JP5046515B2 - フタロシアニン化合物並びにその製造方法及び用途 - Google Patents
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Description
また、プラズマディスプレイパネル(PDP)用フィルタにおいては、近赤外領域に充分な吸収をもつと同時に、高い色再現性等が要求されることから、可視光領域の光の透過率が高いことが求められており、PDP用フィルタに要求されるこれらの特性をより高めた近赤外線吸収色素が求められている。
以下に本発明を詳述する。
アラルキル基としては、例えば、ベンジル基、フェネチル基等が挙げられる。
上記一般式(1)において、Z1、Z4、Z5、Z8、Z9、Z12、Z13及びZ16で表される置換基は、NHR3、OR4又はフッ素原子のいずれかであって、少なくとも1個はNHR3であり、かつ少なくとも4個はOR4であるが、NHR3の数は多いほうが好ましく、NHR3は1〜4個であることが好ましい。より好ましくは、2〜4個である。
また、上記一般式(1)中、Mは、無金属、金属、金属酸化物又は金属ハロゲン化物のいずれかであるが、これらの中でも金属又は金属酸化物、金属ハロゲン化物のいずれかであることが好ましい。より好ましくは、金属又は金属酸化物のいずれかである。
Z1〜Z16及びMがこのような好ましい構造であると、本発明の効果が充分に発揮されることになる。
VOPc(C10H7S)8{2,6−(CH3)2PhO}4{C4H9CH(C2H5)CH2NH}4、
VOPc{4−CH3O(C10H6O)8{2,6−(CH3)2PhO}4{C4H9CH(C2H5)CH2NH}4、
VOPc(C10H7O)8{2,6−(CH3)2PhO}4{C4H9CH(C2H5)CH2NH}4、
CuPc(C10H7S)8{2,6−(CH3)2PhO}4{C4H9CH(C2H5)CH2NH}4、及び、
VOPc{4−CH3O(C10H6O)}8{C4H9CH(C2H5)CH2NH}8
VOPc(C10H7S)4{2,6−(CH3)2PhO}4Cl4{C4H9CH(C2H5)CH2NH}4
等が挙げられる。
反応には、金属酸化物、金属カルボニル、金属ハロゲン化物及び有機酸金属の2種類以上を用いてもよいが、これらの中でも、金属酸化物、金属ハロゲン化物のいずれかを用いることが好ましい。
反応時間としては、1〜20時間が好ましい。反応時間が1時間より短いと、反応率が充分なものとはならず、20時間より長いと、副反応がおこり、反応の選択率が低下するだけでなく、目的物の分解が起こるので好ましくない。より好ましくは、3〜15時間である。
反応時間としては、1〜30時間が好ましい。反応時間が1時間より低いと、反応率が充分なものとはならず、30時間より長いと、副反応がおこり、反応の選択率が低下するだけでなく、目的物の分解が起こるので好ましくない。より好ましくは、3〜15時間である。
トラップ剤を使用する場合の使用量としては、フタロシアニン化合物1モルに対して1〜16モルであることが好ましい。より好ましくは、3〜8モルである。
上記一般式(8)で表されるフタロニトリル化合物は、フタロシアニン化合物を製造する場合の原料として好適に用いることができるものであり、上記一般式(2)〜(5)で表される構造を有するものであると、本発明のフタロシアニン化合物の製造に好適に用いることができる。
このような、本発明のフタロシアニン化合物と樹脂とを含んでなる近赤外線吸収材であって、該フタロシアニン化合物の配合量は、該樹脂100質量部に対して0.0005〜20質量部である近赤外線吸収材もまた、本発明の1つである。
