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JPH08317737A - 植物成長抑制用被覆材料 - Google Patents

植物成長抑制用被覆材料

Info

Publication number
JPH08317737A
JPH08317737A JP8054884A JP5488496A JPH08317737A JP H08317737 A JPH08317737 A JP H08317737A JP 8054884 A JP8054884 A JP 8054884A JP 5488496 A JP5488496 A JP 5488496A JP H08317737 A JPH08317737 A JP H08317737A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
atom
formula
coating material
plant growth
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8054884A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsu Oi
龍 大井
Kazuhiro Kiyono
和浩 清野
Shuhei Imon
修平 井門
Hirosuke Takuma
啓輔 詫摩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Toatsu Chemicals Inc filed Critical Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Priority to JP8054884A priority Critical patent/JPH08317737A/ja
Publication of JPH08317737A publication Critical patent/JPH08317737A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Protection Of Plants (AREA)
  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 フタロシアニン化合物及び/又はナフタ
ロシアニン化合物を含有し、光を透過させたときの光合
成有効光量子束(PPF)透過率が50%以上で、か
つ、下記式で表されるA値が1.3以上であることを特
徴とする植物成長抑制用被覆材料。 A=R/Fr (式中、Rは600〜700nmの赤色光の光量子束で
あり、Frは700〜800nmの遠赤色光の光量子束
である) 【効果】 簡便に植物の成長を抑制できる被覆材料を提
供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、植物の成長を抑制
する新規な被覆材料に関するものであり、施設園芸、あ
るいは家庭園芸において極めて価値のあるものである。
【0002】
【従来の技術】施設園芸や家庭園芸に用いられる被覆材
の第1目的は、外気と温室の間の対流伝熱による熱損失
を抑える(換気率を小さくする)ことにより、温度環境
の適切な調節、栽培時期の調節、栽培必要日数の短縮、
栽培回数の増大などを図ることである。その他、降雨を
遮断して農薬、肥料などが温室外へ移動するのを抑制す
る等の効果もあり、またCO2 施肥なども可能とするも
のである。一次被覆材は、外気や太陽光に直接さらされ
るため、耐用年数が長いことが望ましく、また、光線透
過率が高いことが必要である。この目的には、ガラス、
プラスチック板またはフィルムが用いられている。特に
フィルムの場合、安価で、取りつけ、取り外しが簡便と
いう利点を持つ。また、二次被覆材は、保温目的、遮光
用を主たる用途とし、分光透過率、透過光全量中の拡散
光の割合を増加させる目的もあり、ポリエチレン、アル
ミ蒸着フィルムが多く用いられる。このように、現在実
用化されている被覆材の機能は、温度環境の保持調節を
主体とするものである。その他の被覆材料の機能につい
ての検討は、1950年代に光形態形成に関する研究が
急速に発展したのに対応して、わが国でも農林水産省が
主体となり、光形態形成制御を含む光質利用研究が19
83年までの20年以上にわたり、活発に行われてき
た。しかしなお、実用的な成果を得るに到っていない
(農業および園芸、第69巻第9号、986頁、199
4年)。
【0003】ところで、今日、種苗生産施設で生産され
た苗は一般に徒長ぎみであり、矮化した頑丈な苗が望ま
れている。矮化した苗は自然環境に強く、倒伏軽減効果
による作物の収穫量低減防止にも効果がある。花卉栽培
においては軸の長い花が切り花として珍重される反面、
鉢物の場合は矮化した大輪の花が望まれるなどの傾向も
みられる。このように、植物の伸長成長は商品価値を左
右するが、現在、これらの調節は薬品の矮化剤による化
学的調節や、力学的抑制(整枝剪定)によって行われて
おり、より安全かつ簡便な方法がのぞまれている。
【0004】従来、人工光源を用いた実験より、遠赤色
光が多い光環境では、植物の伸長成長を促進することが
知られている。この理由は遠赤色光の増加によりr/f
r(rは660nmの光量子束、frは730nmの光
量子束)比が低下し、その比がフィトクロム光平衡を変
化させ、その結果が植物に信号として作用し、伸長を促
進すると推測されている。逆に赤色光が多い光環境では
伸長が抑制されることが知られている。しかし、被覆材
料を使ってそれを実証した例はない。例えば、紫外線と
可視光線を制御するフィルムに関しては、特開昭52−
117738、特開平1−132648、特開平2−2
83212、特開昭61−170322等に報告がある
が、遠赤色光の影響、r/frとの関係、伸長促進作用
等に関する記載はない。また、遠赤色光を制御するフィ
ルムに関しては、具体的な植物への効果を示したものは
ない。
【0005】村上らは、植物栽培用人工光源の評価法、
設計選択手法として、光合成有効光量(PPF発光効
