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JPH07241471A - 排ガス浄化用吸着触媒の製造方法 - Google Patents

排ガス浄化用吸着触媒の製造方法

Info

Publication number
JPH07241471A
JPH07241471A JP6034658A JP3465894A JPH07241471A JP H07241471 A JPH07241471 A JP H07241471A JP 6034658 A JP6034658 A JP 6034658A JP 3465894 A JP3465894 A JP 3465894A JP H07241471 A JPH07241471 A JP H07241471A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
catalyst
sio
layer
zeolite
exhaust gas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6034658A
Other languages
English (en)
Inventor
Takuya Ikeda
卓弥 池田
Masanori Kamikubo
真紀 上久保
Hiroyuki Kanesaka
浩行 金坂
Goji Masuda
剛司 増田
Hiroyuki Takagi
宏行 高木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP6034658A priority Critical patent/JPH07241471A/ja
Publication of JPH07241471A publication Critical patent/JPH07241471A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
  • Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 炭化水素がゼオライト細孔中まで充分に拡散
するので、排ガス中の炭化水素を効率良く吸着すること
のできる排ガス浄化用吸着触媒の製造方法を提供するこ
と。 【構成】 ゼオライト粉末に無機バインダー、水及び有
機エマルジョンを加えてスラリーを形成し、次いで該ス
ラリーを触媒担体に塗布し、乾燥した後焼成することを
特徴とする排ガス浄化用吸着触媒の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、排ガス浄化用吸着触媒
の製造方法に関し、特に、炭化水素がゼオライト細孔中
まで充分に拡散するので、排ガス中の炭化水素を効率良
く吸着することのできる排ガス浄化用吸着触媒の製造方
法に関する。
【0002】
【従来技術】従来、自動車等の内燃機関の排ガス浄化用
触媒としては、一酸化炭素(CO)及び炭化水素(H
C)の酸化と、窒素酸化物(NOx )の還元とを同時に
行う触媒が汎用されている。このような触媒としては、
耐火性担体上のアルミナコート層に、Pd、Pt、Rh
等の貴金属を担持させたもの、及び必要に応じて助触媒
成分としてCe、La等の希土類金属やNi等のベース
メタル酸化物を添加したもの等が提案されている(特公
昭58−20307号公報)。この公報に記載されてい
る触媒は、排ガス温度及びエンジンの設定空燃比の影響
を強く受ける。
【0003】一方、自動車用触媒が浄化機能を発揮する
排ガス温度は、一般に300℃以上必要であり、また空
燃比は、HC及びCOの酸化とNOX の還元とのバラン
スがとれる理論空燃比(A/F=14.6)付近で触媒
が最も有効に働く。従って、従来の三元触媒を用いる排
ガス浄化装置を取り付けた自動車では、三元触媒が有効
に働くような位置に設置されており、また排気系の酸素
濃度を検出して、混合気を理論空燃比付近に保つように
フィードバック制御が行われている。
【0004】しかしながら、従来の三元触媒をエキゾー
ストマニホールド直後に設置した場合であっても、排ガ
ス温度が低い(300℃以下)エンジン始動直後には触
媒活性が低く、始動直後(コールドスタート時)に大量
に排出されるHCは浄化されずにそのまま排出されてし
まうという欠点があった。この欠点を解決するため、触
媒コンバータの排気上流側にコールドHCを吸着するた
めの吸着材を充填したHCトラッパーを配置した排ガス
浄化装置が提案されている(特開平2−211245号
