JP3890136B2 - 露光装置とこれを用いたデバイス製造方法、ならびにステージ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体製造工程において用いられる露光装置に係り、特にレチクルパターンをシリコンウエハ上に投影して転写する投影露光装置に関するものであり、なかでもレチクルパターンをウエハ上に投影露光する際、レチクルとシリコンウエハとを投影露光系に対して同期して走査する走査露光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、一括露光方式の露光装置(ステッパ)では、投影光学系がレンズによって構成されている場合、結像領域は円形状となる。しかし、半導体集積回路は一般的に矩形形状であるため、一括露光の場合の転写領域は、投影光学系の有する円の結像領域に内接する矩形の領域となる。従って、最も大きな転写領域でも一辺が円の直径の1/√2の正方形である。
【0003】
これに対して、投影光学系の有する円形状の結像領域のほぼ直径の寸法を有するスリット形状の露光領域を用いて、レチクルとウエハとを同期させながら走査移動させることによって、転写領域を拡大させる走査露光方式(ステップアンドスキャン方式)が提案されている。この方式では、同一の大きさの結像領域を有する投影光学系を用いた場合、投影レンズを用いて従来のステッパより大きな各転写領域ごとに一括露光を行なうことができる。すなわち、走査方向に対しては光学系による制限がなくなるので走査ステージのストローク分だけ確保することができ、走査方向に対して直角な方向には従来のステッパの略√2倍の転写領域を確保できる。
【0004】
半導体集積回路を製造するための露光装置は、高い集積度のチップの製造に対応するために、転写領域の拡大と解像力の向上が望まれている。より小さい投影光学系を採用できることは、光学性能上からも、コスト的にも有利であり、ステップアンドスキャン方式の露光方法は、今後の露光装置の主流として注目されている。
【0005】
このようなステップアンドスキャン方式の露光装置の概略を図14に示す。
図14に示す露光装置は、レチクルステージ101上のレチクル基板102のパターンの一部を投影光学系12を介してウエハステージ7上のウエハ6に投影し、投影光学系12に対し相対的にレチクル基板102とウエハ6をY方向に同期走査することにより、レチクル基板102のパターンをウエハステージ7上のウエハ6に投影する。このスキャン露光を、ウエハ6上の複数の転写領域(ショット)に対して繰り返し行なうためのステップ移動を介在させながら行なうステップアンドスキャン型の露光装置である。
【0006】
レチクルステージ101は、図15に詳細を示すように、その両側に対称に設けられたリニアモータ103A,B,C,DによってY方向へ駆動する。103A,103Bは前記レチクルステージ101を駆動するコイル、103C,103Dは前記コイル103A,103Bに対して磁界を印加するマグネットからなる磁気回路のヨークである。
【0007】
以上の従来の露光装置により露光を行なう際、レチクルステージ101のY方向への走査移動に伴って、図16,17に示すようにレチクルステージ101が走査を開始する前の状態(図17(2))では、レチクルステージ101の荷重重心位置はY方向でステージ端面からCの寸法位置にあるが、走査露光を行ないレチクルステージ101がY方向に移動した直後の状態(図17(3))では、レチクルステージ101の荷重重心位置はステージの移動に伴いY方向のステージ端面からDの寸法位置に移動する。また、レチクルステージ101は走査露光を行なった後は再び図17(4)に示す位置に戻り、次の露光に備える。つまり走査露光に伴い、以上のレチクルステージ101の移動と同期して、レチクルステージ101の荷重重心は走査露光前後でY方向にC寸法からD寸法の間で移動し、図17(5)に示すようにレチクルステージ101から、レチクルステージ101を支持している構造体113に対して荷重WC および荷重WD を前記位置CおよびDにて印加することになる。その際、構造体113の上面板はZ方向に変位して寸法ΔZのたわみ変形が生じ、構造体113の変形を伴い走査露光することになる。このように構造体113の変形を伴うことにより、前記レチクルステージ101の傾きおよび縮小露光系の支持系および露光光学系全体のひずみを発生させ、露光精度を悪化させる欠点があった。
