[go: up one dir, main page]

JP3009223B2 - 高純度ベンゼンジカルボン酸異性体の製造方法 - Google Patents

高純度ベンゼンジカルボン酸異性体の製造方法

Info

Publication number
JP3009223B2
JP3009223B2 JP6516877A JP51687794A JP3009223B2 JP 3009223 B2 JP3009223 B2 JP 3009223B2 JP 6516877 A JP6516877 A JP 6516877A JP 51687794 A JP51687794 A JP 51687794A JP 3009223 B2 JP3009223 B2 JP 3009223B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oxidation reaction
post
cake
extraction
reaction step
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP6516877A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08506571A (ja
Inventor
フィリポビッチ ナジモク,ウラジミール
ニコラエーナ ゴンチャローヴァ,ナデツダ
ペトロビッチ ユルジェフ,ヴァレリ
ドミトリービッチ マンズロフ,ウラジミール
Original Assignee
サムスング ジェネラル ケミカルズ シーオー.,エルティディー.
ジョイント−ストック カンパニー オブ リサーチ アンド デザイン インスティテュート オブ モノマーズ(エーオー エヌアイピーアイエム)
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from RU93046190/04A external-priority patent/RU2047594C1/ru
Priority claimed from RU93046191/04A external-priority patent/RU2047595C1/ru
Application filed by サムスング ジェネラル ケミカルズ シーオー.,エルティディー., ジョイント−ストック カンパニー オブ リサーチ アンド デザイン インスティテュート オブ モノマーズ(エーオー エヌアイピーアイエム) filed Critical サムスング ジェネラル ケミカルズ シーオー.,エルティディー.
Publication of JPH08506571A publication Critical patent/JPH08506571A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3009223B2 publication Critical patent/JP3009223B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C51/00Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides
    • C07C51/16Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides by oxidation
    • C07C51/21Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides by oxidation with molecular oxygen
    • C07C51/255Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides by oxidation with molecular oxygen of compounds containing six-membered aromatic rings without ring-splitting
    • C07C51/265Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides by oxidation with molecular oxygen of compounds containing six-membered aromatic rings without ring-splitting having alkyl side chains which are oxidised to carboxyl groups
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C51/00Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides
    • C07C51/42Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives
    • C07C51/48Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives by liquid-liquid treatment
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C63/00Compounds having carboxyl groups bound to a carbon atoms of six-membered aromatic rings
    • C07C63/14Monocyclic dicarboxylic acids
    • C07C63/15Monocyclic dicarboxylic acids all carboxyl groups bound to carbon atoms of the six-membered aromatic ring
    • C07C63/261,4 - Benzenedicarboxylic acid

