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JP2008115972A - 自動変速機 - Google Patents

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JP2008115972A
JP2008115972A JP2006300974A JP2006300974A JP2008115972A JP 2008115972 A JP2008115972 A JP 2008115972A JP 2006300974 A JP2006300974 A JP 2006300974A JP 2006300974 A JP2006300974 A JP 2006300974A JP 2008115972 A JP2008115972 A JP 2008115972A
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plate
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Tatsuhiko Iwasaki
龍彦 岩▲崎▼
Naohiro Sakagami
直博 坂上
Yoshihiko Fujita
芳彦 藤田
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Mazda Motor Corp
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Abstract

【課題】多板ブレーキのレイアウトの自由度を向上すること。
【解決手段】入力軸の軸方向に延びるスプラインが内周面に形成された変速機ケースと、該変速機ケース内に収容された変速ギヤ機構と、前記変速ギヤ機構を構成する回転要素と前記変速機ケースとを断続する多板ブレーキと、を備えた自動変速機において、前記多板ブレーキが、前記入力軸と同軸回りに形成されたブレーキ外筒部と、前記入力軸と同軸回りに形成され、前記回転要素に連結されたブレーキ内筒部と、前記ブレーキ外筒部と前記ブレーキ内筒部との間に配設され、前記入力軸の軸方向に前記ブレーキ外筒部又は前記ブレーキ内筒部を摺動可能な複数のブレーキプレートと、前記スプラインに嵌合する嵌合部を有し、前記嵌合部から前記入力軸の径方向内方に延びて前記ブレーキ外筒部に連結された支持部と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は自動変速機に関し、特に多板ブレーキに関するものである。
車両用の自動変速機は変速段の多段化が進んでおり、前進6速以上の自動変速機が普及しつつある。自動変速機の多段化に伴い、プラネタリギヤに代表される変速ギヤ機構や、ブレーキ、クラッチ等の構成部品数も増加する。例えば、特許文献1には多板ブレーキを3組設けた自動変速機が開示されている。
国際公開第WO2003/087624号パンフレット
特許文献1の多板ブレーキは、ブレーキプレートを変速機ケースの内周面に設けたスプラインに係合させた構成である。この構成で複数の多板ブレーキを設ける場合には、それらを入力軸の軸方向に並設するレイアウトに制約される。このため、自動変速機が軸方向に長くなり、そのコンパクト化が図れない。
従って、本発明の目的は、多板ブレーキのレイアウトの自由度を向上することにある。
本発明によれば、入力軸の軸方向に沿うスプラインが内周面に形成された変速機ケースと、該変速機ケース内に収容された変速ギヤ機構と、前記変速ギヤ機構を構成する回転要素と前記変速機ケースとを断続する多板ブレーキと、を備えた自動変速機において、前記多板ブレーキが、前記入力軸と同軸回りに形成されたブレーキ外筒部と、前記入力軸と同軸回りに形成され、前記回転要素に連結されたブレーキ内筒部と、前記ブレーキ外筒部と前記ブレーキ内筒部との間に配設され、前記入力軸の軸方向に前記ブレーキ外筒部又は前記ブレーキ内筒部を摺動可能な複数のブレーキプレートと、を備え、前記スプラインに嵌合する嵌合部を有し、前記嵌合部から前記入力軸の径方向内方に延びて前記ブレーキ外筒部に連結された支持部を設けたことを特徴とする自動変速機が提供される。
この構成によれば、前記ブレーキ外筒部を設けてこれを前記支持部にて支持することにより、前記多板ブレーキを前記変速機ケースの内周面から前記入力軸の径方向内方に離間した位置に配置することができ、多板ブレーキのレイアウトの自由度を向上することができる。
