JP3792913B2 - 保守点検支援装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、発電プラント、化学プラント、鉄鋼プラント等の産業用プラントや、自動車、船舶等のプラント等に設置される各機器の保守点検並びに各機器の工場試験検査支援等に用いられる保守点検支援装置や、この保守点検支援装置に用いるものも含み、事務所、工場、学校、ホテル、遊園地、医療施設等の敷地、建物、部屋等への部外者の侵入を防止し、安全管理に用いられる入出門管理装置などの巡視支援装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
発電プラントや化学プラント等の産業用プラントでは、プラントを安全かつ安定に運転するために、プラントを構成する膨大な数の機器類に関して、その保守点検を定期的に実施する必要がある。この複雑な保守点検業務を支援し、作業者の誤操作を防止しかつ作業者の負荷を軽減する装置として、各種の保守点検支援装置が開発されている。
【0003】
図41は、従来の保守点検支援装置を示すブロック図である。
【0004】
同図において、操作タグ情報ファイル91には、保守点検時に必要な操作タグ札に関する情報が格納されている。この操作タグ情報ファイル91に格納されている情報は、操作タグ出力部92により引き出され、その結果、必要な操作タグ札が印刷される。
【0005】
一般的に、保守点検装置では扱う操作タグの量が多いため、少しでも省力化し、従来の手書きでなくプリンタ等を用いてシールタイプの用紙へ印刷し、操作禁止タグへ張って操作タグを作成するケースが増えて来ている。
【0006】
次に、操作タグ出力部92の動作を図42のフローチャートに基づいて説明する。
【0007】
まず、あらかじめ保守点検時に必要な操作タグ情報が格納されている操作タグ情報ファイル91より、操作タグ情報を読み込む。(step 901)
図43は、操作タグ情報ファイル91内に保存されている記憶情報を示す図である。同図に示すように、操作タグ情報ファイル91には、操作タグに対応して、記憶エリアAが形成されている。この記憶エリアAには、操作タグに対応する機器番号(n)、機器名称(n)、点検作業名(n)、作業責任者名(n)、作業期間(n)等が形成されている。
【0008】
ここで、機器番号は、機器の管理番号、機器名称は弁、ポンプ等の機器の名称、点検作業名は、作業の工事名称、作業責任者名は工事を請け負っており、管理責任のある企業名と責任者名、作業期間は作業を行う予定期間、つまり操作禁止期間を示したものである。
【0009】
次に、プリンタ等により、裏面に糊のついたシール用紙へ操作タグ札の内容を印刷する(step 902)。
【0010】
図44は、印刷された操作タグ札を示す図である。
【0011】
同図に示すように、操作禁止札(操作タグ)には、機器名称、機器の管理番号(インデックス番号)である機器番号(タグ番号)、点検作業名、操作禁止期間等が表示され、作業者が誤って保守点検中の機器を動作させる事等がないようにしている。
【0012】
そして、この印刷された操作タグ内容は、操作タグ札へ貼り付けられ、現場機器に操作タグ札として目立つ場所にぶら下げられ、作業者へ操作禁止情報等、保守点検作業に必要な情報を提供していた。
【0013】
また、このようにプラント等の多くの機器を保守点検する場合、プラント内の作業現場への作業者の入退出の管理を行うことも必要である。この作業者の入退出の管理を行う手段としては、入出門管理装置として、一般的に多く用いられているものがある。
【0014】
例えば、事務所、工場、学校、ホテル、遊園地、医療施設等においても、敷地、建物、部屋への部外者の入出門を防止し安全管理を行うために、入出門する膨大な数の人及び車両等に関し、その入出門管理を行う必要がある。
【0015】
この複雑な入出管理業務を支援し、作業員や警備員等の誤操作を防止しかつ警備員等の負荷を軽減する装置として、各種の入出管理装置が開発されている。
【0016】
図45は、従来の入出門管理装置を示す図である。
【0017】
同図において、入門証201は、入出門者単位もしくはグループ単位で作成され、入出門時には常時携帯するものである。
【0018】
図46に入門証201を示す。図中のa部は所属会社名と部課等の所属、b部は従業員番号と氏名、c部は有効期限、d部は顔写真、e部はa,b,c部の情報を電子化し記録している磁気カード部である。なお、磁気でなく、バーコードやICカード等を使用する場合もある。
【0019】
次に、図47に、従来の入出門管理装置のハードウェア構成の一例を示す。
【0020】
図の様に入出門管理装置は、入門証読み取り装置202、入出門管理計算機200、プリンタ装置207より構成されている。なお、図中のf部は入門証の磁気カード部を差し込むスキャン操作部、g部は時刻表示部、h,i部は入門か出門かを選択するためのスイッチである。
【0021】
この様な構成において、従来の入出管理装置の動作を図48のフローチャートを参照して説明する。
【0022】
まず、入門者は、入門証読み取り装置202のh,i部を手動にて押下し、入門か出門かを選択する(S901)。次に、入門者はf部の入門証の磁気カード部を差し込むスキャン操作部入門証201を手操作にて通す(S902)。このようにして入門証91にあらかじめ書き込まれた入門者を特定するための従業員番号等を入出門記録部203は、読み込む(S903)とともに、計時モジュール等から時刻情報を入力し(S904)、この時刻情報を付加して、入出門記録ファイル205へ記録する(S905)。
【0023】
この入出門記録ファイル204の内容は、表示出力部205により、表示装置206やプリンタ装置207に表示、出力される(S906、S907)。なお、入出門者の入力忘れがないかどうかは、入門者によりチェックされ(S908)、入力ミスがあった場合には、入出門者自身が入力ミス修正依頼書(紙)を作成し、第3者がこの入力ミス修正依頼書により、キーボード及びマウス等の入力装置208を使用して情報を入力し、入力ミス修正部209により入出門記録ファイル204の内容を修正する(S909)。
【0024】
なお、入出門証を所有していない関連会社等の部外者で打合せや作業上やむをえず入出門が必要な場合は、入出門の警備を担当する守衛所等で入出門許可書(紙)を記入し、申請通りに訪問したかどうかをチェックするために、訪問先の承認印をもらう様に入門者に指示し、出門時に守衛所で入出門許可書を目視にてチェックしている。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、従来の保守点検支援装置では、操作タグ出力部92によって、操作タグ札93を自動的に印刷することができるが、このような従来の保守点検支援装置では、操作タグ札93に記入できる情報に限りがあり、作業者へ十分な情報を提供することができなかった。
【0026】
また、機器数が多いため、現場機器へ誤った操作タグ札93をぶら下げてしまい誤った情報を提供する場合があった。
【0027】
さらに、操作タグ札93は保守点検の都度作成し、現場機器へぶら下げる必要があり、作業効率が悪かった。
【0028】
さらに、情報媒体が作業札(紙)であり、電子化されていないために、作業者が見えにくい場所に設置されていたり、作業札が重なっている場合には、誤った作業を実施してしまうことがあった。
【0029】
一方、従来の入出門管理装置では、入出門記録部203と入力ミス修正部209により、入出門者と入出門時刻の記録及び修正をすることができる。
【0030】
しかしながら、このような従来の入出門管理装置では、入出門者が、手操作にて入出門時に入門か出門かを選択し、かつ入門証201を入門証読み取り装置202に通す等の操作をする必要があった。
【0031】
また、この操作は入出門者の人間系(手操作)で行うことから、入出門選択の誤操作、入力忘れ等の入力ミスが発生する場合が多く、そのチェックは入出門者の自己申請により、その都度修正する必要があった。
【0032】
また、入出門証を所有していない関連会社等の部外者で打合せや作業上やむをえず入出門が必要な場合は、入出門の警備を担当する守衛所等で入出門許可書(紙)を記入し、申請通りに訪問したかどうかをチェックするために、訪問先の承認印をもらう様に入門者に指示し、出門時に守衛所で目視にてチェックしており、見落としが発生する等、安全上の問題があるばかりか、作業効率が著しく悪かった。
【0033】
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、作業者へ十分かつ正確な点検情報を提供するとともに、保守点検の都度、操作タグ札を作成し、現場機器へぶら下げる作業を省略し、作業効率を向上できる保守点検支援装置を提供することを目的とする。
【0034】
また、本発明は、入出門者が、手操作にて入出門時に入門か出門かを選択し、かつ入門証を入門証読み取り装置に通す等の操作を省略し、入出門選択の誤操作、入力忘れ等の入力ミスを防止するとともに、入力ミス時に必要であったデータ修正作業も省略することができる入出門管理装置を提供することを目的とする。
【0035】
さらに、入出門証を所有していない関連会社等の部外者が、入出門の警備を担当する守衛所等で入出門許可書(紙)を記入し、申請通りに訪問したかどうかをチェックするために、訪問先の承認印をもらい、出門時に守衛所で目視にてチェックする作業を電子化し、見落とし等の発生を防止する等、確実なセキュリティを確保することのできる入出門管理装置を提供することを目的とする。
【0036】
【課題を解決するための手段】
従って、まず、上記目的を達成するために第1の発明は、現場に設置された保守点検の対象となる複数の機器の各々に設置され、センサにて検出された対応する機器のプラント情報をそれぞれ定期的に収集する複数のプラント情報入力手段と、携帯可能であり、且つ、作業者にて交換可能な状態で前記複数の機器の各々に設置され、対応する機器のプラント情報を記録する点検結果記録用情報記録媒体と、作業者情報を格納する作業者情報ファイル格納手段と、前記複数の機器の各々に設置され、対応するプラント情報入力手段により収集された対応する機器のプラント情報及び前記作業者情報ファイル格納手段に格納された前記作業者情報を定期的に対応する点検結果記録用情報記録媒体に非接触で書き込む複数のプラント情報書き込み手段と、前記現場とは異なる場所に設置され、前記現場より持ち帰られた前記複数の点検結果記録用情報記録媒体に記録されたそれぞれのプラント情報を非接触で一括して読み取るプラント情報読み取り手段とを具備することを特徴とする保守点検支援装置、である。
【0113】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
【0114】
<第1の実施の形態>
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る保守点検支援装置を示すブロック図である。
【0115】
