JP4902819B1 - フタロシアニン誘導体 - Google Patents
フタロシアニン誘導体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4902819B1 JP4902819B1 JP2011528137A JP2011528137A JP4902819B1 JP 4902819 B1 JP4902819 B1 JP 4902819B1 JP 2011528137 A JP2011528137 A JP 2011528137A JP 2011528137 A JP2011528137 A JP 2011528137A JP 4902819 B1 JP4902819 B1 JP 4902819B1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- mol
- substituent
- carbon atoms
- phthalocyanine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- JJPAXBYLYZUQDL-UHFFFAOYSA-N CC1=C(C)C(C)=C(C)CC1 Chemical compound CC1=C(C)C(C)=C(C)CC1 JJPAXBYLYZUQDL-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 0 CCC(C1=*2*3(*45)*(C(C6=C7CICNCC6)=*6)C7=*1)=C(CCN=I)C2=*C4=C(C*(CC1)=C)C1=C5*=C1*3=C6C(C)=C1C Chemical compound CCC(C1=*2*3(*45)*(C(C6=C7CICNCC6)=*6)C7=*1)=C(CCN=I)C2=*C4=C(C*(CC1)=C)C1=C5*=C1*3=C6C(C)=C1C 0.000 description 1
- UFWIBTONFRDIAS-UHFFFAOYSA-N c1cc2ccccc2cc1 Chemical compound c1cc2ccccc2cc1 UFWIBTONFRDIAS-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- UHOVQNZJYSORNB-UHFFFAOYSA-N c1ccccc1 Chemical compound c1ccccc1 UHOVQNZJYSORNB-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09B—ORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
- C09B47/00—Porphines; Azaporphines
- C09B47/04—Phthalocyanines abbreviation: Pc
- C09B47/06—Preparation from carboxylic acids or derivatives thereof, e.g. anhydrides, amides, mononitriles, phthalimide, o-cyanobenzamide
- C09B47/067—Preparation from carboxylic acids or derivatives thereof, e.g. anhydrides, amides, mononitriles, phthalimide, o-cyanobenzamide from phthalodinitriles naphthalenedinitriles, aromatic dinitriles prepared in situ, hydrogenated phthalodinitrile
- C09B47/0675—Preparation from carboxylic acids or derivatives thereof, e.g. anhydrides, amides, mononitriles, phthalimide, o-cyanobenzamide from phthalodinitriles naphthalenedinitriles, aromatic dinitriles prepared in situ, hydrogenated phthalodinitrile having oxygen or sulfur linked directly to the skeleton
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09B—ORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
- C09B23/00—Methine or polymethine dyes, e.g. cyanine dyes
- C09B23/0066—Methine or polymethine dyes, e.g. cyanine dyes the polymethine chain being part of a carbocyclic ring,(e.g. benzene, naphtalene, cyclohexene, cyclobutenene-quadratic acid)
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B5/00—Optical elements other than lenses
- G02B5/20—Filters
- G02B5/22—Absorbing filters
- G02B5/23—Photochromic filters
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Optical Filters (AREA)
- Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
Abstract
(式(1)中、Mは、金属等を表わし、Z1〜Z4は、それぞれ独立して、下記式(2)〜(5)であり、
式(2)〜(5)中、p〜sは、0〜6の整数であり、R1〜R4は、下記式(6)、(6’)、(6’’)等で表される置換基(ア)またはハロゲン原子であり、
式(6)、(6’)、および(6’’)中、R5は、アルコキシ基またはハロゲン原子であり、R6は、アルキレン基であり、R7は、アルキル基であり、tは、0〜4の整数であり、uは、0〜4の整数であり、t’は、0〜6の整数である。
この際、R1〜R4として導入されるすべての基のうち、0.05個以上3個未満は、水素原子であり、3〜6個は、置換基(ア)であり、かつ、残部はハロゲン原子である。)
【選択図】なし
Description
Mは、無金属、金属、金属酸化物または金属ハロゲン化物を表わし、
Z1〜Z4は、それぞれ独立して、下記式(2)〜(5):
上記式(2)〜(5)中、
pは、0〜4の整数であり、
qは、0〜3の整数であり、
rは、0〜2の整数であり、
sは、0〜6の整数であり、
R1〜R4は、それぞれ独立して、ニトロ基、アミノ基、水酸基、ハロゲン原子で置換されてもよい炭素数1〜8のアルキル基、置換基(a)、置換基(b)、−S−(R9O)xR10、−S−L−A、および置換基(c)からなる群から選択される置換基(ア)またはハロゲン原子であり、
R9は、炭素数1〜3のアルキレン基であり、R10は、水素原子、炭素数1〜8のアルキル基、炭素数1〜8のアシル基、または置換基を有していてもよいアルキルカルバモイル基であり、xは、1〜4の整数であり、
Lは、置換基を有していてもよい炭素数1〜3のアルキレン基であり、Aは、それぞれ独立して、COOJ、OJ、CONJ2またはNJ2であり、この際、Jは、それぞれ独立して、水素原子、置換基を有していてもよい炭素数1〜8のアシル基、置換基を有していてもよいアルコシキカルボニル基、置換基を有していてもよい炭素数1〜8のアルキル基、または、−(R11O)yR12であり、R11は、炭素数1〜3のアルキレン基であり、R12は、水素原子、炭素数1〜8のアルキル基、炭素数1〜8のアシル基、または置換基を有していてもよいアルキルカルバモイル基であり、yは、1〜4の整数であり、
前記置換基(a)は、下記式(6)、(6’)または(6’’):
前記置換基(b)は、下記式(7):
前記置換基(c)は、下記式(8):
この際、R1〜R4として導入されるすべての基のうち、0.05個以上3個未満は、水素原子であり、1〜6個は、置換基(ア)であり、かつ、残部はハロゲン原子である、で示されるフタロシアニン誘導体によって達成される。
本発明の第1は、下記式(1):
Mは、無金属、金属、金属酸化物または金属ハロゲン化物を表わし、
Z1〜Z4は、それぞれ独立して、下記式(2)〜(5):
上記式(2)〜(5)中、
pは、0〜4の整数であり、
qは、0〜3の整数であり、
rは、0〜2の整数であり、
sは、0〜6の整数であり、
R1〜R4は、それぞれ独立して、ニトロ基、アミノ基、水酸基、ハロゲン原子で置換されてもよい炭素数1〜8のアルキル基、置換基(a)、置換基(b)、−S−(R9O)xR10、−S−L−A、および置換基(c)からなる群から選択される置換基(ア)またはハロゲン原子であり、
R9は、炭素数1〜3のアルキレン基であり、R10は、水素原子、炭素数1〜8のアルキル基、炭素数1〜8のアシル基、または置換基を有していてもよいアルキルカルバモイル基であり、xは、1〜4の整数であり、
Lは、置換基を有していてもよい炭素数1〜3のアルキレン基であり、Aは、それぞれ独立して、COOJ、OJ、CONJ2またはNJ2であり、この際、Jは、それぞれ独立して、水素原子、置換基を有していてもよい炭素数1〜8のアシル基、置換基を有していてもよいアルコシキカルボニル基、置換基を有していてもよい炭素数1〜8のアルキル基、または、−(R11O)yR12であり、R11は、炭素数1〜3のアルキレン基であり、R12は、水素原子、炭素数1〜8のアルキル基、炭素数1〜8のアシル基、または置換基を有していてもよいアルキルカルバモイル基であり、yは、1〜4の整数であり、