率)とともに、赤色光領域の光と遠赤色光領域の光の比
率が光形態形成の観点から重要であることを明らかに
し、PPF発光効率が高く、赤色光/遠赤色光の比率を
調節できる光源が植物にとって望ましいとし、また、植
物栽培人工光環境における形態制御指標として赤色光/
遠赤色光の比率を用いる場合に、波長帯(幅)を600
〜700/700〜800nm(R/Fr)とすること
が最も適切であることを示した。さらに、PPF発光効
率が高く、R/Frを3段階もった4波長域発光形螢光
ランプを試作し、伸長成長の制御効果を実証している
(村上ら、生物環境調節,30巻4号,135〜141
ページ,1992年)。しかしながら、これらの人工光
源を用いるには多大の設備費及び電力費等の運転費用が
必要であるために、より安価な手法が要求されているの
が現状である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、自然
光(太陽)を利用でき、安価かつ取り扱いが容易で実用
的な高耐候性の植物成長抑制用の被覆材料を提供しよう
とするものである。
【0007】
〔式中、Rは600〜700nmの赤色光の光量子束であり、Frは700〜800nmの遠赤色光の光量子束である〕
また、本発明は、フタロシアニン化合物が下記一般式
(1)(化3)で、ナフタロシアニン化合物が一般式
(2)(化4)で表されるものである前記の植物成長抑
制用の被覆材料に関するものである。
【0008】
【化3】 〔式中、A1 〜A16は、各々独立に、水素原子、ハロゲ
ン原子、水酸基、アミノ基、ヒドロキシスルホニル基、
アミノスルホニル基、或いは、窒素原子、硫黄原子、酸
素原子またはハロゲン原子を含んでいてもよい炭素数1
〜20の置換基を表し、A1 、A4 、A5 、A8
9 、A12、A13、A16の内の少なくとも4つが炭素数
1〜20のアルコキシ基、アリールオキシ基、アルキル
チオ基、アリールチオ基、アルキルアミノ基或いはアリ
ールアミノ基である。Mは2価の金属原子、3価又は4
価の置換金属原子、或いはオキシ金属を表す。〕
【0009】
【化4】 〔式中、B1 〜B24は、各々独立に、水素原子、ハロゲ
ン原子、水酸基、アミノ基、ヒドロキシスルホニル基、
アミノスルホニル基、或いは炭素数1〜20の窒素原
子、硫黄原子、酸素原子、ハロゲン原子を含んでもよい
置換基を表し、B1、B6 、B7 、B12、B13、B18
19、B24の内の少なくとも4つが水素原子、ハロゲン
原子、アルキル基、或いはアリール基である。Mは2価
の金属原子、3価又は4価の置換金属原子、或いはオキ
シ金属を表す。〕
【0010】
【発明の実施の形態】本願発明の植物成長抑制用被覆材
料は、700〜900nmに極大吸収波長(λmax )を
有する少なくとも1種のフタロシアニン化合物及び/又
はナフタロシアニン化合物を含有する被覆材料である。
本願発明記載の植物成長抑制とは、植物の光合成を抑え
て、ひ弱で栄養不足の植物を育てることではなく、草
丈、茎長、節間、側枝等の伸長の抑制による植物体の矮
化、栄養成長の制御による遅収等をさす。植物の成長抑
制を行うためには、植物にあたる自然光の中でも特定の
波長の光を制御する必要があるが、植物がその植物体内
で充分な光合成を行い健康的に成長するためには、植物
にあたる400〜700nmに分布する光合成有効光量
子束密度(PPFD)ができるだけ多いほうが良い。更
に植物の成長抑制を行うためには、その上でなおかつ、
植物にあたる特定の波長の光をコントロールする必要が
ある。即ち、光を効率良く利用して高い植物成長抑制効
果を得るためには、植物を被覆することによるPPFD
低下量を極力抑え、かつA値ができるだけ大きくなる被
覆材料を開発する必要がある。そのためには、700〜
800nmに選択的な吸収をもち、それ以外の波長領域
(400〜700nmの可視領域)に吸収の少ない波長
高選択性の色素が必要である。さらに、施設園芸用等、
屋外で使用する場合には該被覆材料には実用的な耐候性
が要求される。本願発明の光とは、自然光あるいは低圧
ナトリウムランプ、高圧ナトリウムランプ、3波長域発
光蛍光ランプ、メタルハライドランプ、昼光色蛍光ラン
プ、水銀ランプ等の人工光源をさす。即ち、自然光を用
いる点で本願発明はコスト的に有利であるが、当然人工
光源を用いる場合にも応用できる。
【0011】植物成長制御用被覆材料として、充分な効
果を得るためには、該材料を通して光を透過させた時の
PPF透過率は少なくとも50%以上(該被覆材を通し
て植物体にあたる光のPPFD低下率が50%以下)
で、かつ、A値が1.3以上であることが必要である。
PPF透過率が50%以下の場合は、植物体の光合成が
不十分であり、ひ弱で栄養不足の植物に育ち、また、A
値が1.3以下の場合は植物成長抑制効果が見られない
傾向がある。更に高い効果を得るためには、PPF透過
率が65%以上で、かつ、A値が1.3以上、3.0以
下である。なお、本願発明のPPF透過率及びA値は標
準光源D65を基準に算出したものである。
【0012】上記式(1)で表されるフタロシアニン化
合物あるいは上記式(2)で表されるナフタロシアニン
化合物において、A1 〜A16、B1 〜B24で表される置
換基及びMで表される金属の具体例を以下に記載する。
1 〜A16、B1 〜B24の置換基は、目的の吸収が得ら
れるものであれば、特に制限をうけない。特に好ましい
置換基としては、フタロシアニンの場合はα−位
(A1 、A4 、A5 、A8 、A9 、A12、A13、A16
の内の少なくとも4つがメトキシ基、エトキシ基、n−
プロピルオキシ基、iso−プロピルオキシ基、n−ブ
チルオキシ基、iso−ブチルオキシ基、sec−ブチ
ルオキシ基、t−ブチルオキシ基、n−ペンチルオキシ
基、n−ヘキシルオキシ基、シクロヘキシルオキシ基、
n−ヘプチルオキシ基、n−オクチルオキシ基、2−エ
チルヘキシルオキシ基、メトキシエトキシ基、フェノキ
シエトキシ基、ヒドロキシエトキシ基、ベンジルオキシ
基、p−クロロベンジルオキシ基、p−メトキシベンジ
ルオキシ基、フェノキシ基、p−メトキシフェノキシ