本発明においては、前記自動変速機が、第1及び第2の多板ブレーキを備え、前記第1の多板ブレーキが、前記支持部に連結された前記ブレーキ外筒部と前記ブレーキ内筒部と前記複数のブレーキプレートと前記支持部と、を備え、前記第2の多板ブレーキが、前記入力軸と同軸回りに形成され、前記変速ギヤ機構の回転要素に連結された第2ブレーキ内筒部と、前記変速機ケースの前記内周面と前記第2ブレーキ内筒部との間に配設され、前記スプライン又は前記第2ブレーキ内筒部を摺動可能な複数の第2ブレーキプレートと、を備え、前記ブレーキ外筒部と前記第2ブレーキ内筒部とを、前記入力軸の軸方向に重なるように配置した構成を採用することができる。
この構成によれば、前記第1及び前記第2の多板ブレーキの配設空間のうち、その前記入力軸の軸方向の幅をより短くでき、自動変速機のコンパクト化を図ることができる。
また、本発明においては、前記自動変速機は、第3の多板ブレーキを備え、前記第3の多板ブレーキが、前記入力軸と同軸回りに形成され、前記変速ギヤ機構の回転要素に連結された第3ブレーキ内筒部と、前記変速機ケースの前記内周面と前記第3ブレーキ内筒部との間に配設され、前記スプライン又は前記第3ブレーキ内筒部を摺動可能な複数の第3ブレーキプレートと、を備え、前記支持部を、前記第2及び第3の多板ブレーキの双方に対して、前記入力軸の軸方向前方又は後方に配置した構成を採用することができる。
この構成によれば、3つの多板ブレーキを備えた自動変速機において、前記支持部と前記第2及び第3の多板ブレーキとの干渉を回避しながら、上記の自動変速機のコンパクト化を図ることができる。
また、本発明においては、前記自動変速機は、第3の多板ブレーキを備え、前記第3の多板ブレーキが、前記入力軸と同軸回りに形成され、前記変速ギヤ機構の回転要素に連結された第3ブレーキ内筒部と、前記変速機ケースの前記内周面と前記第3ブレーキ内筒部との間に配設され、前記スプライン又は前記第3ブレーキ内筒部を摺動可能な複数の第3ブレーキプレートと、を備え、前記支持部を、前記入力軸の軸方向で、前記第2の多板ブレーキと前記第3の多板ブレーキとの間に配置した構成を採用できる。
この構成によれば、3つの多板ブレーキを備えた自動変速機において、前記支持部と前記第2及び第3の多板ブレーキとの干渉を回避しながら、上記の自動変速機のコンパクト化を図ることができる。
また、本発明においては、前記支持部は、前記第2の多板ブレーキ又は前記第3の多板ブレーキのピストンが通過する通過部を有する構成を採用することができる。
この構成によれば、前記第2の多板ブレーキ又は前記第3の多板ブレーキのピストンのレイアウトの自由度を向上できる。
以上述べた通り、本発明によれば、多板ブレーキのレイアウトの自由度を向上することができる。
<第1実施形態>
図1は本発明の第1実施形態に係る自動変速機A及び差動装置Bのスケルトン図、図2は自動変速機Aのクラッチ及びブレーキの締結表である(○が接続状態)。
自動変速機Aは、トルクコンバータ1と、トルクコンバータ1からの出力が入力される入力軸10と、変速ギヤ機構20と、多板クラッチC1、C2と、多板ブレーキB1乃至B3と、変速機ケース30と、を備える。なお、以下の説明において軸方向とは入力軸10の軸方向をいい、径方向とは入力軸10の径方向をいう。また、軸方向の前方、後方、径方向の外方、内方とは図1の表記に従う。
変速ギヤ機構20は入力軸10と同軸上に配設された、3組のプラネタリギヤ21乃至23を備える。プラネタリギヤ21及び22はシングルピニオン型のプラネタリギヤであって、それぞれ、サンギヤ21a、22a、リングギヤ21b、22b、サンギヤ21a及びリングギヤ21bの双方に噛合する複数のピニオンギヤ21c並びにサンギヤ22a及びリングギヤ22bの双方に噛合する複数のピニオンギヤ22c、及び、複数のピニオンギヤ21c、22c、を保持するキャリア21d、22dから構成されている。サンギヤ21a、22a、リングギヤ21b、22b、及び、キャリア21d、22dは入力軸と同軸回りに回転自在に設けられた回転要素である。
プラネタリギヤ23はダブルピニオン型のプラネタリギヤであって、サンギヤ23a、リングギヤ23b、サンギヤ23aとリングギヤ23bとの間に設けた複数のピニオンギヤ23c、23c’、及び、複数のピニオンギヤ23c、23c’を保持するキャリア23dから構成されている。リングギヤ23b、及び、キャリア23は入力軸10と同軸回りに回転自在に設けられた回転要素である。
