JP3625138B2 - 回転センサ付き自動変速機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、タービン回転センサ等が設けられた回転センサ付き自動変速機の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
従来、回転センサ付き自動変速機としては、例えば、特開平5−172222号公報に記載のものが知られている。
【0003】
この公報には、軸方向寸法の短縮化を図った回転センサ付き自動変速機を目的とし、まず、サイドカバーにピストンを配置し、ピストンボス部にリターンスプリングをかしめたスプリングリテーナアッシーを配置し、トランスミッションケースに対してサイドカバーを組み付ける。その後、タービン回転センサをトランスミッションケースの外部からケースの穴部に挿入してタービン回転センサを設ける技術が示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の回転センサ付き自動変速機にあっては、タービン回転センサをケースの外部から組み付けているため、自動変速機内の他の電気部品からの配線を加えれば、複数の配線が自動変速機の複数の箇所からそれぞれ出てくることになり、自動変速機の車両搭載性が悪いという問題がある。
【0005】
そこで、トランスミッションケース内にタービン回転センサを配置しておき、ケース内で配線を取りまとめておき、ケース外に出すことが考えられる。
【0006】
この場合、ピストンボス部にスプリングリテーナアッシーを組み付けたサイドカバーを、タービン回転センサが固定されたケースに組み付けようとすると、スプリングリテーナが円環状であるために、リテーナとタービン回転センサが干渉し、サイドカバーを組み付けることができない。
【0007】
また、ケース側にスプリングリテーナアッシーを先に組み付けておけば、サイドカバーの組み付けは可能であるが、ピストンボス部に多数のリターンスプリングを嵌合しなければならず、リターンスプリングの倒れが生じるおそれがあり、組み付け性が良くない。
【0008】
尚、特開平7−224911号公報に記載されているように、ピストン先端側のリテーナに切り欠きを設ければサイドカバーにスプリングリテーナを組み付けた状態でケースにサイドカバーを組み付けることができる。しかし、ピストン先端側のスプリングリテーナを一部切り欠いているため、ピストンの支持剛性が低下すると共に、ピストン周上における荷重分布のアンバランスによりスムーズな軸方向へのピストンストロークが確保されず、多板ブレーキへの片当たりが生じるおそれがある。
【0009】
本発明が解決しようとする課題は、変速機軸方向寸法の短縮化を確保しながら、良好な組み付け性による回転センサのケース内配置が達成される回転センサ付き自動変速機を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
(解決手段1)
上記課題の解決手段1(請求項1)は、リターンスプリング及びスプリングリテーナを有する油圧作動のピストンと、
交互に配列された静止プレートと回転プレートにより構成され、前記ピストンの油圧ストロークにより締結される多板ブレーキと、
変速機入力軸と一体で回転する回転メンバの回転数を電気信号により検出する回転センサとを備え、
前記ピストン及びピストン油室をサイドカバーに配置し、前記多板ブレーキをトランスミッションケースに配置し、前記回転センサをピストンと多板ブレーキとの間に配置した回転センサ付き自動変速機において、
前記リターンスプリング及びスプリングリテーナを、円環状であるピストン先端側の第1スプリングリテーナと、一部に切欠部を有するピストンフランジ側の第2スプリングリテーナと、両リテーナのボス部に両バネ端が嵌合固定された複数のリターンスプリングにより構成されるリターンスプリングユニットとし、
前記回転センサを、前記リターンスプリングユニットの切欠部に符合する周方向位置で、第1スプリングリテーナとピストンフランジ部との間の軸方向位置に配置し、且つ、トランスミッションケースの内部に固定したことを特徴とする。
(解決手段2)
上記課題の解決手段2(請求項2)は、請求項1記載の回転センサ付き自動変速機において、
前記回転センサを、予めトランスミッションケースの内部に固定されているセンサブラケットへの差し込み係合により取り付けたことを特徴とする。