【0008】
また、従来の露光装置により露光を行なう際、図18に示すようにレチクルステージ101の走査に伴い、レチクルステージ101を移動させるリ二アモータコイル103Bとヨーク103Dに推力とそれに対する反力が発生する。例えば、レチクルステージ101の走査開始時には図18(1)に示すように、リニアモータコイル103B(103A)に推力Fmが発生し、それに伴い固定側のヨーク103D(103C)には反力Fm'が発生する。また、ヨーク103D(103C)に発生した反力Fm'はヨーク103D(103C)が固定されている構造体113に対して一体的に働き、構造体113を−Y方向に移動させる方向に反力を発生させ、微少変位および振動を構造体113ならびに鏡筒定盤11(図14)に発生させる。
【0009】
ここでこの微少変位および振動は走査露光系に対しては外乱として働き、走査露光時にレチクルステージ101とウエハステージ7との同期走査を行なう際に、安定な露光精度を確保する露光制御系に対して制御を不安定にする要因になる欠点があった。
【0010】
これに対して、特開平3−21894号公報や特開平3−107639号公報に開示される装置では、レチクルではないが、ウエハを保持するウエハステージの移動方向と逆ベクトル方向に移動するバランサを設け、ウエハステージの加減速に伴う振動を軽減する技術を開示している。
【0011】
しかしながら、これらに開示される装置では、ステージの駆動源とバランサの駆動源とが全く別ものであるため、さらには駆動源には送りネジ機構を用いているために、装置の大型化や重量増大を招くという問題を有している。また、ステージの重心の移動軸とバランサの重心の移動軸とが一致していないので、ステージとバランサのそれぞれの反力の作用軸は一致しない。そのため、移動時には両者の間でモーメント力が発生するため、完全なバランスは難しいという問題を有している。これらの問題は、ウエハステージよりも重心位置の高いレチクルステージにおいては、より深刻となる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
本発明では、上記従来例をより改良するもので、レチクルステージの走査時に発生するレチクルステージの荷重重心移動に伴う構造体の変形、および走査露光時のリニアモータ固定側ヨークに生じる反力による構造体および鏡筒定盤の微少変位および振動を無くし、露光装置に用いられた際に装置トータルのスループットや露光精度を向上させることが可能なステージ装置およびこのようなステージ装置を用いた露光装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の露光装置は、原版面に描かれたパターンの一部を投影光学系を介してスリット状に基板に投影し、該投影光学系に対し前記原版と基板を相対的に走査することにより前記原版のパターンを前記基板に露光する露光装置において、前記原版を保持する原版ステージの走査方向と逆方向に移動可能な可動部が設けられ、走査露光時に前記原版ステージと該可動部は互いに逆方向に同期して移動するように制御され、前記原版ステージと前記可動部のそれぞれは共通のリニアモータ固定部を持つリニアモータで駆動されることを特徴とする。
【0014】
さらに、本発明のデバイス製造方法は、前記露光装置を用意して露光する工程によってデバイスを製造することを特徴とする。
さらに、本発明のステージ装置は、搬送物を保持して移動するステージと、該ステージの移動方向と逆方向に移動可能な可動部を有し、前記ステージと前記可動部のそれぞれを駆動するリニアモータの固定部は、共通の構造体によって支持された共通の固定部であり、該リニアモータによって前記ステージと前記可動部が互いに逆方向に同期して移動することを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の一形態によれば、レチクルステージの走査移動方向と実質同軸上を逆向きに移動する可動部および駆動手段(ダイナミックダンパ)を、レチクルステージガイド、および磁気回路の固定側ヨーク(可動側にコイルが設けられた場合)またはコイル支持部材(可動側にマグネットが設けられた場合)を共用するように設けている。
