150部を磁器ポットに
仕込み、実施例5と同様の方法でウォシュコートスラリ
ーを製造し、同様のコート方法でPd /ZSM−5ゼオ
ライト層の上に 100g/LのPd 触媒層をコートし、乾
燥、焼成を行なった。さらに、実施例1と同様の方法で
Rh /Al2 O3 触媒層を50g/Lコートし、乾燥、焼
成を行ない、(吸着触媒−7)を得た。
【0017】実施例8 Cu /ZSM−5を 100部、シリカゾル(固形分20%)
65部、水65部を磁器ポットに仕込み、実施例3と同様の
方法でウォシュコートスラリーを製造し、同様のコート
方法でモノリス担体にCu /ZSM−5を 130g/Lコ
ートし、乾燥、焼成を行なった。次にPd /Al2 O3
100 部、アルミナ50部、2%硝酸 150部を磁器ポットに
仕込み、実施例6と同様の方法でウォシュコートスラリ
ーを製造し、同様のコート方法でPd /ZSM−5ゼオ
ライト層の上に 100g/LのPd 触媒層をコートし、乾
燥、焼成を行なった。さらに、実施例1と同様の方法で
Rh /Al2 O3 触媒層を50g/Lコートし、乾燥、焼
成を行ない、(吸着触媒−8)を得た。
65部、水65部を磁器ポットに仕込み、実施例3と同様の
方法でウォシュコートスラリーを製造し、同様のコート
方法でモノリス担体にCu /ZSM−5を 130g/Lコ
ートし、乾燥、焼成を行なった。次にPd /Al2 O3
100 部、アルミナ50部、2%硝酸 150部を磁器ポットに
仕込み、実施例6と同様の方法でウォシュコートスラリ
ーを製造し、同様のコート方法でPd /ZSM−5ゼオ
ライト層の上に 100g/LのPd 触媒層をコートし、乾
燥、焼成を行なった。さらに、実施例1と同様の方法で
Rh /Al2 O3 触媒層を50g/Lコートし、乾燥、焼
成を行ない、(吸着触媒−8)を得た。
【0018】実施例9 Pd /ZSM−5を25部、Cu /ZSM−5を75部とシ
リカゾル65部および水65部をポットに仕込み、実施例1
と同様の方法でウォシュコートスラリーを製造し、同様
のコート方法でPd とCu 混合のZSM−5ゼオライト
を 130g/Lコート、乾燥、焼成を行なった。次に実施
例1と同様の方法でPt /CeO2 触媒層を 100g/L
コートし、乾燥、焼成を行なった。さらに、実施例1と
同様の方法でRh /Al2 O3 触媒層を50g/Lコート
し、乾燥、焼成を行ない、(吸着触媒−9)を得た。
リカゾル65部および水65部をポットに仕込み、実施例1
と同様の方法でウォシュコートスラリーを製造し、同様
のコート方法でPd とCu 混合のZSM−5ゼオライト
を 130g/Lコート、乾燥、焼成を行なった。次に実施
例1と同様の方法でPt /CeO2 触媒層を 100g/L
コートし、乾燥、焼成を行なった。さらに、実施例1と
同様の方法でRh /Al2 O3 触媒層を50g/Lコート
し、乾燥、焼成を行ない、(吸着触媒−9)を得た。
【0019】実施例10 Pd /ZSM−5を25部、Cu /ZSM−5を75部とシ
リカゾル65部および水65部をポットに仕込み、実施例9
と同様の方法でウォシュコートスラリーを製造し、同様
のコート方法でPd とCu 混合のZSM−5ゼオライト
を 130g/Lコートし、乾燥、焼成を行なった。次に実
施例2と同様の方法でPd /CeO2 触媒層を 100g/
Lコートし、乾燥、焼成を行なった。さらに、実施例1
と同様の方法でRh /Al2 O3 触媒層を50g/Lコー
トし、乾燥、焼成を行ない、(吸着触媒−10)を得た。
リカゾル65部および水65部をポットに仕込み、実施例9
と同様の方法でウォシュコートスラリーを製造し、同様
のコート方法でPd とCu 混合のZSM−5ゼオライト
を 130g/Lコートし、乾燥、焼成を行なった。次に実
施例2と同様の方法でPd /CeO2 触媒層を 100g/
Lコートし、乾燥、焼成を行なった。さらに、実施例1
と同様の方法でRh /Al2 O3 触媒層を50g/Lコー
トし、乾燥、焼成を行ない、(吸着触媒−10)を得た。
【0020】実施例11 Pd /ZSM−5を10部、Cu /ZSM−5を90部とシ
リカゾル65部及び、水65部をポットに仕込み、実施例1
と同様の方法でウォシュコートスラリーを製造し、同様
のコート方法でPd とCu 混合のZSM−5ゼオライト
を 130g/Lコートし、乾燥、焼成を行なった。次に実
施例1と同様の方法でPt /CeO2 触媒層を 100g/
Lコートし、乾燥、焼成を行なった。さらに、実施例1
と同様の方法でRh /Al2 O3 触媒層を50g/Lコー
トし、乾燥、焼成を行ない、(吸着触媒−11)を得た。
リカゾル65部及び、水65部をポットに仕込み、実施例1
と同様の方法でウォシュコートスラリーを製造し、同様
のコート方法でPd とCu 混合のZSM−5ゼオライト
を 130g/Lコートし、乾燥、焼成を行なった。次に実
