JP7309681B2 - 鞍乗り型車両 - Google Patents
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Description
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、鞍乗り型車両において、エアクリーナーボックスの吸気口を、ダストガードによって塵埃等から効率良く保護できるようにすることを目的とする。
また、上述の構成において、前記リンク部材は、前記車体フレームに当接して前記リンク部材の揺動範囲を規制するストッパーを備え、前記ダストガードは、前記ストッパーに取り付けられても良い。
また、上述の構成において、前記ダストガードの車幅方向の幅は、前記ストッパーの車幅方向の幅よりも大きくても良い。
また、上述の構成において、前記ダストガードは、エラストマーで構成されても良い。
また、上述の構成において、前記ダストガードは、前記車体フレームに対する前記リンク部材の揺動中心に対し、下方に偏心した位置に配置されていても良い。
この構成によれば、エアクリーナーボックスの吸気口の前方に配置されるダストガードは、ユニットスイングエンジンの揺動に伴ってリンク部材と一体に揺動する。これにより、ユニットスイングエンジンと共に揺動するエアクリーナーボックスの移動にダストガードを追従させることができ、エアクリーナーボックスの吸気口を、ダストガードによって塵埃等から効率良く保護できる。
この構成によれば、ダストガードがリンク部材の後面に取り付けられるため、前後方向においてダストガードをエアクリーナーボックスの近くに配置でき、吸気口を塵埃等から効率良く保護できる。ダストガードが板厚方向を車両前後方向に指向させて配置されるため、前面視において、ダストガードを広い範囲に設けることができる。
また、上述の構成においてリンク部材は、車体フレームに当接してリンク部材の揺動範囲を規制するストッパーを備え、ダストガードは、ストッパーに取り付けられても良い。
この構成によれば、ストッパーを利用して、簡単な構造でダストガードをリンク部材に取り付けできる。
この構成によれば、ダストガードを上下に広い範囲に設けることができ、吸気口を塵埃等から効率良く保護できる。
また、上述の構成において、ダストガードの車幅方向の幅は、ストッパーの車幅方向の幅よりも大きくても良い。
この構成によれば、ダストガードを車幅方向の広い範囲に設けることができ、吸気口を塵埃等から効率良く保護できる。
この構成によれば、ダストガードが吸気口に車両前方から重なるため、ダストガードによって、吸気口を塵埃等から効率良く保護できる。
また、上述の構成において、ダストガードは、エラストマーで構成されても良い。
この構成によれば、エラストマーの柔軟性によって、ダストガードをリンク部材に取り付け易い。
また、上述の構成において、ダストガードは、車体フレームに対するリンク部材の揺動中心に対し、下方に偏心した位置に配置されていても良い。
この構成によれば、ダストガードが、リンク部材の揺動中心に対し、下方寄りの位置にあるため、路面側から巻き上げられる塵埃等から吸気口を効果的に保護できる。
自動二輪車1は、車体フレーム10と、前輪2を操舵自在に支持するフロントフォーク11と、車体フレーム10の後部に支持されるパワーユニット12と、後輪3と、乗員が跨るようにして着座するシート13とを備えるスクーター型の鞍乗り型車両である。
自動二輪車1は、車体フレーム10等の車体を覆う車体カバー14を備える。
車体フレーム10は、車体フレーム10の前端部に設けられるヘッドパイプ15と、ヘッドパイプ15の後面に接続される前部ガセット16と、前部ガセット16から下方に延びる左右一対のメインフレーム17とを備える。なお、前部ガセット16は、メインフレーム17の一部と見なされても良い。
また、車体フレーム10は、メインフレーム17の下端部から後方に延びる左右一対のロアフレーム18と、ロアフレーム18の後端部から後上方に延びる左右一対のリアフレーム19とを備える。
詳細には、各リアフレーム19は、ロアフレーム18の後端部から上方に延びる上方延出部19aと、上方延出部19aの上部から後方に延びる後方延出部19bとを備えるパイプ材である。上方延出部19a及び後方延出部19bは、共に後上がりに傾斜しているが、後方延出部19bは、上方延出部19aよりも水平に近い。
さらに、車体フレーム10は、リアフレーム19の上方延出部19aに設けられるガセット20を備える。