【0016】
【作用】
上記の構成により、従来例で問題となっていた、レチクルステージの走査に伴う、レチクルステージユニットの荷重重心位置の移動およびリニアモータ固定側に生ずる反力を相殺するように前記可動部を移動制御し、ダイナミックダンパとして働かせることにより、従来例の問題を解決することができる。
【0017】
【実施例】
以下に本発明の実施例を説明する。
図1は本発明の一実施例に係る露光装置の外観を示す斜視図、図2は図1の露光装置を側面方向から見た様子を模式的に示した図である。
【0018】
これらの図に示すように、この露光装置は、レチクルステージ1の上のレチクル基板2のパターンの一部を投影光学系12を介して、ウエハステージ7上のウエハ6に投影し、投影光学系12に対し相対的にレチクル基板2とウエハ6をY方向に同期走査することにより、レチクル基板2のパターンをウエハステージ7上のウエハ6に転写し、このY方向への同期走査およびそれによるレチクルパターンの転写をウエハ6上の複数の転写領域(ショット)に対して、繰り返し行なうためのステップ移動を介在させながら行なうステップアンドスキャン型の露光装置である。
【0019】
レチクルステージ1はリニアモータ3A,3BによってY方向へ駆動し、ウエハステージ7のXステージ7Bは不図示のリニアモータによってX方向に駆動し、Yステージ7Cは不図示のリニアモータによってY方向へ駆動するようになっている。
【0020】
また、本実施例では図5および図6に示すように、レチクルステージ1のY方向ガイドに前記レチクルステージ1の走査移動方向とは180゜逆向きに移動可能に、かつ、およそレチクルステージ1およびレチクル基板2を合わせた荷重を持つ可動部4が設けられ、該可動部4の両側にはリニアモータコイル5A,5B(リニアモータ可動部)が設けられ、前記リニアモータ3のヨーク3C,3D(リニアモータ固定部)を共用して可動部4を駆動する。
【0021】
前記リニアモータコイル5A側の外側にはリニアモータコイル5AのY方向の位置を検出する位置センサ5Cが設けられ、レチクルステージ1が走査移動する際、リニアモータコイル5Aの位置(すなわち可動部4の位置)を該位置センサ5Cにて検出するとともにレチクルステージ1のY方向位置をレーザ干渉計16にて計測し、それぞれの検出および計測信号よりレチクルステージ1と可動部4の移動距離および移動速度が制御されながら駆動される。
【0022】
図1および図2を参照して、レチクル基板2およびウエハ6の同期走査は、レチクルステージ1およびYステージ7CをY方向へ一定の速度比率(例えば4:−1、「−」は向きが逆であることを示す)で駆動させることにより行なう。また、X方向へのステップ移動はXステージ7Bにより行なう。Xステージ7BにはZ方向への移動およびZ軸回りのθ調整を行なうZステージ7Aが設けられている。ウエハステージ7は、ステージ定盤8上に設けられ、ステージ定盤8はベースフレーム9に対して高精度に水平に置かれている。レチクルステージ1および投影光学系12は鏡筒定盤11上に設けられ、鏡筒定盤11は床等に設置されたベースフレーム9上に支持されている。ダンパ10は床などからベースフレーム9に伝わる外乱振動を、アクティブに制振もしくは除振するアクティブダンパであるが、パッシブダンパを用いてもよく、あるいはダンパを介せずに支持してもよい。
【0023】
また、この露光装置は、ウエハステージ7上のウエハ6が投影光学系12のフォーカス面に位置しているか否かを検出するためのフォーカスセンサを備えている。すなわち、図2に示すように、鏡筒定盤11に固定された投光手段14によりウエハ6に対して斜め方向から光を照射し、その反射光の位置を受光手段15により検出することにより投影光学系の光軸方向のウエハ表面の位置が検出される。
【0024】
また、不図示のレーザ干渉計光源から発せられた光がレチクルステージ用Y方向レーザ干渉計16に導入される。そして、Y方向レーザ干渉計16に導入された光は、レーザ干渉計16内のビームスプリッタ(不図示)によってレーザ干渉計16内の固定鏡(不図示)に向かう光とY方向の移動鏡(不図示)に向かう光とに別れる。Y方向移動鏡に向かう光は、Y方向測長光路を通ってレチクルステージ1に固定されたY方向移動鏡に入射する。ここで反射された光は再びY方向測長光路を通ってレーザ干渉計内のビームスプリッタに戻り、固定鏡で反射された光と重ね合わされる。このときの光の干渉の変化を検出することによりY方向の移動距離を測定する。このようにして、計測された移動距離情報は、図示しない走査制御装置にフィードバックされ、レチクルステージ1の走査位置の位置決め制御がなされる。