(解決手段3)
上記課題の解決手段3(請求項3)は、請求項1または請求項2記載の回転センサ付き自動変速機において、
前記回転センサからの配線と自動変速機内の他の電気部品からの配線とをトランスミッションケース内で取りまとめ、トランスミッションケースの1か所から外部へ配線束を出したことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
実施の形態1は請求項1〜3に記載の発明に対応する回転センサ付き自動変速機である。
【0012】
まず、構成を説明する。
[全体構成について]
図1は実施の形態1の回転センサ付き自動変速機を示す断面図で、1はトランスミッションケース、2はサイドカバー、3はピストン、4は多板ブレーキ、4aは静止プレート、4bは回転プレート、5はタービン回転センサ(回転センサ)、6は第1スプリングリテーナ、7は第2スプリングリテーナ、8はリターンスプリング、9は変速機入力軸、10は回転ドラム(回転メンバ)、11はピストン油室、12はセンサ配線、13は他の配線、14は配線束、15は配線束取り出し穴、16は締結ボルト、17は第1多板クラッチ、18は第2多板クラッチ、19は連結メンバ、22はスナップリングである。
【0013】
前記ピストン3は、リターンスプリング8及び第1,第2スプリングリテーナ6,7を有し、ピストン油室11への圧油供給により締結方向へストロークし、ピストン油室11の圧油をドレーンすることによりリターンスプリング8の付勢力が作用して解放方向へストロークする。
【0014】
前記多板ブレーキ4は、交互に配列された静止プレート4aと回転プレート4bにより構成され、前記ピストン3の油圧ストロークにより締結され、連結メンバ19をトランスミッションケース1に固定する。
【0015】
タービン回転センサ5は、変速機入力軸9と一体で回転する回転ドラム10の回転数(=タービン回転数)を電気信号により検出するセンサである。
【0016】
前記ピストン3及びピストン油室11は、サイドカバー2に配置され、前記多板ブレーキ4は、トランスミッションケース1に配置される。そして、タービン回転センサ5は、ピストン3と多板ブレーキ4との間に配置されている。
【0017】
前記タービン回転センサ5は、トランスミッションケース1の内部に固定され、タービン回転センサ5からの配線12と自動変速機内の他の電気部品(シフトソレノイドやライン圧ソレノイドや油温センサ等)からの配線13とをトランスミッションケース1内で取りまとめ、トランスミッションケース1に形成した配線束取り出し穴15の1か所から外部へ配線束14を出してる。
[要部構成について]
図2は実施の形態1の回転センサ付き自動変速機のセンサ取り付け部を示す図3のA方向矢視図、図3は実施の形態1の回転センサ付き自動変速機のピストンと第2スプリングリテーナとの組み付け状態を示す図、図4は実施の形態1の回転センサ付き自動変速機の第1スプリングリテーナを示す図、図5は実施の形態1の回転センサ付き自動変速機の第2スプリングリテーナを示す図、図6は実施の形態1の回転センサ付き自動変速機のリターンスプリングユニットを示す図、図7は実施の形態1の回転センサ付き自動変速機のセンサ取り付け構成を示す図である。
【0018】
図2〜図7において、1はトランスミッションケース、3はピストン、3aはピストンフランジ部、3bはピストン腕部、3cはセンサ切欠部、5はタービン回転センサ、6は第1スプリングリテーナ、6aはボス部、6bはピストン腕挿通穴、6cは回り止め突起、7は第2スプリングリテーナ、7aはボス部、7bはピストン腕挿通穴、7cは切欠部、8はリターンスプリング、SUはリターンスプリングユニット、20はセンサブラケット、21はブラケット固定用ボルトである。
【0019】
前記ピストン3に締結解放方向の付勢力を付与する部材を、円環状であるピストン先端側の第1スプリングリテーナ6と、一部に切欠部7cを有するピストンフランジ側の第2スプリングリテーナ7と、両リテーナ6,7のボス部6a,7aに両バネ端が嵌合固定された複数のリターンスプリング8により構成されるリターンスプリングユニットSUとしている。第1スプリングリテーナ6は、図4に示すように、円環状であって、ボス部6aと、ピストン腕挿通穴6bと、ケース1に形成された溝との嵌合により回転を止める回り止め突起6cとを有し、第2スプリングリテーナ7は、図5に示すように、タービン回転センサ5の取り付け位置に切欠部7cを持つC字状であって、ボス部7aと、ピストン腕挿通穴7bとを有する。2つのスプリングリテーナ6,7のボス部6a,7aとピストン腕挿通穴6b,7bとは、互いに対応する位置に形成されていて、ボス部6a,7aの各対にはそれぞれリターンスプリング8が嵌合固定され(図6)、ピストン腕挿通穴6b,7bの各対にはそれぞれピストン3のピストン腕部3bが挿通されている(図2)。