公報、特開平2−135126号公報)。また、触媒ス
ラリー中に可燃性物質を添加し、ガス拡散性を改良した
方法が提案されている(特開昭61−245850号公
報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平2−211245号公報に係る排ガス浄化装置で
は、ゼオライト層中に小孔を形成するために発泡剤を用
いているため、ハニカムコート時に目づまりを起こしや
すく、コーティング性が悪いという欠点があった。ま
た、特開平2−135126号公報に係る排ガス浄化装
置では、バインダーとして使用しているアルミナゾルの
粒子径が細かく、小孔を形成することができないという
欠点があった。更に、特開昭61−245850号公報
に係る方法では、10,000nm以上の小孔を形成し
て触媒活性点までのガス拡散性を向上させているが、1
0,000nm以上の大きい小孔ではゼオライト細孔内
まで炭化水素を拡散することができないという欠点があ
った。
【0006】従って本発明の目的は、ゼオライト層中に
10,000nm以下の小孔を形成することができるた
め炭化水素がゼオラト細孔中まで充分に拡散し、その吸
着能力を向上させることができるので、排ガス中の炭化
水素を効率良く吸着することのできる排ガス浄化用吸着
触媒の製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者らは、
上記課題を解決するために鋭意検討した結果、有機エマ
ルジョンをゼオライトスラリー中に混合し、コート後に
焼成することで有機エマルジョンが分解してゼオライト
層中に小孔を形成することができ、その結果炭化水素が
ゼオライト細孔中まで拡散し、その吸着能力が向上する
ことを見出し、本発明に到達した。
【0008】本発明の上記の目的は、ゼオライト粉末に
無機バインダー、水及び有機エマルジョンを加えてスラ
リーを形成し、次いで該スラリーを触媒担体に塗布し、
乾燥した後焼成することを特徴とする排ガス浄化用吸着
触媒の製造方法により達成された。以下、本発明につい
て更に詳細に説明する。
【0009】本発明の製造方法においては、ゼオライト
粉末に無機バインダー、水及び有機エマルジョンを加え
て形成したスラリー中に有機エマルジョンを混合して、
触媒担体に塗布する。これによりゼオライト層中に10
〜10,000nmの範囲で小孔を形成することができ
る。小孔が10nmに未満になると、被毒物質が表面に
吸着し、小孔が閉塞する。逆に10,000nmを超え
ると、ゼオライト細孔内まで炭化水素を拡散することが
できない。
【0010】ゼオライトと有機エマルジョンとの混合比
(重量%)を1:1〜10:1の範囲で用いることが好
ましい。混合比(重量%)が1:1未満になると、有機
エマルジョンの比率が高まり、ハニカムにコートするこ
とができる総量が限られるため、ゼオライトコート量が
減少する。逆に10:1を超えると、エマルジョン比率
が低くなり過ぎガス拡散性効果が得られない。
【0011】本発明において使用するゼオライトとして
は、公知のゼオライトの中から適宜選択して使用するこ
とができるが、特に常温から比較的高い温度で、しかも
水存在雰囲気下であっても十分なHC吸着能を有し、且
つ高い耐久性を有するものを選択することが好ましい。
このようなゼオライトとしては、例えばモルデナイト、
USY、β−ゼオライト及びZSM−5からなる群から
選ばれた少なくとも1種を用いることが好ましく、特に
モルデナイト、β−ゼオライト及びZSM−5がSiO
2 /Al2 3モル比で50〜2000の範囲であり、
USYがSiO2 /Al2 3 モル比で50〜300の
範囲であることが好ましい。モルデナイト、β−ゼオラ
イト、ZSM−5及びUSYがSiO2 /Al2 3
ル比で50未満になると、共存する水分子を選択的に吸
着してしまうため、炭化水素吸着能が低下する。逆にモ
ルデナイト、β−ゼオライト及びZSM−5がモル比で
2000を、USYがモル比で300を、それぞれ超え
ると、炭化水素の吸着量が減少する。本発明において使
用する無機バインダーとしては、例えば、アルミナゾル
やシリカゾル等を、単独又は組み合わせて用いることが
できる。
【0012】有機エマルジョンとしては、例えばアクリ
ル・スチレン共重合樹脂、酢酸ビニル樹脂、アクリル共
重合樹脂、スチレン・ブタジエン共重合樹脂等を単独又
は組み合わせて用いることができる。この有機エマルジ
ョンは粒径10〜1000nmの範囲であることが好ま
しく、特に30〜500nmの範囲であることが好まし