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、有機合成に関し、更に詳しくは、プラスチ
ック、化学繊維、フィルム、ニスおよび染料のための高
分子化学における最も重要なモノマーであり且つ中間製
品であるテレフタル酸(TA)、イソフタル酸(IA)およ
びフタル酸(PA)を含む高純度ベンゼンジカルボン酸異
性体の改良された製造方法に関する。
背景技術 ポリエステルフィルムと繊維の製造の出発物質として
有用なテレフタル酸は、酢酸溶媒中で重金属を含む触媒
の存在下に分子状酸素でパラキシレンを酸化する、いわ
ゆるSD法によって製造される。しかし、SD法から製造さ
れたテレフタル酸は、高含量(1,000〜3,000ppm)の4
−カルボキシベンズアルデヒド(4−CBA)を含むゆえ
に、ポリエステルフィルムおよび繊維の製造に用いるに
は適しない。
従って、テレフタル酸とメタノールとを反応させて、
容易に精製可能なジメチルテレフタレートを生成させ、
これを精製したのち、グリコールと反応させてポリエス
テルを製造する方法が採用されている。テレフタル酸精
製のために広く用いられているもう一つの方法として
は、高温、高圧下でテレフタル酸を水に溶解し、この溶
液をパラジウムなどの貴金属触媒上で、水素で処理し
て、4−CBAの含量が25ppm以下の高純度テレフタル酸を
得る方法がある。しかし、公知の方法には欠点がある。
すなわち、前者の方法では、ポリエステル製造工程中に
メタノールが生成する欠点があり、後者の方法は、酸化
と精製のための二つのプラントを要するという欠点があ
る。なぜならば、酸化と精製の条件、例えば溶媒、触媒
および操作条件は互いに異なるからである。
上記の従来の欠点を回避するために、これまでに幾つ
かの方法が提案されている。
還元反応なしにテレフタル酸を製造する方法として、
コバルト−マンガン−ブロム触媒の存在下に、酢酸溶媒
中で分子状酸素を用いて、パラキシレンを連続する4段
階で酸化させる方法が提案されている[USP 4772748,JP
62−270548A,JP63−23982B]。この方法によれば、第1
段階においては、パラキシレンは180〜230℃で40〜150
分間、95%以上の転化率で酸化され;第2段階におい
て、第1段階の反応容器の温度より2〜30℃低い温度で
20〜90分間酸化反応させ;第3段階において、235〜290
℃で10〜60分間酸化反応させ;最後の4段階において、
260℃で酸化反応させる。この方法によって製造されたT
Aは、0.027%の4−CBAを含むので、ポリエステル繊維
およびフィルムの製造に直接に使用することができな
い。さらに、上記の方法は、次のような欠点を持つ。す
なわち、a)第3、4段階において、不純物の酸化に用
いられる高温(260℃)は、溶媒の酢酸をも酸化するの
で、上記方法は技術的、経済的観点から好ましくなく;
b)第一酸化段階における長い反応時間は工程の効率を
減じ、c)TA中に含まれる4−CBAの含量は、なお高い
(0.027%)。
したがって上記の方法によるテレフタル酸の製造は、
製造効率において不利なだけでなく、製造されたTAの純
度も、水素化精製工程を用いる従来法に比べて劣る。
次のような他の方法が提案されており、この方法で
は、重金属化合物およびブロム化合物の存在下、酢酸溶
媒中で分子状酸素を用いて、パラキシレンを90%以上の
転化率で酸化させ、得られた酸化反応混合物を、分子状
酸素雰囲気中、140〜230℃の温度で粉砕し、テレフタル
酸の平均粒径を、粉砕前の平均粒径より20%以上小さく
し(第一精製段階)、第2段階においては、第1段階で
得たスラリーを、前の段階より少なくとも10℃高く、且
つ180〜300℃の温度で分子状酸素で酸化する[JP57−21
2881A]。この方法は、直接重合に使用し得る純粋なテ
レフタル酸を与える。
しかし上記の方法には、テレフタル酸を粉砕するため
の別の装置、例えば高速回転攪拌器が必要である。その
上、4−CBAの含量が0.0025%以下である高純度のテレ
フタル酸を製造するのは難しい。
さらにパラキシレンの液相接触酸化反応で生成された
粗生成物のスラリーを、コバルト、マンガン、クロム、
セリウムもしくは鉛の化合物またはその混合物からなる
触媒の存在下に(この触媒の量は、精製しようとするTA
の0.01〜5.0重量%である)、酢酸溶媒中で分子状酸素
を用いて処理する方法が提案されている[ドイツ特許12
70030号]。この方法には、処理が250℃の高温で1時間
なされるため、不純物と酢酸の両方が酸化されるという
欠点がある。
したがって、追加の触媒的精製工程なしに、高純度の
ベンゼンジカルボン酸異性体を製造するための改良方法
が要望されている。
発明の開示 本発明の目的は、追加の触媒的還元工程を経ずに、高
純度ベンゼンジカルボン酸異性体を製造する方法を提供
することであって、この方法は、 (a)キシレン異性体を低級脂肪族カルボン酸中で、コ
バルト、マンガン、ブロムと、ニッケル、クロム、ジル
コニウムおよびセリウムから選択された少なくとも1種
とからなる触媒系の存在下に、分子状酸素または分子状
酸素含有ガスを用いて酸化させる酸化反応工程;および
(b)上記酸化反応生成物を結晶して粗ベンゼンジカル
ボン酸異性体のケーキを分離し、このケーキ低級脂肪族
カルボン酸溶媒の添加により再スラリー化した後、これ
に含まれている不純物を溶媒中に抽出するために加熱
し、得られたスラリーを、上記触媒系を用いて上記加熱
温度よりも2〜80℃低い温度で酸化させる抽出/後酸化
反応工程を含んでおり、上記酸化工程および抽出/後酸
化反応工程の各々は、1回または2回行われ、但し上記
工程の何れか一方または両方は、2回行われる。
本発明のもう一つの目的は、追加の触媒的還元工程を
経ずに、高純度ベンゼンジカルボン酸異性体を製造する
方法を提供することであって、この方法は、 (a)キシレン異性体を低級脂肪族カルボン酸中で、コ
バルト、マンガン、ブロムと、ニッケル、クロム、ジル
コニウムおよびセリウムから選択された少なくとも1種
とからなる触媒系の存在下に、分子状酸素または分子状
酸素含有ガスを用いて酸化させる第一酸化反応工程;
(b)上記第一酸化反応工程から得られた生成物を上記
触媒系を用いて再酸化させる第二酸化反応工程;および
(c)上記第二酸化反応工程から得られた生成物を結晶
化して粗ベンゼンジカルボン酸異性体のケーキを分離
し、このケーキを低級脂肪族カルボン酸溶媒の添加によ
り再スラリー化した後、これに含まれている不純物を溶
媒中に抽出するために加熱し、得られたスラリーを、上
記触媒系を用いて上記加熱温度よりも2〜80℃低い温度
で酸化させる第一抽出/後酸化反応工程を含んでいる。
本発明のさらにもう一つの目的は、追加の触媒的還元
工程を経ずに、高純度ベンゼンジカルボン酸異性体を製
造する方法を提供することであって、この方法は、 (a)キシレン異性体を低級脂肪族カルボン酸中で、コ
バルト、マンガン、ブロムと、ニッケル、クロム、ジル
コニウムおよびセリウムから選択された少なくとも1種
とからなる触媒系の存在下に、分子状酸素または分子状
酸素含有ガスを用いて酸化させる第一酸化反応工程;
(b)上記第一酸化反応工程から得られた生成物を上記
触媒系を用いて再酸化させる第二酸化反応工程;(c)
上記第二酸化反応工程から得られた生成物を結晶化して
粗ベンゼンジカルボン酸異性体のケーキを分離し、この
ケーキを低級脂肪族カルボン酸溶媒の添加により再スラ
リー化した後、これに含まれている不純物を溶媒中に抽
出するために加熱し、得られたスラリーを、上記触媒系
を用いて上記加熱温度よりも2〜80℃低い温度で酸化さ
せる第一抽出/後酸化反応工程;および(d)上記第一
抽出/後酸化反応工程から得られた生成物を結晶化して
粗ベンゼンジカルボン酸異性体のケーキを分離し、この
ケーキを低級脂肪族カルボン酸溶媒の添加により再スラ
リー化した後、これに含まれている不純物を溶媒中に抽
出するために加熱し、得られたスラリーを、上記触媒系
を用いて上記加熱温度よりも2〜80℃低い温度で酸化さ
せる第二抽出/後酸化反応工程を含んでいる。
本発明の他のもう一つの目的は、追加の触媒的還元工
程を経ずに、高純度ベンゼンジカルボン酸異性体を製造
する方法を提供することであって、この方法は、 (a)キシレン異性体を低級脂肪族カルボン酸中で、コ
バルト、マンガン、ブロムと、ニッケル、クロム、ジル
コニウムおよびセリウムから選択された少なくとも1種
とからなる触媒系の存在下に、分子状酸素または分子状
酸素含有ガスを用いて酸化させる第一酸化反応工程;
(b)上記第二酸化反応工程から得られた生成物を結晶
化して粗ベンゼンジカルボン酸異性体のケーキを分離
し、このケーキを低級脂肪族カルボン酸溶媒の添加によ
り再スラリー化した後、これに含まれている不純物を溶
媒中に抽出するために加熱し、得られたスラリーを、上
記触媒系を用いて上記加熱温度よりも2〜80℃低い温度
で酸化させる第一抽出/後酸化反応工程;および(c)
上記第一抽出/後酸化反応工程から得られた生成物を結
晶して粗ベンゼンジカルボン酸異性体のケーキを分離
し、このケーキを低級脂肪族カルボン酸溶媒の添加によ
り再スラリー化した後、これに含まれている不純物を溶
媒中に抽出するために加熱し、得られたスラリーを、上
記触媒系を用いて上記加熱温度よりも2〜80℃低い温度
で酸化させる第二抽出/後酸化反応工程を含んでいる。
本発明の方法によれば、低級脂肪族カルボン中で、コ
バルト、マンガン、ブロムと、ニッケル、クロム、ジル
コニウムおよびセリウムから選ばれた少なくとも1種と
からなる触媒系の存在下に、分子状酸素または分子状酸
素を含むガスを用いキシレン異性体を酸化する酸化反応
工程は、1回または2回行われ、そして酸化反応生成物
を結晶化して、粗ベンゼンジカルボン酸異性体のケーキ
を分離し、このケーキを、低級脂肪族カルボン酸溶媒の
添加により再スラリー化し、次いでこれに含まれている
不純物を溶媒中に抽出し、生成したスラリーを、上記の
触媒を用いて酸化させる抽出/後酸化工程は、1回また
