JP3793740B2 - 携帯型情報端末装置、表示制御情報、及び表示制御方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯型情報端末装置、表示制御プログラム及び表示制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
各種の個人情報等をデジタル情報として携帯できる携帯型情報端末装置の一つとして、タッチパネルを備えた所謂PDA(Personal Digital Assistant)が知られている。
PDAは、内蔵するCPU等の演算処理によって複数のアプリケーションソフト(単に「アプリケーション」ともいう。)を実行可能である。アプリケーションソフトとしては、例えば、予定表ソフト、アドレス帳ソフト、メモ帳ソフト、ワープロソフト、電卓ソフト、電子メールソフト、Webブラウザソフト、音楽再生ソフト、画像閲覧ソフト、時計表示ソフト、などがある。
【0003】
PDAにおけるアプリケーションソフトの選択と実行の操作は、「ランチャー」と称されるアプリケーション管理プログラムによって制御される。アプリケーションソフトや書類等を予め登録しておくと、ランチャーによって登録されているアプリケーションソフトや書類等がメニュー表示され、簡単な入力操作によって直接起動させることができる。
【0004】
ランチャーにおけるメニュー表示は、従来、登録されているアプリケーションや書類等を表すアイコンとその名称とをセットにして(該セットを以下、「メニュー表示体」と言う)、平面状にタイルのように配列して表示していた。ユーザは、レバーや十字キー等のボタン操作、スタイラスペンやトラックパッドなどのポインターによる選択などで、何れかのメニュー表示体を選択する。
【0005】
また、PDAは、携帯性を重要視されるために、物理的な表示画面のサイズが、例えば、大人の掌に納まる程度に限られている。従って、表示画面内に表示しきれないメニュー表示体等は画面をスクロールさせて表示しなければならない。そのスクロール操作は、レバー等のボタン操作であったり、スタイラスペンによる特定位置のタップ操作であったりした。具体的には、左手でPDAを把持する場合には左手の指(例えば親指)で操作したり、右手に持つスタイラスペンで特定位置(スクロール指示位置)をタップ操作することによりスクロール操作を実現していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、スクロール操作とメニュー表示体の選択操作とを行う場合には少なくとも2回の操作が必要であった。また、タッチパネルに対するスクロール操作といっても、通常のパソコンにおけるマウス操作と同様の操作(例えば、タップ操作)であった。
【0007】
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、タッチパネルを備える携帯型情報端末装置において、メニュー表示の操作性を向上させることであり、更にはタッチパネルならではの操作感を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するため、第1の発明は、タッチパネルと一体的に構成された表示部(例えば、図1のLCDパネル11)を備え、所定の配列で配設された複数の情報表示体の全部又は一部を前記表示部の所定表示領域(例えば、図1のメイン表示領域11a)に表示する携帯型情報端末装置(例えば、図1のPDA1)であって、前記所定表示領域内に選択候補位置(例えば、図2のメニュー表示領域31a〜31e)を設定する設定手段(例えば、図18のメニュー表示制御部310)と、前記タッチパネルにドラッグ操作がなされた場合に、情報表示体をスクロール表示させるスクロール手段(例えば、図18のスクロール表示制御部314)と、前記選択候補位置に表示されている情報表示体を選択候補として決定する第1決定手段(例えば、図18のメニュー表示制御部310)と、前記複数の情報表示体の内の全部又は一部に対応する複数のプログラムを記憶する記憶手段(例えば、図18の記憶部400)と、前記ドラッグ操作のタップアウトを判定するタップアウト判定手段(例えば、図18の入力判定部311)と、前記第1決定手段により選択候補として決定された情報表示体に対応するプログラムがあり、前記ドラッグ操作の停止後、前記タップアウト判定手段によるタップアウトの判定迄の時間が所定時間を超える場合には、当該プログラムを起動する起動手段(例えば、図18のアプリケーション起動制御部320)と、を更に備え、前記所定表示領域全体でドラッグ操作が可能なことを特徴としている。
【0013】
また、第7の発明は、タッチパネルと一体的に構成された表示部を備えた携帯型情報端末装置のコンピュータに、所定の配列で配設された複数の情報表示体の全部又は一部を前記表示部の所定表示領域に表示させるための表示制御プログラム(例えば、図18の制御プログラム412)であって、前記コンピュータを、前記所定表示領域内に選択候補位置を設定する設定手段、前記タッチパネルにドラッグ操作がなされた場合に、情報表示体をスクロール表示させるスクロール手段、前記選択候補位置に表示されている情報表示体を選択候補として決定する第1決定手段、前記複数の情報表示体の全部又は一部に対応する複数のプログラムを記憶する記憶手段、所定時間以上のスクロール停止状態での前記ドラッグ操作のタップアウトを判定するタップアウト判定手段、前記第1決定手段により選択候補として決定された情報表示体に対応するプログラムがあり、前記ドラッグ操作の停止後、前記タップアウト判定手段によるタップアウトの判定迄の時間が所定時間を超える場合には、当該プログラムを起動する起動手段、として機能させることを特徴としている。
【0014】
また、第11の発明は、タッチパネルと一体的に構成された表示部を備え、この表示部の所定表示領域全体でドラッグ操作が可能な携帯型情報端末装置に対して、所定の配列で配設された複数の情報表示体の全部又は一部を前記所定表示領域に表示させるための表示制御方法であって、前記所定表示領域内に選択候補位置を設定する設定工程と、前記タッチパネルにドラッグ操作がなされた場合に、情報表示体をスクロール表示させるスクロール工程と、前記選択候補位置に表示されている情報表示体を選択候補として決定する第1決定工程と、前記複数の情報表示体の内の全部又は一部に対応する複数のプログラムを記憶する記憶工程と、前記ドラッグ操作のタップアウトを判定するタップアウト判定工程と、前記第1決定工程において選択候補として決定された情報表示体に対応するプログラムがあり、前記ドラッグ操作の停止後、前記タップアウト判定工程においてタップアウトの判定迄の時間が所定時間を超える場合には、当該プログラムを起動する起動工程と、を含むことを特徴としている。
【0015】
この第1、第7又は第11の発明によれば、複数の情報表示体が表示されている所定表示領域全体においてドラッグ操作が可能であり、そのドラッグ操作により情報表示体のスクロール表示が実行される。従って、スクロール表示のためには、ユーザは任意の線を描く感覚でドラッグ操作を行えば済む。また、携帯型情報端末装置にあっては、表示画面のサイズが小さいため、所定表示領域を表示部の表示画面全体に設定してもよい。そして、例えば、情報表示体としてメニュー表示体を用い、メニュー画面を表示する場合には、表示画面全体を使ってメニュー画面の表示ができるとともに、当該画面全体でスクロールの操作(即ち、ドラッグ操作)が可能となる。更に、スクロール表示の結果、選択候補位置に表示されている情報表示体(メニュー表示体)が選択候補となるため、1回の操作、即ちドラッグ操作という1回の操作で、スクロールの操作指示と、情報表示体(メニュー表示体)の選択とを実現できる。また、ドラッグ操作によるプログラムの誤起動を防止し、操作性を向上させることができる。即ち、スクロール表示の終了から所定時間内にタップアウトすれば、選択候補とされた情報表示体に対応するプログラムは起動されない。一方、スクロール表示の終了から所定時間経過後にタップアウトした場合には、当該プログラムが起動される。このため、スクロール表示のためにドラッグ操作をしてしまったがために、予期しないプログラムが起動することを防止できる。その一方で、ドラッグ操作の際のタップアウトを遅らせる(即ち、所定時間経過後に行う)ことにより、所望のプログラムを起動できる。このため、スクロール表示と、選択とを1回の操作で実現しつつ、その操作性を向上させることができる。
【0016】
第2の発明は、タッチパネルと一体的に構成された表示部を備え、仮想カメラ(例えば、図24の仮想カメラF)から見た、複数の情報表示体が配設された曲面である仮想面(例えば、図24のメニュー表示体群40)の全部又は一部を前記表示部の所定表示領域に表示する携帯型情報端末装置であって、前記所定表示領域内に選択候補位置を設定する設定手段と、前記タッチパネルにドラッグ操作がなされた場合に、前記仮想カメラと前記仮想面の少なくとも一方を移動させることにより、情報表示体をスクロール表示させるスクロール手段と、前記選択候補位置に表示されている情報表示体を選択候補として決定する第1決定手段と、前記複数の情報表示体の内の全部又は一部に対応する複数のプログラムを記憶する記憶手段と、前記ドラッグ操作のタップアウトを判定するタップアウト判定手段と、前記第1決定手段により選択候補として決定された情報表示体に対応するプログラムがあり、前記ドラッグ操作の停止後、前記タップアウト判定手段によるタップアウトの判定迄の時間が所定時間を超える場合には、当該プログラムを起動する起動手段と、を更に備え、前記所定領域全体でドラッグ操作が可能なことを特徴としている。
【0017】
また、第8の発明は、タッチパネルと一体的に構成された表示部を備えた携帯型情報端末装置のコンピュータに、仮想カメラから見た、複数の情報表示体が配設された曲面である仮想面の全部又は一部を前記表示部の所定表示領域に表示させるための表示制御プログラムであって、前記コンピュータを、前記所定表示領域内に選択候補位置を設定する設定手段、前記タッチパネルにドラッグ操作がなされた場合に、前記仮想カメラを移動させることにより、情報表示体をスクロール表示させるスクロール手段、前記選択候補位置に表示されている情報表示体を選択候補として決定する第1決定手段、前記複数の情報表示体の全部又は一部に対応する複数のプログラムを記憶する記憶手段、所定時間以上のスクロール停止状態での前記ドラッグ操作のタップアウトを判定するタップアウト判定手段、前記第1決定手段により選択候補として決定された情報表示体に対応するプログラムがあり、前記ドラッグ操作の停止後、前記タップアウト判定手段によるタップアウトの判定迄の時間が所定時間を超える場合には、当該プログラムを起動する起動手段、として機能させることを特徴としている。
