JP6049462B2 - 投影性に優れるとともにマーカー描き性及び拭き取り性に優れるプレコート金属板及びその製造方法 - Google Patents
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Description
(1)金属板の少なくとも片面に下塗り層と上塗り層を有する被覆層で被覆された被覆金属板であって、前記上塗り層が、ガラス転移温度が−19〜80℃、数平均分子量が2000〜20000、シリコーン含有率が1〜50wt%であるシリコーン・アクリル樹脂化合物(a)を0.01〜50wt%含み、艶消し剤(b)を含有することを特徴とする、投影性に優れるとともにマーカー描き性及び拭き取り性に優れるプレコート金属板。
(2)前記艶消し剤が、無機微粒子及び有機微粒子からなる群より選ばれることを特徴とする、上記(1)に記載の投影性に優れるとともにマーカー描き性及び拭き取り性に優れるプレコート金属板。
(3)前記無機微粒子がシリカ、ガラス及びマイカ微粒子から選ばれ、前記有機微粒子がアクリル及びウレタン微粒子から選ばれることを特徴とする、上記(2)に記載の投影性に優れるとともにマーカー描き性及び拭き取り性に優れるプレコート金属板。
(4)前記上塗り層が前記艶消し剤を9〜24wt%含有することを特徴とする、上記(1)〜(3)のいずれか一つに記載の投影性に優れるとともにマーカー描き性及び拭き取り性に優れるプレコート金属板。
(5)前記上塗り層は、バインダーとして、ガラス転移温度(Tg)が0〜80℃の架橋したアクリル樹脂を含有することを特徴とする、上記(1)〜(4)のいずれか一つに記載の投影性に優れるとともにマーカー描き性及び拭き取り性に優れるプレコート金属板。
(6)前記アクリル樹脂がメラミン架橋剤により架橋されていることを特徴とする、上記(5)に記載の投影性に優れるとともにマーカー描き性及び拭き取り性に優れるプレコート金属板。
(7)前記下塗り層がバインダーと顔料を含み、当該バインダーが数平均分子量が19000〜28000のメラミン架橋剤により架橋されたポリエステル樹脂であることを特徴とする、上記(1)〜(6)のいずれか一つに記載の投影性に優れるとともにマーカー描き性及び拭き取り性に優れるプレコート金属板。
(8)前記顔料が、酸化チタン、亜鉛華、酸化鉄、カーボンブラック、フタロシアニンブルー、フタロシアニングリーン、キナクリドンレッドからなる群より選ばれることを特徴とする、上記(7)に記載の投影性に優れるとともにマーカー描き性及び拭き取り性に優れるプレコート金属板。
(9)前記下塗り層の厚さが5〜30μmであることを特徴とする、上記(1)〜(8)のいずれか一つに記載の投影性に優れるとともにマーカー描き性及び拭き取り性に優れるプレコート金属板。
(10)前記上塗り層の厚さが1〜15μmであることを特徴とする、上記(1)〜(9)のいずれか一つに記載の投影性に優れるとともにマーカー描き性及び拭き取り性に優れるプレコート金属板。
(11)前記金属板と前記下塗り層との間に下地処理層を有することを特徴とする、上記(1)〜(10)のいずれか一つに記載の投影性に優れるとともにマーカー描き性及び拭き取り性に優れるプレコート金属板。
(12)上記(1)〜(11)のいずれか一つに記載の投影性に優れるとともにマーカー描き性及び拭き取り性に優れるプレコート金属板の製造方法であって、前記下塗り層と上塗り層を多層同時塗装によって形成することを特徴とするプレコート金属板の製造方法。
(13)ガラス転移温度が−19〜80℃、数平均分子量が2000〜20000、シリコーン含有率が1〜50wt%であるシリコーン・アクリル樹脂化合物(a)を0.01〜50wt%含み、かつ、艶消し剤(b)を含むことを特徴とする、投影性に優れるとともにマーカー描き性及び拭き取り性に優れるプレコート金属板を製造するための上塗り塗料組成物。
(a)投影性の指標として、60°入射光で測定した光沢が25%以下(現在利用可能なフィルム材料の光沢と同等)、好ましくは15%以下であること、
(b)マーカー描き性及び拭き取り性がフィルム材料の場合と同等であること、
(c)塗膜硬度が2H(鉛筆硬度)以上であること、
である。
<シリコーン・アクリル樹脂1>
アクリル酸2−エチルヘキシル3g、メタクリル酸メチル618g、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル232g、X−22−174DX(信越化学工業社製の樹脂改質用シリコーンオイル)120gを混合した。ガラス製フラスコに溶媒として酢酸ブチルを880g入れ、窒素雰囲気下で滴下漏斗から先に作製した混合用液を3時間かけて添加した。また、同時に液温100℃を維持しながら滴下漏斗からターシャリーブチルペルオキシ−2−エチルヘキサノエート5gを含む酢酸ブチル100gを3時間かけて添加した。1時間攪拌後、さらに滴下漏斗からターシャリーブチルペルオキシ−2−エチルヘキサノエート1gを含む酢酸ブチル20gを1時間かけて添加した。1時間攪拌後、ガラス転移温度が50℃、数平均分子量が10000、シリコーン含有率が12%であるシリコーン・アクリル樹脂1を得た。
