JP5098929B2 - 自動変速機およびその組み立て方法 - Google Patents
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Description
前記ピストンを摺動可能に収納したピストンシリンダが、前記変速機ケースにおける摩擦板の係合部とは別体に形成されて、変速機ケースに取り付けられているとともに、
該ピストンシリンダと変速機ケースとに跨って嵌合され、両者の周方向の位置決めを行う位置決めピンと、
前記摩擦板とピストンとの間に配設され、前記リターンスプリングの一端が止着されたスプリング支持プレートとを有し、かつ、
該スプリング支持プレートに前記位置決めピンの挿通部が設けられ、該挿通部に位置決めピンが挿通されていることを特徴とする。
前記変速機ケースにおける摩擦板の支持部は、該変速機ケースの反エンジン側の端面を構成するエンドカバーに設けられていることを特徴とする。
前記摩擦板の反ピストン側に該ピストンからの押圧力を受け止めるリテーニングプレートが配設され、該リテーニングプレートに、前記スプリング支持プレートに一端が止着されたリターンスプリングの他端を周方向に位置決めする位置決め部が設けられていることを特徴とする。
前記リターンスプリングはコイルスプリングであり、
前記リテーニングプレートにおけるリターンスプリング他端の位置決め部は、該リターンスプリングの他端に嵌まり込む円錐状の凸部で構成されていることを特徴とする。
該ブレーキ装置は、前記変速機ケースと回転要素に交互に係合された複数の摩擦板と、油圧の供給を受けてこれらの摩擦板を押圧するピストンと、該ピストンを油圧による押圧方向と反対方向に付勢するリターンスプリングと、前記摩擦板とピストンとの間に配設されて前記リターンスプリングの一端を受止するスプリング支持プレートとを有し、かつ、
前記ピストンを摺動可能に収納したピストンシリンダが、前記変速機ケースにおける摩擦板の係合部とは別体に形成されて、位置決めピンにより周方向に位置決めされて変速機ケースに取り付けられる自動変速機の組み立て方法であって、
該変速機ケースのピストンシリンダ取付け面に前記位置決めピンを立設する第1準備工程と、
前記変速機ケースに前記複数の摩擦板を組み込む第2準備工程と、
前記ピストンシリンダに前記ピストンを組み込む第3準備工程と、
前記スプリング支持プレートにリターンスプリングの一端を止着する第4準備工程と、
前記第1〜第4準備工程の後、
前記スプリング支持プレートに設けられた位置決めピンの挿通部に前記位置決めピンを挿通した状態で、前記リターンスプリングの他端を変速機ケース側の受部に向けて、スプリング支持プレートを変速機ケースに組み込む第1組付け工程と、
前記位置決めピンにピストンシリンダを係合することにより、該位置決めピンによって周方向に位置決めされた状態で、ピストンシリンダを変速機ケースに保持させる第2組付け工程と、
前記リターンスプリングの他端を変速機ケース側の受部に当接させ、この状態で該スプリングを圧縮しながら、スプリング支持プレートと共にピストンシリンダを変速機ケースの取り付け面に向けて押し込む第3組付け工程と、
前記ピストンシリンダが変速機ケースの取り付け面に当接した状態で、ボルトにより該ピストンシリンダを変速機ケースに固着する第4組付け工程とを有することを特徴とする。
5c1’ 係合部(スプライン歯)
81 摩擦板
82 ピストン
84 スプリング支持プレート
102 ピストンシリンダ
104 位置決めピン
Claims (5)
- 変速機構の軸心回りに配置されて該変速機構の所定の回転要素を変速機ケースに固定するブレーキ装置が備えられ、該ブレーキ装置は、前記変速機ケースと回転要素に交互に係合された複数の摩擦板と、油圧の供給を受けてこれらの摩擦板を押圧するピストンと、該ピストンを油圧による押圧方向と反対方向に付勢するリターンスプリングとを有する自動変速機であって、
前記ピストンを摺動可能に収納したピストンシリンダが、前記変速機ケースにおける摩擦板の係合部とは別体に形成されて、変速機ケースに取り付けられているとともに、
該ピストンシリンダと変速機ケースとに跨って嵌合され、両者の周方向の位置決めを行う位置決めピンと、
前記摩擦板とピストンとの間に配設され、前記リターンスプリングの一端が止着されたスプリング支持プレートとを有し、かつ、