基、p−t−ブチルフェノキシ基、p−クロロフェノキ
シ基、o−アミノフェノキシ基、p−ジエチルアミノフ
ェノキシ基等の炭素数1〜20のアルコキシ基或いはア
リールオキシ基、
【0013】メチルチオ基、エチルチオ基、n−プロピ
ルチオ基、iso−プロピルチオ基、n−ブチルチオ
基、iso−ブチルチオ基、sec−ブチルチオ基、t
−ブチルチオ基、n−ペンチルチオ基、n−ヘキシルチ
オ基、シクロヘキシルチオ基、n−ヘプチルチオ基、n
−オクチルチオ基、2−エチルヘキシルチオ基、ベンジ
ルチオ基、p−クロロベンジルチオ基、p−メトキシベ
ンジルチオ基、フェニルチオ基、p−メトキシフェニル
チオ基、p−t−ブチルフェニルチオ基、p−クロロフ
ェニルチオ基、o−アミノフェニルチオ基、p−ジエチ
ルアミノフェニルチオ基、ナフチルチオ基等の炭素数1
〜20のアルキルチオ基或いはアリールチオ基、
【0014】メチルアミノ基、エチルアミノ基、n−プ
ロピルアミノ基、n−ブチルアミノ基、sec−ブチル
アミノ基、n−ペンチルアミノ基、n−ヘキシルアミノ
基、n−ヘプチルアミノ基、n−オクチルアミノ基、2
−エチルヘキシルアミノ基、ジメチルアミノ基、ジエチ
ルアミノ基、ジ−n−プロピルアミノ基、ジ−n−ブチ
ルアミノ基、ジ−sec−ブチルアミノ基、ジ−n−ペ
ンチルアミノ基、ジ−n−ヘキシルアミノ基、ジ−n−
ヘプチルアミノ基、ジ−n−オクチルアミノ基、フェニ
ルアミノ基、p−メチルフェニルアミノ基、p−t−ブ
チルフェニルアミノ基、ジフェニルアミノ基、ジ−p−
メチルフェニルアミノ基、ジ−p−t−ブチルフェニル
アミノ基等の炭素数1〜20のアルキルアミノ基或いは
アリールアミノ基、等の電子供与性の置換基である。
【0015】ナフタロシアニンの場合には、α−位(B
1 、B6 、B7 、B12、B13、B18、B19、B24)の内
の少なくとも4つが水素原子、フッ素原子、塩素原子、
臭素原子、沃素原子等のハロゲン原子、メチル基、エチ
ル基、n−プロピル基、iso−プロピル基、n−ブチ
ル基、iso−ブチル基、sec−ブチル基、t−ブチ
ル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基、シクロヘキシ
ル基、n−ヘプチル基、n−オクチル基、2−エチルヘ
キシル基、メトキシメチル基、フェノキシメチル基、ジ
エチルアミノメチル基、フェニルチオメチル基、ベンジ
ル基、p−クロロベンジル基、p−メトキシベンジル
基、フェニル基、p−メトキシフェニル基、p−t−ブ
チルフェニル基、p−クロロフェニル基等の炭素数1〜
20のアルキル基或いはアリール基である。
【0016】また、フタロシアニン、或いはナフタロシ
アニンのα−位以外の置換基(A2、A3 、A6
7 、A10、A11、A14、A15、B2 、B3 、B4 、B
5 、B8、B9 、B10、B11、B14、B15、B16
17、B20、B21、B22、B23)は、その吸収波長(A
値の変化)に大きな影響を与えないため、使用する樹脂
や溶媒にあわせて自由に選択できるが、特に好ましいの
は、水素原子、ハロゲン原子、水酸基、アミノ基、ヒド
ロキシスルホニル基、アミノスルホニル基、或いは、窒
素原子、硫黄原子、酸素原子またはハロゲン原子を含ん
でいてもよい炭素数1〜20の置換基である。上記のハ
ロゲン原子、アルキル基、アリール基、アルコキシ基、
アリールオキシ基、アルキルチオ基、アリールチオ基、
アルキルアミノ基、或いはアリールアミノ基以外には、
メチルカルボニルオキシ基、エチルカルボニルオキシ
基、n−プロピルカルボニルオキシ基、iso−プロピ
ルカルボニルオキシ基、n−ブチルカルボニルオキシ
基、iso−ブチルカルボニルオキシ基、sec−ブチ
ルカルボニルオキシ基、t−ブチルカルボニルオキシ
基、n−ペンチルカルボニルオキシ基、n−ヘキシルカ
ルボニルオキシ基、シクロヘキシルカルボニルオキシ
基、n−ヘプチルカルボニルオキシ基、3−ヘプチルカ
ルボニルオキシ基、n−オクチルカルボニルオキシ基、
ベンゾイルオキシ基、p−クロロベンゾイルオキシ基、
p−メトキシベンゾイルオキシ基、 p−メトキシベン
ゾイルオキシ基、p−t−ブチルベンゾイルオキシ基、
p−クロロベンゾイルオキシ基、p−トリフロロメチル
ベンゾイルオキシ基、m−トリフロロメチルベンゾイル
オキシ基、o−アミノベンゾイルオキシ基、p−ジエチ
ルアミノベンゾイルオキシ基等の炭素数1〜20のアル
キルカルボニルオキシ基或いはアリールカルボニルオキ
シ基、
【0017】アセチルアミノ基、エチルカルボニルアミ
ノ基、n−プロピルカルボニルアミノ基、iso−プロ
ピルカルボニルアミノ基、n−ブチルカルボニルアミノ
基、iso−ブチルカルボニルアミノ基、sec−ブチ
ルカルボニルアミノ基、t−ブチルカルボニルアミノ
基、n−ペンチルカルボニルアミノ基、n−ヘキシルカ
ルボニルアミノ基、シクロヘキシルカルボニルアミノ
基、n−ヘプチルカルボニルアミノ基、3−ヘプチルカ
ルボニルアミノ基、n−オクチルカルボニルアミノ基、
ベンゾイルアミノ基、p−クロロベンゾイルアミノ基、
p−メトキシベンゾイルアミノ基、p−メトキシベンゾ
イルアミノ基、p−t−ブチルベンゾイルアミノ基、p
−クロロベンゾイルアミノ基、p−トリフロロメチルベ
ンゾイルアミノ基、m−トリフロロメチルベンゾイルア
ミノ基等の炭素数1〜20のアルキルカルボニルアミノ
基或いはアリールカルボニルアミノ基、
【0018】ヒドロキシカルボニル基、メトキシカルボ
ニル基、エトキシカルボニル基、n−プロピルオキシカ
ルボニル基、iso−プロピルオキシカルボニル基、n
−ブチルオキシカルボニル基、iso−ブチルオキシカ
ルボニル基、sec−ブチルオキシカルボニル基、t−
ブチルオキシカルボニル基、n−ペンチルオキシカルボ
ニル基、n−ヘキシルオキシカルボニル基、シクロヘキ
シルオキシカルボニル基、n−ヘプチルオキシカルボニ
ル基、n−オクチルオキシカルボニル基、2−エチルヘ
キシルオキシカルボニル基、メトキシエトキシカルボニ
ル基、フェノキシエトキシカルボニル基、ヒドロキシエ
トキシカルボニル基、ベンジルオキシカルボニル基、フ
