JP5004008B2 - 車両の荷室構造 - Google Patents
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Description
車両の荷室の内側壁を形成する左右一対の内装トリムに車両の左右中心側に膨出する膨出部を形成し、該膨出部の上面部を車両前後方向に延びる水平な棚状に形成してラゲッジフロアボードのボード支持部を構成し、
該ボード支持部にて前記ラゲッジフロアボードを支持して前記左右一対の内装トリム間に、前記荷室を上側荷室と下側荷室に仕切るラゲッジフロアボードを取り外し自在に架設し、
前記膨出部にリヤパーセルシェルフの左右の側部を下側から受け止め支持する第2シェルフ支持部を形成し、
前記リヤパーセルシェルフを前記ラゲッジフロアボードよりも左右幅に関して短く形成し、
前記リヤパーセルシェルフを前記荷室の上部を覆うように前記左右一対の内装トリム間に架設した第1架設状態と、前記リヤパーセルシェルフを前記下側荷室内で前記左右一対の内装トリムの前記第2シェルフ支持部間に架設して格納した第2架設状態とに切換え自在に構成して、該第2架設状態では、前記リヤパーセルシェルフは前記ラゲッジフロアボードの真下で前記下側荷室の上部に配置してある点にある。
前記リヤパーセルシェルフの左右両側部に係合部を設け、
前記第1架設状態で前記係合部を係合させる第1被係合部を前記左右一対の内装トリムに設けるとともに、前記第1架設状態で前記リヤパーセルシェルフの左右の側部を下側から受け止め支持する第1シェルフ支持部を前記左右一対の内装トリムに設け、
前記第2架設状態で前記係合部を係合させる第2被係合部を前記左右一対の内装トリムに設けるとともに、前記第2架設状態で前記リヤパーセルシェルフの左右の側部を下側から受け止め支持する前記第2シェルフ支持部を前記左右一対の内装トリムの前記膨出部に設けてあと、次の作用を奏することができる。
前記係合部を下側開放の切欠き溝状に形成し、前記第1被係合部と第2被係合部を前記内装トリムから車両の左右中心側に突出する軸状に形成してあると、リヤパーセルシェルフを上方から下方に降ろすだけで簡単に係合部を第1被係合部や第2被係合部に係合させることができ、係合作業を簡単化することができる。そして、第1被係合部や第2被係合部でリヤパーセルシェルフの車両前後方向の位置を決めることができる。また、リヤパーセルシェルフは一般に樹脂で成形されており、係合部と第1被係合部と第2被係合部を簡単に成形することができて、成形型の構造も簡素化することができる。
前記係合部を前記リヤパーセルシェルフの車両前後方向の一端部側に配置し、
前記ラゲッジフロアボードを前記左右一対の内装トリムから取り外した状態で、前記第2架設状態のリヤパーセルシェルフの上方に開放空間を形成して、前記リヤパーセルシェルフを前記第2被係合部の軸芯周りに上方へ揺動操作可能に構成し、
前記リヤパーセルシェルフの前記上方への揺動角度が所定角度になると、前記リヤパーセルシェルフの前記一端部側の左右の側部を下側から受け止めて、前記リヤパーセルシェルフの揺動を阻止するストッパ部を前記左右一対の内装トリムに設けてある構成では、次の作用を奏することができる。
なおも同じ方向にリヤパーセルシェルフを揺動させようとすると、てこの原理により、リヤパーセルシェルフの係合部を第2被係合部から軽い力で外すことができる。つまり、第2被係合部の軸芯からリヤパーセルシェルフの前記一端部側の端縁(車両前後方向のリヤパーセルシェルフの一端縁)までの長さと、前記軸芯からリヤパーセルシェルフの他端部の端縁(車両前後方向のリヤパーセルシェルフの他端縁)までの長さとでは後者の長さが長いので、リヤパーセルシェルフの他端部に加える揺動操作力が小さくて済み、係合部を第2被係合部から軽い力で外すことができる。これにより、リヤパーセルシェルフを第1荷室の上方側に移動させて、第1架設状態に設定することができるようになる。