い。有機エマルジョンが粒径10nm未満になると、ゼ
オライトに対し吸着特性に有効な10〜10,000n
mの範囲にある小孔を形成することができない。逆に、
粒径が1000nmを超えるとゼオライト層が嵩高くな
り、ハニカムへのコーティング性が低下し、目的コート
量を担持させることができなくなる。
【0013】こうして得られる吸着触媒のみでも炭化水
素を十分に吸着することができるが、排気系に装着して
実用化するためには温度の上昇と共に脱離する炭化水素
を浄化する性能を追加した、吸着層(ゼオライト)上に
三元触媒層をコーティングした自己浄化タイプとするこ
とが好ましい。即ち、本発明においては、ゼオライト層
上に活性セリア及び/又はアルミナを主成分とした粉末
を塗布し、更にその粉末上に触媒成分としてPt、Pd
及びRhからなる群から選ばれた少なくとも1種を含む
触媒層を備えることができる。
【0014】本発明において触媒担体としては、公知の
触媒担体の中から適宜選択して使用することができ、例
えばモノリス担体やメタル担体などが挙げられる。この
触媒担体の形状は、特に制限されないが、通常はハニカ
ム形状で使用することが好ましく、ハニカム状の各種基
材に触媒粉末を塗布して用いられる。このハニカム材料
としては、一般にコージエライト質のものが多く用いら
れるが、金属材料からなるハニカムを用いることも可能
であり、更には触媒粉末そのものをハニカム形状に成形
しても良い。触媒の形状をハニカム状とすることによ
り、触媒と排気ガスの接触面積が大きくなり、圧力損失
も抑えられるため自動車用として用いる場合に極めて有
利である。
【0015】
【実施例】以下、本発明を実施例によって更に詳述す
る。実施例において特に断らない限り、部は重量部を示
す。
【0016】実施例1 USY(SiO2 /Al2 3 =50)100部、有機
エマルジョン(アクリル酸エステル共重合樹脂、有機分
45%、粒径100nm)34部、シリカゾル(SiO
2 20%、pH2.7、粒径7〜9nm)150部、1
0%硝酸50部及び水300部を磁性ポットに投入し、
振動ミル装置で40分間又はユニバーサルボールミル装
置で6.5時間混合粉砕して、ウォッシュコートスラリ
ーを製造した。コーディエライト製モノリス担体を吸引
コート法で吸水処理した後、前記製造したスラリーを担
体断面全体に均一に投入し、吸引コート法で余分なスラ
リーを除去した。次いで、得られたスラリーを乾燥した
後、400℃で1時間仮焼成した。これによりUSYが
約40g/Lコート量で担体にコートされた。上記ウォ
ッシュコート、乾燥、焼成をさらに3回繰り返して合計
150g/Lのゼオライトをコートし、空気雰囲気中で
650℃で4時間焼成を行い、吸着触媒−1を得た。
【0017】実施例2 有機エマルジョン18部を用いた他は、実施例1と全く
同様な方法により、吸着触媒−2を得た。
【0018】実施例3 USY(SiO2 /Al2 3 =50)50部及びZS
M−5(SiO2 /Al2 3 =700)50部を用い
た他は、実施例1と全く同様な方法により、吸着触媒−
3を得た。
【0019】実施例4 βゼオライト(SiO2 /Al2 3 =100)50部
及びZSM−5(SiO2 /Al2 3 =700)50
部を用いた他は、実施例1と全く同様な方法により、吸
着触媒−4を得た。
【0020】実施例5 実施例3と全く同様な方法で吸着触媒を得た。次いでP
tを担持した活性セリア粉末(以下、Pt/CeO2
いう)100部、アルミナ50部及び2%硝酸150部
を磁性ポットに投入し、実施例3と全く同様にしてウォ
シュコートスラリーを製造し、実施例3と同一の方法で
上記で得られたUSY及びZSM−5混合層上に100
g/LのPt触媒層をコートし、乾燥後、空気雰囲気下
で650℃にて4時間の焼成を行った。更に、Rhを担
持したアルミナ粉末(以下、Rh/Al2 3 という)
100部、アルミナ50部及び2%硝酸150部を磁性
ポットに投入し、前記と全く同様にしてウォシュコート
スラリーを製造し、前記と同様にしてPt/CeO2
上に50g/LのRh/Al2 3 触媒層をコートし、
乾燥した後に、空気雰囲気下で650℃にて4時間の焼
成を行い、吸着触媒−5を得た。
【0021】実施例6 Ptを担持した活性セリア粉末に代えてアルミナ粉末
(以下、Pd/Al2 3 という)を用いた他は、実施
例5と全く同様な方法で吸着触媒−6を得た。
【0022】実施例7 実施例1と全く同様な方法により吸着触媒を得、次に実
施例5と全く同様な方法によりUSY層上にPt/Ce
2 触媒層をコートし、更に実施例5と全く同様な方法