は2回実施され、ただし上記工程の一方または両方は、
2回実施される。
本発明の方法は、酸化工程を2回実施し、抽出/後酸
化工程を1回行う第一方法、酸化工程を2回実施し、抽
出/後酸化工程を2回行う第二方法、酸化工程を1回実
施し、抽出/後酸化工程を2回行う第三方法に要約する
ことができる。
本発明で使用する“抽出/後酸化工程”なる用語は、
第一または第二酸化工程の生成物を結晶化して粗ベンゼ
ンジカルボン酸異性体のケーキを分離し、このケーキに
低級脂肪族カルボン酸溶媒を加えて再スラリー化したの
ち、これに含まれている不純物を溶媒中に抽出する抽出
工程と、抽出工程から得られたスラリーを触媒系を用い
て酸化させる酸化工程からなる工程を意味する。本発明
方法では、この酸化工程(すなわち後酸化工程)で用い
る触媒系は、第一または第二酸化工程で用いたのと同様
である。
本発明の方法を次に詳細に説明する。
本発明の方法で出発物質として用いるキシレン異性体
には、オルト−、メタ−およびパラ−異性体が含まれ、
これら異性体は酸化反応工程において、不純物として、
対応するカルボキシベンズアルデヒド(以下、“CBA"と
いう)を生じる。すなわち、パラ−、メタ−またはオル
ト−キシレンを用いるときは、不純物としてそれぞれ4
−CBA、3−CBAまたは2−CBAが生成する。
本発明の方法によれば、キシレン異性体、低級脂肪族
カルボン酸および触媒を含む反応混合物を、150℃以上
且つ第一酸化反応温度より低い温度に予め加熱し、次い
で線速度6〜30m/sで、第一反応器内の液体の回転方向
に対し反対方向に、第一酸化反応器に導入する。
酸化反応は、低級脂肪族カルボン酸中でコバルト−マ
ンガン−ブロム、およびニッケル、クロム、ジルコニウ
ムおよびセリウムから選ばれた一種または二種以上から
なる触媒系の存在下に、150〜230℃で分子状酸素または
分子状酸素を含むガスを用いて、20〜60分間行われる。
本発明で使用される分子状酸素または分子状酸素含有
ガスとしては、酸素または空気が用いられ、第二酸化反
応あるいは第一または第二抽出/後酸化反応工程では、
第一酸化反応工程から発生する排出ガスと空気の混合物
が使用される。
本発明の方法において、反応媒質および抽出溶媒とし
て用いる低級脂肪カルボン酸としては、たとえば酢酸、
ブタン酸、ペンタン酸、ヘキサン酸などの炭素数1〜6
の脂肪族酸をあげることができ、好ましくは酢酸が用い
られる。
本発明により使用される触媒は、必ずコバルト、マン
ガンおよびブロムを含み、さらにニッケル、クロム、ジ
ルコニウムおよびセリウムから選択した一種または二種
以上が含まれる。コバルト化合物の例としては、限定す
ることを意図しないが、コバルトアセテートまたはコバ
ルトナフテネートがあげられる。マンガン化合物として
は、限定することを意図しないが、マンガンアセテート
またはマンガンナフテートがあげられる。ブロム化合物
としては、限定することを意図しないが、ナトリウムブ
ロマイドまたはテトラブロモエタン、あるいはブロム:
塩素として1:0.001〜0.5の比率のブロム化合物と塩素化
合物の混合物があげられる。塩素化合物の例としては、
限定することを意図したいが、ZrOCl2、NiCl2・6H2O、
塩酸などがあげられ、塩素化合物はそれ自体として加え
ることも可能であり、あるいは触媒系の成分として用い
るジルコニウムまたはニッケルとの塩の形で用いること
もできる。
本発明にしたがって使用される触媒系の成分である重
金属は、低級脂肪族カルボン酸に、特に酢酸に溶解可能
な任意の塩の形であってよく、好ましくは酢酸塩が用い
られる。触媒の各成分の比率は、後述するように、各酸
化反応段階によって異なる。
酸化反応工程を2回行う場合には、第一酸化反応工程
で得たスラリーを、第一酸化反応工程と同様な触媒系、
第一酸化反応器から出てくる排出ガス、空気、および第
二酸化反応後の結晶化段階で得られる還流(reflux)を
用いて、10〜30分間酸化処理する。
抽出/後酸化工程では、スラリーに含まれている溶媒
を新しい溶媒に替えたのち、加熱する(抽出工程)。加
熱後、抽出された不純物を含むスラリーを冷却し、酸化
反応工程で用いたのと同様な触媒系で酸化させる(後酸
化反応工程)。抽出/後酸化反応工程は、一回または二
回行うことができる。
本発明による抽出/後酸化反応工程を詳細に説明す
る。
第一または第二酸化反応工程によって得た粗ベンゼン
ジカルボン酸異性体のスラリーを分離してケーキを得、
このケーキを、抽出/後酸化反応工程から生成するスラ
リーを分離する際、または分離されたケーキを洗浄する
際に得られる低級脂肪族カルボン酸を用いて再スラリー
化する。再スラリー化後、得られたスラリーを、200〜2
80℃の温度で5〜60分間加熱処理し、ベンゼンジカルボ
ン酸異性体結晶中に不純物として含まれているトルイル
酸およびCBAを抽出する。この際、分離工程または洗浄
工程からケーキの再スラリー化に再循環される低級脂肪
族カルボン酸は、前の段階の酸化反応で得られるスラリ
ーの中に含まれている低級脂肪族カルボン酸の60%以上
を交換できる量で用いるべきである。
こうして加熱抽出によって得られた不純物含有スラリ
ーを、上記の抽出温度より2〜80℃だけ低い温度で、上
記の触媒系および分子状酸素含有ガスを用いて10〜30分
間酸化反応させ、生成されたスラリーを分離および洗浄
する。
上記した抽出/後酸化反応工程は、一回または二回行
うことができ、その結果、触媒の組成と濃度、再スラリ
ー化に用いる低級脂肪族カルボン酸の供給源、および各
酸化反応段階から得られる粗ベンゼンジカルボン酸中の
不純物の濃度が変化する。しかし、いずれの場合にも、
最終的にはカルボキシベンズアルデヒドの含量が0.0025
%以下である高純度ベンゼンジカルボン酸が生成し、こ
のために上記した酸化反応工程および抽出/後酸化反応
工程の一方または両方を2回行うべきである。
上記した第一方法、第二方法および第三方法の反応条
件をより詳しく説明すれば次の通りである。
上記第一方法において、ニッケル、クロム、ジルコニ
ウムおよびセリウムから選択される重金属濃度[Mt]
と、コバルトおよびマンガンの濃度[Co+Mn]との比率
は、0.01〜0.2:1であり、加える重金属の全濃度は、50
〜300ppmである。また、第一酸化反応:第二酸化反応:
第一後酸化反応に用いられるニッケル、クロム、ジルコ
ニウムおよびセリウムから選択される重金属の比率は、
1:05〜0.9:0.05〜0.20である。
上記第一方法において、後酸化工程に用いられる触媒
系は、コバルト−マンガン−ブロム成分に加える重金属
濃度[Mt]と、コバルトおよびマンガンの合計の濃度
[Co+Mn]との比率[Co+Mn]:[Mt]は、1:0.01〜0.
2第二酸化反応で得たケーキを再スラリー化するために
用いる溶媒は、第一抽出/後酸化反応工程から得られる
ケーキを洗浄するための洗浄工程から再循環される。再
循環溶媒は、第二酸化反応工程からのスラリー中に含ま
れる低級脂肪族カルボン酸の少なくとも60%を置換でき
る量で用いるべきである。
高純度ベンゼンジカルボン酸を製造するために上記第
一方法を用いる場合には、第一酸化反応、第二酸化反応
および第一抽出/後酸化反応で生成された粗ベンゼンジ
カルボン酸中に含まれる不純物としてのCBA濃度は、そ
れぞれ0.06〜0.16%、0.03〜0.08%、および0.0025%以
下である。
上記第二方法において、[Co+Mn]:[Mt]の比率
は、1:0.01〜0.2であり、加える重金属の全濃度は30〜2
00ppmである。第一酸化:第二酸化:第一抽出/後酸
化:第二抽出/後酸化に用いられる重金属の濃度は、1:
0.5〜0.9:0.1〜0.3:0.05〜0.2である。第二酸化反応工
程から得たケーキを再スラリー化するために用いる溶媒
は、第二抽出/後酸化反応工程で得たスラリーからケー
キを分離するための分離工程から再循環される。再循環
される溶媒は、第二酸化反応工程から得たスラリー中に
含まれている低級脂肪族カルボン酸の少なくとも60%を
置換し得る量で用いるぺきである。第一抽出/後酸化反
応工程からのケーキを再スラリー化するための溶媒は、
第二抽出/後酸化反応工程から得られたケーキを洗浄す
るための洗浄工程から再循環される。再循環される溶媒
は、第一抽出/後酸化反応工程からのスラリー中に含ま
れている低級脂肪族カルボン酸のなくとも60%を置換し
得る量で用いるべきである。このようにして溶媒を再循
環して不純物を抽出すると、溶媒の使用効率を改善し、
したがって溶媒の損失を最小限にすることができる。
高純度ベンゼンジカルボン酸を製造するために、上記
した第二方法を用いる場合、第一酸化反応、第二酸化反
応、第一抽出/後酸化反応および第二抽出/後酸化反応
から生成される粗ベンゼンジカルボン酸中に含まれる不
純物としてのCBAの濃度は、それぞれ0.1〜0.4%、0.05
〜0.15%、0.01〜0.03%、および0.0025以下である。
第三方法において、[Co+Mn]:[Mt]の比率は、1:
0.01〜0.2であり、加える重金属の全濃度は40〜300ppm
である。第一酸化:第一抽出/後酸化:第二抽出/後酸
化に用いられる重金属の濃度は、1:0.05〜0.5:0.05〜0.
2である。第一酸化反応工程からのケーキを再スラリー
化するための溶媒は、第二抽出/後酸化反応工程から得
られるスラリーからケーキを分離するための分離工程か
ら再循環される。再循環される溶媒は、第一酸化反応工
程からのスラリー中に含まれている低級脂肪族カルボン
酸の少なくとも60%を置換し得る量で用いるべきであ
る。第一抽出/後酸化反応工程からのケーキを再スラリ
ー化するための溶媒は、第二抽出/後酸化反応工程から
生成するケーキを洗浄するための洗浄工程から再循環さ
れる。再循環される溶媒は第一抽出/後酸化反応工程か
らのスラリー中に含まれている低級脂肪族カルボン酸の
少なくとも60%を置換し得る量で用いるべきである。
高純度ベンゼンジカルボン酸を製造するために第三方
法を用いる場合には、第一酸化反応工程、第一抽出/後
酸化反応工程および第二抽出/後酸化反応工程から生成