前記置換基(a)は、下記式(6)、(6’)または(6’’):
前記置換基(b)は、下記式(7):
前記置換基(c)は、下記式(8):
この際、R1〜R4として導入されるすべての基のうち、0.05個以上3個未満は、水素原子であり、1〜6個は、置換基(ア)であり、かつ、残部はハロゲン原子である、で示されるフタロシアニン誘導体に関するものである。
ハロゲン原子で置換されてもよい炭素数1〜8のアルキル基としては、特に制限されず、炭素数1〜8の直鎖、分岐または環状のアルキル基が挙げられる。より具体的には、炭素数1〜8のアルキル基としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、n−ペンチル基、イソペンチル基、ネオペンチル基、n−ヘキシル基、シクロヘキシル基、n−ヘプチル基、n−オクチル基、2−エチルヘキシル基等の直鎖、分岐又は環状のアルキル基が挙げられる。これらのうち、耐熱性や溶媒溶解性などの上記特性、特に溶媒溶解性を考慮すると、炭素数1〜5の直鎖または分岐のアルキル基、特に炭素数1〜3の直鎖または分岐のアルキル基が好ましく、特には、tert−ブチル基が好ましい。tert−ブチル基のような嵩高い置換基を有すると得られるフタロシアニン誘導体の構造が全体的に不規則となり(ランダムな構造となり)結晶性が悪くなるため、エーテル系溶媒への溶解性が向上するという効果もあって好ましい。また、ハロゲン原子は、本明細書中に開示されている説明事項が同様に妥当する。
また、置換基(a)は、下記式(6)、(6’)または(6’’)で表わされる。
また、置換基(b)は、下記式(7)で表わされる。
R1〜R4は、それぞれ独立して、−S−(R9O)xR10であると好ましい。
R1〜R4は、それぞれ独立して、−S−L−Aであると好ましい。
置換基(c)は、下記式(8):
金属化合物と;
を、「R1〜R4として導入されるすべての基のうち、0.05個以上3個未満は、水素原子であり、1〜6個は、置換基(ア)であり、かつ、残部はハロゲン原子である」となるように、環化反応させることによって、本発明のフタロシアニン誘導体を製造することができる。
本発明の第2は、本発明のフタロシアニン誘導体を含む、フラットパネルディスプレイ用フィルターである。
フタロニトリル化合物[α−{(4−COOC2H4OCH3)C6H4O}a,β−{(4−COOC2H4OCH3)C6H4O}1−aCl3PN](0≦a<1)(中間体1)の合成
150mlフラスコに、テトラクロロフタロニトリル(以下、TCPNと略す)7.98g(0.030モル)とp−ヒドロキシ安息香酸メチルセルソルブ5.95g(0.030モル)、アセトニトリル31.91gを投入し、マグネチックスターラーを用いて、内温が40℃に安定するまで約30分攪拌した後、炭酸カリウム4.56g(0.033モル)を投入して約3時間反応させた。冷却後、吸引ろ過して得た溶液を約110℃×1時間の条件にてエバポレーション処理により溶剤を溜去した。さらに、約110℃で一晩真空乾燥し、約13.1g(TCPNに対する収率102.4モル%)が得られた。
フタロニトリル化合物[α−{(4−COOC2H4OCH3)C6H4O}a,α−{(2,6−Cl2)C6H3S}b,β−{(4−COOC2H4OCH3)C6H4O}0.8−a,β−{(2,6−Cl2)C6H3S}0.2−bCl3PN](0≦a<0.8,0≦b<0.2)(中間体2)の合成
150mlフラスコに、TCPN5.32g(0.020モル)とp−ヒドロキシ安息香酸メチルセルソルブ3.14g(0.016モル)、アセトニトリル21.27gを投入しマグネチックスターラーを用いて、内温が40℃に安定するまで約30分攪拌した後、炭酸カリウム3.04g(0.022モル)を投入して約2時間反応させた。反応後、フラスコに2,6−ジクロロチオフェノール0.72g(0.004モル)を投入して、さらに約4時間反応をさせた。冷却後、合成例1と同じ工程にて処理を行い、約8.3g(TCPNに対する収率98.8モル%)が得られた。
フタロニトリル化合物[α−{(4−COOC2H4OCH3)C6H4O}a,β−{(4−COOC2H4OCH3)C6H4O}1−aF3PN](0≦a<1)(中間体3)の合成
150mlフラスコに、テトラフルオロフタロニトリル(以下、TFPNと略す)8.00g(0.040モル)とp−ヒドロキシ安息香酸メチルセルソルブ7.93g(0.040モル)、アセトニトリル32.01gを投入し、マグネチックスターラーを用いて、内温が40℃に安定するまで約30分攪拌した後、炭酸カリウム6.08g(0.044モル)を投入して約4時間反応させた。冷却後、吸引ろ過して得た溶液を約110℃×1時間の条件にてエバポレーション処理により溶剤を溜去した。さらに、約110℃で一晩真空乾燥し、約15.4g(TFPNに対する収率107.3モル%)が得られた。
フタロニトリル化合物[α−{(CH3CH(OCH3)C2H4OOC)C2H4S}H3PN](中間体4)の合成
150mlフラスコに、3−ニトロフタロニトリル10g(0.0578モル)と3−メルカプトプロピオン酸3−メトキシブチル11.11g(0.0578モル)、アセトニトリル40gを投入し、マグネチックスターラーを用いて内温が60℃に安定するまで約30分攪拌した後、炭酸カリウム8.79g(0.0636モル)を投入して約6時間反応させた。冷却後、合成例1と同じ工程にて処理を行い、約18.3g(3−ニトロフタロニトリルに対する収率99.4モル%)が得られた。
フタロニトリル化合物[α−{(4−SO3C2H4OCH3)C6H4O}a,β−{(4−SO3C2H4OCH3)C6H4O}1−aCl3PN](0≦a<1)(中間体5)の合成
150mlフラスコに、TCPN13.30g(0.050モル)とp−フェノールスルホン酸メチルセルソルブ12.10g(0.050モル)、アセトニトリル53.18gを投入し、マグネチックスターラーを用いて、内温が75℃に安定するまで約30分攪拌した後、炭酸カリウム7.60g(0.055モル)を投入して約8時間反応させた。冷却後、吸引ろ過して得た溶液を約110℃×1時間の条件にてエバポレーション処理により溶剤を溜去した。さらに、約110℃で一晩真空乾燥し、約23.0g(TCPNに対する収率99.6モル%)が得られた。
フタロニトリル化合物[α−{(4−COOCH3)C6H4O}a,β−{(4−COOCH3)C6H4O}1.5−aCl2.5PN](0≦a<1.5)(中間体6)の合成
150mlフラスコに、TCPN4.25g(0.016モル)とp−ヒドロキシ安息香酸メチル3.65g(0.024モル)、ベンゾニトリル(以下、BNと略す)13.19gを投入し、マグネチックスターラーを用いて、内温が80℃に安定するまで約30分攪拌した後、炭酸カリウム3.65g(0.026モル)を投入して約4時間反応させた。冷却後、吸引ろ過して得た溶液を約110℃×1時間の条件にてエバポレーション処理により溶剤を溜去した。さらに、約110℃で一晩真空乾燥し、約6.5g(TCPNに対する収率98.6モル%)が得られた。
フタロニトリル化合物[α−{(4−COOC2H4OCH3)C6H4O}a,β−{(4−COOC2H4OCH3)C6H4O}0.6−aCl3.4PN](0≦a<0.6)(中間体7)の合成
150mlフラスコに、TCPN4.25g(0.016モル)とp−ヒドロキシ安息香酸メチルセルソルブ1.88g(0.010モル)、BN13.19gを投入し、マグネチックスターラーを用いて、内温が80℃に安定するまで約30分攪拌した後、炭酸カリウム1.46g(0.011モル)を投入して約4時間反応させた。冷却後、吸引ろ過して得た溶液を約110℃×1時間の条件にてエバポレーション処理により溶剤を溜去した。さらに、約110℃で一晩真空乾燥し、約5.7g(TCPNに対する収率98.3モル%)が得られた。
フタロニトリル化合物[α−{(4−COOC2H4OCH3)C6H4O}a,β−{(4−COOC2H4OCH3)C6H4O}0.3−aCl3.7PN](0≦a<0.3)(中間体8)の合成
150mlフラスコに、TCPN4.25g(0.016モル)とp−ヒドロキシ安息香酸メチルセルソルブ0.94g(0.005モル)、BN13.19gを投入し、マグネチックスターラーを用いて、内温が80℃に安定するまで約30分攪拌した後、炭酸カリウム0.73g(0.005モル)を投入して約4時間反応させた。冷却後、吸引ろ過して得た溶液を約110℃×1時間の条件にてエバポレーション処理により溶剤を溜去した。さらに、約110℃で一晩真空乾燥し、約4.9g(TCPNに対する収率98.0モル%)が得られた。
フタロニトリル化合物[α−{(4−COOC2H4OCH3)C6H4O}a,α−{(2−OCH3−4−COOC2H4OCH3)C6H3O}b,β−{(4−COOC2H4OCH3)C6H4O}0.8−a,β−{(2−OCH3−4−COOC2H4OCH3)C6H3O}0.2−bCl3PN](0≦a<0.8、0≦b<0.2)(中間体9)の合成
150mlフラスコに、TCPN6.65g(0.025モル)とp−ヒドロキシ安息香酸メチルセルソルブ3.92g(0.020モル)、バニリン酸メチルセルソルブ1.13g(0.005モル)、アセトニトリル26.59gを投入し、マグネチックスターラーを用いて、内温が40℃に安定するまで約30分攪拌した後、炭酸カリウム3.80g(0.028モル)を投入して約4時間反応させた。冷却後、吸引ろ過して得た溶液を約110℃×1時間の条件にてエバポレーション処理により溶剤を溜去した。さらに、約110℃で一晩真空乾燥し、約10.7g(TCPNに対する収率99.5モル%)が得られた。
フタロニトリル化合物[α−{(2−COOC2H4OCH3)C10H8−6−O}a,β−{(2−COOC2H4OCH3)C10H8−6−O}1−aCl3PN](0≦a<1)(中間体10)の合成