施例1と同様の方法でPt /CeO2 触媒層を 100g/
Lコートし、乾燥、焼成を行なった。さらに、実施例1
と同様の方法でRh /Al2 O3 触媒層を50g/Lコー
トし、乾燥、焼成を行ない、(吸着触媒−11)を得た。
【0021】実施例12 Pd /ZSM−5を10部、Cu /ZSM−5を90部とシ
リカゾル65部及び、水65部をポットに仕込み、実施例11
と同様の方法でウォシュコートスラリーを製造し、同様
のコート方法でPd とCu 混合のZSM−5ゼオライト
を 130g/Lコートし、乾燥、焼成を行なった。次に実
施例2と同様の方法でPd /CeO2 触媒層を 100g/
Lコートし、乾燥、焼成を行なった。さらに、実施例1
と同様の方法でRh /Al2 O3 触媒層を50g/Lコー
トし、乾燥、焼成を行ない、(吸着触媒−12)を得た。
リカゾル65部及び、水65部をポットに仕込み、実施例11
と同様の方法でウォシュコートスラリーを製造し、同様
のコート方法でPd とCu 混合のZSM−5ゼオライト
を 130g/Lコートし、乾燥、焼成を行なった。次に実
施例2と同様の方法でPd /CeO2 触媒層を 100g/
Lコートし、乾燥、焼成を行なった。さらに、実施例1
と同様の方法でRh /Al2 O3 触媒層を50g/Lコー
トし、乾燥、焼成を行ない、(吸着触媒−12)を得た。
【0022】実施例13 Pd /ZSM−5を25部、Cu /ZSM−5を75部とシ
リカゾル65部及び、水65部をポットに仕込み、実施例9
と同様の方法でウォシュコートスラリーを製造し、同様
のコート方法でPd とCu 混合のZSM−5ゼオライト
を 130g/Lコートし、乾燥、焼成を行なった。次に実
施例5と同様の方法でPt /Al2 O3 触媒層を 100g
/Lコートし、乾燥、焼成を行なった。さらに、実施例
1と同様の方法でRh /Al2 O3 触媒層を50g/Lコ
ートし、乾燥、焼成を行ない、(吸着触媒−13)を得
た。
リカゾル65部及び、水65部をポットに仕込み、実施例9
と同様の方法でウォシュコートスラリーを製造し、同様
のコート方法でPd とCu 混合のZSM−5ゼオライト
を 130g/Lコートし、乾燥、焼成を行なった。次に実
施例5と同様の方法でPt /Al2 O3 触媒層を 100g
/Lコートし、乾燥、焼成を行なった。さらに、実施例
1と同様の方法でRh /Al2 O3 触媒層を50g/Lコ
ートし、乾燥、焼成を行ない、(吸着触媒−13)を得
た。
【0023】実施例14 Pd /ZSM−5を25部、Cu /ZSM−5を75部とシ
リカゾル65部及び、水65部をポットに仕込み、実施例9
と同様の方法でウォシュコートスラリーを製造し、同様
のコート方法でPd とCu 混合のZSM−5ゼオライト
を 130g/Lコートし、乾燥、焼成を行なった。次に実
施例6と同様の方法でPd /Al2 O3 触媒層を 100g
/Lコートし、乾燥、焼成を行なった。さらに、実施例
1と同様の方法でRh /Al2 O3 触媒層を50g/Lコ
ートし、乾燥、焼成を行ない、(吸着触媒−14)を得
た。
リカゾル65部及び、水65部をポットに仕込み、実施例9
と同様の方法でウォシュコートスラリーを製造し、同様
のコート方法でPd とCu 混合のZSM−5ゼオライト
を 130g/Lコートし、乾燥、焼成を行なった。次に実
施例6と同様の方法でPd /Al2 O3 触媒層を 100g
/Lコートし、乾燥、焼成を行なった。さらに、実施例
1と同様の方法でRh /Al2 O3 触媒層を50g/Lコ
ートし、乾燥、焼成を行ない、(吸着触媒−14)を得
た。
【0024】実施例15 Pd /ZSM−5を10部、Cu /ZSM−5を90部とシ
リカゾル65部及び、水65部をポットに仕込み、実施例11
と同様の方法でウォシュコートスラリーを製造し、同様
のコート方法でPd とCu 混合のZSM−5ゼオライト
を 130g/Lコートし、乾燥、焼成を行なった。次に実
施例5と同様の方法でPt /Al2 O3 触媒層を 100g
/Lコートし、乾燥、焼成を行なった。さらに、実施例
1と同様の方法でRh /Al2 O3 触媒層を50g/Lコ
ートし、乾燥、焼成を行ない、(吸着触媒−15)を得
た。
リカゾル65部及び、水65部をポットに仕込み、実施例11
と同様の方法でウォシュコートスラリーを製造し、同様
のコート方法でPd とCu 混合のZSM−5ゼオライト
を 130g/Lコートし、乾燥、焼成を行なった。次に実
施例5と同様の方法でPt /Al2 O3 触媒層を 100g
/Lコートし、乾燥、焼成を行なった。さらに、実施例
1と同様の方法でRh /Al2 O3 触媒層を50g/Lコ
ートし、乾燥、焼成を行ない、(吸着触媒−15)を得
た。
【0025】実施例16 Pd /ZSM−5を10部、Cu /ZSM−5を90部とシ