【0018】
また、第12の発明は、タッチパネルと一体的に構成された表示部を備え、この表示部の所定表示領域全体でドラッグ操作が可能な携帯型情報端末装置に対して、仮想カメラから見た、複数の情報表示体が配設された曲面である仮想面の全部又は一部を前記所定表示領域に表示させるための表示制御方法であって、前記所定表示領域内に選択候補位置を設定する設定工程と、前記タッチパネルにドラッグ操作がなされた場合に、前記仮想カメラを移動させることにより、情報表示体をスクロール表示させるスクロール工程と、前記選択候補位置に表示されている情報表示体を選択候補として決定する第1決定工程と、前記複数の情報表示体の内の全部又は一部に対応する複数のプログラムを記憶する記憶工程と、所定時間以上のスクロール停止状態での前記ドラッグ操作のタップアウトを判定するタップアウト判定工程と、前記第1決定工程において選択候補として決定された情報表示体に対応するプログラムがあり、前記ドラッグ操作の停止後、前記タップアウト判定工程におけるタップアウトの判定迄の時間が所定時間を超える場合には、当該プログラムを起動する起動工程と、を含むことを特徴としている。
【0019】
この第2、第8又は第12の発明によれば、第1、第7又は第11の発明と同様の効果を得ることができるとともに、以下の効果を発揮する。即ち、情報表示体は仮想面に配設されており、この仮想面に視線を向けた仮想カメラを移動させることによりスクロール表示が実現できるため、仮想空間におけるスクロールの制御をより簡単に実現できる。
【0020】
第3の発明は、第1又は第2の発明の携帯型情報端末装置であって、前記所定表示領域内でタップ操作がなされた場合に、前記第1決定手段により選択候補とされている情報表示体に代えて、当該タップ位置に表示されている情報表示体を選択候補として決定する第2決定手段(例えば、図18のメニュー表示制御部310)、を更に備えることを特徴としている。
【0021】
この第3の発明によれば、所望の情報表示体の選択方法として、ドラッグ操作に加え、タップ操作によっても実現可能となる。従って、所定表示領域内に所望の情報表示体が表示されていない場合にはドラッグ操作を、一方、表示されている場合にはタップ操作を、といった具合に、情報表示体の選択方法を、場合に応じて使い分けることができる。即ち、何れの場合であっても、所望のものを容易に選択することが可能となり、その操作性をより向上させることができる。
【0022】
第4の発明として、第3の発明の携帯型情報端末装置において、前記起動手段は、前記第2決定手段による決定がなされた場合、前記記憶手段に記憶されたプログラムの内、前記第2決定手段により選択候補として決定された情報表示体に対応するプログラムがあった場合には、当該プログラムを起動するようにしてもよい。
【0023】
また、第9の発明は、第7又は第8の発明の表示制御プログラムであって、前記コンピュータを、前記所定表示領域内でタップ操作がなされた場合に、前記第1決定手段により選択候補とされている情報表示体に代えて、当該タップ位置に表示されている情報表示体を選択候補として決定する第2決定手段として更に機能させ、前記起動手段は、前記第2決定手段による決定がなされた場合、前記記憶手段に記憶されたプログラムの内、前記第2決定手段により選択候補として決定された情報表示体に対応するプログラムがあった場合には、当該プログラムを起動することを特徴としている。
【0024】
また、第13の発明は、第11又は第12の発明の表示制御方法であって、前記所定表示領域内でタップ操作がなされた場合に、前記第1決定工程において選択候補として決定された選択候情報表示体に代えて、当該タップ位置に表示されている情報表示体を選択候補として決定する第2決定工程と、前記第2決定工程において決定がなされた場合、前記記憶工程において記憶されたプログラムの内、前記第2決定工程において選択候補として決定された情報表示体に対応するプログラムがあった場合には、当該プログラムを起動する工程と、を含むことを特徴としている。
【0025】
この第4、第9又は第13の発明によれば、タップ操作によって選択された情報表示体に該当するアプリケーションを起動することができる。即ち、タップ操作という1回の操作のみで、所望のアプリケーションをダイレクトに起動することができ、その操作性をより向上させることができる。
【0026】
また、第5の発明は、第1〜第4の発明の何れか一つの携帯型情報端末装置であって、前記ドラッグ操作の操作量に応じて、目標スクロール量を設定する目標スクロール量設定手段と、前記ドラッグ操作のドラッグ速度に応じて、前記目標スクロール量設定手段により設定された目標スクロール量を変更する目標スクロール量変更手段と、を更に備え、前記スクロール手段は、前記目標スクロール量変更手段により変更された目標スクロール量と、既スクロール量と、の差である残スクロール量に応じて、スクロール表示の速度を制御することを特徴としている。
【0027】
また、第10の発明は、第7〜第9の発明の何れか一つの表示制御プログラムであって、前記コンピュータを、前記ドラッグ操作の操作量に応じて、目標スクロール量を設定する目標スクロール量設定手段、前記ドラッグ操作のドラッグ速度に応じて、前記目標スクロール量設定手段により設定された目標スクロール量を変更する目標スクロール量変更手段、として更に機能させ、前記スクロール手段は、前記目標スクロール量変更手段により変更された目標スクロール量と、既スクロール量と、の差である残スクロール量に応じて、スクロール表示の速度を制御することを特徴としている。
【0028】
また、第14の発明は、第11〜第13の発明の何れか一つの表示制御方法であって、前記ドラッグ操作の操作量に応じて、目標スクロール量を設定する目標スクロール量設定工程と、前記ドラッグ操作のドラッグ速度に応じて、前記目標スクロール量設定工程において設定された目標スクロール量を変更する目標スクロール量変更工程と、前記目標スクロール量変更工程において変更された目標スクロール量と、既スクロール量と、の差である残スクロール量に応じて、スクロール表示の速度を制御する工程と、を含むことを特徴としている。
【0029】
この第5、第10又は第14の発明によれば、ドラッグ操作の操作量、即ちドラッグの移動距離に応じて目標スクロール量を設定する。従って、例えば残スクロール量がスクロール動作の結果小さくなっていくに従って、スクロール速度が遅くなるよう制御することで、スムースな停止感覚を得るといったことが可能となる。また、目標スクロール量を、ドラッグ速度に応じて変更することができる。即ち、スクロール表示の速度に、ドラッグ速度の成分を加味することが可能となる。
【0030】
第6の発明は、第1〜第5の発明の何れか一つの携帯型情報端末装置であって、前記設定手段は、前記スクロール手段によるスクロール表示に応じて、前記選択候補位置を移動させることを特徴としている。
【0031】
この第6の発明によれば、スクロール表示に伴って、選択候補位置が移動する。このことにより、所定表示領域中の選択候補位置により、現在表示されている情報表示体は、情報表示体全体のどの辺りであるかを容易に把握することができ、より操作性を向上させることができる。
【0046】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
尚、以下においては、本発明を適用した携帯型情報端末装置(以下、「PDA」という。)を例にとって説明するが、本発明の適用はこれに限らない。
【0047】
図1は、本実施の形態のPDA1を示す外観図である。同図(a)は、側面図を、同図(b)は、正面図を、それぞれ示している。
同図によれば、PDA1は、略直方体形状の筐体10、及びスタイラスペン20により構成される。
【0048】
筐体10にはLCDパネル11、コンパクトフラッシュ(登録商標)カードスロット12、インターフェースコネクタ13、サイドコントローラ14、エスケープキー15、及び電源キー16が備えられるとともに、筐体10内部には、スタイラスペン収納部17が設けられている。そして、スタイラスペン収納部17を除くこれらの要素は、筐体10内部に収納された制御ユニット18に接続されており、制御ユニット18により制御される。
【0049】
LCDパネル11は、LCD表示パネルと、このLCD表示パネル上に重ね合わされた透明タッチパネルとが一体となって構成されている。そして、制御ユニット18からの表示制御信号に従って、後述するメニュー画面30等の表示画面を、LCD表示パネル上に表示するとともに、スタイラスペン20により指示(押圧)された透明タッチパネル上の位置を検出し、検出した位置信号を、操作信号として制御ユニット18へ出力する。
【0050】
また、LCDパネル11に表示される表示画面は、メニュー画面等の各種画面を切換えて表示するメイン表示領域11a、及び上記メイン表示領域11aに表示される各種画面の切換指示アイコン等を表示するサブ表示領域11bから構成される。
【0051】
コンパクトフラッシュ(登録商標)カードスロット12は、メモリカード等の外部記憶媒体等を挿入し、この挿入された外部情報記憶媒体等とのデータの読み出し/書き込みを行うためのコネクタである。
【0052】
インターフェースコネクタ13は、無線/有線方式により、外部機器とのデータ通信を行うためのインターフェースである。
【0053】
サイドコントローラ14は、利用者が各種指示を入力するためのスイッチである。そして、矢印14aが示す「上方向」、矢印14bが示す「下方向」、或いは筐体10内部方向への「押し込み」の操作がなされた場合には、当該操作に応じた操作信号を、制御ユニット18へ出力する。
【0054】
エスケープキー15は、利用者が各種指示を入力するためのスイッチである。そして、筐体10内部方向への「押し込み」の操作がなされた場合には、当該操作に応じた操作信号を制御ユニット18へ出力する。
【0055】