【0020】
前記タービン回転センサ5は、図3に示すように、リターンスプリングユニットSUの切欠部7cに符合する周方向位置で、図2に示すように、第1スプリングリテーナ6とピストンフランジ部3aとの間の軸方向位置に配置され、且つ、トランスミッションケース1の内部に固定されている。このタービン回転センサ5のケース内固定は、図7に示すように、予めトランスミッションケース1の内部にボルト21により固定されているセンサブラケット20への差し込み係合により取り付けられる。
【0021】
次に、作用効果を説明する。
[タービン回転検出作用について]
電子制御型自動変速機を搭載した車両では、走行中にショックのない変速制御やロックアップ制御等を行なうため、コントロールユニットの入力情報の一つとしてトルクコンバータのタービン回転数情報を用いている。
【0022】
このタービン回転数情報を得るためのセンサがタービン回転センサ5であり、変速機入力軸9と一体で回転する回転ドラム10の外周に近接する位置に配置されたこのセンサ5では、回転ドラム10の外周に形成されたスプライン凹凸による磁力線の変化でドラム回転数に応じた周波数の正弦波信号が取り出される。よって、コントロールユニットではこの正弦波信号をパルス信号に変換し、パルス信号のパルス数をカウントすることでタービン回転数が検出される。
[変速機軸方向短縮化について]
タービン回転センサ5は、ピストン3と多板ブレーキ4との間、より具体的には、第1スプリングリテーナ6とピストンフランジ部3aとの間の軸方向位置に配置されているため、ピストン3及び多板ブレーキ4によるブレーキ機構とはオフセットした軸方向位置にセンサを設ける場合に比べ、ブレーキ機構と軸方向に重なる位置にタービン回転センサ5が設けられる分、変速機軸方向短縮化が達成される。
[組み付け性について]
ピストン3と多板ブレーキ4とタービン回転センサ5との組み付け工程について説明する。
【0023】
まず、トランスミッションケース1側に多板ブレーキ4のプレート4a,4bを組み付け、スナップリング22にて組み付け状態を確保しておく。また、トランスミッションケース1側にセンサブラケット20を固定しておく。
【0024】
そして、第1スプリングリテーナ6と第2スプリングリテーナ7とリターンスプリング8により構成されるリターンスプリングユニットSUを予め組み立てておいて、このリターンスプリングユニットSUをスナップリング22に接するように組み付け、切欠部7cをタービン回転センサ5の取り付け位置に合わせる。そして、センサブラケット20への差し込み係合によりタービン回転センサ5を取り付けておく。
【0025】
一方、サイドカバー2側には、ピストン3をカバー2のピストン溝に組み付けておく。
【0026】
そして、トランスミッションケース1に対してサイドカバー2を組み付けるが、この時、ピストン3のセンサ切欠部3cをタービン回転センサ5の位置に合わせ、各ピストン腕部3bを両スプリングリテーナ6,7のピストン腕挿通穴6b,7bに挿通し、ボルト16を締め付けることで行なわれる。
【0027】
このように、トランスミッションケース1側にリターンスプリングユニットSUを先に組み付けておけば、タービン回転センサ5をケース内配置としているにもかかわらず、容易にサイドカバー2の組み付けができ、例えば、ピストンボス部に多数のリターンスプリングを嵌合するというような面倒な作業を行なう必要がないし、さらに、リターンスプリング8の倒れが生じるおそれもなく、短時間にて良好な組み付け性により組み付けることができる。
[多板ブレーキの締結・解放動作について]
スプリングリテーナをピストン先端側に一つだけ用い、そのスプリングリテーナを一部切り欠いた場合、あるいは、リターンスプリングの倒れが生じたままにして組み付けてしまった場合、ピストンの支持剛性が低下すると共に、ピストン周上における荷重分布のアンバラスによりスムーズな軸方向へのピストンストロークが確保されず、多板ブレーキへの片当たりが生じるおそれがある。
