JPH10149974A - ステージ装置、露光装置およびデバイス製造方法 - Google Patents
ステージ装置、露光装置およびデバイス製造方法Info
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- JPH10149974A JPH10149974A JP31861596A JP31861596A JPH10149974A JP H10149974 A JPH10149974 A JP H10149974A JP 31861596 A JP31861596 A JP 31861596A JP 31861596 A JP31861596 A JP 31861596A JP H10149974 A JPH10149974 A JP H10149974A
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- G03F—PHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
- G03F7/00—Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
- G03F7/70—Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
- G03F7/70691—Handling of masks or workpieces
- G03F7/70716—Stages
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03F—PHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
- G03F7/00—Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
- G03F7/70—Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
- G03F7/708—Construction of apparatus, e.g. environment aspects, hygiene aspects or materials
- G03F7/70858—Environment aspects, e.g. pressure of beam-path gas, temperature
- G03F7/709—Vibration, e.g. vibration detection, compensation, suppression or isolation
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- Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 基板ステージへの床の振動の伝達を有効に防
止する。 【解決手段】 基板を載せて移動するステージをその移
動を許容するようにステージ定盤7上に支持し、ステー
ジ定盤7を水平面内で移動可能にベース部材10上にエ
アベアリング等64で支持するとともに、ステージの加
減速によりステージ定盤が移動するのを阻止するように
ステージ定盤にリニアモータ65〜68で推力を付与す
る。
止する。 【解決手段】 基板を載せて移動するステージをその移
動を許容するようにステージ定盤7上に支持し、ステー
ジ定盤7を水平面内で移動可能にベース部材10上にエ
アベアリング等64で支持するとともに、ステージの加
減速によりステージ定盤が移動するのを阻止するように
ステージ定盤にリニアモータ65〜68で推力を付与す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、設計パターンを基
板上のレジストに露光して半導体デバイス等を製造する
ために用いられる露光装置、およびそれを用い得るデバ
イス製造方法、ならびにこれらに用い得るステージ装置
に関する。
板上のレジストに露光して半導体デバイス等を製造する
ために用いられる露光装置、およびそれを用い得るデバ
イス製造方法、ならびにこれらに用い得るステージ装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、このような露光装置としては、ウ
エハ等の基板をステップ移動させながら基板上の複数の
露光領域にマスクパターンを投影光学系を介して順次露
光するステッパや、投影光学系に対し相対的にマスクと
基板とを移動させ、マスクと基板をスリット状の露光光
によって走査することによりマスクパターンを基板上に
走査露光する走査型の露光装置等が知られている。
エハ等の基板をステップ移動させながら基板上の複数の
露光領域にマスクパターンを投影光学系を介して順次露
光するステッパや、投影光学系に対し相対的にマスクと
基板とを移動させ、マスクと基板をスリット状の露光光
によって走査することによりマスクパターンを基板上に
走査露光する走査型の露光装置等が知られている。
【0003】また、近年、より高精度で微細なパターン
の露光が行えるように、前記ステップ移動と走査露光と
を繰り返すことにより、基板上の複数の領域に高精度で
微細なパターンの露光を行う、ステップ・アンド・スキ
ャン型の露光装置が提案されている。この露光装置で
は、スリットにより制限して投影光学系の比較的光軸に
近い部分のみを使用しているため、より高精度で微細な
パターンの露光が可能となっている。走査露光に際して
は、レチクルステージやウエハステージを走査方向等に
対して精密に制御しながら、移動させるために、レーザ
干渉計を用いてこれらのステージ位置をモニタするよう
にしている。その際、ウエハステージの移動荷重による
力や、加速、移動等に伴う振動を、投影光学系やレーザ
干渉計等に伝達させないために、ウエハステージの支持
系と、投影光学系、ウエハステージの位置計測基準とな
るレーザ干渉計、アライメント光学系等の支持系とを別
個に構成するのが好ましい。
の露光が行えるように、前記ステップ移動と走査露光と
を繰り返すことにより、基板上の複数の領域に高精度で
微細なパターンの露光を行う、ステップ・アンド・スキ
ャン型の露光装置が提案されている。この露光装置で
は、スリットにより制限して投影光学系の比較的光軸に
近い部分のみを使用しているため、より高精度で微細な
パターンの露光が可能となっている。走査露光に際して
は、レチクルステージやウエハステージを走査方向等に
対して精密に制御しながら、移動させるために、レーザ
干渉計を用いてこれらのステージ位置をモニタするよう
にしている。その際、ウエハステージの移動荷重による
力や、加速、移動等に伴う振動を、投影光学系やレーザ
干渉計等に伝達させないために、ウエハステージの支持
系と、投影光学系、ウエハステージの位置計測基準とな
るレーザ干渉計、アライメント光学系等の支持系とを別
個に構成するのが好ましい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに各支持系を別個に構成するとしても、ウエハステー
ジには、その支持系を介して床の振動が伝達するため、
高精度で微細なパターンの露光を実効あるものとするこ
とができないという問題がある。
うに各支持系を別個に構成するとしても、ウエハステー
ジには、その支持系を介して床の振動が伝達するため、
高精度で微細なパターンの露光を実効あるものとするこ
とができないという問題がある。
【0005】本発明の目的は、このような従来技術の問
題点に鑑み、上述のような露光技術において、基板ステ
ージへの床の振動の伝達を有効に防止することにある。
題点に鑑み、上述のような露光技術において、基板ステ
ージへの床の振動の伝達を有効に防止することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明の露光装置は、ステージ定盤と、このステージ定
盤上で水平な所定の方向に移動可能に支持されたステー
ジと、このステージをステージ定盤上で前記所定方向に