ェノキシカルボニル基、p−メトキシフェノキシカルボ
ニル基、p−t−ブチルフェノキシカルボニル基、p−
クロロフェノキシカルボニル基、o−アミノフェノキシ
カルボニル基、p−ジエチルアミノフェノキシカルボニ
ル基等の炭素数1〜20のアルコキシカルボニル基或い
はアリールオキシカルボニル基、
【0019】アミノカルボニル基、メチルアミノカルボ
ニル基、エチルアミノカルボニル基、n−プロピルアミ
ノカルボニル基、n−ブチルアミノカルボニル基、n−
ペンチルアミノカルボニル基、n−ヘキシルアミノカル
ボニル基、n−ヘプチルアミノカルボニル基、n−オク
チルアミノカルボニル基、ジメチルアミノカルボニル
基、ジエチルアミノカルボニル基、ジ−n−プロピルア
ミノカルボニル基、ジ−n−ブチルアミノカルボニル
基、ジ−n−ペンチルアミノカルボニル基、ジ−n−ヘ
キシルアミノカルボニル基、ジ−n−ヘプチルアミノカ
ルボニル基、ジ−n−オクチルアミノカルボニル基、フ
ェニルアミノカルボニル基、p−メチルフェニルアミノ
カルボニル基、p−t−ブチルフェニルアミノカルボニ
ル基、ジフェニルアミノカルボニル基、ジ−p−メチル
フェニルアミノカルボニル基、ジ−p−t−ブチルフェ
ニルアミノカルボニル基等の炭素数1〜20のアルキル
アミノカルボニル基或いはアリールアミノカルボニル
基、
【0020】メチルアミノスルホニル基、エチルアミノ
スルホニル基、n−プロピルアミノスルホニル基、n−
ブチルアミノスルホニル基、sec−ブチルアミノスル
ホニル基、n−ペンチルアミノスルホニル基、n−ヘキ
シルアミノスルホニル基、n−ヘプチルアミノスルホニ
ル基、n−オクチルアミノスルホニル基、2−エチルヘ
キシルアミノスルホニル基、ジメチルアミノスルホニル
基、ジエチルアミノスルホニル基、ジ−n−プロピルア
ミノスルホニル基、ジ−n−ブチルアミノスルホニル
基、ジ−sec−ブチルアミノスルホニル基、ジ−n−
ペンチルアミノスルホニル基、ジ−n−ヘキシルアミノ
スルホニル基、ジ−n−ヘプチルアミノスルホニル基、
ジ−n−オクチルアミノスルホニル基、フェニルアミノ
スルホニル基、p−メチルフェニルアミノスルホニル
基、p−t−ブチルフェニルアミノスルホニル基、ジフ
ェニルアミノスルホニル基、ジ−p−メチルフェニルア
ミノスルホニル基、ジ−p−t−ブチルフェニルアミノ
スルホニル基等の炭素数1〜20のアルキルアミノスル
ホニル基或いはアリールアミノスルホニル基等が挙げら
れる。また隣り合う二つの置換基が炭素原子や、イオウ
原子、酸素原子、窒素原子等のヘテロ原子を介して、5
員環、6員環、7員環を形成してもよい。
【0021】Mで表される2価の金属の例としては、C
u(II)、Zn(II)、Fe(II)、Co(II)、Ni
(II)、Ru(II)、Rh(II)、Pd(II)、Pt
(II)、Mn(II)、Mg(II)、Ti(II)、Be
(II)、Ca(II)、Ba(II)、1d(II)、Hg
(II)、Pb(II)、Sn(II)などが挙げられる。1
置換の3価金属の例としては、Al−Cl、Al−B
r、Al−F、Al−I、Ga−Cl、Ga−F、Ga
−I、Ga−Br、In−Cl、In−Br、In−
I、In−F、Tl−Cl、Tl−Br、Tl−I、T
l−F、Al−C6 5 、Al−C6 4 (CH3 )、
In−C6 5 、In−C6 4 (CH3 )、In−C
6 5 、Mn(OH)、Mn(OC6 5)、Mn〔O
Si(CH3 3 〕、Fe−Cl、Ru−Cl等が挙げ
られる。
【0022】2置換の4価金属の例としては、CrCl
2 、SiCl2 、SiBr2 、SiF2 、SiI2 、Z
rCl2 、GeCl2 、GeBr2 、GeI2 、GeF
2 、SnCl2 、SnBr2 、SnF2 、TiCl2
TiBr2 、TiF2 、Si(OH)2 、Ge(OH)
2 、Zr(OH)2 、Mn(OH)2、Sn(O
H)2 、TiR2 、CrR2 、SiR2 、SnR2 、G
eR2 〔Rはアルキル基、フェニル基、ナフチル基、お
よびその誘導体を表す〕、Si(OR’)2 、Sn(O
R’)2 、Ge(OR’)2 、Ti(OR’)2 、Cr
(OR’)2 〔R’はアルキル基、フェニル基、ナフチ
ル基、トリアルキルシリル基、ジアルキルアルコキシシ
リル基およびその誘導体を表す〕、Sn(SR”)2
Ge(SR”)2 (R”はアルキル基、フェニル基、ナ
フチル基、およびその誘導体を表す〕などが挙げられ
る。オキシ金属の例としては、VO、MnO、TiOな
どが挙げられる。
【0023】好ましいフタロシアニン化合物としては、
1 、A4 、A5 、A8 、A9 、A 12、A13、A16の全
てが上記記載の置換或いは未置換のアルコキシ基であ
り、更に好ましくは、中心金属MがCu、Pd、AlC
l、TiO、またはVOの場合である。入手の容易さ等
を考慮すれば、更に、A2 、A3 、A6 、A7 、A10
11、A14、A15が水素原子、ハロゲン原子、アルコキ
シ基、アリールオキシ基、アルキルチオ基またはアリー
ルチオ基であることが好ましい。また、好ましいナフタ
ロシアニン化合物としては、B1 、B6 、B7 、B12
13、B18、B19、B24の全てが水素原子であり、更に
好ましくは、中心金属MがCu、Pd、AlCl、Ti
O、またはVOの場合である。入手の容易さ等を考慮す
れば、更に、B2 、B3 、B4 、B5 、B8 、B9 、B
10、B11、B14、B 15、B16、B17、B20、B21
22、B23が水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、ア
リール基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アルキル
チオ基またはアリールチオ基であることが好ましい。
【0024】本願発明の被覆材料は、樹脂板、フィル
ム、ガラス等の形で作製され、必要に応じて加工され
る。本願発明の被覆とは、被覆材料により成長を抑制さ
せる植物体の周囲全面、或いは光が入射してくる少なく
とも一面を覆うことをいい、これにより、植物にあたる