電源キー16は、PDA1の電源のON/OFFの指示を入力するためのものである。そして、この電源キー16が筐体10側面に沿って上方向へスライドされた場合には、当該操作に応じた操作信号を、制御ユニット18へ出力する。
【0056】
図2は、LCDパネル11のメイン表示領域11aに表示されるメニュー画面30の構成を示す図である。
同図によれば、メニュー画面30には、5つのメニュー表示領域31a〜31e(以下、包括的に「メニュー表示領域31」という。)が備えられている。これらのメニュー表示領域31は、情報表示体であるメニュー表示体を表示するものであり、例えば図3に示すように、各メニュー表示領域31a〜31e毎に、それぞれ1つのメニュー表示体を表示する。
【0057】
尚、ここで、「メニュー表示体」とは、アプリケーションを指定するアイコン、及びメニュー名より構成される。そして、以下では、各メニュー表示体のメニュー名により、当該メニュー表示体を特定することとする。
【0058】
また、メニュー表示領域31cを、「選択候補表示領域32」とする。この選択候補表示領域32には、フォーカス33(網掛け)が表示されるとともに、当該領域に表示されるメニュー表示体は、「選択候補」となる。
【0059】
図3は、メニュー画面30の表示例を示す図である。
同図(a)によれば、メニュー表示領域31aには「アプリケーションB」が、メニュー表示領域31bには「アプリケーションC」が、メニュー表示領域31cには「アプリケーションD」が、メニュー表示領域31dには「アプリケーションE」が、そして、メニュー表示領域31eには「アプリケーションF」が、それぞれ表示されている。
【0060】
また、選択候補表示領域32、即ちメニュー表示領域31cには、フォーカス33が、「アプリケーションD」に重ねて表示されているとともに、当該「アプリケーションD」は、選択候補となっている。
【0061】
そして、このメニュー画面30において、スタイラスペン20により、上方向へのドラッグを行うと、同図(b)に示すように、当該メニュー画面30に表示されているメニュー表示体は、上方向へスクロールする。
【0062】
同図(b)によれば、メニュー表示領域31aには「アプリケーションD」が、メニュー表示領域31bには「アプリケーションE」が、メニュー表示領域31cには「アプリケーションF」が、メニュー表示領域31dには「アプリケーションG」が、そして、メニュー表示領域31eには「アプリケーションH」が、それぞれ表示されている。
即ち、表示されているメニュー表示体が、2行分、上方向へスクロールしている。
【0063】
また、選択候補表示領域32に表示されているメニュー表示体、即ち「アプリケーションF」には、フォーカス33が重ねて表示されているともに、当該「アプリケーションF」は、選択候補となっている。
【0064】
尚、ここで、スタイラスペン20によるドラッグとは、スタイラスペン20のペン先をLCDパネル11上に接触させたまま、LCDパネル11上を滑らせる動作(静止を含む。)を意味している。
【0065】
また、同図(b)において、更に上方向へのドラッグを行うと、表示されているメニュー表示体は、上方向へ、更にスクロールする。そして、同図(c)に示すように一番下のメニュー表示体(同図においては、「アプリケーションK」である。)が、選択候補表示領域32に到達すると、スクロールは停止する。
【0066】
同図(c)によれば、メニュー表示領域31aには「アプリケーションI」が、メニュー表示領域31bには「アプリケーションJ」が、そして、メニュー表示領域31cには「アプリケーションK」が、それぞれ表示されている。また、メニュー表示領域31d、31eには、何れのメニュー表示体も、表示されない。
【0067】
また、選択候補表示領域32に表示されているメニュー表示体、即ち「アプリケーションK」には、フォーカス33が重ねて表示されているとともに、当該「アプリケーションK」は、選択候補となっている。
【0068】
尚、図3においては、上方向へドラッグする場合について示したが、下方向へのドラッグについても同様である。
即ち、図4(a)に示すように、下方向にドラッグすると、メニュー画面30に表示されているメニュー表示体は、下方向にスクロールする。そして、同図(b)に示すように、一番上のメニュー表示体(同図においては、「アプリケーションA」である。)が、選択候補表示領域32、即ちメニュー表示領域31cに到達すると、スクロールは停止する。
【0069】
また、図3、図4においては、分かり易く図示するため、メニュー画面30の右端でドラッグを行っている様子を示したが、実際には、図8に示すように、メニュー画面30全体でドラッグ操作が可能である。
【0070】
図5は、メニュー表示体のスクロールの概念を説明する図である。
同図によれば、メニュー画面30に表示されているメニュー表示体のスクロールの概念は、メニュー表示体群40、及びメニュー画面30により説明される。
【0071】
メニュー表示体群40とは、複数のメニュー表示体を、それぞれに付されたメニュー番号に従って、仮想的な平面上に、一列に配列したものである。
また、メニュー番号とは、複数のメニュー表示体を識別するための番号であり、“1”から“N(メニュー表示体の合計数である。)”までの連続する番号である。
【0072】
そして、このメニュー表示体群40中のメニュー表示体の内、メニュー画面30のメニュー表示領域31と一致するメニュー表示体、詳細には、メニュー番号が連続する5つのメニュー表示体が、メニュー画面30に表示される。
【0073】
また、メニュー表示体群40は、図中上/下方向に移動可能であるとともに、メニュー画面30は、固定的に配置されている。そして、メニュー表示体群40が、上/下方向に移動すると、この移動に伴い、メニュー画面30のメニュー表示領域31と一致するメニュー表示体が変化する。従って、メニュー画面30に表示されるメニュー表示体は、上記メニュー表示体群40の移動方向と同一方向へ、スクロールする。
【0074】
また、上記スクロールは、スクロール方向、及びスクロール速度vの2つのパラメータに従って実行される。
【0075】
スクロール方向とは、メニュー画面30に表示されているメニュー表示体のスクロールの方向、即ちメニュー表示体群40が移動する方向であり、“上”、“下”、或いは“無し”の何れかとなる。
【0076】
スクロール速度vとは、メニュー画面30に表示されているメニュー表示体が、上記スクロール方向にスクロールする速度、即ち、メニュー表示体群40が、その移動方向に移動する速度であり、詳細には、単位時間当たりにスクロールするメニュー表示体の行数で表される。
例えば、図3に示すように、「アプリケーションD」が表示される領域が、単位時間当たりに、メニュー表示領域31cからメニュー表示領域31aへ変化した場合には、スクロール速度は“2”である。
【0077】
そして、スクロール方向、及びスクロール速度vは、次のように決定される。
図6は、スクロール方向、及びスクロール速度vを説明する図である。
同図によれば、スクロール方向、及びスクロール速度vは、現在位置ポインタ41、及び移動目標ポインタ42が示すメニュー表示体により、決定される。
【0078】
現在位置ポインタ41とは、現在選択候補となっているメニュー表示体、即ち選択候補表示領域32に表示されているメニュー表示体を示すものである。従って、この現在位置ポインタ41が示すメニュー表示体は、スクロール、即ちメニュー表示体群40の移動に伴って、変化する。
【0079】
また、移動目標ポインタ42とは、選択候補とすべきメニュー表示体、即ち選択候補表示領域32に表示させるべきメニュー表示体を示すものである。
【0080】
そして、メニュー表示体群40は、移動目標ポインタ42が示すメニュー表示体が、選択候補表示領域32に表示されるよう、具体的には、現在位置ポインタ41が示すメニュー表示体と、移動目標ポインタ42が示すメニュー表示体とが一致するよう、移動する。
【0081】
即ち、同図においては、現在位置ポインタ41は、「アプリケーションD」を、移動目標ポインタ42は、「アプリケーションG」を、それぞれ示している。従って、スクロール方向は“上“であり、メニュー表示体群40は、上方向へ移動する。
【0082】
また、この時、メニュー表示体群40は、項目間距離wに応じたスクロール速度vで、移動する。
ここで、項目間距離wとは、現在位置ポインタ41が示すメニュー表示体と、移動目標ポインタ42が示すメニュー表示体との距離を示すものであり、具体的には、現在位置ポインタ41が示すメニュー表示体のメニュー番号と、移動目標ポインタ42が示すメニュー表示体のメニュー番号との差で表される。但し、項目間距離wは、0以上の整数である。
【0083】
即ち、同図においては、現在位置ポインタ41が示すメニュー表示体のメニュー番号は“4”であり、移動目標ポインタ42が示すメニュー表示体のメニュー番号は“7”である。従って、項目間距離wは、“3”である。
【0084】
そして、スクロール速度vは、この項目間距離wに基づき、次式で与えられる。
v=f1(w) ・・・(1)
但し、w≧0、v≧0、である。
上式によれば、移動速度vは、項目間距離wを変数とする関数f1により、与えられる。この関数f1は、どのような関数であっても良いが、項目間距離wの増加に従って、スクロール速度vが増加する関数が望ましく、逆に言えば項目間距離wがスクロール動作の結果小さくなれば、スクロール速度は遅くなり、スムースな停止感覚を得ることができる。
そこで、この関数f1として、図7に示す関数f1を採用する。
【0085】
図7は、項目間距離wとスクロール速度vとの関係(関数f1)を示す図である。同図においては、横軸方向に項目間距離wが、縦軸方向にスクロール速度vが、それぞれ示されている。
【0086】
同図によれば、スクロール速度vは、項目間距離wの増加に従って、増加する。そして、項目間距離wが“4”となると、スクロール速度vは“v4”となり、それ以上においては、項目間距離wの値に関わらず、スクロール速度vは、一定値“v4”とすることもできる。
【0087】
ところで、図6において、移動目標ポインタ42が示すメニュー表示体は、スタイラスペン20によるドラッグに応じて、漸次変化する。
【0088】
図8は、スタイラスペン20によるドラッグの様子を示す図である。この時、入力画面に該当するメニュー画面30は、画面左上を原点OとしたX−Y直交座標系に従う。
【0089】