【0025】
また、レーザ干渉計光源(不図示)から発せられた光がウエハステージ用Y方向レーザ干渉計17に導入される。そして、Y方向レーザ干渉計17に導入された光は、レーザ干渉計17内のビームスプリッタ(不図示)によってレーザ干渉計17内の固定鏡(不図示)に向かう光とY方向の移動鏡(不図示)に向かう光とに別れる。Y方向移動鏡に向かう光は、Y方向測長光路を通ってウエハステージ7に固定されたY方向移動鏡に入射する。ここで反射された光は再びY方向測長光路を通ってレーザ干渉計17内のビームスプリッタに戻り、固定鏡で反射された光と重ね合わされる。このときの光の干渉の変化を検出することによりY方向の移動距離を測定する。このようにして、計測された移動距離情報は、図示しない走査制御装置にフィードバックされ、ウエハステージ7の走査位置の位置決め制御がなされる。
【0026】
また、上記Y方向の測定と同じく、レーザ干渉計光源(不図示)から発せられた光がウエハステージ用X方向レーザ干渉計(不図示)に導入され、X方向レーザ干渉計に導入された光は、レーザ干渉計内のビームスプリッタ(不図示)によってレーザ干渉計内の固定鏡(不図示)に向かう光とX方向の移動鏡(不図示)に向かう光とに別れる。X方向移動鏡に向かう光は、X方向測長光路を通ってウエハステージ7に固定されたX方向移動鏡に入射する。ここで反射された光は再びX方向測長光路を通ってレーザ干渉計内のビームスプリッタに戻り、固定鏡で反射された光と重ね合わされる。このときの光の干渉の変化を検出することによりX方向の移動距離を測定する。このようにして、計測された移動距離情報は、図示しない走査制御装置にフィードバックされ、ウエハステージ7の走査位置の位置決め制御がなされる。
【0027】
13は前記レチクルステージ1の駆動手段であるリニアモータの固定側に設けられたヨーク3C,3Dを支持固定する構造体で、前記鏡筒定盤11上に搭載されている。
【0028】
不図示のウエハ搬送手段により、装置前面の搬送経路を経てウエハステージ7上にウエハ6が搬入され、所定の位置合わせが終了すると、露光装置は走査露光およびステップ移動を繰り返しながら、ウエハ6上の複数の露光領域に対してレチクル基板2のパターンを露光転写する。走査露光に際しては、レチクルステージ1およびYステージ7CをY方向(走査方向)へ所定の速度比で移動させて、スリット状の露光光でレチクル基板2上のパターンを走査するとともに、その投影像でウエハ6を走査することにより、ウエハ6上の所定の露光領域に対してレチクル基板2上のパターンーを露光する。走査露光中、ウエハ6表面の高さは前記フォーカスセンサで計測され、その計測値に基づきウエハステージ7の高さとチルトがリアルタイムで制御されフォーカス補正が行なわれる。1つの露光領域に対する走査露光が終了したら、Xステージ7BをX方向へ駆動してウエハをステップ移動させることにより、他の露光領域を走査露光の開始位置に対して位置決めし、走査露光を行なう。なお、このX方向へのステップ移動と、Y方向への走査露光のための移動との組み合わせにより、ウエハ6上の複数の露光領域に対して順次効率良く露光が行なわれるように、各露光領域の配置、Yの正または負のいずれかへの走査方向、各露光領域への露光順等が設定されている。
【0029】
以上の構成で、レチクルステージ1にてレチクル基板2とウエハ6とを同期走査させる際に、図7(1)〜(4)に示すようにレチクルステージ1および可動部4がそれぞれ逆向きに移動する。ここで、図7(2)は走査露光開始時のレチクルステージ1および可動部4の位置で、レチクルステージユニット全体の荷重重心はステージ端部からのY方向距離Aの位置にある。さらにレチクルステージ1のコイル3A,3Bに駆動電流を流し走査露光させることに伴い、それに同期して前記可動部4もコイル5A,5Bに駆動電流が流されてレチクルステージ1とは逆方向に移動制御されることにより、結果としてレチクルステージユニット全体の荷重重心は、前記走査露光前の荷重重心と同じステージ端部からのY方向距離Aの寸法に変わらずにあることになる。
