JP7403159B2 - 磁性壁材シート - Google Patents
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Description
なお、本欄(「課題を解決するための手段」の欄)において各構成手段に付した括弧書きの符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すための参考用のものであり、本発明の構成手段をこれに限定するものではない。
ここで、第1表装層と第2表装層は、磁性シート(20)の表側と裏側とにそれぞれ対象的に設けられており、構成要素自体に違いがないものについては同一符号としている。
また、両面で互いに異なる絵柄や模様の第1装飾層(32a)と第2装飾層(32b)とした場合に、2種類の装飾模様を選択可能になり、磁性壁材シート(1,2,3,4)を磁性ボード(70)上で裏返すことにより、希望の装飾層を室内空間側に面するようにして使用することができる。磁性壁材シートとしては1枚ものなので、異なる装飾模様への変更を、少ない手間と低コストで実現できる。
〔第1実施形態〕
図1は本発明に係る磁性壁材シート1の断面図、図2は本発明に係る磁性壁材シート1の一部分解断面図、図3はコートフィルム40をより詳しく示す断面図である。図1,2および後述の各図において、磁性壁材シート1の各構成要素は、図示の便宜上のため横方向に短い形で示されているが、実際は長尺のものである。
ベースフィルム31としては、表面にインキ受理層を形成したポリ塩化ビニール系樹脂、ポリエチレン系樹脂等の熱可塑性樹脂、または薄いコート紙などを使用することができる。このインキ受理層に用途に応じた印刷によりインクを定着させる。印刷方式には、オフセット印刷、凸版印刷、インクジェット印刷、熱転写印刷などを挙げることができる。磁性壁材シート1における壁材フィルム30a,30bは、マグネットシート20の表側と裏側とでインキ受理層に定着した模様が異なることを除いて、基本的構成は同じであり、両者を区別する必要のない説明では壁材フィルム30と単に記す。このような構成の壁材フィルム30は既に生産もされている。
ベースフィルム41としては、表面に易接着処理を施したポリエチレン系樹脂等の透明な熱可塑性樹脂を主材料とすることができる。
ハードマット層42は、図3に示すように、アクリル系樹脂材421と、そこに内包された多数のアクリル系の微粒子422とからなる。
図4は本発明に係る磁性壁材シート1を備えた磁性壁100の斜視図、図5は磁性壁100の一部分解斜視図である。
図4,5に示すように、磁性壁100は、壁下地80と軟磁性ボード70と磁性壁材シート1を備える。
磁性壁材シート1は、表側と裏側の両方についてのトップ層として、アクリル系樹脂材421にアクリル系の微粒子422を内包したコートフィルム40を設けたことにより、入射光がアクリル系の微粒子422の表面で乱反射拡散を起こすようにしている。これにより、すぐ下層に存在する壁材フィルム30における絵柄や模様の下地、つまりインキ層32が艶消し状態となって見えるようになり、表側と裏側の両方について壁面11では、光の照り返しによる不快感や、ぎらつき等による意匠性の低下が防止される。また、壁面11をプロジェクタの映写面として使用した場合、映写光が局所的に明るくなるホットスポットの発生を抑制することができ、視線角度によらない見やすい像を映し出すことができるようになる。
図6は本発明に係る第2実施形態の磁性壁材シート2の断面図、図7は本発明に係る第2実施形態の磁性壁パネル2の一部分解断面図である。
図6,7に示すように、第2実施形態の磁性壁材シート2は、第1実施形態の磁性壁材シート1におけるマグネットシート20とその表側及び裏側の壁材フィルム30との間にそれぞれアルミニウム箔60を介在させた構成とされる。その他の構成については、第1実施形態の磁性壁材シート1と同一であり、同一構成要素については、同一の符号を付しそれらの説明を省略する。
図8は本発明に係る第3実施形態の磁性壁材シート3の断面図、図9は本発明に係る第3実施形態の磁性壁シート3の一部分解断面図である。