される粗ベンゼンジカルボン酸中に不純物として含まれ
るCBAの濃度は、それぞれ0.04〜0.15%、0.01〜0.05%
および0.0025%以下である。
上記した第一方法、第二方法および第三方法は、設備
費、反応関与体および溶媒の損失を考慮して選択でき
る。すなわち、たとえば設備費を低減したい場合には、
触媒濃度をいくらか高めた第一方法を好ましく選ぶこと
ができ、低級脂肪族カルボン酸とキシレン異性体の酸化
による損失を減少したい場合には、穏和な条件で酸化反
応工程を実施する第二方法を好ましく選択することがで
きる。さらに、設備費と反応関与体および溶媒の欠損と
を中程度にする必要がある場合には、第三方法を選択す
ることが好ましい。
上述した本発明の主な特色と長所は次の通りである。
1)再循環させた溶媒を利用して不純物を加熱抽出する
抽出/後酸化工程によって、溶媒を酸化することなく、
不純物を選択的に酸化できる。
2)全3回あるい4回にわたる酸化反応工程を用いてベ
ンゼンジカルボン酸を製造する方法において、コバルト
−マンガン−ブロムと一緒に、ニッケル、クロム、ジル
コニウムおよびセリウムから選んだ1種以上の追加の金
属からなる改良された触媒系を、それぞれの酸化工程に
おいて適宜な濃度で用いることによって、穏かな温度で
ベンゼンジカルボン酸異性体を選択的に高い収率で酸化
することができ、トルイル酸異性体とCBAがベンゼンジ
カルボン酸に酸化される律速酸化反応工程を促進するこ
とができる一方で、高分子量の着色有機化合物が生成す
る副反応を避けることができる。
3)反応混合物を6〜30m/sの高い線速度で反応器に導
入するという新しい方法により、反応混合物を反応帯域
にわたって急速に且つほとんど均一に分布させることが
できる。また、150℃から反応温度までに反応混合物を
予備加熱することで、反応領域での温度勾配を除くこと
ができ、反応混合物の速やかな混合と共に、全反応容積
にわたって一様な(安定した)反応の進行が得られる。
これによって、溶媒として用いる低級脂肪族カルボン酸
の酸化による損失を減ずることができる。
以上の如き本発明の特徴および長所によって溶媒の損
失を最少にしながら、主な不純物であるCBAの含量が0.0
025%以下、色指数が10゜H以下の高純度ベンゼンジカ
ルボン酸異性体を製造することができる。
図面の簡単な説明 第1図は、酸化反応工程を2回行った後に、抽出/後
酸化工程を一回実施する本発明の方法(第一方法)のフ
ローチャートを示す。
第2図は、酸化反応工程を2回行った後に、抽出/後
酸化反応工程を2回実施する本発明の方法(第二方法)
のフローチャートを示す。
第3図は、酸化反応工程を1回行った後に、抽出/後
酸化反応工程を2回実施する本発明の方法(第三方法)
のフローチャートを示す。
発明を実施するための最良の形態 本発明を、次の非制限的実施例によってもさらに詳細
に説明する。
次の例において、特別な言及がない限り、金属は全て
酢酸塩の形で、ブロムは臭化水素酸の形で用いられ、%
は重量による。
実施例1〜9および比較例1〜7 (第一方法:2回の酸化反応工程を実施した後、抽出/後
酸化工程を1回実施する) 実施例1 反応混合物を、攪拌器と加熱ジャケットが装置された
チタン製容器中で調製した。反応混合物の組成は、p−
キシレン17%(1734kg)、酢酸80.63%、水2%、コバ
ルト732ppm、マグネシウム588ppm、ニッケル70ppm、ブ
ロム2270ppmであった。
遠心ポンプで上記反応混合物を加熱器に供給し、160
℃に加熱した。この予熱された混合物を、4つのノズル
を通じて、共通シャフトに取りつけられた2つのタービ
攪拌器を装着した反応器(V=10m3)中に、線速度20m/
sで導入した。酸化反応は198℃の温度と、18kg/cm2の圧
力で40分間行われた。
第一酸化反応からの生成物を、第二酸化反応器へ供給
し、第二酸化反応器に接続された結晶化槽からの還流、
および第一酸化反応器からの排出ガスと空気との混合物
を用いて処理した。第二酸化反応の間、水の濃度は10%
に保持した。第二酸化反応の後に得られたテレフタル酸
の純度は、第一酸化反応後に得た生成物と比べて、4−
CBA含量として1.9倍、色指数として1.3倍の向上があっ
た。
第一抽出/後酸化反応に供給する反応混合物は、攪拌
器を備えた容器中で調製した。第二酸化反応の生成物か
ら分離したケーキ(残留溶媒15%)を反応器に投入し、
溶媒を用いてケーキに含まれている不純物を抽出した。
この抽出用の溶媒としては、第一抽出/後酸化反応工程
から得たケーキを洗浄するための洗浄工程から再循環さ
れたものが用いられる。再循環された溶媒は、第二酸化
反応生成物中に含まれた全溶媒の85%が置換されるよう
にする。得られたスラリーは25%のテレフタル酸を含有
していた。
このスラリーを加熱器に供給し、約230℃に加熱した
後、攪拌器を備え、且つ一通の温度を保ちうる容器に送
り、10分間保った(第一抽出)。この熱処理したスラリ
ーを第一抽出/後酸化反応器に供給し、そこでスラリー
を第一酸化反応器からの排出ガスと空気との混合物で20
0℃にて処理すると同時に、コバルト、マンガン、ニッ
ケルおよび酢酸95%、水4.875%、臭化水素酸0.125%か
らなる臭化水素酸/酢酸溶液を反応器に供給した(第一
後酸化)。最終的に、第一抽出/後酸化反応における反
応混合物の組成は、テレフタル酸20%、水7%、[Co+
Mn+Ni]132ppmおよびブロム212ppmであった。
第一後酸化反応の反応時間は20分であった。反応が完
了した後、生成物を収集容器中で大気圧、105℃で結晶
化させた。固形物を遠心分離器で分離し、新たな酢酸で
洗浄して乾燥させた。後酸化反応工程からの最終生成物
の4−CBA含量は25ppm、色指数は8゜Hであった。収率
は98%であった。第一酸化から第一抽出/後酸化反応ま
での全酸化時間は80分間であった。
本発明の方法によれば、反応混合物を反応器内に高速
で流入することで、反応器内の温度と反応関与体濃度と
を急速に均一に分布させることができ、そして特定の触
媒系を使用し且つ再循環溶媒を用いる抽出工程を採用す
ることにより、特定化合物のみを選択的に酸化し、CBA
異性体含量25ppm以下、色指数10゜H以下の高純度フタ
ル酸異性体を製造することができる。各工程は約10〜40
分間で終了することができる。
実施例1の酸化反応条件および結果を表1に示す。
実施例2 実施例1の操作を繰り返し、但しNi70ppmの代わり
に、Ni40ppm、Cr20ppm、Zr30ppmおよびCe40ppmを用い、
反応時間と反応温度を表1に示すように変えた。最後に
得たテレフタル酸の4−CBA含量は15ppm、色指数は4゜
Hであった。実施例2の酸化反応条件と結果を表1に示
す。
実施例3 実施例1の操作を繰り返し、但しNi70ppmの代わり
に、Zr120ppmを用い、反応時間と温度を表1に示すよう
に変えた。最後に得たテレフタル酸の4−CBA含量は24p
pm、色指数は8゜Hであった。実施例3の酸化反応条件
と結果を表1に示す。
実施例4 実施例1の操作を繰り返し、但しNi70ppmの代わり
に、Ce120ppmを用い、反応時間と温度を表1に示すよう
に変えた。最後に得たテレフタル酸の4−CBA含量は22p
pm、色指数は7゜Hであった。実施例4の酸化反応条件
と結果を表1に示す。
実施例5 実施例1の操作を繰り返し、但しニッケルの使用量を
70ppmから100ppmに増し、反応温度と時間を表1に示す
ように変えた。最終的に生成したテレフタル酸の4−CB
A含量は20ppm、色指数は7゜Hであった。実施例5の酸
化反応条件と結果を表1に示す。
比較例1 実施例1の操作を繰り返し、但しNiを添加せず、反応
時間と温度を表1に示すように変えた。最後に得たテレ
フタル酸の4−CBA含量は25ppmであったが、色指数は46
゜Hと高かった。比較例1の酸化反応条件と結果を表1
に示す。
比較例2 比較例1の操作を繰り返し、但し反応混合物の流入速
度を28m/sから1m/sに低下させ、抽出時間を10分から1
分に変えた。最後に得たテレフタル酸の4−CBA含量は6
50ppm、色指数は26゜Hであった。比較例2の酸化反応
条件と結果を表1に示す。
比較例3 実施例5の操作を繰り返し、但しNi100ppmの代わり
に、Ni50ppmおよびCr50ppmを用い、第一後酸化反応中の
触媒濃度[Co+Mn+Ni+Cr]を132ppmから21ppmに変
え、ブロム濃度を212ppmから32ppmに変えた。最後に得
たテレフタル酸の4−CBA含量は421ppm、色指数は9゜
Hであった。比較例3の酸化反応条件と結果を表1に示
す。
比較例4 実施例1の操作を繰り返し、但しNiを添加せず、反応
混合物の流入温度を160℃から60℃に、第一抽出/後酸
化反応時の加熱温度と反応温度を各々230℃と、200℃か
ら180℃と180℃に変えた。最後に得たテレフタル酸の4
−CBA含量は222ppm、色指数は21゜Hであった。比較例
4の酸化反応条件と結果を表1に示す。
実施例6 実施例1の操作を繰り返し、但しp−キシレンの代わ
りに、m−キシレンを用いた。最後に得たイソフタル酸
の3−CBA含量は15ppm、色指数は10゜Hであった。実施
例6の酸化反応条件と結果を表1に示す。
比較例5 実施例6の操作を繰り返し、但しNiを添加せず、反応
混合物の流入線速度を20m/sから1m/sに減じ、第一抽出
段階の保持時間を10分から3分に減じた。最後に得たイ
ソフタル酸の3−CBA含量は160ppm、色指数は48゜Hで
あった。比較例5の酸化反応条件と結果を表1に示す。
実施例7 実施例1の操作を繰り返し、但しp−キシレンの変わ
りに、o−キシレンを用い、Ni70ppmの代わりに、Ni40p
pm、Cr20ppm、Zr30ppmおよびCe40ppmを用いた。最後に
得たフタル酸の2−CBA含量は20ppm、色指数は10゜Hで
あった。実施例7の酸化反応条件と結果を表1に示す。
比較例6 実施例1の操作を繰り返し、但しp−キシレンの代わ
りに、o−キシレンを用い、反応混合物の流入速度を20