本実施の形態の保守点検支援装置は、作業者へ十分かつ正確な点検情報を提供するとともに、保守点検の都度、操作タグ札を作成し、この操作タグ札を現場機器へぶら下げる作業を省略し、作業効率を向上させることができるものである。
【0116】
同図に示すように、本実施の形態の保守点検支援装置は、点検情報書き込み部10と、点検情報読み取り部11とを具備する。これら点検情報書き込み部10及び点検情報読み取り部11は、後に図2に示すように、携帯型パーソナルコンピュータ等で構成されている。
【0117】
また、これら点検情報書き込み部10及び点検情報読み取り部11は、事務所でのデスクトップ型のコンピュータで構成されることもある。そして、点検作業の際に現場に携帯する携帯型のコンピュータと、点検作業にて収集したデータを管理分析するための事務所用のコンピュータとの両方で構成し、作業に応じて使い分けすることもある。
【0118】
点検情報書き込み部10は、点検情報ファイル1、点検情報書き込み部2、事務所用情報記録媒体書き込み装置8を具備している。点検情報ファイル1は、保守点検の対象となる複数の機器の点検情報を格納する。
【0119】
点検情報書き込み部2は、点検情報ファイル1に格納された点検情報を、点検対象となる複数の機器に対応する複数の機器用情報記録媒体3−1,…,3−X,…3−nに、事務所用情報記録媒体書き込み装置8を用いて、非接触でそれぞれ一括して書き込む。
【0120】
機器用情報記録媒体3−1,…,3−X,…3−nは、点検対象となる機器の点検情報を無線や赤外線等を用いて非接触で書き込み/読み取りができる電源不要の記憶媒体である。
【0121】
ここで、事務所用情報記録媒体書き込み装置8は、無線タグ(情報記録媒体)用リーダ、無線タグ用アンテナなどで構成されており、点検情報書き込み部2からの指示に基づいて、各点検情報を、無線、赤外線等を使用して、非接触で機器用情報記録媒体3−1,…,3−X,…,3−nに非接触でそれぞれ書き込む。
【0122】
点検情報読み取り部11は、携帯型情報記録媒体読み取り装置9、点検情報読み取り部4、点検情報ファイル5、点検情報表示部6及び表示装置7を具備している。
【0123】
携帯型情報記録媒体読み取り装置9は、無線タグ(情報記録媒体)用リーダ、無線タグ用アンテナなどで構成されている。
【0124】
点検情報読み取り部4は、点検情報書き込み部2によって機器用情報記録媒体3−1,…,3−X,…,3−nに書き込まれた点検情報のうち、保守点検の対象となる機器の点検情報を携帯型情報記録媒体読み取り装置9を使用して、非接触で読み込む。
【0125】
点検情報ファイル5は、点検情報読み取り部4によって読み込まれた点検情報を機器用情報記録媒体ごとに識別して格納する。
【0126】
点検情報表示部6は、点検情報ファイル5に格納された点検情報を読み出して、表示装置7に出力する。この表示装置7は、点検情報表示部6から出力された点検情報を表示する。
【0127】
機器用情報記録媒体3−1,…,3−X,…,3−nは、上述のように、機器nの点検情報を無線や赤外線等を用いて非接触で書き込み/読み取りができる電源不要の記憶媒体である。
【0128】
この情報記録媒体としては、無線タグ(Radio Frequency identification)やICカード等がある。特に、無線タグは、無線カードとも呼ばれる不揮発性メモリである。
【0129】
この無線タグは、電波により電源を供給するため内部電源不要であり、この為電池切れの心配がない。また、非接触(数cmから数mまで可能)で複数の無線へ一括して、何度でも繰り返して、情報の書き込み/読み込みが可能であり、半永久的に繰り返し使用することができる。
【0130】
なお、形状は、厚さ0.8mm程度の円形上の中に受信/発信用コイルとICを組み込んだものが一般的であるが、用途に応じ自由に加工が可能であり、カード型等にして使用される場合が多い。
【0131】
特に、近年では、強誘電体メモリ(FeRAM)の開発が進み、低稼動電圧3V程度)、大容量、高速呼び出し可能なものが実用化されている。
【0132】
図2は、本発明の第1の実施の形態に係る保守点検支援装置のハードウェアを示す図である。
【0133】
同図に示すように、本実施の形態の保守点検支援装置は、携帯型パーソナルコンピュータ94、無線タグ用リーダ/ライタ95、無線タグ用アンテナ96及び無線タグ97−1,…,97−nにより構成される。
【0134】
ここで、図1に示したブロック図との関係については、携帯型パーソナルコンピュータ94は、点検情報ファイル1、点検情報書き込み部2、点検情報読み取り部4、点検情報ファイル5、点検情報表示部6及び表示装置7に該当する。
【0135】
また、無線タグ用リーダ/ライタ95及び無線タグ用アンテナ96は、事務所用情報記録媒体書き込み装置8及び携帯型情報記録媒体読み取り装置9に該当する。
【0136】
無線タグ97−1,…,97−nは、機器用情報記録媒体3−1,…,3−X,…,3−nに該当する。
【0137】
無線タグ用リーダ/ライタ95は、情報記録媒体書き込み装置8と情報記録媒体読み込み装置9とで共通化できるハードウェアが多い事もあり、一体化したもので、1台で情報記録媒体(無線タグ)への書き込み/読み込みを無線タグ用アンテナを介して行うことができるものである。
【0138】
なお、無線タグ用リーダ/ライタ95と、無線タグ用アンテナ96と、無線タグ97−nには目的によりいろいろな形状がある。
【0139】
例えば、無線タグ用リーダ/ライタ95は携帯用パーソナルコンピュータへインターフェイスカードタイプで組み込んだり、現場に固定で設置し、携帯用パーソナルコンピュータと無線LAN等で接続する。
【0140】
また、無線タグ用アンテナ96は現場天井や現場ゲートに固定して設置したり、携帯型アンテナを携帯用パーソナルコンピュータ94に装着して使用する。
【0141】
また、情報記録媒体(無線タグ)は、従来の状態札の形状とし、図3に示すように、操作端(バルブ等)付近の配管にぶら下げたり、紛失防止のため、配管等へ埋め込み(巻き付け)たり、作業者が携帯しやすいようにカード型にして使用する。
【0142】
次に、本実施の形態に係る保守点検支援装置の動作について、図4及び図5のフローチャートを参照して説明する。
【0143】
まず、最初に、情報記録媒体への点検情報の書き込み動作について、図4のフローチャートを参照して説明する。
【0144】
点検情報書き込み部2によって、点検情報ファイル1から複数の点検対象となる機器の点検情報を読み込む(step 101)。
【0145】
図6は、点検情報ファイル1に保存される記憶情報を示す図である。
【0146】
同図に示すように、点検情報ファイル1には、各点検情報に対応して記憶エリアBが形成されている。
【0147】
この記憶エリアBには、操作タグ情報(1…x…n)、点検保守マニュアル(1…x…n)、機器特性(1…x…n)、設置場所情報(1…x…n)、作業メモ(1…x…n)などが記憶される。また、ここには、図示していないが、PID(入力点識別記号)、入力点情報、プロセス値なども記録されている。
【0148】
同図において、操作タグ情報(1…x…n)は、図28に示した操作タグ情報である。また、点検保守マニュアル(1…x…n)は、保守点検時に必要となる保守点検マニュアルである。
【0149】
機器特性(1…x…n)は保守点検を実施する機器の諸特性である。設置場所情報(1…x…n)は保守点検を実施する機器のある場所を示す情報である。作業メモ(1…x…n)は、引継ぎ事項等、作業時に必要となるメモである。
【0150】
次に、点検情報書き込み部2によって、読み込まれた各機器の点検情報を事務所用情報記録媒体書き込み装置8を用いて、対応する機器情報記録媒体3−xへ書き込む(step102)。
【0151】
そして、すべての機器用情報記録媒体へ書き込みが完了したか否かの判定を行い(step103)、書き込みが完了したと判断された場合に、書き込み処理を終了する。
【0152】
これにより、複数の情報記録媒体3−1,…,3−x,…,3−nへ一括して点検情報を書き込むことができる。なお、この様にして作成した情報記録媒体は、操作タグの代わりに対応する現場の複数の機器へ設置される。
【0153】
次に、本実施の形態の保守点検支援装置における点検情報の読み込み処理について、図5のフローチャートを参照して説明する。
【0154】
まず、作業者により、現場に持ち込まれた携帯型情報記録媒体読み取り装置9を用いて、機器情報記録媒体3−xより、当該点検情報が読み込まれる(step111)。そして、この当該点検情報は、点検情報ファイル5へ格納される(step112)。
【0155】
図7は、点検情報ファイル5−xを示す図である。同図に示すように、点検情報ファイル5−xは、図6の点検情報ファイル1のx番目の操作タグに関する情報Bxのみを抜き出した構成となっている。
【0156】
次に、同じ作業エリアに複数の現場機器情報記録媒体がある場合を考慮して、全ての点検情報が当該機器情報記録媒体3−xより読み込みが完了したか否かを判断し(step113)、読み込みが完了したと判断された場合には点検情報の読み込み処理を終了する。
【0157】
そして、点検情報ファイル5−xに書き込まれた情報は、点検情報表示部6によって、表示装置7に出力され、表示される。
【0158】
図8は、点検情報の表示画面を示す図である。
【0159】
同図において、表示Uは従来の操作タグ札を、表示Vは保守点検時に必要となる点検操作マニュアルを、表示Wは当該機器の諸特性を、表示Xは当該機器の設置場所を示す地図情報を、表示Yは引継ぎ事項等の作業メモを示している。
【0160】
ここで、表示内容U〜Yをいずれか1つ表示してもよいし、所望のものを組み合わせ、或いは重ね合わせて表示してもよい。
【0161】
したがって、本実施の形態の保守点検支援装置によれば、作業者へ十分かつ正確な点検情報を提供するとともに、保守点検の都度、操作タグ札を作成し、現場機器へぶら下げる作業を省略することができるので、作業効率を向上させることができる。
【0162】
つまり、当該機器に関する表示U〜Yに示すような豊富な(データ容量が大きい)情報を当該機器側で持つものである。特に、プラントなどのように点検保守の対象となる機器が多い場合、携帯するコンピュータの記録装置に全ての機器に関する多大なデータ情報を持つ必要がなく、その結果、コンピュータのメモリが少なく済み、小型,軽量,低価格のコンピュータにて実現できる。
【0163】
なお、情報記録媒体への点検情報を不正防止のために暗号化して記録する記録部と、情報記録媒体に記録された点検情報を複合化する複合部とを、それぞれ情報記録媒体書き込み装置および読み取り装置に設けてもよい。
【0164】
<第2の実施の形態>
図9は、本発明の第2の実施の形態に係る保守点検支援装置を示すブロック図である。なお、同図において、図1と同一部分には同一符号を付して、その説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ説明する。