150mlフラスコに、TCPN3.46g(0.013モル)と6−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸メチルセルソルブ3.20g(0.013モル)、BN10.72gを投入し、マグネチックスターラーを用いて、内温が80℃に安定するまで約30分攪拌した後、炭酸カリウム1.98g(0.014モル)を投入して約4時間反応させた。冷却後、吸引ろ過して得た溶液を約110℃×1時間の条件にてエバポレーション処理により溶剤を溜去した。さらに、約110℃で一晩真空乾燥し、約6.1g(TCPNに対する収率98.4モル%)が得られた。
フタロニトリル化合物[α−{(4−CN)C6H4O}H3PN](中間体11)の合成
150mlフラスコに、3ニトロフタロニトリル25.10g(0.145モル)と4−シアノフェノール17.79g(0.149モル)、アセトニトリル100.42gを投入し、マグネチックスターラーを用いて、内温が85℃に安定するまで約30分攪拌した後、炭酸カリウム22.04g(0.160モル)を投入して約4時間反応させた。冷却後、吸引ろ過して得た溶液に蒸留水100.42gを滴下して結晶を析出させた。吸引ろ過後、取り出した結晶を約60℃で一晩真空乾燥し、約34.05g(3ニトロフタロニトリルに対する収率95.8モル%)が得られた。
フタロニトリル化合物[α−{(2−NO2)C6H4O}H3PN](中間体12)の合成
150mlフラスコに、3ニトロフタロニトリル25.10g(0.145モル)と2−ニトロフェノール24.21g(0.174モル)、アセトニトリル100.42gを投入し、マグネチックスターラーを用いて、内温が85℃に安定するまで約30分攪拌した後、炭酸カリウム24.05g(0.174モル)を投入して約24時間反応させた。冷却後、吸引ろ過して得た溶液に蒸留水200gを滴下して結晶を析出させた。吸引ろ過後、取り出した結晶を約60℃で一晩真空乾燥し、約36.1g(3ニトロフタロニトリルに対する収率93.9モル%)が得られた。
フタロニトリル化合物[α−{(4−COOC2H4OCH3)C6H4O}a,α−{(2−C6H5)C6H4O}b,β−{(4−COOC2H4OCH3)C6H4O}0.9−a,β−{(2−C6H5)C6H4O}0.1−bCl3PN](0≦a<0.9、0≦b<0.1)(中間体13)の合成
150mlフラスコに、TCPN4.25g(0.016モル)とp−ヒドロキシ安息香酸メチルセルソルブ2.83g(0.014モル)、o−フェニルフェノール0.27g(0.002モル)、BN13.19gを投入し、マグネチックスターラーを用いて、内温が80℃に安定するまで約30分攪拌した後、炭酸カリウム2.43g(0.018モル)を投入して約4時間反応させた。冷却後、吸引ろ過して得た溶液を約110℃×1時間の条件にてエバポレーション処理により溶剤を溜去した。さらに、約110℃で一晩真空乾燥し、約6.7g(TCPNに対する収率98.5モル%)が得られた。
フタロニトリル化合物[α−{(4−COOC2H4OCH3)C6H4O}a,α−{(2−COOCH3)C6H4S}b,β−{(4−COOC2H4OCH3)C6H4O}0.8−a,β−{(2−COOCH3)C6H4S}0.2−bCl3PN](0≦a<0.8、0≦b<0.2)(中間体14)の合成
150mlフラスコに、TCPN4.25g(0.016モル)とp−ヒドロキシ安息香酸メチルセルソルブ2.51g(0.013モル)、チオサリチル酸メチル0.54g(0.003モル)、BN13.19gを投入し、マグネチックスターラーを用いて、内温が80℃に安定するまで約30分攪拌した後、炭酸カリウム2.43g(0.018モル)を投入して約4時間反応させた。冷却後、吸引ろ過して得た溶液を約110℃×1時間の条件にてエバポレーション処理により溶剤を溜去した。さらに、約110℃で一晩真空乾燥し、約6.6g(TCPNに対する収率98.5モル%)が得られた。
フタロニトリル化合物[α−{(4−COOC2H4OCH3)C6H4O}a,α−{(4−OCH3)C6H4O}b,β−{(4−COOC2H4OCH3)C6H4O}0.9−a,β−{(4−OCH3)C6H4O}0.1−bCl3PN](0≦a<0.9、0≦b<0.1)(中間体15)の合成
150mlフラスコに、TCPN4.25g(0.016モル)とp−ヒドロキシ安息香酸メチルセルソルブ2.83g(0.014モル)、4−メトキシフェノール0.20g(0.002モル)、BN13.19gを投入し、マグネチックスターラーを用いて、内温が80℃に安定するまで約30分攪拌した後、炭酸カリウム2.43g(0.018モル)を投入して約4時間反応させた。冷却後、吸引ろ過して得た溶液を約110℃×1時間の条件にてエバポレーション処理により溶剤を溜去した。さらに、約110℃で一晩真空乾燥し、約6.6g(TCPNに対する収率98.5モル%)が得られた。
フタロニトリル化合物[α−{(4−COOC2H4OCH3)C6H4O}a,α−{(2−C(CH3)3)C6H4O}b,β−{(4−COOC2H4OCH3)C6H4O}0.9−a,β−{(2−C(CH3)3)C6H4O}0.1−bCl3PN](0≦a<0.9、0≦b<0.1)(中間体16)の合成
150mlフラスコに、TCPN4.25g(0.016モル)とp−ヒドロキシ安息香酸メチルセルソルブ2.83g(0.014モル)、2−tert−ブチルフェノール0.24g(0.002モル)、BN13.19gを投入し、マグネチックスターラーを用いて、内温が80℃に安定するまで約30分攪拌した後、炭酸カリウム2.43g(0.018モル)を投入して約4時間反応させた。冷却後、吸引ろ過して得た溶液を約110℃×1時間の条件にてエバポレーション処理により溶剤を溜去した。さらに、約110℃で一晩真空乾燥し、約6.6g(TCPNに対する収率98.5モル%)が得られた。
フタロニトリル化合物[α−{(4−COOC2H4OCH3)C6H4O}a,α−{(3−COOC2H5)C6H4O}b,β−{(4−COOC2H4OCH3)C6H4O}0.7−a,β−{(3−COOC2H5)C6H4O}0.3−bCl3PN](0≦a<0.7、0≦b<0.3)(中間体17)の合成
150mlフラスコに、TCPN4.25g(0.016モル)とp−ヒドロキシ安息香酸メチルセルソルブ2.20g(0.011モル)、3−ヒドロキシ安息香酸エチル0.8g(0.005モル)、BN13.19gを投入し、マグネチックスターラーを用いて、内温が80℃に安定するまで約30分攪拌した後、炭酸カリウム2.43g(0.018モル)を投入して約4時間反応させた。冷却後、吸引ろ過して得た溶液を約110℃×1時間の条件にてエバポレーション処理により溶剤を溜去した。さらに、約110℃で一晩真空乾燥し、約6.5g(TCPNに対する収率97.0モル%)が得られた。
フタロニトリル化合物[α−{(4−COOC2H4OCH3)C6H4O}a,α−{C6F5O}b,β−{(4−COOC2H4OCH3)C6H4O}0.8−a,β−{C6F5O}0.2−bCl3PN](0≦a<0.8、0≦b<0.2)(中間体18)の合成
150mlフラスコに、TCPN13.30g(0.050モル)とp−ヒドロキシ安息香酸メチルセルソルブ7.85g(0.040モル)、ペンタフルオロフェノール1.84g(0.010モル)、アセトニトリル53.18gを投入し、マグネチックスターラーを用いて、内温が40℃に安定するまで約30分攪拌した後、炭酸カリウム7.60g(0.055モル)を投入して約5時間反応させた。冷却後、吸引ろ過して得た溶液を約110℃×1時間の条件にてエバポレーション処理により溶剤を溜去した。さらに、約110℃で一晩真空乾燥し、約21.3g(TCPNに対する収率100.4モル%)が得られた。
フタロニトリル化合物[α−{(4−COOC2H4OCH3)C6H4O}a,α−{(3,5−Br2−4−COOC2H4OCH3)C6H2O}b,β−{(4−COOC2H4OCH3)C6H4O}0.8−a,β−{(3,5−Br2−4−COOC2H4OCH3)C6H2O}0.2−bCl3PN](0≦a<0.8、0≦b<0.2)(中間体19)の合成
150mlフラスコに、TCPN13.30g(0.050モル)とp−ヒドロキシ安息香酸メチルセルソルブ7.85g(0.040モル)、3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシ安息香酸メチルセルソルブ3.54g(0.010モル)、アセトニトリル53.18gを投入し、マグネチックスターラーを用いて、内温が40℃に安定するまで約30分攪拌した後、炭酸カリウム7.60g(0.055モル)を投入して約3時間反応させた。冷却後、吸引ろ過して得た溶液を約110℃×1時間の条件にてエバポレーション処理により溶剤を溜去した。さらに、約110℃で一晩真空乾燥し、約23.0g(TCPNに対する収率100.6モル%)が得られた。
フタロニトリル化合物[α−{(4−COOC2H4OCH3)C6H4O}a,α−{(4−CF3)C6H4O}b,β−{(4−COOC2H4OCH3)C6H4O}0.9−a,β−{(4−CF3)C6H4O}0.1−bCl3PN](0≦a<0.9、0≦b<0.1)(中間体20)の合成
150mlフラスコに、TCPN4.25g(0.016モル)とp−ヒドロキシ安息香酸メチルセルソルブ2.83g(0.014モル)、4−ヒドロキシベンゾトリフルオリド0.26g(0.002モル)、BN13.19gを投入し、マグネチックスターラーを用いて、内温が80℃に安定するまで約30分攪拌した後、炭酸カリウム2.43g(0.018モル)を投入して約4時間反応させた。冷却後、吸引ろ過して得た溶液を約110℃×1時間の条件にてエバポレーション処理により溶剤を溜去した。さらに、約110℃で一晩真空乾燥し、約6.7g(TCPNに対する収率98.5モル%)が得られた。
(前駆体合成例1)
フタロニトリル前駆体[Br0.33Cl3.67PN]の合成(前駆体1)