によりPt/CeO2 層上にRh/Al2 3 触媒層を
コートし、吸着触媒−7を得た。
【0023】実施例8 実施例1と全く同様な方法により吸着触媒を得、次に実
施例6と全く同様な方法によりUSY層上にPd/Al
2 3 触媒層をコートし、更に実施例5と全く同様な方
法によりPd/Al2 3 層上にRh/Al2 3 触媒
層をコートし、吸着触媒−8を得た。
【0024】実施例9 USY(SiO2 /Al2 3 =50)に代えてZSM
−5(SiO2 /Al 2 3 =50)を用いた他は、実
施例1と全く同様な方法により吸着触媒−9を得た。
【0025】実施例10 USY(SiO2 /Al2 3 =50)に代えてZSM
−5(SiO2 /Al 2 3 =700)を用いた他は、
実施例1と全く同様な方法により吸着触媒を得、次に実
施例5と全く同様な方法によりZSM−5層上にPt/
CeO2 触媒層をコートし、更に実施例5と全く同様な
方法によりPt/CeO2 層上にRh/Al2 3 触媒
層をコートし、吸着触媒−10を得た。
【0026】実施例11 USY(SiO2 /Al2 3 =50)に代えてZSM
−5(SiO2 /Al 2 3 =700)を用いた他は、
実施例1と全く同様な方法により吸着触媒を得、次に実
施例6と全く同様な方法によりZSM−5層上にPd/
Al2 3 触媒層をコートし、更に実施例5と全く同様
な方法によりPd/Al2 3 層上にRh/Al2 3
触媒層をコートし、吸着触媒−11を得た。
【0027】実施例12 USY(SiO2 /Al2 3 =50)に代えてモルデ
ナイト(SiO2 /Al2 3 =200)を用いた他
は、実施例1と全く同様な方法により吸着触媒−12を
得た。
【0028】実施例13 USY(SiO2 /Al2 3 =50)に代えてモルデ
ナイト(SiO2 /Al2 3 =200)を用いた他
は、実施例1と全く同様な方法により吸着触媒を得、次
に実施例5と全く同様な方法によりモルデナイト層上に
Pt/CeO2 触媒層をコートし、更に実施例5と全く
同様な方法によりPt/CeO2 層上にRh/Al2
3 触媒層をコートし、吸着触媒−13を得た。
【0029】実施例14 USY(SiO2 /Al2 3 =50)に代えてモルデ
ナイト(SiO2 /Al2 3 =200)を用いた他
は、実施例1と全く同様な方法により吸着触媒を得、次
に実施例6と全く同様な方法によりモルデナイト層上に
Pd/Al2 3触媒層をコートし、更に実施例5と全
く同様な方法によりPd/Al2 3 層上にRh/Al
2 3 触媒層をコートし、吸着触媒−14を得た。
【0030】実施例15 USY(SiO2 /Al2 3 =50)に代えてβゼオ
ライト(SiO2 /Al2 3 =100)を用いた他
は、実施例1と全く同様な方法により、吸着触媒−15
を得た。
【0031】実施例16 USY(SiO2 /Al2 3 =50)に代えてβゼオ
ライト(SiO2 /Al2 3 =100)を用いた他
は、実施例1と全く同様な方法により、吸着触媒を得、
次に実施例5と全く同様な方法によりβゼオライト層上
にPt/CeO2触媒層をコートし、更に実施例5と全
く同様な方法によりPt/CeO2 層上にRh/Al2
3 触媒層をコートし、吸着触媒−16を得た。
【0032】実施例17 USY(SiO2 /Al2 3 =50)に代えてβゼオ
ライト(SiO2 /Al2 3 =100)を用いた他
は、実施例1と全く同様な方法により、吸着触媒を得、
次に実施例6と全く同様な方法によりβゼオライト層上
にPd/Al2 3 触媒層をコートし、更に実施例5と
全く同様な方法によりPd/Al2 3 層上にRh/A
2 3 触媒層をコートし、吸着触媒−17を得た。
【0033】実施例18モルデナイト(SiO2 /Al
2 3 =200)50部及びZSM−5(Si O2 /Al2 3 =700)50部を用いた他は、実施
例1と全く同様な方法により、吸着触媒−18を得た。
【0034】実施例19 モルデナイト(SiO2 /Al2 3 =200)50部
及びZSM−5(SiO2 /Al2 3 =700)50
部を用いた他は、実施例1と全く同様な方法により、吸
着触媒を得、次に実施例5と全く同様な方法によりモル
デナイト及びZSM−5層上にPt/CeO2 触媒層を
コートし、更に実施例5と全く同様な方法によりPt/
CeO2 層上にRh/Al2 3 触媒層をコートし、吸
着触媒−19を得た。
【0035】実施例20 モルデナイト(SiO2 /Al2 3 =200)50部
