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JP6172757B2 - バンパ付き荷受台昇降装置が架装されたダンプカー - Google Patents

バンパ付き荷受台昇降装置が架装されたダンプカー Download PDF

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JP6172757B2 JP2014100098A JP2014100098A JP6172757B2 JP 6172757 B2 JP6172757 B2 JP 6172757B2 JP 2014100098 A JP2014100098 A JP 2014100098A JP 2014100098 A JP2014100098 A JP 2014100098A JP 6172757 B2 JP6172757 B2 JP 6172757B2
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Description

本発明は、荷受台昇降装置が架装されたダンプカーに関する。
ダンプカーは荷箱をダンプ装置で傾動させて荷箱内の積載物を車両後方に排出する。こうしたダンプカーから荷物の積みおろしに荷受台昇降装置を利用するもの(例えば、特許文献1)も知られている。
例えば、図4(a)の荷受台昇降装置90が架装されたダンプカー900の場合、荷受台91は、左右一対の支柱92に沿って実線で示す水平姿勢のまま昇降し(矢印A91)、ダンプカー走行時には一点鎖線で示す起立姿勢に姿勢変更する(矢印A92)。荷受台91は支柱92内で昇降可能なスライダ93に連結されており、スライダ93の昇降に伴って荷受台91が昇降する。水平状態の荷箱901がダンプ装置(不図示)で後方に傾動すると、図4(b)のように、荷受台91及び支柱92も後方に傾動する(矢印A93)。
こうしたダンプカー900において、支柱92は左右端部に固定されており、荷受台昇降装置90はその車両幅全体にわたって架装されている。荷受台昇降装置90が架装されていないようなダンプカーの場合、バンパはシャシフレームに取り付けられているので、単に荷受台昇降装置を架装すると、荷箱901の傾動時に荷受台昇降装置がバンパと干渉することを回避する必要がある。そこで、荷受台昇降装置90が架装されているダンプカー900には、荷受台昇降装置90にバンパ94が直接固定され、バンパ94も荷箱901とともに回動する構成となっている。
特開平6−8770号公報
上述の荷受台昇降装置90にバンパが直接固定された構成のダンプカー900に関しては、排気ガスのクリーン性を向上する上で改善の余地がある。
本発明者らは、近年改良が進む排気装置の性能や大きさに着目した。ダンプカー900の多くは、車両後部に排気装置910が設けられている。こうした排気装置910に対して、排出ガス中の窒素酸化物(NOx)低減のために排気再循環機構などが採り入れられると、その外観形状が大きくなり、荷受台昇降装置90と排気装置910との距離L91が小さくなる(図4(a)参照)。この距離L91が小さいと、バンパ94は排気装置910からの排気ガスを直接被ってしまう。特に、排気再循環機構などが採り入れられることで、高い燃焼温度による排気ガスが排気されるので、バンパ94が汚れるだけでなく塗装が剥がれ、バンパ94が腐食し易くなってしまう。そのため、バンパ94としての性質上、高い強度が要求されるにも関わらず、その強度低下を招く恐れがある。
さらに、図4(b)のように荷箱901の傾動に伴って荷受台昇降装置90も傾動すると、バンパ94は車両前方側に回動する(矢印A94)。そのため、距離L91が小さくなると、バンパ94が排気装置910に干渉する恐れも生じる。干渉を防止するためリヤオーバーハングROH90を大きくすると、車両全長が規定長さを超えてしまう。このとき、デパーチャアングルα90(図4(a)参照)も小さくなるため好ましくない。
また、上記距離L91が小さい状態でバンパ94が排気装置910の排気ガスを直接被る高さではなく、支柱92を下方に延伸してバンパ94を下側に移動した位置に設けると、支柱92の地上高H91も小さくなってしまう。
