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JP5337886B2 - Dc結合型レーザ駆動回路、及び、半導体レーザ素子の駆動方法 - Google Patents

Dc結合型レーザ駆動回路、及び、半導体レーザ素子の駆動方法 Download PDF

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Description

本発明は、半導体レーザ素子を駆動するDC結合型レーザ駆動回路に関する。また、DC結合型レーザ駆動回路を用いた半導体レーザ素子の駆動方法に関する。
光通信に用いる信号光を発する光源として、半導体レーザ素子が広く用いられている。半導体レーザ素子は、通常、その半導体レーザ素子に駆動電流を供給するレーザ駆動回路により駆動される。このようなレーザ駆動回路は、DC結合型レーザ駆動回路と、AC結合型レーザ駆動回路とに大別される。
従来のDC結合型レーザ駆動回路の典型的な構成を図7(a)に示す。図7(a)は、従来のDC結合型レーザ駆動回路100の概略構成を示すブロック図である。
DC結合型レーザ駆動回路100は、入力信号(データ信号により変調された電圧信号)の電圧値(電位差)に応じた駆動電流ILDを半導体レーザ素子LDに供給するための回路であり、図7(a)に示すように、入力バッファ110と、プリドライバ120と、メインドライバ130と、電圧降下器140と、定電流源150とを備えている。
入力バッファ110は、DC結合型レーザ駆動回路100の入力インピーダンス(負荷インピーダンス)を伝送路の特性インピーダンスと整合させるための回路である。プリドライバ120は、入力バッファ110を介して入力された入力信号の振幅を調整するための回路である。メインドライバ130は、プリドライバ120により振幅が調整された入力信号を電流信号に変換するための回路である。電圧降下器140は、固定抵抗やダイオードなどの電圧降下器であり、電圧VCCの電源とプリドライバ120との間に挿入される。
メインドライバ130には、定電流源150と半導体レーザ素子LDとが接続され、半導体レーザ素子LDには、定電流源150より流出する流出電流Idcからメインドライバ130に流入する流入電流Imodを減じた駆動電流ILD=Idc−Imodが供給される。入力信号の電圧値がローレベルのときには、流入電流Imodの電流値がハイレベルとなり、その結果、駆動電流ILDの電流値はローレベルになる。逆に、入力信号の電圧値がハイレベルのときには、流入電流Imodの電流値がローレベルとなり、その結果、駆動電流ILDの電流値はハイレベルになる。
なお、定電流源150より流出する流出電流Idcの大きさは、バイアス電流Ibiasの大きさがレーザ閾値電流Ithよりも大きくなるように調整されている。ここで、バイアス電流Ibiasとは、入力信号の電圧値がローレベルのときに半導体レーザ素子LDに供給される駆動電流ILDの電流値のことを指す。
従来のAC結合型レーザ駆動回路の典型的な構成を図7(b)に示す。図7(b)は、従来のAC結合型レーザ駆動回路200の概略構成を示すブロック図である。
図7(b)に示すAC結合型レーザ駆動回路200は、上述したDC結合型レーザ駆動回路100と同様、データ信号の値に応じた駆動電流ILDを半導体レーザ素子LDに供給するための回路であり、図7(b)に示すように、入力バッファ210と、プリドライバ220と、メインドライバ230と、電圧降下器240と、定電流源250とを備えている。
図7(b)に示す入力バッファ210、プリドライバ220、メインドライバ230、電圧降下器240、及び定電流源250は、それぞれ、図7(a)に示す入力バッファ110、プリドライバ120、メインドライバ130、電圧降下器140、及び定電流源150と同様の機能を有する。
AC結合型レーザ駆動回路200は、メインドライバ230と半導体レーザ素子LDとの間にコンデンサ260が介在する点で、DC結合型レーザ駆動回路100と異なる。このため、AC結合型レーザ駆動回路200においては、メインドライバ230の出力電圧VoutがDC成分を有していても、そのDC成分が半導体レーザ素子LDに印加されることがない。
DC結合型レーザ駆動回路100は、AC結合型レーザ駆動回路200と比べて以下の長所を有している。
(1)AC結合型レーザ駆動回路200においては、コンデンサ260として、0.1μF程度の容量を持つ大型のコンデンサを用いる必要がある。したがって、AC結合型レーザ駆動回路200は、省スペース化が困難である。一方、DC結合型レーザ駆動回路100は、このようなコンデンサを要さないので、省スペース化が容易である。
(2)AC結合型レーザ駆動回路200においては、コンデンサ260が駆動電流ILDの低周波成分を遮断する。したがって、AC結合型レーザ駆動回路200は、ブロードバンド化が困難である。一方、DC結合型レーザ駆動回路100は、このようなコンデンサを要さないので、ブロードバンド化が容易である。
(3)AC結合型レーザ駆動回路200においては、メインドライバ230の出力インピーダンスを低く抑える必要があるため、駆動電流ILDの損失が大きくなり易い。このため、AC結合型レーザ駆動回路200は、省電力化が困難である。一方、DC結合型レーザ駆動回路100は、メインドライバ130の出力インピーダンスを低く抑える必要がないので、省電力化が容易である。
例えば、AOC(Active Optical Cable)に搭載するレーザ駆動回路は、省スペース化が必要であるため、DC結合型であることが望ましい。また、PON(Passive Optical Network)等において、バースト信号を生成するために用いるレーザ駆動回路は、低周波成分を遮断することのないDC結合型でなければならない。
DC結合型レーザ駆動回路を開示した文献としては、例えば、特許文献1がある。
特開2010−267799号公報
しかしながら、図7(a)に示す従来のDC結合型レーザ駆動回路100においては、メインドライバ130を構成する各素子の動作条件を満たすために、プリドライバ120の電源電圧に対して厳しい制約が課されるという問題があった。
以下、この問題について、図8を参照して、もう少し詳しく説明する。図8は、図7(a)に示すDC結合型レーザ駆動回路100の具体例を示す回路図である。
入力バッファ110は、一対の終端抵抗を備えている。一方の終端抵抗は、一端が電圧Vtの電源に接続され、他端が入力端子DATA_Pに接続される。他方の終端抵抗は、一端が電圧Vtの電源に接続され、他端が入力端子DATA_Nに接続される。例えば、伝送路の特性インピーダンスが50Ωである場合、これら2つの終端抵抗として、50Ωの固定抵抗が用いられる。これにより、DC結合型レーザ駆動回路100の入力インピーダンス(負荷インピーダンス)が伝送路の特性インピーダンスに整合する。
プリドライバ120は、差動増幅回路120aとエミッタフォロワ回路120bとにより構成される。差動増幅回路120aは、入力信号を差動増幅するための構成であり、エミッタフォロワ回路120bは、プリドライバ120の出力インピーダンスを、メインドライバ130の入力インピーダンスよりも低くするための構成である。