フロントフォーク11は、ヘッドパイプ15に回動自在に支持されるステアリングシャフト(不図示)と、上記ステアリングシャフトの下端部に固定されるブリッジ部材22と、ブリッジ部材22に支持され、ブリッジ部材22から下方に延びる左右一対のフォークチューブ23とを備える。
前輪2は、左右のフォークチューブ23の下端部間に渡される車軸2aに支持される。
操舵用のハンドル24は、フロントフォーク11の上端部に取り付けられる。
パワーユニット12は、後輪3を揺動自在に支持するスイングアーム部30と後輪3を駆動するエンジン31とが一体に設けられるユニットスイングエンジンである。
エンジン31は、内燃機関である。エンジン31は、クランク軸(不図示)を収納するクランクケース部32と、クランクケース部32の前面から前方に延出するシリンダー部33とを備える。上記クランク軸に接続されるピストン(不図示)は、シリンダー部33内を往復運動する。シリンダー部33は、クランクケース部32から、左右のリアフレーム19の前部の間を通ってリアフレーム19の前方に延出する。
後輪3は、スイングアーム部30の後端部に設けられる車軸3aに支持される。
スイングアーム部30は、車幅の中央に位置する後輪3に対し左側にオフセットされている。すなわち、スイングアーム部30は、クランクケース部32から、後輪3の左側方を通って後方に延びる。
スイングアーム部30の上面部には、エアクリーナーボックス35が取り付けられる。エアクリーナーボックス35に取り込まれた外気は、エアクリーナーボックス35によって浄化された後、エンジン31に供給される。
リンク部材38は、車幅方向に延びる第1揺動軸39を介して車体フレーム10のガセット20に接続される。
また、リンク部材38は、車幅方向に延びる第2揺動軸40を介してクランクケース部32の上部に接続される。
パワーユニット12は、リンク部材38の第1揺動軸39及び第2揺動軸40を中心に上下に揺動する。
スイングアーム部30の後端部と車体フレーム10の後端部との間には、リアクッション41が掛け渡される。
シート13の前部に着座する運転者が足を乗せるステップフロア42は、シート13の前下方に位置し、ロアフレーム18によって下方から支持される。
同乗者は、シート13の後部に着座する。同乗者が足を乗せる左右一対のピリオンステップ43は、ガセット20に設けられる。
フロントフェンダー49は、フロントフォーク11に取り付けられる。
図2、図4、及び図5を参照し、リアフレーム19の上方延出部19aは、水平よりも鉛直に近い姿勢でロアフレーム18の後端部から後上方に延びる。
上方延出部19aの下端部51は、ロアフレーム18の上面に沿うように前方に屈曲している。
また、下端部51は、下端部51の軸方向視において下端部51の部分におけるパイプ材の下半部を切り欠くようにして形成される半円状である。
リアフレーム19は、下端部51の下縁がロアフレーム18の上部に溶接ビード52によって溶接されることで、ロアフレーム18に接続される。
後方延出部19bは、上方延出部19aの上端から円弧状に後方に屈曲する屈曲部55と、屈曲部55の後端から後上方に延出する本体部56とを備える。
ロアフレーム18は、接続部57よりも後方に延びる延長部18bを備える。
延長部18bは、ロアフレーム18を構成するパイプ材25が、そのまま接続部57よりも後方に延長された部分である。
ガセット20は、後部60に沿って後傾した姿勢で上下に延びる。ガセット20の下端部20aは、ロアフレーム18の延長部18bに接続される。ガセット20の上端部20bは、リアフレーム19の後方延出部19bに接続される。
すなわち、ガセット20は、延長部18bと後方延出部19bとを上下に接続する。
側壁62は、車幅方向内側の側壁であり、側壁61に対向して、側壁61に対し車幅方向内側に配置される。
また、ガセット20は、側壁61の上縁及び側壁62の上縁が、溶接ビード71によって後方延出部19bの前端部の下面部に接合される。
さらに、ガセット20は、側壁61の下縁及び側壁62の下縁が、溶接ビード73によって延長部18bの上部に接合される。
詳細には、後壁63は、ガセット20の上部に設けられる上側後壁68と、上側後壁68の下方に設けられる下側後壁69とを備える。
後壁63は、後方に開放する開口部70を、上側後壁68と下側後壁69との間に備える。
上側後壁68は、上側後壁68の上部を後方延出部19bの下面に沿うように切り欠いた上側切り欠き部68aを備える。
下側後壁69は、下側後壁69の下部を延長部18bの上面に沿うように切り欠いた下側切り欠き部69aを備える。