一方で、荷受台昇降装置90を図示する位置よりも高い位置に架装してバンパ94を上側に移動させると、水平姿勢の荷受台91の最大上昇高さが荷箱901の床面高さH92と一致させる必要があるため、荷箱901の高床化を招いてしまう。よって、荷物の積みおろしや車両重心等を考慮すると、単に荷受台昇降装置90の架装位置を高くすることは好ましくない。
本発明は、これらの点を鑑みてなされており、改良された性能や大きさを備えた排気装置を踏まえ、強度劣化が防止されたバンパ付き荷受台昇降装置が架装されたダンプカーの提供を目的とする。
本発明では、上記課題を解決するために以下の手段を用いる。
本発明に係るダンプカーは、前後方向を長手方向として後端部に排気装置が固定された第1車体枠と、車体枠の後部に設けられたヒンジと、第1車体枠上に設けられて前記ヒンジを中心として車両後方に傾動可能に支持された第2車体枠と、第2車体枠上に支持された荷箱とを備えている。さらに、このダンプカーは、荷箱後部に固設された左右一対の支柱、又は第2車体枠の後部に固設された連結部材と、支柱内を昇降可能なスライダ、又は連結部材に軸支されて回動可能なリンクアームと、スライダ又はリンクアームに連結されて地面と荷箱の間で昇降される荷受台とを備えた荷受台昇降装置が仮装されている。そして、この荷受台昇降装置は、左右それぞれの前記支柱又は前記リンクアームが軸支された前記連結部材における軸支部材に架設されたバンパを備えている。さらに、このバンパは、第2車体枠の傾動によって排気装置の鉛直方向上側まで回動されるように設けられている点が大きな特徴である。
また、上述したバンパは、第2車体枠が水平状態の際、前記排気装置に隣接状態となるように設けられている構成とすることもできる。
さらに、このバンパは、第2車体枠が水平状態の際、前記排気装置の排気口よりも地上高が高くなるように設けられている構成としても良い。
その他にも、支柱又はリンクアームは、第2車体枠の傾動の際、排気装置の側方を回動するように設けられている構成とすることも可能である。
本発明によれば、左右一対の支柱又は連結部材に架設されたバンパは、第1車体枠に設けられたヒンジを中心にして回動するので、荷箱が水平状態(車両走行可能状態)からバンパは車両前方に向かって下方回動する。また、上記水平状態と比較して、バンパは回動して低い位置に移動するが、本発明に係るバンパは排気装置の鉛直方向上側まで回動される構成となっているので、上記水平状態におけるバンパは、排気装置の排気ガスを直接被らない高さ位置に設けられている。つまり、回動すると排気装置の鉛直上側に至るような車両前後方向に近接した位置であるとともに排気装置の排気ガスの影響を受けない高さ位置となるように荷受台昇降装置に設けられているので、本発明に係るバンパは、排気装置の性能や大きさに左右されること無く、所望の強度を維持することができる。そして、ダンプカーにおける荷箱傾動が行われても、バンパと排気装置との干渉も防止できる。
本発明の実施形態に係るバンパ付き荷受台昇降装置が架装されたダンプカーの後部側面図である。 (a)は本発明の実施形態に係るバンパ付き荷受台昇降装置が架装されたダンプカーにおけるバンパ付近の架装部材を示す側面図、(b)は同側面図のうちの荷受台昇降装置を示す模式図、(c)はバンパ付き荷受台昇降装置が架装されたダンプカーの後面を示す模式図である。 本発明の別の実施形態に係るバンパ付き荷受台昇降装置が架装されたダンプカーの後部側面図である。 従来の実施形態に係るバンパ付き荷受台昇降装置が架装されたダンプカーの側面図である。
本発明の実施形態の一例について図面を用いて説明する。
図1は、荷箱1を後ろ下がりに傾動させるダンプカー100の後部を示す側面図である。ダンプカー100は、左右一対で前後方向を長手方向とする第1車体枠(シャシフレーム)1と、第1車体枠1の上に設けられた第2車体枠2と、第2車体枠2の後端部に設けられて第2車体枠2を第1車体枠1に対して傾動可能に支持するダンプヒンジ3と、第2車体枠2の上部に固定された荷箱4と、荷箱4の後部に架装された荷受台昇降装置5と、第1車体枠1に固定された排気装置6とを備えている。
荷箱4は、第2車体枠2によって図示のとおり水平状態で支持されており、この状態でダンプカー100が走行可能状態となる。荷箱4は、床部とその四方に立設する煽戸とで構成されている。荷箱4の後方煽戸には、荷受台昇降装置5における荷受台51が用いられている。
荷受台昇降装置5は、荷箱4の後端に立設された左右一対の支柱52と、支柱52内に挿入されて昇降可能なスライダ53とを備えており、スライダ53に荷受台51が水平姿勢と起立姿勢との間で回動可能に支持されている。
