JP4011919B2 - 移動装置及び露光装置並びに半導体デバイスの製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、移動装置及びその制御方法並びにデバイスの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、基板、部品、構造体その他の物体をステージ上に載せて移動する移動装置は、ますます高精度な制御が求められている。例えば、半導体デバイス等の製造に用いられる露光装置では、半導体デバイスの高集積化に伴って、より高精度な微細加工技術が要求されており、これを実現するには、ウエハステージ等の移動装置を高精度に制御する必要がある。
【0003】
半導体デバイスの製造に用いられる露光装置には、代表的なものとして、ステップ・アンド・リピート型の露光装置(ステッパという)及びステップ・アンド・スキャン型の露光装置(スキャナという)がある。
【0004】
ステッパは、半導体デバイスを製造するために用いられる基板(例えば、ウエハやガラス基板)をステップ移動させながら、基板上の複数の露光領域に原版(例えば、レチクルやマスク)のパターンを投影光学系を介して順次露光する露光装置である。
【0005】
スキャナは、ステップ移動と走査露光とを繰り返すことにより、基板上の複数の領域に露光転写を繰り返す露光装置である。
【0006】
スキャナは、スリットにより露光光を制限することによって、投影光学系の光軸に比較的近い部分のみを使用している。このため、一般的に、ステッパよりも高精度かつ広画角な微細パターンの露光が可能である。
【0007】
これらの露光装置は、ウエハやレチクルを高速で移動させるステージ(ウエハステージ、レチクルステージ)を備えている。露光装置がステージを駆動すると、ステージの加減速に伴う慣性力の反力が生じる。この反力がステージ定盤に伝わると、ステージ定盤の揺れや振動を引き起こす。その結果、露光装置の機構系で固有振動が励起され、高周波振動が起こる。このような振動は、移動装置を高精度に制御する妨げとなる。
【0008】
この反力による装置の振動を低減するために、いくつかの提案がなされている。例えば、特開平5−77126号公報に記載された移動装置では、ステージを駆動するために使用されるリニアモータの固定子をステージ定盤とは独立した床で支持することで、反力によるステージ定盤の揺れを防止している。
【0009】
また、特開平5−121294号公報に記載された移動装置では、ウエハステージ及び投影レンズを支持するマシンフレームに対して、水平方向に発生する力アクチュエータがステージの駆動に伴う反力と同等の補償力を付与することによって、反力による装置の揺れを軽減している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の移動装置では、移動装置の揺れを軽減できたとしても、床に対してもしくは実質的に床と一体とみなせる部材を介して、ステージを駆動したときの反力が床に伝達されていた。移動装置から伝達された反力は、床を振動させ、この振動は移動装置の周辺に設置される装置を振動させる。このため、従来の移動装置は、移動装置の周辺に設置される装置に悪影響を及ぼす可能性があった。
【0011】
通常、移動装置を設置するエリアの床は、20〜40Hz程度の固有振動数を持っている。移動装置の動作に伴って、このような床の固有振動が励起されると、周辺の装置へ悪影響が及ぼされる。
【0012】
このような悪影響は、床の剛性を上げるなどの処置により、ある程度振動を抑えることができる。しかし、この処置を行うために、移動装置を設置する建物の建築コストがかかっていた。また、例えば、半導体製造プロセスの場合、ウエハの大口径化に伴ってウエハ1枚当たりの処理時間がますます短縮されており、ステージ速度は増加傾向をたどっている。これに伴って、ステージ駆動時の反力もますます大きくなっている。
【0013】
そのため、移動装置を設置する建物で振動を抑えるのではなく、移動装置から外部へ振動が伝達することなく、高精度な移動を実現できる移動装置が求められていた。
【0014】