差動増幅回路120aは、1対の抵抗R1,R2と、1対のトランジスタQ1,Q2と、定電流源I1とを備えており、入力信号の振幅をR1×I1(R2×I1と同一)に変換して出力する。抵抗R1は、一端が抵抗R2に接続され、他端がトランジスタQ1のコレクタ端子に接続される。同様に、抵抗R2は、一端が抵抗R1に接続され、他端がトランジスタQ2のコレクタ端子に接続される。抵抗R1と抵抗R2との中間点は、電圧降下器140を介して電圧VCCの電源に接続される。電圧降下器140における電圧降下量をVとした場合、抵抗R1と抵抗R2との中間点には、電圧Vdc=VCC−Vが印加される。また、トランジスタQ1は、ベース端子が入力端子DATA_Pに接続され、エミッタ端子がトランジスタQ2のエミッタ端子に接続される。同様に、トランジスタQ2は、ベース端子が入力端子DATA_Nに接続され、エミッタ端子がトランジスタQ1のエミッタ端子に接続される。トランジスタQ1のエミッタ端子とトランジスタQ2のエミッタ端子との中間点は、定電流源I1を介して電圧VEEのグランドに接続される。
エミッタフォロワ回路120bは、一対のトランジスタQ3,Q4と、一対の定電流源I2,I3とを備えている。トランジスタQ3は、コレクタ端子が電圧VCCの電源に接続され、ベース端子が差動増幅回路120aの一方の出力点(トランジスタQのコレクタ端子)に接続され、エミッタ端子が定電流源I2を介して電圧VEEのグランドに接続される。同様に、トランジスタQ4は、コレクタ端子が電圧VCCの電源に接続され、ベース端子が差動増幅回路120aの他方の出力点(トランジスタQのコレクタ端子)に接続され、エミッタ端子が定電流源I3を介して電圧VEEのグランドに接続される。
メインドライバ130は、一対のトランジスタQ5,Q6と、定電流源I4とを備えている。トランジスタQ5は、コレクタ端子が定電流源150を介して電圧VCCの電源に接続され、ベース端子がプリドライバ120の出力点(トランジスタQ4のエミッタ端子)に接続され、エミッタ端子がトランジスタQ6のエミッタ端子に接続される。同様に、トランジスタQ6は、コレクタ端子が電圧VCCの電源に接続され、ベース端子がプリドライバ120の他方の出力点(トランジスタQ3のエミッタ端子)に接続され、エミッタ端子がトランジスタQ5のエミッタ端子に接続される。トランジスタQ5のエミッタ端子とトランジスタQ6のエミッタ端子との中間点は、定電流源I4を介して電圧VEEのグランドに接続される。
DC結合型レーザ駆動回路100の出力端子OUTは、定電流源150とメインドライバ130の出力点(トランジスタQ5のコレクタ端子)との中間点に設けられる。したがって、この出力端子OUTから半導体レーザLDに供給される駆動電流ILDは、定電流源150から流出する流出電流IdcからトランジスタQ5に流入する流入電流Imodを減じたIdc−Imodとなる。
以上のように構成されたDC結合型レーザ駆動回路100においては、トランジスタQ5の動作条件と、定電流源I4の動作条件とを両立させることが極めて困難である。ここで、トランジスタQ5の動作条件とは、トランジスタQ5のベース電圧がトランジスタQ5のコレクタ電圧以下になることを指す。また、定電流源I4の動作条件とは、定電流源I4に印加される電圧が0.5V以上になることを指す。これらの条件を満たさないと、トランジスタQ5及び定電流源I4を正常に動作させることができない。
以下、半導体レーザ素子LDのバイアス電圧の変動範囲を1.5V以上2.5以下(2.0V±25%)、電源電圧VCCの変動範囲を2.97V以上3.63V以下(3.3V±10%)とした場合を例にとり、これら2つの動作条件が両立し得ないことを説明する。
まず、トランジスタQ5の動作条件を満たすためには、電圧降下器140における電圧降下量Vを1.13V以上に設定する必要がある。なぜなら、電源電圧VCCが3.63V、半導体レーザ素子LDのバイアス電圧Voutが1.5Vである場合、トランジスタQ5のベース電圧は、3.63V(電源電圧)−V(電圧降下器140における電圧降下量)−0.2V(抵抗R1における電圧降下量)−0.8V(トランジスタQ4のベース・エミッタ間電圧)となり、トランジスタQ5のコレクタ電圧は、1.5V(半導体レーザ素子LDのバイアス電圧)に一致するからである。実際、不等式3.63−V−0.2−0.8≦1.5を解けば、V≧1.13が得られる。
ところが、電圧降下器140における電圧降下量Vを1.13V以上に設定すると、例えば、電源電圧VCCが2.97Vであるときに定電流源I4の動作条件が満たされない。なぜなら、定電流源I4に印加される電圧、すなわち、トランジスタQ5,Q6のエミッタ電圧Veは、2.97V(電源電圧)−1.13V(電圧降下器140における電圧降下量の下限値)−0.2V(抵抗R1,R2における電圧降下量)−0.8V(トランジスタQ4,Q3のベース・エミッタ間電圧)−0.8V(トランジスタQ5,Q6のベース・エミッタ間電圧)=0.04Vよりも小さくなるためである。この電圧が0.5V以下である場合、定電流源I4の動作条件を満足せず、定電流源I4が正常に動作しなくなることは、上述したとおりである。
このように、電源電圧VCCの変動範囲を2.97V以上3.63V以下とすると、トランジスタQ5の動作条件と定電流源I4の動作条件とを両立させることができない。換言すると、これら2つの動作条件を両立させるためには、電源電圧VCCの変動範囲をこれよりも厳しく制限する必要がある。
なお、従来のDC結合型レーザ駆動回路100において、電圧降下器140は、上述したように固定抵抗やダイオードなどによって構成され、その電圧降下量は一定であった。
本発明は、以上の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、メインドライバを構成する各素子の動作条件を満たすために、プリドライバの電源電圧に対して厳しい制約が課されることのないDC結合型レーザ駆動回路を実現することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係るDC結合型レーザ駆動回路は、半導体レーザ素子を駆動するDC結合型レーザ駆動回路であって、データ信号により変調された電圧信号の振幅を調整するプリドライバと、上記プリドライバにより振幅が調整された電圧信号を、上記半導体レーザ素子に供給する電流信号に変換するメインドライバと、上記プリドライバに電力を供給する電源と上記プリドライバとの間に挿入された電圧降下器であって、電圧降下量可変な電圧降下器と、上記プリドライバにより振幅が調整された電圧信号の値に応じて、上記電圧降下器における電圧降下量を制御する電圧降下量制御部と、を備えている、ことを特徴とする。
上記の構成によれば、上記電圧降下器における電圧降下量が上記プリドライバにより振幅が調整された電圧信号の値に応じて設定される。したがって、上記電源の電圧が下がり、その結果、上記プリドライバの出力電圧(上記プリドライバにより振幅が調整された電圧信号の値)が小さくなり過ぎているときには、これに応じて上記電圧降下量を小さくすることができる。また、上記電源の電圧が上がり、その結果、上記プリドライバの出力電圧が大きくなり過ぎているときには、これに応じて上記電圧降下量を大きくすることができる。
このため、従来のDC駆動型レーザ駆動回路が抱えていた問題、すなわち、プリドライバの電源電圧が最大のときに、或る素子(例えば、トランジスタ)の動作条件を満たすように電圧降下量を設定した結果、プリドライバの電源電圧が最低のときに、他の素子(例えば、定電流源)の動作条件を満たすことができなくなるという問題を回避することができる。したがって、プリドライバの電源電圧に対して厳しい制約を課す必要のないDC型レーザ駆動回路を実現することができる。
本発明に係るDC結合型レーザ駆動回路において、上記電圧降下量制御部は、上記プリドライバにより振幅が調整された電圧信号の値が上記半導体レーザ素子のバイアス電圧以下となるように、上記電圧降下器における電圧降下量を制御する、ことが好ましい。