【0165】
すなわち、本実施の形態の保守点検支援装置によれば、第1の実施の形態の保守点検支援装置に加えて、入力装置24、点検情報更新部22、及び携帯型情報記録媒体書き込み装置28を追加している。
【0166】
入力装置24は、マウス、キーボード、テンキー、ペン入力携帯型パーソナルコンピュータ等で、更新の必要が生じた点検情報を入力する為の装置である。
【0167】
点検情報更新部22は、入力装置24から入力された更新すべき点検情報を、携帯型情報記録媒体書き込み装置28を用いて、機器用情報記録媒体3−1,…,3−x,…3−nに書き込み、更新する。
【0168】
携帯型情報記録媒体書き込み装置28は、該当する1つ或いは複数の機器用情報記録媒体に更新すべき点検情報を、非接触で書き込む装置である。この携帯型情報記録媒体書き込み装置は、機能的に事務用情報記録媒体書き込み装置8と同等であるが、機器に取り付けられた機器情報記録媒体3−1,…,3−x,…3−nに現場で書き込みができるように、持ち運びができるような小型の装置である。
【0169】
次に、本実施の形態に係る保守点検支援装置の動作について、図10のフローチャートについて説明する。
【0170】
本実施の形態の保守点検支援装置を使用して、点検情報の更新を行う場合、まず、入力装置24を用いて更新すべき点検情報を入力する(step201)。なお、更新する点検情報の構成は、図7に示す点検情報ファイル5−xの記憶情報と同じである。
【0171】
次に、点検情報更新部22は、入力装置24から入力された点検情報を、携帯型情報記録媒体書き込み装置28を用いて、機器用情報記録媒体3−1,…,3−x,…3−nに書き込み、更新する(step202)。
【0172】
この時、既に機器情報記録媒体3−xに書き込まれている点検情報と、更新しようとする点検情報を、点検情報更新部22が比較して、操作タグ情報(識別コード)が一致する場合にのみ、更新処理を行う。
【0173】
さらに、更新すべき全ての機器用情報記録媒体3−1,…,3−x,…3−nへの更新が完了したか否かを判断し(step203)、全ての機器用情報記録媒体3−1,…,3−x,…3−nへの更新が完了したと判断された場合には、処理を終了する。
【0174】
これにより、更新すべき複数の機器情報記録媒体3−1,…,3−x,…3−nへ非接触で、点検情報を更新することができる。
【0175】
本実施の形態によれば、上述の第1の実施の形態の保守点検支援装置の効果に加えて、変化、変更する点検情報を更新することができ、作業者へ最新の点検情報を提供することができるという効果がある。
【0176】
また、情報記録媒体を毎回、機器から取り外し、事務所内で一括書き込み後、再度現場機器へ取り付ける必要がなくなり、さらに、取り付け作業時に、誤って違う機器へ情報記録媒体を取り付けてしまうということも避けられる。
【0177】
すなわち、本実施の形態の保守点検支援装置によれば、マウス等の入力装置により入力された更新点検情報を携帯型情報記録媒体書き込み装置を用いて、機器用情報記録媒体3−1,…,3−x,…3−nへ、非接触で書き込むことにより、変化する点検情報を更新することができるので、作業者へより正確な点検情報を提供することができ、その結果、作業効率を向上させることができる。
【0178】
<第3の実施の形態>
図11は、本発明の第3の実施の形態に係る保守点検支援装置を示すブロック図である。なお、同図において、図1と同一部分には同一符号を付して、その説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ説明する。
【0179】
すなわち、本実施の形態の保守点検支援装置によれば、第1の実施の形態の保守点検支援装置に加えて、作業者情報ファイル31、作業者情報書き込み部32、作業者用情報記録媒体33−1〜33−m、作業者情報読み取り部34、作業者情報ファイル35、作業者情報出力部36、及びスピーカ37が追加されている。
【0180】
作業者情報ファイル31は、複数の作業者の情報があらかじめ格納されたファイルである。
【0181】
作業者情報書き込み部32は、作業者情報ファイル31の内容を事務所用情報記録媒体書き込み装置8を用いて、作業者用情報記録媒体33−1〜33−mにそれぞれ書き込む。
【0182】
作業者用情報記録媒体33−mは、作業者mが携帯し、作業者情報ファイルの内容を無線や赤外線などを用いて、非接触かつ一括で書き込み/読み込みができる、電源不用の記憶媒体である。作業者情報読み取り部34は、携帯型情報記録媒体読み取り装置9を用いて、作業者用情報記録媒体33−mから作業者情報を読み取り、この読み取った作業者情報を作業者情報ファイル35に格納する部である。この作業者情報ファイル35は、作業者情報読み取り部34により読み取られた作業者情報を格納するファイルである。
【0183】
作業者情報出力部36は、点検情報ファイル5に格納されている点検対象機器に関する点検情報と作業者情報ファイル35に格納されている作業者情報とを比較し、作業者に作業許可があるかどうか判別して、許可の無い作業者に対して注意警告を、スピーカ37により発する。
【0184】
スピーカ37は、作業者警報出力部36から出力される注意警告を音声として出力する装置である。なお、警報出力手段は、音声の他、表示装置7へ警報表示するものであってもよい。
【0185】
次に、本実施の形態の保守点検支援装置の動作について、図12乃至図14のフローチャートを参照して説明する。
【0186】
まず、作業者情報の書き込みを行う場合、作業者情報書き込み部32が、作業者情報ファイル31にあらかじめ格納されている作業者情報を読み取る(step301)。
【0187】
図15は、作業者情報ファイル31に格納されている作業者情報を示す図である。
【0188】
このファイルには、作業者情報に対応する記憶エリアCが形成されている。
【0189】
記憶エリアCは、作業者番号(1…Y…n)、作業者氏名(1…Y…n)、点検作業内容(1…Y…n)、作業者資格(1…Y…n)、作業合計時間(1…Y…n)などで構成されている。
【0190】
作業者番号は、作業者の固有に示す番号である。作業者氏名は、作業者の名字と名前で構成される。作業者資格は、作業者が有する作業に関する資格で、これにより高圧電流を取り扱うことができるのか、危険物を取り扱うことができるのか、等を示す。点検作業内容は、作業者が実施しなくてはならない作業を示している。作業合計時間は、作業者が実施している作業に従事した時間の合計を示す。
【0191】
作業者情報書き込み部32は、読み込んだ作業者情報を、事務所用情報記録媒体書き込み装置8を用いて、対応する作業者用情報記録媒体33−Yに書き込む(step302)。
【0192】
そして、複数の作業者について一括処理する場合には、すべての作業者用情報記録媒体33−1〜33−mへの書き込みが完了するまで、上記処理を繰り返す。(step303)
これにより、複数の作業者用情報記録媒体33−1〜33−mへ、非接触かつ一括で作業者情報を書き込むことができる。
【0193】
次に、作業者用情報記録媒体33−Yを持った作業者Yに対して、その作業資格を確認する場合、あるいは作業許可の無い作業者を確認する場合、あるいは危険作業に関する作業規定時間を越えて作業している作業者を確認する場合について説明する。
【0194】
この場合には、作業者情報読み取り部34が、携帯型情報記録媒体読み取り装置9を用いて作業者用情報記録媒体33−Yより、作業者情報を読み取る。(step311)
そして、作業者情報読み取り部34は、読み取った作業者情報を作業者情報ファイル35に格納する(step312)。
【0195】
図16に、作業者情報ファイル35を示す。
【0196】
同図に示すように、この作業者情報ファイル35は、作業者情報ファイル31の記憶エリアCYのみを抜き出した構成となっている。
【0197】
同じ作業エリアに複数の作業者がいる場合は、すべての作業者用情報記録媒体の作業者情報を読み込むまで、上記の処理を繰り返す(step313)。これにより、複数の作業者用情報記録媒体33−1〜33−mから、作業者情報を読み込むことができる。
【0198】
次に、作業者警報出力部36は、点検情報ファイル5−nから点検情報を読み込むとともに、作業者情報ファイル35から作業者情報を読み取り(step 321)、作業者情報と点検情報との比較を実施し(step 322)、作業者の作業資格の有無や作業規定時間の超過を判別する(step323)。
【0199】
そして、作業資格や作業許可が無い作業者がいる場合、あるいは作業規定時間を超過している作業者がいる場合、作業者警報出力部36は、スピーカ37を用いて、注意警告を発する。(step324)。
【0200】
同じ作業エリアに複数の機器や作業者がいる場合、すべての点検情報と作業者情報を比較して判別する為に、すべての点検情報と作業者情報とを読み込むまで上記処理を繰り返す(step325)。
【0201】
これにより、作業資格や作業許可の有無、作業規定時間の超過に関して、音声で注意警告を発することができる。
【0202】
本実施の形態によれば、上述の第1の実施の形態及び第2の実施の形態の保守点検支援装置の効果に加えて、産業用プラントが取り扱う危険物等を保管する場所で作業を行う場合、その作業者に対して危険区域の立ち入りや作業制限時間等について注意する情報を提供することができる。また、作業者が作業に応じた各種の作業資格を有し、作業内容や作業資格に応じて作業許可区域が設定されている場合、その作業者が作業許可区域外に誤って立ち入った事を警告する情報を提供することができる。
【0203】
すなわち、本実施の形態の保守点検支援装置によれば、作業者が資格を持たずに危険区域や作業許可区域外へ立ち入ってしまった場合や、危険作業に設定されている作業規定時間を越えて作業している場合に注意警告を発することができるので、産業用プラントでの作業を安全に行なうことができる。
【0204】
<第4の実施の形態>
図17は、本発明の第4の実施の形態に係る保守点検支援装置を示すブロック図である。なお、同図において、図11と同一部分には同一符号を付して、その説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ説明する。
【0205】
本実施の形態の保守点検支援装置は、第3の実施の形態の保守点検支援装置に加えて、エリア情報ファイル41−jとゲート用情報記録媒体読み取り装置49−j、ゲート用情報記録媒体333−1〜333−j及びエリア警報出力部42が追加されている。
【0206】
ゲート用情報記録媒体333−1〜333−jは、エリアを区分するゲートの近傍に設置され、各エリアを示す情報、作業者の立ち入り資格などの情報をそれぞれ予め書き込み格納している。情報読み取り部34は、ゲート用情報記録媒体読み取り装置49を介してゲート用情報記録媒体333−1〜333−jより、エリア情報(あるいは立ち入り資格情報)を読み取りエリア情報ファイル41に保存する。
【0207】