図8,9に示すように、第3実施形態の磁性壁材シート3は、第1実施形態の磁性壁材シート1に対してマグネットシート20の表側及び裏側の各壁材フィルム30が除去されている。そしてコートフィルム40におけるベースフィルム41の裏側、すなわちハードマット層42の非積層側の面にインキ層32c,32dを直接形成し、このコートフィルム40をマグネットシート20に接着剤Gを介して直接貼着させてある。
図10は本発明に係る第4実施形態の磁性壁材シート4の断面図である。
図10に示すように、第4実施形態の磁性壁材シート4は、第1実施形態の磁性壁材シート1におけるマグネットシート20に代えて、本出願人製のアイアンシート(登録商標)50を備えた構成とされる。その他の構成については、第1実施形態の磁性壁材シート1と同一であり、同一構成要素については、同一の符号を付しそれらの説明を省略する。
磁性壁材シート4を用いた磁性壁は、磁性壁材シート1を用いた磁性壁と同様に、強磁性体を磁気吸着できる磁性壁として機能するが、壁面11に吸着することができるのは、基本的には永久磁石の性質を有するものに限られる。磁性壁材シート4はマグネットシートを含まないため、物品を容易に水平に固定する機能は有さないが、耐擦傷性、消去性、および、低光沢性、異なる装飾模様への変更が、少ない手間と低コストで実現できることなどの効果は、磁性壁材シート1を用いた磁性壁と同様である。
また、第2,3実施形態の磁性壁材シート2,3についてもそれぞれマグネットシート20に代えてアイアンシート50を適用することもできる。
11 壁面
20 マグネットシート(磁性シート)
30a 壁材フィルム(第1壁材層)
30b 壁材フィルム(第2壁材層)
32a インキ層(第1装飾層)
32b インキ層(第2装飾層)
40 コートフィルム(第1表面コート層、第2表面コート層)
41 ベースフィルム
42 ハードマット層
70 軟磁性ボード(磁性ボード)
421 アクリル系樹脂材(透明樹脂材)
422 微粒子
Claims (3)
- 弾力性を有する磁性シートと、磁性シートの表側面に設けられた第1表装層と、磁性シートの裏側面に設けられた第2表装層とを備え、壁面となる第1表装層及び第2表装層の表面がそれぞれ4H以上の鉛筆硬度であり、磁性ボードに対し磁力により着脱自在とされた磁性壁材シートであって、
第1表装層は、片面に第1インキ層を有する第1壁材フィルムと、硬質化機能およびマット化機能を備える透明な第1コートフィルムとを、第1壁材フィルムの第1インキ層を第1コートフィルムに対面させて、この順で磁性シートの表側面にそれぞれ接着剤を介して積層させた積層体からなり、
第2表装層は、片面に第2インキ層を有する第2壁材フィルムと、硬質化機能およびマット化機能を備える透明な第2コートフィルムとを、第2壁材フィルムの第2インキ層を第2コートフィルムに対面させて、この順で磁性シートの裏側面にそれぞれ接着剤を介して積層させた積層体からなり、
第1コートフィルム単体及び第2コートフィルム単体における磁性シートと非対向面側になる表面の鉛筆硬度がそれぞれ上記積層体での第1コートフィルム及び第2コートフィルムの表面の鉛筆硬度未満とされ、
第1コートフィルム単体及び第2コートフィルム単体における磁性シートと非対向面側になる表面の鉛筆硬度が、それぞれ壁面となる第1コートフィルム及び第2コートフィルムの表面の鉛筆硬度未満でありながら、第1コートフィルム及び第2コートフィルムをそれぞれ磁性シートの表裏各面に積層させることにより、弾力性を有する磁性シートが第1コートフィルム及び第2コートフィルムのクッションになることで、壁面となる第1コートフィルム及び第2コートフィルムの表面の鉛筆硬度がそれぞれ4H以上になることを特徴とする磁性壁材シート。 - 第1コートフィルム及び第2コートフィルムは、それぞれ透光性を有したベースフィルムと、透光性を有したハードマット層との積層体とされ、ハードマット層は、透明樹脂材に光散乱用の多数の微粒子を含有させた構成とされる請求項1に記載の磁性壁材シート。
- 磁性壁材シートにおける磁性シートとその表側の第1壁材フィルム及び裏側の第2壁材フィルムとの間にそれぞれ不燃性の金属箔を介在させた構成とされる請求項1または請求項2に記載の磁性壁材シート。
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