スライダ53には、ワイヤ(不図示)の一端が止着されており、このワイヤは支柱52の上部に固定されたシーブ52aまで上方に引っ張られ、当該シーブ52aが下方に折り返された状態で張設されている。
荷受台昇降装置5は、左右の支柱52の間において、クロスメンバ54とバンパ55とがそれぞれ車両幅方向を長手方向として架設された構成も有している。
クロスメンバ54は、その上面が荷箱4の床部の上面(床面)と略一致する高さに設けられている。クロスメンバ54の両端部には、上記ワイヤが巻回される固定シーブ(不図示)が設けられ、さらに長手方向に沿った状態で左右の固定シーブの間に1本の油圧シリンダ(不図示)が内装されている。上記の固定シーブからクロスメンバ54内に引き込まれたワイヤは、油圧シリンダのロッド先端に設けられた移動シーブに巻回されて、クロスメンバ54における固定端に止着される。なお、移動シーブはロッド伸縮方向に移動する。
ワイヤは、油圧シリンダの伸縮作動により支柱52内に繰り出されたり、又は支柱52からクロスメンバ54内に引き込まれたりすることによって、スライダ53を昇降作動させる。スライダ53の昇降作動に伴って、荷受台51も昇降する(矢印A1)。つまり、荷受台昇降装置5を用いて荷箱4内と地面との間で荷物の積みおろしを行う際には、図示する水平姿勢(実線部)の荷受台51を昇降させる。なお、積みおろし作業に用いずダンプカー100を走行状態とする際には、荷受台51は起立姿勢(一点鎖線部)とされており、起立姿勢と水平姿勢との間の回動(矢印A2)は手動で行われる。
バンパ55は、クロスメンバ54よりも下方に設けられている一方で、支柱52の下端部から所定高さH1だけ上側となる高さに設けられている。この所定高さH1に関しては、第1車体枠1の下面1aとほぼ同等の地上高となるように設定されている。また、バンパ55は支柱52の前端部(図中の左端部)寄りに設けられている。
排気装置6は、図示のとおり、側方から見て後輪RTから第1車体枠1の後端部に至るまでの大きさであり、支柱52に対して、僅かに前後方向に離れた所定長さL1だけ離れた状態で設けられている。図示のように前方に離れていることで、鉛直方向に荷受台51を昇降させる荷受台昇降装置5との干渉を防止できる。上記の大きさの排気装置6は、排気再循環機構が有しており、高い燃焼温度による排気ガスを排気口6aから外方に排気する。この排気口6aは、バンパ55よりも所定の高さH2だけ下方となる位置に設けられている。なお、図中ではこの高さH2は上述した所定高さH1よりも大きく設定されているが、支柱52を図示する長さよりも下伸した形状として、高さH1の方が高さH2よりも大きな構成としても構わない。また、排気装置6は上述のとおり、第1車体枠1の後端部まで至るため、支柱52よりも所定長さL2だけ前方側に離れた位置のヒンジ3の鉛直下方にも及んでいる。
上記構成のダンプカー100において、油圧シリンダ71を含んだダンプ装置7によって第2車体枠2を傾動させると、図1(b)のとおり、荷箱4及び荷受台昇降装置5はヒンジ3を中心に車両後方側(図中では時計回り)に傾動する(矢印A3)。このとき、荷受台51は荷箱4内の積載物を車両後方に排出するために水平姿勢とされており、当該姿勢とすることで荷箱4の後方側が開口されている。ダンプ装置7による傾動角度に関しては、荷受台51の先端部51aが地面に近接する程度が最大角度となっている。
図1(b)の傾動が行われると、ダンプカー100の左右両端部に位置する支柱52は排気装置6を挟むように、側方から見て排気装置6と重なる位置まで回動する。この支柱52に設けられたバンパ55は、前後方向における長さL3の領域において、排気装置6の鉛直上側となる位置まで回動する。また、バンパ55が回動した位置は、ヒンジ3の鉛直下方と略一致する位置で、第1車体枠1の下面1aに近接した位置となっている。
上述のとおり、バンパ55は支柱52の下端部よりも高さH1だけ高い位置に設けることで、僅か長さL1しか離れていない排気装置6の排気ガスを直接被ることがなく、高温度の排気ガスが排気されてもバンパ55の金属メッキ層が溶融しない。つまり、バンパ55の腐食等が防止され、バンパ55の強度低下も防止できる。
また、ダンプ装置7による傾動の際には、バンパ55は、第1車体枠1と排気装置6との間の空間に潜り込むようにして回動するため、排気装置6との干渉も防止できる。さらには、支柱52よりも前方のヒンジ3を中心にバンパ55は前方に回動するため、第1車体枠1との干渉も防止できる。