該スプリング支持プレートに前記位置決めピンの挿通部が設けられ、該挿通部に位置決めピンが挿通されていることを特徴とする自動変速機。 - 請求項1に記載の自動変速機において、
前記変速機ケースにおける摩擦板の支持部は、該変速機ケースの反エンジン側の端面を構成するエンドカバーに設けられていることを特徴とする自動変速機。 - 請求項1または請求項2に記載の自動変速機において、
前記摩擦板の反ピストン側に該ピストンからの押圧力を受け止めるリテーニングプレートが配設され、該リテーニングプレートに、前記スプリング支持プレートに一端が止着されたリターンスプリングの他端を周方向に位置決めする位置決め部が設けられていることを特徴とする自動変速機。 - 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の自動変速機において、
前記リターンスプリングはコイルスプリングであり、
前記リテーニングプレートにおけるリターンスプリング他端の位置決め部は、該リターンスプリングの他端に嵌まり込む円錐状の凸部で構成されていることを特徴とする自動変速機。 - 変速機構の軸心回りに配置されて該変速機構の所定の回転要素を変速機ケースに固定するブレーキ装置が備えられ、
該ブレーキ装置は、前記変速機ケースと回転要素に交互に係合された複数の摩擦板と、油圧の供給を受けてこれらの摩擦板を押圧するピストンと、該ピストンを油圧による押圧方向と反対方向に付勢するリターンスプリングと、前記摩擦板とピストンとの間に配設されて前記リターンスプリングの一端を受止するスプリング支持プレートとを有し、かつ、
前記ピストンを摺動可能に収納したピストンシリンダが、前記変速機ケースにおける摩擦板の係合部とは別体に形成されて、位置決めピンにより周方向に位置決めされて変速機ケースに取り付けられる自動変速機の組み立て方法であって、
該変速機ケースのピストンシリンダ取付け面に前記位置決めピンを立設する第1準備工程と、
前記変速機ケースに前記複数の摩擦板を組み込む第2準備工程と、
前記ピストンシリンダに前記ピストンを組み込む第3準備工程と、
前記スプリング支持プレートにリターンスプリングの一端を止着する第4準備工程と、
前記第1〜第4準備工程の後、
前記スプリング支持プレートに設けられた位置決めピンの挿通部に前記位置決めピンを挿通した状態で、前記リターンスプリングの他端を変速機ケース側の受部に向けて、スプリング支持プレートを変速機ケースに組み込む第1組付け工程と、
前記位置決めピンにピストンシリンダを係合することにより、該位置決めピンによって周方向に位置決めされた状態で、ピストンシリンダを変速機ケースに保持させる第2組付け工程と、
前記リターンスプリングの他端を変速機ケース側の受部に当接させ、この状態で該スプリングを圧縮しながら、スプリング支持プレートと共にピストンシリンダを変速機ケースの取り付け面に向けて押し込む第3組付け工程と、
前記ピストンシリンダが変速機ケースの取り付け面に当接した状態で、ボルトにより該ピストンシリンダを変速機ケースに固着する第4組付け工程とを有することを特徴とする自動変速機の組み立て方法。
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JP2008247441A JP5098929B2 (ja) | 2008-09-26 | 2008-09-26 | 自動変速機およびその組み立て方法 |
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JP2008247441A JP5098929B2 (ja) | 2008-09-26 | 2008-09-26 | 自動変速機およびその組み立て方法 |
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JP2010078066A JP2010078066A (ja) | 2010-04-08 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2008247441A Active JP5098929B2 (ja) | 2008-09-26 | 2008-09-26 | 自動変速機およびその組み立て方法 |
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