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、例えば、外部へ振動を伝達することなく、高精度な移動が可能な移動装置及びそれを適用した露光装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の側面は、移動装置に係り、可動部と、可動部とともに移動する可動子と、移動可能な固定子とを有する第1アクチュエータと、固定子を駆動する第2アクチュエータと、前記可動部の位置及び前記固定子の位置をフィードバック制御する制御器とを有し、前記制御器は、前記可動部の目標位置に前記第1アクチュエータの伝達関数と前記第2アクチュエータ及び前記固定子からなる系の伝達関数の比を乗算し、乗算された値を前記固定子の目標位置として前記第2アクチュエータに与える補償器を備えることを特徴とする。
【0017】
本発明の好適な実施の形態によれば、前記固定子は複数の固定子からなり、前記目標位置は各固定子ごとに生成される。
【0018】
本発明の好適な実施の形態によれば、前記伝達関数の比が前記固定子及び前記可動子の位置に応じて設定される。
【0019】
本発明の第3の側面は、露光装置に係り、上記の移動装置を備える。
【0021】
本発明の第4の側面は、半導体デバイスの製造方法に係り、上記の露光装置を用いて基板上に回路を形成する。
【0023】
本発明の第4の側面は、上記の露光装置を用いて基板上に回路を形成することを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施の形態としての移動装置及びそれを適用した露光装置を説明する。ただし、この実施の形態に記載されている具体的事項は、本発明の理解を助けるためのものに過ぎず、本発明の範囲をそれらに限定するものではない。なお、図面に記載された同様の部分に対しては、対応する符号を用いている。
【0025】
本発明の好適な実施形態における移動装置は、移動可能な可動部3と、この可動部3とともに移動する可動子2、2'と、移動可能な固定子1、1'とを備える。本発明の好適な本実施形態における移動装置は、可動部3を駆動する際に、可動部3の移動距離と固定子1、1'の移動距離とが予め設定した関係となるように制御する。その結果、本発明の好適な実施形態における移動装置は、可動子部3を駆動する際に、この移動装置から外部(例えば、床や他の装置)へ振動が伝達することがなく、また、可動部3を高精度に移動させることができる。
[移動装置の構成]
本発明の好適な実施形態における移動装置の構成は、図1及び図2を参照して示される。まず、図1を参照しながら、可動体の移動時の反力を相殺する原理を説明する。図1において、図1(a)は移動装置の構成を示す平面図であり、図1(b)はその断面図である。図1(a)及び図1(b)に示されるように、移動装置の基準面である平面ガイド面6が基準構造体4上に設けられている。この平面ガイド面6に対して、可動部3が静圧軸受7によって非接触に支持されている。可動部3は平面ガイド面6に沿ってY方向に移動することができる。可動部3の両脇には、それぞれ可動部3をY方向に駆動するための電磁アクチュエータ8、8'が設けられている。可動部3は、これらの2組の電磁アクチュエータ8、8'によって駆動される。電磁アクチュエータ8、8'は、平面ガイド面6に沿って移動する可動部3に連結された可動子2、2'と固定子1、1'とでそれぞれ構成されている。左右の固定子1、1'は、平面ガイド6に対して、静圧軸受9によって非接触に支持されており、Y方向に移動することができる。また、この固定子1、1'は、所定の質量をもち、可動部3の加減速による反力を吸収する機能を持つ。可動部3上には、例えば天板5が設けられている。天板5上には被移動物(例えばウエハ)を置くことができる。ここでは、固定子1、1'を永久磁石で構成し、可動子2、2'をコイルで構成してもよい。また、移動装置を制御するために、不図示の干渉計が1個または複数設けられており、基準構造体4を基準として、可動子2、2'或いは可動部3を位置決めをすることができる。同様に、平面内を移動する固定子1、1'の位置決めするために、不図示の干渉計により固定子1、1'の位置を計測することができる。
【0026】
左右の固定子1、1'は、可動部3(天板5を含む)及び可動子2、2'を含む可動体300が移動するときに作用する力の反力を受ける。この反力により、左右の固定子1、1'は、平面ガイド面6に沿って移動する。左右の固定子1、1'は、平面ガイド面6に沿って移動することにより、可動体300の駆動に伴う反力を吸収する働きをしている。例えば、可動部3等を含む可動体300を+Y方向に駆動すると、左右の固定子1、1'は−Y方向に反力を受けて−Y方向に移動することにより反力を吸収する。