前記第2被係合部を前記第2シェルフ支持部よりも車両後方側に配置してあると、次の作用を奏することができる。
前記ラゲッジフロアボードに左右幅方向に沿うヒンジ部を設けて、前記ヒンジ部を介して前記ラゲッジフロアボードを折り畳み自在に構成し、
前記左右一対の内装トリムの車両前方側の端部に、折り畳み状態の前記ラゲッジフロアボードの左右の側部を上下方向に沿う姿勢に保持する保持部を設け、
前記第2架設状態のリヤパーセルシェルフが、前記左右一対の内装トリムの保持部間に位置するように、前記保持部と前記第2被係合部と第2シェルフ支持部とを配置してあると、次の作用を奏することができる。
前記リヤパーセルシェルフを、左右一対の側壁を備えた下向きのトレイ状に形成して、左側の側壁で前記リヤパーセルシェルフの左側の側部を構成するとともに、右側の側壁で前記リヤパーセルシェルフの右側の側部を構成し、
前記第1シェルフ支持部と第2シェルフ支持部を、前記側壁を下側から受け止め支持する棚状に形成してあると、次の作用を奏することができる。
リヤパーセルシェルフを軽量化した構造でありながら、リヤパーセルシェルフを邪魔にならないように格納することができ、リヤパーセルシェルフを格納した状態の荷室の外観を低下させることがない車両の荷室構造を提供することができた。
図1,図2,図8に示すようにリヤパーセルシェルフ40を、ラゲッジフロアボード60よりも左右幅及び車両前後方向の長さが短い下向きのトレイ状(後述の上壁(天板)87の周縁から側壁39,86が下方に延びる下向きのトレイ状)に形成し、リヤパーセルシェルフ40の後端部にバックドアトリムに対するクッション材42を設けてある。リヤパーセルシェルフ40は下広がりの左右一対の側壁39と、同じく下広がりの前後一対の側壁86と、上壁(天板)87とを備え、左側の側壁39でリヤパーセルシェルフ40の左側の側部を構成するとともに、右側の側壁39でリヤパーセルシェルフの右側の側部を構成している。そして、上壁87に下側に凹む左右に長い凹部88を形成してある。凹部88は左右中央部が浅く左右両側が深くなっている。リヤパーセルシェルフ40の前端は左右一直線状に形成され、後端は左右両側が緩やかな凸の円弧状に形成されている。リヤパーセルシェルフ40は荷室1(第1荷室1A)の上部を覆って荷室1内を車室外から見えなくする部品であり、荷物を載せる部品ではない。従って、強度をあまり強くすることなく、薄肉に成形して軽量化を図ってある。リヤパーセルシェルフ40は左右対称である。
図9(a),図9(b),図9(c),図10(a),図10(b)に示すように、ラゲッジフロアボード60を左右に長いやや厚肉の板状に形成し、ラゲッジフロアボード60の前端を左右一直線状に形成し、後端85Kをテールエンドトリム30の車両前方側Fの内面31に沿う緩やかな凸の円弧状に形成してある。そして、ラゲッジフロアボード60の前後中央部に左右幅方向に沿う薄肉のヒンジ部62を全幅にわたって設け、前記第1状態でラゲッジフロアボード60の車両後方側の後半部60Bをヒンジ部62を回転中心として上方に揺動開放自在に構成し、ラゲッジフロアボード60をヒンジ部62を介して二つ折りに折り畳み自在に構成してある。また、テールエンドトリム30の前記内面31との間にラゲッジフロアボード60の開閉操作用開口64を形成する左右一対の横長の切欠き63をラゲッジフロアボード60の後端部85に形成してある。ラゲッジフロアボード60の左右の側部61の下面にはシート状のパッド68を貼着してある(図9(b),図10(b)参照)。パッド68はラゲッジフロアボード60の左右の側部61とボード支持部58との当接音を防止する。ラゲッジフロアボード60は左右対称である。