多板クラッチC1は入力軸10とプラネタリギヤ22のキャリア22dとを断続する。多板クラッチC2は入力軸10とプラネタリギヤ21のサンギヤ21a及びプラネタリギヤ22のサンギヤ22aとを断続する。
多板ブレーキB1はプラネタリギヤ23のキャリア23dと変速機ケース30とを断続する。多板ブレーキB2はプラネタリギヤ23のリングギヤ23b及びプラネタリギヤ22のリングギヤ22bと変速機ケース30とを断続する。多板ブレーキB3はプラネタリギヤ21のリングギヤ21b及びプラネタリギヤ22のキャリア22dと変速機ケース30とを断続する。
プラネタリギヤ21のキャリア21dは出力ギヤ40と常時連結され、キャリア21dの回転により出力ギヤ40が回転する。出力ギヤ40は入力軸10と同軸回りに回転自在に設けられており、セカンダリ軸41のギヤ41aと噛合することで出力ギヤ40の回転力がセカンダリ軸41に伝達される。セカンダリ軸41のギヤ41bは差動装置Bのギヤと噛合し、セカンダリ軸41の回転力が差動装置Bへ伝達される。
プラネタリギヤ21のサンギヤ21aとプラネタリギヤ22のサンギヤ22aとは常時連結されている。プラネタリギヤ21のリングギヤ21bとプラネタリギヤ22のキャリア22dとは常時連結されており、更に、ワンウエイクラッチ50を介して変速機ケース30に連結されている。ワンウエイクラッチ50は、常時連結されたリングギヤ21b及びキャリア22dの一方方向の回転は許容し、逆方向の回転を規制する。
プラネタリギヤ22のリングギヤ22bとプラネタリギヤ23のリングギヤ23bとは常時連結されており、また、プラネタリギヤ23のサンギヤ23aは入力軸10と連結されており、入力軸10と同期回転する。
係る構成からなる自動変速機Aでは図2に示すように多板クラッチC1及びC2、多板ブレーキB1乃至B3の締結状態を切り替えることにより、前進6段(1st〜6th)、後進1段の変速段を実現する。例えば、2ndの場合、多板クラッチC2及び多板ブレーキB2を接続状態とし、他の多板クラッチC1、多板ブレーキB1及びB3は解放状態とされる。
1stの場合、通常の運転モードの場合は多板クラッチC2を接続状態とし、他の多板クラッチC1、多板ブレーキB1乃至B3は解放状態とする。しかし、エンジンブレーキを効かせたい場合(マニュアルモード等の場合)には多板クラッチC2に加えて多板ブレーキB3も接続状態とする。この場合、ワンウエイクラッチ50の働きが不作用になり、車両の減速時には通常の運転モードの場合と比べてエンジンブレーキが強く働くことになる。
次に、図3を参照して多板ブレーキB1乃至B3について説明する。図3は自動変速機Aの変速ギヤ機構20周辺の構造を示す断面図(入力軸10の軸線Lを境界とした半分の断面図)である。
変速機ケース30は、その内周面に全周に渡って軸方向に沿うスプライン31が形成されており、変速ギヤ機構20及び多板ブレーキB1乃至B3は変速機ケース30内に収容されている。
多板ブレーキB1は内周面に軸方向に沿うスプラインが全周に渡って形成され、入力軸10と同軸回りに形成された筒状のブレーキ外筒部100と、外周面に軸方向に沿うスプラインが全周に渡って形成されると共に、入力軸10と同軸回りに形成され、回転要素であるキャリア23dと一体形成されて連結されたブレーキ内筒部101と、を備える。
ブレーキ内筒部101はブレーキ外筒部100の内方においてブレーキ外筒部100と対峙して配置され、その間にはブレーキプレート102a、102bが軸方向に交互に配設され、また、軸方向最前方にはリテイニングプレート102cが軸方向前方へ移動不能に配設されている。ブレーキプレート102a、102b及びリテイニングプレート102cはいずれも円板状をなしており、ブレーキプレート102bにはその両側面に摩擦材が設けられている。
ブレーキプレート102a及びリテイニングプレート102cの外周縁にはスプラインが形成されており、ブレーキプレート102aはブレーキ外筒部100のスプラインと噛合してブレーキ外筒部100を軸方向に摺動可能に設けられている。
ブレーキプレート102bの内周縁にはスプラインが形成されており、ブレーキプレート102bはブレーキ内筒部101のスプラインと噛合してブレーキ内筒部101を軸方向に摺動可能に設けられている。