【0030】
この時、図7(2)の位置から図7(3)の位置まで、前記荷重重心は連続的にステージ端部からのY方向距離Aの寸法に変わらずにある。さらに、走査露光後にレチクルステージ1が走査開始位置に戻されても、図7(4)に示すように、当然に前記荷重重心は連続的にステージ端部からのY方向距離Aの寸法に変わらずにある。
【0031】
以上のように、本実施例に示したレチクルステージ1上に設けた可動部4をレチクル走査方向とは逆方向に走査移動させることにより、図8(1)および図10(1)に示すようにレチクルステージユニット全体の荷重WA の重心移動がなく、結果、図10(1)に示すように構造体13の上面板13Aを従来例(図8(2)および図10(2))のように荷重重心移動による変形をさせることなく安定に走査露光を行なうことができる。
【0032】
以上の構成で、レチクルステージ1にてレチクル基板2とウエハ6とを同期走査させる際に、図9(1)〜(3)に示すようにレチクルステージ1および可動部4がそれぞれ逆向きに移動する。ここで、図9(1)は走査露光開始時のレチクルステージ1および可動部4の位置を示す。ここで走査開始時にはレチクルステージ1にはレチクルステージの両側に設けられたコイル3A,3Bに流された駆動電流により走査移動方向に推力Faが発生し、それと同時に前記リニアモータの固定側に設けられたヨーク3C,3Dに前記推力に対して相対する反力Fa'が発生している。また、可動部4は可動部の両側に設けられたコイル5A,5Bに、前記レチクルステージの駆動電流に同期して駆動電流が流されることにより可動部には推力Fdが発生し、可動部を前記レチクルステージ1の走査移動する方向とは180゜逆方向に移動させる。それと同時に前記リニアモータの固定側に設けられたヨーク3C,3Dに前記推力に対して相対する反力Fd'が発生する。この時、リニアモータヨークに発生する反力Fa'および反力Fd'はそれぞれ180゜逆方向に向かって発生し、かつ等しい反力が発生するため互いの反力ベクトルが相殺し合い、結果として前記リニアモータのヨーク3C,3Dに発生する反力はほぼ0になる。また、図9(2)に走査終了時の減速停止時の反推力Fbと同じく反力Fb'を示す。また可動部4の減速停止時の反推力Feおよび反力Fe'を示す。ここでも、上記走査開始時と同じく減速停止時にヨーク3C,3Dに発生するそれぞれの反力ベクトルは相殺され0になる。また、図9(3)に走査終了後に走査開始位置に戻る際の減速停止時の反推力Fcと同じく反力Fc'を示す。また可動部4の減速停止時の反推力Ffおよび反力Ff'を示す。ここでも、上記走査開始時と同じく減速停止時にヨーク3C,3Dに発生するそれぞれの反力ベクトルは相殺され0になる。以上のように、本実施例に示した走査露光では従来例のように、ヨークに発生する反力により構造体13および鏡筒定盤11に微少変位を与えたり、振動させたりすることが無くなり、安定に同期走査露光をすることができる。
【0033】
以上に示した可動部4の移動制御方法を以下に示す。
図3に可動部の制御系構成図を、図4にレチクルステージ駆動信号からレチクルステージヨークあるいは固定部への伝達率を各駆動周波数で計測した周波数特性を示す。図4において、実線はアクティブダンパ制御なしの場合(従来例)を、破線はアクティブダンパ制御ありの場合(本実施例)を示す。
【0034】
図3に示すように、レチクルステージ1(図1)が走査方向に移動することにより、レチクルステージ用Y方向レーザ干渉計16により計測されたレチクルステージ1のY方向の移動位置アナログ信号が得られ、その移動位置アナログ信号がアンプ18により増幅され、A/Dコンバータ19でデジタル信号に変換され、DSP(デジタルシグナルプロセッサ)20で演算処理され、ホストコンピュータ21にて制御情報として処理される。ホストコンピュータ21ではこれを元に、前述した可動部4とリニアモータコイル5A,5Bより構成されたアクティブダンパの制御情報をDSP20に出し、DSP20はアクティブダンパ制御信号であるデジタル信号を演算出力する。この演算出力は、さらにD/Aコンバータ22でデジタル信号からアナログ信号に変換され、そのアナログ信号がパワーアンプ23により前記リニアモータコイル5A,5Bを駆動するのに十分な電流値まで増幅される。そして、リニアモータコイル5A,5Bに駆動電流が印加され、可動部4がレチクルステージ1の走査移動に伴い発生するステージユニットの荷重重心移動およびリニアモータ固定側に発生する反力を相殺するように駆動制御される。