リカゾル65部及び、水65部をポットに仕込み、実施例11
と同様の方法でウォシュコートスラリーを製造し、同様
のコート方法でPd とCu 混合のZSM−5ゼオライト
を 130g/Lコートし、乾燥、焼成を行なった。次に実
施例6と同様の方法でPd /Al2 O3 触媒層を 100g
/Lコートし、乾燥、焼成を行なった。さらに、実施例
1と同様の方法でRh /Al2 O3 触媒層を50g/Lコ
ート、乾燥、焼成を行ない、(吸着触媒−16)を得た。
リカゾル65部及び、水65部をポットに仕込み、実施例11
と同様の方法でウォシュコートスラリーを製造し、同様
のコート方法でPd とCu 混合のZSM−5ゼオライト
を 130g/Lコートし、乾燥、焼成を行なった。次に実
施例6と同様の方法でPd /Al2 O3 触媒層を 100g
/Lコートし、乾燥、焼成を行なった。さらに、実施例
1と同様の方法でRh /Al2 O3 触媒層を50g/Lコ
ート、乾燥、焼成を行ない、(吸着触媒−16)を得た。
【0026】実施例17 Pd /ZSM−5を 100部、シリカゾル (固形分20%)
65部、水65部を磁器ポットに仕込み、実施例1と同様の
方法でウォシュコートスラリーを製造し、同様のコート
方法でモノリス担体にPd /ZSM−5を 130g/Lコ
ート、乾燥、焼成を行なった。次に、Pt /CeO2 50
部、Pd /Al2 O3 50部、アルミナ50部、2%硝酸15
0 部を磁器ポットに仕込、実施例1と同様の方法でウォ
シュコートスラリーを製造し、同様のコート方法でPd
/ZSM−5ゼオライト層の上に100 g/LのPt −P
d 触媒層をコートし、乾燥、焼成を行なった。さらに、
実施例1と同様の方法でRh /Al2 O3 触媒層を50g
/Lコートし、乾燥、焼成を行ない、(吸着触媒−17)
を得た。
65部、水65部を磁器ポットに仕込み、実施例1と同様の
方法でウォシュコートスラリーを製造し、同様のコート
方法でモノリス担体にPd /ZSM−5を 130g/Lコ
ート、乾燥、焼成を行なった。次に、Pt /CeO2 50
部、Pd /Al2 O3 50部、アルミナ50部、2%硝酸15
0 部を磁器ポットに仕込、実施例1と同様の方法でウォ
シュコートスラリーを製造し、同様のコート方法でPd
/ZSM−5ゼオライト層の上に100 g/LのPt −P
d 触媒層をコートし、乾燥、焼成を行なった。さらに、
実施例1と同様の方法でRh /Al2 O3 触媒層を50g
/Lコートし、乾燥、焼成を行ない、(吸着触媒−17)
を得た。
【0027】実施例18 Cu /ZSM−5を 100部、シリカゾル (固形分20%)
65部、水65部を磁器ポットに仕込み、実施例3と同様の
方法でウォシュコートスラリーを製造し、同様のコート
方法でモノリス担体にCu /ZSM−5を 130g/Lコ
ートし、乾燥、焼成を行なう。次に、Pt /CeO2 50
部、Pd /Al2 O3 50部、アルミナ50部、2%硝酸15
0 部を磁器ポットに仕込、実施例17と同様の方法でウォ
シュコートスラリーを製造し、同様のコート方法でCu
/ZSM−5ライト層の上に100 g/LのPt−Pd 触
媒層をコートし、乾燥、焼成を行なった。さらに、実施
例1と同様の方法でRh /Al2 O3 触媒層を50g/L
コートし、乾燥、焼成を行ない、(吸着触媒−18)を得
た。
65部、水65部を磁器ポットに仕込み、実施例3と同様の
方法でウォシュコートスラリーを製造し、同様のコート
方法でモノリス担体にCu /ZSM−5を 130g/Lコ
ートし、乾燥、焼成を行なう。次に、Pt /CeO2 50
部、Pd /Al2 O3 50部、アルミナ50部、2%硝酸15
0 部を磁器ポットに仕込、実施例17と同様の方法でウォ
シュコートスラリーを製造し、同様のコート方法でCu
/ZSM−5ライト層の上に100 g/LのPt−Pd 触
媒層をコートし、乾燥、焼成を行なった。さらに、実施
例1と同様の方法でRh /Al2 O3 触媒層を50g/L
コートし、乾燥、焼成を行ない、(吸着触媒−18)を得
た。
【0028】比較例1 Pd /ZSM−5を 100部、シリカゾル (固形分20%)
65部、水65部を磁器ポットに仕込み、実施例1と同様の
方法でウォシュコートスラリーを製造し、同様のコート
方法でモノリス担体にPd /ZSM−5を 130g/Lコ
ートし、乾燥、焼成を行ない、(吸着触媒−19)を得
た。
65部、水65部を磁器ポットに仕込み、実施例1と同様の
方法でウォシュコートスラリーを製造し、同様のコート
方法でモノリス担体にPd /ZSM−5を 130g/Lコ
ートし、乾燥、焼成を行ない、(吸着触媒−19)を得
た。
【0029】比較例2 Cu /ZSM−5を 100部、シリカゾル (固形分20%)
65部、水65部を磁器ポットに仕込み、実施例3と同様の
方法でウォシュコートスラリーを製造し、同様のコート