また、本発明のフタロシアニン化合物と樹脂とを含んでなる熱線遮蔽材であって、該フタロシアニン化合物の配合量は、該樹脂100質量部に対して0.0005〜20質量部である熱線遮蔽材もまた、本発明の1つである。
このような、本発明のフタロシアニン化合物と樹脂とを含んでなるプラズマディスプレイパネル用フィルタであって、該フタロシアニン化合物の配合量は、該樹脂100質量部に対して0.0005〜20質量部であるプラズマディスプレイパネル用フィルタもまた、本発明の1つである。
また、本発明のフタロシアニン化合物を用いた熱線遮蔽材は、上述したプラズマディスプレイパネル用フィルタの他、自動車用熱線吸収ガラスにも用いることができる。
これらの中でも、(メタ)アクリル系樹脂、(メタ)アクリルウレタン系樹脂、ブチラール樹脂、(メタ)アクリルシリコーン系樹脂、シリコーン樹脂、シリコーンアルキド樹脂、シリコーンウレタン樹脂、シリコーンポリエステル樹脂、シリコーンアクリル樹脂等の変性シリコーン樹脂、ポリフッ化ビニリデン、フルオロオレフィンビニルエーテルポリマー等のフッ素系樹脂が好ましい。より好ましくは、(メタ)アクリル系樹脂である。なお、アクリル系樹脂とメタクリル系樹脂をアクリル系樹脂ともいう。
その他の成分としては、トルエン、キシレン等の芳香族系溶媒;iso−プロピルアルコール、n−ブチルアルコール、プロピレングリコールメチルエーテル、ジプロピレングリコールメチルエーテル等のアルコール系溶媒;酢酸ブチル、酢酸エチル、セロソルブアセテート等のエステル系溶媒;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン系溶媒;ジメチルホルムアミド等の有機溶剤の1種又は2種以上や、硬化剤、レベリング剤;コロイド状シリカ、アルミナゾル等の無機微粒子、消泡剤、タレ性防止剤、シランカップリング剤、チタン白、複合酸化物顔料、カーボンブラック、有機顔料、顔料中間体等の顔料;顔料分散剤;抗酸化剤;粘性改質剤;紫外線安定剤;金属不活性化剤;過酸化物分解剤;充填剤;補強剤;可塑剤;潤滑剤;防食剤;防錆剤;蛍光性増白剤;有機及び無機系紫外線吸収剤、無機系熱線吸収剤;有機・無機防炎剤;静電防止剤等の添加剤が挙げられる。
100mlの4つ口丸底フラスコにテトラフルオロフタロニトリル10g(0.05モル)、フッ化カリウム7.3g(0.126モル)及び2−ブタノン30mlを仕込み、この液に2−ナフタレンチオール16.8g(0.105モル)を少量ずつ丸底フラスコの内容物を攪拌しながら、反応温度が10℃以下になるように添加速度を調節しながら添加した後、更に3時間攪拌を継続した。
次に、このフラスコに、2,6−ジメチルフェノール7.5g(0.06モル)、フッ化カリウム4.6g(0.08モル)及び2−ブタノン10mlを仕込み、還流しながら40時間反応した。
冷却後、反応液をろ過し、ろ過物を2−ブタノン20mlで洗浄ろ過し、ろ液と合わせた。
ロータリーエバポレーターで、ろ液から2−ブタノンを留去し、メタノールを加えて再結晶を行った。得られた結晶をろ過し、真空乾燥により3−(2,6−ジメチルフェノキシ)−4,5−ビス(2−ナフチルチオ)−6−フルオロフタロニトリル23.89g(0.041モル、収率82.3モル%)を得た。得られた化合物の元素分析結果を表1に示す。
合成例1で使用した2−ナフタレンチオール16.8g(0.105モル)の代わりに、4−メトキシ−1−ナフトール18.29g(0.105モル)を使用した以外は合成例1と同様にして、3−(2,6−ジメチルフェノキシ)−4,5−ビス(4−メトキシ−1−ナフトキシ)−6−フルオロフタロニトリル23.42g(0.0384モル、収率76.7モル%)を得た。得られた化合物の元素分析結果を表2に示す。