【0035】
図4に、前述したアクティブダンパ制御をかけた場合とかけない場合での、レチクルステージ駆動信号からレチクルステージヨーク3C,3Dあるいは固定部への伝達率を各駆動周波数で計測した周波数特性を示す。ここで実線で示すカーブフィットはアクティブダンパ制御をかけない場合で、図に示すように周波数f1,f2,f3,f4 ,‥‥‥に、レチクルステージ1の駆動コイル3A,3Bを加振源としたときに前記反力により生ずるレチクルステージヨーク3C,3Dおよび固定側に生じる振動モード(1次モード、2次モード、3次モード、‥‥‥)が発生する。ここで、前述した可動部4およびリニアモータコイル5A,5Bよりなるアクティブダンパによる制御をかけた時の、カーブフィットを破線で示す。図に示したように、f1での共振ピークg1はアクティブダンパ制御によりピークg1'まで振幅が押え込まれているのが解る。同じくf2での共振ピークもg2からg2'へと押え込まれている。アクティブダンパの制御帯域を十分広げることにより、図4破線に示すように、第5次モード(f5)まで振動ピークをアクティブダンパで押え込むことが可能となる。
【0036】
以上のように、アクティブダンパの駆動制御をレチクルステージ1の走査移動位置を検出して行なうことにより、レチクルステージユニットに発生する反力を相殺することができる。
【0037】
上述においては、レチクルステージ1を駆動するリニアモータ3として固定側をヨーク(リニアモータ固定部)、可動側をコイル(リニアモータ可動部)とするものを用いた例を示したが、可動側をマグネット(リニアモータ可動部)、固定側をコイル(リニアモータ固定部)とするリニアモータを用いる場合も本実施例と同様の考え方を適用できることは勿論である。すなわち、この場合には、固定側のコイルを支持するコイル支持部材をアクティブダンパの磁気回路として共用すればよい。
【0038】
本実施例によれば、
(1)レチクルステージの走査移動方向と逆向きに移動する可動部および駆動手段(ダイナミックダンパ)を、レチクルステージガイドおよび磁気回路の固定側ヨーク(可動側にコイルが設けられた場合)あるいはコイル支持部材(可動側にマグネットが設けられた場合)を共用するように設けることで、従来例で問題となっていた、レチクルステージの走査に伴う、レチクルステージユニットの荷重重心位置の移動およびリニアモータ固定側に生ずる反力を相殺するように前記可動部を移動制御し、ダイナミックダンパとして働かせることにより、レチクルステージユニット全体荷重の重心移動がなく、その結果、露光装置の構造体を変形をさせることなく安定に走査露光を行なうことができ、露光精度とスループットの向上を計れる効果がある。
【0039】
(2)また、レチクルステージの走査移動方向と逆向きに移動する可動部および駆動手段(ダイナミックダンパ)を、レチクルステージガイドおよび磁気回路の固定側ヨーク(可動側にコイルが設けられた場合)あるいはコイル支持部材(可動側にマグネットが設けられた場合)を共用するように設け、リニアモータヨークに発生する反力の反力ベクトルを相殺させ、ヨークに発生する反力により露光装置の構造体および鏡筒定盤に微少変位を与えたり、振動させたりすることが無くなり、安定な同期走査露光を可能とし、露光精度および装置のスループットを向上させる効果が得られる。
【0040】
(3)さらに、レチクルステージの移動時に発生する駆動反力をステージ内部で相殺することにより、反力を装置外に逃がす等の大掛かりな構造体が不要になるため、露光装置をコンパクトに構成することが可能になる。
【0041】