m/sから1m/sに減じた。最後に得たフタル酸の2−CBA含
量は28ppm、色指数は20゜Hであった。比較例6の酸化
反応条件と結果を表1に示す。
実施例8〜17および比較例7〜8 (第二方法:2回の酸化反応工程を実施した後、抽出/後
酸化工程を2回実施する) 実施例8 本実施例では、反応混合物の収集容器、計量ポンプ、
攪拌器および凝縮器が装置された酸化反応器および結晶
槽からなる連続式ユニットを用いてp−キシレンを酸化
させた。p−キシレン14%(330g)、酢酸83.9%、水2
%、コバルト254ppm、マンガン127ppm、ジルコニウム23
ppmおよびブロム632ppmの組成を有する反応混合物を、
反応混合物収集容器に注入した。
反応混合物を予め160℃に加熱した後、反応器(1
)に空気を供給しながら送った。ガス、すなわちO2
COまたはCO2の含量、温度、圧力、反応混合物および空
気の消費量を鑑視しながら、且つ適宜な間隔で反応生成
物の試料を採取しながら、上記混合物を192℃で反応さ
せた。試料を液相と固相に分離し、クロマトグラフィー
法、ポーラログラフィー法および光学的測定方法等の普
通の技術を利用して、定性的および定量的に分析した。
第一酸化反応が終了した後、第一酸化反応から得たス
ラリーを第二酸化反応器に供給し、空気と、第一酸化反
応器からの排出ガスと、第二酸化反応器に接続された結
晶化槽からの還流とを用いて185℃で処理した。第二酸
化反応生成物を分離してケーキを得、これを、第二抽出
/後酸化反応から得られたスラリーからのケーキを分離
する分離工程から再循環された母液を用いて、再スラリ
ー化した後、第一抽出/後酸化反応器に供給した。この
第一抽出/後酸化反応器中の内容物を230℃まで加熱し
て7分間保った後、198℃まで冷却して酸化反応させ
た。この酸化に用いた触媒濃度は、第一酸化反応で用い
た触媒濃度の1/5であった。第一抽出/後酸化反応工程
の後、生成されたテレフタル酸中の4−CBA濃度は、950
ppm(第二酸化反応後)から210ppmまでに減少され、色
指数は9゜Hから7゜Hへと降下した。
第一抽出/後酸化反応生成物から分離されたケーキ
を、第二抽出/後酸化反応から分離されたケーキを洗浄
する洗浄工程から再循環された酢酸を用いて再スラリー
化した後、第二抽出/後酸化反応器に供給した。第二抽
出/後酸化反応器の内容物を230℃まで加熱して7分間
保った後、198℃まで冷却して酸化反応させた。第二抽
出/後酸化反応に用いた触媒濃度は、第一酸化反応に用
いた触媒濃度の1/10であった。第二後酸化反応生成物を
冷却してテレフタル酸を分離し、新たな酢酸で洗浄し
た。実施例9の酸化反応条件および結果を表2に示す。
この実施例において、4−CBA14ppmを含み、色指数が
6゜Hである高純度テレフタル酸を得ることができる。
実施例9 実施例8の操作を繰り返し、但しオキシ臭化ジルコニ
ウムの代わりにオキシ塩化ジルコニウムを用いた。オキ
シ臭化ジルコニウムをオキシ塩化ジルコニウムに取りか
えることによって、生成したテレフタル酸の色指数は変
わりなかったが、4−CBA含量が14ppmから11ppmへと減
少した。実施例8の酸化反応条件および結果を表2に示
す。
実施例10 実施例8の操作を繰り返し、但し臭化ジルコニウムの
代わりに塩化ニッケル六水和物を用いた。実施例8の結
果と比べると、生成したテレフタル酸の4−CBA含量は
同様であったが、色指数は低下した。実施例10の酸化反
応条件および結果を表2に示す。
実施例11 実施例8の操作を繰り返し、但しジルコニウム化合物
の代わりにセリウム化合物を用いた。高純度のテレフタ
ル酸が得られた。実施例11の酸化反応条件および結果を
表2に示す。
実施例12 実施例8の操作を繰り返し、但しジルコニウム化合物
の代わりにクロム化合物を用いた。高純度のテレフタル
酸が得られた。実施例12の酸化反応条件および結果を表
2に示す。
実施例13 実施例8の操作を繰り返し、但しジルコニウム化合物
の代わりにジルコニウム、ニッケルおよびクロム化合物
の混合物を用いた。実施例8の結果を比べると、生成し
たテレフタル酸の4−CBA含量および色指数は低下し
た。実施例13の酸化反応条件および結果を表2に示す。
比較例7 実施例13の操作を繰り返し、但し重金属を添加しなか
った。生成したテレフタル酸の品質は高純度の要件を満
たさなかった。比較例7の酸化反応条件および結果を表
2に示す。
実施例14および15 実施例8の操作を繰り返し、但し反応器の容量を1
から1m3に変えた。反応器には2つの平行攪拌器と、混
合物の流入速度と方向を調整するためのノズルが装着さ
れている。第一および第二酸化反応は実施例8と同じ温
度で行い、第一後酸化および第二素酸化反応は188〜199
℃で実施した。触媒濃度は、実施例8と比べて実施例14
では約2倍に、実施例15では約1.5倍に増加した。この
結果、4−CBA含量が各々10ppmおよび24ppmの高純度テ
レフタル酸が得られた。実施例14および15の酸化反応条
件と結果を表2に示す。
比較例8 実施例14の操作を繰り返し、但し反応混合物を、ノズ
ルの代わりに4個の分岐パイプで5m/sの速度で供給し、
反応温度と時間は表2に示すように変更した。生成した
テレフタル酸の色指数は28゜Hと高かった。比較例8の
酸化反応条件および結果を表2に示す。
実施例16および17 実施例8の操作を繰り返し、但しp−キシレンの代わ
りに、それぞれm−キシレンおよびo−キシレンを酸化
し、ジルコニウムの代わりにニッケルを用いた。その結
果、CBA含量が各々12ppmおよび23ppmで、色指数が各々
6゜Hおよび10゜Hの高純度イソフタル酸およびフタル
酸を得た。実施例16および17の酸化反応条件と結果を表
2に示す。
実施例18〜20 (第三方法:1回の酸化反応工程を実施した後、抽出/後
酸化工程を2回実施する) 実施例18 この実施例では、p−キシレンを第三方法で酸化させ
た。p−キシレン14%(378g)、酢酸83.8%、水2%、
コバルト618ppm、マンガン292ppm、ニッケル61ppm、ブ
ロム1416ppmの組成を有する反応混合物を、反応混合物
収集容器に注入した。
反応混合物を予め160℃に加熱した後、反応器に空気
を供給しながら送った。ガス、すなわちO2、COおよびCO
2の含量、温度、圧力、反応混合物および空気の消費量
を鑑視しながら、且つ適宜な間隔で反応生成物の試料を
採取しながら、上記混合物を188℃で反応させた。試料
を液相と固相に分離し、クロマトグラフィー法、ポーラ
ログラフィー法および光学的測定方法等の普通の技術を
利用して、定性的および定量的に分析した。
第一酸化反応が終了した後、第一酸化反応から得たス
ラリーを100℃まで冷却してケーキを得、これを第二抽
出/後酸化反応から得られるスラリーからケーキを分離
するための分離工程から再循環された母液を用いて再ス
ラリー化した後、第一抽出/後酸化反応器に供給した。
第一抽出/後酸化反応器の内容物を240℃まで加熱して1
5分間保った後、198℃まで冷却して酸化反応させた。こ
の酸化反応に用いた触媒の重金属濃度およびブロム濃度
は、第一酸化反応に用いた触媒の濃度の各々1/7および1
/9であった。
第一抽出/後酸化反応生成物から分離したケーキを、
第二抽出/後酸化反応から分離したケーキを洗浄するた
めの洗浄工程から再循環された酢酸を用いて再スラリー
した後、第二抽出/後酸化反応器に供給した。第二抽出
/後酸化反応器の内容物を240℃まで加熱して15分間保
った後、198℃に冷却して酸化反応させた。第二後酸化
反応で用いた触媒濃度は第一酸化反応に用いた触媒濃度
の1/10であった。第二後酸化反応生成物を冷却し、テレ
フタル酸を分離して新たな酢酸で洗浄した。実施例18の
酸化反応条件および結果を表3に示す。
実施例19 実施例18の操作を繰り返し、但し新しい触媒の代わり
に、第一酸化反応の母液から回収した触媒を用いた。こ
の結果、高純度のテレフタル酸を得ることができた。実
施例19の酸化反応条件および結果を表3に示す。
実施例20 実施例18の操作を繰り返し、但しニッケル61ppmの代
わりに、ニッケル31ppmおよびジルコニウム31ppmを用い
た。第一後酸化反応および第二後酸化反応に用いた触媒
濃度は、第一酸化反応に比べて、各々1/8および1/12に
低くした。この結果、高純度のテレフタル酸を得ること
ができた。実施例20の酸化反応条件および結果を表3に
示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C07C 51/487 C07C 51/487 63/16 63/16 63/24 63/24 // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300 (73)特許権者 999999999 ジョイント−ストック カンパニー オ ブ リサーチ アンド デザイン イン スティテュート オブ モノマーズ(エ ーオー エヌアイピーアイエム) ロシア連邦 チュラ,300600,プロスペ クト レニーナ,106エー (72)発明者 ナジモク,ウラジミール フィリポビッ チ ロシア連邦 チュラ,300034,138,カ ルツリーナ エスティ.,フラット 53 (72)発明者 ゴンチャローヴァ,ナデツダ ニコラエ ーナ ロシア連邦 チュラ,300057,82,ヴォ ロダースコーゴ エスティ.,ブロック 1,フラット 94 (72)発明者 ユルジェフ,ヴァレリ ペトロビッチ ロシア連邦 チュラ,300034,12,レジ ェジーナ エスティ.,フラット 36 (72)発明者 マンズロフ,ウラジミール ドミトリー ビッチ ロシア連邦 チュラ,300034,77,デモ ンストラッシー エスティ.,フラット 59 (56)参考文献 特開 昭59−190947(JP,A) 特開 昭64−3147(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07C 63/26 C07C 51/265 C07C 51/487 C07C 63/24 C07C 63/16