合成例1で使用した2−ナフタレンチオール16.8g(0.105モル)の代わりに、2−ナフトール15.1g(0.105モル)を使用した以外は合成例1と同様にして、3−(2,6−ジメチルフェノキシ)−4,5−ビス(2−ナフトキシ)−6−フルオロフタロニトリル22.0g(0.04モル、収率80モル%)を得た。得られた化合物の元素分析結果を表3に示す。
100mlの4つ口フラスコに4−クロロ−3,5,6−トリフルオロフタロニトリル3g(13.9ミリモル)、フッ化カリウム1.0g(17.2ミリモル)及び2−ブタノン30mlを仕込み、この液に2−ナフタレンチオール2.33g(14.6ミリモル)を少量ずつ、フラスコの内容物を攪拌しながら、反応温度が10℃以下になるように添加した後、更に2時間攪拌を継続した。
次に、このフラスコに、2,6−ジメチルフェノール2.1g(17.2ミリモル)、フッ化カリウム1.0g(17.2ミリモル)を仕込み、ついで還流下で攪拌しながら24時間保った。
その後、反応液を冷却し、反応液をろ過し、ろ過物を2−ブタノン10mlで洗浄ろ過し、ろ液と合わせた。ロータリーエバポレーターで、ろ液から2−ブタノンを留去し、メタノールを加えて再結晶を行った。得られた結晶をろ過し、真空乾燥により3−(2,6−ジメチルフェノキシ)−4−クロロ−5−(2−ナフチルチオ)−6−フルオロフタロニトリル5.13g(11.2ミリモル、収率80.5モル%)が得られた。得られた化合物の元素分析結果を表4に示す。
100mlの4つ口フラスコに、3−(2,6−ジメチルフェノキシ)−4,5−ビス(2−ナフチルチオ)−6−フルオロフタロニトリル10g(17.2ミリモル)、三塩化バナジウム1.07g(6.81ミリモル)、N−オクタノール2.0g(15.4ミリモル)及びベンゾニトリル30gを仕込み、ついで還流下で攪拌しながら、6時間保った。この後、60℃に冷却し、2−エチルヘキシルアミン18.7g(0.145モル)を加えて60℃で攪拌下約3時間保った。冷却後、反応液をろ過し、ろ液をメタノールに滴下し晶析させ、更にメタノールで洗浄を行った後、真空乾燥により、VOPc(C10H7S)8{2,6−(CH3)2PhO}4{C4H9CH(C2H5)CH2NH}4が8.98g(3.17ミリモル)得られた。3−(2,6−ジメチルフェノキシ)−4,5−ビス(2−ナフチルチオ)−6−フルオロフタロニトリルに対する収率は、73.8モル%であった。得られた化合物の元素分析結果を表5に示す。
分光光度計(SHIMADZU製UV−3100)を用いて、本実施例で得られたフタロシアニン化合物VOPc(C10H7S)8{2,6−(CH3)2PhO}4{C4H9CH(C2H5)CH2NH}4のアセトン及びクロロフォルム中での最大吸収波長測定、並びに、波長610nmの可視光の透過率測定を行った。また、トルエン及びメチルエチルケトン(MEK)に対する溶解度を測定した。結果を表15に示す。
100mlの4つ口フラスコに、3−(2,6−ジメチルフェノキシ)−4,5−ビス(4−メトキシ−2−ナフトキシ)−6−フルオロフタロニトリル5g(8.19ミリモル)、三塩化バナジウム0.64g(4.1ミリモル)、N−オクタノール2.0g(15.4ミリモル)及びベンゾニトリル20gを仕込み、還流下で攪拌下約6時間保った。この後、110℃に冷却後、2−エチルヘキシルアミン8.5g(65.8モル)を加えて110℃で攪拌下約5時間保った。冷却後、反応液をろ過し、ろ液をアセトニトリルに滴下して晶析させ、更にアセトニトリルで洗浄を行った。真空乾燥により、VOPc{4−CH3O(C10H6O)}8{2,6−(CH3)2PhO}4{C4H9CH(C2H5)CH2NH}4が4.38g(1.49ミリモル)得られた。3−(2,6−ジメチルフェノキシ)−4,5−ビス(2−ナフトキシ)−6−フルオロフタロニトリルに対する収率は、72.6モル%であった。得られた化合物の元素分析結果を表6に示す。