光の波長をコントロールする。上記フタロシアニン化合
物及び/又はナフタロシアニン化合物を用いて植物成長
抑制用被覆材料を作る方法は特に限定されるものではな
いが、例えば、以下の3つの方法が利用できる。 (1)樹脂にフタロシアニン化合物及び/又はナフタロ
シアニン化合物を混練し、加熱成形して樹脂板或いはフ
ィルムを作製する方法、(2)フタロシアニン化合物及
び/又はナフタロシアニン化合物を含有する塗料を作製
し、透明樹脂板、透明フィルム、或いは透明ガラス板上
にコーティングする方法、(3)フタロシアニン化合物
及び/又はナフタロシアニン化合物を接着剤に含有させ
て、合わせ樹脂板、合わせ樹脂フィルム、合わせガラス
等を作製する方法、である。
【0025】樹脂にフタロシアニン化合物及び/又はナ
フタロシアニン化合物を混練し、加熱成形する(1)の
方法において、樹脂材料としては、樹脂板または樹脂フ
ィルムにした場合にできるだけ透明性の高いものが好ま
しく、具体例として、ポリエチレン、ポリスチレン、ポ
リアクリル酸、ポリアクリル酸エステル、ポリ酢酸ビニ
ル、ポリアクリロニトリル、ポリ塩化ビニル、ポリフッ
化ビニル等ビニル化合物及びビニル化合物の付加重合
体、ポリメタクリル酸、ポリメタクリル酸エステル、ポ
リ塩化ビニリデン、ポリフッ化ビニリデン、ポリシアン
化ビニリデン、フッ化ビニリデン/トリフルオロエチレ
ン共重合体、フッ化ビニリデン/テトラフルオロエチレ
ン共重合体、酢酸ビニル/エチレンの共重合体(EV
A)、シアン化ビニリデン/酢酸ビニル共重合体等のビ
ニル化合物又はフッ素系化合物の共重合体、ポリトリフ
ルオロエチレン、ポリテトラフルオロエチレン、ポリヘ
キサフルオロプロピレン等のフッ素を含む化合物、ナイ
ロン6、ナイロン66等のポリアミド、ポリイミド、ポ
リウレタン、ポリペプチド、ポリエチレンテレフタレー
ト等のポリエステル、ポリカーボネート、ポリオキシメ
チレン、ポリエチレンオキシド、ポリプロピレンオキシ
ド等のポリエーテル、エポキシ樹脂、ポリビニルアルコ
ール、ポリビニルブチラール等を挙げることが出来る。
これらの樹脂に限定されるものではないが、特に好まし
い樹脂としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリカ
ーボネート、ポリメチルメタクリレート等の汎用の硬質
樹脂、あるいは、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポ
リエチレン、酢酸ビニル/エチレンの共重合体(EV
A)等の農業用軟質樹脂である。
【0026】作製方法としては、用いるベース樹脂によ
って、加工温度、フィルム化条件等が多少異なるが、通
常、フタロシアニン化合物及び/又はナフタロシアニン
化合物を、ベース樹脂の粉体或いはペレットに添加し、
150〜350℃に加熱、溶解させた後、成形して樹脂
板を作製するか、或いは、押し出し機によりフィルム化
するか、或いは押し出し機により原反を作製し、30〜
120℃で2〜5倍に、1軸乃至は2軸に延伸して10
〜200μm厚のフィルムにする方法で得られる。ま
た、溶融キャスト法、カレンダー法等を用いることもで
きる。なお、混練する際に、紫外線吸収剤、可塑剤等の
通常の樹脂成型に用いる添加剤を加えてもよい。フタロ
シアニン化合物及び/又はナフタロシアニン化合物の添
加量は、作製する樹脂の厚み、目的の吸収強度、目的の
PPF透過率等によって異なるが、通常、1ppm〜1
%である。
【0027】塗料化してコーティングする(2)の方法
としては、本願発明のフタロシアニン化合物及び/又は
ナフタロシアニン化合物をバインダー樹脂及び有機系溶
媒に溶解させて塗料化する方法と、フタロシアニン化合
物及び/又はナフタロシアニン化合物を数μm以下に微
粒化し、アクリルエマルジョン中に分散して水系塗料と
する方法がある。前者の方法では、通常、脂肪族エステ
ル系樹脂、アクリル系樹脂、メラミン樹脂、ウレタン樹
脂、芳香族エステル系樹脂、ポリカーボネート樹脂、脂
肪族ポリオレフィン樹脂、芳香族ポリオレフィン樹脂、
ポリビニル系樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、ポリビ
ニル系変成樹脂(PVB、EVA等)或いはそれらの共
重合樹脂をバインダーとして用いる。溶媒としては、ハ
ロゲン系、アルコール系、ケトン系、エステル系、脂肪
族炭化水素系、芳香族炭化水素系、エーテル系溶媒、あ
るいはそれらの混合物系等を用いる。
【0028】フタロシアニン化合物及び/又はナフタロ
シアニン化合物の濃度は、コーティングの厚み、目的の
吸収強度、目的のPPF透過率等によって異なるが、バ
インダー樹脂の重量に対して、通常、0.1〜30%で
ある。また、バインダー樹脂濃度は、塗料全体に対し
て、通常、1〜50%である。アクリルエマルジョン系
水系塗料の場合も同様に、未着色のアクリルエマルジョ
ン塗料にフタロシアニン化合物及び/又はナフタロシア
ニン化合物を微粉砕(50〜500nm)したものを分
散させて得られる。塗料中には、紫外線吸収剤、酸化防
止剤等の通常塗料に用いるような添加物を加えてもよ
い。上記の方法で作製した塗料は、透明樹脂フィルム、
透明樹脂、透明ガラス等の上にバーコーダー、ブレード
コーター、スピンコーター、リバースコーター、ダイコ
ーター、或いはスプレー等でコーティングして植物成長
抑制用被覆材料を作製する。コーティング面を保護する
ために保護層を設けたり、透明樹脂板、透明樹脂フィル
ム等コーティング面に貼り合わせることもできる。ま
た、キャストフィルムも本方法に含まれる。
【0029】フタロシアニン化合物及び/又はナフタロ
シアニン化合物を接着剤に含有させて、合わせ樹脂板、
合わせ樹脂フィルム、合わせガラス等を作製する(3)
の方法においては、接着剤として、一般的なシリコン
系、ウレタン系、アクリル系等の樹脂用、或いは合わせ
ガラス用のポリビニルブチラール接着剤(PVB)、エ
チレン−酢酸ビニル系接着剤(EVA)等の合わせガラ
ス用の公知の透明接着剤が使用できる。フタロシアニン
化合物及び/又はナフタロシアニン化合物を0.1〜3