また、作業者情報読み取り部34は、作業者用情報記録媒体33−Yより作業許可/禁止されたエリア情報(あるいは作業者の資格情報)を読み取り作業者情報ファイル35に保存する。
【0208】
そして、エリア警報出力部42は、エリア情報ファイル41および作業者情報ファイル35に保存された情報に基づいて、当該作業者が当該エリアに立ち人り禁止されている場合は、その旨を警報出力する
次に、本実施の形態の保守点検支援装置の動作について、図18のフローチャートを参照して説明する。
【0209】
作業者が現場に入室すると、作業者情報読み込み部34は、ゲート用情報記録媒体読み取り装置49によりゲート用情報記録媒体333−jのエリア情報をエリア情報ファイル41に読み込む(step321)。なお、すでに作業者用情報記録媒体から作業者情報がファイル35に読み込まれている。
【0210】
次に、エリア警報出力部42は、作業者情報ファイル35と、エリア情報ファイル41の情報を比較して、当該作業者が立ち入り禁止対象者かどうかチェックし(step322)、立ち入り禁止対象者の場合には、スピーカ37へ警報を出力する(step323)。
【0211】
本実施の形態によれば、上述の第3の実施の形態に係る保守点検支援装置の効果に加えて、機器用情報記録媒体に格納された機器の設置エリアを機器の近傍に立ち入ってから読み出し、作業許可エリア外である旨の警報を発するのではなく、機器に近づくことなく作業者へ立ち入り禁止エリアの情報を提供することができる。
【0212】
したがって、本実施の形態の保守点検支援装置によれば、エリアを区分するゲートを通過する段階で作業者に対し立ち入り禁止警報を発することにより、作業者の安全を確保することができる。なお、情報記録媒体読み取り装置9とゲート用情報記録媒体読み取り装置49は、共有の装置でもよい。
【0213】
<第5の実施の形態>
しかしながら、このような保守点検支援装置では、作業者の入退出の管理を行うことはできなかった。
【0214】
図19は、本発明の第5の実施の形態に係る保守点検支援装置を示すブロック図である。なお、同図において、図17と同一部分には同一符号を付して、その説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ説明する。
【0215】
本実施の形態の保守点検支援装置は、上述の第4の実施の形態の保守点検支援装置に加えて、保守点検作業エリアの出入口に、入退室の時刻等の情報を書き込む手段を設けたものである。具体的には、図19に示すように、
計時モジュール51より発せられる時刻情報をエリア設置情報記録媒体書き込み装置53−jにより作業者Yが携行する前記作業者用情報記録媒体33−Yへ書き込む入退出時刻書き込み部52とを設けたものである。
【0216】
次に、本実施の形態に係る保守点検支援装置の動作について、図20のフローチャートを参照して説明する。
【0217】
作業者が現場の出入り口を通過するとき、入退室時刻書き込み部52は計時モジュール51より時刻情報を読み込み(step421)、当該作業者が入室か退出かを判断する(step422)。
【0218】
入室の場合、エリア設置情報記録媒体書き込み装置53−jにより計時モジュール51から読みこんだ時刻情報を前記作業者用情報記録媒体33−Yに入室時刻として書き込む(step423)。
【0219】
退室の場合、エリア設置情報記録媒体書き込み装置53−jにより計時モジュール51から読み込んだ時刻情報を前記作業者用情報記録媒体33−Yに入室時刻として書き込む(step424)
このようにして、計時モジュール51と入退室時刻書き込み部52及びエリア設置情報記録媒体書き込み装置53−jを追加することにより、作業者用情報記録媒体に作業者の入退出時刻を記録する保守点検支援装置を提供することができる。
【0220】
なお、エリア設置情報記録媒体書き込み装置53−jを複数のエリアに設置すれば、エリア毎の詳細な入退出時間(エリア作業時間)が管理できる。また、入室用と退出用別々にエリア設置情報記録媒体書き込み装置53−jを設けても良い。
【0221】
したがって、本実施の形態の保守点検支援装置によれば、上述の第4の実施の形態の効果に加え、作業者の入退出の管理を行なえる。
【0222】
<第6の実施の形態>
図21は、本発明の第6の実施の形態に係る保守点検支援装置を示すブロック図である。なお、同図において、図19と同一部分には同一符号を付して、その説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ説明する。
【0223】
同図に示すように、本実施の形態の保守点検支援装置は、第5の実施の形態の保守点検装置に加えて、入退出時刻読みとり部61、入退出時刻情報ファイル62−n及び作業時間超過警報出力手段63が設けられている。
【0224】
入退室時刻読みとり部61は、作業者用情報記録媒体33の記録内容より入退出時刻情報を選び出し、入退出時刻情報ファイル62−nへ格納する。この入退出時刻情報ファイル62−nは、作業者の入退出時刻情報を保存しておくためのファイルである。
【0225】
作業時間超過警報出力部63は、作業時間制限地区において作業者の作業時間が制限時間を超過する場合に、当該作業者に時間超過警報を発するためのものである。
【0226】
次に、本実施の形態に係る保守点検支援装置の動作について説明する。
【0227】
入退出時刻読み取り部61は、作業者が作業時間制限地区に入る時に作業者用情報記録媒体33−mの記録内容より入退出時刻情報を選び出す。
【0228】
そして、この選び出した入退室時刻情報を入退出時刻情報ファイル62へ格納することにより、作業者別に入室時刻を保存する。
【0229】
作業時間超過警報出力部63は、常時入退出時刻情報ファイル62の内容を監視しており、入退出時刻情報ファイル62に入室時刻の情報が保存された場合は、その時点でエリア情報ファイル41から当該作業時間制限地区における作業許容時間を読み出すとともに、前記入退出時刻情報ファイル62と前記当該作業者情報ファイル35の作業者情報と前記エリア情報ファイル41のエリアに関する情報とに基づいて、当該作業者の作業時間制限地区における作業時間が超過するか否かを判断する。
【0230】
そして、作業者mの作業時間制限地区における作業時間が超過したと判断された場合には、作業者へ時間超過警報を発する。
【0231】
したがって、本実施の形態の保守点検支援装置によれば、本来の作業エリアであるが、たとえば、放射線管理区域のように、作業可能な時間に制約がある場合に、規定時間を超えて作業を続けていることが無いようにするためには本人あるいは監督者などが時計を見るなどして注意する必要がなくなる。すなわち、作業エリアにおいて作業可能な時間に制約がある場合に、規定時間を超過したことを作業者へ知らすことにより安全な作業を可能にするものである。
【0232】
<第7の実施の形態>
図22は、本発明の第7の実施の形態に係る保守点検支援装置を示すブロック図である。なお、同図において、図17と同一部分には同一符号を付して、その説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ説明する。
【0233】
すなわち、本実施の形態の保守点検支援装置によれば、行き先ナビゲータ表示部71が追加されている。この行き先ナビゲータ表示部71は、点検情報ファイル5−nに格納された点検情報(機器の設置エリア情報がある)とエリア情報ファイル41−jに格納されたエリアに関する情報(プラントなどの地図情報や点検ルート情報)とを比較し、表示装置7に、現場マップと現在位置表示とを行い、行き先方向を指示するためのものである。
【0234】
以上の構成において、行き先ナビゲータ表示部71は点検作業時に作業者に対して、前記点検情報ファイル5−nの点検情報と、エリア情報ファイル41−jのエリアに関する情報とに基づいて、表示装置7へ現場マップと現在位置表示を行うとともに、次に作業するべき作業区域の方向、道筋を表示する。
【0235】
このようにして、本実施の形態の保守点検支援装置によれば、作業者へ十分かつ正確な点検順路を提供することにより、作業場所を順次移動しながら作業を続けていくような場合に、一カ所の作業が終了した後に、次に、作業する場所をあらかじめ決めておき、地図などを持参する必要がなくなり、作業効率を向上できる。
【0236】
<第8の実施の形態>
図23は、本発明の第8の実施の形態に係る保守点検支援装置を示すブロック図である。なお、同図において、図9と同一部分には同一符号を付して、その説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ説明する。
【0237】
同図に示すように、本実施の形態の保守点検支援装置には、プラント情報入力部81及びセンサ82が新たに設けられている。
【0238】
センサ82は、機器が設けられているプラントの温度、圧力等のプロセス情報を計測する。
【0239】
プラント情報入力部81は、センサ82によって収集されたプロセス情報を収集し、点検情報更新部22へ最新のプロセス情報を通知する。
【0240】
次に、本実施の形態の保守点検支援装置の動作について説明する。
【0241】
プラント情報入力部81は、センサ82より、プロセス情報を定期的に収集する。そして、この収集されたプロセス情報が、前回収集されたプロセス情報と異なるかどうか常時監視する。
【0242】
そして、収集されたプロセス情報が、前回収集されたプロセス情報と異なるとき、この収集したプロセス情報を点検情報更新部22へ通知する。その後、点検情報更新部22は、携帯型情報記録媒体書き込み装置28を使用して、収集したプロセス情報を機器用情報記録媒体3−nに書き込む。
【0243】
なお、プロセス情報は、センサ82だけでなく、プロセス情報を監視・管理しているデータロガー計算機等よりLAN等を介して得ることもできる。
【0244】
このようにして、本実施の形態の保守点検支援装置によれば、点検情報をユーザ自らが入力する必要がないので、より効率的に、かつより正確に点検情報を更新することができ、その結果、作業効率と作業信頼性を向上することができる。
【0245】
また、現在のプロセス情報が提供されるために、運転中の機器の保守点検を誤って実施してしまうこともなく作業信頼性が向上する。
【0246】
なお、この実施の形態の場合、携帯型情報記録媒体書き込み装置28は、携帯型でなく機器側に固定して設けられるものでも良く、複数の機器が比較的狭い範囲に設置される場合は、それら複数の機器に共通して設けられてもよい。
【0247】
また、前述のようにプロセス情報の常時監視機能がなく、単に定期的に収集するプロセス情報を都度更新記録するものでよい。そして、その更新記録したプロセス情報を計算機に読み込めば、データ収集の配線なしで、プロセス情報を収集することが可能となる。
【0248】
<第9の実施の形態>
図24は、本発明の第9の実施の形態の保守点検支援装置のブロック図である。なお、同図において、図1と同一部分には同一符号を付して、その説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ説明する。