ブレーキ外筒部100には支持部110が一体形成されて連結されている。支持部110はスプライン31に嵌合する嵌合部111を有し、嵌合部111から径方向内方に延びてブレーキ外筒部100に連結されている。支持部110は円板状をなしており、その外周縁には嵌合部111としてスプライン31と噛合するスプラインが形成されている。支持部110は軸方向前方に移動不能に配設されている。
多板ブレーキB1はピストン103を有する。ピストン103は変速機ケース30の後端壁に設けた突出部30aを摺動して軸方向に移動可能に設けられている。ピストン103と変速機ケース30の後端壁との間には油圧室103aが形成されており、油圧室103aには変速機ケース30に設けられた不図示の油路から作動油が供給される。変速機ケース30の後端壁にはボス部30bが軸方向前方に突出して形成されており、ボス部30b上には円板状部材103bが固定されている。ピストン103と円板状部材103bとの間にはリターンスプリング103cが介装されている。
しかして、油圧室103aへの作動油の導入により、ピストン103は軸方向前方に移動して、軸方向最後方のブレーキプレート102aを軸方向前方に押圧する。ピストン103の押圧によりブレーキプレート102a及び102bは軸方向前方に移動するが、リテイニングプレート102cにより移動が規制されてピストン103とリテイニングプレート102cとで挟持され、これによりブレーキ外筒部100とブレーキ内筒部101とが締結される。つまり、変速機ケース30とキャリア23dとが接続された状態となる。
このように本実施形態ではブレーキ外筒部100を設けてこれを支持部110にて支持して変速機ケース30に連結することにより、多板ブレーキB1を変速機ケース30の内周面から入力軸10の径方向内方に離間した位置に配置することができ、多板ブレーキB1のレイアウトの自由度を向上することができる。
次に、多板ブレーキB2について説明する。多板ブレーキB2は、外周面に軸方向に沿うスプラインが全周に渡って形成されると共に、入力軸10と同軸回りに形成され、回転要素であるリングギヤ22bに連結されたブレーキ内筒部201を備える。ブレーキ内筒部201はブレーキ外筒部100よりも大径であって、その一部が軸方向に重なるように配置されている。
ブレーキ内筒部201と変速機ケース30の内周面との間にはブレーキプレート202a、202bが軸方向に交互に配設され、また、軸方向最後方にはリテイニングプレート202cが軸方向後方へ移動不能に配設されている。ブレーキプレート202a、202b及びリテイニングプレート202cはいずれも円板状をなしており、ブレーキプレート202bにはその両側面に摩擦材が設けられている。
ブレーキプレート202a及びリテイニングプレート202cの外周縁にはスプラインが形成されており、ブレーキプレート202aはスプライン31と噛合してスプライン31を軸方向に摺動可能に設けられている。ブレーキプレート202bの内周縁にはスプラインが形成されており、ブレーキプレート202bはブレーキ内筒部201のスプラインと噛合してブレーキ内筒部201を軸方向に摺動可能に設けられている。
多板ブレーキB2はピストン203を有する。ピストン203はワンウエイクラッチ50の軸方向後方側の側面に固定した断面コの字形で筒状の支持部材60内を摺動して軸方向に移動可能に設けられている。ピストン203と支持部材60との間には油圧室203aが形成されており、油圧室203aには変速機ケース30及び支持部材60に設けられた油路30cから作動油が供給される。
スプライン31には円板状部材203bが軸方向後方に移動不能に嵌合されている。ピストン103と円板状部材203bとの間にはリターンスプリング203cが介装されている。
しかして、油圧室203aへの作動油の導入により、ピストン203は軸方向後方に移動して、軸方向最前方のブレーキプレート202aを軸方向後方に押圧する。ピストン203の押圧によりブレーキプレート202a及び202bは軸方向後方に移動するが、リテイニングプレート202cにより移動が規制されてピストン203とリテイニングプレート202cとで挟持され、これにより変速機ケース30とリングギヤ22bが接続された状態となる。
上記の通り、ブレーキ内筒部201とブレーキ外筒部100とはその一部が軸方向に重なるように配置されている。つまり、支持部110を設けたことにより多板ブレーキB1とB2とは径方向にずれて配置されており、かつ、軸方向に一部が重なっている。このため、多板ブレーキB1とB2とを軸方向に並べて配置する場合よりも、多板ブレーキB1及びB2の配設空間のうち、その軸方向の幅をより短くでき、自動変速機Aのコンパクト化を図ることができる。