150mlフラスコに、TCPN16.15g(0.060モル)、N-メチルピロリドン64.46gを投入し、マグネチックスターラーを用いて、内温が80℃に安定するまで約30分攪拌した後、臭素化カリウム7.22g(0.060モル)を投入して約72時間反応させた。冷却後、吸引ろ過により無機塩を除去して得られたろ液をエバポレーション処理し茶色固体を得た。この固体にメタノール30g、水50gを加え、1時間攪拌洗浄した後、ろ過して白色固体15.11g(TCPNに対する収率89.8モル%)を得た。また、得られた白色固体は、ガスクロマトグラフィーによる組成分析より、TCPN(70mol%)、ブロモトリクロロフタロニトリル(27mol%)、ジブロモジクロロフタロニトリル(3mol%)の混合物であった。
150mlフラスコに、前駆体合成例1で得られた前駆体1、4.21g(0.015モル)とp−ヒドロキシ安息香酸メチルセルソルブ1.49g(0.008モル)、フェノール0.30g(0.003モル)、BN17.33gを投入し、マグネチックスターラーを用いて、内温が80℃に安定するまで約30分攪拌した後、炭酸カリウム1.85g(0.14モル)を投入して約12時間反応させた。冷却後、吸引ろ過して得た溶液を約110℃×1時間の条件にてエバポレーション処理により溶剤を溜去した。さらに、約110℃で一晩真空乾燥し、約5.6g(前駆体1に対する収率100.3モル%)が得られた。
フタロニトリル化合物[β−{(2−COOCH3)C6H4O}PN](中間体22)の合成
150mlフラスコに、4−ニトロフタロニトリル25.10g(0.145モル)とサリチル酸メチル30.89g(0.203モル)、炭酸カリウム22.04g(0.16モル)、n−テトラブチルアンモニウムブロマイド0.93g(0.003モル)、アセトニトリル100.42gを投入し、内温80℃、マグネチックスターラーを用いて攪拌しながら約40時間反応させた。冷却後、吸引ろ過して得た溶液にメタノール50gと水150gの混合溶液を滴下して結晶を析出させた。得られた結晶を吸引ろ過した後、再びメタノール200gと水200gの混合溶液を加えて攪拌洗浄することで洗浄および精製を行った。吸引ろ過後、取り出した結晶を約60℃で一晩真空乾燥し、約34.8g(4−ニトロフタロニトリルに対する収率86.3モル%)が得られた。
フタロシアニン誘導体[ZnPc−{α−(4−COOC2H4OCH3)C6H4O}x,{β−(4−COOC2H4OCH3)C6H4O}3.8−xH0.8Cl11.4](0≦x<3.8)の合成
150mlフラスコに、合成例1で得られた中間体1、10.21g(0.024モル)、フタロニトリル0.16g(0.001モル)、BN3.46gを投入し、窒素流通下(10ml/min)、マグネチックスターラーを用いて内温160℃に安定するまで約1時間攪拌した後、ヨウ化亜鉛2.22g(0.007モル)を投入して約12時間反応させた。冷却後、反応溶液を140℃×1hrの条件にてエバポレーション処理して溶媒を溜去した後、得られた固形物に、フタロシアニン化反応に使用した中間体1およびフタロニトリル重量の和(10.37g)からBNの重量(3.46g)を差し引いた重量に相当するメチルセルソルブ(6.9g)を加え、攪拌・溶解することで晶析溶液を調製した。次に、調製した晶析溶液をフタロシアニン化反応に使用した中間体1およびフタロニトリル重量の和の10倍量に相当するメタノール(103.8g)中に滴下し、30分攪拌した。その後、中間体重量の和の7倍量に相当する蒸留水(72.6g)を30分かけて滴下し、滴下終了後、さらに30分攪拌して結晶を析出させた。得られた結晶を吸引ろ過した後、再び晶析時の1/2倍量のメタノール(51.9g)を加えて30分攪拌した後、晶析時の1/2倍量の蒸留水(36.3g)を30分かけて滴下し、滴下終了後、さらに30分攪拌することで洗浄および精製を行った。吸引ろ過後、取り出した結晶を約60℃で一晩真空乾燥し、約10.7g(中間体1およびフタロニトリルに対する収率99.2モル%)が得られた。
得られたフタロシアニン誘導体を分光光度計(日立製作所(株)社製:U−2910)を用いてメチルセルソルブ0.8wt%含有メタノール溶液中で最大吸収波長(λmax)およびグラム吸光係数を測定した。測定手法は以下の通り行なった。
グラム吸光係数=(A×5000)/(0.08×1000)このようにして測定した結果を表4にまとめる。
得られたフタロシアニン誘導体0.125gに(株)日本触媒社製マレイミド系バインダーポリマー38.7wt%プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(以下、PGMEAと略す)溶液0.42gおよびPGMEA1.22g、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート0.112g、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株)社製(IRGACURE369)0.01gを加え、溶解、混合して、樹脂塗料液を調製した。得られた樹脂塗料液をバーコーターを使用して、ガラス板に乾燥膜中の色素濃度30wt%、乾燥膜厚が2μmとなるよう塗布し、80℃にて30分間乾燥させた。このようにして得られたコーティングガラス板の吸収スペクトルを分光光度計(日立製作所(株)社製:U−2910)にて測定し、これを加熱前スペクトルとした。次に、加熱前スペクトルを測定した塗膜ガラス板を220℃にて20分間、加熱処理した。この加熱処理したコーティングガラス板の吸収スペクトルを分光光度計にて測定し、これを加熱後スペクトルとした。このように測定した加熱前、加熱後の各スペクトルにおいて380nm〜900nmまでの吸光度を積分し、加熱前と加熱後でその吸光度の差を測定した。また、加熱前スペクトルをE1、加熱後スペクトルをE2、測定した吸光度の差をΔEとしたとき、ΔEを以下の式で計算した。
得られたフタロシアニン誘導体0.1gにPGMEA0.9gを加え、色素が10wt%含有した調製液を作製した。調製液をマグネチックスターラーにより1時間攪拌した後、全量を注射器にて採取し、メンブレンフィルター(φ=0.45μm)を用いてろ過した。調製液がメンブレンフィルターにより目詰まりせず通過できる場合、調製液に色素が溶解していると判断するろ過テストを実施し、全て問題なくろ過できた場合を○、ろ過できたが一部溶け残りが見られた場合を△、フィルターの目詰まりを起こした場合を×として溶解性の評価とした。
[ZnPc−{α−(4−COOC2H4OCH3)C6H4O}x,{α−(2,6−Cl2)C6H3S}y,{β−(4−COOC2H4OCH3)C6H4O}2.88−x{β−(2,6−Cl2)C6H3S}0.72−y,H1.6Cl10.8](0≦x<2.88,0≦y<0.72)の合成
150mlフラスコに、合成例2で得られた中間体2、12.67g(0.030モル)、フタロニトリル0.43g(0.003モル)、BN4.36gを投入し、窒素流通下(10ml/min)、マグネチックスターラーを用いて内温160℃に安定するまで約1時間攪拌した後、ヨウ化亜鉛2.93g(0.009モル)を投入して約10時間反応させた。冷却後、実施例1と全く同様の操作を行い約13.2g(中間体2およびフタロニトリルに対する収率96.8モル%)が得られた。
フタロシアニン誘導体[ZnPc−{α−(4−COOC2H4OCH3)C6H4O}x,{β−(4−COOC2H4OCH3)C6H4O}3.8−x,(β−NO2)0.2H0.6Cl11.4](0≦x<3.8)の合成
150mlフラスコに、合成例1で得られた中間体1、10.64g(0.025モル)、4−ニトロフタロニトリル0.23g(0.001モル)、BN3.62gを投入し、窒素流通下(10ml/min)、マグネチックスターラーを用いて内温160℃に安定するまで約1時間攪拌した後、ヨウ化亜鉛2.31g(0.007モル)を投入して約9時間反応させた。冷却後、実施例1と全く同様の操作を行い約10.95g(中間体1および4−ニトロフタロニトリルに対する収率96.9モル%)が得られた。
亜鉛フタロシアニン誘導体[Zn(C32N8.2)−{α−(4−COOC2H4OCH3)C6H4O}x,{β−(4−COOC2H4OCH3)C6H4O}3.8−xH0.6Cl11.4] (0≦x<3.8)の合成
150mlフラスコに、合成例1で得られた中間体1、10.64g(0.025モル)、ピリジン−2,3−ジカルボニトリル0.17g(0.001モル)、BN3.60gを投入し、窒素流通下(10ml/min)、マグネチックスターラーを用いて内温160℃に安定するまで約1時間攪拌した後、ヨウ化亜鉛2.31g(0.007モル)を投入して約9時間反応させた。冷却後、実施例1と全く同様の操作を行い約11.2g(中間体1およびピリジン−2,3−ジカルボニトリルに対する収率99.6モル%)が得られた。
亜鉛フタロシアニン誘導体[Zn(C32.8N8)−{α−(4−COOC2H4OCH3)C6H4O}x,{β−(4−COOC2H4OCH3)C6H4O}3.8−xH1.2Cl11.4] (0≦x<3.8)の合成
150mlフラスコに、合成例1で得られた中間体1、10.64g(0.025モル)、2,3−ジシアノナフタレン0.23g(0.001モル)、BN3.62gを投入し、窒素流通下(10ml/min)、マグネチックスターラーを用いて内温160℃に安定するまで約1時間攪拌した後、ヨウ化亜鉛2.31g(0.003モル)を投入して約9時間反応させた。冷却後、実施例1と全く同様の操作を行い約11.0g(中間体1および2,3−ジシアノナフタレンに対する収率97.3モル%)が得られた。
亜鉛フタロシアニン誘導体[Zn(C32.8N8)−{α−(4−COOC2H4OCH3)C6H4O}x,{β−(4−COOC2H4OCH3)C6H4O}3.8−xH0.8Cl11.4Br0.4] (0≦x<3.8)の合成
150mlフラスコに、合成例1で得られた中間体1、10.64g(0.025モル)、2,3−ジブロモ−6,7−ジシアノナフタレン0.44g(0.001モル)、BN3.69gを投入し、窒素流通下(10ml/min)、マグネチックスターラーを用いて内温160℃に安定するまで約1時間攪拌した後、ヨウ化亜鉛2.31g(0.007モル)を投入して約12時間反応させた。冷却後、実施例1と全く同様の操作を行い約10.95g(中間体1および2,3−ジブロモ−6,7−ジシアノナフタレンに対する収率95.1モル%)が得られた。