分光光度計(SHIMADZU製UV−3100)を用いて、本実施例で得られたフタロシアニン化合物VOPc{4−(CH3O)C10H6O}8{2,6−(CH3)2PhO}4{C4H9CH(C2H5)CH2NH}4のアセトン及びクロロフォルム中での最大吸収波長測定、並びに、波長610nmの可視光の透過率測定を行った。また、トルエン及びメチルエチルケトン(MEK)に対する溶解度を測定した。結果を表15に示す。
100mlの4つ口フラスコに、3−(2,6−ジメチルフェノキシ)−4,5−ビス(2−ナフトキシ)−6−フルオロフタロニトリル10g(0.018モル)、三塩化バナジウム1.42g(9.03ミリモル)、N−オクタノール2.5gを仕込み、ついで還流下で攪拌しながら、6時間反応を継続した。反応終了後、120℃に冷却し、2−エチルヘキシルアミン18.6g(0.144モル)を加えて120℃で攪拌下約3時間保った。反応液を冷却後、ろ過し、ろ液をアセトニトリルに滴下し、晶析させ、析出した結晶をろ別してアセトニトリルで洗浄を行った後、真空乾燥により、VOPc(C10H7O)8{2,6−(CH3)2PhO}4{C4H9CH(C2H5)CH2NH}4が、9.24g(3.41ミリモル)得られた。3−(2,6−ジメチルフェノキシ)−4,5−ビス(2−ナフトキシ)−6−フルオロフタロニトリルに対する収率は、75.2モル%であった。得られた化合物の元素分析結果を表7に示す。
分光光度計(SHIMADZU製UV−3100)を用いて、本実施例で得られたフタロシアニン化合物VOPc(C10H7O)8{2,6−(CH3)2PhO}4{C4H9CH(C2H5)CH2NH}4のアセトン及びクロロフォルム中での最大吸収波長測定、並びに、波長610nmの可視光の透過率測定を行った。また、トルエン及びメチルエチルケトン(MEK)に対する溶解度を測定した。結果を表15に示す。
100mlの4つ口フラスコに、3−(2,6−ジメチルフェノキシ)−4,5−ビス(2−ナフチルチオ)−6−フルオロフタロニトリル10g(17.2ミリモル)、塩化第一銅0.64g(6.46ミリモル)、N−オクタノール15g及びベンゾニトリル15gを仕込み、180℃で攪拌しながら、6時間保った。その後、60℃に冷却し、2−エチルヘキシルアミン17.8g(0.138モル)を加えて60℃で攪拌下3時間保った。冷却後、反応液をろ過し、ろ液をメタノールに滴下して晶析させ、更にメタノールで洗浄を行った後、真空乾燥により、CuPc(C10H7S)8{2,6−(CH3)2PhO}4{C4H9CH(C2H5)CH2NH}4が、9.51g(3.36ミリモル)、3−(2,6−ジメチルフェノキシ)−4,5−ビス(2−ナフチルチオ)−6−フルオロフタロニトリルに対する収率78.3モル%が得られた。得られた化合物の元素分析結果を表8に示す。
分光光度計(SHIMADZU製UV−3100)を用いて、本実施例で得られたフタロシアニン化合物CuPc(C10H7S)8{2,6−(CH3)2PhO}4{C4H9CH(C2H5)CH2NH}4のアセトン及びクロロフォルム中での最大吸収波長測定、並びに、波長610nmの可視光の透過率測定を行った。また、トルエン及びメチルエチルケトン(MEK)に対する溶解度を測定した。結果を表15に示す。