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)キシレン異性体を低級脂肪族カルボ
    ン酸中で、コバルト、マンガン、ブロムと、ニッケル、
    クロム、ジルコニウムおよびセリウムから選択された少
    なくとも1種とからなる触媒系の存在下に、分子状酸素
    または分子状酸素含有ガスを用いて酸化させる第1酸化
    反応工程;(b)上記第一酸化反応工程から得られた生
    成物を上記触媒系を用いて再酸化させる第二酸化反応工
    程;および(c)上記第二酸化反応工程から得られた生
    成物を結晶化して粗ベンゼンジカルボン酸異性体のケー
    キを分離し、このケーキを低級脂肪族カルボン酸溶媒の
    添加により再スラリー化した後、これに含まれている不
    純物を溶媒中に抽出するために加熱し、得られたスラリ
    ーを、上記触媒系を用いて上記加熱温度よりも2〜80℃
    の低い温度で酸化させる第一抽出/後酸化反応工程から
    なる、追加の触媒的還元工程を経ずに、高純度ベンゼン
    ジカルボン酸異性体を製造する方法において、 ニッケル、クロム、ジルコニウムおよびセリウムから選
    択される重金属の濃度と、コバルトおよびマンガンの合
    計濃度との比率が、0.01〜0.2:1であるとともに、上記
    第一酸化反応工程:第二酸化反応工程:第一後酸化反応
    工程に用いられる上記重金属の濃度の比率が、1:0.5〜
    0.9:0.05〜0.2であり、かつ該上記重金属の全濃度が、5
    0〜300ppmであることを特徴とする、高純度ベンゼンジ
    カルボン酸異性体の製造方法。
  2. 【請求項2】(a)キシレン異性体を低級脂肪族カルボ
    ン酸中で、コバルト、マンガン、ブロムと、ニッケル、
    クロム、ジルコニウムおよびセリウムから選択される少
    なくとも1種とからなる触媒系の存在下に、分子状酸素
    または分子状酸素含有ガスを用いて酸化させる第一酸化
    反応工程;(b)上記第一酸化反応工程から得られた生
    成物を上記触媒系を用いて再酸化させる第二酸化反応工
    程;(c)上記第二酸化反応工程から得られた生成物を
    結晶化して粗ベンゼンジカルボン酸異性体のケーキを分
    離し、このケーキを低級脂肪族カルボン酸溶媒の添加に
    より再スラリー化した後、これに含まれている不純物を
    溶媒中に抽出するために加熱し、得られたスラリーを、
    上記触媒系を用いて上記加熱温度よりも2〜80℃低い温
    度で酸化させる第一抽出/後酸化反応工程;および
    (d)上記第一抽出/後酸化反応工程から得られた生成
    物を結晶化して粗ベンゼンジカルボン酸異性体のケーキ
    を分離し、このケーキを低級脂肪族カルボン酸溶媒の添
    加により再スラリー化した後、これに含まれている不純
    物を溶媒中に抽出するために加熱し、得られたスラリー
    を、上記触媒系を用いて上記加熱温度よりも2〜80℃低
    い温度で酸化させる第二抽出/後酸化反応工程からな
    る、追加の触媒的還元工程を経ずに、高純度ベンゼンジ
    カルボン酸異性体を製造する方法において、 ニッケル、クロム、ジルコニウムおよびセリウムから選
    択される重金属の濃度とコバルトおよびマンガンの合計
    濃度との比率が、0.01〜0.2:1であるとともに、第一酸
    化反応工程:第二酸化反応工程:第一後酸化反応工程:
    第二後酸化反応工程に用いられる上記重金属の濃度の比
    率が、1:0.5〜0.9:0.1〜0.3:0.05〜0.2であり、かつ上
    記重金属の全濃度が、30〜200ppmであることを特徴とす
    る、高純度ベンゼンジカルボン酸異性体の製造方法。
  3. 【請求項3】(a)キシレン異性体を低級脂肪族カルボ
    ン酸中で、コバルト、マンガン、ブロムと、ニッケル、
    クロム、ジルコニウムおよびセリウムから選択された少
    なくとも1種とからなる触媒系の存在下に、分子状酸素
    または分子状酸素含有ガスを用いて酸化させる第一酸化
    反応工程;(b)上記第一酸化反応工程から得られた生
    成物を結晶化して粗ベンゼンジカルボン酸異性体のケー
    キを分離し、このケーキを低級脂肪族カルボン酸溶媒の
    添加により再スラリー化した後、これに含まれている不
    純物を溶媒中に抽出するために加熱し、得られたスラリ
    ーを、上記触媒系を用いて上記加熱温度よりも2〜80℃
    低い温度で酸化させる第一抽出/後酸化反応工程;およ
    び(c)上記第一抽出/後酸化反応工程から得られた生
    成物を結晶化して粗ベンゼンジカルボン酸異性体のケー
    キを分離し、このケーキを低級脂肪族カルボン酸溶媒の
    添加により再スラリー化した後、これに含まれている不
    純物を溶媒中に抽出するために加熱し、得られたスラリ
    ーを、上記触媒系を用いて上記加熱温度よりも2〜80℃
    低い温度で酸化させる第二抽出/後酸化反応工程からな
    る、追加の触媒的還元工程を経ずに、高純度ベンゼンジ
    カルボン酸異性体を製造する方法において、 ニッケル、クロム、ジルコニウムおよびセリウムから選
    択される重金属の濃度と、コバルトおよびマンガンの合
    計濃度との比率が、0.01〜0.2:1であるとともに、第一
    酸化反応工程:第一後酸化反応工程:第二後酸化反応工
    程に用いられる上記重金属の濃度の比率が、1:0.05〜0.
    5:0.05〜0.2であり、かつ該重金属の全濃度が、40〜300
    ppmであることを特徴とする、高純度ベンゼンジカルボ
    ン酸異性体の製造方法。
  4. 【請求項4】上記第一酸化反応工程に導入される反応混
    合物を、予め150℃〜第一酸化反応工程の温度に加熱す
    ることを特徴とする、特許請求の範囲第1〜3項の何れ
    かに記載の方法。
  5. 【請求項5】上記第二酸化反応生成物から分離されたケ
    ーキを再スラリー化するための上記低級脂肪族カルボン
    酸溶媒が、上記第一抽出/後酸化反応生成物から分離さ
    れたケーキを洗浄するための洗浄工程から再循環される
    ことを特徴とする、特許請求の範囲第1項に記載の方
    法。
  6. 【請求項6】上記第二酸化反応生成物から分離されたケ
    ーキを再スラリー化するのに用いられる上記低級脂肪族
    カルボン酸溶媒が、上記第二抽出/後酸化反応生成物か
    ら得られたスラリーからケーキを分離するための分離工
    程から再循環され、そして上記第一酸化反応生成物から
    分離されたケーキを再スラリー化するのに用いられる上
    記低級脂肪族カルボン酸溶媒が、上記第二抽出/後酸化
    反応生成物から分離されたケーキを洗浄するための洗浄
    工程から再循環されることを特徴とする、特許請求の範
    囲第2項に記載の方法。
  7. 【請求項7】上記第一酸化反応生成物から分離されたケ
    ーキを再スラリー化するのに用いられる上記低級脂肪族
    カルボン酸溶媒が、上記第二抽出/後酸化反応生成物か
    ら得られたスラリーからケーキを分離するための分離工
    程から再循環され、そして上記第一抽出/後酸化反応生
    成物から分離されたケーキを再スラリー化するのに用い
    られる上記低級脂肪族カルボン酸溶媒が、上記第二抽出
    /後酸化反応生成物から分離されたケーキを洗浄するた
    めの洗浄工程から再循環されることを特徴とする、特許
    請求の範囲第3項に記載の方法。
  8. 【請求項8】上記第一および第二酸化反応を、150〜230
    ℃で20〜60分間行うことを特徴とする、特許請求の範囲
    第1項または2項に記載の方法。
  9. 【請求項9】上記第一酸化反応を、150〜230℃で20〜60
    分間行うことを特徴とする、特許請求の範囲第3項に記
    載の方法。
  10. 【請求項10】反応混合物を、第一酸化反応器内に、6
    〜30m/sの線速度で、反応器内容物の回転方向と対向方
    向に導入することを特徴とする、特許請求の範囲第1〜
    3項の何れかに記載の方法。
  11. 【請求項11】上記ブロム化合物が、ブロム化合物単独
    であるか、または臭素および塩素として1:0.001〜0.5の
    比率のブロム化合物と塩素化合物との混合物であること
    を特徴とする、特許請求の範囲第1〜3項の何れかに記
    載の方法。
  12. 【請求項12】再循環される低級脂肪族カルボン酸の量
    が、前の酸化反応工程からのスラリー中に含まれている
    低級脂肪族カルボン酸の少なくとも60%を置換し得る量
    であることを特徴とする、特許請求の範囲第5〜7項の
    何れかに記載の方法。
JP6516877A 1993-09-28 1993-11-30 高純度ベンゼンジカルボン酸異性体の製造方法 Expired - Lifetime JP3009223B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
RU93046191 1993-09-28
RU93046190/04A RU2047594C1 (ru) 1993-09-28 1993-09-28 Способ получения изомеров бензолдикарбоновых кислот с высокой степенью очистки
RU93046190 1993-09-28
RU93046191/04A RU2047595C1 (ru) 1993-09-28 1993-09-28 Способ получения изомеров фталевых кислот с высокой степенью чистоты
PCT/KR1993/000106 WO1995009143A1 (en) 1993-09-28 1993-11-30 Production method of high purity isomers of benzenedicarboxylic acids