フタロシアニン誘導体[ZnPc−{α−(4−COOC2H4OCH3)C6H4O}x,{β−(4−COOC2H4OCH3)C6H4O}3.8−x,(β−NH2)0.2H0.6Cl11.4](0≦x<3.8)の合成
150mlフラスコに、合成例1で得られた中間体1、10.64g(0.025モル)、4−アミノフタロニトリル0.19g(0.001モル)、BN3.61gを投入し、窒素流通下(10ml/min)、マグネチックスターラーを用いて内温160℃に安定するまで約1時間攪拌した後、ヨウ化亜鉛2.31g(0.007モル)を投入して約12時間反応させた。冷却後、実施例1と全く同様の操作を行い約11.3g(中間体1および4−アミノフタロニトリルに対する収率100.4モル%)が得られた。
フタロシアニン誘導体[ZnPc−{α−(4−COOC2H4OCH3)C6H4O}x,{β−(4−COOC2H4OCH3)C6H4O}3.8−x,(β−OH)0.2H0.6Cl11.4](0≦x<3.8)の合成
150mlフラスコに、合成例1で得られた中間体1、10.64g(0.025モル)、4−ヒドロキシフタロニトリル0.19g(0.001モル)、BN3.61gを投入し、窒素流通下(10ml/min)、マグネチックスターラーを用いて内温160℃に安定するまで約1時間攪拌した後、ヨウ化亜鉛2.31g(0.007モル)を投入して約12時間反応させた。冷却後、実施例1と全く同様の操作を行い約11.3g(中間体1および4−ヒドロキシフタロニトリルに対する収率100.4モル%)が得られた。
フタロシアニン誘導体[ZnPc−{α−(4−COOC2H4OCH3)C6H4O}x,{β−(4−COOC2H4OCH3)C6H4O}3.8−x,(β−C(CH3)3)0.2H0.6Cl11.4](0≦x<3.8)の合成
150mlフラスコに、合成例1で得られた中間体1、10.64g(0.025モル)、4−tert−ブチルフタロニトリル0.24g(0.001モル)、BN3.63gを投入し、窒素流通下(10ml/min)、マグネチックスターラーを用いて内温160℃に安定するまで約1時間攪拌した後、ヨウ化亜鉛2.31g(0.007モル)を投入して約12時間反応させた。冷却後、実施例1と全く同様の操作を行い約11.0g(中間体1および4−tert−ブチルフタロニトリルに対する収率97.2モル%)が得られた。
フタロシアニン誘導体[ZnPc−{α−(4−COOC2H4OCH3)C6H4O}x,{β−(4−COOC2H4OCH3)C6H4O}3.8−xH0.4Cl11.8](0≦x<3.8)の合成
150mlフラスコに、合成例1で得られた中間体1、10.64g(0.025モル)、4,5−ジクロロフタロニトリル0.26g(0.001モル)、BN3.63gを投入し、窒素流通下(10ml/min)、マグネチックスターラーを用いて内温160℃に安定するまで約1時間攪拌した後、ヨウ化亜鉛2.31g(0.007モル)を投入して約12時間反応させた。冷却後、実施例1と全く同様の操作を行い約11.2g(中間体1および4,5−ジクロロフタロニトリルに対する収率98.9モル%)が得られた。
亜鉛フタロシアニン誘導体[Zn(C32N8.08)−{α−(4−COOC2H4OCH3)C6H4O}x,{β−(4−COOC2H4OCH3)C6H4O}3.96−xH0.08Cl11.88] (0≦x<3.96)の合成
150mlフラスコに、合成例1で得られた中間体1、10.64g(0.025モル)、2,3−ジシアノピラジン0.03g(0.0003モル)、BN3.56gを投入し、窒素流通下(10ml/min)、マグネチックスターラーを用いて内温160℃に安定するまで約1時間攪拌した後、ヨウ化亜鉛2.22g(0.007モル)を投入して約12時間反応させた。冷却後、実施例1と全く同様の操作を行い約10.45g(中間体1および2,3−ジシアノピラジンに対する収率94.3モル%)が得られた。
フタロシアニン誘導体[ZnPc−{α−(4−COOC2H4OCH3)C6H4O}x,{β−(4−COOC2H4OCH3)C6H4O}3.8−xH0.8F11.4](0≦x<3.8)の合成
150mlフラスコに、合成例3で得られた中間体3、8.99g(0.025モル)、フタロニトリル0.17g(0.001モル)、BN3.05gを投入し、窒素流通下(10ml/min)、マグネチックスターラーを用いて内温160℃に安定するまで約1時間攪拌した後、ヨウ化亜鉛2.31g(0.007モル)を投入して約12時間反応させた。冷却後、実施例1と全く同様の操作を行い約8.95g(中間体3およびフタロニトリルに対する収率93.3モル%)が得られた。
フタロシアニン誘導体[ZnPc−α−{(CH3CH(OCH3)C2H4OOC)C2H4S}0.2,{α−(4−COOC2H4OCH3)C6H4O}x,{β−(4−COOC2H4OCH3)C6H4O}3.8−xH0.6Cl11.4](0≦x<3.8)の合成
150mlフラスコに、合成例1で得られた中間体1、10.21g(0.024モル)、合成例4で得られた中間体4、0.40g(0.001モル)、BN3.54gを投入し、窒素流通下(10ml/min)、マグネチックスターラーを用いて内温160℃に安定するまで約1時間攪拌した後、ヨウ化亜鉛2.22g(0.007モル)を投入して約12時間反応させた。冷却後、実施例1と全く同様の操作を行い約10.0g(中間体1および中間体4に対する収率90.7モル%)が得られた。
フタロシアニン誘導体[ZnPc−{α−(4−SO3C2H4OCH3)C6H4O}x,{β−(4−SO3C2H4OCH3)C6H4O}3.8−xH0.8Cl11.4](0≦x<3.8)の合成
150mlフラスコに、合成例5で得られた中間体5、11.08g(0.024モル)、フタロニトリル0.16g(0.001モル)、BN3.75gを投入し、窒素流通下(10ml/min)、マグネチックスターラーを用いて内温160℃に安定するまで約1時間攪拌した後、ヨウ化亜鉛2.22g(0.007モル)を投入して約12時間反応させた。冷却後、実施例1と全く同様の操作を行い約10.55g(中間体5およびフタロニトリルに対する収率90.5モル%)が得られた。
実施例2で得られたフタロシアニン誘導体を、耐熱性の評価を以下の耐熱性評価方法(2)の方法で実施した以外は、実施例1と全く同じ操作により最大吸収波長、グラム吸光係数および耐熱性を測定し、その結果を表4にまとめた。
得られたフタロシアニン誘導体0.125gに(株)日本触媒社製マレイミド系バインダーポリマー38.7wt%プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(以下、PGMEAと略す)溶液0.42gおよびPGMEA20.0g、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート0.112g、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株)社製(IRGACURE369)0.01gを加え、溶解、混合して、樹脂塗料液を調製した。得られた樹脂塗料液をバーコーターを使用して、ガラス板に乾燥膜中の色素濃度30wt%、乾燥膜厚が0.1μmとなるよう塗布し、80℃にて30分間乾燥させた。このようにして得られたコーティングガラス板の吸収スペクトルを分光光度計(日立製作所(株)社製:U−2910)にて測定し、これを加熱前スペクトルとした。次に、加熱前スペクトルを測定した塗膜ガラス板を220℃にて20分間、加熱処理した。この加熱処理したコーティングガラス板の吸収スペクトルを分光光度計にて測定し、これを加熱後スペクトルとした。このように測定した加熱前、加熱後の各スペクトルにおいて380nm〜900nmまでの吸光度を積分し、加熱前と加熱後でその吸光度の差を測定した。また、加熱前スペクトルをE1、加熱後スペクトルをE2、測定した吸光度の差をΔEとしたとき、ΔEを以下の式で計算した。
実施例15において、実施例2で得られたフタロシアニン誘導体を、実施例3で得られたフタロシアニン誘導体に置き換えた以外は、実施例15と全く同様に操作し最大吸収波長、グラム吸光係数および耐熱性を測定し、その結果を表4にまとめた。
実施例15において、実施例2で得られたフタロシアニン誘導体を、実施例4で得られたフタロシアニン誘導体に置き換えた以外は、実施例15と全く同様に操作し最大吸収波長、グラム吸光係数および耐熱性を測定し、その結果を表4にまとめた。
実施例15において、実施例2で得られたフタロシアニン誘導体を、実施例5で得られたフタロシアニン誘導体に置き換えた以外は、実施例15と全く同様に操作し最大吸収波長、グラム吸光係数および耐熱性を測定し、その結果を表4にまとめた。
実施例15において、実施例2で得られたフタロシアニン誘導体を、実施例6で得られたフタロシアニン誘導体に置き換えた以外は、実施例15と全く同様に操作し最大吸収波長、グラム吸光係数および耐熱性を測定し、その結果を表4にまとめた。
実施例15において、実施例2で得られたフタロシアニン誘導体を、実施例7で得られたフタロシアニン誘導体に置き換えた以外は、実施例15と全く同様に操作し最大吸収波長、グラム吸光係数および耐熱性を測定し、その結果を表4にまとめた。
実施例15において、実施例2で得られたフタロシアニン誘導体を、実施例8で得られたフタロシアニン誘導体に置き換えた以外は、実施例15と全く同様に操作し最大吸収波長、グラム吸光係数および耐熱性を測定し、その結果を表4にまとめた。
実施例15において、実施例2で得られたフタロシアニン化合物を、実施例9で得られたフタロシアニン化合物に置き換えた以外は、実施例15と全く同様に操作し最大吸収波長、グラム吸光係数および耐熱性を測定し、その結果を表4にまとめた。