【0249】
同図に示すように、本実施の形態の保守点検支援装置によれば、図1に示した保守点検支援装置に加えて、点検機器通知部85と、スピーカ等の通知装置37とが追加されている。
【0250】
本実施の形態の保守点検支援装置によれば、点検情報通知部85は、点検情報ファイル5−nにあらかじめ格納された各機器の点検サイクルと点検実施記録とを参照し、現場点検パトロール時の日時が点検予定日時を経過しているときに、当該機器が点検予定であると判断する。ここで、点検予定日時は、前回の点検日時に、点検サイクルを加算した日時である。
【0251】
そして、点検機器通知部85によって、点検予定であると判断された機器の点検を実施するようにスピーカ37により作業者へ警報が発せられる。
【0252】
このようにして、機器側主導で点検する機器の警報を発するため、作業者が点検する機器を点検情報を参照して点検機器を確認する必要がなくなり、誤って点検すべき機器を点検しなかったり、点検予定外の機器を点検してしまう事がない。
【0253】
その結果、作業効率と作業の信頼性を向上できる保守点検支援装置を提供する事ができる。
【0254】
<第10の実施の形態>
図25は、本発明の第10の実施の形態に係る保守点検支援装置を示すブロック図である。なお、同図において、図11及び図23と同一部分には同一符号を付して、その説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ説明する。
【0255】
すなわち、本実施の形態の保守点検支援装置は、第3の実施の形態の保守点検支援装置に加えて、現場設置用情報記録媒体読み取り装置105、センサ82、プラント情報入力部83、点検結果書き込み部101及び現場設置用情報記録媒体書き込み装置102が追加されている。
【0256】
点検結果記録用情報記録媒体103−iは、現場機器に設置されており、点検パトロール時に事務所へ持ち帰り、記録されたプロセスデータ等の点検結果を事務所にて集計するために用いられる。
【0257】
現場設置用情報記録媒体読み取り装置105は、現場に常時設置されており、作業者情報読み取り部34によって使用されることにより、点検結果記録用情報記録媒体103−iに記録された点検結果情報を読み込む。
【0258】
また、点検結果書き込み部101は、点検結果を点検結果記録用情報記録媒体103−iへ現場設置用情報記録媒体書き込み装置102を用いて、非接触で書き込むものである。
【0259】
以上の構成で、点検結果書き込み部101は、定期的にプラント情報入力部83にて収集したプラント情報及び作業者情報ファイル35−mに格納されている作業者情報を該当する点検結果記録用情報記録媒体103−iへ現場設置用情報記録媒体書き込み装置102を用いて、非接触で書き込む。
【0260】
この点検結果記録用情報記録媒体103−iを現場パトロール時に現場の各機器より集め、事務所へ持ち帰り、事務所にて携帯型情報記録媒体読み取り装置9を用いて、一括して読み取り、データを集計することにより、レポート等を事務所にて容易に作成することができる。
【0261】
なお、カード化された点検記録用情報記録媒体103−iに番号等をつけることにより、取り忘れを防止し、点検結果の収集ミスを防止することができる。この時、作業者は点検結果を意識することなく、カード番号を参照してすべてのカードを集めたかどうかのみを注意しておけばよく、作業者の負担を軽減することができる。なお、点検記録用情報記録媒体103−iを機器単位で2つ用意すれば、さらなる効率UPと作業ミスを防止することができる。
【0262】
また、点検記録用情報記録媒体103−iを交換するだけの短時間の作業のため、特に、危険区域内での点検作業の作業者への負担を軽減することができる。
【0263】
このような保守点検支援装置においては、作業者は点検時に携帯型情報記録媒体読み取り装置を現場へ持ち込む必要がなくなり、携帯型情報記録媒体読み取り装置用の電源が確保できない場合や、放射線管理区域等の機器の搬入が制限されている場合にも、点検効率を低下させることがない。
【0264】
また、作業者は、重くはないものの常に携帯型情報記録媒体読み取り装置を携帯し、点検時に操作する必要もなくなり、作業者にとっての大きな負担を軽減することができる。
【0265】
したがって、保守点検時に作業環境の悪い現場での携帯型情報記録媒体読み取り装置の携帯と煩雑な操作を省略して作業者の負担を軽減するとともに、誤り作業を防止し、作業効率と作業信頼性を向上できる保守点検支援装置を提供することができる。
【0266】
以上、発電プラント等の保守点検に応用した場合を例に説明したが、本発明の適用対象はこれに限定されず、化学プラント、鉄鋼プラント等の産業用プラント、自動車、船舶等の保守点検システムにも適用可能である。
【0267】
また、保守点検装置のシステム規模や用途により、各実施の形態を組み合わせることにより、より柔軟なシステムを構築することができる。
【0268】
例えば、現場設置用情報記録媒体書き込み装置102と現場用情報記録媒体読み込み装置105を複数台、現場に設置し、読み込み/書き込み距離範囲を越えた場合に中継局として活用したり、各情報記録媒体の情報を集約する等の応用が可能である。
【0269】
<第11の実施の形態>
図26は、本発明の第11の実施の形態に係る入出門管理装置を示すブロック図である。
【0270】
入出門者情報録媒体301は、入出門者の入出門情報を無線や赤外線等を用いて非接触で書き込み/読み取りができる電源不要の記憶媒体である。
【0271】
入出門者情報記録媒体301は、入出門者の入出門情報を無線や赤外線等を用いて非接触で書き込み/読み取りができる電源不要の記憶媒体である。この記録媒体としては、無線タグ(Radio Frequency tag)やICカード等がある。
【0272】
図27は、無線タグを用いた入出門管理装置のハードウェアを示す図である。
【0273】
同図に示す様に、入出門管理装置は、入出門管理用計算機401に無線タグ用リーダ/ライタ402と、無線タグ用アンテナ403と、無線タグ(入出門者情報記録媒体)404により構成される。
【0274】
無線タグ用リーダ/ライタ402は、情報記録媒体書き込み装置304と情報記録媒体読み込み装置302とが共通化できるハードウェアが多いこともあり一体化したもので、1台で情報記録媒体(無線タグ)への書き込み/読み込みを無線タグ用アンテナ403を介して行うことができるものである。なお、無線タグ用リーダ/ライタ402と、無線タグ用アンテナ403と、無線タグ404には目的によりいろいろな形状がある。
【0275】
例えば、無線タグ用リーダ/ライタ402は携帯用パソコンへインターフェイスカードタイプで組み込んだり、各出入り口に設置し、携帯用パソコンと無線LAN等で接続してもよい。
【0276】
また、無線タグ用アンテナ403は、出入口天井や出入口現場ゲートに固定して設置したり、携帯型アンテナを入出門管理用計算機401に装着して使用する。情報記録媒体(無線タグ)は、従来の入門証と同一の形状とし、カード型にして使用する。
【0277】
図26において、入出門自動検出部303は、入出門者の来門を検知して、入出門者情報記録媒体301より情報記録媒体読み取り装置302を用いて、入出門情報を無線や赤外線等を用いて非接触で読み取り、かつ、この入出門情報に、入門記録がある場合には出門、出門記録がある場合には入門と判別する。
【0278】
そして、入出門者自動検出部303は、入出門者情報記録媒体301から読み込んだ入出門者情報に入出門の種別を示す情報及び入出門の時刻を付加して入出門記録部305に通知する。入出門記録部305は、入出門自動検出部303から通知された入出門の種別を示す情報が付加された入出門者情報を入出門者記録ファイル306に格納する。
【0279】
さらに、入出門者自動検出部303は、情報記録媒体書き込み装置304を用いて入出門者情報記録媒体301の入出門情報を更新するものである。
【0280】
表示/出力部307は、入出門記録ファイル306に格納された入出門の種別を示す情報が付加された入出門者情報を表示装置308及びプリンタ309に出力する。
【0281】
次に、図28のフローチャートを参照して、本実施の形態の入出門管理装置の動作を説明する。
【0282】
入出門者自動検出部303は、入出門者の来門が検知されると、情報記録媒体読み取り装置302により入出門者情報記録媒体301に記録された入出門情報を無線や赤外線等を用いて非接触で読み込む(step501)。
【0283】
図29は、入出門者情報記録媒体に保存される入出門情報を示したものである。
【0284】
入出門情報記録媒体301には、入出門者を示す入出門者識別情報と、入出門の都度情報が書き込まれる記憶エリアBが形成されている。この記憶エリアBには、入出門種別、入出門時刻が形成されている。
【0285】
同図において、入出門者識別情報は、従業員番号等、入門者を特定するための情報である。また、入出門種別は、入門か出門かの区別であり、入出門時刻はその時刻である。
【0286】
入出門者識別情報を読み込めない場合は、入出門者が無いとし、入出門者識別情報の読み込み( を繰り返えすstep501、step502)。入出門者 識別情報が読み込めた場合には、入出門者が有りと判断し、入出門種別を判別する(step503)。
【0287】
具体的には、最新の入出門種別に出門記録が書き込みずみの場合には入門であると判断し、入門記録が書き込みずみの場合には出門であると判断する。なお、日時が異なる等、不自然な場合にはエラーとし、警報を発する等のエラー処理を実施する(step508)。
【0288】
上記判断にて、入門と判断された場合には、計時モジュール等から時刻情報を取り出し、入門者識別情報に入出門種別と入門時刻を付加し(step504)、入門記録情報として、入出門記録部305へ通知する(step505)。
【0289】
また、上記判断にて出門と判断された場合には、計時モジュール等から時刻情報を取り出し、出門者識別情報に入出門種別と出門時刻を付加し(step506)、出門記録情報として、入出門記録部305へ通知する(step507)。
【0290】
なお、この入出門記録情報は、情報記録媒体書き込み装置304を用いて、入出門者情報記録媒体301へ書き込まれる(step509)。
【0291】
従って、本実施の形態の入出門管理装置によれば、人間が処理していた入出門管理を電子化して、入出門選択の誤操作、入力忘れ等の入力ミスを防止することができる。
【0292】
<第12の実施の形態>
図30は、本発明の第12の実施の形態に係る入出門管理装置を示すブロック図である。なお、図26と同一部分には同一符号を付し、その説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ説明する。
【0293】