移動させるステージ駆動手段と、ベース部材と、このベ
ース部材上でステージ定盤を水平面内で所定方向に移動
可能に支持する定盤支持手段と、ステージの加減速によ
りステージ定盤が移動するのを阻止するようにステージ
定盤に推力を付与する推力付与手段とを具備することを
特徴とする。
本発明の露光装置は、ステージ定盤と、このステージ定
盤上で水平な所定の方向に移動可能に支持されたステー
ジと、このステージをステージ定盤上で前記所定方向に
移動させるステージ駆動手段と、ベース部材と、このベ
ース部材上でステージ定盤を水平面内で所定方向に移動
可能に支持する定盤支持手段と、ステージの加減速によ
りステージ定盤が移動するのを阻止するようにステージ
定盤に推力を付与する推力付与手段とを具備することを
特徴とする。
【0007】より具体的には、ステージは水平なXおよ
びY方向にそれぞれ移動可能なXステージおよびYステ
ージを有し、推力付与手段は、Y方向あるいはこれに加
えX方向にステージ定盤を案内し駆動する複数のリニア
モータであり、かつこれらのリニアモータは、ステージ
の加減速によりステージ定盤が移動するのを阻止するよ
うにステージ定盤にY方向あるいはこれに加えX方向へ
並進させる推力および回転方向の推力を付与するもので
あることを特徴とする。この場合、XステージはYステ
ージ上でX方向に移動するものであり、ステージ駆動手
段は、Yステージとベース部材との間に設けたリニアモ
ータによりYステージをY方向へ駆動するものであって
もよい。またこの場合、定盤支持手段はステージ定盤を
X方向に拘束し、かつY方向に並進可能に、また回転可
能に、支持する板ばねを有するようにしてもよい。
びY方向にそれぞれ移動可能なXステージおよびYステ
ージを有し、推力付与手段は、Y方向あるいはこれに加
えX方向にステージ定盤を案内し駆動する複数のリニア
モータであり、かつこれらのリニアモータは、ステージ
の加減速によりステージ定盤が移動するのを阻止するよ
うにステージ定盤にY方向あるいはこれに加えX方向へ
並進させる推力および回転方向の推力を付与するもので
あることを特徴とする。この場合、XステージはYステ
ージ上でX方向に移動するものであり、ステージ駆動手
段は、Yステージとベース部材との間に設けたリニアモ
ータによりYステージをY方向へ駆動するものであって
もよい。またこの場合、定盤支持手段はステージ定盤を
X方向に拘束し、かつY方向に並進可能に、また回転可
能に、支持する板ばねを有するようにしてもよい。
【0008】あるいは、ステージは水平なXおよびY方
向にそれぞれ移動可能なXステージおよびYステージを
有し、ステージ駆動手段はXステージおよびYステージ
をそれぞれXおよびY方向に案内し駆動するリニアモー
タを有し、また、XステージおよびYステージは鉛直方
向には静圧軸受を介して水平面内で移動可能に支持され
ており、定盤支持手段は、ステージ定盤を鉛直方向に支
持するエアベアリングと、ステージ定盤の並進方向への
移動を拘束し、かつ、水平面内での回転方向への移動を
許容する板ばねとを有し、推力付与手段は、ステージの
加減速によりステージ定盤が回転するのを阻止するよう
にステージ定盤に推力を付与するリニアモータであるこ
とを特徴とする。
向にそれぞれ移動可能なXステージおよびYステージを
有し、ステージ駆動手段はXステージおよびYステージ
をそれぞれXおよびY方向に案内し駆動するリニアモー
タを有し、また、XステージおよびYステージは鉛直方
向には静圧軸受を介して水平面内で移動可能に支持され
ており、定盤支持手段は、ステージ定盤を鉛直方向に支
持するエアベアリングと、ステージ定盤の並進方向への
移動を拘束し、かつ、水平面内での回転方向への移動を
許容する板ばねとを有し、推力付与手段は、ステージの
加減速によりステージ定盤が回転するのを阻止するよう
にステージ定盤に推力を付与するリニアモータであるこ
とを特徴とする。
【0009】あるいは、ステージは水平なXおよびY方
向にそれぞれ移動可能なXステージおよびYステージを
有し、ステージ駆動手段はXステージおよびYステージ
をそれぞれXおよびY方向に案内して駆動するリニアモ
ータを有し、また、XステージおよびYステージは鉛直
方向には静圧軸受を介して水平面内で移動可能に支持さ
れており、定盤支持手段は、ステージ定盤を鉛直方向に
支持するエアベアリングと、ころがり軸受によるラジア
ル軸受とを有し、ステージ定盤の水平面内での回転方向
への移動のみを許容するものであり、推力付与手段は、
ステージの加減速によりステージ定盤が回転するのを阻
止するようにステージ定盤に推力を付与するリニアモー
タであることを特徴とする。
向にそれぞれ移動可能なXステージおよびYステージを
有し、ステージ駆動手段はXステージおよびYステージ
をそれぞれXおよびY方向に案内して駆動するリニアモ
ータを有し、また、XステージおよびYステージは鉛直
方向には静圧軸受を介して水平面内で移動可能に支持さ
れており、定盤支持手段は、ステージ定盤を鉛直方向に
支持するエアベアリングと、ころがり軸受によるラジア
ル軸受とを有し、ステージ定盤の水平面内での回転方向
への移動のみを許容するものであり、推力付与手段は、
ステージの加減速によりステージ定盤が回転するのを阻
止するようにステージ定盤に推力を付与するリニアモー
タであることを特徴とする。
【0010】また、本発明の露光装置は、原版と基板と
を走査方向に移動させながら原版のパターンを投影光学
系を介して基板上に露光する走査式の露光装置におい
て、上述のようなステージ装置を基板を移動させるため
の基板用のステージ装置として用い、そのステージ装置
のY方向が走査方向に一致することを特徴とする。この
場合、ベース部材上に、原版を移動させる原版用のステ
ージ装置、および投影光学系が支持されていてもよい。
を走査方向に移動させながら原版のパターンを投影光学
系を介して基板上に露光する走査式の露光装置におい
て、上述のようなステージ装置を基板を移動させるため
の基板用のステージ装置として用い、そのステージ装置
のY方向が走査方向に一致することを特徴とする。この
場合、ベース部材上に、原版を移動させる原版用のステ
ージ装置、および投影光学系が支持されていてもよい。
【0011】また、本発明のデバイス製造方法は、原版
と基板とをそれぞれ別個の手段により走査方向に移動さ
せながら原版のパターンを投影光学系を介して基板上に
走査露光するデバイス製造方法において、基板を載せて
移動するステージをその移動を許容するようにステージ
定盤上に支持し、さらにこのステージ定盤を水平面内で
移動可能に支持するとともに、ステージの加減速により
ステージ定盤が移動するのを阻止するようにステージ定
盤に推力を付与することを特徴とする。
と基板とをそれぞれ別個の手段により走査方向に移動さ
せながら原版のパターンを投影光学系を介して基板上に
走査露光するデバイス製造方法において、基板を載せて
移動するステージをその移動を許容するようにステージ
定盤上に支持し、さらにこのステージ定盤を水平面内で
移動可能に支持するとともに、ステージの加減速により
ステージ定盤が移動するのを阻止するようにステージ定
盤に推力を付与することを特徴とする。
【0012】より具体的には、原版と基板とをそれぞれ
別個の手段により走査方向に移動させながら原版のパタ
ーンを投影光学系を介して基板上に走査露光するデバイ
ス製造方法において、基板を移動させるために上述のよ
うなステージ装置を用い、そのY方向を走査方向に一致
させるとともに、そのステージ装置におけるステージの
加減速によりステージ装置のステージ定盤が移動するの
を阻止するようにステージ定盤に推力を付与することを
特徴とする。
別個の手段により走査方向に移動させながら原版のパタ
ーンを投影光学系を介して基板上に走査露光するデバイ
ス製造方法において、基板を移動させるために上述のよ
うなステージ装置を用い、そのY方向を走査方向に一致
させるとともに、そのステージ装置におけるステージの
加減速によりステージ装置のステージ定盤が移動するの
を阻止するようにステージ定盤に推力を付与することを