上記の構成によれば、上記メインアンプを構成する素子のうち、ベース端子が上記プリドライバに接続され、コレクタ端子が上記半導体レーザ素子に接続されるトランジスタの動作条件を満たすことができる。特に、上記半導体レーザ素子のバイアス電圧にばらつきがある場合であっても、上記トランジスタの動作条件を満たすことができる。すなわち、プリドライバの電源電圧に対して厳しい制約を課す必要のないことに加え、上記半導体レーザ素子のバイアス電圧に対しても厳しい制約を課す必要のないDC結合型レーザ駆動回路を実現することができる。
本発明に係るDC結合型レーザ駆動回路において、上記電圧降下器は、一端が上記電源に接続され、他端が上記プリドライバに接続された抵抗を備えており、上記電圧降下量制御部は、上記プリドライバの非反転出力と反転出力との平均電圧を反転入力とし、上記半導体レーザ素子のバイアス電圧を非反転入力とするオペアンプと、ゲート端子に上記オペアンプの出力端子が接続され、ドレイン端子が上記電圧降下器と上記プリドライバと中間点に接続され、ソース端子が接地された電界効果トランジスタを備えている、ことが好ましい。
上記の構成によれば、電圧降下器及び電圧降下量制御回路を簡単な構成により実現することができる。
本発明に係るDC結合型レーザ駆動回路において、上記電圧降下器は、ソース端子が上記電源に接続され、ドレイン端子が上記プリドライバに接続された電界効果トランジスタを備えており、上記電圧降下量制御部は、上記プリドライバの非反転出力と反転出力との平均電圧を反転入力とし、上記半導体レーザ素子のバイアス電圧を非反転入力とするオペアンプであって、出力端子が上記電界効果トランジスタのゲート端子に接続されたオペアンプを備えている、ことが好ましい。
上記の構成によれば、電圧降下器及び電圧降下量制御回路を簡単な構成により実現することができる。しかも、電圧降下器を抵抗により構成した場合のように、電流の損失を生じることがないので、消費電力を削減することができる。
本発明に係るDC結合型レーザ駆動回路において、上記半導体レーザ素子のバイアス電圧は、他の電圧降下器を介して上記電圧降下量制御部に入力される、ことが好ましい。
上記の構成によれば、ベース端子が上記プリドライバに接続され、コレクタ端子が上記半導体レーザ素子に接続されるトランジスタの動作条件をより確実に満たすことができる。なぜなら、当該トランジスタのベース電圧を、上記他の電圧降下器における電圧降下量分だけ当該トランジスタのコレクタ電圧よりも低くすることができるからである。
本発明に係るDC結合型レーザ駆動回路において、上記電圧降下量制御部は、上記プリドライバにより振幅が調整された電圧信号の値が予め定められた基準電圧以下となるように、上記電圧降下器における電圧降下量を制御する、ことが好ましい。
上記の構成によれば、上記半導体レーザ素子のバイアス電圧が上記基準値よりも大きい場合に、上記メインアンプを構成する素子のうち、ベース端子が上記プリドライバに接続され、コレクタ端子が上記半導体レーザ素子に接続されるトランジスタの動作条件を満たすことができる。特に、上記半導体レーザ素子のバイアス電圧にばらつきがある場合であっても、上記基準値をその下限値よりも小さく設定しておけば、上記トランジスタの動作条件を満たすことができる。すなわち、プリドライバの電源電圧に対して厳しい制約を課す必要のないことに加え、上記半導体レーザ素子のバイアス電圧に対しても厳しい制約を課す必要のないDC結合型レーザ駆動回路を実現することができる。
本発明に係るDC結合型レーザ駆動回路において、上記電圧降下器は、一端が上記電源に接続され、他端が上記プリドライバに接続された抵抗を備えており、上記電圧降下量制御部は、上記プリドライバの非反転出力と反転出力との平均電圧を反転入力とし、上記基準電圧を非反転入力とするオペアンプと、ゲート端子に上記オペアンプの出力端子が接続され、ドレイン端子が上記電圧降下器と上記プリドライバと中間点に接続され、ソース端子がグランドに接続された電界効果トランジスタを備えている、ことが好ましい。
上記の構成によれば、電圧降下器及び電圧降下量制御回路を簡単な構成により実現することができる。
本発明に係るDC結合型レーザ駆動回路において、上記電圧降下器は、ソース端子が上記電源に接続され、ドレイン端子が上記プリドライバに接続された電界効果トランジスタを備えており、上記電圧降下量制御部は、上記プリドライバの非反転出力と反転出力との平均電圧を反転入力とし、上記基準電圧を非反転入力とするオペアンプであって、出力端子が上記電界効果トランジスタのゲート端子に接続されたオペアンプを備えている、ことが好ましい。
上記の構成によれば、電圧降下器及び電圧降下量制御回路を簡単な構成により実現することができる。しかも、電圧降下器を抵抗により構成した場合のように、電流の損失を生じることがないので、消費電力を削減することができる。
上記課題を解決するために、DC結合型レーザ駆動回路を用いて半導体レーザ素子を駆動する駆動方法であって、上記DC結合型レーザ駆動回路は、データ信号により変調された電圧信号の振幅を調整するプリドライバと、上記プリドライバにより振幅が調整された電圧信号を、上記半導体レーザ素子に供給する電流信号に変換するメインドライバと、上記プリドライバに電力を供給する電源と上記プリドライバとの間に介在する電圧降下器であって、電圧降下量可変な電圧降下器とを備えており、当該駆動方法は、上記プリドライバにより振幅が調整された電圧信号の値に応じて、上記電圧降下器における電圧降下量を制御する電圧降下量制御工程を含んでいる、ことを特徴とする。
上記の構成によれば、上記のDC結合型レーザ駆動回路と同様の効果を奏する。
本発明によれば、プリドライバの電源電圧に対して厳しい制約を課す必要のないDC型レーザ駆動回路を実現することができる。また、プリドライバの電源電圧に対して厳しい制約を課す必要のない半導体レーザ素子の駆動方法を実現することができる。
本発明の第1の実施形態に係るDC結合型レーザ駆動回路の概略構成を示すブロック図である。 図1に示すDC結合型レーザ駆動回路の第1の具体例を示す回路図である。 図1に示すDC結合型レーザ駆動回路の第2の具体例を示す回路図である。 本発明の第2の実施形態に係るDC結合型レーザ駆動回路の概略構成を示すブロック図である。 図4に示すDC結合型レーザ駆動回路の第1の具体例を示す回路図である。 図4に示すDC結合型レーザ駆動回路の第2の具体例を示す回路図である。 従来のレーザ駆動回路の概略構成を示すブロック図である。(a)は、従来のDC結合型レーザ駆動回路の概略構成を示し、(b)は、従来のAC結合型レーザ駆動回路の概略構成を示す。 図7(a)に示す従来のDC結合型レーザ駆動回路の具体例を示す回路図である。
〔第1の実施形態〕
本発明に係るDC結合型レーザ駆動回路の第1の実施形態について、図1を参照して説明する。図1は、本実施形態に係るDC結合型レーザ駆動回路1の概略構成を示すブロック図である。
DC結合型レーザ駆動回路1は、入力信号(データ信号により変調された電圧信号)の電圧値(電位差)に応じた駆動電流ILDを半導体レーザ素子LDに供給するための回路であり、図1に示すように、入力バッファ11と、プリドライバ12と、メインドライバ13と、電圧降下器14と、定電流源15と、電圧降下量制御部16とを備えている。
入力バッファ11は、DC結合型レーザ駆動回路1の入力インピーダンス(負荷インピーダンス)を伝送路の特性インピーダンスと整合させるための回路である。プリドライバ12は、入力バッファ11を介して入力された入力信号の振幅を調整するための回路である。ここで、入力信号(電圧信号)の振幅を調整するとは、入力信号の振幅を規定値に一致させることを指す。メインドライバ13は、プリドライバ12により振幅が調整された入力信号を電流信号に変換するための回路である。電圧降下器14は、電圧降下量可変な電圧降下器であり、電圧VCCの電源とプリドライバ12との間に挿入される。