方法でモノリス担体にCu /ZSM−5を 130g/Lコ
ートし、乾燥、焼成を行ない、(吸着触媒−20)を得
た。以上の実施例の担体としては、モリス担体、メタル
担体等任意のものを使用することができる。
65部、水65部を磁器ポットに仕込み、実施例3と同様の
方法でウォシュコートスラリーを製造し、同様のコート
方法でモノリス担体にCu /ZSM−5を 130g/Lコ
ートし、乾燥、焼成を行ない、(吸着触媒−20)を得
た。以上の実施例の担体としては、モリス担体、メタル
担体等任意のものを使用することができる。
【0030】試験例 実施例1〜18及び、比較例1と2の各吸着触媒に付き下
記条件で評価を行ない、HC吸着浄化率を測定した。 触媒容量 120cm3(SV:40000 /h) 評価エンジン 2000 cc エンジン (EGI 使用) 評価モードは、コールド状態 (水温25℃) からエンジン
始動し、アイドル状態(700rpm)に20秒間保持 (図1)
し、その後 2000tpm、−200mmHg に加速、保持する。図
1にエンジン入口温度の経時変化とこれに伴う炭素水素
の基準濃度変化を示す。吸着率は、ガス流入後 100秒間
の積算値 (1−吸着触媒出口/吸着触媒入口)より求
め、HC浄化特性評価結果を表1に示す。
記条件で評価を行ない、HC吸着浄化率を測定した。 触媒容量 120cm3(SV:40000 /h) 評価エンジン 2000 cc エンジン (EGI 使用) 評価モードは、コールド状態 (水温25℃) からエンジン
始動し、アイドル状態(700rpm)に20秒間保持 (図1)
し、その後 2000tpm、−200mmHg に加速、保持する。図
1にエンジン入口温度の経時変化とこれに伴う炭素水素
の基準濃度変化を示す。吸着率は、ガス流入後 100秒間
の積算値 (1−吸着触媒出口/吸着触媒入口)より求
め、HC浄化特性評価結果を表1に示す。
【0031】
【表1】
【0032】
【発明の効果】本発明の炭化水素吸着触媒においては、
担体上にHC吸着に有効な吸着層の上に触媒層がコート
されているため、吸着層からHCが脱離し始める温度に
おいても、脱離したHCが良好に浄化される。
担体上にHC吸着に有効な吸着層の上に触媒層がコート
されているため、吸着層からHCが脱離し始める温度に
おいても、脱離したHCが良好に浄化される。
【図1】試験例におけるエンジン入口温度の経時変化と
これに伴う、炭化水素の基準濃度変化を示すグラフであ
る。
これに伴う、炭化水素の基準濃度変化を示すグラフであ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 増田 剛司 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 モノリス担体上に設けた、炭化水素の吸
着に有効な、Cu とPd の少なくとも1種以上の金属で
イオン交換したZSM−5ゼオライトからなる第1層
と、更に該第1層の上に設けた、活性セリアおよび/ま
たはアルミナを主成分とした粉末に触媒成分としてPt
とPd の1種以上を含む第2層と、更に該第2層の上に
設けた、触媒成分としてRh を含む第3層を備えてなる
ことを特徴とする炭化水素吸着触媒。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4298934A JPH06142519A (ja) | 1992-11-09 | 1992-11-09 | 炭化水素吸着触媒 |
US08/147,267 US5407880A (en) | 1992-11-09 | 1993-11-05 | Catalysts for adsorption of hydrocarbons |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4298934A JPH06142519A (ja) | 1992-11-09 | 1992-11-09 | 炭化水素吸着触媒 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06142519A true JPH06142519A (ja) | 1994-05-24 |
Family
ID=17866082
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4298934A Pending JPH06142519A (ja) | 1992-11-09 | 1992-11-09 | 炭化水素吸着触媒 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06142519A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4868260A (en) * | 1985-10-25 | 1989-09-19 | Tomei Sangyo Kabushiki Kaisha | Hard contact lens material consisting of alkyl fumarate and silicon-alkyl fumarate copolymers |