同図によれば、スタイラスペン20をLCDパネル11に接触させ(以下、適宜「タップイン」という。)、ドラッグを開始した時の指示位置(以下、適宜「開始指示位置」という。)P0の座標値は、(x0,y0)である。また、時刻tnにおける指示位置(以下、適宜「現在指示位置」という。)Pnの座標値は、(xn,yn)であり、そして、時刻tnよりΔtだけ前の時刻tn-1における指示位置(以下、適宜「直前指示位置」という。)Pn-1の座標値は、(xn-1,yn-1)である。
【0090】
そして、時刻tnにおけるドラッグの方向(以下、単に「ドラッグ方向」という。)は、ynと、yn-1との大小に応じて定められる。即ち、図9に示すように、ドラッグ方向は、yn>yn-1、の場合には“下”、yn<yn-1、の場合には“上”である。また、yn=yn-1、の場合には、“無し”である。
従って、例えば図8においては、yn<yn-1、であり、時刻tnにおけるドラッグ方向は、“上”である。
【0091】
そして、このドラッグ方向に基づき、移動目標ポインタ42の移動方向は、図10に示すように与えられる。
【0092】
ところで、他の図面においては、分かり易く図示する関係上、メニュー画面30の右端でドラッグする様子を示したが、実際には、図8のように、入力画面全体、即ちメニュー画面30全体でドラッグ可能である。
【0093】
図10は、ドラッグ方向と、移動目標ポインタ42の移動方向との関係を示す図である。同図によれば、移動目標ポインタ42の移動方向は、ドラッグ方向が“下”である場合には“上”に、ドラッグ方向が“上”である場合には“下”に、そしてドラッグ方向が“無し”の場合には“無し”となる。
【0094】
また、図9によれば、時刻tn-1から時刻tnまでの間、即ちΔtの間におけるドラッグの移動距離Δyは、次式で与えられる。
Δy=|yn−yn-1| ・・・(2)
但し、Δy≧0、である。
上式によれば、ドラッグの移動距離Δyは、時間間隔ΔtにおけるY軸方向の変位で与えられる。
【0095】
そして、このドラッグの移動距離Δyに基づき、移動目標ポインタ42の移動距離Δwは、次式で与えれられる。
Δw=f2(Δy) ・・・(3)
但し、Δw≧0、である。
上式によれば、移動目標ポインタ42の移動距離Δwは、ドラッグの移動距離Δyを変数とする関数f2により、与えられる。この関数f2は、どのような関数でも良いが、ドラッグの移動距離Δyの増加に従って、移動目標ポインタ42の移動距離Δwが増加する関数が望ましい。
そこで、この関数f2として、図11に示す関数f2を採用する。
【0096】
図11は、ドラッグの移動距離Δyと、移動目標ポインタ42の移動距離Δwとの関係(関数f2)を示す図である。同図においては、横軸方向にドラッグの移動距離Δyが、縦軸方向に移動目標ポインタ42の移動距離Δwが、それぞれ示されている。
【0097】
同図によれば、移動目標ポインタ42の移動距離Δwは、ドラッグの移動距離Δyの増加に伴って、増加する。
そして、ドラッグの移動距離Δyが“Δy5”となると、移動目標ポインタの移動距離Δwは“6”となり、それ以上においては、移動距離Δyの値に関わらず、移動距離Δwは、一定値“6”である。
【0098】
尚、ここで、式(3)を、次式に置き換えても良い。
Δw=f2(Δy)+k×(Δy/Δt) ・・・(3a)
但し、kは定数である。
上式によれば、移動距離Δwを算出する際に、時間Δtにおけるドラッグの移動距離Δyの変化分、即ちドラッグの速度成分を加算することができる。従って、ドラッグの速度の影響を加味したスクロール速度を得ることが可能となる。
【0099】
このように、ドラッグに応じて与えられる移動目標ポインタ42の移動方向、及び移動距離Δwに基づき、移動目標ポインタ42が移動し、当該移動目標ポインタ42が示すメニュー表示体が変化する。
【0100】
図12は、移動目標ポインタ42が示すメニュー表示体が変化する様子を示す図である。同図によれば、移動目標ポインタ42は、「アプリケーションG」を示している。そして、移動目標ポインタ42の移動方向として“下”が、移動距離Δwとして“2”が、それぞれ与えられたとすると、移動目標ポインタ42は、図中下方向へ、2行分だけ移動する。従って、移動目標ポインタ42が示すメニュー表示体は、「アプリケーションG」から「アプリケーションI」へ、変化する。
【0101】
このように、移動目標ポインタ42は、与えられた移動方向へ、移動距離Δwに相当する行数分だけ移動する。即ち、移動目標ポインタ42が示すメニュー表示体は、移動距離Δwに相当する行数分だけ、与えられた移動方向へ変化する。
【0102】
ところで、上述の説明においては、メニュー画面30に表示されるメニュー表示体のスクロールは、スタイラスペン20によるドラッグによるものとしたが、サイドコントローラ14による操作入力によることもできる。
【0103】
具体的には、サイドコントローラ14の「上/下方向」の入力に応じて、移動目標ポインタ42が示すメニュー表示体が、次のように変化する。
即ち、サイドコントローラ14の「上/下方向」の入力が行われると、この入力方向に基づいて、移動目標ポインタ42の移動方向が、図13に示すように与えられる。
【0104】
図13は、サイドコントローラ14による入力方向と、移動目標ポインタ42の移動方向との関係を示す図である。同図によれば、移動目標ポインタ42の移動方向は、サイドコントローラ14による入力方向が“下”である場合には“上”に、入力方向が“上”である場合には“下”となる。
【0105】
そして、このように与えられる移動目標ポインタ42の移動方向に基づき、移動目標ポインタ42が示すメニュー表示体は、図14に示すように変化する。
【0106】
図14は、サイドコントローラ14の操作入力に応じて、移動目標ポインタ42が示すメニュー表示体が変化する様子を示す図である。同図によれば、移動目標ポインタ42は、「アプリケーションE」を示している。
【0107】
そして、サイドコントローラ14により、「下方向」の入力を行うと、移動目標ポインタ42は、下方向へ、1行分だけ移動する。従って、移動目標ポインタ42が示すメニュー表示体は、「アプリケーションE」から「アプリケーションF」へ、変化する。
【0108】
また、サイドコントローラ14により、「上方向」の入力を行うと、移動目標ポインタ42は、上方向へ、1行分だけ移動する。従って、移動目標ポインタ42が示すメニュー表示体は、「アプリケーションE」から「アプリケーションD」へ、変化する。
【0109】
このように、サイドコントローラ14により、「上/下方向」の入力を行うと、移動目標ポインタ42は、その入力方向と同一方向へ、1行分だけ移動する。即ち、移動目標ポインタ42が示すメニュー表示体は、1行分だけ、その入力方向と逆方向へ変化する。
【0110】
また、「上/下方向」への長押し入力を行うと、移動目標ポインタ42が示すメニュー表示体は、次のように変化する。
尚、ここで「長押し」とは、サイドコントローラ14を、「上/下方向」への入力を継続的に行うことであり、具体的には、「上方向」、或いは「下方向」へ、一定時間以上押しつづける動作を意味している。
【0111】
図15は、サイドコントローラ14の長押しに応じて、移動目標ポインタ42が示すメニュー表示体が変化する様子を示す図である。尚、この時、移動目標ポインタ42の移動方向は、図13の関係に従う。
【0112】
図15において、移動目標ポインタ42は、「アプリケーションE」を示している。そして、同図(a)によれば、サイドコントローラ14により、「上方向」の長押しを行うと、移動目標ポインタ42は、上方向へ、連続的に移動する。そして、当該長押しが終了すると、この移動目標ポインタ42の移動は、停止する。従って、移動目標ポインタ42が示すメニュー表示体は、「アプリケーションE」から「アプリケーションC」へ、変化する。
【0113】
また、同図(b)によれば、サイドコントローラ14により、「下方向」の長押しを行うと、移動目標ポインタ42は、下方向へ、連続的に移動する。そして、当該長押しが終了すると、この移動目標ポインタ42の移動は、停止する。従って、移動目標ポインタ42が示すメニュー表示体は、「アプリケーションE」から「アプリケーションI」へ、変化する。
【0114】
また、サイドコントローラ14の長押しによる移動目標ポインタ42の移動は、当該長押しの継続時間に応じて、決定される。
【0115】
図16は、サイドコントローラ14の長押しと、移動目標ポインタ42の移動の実行との関係を示す図である。同図においては、横軸方向を時間として、図中上部に、サイドコントローラ14による長押し入力の有無、即ち「上/下方向」の入力が継続されているか否かを、また、図中下部に、移動目標ポインタ42の移動の有無を、それぞれ示している。
【0116】
同図によれば、時刻tiにおいて、サイドコントローラ14の長押しが開始されると、移動目標ポインタ42は、その入力方向に基づく移動方向へ、1行分だけ移動する。即ち、移動目標ポインタ42が示すメニュー表示体は、上記移動方向へ、1行分だけ、変化する。
【0117】
次いで、初期待時間Tfだけ経過すると、移動目標ポインタ42は、上記移動方向へ、更に、1行分だけ移動する。即ち、移動目標ポインタ42が示すメニュー表示体は、上記移動方向へ、更に1行分だけ、変化する。
【0118】
その後は、リピート時間Trを経過する毎に、移動目標ポインタ42は、上記移動方向へ、1行分づつ移動する。即ち、移動目標ポインタ42が示すメニュー表示体は、上記移動方向へ、1行分ずつ、変化する。
【0119】
そして、時刻toにおいて、サイドコントローラ14の長押しが終了されると、それ以降は、移動目標ポインタ42の移動は行わない。
【0120】
尚、ここで、サイドコントローラ14の長押しがONであっても、移動目標ポインタ42が示すメニュー表示体が、1番上、或いは1番下のメニュー表示体に到達した場合には、移動目標ポインタ42は、それ以上移動しない。
【0121】
以上のように、スタイラスペン20、或いはサイドコントローラ14の操作入力に応じて、メニュー画面30に表示されているメニュー表示体が、スクロールする。
【0122】
次に、メニュー表示体に該当するアプリケーションの起動方法について、説明する。各メニュー表示体に該当するアプリケーションは、(1)スタイラスペン20、或いは、(2)サイドコントローラ14の操作入力によって、実現される。