リンク部材38は、リンク接続部77に挿通される第1揺動軸39(図2、図4)を介してガセット20に接続される。第1揺動軸39は、左右一対設けられ、左右のガセット20にそれぞれ取り付けられる。
図2及び図4~図6を参照し、リンク部材38は、第1揺動軸39を介して左側のガセット20に接続される第1接続部81aと、第1揺動軸39を介して右側のガセット20に接続される第1接続部81bとを備える。
また、リンク部材38は、一方側(左側)の第1接続部81aと他方側(右側)の第1接続部81bとを左右方向に接続する棒状の左右接続部材82と、クランクケース部32の上部に接続される第2接続部83とを備える。
第1接続部81bの前部は、右側のガセット20の開口部70からガセット20の内部空間に挿入され、第1揺動軸39に支持される。
第2接続部83は、車幅方向に延びる筒状部材である。第2接続部83は、車幅方向において第1接続部81aと第1接続部81bとの間の位置に配置され、左右接続部材82の下面に結合されている。第2接続部83は、第1接続部81a,81bの下方に配置される。
リンク部材38は、クランクケース部32の上部及び第2接続部83の筒内に挿通される第2揺動軸40によってクランクケース部32(図2)の上部に接続される。
ストッパー84は、第1接続部81aの後部から上方及び下方に延びるアーム状のアーム部84aと、アーム部84aの上端部の前面に設けられる上側当接部84bと、アーム部84aの下端部の前面に設けられる下側当接部84cとを備える。
アーム部84aは、車幅方向よりも上下方向に長く延びるアーム状である。
上側当接部84bは、上側後壁68に後方から対向する。下側当接部84cは、下側後壁69に後方から対向する。
ステー85は、アーム部84aの後面に取り付けられる板部85aと、板部85aの後面から後方に突出する複数の爪部85bとを備える。
上側当接部84b及び上側のステー85は、ガセット20に対するリンク部材38の揺動中心となる第1揺動軸39よりも上方に位置する。
下側当接部84c及び下側のステー85は、第1揺動軸39よりも下方に位置する。
リンク部材38の揺動範囲は、第1接続部81aと一体に揺動するストッパー84がガセット20の後壁63に後方から当接することで規制される。
詳細には、パワーユニット12が上方の限界位置まで揺動すると、上側当接部84bが上側後壁68に当接する。パワーユニット12が下方の限界位置まで揺動すると、下側当接部84cが下側後壁69に当接する。
図2及び図7を参照し、パワーユニット12は、リンク部材38によって左右のガセット20に接続され、リアフレーム19の上方延出部19aの後方且つ後方延出部19bの下方に位置する。
エアクリーナーボックス35の後部は、車両側面視で、後輪3の上部に車幅後方外側から重なる。
エアクリーナーボックス35の前端部において車幅方向外側の側面には、吸気口35aが設けられる。
エアクリーナーボックス35は、エアクリーナーボックス35から前方に延びる接続管87を介し、吸気量を調整するスロットルボディ(不図示)に接続される。スロットルボディは、シリンダー部33の上面の吸気ポートに接続される。
吸気口35aからエアクリーナーボックス35に取り込まれる外気は、エアクリーナーボックス35内のフィルターで浄化された後、接続管87及び上記スロットルボディを通り、吸気としてシリンダー部33に供給される。
スイングアーム部30の前端部30aの車幅方向の側面には、導風口30bが設けられる。吸気口35aは、導風口30bに対し後上方に位置する。
導風口30bからスイングアーム部30内に導入される走行風は、スイングアーム部30に収納された上記無段変速機等を冷却し、スイングアーム部30に設けられる排風口(不図示)から排出される。
図7及び図8を参照し、リンク部材38のストッパー84は、左側のガセット20の後方、且つエアクリーナーボックス35及びスイングアーム部30の前方に位置する。
ストッパー84は、スイングアーム部30及びエアクリーナーボックス35と同様に、後輪3(図2)に対し、左右の一方側(左側)にオフセットして配置される。
ストッパー84は、接続管87に対し車幅方向外側に位置し、左側のピリオンステップ43に対し車幅方向内側に位置する。接続管87及びピリオンステップ43は、車両側面視でストッパー84に重なる。
詳細には、アーム部84aの後面は、アーム部84aの下部の後面である下側後面84d1と、アーム部84aの上部の後面である上側後面84d2とを備える。上側後面84d2は、下側後面84d1よりも鉛直に近い角度で後傾している。