【0028】
これに対し、本実施の形態1では、第1スプリングリテーナ6と第2スプリングリテーナ7とリターンスプリング8により構成されるリターンスプリングユニットSUを採用してるため、安定してピストン3の支持剛性が確保されると共に、ピストン周上における荷重分布もバランスしたものとなり、スムーズな軸方向へのピストンストロークが確保され、多板ブレーキ4への片当たりが生じることなく締結・解放動作が行なわれる。
[車両搭載性について]
従来はタービン回転センサをケースの外部から組み付けているため、自動変速機内の他の電気部品からの配線を加えれば、複数の配線が自動変速機の複数の箇所からそれぞれ出てくることになり、自動変速機の車両搭載性が悪いという問題があった。
【0029】
これに対し、本実施の形態1では、トランスミッションケース1内にタービン回転センサ5を配置し、タービン回転センサ5からの配線12と自動変速機内の他の電気部品からの配線13とをトランスミッションケース1内で取りまとめ、トランスミッションケース1に形成した配線束取り出し穴15の1か所から外部へ配線束14を出したため、自動変速機の車両搭載性が良好となる。
(その他の実施の形態)
実施の形態1では、タービン回転センサ5を、予めトランスミッションケース1の内部に固定されているセンサブラケット20への差し込み係合により取り付け例を示したが、タービン回転センサ5を螺合等によりトランスミッションケース1に直接固定する例としても良い。
【0030】
実施の形態1では、タービン回転センサ5からの配線12と自動変速機内の他の電気部品からの配線13とをトランスミッションケース1内で取りまとめ、トランスミッションケース1の1か所から外部へ配線束14を出す例を示したが、適宜取りまとめた配線をトランスミッションケースの2か所や3か所から外部へ出すような例としても良い。
【0031】
【発明の効果】
請求項1記載の発明にあっては、リターンスプリング及びスプリングリテーナを有する油圧作動のピストンと、交互に配列された静止プレートと回転プレートにより構成され、ピストンの油圧ストロークにより締結される多板ブレーキと、変速機入力軸と一体で回転する回転メンバの回転数を電気信号により検出する回転センサとを備え、ピストン及びピストン油室をサイドカバーに配置し、多板ブレーキをトランスミッションケースに配置し、回転センサをピストンと多板ブレーキとの間に配置した回転センサ付き自動変速機において、リターンスプリング及びスプリングリテーナを、円環状であるピストン先端側の第1スプリングリテーナと、一部に切欠部を有するピストンフランジ側の第2スプリングリテーナと、両リテーナのボス部に両バネ端が嵌合固定された複数のリターンスプリングにより構成されるリターンスプリングユニットとし、回転センサを、トランスミッションケースの内部であって、リターンスプリングユニットの切欠部に符合する周方向位置で、第1スプリングリテーナとピストンフランジ部との間の軸方向位置に配置し、且つ、トランスミッションケースの内部に固定したため、変速機軸方向寸法の短縮化を確保しながら、良好な組み付け性による回転センサのケース内配置を達成することができるという効果が得られる。
【0032】
請求項2記載の発明にあっては、請求項1記載の回転センサ付き自動変速機において、回転センサを、予めトランスミッションケースの内部に固定されているセンサブラケットへの差し込み係合により取り付けたため、請求項1記載の発明の効果に加え、容易に回転センサをトランスミッションケースの内部に固定することができる。
【0033】
請求項3記載の発明にあっては、請求項1または請求項2記載の回転センサ付き自動変速機において、回転センサからの配線と自動変速機内の他の電気部品からの配線とをトランスミッションケース内で取りまとめ、トランスミッションケースの1か所から外部へ配線束を出したため、請求項1または請求項2記載の発明の効果に加え、自動変速機の車両搭載性を良好にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の回転センサ付き自動変速機を示す図である。
【図2】実施の形態1の回転センサ付き自動変速機のセンサ取り付け部を示す図3のA方向矢視図である。
【図3】実施の形態1の回転センサ付き自動変速機のピストンと第2スプリングリテーナとの組み付け状態を示す図である。