次に、多板ブレーキB3について説明する。多板ブレーキB3は、外周面に軸方向に沿うスプラインが全周に渡って形成されると共に、入力軸10と同軸回りに形成され、回転要素であるリングギヤ21bに一体形成されて連結されたブレーキ内筒部301を備える。
ブレーキ内筒部301と変速機ケース30の内周面との間にはブレーキプレート302a、302bが軸方向に交互に配設され、また、軸方向最前方にはリテイニングプレート302cが軸方向前方へ移動不能に配設されている。ブレーキプレート302a、302b及びリテイニングプレート302cはいずれも円板状をなしており、ブレーキプレート302bにはその両側面に摩擦材が設けられている。
ブレーキプレート302a及びリテイニングプレート302cの外周縁にはスプラインが形成されており、ブレーキプレート302aはスプライン31と噛合してスプライン31を軸方向に摺動可能に設けられている。ブレーキプレート302bの内周縁にはスプラインが形成されており、ブレーキプレート302bはブレーキ内筒部301のスプラインと噛合してブレーキ内筒部301を軸方向に摺動可能に設けられている。
多板ブレーキB3はピストン303を有する。ここで図2に示したように多板ブレーキB3は後進時に締結状態となるため、負担するトルクが大きいブレーキである。このような場合、より高圧の作動油が必要となることからピストン303用の油圧室は、剛性の高い変速機ケース30の一部を用いて形成することが望ましい。
そこで、本実施形態ではピストン303の側壁部3031と変速機ケース30の後端壁との間に油圧室303aを設けている。この場合、ピストン303が支持部110、ブレーキプレート202a、リテイニングプレート202c、円板状部材203b、支持部材60並びにワンウエイクラッチ50との干渉を回避する必要がある。
そこで、ピストン303を、側壁部3031と側壁部3031から軸方向に延びる延在部3032とから構成し、延在部3032をピストン303の周方向に間欠的に複数設ける一方、支持部110、ブレーキプレート202a、リテイニングプレート202c、円板状部材203b、支持部材60並びにワンウエイクラッチ50には、それぞれ延在部3032が通過する通過部として切り欠き110a、60a又は、穴202a’、202c’、50aを設けている。なお、通過部となる切り欠き、穴はいずれを採用してもよい。図4及び図5はピストン303と支持部110及びブレーキ外筒部100との組立状態での斜視図であり、図4は軸方向後方側から、図5は軸方向前方側からこれらを見た図である。
このような構成により、多板ブレーキB3のピストン303のレイアウトの自由度を向上できる。また、支持部110が切り欠き110aを有していることで、支持部110とピストン303との干渉を回避できる。
図3に戻り、ピストン303は変速機ケース30の後端壁から軸方向前方へ突出した突出部30dをを摺動して軸方向に移動可能に設けられている。ピストン303と変速機ケース30の後端壁の間の油圧室303aには変速機ケース30に設けられた不図示の油路から作動油が供給される。ピストン303と支持部110との間にはリターンスプリング303cが介装されている。
しかして、油圧室303aへの作動油の導入により、ピストン203は軸方向前方に移動して、延在部3032の前端が軸方向最後方のブレーキプレート302aを軸方向前方に押圧する。ピストン303の押圧によりブレーキプレート302a及び302bは軸方向後方に移動するが、リテイニングプレート302cにより移動が規制されてピストン303とリテイニングプレート302cとで挟持され、これにより変速機ケース30とリングギヤ21bが接続された状態となる。
次に、多板ブレーキB2及びB3と支持部110との配置について着目すると、支持部110は多板ブレーキB2及びB3の双方に対して、軸方向後方に配置されている。このような配置により、3つの多板ブレーキB1乃至B3を備えた自動変速機Aにおいて、支持部110と多板ブレーキB2及びB3との干渉を回避しながら、多板ブレーキB1の径方向内方配置による自動変速機Aのコンパクト化を図ることができる。なお、支持部110を多板ブレーキB2及びB3の双方に対して、軸方向前方に配置する構成も採用可能である。無論、この場合、各多板ブレーキB1乃至B3や変速ギヤ機構20の構成も異なるものとなる。