本実施の形態の入出門管理装置は、第11の実施の形態の入出門管理装置と比較して、許可作業者ファイル311、許可作業者判別部312、警報出力部313及びスピーカ314が追加されている。
【0294】
許可作業者ファイル311は、あらかじめ入門及び出門の許可された作業者の識別番号、会社名、所属、氏名等の作業者の属性を示す情報を格納したファイルである。
【0295】
許可作業者判別部312は、情報記録媒体読み取り装置302によって読み取られ、入出門自動検出部303から通知された入出門情報と、許可作業者ファイル311に格納された作業者の属性を示す情報とを比較し、入出門者が入門及び出門の許可された者であるか否かを判別する。
【0296】
そして、許可作業者判別部312において、入出門者が許可されたものではないと判断された場合には、警報出力部313にその旨を通知する。警報出力部313は、、許可作業者判別部312により、入出門者が許可されたものではない旨の通知を受けると、スピーカ314により警報を発生させる。
【0297】
なお、本実施の形態においては、スピーカ314から警報を発生させる場合について説明したが、既存の安全設備を用いてドアをロックしたり、自動的に警備会社、警察などへ通報するようにしてもよい。
【0298】
したがって、本実施の形態によれば、入出門時に目視にてチェックする作業を電子化し、許可作業者かどうかを自動的に判別し、見落とし等により作業許可の無い作業者が入出門することを防止することができるので、より確実なセキュリティを確保することができる。
【0299】
<第13の実施の形態>
図31は、本発明の第13の実施の形態に係る入出門管理装置を示すブロック図である。なお、図30と同一部分には同一符号を付し、その説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ説明する。
【0300】
本実施の形態の入出門管理装置は、第12の実施の形態の入出門管理装置と比較して、許可エリアファイル321及び許可エリア判別部322が追加されている。
【0301】
許可エリアファイル321は、あらかじめ許可された作業者の識別番号、エリア名等を示す情報を格納したファイルである。
【0302】
許可エリア判別部322は、情報記録媒体読み取り装置302によって読み取られ、入出門自動検出部303から通知された入出門情報と、許可エリアファイル321に格納された情報とを比較し、入出門者が入門及び出門の許可された者であるか否かを判別する。
【0303】
そして、許可エリア判別部322において、入出門者が許可されたものではないと判断された場合には、警報出力部313にその旨を通知する。警報出力部313は、、許可エリア判別部322により、入出門者が許可されたものではない旨の通知を受けると、スピーカ314により警報を発生させる。
【0304】
すなわち、警報出力部313は、許可作業者判別部332及び許可エリア判別部322の少なくとも1つにおいて、入出門者が許可されたものでないと判断された場合に警報を出力する。
【0305】
なお、本実施の形態においては、スピーカ314から警報を発生させる場合について説明したが、既存の安全設備を用いてドアをロックしたり、自動的に警備会社、警察などへ通報するようにしてもよい。
【0306】
したがって、本実施の形態によれば、入出門時に目視にてチェックする作業を電子化し、入出門者に許可されたエリアであるかを自動的に判別し、見落とし等により作業許可の無い作業者が入出門することを防止することができるので、より確実なセキュリティを確保することができる。
【0307】
<第14の実施の形態>
図32は、本発明の第14の実施の形態に係る入出門管理装置を示すブロック図である。なお、図30と同一部分には同一符号を付し、その説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ説明する。
【0308】
本実施の形態の入出門管理装置は、第12の実施の形態の入出門管理装置と比較して、許可作業ファイル331及び許可作業判別部332が追加されている。
【0309】
許可作業ファイル331は、あらかじめ許可された作業者の識別番号、作業名等を示す情報を格納したファイルである。
【0310】
許可作業判別部332は、情報記録媒体読み取り装置302によって読み取られ、入出門自動検出部303から通知された入出門情報と、許可作業ファイル331に格納された情報とを比較し、入出門者が入門及び出門の許可された者であるか否かを判別する。
【0311】
そして、許可作業判別部332において、入出門者が許可されたものではないと判断された場合には、警報出力部313にその旨を通知する。警報出力部313は、許可作業判別部332により、入出門者が許可されたものではない旨の通知を受けると、スピーカ314により警報を発生させる。
【0312】
すなわち、警報出力部313は、許可作業者判別部312及び許可作業判別部332の少なくとも1つにおいて、入出門者が許可されたものでないと判断された場合に警報を出力する。
【0313】
なお、本実施の形態においては、スピーカ314から警報を発生させる場合について説明したが、既存の安全設備を用いてドアをロックしたり、自動的に警備会社、警察などへ通報するようにしてもよい。
【0314】
したがって、本実施の形態によれば、入出門時に目視にてチェックする作業を電子化し、入出門者に許可された作業であるかを自動的に判別し、見落とし等により作業許可の無い作業者が入出門することを防止することができるので、より確実なセキュリティを確保することができる。
【0315】
<第15の実施の形態>
図33は、本発明の第15の実施の形態に係る入出門管理装置を示す図である。なお、図30と同一部分には同一符号を付し、その説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ説明する。
【0316】
本実施の形態の入出門管理装置は、第12の実施の形態の入出門管理装置と比較して、許可期間ファイル341及び許可期間判別部342が追加されている。
【0317】
許可期間ファイル341は、あらかじめ許可された作業者の識別番号、許可された期間等を示す情報を格納したファイルである。
【0318】
許可期間判別部342は、情報記録媒体読み取り装置302によって読み取られ、入出門自動検出部303から通知された入出門情報と、許可期間ファイル341に格納された情報とを比較し、入出門者が入門及び出門の許可された者であるか否かを判別する。
【0319】
そして、許可期間判別部342において、入出門者が許可されたものではないと判断された場合には、警報出力部313にその旨を通知する。警報出力部313は、許可期間判別部342により、入出門者が許可されたものではない旨の通知を受けると、スピーカ314により警報を発生させる。
【0320】
すなわち、警報出力部313は、許可作業者判別部312及び許可期間判別部342の少なくとも1つにおいて、入出門者が許可されたものでないと判断された場合に警報を出力する。
【0321】
なお、本実施の形態においては、スピーカ314から警報を発生させる場合について説明したが、既存の安全設備を用いてドアをロックしたり、自動的に警備会社、警察などへ通報するようにしてもよい。
【0322】
したがって、本実施の形態によれば、入出門時に目視にてチェックする作業を電子化し、入出門者に許可された期間であるかを自動的に判別し、見落とし等により作業許可の無い作業者が入出門することを防止することができるので、より確実なセキュリティを確保することができる。
【0323】
<第16の実施の形態>
図34は、本発明の第16の実施の形態に係る入出門管理装置を示す図である。なお、図30と同一部分には同一符号を付し、その説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ説明する。
【0324】
本実施の形態の入出門管理装置は、第12の実施の形態の入出門管理装置と比較して、許可資格ファイル351及び許可資格判別部352が追加されている。
【0325】
許可資格ファイル351は、各監視エリア単位のあらかじめ許可された作業者の識別番号、許可された資格等を示す情報を格納したファイルである。
【0326】
許可資格判別部352は、情報記録媒体読み取り装置302によって読み取られ、入出門自動検出部303から通知された入出門情報と、許可資格ファイル351に格納された情報とを比較し、入出門者が入門及び出門の許可された者であるか否かを判別する。
【0327】
そして、許可資格判別部352において、入出門者が許可されたものではないと判断された場合には、警報出力部313にその旨を通知する。警報出力部313は、許可資格判別部352により、入出門者が許可されたものではない旨の通知を受けると、スピーカ314により警報を発生させる。
【0328】
すなわち、警報出力部313は、許可作業者判別部312及び許可資格判別部352の少なくとも1つにおいて、入出門者が許可されたものでないと判断された場合に警報を出力する。
【0329】
なお、本実施の形態においては、スピーカ314から警報を発生させる場合について説明したが、既存の安全設備を用いてドアをロックしたり、自動的に警備会社、警察などへ通報するようにしてもよい。
【0330】
したがって、本実施の形態によれば、入出門時に目視にてチェックする作業を電子化し、入出門者が許可された資格を有するか否かを自動的に判別し、見落とし等により作業許可の無い作業者が入出門することを防止することができるので、より確実なセキュリティを確保することができる。
【0331】
<第17の実施の形態>
図35は、本発明の第17の実施の形態に係る入出門管理装置を示す図である。なお、図30と同一部分には同一符号を付し、その説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ説明する。
【0332】
本実施の形態の入出門管理装置は、第12の実施の形態の入出門管理装置と比較して、許可時刻ファイル361及び許可時刻判別部362が追加されている。
【0333】
許可時刻ファイル361は、あらかじめ許可された作業者の識別番号、許可された時刻等を示す情報を格納したファイルである。
【0334】
許可時刻判別部362は、情報記録媒体読み取り装置302によって読み取られ、入出門自動検出部303から通知された入出門情報と、許可時刻ファイル361に格納された情報とを比較し、入出門者が入門及び出門の許可された者であるか否かを判別する。
【0335】
そして、許可時刻判別部362において、入出門者が許可されたものではないと判断された場合には、警報出力部313にその旨を通知する。警報出力部313は、許可時刻判別部362により、入出門者が許可されたものではない旨の通知を受けると、スピーカ314により警報を発生させる。
【0336】
すなわち、警報出力部313は、許可作業者判別部312及び許可時刻判別部362の少なくとも1つにおいて、入出門者が許可されたものでないと判断された場合に警報を出力する。
【0337】