シリコーン・アクリル樹脂1の製造方法に従い、アクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル、X−22−174DX(信越化学工業社製)及び重合開始剤であるターシャリーブチルペルオキシ−2−エチルヘキサノエートをシリコーン含有率が0.5〜55%、ガラス転移温度が−27〜85℃になるように配合調整し、シリコーン・アクリル樹脂2〜13を得た。
シリコーン・アクリル樹脂1の製造方法に従い、モノマー比率は変更しないで、重合開始剤であるターシャリーブチルペルオキシ−2−エチルヘキサノエート量を調整する事で分子量が1500〜21000のシリコーン・アクリル樹脂14〜19を得た。
<アクリル樹脂1>
アクリル酸2−エチルヘキシル200g、メタクリル酸メチル568g、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル232gを混合した。ガラス製フラスコに溶媒として酢酸ブチルを880g入れ、窒素雰囲気下で滴下漏斗から先に作製した混合用液を3時間かけて添加した。また、同時に液温100℃を維持しながら滴下漏斗からターシャリーブチルペルオキシ−2−エチルヘキサノエート5gを含む酢酸ブチル100gを3時間かけて添加した。1時間攪拌後、さらに滴下漏斗からターシャリーブチルペルオキシ−2−エチルヘキサノエート1gを含む酢酸ブチル20gを1時間かけて添加した。1時間攪拌後、ガラス転移温度が40℃、数平均分子量が10000であるアクリル樹脂1を得た。
アクリル樹脂1の製造方法に従い、アクリル酸2−エチルヘキシルとメタクリル酸メチル量を調整する事で、ガラス転移温度が−5〜85℃、数平均分子量が10000であるアクリル樹脂2〜9を得た。
<上塗り1>
主樹脂としてアクリル樹脂1を99.99g、溶剤としてシクロヘキサノン(住友化学工業社製)12gを入れ、攪拌しながら硬化剤としてサイメル303(三井サイテック社製)12.50g、触媒としてキャタリスト6000(三井サイテック社製)を0.63g及び、シリコーン・アクリル樹脂1を0.01g徐々に添加した。続いて艶消し剤としてシリカ(ガシルHP240(クロスフィールド社製))10.00gを徐々に添加し、シリコーン・アクリル樹脂1の塗膜中含有率が0.008wt%となる上塗り1を得た。
上塗り1の製造方法に従い、シリコーン・アクリル樹脂1を塗膜中の含有率が0.01〜55%となるように調整して、上塗り2〜12を得た。
上塗り1の製造方法に従い、シリコーン・アクリル樹脂2〜19を塗膜中の含有率が0.5%となるように調整して、上塗り13〜30を得た。
上塗り1の製造方法に従い、艶消し剤としてガラス(EMB−10(ポッターズ・バロティーニ社製))、マイカ(Kings Mountain Mica C−4000(Zemex Minerals社製))、アクリル(ガンツパールGM0401S(ガンツ化成社製))、ウレタン(バーノックCFB−101−40(大日本インキ化学工業社製))を添加し、上塗り31〜34を得た。
上塗り1の製造方法に従い、艶消し剤ガシルHP240(クロスフィールド社製)を塗膜中の含有量が8〜25%になるように添加し、上塗り35〜40を得た。
上塗り1の製造方法に従い、主樹脂としてアクリル樹脂2〜9を99.99g添加し、上塗り41〜48を得た。
上塗り1の製造方法に従い、主樹脂としてポリエステル樹脂バイロン500(東洋紡績社製)125gを添加し、上塗り49を得た。
上塗り1の製造方法に従い、硬化剤としてコロネート2515を9.4g(日本ポリウレタン工業社製)、触媒としてTVS #TIN LAU(日東化成社製)0.12g添加して、上塗り50を得た。
<下塗り1〜6>
下塗り1〜6のそれぞれの主樹脂として、東洋紡社製の非晶性ポリエステル樹脂である「バイロン(登録商標)GK330」(数平均分子量17000)、「バイロン(登録商標)560」(数平均分子量19000)、「バイロン(登録商標)670」(数平均分子量20000)、「バイロン(登録商標)500」(数平均分子量23000)、「バイロン(登録商標)550」(数平均分子量28000)、「バイロン(登録商標)516」(数平均分子量30000)を用いた。