<第2実施形態>
次に、多板ブレーキB1乃至B3の他の構成例について説明する。図6は本発明の第2実施形態に係る自動変速機A’の変速ギヤ機構20周辺の構造を示す断面図(入力軸10の軸線Lを境界とした半分の断面図)である。本実施形態では、上記第1実施形態における支持部110を多板ブレーキB2に適用して多板ブレーキB2を径方向内方に配置した例を示す。
なお、自動変速機A’のスケルトン図、締結表は図1、図2にそれぞれ示したものと同様である。以下の説明及び図6においては特に言及しない限り、上記第1実施形態と同様の構成については同じ符号を付している。
変速機ケース30’は、その内周面に全周に渡って軸方向に沿うスプライン31’が形成されており、変速ギヤ機構20及び多板ブレーキB1乃至B3は変速機ケース30’内に収容されている。
多板ブレーキB1は、外周面に軸方向に沿うスプラインが全周に渡って形成されると共に、入力軸10と同軸回りに形成され、回転要素であるキャリア23dに一体に連結されたブレーキ内筒部1101を備える。
ブレーキ内筒部1101と変速機ケース30’の内周面との間にはブレーキプレート1102a、1102bが軸方向に交互に配設され、また、軸方向最前方にはリテイニングプレート1102cが軸方向前方へ移動不能に配設されている。ブレーキプレート1102a、1102b及びリテイニングプレート1102cはいずれも円板状をなしており、ブレーキプレート1102bにはその両側面に摩擦材が設けられている。
ブレーキプレート1102a及びリテイニングプレート1102cの外周縁にはスプラインが形成されており、ブレーキプレート1102aはスプライン31’と噛合してスプライン31’を軸方向に摺動可能に設けられている。ブレーキプレート1102bの内周縁にはスプラインが形成されており、ブレーキプレート1102bはブレーキ内筒部1101のスプラインと噛合してブレーキ内筒部1101を軸方向に摺動可能に設けられている。
多板ブレーキB2はピストン1103を有する。ピストン1103は変速機ケース30’の後端壁に設けた突出部30a’を摺動して軸方向に移動可能に設けられている。ピストン1103と変速機ケース30’の後端壁との間には油圧室1103aが形成されており、油圧室1103aには変速機ケース30’に設けられた不図示の油路から作動油が供給される。変速機ケース30’の後端壁にはボス部30b’が軸方向前方に突出して形成されており、ボス部30b’上には円板状部材1103bが固定されている。ピストン1103と円板状部材1103bとの間にはリターンスプリング1103cが介装されている。
しかして、油圧室1103aへの作動油の導入により、ピストン1103は軸方向前方に移動して、軸方向最後方のブレーキプレート1102aを軸方向前方に押圧する。ピストン1103の押圧によりブレーキプレート1102a及び1102bは軸方向前方に移動するが、リテイニングプレート1102cにより移動が規制されてピストン1103とリテイニングプレート1102cとで挟持され、変速機ケース’30とキャリア23dとが接続された状態となる。
次に、多板ブレーキB2について説明する。多板ブレーキB2は内周面に軸方向に沿うスプラインが全周に渡って形成され、入力軸10と同軸回りに形成された筒状のブレーキ外筒部1200と、外周面に軸方向に沿うスプラインが全周に渡って形成されると共に、入力軸10と同軸回りに形成され、回転要素であるリングギヤ23bと部材23b’を介して連結されたブレーキ内筒部1201と、を備える。
ブレーキ外筒部1200は多板ブレーキB1のブレーキ内筒部1101よりも小径であって、半分以上が軸方向に重なるように配置されている。ブレーキ内筒部1201はブレーキ外筒部1200の内方においてブレーキ外筒部1200と対峙して配置され、その間にはブレーキプレート1202a、1202bが軸方向に交互に配設され、また、軸方向最後方にはリテイニングプレート1202cが軸方向後方へ移動不能に配設されている。ブレーキプレート1202a、1202b及びリテイニングプレート1202cはいずれも円板状をなしており、ブレーキプレート1202bにはその両側面に摩擦材が設けられている。
ブレーキプレート1202a及びリテイニングプレート1202cの外周縁にはスプラインが形成されており、ブレーキプレート1202aはブレーキ外筒部1200のスプラインと噛合してブレーキ外筒部1200を軸方向に摺動可能に設けられている。