特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
形態を説明する。図1は本発明の第1の実施形態に係る
露光装置を側方から見た様子を模式的に示す図であり、
図2は、その露光装置の外観を示す斜視図である。これ
らの図に示すように、この露光装置はレチクルのパター
ンの一部を投影光学系2を介して、XYステージ装置3
上に設けられた微動ステージ80上のウエハに投影し、
投影光学系2に対し相対的にレチクルとウエハをY方向
に同期走査することによりレチクルのパターンをウエハ
に露光するとともに、この走査露光を、ウエハ上の複数
領域に対して繰返し行うためのステップ移動を介在させ
ながら行なうステップ・アンド・スキャン型の露光装置
である。
形態を説明する。図1は本発明の第1の実施形態に係る
露光装置を側方から見た様子を模式的に示す図であり、
図2は、その露光装置の外観を示す斜視図である。これ
らの図に示すように、この露光装置はレチクルのパター
ンの一部を投影光学系2を介して、XYステージ装置3
上に設けられた微動ステージ80上のウエハに投影し、
投影光学系2に対し相対的にレチクルとウエハをY方向
に同期走査することによりレチクルのパターンをウエハ
に露光するとともに、この走査露光を、ウエハ上の複数
領域に対して繰返し行うためのステップ移動を介在させ
ながら行なうステップ・アンド・スキャン型の露光装置
である。
【0014】レチクルの走査方向(Y方向)への移動
は、レチクル側ステージ装置によって行われ、このステ
ージ装置は、固定子4aと可動子4bとの間で推力を付
与することにより可動子4bを走査方向へ移動させるリ
ニアモータ4を備え、可動子4bにレチクルステージ1
が結合している。固定子4aは第1の支持手段101に
よりY方向には自由度をもたせて支持される。そして、
第2の支持手段105によりY方向について剛に、他の
方向について柔に支持される。この第2支持手段105
は、ベースフレーム10から上方に伸びた柱部103、
および柱部103からY方向に伸び、固定子4aをY方
向について剛に、他の方向について柔に支持する一軸支
持手段102を有する。
は、レチクル側ステージ装置によって行われ、このステ
ージ装置は、固定子4aと可動子4bとの間で推力を付
与することにより可動子4bを走査方向へ移動させるリ
ニアモータ4を備え、可動子4bにレチクルステージ1
が結合している。固定子4aは第1の支持手段101に
よりY方向には自由度をもたせて支持される。そして、
第2の支持手段105によりY方向について剛に、他の
方向について柔に支持される。この第2支持手段105
は、ベースフレーム10から上方に伸びた柱部103、
および柱部103からY方向に伸び、固定子4aをY方
向について剛に、他の方向について柔に支持する一軸支
持手段102を有する。
【0015】レチクルステージ1はリニアモータ4によ
ってY方向へ駆動し、XYステージ装置3のXステージ
3aはリニアモータ5によってX方向に駆動し、Yステ
ージ3bはリニアモータ6によってY方向へ駆動するよ
うになっている。レチクルおよびウエハの同期走査は、
レチクルステージ1およびYステージ3bをY方向へ一
定の速度比率(例えば4:1)で駆動させることにより
行なう。また、X方向へのステップ移動はXステージ3
aにより行なう。
ってY方向へ駆動し、XYステージ装置3のXステージ
3aはリニアモータ5によってX方向に駆動し、Yステ
ージ3bはリニアモータ6によってY方向へ駆動するよ
うになっている。レチクルおよびウエハの同期走査は、
レチクルステージ1およびYステージ3bをY方向へ一
定の速度比率(例えば4:1)で駆動させることにより
行なう。また、X方向へのステップ移動はXステージ3
aにより行なう。
【0016】XYステージ装置3は、ステージ定盤7上
に設けられ、ステージ定盤7は3つのダンパ8を介して
3点で床等の上に支持されている。第1支持手段101
および投影光学系2は鏡筒定盤9上に設けられ、鏡筒定
盤9はベースフレーム10上に3つのダンパ11および
支柱12を介して支持されている。ダンパ8は6軸方向
にアクティブに制振もしくは除振するアクティブダンパ
であるが、パッシブダンパを用いてもよく、あるいはダ
ンパを介せずに支持してもよい。
に設けられ、ステージ定盤7は3つのダンパ8を介して
3点で床等の上に支持されている。第1支持手段101
および投影光学系2は鏡筒定盤9上に設けられ、鏡筒定
盤9はベースフレーム10上に3つのダンパ11および
支柱12を介して支持されている。ダンパ8は6軸方向
にアクティブに制振もしくは除振するアクティブダンパ
であるが、パッシブダンパを用いてもよく、あるいはダ
ンパを介せずに支持してもよい。
【0017】この構成において、不図示の搬送手段によ
り、装置前部の2つの支柱12間の搬送経路を経てXY
ステージ装置3上にウエハが搬入され、所定の位置合せ
が終了すると、露光装置は、走査露光およびステップ移
動を繰り返しながら、ウエハ上の複数の露光領域に対し
てレチクルのパターンを露光転写する。走査露光に際し
ては、レチクルステージ1およびYステージ3bをY方
向(走査方向)へ、所定の速度比で移動させて、スリッ
ト状の露光光でレチクル上のパターンを走査するととも
に、その投影像でウエハを走査することにより、ウエハ
上の所定の露光領域に対してレチクル上のパターンを露
光する。1つの露光領域に対する走査露光が終了した
ら、Xステージ3aをX方向へ駆動してウエハをステッ
プ移動させることにより、他の露光領域を走査露光の開
始位置に対して位置決めし、走査露光を行なう。なお、
このX方向へのステップ移動と、Y方向への走査露光の
ための移動との組合せにより、ウエハ上の複数の露光領
域に対して、順次効率良く露光が行なえるように、各露
光領域の配置、Yの正または負のいずれかへの走査方
向、各露光領域への露光順等が設定されている。
り、装置前部の2つの支柱12間の搬送経路を経てXY
ステージ装置3上にウエハが搬入され、所定の位置合せ
が終了すると、露光装置は、走査露光およびステップ移
動を繰り返しながら、ウエハ上の複数の露光領域に対し
てレチクルのパターンを露光転写する。走査露光に際し
ては、レチクルステージ1およびYステージ3bをY方
向(走査方向)へ、所定の速度比で移動させて、スリッ
ト状の露光光でレチクル上のパターンを走査するととも
に、その投影像でウエハを走査することにより、ウエハ
上の所定の露光領域に対してレチクル上のパターンを露
光する。1つの露光領域に対する走査露光が終了した
ら、Xステージ3aをX方向へ駆動してウエハをステッ
プ移動させることにより、他の露光領域を走査露光の開
始位置に対して位置決めし、走査露光を行なう。なお、
このX方向へのステップ移動と、Y方向への走査露光の
ための移動との組合せにより、ウエハ上の複数の露光領
域に対して、順次効率良く露光が行なえるように、各露
光領域の配置、Yの正または負のいずれかへの走査方
向、各露光領域への露光順等が設定されている。
【0018】図3はXYステージ装置3をY方向から見
た図である。同図に示すように、ダンパ8は、部材51
上に設けられた重力補償用空気ばね52およびアクチュ
エータ53を有し、これらによってステージ定盤7を水
平面内において移動可能に支持する。リニアモータ6
は、Yステージ3bと、床等のベース54との間に設け
られている。すなわち、リニアモータ6のリニアモータ
コイル55を有する固定子は、支持部材56を介してベ
ース54に固定され、可動子57はYステージ3bに固
定されている。Yステージ3bおよびXステージ3a
は、それぞれ静圧軸受58および59を介して、ステー
ジ定盤7上の基準面60上に、水平面内で移動可能なよ
うに、Z方向に支持されている。Yステージ3bはま
た、静圧軸受61を介して、Yガイド62によりY方向
に案内されている。Xステージ3aはYステージ3b上
でX方向に移動可能なように案内されている。また、支
持部材56と、ステージ定盤7との間には、それぞれス
テージ定盤7に対してY方向の推力を付与することがで
きる2つのリニアモータ63が設けられ、これにより、