JP2003512143A (ja) * | 1998-07-27 | 2003-04-02 | バッテル・メモリアル・インスティチュート | 多層触媒及びその調製方法 |
DE10216608A1 (de) * | 2002-04-15 | 2003-10-30 | Wacker Polymer Systems Gmbh | Extrudierbare, migrationsarme Silikonorganocopolymere mit hoher Transparenz, deren Herstellung und Verwendung |
US6756336B2 (en) | 2002-02-01 | 2004-06-29 | Cataler Corporation | Catalyst for purifying exhaust gases |
US7084086B2 (en) | 2002-02-01 | 2006-08-01 | Cataler Corporation | Catalyst for purifying exhaust gases |
WO2011049064A1 (ja) * | 2009-10-21 | 2011-04-28 | 本田技研工業株式会社 | 排気浄化触媒およびこれを用いた排気浄化装置 |
GB2536582B (en) * | 2014-04-01 | 2018-12-26 | Johnson Matthey Plc | Diesel oxidation catalyst with NOx adsorber activity |
-
1992
- 1992-11-09 JP JP4298934A patent/JPH06142519A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4868260A (en) * | 1985-10-25 | 1989-09-19 | Tomei Sangyo Kabushiki Kaisha | Hard contact lens material consisting of alkyl fumarate and silicon-alkyl fumarate copolymers |
JP2003512143A (ja) * | 1998-07-27 | 2003-04-02 | バッテル・メモリアル・インスティチュート | 多層触媒及びその調製方法 |
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US7084086B2 (en) | 2002-02-01 | 2006-08-01 | Cataler Corporation | Catalyst for purifying exhaust gases |
EP2322267A1 (en) | 2002-02-01 | 2011-05-18 | Cataler Corporation | Catalyst for purifying exhaust gases |
DE10216608A1 (de) * | 2002-04-15 | 2003-10-30 | Wacker Polymer Systems Gmbh | Extrudierbare, migrationsarme Silikonorganocopolymere mit hoher Transparenz, deren Herstellung und Verwendung |
WO2011049064A1 (ja) * | 2009-10-21 | 2011-04-28 | 本田技研工業株式会社 | 排気浄化触媒およびこれを用いた排気浄化装置 |
JP5698671B2 (ja) * | 2009-10-21 | 2015-04-08 | 本田技研工業株式会社 | 排気浄化触媒およびこれを用いた排気浄化装置 |
GB2536582B (en) * | 2014-04-01 | 2018-12-26 | Johnson Matthey Plc | Diesel oxidation catalyst with NOx adsorber activity |
EP3593894A1 (en) * | 2014-04-01 | 2020-01-15 | Johnson Matthey Public Limited Company | Diesel oxidation catalyst with nox adsorber activity |
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