支柱52に関しては、既知のとおりその内壁がスライダ53の昇降作動のガイド機能を果たすことから、上述のとおり、支柱52の下端部がバンパ55よりも高さH1だけ下伸した形状を有していることで、荷受台51が水平姿勢による接地状態(図1(a)の二点鎖線部)との間で安定した昇降作動に貢献できる。つまり、支柱52が所望する地上高を確保していることで荷受台51の安定した昇降作動を実現しつつ、支柱52の最下端部ではなく比較的高い位置に設けられた(高さH1)バンパとすることで、排気装置6による強度低下の防止及び傾動時の排気装置6との干渉防止を同時に果たすことができ、荷箱4下方における限られたスペースを有効に利用できている。
本実施形態に係るダンプカー100は、荷受台昇降装置5が架装されていない既知のダンプカーのように第1車体枠1に取付ステーを介してバンパを固定する構成とは異なり、荷受台昇降装置5の架装高さを変更することなく、荷箱4とともに傾動する支柱52のうちの上述した高さに設けられている点に特徴がある。つまり、荷箱4の床面と略一致する高さHfを最上昇位置として荷受台昇降装置5が架装される構成において、荷受台51と荷箱4との間で良好な荷物の出し入れを実現するために、荷箱4の床面を第2車体枠2の嵩増し等によって高くする必要もなく、比較的低床な荷箱4を備えたダンプカー100とすることができる。したがって、ダンプカー100は、高性能な排気装置6を備えつつ、高い強度を維持できるバンパ55付きの荷受台昇降装置5が架装された構成を有し、荷箱4の低床化や低重心化等も実現できる。
次に、上述した高さに設けられたバンパ55及びその周辺の装置について図2を用いて説明する。
図2(a)のとおり、荷箱4の床面Fと上面が略一致するように設けられたクロスメンバ54の下方には、バンパ55の他にも、テールランプRとダンプカー100のナンバープレートホルダNFとが設けられている。テールランプRとナンバープレートホルダNFは、支柱52の前方寄りのバンパ55の後方側に設けられつつ、支柱52の後面から突出しないように位置している。
具体的には、ダンプ装置7による傾動の中心点(ヒンジ3の中心点)P1とバンパ55の後方下端点P2の距離は、上記中心点P1から排気装置6における鉛直下方点P3までの距離よりも小さく設定されている。また、上記中心点P1からバンパ55の前方上端点P4までの距離は、当該中心点P1と第1車体枠1の後方下端点P5の距離よりも大きく設定されている。さらに、上記後方下端点P2は上記後方下端点P5より低い位置で、上記前方上端点P4は上記後方下端点P5より高い位置となっている。
テールランプRは、クロスメンバ54の下方で設けられつつ、上方への所定の照射角度α1が設定されている。
ナンバープレートホルダNFは、車両幅方向の略中央部で、図2(b)で示すように後方(図中の右側)から見てバンパ55に重なる位置に設けられている。具体的には、クロスメンバ54の下面54aに固着されたアングル材B1と、このアングル材B1に固着された取付ブラケットB2とを介して、ナンバープレートホルダの上端部が締結されており、バンパ55の上面55aに固着された折り曲げ形状の支持ブラケットB3を介してナンバープレートホルダNFの中央部が締結されている。こうした締結によって、ナンバープレートホルダNFは、クロスメンバ54及びバンパ55に対して固定されている。
クロスメンバ54の下方の限られた領域において、テールランプR及びナンバープレートホルダNFが上記のとおり取り付けられていることで、バンパ55は上述した高さに設けることができる。
ダンプカー100に関しては、荷受台51が鉛直方向に昇降する荷受台昇降装置5が架装された構成を用いて説明したが、図3のような荷受台昇降装置500が架装された構成であっても構わない。上述した実施形態と異なる部分を中心に図3を用いて説明する。なお、説明の便宜上、同じ部分には同一符号が付されている。
荷受台昇降装置500は、起立姿勢で固縛された荷受台501と、荷受台501を支持して第2車体枠2に固設された連結部材502と、この連結部材502の左右それぞれに対して架設されてバンパとしても機能する連結パイプ503と、連結パイプ503の両端部に設けられた取付部材504と、取付部材504に対して回動可能に軸支された回動アーム505とを備えている。