上記実施例では、レチクルステージの走査方向と逆方向に移動し、ダイナミックダンパとして働く可動部は、前記レチクルステージと同軸上の案内ガイドにより移動し、駆動手段も同一ヨークにて駆動していたが、他に図11(1)に示す様に、レチクルステージ1のリニアモータヨーク3E,3Fを共用する形で、案内ガイド3G,3Hを別に外側にそれぞれ持つ可動部4A,4Bを並列に設ける構成としてもよい。この構成でも、レチクルステージ1および可動部4A,4Bを走査移動させた際、図11(2),(3)に示すようにステージユニットの荷重重心はステージ端面からの寸法Eの位置から動くことなく走査露光を行なうことができる。また、レチクルステージ1が走査開始時に、レチクルステージ1の駆動コイル3A,3Bに駆動電流が流れ、それぞれのコイルに対して推力FiおよびFgが発生し、リニアモータヨーク3E,3Fには同時に反力Fi'およびFg'が発生する。またレチクルステージ1とは逆方向に可動部4A,4Bを駆動する電流がコイル5C,5Dに流れそれぞれのコイルに推力Fh,Fjが発生し同時にリニアモータヨーク3E,3Fに前記反力Fi'およびFg'に等しい大きさのFh'およびFj'が発生する。よって、リニアモータヨーク3E,3Fに発生した反力ベクトルの総和は相殺され、反力の発生はほぼ0となる。以上より、上述の実施例とほぼ等しい効果が得られる。
【0042】
【デバイス生産方法の実施例】
次に上記説明した露光装置または露光方法を利用したデバイス製造方法の実施例を説明する。
【0043】
図12は微小デバイス(ICやLSI等の半導体チップ、液晶パネル、CCD、薄膜磁気ヘッド、マイクロマシン等)の製造のフローを示す。ステップ1(回路設計)ではデバイスのパターン設計を行なう。ステップ2(マスク製作)では設計したパターンを形成したマスクを製作する。一方、ステップ3(ウエハ製造)ではシリコンやガラス等の材料を用いてウエハを製造する。ステップ4(ウエハプロセス)は前工程と呼ばれ、上記用意したマスクとウエハを用いて、リソグラフィ技術によってウエハ上に実際の回路を形成する。次のステップ5(組み立て)は後工程と呼ばれ、ステップ4によって作製されたウエハを用いて半導体チップ化する工程であり、アッセンブリ工程(ダイシング、ボンディング)、パッケージング工程(チップ封入)等の工程を含む。ステップ6(検査)ではステップ5で作製された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テスト等の検査を行なう。こうした工程を経て半導体デバイスが完成し、これが出荷(ステップ7)される。
【0044】
図13は上記ウエハプロセスの詳細なフローを示す。ステップ11(酸化)ではウエハの表面を酸化させる。ステップ12(CVD)ではウエハ表面に絶縁膜を形成する。ステップ13(電極形成)ではウエハ上に電極を蒸着によって形成する。ステップ14(イオン打込み)ではウエハにイオンを打ち込む。ステップ15(レジスト処理)ではウエハにレジストを塗布する。ステップ16(露光)では上記説明した露光装置または露光方法によってマスクの回路パターンをウエハの複数のショット領域に並べて焼付露光する。ステップ17(現像)では露光したウエハを現像する。ステップ18(エッチング)では現像したレジスト像以外の部分を削り取る。ステップ19(レジスト剥離)ではエッチングが済んで不要となったレジストを取り除く。これらのステップを繰り返し行なうことによって、ウエハ上に多重に回路パターンが形成される。
本実施例の生産方法を用いれば、従来は製造が難しかった大型のデバイスを低コストに製造することができる。
【0045】
【発明の効果】
以上のように、走査露光時、原版を走査するためのステージの移動による、露光装置の構造体や鏡筒定盤の変形や微少変位や振動を従来以上に防止または低減することができ、安定した同期走査露光を可能とし、露光精度とスループットの向上を計ることができる。また、前記走査ステージを駆動することによる反力を装置外に逃がす等の大掛かりな構造体が不要なため、露光装置をコンパクトに構成することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る露光装置の全体斜視図である。
【図2】 図1の装置の全体側面図である。
【図3】 図1の装置の可動部の制御系回路図である。
【図4】 図1におけるレチクルステージ周波数特性図である。
【図5】 図1におけるレチクルステージの斜視図である。
【図6】 図1におけるレチクルステージの上面図である。
【図7】 図1におけるレチクルステージの側面図である。
【図8】 図1におけるレチクルステージの荷重重心図である。
【図9】 図1におけるレチクルステージの推力および反力指示図である。
【図10】 図1の露光装置の構造体側面図である。