メインドライバ13には、定電流源15と半導体レーザ素子LDとが接続される。なお、本実施形態においては、半導体レーザ素子LDのカソード端子を接地し、半導体レーザ素子LDのアノード端子をメインドライバ13に接続する構成を採用しているが、本発明はこれに限定されない。すなわち、半導体レーザ素子LDのアノード端子を定電圧源に接続し、半導体レーザ素子LDのカソード端子をメインドライバ13に接続する構成を採用してもよい。
半導体レーザ素子LDには、定電流源15より流出する流出電流Idcからメインドライバ13に流入する流入電流Imodを減じた駆動電流ILD=Idc−Imodが供給される。入力信号の電圧値がローレベルのときには、流入電流Imodの電流値がハイレベルとなり、その結果、駆動電流ILDの電流値はローレベルになる。逆に、入力信号の電圧値がハイレベルのときには、流入電流Imodの電流値がローレベルとなり、その結果、駆動電流ILDの電流値はハイレベルになる。
なお、定電流源15より流出する流出電流Idcの大きさは、バイアス電流Ibiasの大きさがレーザ閾値電流Ithよりも大きくなるように調整されている。ここで、バイアス電流Ibiasとは、入力信号の電圧値がローレベルのときに半導体レーザ素子LDに供給される駆動電流ILDの電流値のことを指す。
DC結合型レーザ駆動回路1において特徴的な構成は、電圧降下量制御部16である。電圧降下量制御部16は、プリドライバ12の出力電圧V3p,V3nに応じて、電圧降下器14における電圧降下量Vを制御するための回路である。本実施形態においては、プリドライバ12の出力電圧V3p,V3nの平均電圧(V3p+V3n)/2が半導体レーザ素子LDのバイアス電圧Vout以下となるように、電圧降下器14における電圧降下量を制御する構成が採用されている。
このような構成を採用することによって、電源電圧VCCが下がり、その結果、プリドライバ12の出力電圧V3p,V3nの中間値(V3p+V3n)/2が小さくなり過ぎているときには、これに応じて電圧降下量Vを小さくすることができる。逆に、電源電圧VCCが上がり、その結果、プリドライバ12の出力電圧V3p,V3nの中間値が大きくなり過ぎているときには、これに応じて電圧降下量Vを大きくすることができる。
このため、従来のDC駆動型レーザ駆動回路100(図8参照)が抱えていた問題、すなわち、電源電圧VCCが最大のときに、トランジスタQ5の動作条件を満たすように電圧降下量Vを設定した結果、電源電圧VCCが最低のときに、定電流源I4の動作条件を満たすことができなくなるという問題を回避することができる。
例えば、図8に示す従来のDC結合型レーザ駆動回路100において、電源電圧VCCが3.6Vの条件でバイアス電圧Vout=1.5Vの半導体レーザ素子LDを駆動するために、V3=1.5Vとしたい場合、電圧降下量Vを1.3V程度に設定する必要がある。しかし、電圧降下量Vが1.3Vに設定された状態で、電源電圧VCCが3.0Vに低下すると、定電流源I4に印加される電圧は0.1V程度になる。したがって、定電流源I4が正常に動作しなくなる。
一方、図1に示すDC結合型レーザ駆動回路1においては、電源電圧VCCが3.6Vのとき、V3pがバイアス電圧Vout=1.5Vと一致するように電圧降下量Vが1.3Vに制御され、電源電圧VCCが3.0Vのとき、V3pがバイアス電圧Vout=1.5Vと一致するように電圧降下量Vが0.7Vに制御される。このように、電圧降下量Vをプリドライバ12の出力電圧V3p,V3nに応じて変化させることによって、V3pを好ましい値に保つことができる。
(具体例1)
本実施形態に係るDC結合型レーザ駆動回路1のより具体的な回路構成について、図2を参照して説明する。図2は、DC結合型レーザ駆動回路1の第1の具体例を示す回路図である。なお、入力バッファ11については、従来のDC結合型レーザ駆動回路100の入力バッファ110と同様に構成することが可能であるので、ここでは図示を省略している。
プリドライバ12は、差動増幅回路12aとエミッタフォロワ回路12bとにより構成される。差動増幅回路12aは、入力信号を差動増幅するための構成であり、エミッタフォロワ回路12bは、プリドライバ12の出力インピーダンスを、メインドライバ13の入力インピーダンスよりも低くするための構成である。なお、差動増幅回路12aのゲインは、その出力信号の振幅が規定値に一致するように設定される(0dB以上の値に設定されることもあるし、0dB以下の値に設定されることもある)。
差動増幅回路12aは、1対の抵抗R2,R2’と、1対のトランジスタQ1,Q2と、1対の定電流源I1,I1’とを備えており、入力信号の振幅を規定値R2×(I1+I1’)=R2’×(I1+I1’)に変換して出力する。抵抗R2は、一端が抵抗R2’に接続され、他端がトランジスタQ1のコレクタ端子に接続される。同様に、抵抗R2’は、一端が抵抗R2に接続され、他端がトランジスタQ2のコレクタ端子に接続される。抵抗R2と抵抗R2’との中間点は、電圧降下器14を介して電圧VCCの電源に接続される。電圧降下器14における電圧降下量をVとした場合、抵抗R2と抵抗R2’との中間点には、電圧Vdc=VCC−Vが印加される。また、トランジスタQ1は、ベース端子が入力端子DATA_Pに接続され、エミッタ端子がトランジスタQ2のエミッタ端子に接続される。同様に、トランジスタQ2は、ベース端子が入力端子DATA_Nに接続され、エミッタ端子がトランジスタQ1のエミッタ端子に接続される。トランジスタQ1のエミッタ端子とトランジスタQ2のエミッタ端子との中間点は、互いに並列に接続された定電流源I1,I1’を介して電圧VEEのグランドに接続される。
エミッタフォロワ回路12bは、一対のトランジスタQ3,Q4と、一対の定電流源I2,I2’とを備えている。トランジスタQ3は、コレクタ端子が電圧VCCの電源に接続され、ベース端子が差動増幅回路12aの一方の出力点(トランジスタQのコレクタ端子)に接続され、エミッタ端子が定電流源I2を介して電圧VEEのグランドに接続される。同様に、トランジスタQ4は、コレクタ端子が電圧VCCの電源に接続され、ベース端子が差動増幅回路12aの他方の出力点(トランジスタQのコレクタ端子)に接続され、エミッタ端子が定電流源I2’を介して電圧VEEのグランドに接続される。
メインドライバ13は、一対のトランジスタQ5,Q6と、一対の抵抗R3,R3’と、定電流源I3とを備えている。トランジスタQ5は、コレクタ端子が定電流源15を介して電圧VCCの電源に接続され、ベース端子がプリドライバ12の出力点(トランジスタQ4のエミッタ端子)に接続され、エミッタ端子が抵抗R3,R3’を介してトランジスタQ6のエミッタ端子に接続される。同様に、トランジスタQ6は、コレクタ端子が電圧VCCの電源に接続され、ベース端子がプリドライバ12の他方の出力点(トランジスタQ3のエミッタ端子)に接続され、エミッタ端子が抵抗R3,R3’を介してトランジスタQ5のエミッタ端子に接続される。抵抗R3と抵抗R3’との中間点は、定電流源I3を介して電圧VEEのグランドに接続される。
DC結合型レーザ駆動回路1の出力端子OUTは、定電流源15とメインドライバ13の出力点(トランジスタQ5のコレクタ端子)との中間点に設けられる。したがって、この出力端子OUTから半導体レーザLDに供給される駆動電流ILDは、定電流源15から流出する流出電流IdcからトランジスタQ5に流入する流入電流Imodを減じたIdc−Imodとなる。