左右一対の第1クォータトリム12L,12R同士はほぼ対称形状であり、右側の第1クォータトリム12Rを例に挙げてその構造について説明する。図13〜図18に示すように、第1クォータトリム12Rを車両の左右方向(車幅方向と称することがある)から見てほぼ台形状に形成し、第1クォータトリム12Rの下端部に形成した車両の左右中心側への第1下側折り曲げ部19をフロアパネル3に載置し、クリップ44を第1下側折り曲げ部19とフロアパネル3のクリップ孔43に挿通させて固定してある(図15参照)。第1下側折り曲げ部19にもカーペットを敷いてある。
前記ラゲッジフロアボード60を左右一対の第1クォータトリム12L,12Rから取り外した状態で、第2架設状態のリヤパーセルシェルフ40の上方に開放空間を形成して、リヤパーセルシェルフ40を第2被係合部55の軸芯O周りに上方へ揺動操作可能に構成してある。さらに、リヤパーセルシェルフ40の前記上方への揺動角度が所定角度になると、リヤパーセルシェルフ40の前端部94側の左右の側部(左右の側壁39)を下側から受け止めて、リヤパーセルシェルフ40の揺動を阻止するストッパ部57を左右一対の第1クォータトリム12L,12Rに設けてある。
図7,図13に示すように、上側荷室1Aの車両後方側Rの後半部と下側荷室1Bの車両後方側Rの後半部との境界部7である第1クォータトリム12Rの後端部の上部8に、左右一対の第1クォータトリム12L,12Rの対向面同士の間隔がラゲッジフロアボード60の左右幅よりも幅広の幅広部9(境界部分に相当)を設け、幅広部9の前記対向面同士の間の上方から下方にラゲッジフロアボード60を通過させて前記第2状態に設定するよう構成してある。すなわち、ラゲッジフロアボード60の左右幅方向を車両の左右幅方向に合わせた状態で、ラゲッジフロアボード60を幅広部9の対向面同士の間を上から下に通して前記第2状態に設定する。前記幅広部9の左右の側部はボード支持部58の車両後方側Rに位置する。境界部7より下方の下側荷室部分の左右幅はラゲッジフロアボード60の左右幅よりもに幅広になっている。
(1)通常位置(図1参照)
ラゲッジフロアボード60の左右の側部61を左右一対の第1クォータトリム12L,12Rのボード支持部58に支持させて、荷室1をラゲッジフロアボード60で上側荷室1Aと下側荷室1Bに仕切った第1状態である。倒伏状態のシートバック2の背面2Hはラゲッジフロアボード60の上面とほぼ同じ高さに位置する。
乗員は上側荷室1Aと下側荷室1Bに別々に荷物を収納することができる。この状態では、ラゲッジフロアボード60の左右の側部61の下面に貼着したパッド68で前記左右の側部61とボード支持部58との当接音を防止している。例えば、ラゲッジフロアボード60にカーペットを敷設するとともに、カーペットをラゲッジフロアボード60の左右の側部61の下面に回り込ませ、このカーペットで前記当接音を防止してもよい。
ラゲッジフロアボード60の車両前後方向の位置は、ラゲッジフロアボード60の後端部85の第2係合部65が、テールエンドトリム30の後側被係合部33に係合することで決められる。この係合によってラゲッジフロアボード60の後部の浮き上がりも防止される。また、ラゲッジフロアボード60の第2側部部分61Bが、保持部24の前側縦壁25の上端部25Tで車両前方側Fから受止められる。このとき、前側縦壁25の上端部25Tと第2側部部分61Bとの当接音が、第2側部部分61Bの下端部前面(段差部66の前面)及び第1側部部分61Aの下面に貼着したパッド68(図9(c)参照)で防止される。ラゲッジフロアボード60の左右の位置は、ラゲッジフロアボード60の左右の側部61が第2クォータトリム13Rの下端部の第2下側折り曲げ部73Aに当接することで決められる。
テールエンドトリム30の内面とラゲッジフロアボード60の間に形成されている開閉操作用開口64に乗員が手を入れ、ラゲッジフロアボード60の後半部60Bを持ち上げて開放し、この後半部60Bを前半部60Aに上から重ねれば、下側荷室1Bに荷物を容易に出し入れすることができる(図3参照)。また、二つ折り状態のラゲッジフロアボード60の車両後方側Rの円弧状後端85K(前述のように、この円弧状後端85Kは、二つ折り状態では前記前半部60Aの前端よりも車両前方側Fに位置している)に乗員が手を掛けてラゲッジフロアボード60を、ヒンジ部62を回転中心にして車両後方側に揺動させれば、ラゲッジフロアボード60を容易に展開させて元の一枚板状にすることができる。