ステージ定盤7をY方向に並進させおよび回転させる推
力を付与することができるようになっている。
た図である。同図に示すように、ダンパ8は、部材51
上に設けられた重力補償用空気ばね52およびアクチュ
エータ53を有し、これらによってステージ定盤7を水
平面内において移動可能に支持する。リニアモータ6
は、Yステージ3bと、床等のベース54との間に設け
られている。すなわち、リニアモータ6のリニアモータ
コイル55を有する固定子は、支持部材56を介してベ
ース54に固定され、可動子57はYステージ3bに固
定されている。Yステージ3bおよびXステージ3a
は、それぞれ静圧軸受58および59を介して、ステー
ジ定盤7上の基準面60上に、水平面内で移動可能なよ
うに、Z方向に支持されている。Yステージ3bはま
た、静圧軸受61を介して、Yガイド62によりY方向
に案内されている。Xステージ3aはYステージ3b上
でX方向に移動可能なように案内されている。また、支
持部材56と、ステージ定盤7との間には、それぞれス
テージ定盤7に対してY方向の推力を付与することがで
きる2つのリニアモータ63が設けられ、これにより、
ステージ定盤7をY方向に並進させおよび回転させる推
力を付与することができるようになっている。
【0019】これによれば、ベース54が振動したとし
ても、ステージ定盤7がダンパ8により支持され、ま
た、ベース54と、ステージ定盤7およびYステージ3
bとの間はそれぞれリニアモータ63および6を介して
非接触であるため、その振動はステージ定盤7やYステ
ージ3bに伝達しにくい。一方、走査露光時において、
走査方向であるY方向にYステージを駆動する場合、Y
ステージの加減速時に駆動反力がステージ定盤7に付与
されるが、その反力のY方向並進成分および回転方向成
分は2つのリニアモータにより63によりキャンセルさ
れる。すなわち、ステージ定盤7の移動を阻止するよう
に、ステージ定盤7に対し、2つのリニアモータ63が
推進力を付与する。このような、リニアモータ63の駆
動は、例えば、ステージ定盤7上に設けた加速度センサ
の出力に基づいて、行うことができる。ただし、この場
合、Y方向の駆動反力は、ほとんど支持部材56を介し
てベース54によって支持されるため、Yステージ3b
を駆動させるリニアモータ6をステージ定盤7との間に
設ける場合に比べ、リニアモーダ63の出力を小さくす
ることができる。なお、Xステージ3aを駆動する場合
の反力は、同様に、支持部材56と、ステージ定盤7と
の間に、ステージ定盤7に対してX方向の推力をそれぞ
れ付与することができる2つのリニアモータを設けるこ
とにより、キャンセルすることができる。
ても、ステージ定盤7がダンパ8により支持され、ま
た、ベース54と、ステージ定盤7およびYステージ3
bとの間はそれぞれリニアモータ63および6を介して
非接触であるため、その振動はステージ定盤7やYステ
ージ3bに伝達しにくい。一方、走査露光時において、
走査方向であるY方向にYステージを駆動する場合、Y
ステージの加減速時に駆動反力がステージ定盤7に付与
されるが、その反力のY方向並進成分および回転方向成
分は2つのリニアモータにより63によりキャンセルさ
れる。すなわち、ステージ定盤7の移動を阻止するよう
に、ステージ定盤7に対し、2つのリニアモータ63が
推進力を付与する。このような、リニアモータ63の駆
動は、例えば、ステージ定盤7上に設けた加速度センサ
の出力に基づいて、行うことができる。ただし、この場
合、Y方向の駆動反力は、ほとんど支持部材56を介し
てベース54によって支持されるため、Yステージ3b
を駆動させるリニアモータ6をステージ定盤7との間に
設ける場合に比べ、リニアモーダ63の出力を小さくす
ることができる。なお、Xステージ3aを駆動する場合
の反力は、同様に、支持部材56と、ステージ定盤7と
の間に、ステージ定盤7に対してX方向の推力をそれぞ
れ付与することができる2つのリニアモータを設けるこ
とにより、キャンセルすることができる。
【0020】図4は、本発明の第2の実施形態に係る露
光装置におけるXYステージ装置のステージ定盤より下
の部分を示す平面図であり、図5はその正面図である。
ここで特に言及する以外の構成は、第1の実施形態の場
合と同様である。ここでは、ベースフレーム10上に、
ステージ定盤7を支持し、Yステージを駆動するリニア
モータは、Yステージとステージ定盤7との間に設けら
れる。ベースフレーム10上にはまた、上述の投影光学
系2、レチクルステージ1等の他に、微動ステージ80
の位置を計測するレーザ干渉計23(図1)、微動ステ
ージ80の露光光軸方向の姿勢を計測するフォーカス計
測計21、22、レチクル上のパターンとウエハ上のパ
ターンとの位置ずれを計測するアライメント光学系等が
設けられている。ステージ定盤7とベースフレーム10
との間にダンパとしてのエアベアリング64が設けられ
ている。エアベアリング64は、Z方向に荷重負荷能力
を充分有しており、ステージ定盤7を水平方向に可動な
ように支持する。さらにステージ定盤7とベースフレー
ム10との間にはリニアモータ65〜68が設けられて
いる。リニアモータ65および66は、それぞれY方向
にステージ定盤7を案内し推力を発生するするように配
置される。リニアモータ67および68は、それぞれX
方向にステージ定盤7を案内し推力を発生するように配
置される。すなわち、リニアモータ65〜68は、ステ
ージ定盤7に対して、XおよびY並進方向、ならびに水
平面内の回転方向に推力を付与することができるよう
に、ステージ定盤7およびベースフレーム10間に取り
付けられる。各リニアモータの磁石部はステージ定盤7
に固定され、コイル部は、ベースフレーム10に固定さ
れる。コイル部材はアルミニウムのジャケットの中に配
置されており、コイルとジャッケットとの間に温度制御
された冷却媒体が流れる。これによってコイルの発熱に
よる温度の上昇を抑制する。各リニアモータ65〜68
においては、その構成上、ベースフレーム10側(コイ
ル部)とステージ定盤7側(磁石部)とが非接触になっ
ている。
光装置におけるXYステージ装置のステージ定盤より下
の部分を示す平面図であり、図5はその正面図である。
ここで特に言及する以外の構成は、第1の実施形態の場
合と同様である。ここでは、ベースフレーム10上に、
ステージ定盤7を支持し、Yステージを駆動するリニア
モータは、Yステージとステージ定盤7との間に設けら
れる。ベースフレーム10上にはまた、上述の投影光学
系2、レチクルステージ1等の他に、微動ステージ80
の位置を計測するレーザ干渉計23(図1)、微動ステ
ージ80の露光光軸方向の姿勢を計測するフォーカス計
測計21、22、レチクル上のパターンとウエハ上のパ
ターンとの位置ずれを計測するアライメント光学系等が
設けられている。ステージ定盤7とベースフレーム10
との間にダンパとしてのエアベアリング64が設けられ
ている。エアベアリング64は、Z方向に荷重負荷能力
を充分有しており、ステージ定盤7を水平方向に可動な
ように支持する。さらにステージ定盤7とベースフレー
ム10との間にはリニアモータ65〜68が設けられて
いる。リニアモータ65および66は、それぞれY方向
にステージ定盤7を案内し推力を発生するするように配
置される。リニアモータ67および68は、それぞれX
方向にステージ定盤7を案内し推力を発生するように配
置される。すなわち、リニアモータ65〜68は、ステ
ージ定盤7に対して、XおよびY並進方向、ならびに水
平面内の回転方向に推力を付与することができるよう
に、ステージ定盤7およびベースフレーム10間に取り
付けられる。各リニアモータの磁石部はステージ定盤7
に固定され、コイル部は、ベースフレーム10に固定さ
れる。コイル部材はアルミニウムのジャケットの中に配
置されており、コイルとジャッケットとの間に温度制御
された冷却媒体が流れる。これによってコイルの発熱に
よる温度の上昇を抑制する。各リニアモータ65〜68
においては、その構成上、ベースフレーム10側(コイ
ル部)とステージ定盤7側(磁石部)とが非接触になっ
ている。