【0027】
過言すると、可動部3を含む可動体300が移動するときに作用する加減速時の反力を固定子が1、1'が受けている。反力を受けた固定子1、1'(反力可動部)が移動することにより、この反力は運動エネルギーに変換される。ここでは、固定子の数が2つであるが、固定子の数は、例えば、1つであっても、3つ以上であってもよい。
【0028】
上記の構成によれば、可動体300に作用する力とその反力が基準構造体4上の平面ガイド面6上に制限されるため、可動体300に作用する駆動力と固定子1、1'に作用する反力による装置基準構造体4の振動を防止することができる。さらに、装置が設置されたエリアの床や他の装置への振動の伝達もなくすことができる。
【0029】
また、固定子1、1'の質量を、可動部3を含む可動体300の質量より十分大きくすることにより、固定子1、1'が移動する範囲を小さく制限できる。これによって、装置の小型化が実現され、例えば、半導体工場の床面積を縮小し、半導体工場全体の建設コストを下げることができる。
【0030】
次に、本発明の好適な実施の形態としての移動装置のより具体的な構成を説明する。図2は、本発明の好適な実施形態における移動装置の構成を示す図である。図2に示すように、移動装置の基準面である平面ガイド面6が基準構造体4上に設けられている。この平面ガイド面6に対して、可動部3(不図示)が静圧軸受7によって非接触に支持されており、XY方向に移動することができる。可動部3上には天板5(X−Yステージ)が取り付けられている。可動部3の両脇には、可動部3をY方向の長ストロークおよびX方向の短ストロークに駆動するための電磁アクチュエータ8、8'が設けられている。電磁アクチュエータ8、8'は、それぞれ左右に互いに分離・独立した可動子2、2'と固定子1、1'とを有する。左右の可動子2、2'には、それぞれ左右2個の可動部Yマグネット10と、左右2個の可動部Xマグネット11とが取り付けられている。左右の固定子1、1'は、平面ガイド面6に対して、静圧軸受9によって非接触に支持されており、XY方向(平面方向)に移動することができる。また、固定子1、1'は所定の質量を持ち、可動部3及び可動子2、2'を含む可動体300の加減速に伴う反力を、固定子1、1'が移動することにより吸収している。また、左右の固定子1、1'の内部には、X軸リニアモータ単相コイル12と、Y方向に複数のコイルを並べたY軸リニアモータ多相コイル13とが配置され、これらを切り替えてX軸及びY軸の移動を行う。
【0031】
天板5(X−Yステージ)の位置は、レーザヘッド16、Y軸計測用ミラー17、X軸計測用バーミラー18、左右2個のY軸計測用ディテクタ19、前後2個のX軸計測用ディテクタ20等から構成されるレーザ干渉計によって計測される。具体的には、天板5のX軸方向の位置は、天板5に塔載された光学素子22、22'にY方向からレーザ光が照射され、その計測光がX軸方向に反射または偏光されてX軸計測用バーミラー18に照射され、X軸計測用ディテクタ20で計測される。また、天板5のY軸方向の位置は、Y方向からレーザ光がY軸計測用バーミラー17に照射されてX軸計測用ディテクタ19で計測される。固定子1、1'のY軸方向の位置は、左右2つの固定子Y軸計測用ディテクタ21で計測される。
【0032】
天板5(X−Yステージ)に原版(レチクル)又は基板(ウエハ)が載置された可動部3は、可動子2、2'と左右の固定子1、1'とでそれぞれ構成される電磁アクチュエータ8、8'によってXY方向に移動する。左右の固定子1、1'は、この可動部3及び可動子2、2'を含む可動体300に作用する力の反力を受ける。この反力により左右の固定子1、1'は平面ガイド面6上を移動する。左右の固定子1、1'が平面ガイド面6上を移動することにより、左右の固定子1、1'が反力を吸収する。本実施形態では、例えば、可動部3を含む可動体300が+Y方向に移動すると、左右の固定子1、1'は−Y方向に反力を受けて−Y方向に移動する。反力を吸収することによる効果は、前述の通りである。
【0033】