左右一対の第1クォータトリム12L,12Rの保持部24の前側縦壁25と後側縦壁26との間に折り畳み状態のラゲッジフロアボード60の左右の側部61を上方から挿入して、前側縦壁25と後側縦壁26とに前記左右の側部61を保持させた状態である。保持部24に保持された折り畳み状態のラゲッジフロアボード60は、その上端部が、車両前方側Fに倒伏させたシートバック2の背面2Hの後端部2Kよりも上方に突出する(図5参照)。これにより、シートバック2上に置いた荷物が荷室1の床に落ちるのを防止することができる。
ラゲッジフロアボード60の前後位置は前側縦壁25と後側縦壁26で決められる。前側縦壁25と後側縦壁26は、車両の左右方向でボード支持部58と同じ位置に位置しており、ラゲッジフロアボード60の左右の側部61の下面に貼着したパッド68で前記左右の側部61と前側縦壁25・後側縦壁26との当接音を防止している。例えば、ラゲッジフロアボード60にカーペットを敷設するとともに、カーペットをラゲッジフロアボード60の左右の側部61の下面に回り込ませ、このカーペットで前記当接音を防止してもよい。
ラゲッジフロアボード60の左右の位置は、ラゲッジフロアボード60の左右の側部61が第2クォータトリム13Rの下端部の第2下側折り曲げ部73Aに当接することで決められる。
ラゲッジフロアボード60の上下方向の位置は、折り曲げ状態のラゲッジフロアボード60がフロアパネル3のカーペットに載置することで決められる。このカーペットにより振動による不快な音の発生を防止することができる。
保持部24に保持された折り畳み状態のラゲッジフロアボード60は、倒伏させたシートバック2の背面2Hの後端部2Kの近傍に立てて保持される。近傍とは、折り畳み状態のラゲッジフロアボード60の厚さよりも短い距離のことである。この配置により、保持部24と後端部2Kの間に、ラゲッジフロアボード60が誤って挿入されることがなくなる。また、後端部2Kとラゲッジフロアボード60の間への積載荷物の落下が防止できる。そして、ラゲッジフロアボード60の後方の荷室の床面積を拡大できる。
ラゲッジフロアボード60の前後左右上下方向は(1)の通常位置と同じであり、(1)の通常位置のラゲッジフロアボード60をその姿勢のまま鉛直方向に下降させてフロアパネル3に載置したような状態になる。前記第1クォータトリム12Rにはボード支持部58を張り出し形成してあるので、上記の鉛直方向への下降は不可能であるが、前述の手段により、ラゲッジフロアボード60の前後左右上下の方向が(1)の通常位置のときと同じになるように、ラゲッジフロアボード60をフロアパネル3に載置することができる。
ラゲッジフロアボード60の車両前後方向の位置は、第1クォータトリム12Rの下端部の阻止壁23とテールエンドトリム30によって決められる。左右方向の位置は、第1クォータトリム12Rの下端部で決められ、上下方向の位置はフロアパネル3によって決められる。
(1)通常位置(第1架設状態(図1参照))
リヤパーセルシェルフ40を、荷室1の上部を覆うように左右一対の第3クォータトリム14L,14R間に架設した状態である。リヤパーセルシェルフ40の第1係合部41を、左右一対の第3クォータトリム14L,14Rの丸軸凸部状の第1被係合部50に上側から係合させ、リヤパーセルシェルフ40の左右の側部(左右の側壁39)を、左右一対の第3クォータトリム14L,14Rに設けた第1シェルフ支持部49で下側から受け止め支持してある。
(2)格納位置(第2架設状態(図2,図6参照))