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08506571A JPH08506571A (ja) 1996-07-16
JP3009223B2 true JP3009223B2 (ja) 2000-02-14

Family

ID=26653761

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6516877A Expired - Lifetime JP3009223B2 (ja) 1993-09-28 1993-11-30 高純度ベンゼンジカルボン酸異性体の製造方法

Country Status (21)

Country Link
US (1) US5359133A (ja)
JP (1) JP3009223B2 (ja)
KR (1) KR970000136B1 (ja)
CN (1) CN1050118C (ja)
AU (1) AU5576394A (ja)
BE (1) BE1008546A4 (ja)
BG (1) BG62324B1 (ja)
BR (1) BR9305996A (ja)
CA (1) CA2128719C (ja)
DE (2) DE4397599T1 (ja)
ES (1) ES2081265B1 (ja)
FR (1) FR2710638B1 (ja)
GB (1) GB2286588B (ja)
IT (1) IT1271011B (ja)
MY (1) MY108978A (ja)
PL (1) PL175685B1 (ja)
RO (1) RO113850B1 (ja)
SA (1) SA94140587B1 (ja)
SK (1) SK280582B6 (ja)
TW (1) TW307753B (ja)
WO (1) WO1995009143A1 (ja)

Families Citing this family (90)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5929274A (en) * 1995-06-07 1999-07-27 Hfm International, Inc. Method to reduce carboxybenzaldehyde isomers in terephthalic acid or isophthalic acid
WO1996041791A1 (fr) * 1995-06-08 1996-12-27 Mogilev Order Of Lenin Proizvodstvennoe Obiedinenie Procede de production d'acide terephtalique de purete monomerique
JP3757995B2 (ja) * 1996-07-12 2006-03-22 三菱瓦斯化学株式会社 高純度イソフタル酸の製造方法
JP3341620B2 (ja) * 1997-03-19 2002-11-05 株式会社日立製作所 芳香族ポリカルボン酸の製造方法および装置
US6180822B1 (en) 1998-12-22 2001-01-30 Samsung General Chemical Co., Ltd. Method of producing aromatic carboxylic acids by oxidizing alkyl aromatic compounds or partially oxidized intermediates thereof with carbon dioxide containing gas
KR20000041506A (ko) * 1998-12-22 2000-07-15 유현식 아로마틱폴리카본산의 제조방법
KR100549107B1 (ko) * 1999-04-28 2006-02-06 삼성토탈 주식회사 아로마틱 폴리카본산의 제조방법
US6194607B1 (en) 1998-12-22 2001-02-27 Samsung General Chemicals Co., Ltd. Method of producing aromatic carboxylic acids by oxidizing alkyl aromatic hydrocarbons or partially oxidized intermediates thereof
US6465685B1 (en) 1999-11-24 2002-10-15 General Electric Company Method for oxidation of xylene derivatives
US6399790B1 (en) 1999-11-24 2002-06-04 General Electric Company Method for oxidation of xylene derivatives
US6759550B1 (en) 2000-01-18 2004-07-06 The Dow Chemical Company Oxidation of alkyl aromatic compounds to aromatic acids in an aqueous medium
US6649773B2 (en) 2002-03-22 2003-11-18 General Electric Company Method for the manufacture of halophthalic acids and anhydrides
US6657067B2 (en) 2002-03-22 2003-12-02 General Electric Company Method for the manufacture of chlorophthalic anhydride
US6657068B2 (en) 2002-03-22 2003-12-02 General Electric Company Liquid phase oxidation of halogenated ortho-xylenes
PL208869B1 (pl) * 2002-12-09 2011-06-30 Eastman Chem Co Sposób wytwarzania produktu oczyszczonego kwasu karboksylowego
BR0316462A (pt) * 2002-12-09 2005-10-11 Eastman Chem Co Processos para reduzir uma suspensão de ácido carboxìlico purificado, para purificar um produto de oxidação em estágios, para produzir um produto de ácido carboxìlico purificado, e, suspensão de ácido carboxìlico purificado
US7132566B2 (en) * 2003-09-22 2006-11-07 Eastman Chemical Company Process for the purification of a crude carboxylic acid slurry
US7074954B2 (en) * 2002-12-09 2006-07-11 Eastman Chemical Company Process for the oxidative purification of terephthalic acid
EP1569889A1 (en) * 2002-12-09 2005-09-07 Eastman Chemical Company Process for the oxidative purification of terephthalic acid
US7161027B2 (en) * 2002-12-09 2007-01-09 Eastman Chemical Company Process for the oxidative purification of terephthalic acid
US7546747B2 (en) * 2004-01-15 2009-06-16 Eastman Chemical Company Process for production of a dried carboxylic acid cake suitable for use in polyester production
US7348452B2 (en) * 2004-04-22 2008-03-25 Eastman Chemical Company Liquid phase oxidation of P-xylene to terephthalic acid in the presence of a catalyst system containing nickel, manganese, and bromine atoms
US20050283022A1 (en) * 2004-06-18 2005-12-22 Sheppard Ronald B Filtrate preparation process for terephthalic acid filtrate treatment
US7541489B2 (en) 2004-06-30 2009-06-02 Sabic Innovative Plastics Ip B.V. Method of making halophthalic acids and halophthalic anhydrides
US7399882B2 (en) 2004-09-02 2008-07-15 Eastman Chemical Company Optimized liquid-phase oxidation
US7582793B2 (en) 2004-09-02 2009-09-01 Eastman Chemical Company Optimized liquid-phase oxidation
US7741515B2 (en) 2004-09-02 2010-06-22 Eastman Chemical Company Optimized liquid-phase oxidation
US7692037B2 (en) 2004-09-02 2010-04-06 Eastman Chemical Company Optimized liquid-phase oxidation
US7495125B2 (en) 2004-09-02 2009-02-24 Eastman Chemical Company Optimized liquid-phase oxidation
US7568361B2 (en) 2004-09-02 2009-08-04 Eastman Chemical Company Optimized liquid-phase oxidation
US7572936B2 (en) 2004-09-02 2009-08-11 Eastman Chemical Company Optimized liquid-phase oxidation
US7589231B2 (en) 2004-09-02 2009-09-15 Eastman Chemical Company Optimized liquid-phase oxidation
US7390921B2 (en) 2004-09-02 2008-06-24 Eastman Chemical Company Optimized liquid-phase oxidation
US7615663B2 (en) * 2004-09-02 2009-11-10 Eastman Chemical Company Optimized production of aromatic dicarboxylic acids
US7586000B2 (en) 2004-09-02 2009-09-08 Eastman Chemical Company Optimized liquid-phase oxidation
US7504535B2 (en) 2004-09-02 2009-03-17 Eastman Chemical Company Optimized liquid-phase oxidation
US7683210B2 (en) 2004-09-02 2010-03-23 Eastman Chemical Company Optimized liquid-phase oxidation
US7692036B2 (en) 2004-11-29 2010-04-06 Eastman Chemical Company Optimized liquid-phase oxidation
WO2006028817A2 (en) * 2004-09-02 2006-03-16 Eastman Chemical Company Optimized liquid-phase oxidation
US7608733B2 (en) 2004-09-02 2009-10-27 Eastman Chemical Company Optimized liquid-phase oxidation
US7608732B2 (en) 2005-03-08 2009-10-27 Eastman Chemical Company Optimized liquid-phase oxidation
US7507857B2 (en) 2004-09-02 2009-03-24 Eastman Chemical Company Optimized liquid-phase oxidation
US7910769B2 (en) 2004-09-02 2011-03-22 Eastman Chemical Company Optimized liquid-phase oxidation
US7563926B2 (en) 2004-09-02 2009-07-21 Eastman Chemical Company Optimized liquid-phase oxidation
US7482482B2 (en) 2004-09-02 2009-01-27 Eastman Chemical Company Optimized liquid-phase oxidation
US7381836B2 (en) 2004-09-02 2008-06-03 Eastman Chemical Company Optimized liquid-phase oxidation
US7371894B2 (en) 2004-09-02 2008-05-13 Eastman Chemical Company Optimized liquid-phase oxidation
US7572932B2 (en) 2004-09-02 2009-08-11 Eastman Chemical Company Optimized liquid-phase oxidation
US7361784B2 (en) 2004-09-02 2008-04-22 Eastman Chemical Company Optimized liquid-phase oxidation
US7550627B2 (en) * 2005-03-08 2009-06-23 Eastman Chemical Company Processes for producing aromatic dicarboxylic acids
US20060205974A1 (en) * 2005-03-08 2006-09-14 Lavoie Gino G Processes for producing aromatic dicarboxylic acids
US7741516B2 (en) * 2005-05-19 2010-06-22 Eastman Chemical Company Process to enrich a carboxylic acid composition
US7919652B2 (en) * 2005-05-19 2011-04-05 Eastman Chemical Company Process to produce an enriched composition through the use of a catalyst removal zone and an enrichment zone
US7432395B2 (en) * 2005-05-19 2008-10-07 Eastman Chemical Company Enriched carboxylic acid composition
US7880031B2 (en) * 2005-05-19 2011-02-01 Eastman Chemical Company Process to produce an enrichment feed
US7834208B2 (en) * 2005-05-19 2010-11-16 Eastman Chemical Company Process to produce a post catalyst removal composition
US20060264662A1 (en) * 2005-05-19 2006-11-23 Gibson Philip E Esterification of an enriched composition
US20060264664A1 (en) * 2005-05-19 2006-11-23 Parker Kenny R Esterification of an exchange solvent enriched composition
US7557243B2 (en) * 2005-05-19 2009-07-07 Eastman Chemical Company Enriched terephthalic acid composition
US7884231B2 (en) * 2005-05-19 2011-02-08 Eastman Chemical Company Process to produce an enriched composition
US20060264656A1 (en) * 2005-05-19 2006-11-23 Fujitsu Limited Enrichment process using compounds useful in a polyester process
US7897809B2 (en) * 2005-05-19 2011-03-01 Eastman Chemical Company Process to produce an enrichment feed
US7884232B2 (en) 2005-06-16 2011-02-08 Eastman Chemical Company Optimized liquid-phase oxidation
US20070155987A1 (en) * 2006-01-04 2007-07-05 O'meadhra Ruairi S Oxidative digestion with optimized agitation
US7358389B2 (en) 2006-01-04 2008-04-15 Eastman Chemical Company Oxidation system employing internal structure for enhanced hydrodynamics
US7355068B2 (en) 2006-01-04 2008-04-08 Eastman Chemical Company Oxidation system with internal secondary reactor
US20070179312A1 (en) * 2006-02-02 2007-08-02 O'meadhra Ruairi Seosamh Process for the purification of a crude carboxylic axid slurry
US7772424B2 (en) * 2006-03-01 2010-08-10 Eastman Chemical Company Polycarboxylic acid production system employing enhanced evaporative concentration downstream of oxidative digestion
US7816556B2 (en) * 2006-03-01 2010-10-19 Eastman Chemical Company Polycarboxylic acid production system employing enhanced multistage oxidative digestion
US20070208194A1 (en) * 2006-03-01 2007-09-06 Woodruff Thomas E Oxidation system with sidedraw secondary reactor
US7420082B2 (en) * 2006-03-01 2008-09-02 Eastman Chemical Company Polycarboxylic acid production system employing hot liquor removal downstream of oxidative digestion
US7501537B2 (en) * 2006-03-01 2009-03-10 Eastman Chemical Company Polycarboxylic acid production system employing oxidative digestion with reduced or eliminated upstream liquor exchange
US7393973B2 (en) * 2006-03-01 2008-07-01 Eastman Chemical Company Polycarboxylic acid production system with enhanced residence time distribution for oxidative digestion
US7326807B2 (en) * 2006-03-01 2008-02-05 Eastman Chemical Company Polycarboxylic acid production system with enhanced heating for oxidative digestion
US7326808B2 (en) * 2006-03-01 2008-02-05 Eastman Chemical Company Polycarboxylic acid production system employing cooled mother liquor from oxidative digestion as feed to impurity purge system
US7888529B2 (en) * 2006-03-01 2011-02-15 Eastman Chemical Company Process to produce a post catalyst removal composition
WO2008082501A1 (en) * 2006-12-21 2008-07-10 E.I. Du Pont De Nemours And Company Process for the synthesis of halogenated aromatic diacids
US8455680B2 (en) 2008-01-15 2013-06-04 Eastman Chemical Company Carboxylic acid production process employing solvent from esterification of lignocellulosic material
US8614350B2 (en) 2008-01-15 2013-12-24 Eastman Chemical Company Carboxylic acid production process employing solvent from esterification of lignocellulosic material
US9085522B2 (en) 2011-12-29 2015-07-21 Uop Llc Process for producing terephthalic acid
US8927764B2 (en) 2011-12-29 2015-01-06 Uop Llc Process for producing terephthalic acid
CN104011005A (zh) * 2011-12-29 2014-08-27 环球油品公司 制备对苯二酸的方法
US9156765B2 (en) 2011-12-29 2015-10-13 Uop Llc Process for oxidizing alkyl-aromatic compounds
US9045408B2 (en) 2011-12-29 2015-06-02 Uop Llc Process for oxidizing alkyl-aromatic compounds
US9024059B2 (en) 2011-12-29 2015-05-05 Uop Llc Process for producing terephthalic acid
US9199906B2 (en) 2013-09-24 2015-12-01 Eastman Chemical Company Processes for producing isophthalic acid
US9212121B2 (en) * 2013-09-24 2015-12-15 Eastman Chemical Company Processes for producing terephthalic acid
CN105688988B (zh) 2014-12-16 2018-11-27 财团法人工业技术研究院 糠醛化合物的氧化反应催化剂及糠醛化合物的氧化方法
CN107963964A (zh) * 2017-11-02 2018-04-27 华东理工大学 间苯二甲酸的制备方法
CN107954850A (zh) * 2017-11-02 2018-04-24 华东理工大学 间苯二甲酸的制备方法