ブレーキプレート1202bの内周縁にはスプラインが形成されており、ブレーキプレート1202bはブレーキ内筒部1201のスプラインと噛合してブレーキ内筒部1201を軸方向に摺動可能に設けられている。
ブレーキ外筒部1200には支持部1210が一体形成されて連結されている。支持部1210はスプライン31’に嵌合する嵌合部1211を有し、嵌合部1211から径方向内方に延びてブレーキ外筒部1200に連結されている。支持部1210は円板状をなしており、その外周縁には嵌合部1211としてスプライン31’と噛合するスプラインが形成されている。支持部1210は軸方向後方に移動不能に配設されている。
多板ブレーキB2は筒状のピストン1203を有する。ピストン1203はワンウエイクラッチ50の軸方向後方側の側面に固定した断面コの字形で筒状の支持部材60’内を摺動して軸方向に移動可能に設けられている。ピストン1203と支持部材60’との間には油圧室1203aが形成されており、油圧室1203aには変速機ケース30’及び支持部材60’に設けられた油路30c’から作動油が供給される。ピストン1203と支持部1210との間にはリターンスプリング1203cが介装されている。
しかして、油圧室1203aへの作動油の導入により、ピストン1203は軸方向後方に移動して、軸方向最前方のブレーキプレート1202aを軸方向後方に押圧する。ピストン1203の押圧によりブレーキプレート1202a及び1202bは軸方向後方に移動するが、リテイニングプレート1202cにより移動が規制されてピストン1203とリテイニングプレート1202cとで挟持され、これによりブレーキ外筒部1200とブレーキ内筒部1201とが締結される。つまり、変速機ケース30’とリングギヤ23bとが接続された状態となる。
このように本実施形態においてもブレーキ外筒部1200を設けてこれを支持部1210にて支持して変速機ケース30’に連結することにより、多板ブレーキB2を変速機ケース30’の内周面から入力軸10の径方向内方に離間した位置に配置することができ、多板ブレーキB2のレイアウトの自由度を向上することができる。
また、ブレーキ内筒部1101とブレーキ外筒部1200とはその半分以上が軸方向に重なるように配置されている。つまり、支持部1210を設けたことにより多板ブレーキB1とB2とは径方向にずれて配置されており、かつ、軸方向に半分以上が重なっている。このため、多板ブレーキB1とB2とを軸方向に並べて配置する場合よりも、多板ブレーキB1及びB2の配設空間のうち、その軸方向の幅をより短くでき、自動変速機A’のコンパクト化を図ることができる。
次に、多板ブレーキB3について説明する。多板ブレーキB3は細部の形状を除き上記第1実施形態における多板ブレーキB3と同様の構成であり、ブレーキ内筒部1301、ブレーキプレート1302a、1302b、リテイニングプレート1302c、ピストン1303、油圧室1303aを備える。
ピストン1303は上記第1実施形態におけるピストン303と同様に、側壁部13031と側壁部13031から軸方向に延びる延在部13032とから構成し、延在部13032をピストン1303の周方向に間欠的に複数設けている。リターンスプリング1303cは、スプライン31’に固定した円板状部材1303bとピストン1303との間に介装している。
なお、上記第1実施形態と同様に、リターンスプリング1303c、ブレーキプレート1102a、リテイニングプレート1102c、支持部1210、支持部材60’並びにワンウエイクラッチ50には、それぞれ延在部13032が通過する通過部として切り欠き1210a、60a’又は、穴1303b’1102a’、1102c’、50aを設けている。
係る構成からなる自動変速機A’も上記第1実施形態の自動変速機Aと同様の効果を発揮するが、本実施形態では支持部1210が、軸方向で、多板ブレーキB1及びB3の間に配置されている。このような配置の場合も、3つの多板ブレーキB1乃至B3を備えた自動変速機A’において、支持部1210と多板ブレーキB1及びB3との干渉を回避しながら、多板ブレーキB2の径方向内方配置による自動変速機A’のコンパクト化を図ることができる。