さらに、本実施形態では、固定子1、1'をY軸方向へ駆動するアクチュエータとして、左右2個のY軸位置制御用リニアモータ14、14'が基準構造体4に設けられている。同様に、固定子1、1'をX軸方向へ駆動できる左右前後4個のX軸位置制御用リニアモータ15、15'が基準構造体4に設けられている。
【0034】
天板5を搭載した可動部3が、可動子2、2'と左右の固定子1、1'とからなる電磁アクチュエータ8、8'によってY方向に駆動される場合を考える。この場合、Y軸計測用ディテクタ19により計測された可動部3の位置情報を用いて、可動子2、2'と左右の固定子1、1'からなる電磁アクチュエータ8、8'をフィードバック制御することによって、可動部3を位置決めすることができる。
【0035】
具体的には、制御器40は、Y軸計測用ディテクタ19による計測結果(Y方向の実際の位置)に基づいて、可動部3が目標位置に到達するように、電磁アクチュエータ8、8'を制御する。また、制御器40は、可動部3を含む可動体300を移動させるときに、固定子1、1'が受ける反力を吸収するために、可動部3の目標位置に基づいて、Y軸位置制御用リニアモータ14、14'を制御する。このフィードバック制御について、図3を用いて更に詳細に説明する。
【0036】
図3は、本発明の好適な実施形態における移動装置の可動部でのフィードバック制御系を示すブロック図である。図3において、P1(s)は可動子2、2'と左右の固定子1、1'とからなる電磁アクチュエータ8、8'の動特性を表す。P2(s)はリニアモータ14、14'と左右の固定子1、1'とからなる系の動特性を表す。P1(s)及びP2(s)は計測位置Y1、Y2を出力する。ここで、Y1はY軸計測用ディテクタ19により計測された可動部3の計測位置を表す。Y2はY軸計測用ディテクタ21、21'により計測された固定子1、1'の計測位置を表す。
【0037】
このフィードバック制御系は、図2の制御器40によって制御されている。制御器40は、典型的には、操作量を与える補償器C1(s)を含む。補償器C1(s)は、可動部3をその目標値R1に従って所定の位置へと駆動するための操作量をP1(s)に与える機能を持つ。図3では、P1(s)への操作量がP2(s)へも入力されているが、これは、電磁アクチュエータ8、8'に発生させる操作量が可動部3の反力に相当することに基づいている。
【0038】
ここで、P2(s)が完全な線形要素であれば、Y1とY2は常に作用・反作用の法則で拘束されるので、可動子2、2'を駆動したときの反力は、固定子1、1'が移動することによって効果的に吸収される。
【0039】
しかしながら、実際には、例えば、平面ガイド面6に対して構成された静圧軸受9の持つ非線型成分や、固定子1、1'に対する不図示の配線あるいは配管の実装などの影響により、P2(s)が完全な線形要素でない場合がある。外乱が発生した場合も同様に考えられる。このような場合は、固定子1、1'が移動することによる反力の吸収効果が低減する。
【0040】
そこで、以下に示す本発明のより好適な実施形態では、補償器C2(s)を更に設け、固定子1、1'の計測位置Y2を用いて、固定子1、1'の位置を制御するフィードバック制御系を構成する。
【0041】
図4は、本発明のより好適な実施形態における移動装置における固定子1、1'のフィードバック制御系を示すブロック図である。
【0042】
このフィードバック制御系では、固定子1、1'の計測位置Y2をフィードバック信号とする補償器C2(s)が更に設けられている。また、固定子1、1'の位置を制御するフィードバック制御系の目標位置を与えるためにC3(s)が設けられている。
【0043】
このフィードバック制御系では、可動部3の移動距離と固定子1、1'の移動距離との比が所定値となるように可動部3及び固定子1、1'を制御している。これによって、可動部3が移動するときに生じる反力を固定子1、1'が移動することによって、より効果的に吸収することができる。
【0044】
なお、補償器C1(s)は、可動部3の位置精度を決定するものであり、露光精度を左右する。よって、C1(s)はできるだけ広帯域のものであることが望ましい。一方、補償器C2(s)は、反力を吸収する固定子1、1'の位置精度を決定するものである。よって、必ずしも広帯域のものである必要はない。C2(s)の制御帯域はC1(s)の制御帯域と同一か、C1(s)の制御帯域よりも狭い制御帯域で十分である。
【0045】
2つのフィードバック制御系を用いて、Y1およびY2が高精度に制御される場合、C3(s)は以下のように設定することができる。