電圧降下器14は、抵抗R1とコンデンサC1とにより構成される。抵抗R1の一端は、電源VCCの電源に接続され、抵抗R1の他端は、プリドライバ12の差動増幅回路12aに接続される。抵抗R1としては、例えば、抵抗値240Ωの固定抵抗が用いられる。また、コンデンサC1は、抵抗R1に並列に接続される。ここで、コンデンサC1を付加しているのは、電源VCCに含まれる高周波ノイズを吸収し、プリドライバ12に印加される電圧Vdcを安定化させるためである。
電圧降下量制御部16は、一対の抵抗R,R’と、オペアンプ(OP_AMP)と、電界効果トランジスタ(MOSFET−N)とにより構成される。抵抗Rと抵抗R’とは、同一の抵抗値を有しており、抵抗Rと抵抗R’とによって、プリドライバ12の非反転出力V3pと反転出力V3nの平均電圧(V3p+V3n)/2が得られる。オペアンプ(OP_AMP)の非反転入力端子には、この平均電圧(V3p+V3n)/2が入力され、オペアンプ(OP_AMP)の反転入力端子には、半導体レーザ素子LDのバイアス電圧Voutが入力される。電界効果トランジスタ(MOSFET−N)は、その記号からも明らかなように、n型MOSFETである。電界効果トランジスタ(MOSFET−N)は、ゲート端子がオペアンプ(OP_AMP)の出力端子に接続され、ドレイン端子が電圧降下器14とプリドライバ12との中間点に接続され、ソース端子が電圧VEEのグランドに接続される。
平均電圧(V3p+V3n)/2がバイアス電圧Voutよりも大きくなると、電圧降下量制御部16は、以下のように動作する。すなわち、オペアンプ(OP_AMP)の出力電圧が上昇し、その結果、電界効果トランジスタ(MOSFET−N)を流れる電流が増加する。そうすると、電圧降下器14を構成する抵抗R1を流れる電流が増加し、その結果、抵抗R1における電圧降下量Vが大きくなる。これにより、プリドライバ12に印加される電圧Vdc=VCC−Vが小さくなり、その結果、プリドライバ12の出力電圧V3p,V3nが低下する。この動作は、平均電圧(V3p+V3n)/2がバイアス電圧Voutと一致するまで続く。
逆に、平均電圧(V3p+V3n)/2がバイアス電圧Voutよりも小さくなると、電圧降下量制御部16は、以下のように動作する。すなわち、オペアンプ(OP_AMP)の出力電圧が低下し、その結果、電界効果トランジスタ(MOSFET−N)を流れる電流が減少する。そうすると、電圧降下器14を構成する抵抗R1を流れる電流が減少し、その結果、抵抗R1における電圧降下量Vが小さくなる。これにより、プリドライバ12に印加される電圧Vdc=VCC−Vが大きくなり、その結果、プリドライバ12の出力電圧V3p,V3nが上昇する。この動作は、平均電圧(V3p+V3n)/2がバイアス電圧Voutと一致するまで続く。
以上のようにして、電圧降下量制御部16は、平均電圧(V3p+V3n)/2をバイアス電圧Voutに一致させるように、電圧降下器14における電圧降下量Vを制御する。
なお、本具体例においては、電圧降下量制御部16を構成するトランジスタとして、電界効果トランジスタを用いているが、これに限定されるものではない。すなわち、電圧降下量制御部16を構成するトランジスタとして、n型MOSFETの代わりにnpn型のバイポーラトランジスタを用いてもよい。
また、本具体例においては、平均電圧(V3p+V3n)/2を、直接オペアンプ(OP_AMP)に入力する構成を採用しているが、これに限定されるものではない。すなわち、例えば、平均電圧(V3p+V3n)/2を、A点(図2参照)に挿入された電圧降下器を介してオペアンプ(OP_AMP)に入力する構成を採用してもよい。このような構成を採用した場合、この電圧降下器における電圧降下量をΔV>0とすると、平均電圧(V3p+V3n)/2をVout−ΔVに一致させることができる。これにより、トランジスタQ5のコレクタ電圧を、トランジスタQ5のベース電圧(半導体レーザ素子LDのバイアス電圧Voutに一致)よりも低い値に保つことができる。その結果、トランジスタQ5の動作をより安定化させることができる。トランジスタQ6についても、同様のことが言える。
また、本具体例においては、バイアス電圧Vout及び平均電圧(V3p+V3n)/2を、オペアンプ(OP_AMP)に入力する構成を採用しているが、これに限定されるものではない。すなわち、バイアス電圧Voutを、B1点(図2参照)に挿入されたローパスフィルタを介してオペアンプ(OP_AMP)に入力し、平均電圧(V3p+V3n)/2を、B2点(図2参照)に挿入されたローパスフィルタを介してオペアンプ(OP_AMP)に入力する構成を採用してもよい。このような構成を採用した場合、バイアス電圧Vout及び平均電圧(V3p+V3n)/2が変調によりばたついたとしても、これに起因するオペアンプ(OP_AMP)の入力電圧の変動を抑えることができる。その結果、オペアンプ(OP_AMP)の出力電圧を安定化させることができる。
(具体例2)
次に、本実施形態に係るDC結合型レーザ駆動回路1のより具体的な回路構成について、図3を参照して説明する。図3は、DC結合型レーザ駆動回路1の第2の具体例を示す回路図である。なお、入力バッファ11については、従来のDC結合型レーザ駆動回路100の入力バッファ110と同様に構成することが可能であるので、ここでも図示を省略している。
本具体例におけるプリドライバ12及びメインドライバ13の回路構成は、それぞれ、第1の具体例におけるプリドライバ12及びメインドライバ13の回路構成と同様である。本具体例が第1の具体例と異なるのは、電圧降下器14及び電圧降下量制御回路16の回路構成である。
電圧降下器14は、電界効果トランジスタ(MOSFET−P)により構成される。電界効果トランジスタ(MOSFET−P)は、その記号からも明らかなように、p型MOSFETである。電界効果トランジスタ(MOSFET−P)のソース端子は、電圧VCCの電源に接続され、電界効果トランジスタ(MOSFET−P)のドレイン端子は、プリドライバ12の差動増幅回路12aに接続される。電界効果トランジスタ(MOSFET−P)は、ドレイン−ソース間抵抗が変化する可変抵抗として機能する。
電圧降下量制御部16は、一対の抵抗R,R’と、オペアンプ(OP_AMP)とにより構成される。抵抗Rと抵抗R’とは、同一の抵抗値を有しており、抵抗Rと抵抗R’とによって、プリドライバ12の非反転出力V3pと反転出力V3nの平均電圧(V3p+V3n)/2が得られる。オペアンプ(OP_AMP)の非反転入力には、この平均電圧(V3p+V3n)/2が入力され、オペアンプ(OP_AMP)の反転入力には、半導体レーザ素子LDのバイアス電圧Voutが入力される。オペアンプ(OP_AMP)の出力端子には、電圧降下器14を構成する電界効果トランジスタ(MOSFET−P)のゲート端子に接続される。
平均電圧(V3p+V3n)/2がバイアス電圧Voutよりも大きくなると、電圧降下量制御部16は、以下のように動作する。すなわち、オペアンプ(OP_AMP)の出力電圧が上昇し、その結果、電圧降下器14を構成する電界効果トランジスタ(MOSFET−P)のゲート電圧が上昇する。そうすると、電界効果トランジスタ(MOSFET−P)のソース−ドレイン間抵抗が大きくなり、その結果、電界効果トランジスタ(MOSFET−P)における電圧降下量Vが大きくなる。これにより、プリドライバ12に印加される電圧Vdc=VCC−Vが小さくなり、その結果、プリドライバ12の出力電圧V3p,V3nが低下する。この動作は、平均電圧(V3p+V3n)/2がバイアス電圧Voutと一致するまで続く。