下塗り1の製造方法に従い、硬化剤としてコロネート2515(日本ポリウレタン工業社製)15g、触媒としてTVS #TIN LAU(日東化成社製)0.18gを添加して、下塗り塗料7を得た。
下塗り1の製造方法に従い、顔料として亜鉛華(酸化亜鉛)2種(ハクスイテック社製)100gを添加して、下塗り塗料8を得た。
下塗り1の製造方法に従い、顔料として酸化チタンTIPAQUE CR97(石原産業社製)97.4g、三菱カーボンブラックMA100(三菱化学社製)0.1g、TAROX合成酸化鉄HY−100(チタン工業社製)2g、酸化鉄トダカラー100ED(戸田工業社製)0.5gを添加して、下塗り塗料9を得た。
下塗り1の製造方法に従い、顔料として酸化チタンTIPAQUE CR97(石原産業社製)95.9g、三菱カーボンブラックMA100(三菱化学社製)0.1g、TAROX合成酸化鉄HY−100(チタン工業社製)3g、フタロシアニングリーン モナストラルグリーンGN−C((ゼネカ社製)1gを添加して、下塗り塗料10を得た。
下塗り1の製造方法に従い、顔料として酸化チタンTIPAQUE CR97(石原産業社製)97.9g、三菱カーボンブラックMA100(三菱化学社製)0.1g、フタロシアニンブルー LIONOL BLUE SPG−8(東洋インキ製造社製)1g、キナクリドンレッド クロモファインレッド6825(大日精化工業社製)1gを添加して、下塗り塗料11を得た。
1)プレコート金属板の塗膜の鏡面光沢度測定
スガ試験機社製の「デジタル変角光沢計」を用いて、入射角と受光角が60°の条件で鏡面光沢度を測定した。
プレコート金属板表面に対し垂直方向に300g荷重でマーカーを移動(往復しない)させて、マーカーの描線を目視で観察することにより、下記の基準で評価した。マーカーはパイロット社製Wytebord Marker WBMAR−12Lを用いた。
◎:ハジキやニジミなどが全く見られない。
○:僅かにハジキやニジミなどが見られる。
△:ハジキやニジミなどが見られる。
×:著しいハジキやニジミなどが見られる。
プレコート金属板表面に対し垂直方向に300g荷重でマーカーを移動(往復しない)させて、2000g荷重でイレーサーをプレコート金属板表面と平行な方向に移動(往復しない)させて拭き取り、拭き取り後の表面を目視で観察することにより、下記の基準で評価した。イレーサーはパイロット社製ホワイトボードイレーザー LサイズWBEH−Lを用いた。
◎:跡残りなし
○:極わずかに跡残りあり
△:わずかに跡残りあり
×:著しい跡残りあり
鉛筆硬度にて、耐傷つき性を測定した。JIS−K 5400の8.4.1(1993)の方法に準じて、塗膜の引っかき抵抗性を鉛筆の芯の硬さを変えたときの塗膜のすり傷で調べ、塗膜にすり傷が認められない最高の硬さをその塗膜の鉛筆硬度とし、下記の基準で評価した。
◎:4H以上
○:3H
△:2H
×:H以下
作製したプレコート金属板を、180°折り曲げ加工し、加工部の塗膜を目視で観察し、塗膜の割れの有無を調べた。なお、180°折り曲げを行う際には、プレコート金属板の表面が曲げの外側となるように折り曲げて、同プレコート金属板を4枚挟んだ状態で行った(一般に4T曲げとして知られている)。そして、加工部を目視で観察することにより、下記の基準で評価した。
○:塗膜割れや剥離の全くない時
△:塗膜に僅かな亀裂や剥離が認められる時
×:塗膜にプライマー塗膜もしくは金属板に達する割れや剥離がある時
作製したプレコート金属板の塗装外観を目視で観察することにより、下記の基準で評価した。
○:良好な場合
△:僅かに模様(スジ等)が認められる時
×:著しい不良が認められる時
作製したプレコート金属板の塗装外観を目視で観察することにより、下記の基準で評価した。
◎:良好な場合
○:極僅かにスケが認められる時
△:僅かにスケが認められる時
×:著しいスケが認められる時
本発明のプレコート金属板(No.1〜23)は、鏡面光沢度、マーカー描き性、マーカー拭き取り性、鉛筆硬度、加工性、塗装外観のいずれも良好な結果であった。
艶消し剤の種類の影響をNo.31〜35に示す。いずれも良好な結果であった。
艶消し剤の塗膜中含有率が9wt%未満のもの(No.36)は鏡面光沢度がわずかに低下する傾向であり、24wt%を超えるもの(No.41)はマーカー拭き取り性がわずかに低下する傾向であるため、艶消し剤の塗膜中含有率は9〜24wt%が好ましいことがわかる。
上塗り層のバインダーの種類の影響をNo.46と51に示す。バインダーがポリエステル樹脂であるもの(No.51)は、塗膜硬度がわずかに低下する傾向であるため、バインダーはアクリル樹脂が好ましいことがわかる。