【0046】
C3(s)= P2(s)/P1(s)
これによって、可動部3の移動距離と固定子1、1'の移動距離との比が、可動子2、2'と左右の固定子1、1'からなる電磁アクチュエータ8、8'の動特性と、リニアモータ14、14'と左右の固定子1、1'からなる系の動特性との比となるように、電磁アクチュエータ8、8'及びリニアモータ14、14'を制御することができる。この場合、P2(s)への操作量はほぼゼロとなることがわかる。これは、可動部3を駆動するときの反力が効率よく吸収されていることを意味する。
【0047】
通常、電磁アクチュエータ8、8'は、P1(s)あるいはP2(s)が2重積分器のように構成される。また、そのゲインは質量の逆数で表されることから、最も単純なC3(s)は、可動部3と固定子1、1'との質量比で表現されることが分かる。固定子1、1'の制御系への目標位置を、可動部3の目標位置R1に、可動部3と固定子1、1'との質量比を乗じた値とすれば、反力を効果的に吸収することができる。
【0048】
しかし、制御目的によっては、一般には、動特性を具備したC3(s)を乗ずる構成をとることもできる。例えば、固定子1、1'を制御するアクチュエータの操作量ができるだけ小さくなるように、可動部3と固定子1、1'との質量比とは異なる値をC3(s)のゲインとして設定することができる。これによって、基準構造体4を支持するY軸位置制御用リニアモータ14、14'で発生する力を小さくすることができ、結果として、基準構造体4に与える力を小さくすることができる。基準構造体4へ力が加わると、基準構造体4が変形する可能性があるので、そのような力を小さくすることが重要である。
【0049】
このように基準構造体4に加わる力が小さくなるように決定されたC3(s)と、可動部3と固定子1、1'との質量比で決定されたC3(s)との中庸の値を設定すれば、両者のトレードオフを考慮したより精密な制御系を実現することができる。
【0050】
さらに、図2に示したような固定子1、1'を2つ独立に配置した系において、2つの固定子の質量や特性に差がある場合は、C3(s)を2つの固定子1、1'に対して独立に設定することにより、前述と同様又はそれ以上の効果を得ることができる。
【0051】
図5は、本発明の好適な実施形態における移動装置における2つの固定子を独立に制御するフィードバック制御系を示すブロック図である。
【0052】
図5において、2つの固定子1、1'の特性P21(s)、P22(s)、これらの固定子を制御するための補償器の特性C21(s)、C22(s)、可動部の目標位置R1に乗じて各固定子1、1'の目標値を設定するための特性C31(s)、C32(s) がそれぞれ示されている。このフィードバック制御系の動作原理は、図4のフィードバック制御系の動作原理と同様である。このように、フィードバック系を固定子1、1'ごとに設定することによって、それぞれの固定子1、1'を独立に制御することができる。
【0053】
また、可動部3および固定子1、1'の状態量(位置)に基づいて、C3(s)を変化させることも可能である。この場合は、制御目的に応じてC3(s)を設定すればよい。
【0054】
さらに、固定子が3つ以上である場合も同様にして、C3(s)を3つ以上の固定子ごとに独立してフィードバック制御系を設定することができる。
【0055】
以上のように、上記のフィードバック制御系を用いることにより、P2(s)が完全な線形要素でない場合でも、反力を効果的に吸収することができる。また、固定子が複数ある場合でも、フィードバック制御系を複数の固定子ごとに独立に設定することによって、反力を効果的に吸収することができる。
【0056】
次に、図6を参照しながら本発明の移動装置(6軸可動ステージ)の他の好適な実施の形態を説明する。
【0057】