【図11】 本発明の他の実施例に係るレチクルステージ図である。
【図12】 微小デバイスの製造の流れを示す図である。
【図13】 図12におけるウエハプロセスの詳細な流れを示す図である。
【図14】 従来の露光装置の全体図である。
【図15】 図14の露光装置のレチクルステージの斜視図である。
【図16】 図14の露光装置のレチクルステージの上面図である。
【図17】 図14の露光装置のレチクルステージの荷重重心図である。
【図18】 図14の露光装置のレチクルステージの推力および反力指示図である。
【符号の説明】
1:レチクルステージ、2:レチクル基板、3A,3B:コイル、3C,3D:ヨーク、4:可動部、5A,5B:コイル、6:ウエハ、7:ウエハステージ、7A:Zステージ、7B,7C:リニアモータ、8:ステージ定盤、9:ベースフレーム、10:ダンパ、11:鏡筒定盤、12:投影光学系、13:構造体、14:投光手段、15:受光手段、16:レチクルステージ用Y方向レーザ干渉計、17:ウエハステージ用Y方向レーザ干渉計、18:アンプ、19:A/Dコンバータ、20:DSP(デジタルシグナルプロセッサ)、21:ホストコンピュータ、22:D/Aコンバータ、23:パワーアンプ、101:レチクルステージ、102:レチクル基板、103A,103B:コイル、103C,103D:ヨーク、113:構造体。
Claims (10)
- 原版面に描かれたパターンの一部を投影光学系を介してスリット状に基板に投影し、該投影光学系に対し前記原版と基板を相対的に走査することにより前記原版のパターンを前記基板に露光する露光装置において、前記原版を保持する原版ステージの走査方向と逆方向に移動可能な可動部が設けられ、走査露光時に前記原版ステージと該可動部は互いに逆方向に同期して移動するように制御され、前記原版ステージと前記可動部のそれぞれは共通のリニアモータ固定部を持つリニアモータで駆動されることを特徴とする露光装置。
- 前記原版の走査方向の加速度または位置の検出手段が設けられ、前記原版ステージおよび前記可動部は前記検出手段による検出信号により駆動制御されることを特徴とする請求項1記載の露光装置。
- 前記原版ステージと前記可動部は共通の案内ガイドにより案内され、該案内ガイドの同軸上をそれぞれ同期移動することを特徴とする請求項1または2記載の露光装置。
- 前記リニアモータは、可動側にあるリニアモータ可動部として前記原版ステージと前記可動部にそれぞれ設けられたコイルを備え、固定側にある前記リニアモータ固定部として各コイルに対して磁界を印加するマグネットおよびヨークを備え、該マグネットおよびヨークの一方あるいは両方を共用する磁気回路を備えることを特徴とする請求項1記載の露光装置。
- 前記リニアモータは、可動側にあるリニアモータ可動部として前記原版ステージと前記可動部にそれぞれ設けられたマグネットを備え、固定側にある前記リニアモータ固定部として前記マグネットにより磁界が印加されるコイルおよびコイル支持部を備え、該コイルおよびコイル支持部の一方あるいは両方を共用する磁気回路を備えることを特徴とする請求項1記載の露光装置。
- 基板を保持する基板ステージをさらに備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の露光装置。
- 前記原版ステージと前記可動部のそれぞれを駆動する駆動手段の固定部は、共通の構造体によって支持されることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の露光装置。
- 請求項1〜7のいずれかに記載の露光装置を用意して露光する工程によってデバイスを製造することを特徴とするデバイス製造方法。
- 搬送物を保持して移動するステージと、該ステージの移動方向と逆方向に移動可能な可動部を有し、前記ステージと前記可動部のそれぞれを駆動するリニアモータの固定部は、共通の構造体によって支持された共通の固定部であり、該リニアモータによって前記ステージと前記可動部が互いに逆方向に同期して移動することを特徴とするステージ装置。
- 前記可動部は、前記ステージの移動空間とは異なる空間を移動する
ことを特徴とする請求項9に記載のステージ装置。
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