0%添加した接着剤を用いて樹脂板同士、樹脂板と樹脂
フィルム、樹脂板とガラス、樹脂フィルム同士、樹脂フ
ィルムとガラス、ガラス同士を接着して植物成長抑制用
被覆材料を作製する。また、熱圧着する方法もある。
【0030】本願発明の被覆材料で覆う植物としては、
特に限定されるものではないが、例えば、ウリ科、ナス
科、マメ科、バラ科、アブラナ科、キク科、セリ科、ア
カザ科、イネ科、アオイ科、ウコギ科、シソ科、ショウ
ガ科、スイレン科またはサトイモ科の野菜、キク科、バ
ラ科、サトイモ科、ナデシコ科、アブラナ科、イソマツ
科、リンドウ科、ゴマノハグサ科、マメ科、ボタン科、
アヤメ科、ナス科、ヒガンバナ科、サトイモ科、ラン
科、リュウゼツラン科、ミズキ科、アカネ科、ヤナギ
科、ツツジ科、モクセイ科、モクレン科、サクラソウ
科、シュウカイドウ科、シソ科、フウロソウ科、ベンケ
イソウ科、キンポウゲ科、イワタバコ科、サボテン科、
シダ類、ウコギ科、クワ科、ツユクサ科、パイナップル
科、クズウコン科、トウダイクサ科、コショウ科、タカ
トウダイ科、ユキノシタ科、アカバナ科、アオイ科、フ
トモモ科、ツバキ科またはオシロイバナ科の切り花類あ
るいは鉢物類の花卉、もしくはバラ科、ブドウ科、クワ
科、カキノキ科、ツツジ科、アケビ科、マタタビ科、ト
ケイソウ科、ミカン科、ウルシ科、パイナップル科また
はフトモモ科の果樹である。これらの中でさらに効果の
ある具体的な植物としては、ヒマワリ、キュウリ、レタ
ス、キャベツ、ゴマ、ピーマン、ナス、コマツナ、ミツ
バ、ホウレンソウ、カボチャ、スイカ、メロン、インゲ
ン、ブロッコリー、イチゴ、ミカン、ナシ、ブドウ、キ
ク、タマネギ、トマト、金魚草、カーネーション、カス
ミソウ、バラ、ストック、トルコギギョウ、洋ラン、シ
クラメン、インパチュエンス、マリーゴールド、サルビ
ア、リモニウム、デルフィニウム、ラクスパー、ブルー
レース、ホワイトレース、ユリ、フリージア、アイリ
ス、サクラソウ、ベゴニア、シュンギク、フキ、ニラ、
ネギ、アスパラガス、セルリー、ダイコン、エンドウま
たはビワ等が挙げられる。
【0031】本願発明の被覆材料を園芸施設に適用する
方法としては、該被覆材料で植物体の周囲全面、或いは
光が入射してくる少なくとも一面を覆うことができる方
法であれば特に限定されるものではないが、例えば、上
記の方法で作製した植物成長制御機能を有する樹脂板或
いはガラスを用いて、ガラス室、プラスチック室を作製
する方法、樹脂フィルムをパイプハウス、ビニルハウス
の外張りおよび/または内張りに用いる方法、トンネル
ハウスに用いる方法、マルチングフィルムに用いる方法
等がある。また、果樹の場合には果樹全体を被覆する以
外に枝の一本づつを被覆することも出来る。家庭園芸用
には、園芸施設に用いる方法に準ずる方法、樹脂板で小
型のボックスを作って植木鉢にかぶせる方法等、適宜用
いることが出来る。本願発明の被覆材料を用いて各種苗
の成長試験を行ったところ、自然光の場合と比較して顕
著に矮化した頑丈な苗が得られた。
【0032】
【実施例】以下に本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明は以下の実施例に限定されるものではな
い。 実施例1 式(3)(化5)で示されるフタロシアニン色素4.2
部およびポリメタクリル酸メチル100000部を、2
80℃で溶融混練して、押し出し成形機を用いて、厚み
2.5mm、幅1mの着色樹脂板を得た。本樹脂板を島
津製作所製分光光度計(UV−3100)にて光合成有
効光量子束(PPF)透過率およびA値を測定したとこ
ろ、光合成有効光量子束(PPF)透過率は76.3%
であり、A値は2.19であった。本樹脂板を用いて、
高さ650mm、幅1750mm、奥行き850mmの
グロースキャビネットを作製した。なお、以下の栽培に
おいてはグロースキャビネットは屋外に置き、換気扇を
用い15.2m3 /分で通気を行ない、外気温と同じに
なるようにした。本グロースキャビネット中に、高さ約
8cmのヒマワリの苗7サンプルを入れ、10日間栽培
した結果、平均で、植物高が10.8±0.8cm、茎
長が8.1±0.4cm、第1節間長が5.4±0.4
cmの矮化して頑丈な植物体が得られた。
【0033】
【化5】 比較のために同時に、色素を含まない樹脂板に寒冷紗を
かけて、光合成有効光量子束(PPF)透過率を76.
0%(A値は1.04)にしたものを用いた以外は、全
く同じ条件で栽培したところ、平均で、植物高が17.
5±0.7cm、茎長が14.3±0.8cm、第1節
間長が10.5±0.6cmであった。このことより、
A値が2.19である上記の被覆材料を用いた場合の成
長抑制効果は、PPF透過率がほぼ同等の比較樹脂板の
場合に比べ、約0.6倍であることを確認した。また、
本樹脂板について、63℃の条件で、カーボンアーク灯
で300時間照射して耐光試験を行ったところ、PPF
透過率は77.3%であり、A値は2.09と耐光試験
前に比較して劣化は少なかった。
【0034】実施例2 実施例1の色素の代わりに、式(4)(化6)で示され
る色素4.0部を用いて、実施例1と同様にして着色樹
脂板を得た。光合成有効光量子束(PPF)透過率は7
6.2%であり、A値は1.99であった。また、本樹
脂板を用いて実施例1と全く同様にして、ヒマワリの栽
培を行ったところ、平均で、植物高が11.1±0.7
cm、茎長が8.8±0.4cm、第1節間長が5.4
±0.4cmの矮化して頑丈な植物体となった。このこ
とより、A値が1.99である上記の被覆材料を用いた
場合の成長抑制効果は、実施例1の比較樹脂板の場合に
比べ、約0.6倍であることを確認した。
【0035】
【化6】
【0036】実施例3 式(5)(化7)で示される色素2.0部を、ポリビニ
ルブチラール樹脂1000部に、180℃にて溶解し
て、フィルム作製機にて、幅3m、厚み0.2mmの着
色フィルムを作製した。引き続き、該フィルムを3mm
厚のフロートガラスで挟み込み、140℃、13気圧で
20分間処理し、合わせガラスをを作製した。本合わせ
ガラスの光合成有効光量子束(PPF)透過率は78.