下塗り層のバインダーの数平均分子量の影響をNo.53〜58に示す。下塗り層のバインダーの数平均分子量が19000未満のもの(No.53)は加工性がわずかに低下する傾向であり、28000を超えるもの(No.58)は塗膜硬度がわずかに低下する傾向であるため、下塗り層のバインダーの数平均分子量は19000〜28000が好ましいことがわかる。
膜厚の影響をNo.64〜84に示す。下塗り層の膜厚が5μm未満のもの(No.64)は十分な色が得られておらず、意匠性がわずかに低下する傾向であり、30μm超えるもの(No.76)は塗膜硬度と加工性がわずかに低下する傾向であるため、下塗り層の膜厚は5〜30μmが好ましいことがわかる。
塗装方法をNo.85〜139に示す。下塗り層と上塗り層を同時に塗装することにより、より良好な塗装外観が得られるため、好ましいことがわかる。
Claims (13)
- 金属板の少なくとも片面に下塗り層と上塗り層を有する被覆層で被覆された被覆金属板であって、前記上塗り層が、ガラス転移温度が−19〜80℃、数平均分子量が2000〜20000、シリコーン含有率が1〜50wt%であるシリコーン・アクリル樹脂化合物(a)を0.01〜50wt%含み、艶消し剤(b)を含有することを特徴とする、投影性に優れるとともにマーカー描き性及び拭き取り性に優れるプレコート金属板。
- 前記艶消し剤が、無機微粒子及び有機微粒子からなる群より選ばれることを特徴とする、請求項1に記載の投影性に優れるとともにマーカー描き性及び拭き取り性に優れるプレコート金属板。
- 前記無機微粒子がシリカ、ガラス及びマイカ微粒子から選ばれ、前記有機微粒子がアクリル及びウレタン微粒子から選ばれることを特徴とする、請求項2に記載の投影性に優れるとともにマーカー描き性及び拭き取り性に優れるプレコート金属板。
- 前記上塗り層が前記艶消し剤を9〜24wt%含有することを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一つに記載の投影性に優れるとともにマーカー描き性及び拭き取り性に優れるプレコート金属板。
- 前記上塗り層は、バインダーとして、ガラス転移温度(Tg)が0〜80℃の架橋したアクリル樹脂を含有することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一つに記載の投影性に優れるとともにマーカー描き性及び拭き取り性に優れるプレコート金属板。
- 前記アクリル樹脂がメラミン架橋剤により架橋されていることを特徴とする、請求項5に記載の投影性に優れるとともにマーカー描き性及び拭き取り性に優れるプレコート金属板。
- 前記下塗り層がバインダーと顔料を含み、当該バインダーが数平均分子量が19000〜28000のメラミン架橋剤により架橋されたポリエステル樹脂であることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一つに記載の投影性に優れるとともにマーカー描き性及び拭き取り性に優れるプレコート金属板。
- 前記顔料が、酸化チタン、亜鉛華、酸化鉄、カーボンブラック、フタロシアニンブルー、フタロシアニングリーン、キナクリドンレッドからなる群より選ばれることを特徴とする、請求項7に記載の投影性に優れるとともにマーカー描き性及び拭き取り性に優れるプレコート金属板。
- 前記下塗り層の厚さが5〜30μmであることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一つに記載の投影性に優れるとともにマーカー描き性及び拭き取り性に優れるプレコート金属板。
- 前記上塗り層の厚さが1〜15μmであることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか一つに記載の投影性に優れるとともにマーカー描き性及び拭き取り性に優れるプレコート金属板。
- 前記金属板と前記下塗り層との間に下地処理層を有することを特徴とする、請求項1〜10のいずれか一つに記載の投影性に優れるとともにマーカー描き性及び拭き取り性に優れるプレコート金属板。
- 請求項1〜11のいずれか一つに記載の投影性に優れるとともにマーカー描き性及び拭き取り性に優れるプレコート金属板の製造方法であって、前記下塗り層と上塗り層を多層同時塗装によって形成することを特徴とするプレコート金属板の製造方法。
- ガラス転移温度が−19〜80℃、数平均分子量が2000〜20000、シリコーン含有率が1〜50wt%であるシリコーン・アクリル樹脂化合物(a)を0.01〜50wt%含み、かつ、艶消し剤(b)を含むことを特徴とする、投影性に優れるとともにマーカー描き性及び拭き取り性に優れるプレコート金属板を製造するための上塗り塗料組成物。
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