実施例15において、実施例2で得られたフタロシアニン誘導体を、実施例10で得られたフタロシアニン誘導体に置き換えた以外は、実施例15と全く同様に操作し最大吸収波長、グラム吸光係数および耐熱性を測定し、その結果を表4にまとめた。
実施例15において、実施例2で得られたフタロシアニン誘導体を、実施例11で得られたフタロシアニン誘導体に置き換えた以外は、実施例15と全く同様に操作し最大吸収波長、グラム吸光係数および耐熱性を測定し、その結果を表4にまとめた。
実施例15において、実施例2で得られたフタロシアニン誘導体を、実施例12で得られたフタロシアニン誘導体に置き換えた以外は、実施例15と全く同様に操作し最大吸収波長、グラム吸光係数および耐熱性を測定し、その結果を表4にまとめた。
実施例15において、実施例2で得られたフタロシアニン誘導体を、実施例13で得られたフタロシアニン誘導体に置き換えた以外は、実施例15と全く同様に操作し最大吸収波長、グラム吸光係数および耐熱性を測定し、その結果を表4にまとめた。
実施例15において、実施例2で得られたフタロシアニン誘導体を、実施例14で得られたフタロシアニン誘導体に置き換えた以外は、実施例15と全く同様に操作し最大吸収波長、グラム吸光係数および耐熱性を測定し、その結果を表4にまとめた。
フタロシアニン誘導体[ZnPc−{α−(4−COOCH3)C6H4O}x,{β−(4−COOCH3)C6H4O}5.7−xH0.8Cl9.5](0≦x<5.7)の合成
150mlフラスコに、合成例6で得られた中間体6、6.59g(0.015モル)、フタロニトリル0.10g(0.001モル)、BN6.69gを投入し、窒素流通下(10ml/min)、マグネチックスターラーを用いて内温160℃に安定するまで約1時間攪拌した後、ヨウ化亜鉛1.39g(0.004モル)を投入して約12時間反応させた。冷却後、実施例1と全く同様の操作を行い約5.7g(中間体6およびフタロニトリルに対する収率82.0モル%)が得られた。
フタロシアニン誘導体[ZnPc−{α−(4−COOC2H4OCH3)C6H4O}x,{β−(4−COOC2H4OCH3)C6H4O}2.28−xH0.8Cl12.92](0≦x<2.28)の合成
150mlフラスコに、合成例7で得られた中間体7、5.43g(0.015モル)、フタロニトリル0.10g(0.001モル)、BN5.53gを投入し、窒素流通下(10ml/min)、マグネチックスターラーを用いて内温160℃に安定するまで約1時間攪拌した後、ヨウ化亜鉛1.39g(0.004モル)を投入して約12時間反応させた。冷却後、実施例1と全く同様の操作を行い約5.3g(中間体7およびフタロニトリルに対する収率91.6モル%)が得られた。
フタロシアニン誘導体[ZnPc−{α−(4−COOC2H4OCH3)C6H4O}x,{β−(4−COOC2H4OCH3)C6H4O}1.14−xH0.8Cl14.06](0≦x<1.14)の合成
150mlフラスコに、合成例8で得られた中間体8、4.71g(0.015モル)、フタロニトリル0.10g(0.001モル)、BN4.81gを投入し、窒素流通下(10ml/min)、マグネチックスターラーを用いて内温160℃に安定するまで約1時間攪拌した後、ヨウ化亜鉛1.39g(0.004モル)を投入して約12時間反応させた。冷却後、実施例1と全く同様の操作を行い約3.9g(中間体8およびフタロニトリルに対する収率77.0モル%)が得られた。
フタロシアニン誘導体[ZnPc−{α−(4−COOC2H4OCH3)C6H4O}x,{α−(2−OCH3−4−COOC2H4OCH3)C6H3O}y,{β−(4−COOC2H4OCH3)C6H4O}2.72−x,{β−(2−OCH3−4−COOC2H4OCH3)C6H3O}0.68−yH2.4Cl10.2](0≦x<2.72,0≦y<0.68)の合成
150mlフラスコに、合成例9で得られた中間体9、11.22g(0.026モル)、フタロニトリル0.59g(0.005モル)、BN3.94gを投入し、窒素流通下(10ml/min)、マグネチックスターラーを用いて内温160℃に安定するまで約1時間攪拌した後、ヨウ化亜鉛2.69g(0.008モル)を投入して約12時間反応させた。冷却後、実施例1と全く同様の操作を行い約12.25g(中間体9およびフタロニトリルに対する収率99.5モル%)が得られた。
フタロシアニン誘導体[ZnPc−{α−(2−COOC2H4OCH3)C10H8−6−O}x,{β−(2−COOC2H4OCH3)C10H8−6−O}3.8−xH0.8Cl11.4](0≦x<3.8)の合成
150mlフラスコに、合成例10で得られた中間体10、5.47g(0.012モル)、フタロニトリル0.08g(0.001モル)、BN5.55gを投入し、窒素流通下(10ml/min)、マグネチックスターラーを用いて内温160℃に安定するまで約1時間攪拌した後、ヨウ化亜鉛1.06g(0.003モル)を投入して約12時間反応させた。冷却後、実施例1と全く同様の操作を行い約4.5g(中間体10およびフタロニトリルに対する収率78.3モル%)が得られた。
フタロシアニン誘導体[ZnPc−{α−(4−COOC2H4OCH3)C6H4O}x,{α−(4−CN)C6H4O}0.96,{β−(4−COOC2H4OCH3)C6H4O}3.04−xH2.88Cl9.12](0≦x<3.04)の合成
150mlフラスコに、合成例1で得られた中間体1、6.38g(0.015モル)、合成例11で得られた中間体11、1.16g(0.005モル)、BN7.55gを投入し、窒素流通下(10ml/min)、マグネチックスターラーを用いて内温160℃に安定するまで約1時間攪拌した後、ヨウ化亜鉛1.73g(0.005モル)を投入して約12時間反応させた。冷却後、実施例1と全く同様の操作を行い約7.85g(中間体1および中間体11に対する収率99.8モル%)が得られた。
フタロシアニン誘導体[ZnPc−{α−(4−COOC2H4OCH3)C6H4O}x,{α−(4−NO2)C6H4O}0.68,{β−(4−COOC2H4OCH3)C6H4O}3.32−xH2.04Cl9.96](0≦x<3.32)の合成
150mlフラスコに、合成例1で得られた中間体1、6.38g(0.015モル)、合成例12で得られた中間体12、0.81g(0.003モル)、BN7.20gを投入し、窒素流通下(10ml/min)、マグネチックスターラーを用いて内温160℃に安定するまで約1時間攪拌した後、ヨウ化亜鉛1.59g(0.005モル)を投入して約12時間反応させた。冷却後、実施例1と全く同様の操作を行い約7.45g(中間体1および中間体12に対する収率99.4モル%)が得られた。
フタロシアニン誘導体[ZnPc−{α−(4−COOC2H4OCH3)C6H4O}x,{α−(2−C6H5)C6H4O}y,{β−(4−COOC2H4OCH3)C6H4O}3.42−x,{β−(2−C6H5)C6H4O}0.38−yH0.8Cl11.4](0≦x<3.42,0≦y<0.38)の合成
150mlフラスコに、合成例13で得られた中間体13、6.35g(0.015モル)、フタロニトリル0.10g(0.001モル)、BN6.45gを投入し、窒素流通下(10ml/min)、マグネチックスターラーを用いて内温160℃に安定するまで約1時間攪拌した後、ヨウ化亜鉛1.39g(0.004モル)を投入して約12時間反応させた。冷却後、実施例1と全く同様の操作を行い約6.45g(中間体13およびフタロニトリルに対する収率96.2モル%)が得られた。
フタロシアニン誘導体[ZnPc−{α−(4−COOC2H4OCH3)C6H4O}x,{α−(2−COOCH3)C6H4S}y,{β−(4−COOC2H4OCH3)C6H4O}3.04−x,{β−(2−COOCH3)C6H4S}0.76−yH0.8Cl11.4](0≦x<3.04,0≦y<0.76)の合成
150mlフラスコに、合成例14で得られた中間体14、6.30g(0.015モル)、フタロニトリル0.10g(0.001モル)、BN6.40gを投入し、窒素流通下(10ml/min)、マグネチックスターラーを用いて内温160℃に安定するまで約1時間攪拌した後、ヨウ化亜鉛1.39g(0.004モル)を投入して約12時間反応させた。冷却後、実施例1と全く同様の操作を行い約6.35g(中間体14およびフタロニトリルに対する収率95.4モル%)が得られた。
フタロシアニン誘導体[ZnPc−{α−(4−COOC2H4OCH3)C6H4O}x,{α−(4−OCH3)C6H4O}y,{β−(4−COOC2H4OCH3)C6H4O}3.42−x,{β−(4−OCH3)C6H4O}0.38−yH0.8Cl11.4](0≦x<3.42,0≦y<0.38)の合成
150mlフラスコに、合成例15で得られた中間体15、6.28g(0.015モル)、フタロニトリル0.10g(0.001モル)、BN6.38gを投入し、窒素流通下(10ml/min)、マグネチックスターラーを用いて内温160℃に安定するまで約1時間攪拌した後、ヨウ化亜鉛1.39g(0.004モル)を投入して約12時間反応させた。冷却後、実施例1と全く同様の操作を行い約6.1g(中間体15およびフタロニトリルに対する収率91.9モル%)が得られた。
フタロシアニン誘導体[ZnPc−{α−(4−COOC2H4OCH3)C6H4O}x,{α−(2−C(CH3)3)C6H4O}y,{β−(4−COOC2H4OCH3)C6H4O}3.42−x,{β−(2−C(CH3)3)C6H4O}0.38−yH0.8Cl11.4](0≦x<3.42,0≦y<0.38)の合成
150mlフラスコに、合成例16で得られた中間体16、6.32g(0.015モル)、フタロニトリル0.10g(0.001モル)、BN6.42gを投入し、窒素流通下(10ml/min)、マグネチックスターラーを用いて内温160℃に安定するまで約1時間攪拌した後、ヨウ化亜鉛1.39g(0.004モル)を投入して約12時間反応させた。冷却後、実施例1と全く同様の操作を行い約6.65g(中間体16およびフタロニトリルに対する収率99.6モル%)が得られた。