100mlの4つ口フラスコに、3,6−ジフルオロ−4,5−ビス(4−メトキシ−2−ナフトキシ)フタロニトリル10g(0.02モル)、三塩化バナジウム1.45g(9.2ミリモル)、N−オクタノール1.2g及びベンゾニトリル25gを仕込み、ついで還流下で攪拌しながら、6時間反応を継続した。反応終了後、120℃に冷却し、2−エチルヘキシルアミン52g(0.40モル)を加えて120℃で攪拌下約3時間保った。反応液を冷却後、ろ過し、ろ液をアセトニトリルに滴下し、晶析させ、析出した結晶をろ別してアセトニトリルで洗浄を行った後、真空乾燥により、VOPc{4−CH3O(C10H6O)}8{C4H9CH(C2H5)CH2NH}8が11.25g(3.78ミリモル)、3−(2,6−ジメチルフェノキシ)−4,5−ビス(2−ナフトキシ)−6−フルオロフタロニトリルに対する収率76.9モル%が得られた。得られた化合物の元素分析結果を表9に示す。
分光光度計(SHIMADZU製UV−3100)を用いて、本実施例で得られたフタロシアニン化合物VOPc{4−(CH3O)C10H6O}8{C4H9CH(C2H5)CH2NH}8のアセトン及びクロロフォルム中での最大吸収波長測定、並びに、波長610nmの可視光の透過率測定を行った。また、トルエン及びメチルエチルケトン(MEK)に対する溶解度を測定した。結果を表15に示す。
100mlの4つ口フラスコに、3−(2,6−ジメチルフェノキシ)−4−クロロ−5−(2−ナフチルチオ)−6−フルオロフタロニトリル5g(10.9ミリモル)、三塩化バナジウム0.65g(4.1ミリモル)、N−オクタノール1.1g(8.4ミリモル)及びベンゾニトリル30gを仕込み、180℃で攪拌しながら5時間保った。その後、60℃に冷却し、2−エチルヘキシルアミン11.3g(0.087モル)を加えて60℃で攪拌下3時間保った。
冷却後、反応液をろ過し、ろ液をメタノールに滴下して晶析させ、更にメタノールで洗浄を行った後、真空乾燥により、VOPc(C10H7S)4{2,6−(CH3)2PhO}4Cl4{C4H9CH(C2H5)CH2NH}4が4.75g(2.03ミリモル)、3−(2,6−ジメチルフェノキシ)−4−クロロ−5−ビス(2−ナフチルチオ)−6−フルオロフタロニトリルに対する収率74.5モル%が得られた。得られた化合物の元素分析結果を表10に示す。
分光光度計(SHIMADZU製UV−3100)を用いて、本実施例で得られたフタロシアニン化合物VOPc(C10H7S)4{2,6−(CH3)2PhO}4Cl4{C4H9CH(C2H5)CH2NH}4のアセトン及びクロロフォルム中での最大吸収波長測定、並びに、波長610nmの可視光の透過率測定を行った。また、トルエン及びメチルエチルケトン(MEK)に対する溶解度を測定した。結果を表15に示す。
100mlの4つ口フラスコに、3−(2,6−ジメチルフェノキシ)−4,5−ビス(フェノキシ)−6−フルオロフタロニトリル8.1g(0.018モル)、塩化第一銅0.9g(9.1ミリモル)、N−オクタノール30gを仕込み、ついで還流下で攪拌しながら、6時間反応を継続した。反応終了後、100℃に冷却し、2−エチルヘキシルアミン18.6g(0.144モル)を加えて100℃で攪拌下約3時間保った。反応液を冷却後、ろ過し、ろ液をアセトニトリルに滴下し、更に水を添加して晶析させ、析出した結晶をろ別してアセトニトリルで洗浄を行った後、真空乾燥により、CuPc(C6H5O)8{2,6−(CH3)2PhO}4{C4H9CH(C2H5)CH2NH}4が6.97g(3.03ミリモル)得られた。3−(2,6−ジメチルフェノキシ)−4,5−ビス(フェノキシ)−6−フルオロフタロニトリルに対する収率は、67.3モル%であった。得られた化合物の元素分析結果を表11に示す。
分光光度計(SHIMADZU製UV−3100)を用いて、本実施例で得られたフタロシアニン化合物VOPc(C6H5O)8{2,6−(CH3)2PhO}4{C4H9CH(C2H5)CH2NH}4のアセトン及びクロロフォルム中での最大吸収波長測定、並びに、波長610nmの可視光の透過率測定を行った。また、トルエン及びメチルエチルケトン(MEK)に対する溶解度を測定した。結果を表15に示す。