【0021】以上の構成によって、水平方向の床等の振
動は、ベースフレーム10を介してステージ定盤7に伝
達しにくくなる。また、特に、静圧軸受とリニアモータ
とで案内されるように構成したXYステージには、ステ
ージ定盤7のθ方向(Z軸回りの回転方向)の振動がY
方向に変換されて伝達しやすいが、そのようなθ方向の
振動が床等からステージ定盤7に伝達するのを排除する
ことができる。
動は、ベースフレーム10を介してステージ定盤7に伝
達しにくくなる。また、特に、静圧軸受とリニアモータ
とで案内されるように構成したXYステージには、ステ
ージ定盤7のθ方向(Z軸回りの回転方向)の振動がY
方向に変換されて伝達しやすいが、そのようなθ方向の
振動が床等からステージ定盤7に伝達するのを排除する
ことができる。
【0022】一方、ステージ定盤7上のXYステージが
加速あるいは減速する場合の反力によって、ステージ定
盤7はXYステージの加速度と反対方向に移動しようと
するが、この移動は、リニアモータ65〜68を、XY
ステージの加減速時の反力によってステージ定盤7が並
進しまたは回転しない方向に推力を発生するように駆動
制御することにより、阻止される。
加速あるいは減速する場合の反力によって、ステージ定
盤7はXYステージの加速度と反対方向に移動しようと
するが、この移動は、リニアモータ65〜68を、XY
ステージの加減速時の反力によってステージ定盤7が並
進しまたは回転しない方向に推力を発生するように駆動
制御することにより、阻止される。
【0023】図6は、本発明の第3の実施形態に係る露
光装置におけるXYステージ装置のステージ定盤より下
の部分を示す平面図であり、図7はその正面図である。
ここで特に言及する以外の構成は、第2の実施形態と同
様である。ここでは、ステージ定盤7とベースフレーム
10との間を、水平方向に放射状に配置した板バネ部材
67〜70で結合し、水平方向の並進方向の動きを拘束
している。また、ステージ定盤7とベースフレーム10
との間のリニアモータとしては、ステージ定盤7に対し
て水平面内の回転方向に推力を発生するように2カ所に
配置した、2つのリニアモータ71および72のみ用い
ている。
光装置におけるXYステージ装置のステージ定盤より下
の部分を示す平面図であり、図7はその正面図である。
ここで特に言及する以外の構成は、第2の実施形態と同
様である。ここでは、ステージ定盤7とベースフレーム
10との間を、水平方向に放射状に配置した板バネ部材
67〜70で結合し、水平方向の並進方向の動きを拘束
している。また、ステージ定盤7とベースフレーム10
との間のリニアモータとしては、ステージ定盤7に対し
て水平面内の回転方向に推力を発生するように2カ所に
配置した、2つのリニアモータ71および72のみ用い
ている。
【0024】この場合、水平面内の床振動のうち、回転
成分のみが、ステージ定盤7に伝わるのを遮断される。
並進方向成分はステージ定盤7に伝達しやすいが、XY
ステージの静圧軸受によるガイド構成は、水平方向の並
進成分の振動をウエハに伝達しにくいので、結果的に、
ウエハには水平方向の床振動は伝達しにくい構成となっ
ている。リニアモータ71および72は、XYステージ
の加減速時の反力による水平面内のモーメントによっ
て、ステージ定盤7が移動しないように、制御される。
すなわち、ステージ定盤7のθ方向の移動が阻止され
る。
成分のみが、ステージ定盤7に伝わるのを遮断される。
並進方向成分はステージ定盤7に伝達しやすいが、XY
ステージの静圧軸受によるガイド構成は、水平方向の並
進成分の振動をウエハに伝達しにくいので、結果的に、
ウエハには水平方向の床振動は伝達しにくい構成となっ
ている。リニアモータ71および72は、XYステージ
の加減速時の反力による水平面内のモーメントによっ
て、ステージ定盤7が移動しないように、制御される。
すなわち、ステージ定盤7のθ方向の移動が阻止され
る。
【0025】図8は、本発明の第4の実施形態に係る露
光装置におけるXYステージ装置のステージ定盤より下
の部分を示す平面図であり、図9はその正面図である。
ここでは、図6のものにおける板バネ部材67〜70の
代わりに、ころがり軸受によるラジアル軸受73を有
し、これにより、図6のものの場合と同様に、ステージ
定盤7の水平面内での回転方向への移動のみを許容する
ようにしている。他の点については図6のものの場合と
同様である。
光装置におけるXYステージ装置のステージ定盤より下
の部分を示す平面図であり、図9はその正面図である。
ここでは、図6のものにおける板バネ部材67〜70の
代わりに、ころがり軸受によるラジアル軸受73を有
し、これにより、図6のものの場合と同様に、ステージ
定盤7の水平面内での回転方向への移動のみを許容する
ようにしている。他の点については図6のものの場合と
同様である。
【0026】図10は、本発明の第5の実施形態に係る
露光装置におけるXYステージ装置のステージ定盤より
下の部分を示す平面図であり、図11はその正面図であ
る。Yステージ3bを駆動するリニアモータ6は、Yス
テージ3bとベースフレーム10との間に設けられ、リ
ニアモータ6の固定子55は固定子支持部材56によっ
てベースフレーム10に固定され、可動子57はYステ
ージ3bに固定されている。
露光装置におけるXYステージ装置のステージ定盤より
下の部分を示す平面図であり、図11はその正面図であ
る。Yステージ3bを駆動するリニアモータ6は、Yス
テージ3bとベースフレーム10との間に設けられ、リ
ニアモータ6の固定子55は固定子支持部材56によっ
てベースフレーム10に固定され、可動子57はYステ
ージ3bに固定されている。
【0027】他の構成は図4のものの場合と同様であ
る。ただし、Y方向への推力を付与するリニアモータ6
5および66の出力は、図4のものの場合より小さくて
よい。すなわち、本形態の場合、図4のものの場合と同
様にリニアモータ65〜68はXYステージが加速ある
いは減速する場合の反力によってステージ定盤7がステ
ージの加速度と反対方向に移動しないように制御される
が、Yステージ3bの加減速時の反力は主に固定子支持
部材56を介してベースフレーム10にかかるため、Y
方向の反力は図4のものの場合に比べて小さくなるの
で、リニアモータ65および66に必要な最大推力は小
さくなる。
る。ただし、Y方向への推力を付与するリニアモータ6
5および66の出力は、図4のものの場合より小さくて
よい。すなわち、本形態の場合、図4のものの場合と同
様にリニアモータ65〜68はXYステージが加速ある
いは減速する場合の反力によってステージ定盤7がステ
ージの加速度と反対方向に移動しないように制御される
が、Yステージ3bの加減速時の反力は主に固定子支持
部材56を介してベースフレーム10にかかるため、Y
方向の反力は図4のものの場合に比べて小さくなるの
で、リニアモータ65および66に必要な最大推力は小
さくなる。
【0028】図12は、本発明の第6の実施形態に係る
露光装置におけるXYステージ装置のステージ定盤より
下の部分を示す平面図であり、図13はその正面図であ
る。この場合、ベースフレーム10上に固定した部材7
5とステージ定盤7との間に板ばね部材74が設けられ
ている。板ばね部材74は2ケ所に配置されており、エ
アベアリング64と板バネ部材74とによって、ステー
ジ定盤7は、Y方向と水平面内の回転方向とに可動に支
持されている。
露光装置におけるXYステージ装置のステージ定盤より
下の部分を示す平面図であり、図13はその正面図であ
る。この場合、ベースフレーム10上に固定した部材7
5とステージ定盤7との間に板ばね部材74が設けられ
ている。板ばね部材74は2ケ所に配置されており、エ
アベアリング64と板バネ部材74とによって、ステー
ジ定盤7は、Y方向と水平面内の回転方向とに可動に支
持されている。
【0029】その他の構成は、図10のものの場合と同
様である。ただし、X方向への推力を付与するリニアモ
ータ67および68の出力は、図10のもののに比べ、
小さくてよい。すなわち、Xステージ3aのX方向の移