フタロシアニン誘導体[ZnPc−{α−(4−COOC2H4OCH3)C6H4O}x,{α−(3−COOC2H5)C6H4O}y,{β−(4−COOC2H4OCH3)C6H4O}2.66−x,{β−(3−COOC2H5)C6H4O}1.14−yH0.8Cl11.4](0≦x<2.66,0≦y<1.14)の合成
150mlフラスコに、合成例17で得られた中間体17、6.25g(0.015モル)、フタロニトリル0.10g(0.001モル)、BN6.35gを投入し、窒素流通下(10ml/min)、マグネチックスターラーを用いて内温160℃に安定するまで約1時間攪拌した後、ヨウ化亜鉛1.39g(0.004モル)を投入して約12時間反応させた。冷却後、実施例1と全く同様の操作を行い約6.56g(中間体17およびフタロニトリルに対する収率99.3モル%)が得られた。
フタロシアニン誘導体[ZnPc−{α−(4−COOC2H4OCH3)C6H4O}x,{α−C6F5O}y,{β−(4−COOC2H4OCH3)C6H4O}2.72−x,{β−C6F5O}0.68−yH2.4Cl10.2](0≦x<2.72,0≦y<0.68)の合成
150mlフラスコに、合成例18で得られた中間体18、11.00g(0.026モル)、フタロニトリル0.59g(0.005モル)、BN3.86gを投入し、窒素流通下(10ml/min)、マグネチックスターラーを用いて内温160℃に安定するまで約1時間攪拌した後、ヨウ化亜鉛2.69g(0.008モル)を投入して約12時間反応させた。冷却後、実施例1と全く同様の操作を行い約12.05g(中間体18およびフタロニトリルに対する収率99.7モル%)が得られた。
フタロシアニン誘導体[ZnPc−{α−(4−COOC2H4OCH3)C6H4O}x,{α−(3,5−Br2−4−COOC2H4OCH3)C6H2O}y,{β−(4−COOC2H4OCH3)C6H4O}2.72−x,{β−(3,5−Br2−4−COOC2H4OCH3)C6H2O}0.68−yH2.4Cl10.2](0≦x<2.72,0≦y<0.68)の合成
150mlフラスコに、合成例19で得られた中間体19、10.97g(0.024モル)、フタロニトリル0.54g(0.004モル)、BN3.84gを投入し、窒素流通下(10ml/min)、マグネチックスターラーを用いて内温160℃に安定するまで約1時間攪拌した後、ヨウ化亜鉛2.48g(0.008モル)を投入して約12時間反応させた。冷却後、実施例1と全く同様の操作を行い約11.5g(中間体19およびフタロニトリルに対する収率96.0モル%)が得られた。
フタロシアニン誘導体[ZnPc−{α−(4−COOC2H4OCH3)C6H4O}x,{α−(4−CF3)C6H4O}y,{β−(4−COOC2H4OCH3)C6H4O}3.42−x,{β−(4−CF3)C6H4O}0.38−yH0.8Cl11.4](0≦x<3.42,0≦y<0.38)の合成
150mlフラスコに、合成例20で得られた中間体20、6.33g(0.015モル)、フタロニトリル0.10g(0.001モル)、BN6.43gを投入し、窒素流通下(10ml/min)、マグネチックスターラーを用いて内温160℃に安定するまで約1時間攪拌した後、ヨウ化亜鉛1.39g(0.004モル)を投入して約12時間反応させた。冷却後、実施例1と全く同様の操作を行い約6.57g(中間体20およびフタロニトリルに対する収率98.2モル%)が得られた。
フタロシアニン誘導体[ZnPc−{α−(4−COOC2H4OCH3)C6H4O}x,{α−C6H5O}y,{β−(4−COOC2H4OCH3)C6H4O}1.9−x{β−C6H5O}0.76−yH0.8Br1.22Cl11.32](0≦x<1.9,0≦y<0.76)の合成
150mlフラスコに、合成例21で得られた中間体21、5.58g(0.015モル)、フタロニトリル0.10g(0.001モル)、BN5.68gを投入し、窒素流通下(10ml/min)、マグネチックスターラーを用いて内温160℃に安定するまで約1時間攪拌した後、ヨウ化亜鉛1.32g(0.004モル)を投入して約12時間反応させた。冷却後、実施例1と全く同様の操作を行い約5.52g(中間体21およびフタロニトリルに対する収率97.2モル%)が得られた。
実施例15において、実施例2で得られたフタロシアニン誘導体を、実施例28で得られたフタロシアニン誘導体に置き換えた以外は、実施例15と全く同様に操作し最大吸収波長、グラム吸光係数および耐熱性を測定し、その結果を表4にまとめた。
実施例15において、実施例2で得られたフタロシアニン誘導体を、実施例30で得られたフタロシアニン誘導体に置き換えた以外は、実施例15と全く同様に操作し最大吸収波長、グラム吸光係数および耐熱性を測定し、その結果を表4にまとめた。
実施例15において、実施例2で得られたフタロシアニン誘導体を、実施例31で得られたフタロシアニン誘導体に置き換えた以外は、実施例15と全く同様に操作し最大吸収波長、グラム吸光係数および耐熱性を測定し、その結果を表4にまとめた。
実施例15において、実施例2で得られたフタロシアニン誘導体を、実施例32で得られたフタロシアニン誘導体に置き換えた以外は、実施例15と全く同様に操作し最大吸収波長、グラム吸光係数および耐熱性を測定し、その結果を表4にまとめた。
実施例15において、実施例2で得られたフタロシアニン誘導体を、実施例33で得られたフタロシアニン誘導体に置き換えた以外は、実施例15と全く同様に操作し最大吸収波長、グラム吸光係数および耐熱性を測定し、その結果を表4にまとめた。
実施例15において、実施例2で得られたフタロシアニン誘導体を、実施例35で得られたフタロシアニン誘導体に置き換えた以外は、実施例15と全く同様に操作し最大吸収波長、グラム吸光係数および耐熱性を測定し、その結果を表4にまとめた。
実施例15において、実施例2で得られたフタロシアニン誘導体を、実施例36で得られたフタロシアニン誘導体に置き換えた以外は、実施例15と全く同様に操作し最大吸収波長、グラム吸光係数および耐熱性を測定し、その結果を表4にまとめた。
実施例15において、実施例2で得られたフタロシアニン誘導体を、実施例38で得られたフタロシアニン誘導体に置き換えた以外は、実施例15と全く同様に操作し最大吸収波長、グラム吸光係数および耐熱性を測定し、その結果を表4にまとめた。
実施例15において、実施例2で得られたフタロシアニン誘導体を、実施例41で得られたフタロシアニン誘導体に置き換えた以外は、実施例15と全く同様に操作し最大吸収波長、グラム吸光係数および耐熱性を測定し、その結果を表4にまとめた。
実施例15において、実施例2で得られたフタロシアニン誘導体を、実施例42で得られたフタロシアニン誘導体に置き換えた以外は、実施例15と全く同様に操作し最大吸収波長、グラム吸光係数および耐熱性を測定し、その結果を表4にまとめた。
フタロシアニン化合物[ZnPc−{β−(2−COOCH3)C6H4O}4H12]の合成
150mlフラスコに、合成例22で得られた中間体22、4.17g(0.015モル)、ヨウ化亜鉛1.32g(0.004モル)、ベンゾニトリル30.94gを投入し、窒素流通下(10ml/min)、内温185℃、マグネチックスターラーを用いて攪拌しながら約5時間反応させた。冷却後、実施例1と全く同様の操作を行い約3.8g(中間体6に対する収率84.9モル%)が得られた。
特開2008−50599号公報の実施例18に記載のあるフタロシアニン化合物{ZnPc(3−COOCH3PhO)6(3−COOHPhO)2F8}を、実施例1と全く同じ操作により最大吸収波長、グラム吸光係数、吸光度比および耐熱性を測定し、その結果を表4にまとめた。
Claims (3)
- 下記式(1):
Mは、亜鉛または銅を表わし、
Z1〜Z4は、それぞれ独立して、下記式(2)〜(5):
上記式(2)〜(5)中、
pは、0〜4の整数であり、
qは、0〜3の整数であり、
rは、0〜2の整数であり、
sは、0〜6の整数であり、
R1〜R4は、それぞれ独立して、ニトロ基、アミノ基、水酸基、炭素数1〜8のアルキル基、炭素数1〜8のハロゲン原子で置換されたアルキル基、置換基(a)、置換基(b)および−S−L−Aからなる群から選択される置換基(ア)またはハロゲン原子であり、
Lは、炭素数1〜3のアルキレン基であり、Aは、COOJであり、この際、Jは、炭素数1〜8のアルコキシ基を有する炭素数1〜8のアルキル基であり、
前記置換基(a)は、下記式(6)、(6’)または(6’’):
前記置換基(b)は、下記式(7):
この際、R1〜R4として導入されるすべての基のうち、0.05個以上3個未満は、水素原子であり、1〜6個は、置換基(ア)であり、かつ、残部はハロゲン原子であり、前記置換基(ア)のうち、1〜6個は、前記置換基(a)である、
で示されるフタロシアニン誘導体。 - 前記置換基(ア)のうち、1〜4個は、前記置換基(a)である、請求項1に記載のフタロシアニン誘導体。
- 請求項1または2に記載のフタロシアニン誘導体を含む、フラットパネルディスプレイ用フィルター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011528137A JP4902819B1 (ja) | 2010-02-26 | 2011-02-28 | フタロシアニン誘導体 |
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010043405 | 2010-02-26 | ||
JP2010043405 | 2010-02-26 | ||
JP2011528137A JP4902819B1 (ja) | 2010-02-26 | 2011-02-28 | フタロシアニン誘導体 |
PCT/JP2011/054500 WO2011105603A1 (ja) | 2010-02-26 | 2011-02-28 | フタロシアニン誘導体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP4902819B1 true JP4902819B1 (ja) | 2012-03-21 |