及びZSM−5(SiO2 /Al2 3 =700)50
部を用いた他は、実施例1と全く同様な方法により、吸
着触媒を得、次に実施例6と全く同様な方法によりモル
デナイト及びZSM−5層上にPd/Al2 3 触媒層
をコートし、更に実施例5と全く同様な方法によりPd
/Al2 3 層上にRh/Al2 3 触媒層をコート
し、吸着触媒−20を得た。
【0036】実施例21 βゼオライト(SiO2 /Al2 3 =100)50部
及びZSM−5(SiO2 /Al2 3 =700)50
部を用いた他は、実施例1と全く同様な方法により、吸
着触媒を得、次に実施例5と全く同様な方法によりβゼ
オライト及びZSM−5層上にPt/CeO2 触媒層を
コートし、更に実施例5と全く同様な方法によりPt/
CeO2 層上にRh/Al2 3 触媒層をコートし、吸
着触媒−21を得た。
【0037】実施例22 βゼオライト(SiO2 /Al2 3 =100)50部
及びZSM−5(SiO2 /Al2 3 =700)50
部を用いた他は、実施例1と全く同様な方法により、吸
着触媒を得、次に実施例6と全く同様な方法によりβゼ
オライト及びZSM−5層上にPd/Al2 3 触媒層
をコートし、更に実施例5と全く同様な方法によりPd
/Al2 3 層上にRh/Al2 3 触媒層をコート
し、吸着触媒−22を得た。
【0038】実施例23 USY(SiO2 /Al2 3 =50)33部、ZSM
−5(SiO2 /Al 2 3 =700)33部及びβゼ
オライト(SiO2 /Al2 3 =100)33部を用
いた他は、実施例1と全く同様な方法により、吸着触媒
−23を得た。
【0039】実施例24 USY(SiO2 /Al2 3 =50)33部、ZSM
−5(SiO2 /Al 2 3 =700)33部及びβゼ
オライト(SiO2 /Al2 3 =100)33部を用
いた他は、実施例1と全く同様な方法により、吸着触媒
を得、次に実施例5と全く同様な方法によりUSY、Z
SM−5及びβゼオライト層上にPt/CeO2 触媒層
をコートし、更に実施例5と全く同様な方法によりPt
/CeO 2 層上にRh/Al2 3 触媒層をコートし、
吸着触媒−24を得た。
【0040】実施例25 USY(SiO2 /Al2 3 =50)33部、ZSM
−5(SiO2 /Al 2 3 =700)33部及びβゼ
オライト(SiO2 /Al2 3 =100)33部を用
いた他は、実施例1と全く同様な方法により、吸着触媒
を得、次に実施例6と全く同様な方法によりUSY、Z
SM−5及びβゼオライト層上にPd/Al2 3 触媒
層をコートし、更に実施例5と全く同様な方法によりP
d/Al 2 3 層上にRh/Al2 3 触媒層をコート
し、吸着触媒−25を得た。
【0041】実施例26 USY(SiO2 /Al2 3 =50)33部、ZSM
−5(SiO2 /Al 2 3 =700)33部及びモル
デナイト(SiO2 /Al2 3 =200)33部を用
いた他は、実施例1と全く同様な方法により、吸着触媒
−26を得た。
【0042】実施例27 USY(SiO2 /Al2 3 =50)33部、ZSM
−5(SiO2 /Al 2 3 =700)33部及びモル
デナイト(SiO2 /Al2 3 =200)33部を用
いた他は、実施例1と全く同様な方法により、吸着触媒
を得、次に実施例5と全く同様な方法によりUSY、Z
SM−5及びモルデナイト層上にPt/CeO2 触媒層
をコートし、更に実施例5と全く同様な方法によりPt
/CeO 2 層上にRh/Al2 3 触媒層をコートし、
吸着触媒−27を得た。
【0043】実施例28 USY(SiO2 /Al2 3 =50)33部、ZSM
−5(SiO2 /Al 2 3 =700)33部及びモル
デナイト(SiO2 /Al2 3 =200)33部を用
いた他は、実施例1と全く同様な方法により、吸着触媒
を得、次に実施例6と全く同様な方法によりUSY、Z
SM−5及びモルデナイト層上にPd/Al2 3 触媒
層をコートし、更に実施例5と全く同様な方法によりP
d/Al 2 3 層上にRh/Al2 3 触媒層をコート
し、吸着触媒−28を得た。
【0044】実施例29 平均粒径30nmの有機エマルジョンを用いた他は、実
施例1と全く同様な方法により、吸着触媒を得、次に実
施例6と全く同様な方法によりUSY層上にPd/Al
2 3 触媒層をコートし、更に実施例5と全く同様な方
法によりPd/Al2 3 層上にRh/Al2 3 触媒
層をコートし、吸着触媒−29を得た。