動に伴う反力は、板ばね部材74の引っ張り方向の剛性
によってベースフレーム10にかかるので、図10のも
のに比べてニアモータ67および68に必要な最大推力
は小さくなる。
様である。ただし、X方向への推力を付与するリニアモ
ータ67および68の出力は、図10のもののに比べ、
小さくてよい。すなわち、Xステージ3aのX方向の移
動に伴う反力は、板ばね部材74の引っ張り方向の剛性
によってベースフレーム10にかかるので、図10のも
のに比べてニアモータ67および68に必要な最大推力
は小さくなる。
【0030】次に、上述の各形態に係る露光装置を利用
することができるデバイス製造例を説明する。図14
は、微小デバイス(ICやLSI等の半導体チップ、液
晶パネル、CCD、薄膜磁気ヘッド、マイクロマシン
等)の製造のフローを示す。ステップ31(回路設計)
では半導体デバイスの回路設計を行なう。ステップ32
(マスク製作)では設計した回路パターンを形成したマ
スクを製作する。一方、ステップ33(ウエハ製造)で
はシリコン等の材料を用いてウエハを製造する。ステッ
プ34(ウエハプロセス)は前工程と呼ばれ、上記用意
したマスクとウエハを用いて、リソグラフィ技術によっ
てウエハ上に実際の回路を形成する。次のステップ35
(組み立て)は後工程と呼ばれ、ステップ34によって
作製されたウエハを用いて半導体チップ化する工程であ
り、アッセンブリ工程(ダイシング、ボンディング)、
パッケージング工程(チップ封入)等の工程を含む。ス
テップ36(検査)では、ステップ35で作製された半
導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テスト等の検査
を行なう。こうした工程を経て半導体デバイスが完成
し、これを出荷(ステップ37)する。
することができるデバイス製造例を説明する。図14
は、微小デバイス(ICやLSI等の半導体チップ、液
晶パネル、CCD、薄膜磁気ヘッド、マイクロマシン
等)の製造のフローを示す。ステップ31(回路設計)
では半導体デバイスの回路設計を行なう。ステップ32
(マスク製作)では設計した回路パターンを形成したマ
スクを製作する。一方、ステップ33(ウエハ製造)で
はシリコン等の材料を用いてウエハを製造する。ステッ
プ34(ウエハプロセス)は前工程と呼ばれ、上記用意
したマスクとウエハを用いて、リソグラフィ技術によっ
てウエハ上に実際の回路を形成する。次のステップ35
(組み立て)は後工程と呼ばれ、ステップ34によって
作製されたウエハを用いて半導体チップ化する工程であ
り、アッセンブリ工程(ダイシング、ボンディング)、
パッケージング工程(チップ封入)等の工程を含む。ス
テップ36(検査)では、ステップ35で作製された半
導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テスト等の検査
を行なう。こうした工程を経て半導体デバイスが完成
し、これを出荷(ステップ37)する。
【0031】図15は、上記ウエハプロセスの詳細なフ
ローを示す。ステップ41(酸化)ではウエハの表面を
酸化させる。ステップ42(CVD)ではウエハ表面に
絶縁膜を形成する。ステップ43(電極形成)ではウエ
ハ上に電極を蒸着によって形成する。ステップ44(イ
オン打込み)ではウエハにイオンを打ち込む。ステップ
45(レジスト処理)ではウエハに感光剤を塗布する。
ステップ46(露光)では、上記説明した露光装置によ
ってマスクの回路パターンをウエハに焼付露光する。ス
テップ47(現像)では露光したウエハを現像する。ス
テップ48(エッチング)では現像したレジスト像以外
の部分を削り取る。ステップ49(レジスト剥離)で
は、エッチングが済んで不要となったレジストを取り除
く。これらのステップを繰り返し行なうことによってウ
エハ上に多重に回路パターンを形成する。
ローを示す。ステップ41(酸化)ではウエハの表面を
酸化させる。ステップ42(CVD)ではウエハ表面に
絶縁膜を形成する。ステップ43(電極形成)ではウエ
ハ上に電極を蒸着によって形成する。ステップ44(イ
オン打込み)ではウエハにイオンを打ち込む。ステップ
45(レジスト処理)ではウエハに感光剤を塗布する。
ステップ46(露光)では、上記説明した露光装置によ
ってマスクの回路パターンをウエハに焼付露光する。ス
テップ47(現像)では露光したウエハを現像する。ス
テップ48(エッチング)では現像したレジスト像以外
の部分を削り取る。ステップ49(レジスト剥離)で
は、エッチングが済んで不要となったレジストを取り除
く。これらのステップを繰り返し行なうことによってウ
エハ上に多重に回路パターンを形成する。
【0032】この製造方法を用いれば、従来は製造が難
しかった高集積度の半導体デバイスを低コストで製造す
ることができる。
しかった高集積度の半導体デバイスを低コストで製造す
ることができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ベース部材上でステージ定盤を水平面内で所定方向に移
動可能に支持するとともに、ステージの加減速によりス
テージ定盤が移動するのを阻止するようにステージ定盤
に推力を付与するようにしたため、床等の振動がステー
ジ定盤に伝達するのを防止することができ、その場合で
も、ステージの加減速による反力でステージ定盤が移動
することがない。
ベース部材上でステージ定盤を水平面内で所定方向に移
動可能に支持するとともに、ステージの加減速によりス
テージ定盤が移動するのを阻止するようにステージ定盤
に推力を付与するようにしたため、床等の振動がステー
ジ定盤に伝達するのを防止することができ、その場合で
も、ステージの加減速による反力でステージ定盤が移動
することがない。
【0034】具体的には、ステージがXYステージであ
り、推力付与手段がY方向あるいはこれに加えX方向に
ステージ定盤を案内し駆動する複数のリニアモータであ
る場合、これらのリニアモータは、ステージの加減速に
よりステージ定盤が移動するのを阻止するようにステー
ジ定盤にY方向あるいはこれに加えX方向へ並進させる
推力および回転方向の推力を付与することにより、床等
の振動の水平な並進方向の成分および回転方向の成分が
ステージ定盤に伝達するのを防止することができ、その
場合でも、XYステージの加減速による反力でステージ
定盤が移動することもない。
り、推力付与手段がY方向あるいはこれに加えX方向に
ステージ定盤を案内し駆動する複数のリニアモータであ
る場合、これらのリニアモータは、ステージの加減速に
よりステージ定盤が移動するのを阻止するようにステー
ジ定盤にY方向あるいはこれに加えX方向へ並進させる
推力および回転方向の推力を付与することにより、床等
の振動の水平な並進方向の成分および回転方向の成分が
ステージ定盤に伝達するのを防止することができ、その
場合でも、XYステージの加減速による反力でステージ
定盤が移動することもない。
【0035】さらにこの場合において、XステージはY
ステージ上でX方向に移動するものであり、ステージ駆
動手段は、Yステージとベース部材との間に設けたリニ
アモータによりYステージをY方向へ駆動するものであ
るときは、Yステージの加減速時の反力のかなりの部分
がベース部材で支持されるため、Y方向へステージ定盤
を駆動するリニアモータの出力を小さくすることができ
る。またさらに、定盤支持手段が、ステージ定盤をX方
向に拘束し、かつY方向に並進可能に、また回転可能
に、支持する板ばねを有する場合は、X方向へステージ
定盤を駆動するリニアモータの出力も小さくすることが
できる。
ステージ上でX方向に移動するものであり、ステージ駆
動手段は、Yステージとベース部材との間に設けたリニ
アモータによりYステージをY方向へ駆動するものであ
るときは、Yステージの加減速時の反力のかなりの部分
がベース部材で支持されるため、Y方向へステージ定盤
を駆動するリニアモータの出力を小さくすることができ
る。またさらに、定盤支持手段が、ステージ定盤をX方
向に拘束し、かつY方向に並進可能に、また回転可能
に、支持する板ばねを有する場合は、X方向へステージ