JPWO2011105603A1 JPWO2011105603A1 (ja) | 2013-06-20 |
Family
ID=44506998
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011528137A Active JP4902819B1 (ja) | 2010-02-26 | 2011-02-28 | フタロシアニン誘導体 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4902819B1 (ja) |
WO (1) | WO2011105603A1 (ja) |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5767136B2 (ja) * | 2012-02-16 | 2015-08-19 | 株式会社日本触媒 | フタロシアニン化合物 |
KR101677966B1 (ko) | 2012-03-02 | 2016-11-21 | 후지필름 가부시키가이샤 | 착색 경화성 조성물 및 컬러필터 |
HRP20201701T8 (hr) | 2013-09-09 | 2022-01-07 | Peloton Therapeutics, Inc. | Aril eteri i njihove uporabe |
JP6548221B2 (ja) * | 2015-02-12 | 2019-07-24 | 株式会社日本触媒 | フタロシアニン化合物 |
US10807948B2 (en) | 2015-03-11 | 2020-10-20 | Peloton Therapeutics, Inc. | Aromatic compounds and uses thereof |
WO2016145045A1 (en) | 2015-03-11 | 2016-09-15 | Peloton Therapeutics, Inc. | Compositions for use in treating glioblastoma |
EP3267792A4 (en) | 2015-03-11 | 2018-09-26 | Peloton Therapeutics, Inc. | Compositions for use in treating pulmonary arterial hypertension |
US10155726B2 (en) | 2015-03-11 | 2018-12-18 | Peloton Therapeutics, Inc. | Substituted pyridines and uses thereof |
WO2016168510A1 (en) | 2015-04-17 | 2016-10-20 | Peloton Therapeutics, Inc. | Combination therapy of a hif-2-alpha inhibitor and an immunotherapeutic agent and uses thereof |
CN108047089B (zh) * | 2017-12-14 | 2020-09-11 | 湖南道仕医药科技有限公司 | 一种4-叔丁基邻苯二甲腈的制备方法 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000281918A (ja) * | 1999-03-30 | 2000-10-10 | Yamamoto Chem Inc | フタロシアニン化合物及びこれを用いた近赤外線吸収剤 |
JP2005075778A (ja) * | 2003-09-01 | 2005-03-24 | Fuji Photo Film Co Ltd | 水溶性フタロシアニン化合物の製造方法及びその合成中間体 |
JP2007169343A (ja) * | 2005-12-19 | 2007-07-05 | Nippon Shokubai Co Ltd | フタロシアニン化合物並びにその製造方法及び用途 |
JP2008050599A (ja) * | 2006-07-28 | 2008-03-06 | Nippon Shokubai Co Ltd | フタロシアニン化合物 |
JP2009051896A (ja) * | 2007-08-24 | 2009-03-12 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 着色硬化性組成物 |
-
2011
- 2011-02-28 JP JP2011528137A patent/JP4902819B1/ja active Active
- 2011-02-28 WO PCT/JP2011/054500 patent/WO2011105603A1/ja active Application Filing
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000281918A (ja) * | 1999-03-30 | 2000-10-10 | Yamamoto Chem Inc | フタロシアニン化合物及びこれを用いた近赤外線吸収剤 |
JP2005075778A (ja) * | 2003-09-01 | 2005-03-24 | Fuji Photo Film Co Ltd | 水溶性フタロシアニン化合物の製造方法及びその合成中間体 |
JP2007169343A (ja) * | 2005-12-19 | 2007-07-05 | Nippon Shokubai Co Ltd | フタロシアニン化合物並びにその製造方法及び用途 |
JP2008050599A (ja) * | 2006-07-28 | 2008-03-06 | Nippon Shokubai Co Ltd | フタロシアニン化合物 |
JP2009051896A (ja) * | 2007-08-24 | 2009-03-12 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 着色硬化性組成物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPWO2011105603A1 (ja) | 2013-06-20 |
WO2011105603A1 (ja) | 2011-09-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4902819B1 (ja) | フタロシアニン誘導体 | |
JP5698400B2 (ja) | フタロシアニン化合物 | |
JP5536394B2 (ja) | フタロシアニン化合物 | |
JP4168031B2 (ja) | 近赤外線吸収色素及び近赤外線遮断フィルター | |
JP4635007B2 (ja) | フィルタ、及びシアニン化合物 | |
JP2008050599A (ja) | フタロシアニン化合物 | |
TW201339659A (zh) | 光選擇透射濾波器、樹脂片及固體攝影元件 | |
JP2011197670A (ja) | カラーフィルタ組成物 | |
JP5814120B2 (ja) | フタロシアニン化合物 | |
WO2010024203A1 (ja) | フタロシアニン化合物 | |
WO2020255927A1 (ja) | 光学フィルタ、撮像装置および光学センサー | |
EP1197528A1 (en) | Organic metal complex, infrared-absorbing dye and infrared absorption filter containing the same, and filter for plasma display panel | |
JP2011063540A (ja) | フタロシアニン化合物 | |
JP2011197669A (ja) | カラーフィルタ組成物 | |
CA2072261C (en) | Halogenated phthalocyanine compound, method for preparing same and optical recording medium using same | |
JP5289813B2 (ja) | フタロシアニン化合物 | |
JP2004309655A (ja) | 近赤外吸収フィルター、該フィルターを用いたプラズマディスプレイ前面板およびプラズマディスプレイ | |
JP2008201952A (ja) | フタロシアニン化合物 | |
WO2007097368A1 (ja) | ジイモニウム塩化合物、およびこれ含む近赤外線吸収組成物、並びに近赤外線吸収フィルタ、ディスプレイ用前面板 | |
CA3014400C (en) | Oxocarbon compound, resin composition, and ink composition | |
JP5606492B2 (ja) | フタロシアニン化合物 | |
JP5539676B2 (ja) | フタロシアニン化合物 | |
JP5500768B2 (ja) | フタロシアニン化合物 | |
JP3932761B2 (ja) | 有機金属錯体、それを用いた赤外線吸収フィルター及びプラズマディスプレイパネル用フィルター | |
JP4589742B2 (ja) | 近赤外線吸収フィルター |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20111206 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20111228 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4902819 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150113 Year of fee payment: 3 |