本発明の第1実施形態に係る自動変速機A、及び、差動装置Bのスケルトン図である。 自動変速機Aのクラッチ及びブレーキの締結表である。 自動変速機Aの変速ギヤ機構20周辺の構造を示す断面図である。 ピストン303と支持部110及びブレーキ外筒部100との組立状態での斜視図である。 ピストン303と支持部110及びブレーキ外筒部100との組立状態での斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る自動変速機A’の変速ギヤ機構20周辺の構造を示す断面図である。
符号の説明
A、A’ 自動変速機
B1〜B3 多板ブレーキ
10 入力軸
20 変速ギヤ機構
30、30’ 変速機ケース
31、31’ スプライン
100、1200 ブレーキ外筒部
101、201、301、1101、1201、1301 ブレーキ内筒部
102a、202a、302a、1102a、1202a、1302a、102b、202b、302b、1102b、1202b、1302b ブレーキプレート
110、1210 支持部
111、1211 嵌合部

Claims (5)

  1. 入力軸の軸方向に沿うスプラインが内周面に形成された変速機ケースと、該変速機ケース内に収容された変速ギヤ機構と、前記変速ギヤ機構を構成する回転要素と前記変速機ケースとを断続する多板ブレーキと、を備えた自動変速機において、
    前記多板ブレーキが、
    前記入力軸と同軸回りに形成されたブレーキ外筒部と、
    前記入力軸と同軸回りに形成され、前記回転要素に連結されたブレーキ内筒部と、
    前記ブレーキ外筒部と前記ブレーキ内筒部との間に配設され、前記入力軸の軸方向に前記ブレーキ外筒部又は前記ブレーキ内筒部を摺動可能な複数のブレーキプレートと、を備え、
    前記スプラインに嵌合する嵌合部を有し、前記嵌合部から前記入力軸の径方向内方に延びて前記ブレーキ外筒部に連結された支持部を設けたことを特徴とする自動変速機。
  2. 前記自動変速機が、第1及び第2の多板ブレーキを備え、
    前記第1の多板ブレーキが、前記支持部に連結された前記ブレーキ外筒部と前記ブレーキ内筒部と前記複数のブレーキプレートとを備え、
    前記第2の多板ブレーキが、
    前記入力軸と同軸回りに形成され、前記変速ギヤ機構の回転要素に連結された第2ブレーキ内筒部と、
    前記変速機ケースの前記内周面と前記第2ブレーキ内筒部との間に配設され、前記スプライン又は前記第2ブレーキ内筒部を摺動可能な複数の第2ブレーキプレートと、を備え、
    前記ブレーキ外筒部と前記第2ブレーキ内筒部とを、前記入力軸の軸方向に重なるように配置したことを特徴とする請求項1に記載の自動変速機。
  3. 前記自動変速機は、第3の多板ブレーキを備え、
    前記第3の多板ブレーキが、
    前記入力軸と同軸回りに形成され、前記変速ギヤ機構の回転要素に連結された第3ブレーキ内筒部と、
    前記変速機ケースの前記内周面と前記第3ブレーキ内筒部との間に配設され、前記スプライン又は前記第3ブレーキ内筒部を摺動可能な複数の第3ブレーキプレートと、を備え、
    前記支持部を、前記第2及び第3の多板ブレーキの双方に対して、前記入力軸の軸方向前方又は後方に配置したことを特徴とする請求項2に記載の自動変速機。
  4. 前記自動変速機は、第3の多板ブレーキを備え、
    前記第3の多板ブレーキが、
    前記入力軸と同軸回りに形成され、前記変速ギヤ機構の回転要素に連結された第3ブレーキ内筒部と、
    前記変速機ケースの前記内周面と前記第3ブレーキ内筒部との間に配設され、前記スプライン又は前記第3ブレーキ内筒部を摺動可能な複数の第3ブレーキプレートと、を備え、
    前記支持部を、前記入力軸の軸方向で、前記第2の多板ブレーキと前記第3の多板ブレーキとの間に配置したことを特徴とする請求項2に記載の自動変速機。
  5. 前記支持部は、前記第2の多板ブレーキ又は前記第3の多板ブレーキのピストンが通過する通過部を有することを特徴とする請求項3又は4に記載の自動変速機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010078066A (ja) * 2008-09-26 2010-04-08 Mazda Motor Corp 自動変速機およびその組み立て方法
JP2013072441A (ja) * 2011-09-26 2013-04-22 Mazda Motor Corp 自動変速機及びその組立方法

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