尚、アプリケーションが起動されると、メニュー画面30の表示は終了し、LCDパネル11には、当該起動されたアプリケーションに係る画面が、表示される。
【0123】
(1)スタイラスペンによる起動方法。
スタイラスペン20による、各メニュー表示体に該当するアプリケーションの起動は、▲1▼タップ、或いは▲2▼ドラッグによって、実現される。
【0124】
▲1▼タップによる起動方法。
スタイラスペン20により、メニュー画面30に表示されているメニュー表示体の何れか、詳細には、メニュー表示領域31をタップすると、当該タップした位置に表示されているメニュー表示体に該当するアプリケーションが、起動される。
【0125】
但し、例えば図3(c)に示すように、メニュー表示体が表示されていない領域、即ちメニュー表示領域31d、31eがタップされた場合には、アプリケーションは起動されない。
【0126】
▲2▼ドラッグによる起動方法。
図17は、ドラッグによりアプリケーションを起動する様子を示す図である。同図(a)によれば、スタイラスペン20のドラッグを終了すると、メニュー画面30に表示されているメニュー表示体のスクロールは、停止する。即ち、選択候補表示領域32に表示されている「アプリケーションD」には、フォーカス33が重ねて表示されているとともに、当該「アプリケーションD」は、選択候補となっている。
【0127】
尚、この時、スタイラスペン20のペン先を、LCDパネル11上から離さず、押しつけたままとする。そして、一定時間経過すると、メニュー画面30は、同図(b)に示すように変化する。
【0128】
同図(b)によれば、「アプリケーションD」に重ねて表示されているフォーカス33は、色濃く表示される。それとともに、当該「アプリケーションD」は、「選択候補」から、「起動待機」へ遷移する。
【0129】
その後、LCDパネル11に接触しているスタイラスペン20を、当該LCDパネル11から離すと(以下、適宜「タップアウト」という。)、起動待機となっている「アプリケーションD」に該当するアプリケーションが、起動される。
【0130】
尚、図17(a)において、ドラッグを停止させた後、上記一定時間の経過を待たずに、スタイラスペン20のペン先をLCDパネル11上から離す、即ちタップアウトすると、一定時間後には色濃く表示されるものの、アプリケーションは起動されない。
【0131】
このことにより、スクロール、所望のメニュー表示体の選択、そして起動といった一連の操作を、1回のドラッグで実現できるとともに、その操作性を向上させることができる。
【0132】
更に、所望のメニュー表示体の選択方法として、タップに加え、ドラッグによっても実現可能となる。従って、メニュー画面30内に所望のメニュー表示体が表示されていない場合にはドラッグを、一方、表示されている場合にはタップを、といった具合に、場合に応じて使い分けることができる。即ち、何れの場合であっても、所望のメニュー表示体を容易に選択することが可能となり、その操作性をより向上させることができる。
【0133】
(2)サイドコントローラによる起動方法。
サイドコントローラ14による、各メニュー表示体に該当するアプリケーションの起動は、次のように実現される。
即ち、サイドコントローラ14の「押し込み」を行うと、現在選択候補のメニュー表示体に該当するアプリケーションが、起動される。
【0134】
例えば、図17(a)においては、「アプリケーションD」が、選択候補のメニュー表示体である。この状態で、サイドコントローラ14の「押し込み」を行うと、当該「アプリケーションD」に該当するアプリケーションが、起動される。
【0135】
図18は、PDA1の機能構成を示すブロック図である。同図によれば、PDA1は、入力部100、表示部200、処理部300、及び記憶部400より構成される。
【0136】
入力部100は、PDA1の利用者が、各種操作指示を入力するための機能部であり、具体的には、図1のLCDパネル11のタッチパネル、サイドコントローラ14、エスケープキー15、電源キー16等に相当する。そして、これらの要素が操作された場合には、当該操作に応じた操作信号を、処理部300へ出力する。例えば、スタイラスペン20のペン先により指示(押圧)されているタッチパネルの座標値や、サイドコントローラ14の「上/下方向」、或いは「押し込み」の入力信号等を、処理部300へ出力する。
【0137】
表示部200は、処理部300から入力される表示信号に従った表示画面を表示する機能部であり、具体的には、図1のLCDパネル11に相当する。そして、LCDパネル11上に形成されるメイン表示領域11aに、メニュー画面30を表示する。
【0138】
処理部300は、PDA1を構成する各要素を統括的に制御し、当該PDA1の機能を実現するための機能部であり、図1の制御ユニット18に相当する。
また、処理部300には、メニュー表示制御部310、及びアプリケーション起動制御部320が含まれる。
【0139】
メニュー表示制御部310は、メニュー画面30の表示に係る各種制御を行い、例えば図3に示すメニュー画面30を、表示部200に表示させる。
また、このメニュー表示制御部310には、入力判定部311、移動目標設定部312、スクロール速度制御部313、及びスクロール表示制御部314が含まれる。
【0140】
入力判定部311は、入力部100からの操作入力の有無を判定するとともに、何らかの操作入力がなされた場合には、当該操作が、どのような操作であるのかを判定する。例えば、LCDパネル11(タッチパネル)からのものであるのか、サイドコントローラ14からのものであるのかを判定する。
【0141】
移動目標設定部312は、入力部100からの入力信号に応じて、移動目標ポインタ42を移動させるとともに、移動目標番号を更新する。
【0142】
スクロール速度制御部313は、現在位置ポインタ41、及び移動目標ポインタ42が示すメニュー表示体、即ち、スクロール目標データ423に基づき、スクロール方向、及びスクロール速度vを算出し、スクロール制御データ425を更新する。
【0143】
スクロール表示制御部314は、スクロール制御データ425に基づき、メニュー表示体群40を移動させ、メニュー画面30に表示されるメニュー表示体をスクロールさせるとともに、現在位置番号を更新する。
【0144】
アプリケーション起動制御部320は、アプリケーション起動条件データ426に基づき、該当するアプリケーションプログラムを記憶部400から呼び出し、実行する。また、スタイラスペン20によるタップ、或いはサイドコントローラ14の「押し込み」に応じて、該当するアプリケーションを記憶部400から呼び出し、実行する。
【0145】
記憶部400は、PDA1に係る各種プログラムやデータ、本実施の形態の機能を実現するため、アプリケーションプログラム411、表示制御情報である制御プログラム412、制御データ等を記憶するとともに、これらのプログラムの実行に係る処理データ、入力部100からの入力データ等を一時的に記憶する。
【0146】
アプリケーションプログラム411とは、例えば「メールソフト」や「ブラウザソフト」、「スケジュールソフト」等、当該PDA1において実現することとなる各種アプリケーションに係るプログラムであり、各メニュー表示体毎に、該当するプログラムが用意されている。
【0147】
また、上記制御データには、メニュー画面データ421、メニュー表示体データ422、スクロール目標データ423、指示位置データ424、スクロール制御データ425、アプリケーション起動条件データ426、スクロール速度算出式427、及び移動距離算出式428が含まれる。
【0148】
メニュー画面データ421とは、表示部200にメニュー画面30を表示させるためのデータであり、例えば、メニュー表示領域31の位置座標等が含まれる。
【0149】
メニュー表示体データ422とは、メニュー表示領域31に表示されることとなる複数のメニュー表示体に関するデータであり、図19に、そのデータ構成を示す。
図19は、メニュー表示体データ422のデータ構成を示す図である。同図によれば、メニュー表示体データは、複数のメニュー表示体毎に、メニュー番号、アイコン、及びメニュー名を対応付けて構成される。
【0150】
スクロール目標データ423とは、スクロールの目標となるデータであり、図20(a)によれば、現在位置番号、及び移動目標番号が含まれる。そして、スクロール速度制御部313は、このスクロール目標データ423に基づき、スクロール方向、及びスクロール速度を算出する。
【0151】
現在位置番号とは、現在選択候補となっているメニュー表示体、即ち、現在位置ポインタ41が示すメニュー表示体のメニュー番号である。
また、移動目標番号とは、現在位置ポインタ41が示すメニュー表示体と一致させるべきメニュー表示体、即ち、移動目標ポインタ42が示すメニュー表示体のメニュー番号である。
【0152】
指示位置データ424とは、スタイラスペン20が指示するLCDパネル11上の位置のデータであり、図20(b)によれば、現在指示位置Pn、及び直前指示位置Pn-1、が含まれる。そして、移動目標設定部312は、この指示位置データ424に基づき、移動目標ポインタ42を移動させる。
【0153】
スクロール制御データ425とは、メニュー表示体のスクロールを制御するデータであり、図20(c)によれば、スクロール方向、及びスクロール速度vが含まれる。そして、スクロール表示制御部314は、このスクロール制御データ425に基づき、メニュー表示体群40を移動させ、メニュー画面に表示されるメニュー表示体をスクロールさせる。
【0154】
アプリケーション起動条件データ426とは、選択候補のメニュー表示体を、起動待機とするための条件であり、図20(d)によれば、連続静止時間、及び起動待機基準時間が含まれる。
連続静止時間とは、タップアウトされることなく、ドラッグが連続して停止されている時間のことである。また、起動待機基準時間とは、この連続静止時間の上限値である。
そして、アプリケーション起動制御部320は、このアプリケーション起動条件データに基づき、詳細には、連続静止時間が連続待機基準時間以上となると、現在選択候補となっているメニュー表示体を、起動待機状態に遷移させる。
【0155】
スクロール速度算出式427とは、項目間距離wから、スクロール速度vを算出するための式であり、具体的には、式(1)、或いは図7に示されているグラフが該当する。