100mlの4つ口フラスコに、3−(2,6−ジメチルフェノキシ)−4,5−ビス(フェノキシ)−6−フルオロフタロニトリル8.1g(0.018モル)、三塩化バナジウム1.42g(9.0ミリモル)、N−オクタノール2.5gを仕込み、ついで還流下で攪拌しながら、6時間反応を継続した。反応終了後、100℃に冷却し、2−エチルヘキシルアミン37.2g(0.288モル)を加えて100℃で攪拌下約3時間保った。反応液を冷却後、ろ過し、ろ液をアセトニトリルに滴下し、更に水を添加して晶析させ、析出した結晶をろ別してアセトニトリルで洗浄を行った後、真空乾燥により、VOPc(C6H5O)8{2,6−(CH3)2PhO}4{C4H9CH(C2H5)CH2NH}4が6.62g(2.87ミリモル)、3−(2,6−ジメチルフェノキシ)−4,5−ビス(フェノキシ)−6−フルオロフタロニトリルに対する収率63.9モル%が得られた。得られた化合物の元素分析結果を表12に示す。
分光光度計(SHIMADZU製UV−3100)を用いて、本実施例で得られたフタロシアニン化合物VOPc(C6H5O)8{2,6−(CH3)2PhO}4{C4H9CH(C2H5)CH2NH}4のアセトン及びクロロフォルム中での最大吸収波長測定、並びに、波長610nmの可視光の透過率測定を行った。また、トルエン及びメチルエチルケトン(MEK)に対する溶解度を測定した。結果を表15に示す。
100mlの4つ口フラスコに、3−(2,6−ジメチルフェノキシ)−4,5−ビス(4−メトキシフェノキシ)−6−フルオロフタロニトリル4.18g(8.19ミリモル)、三塩化バナジウム0.64g(4.1ミリモル)、N−オクタノール2.0g(15.4ミリモル)及びベンゾニトリル20gを仕込み、還流下で攪拌下約6時間保った。この後、110℃に冷却後、2−エチルヘキシルアミン8.5g(65.8ミリモル)を加えて110℃で攪拌下約5時間保った。冷却後、反応液をろ過し、ろ液をアセトニトリルに滴下して晶析させ、更にアセトニトリルで洗浄を行った。真空乾燥により、VOPc{4−(CH3O)C6H5O}8{2,6−(CH3)2PhO}4{C4H9CH(C2H5)CH2NH}4が3.38g(1.33ミリモル)得られた。3−(2,6−ジメチルフェノキシ)−4,5−ビス(4−メトキシフェノキシ)−6−フルオロフタロニトリルに対する収率は、64.8モル%であった。得られた化合物の元素分析結果を表13に示す。
分光光度計(SHIMADZU製UV−3100)を用いて、本実施例で得られたフタロシアニン化合物VOPc{4−(CH3O)C6H5O}8{2,6−(CH3)2PhO}4{C4H9CH(C2H5)CH2NH}4のアセトン及びクロロフォルム中での最大吸収波長測定、並びに、波長610nmの可視光の透過率測定を行った。また、トルエン及びメチルエチルケトン(MEK)に対する溶解度を測定した。結果を表15に示す。
100mlの4つ口フラスコに、3−(2,6−ジメチルフェノキシ)−4,5−ビス(フェニルチオ)−6−フルオロフタロニトリル8.8g(18.2ミリモル)、三塩化バナジウム1.07g(6.81ミリモル)、N−オクタノール2.0g(15.4ミリモル)及びベンゾニトリル30gを仕込み、ついで還流下で攪拌しながら、6時間保った。この後、60℃に冷却し、2−エチルヘキシルアミン18.7g(0.145モル)を加えて60℃で攪拌下約3時間保った。冷却後、反応液をろ過し、ろ液をメタノールに滴下して晶析させ、更にメタノールで洗浄を行った後、真空乾燥により、VOPc(C6H5S)8{2,6−(CH3)2PhO}4{C4H9CH(C2H5)CH2NH}4が7.28g(2.98ミリモル)得られた。3−(2,6−ジメチルフェノキシ)−4,5−ビス(フェニルチオ)−6−フルオロフタロニトリルに対する収率は、65.6モル%であった。得られた化合物の元素分析結果を表14に示す。