【図4】実施の形態1の回転センサ付き自動変速機の第1スプリングリテーナを示す図である。
【図5】実施の形態1の回転センサ付き自動変速機の第2スプリングリテーナを示す図である。
【図6】実施の形態1の回転センサ付き自動変速機のリターンスプリングユニットを示す図である。
【図7】実施の形態1の回転センサ付き自動変速機のセンサ取り付け構成を示す図である。
【符号の説明】
1 トランスミッションケース
2 サイドカバー
3 ピストン
3a ピストンフランジ部
3b ピストン腕部
3c センサ切欠部
4 多板ブレーキ
4a 静止プレート
4b 回転プレート
5 タービン回転センサ(回転センサ)
6 第1スプリングリテーナ
6a ボス部
6b ピストン腕挿通穴
6c 回り止め突起
7 第2スプリングリテーナ
7a ボス部
7b ピストン腕挿通穴
7c 切欠部
8 リターンスプリング
9 変速機入力軸
10 回転ドラム(回転メンバ)
11 ピストン油室
12 センサ配線
13 他の配線
14 配線束
15 配線束取り出し穴
16 締結ボルト
17 第1多板クラッチ
18 第2多板クラッチ
19 連結メンバ
SU リターンスプリングユニット
20 センサブラケット
21 ブラケット固定用ボルト
22 スナップリング
Claims (3)
- リターンスプリング及びスプリングリテーナを有する油圧作動のピストンと、
交互に配列された静止プレートと回転プレートにより構成され、前記ピストンの油圧ストロークにより締結される多板ブレーキと、
変速機入力軸と一体で回転する回転メンバの回転数を電気信号により検出する回転センサとを備え、
前記ピストン及びピストン油室をサイドカバーに配置し、前記多板ブレーキをトランスミッションケースに配置し、前記回転センサをピストンと多板ブレーキとの間に配置した回転センサ付き自動変速機において、
前記リターンスプリング及びスプリングリテーナを、円環状であるピストン先端側の第1スプリングリテーナと、一部に切欠部を有するピストンフランジ側の第2スプリングリテーナと、両リテーナのボス部に両バネ端が嵌合固定された複数のリターンスプリングにより構成されるリターンスプリングユニットとし、
前記回転センサを、前記リターンスプリングユニットの切欠部に符合する周方向位置で、第1スプリングリテーナとピストンフランジ部との間の軸方向位置に配置し、且つ、トランスミッションケースの内部に固定したことを特徴とする回転センサ付き自動変速機。 - 請求項1記載の回転センサ付き自動変速機において、
前記回転センサを、予めトランスミッションケースの内部に固定されているセンサブラケットへの差し込み係合により取り付けたことを特徴とする回転センサ付き自動変速機。 - 請求項1または請求項2記載の回転センサ付き自動変速機において、
前記回転センサからの配線と自動変速機内の他の電気部品からの配線とをトランスミッションケース内で取りまとめ、トランスミッションケースの1か所から外部へ配線束を出したことを特徴とする回転センサ付き自動変速機。
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JP25024398A JP3625138B2 (ja) | 1998-09-04 | 1998-09-04 | 回転センサ付き自動変速機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP25024398A JP3625138B2 (ja) | 1998-09-04 | 1998-09-04 | 回転センサ付き自動変速機 |
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JP2000081119A JP2000081119A (ja) | 2000-03-21 |
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Family
ID=17204981
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP25024398A Expired - Lifetime JP3625138B2 (ja) | 1998-09-04 | 1998-09-04 | 回転センサ付き自動変速機 |
Country Status (1)
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