【0156】
移動距離算出式428とは、ドラッグの移動距離Δyから、移動目標ポインタ42の移動距離Δwを算出するための式であり、具体的には、式(3)、或いは図11に示されているグラフが該当する。
【0157】
次に、本実施の形態のPDA1の動作を説明する。
図21〜図23は、PDA1の動作を示すフローチャートである。尚、この動作は、処理部300により、記憶部400に記憶されている制御プログラム412に従って実行される動作である。
【0158】
図21によれば、電源キー16の操作により、PDA1の電源がONされると、メニュー表示制御部310は、メニュー画面データ421、及びメニュー表示体データ422を参照し、メニュー画面30(初期画面)を、表示部200に表示させる(ステップS11)。尚、この時、メニュー表示制御部310は、メニュー番号が“1”のメニュー表示体を、メニュー表示領域31aに表示させる。
そして、入力部100からの操作入力を待機する。
【0159】
入力部100により、何らかの操作入力がなされると(ステップS12:YES)、入力判定部311は、当該操作は、LCDパネル11からの入力であるのか、サイドコントローラ14からの入力であるのかを判定する(ステップS13)。
【0160】
その結果、LCDパネル11からの操作入力であると判定した場合には(ステップS13:YES)、入力判定部311は、続いて、当該操作がタップであるのか、ドラッグであるのかを判定する(ステップS14)。
【0161】
そして、タップであると判定した場合には(ステップS14:YES)、入力判定部311は、スタイラスペン20による指示位置が、メニュー表示領域31の何れかに含まれるか否かを判定する(ステップS15)。
【0162】
その結果、何れかに含まれると判定した場合には(ステップS15:YES)、アプリケーション起動制御部320は、上記指示位置に含まれるメニュー表示領域31を特定するとともに、当該特定した領域に表示されているメニュー表示体に該当するアプリケーションプログラム411を呼び出し、実行する(ステップS16)。
【0163】
そして、当該アプリケーションプログラム411の実行を終了すると(ステップS17:YES)、処理部300は、ステップS12に移行し、続いてなされる操作入力を待機する。
【0164】
また、ステップS15において、スタイラスペン20による指示位置が、何れのメニュー表示領域31にも含まれないと判定した場合には(ステップS15:NO)、処理部300は、ステップS12に移行し、続いてなされる操作入力を待機する。
【0165】
また、ステップS14において、LCDパネル11からの操作入力が、タップでない、即ちドラッグであると判定した場合には(ステップS14:NO)、入力判定部311は、当該ドラッグの開始指示位置P0を取得するとともに、取得した座標値を、直前指示位置Pn-1として、設定する(ステップS18)。それととともに、移動目標設定部312は、連続静止時間を“0”としておく(ステップS19)。
【0166】
次いで、図22において、一定時間(具体的には、“Δt”)だけ経過すると(ステップS20:YES)、入力判定部311は、タップアウトの有無を判定する(ステップS21)
【0167】
その結果、タップアウトされていないと判定した場合には(ステップS21:NO)、入力判定部311は、現在指示位置Pnを取得する(ステップS22)。そして、この取得した現在指示位置Pn、及び直前指示位置Pn-1に基づき、移動目標設定部312は、移動目標ポインタ42を移動させる。
【0168】
即ち、図8〜図11を参照して説明したように、現在指示位置Pn、及び直前指示位置Pn-1のY座標値の大小に応じて、ドラッグ方向を算出する。そして、このドラッグ方向に基づき、移動目標ポインタ42の移動方向を算出する。それとともに、Y座標値の変位から、ドラッグの移動距離Δyを算出する。そして、移動距離算出式428を参照し、この移動距離Δyに基づき、移動目標ポインタ42の移動距離Δwを算出する(ステップS23)。
【0169】
このように、移動目標ポインタ42の移動方向、及び移動距離Δwを算出すると、移動目標設定部312は、当該移動方向に応じて、移動目標番号を、上記移動距離Δwだけ加算/減算した値に更新する(ステップS24)。
【0170】
次いで、移動目標設定部312は、更新後の移動目標番号と、メニュー番号の最小値(即ち、“1”)とを比較する(ステップS25)。
【0171】
その結果、移動目標番号が、メニュー番号の最小値未満である場合には(ステップS25:NO)、移動目標設定部312は、当該メニュー番号の最小値を、移動目標番号に設定する(ステップS26)。その後、ステップS29に移行する。
【0172】
また、ステップS25において、移動目標番号が、メニュー番号の最小値以上である場合には(ステップS25:YES)、移動目標設定部312は、続いて、移動目標番号と、メニュー番号の最大値(即ち、“N”)とを比較する(ステップS27)。
【0173】
その結果、移動目標番号が、メニュー番号の最大値を超えている場合には(ステップS27:NO)、移動目標設定部312は、当該メニュー表示体の最大値を、移動目標番号に設定する(ステップS28)。その後、ステップS29に移行する。
【0174】
このように、移動目標番号と、メニュー番号の最小値/最大値とを比較し、比較結果によって移動目標番号を更新すると、続いて、スクロール速度制御部313は、現在位置番号、及び移動目標番号に基づき、スクロール方向、及びスクロール速度vを算出する(ステップS29)。
【0175】
即ち、図6、図7を参照して説明したように、現在位置番号、及び移動目標番号の大小に応じて、スクロール方向を算出する。
それとともに、項目間距離w、即ち現在位置番号と移動目標番号との差を算出し、スクロール速度算出式427を参照し、この項目間距離wに基づき、スクロール速度vを算出する。
【0176】
このように、スクロール方向、及びスクロール速度vを算出すると、次いで、スクロール速度制御部313は、算出したスクロール速度が“0”であるか否かを判定する(ステップS30)。
【0177】
その結果、スクロール速度が“0”であると判定した場合には(ステップS30:YES)、スクロール速度制御部313は、連続静止時間を、“Δt”だけ加算した値に更新する(ステップS31)。
一方、スクロール速度が“0”でないと判定した場合には(ステップS30:NO)、スクロール速度制御部313は、連続静止時間を、“0”に更新する(ステップS32)。
【0178】
連続静止時間を更新すると、続いて、スクロール速度制御部313は、現在指示位置Pnを、直前指示位置Pn-1に設定する(ステップS33)。その後、ステップS20に移行し、同様の処理を繰り返す。
【0179】
また、ステップS21において、タップアウトを判定した場合には(ステップS21:YES)、続いて、アプリケーション起動制御部320は、連続静止時間と、起動待機基準時間とを比較する(ステップS34)。
【0180】
その結果、連続静止時間が、起動待機基準時間以上であると判定した場合には(ステップS34:YES)、アプリケーション起動制御部320は、現在位置番号が示すメニュー番号のメニュー表示体、即ち、現在選択候補であるメニュー表示体に該当するアプリケーションプログラム411を呼び出し、実行する(ステップS35)。
そして、当該アプリケーションプログラム411の実行を終了すると(ステップS36:YES)、ステップS12に移行し、続いてなされる操作入力を待機する。
【0181】
また、ステップS34において、連続静止時間が、起動待機基準時間未満であると判定した場合には(ステップS34:NO)、処理部300は、ステップS12に移行し、続いてなされる操作入力を待機する。
【0182】
また、ステップS13において、入力部100による操作入力が、サイドコントローラ14からの入力であると判定した場合には(ステップS13:NO)、続いて、図23において、入力判定部311は、当該操作が、「押し込み」であるのか、「上/下方向」の入力であるのかを判定する(ステップS37)。
【0183】
その結果、サイドコントローラ14の「押し込み」であると判定した場合には(ステップS37:YES)、アプリケーション起動制御部320は、現在位置番号が示すメニュー番号のメニュー表示体、即ち、現在選択候補であるメニュー表示体に該当するアプリケーションプログラム411を呼び出し、実行する(ステップS38)。
そして、当該アプリケーションの実行を終了すると(ステップS39:YES)、ステップS12に移行し、続いてなされる操作入力を待機する。
【0184】
また、ステップS37において、サイドコントローラ14の「上/下方向」の入力であると判定した場合には(ステップS37:NO)、続いて、入力判定部311は、当該入力が、長押し入力であるのか否かを判定する(ステップS40)。
【0185】
その結果、長押し入力でないと判定した場合には(ステップS40:NO)、移動目標設定部312は、その入力方向に基づき、移動目標ポインタ42を移動させる。
【0186】
即ち、図12、図13を参照して説明したように、上記入力方向に基づき、移動目標ポインタ42の移動方向を算出する。そして、当該移動方向に応じて、移動目標番号を、“1”だけ加算/減算した値に更新する(ステップS41)。
【0187】
次いで、ステップS25〜S28と同様に、移動目標設定部312は、移動目標番号と、メニュー番号の最小値/最大値とを比較し、比較結果によって移動目標番号を更新するとともに(ステップS42)、スクロール速度制御部313は、現在位置番号、及び移動目標番号に基づき、スクロール方向、及びスクロール速度vを算出する(ステップS43)。
その後、ステップS12へ移行し、続いてなされる操作入力を待機する。
【0188】
また、ステップS40において、サイドコントローラ14の「上/下方向」の入力が、長押し入力であると判定した場合には(ステップS40:YES)、入力判定部311は、初期待機時間Tfだけ経過した後(ステップS44:YES)、長押し入力が継続されているか否かを判定する(ステップS45)。
【0189】