定盤を駆動するリニアモータの出力も小さくすることが
できる。
【0036】また、同様にXYステージおよびこれを駆
動するリニアモータを有するとともに、さらに、Xステ
ージおよびYステージは鉛直方向には静圧軸受を介して
水平面内で移動可能に支持されており、定盤支持手段
が、ステージ定盤を鉛直方向に支持するエアベアリング
と、ステージ定盤の並進方向への移動を拘束し、かつ、
水平面内での回転方向への移動を許容する板ばねとを有
し、推力付与手段が、ステージの加減速によりステージ
定盤が回転するのを阻止するようにステージ定盤に推力
を付与するリニアモータである場合は、床振動等の水平
面内での回転方向成分がステージ定盤に伝達するのを防
止することができ、その場合でも、XYステージの加減
速による反力でステージ定盤が回転移動することもな
い。床振動等の水平面内での並進方向成分は、ステージ
定盤に伝達しやすいが、XYステージが静圧軸受を介し
て支持されているため、XYステージには伝達しにく
い。板ばねの代わりに、ころがり軸受によるラジアル軸
受によってステージ定盤の水平面内での回転方向への移
動のみを許容する場合も同様である。
動するリニアモータを有するとともに、さらに、Xステ
ージおよびYステージは鉛直方向には静圧軸受を介して
水平面内で移動可能に支持されており、定盤支持手段
が、ステージ定盤を鉛直方向に支持するエアベアリング
と、ステージ定盤の並進方向への移動を拘束し、かつ、
水平面内での回転方向への移動を許容する板ばねとを有
し、推力付与手段が、ステージの加減速によりステージ
定盤が回転するのを阻止するようにステージ定盤に推力
を付与するリニアモータである場合は、床振動等の水平
面内での回転方向成分がステージ定盤に伝達するのを防
止することができ、その場合でも、XYステージの加減
速による反力でステージ定盤が回転移動することもな
い。床振動等の水平面内での並進方向成分は、ステージ
定盤に伝達しやすいが、XYステージが静圧軸受を介し
て支持されているため、XYステージには伝達しにく
い。板ばねの代わりに、ころがり軸受によるラジアル軸
受によってステージ定盤の水平面内での回転方向への移
動のみを許容する場合も同様である。
【0037】また、このようなステージ装置を、原版と
基板とを走査方向に移動させながら原版のパターンを投
影光学系を介して基板上に露光する走査式の露光装置に
おいて基板移動用のステージ装置として用い、そのステ
ージ装置のY方向を走査方向に一致させることにより、
床等の振動を基板に伝達することなく、露光を行うこと
ができる。またその場合、ベース部材上に、原版を移動
させる原版用のステージ装置、および投影光学系が支持
されているときは、原版用のステージ装置の振動が基板
側に伝わるのを防止することができる。
基板とを走査方向に移動させながら原版のパターンを投
影光学系を介して基板上に露光する走査式の露光装置に
おいて基板移動用のステージ装置として用い、そのステ
ージ装置のY方向を走査方向に一致させることにより、
床等の振動を基板に伝達することなく、露光を行うこと
ができる。またその場合、ベース部材上に、原版を移動
させる原版用のステージ装置、および投影光学系が支持
されているときは、原版用のステージ装置の振動が基板
側に伝わるのを防止することができる。
【0038】よって、原版のパターンを基板上に高精度
で走査露光することができ、高精度な回路パターン等を
有するデバイスを製造することができる。
で走査露光することができ、高精度な回路パターン等を
有するデバイスを製造することができる。
【図1】 本発明の第1の実施形態に係る露光装置を側
方から見た様子を模式的に示す図である。
方から見た様子を模式的に示す図である。
【図2】 図1の露光装置の外観を示す斜視図である。
【図3】 図1の装置におけるXYステージ装置を、Y
方向から見た図である。
方向から見た図である。
【図4】 本発明の第2の実施形態に係る露光装置にお
けるXYステージ装置のステージ定盤より下の部分を示
す平面図である。
けるXYステージ装置のステージ定盤より下の部分を示
す平面図である。
【図5】 図4の正面図である。
【図6】 本発明の第3の実施形態に係る露光装置にお
けるXYステージ装置のステージ定盤より下の部分を示
す平面図である。
けるXYステージ装置のステージ定盤より下の部分を示
す平面図である。
【図7】 図6の正面図である。
【図8】 本発明の第4の実施形態に係る露光装置にお
けるXYステージ装置のステージ定盤より下の部分を示
す平面図である。
けるXYステージ装置のステージ定盤より下の部分を示
す平面図である。
【図9】 図8の正面図である。
【図10】 本発明の第5の実施形態に係る露光装置に
おけるXYステージ装置のステージ定盤より下の部分を
示す平面図である。
おけるXYステージ装置のステージ定盤より下の部分を
示す平面図である。
【図11】 図10の正面図である。
【図12】 本発明の第6の実施形態に係る露光装置に
おけるXYステージ装置のステージ定盤より下の部分を
示す平面図である。
おけるXYステージ装置のステージ定盤より下の部分を
示す平面図である。
【図13】 図12の正面図である。
【図14】 図1の装置により製造し得る微小デバイス
の製造の流れを示すフローチャートである。
の製造の流れを示すフローチャートである。
【図15】 図14におけるウエハプロセスの詳細な流
れを示すフローチャートである。
れを示すフローチャートである。
1:レチクルステージ、2:投影光学系、3:XYステ
ージ、4:リニアモータ、4a:固定子、4b:可動
子、3a:Xステージ、3b:Yステージ、6:リニア
モータ、7:ステージ定盤、8:ダンパ、9:鏡筒定
盤、10:ベースフレーム、11:ダンパ、12:支
柱、13:距離測定手段、21,22:フォーカス計測
計、23:レーザ干渉計、31〜36:レーザ干渉計、
37,38:レーザヘッド、39,41,42,44,
47,48:反射ミラー、40,43,45,46:ビ
ームスプリッタ、80:微動ステージ装置、51:ベー
ス、52:重力補償用空気ばね、53:アクチュエー
タ、54:ベース、55:リニアモータコイル、56:
支持部材、57:可動子、58,59,61:静圧軸
受、60:基準面、62:Yガイド、63:リニアモー
タ、64:エアベアリング、65〜68:リニアモー
タ、67〜70:板バネ部材、71,72:リニアモー
タ、73:ラジアル軸受、75:部材、74:板ばね部
材。
ージ、4:リニアモータ、4a:固定子、4b:可動
子、3a:Xステージ、3b:Yステージ、6:リニア
モータ、7:ステージ定盤、8:ダンパ、9:鏡筒定
盤、10:ベースフレーム、11:ダンパ、12:支
柱、13:距離測定手段、21,22:フォーカス計測
計、23:レーザ干渉計、31〜36:レーザ干渉計、
37,38:レーザヘッド、39,41,42,44,
47,48:反射ミラー、40,43,45,46:ビ
ームスプリッタ、80:微動ステージ装置、51:ベー
ス、52:重力補償用空気ばね、53:アクチュエー
タ、54:ベース、55:リニアモータコイル、56:
支持部材、57:可動子、58,59,61:静圧軸
受、60:基準面、62:Yガイド、63:リニアモー
タ、64:エアベアリング、65〜68:リニアモー
タ、67〜70:板バネ部材、71,72:リニアモー
タ、73:ラジアル軸受、75:部材、74:板ばね部
材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 21/30 515G B23Q 1/18 A
Claims (10)
- 【請求項1】 ステージ定盤と、このステージ定盤上で
水平な所定の方向に移動可能に支持されたステージと、
このステージをステージ定盤上で前記所定方向に移動さ
せるステージ駆動手段と、ベース部材と、このベース部
材上でステージ定盤を水平面内で所定方向に移動可能に
支持する定盤支持手段と、ステージの加減速によりステ
ージ定盤が移動するのを阻止するようにステージ定盤に
推力を付与する推力付与手段とを具備することを特徴と