なお、本実施の形態においては、スピーカ314から警報を発生させる場合について説明したが、既存の安全設備を用いてドアをロックしたり、自動的に警備会社、警察などへ通報するようにしてもよい。
【0338】
したがって、本実施の形態によれば、入出門時に目視にてチェックする作業を電子化し、入出門者が許可された資格を有するか否かを自動的に判別し、見落とし等により作業許可の無い作業者が入出門することを防止することができるので、より確実なセキュリティを確保することができる。
【0339】
<第18の実施の形態>
図36は、本発明の第18の実施の形態に係る入出門管理装置を示す図である。なお、図30と同一部分には同一符号を付し、その説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ説明する。
【0340】
本実施の形態の入出門管理装置は、第12の実施の形態の入出門管理装置と比較して、許可ルートファイル371及び許可ルート判別部372が追加されている。
【0341】
許可ルートファイル371は、あらかじめ許可された作業者の識別番号、許可されたルート等を示す情報を格納したファイルである。
【0342】
許可ルート判別部372は、情報記録媒体読み取り装置302によって読み取られ、入出門自動検出部303から通知される入出門情報と、許可ルートファイル371に格納された情報とを比較し、入出門者が入門及び出門の許可された者であるか否かを判別する。
【0343】
そして、許可ルート判別部372は、入出門者が許可されたものではないと判断した場合には、警報出力部313にその旨を通知する。警報出力部313は、許可ルート判別部372から入出門者が許可されたものではない旨の通知を受けると、スピーカ314により警報を発生させる。
【0344】
すなわち、警報出力部313は、許可作業者判別部312及び許可ルート判別部372の少なくとも1つにおいて、入出門者が許可されたものでないと判断された場合に警報を出力する。
【0345】
なお、本実施の形態においては、スピーカ314から警報を発生させる場合について説明したが、既存の安全設備を用いてドアをロックしたり、自動的に警備会社、警察などへ通報するようにしてもよい。
【0346】
したがって、本実施の形態によれば、入出門時に目視にてチェックする作業を電子化し、入出門者が許可された資格を有するか否かを自動的に判別し、見落とし等により作業許可の無い作業者が入出門することを防止することができるので、より確実なセキュリティを確保することができる。
【0347】
<第19の実施の形態>
図37は、本発明の第19の実施の形態に係る入出門管理装置を示す図である。なお、図30と同一部分には同一符号を付し、その説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ説明する。
【0348】
本実施の形態の入出門管理装置は、第12の実施の形態の入出門管理装置と比較して、車両情報記録媒体381及び入出門車両自動検出部382が追加されている。
【0349】
車両情報記録媒体381は、車両の属性を示す情報及び車両の入門及び出門の時刻を示す情報を有する車両情報を格納する。また、車両情報記録媒体381は、入出門者情報記録媒体301と同様に、赤外線等を使用して非接触で読み出し及び書き込みの可能な電源不要の記録媒体である。
【0350】
入出門車両自動検出部382は、情報記録媒体読み取り装置302を用いて車両情報記録媒体381から車両情報を非接触で読み取り、かつ、この車両情報に、入門記録がある場合には出門、出門記録がある場合には入門と判別する。
【0351】
そして、入出門車両自動検出部382は、車両情報記録媒体381から読み込んだ車両情報に入出門の種別を示す情報及び入出門の時刻を付加して入出門記録部305に通知する。入出門記録部305は、入手車両自動検出部382から通知された入出門の種別を示す情報が付加された車両情報を入出門記録ファイル306に格納する。
【0352】
さらに、入出車門両自動検出部382は、情報記録媒体書き込み装置304を用いて車両情報記録媒体381の車両情報を更新するものである。
【0353】
次に、本実施の形態の入出門管理装置の入出門車両自動検出部の動作を説明する。
【0354】
入出門車両自動検出部382は、車両の来門が検知されると、情報記録媒体読み取り装置302により車両情報記録媒体381に記録された車両情報を無線や赤外線等を用いて非接触で読み込む。
【0355】
次に、入出門車両自動検出部382は、車両情報録媒体381の最新の入出門種別に出門記録が書き込みずみの場合には入門であると判断し、入門記録が書き込みずみの場合には出門であると判断する。なお、日時が異なる等、不自然な場合にはエラーとし、警報を発する等のエラー処理を実施する。
【0356】
上記判断にて、入門と判断された場合には、計時モジュール等から時刻情報を取り出し、車両の属性を示す情報に入出門種別と入門時刻を付加し、入門記録情報として、入出門記録部305へ通知する。
【0357】
また、上記判断にて出門と判断された場合には、計時モジュール等から時刻情報を取り出し、車両の属性を示す情報に入出門種別と出門時刻を付加し、出門記録情報として、入出門記録部305へ通知する。
【0358】
なお、この入出門記録情報は、情報記録媒体書き込み装置304を用いて、車両情報記録媒体381へ書き込まれる。
【0359】
従って、本実施の形態の入出門管理装置によれば、人間が処理していた入出門管理を電子化して、入出門選択の誤操作、入力忘れ等の入力ミスを防止することができる。
【0360】
<第20の実施の形態>
図38は、本発明の第20の実施の形態に係る入出門管理装置を示すブロック図である。なお、図37と同一部分には同一符号を付し、その説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ説明する。
【0361】
本実施の形態の入出門管理装置は、第19の実施の形態の入出門管理装置と比較して、許可積載物ファイル391及び許可積載物判別部392が追加されている。
【0362】
また、車両情報記録媒体381に格納された車両情報には、第19の実施の形態において説明した情報に加えて、車両に搭載した積載物を示す車両積載物情報が含まれている。
【0363】
許可積載物ファイル391は、あらかじめ許可された車両に搭載される車両積載物を示す情報等が格納したファイルである。
【0364】
許可積載物判別部392は、情報記録媒体読み取り装置302によって読み取られ、入出門自動検出部303から通知される車両情報と、許可積載物ファイル391に格納された情報とを比較し、車両が入門及び出門の許可された車両であるか否かを判別する。
【0365】
そして、許可積載物判別部392において、車両が許可されたものではないと判断された場合には、警報出力部313にその旨を通知する。警報出力部313は、許可積載物判別部392により、車両が許可されたものではない旨の通知を受けると、スピーカ314により警報を発生させる。
【0366】
すなわち、警報出力部313は、許可作業者判別部312及び許可積載物判別部392の少なくとも1つにおいて、入出門者及び車両が許可されたものでないと判断された場合に警報を出力する。
【0367】
なお、本実施の形態においては、スピーカ314から警報を発生させる場合について説明したが、既存の安全設備を用いてドアをロックしたり、自動的に警備会社、警察などへ通報するようにしてもよい。
【0368】
したがって、本実施の形態によれば、入出門時に目視にてチェックする作業を電子化し、入出門者が入門及び出門の許可された者であるか否か及び車両に搭載された積載物が許可された積載物であるか否かを自動的に判別し、見落とし等により作業許可の無い作業者及び車両が入出門することを防止することができるので、より確実なセキュリティを確保することができる。
【0369】
<第21の実施の形態>
図38は、本発明の第21の実施の形態に係る入出門管理装置を示す図である。なお、図37と同一部分には同一符号を付し、その説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ説明する。
【0370】
本実施の形態の入出門管理装置は、第20の実施の形態の入出門管理装置と比較して、入出門総合許可ファイル405及び入出門総合許可判別部406が追加されている。
【0371】
入出門総合許可ファイル405は、入門及び出門の許可された入門者及び出門者と、車両に搭載することが許可された物との関係を示す情報が格納されている。
【0372】
入出門総合許可判別部406は、許可作業者判別部312から通知される許可された作業者と、許可積載物判別部392から通知される許可された積載物及び入出門総合許可ファイル405に格納されている情報とに基づいて、入出門者及び車両が入門及び出門の許可されたものであるか否かを総合的に判別する。
【0373】
すなわち、許可作業者判別部312により許可された作業者であると判別され、許可積載物判別部392により許可された積載物であると判別された場合であっても、作業者(入出門者)と車両に搭載された積載物とが入出門総合許可ファイル405に格納された情報に示される関係に合致しなければ、作業者及び車両の入門及び出門は許可されない。
【0374】
当然に、許可作業者判別部312により許可された作業者であると判別されない場合及び許可積載物判別部392により許可された積載物であると判別されない場合も、入出門総合許可判別部406により作業者及び車両の入門及び出門は許可されない。
【0375】
そして、入出門総合許可判別部406は、入出門者及び車両に搭載された積載物が許可されたものではないと判断した場合には、警報出力部313にその旨を通知する。警報出力部313は、入出門総合許可判別部406から入出門者及び車両に搭載された積載物が許可されたものではない旨の通知を受けると、スピーカ314により警報を発生させる。
【0376】
なお、本実施の形態においては、スピーカ314から警報を発生させる場合について説明したが、既存の安全設備を用いてドアをロックしたり、自動的に警備会社、警察などへ通報するようにしてもよい。
【0377】
したがって、本実施の形態によれば、入出門時に目視にてチェックする作業を電子化し、入出門者及び車両に搭載された積載物が許可されているか否かを自動的に判別し、見落とし等により作業許可の無い作業者及び車両が入出門することを防止することができるので、より確実なセキュリティを確保することができる。
【0378】
<第22の実施の形態>
図40は、本発明の第22の実施の形態に係る入出門管理装置を示す図である。なお、図39と同一部分には同一符号を付し、その説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ説明する。
【0379】
本実施の形態の入出門管理装置は、第22の実施の形態の入出門管理装置と比較して、違反情報書き込み部411が追加されている。
【0380】