その結果、長押し入力が継続されていると判定した場合には(ステップS45:YES)、ステップS41〜S42と同様に、移動目標設定部312は、その入力方向に基づき、移動目標ポインタ42の移動方向を算出するとともに、当該移動方向に応じて、移動目標番号を、“1”だけ加算/減算した値に更新する(ステップS46)。次いで、移動目標番号と、メニュー番号の最小値/最大値とを比較し、比較結果によって移動目標番号を更新する(ステップS47)。
【0190】
また、ステップS43と同様に、スクロール速度制御部313は、現在位置番号、及び移動目標番号に基づき、スクロール方向、及びスクロール速度vを算出する(ステップS48)。
【0191】
その後、更にリピート時間Trだけ経過すると(ステップS49:YES)、処理部300は、ステップS45に移行し、同様の処理を繰り返す。
【0192】
また、ステップS45において、長押し入力が継続されていないと判断した場合には(ステップS45:NO)、処理部300は、ステップS12へ移行し、続いてなされる操作入力を待機する。
【0193】
尚、図21〜図23中には図示されていないが、本処理は、次のように終了する。即ち、入力部100より、PDA1の電源OFFが指示されると、処理部300は、実行中のアプリケーションを終了するとともに、表示部200に表示中のメニュー画面30の表示を終了させた後、本処理を終了する。
【0194】
以上のように構成することで、複数のメニュー表示体が表示されているメニュー画面30全体、即ちLCDパネル11のメイン表示領域11a全体において、ドラッグが可能であり、そのドラッグによりメニュー表示体のスクロールが実行される。従って、スクロールさせるのためには、ユーザは任意の線を描く間隔でドラッグを行えば済む。
【0195】
また、スクロールの結果、選択候補表示領域32に表示されているメニュー表示体が選択候補となるため、1回のドラッグという簡易な操作で、スクロールの指示と、メニュー表示体の選択とを実現できるとともに、その操作性を向上させることができる。
【0196】
尚、本発明の適用は、上記実施の形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
【0197】
例えば、上記実施の形態において、メニュー表示体群40は、複数のメニュー表示体が、列方向1列に並ぶものとしたが、これは、行方向に並ぶものであっても良いし、更に、列/行方向の双方向等、任意の配列に並ぶものであっても良い。
【0198】
また、メニュー表示体群40の移動方向を、上/下2方向としたが、上記メニュー表示体の並び方に応じて、左/右方向、或いは斜め方向等、任意の方向としても良い。この場合、メニュー表示体のスクロールの方向は、上記任意の方向となる。
【0199】
また、図5に示すスクロールの概念として、メニュー画面30を固定させ、メニュー表示体群40を移動させることとしたが、メニュー表示体群40を固定させ、メニュー画面30を移動させることとしても良い。また、更に、メニュー画面30、及びメニュー表示体群40の双方を移動させることしても良い。
【0200】
また、図24に示すように、メニュー表示体群40を、仮想空間中に配置させるとともに、当該仮想空間内の任意の仮想カメラFから、このメニュー表示体群40を見た様子を、メニュー画面30としても良い。
【0201】
同図(a)によれば、仮想カメラFを、メニュー表示体群40の配列方向に並行に移動することで、メニュー画面30に表示されているメニュー表示体が、スクロールする。尚、逆に、仮想カメラFを固定とし、メニュー表示体群40を配列方向に並行に移動することとしても良い。
【0202】
また、同図(b)によれば、仮想カメラFの視線方向が、メニュー表示体群40に対して斜め方向である場合には、図25に示すように、奥行きを持ったメニュー画面30が、表示される。
【0203】
このことにより、このメニュー表示体を配設した仮想面、即ちメニュー表示体群40に視線を向けた仮想カメラFを移動させることにより、スクロール表示が実現できる。従って、仮想空間におけるスクロールの制御をより簡単に実現可能となる。
【0204】
また、メニュー表示体群40は、仮想的な平面に、複数のメニュー表示体を並べたものとしたが、図26(a)に示すように、この仮想的な平面を、円筒体側面状の曲面としても良い。
この場合には、当該円筒体を軸回転させたり、仮想カメラFを円筒体の側面方向にそって移動させることで、メニュー画面30は、同図(b)に示すように表示される。即ち、表示されるメニュー表示体の大きさ等が変化することになり、立体的なメニュー画面の表示を実現することができる。
【0205】
また、選択候補表示領域32は、メニュー画面30に固定的なものとしたが、可変としても良い。
【0206】
この場合には、例えば、スクロールと連動することができる。即ち、図27(a)に示すように、メニュー表示体群40の内の1番上のメニュー表示体が、メニュー画面30のメニュー表示領域31aと一致する場合には、選択候補表示領域32は、メニュー表示領域31aとする。そして、上方向へのスクロールに伴い、選択候補表示領域32を、メニュー表示領域31b、31c、・・と順に変更する。
【0207】
そして、メニュー表示体群40のほぼ中間に位置するメニュー表示体までスクロールすると、同図(b)に示すように、選択候補表示領域32を、メニュー表示領域31のほぼ中央、即ちメニュー表示領域31cとする。
更に上方向へスクロールし、同図(c)に示すように、1番下のメニュー表示体が、メニュー表示領域31eと一致する場合には、選択候補表示領域32を、メニュー表示領域31eとする。
【0208】
更に、この選択候補表示領域32は、利用者の指示入力により、任意に変更されることとしても良い。
【0209】
また、上記実施の形態においては、ドラッグを停止し、その状態で一定時間以上経過した後にタップアウトすることで、起動待機へ遷移したメニュー表示体に該当するアプリケーションが起動されることとしたが、起動待機であるか否かに関わらず、タップアウトした時点で選択候補となっているメニュー表示体に該当するアプリケーションを起動することとしても良い。
【0210】
また、現在位置番号は、現在位置ポインタ41が示しているメニュー表示体のメニュー番号、即ち整数であることとしたが、これを、正の実数としても良い。即ち、例えば図6において、現在位置ポインタ41は、「アプリケーションD」を示している。そして、メニュー表示体群40が、上方向へ移動すると、現在位置ポインタ41が示すメニュー表示体は、「アプリケーションD」から「アプリケーションE」へ、変化する。即ち、現在位置番号は、「4」から「3」へ、デジタル的に変化する。この数値を、実数として変化させることとする。
【0211】
従って、現在位置番号が実数の値を取ることで、スクロール速度vは、図7に示した曲線に近い状態で、滑らかに変化する。このことにより、例えばドラッグの終了直後のスクロールが滑らかに減速するなど、よりスムーズなスクロールを実現することができる。
【0212】
更に、上記実施の形態においては、本発明をPDAに適用することとしたが、他の携帯型情報端末装置、例えば携帯電話機に適用して良いのは、勿論である。更に、セットトップボックスやPC、ゲーム装置等の電子機器に適用することとしても良い。この場合には、当該電子機器に接続されるTV等のディスプレイが、表示部200に相当する。
【0213】
【発明の効果】
本発明によれば、タッチパネルを備える携帯型情報端末装置において、メニュー表示の操作性をより向上させるとともに、更にはタッチパネルならではの操作感を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態のPDAの外観図である。
【図2】メニュー画面の構成を示す図である。
【図3】メニュー画面の表示例である。
【図4】メニュー画面の表示例である。
【図5】スクロールの概念を説明する図である。
【図6】スクロール方向、及びスクロール速度vの算出を説明する図である。
【図7】項目間距離wと、スクロール速度vとの関係を示す図である。
【図8】スタイラスペンのドラッグ入力を説明する図である。
【図9】指示位置と、ドラッグ方向及び移動距離Δwとの関係を示す図である。
【図10】ドラッグ方向と、移動目標ポインタの移動方向との関係を示す図である。
【図11】ドラッグの移動距離Δyと、移動目標ポインタの移動距離Δwとの関係を示す図である。
【図12】移動目標ポインタの移動を説明する図である。
【図13】サイドコントローラの入力方向と、移動目標ポインタの移動方向との関係を示す図である。
【図14】移動目標ポインタの移動を説明する図である。
【図15】移動目標ポインタの移動を説明する図である。
【図16】移動目標ポインタの移動のタイミングを説明する図である。
【図17】メニュー画面の一例を示す図である。
【図18】PDAの機能構成を示すブロック図である。
【図19】メニュー表示体データの構成を示す図である。
【図20】スクロール目標データ、指示位置データ、スクロール制御データ、及びアプリケーション起動条件データの構成を示す図である。
【図21】PDAの動作を説明するフローチャートである。
【図22】図21のフローチャートの続きである。
【図23】図21のフローチャートの続きである。
【図24】本実施の形態の変形例を説明する図である。
【図25】本実施の形態の変形例を説明する図である。
【図26】本実施の形態の変形例を説明する図である。
【図27】本実施の形態の変形例を説明する図である。
【符号の説明】
1 PDA
10 筐体
11 LCDパネル
12 メモリスロット
13 インターフェースコネクタ
14 サイドコントローラ
15 エスケープキー
16 電源キー
17 スタイラスペン収納部
18 制御ユニット
20 スタイラスペン
100 入力部
200 表示部
300処理部
310 メニュー表示制御部
311 入力判定部
312 移動目標設定部
313 スクロール速度制御部
314 スクロール表示制御部
320 アプリケーション起動制御部
400 記憶部
411 アプリケーションプログラム
412 制御プログラム
421 メニュー画面データ
422 メニュー表示体データ
423 スクロール目標データ
424 指示位置データ
425 スクロール制御データ
426 アプリケーション起動条件データ
427 スクロール速度算出式
428 移動距離算出式
Claims (14)
- タッチパネルと一体的に構成された表示部を備え、所定の配列で配設された複数の情報表示体の全部又は一部を前記表示部の所定表示領域に表示する携帯型情報端末装置であって、