9%であり、A値は1.60であった。これを用いて高
さ650mm、幅650mm、奥行き650mmのグロ
ースキャビネットを作製した。実施例1と同様にして、
ヒマワリ(3サンプル)の栽培を行ったところ、平均
で、植物高が13.2±0.4cm、茎長が9.6±
0.3cm、第1節間長が6.4±0.2cmであっ
た。
【0037】
【化7】 比較のため、色素を含まないフィルムに寒冷紗をかけ
て、光合成有効光量子束(PPF)透過率を78.8%
(A値は1.05)にしたものを用い、全く同じ条件で
栽培したところ、平均で、植物高が17.1±0.7c
m、茎長が13.5±0.4cm、第1節間長が10.
2±0.6cmの矮化して頑丈な植物体となった。この
ことより、A値が1.60である上記の被覆材料を用い
た成長抑制効果は、実施例1の比較樹脂板の場合に比
べ、0.8倍であることが確認できた。
【0038】実施例4 ポリ塩化ビニル(日本ビニル製4000M3)100重
量部、ジオクチルフタレート45部、トリクレジルフォ
スフェート5部、ビスフェノールA型エポキシ樹脂2
部、ステアリン酸亜鉛0.5部、ステアリン酸バリウム
0.5部、界面活性剤(ソルビタンエステル、丸菱油化
製MTN−A−403)2部、及び下記式(6)(化
8)で表されるフタロシアニン0.1部を添加し、高速
ミキサーで110℃にて5分間撹拌混合した後、180
℃に加熱したロール上で5分間混練し、カレンダー成型
機によって、厚さ0.10mmの軟質フィルムを製膜し
た。本樹脂フィルムの光合成有効光量子束(PPF)透
過率は76.0%であり、A値は1.49であった。本
樹脂フィルムを用いて、高さ650mm、幅1750m
m、奥行き850mmのグロースキャビネットを作製し
た。このグロースキャビネットを用いて、実施例1と同
様にして、ヒマワリの栽培を行ったところ、平均で、植
物高が13.2±0.5cm、茎長が9.8±0.4c
m、第1節間長が6.7±0.3cmの矮化して頑丈な
植物体となった。このことより、A値が1.49である
上記の被覆材料を用いた成長抑制効果は、実施例1の比
較樹脂板の場合に比べ、0.8倍であることが確認でき
た。
【0039】
【化8】
【0040】実施例5 三井東圧化学(株)社製ユーバンSE−60と、同社製
アルマテクス748−5Mを3:7で混合させた液体
と、下記式(7)(化9)の色素を1%溶解させたトル
エンを、2:1の割合で混合させ、厚み75μmのポリ
エチレンテレフタレートフィルムにコーティングし、1
30℃で15分間乾燥させた。本フィルムの光合成有効
光量子束(PPF)透過率は76.2%であり、A値は
1.50であった。実施例1と同様にして、ヒマワリの
栽培を行ったところ、平均で、植物高が13.9±0.
4cm、茎長が10.0±0.5cm、第1節間長が
6.4±0.3cmの矮化して頑丈な植物体となった。
このことより、A値が1.50である上記の被覆材料を
用いた成長抑制効果は、実施例1の比較樹脂板の場合に
比べ、0.8倍であることが確認できた。
【0041】
【化9】
【0042】実施例6 式(8)(化10)で示されるナフタロシアニン色素
4.0部およびポリエチレンテレフタレート1000部
を、300℃で溶融させ、押し出し成形機を用いて、厚
さ100μmのフィルムを得た。このフィルムを2軸延
伸して、厚み25μmの着色樹脂フィルムを得た。本樹
脂フィルムの光合成有効光量子束(PPF)透過率は7
7.3%であり、A値は2.00であった。実施例1と
同様にして、ヒマワリの栽培を行ったところ、平均で、
植物高が11.9±0.6cm、茎長が9.5±0.5
cm、第1節間長が5.8±0.4cmの矮化して頑丈
な植物体となった。このことより、A値が2.00であ
る上記の被覆材料を用いた成長抑制効果は、実施例1の
比較樹脂板の場合に比べ、0.7倍であることが確認で
きた。
【0043】
【化10】
【0044】実施例7 式(9)(化11)で示されるナフタロシアニン色素を
0.2μm以下の粒径に微粒化し、このナフタロシアニ
ンを1重量%含有するアクリルエマルジョン塗料を調製
した。本塗料を農業用塩化ビニルフィルムにコーティン
グして、着色樹脂フィルムを得た。本樹脂フィルムの光
合成有効光量子束(PPF)透過率は70.3%であ
り、A値は1.70であった。実施例1と同様にして、
ヒマワリの栽培を行ったところ、植物高が12.0±
0.7cm、茎長が9.7±0.5cm、第1節間長が
5.9±0.3cmの矮化して頑丈な植物体となった。
【0045】
【化11】
【0046】実施例8 実施例1で用いた着色樹脂板製グロースキャビネット中
に、高さ約6cmのキュウリの苗7サンプルを入れ、9
日間栽培した結果、植物高が12.4±1.0cm、茎
長が6.5±0.5cm、第1節間長が1.5±0.5
cmであった。比較のために同時に、色素を含まない樹
脂板を用いて、他は全く同じ条件で栽培したところ、平
均で、植物高が22.2±1.4cm、茎長が11.8
±1.2cm、第1節間長が2.8±0.2cmであっ
た。このことより、A値が2.19の被覆材料を用いた
場合のキュウリの成長抑制効果は、色素を含まない樹脂
板の場合に比べ、約0.6倍であることが確認された。
【0047】比較例1 実施例1で用いた色素を含まない樹脂板製グロースキャ
ビネットに寒冷紗をかけて、光合成有効光量子束(PP
F)透過率を20.0%(A値は1.05)にしたもの
を用いて、実施例1と全く同じ条件で栽培したところ、
葉緑素の少ない未成熟な植物体となった。
【0048】実施例9 実施例4において、式(6)のフタロシアニンに代え
て、下記式(10)(化12)で表されるナフタロシア
ニン0.15部を用いた以外は、実施例4と同様にし
て、厚さ0.1mmの軟質フィルムを作製した。本樹脂
フィルムの光合成有効光量子束(PPF)は78.0%
であり、A値は1.51であった。実施例8と同様にし
て、キュウリの栽培を行ったところ、平均で、植物高が
16.4±1.1cm、茎長8.9±0.6cm、第1