逆に、平均電圧(V3p+V3n)/2がバイアス電圧Voutよりも小さくなると、電圧降下量制御部16は、以下のように動作する。すなわち、オペアンプ(OP_AMP)の出力電圧が低下し、その結果、電圧降下器14を構成する電界効果トランジスタ(MOSFET−P)のゲート電圧が上昇する。そうすると、電界効果トランジスタ(MOSFET−P)のソース−ドレイン間抵抗が小さくなり、その結果、電界効果トランジスタ(MOSFET−P)における電圧降下量Vが小さくなる。これにより、プリドライバ12に印加される電圧Vdc=VCC−Vが大きくなり、その結果、プリドライバ12の出力電圧V3p,V3nが上昇する。この動作は、平均電圧(V3p+V3n)/2がバイアス電圧Voutと一致するまで続く。
以上のようにして、電圧降下量制御部16は、平均電圧(V3p+V3n)/2をバイアス電圧Voutに一致させるように、電圧降下器14における電圧降下量Vを制御する。
なお、本具体例においては、平均電圧(V3p+V3n)/2を、直接オペアンプ(OP_AMP)に入力する構成を採用しているが、平均電圧(V3p+V3n)/2を、A点(図参照)に挿入された電圧降下器を介してオペアンプ(OP_AMP)に入力する構成を採用してもよい。このような構成を採用した場合、この電圧降下器における電圧降下量をΔV>0とすると、平均電圧(V3p+V3n)/2をVout−ΔVに一致させることができる。これにより、トランジスタQ5のコレクタ電圧を、トランジスタQ5のベース電圧(半導体レーザ素子LDのバイアス電圧Voutに一致)よりも低い値に保つことができる。その結果、トランジスタQ5の動作をより安定化させることができる。トランジスタQ6についても、同様のことが言える。
また、平均電圧(V3p+V3n)/2を、B1点(図3参照)に挿入されたローパスフィルタを介してオペアンプ(OP_AMP)に入力し、バイアス電圧Voutを、B2点(図3参照)に挿入されたローパスフィルタを介してオペアンプ(OP_AMP)に入力する構成を採用してもよい。このような構成を採用した場合、バイアス電圧Vout及び平均電圧(V3p+V3n)/2が変調によりばたついたとしても、これに起因するオペアンプ(OP_AMP)の入力電圧の変動を抑えることができる。その結果、オペアンプ(OP_AMP)の出力電圧を安定化させることができる。
〔第2の実施形態〕
本発明に係るDC結合型レーザ駆動回路の第2の実施形態について、図4を参照して説明する。図4は、本実施形態に係るDC結合型レーザ駆動回路2の概略構成を示すブロック図である。
DC結合型レーザ駆動回路2は、入力信号(データ信号により変調された電圧信号)の電圧値(電位差)に応じた駆動電流ILDを半導体レーザ素子LDに供給するための回路であり、図4に示すように、入力バッファ21と、プリドライバ22と、メインドライバ23と、電圧降下器24と、定電流源25と、電圧降下量制御部26と、定電圧源27とを備えている。
入力バッファ21は、DC結合型レーザ駆動回路2の入力インピーダンス(負荷インピーダンス)を伝送路の特性インピーダンスと整合させるための回路である。プリドライバ22は、入力バッファ21を介して入力された入力信号の振幅を調整するための回路である。ここで、入力信号(電圧信号)の振幅を調整するとは、入力信号の振幅を規定値に一致させることを指す。メインドライバ23は、プリドライバ22により振幅が調整された入力信号を電流信号に変換するための回路である。電圧降下器24は、電圧降下量可変な電圧降下器であり、電圧VCCの電源とプリドライバ22との間に挿入される。
メインドライバ23には、定電流源25と半導体レーザ素子LDとが接続される。なお、本実施形態においては、半導体レーザ素子LDのカソード端子を接地し、半導体レーザ素子LDのアノード端子をメインドライバ23に接続する構成を採用しているが、本発明はこれに限定されない。すなわち、半導体レーザ素子LDのアノード端子を定電圧源に接続し、半導体レーザ素子LDのカソード端子をメインドライバ23に接続する構成を採用してもよい。
半導体レーザ素子LDには、定電流源25より流出する流出電流Idcからメインドライバ23に流入する流入電流Imodを減じた駆動電流ILD=Idc−Imodが供給される。入力信号の電圧値がローレベルのときには、流入電流Imodの電流値がハイレベルとなり、その結果、駆動電流ILDの電流値はローレベルになる。逆に、入力信号の電圧値がハイレベルのときには、流入電流Imodの電流値がローレベルとなり、その結果、駆動電流ILDの電流値はハイレベルになる。
なお、定電流源25より流出する流出電流Idcの大きさは、バイアス電流Ibiasの大きさがレーザ閾値電流Ithよりも大きくなるように調整されている。ここで、バイアス電流Ibiasとは、入力信号の電圧値がローレベルのときに半導体レーザ素子LDに供給される駆動電流ILDの電流値のことを指す。
DC結合型レーザ駆動回路2において特徴的な構成は、電圧降下量制御部26である。電圧降下量制御部26は、プリドライバ22の出力電圧V3p,V3nに応じて、電圧降下器24における電圧降下量Vを制御するための回路である。本実施形態においては、プリドライバ22の出力電圧V3p,V3nの平均電圧(V3p+V3n)/2が予め定められた基準電圧Vref以下となるように、電圧降下器24における電圧降下量を制御する構成が採用されている。このため、基準電圧Vrefを出力する定電圧源27が電圧降下量制御部26に接続されている。
このような構成を採用することによって、電源電圧VCCが下がり、その結果、プリドライバ22の出力電圧V3p,V3nの中間値(V3p+V3n)/2が小さくなり過ぎているときには、これに応じて電圧降下量Vを小さくすることができる。逆に、電源電圧VCCが上がり、その結果、プリドライバ22の出力電圧V3p,V3nの中間値が大きくなり過ぎているときには、これに応じて電圧降下量Vを大きくすることができる。
このため、従来のDC駆動型レーザ駆動回路100(図8参照)が抱えていた問題、すなわち、電源電圧VCCが最大のときに、トランジスタQ5の動作条件を満たすように電圧降下量Vを設定した結果、電源電圧VCCが最低のときに、定電流源I4の動作条件を満たすことができなくなるという問題を回避することができる。
(具体例1)
本実施形態に係るDC結合型レーザ駆動回路2のより具体的な回路構成について、図5を参照して説明する。図5は、DC結合型レーザ駆動回路2の第1の具体例を示す回路図である。なお、入力バッファ21については、従来のDC結合型レーザ駆動回路100の入力バッファ110と同様に構成することが可能であるので、ここでは図示を省略している。
本具体例におけるプリドライバ22、メインドライバ23、及び電圧降下器24の回路構成は、それぞれ、第1の実施形態の第1の具体例におけるプリドライバ12、メインドライバ13、及び電圧降下器14の回路構成と同様である。本具体例が第1の実施形態の第1の具体例と異なるのは、電圧降下量制御回路26の入力である。
本具体例における電圧降下量制御部26は、一対の抵抗R,R’と、オペアンプ(OP_AMP)と、電界効果トランジスタ(MOSFET−N)とにより構成される。抵抗Rと抵抗R’とは、同一の抵抗値を有しており、抵抗Rと抵抗R’とによって、プリドライバ22の非反転出力V3pと反転出力V3nの平均電圧(V3p+V3n)/2が得られる。オペアンプ(OP_AMP)の非反転入力端子には、この平均電圧(V3p+V3n)/2が入力され、オペアンプ(OP_AMP)の反転入力端子には、定電圧源27により生成された基準電圧Vrefが入力される。電界効果トランジスタ(MOSFET−N)は、その記号からも明らかなように、n型MOSFETである。電界効果トランジスタ(MOSFET−N)は、ゲート端子がオペアンプ(OP_AMP)の出力端子に接続され、ドレイン端子が電圧降下器24とプリドライバ22との中間点に接続され、ソース端子が電圧VEEのグランドに接続される。