リヤパーセルシェルフ40と干渉するような高さのある荷物を積む場合にリヤパーセルシェルフ40を格納位置に配置する。リヤパーセルシェルフ40を下側荷室1B内で左右一対の第1クォータトリム12L,12R間に架設した状態である。リヤパーセルシェルフ40の左右の第1係合部41を、左右一対の第1クォータトリム12L,12Rの丸軸凸部状の第2被係合部55に上側から係合させ、リヤパーセルシェルフ40の左右の側部(左右の側壁39)を、左右一対の第1クォータトリム12L,12Rの第2シェルフ支持部56で下側から受け止め支持してある。
上記(1)の通常位置とはリヤパーセルシェルフ40が前後逆向きになる。リヤパーセルシェルフ40は、ラゲッジフロアボード60の真下で下側荷室1Bの上部の車両前方側Fに位置する。これにより、
(A) ラゲッジフロアボード60の下方空間を狭くしないように、かつ、リヤパーセルシェルフ40の後端とテールエンドトリム30との間の空間をできるだけ広く、さらに、リヤパーセルシェルフ40が下側荷室1Bの荷物と干渉しないようにしている。
リヤパーセルシェルフ40の前端部94は左右一直線状であり、ラゲッジフロアボード60の後半部60Bを上方に開放したときに、ラゲッジフロアボード60の左右一直線状のヒンジ部62と同じ形状(左右一直線形状)が現れることから、例えば、リヤパーセルシェルフ40の円弧状の後端部が現れたときのような違和感がなくなる。
上記(1)の通常位置とリヤパーセルシェルフ40の前後方向の向きを同じにすると、次の問題が生じる。
下側荷室1Bの収容空間を広くしようとして、リヤパーセルシェルフ40をできるだけ車両前方側Fに配置すると、前記丸軸凸部状の第2被係合部55が保持部24の前側縦壁25と後側縦壁26の間に位置して、折り畳み状態のラゲッジフロアボード60を前側縦壁25と後側縦壁26の間に保持できなくなる。これに対して、本発明の上記構成によれば、第2架設状態のリヤパーセルシェルフ40を第1架設状態のリヤパーセルシェルフ40とは前後逆向きにすることで、前記丸軸凸部状の第2被係合部55が保持部24の前側縦壁25と後側縦壁26の間に位置することがなくなり、リヤパーセルシェルフ40をできるだけ車両前方側Fに配置することができるようになって、前記(A)の効果を奏することができる。
また、前記第2架設状態のリヤパーセルシェルフ40が、左右一対の保持部24間に位置するように、保持部24(前側縦壁25と後側縦壁26)と第2被係合部55と第2シェルフ支持部56とを配置してあるので、第2架設状態にしたときには、リヤパーセルシェルフ40が邪魔になって折り畳み状態のラゲッジフロアボード60を保持部24で保持することができず、第2架設状態にしたときは、ラゲッジフロアボード60が左右一対の第1クォータトリム12L,12R間に架設された状態になる。その結果、下側荷室1Bに格納したリヤパーセルシェルフ40は必ずラゲッジフロアボード60で覆われ、強度・剛性があまり強くはないリヤパーセルシェルフ40に荷物が置かれることがなくなって、リヤパーセルシェルフ40が割れたり折れたりすることを防止することができる。
(1) 前記第2架設状態でのリヤパーセルシェルフ40の前後方向の向きを、第1架設状態でのリヤパーセルシェルフ40の前後方向の向きと同じにすることもできる。
(2) 前記パッド68をラゲッジフロアボードの左右の側部61の下面と、ボード支持部58の支持面とに貼着してあってもよく、ボード支持部58の支持面だけに貼着してあってもよい。
1A 上側荷室
1B 下側荷室
10R 内装トリム(右側)
10L 内装トリム(左側)
24 保持部
39 側壁(リヤパーセルシェルの左右の側部)
40 リヤパーセルシェルフ
41 係合部(第1係合部)
49 第1シェルフ支持部
50 第1被係合部
55 第2被係合部
56 第2シェルフ支持部
57 ストッパ部
60 ラゲッジフロアボード
61 側部(ラゲッジフロアボードの左右の側部)
62 ヒンジ部