図6(a)及び図6(b)において、天板5には、ウエハチャック30と位置計測用のバーミラー60、61が設けられている。ウエハチャック30は、位置決め対象物であるウエハ31を真空吸着して保持する。バーミラー60、61は、不図示のレーザ干渉計からの計測光を反射する。天板5は、XYスライダー38に対して、磁石を利用した自重補償部(不図示)によって非接触で浮上し、6軸方向に自由度をもっている。また、天板5は、天板5とXYスライダー38との間で駆動力を発生するアクチュエータによって、6軸方向(XYZ方向およびこの軸回り方向)に微小駆動される。6軸微動用のアクチュエータとしては、X方向に2個、Y方向に1個、Z方向に3個のリニアモータが設けられている。2つのX方向微動リニアモータを逆方向に駆動すれば、Z軸回り(θ方向)に天板を駆動することができ、3つのZ方向微動リニアモータのそれぞれの駆動力を調整することで、X軸回り(ωX方向)及びY軸回り(ωY方向)に天板5を駆動することができる。また、微動用リニアモータの固定子となるコイルはXYスライダー38側に設けられ、微動用リニアモータの可動子となる永久磁石は天板側に設けられる。
【0058】
XYスライダー38は、エアーベアリング(静圧軸受)35により、Xガイドバー28とYガイドバー29にガイドされている。また、XYスライダー38は、Z方向に関して、エアーベアリング(静圧軸受)35により基準構造体4上面にガイドされている。
【0059】
Xガイドバー28とYガイドバー29の両端部付近にはリニアモータの可動子(マグネット)26、27が取り付けられていて、XY各2個のリニアモータ固定子(コイル)24、25に電流を流すことによりローレンツ力を発生させ、Xガイドバー28をY方向に、Yガイドバー29をX方向に駆動できる構成になっている。XY各2個のリニアモータ固定子(コイル)24、25は、Z方向にエアーベアリング(静圧軸受)34により基準構造体4上面にガイドされていて、XY方向(平面方向)に自由度を持っている。
【0060】
XYスライダー38のX方向に関する移動について説明する。前記ローレンツ力によりYガイドバー29をX方向に駆動すると、静圧軸受35を介してXYスライダー38にX方向の力が加わる。ここで、XYスライダー38とYガイドバー29を以下X可動部という。X可動部を加減速させると、Xリニアモータ固定子25にその反力が働く。Xリニアモータ固定子25は、静圧軸受34によってXY方向に移動可能に支持されているため、この反力によって、Xリニアモータ固定子25はX方向に移動する。その移動時の加速度と速度は、Xリニアモータ固定子25の質量とX可動部の質量比により決まる。例えば、Xリニアモータ固定子25の質量を200kg/個、X可動部の質量40kgとすると質量比は10:1になるので、Xリニアモータ固定子21の加速度、速度とも理想的にはX可動部の1/10になる。このようにして、Xリニアモータ固定子25がX方向に移動することにより、基準構造体4には理想的にはXリニアモータ固定子25にかかるX方向の反力がかからない。
【0061】
しかしながら、前述のようにXリニアモータ固定子25が移動する際に抵抗や摩擦等が生じ、Xリニアモータ固定子25は、意図した通りに移動するとは限らない。
【0062】
そこで、Xリニアモータ固定子25は、基準構造体4に対して相対的に駆動するために、リニアモータ固定子位置制御用リニアモータ33が少なくともX方向について2個、Y方向について1個設けられている。リニアモータ固定子位置制御用リニアモータ33は、Xリニアモータ固定子25の移動距離とX可動部の移動距離との比が所定値となるよう駆動する。
【0063】
すなわち、この移動装置では、Xリニアモータ固定子25とX可動部とは、図4、5等を参照して説明したフィードバック制御系を用いて、Xリニアモータ固定子25の移動距離とX可動部の移動距離との比が所定値となるように精密制御される。
【0064】
また、X可動部重心とXリニアモータ可動子の力の発生点のZ方向高さを同一にすることにより、ωY方向のモーメント力の発生を押さえることができるので、基準構造体4に駆動反力が入らなくできる。同様に、Xリニアモータ可動子22の力の発生点と、Xリニアモータ固定子25の重心のZ方向高さを同一にすることにより、ωY方向のモーメント力の発生を押さえることができる。
【0065】
上記のX方向についての説明はY方向についても同様に当てはまる。
【0066】