平均電圧(V3p+V3n)/2が基準電圧Vrefよりも大きくなると、電圧降下量制御部26は、以下のように動作する。すなわち、オペアンプ(OP_AMP)の出力電圧が上昇し、その結果、電界効果トランジスタ(MOSFET−N)を流れる電流が増加する。そうすると、電圧降下器24を構成する抵抗R1を流れる電流が増加し、その結果、抵抗R1における電圧降下量Vが大きくなる。これにより、プリドライバ22に印加される電圧Vdc=VCC−Vが小さくなり、その結果、プリドライバ22の出力電圧V3p,V3nが低下する。この動作は、平均電圧(V3p+V3n)/2が基準電圧Vrefと一致するまで続く。
逆に、平均電圧(V3p+V3n)/2が基準電圧Vrefよりも小さくなると、電圧降下量制御部26は、以下のように動作する。すなわち、オペアンプ(OP_AMP)の出力電圧が低下し、その結果、電界効果トランジスタ(MOSFET−N)を流れる電流が減少する。そうすると、電圧降下器24を構成する抵抗R1を流れる電流が減少し、その結果、抵抗R1における電圧降下量Vが小さくなる。これにより、プリドライバ22に印加される電圧Vdc=VCC−Vが大きくなり、その結果、プリドライバ22の出力電圧V3p,V3nが上昇する。この動作は、平均電圧(V3p+V3n)/2が基準電圧Vrefと一致するまで続く。
以上のようにして、電圧降下量制御部26は、平均電圧(V3p+V3n)/2を基準電圧Vrefに一致させるように、電圧降下器24における電圧降下量Vを制御する。
なお、本具体例においては、基準電圧Vref及び平均電圧(V3p+V3n)/2を、直接オペアンプ(OP_AMP)に入力する構成を採用しているが、これに限定されるものではない。すなわち、基準電圧Vrefを、B1点(図5参照)に挿入されたローパスフィルタを介してオペアンプ(OP_AMP)に入力し、平均電圧(V3p+V3n)/2を、B2点(図5参照)に挿入されたローパスフィルタを介してオペアンプ(OP_AMP)に入力する構成を採用してもよい。このような構成を採用した場合、基準電圧Vrefに高周波ノイズが含まれていたり、平均電圧(V3p+V3n)/2が変調によりばたついたりしても、これらに起因するオペアンプ(OP_AMP)の入力電圧の変動を抑えることができる。その結果、オペアンプ(OP_AMP)の出力電圧を安定化させることができる。
(具体例2)
本実施形態に係るDC結合型レーザ駆動回路2の他の具体的な回路構成について、図6を参照して説明する。図6は、DC結合型レーザ駆動回路2の第2の具体例を示す回路図である。なお、入力バッファ21については、従来のDC結合型レーザ駆動回路100の入力バッファ110と同様に構成することが可能であるので、ここでも図示を省略している。
本具体例におけるプリドライバ22、メインドライバ23、及び電圧降下器24の回路構成は、それぞれ、第1の実施形態の第2の具体例におけるプリドライバ12、メインドライバ13、及び電圧降下器24の回路構成と同様である。本具体例が第1の実施形態の第2の具体例と異なるのは、電圧降下量制御回路26の入力である。
本具体例における電圧降下量制御部26は、一対の抵抗R,R’と、オペアンプ(OP_AMP)とにより構成される。抵抗Rと抵抗R’とは、同一の抵抗値を有しており、抵抗Rと抵抗R’とによって、プリドライバ22の非反転出力V3pと反転出力V3nの平均電圧(V3p+V3n)/2が得られる。オペアンプ(OP_AMP)の非反転入力には、この平均電圧(V3p+V3n)/2が入力され、オペアンプ(OP_AMP)の反転入力には、定電圧源27により生成された基準電圧Vrefが入力される。オペアンプ(OP_AMP)の出力端子には、電圧降下器24を構成する電界効果トランジスタ(MOSFET−P)のゲート端子に接続される。
平均電圧(V3p+V3n)/2が基準電圧Vrefよりも大きくなると、電圧降下量制御部26は、以下のように動作する。すなわち、オペアンプ(OP_AMP)の出力電圧が上昇し、その結果、電圧降下器24を構成する電界効果トランジスタ(MOSFET−P)のゲート電圧が上昇する。そうすると、電界効果トランジスタ(MOSFET−P)のソース−ドレイン間抵抗が大きくなり、その結果、電界効果トランジスタ(MOSFET−P)における電圧降下量Vが大きくなる。これにより、プリドライバ22に印加される電圧Vdc=VCC−Vが小さくなり、その結果、プリドライバ22の出力電圧V3p,V3nが低下する。この動作は、平均電圧(V3p+V3n)/2が基準電圧Vrefと一致するまで続く。
逆に、平均電圧(V3p+V3n)/2が基準電圧Vrefよりも小さくなると、電圧降下量制御部26は、以下のように動作する。すなわち、オペアンプ(OP_AMP)の出力電圧が低下し、その結果、電圧降下器24を構成する電界効果トランジスタ(MOSFET−P)のゲート電圧が上昇する。そうすると、電界効果トランジスタ(MOSFET−P)のソース−ドレイン間抵抗が小さくなり、その結果、電界効果トランジスタ(MOSFET−P)における電圧降下量Vが小さくなる。これにより、プリドライバ22に印加される電圧Vdc=VCC−Vが大きくなり、その結果、プリドライバ22の出力電圧V3p,V3nが上昇する。この動作は、平均電圧(V3p+V3n)/2が基準電圧Vrefと一致するまで続く。
以上のようにして、電圧降下量制御部26は、平均電圧(V3p+V3n)/2を基準電圧Vrefに一致させるように、電圧降下器24における電圧降下量Vを制御する。
なお、本具体例においては、基準電圧Vref及び平均電圧(V3p+V3n)/2を、直接オペアンプ(OP_AMP)に入力する構成を採用しているが、これに限定されるものではない。すなわち、基準電圧Vrefを、B1点(図5参照)に挿入されたローパスフィルタを介してオペアンプ(OP_AMP)に入力し、平均電圧(V3p+V3n)/2を、B2点(図5参照)に挿入されたローパスフィルタを介してオペアンプ(OP_AMP)に入力する構成を採用してもよい。このような構成を採用した場合、基準電圧Vrefに高周波ノイズが含まれていたり、平均電圧(V3p+V3n)/2が変調によりばたついたりしても、これらに起因するオペアンプ(OP_AMP)の入力電圧の変動を抑えることができる。その結果、オペアンプ(OP_AMP)の出力電圧を安定化させることができる。
〔付記事項〕
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、DC結合型レーザ駆動回路一般に広く適用することができる。特に、AOC(Active Optical Cable)に搭載するレーザ駆動回路や、PON(Passive Optical Network)においてバースト信号を生成するために用いるレーザ駆動回路などとして、好適に利用することができる。
1、2 DC結合型レーザ駆動回路
11、22 入力バッファ
12、22 プリドライバ
13、23 メインドライバ
14、24 電圧降下器
15、25 定電流源
16、26 電圧降下量制御部
27 定電圧源

Claims (9)

  1. 半導体レーザ素子を駆動するDC結合型レーザ駆動回路であって、
    データ信号により変調された電圧信号の振幅を調整するプリドライバと、
    ベース端子が上記プリドライバに接続され、コレクタ端子が上記半導体レーザ素子に接続され、エミッタ端子が定電流源を介してグランドに接続されたトランジスタを含むメインドライバであって、上記プリドライバにより振幅が調整された電圧信号を、上記半導体レーザ素子に供給する電流信号に変換するメインドライバと、