節間長が1.9±0.6cmの矮化して頑丈な植物体と
なった。このことより、A値が1.51の上記被覆材料
を用いた場合のキュウリの成長抑制効果は、実施例8の
比較樹脂板の場合に比べ、0.7倍であることが確認で
きた。
【0049】
【化12】
【0050】実施例10 実施例7のナフタロシアニン色素1.5部とポリエチレ
ン(三井デュポン製、V5993)1000部を200
℃にて、二軸スクリュー押出機を用いてペレット化し、
更に200℃にてTダイが装着された一軸スクリュー押
出機にて溶融押し出しし、厚さ100μmのフィルムを
得た。本フィルムの光合成有効光量子束(PPF)透過
率は75.2%であり、A値は1.53であった。実施
例4と全く同様にして、ヒマワリの栽培を行ったとこ
ろ、平均で、植物高が13.2±0.6cm、茎長が
9.6±0.3cm、第1節間が6.6±0.4cmの
矮化して頑丈な植物体となった。このことより、A値が
1.53である上記被覆材料を用いたヒマワリの成長抑
制効果は、実施例1の比較樹脂板の場合に比べ、0.8
倍であることが確認された。
【0051】実施例11〜19、比較例〜3 実施例5において、色素を表−1(表1、2)に示した
色素に代えた以外は、実施例5と全く同様にして、コー
ティングフィルムを作製した。これらのフィルムを用い
て、実施例5と同様に、ヒマワリの栽培を行い、その結
果を表−1に示した。
【0052】
【表1】
【0053】
【表2】
【0054】
【発明の効果】近年、農業の合理化の観点から、栽培は
種子からではなく、健康な幼苗から栽培する場合が増加
している。種苗生産においては、適切に苗を伸長させる
よう制御することが商品価値を高めるので、本発明は種
苗生産工場における伸長制御上、極めて重要かつ価値の
あるものである。また、日本ではハウス(一般にはビニ
ールハウス)が多く、植物伸長調節の目的のためには、
本発明の樹脂フィルムは、安価で手間のかからない優れ
た材料である。特に、従来のビニールハウスに、本発明
の高分子被覆材料を可動式に重ね合わせてセットできる
ようにすれば、成長が早すぎた場合に、目的に合致した
成長度合いに制御することが非常に簡単である。葉菜、
果菜、根菜、種々の観賞植物および果樹の施設栽培等に
おいて高品質化、省力化の観点より本発明は非常に価値
の高いものである。
フロントページの続き (72)発明者 詫摩 啓輔 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 東圧化学株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 700〜900nmに極大吸収波長(λ
    max )を有するフタロシアニン化合物及び/又はナフタ
    ロシアニン化合物の少なくとも1種を含有し、光を透過
    させたときの光合成有効光量子束(PPF)透過率が5
    0%以上で、かつ、下式で表されるA値が1.3以上で
    ある植物成長抑制用被覆材料。 A=R/Fr 〔式中、Rは600〜700nmの赤色光の光量子束で
    あり、Frは700〜800nmの遠赤色光の光量子束
    である〕
  2. 【請求項2】 フタロシアニン化合物が下記一般式
    (1)(化1)で、ナフタロシアニン化合物が下記一般
    式(2)(化2)で表される化合物である請求項1記載
    の植物成長抑制用被覆材料。 【化1】 〔式中、A1 〜A16は、各々独立に、水素原子、ハロゲ
    ン原子、水酸基、アミノ基、ヒドロキシスルホニル基、
    アミノスルホニル基、或いは、窒素原子、硫黄原子、酸
    素原子またはハロゲン原子を含んでいてもよい炭素数1
    〜20の置換基を表し、A1 、A4 、A5 、A8
    9 、A12、A13、A16の内の少なくとも4つが炭素数
    1〜20のアルコキシ基、アリールオキシ基、アルキル
    チオ基、アリールチオ基、アルキルアミノ基或いはアリ
    ールアミノ基である。Mは2価の金属原子、3価又は4
    価の置換金属原子、或いはオキシ金属を表す。〕 【化2】 〔式中、B1 〜B24は、各々独立に、水素原子、ハロゲ
    ン原子、水酸基、アミノ基、ヒドロキシスルホニル基、
    アミノスルホニル基、或いは、窒素原子、硫黄原子、酸
    素原子、ハロゲン原子を含んでいてもよい炭素数1〜2
    0の置換基を表し、B1 、B6 、B7 、B12、B13、B
    18、B19、B24の内の少なくとも4つが水素原子、ハロ
    ゲン原子、アルキル基或いはアリール基である。Mは2
    価の金属原子、3価又は4価の置換金属原子、或いはオ
    キシ金属を表す。〕
  3. 【請求項3】 一般式(1)においてA1 、A4
    5 、A8 、A9 、A12、A13、A16の全てが、置換或
    いは未置換のアルコキシ基である請求項2記載の植物成
    長抑制用被覆材料。
  4. 【請求項4】 一般式(2)においてB1 、B6
    7 、B12、B13、B18、B19、B24の全てが、水素原
    子である請求項2記載の植物成長抑制用被覆材料。
  5. 【請求項5】 MがCu、Pd、AlCl、TiO、ま
    たはVOである請求項2〜4のいずれかに記載の植物成
    長抑制用被覆材料。
  6. 【請求項6】 PPF透過率が65%以上で、かつ、A
    値が1.3以上である請求項1〜5のいずれかに記載の
    植物成長抑制用被覆材料。
JP8054884A 1995-03-17 1996-03-12 植物成長抑制用被覆材料 Pending JPH08317737A (ja)

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JP7-58439 1995-03-17
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