本実施形態によれば、XYスライダーがXY方向に移動可能であるため、XYスライダーの位置に応じてリニアモータが出力する駆動力が異なる。例えば、図6(a)においてXYスライダー38が+Y方向に移動した後+X方向に移動するとき、XYスライダー38を+X方向に移動する際にはXYスライダー38が+Y方向に寄っているため、図面上側のXリニアモータ25が出力する駆動力の方が、図面下側のXリニアモータ25が出力する駆動力よりも大きい。このような場合に両Xリニアモータの出力する駆動力が同じであれば、XYスライダー38がθ方向にモーメントを受けるためである。もし仮に、各固定子を一体的に連結した場合、XYスライダーの位置によっては駆動反力を打ち消す際にθ方向のモーメントがかかることになる。本実施形態では、このようにリニアモータが出力する駆動力が異なる場合でも、リニアモータ固定子が独立して基準構造体4にXY方向に移動可能に支持されているので、それぞれの固定子が独立して駆動反力を打ち消すことができる。本実施形態においても、前述のフィードバック制御系を用いて、Xリニアモータ固定子25の移動距離とX可動部の移動距離との比が所定値となるように精密制御することによって、反力による振動の発生を抑えることができる。
【0067】
以上述べたように、本発明の好適な実施形態によれば、可動部の移動時(加減速時)の反力を固定子が受け、反力を受けて移動することにより、反力が固定子の運動エネルギーに変換・吸収される。そして、可動部の移動距離と固定子の移動距離とが予め設定した関係となるように制御することにより、可動体の駆動時の反力によって装置の基準構造体が加振されることを効果的に防止することができる。
【0068】
また、左右2つの固定子(反力可動部)が可動体の加速度に応じて装置の基準構造体上を移動するので、移動体が移動する時の偏荷重を小さくできる。
【0069】
上記ステージを有する本発明の露光装置によれば、第1に、ステージの移動に伴う振動や揺れの影響を軽減することで、オーバーレイ精度、線幅精度、スループットの向上等、従来以上の高精度を達成することができる。また、移動体が移動する時の偏荷重を小さくできることにより、オーバーレイ精度の向上が図れる。更に、ステージの加減速に伴う反力が床に及ぼす影響を小さくすることで、同一床に設置されている他の装置に与える影響を小さくすることができるとともに、床への設置面積の増大を防ぎ、設置床の剛性などの制限を緩和することができるなどの効果が得られる。
【0070】
次に、本発明の移動装置を半導体デバイスの製造プロセスで用いられる露光装置に適用した場合の実施の形態について説明する。
【0071】
図7は、本発明の移動装置を半導体デバイスの製造プロセスに適用した場合に用いられる露光装置の概念図を示したものである。
【0072】
本発明の好適な実施形態における露光装置50は、照明光学系51、レチクル52、投影光学系53、基板54、移動装置55で構成される。照明光学系51は、例えば、エキシマレーザ、フッ素エキシマレーザなどを光源とした紫外光を露光光として用いることができる。照明光学系51からの光は、レチクル52に照射される。レチクル52を通った光は、投影光学系53を通して、基板54上に焦点を結び、基板54表面に塗布された感光材を露光する。基板54は、図1及び図2の天板5上に置かれ、本発明の移動装置55を用いて所定の位置へ移動する。
【0073】
図8は、上記の露光装置を用いた半導体デバイスの全体的な製造プロセスのフローである。ステップ1(回路設計)では半導体デバイスの回路設計を行う。ステップ2(マスク作製)では設計した回路パターンに基づいてマスクを作製する。一方、ステップ3(ウエハ製造)ではシリコン等の材料を用いてウエハを製造する。ステップ4(ウエハプロセス)は前工程と呼ばれ、上記のマスクとウエハを用いて、リソグラフィ技術によってウエハ上に実際の回路を形成する。次のステップ5(組み立て)は後工程と呼ばれ、ステップ4によって作製されたウエハを用いて半導体チップ化する工程であり、アッセンブリ工程(ダイシング、ボンディング)、パッケージング工程(チップ封入)等の組立て工程を含む。ステップ6(検査)ではステップ5で作製された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テスト等の検査を行う。こうした工程を経て半導体デバイスが完成し、これを出荷(ステップ7)する。
【0074】