【0045】実施例30 平均粒径500nmの有機エマルジョンを用いた他は、
実施例1と全く同様な方法により、吸着触媒を得、次に
実施例6と全く同様な方法によりUSY層上にPd/A
2 3 触媒層をコートし、更に実施例5と全く同様な
方法によりPd/Al2 3 層上にRh/Al2 3
媒層をコートし、吸着触媒−30を得た。
【0046】比較例1 有機エマルジョンを添加せず、実施例1と同様のシリカ
ゾル215部、10%硝酸水100部及び水15部を用
いた他は、実施例と全く同様な方法により、吸着触媒−
31を得た。
【0047】比較例2 有機エマルジョンを添加せず、USY(SiO2 /Al
2 3 =7)を用いた他は、比較例1と全く同様な方法
により、吸着触媒−32を得た。
【0048】比較例3 有機エマルジョンを添加せず、ZSM−5(SiO2
Al2 3 =22)を用いた他は、比較例1と全く同様
な方法により、吸着触媒−32を得た。
【0049】比較例4 平均粒径1200nmの有機エマルジョンを用いた他
は、実施例1と全く同様な方法により、吸着触媒−34
を得た。
【0050】上記実施例1〜30及び比較例1〜5で得
られた吸着触媒を、床下触媒の前に装着し、HC吸着・
浄化特性を吸着触媒未装着システムと性能を比較しつつ
評価した。その評価結果を表1及び2に示す。
【0051】
【表1】
【0052】
【表2】
【0053】尚、評価に当たっては、(1)エンジン始
動時に排出されるHCの吸着能を評価するためAbag
0〜125秒間のエミッション低下率を測定した。 (2)一時的に吸着したHCも吸着触媒下流の三元触媒
が活性化する前に脱離してエミッション低下効果がな
い。そこで吸着触媒による脱離抑制能及び自己浄化能を
評価するため、Abag0〜505秒間のエミッション
低下率を測定した。
【0054】評価条件 吸着触媒容量 1.3L 評価車両 日産自動車株式会社製、V型3
000ccエンジン 評価モード LA4−CH(Abag)
【0055】
【発明の効果】本発明の排ガス浄化用触媒の製造方法
は、ゼオライトと有機エマルジョンとの混合スラリーを
ハニカムにコーティングした後、焼成することにより有
機エマルジョンが分解することで小孔を形成することが
できる。従って本発明の排ガス浄化用触媒の製造方法に
よれば、吸着サイトまでガス拡散性が向上するので、排
ガス中の炭化水素を効率良く吸着することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01J 29/22 ZAB A 29/44 ZAB A 37/02 ZAB 301 L B01D 53/36 104 A (72)発明者 増田 剛司 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 高木 宏行 千葉県習志野市谷津5−32−9

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゼオライト粉末に無機バインダー、水及
    び有機エマルジョンを加えてスラリーを形成し、次いで
    該スラリーを触媒担体に塗布し、乾燥した後焼成するこ
    とを特徴とする排ガス浄化用触媒の製造方法。
  2. 【請求項2】 ゼオライトとしてモルデナイト、US
    Y、β−ゼオライト及びZSM−5からなる群から選ば
    れた少なくとも1種を用いることを特徴とする請求項1
    記載の排ガス浄化用吸着触媒の製造方法。
  3. 【請求項3】 モルデナイト、β−ゼオライト及びZS
    M−5がSiO2 /Al2 3 モル比で50〜2000
    の範囲であり、USYがSiO2 /Al2 3 モル比で
    50〜300の範囲であることを特徴とする請求項1又
    は2記載の排ガス浄化用吸着触媒の製造方法。
  4. 【請求項4】 粒径10〜1000nmの範囲にある有
    機エマルジョンを用いることを特徴とする請求項1記載
    の排ガス浄化用吸着触媒の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の方法で得られた触媒のゼ
    オライト層上に活性セリア及び/又はアルミナを主成分
    とした粉末を塗布し、更に該粉末上に触媒成分としてP
    t、Pd及びRhからなる群から選ばれた少なくとも1
    種の貴金属を担持させたこと特徴とする排ガス浄化用吸
    着触媒の製造方法。
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