    上記プリドライバに電力を供給する電源と上記プリドライバとの間に挿入された電圧降下器であって、電圧降下量可変な電圧降下器と、
    上記プリドライバにより振幅が調整された電圧信号の値に応じて、上記電圧降下器における電圧降下量を制御する電圧降下量制御部と、を備えており、
    上記電圧降下量制御部は、上記プリドライバにより振幅が調整された電圧信号の値が予め定められた基準電圧以下となるように、かつ、上記プリドライバにより振幅が調整された電圧信号の値から上記トランジスタのベース・エミッタ間電圧の値を引いた差が上記定電流源の動作条件を満足するように、上記電圧降下器における電圧降下量を制御するものであり、
    上記半導体レーザ素子のバイアス電圧は、上記基準電圧よりも大きい、
    ことを特徴とするDC結合型レーザ駆動回路。
  2. 上記電圧降下器は、ソース端子が上記電源に接続され、ドレイン端子が上記プリドライバに接続された電界効果トランジスタを備えており、
    上記電圧降下量制御部は、上記プリドライバの非反転出力と反転出力との平均電圧を非反転入力とし、上記基準電圧を反転入力とするオペアンプであって、出力端子が上記電界効果トランジスタのゲート端子に接続されたオペアンプを備えている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のDC結合型レーザ駆動回路。
  3. 上記電圧降下器は、一端が上記電源に接続され、他端が上記プリドライバに接続された抵抗を備えており、
    上記電圧降下量制御部は、上記プリドライバの非反転出力と反転出力との平均電圧を非反転入力とし、上記基準電圧を反転入力とするオペアンプと、ゲート端子に上記オペアンプの出力端子が接続され、ドレイン端子が上記電圧降下器と上記プリドライバとの中間点に接続され、ソース端子がグランドに接続された電界効果トランジスタを備えている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のDC結合型レーザ駆動回路。
  4. 半導体レーザ素子を駆動するDC結合型レーザ駆動回路であって、
    データ信号により変調された電圧信号の振幅を調整するプリドライバと、
    ベース端子が上記プリドライバに接続され、コレクタ端子が上記半導体レーザ素子に接続され、エミッタ端子が定電流源を介してグランドに接続されたトランジスタを含むメインドライバであって、上記プリドライバにより振幅が調整された電圧信号を、上記半導体レーザ素子に供給する電流信号に変換するメインドライバと、
    上記プリドライバに電力を供給する電源と上記プリドライバとの間に挿入された電圧降下器であって、電圧降下量可変な電圧降下器と、
    上記プリドライバにより振幅が調整された電圧信号の値に応じて、上記電圧降下器における電圧降下量を制御する電圧降下量制御部と、を備えており、
    上記電圧降下量制御部は、上記プリドライバにより振幅が調整された電圧信号の値が上記半導体レーザ素子のバイアス電圧以下となるように、かつ、上記プリドライバにより振幅が調整された電圧信号の値から上記トランジスタのベース・エミッタ間電圧の値を引いた差が上記定電流源の動作条件を満足するように、上記電圧降下器における電圧降下量を制御する、
    ことを特徴とするDC結合型レーザ駆動回路。
  5. 上記電圧降下器は、一端が上記電源に接続され、他端が上記プリドライバに接続された抵抗を備えており、
    上記電圧降下量制御部は、上記プリドライバの非反転出力と反転出力との平均電圧を非反転入力とし、上記半導体レーザ素子のバイアス電圧を反転入力とするオペアンプと、ゲート端子に上記オペアンプの出力端子が接続され、ドレイン端子が上記電圧降下器と上記プリドライバとの中間点に接続され、ソース端子が接地された電界効果トランジスタを備えている、
    ことを特徴とする請求項4に記載のDC結合型レーザ駆動回路。
  6. 上記電圧降下器は、ソース端子が上記電源に接続され、ドレイン端子が上記プリドライバに接続された電界効果トランジスタを備えており、
    上記電圧降下量制御部は、上記プリドライバの非反転出力と反転出力との平均電圧を非反転入力とし、上記半導体レーザ素子のバイアス電圧を反転入力とするオペアンプであって、出力端子が上記電界効果トランジスタのゲート端子に接続されたオペアンプを備えている、
    ことを特徴とする請求項4に記載のDC結合型レーザ駆動回路。
  7. 上記半導体レーザ素子のバイアス電圧は、他の電圧降下器を介して上記電圧降下量制御部に入力される、
    ことを特徴とする請求項4から6までの何れか1項に記載のDC結合型レーザ駆動回路。
  8. DC結合型レーザ駆動回路を用いて半導体レーザ素子を駆動する駆動方法であって、
    上記DC結合型レーザ駆動回路は、データ信号により変調された電圧信号の振幅を調整するプリドライバと、ベース端子が上記プリドライバに接続され、コレクタ端子が上記半導体レーザ素子に接続され、エミッタ端子が定電流源を介してグランドに接続されたトランジスタを含むメインドライバであって、上記プリドライバにより振幅が調整された電圧信号を、上記半導体レーザ素子に供給する電流信号に変換するメインドライバと、上記プリドライバに電力を供給する電源と上記プリドライバとの間に挿入された電圧降下器であって、電圧降下量可変な電圧降下器とを備えており、
    当該駆動方法は、上記プリドライバにより振幅が調整された電圧信号の値に応じて、上記電圧降下器における電圧降下量を制御する電圧降下量制御工程であって、上記プリドライバにより振幅が調整された電圧信号の値が予め定められた基準電圧以下となるように、かつ、上記プリドライバにより振幅が調整された電圧信号の値から上記トランジスタのベース・エミッタ間電圧の値を引いた差が上記定電流源の動作条件を満足するように、上記電圧降下器における電圧降下量を制御する電圧降下量制御工程を含んでおり、
    上記半導体レーザ素子のバイアス電圧は、上記基準電圧よりも大きい、
    ことを特徴とする駆動方法。
  9. DC結合型レーザ駆動回路を用いて半導体レーザ素子を駆動する駆動方法であって、
    上記DC結合型レーザ駆動回路は、データ信号により変調された電圧信号の振幅を調整するプリドライバと、ベース端子が上記プリドライバに接続され、コレクタ端子が上記半導体レーザ素子に接続され、エミッタ端子が定電流源を介してグランドに接続されたトランジスタを含むメインドライバであって、上記プリドライバにより振幅が調整された電圧信号を、上記半導体レーザ素子に供給する電流信号に変換するメインドライバと、上記プリドライバに電力を供給する電源と上記プリドライバとの間に挿入された電圧降下器であって、電圧降下量可変な電圧降下器とを備えており、
    当該駆動方法は、上記プリドライバにより振幅が調整された電圧信号の値に応じて、上記電圧降下器における電圧降下量を制御する電圧降下量制御工程であって、上記プリドライバにより振幅が調整された電圧信号の値が上記半導体レーザ素子のバイアス電圧以下となるように、かつ、上記プリドライバにより振幅が調整された電圧信号の値から上記トランジスタのベース・エミッタ間電圧の値を引いた差が上記定電流源の動作条件を満足するように、上記電圧降下器における電圧降下量を制御する電圧降下量制御工程を含んでいる、
    ことを特徴とする駆動方法。
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