するステージ装置。 - 【請求項2】 ステージは水平なXおよびY方向にそれ
ぞれ移動可能なXステージおよびYステージを有し、推
力付与手段は、Y方向あるいはこれに加えX方向にステ
ージ定盤を案内し駆動する複数のリニアモータであり、
かつこれらのリニアモータは、ステージの加減速により
ステージ定盤が移動するのを阻止するようにステージ定
盤にY方向あるいはこれに加えX方向へ並進させる推力
および回転方向の推力を付与するものであることを特徴
とする請求項1記載のステージ装置。 - 【請求項3】 ステージは水平なXおよびY方向にそれ
ぞれ移動可能なXステージおよびYステージを有し、ス
テージ駆動手段はXステージおよびYステージをそれぞ
れXおよびY方向に案内し駆動するリニアモータを有
し、また、XステージおよびYステージは鉛直方向には
静圧軸受を介して水平面内で移動可能に支持されてお
り、定盤支持手段は、ステージ定盤を鉛直方向に支持す
るエアベアリングと、ステージ定盤の並進方向への移動
を拘束し、かつ、水平面内での回転方向への移動を許容
する板ばねとを有し、推力付与手段は、ステージの加減
速によりステージ定盤が回転するのを阻止するようにス
テージ定盤に推力を付与するリニアモータであることを
特徴とする請求項1記載のステージ装置。 - 【請求項4】 ステージは水平なXおよびY方向にそれ
ぞれ移動可能なXステージおよびYステージを有し、ス
テージ駆動手段はXステージおよびYステージをそれぞ
れXおよびY方向に案内して駆動するリニアモータを有
し、また、XステージおよびYステージは鉛直方向には
静圧軸受を介して水平面内で移動可能に支持されてお
り、定盤支持手段は、ステージ定盤を鉛直方向に支持す
るエアベアリングと、ころがり軸受によるラジアル軸受
とを有し、ステージ定盤の水平面内での回転方向への移
動のみを許容するものであり、推力付与手段は、ステー
ジの加減速によりステージ定盤が回転するのを阻止する
ようにステージ定盤に推力を付与するリニアモータであ
ることを特徴とする請求項1記載のステージ装置。 - 【請求項5】 XステージはYステージ上でX方向に移
動するものであり、ステージ駆動手段は、Yステージと
ベース部材との間に設けたリニアモータによりYステー
ジをY方向へ駆動するものであることを特徴とする請求
項2記載のステージ装置。 - 【請求項6】 定盤支持手段はステージ定盤をX方向に
拘束し、かつY方向に並進可能に、また回転可能に、支
持する板ばねを有することを特徴とする請求項5記載の
ステージ装置。 - 【請求項7】 原版と基板とを走査方向に移動させなが
ら原版のパターンを投影光学系を介して基板上に露光す
る走査式の露光装置において、請求項2〜7のいずれか
のステージ装置を基板を移動させるための基板用のステ
ージ装置として用い、そのステージ装置のY方向が走査
方向に一致することを特徴とする露光装置。 - 【請求項8】 ベース部材上に、原版を移動させる原版
用のステージ装置、および投影光学系が支持されている
ことを特徴とする請求項7記載の露光装置。 - 【請求項9】 原版と基板とをそれぞれ別個の手段によ
り走査方向に移動させながら原版のパターンを投影光学
系を介して基板上に走査露光するデバイス製造方法にお
いて、基板を載せて移動するステージをその移動を許容
するようにステージ定盤上に支持し、さらにこのステー
ジ定盤を水平面内で移動可能に支持するとともに、ステ
ージの加減速によりステージ定盤が移動するのを阻止す
るようにステージ定盤に推力を付与することを特徴とす
るデバイス製造方法。 - 【請求項10】 原版と基板とをそれぞれ別個の手段に
より走査方向に移動させながら原版のパターンを投影光
学系を介して基板上に走査露光するデバイス製造方法に
おいて、基板を移動させるために請求項2〜7のいずれ
かのステージ装置を用い、そのY方向を走査方向に一致
させるとともに、そのステージ装置におけるステージの
加減速によりステージ装置のステージ定盤が移動するの
を阻止するようにステージ定盤に推力を付与することを
特徴とするデバイス製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31861596A JPH10149974A (ja) | 1996-11-15 | 1996-11-15 | ステージ装置、露光装置およびデバイス製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31861596A JPH10149974A (ja) | 1996-11-15 | 1996-11-15 | ステージ装置、露光装置およびデバイス製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10149974A true JPH10149974A (ja) | 1998-06-02 |
Family
ID=18101123
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31861596A Pending JPH10149974A (ja) | 1996-11-15 | 1996-11-15 | ステージ装置、露光装置およびデバイス製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10149974A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000074120A1 (fr) * | 1999-05-28 | 2000-12-07 | Nikon Corporation | Procede et appareil d'exposition |
WO2001027978A1 (fr) * | 1999-10-07 | 2001-04-19 | Nikon Corporation | Substrat, dispositif a etage, procede d'attaque d'etage, systeme d'exposition et procede d'exposition |
JP2002525858A (ja) * | 1998-09-18 | 2002-08-13 | ゼネラル・スキャニング・インコーポレーテッド | 高速精密位置決め装置 |
JP2005203567A (ja) * | 2004-01-15 | 2005-07-28 | Canon Inc | 駆動装置、露光装置及びデバイス製造方法 |
CN110067811A (zh) * | 2019-05-30 | 2019-07-30 | 中国工程物理研究院机械制造工艺研究所 | 一种气浮转台 |
CN114459675A (zh) * | 2021-12-30 | 2022-05-10 | 中国航空工业集团公司北京长城计量测试技术研究所 | 大幅值正弦力发生装置 |
CN115401473A (zh) * | 2022-09-23 | 2022-11-29 | 泉州市良友精密机械有限公司 | 一种数控铣床加工的减震支架结构 |
-
1996
- 1996-11-15 JP JP31861596A patent/JPH10149974A/ja active Pending
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002525858A (ja) * | 1998-09-18 | 2002-08-13 | ゼネラル・スキャニング・インコーポレーテッド | 高速精密位置決め装置 |
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CN110067811B (zh) * | 2019-05-30 | 2024-03-26 | 中国工程物理研究院机械制造工艺研究所 | 一种气浮转台 |
CN114459675A (zh) * | 2021-12-30 | 2022-05-10 | 中国航空工业集团公司北京长城计量测试技术研究所 | 大幅值正弦力发生装置 |
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