図9は、上記ウエハプロセスの詳細なフローを示す。ステップ11(酸化)ではウエハの表面を酸化させる。ステップ12(CVD)ではウエハ表面に絶縁膜を成膜する。ステップ13(電極形成)ではウエハ上に電極を蒸着によって形成する。ステップ14(イオン打込み)ではウエハにイオンを打ち込む。ステップ15(レジスト処理)ではウエハに感光剤を塗布する。ステップ16(露光)では上記の露光装置を用いてウエハを精密に移動させ、回路パターンをウエハに転写する。ステップ17(現像)では露光したウエハを現像する。ステップ18(エッチング)では現像したレジスト像以外の部分を削り取る。ステップ19(レジスト剥離)ではエッチングが済んで不要となったレジストを取り除く。これらのステップを繰り返し行うことによって、ウエハ上に多重に回路パターンを形成する。
【0075】
上記のプロセスを用いることにより、露光工程においてウエハを精密に移動させ、回路パターンをウエハに転写することができる。また、露光工程において他の装置へ振動が伝達することなくウエハを露光することができる。
【0076】
【発明の効果】
本発明によれば、例えば、外部へ振動が伝達することなく、高精度な移動が可能な移動装置及びそれを適用した露光装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 移動装置の概略図である。
【図2】 本発明の好適な実施形態における移動装置の駆動を説明するための概略図である。
【図3】 本発明の好適な実施形態における移動装置のフィードバック制御系を示すブロック図である。
【図4】 本発明のさらに好適な実施形態における移動装置のフィードバック制御系を示すブロック図である。
【図5】 本発明のさらに好適な実施形態における移動装置のフィードバック制御系を示すブロック図である。
【図6】 本発明の他の好適な実施形態における移動装置を示す図である。
【図7】 本発明の移動装置を半導体デバイスの製造プロセスに適用した場合に用いられる露光装置の概念図である。
【図8】 半導体デバイスの全体的な製造プロセスのフローを示す図である。
【図9】 ウエハプロセスの詳細なフローを示す図である。
【符号の説明】
1、1':固定子、2、2':可動子、3:可動部、4:基準構造体、5:天板、6:平面ガイド面、7:静圧軸受、8、8':電磁アクチュエータ、9:静圧軸受、10:可動部Yマグネット、11:可動部Xマグネット、12:X軸リニアモータ単相コイル、13:Y軸リニアモータ多相コイル、14、14':Y軸位置制御用リニアモータ、15:X軸位置制御用リニアモータ、16:レーザヘッド、17:Y軸計測用ミラー、18:X軸計測用バーミラー、19:Y軸計測用ディテクタ、20:X軸計測用ディテクタ、21:固定子Y軸計測用ディテクタ、22、22':光学素子、24:リニアモータ固定子(コイル)、25:リニアモータ固定子(コイル)、26:リニアモータの可動子(マグネット)、27:リニアモータの可動子(マグネット)、28:Xガイドバー、29:Yガイドバー、30:θ、Z軸チルトステージ、31:ウエハチャック、32:リニアモータ固定子位置制御用リニアモータ(Y軸)、33:リニアモータ固定子位置制御用リニアモータ(X軸)、34:エアーベアリング(静圧軸受)、35:エアーベアリング、36:リニアモータ、37:リニアモータ、38:XYスライダー、40:制御器、50:露光装置、51:照明光学系、52:レチクル、53:投影光学系、54:基板、55:移動装置、60、61:バーミラー、300:可動体
Claims (5)
- 可動部と、
前記可動部とともに移動する可動子と、移動可能な固定子とを有する第1アクチュエータと、
前記固定子を駆動する第2アクチュエータと、
前記可動部の位置及び前記固定子の位置をフィードバック制御する制御器と、を有し、
前記制御器は、前記可動部の目標位置に前記第1アクチュエータの伝達関数と前記第2アクチュエータ及び前記固定子からなる系の伝達関数の比を乗算し、乗算された値を前記固定子の目標位置として前記第2アクチュエータに与える補償器を備えることを特徴とする移動装置。 - 前記固定子は複数の固定子からなり、前記目標位置は各固定子ごとに生成されることを特徴とする請求項1に記載の移動装置。
- 前記伝達関数の比が前記固定子及び前記可動子の位置に応じて設定されることを特徴とする請求項1に記載の移動装置。
- 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の移動装置を備えることを特徴とする露光装置。
- 請求項4に記載の露光装置を用いて基板上に回路を形成することを特徴とする半導体デバイスの製造方法。
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