荷受台昇降装置500は、起立姿勢から水平姿勢に展開された荷受台501が荷箱4の床面と略同一の高さとなるように架装されている。また、荷箱4を支持する第2車体枠2に対して回動アーム505が固定されており、ダンプ装置7(図1(b)参照)によって荷箱4が車両後方(図中の右側)に傾動した際には、荷受台昇降装置500も同様に傾動する。
回動アーム505は、上側のリフトアーム505aと下側のコンプレッションアーム505bを有しており、それぞれ取付部材504に軸支されている。両アーム505a、505bの車両前方側の一端部は取付部材504に軸支され、他端部は鉛直方向を長手方向とするプレート状のコラム506にそれぞれ枢支されている。このコラム506を介して荷受台501は回動アーム505に回動可能に連結されている。
取付部材504は、2枚で1組の取付ブラケットで形成されており、2枚の取付ブラケットの間には油圧シリンダ507が取り付けられている。荷受台昇降装置500における油圧シリンダ507の取り付けは既知のとおり(例えば、特開2012−158278)であり、油圧シリンダ507の伸縮を利用して回動アーム505が上下に回動される。なお、取付部材504及びコラム506を介して回動アーム505は平行リンク機構を形成しており、水平状態に展開された荷受台501はその姿勢を維持したまま昇降作動が行われる。
バンパとして機能する連結パイプ503は、図示のとおり、排気装置6より地上高が大きく、第1車体枠1よりも地上高が低い位置に設けられている。荷箱4が傾動する際、連結パイプ503はヒンジ3を中心にして第1車体枠1と排気装置6の間の領域に潜り込むように回動する。よって、図1と同様に、連結パイプ503も排気装置6からの排気ガスを直接被ることなく、荷箱4の傾動時に排気装置6との干渉することもない。
以上のとおり、バンパ55や連結パイプ503付きの荷受台昇降装置5が架装されたダンプカー100においては、排気装置6の性能向上やサイズアップが生じてもダンプ装置7によって良好に荷箱4を傾動させることができ、バンパの強度低下を防止できる。
本発明は、車両後部に荷受台昇降装置が架装された全てのダンプカーに対して有用である。
1 第1車体枠
2 第2車体枠
3 ヒンジ
4 荷箱
5 荷受台昇降装置
6 排気装置
7 ダンプ装置
51 荷受台
52 支柱
53 スライダ
54 クロスメンバ
55 バンパ
6a 排気口(排気装置)
100 ダンプカー

Claims (4)

  1. 車両の前後方向を長手方向として後端部に排気装置が固定された第1車体枠と、
    当該車体枠の後部に設けられたヒンジと、
    前記第1車体枠上に設けられて前記ヒンジを中心として車両後方に傾動可能に支持された第2車体枠と、
    前記第2車体枠上に支持された荷箱と、
    前記荷箱の後部に固設された左右一対の支柱、又は前記第2車体枠の後部に固設された連結部材と、
    前記支柱内を昇降可能なスライダ、又は前記連結部材に軸支されて回動可能なリンクアームと、
    前記スライダ又は前記リンクアームに連結されて地面と荷箱の間で昇降される荷受台と、
    左右それぞれの前記支柱又は前記リンクアームが軸支された前記連結部材における軸支部材に架設されたバンパと、
    を備えており、
    前記バンパは、前記第2車体枠の傾動によって前記排気装置の鉛直方向上側まで回動されるように設けられている
    ことを特徴とするバンパ付き荷受台昇降装置が架装されたダンプカー。
  2. 前記バンパは、前記第2車体枠が水平状態の際、前記排気装置に隣接状態となるように設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載のバンパ付き荷受台昇降装置が架装されたダンプカー。
  3. 前記バンパは、前記第2車体枠が水平状態の際、前記排気装置の排気口よりも地上高が高くなるように設けられている
    ことを特徴とする請求項2に記載のバンパ付き荷受台昇降装置が架装されたダンプカー。
  4. 前記支柱又は前記リンクアームは、前記第2車体枠の傾動の際、前記排気装置の側方を回動するように設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載のバンパ付き荷受台昇降装置が架装されたダンプカー。
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