分光光度計(SHIMADZU製UV−3100)を用いて、本実施例で得られたフタロシアニン化合物VOPc(C6H5S)8{2,6−(CH3)2PhO}4{C4H9CH(C2H5)CH2NH}4のアセトン及びクロロフォルム中での最大吸収波長測定、並びに、波長610nmの可視光の透過率測定を行った。また、トルエン及びメチルエチルケトン(MEK)に対する溶解度を測定した。結果を表15に示す。
・:全て溶解 ○:ほぼ全て溶解(一部溶解せず) △:一部溶解 ×:溶解せず
溶融したポリカーボネート樹脂(帝人化成株式会社製、パンライト1285、商品名)100質量部に実施例1で得られたフタロシアニン化合物[VOPc(C10H7S)8{2,6−(CH3)2PhO}4{C4H9CH(C2H5)CH2NH}4を0.012質量部添加し、250〜300℃に温度調節された射出成形機で外形75ミリ、中心厚2ミリのレンズに成形した。得られたレンズの中心部における光線透過率値、610nmにおける可視光線透過率を分光光度計(SHIMADZU製UV−3100)を用いて測定したところ、980nmの光線透過率値は、9.1%で、可視光透過率は、80%であった。
溶融したポリカーボネート樹脂(帝人化成株式会社製、パンライト1285、商品名)100質量部に特開2001−106689号公報の実施例3で製造されたフタロシアニン化合物[VOPc(2,5−Cl2PhO)8{2,6−(CH3)2PhO}4{Ph(CH3)CHNH}3F]を0.006質量部、及び実施例1で得られたフタロシアニン化合物[VOPc(C10H7S)8{2,6−(CH3)2PhO}4{C4H9CH(C2H5)CH2NH}4]を0.010質量部添加し、Tダイ押出し機で厚さ2.5ミリのシートを280℃で成形しフィルターを得た。得られたフィルターの光線透過率値、610nmにおける可視光線透過率を分光光度計(SHIMADZU製UV−3100)を用いて測定したところ、750〜1100nmの光線透過率の最低値は、9.0%で、可視光透過率は、72.3%であった。
該フィルターを、実際にプラズマディスプレーの前面部に取り付け、リモコンにより動作制御を行う電子機器をディスプレーから2.5mの位置に設置し、誤作動が誘発されないかを確認したところ、フィルターがない場合には、誤作動が誘発されたが、該フィルターを取り付けた場合には、誤作動の誘発が全く見られなかった。
Claims (5)
- 下記一般式(1);
ことを特徴とするフタロシアニン化合物。 - 請求項1に記載のフタロシアニン化合物の製造方法であって、該フタロシアニン化合物の製造方法は、下記一般式(2)〜(5);
ことを特徴とする請求項1に記載のフタロシアニン化合物の製造方法。 - 請求項1に記載のフタロシアニン化合物と樹脂とを含んでなる近赤外線吸収材であって、該フタロシアニン化合物の配合量は、該樹脂100質量部に対して0.0005〜20質量部である
ことを特徴とする近赤外吸収材。 - 請求項1に記載のフタロシアニン化合物と樹脂とを含んでなる熱線遮蔽材であって、該フタロシアニン化合物の配合量は、該樹脂100質量部に対して0.0005〜20質量部である
ことを特徴とする熱線遮蔽材。 - 請求項1に記載のフタロシアニン化合物と樹脂とを含んでなるプラズマディスプレイパネル用フィルタであって、
該フタロシアニン化合物の配合量は、該樹脂100質量部に対して0.0005〜20質量部である
ことを特徴とするプラズマディスプレイパネル用フィルタ。
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