下側のステー85は、下側後面84d1に固定され、上側のステー85は、上側後面84d2に固定される。
図6~図9を参照し、リンク部材38には、板状のダストガード90が取り付けられる。
ダストガード90は、エアクリーナーボックス35の吸気口35aの前方に位置し、吸気口35aへの塵埃及び水等の異物の侵入を抑制する。
ダストガード90は、ガセット20の後方且つエアクリーナーボックス35及びスイングアーム部30の前方に位置する。
ダストガード90は、ストッパー84のアーム部84aの後面に取り付けられる。ダストガード90は、アーム部84aの後面の上下のステー85に取り付けられる。
ダストガード90の上部及び下部には、ダストガード90を板厚方向に貫通する取付孔90aが複数設けられる。
ダストガード90の素材は、エラストマーであり、例えばゴムである。ダストガード90は、ダストガード90の後面に取り付けられると、上側後面84d2及び下側後面84d1に沿うように屈曲する。
ダストガード90は、スイングアーム部30及びエアクリーナーボックス35と同様に、後輪3(図2)に対し、左右の一方側(左側)にオフセットして配置される。
ダストガード90は、車幅方向では、接続管87と左側のピリオンステップ43との間に配置される。
ダストガード90は、車両側面視において、第1揺動軸39と第2揺動軸40との間で、後傾した姿勢で上下方向に延びる。
ダストガード90の上端90bは、吸気口35aよりも上方に位置する。ダストガード90の下端90cは、導風口30bの下端部と同等の高さ位置にある。
図6を参照し、ダストガード90の車幅方向の幅W1は、アーム部84aの車幅方向の幅W2よりも大きい。
また、ダストガード90の幅W1は、上側当接部84b及び下側当接部84cを含めたストッパー84の車幅方向の幅W3よりも大きい。
ダストガード90は、車体カバー14(図1)によって車幅方向外側から覆われており、車両側面視では外側に露出しない。
ダストガード90は、車両側面視で、車体フレーム10に対するリンク部材38の揺動中心である第1揺動軸39に対し、下方に偏心して設けられる。すなわち、上下方向において、第1揺動軸39と下端90cとの距離は、第1揺動軸39と上端90bとの距離よりも大きい。
また、ダストガード90は、スイングアーム部30の導風口30bの前方に位置する。このため、前方側から導風口30bに向かう塵埃等をダストガード90によって妨げることができ、導風口30bへの塵埃等の侵入を抑制できる。なお、ダストガード90は、導風口30bに前方から重なって導風口30bを前方から覆っても良い。
ダストガード90は、リンク部材38の取り付けられているため、パワーユニット12の揺動に伴ってリンク部材38が揺動すると、リンク部材38と一体に揺動する。これにより、パワーユニット12が揺動した場合に、図9に仮想線で示すように、エアクリーナーボックス35の揺動に追従してダストガード90が移動する。このため、パワーユニット12が揺動した場合に、ダストガード90と吸気口35aとの相対移動を低減でき、ダストガード90によって吸気口35aを効果的にガードできる。
この構成によれば、エアクリーナーボックス35の吸気口35aの前方に配置されるダストガード90は、パワーユニット12の揺動に伴ってリンク部材38と一体に揺動する。これにより、パワーユニット12と共に揺動するエアクリーナーボックス35の移動にダストガード90を追従させることができ、エアクリーナーボックス35の吸気口35aを、ダストガード90によって塵埃等から効率良く保護できる。ダストガード90が吸気口35aを効率良く保護するため、ダストガード90を小型化できる。
この構成によれば、ダストガード90がリンク部材38の後面に取り付けられるため、前後方向においてダストガード90をエアクリーナーボックス35の近くに配置でき、吸気口35aを塵埃等から効率良く保護できる。ダストガード90が板厚方向を車両前後方向に指向させて配置されるため、前面視において、ダストガード90を広い範囲に設けることができる。
また、リンク部材38は、車体フレーム10に当接してリンク部材38の揺動範囲を規制するストッパー84を備え、ダストガード90は、ストッパー84に取り付けられる。
この構成によれば、ストッパー84を利用して、簡単な構造でダストガード90をリンク部材38に取り付けできる。
この構成によれば、ダストガード90を上下に広い範囲に設けることができ、吸気口35aを塵埃等から効率良く保護できる。
また、ダストガード90の車幅方向の幅W1は、ストッパー84の車幅方向の幅W3よりも大きい。