前記所定表示領域内に選択候補位置を設定する設定手段と、
前記タッチパネルにドラッグ操作がなされた場合に、情報表示体をスクロール表示させるスクロール手段と、
前記選択候補位置に表示されている情報表示体を選択候補として決定する第1決定手段と、
前記複数の情報表示体の内の全部又は一部に対応する複数のプログラムを記憶する記憶手段と、
前記ドラッグ操作のタップアウトを判定するタップアウト判定手段と、
前記第1決定手段により選択候補として決定された情報表示体に対応するプログラムがあり、前記ドラッグ操作の停止後、前記タップアウト判定手段によるタップアウトの判定迄の時間が所定時間を超える場合には、当該プログラムを起動する起動手段と、
を更に備え、前記所定表示領域全体でドラッグ操作が可能なことを特徴とする携帯型情報端末装置。 - タッチパネルと一体的に構成された表示部を備え、仮想カメラから見た、複数の情報表示体が配設された曲面である仮想面の全部又は一部を前記表示部の所定表示領域に表示する携帯型情報端末装置であって、
前記所定表示領域内に選択候補位置を設定する設定手段と、
前記タッチパネルにドラッグ操作がなされた場合に、前記仮想カメラと前記仮想面の少なくとも一方を移動させることにより、情報表示体をスクロール表示させるスクロール手段と、
前記選択候補位置に表示されている情報表示体を選択候補として決定する第1決定手段と、
前記複数の情報表示体の内の全部又は一部に対応する複数のプログラムを記憶する記憶手段と、
前記ドラッグ操作のタップアウトを判定するタップアウト判定手段と、
前記第1決定手段により選択候補として決定された情報表示体に対応するプログラムがあり、前記ドラッグ操作の停止後、前記タップアウト判定手段によるタップアウトの判定迄の時間が所定時間を超える場合には、当該プログラムを起動する起動手段と、
を更に備え、前記所定領域全体でドラッグ操作が可能なことを特徴とする携帯型情報端末装置。 - 請求項1又は2に記載の携帯型情報端末装置であって、
前記所定表示領域内でタップ操作がなされた場合に、前記第1決定手段により選択候補とされている情報表示体に代えて、当該タップ位置に表示されている情報表示体を選択候補として決定する第2決定手段、
を更に備えることを特徴とする携帯型情報端末装置。 - 請求項3に記載の携帯型情報端末装置であって、
前記起動手段は、前記第2決定手段による決定がなされた場合、前記記憶手段に記憶されたプログラムの内、前記第2決定手段により選択候補として決定された情報表示体に対応するプログラムがあった場合には、当該プログラムを起動することを特徴とする携帯型情報端末装置。 - 請求項1〜4の何れか一項に記載の携帯型情報端末装置であって、
前記ドラッグ操作の操作量に応じて、目標スクロール量を設定する目標スクロール量設定手段と、
前記ドラッグ操作のドラッグ速度に応じて、前記目標スクロール量設定手段により設定された目標スクロール量を変更する目標スクロール量変更手段と、
を更に備え、
前記スクロール手段は、前記目標スクロール量変更手段により変更された目標スクロール量と、既スクロール量と、の差である残スクロール量に応じて、スクロール表示の速度を制御することを特徴とする携帯型情報端末装置。 - 請求項1〜5の何れか一項に記載の携帯型情報端末装置であって、
前記設定手段は、前記スクロール手段によるスクロール表示に応じて、前記選択候補位置を移動させることを特徴とする携帯型情報端末装置。 - タッチパネルと一体的に構成された表示部を備えた携帯型情報端末装置のコンピュータに、所定の配列で配設された複数の情報表示体の全部又は一部を前記表示部の所定表示領域に表示させるための表示制御プログラムであって、
前記コンピュータを、
前記所定表示領域内に選択候補位置を設定する設定手段、
前記タッチパネルにドラッグ操作がなされた場合に、情報表示体をスクロール表示させるスクロール手段、
前記選択候補位置に表示されている情報表示体を選択候補として決定する第1決定手段、
前記複数の情報表示体の全部又は一部に対応する複数のプログラムを記憶する記憶手段、
所定時間以上のスクロール停止状態での前記ドラッグ操作のタップアウトを判定するタップアウト判定手段、
前記第1決定手段により選択候補として決定された情報表示体に対応するプログラムがあり、前記ドラッグ操作の停止後、前記タップアウト判定手段によるタップアウトの判定迄の時間が所定時間を超える場合には、当該プログラムを起動する起動手段、
として機能させるための表示制御プログラム。 - タッチパネルと一体的に構成された表示部を備えた携帯型情報端末装置のコンピュータに、仮想カメラから見た、複数の情報表示体が配設された曲面である仮想面の全部又は一部を前記表示部の所定表示領域に表示させるための表示制御プログラムであって、
前記コンピュータを、
前記所定表示領域内に選択候補位置を設定する設定手段、
前記タッチパネルにドラッグ操作がなされた場合に、前記仮想カメラを移動させることにより、情報表示体をスクロール表示させるスクロール手段、
前記選択候補位置に表示されている情報表示体を選択候補として決定する第1決定手段、
前記複数の情報表示体の全部又は一部に対応する複数のプログラムを記憶する記憶手段、
所定時間以上のスクロール停止状態での前記ドラッグ操作のタップアウトを判定するタップアウト判定手段、
前記第1決定手段により選択候補として決定された情報表示体に対応するプログラムがあり、前記ドラッグ操作の停止後、前記タップアウト判定手段によるタップアウトの判定迄の時間が所定時間を超える場合には、当該プログラムを起動する起動手段、
として機能させるための表示制御プログラム。 - 請求項7又は8に記載の表示制御プログラムであって、
前記コンピュータを、
前記所定表示領域内でタップ操作がなされた場合に、前記第1決定手段により選択候補とされている情報表示体に代えて、当該タップ位置に表示されている情報表示体を選択候補として決定する第2決定手段として更に機能させ、
前記起動手段は、前記第2決定手段による決定がなされた場合、前記記憶手段に記憶されたプログラムの内、前記第2決定手段により選択候補として決定された情報表示体に対応するプログラムがあった場合には、当該プログラムを起動することを特徴とする表示制御プログラム。 - 請求項7〜9の何れか一項に記載の表示制御プログラムであって、
前記コンピュータを、
前記ドラッグ操作の操作量に応じて、目標スクロール量を設定する目標スクロール量設定手段、
前記ドラッグ操作のドラッグ速度に応じて、前記目標スクロール量設定手段により設定された目標スクロール量を変更する目標スクロール量変更手段、
として更に機能させ、
前記スクロール手段は、前記目標スクロール量変更手段により変更された目標スクロール量と、既スクロール量と、の差である残スクロール量に応じて、スクロール表示の速度を制御することを特徴とする表示制御プログラム。 - タッチパネルと一体的に構成された表示部を備え、この表示部の所定表示領域全体でドラッグ操作が可能な携帯型情報端末装置に対して、所定の配列で配設された複数の情報表示体の全部又は一部を前記所定表示領域に表示させるための表示制御方法であって、
前記所定表示領域内に選択候補位置を設定する設定工程と、
前記タッチパネルにドラッグ操作がなされた場合に、情報表示体をスクロール表示させるスクロール工程と、
前記選択候補位置に表示されている情報表示体を選択候補として決定する第1決定工程と、
前記複数の情報表示体の内の全部又は一部に対応する複数のプログラムを記憶する記憶工程と、
所定時間以上のスクロール停止状態での前記ドラッグ操作のタップアウトを判定するタップアウト判定工程と、
前記第1決定工程において選択候補として決定された情報表示体に対応するプログラムがあり、前記ドラッグ操作の停止後、前記タップアウト判定工程におけるタップアウトの判定迄の時間が所定時間を超える場合には、当該プログラムを起動する起動工程と、
を含むことを特徴とする表示制御方法。 - タッチパネルと一体的に構成された表示部を備え、この表示部の所定表示領域全体でドラッグ操作が可能な携帯型情報端末装置に対して、仮想カメラから見た、複数の情報表示体が配設された曲面である仮想面の全部又は一部を前記所定表示領域に表示させるための表示制御方法であって、
前記所定表示領域内に選択候補位置を設定する設定工程と、
前記タッチパネルにドラッグ操作がなされた場合に、前記仮想カメラを移動させることにより、情報表示体をスクロール表示させるスクロール工程と、
前記選択候補位置に表示されている情報表示体を選択候補として決定する第1決定工程と、
前記複数の情報表示体の内の全部又は一部に対応する複数のプログラムを記憶する記憶工程と、
所定時間以上のスクロール停止状態での前記ドラッグ操作のタップアウトを判定するタップアウト判定工程と、
前記第1決定工程において選択候補として決定された情報表示体に対応するプログラムがあり、前記ドラッグ操作の停止後、前記タップアウト判定工程におけるタップアウトの判定迄の時間が所定時間を超える場合には、当該プログラムを起動する起動工程と、
を含むことを特徴とする表示制御方法。 - 請求項11又は12に記載の表示制御方法であって、
前記所定表示領域内でタップ操作がなされた場合に、前記第1決定工程において選択候補として決定された選択候情報表示体に代えて、当該タップ位置に表示されている情報表示体を選択候補として決定する第2決定工程と、
前記第2決定工程において決定がなされた場合、前記記憶工程において記憶されたプログラムの内、前記第2決定工程において選択候補として決定された情報表示体に対応するプログラムがあった場合には、当該プログラムを起動する工程と、
を含むことを特徴とする表示制御方法。 - 請求項11〜13の何れか一項に記載の表示制御方法であって、
前記ドラッグ操作の操作量に応じて、目標スクロール量を設定する目標スクロール量設定工程と、
前記ドラッグ操作のドラッグ速度に応じて、前記目標スクロール量設定工程において設定された目標スクロール量を変更する目標スクロール量変更工程と、
前記目標スクロール量変更工程において変更された目標スクロール量と、既スクロール量と、の差である残スクロール量に応じて、スクロール表示の速度を制御する工程と、
を含むことを特徴とする表示制御方法。
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