94 リヤパーセルシェルフの車両前後方向の一端部(前端部)
F 車両前方側
R 車両後方側
O 第2被係合部の軸芯
Claims (7)
- 車両の荷室の内側壁を形成する左右一対の内装トリムに車両の左右中心側に膨出する膨出部を形成し、該膨出部の上面部を車両前後方向に延びる水平な棚状に形成してラゲッジフロアボードのボード支持部を構成し、
該ボード支持部にて前記ラゲッジフロアボードを支持して前記左右一対の内装トリム間に、前記荷室を上側荷室と下側荷室に仕切るラゲッジフロアボードを取り外し自在に架設し、
前記膨出部にリヤパーセルシェルフの左右の側部を下側から受け止め支持する第2シェルフ支持部を形成し、
前記リヤパーセルシェルフを前記ラゲッジフロアボードよりも左右幅に関して短く形成し、
前記リヤパーセルシェルフを前記荷室の上部を覆うように前記左右一対の内装トリム間に架設した第1架設状態と、前記リヤパーセルシェルフを前記下側荷室内で前記左右一対の内装トリムの前記第2シェルフ支持部間に架設して格納した第2架設状態とに切換え自在に構成して、該第2架設状態では、前記リヤパーセルシェルフは前記ラゲッジフロアボードの真下で前記下側荷室の上部に配置してある車両の荷室構造。 - 前記リヤパーセルシェルフの左右両側部に係合部を設け、
前記第1架設状態で前記係合部を係合させる第1被係合部を前記左右一対の内装トリムに設けるとともに、前記第1架設状態で前記リヤパーセルシェルフの左右の側部を下側から受け止め支持する第1シェルフ支持部を前記左右一対の内装トリムに設け、
前記第2架設状態で前記係合部を係合させる第2被係合部を前記左右一対の内装トリムに設けるとともに、前記第2架設状態で前記リヤパーセルシェルフの左右の側部を下側から受け止め支持する前記第2シェルフ支持部を前記左右一対の内装トリムの前記膨出部に設けてある請求項1記載の車両の荷室構造。 - 前記係合部を下側開放の切欠き溝状に形成し、前記第1被係合部と第2被係合部を前記内装トリムから車両の左右中心側に突出する軸状に形成してある請求項2記載の車両の荷室構造。
- 前記係合部を前記リヤパーセルシェルフの車両前後方向の一端部側に配置し、
前記ラゲッジフロアボードを前記左右一対の内装トリムから取り外した状態で、前記第2架設状態のリヤパーセルシェルフの上方に開放空間を形成して、前記リヤパーセルシェルフを前記第2被係合部の軸芯周りに上方へ揺動操作可能に構成し、
前記リヤパーセルシェルフの前記上方への揺動角度が所定角度になると、前記リヤパーセルシェルフの前記一端部側の左右の側部を下側から受け止めて、前記リヤパーセルシェルフの揺動を阻止するストッパ部を前記左右一対の内装トリムに設けてある請求項3記載の車両の荷室構造。 - 前記第2被係合部を前記第2シェルフ支持部よりも車両後方側に配置してある請求項4記載の車両の荷室構造。
- 前記ラゲッジフロアボードに左右幅方向に沿うヒンジ部を設けて、前記ヒンジ部を介して前記ラゲッジフロアボードを折り畳み自在に構成し、
前記左右一対の内装トリムの車両前方側の端部に、折り畳み状態の前記ラゲッジフロアボードの左右の側部を上下方向に沿う姿勢に保持する保持部を設け、
前記第2架設状態のリヤパーセルシェルフが、前記左右一対の内装トリムの保持部間に位置するように、前記保持部と前記第2被係合部と第2シェルフ支持部とを配置してある請求項2〜5のいずれか一つに記載の車両の荷室構造。 - 前記リヤパーセルシェルフを、左右一対の側壁を備えた下向きのトレイ状に形成して、左側の側壁で前記リヤパーセルシェルフの左側の側部を構成するとともに、右側の側壁で前記リヤパーセルシェルフの右側の側部を構成し、
前記第1シェルフ支持部と第2シェルフ支持部を、前記側壁を下側から受け止め支持する棚状に形成してある請求項2〜6のいずれか一つに記載の車両の荷室構造。
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