この違反情報書き込み部411は、警報出力部313によって警報が出力される場合、すなわち、入出門総合許可判断部406により入出門の許可がでない場合に、情報記録媒体書き込み装置304を使用して入出門総合許可判別部406によって判断された判断結果を違反情報として入出門者情報記録媒体301及び車両情報記録媒体381に書き込む。
【0381】
したがって、本実施の形態によれば、違反情報書き込み部411により入出門者情報記録媒体301及び車両情報記録媒体381に違反情報を書き込むことができるので、入出門条件に違反した入出門者及び車両を管理することができる。
【0382】
なお、本実施の形態においては、スピーカ314から警報を発生させる場合について説明したが、既存の安全設備を用いてドアをロックしたり、自動的に警備会社、警察などへ通報するようにしてもよい。
【0383】
さらに、上述の実施の形態においては、各種情報が記録されたファイルを別々に設けたが、これらファイルは1つのファイルに統合してもよい。また、各実施の形態における許可条件の判別等を行うプログラムは、フロッピーディスク等の情報記録媒体に格納することが可能である。
【0384】
さらに、第11の実施の形態乃至第22の実施の形態における入出門管理装置を任意に組み合わせることができることはいうまでもない。
【0385】
また、上述の実施の形態で説明した入出門管理装置を保守点検支援装置の作業者の作業エリアへの入退出管理に用いることもできる。
【0386】
なお、上述した情報記録媒体(無線タグ)には、単なる情報記録以外にも発明の実施の形態で説明した各種の手段を組み込むこともできる。たとえば、各判定結果、警報出力及び表示などの出力を情報記録媒体と一体化させたブザーやLED等の簡易な出力手段によって行うことや、情報記録媒体に格納された点検保守情報等を基に、情報記録媒体側より主体的に保守点検間隔を見直す保守点検間隔見直し手段を備えることなどが考えられる。
【0387】
【発明の効果】
以上詳記したように、本発明によれば、作業者は点検結果としてのプラント情報の入力作業を行なうことなく、点検結果記録用情報記録媒体を交換する作業のみを行なえば良いため、作業者による点検作業の負担を軽減することができる。特に、放射線管理区域等の危険区域内での作業を短時間とすることができ、作業者の安全を確保することが可能である。また、作業者は点検情報であるプラント情報の入力作業を行なう必要がないので、より効率的且つ正確にプラント情報を更新することができ、その結果、作業効率と作業信頼性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る保守点検支援装置を示すブロック図である。
【図2】同第1の実施の形態に係る保守点検支援装置のハードウェアを示す図である。
【図3】同第1の実施の形態に係る保守点検支援装置の情報記録媒体の取り付け方法を説明するための図である。
【図4】同第1の実施の形態に係る保守点検支援装置の点検情報書き込み時の動作を説明するためのフローチャートである。
【図5】同第1の実施の形態に係る保守点検支援装置の点検情報の読み込み時の動作を説明するためのフローチャートである。
【図6】同第1の実施の形態に係る保守点検支援装置の点検情報ファイル1を示す図である。
【図7】同第1の実施の形態に係る保守点検支援装置の点検情報ファイル5−nを示す図である。
【図8】同第1の実施の形態に係る保守点検支援装置の点検情報の表示画面を示す図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係る保守点検支援装置を示すブロック図である。
【図10】同第2の実施の形態に係る保守点検支援装置の動作を示すフローチャートである。
【図11】本発明の第3の実施の形態に係る保守点検支援装置を示すブロック図である。
【図12】作業者情報書き込み時の処理を示したフローチャートである。
【図13】作業者情報読み取り時の処理を示したフローチャートである。
【図14】警報出力時の処理を示したフローチャートである。
【図15】作業者情報ファイルを示す図である。
【図16】作業者情報ファイル35−mを示す図である。
【図17】本発明の第4の実施の形態に係る保守点検支援装置を示すブロック図である。
【図18】同第4の実施の形態に係る保守点検支援装置の動作を示すフローチャートである。
【図19】本発明の第5の実施の形態に係る保守点検支援装置を示すブロック図である。
【図20】同第5の実施の形態に係る保守点検支援装置の動作を示すフローチャートである。
【図21】本発明の第6の実施の形態に係る保守点検支援装置を示すブロック図である。
【図22】本発明の第7の実施の形態に係る保守点検支援装置を示すブロック図である。
【図23】本発明の第8の実施の形態に係る保守点検支援装置を示すブロック図である。
【図24】本発明の第9の実施の形態の保守点検支援装置のブロック図である。
【図25】本発明の第10の実施の形態の保守点検支援装置のブロック図である。
【図26】本発明の第11の実施の形態に係る入出門管理装置を示すブロック図である。
【図27】無線タグを用いた入出門管理装置のハードウェアを示す図である。
【図28】入出門管理装置の動作を説明するためのフローチャート。
【図29】入出門者情報記録媒体に保存される入出門情報を示す図。
【図30】本発明の第12の実施の形態に係る入出門管理装置を示すブロック図である。
【図31】本発明の第13の実施の形態に係る入出門管理装置を示すブロック図である。
【図32】本発明の第14の実施の形態に係る入出門管理装置を示すブロック図である。
【図33】本発明の第15の実施の形態に係る入出門管理装置を示すブロック図である。
【図34】本発明の第16の実施の形態に係る入出門管理装置を示すブロック図である。
【図35】本発明の第17の実施の形態に係る入出門管理装置を示すブロック図である。
【図36】本発明の第18の実施の形態に係る入出門管理装置を示すブロック図である。
【図37】本発明の第19の実施の形態に係る入出門管理装置を示すブロック図である。
【図38】本発明の第20の実施の形態に係る入出門管理装置を示すブロック図である。
【図39】本発明の第21の実施の形態に係る入出門管理装置を示すブロック図である。
【図40】本発明の第22の実施の形態に係る入出門管理装置を示すブロック図である。
【図41】従来の保守点検支援装置を示すブロック図。
【図42】従来の保守点検支援装置における操作タグ出力部の動作を説明するためのフローチャート。
【図43】従来の保守点検支援装置における操作タグ情報ファイル内に保存されている記憶情報を示す図である。
【図44】印刷された操作タグ札を示す図である。
【図45】従来の入出門管理装置を示す図である。
【図46】入門証を示す図である。
【図47】従来の入出門管理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
【図48】従来の入出管理装置の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…点検情報ファイル、
2…点検情報書き込み部、
3−1,…,3−x,…3−n…機器用情報記録媒体、
4…点検情報読み取り部、
5−n…点検情報ファイル、
6…点検情報表示部、
7…表示装置、
8…事務所用情報記録媒体書き込み装置、
9…携帯型情報記録媒体読み取り装置、
10…点検情報書き込み部、
11…点検情報読み取り部、
22…点検情報更新部、
24…入力装置、
28…携帯型情報記録媒体書き込み装置、
31−m…作業者情報ファイル、
32…作業者情報書き込み部、
33−m…作業者用情報記録媒体、
34…作業者情報読み取り部、
35−m…作業者情報ファイル、
36…作業者警報出力部、
37…警報発生装置(スピーカ等)、
41−j…エリア情報ファイル、
42…エリア情報出力部、
49…エリア設置情報記録媒体読み取り装置、
51…計時モジュール、
52…入退室時刻書き込み部、
53−j…エリア設置情報記録媒体書き込み装置、
61…入退室時刻書き込み部、
62−n…入退室時刻情報ファイル、
63…作業時間超過警報出力部、
71…行き先ナビゲータ表示部、
81…プラント情報入力部、
82…センサ、
85…点検機器通知部、
91…操作タグ情報ファイル、
92…操作タグ出力部、
93…操作タグ札、
94…携帯用パーソナルコンピュータ、
95…無線タグ用リーダ/ライタ、
96…無線タグ用アンテナ、
97−1〜97−n…無線タグ、
100…保守点検支援装置、
101…点検結果書き込み部、
102…現場設置用情報記録媒体書き込み装置、
103−I…点検結果記録用情報記録媒体、
104…事務所用情報記録媒体読み取り装置、
105…現場設置用情報記録媒体読み込み装置、
301…入出門者情報記録媒体、
302…情報記録媒体読み取り装置、
303…入出門者自動検出部、
304…情報記録媒体書き込み装置、
305…入出門記録部、
306…入出門記録ファイル、
307…表示/出力部、
308…表示装置、
309…プリンタ装置、
311…許可作業者ファイル、
312…許可作業者判別部、
313…警報出力部、
314…スピーカ、
321…許可エリアファイル、
322…許可エリア判別部、
331…許可作業ファイル、
332…許可作業判別部、
341…許可期間ファイル、
342…許可期間判別部、
351…許可資格ファイル、
352…許可資格判別部、
361…許可時刻ファイル、
362…許可時刻判別部、
371…許可ルートファイル、
372…許可ルート判別部、
381…車両情報記録媒体、
382…入出門車両自動検出部、
391…許可積載物ファイル、
392…許可積載物判別部、
401…入出門管理計算機、
402…無線タグ用リーダ/ライタ、
403…無線タグ用アンテナ、
404…無線タグ、
405…入出門総合許可ファイル、
406…入出門総合許可判別部、
411…違反情報書き込み部。
Claims (1)
- 現場に設置された保守点検の対象となる複数の機器の各々に設置され、センサにて検出された対応する機器のプラント情報をそれぞれ定期的に収集する複数のプラント情報入力手段と、
携帯可能であり、且つ、作業者にて交換可能な状態で前記複数の機器の各々に設置され、対応する機器のプラント情報を記録する点検結果記録用情報記録媒体と、
作業者情報を格納する作業者情報ファイル格納手段と、
前記複数の機器の各々に設置され、対応するプラント情報入力手段により収集された対応する機器のプラント情報及び前記作業者情報ファイル格納手段に格納された前記作業者情報を定期的に対応する点検結果記録用情報記録媒体に非接触で書き込む複数のプラント情報書き込み手段と、
前記現場とは異なる場所に設置され、前記現場より持ち帰られた前記複数の点検結果記録用情報記録媒体に記録されたそれぞれのプラント情報を非接触で一括して読み取るプラント情報読み取り手段と
を具備することを特徴とする保守点検支援装置。
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