この構成によれば、ダストガード90を車幅方向の広い範囲に設けることができ、吸気口35aを塵埃等から効率良く保護できる。
この構成によれば、ダストガード90が吸気口35aに車両前方から重なるため、ダストガード90によって、吸気口35aを塵埃等から効率良く保護できる。
また、ダストガード90は、エラストマーで構成される。
この構成によれば、エラストマーの柔軟性によって、ダストガード90をリンク部材38に取り付け易い。
また、ダストガード90は、車体フレーム10に対するリンク部材38の揺動中心である第1揺動軸39に対し、下方に偏心した位置に配置されている。
この構成によれば、ダストガード90が、リンク部材38の揺動中心に対し、下方寄りの位置にあるため、路面側から巻き上げられる塵埃等から吸気口35aを効果的に保護できる。
上記実施の形態では、ダストガード90は、吸気口35aに車両前方から重なるものとして説明したが、本発明はこれに限定されない。ダストガード90は、吸気口35aの前方で、エアクリーナーボックス35と同様に後輪3に対し左右の一方側に位置していれば、吸気口35aに車両前方側から重なっていなくても、吸気口35aに侵入する塵埃等を低減できる。
上記実施の形態では、自動二輪車1を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明は、前輪または後輪を2つ備える3輪の鞍乗り型車両及び4輪以上を備える鞍乗り型車両に適用可能である。
3 後輪
10 車体フレーム
12 パワーユニット(ユニットスイングエンジン)
30 スイングアーム部
31 エンジン
35 エアクリーナーボックス
35a 吸気口
38 リンク部材
39 第1揺動軸(揺動中心)
84 ストッパー
84d1 下側後面(後面)
84d2 上側後面(後面)
90 ダストガード
W1 幅(ダストガードの車幅方向の幅)
W3 幅(ストッパーの車幅方向の幅)
Claims (8)
- 車体フレーム(10)と、後輪(3)を揺動自在に支持するスイングアーム部(30)とエンジン(31)とが一体に設けられたユニットスイングエンジン(12)と、前記車体フレーム(10)に対し前記ユニットスイングエンジン(12)を揺動自在に連結するリンク部材(38)と、前記ユニットスイングエンジン(12)に支持されるエアクリーナーボックス(35)とを備え、前記エアクリーナーボックス(35)が前記後輪(3)に対し左右の一方側に配置される鞍乗り型車両において、
前記エアクリーナーボックス(35)の吸気口(35a)の前方且つ左右方向で前記一方側に、板状のダストガード(90)が配置され、
前記ダストガード(90)は、前記リンク部材(38)に取り付けられていることを特徴とする鞍乗り型車両。 - 前記ダストガード(90)は、板厚方向を車両前後方向に指向させて前記リンク部材(38)の後面(84d1,84d2)に取り付けられることを特徴とする請求項1記載の鞍乗り型車両。
- 前記リンク部材(38)は、前記車体フレーム(10)に当接して前記リンク部材(38)の揺動範囲を規制するストッパー(84)を備え、
前記ダストガード(90)は、前記ストッパー(84)に取り付けられることを特徴とする請求項1または2記載の鞍乗り型車両。 - 前記ストッパー(84)は、前記車体フレーム(10)に対する前記リンク部材(38)の揺動中心(39)に対し上方及び下方に延出し、
前記ダストガード(90)は、前記揺動中心(39)を跨いで上方及び下方に延びることを特徴とする請求項3記載の鞍乗り型車両。 - 前記ダストガード(90)の車幅方向の幅(W1)は、前記ストッパー(84)の車幅方向の幅(W3)よりも大きいことを特徴とする請求項3または4記載の鞍乗り型車両。
- 前記ダストガード(90)は、前記吸気口(35a)に車両前方から重なることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の鞍乗り型車両。
- 前記ダストガード(90)は、エラストマーで構成されることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の鞍乗り型車両。
- 前記ダストガード(90)は、前記車体フレーム(10)に対する前記リンク部材(38)の揺動中心(39)に対し、下方に偏心した位置に配置されていることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の鞍乗り型車両。
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