Family Cites Families (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE1270030C2 (de) * 1962-04-27 1973-07-19 Verfahren zur reinigung von terephthalsaeure
US3595908A (en) * 1966-11-01 1971-07-27 Inst Francais Du Petrole Two-step oxidation of paraxylene for the production of terephthalic acid
DE1643721B1 (de) * 1967-12-22 1971-10-21 Basf Ag Verfahren zur kontinuierlichen Herstellung von Benzoldicarbonsaeuren
US3626001A (en) * 1968-05-09 1971-12-07 Atlantic Richfield Co Method for the production of high-purity isophthalic or terephthalic acid
US3683017A (en) * 1970-04-01 1972-08-08 Fmc Corp Oxidation of p-xylene and p-tolujc acid to terephthalic acid
JPS5518698B1 (ja) * 1971-04-03 1980-05-21
US3845117A (en) * 1972-12-14 1974-10-29 Halcon International Inc Process for preparation of phthalic acids
US3920735A (en) * 1973-05-21 1975-11-18 Standard Oil Co Zirconium enhanced activity of transition metal-bromine catalysis of di- and trimethyl benzene oxidation in liquid phase
JPS5291835A (en) * 1976-01-29 1977-08-02 Mitsubishi Chem Ind Ltd Prepation of terephtalic acid for direct polymerization
US4201871A (en) * 1978-02-23 1980-05-06 Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha Process for recovering terephthalic acid
JPS5555138A (en) * 1978-10-19 1980-04-22 Mitsubishi Chem Ind Ltd Preparation of highly pure terephthalic acid
DE3063298D1 (en) * 1979-07-02 1983-07-07 Ici Plc Process for the preparation of terephthalic acid
US4334086A (en) * 1981-03-16 1982-06-08 Labofina S.A. Production of terephthalic acid
JPS57200328A (en) * 1981-06-03 1982-12-08 Mitsubishi Chem Ind Ltd Preparation of terephthalic acid
JPS59104345A (ja) * 1982-12-03 1984-06-16 Kuraray Yuka Kk 直接重合用に適したテレフタル酸の製造方法
JPS59106435A (ja) * 1982-12-10 1984-06-20 Mitsubishi Chem Ind Ltd 高純度テレフタル酸の製法
JPS60233032A (ja) * 1984-05-04 1985-11-19 Kuraray Yuka Kk 直接重合用に適したテレフタル酸の製造法
US4892970A (en) * 1985-12-30 1990-01-09 Amoco Corporation Staged aromatics oxidation in aqueous systems
JPH0662495B2 (ja) * 1986-05-16 1994-08-17 三菱化成株式会社 高純度テレフタル酸の製法
JP2504461B2 (ja) * 1987-04-24 1996-06-05 三菱化学株式会社 高品質テレフタル酸の製法
US4786753A (en) * 1987-05-18 1988-11-22 Amoco Corporation Oxidation process for the manufacture of aromatic acids from alkylaromatic compounds
EP0465100B1 (en) * 1990-06-25 1994-09-28 Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc. Process for producing high purity isophthalic acid
CA2050866A1 (en) * 1990-09-10 1992-03-11 George F. Schaefer Oxidation of dialkyl polyaromatics to dicarboxypolyaromatics
JP3231134B2 (ja) * 1993-05-11 2001-11-19 住友化学工業株式会社 微粒子計測方法およびそのための装置

Also Published As

Publication number Publication date
FR2710638B1 (fr) 1996-04-26
SA94140587B1 (ar) 2006-11-12
CN1103860A (zh) 1995-06-21
AU5576394A (en) 1995-04-18
SK280582B6 (sk) 2000-04-10
ES2081265A1 (es) 1996-02-16
KR970000136B1 (ko) 1997-01-04
DE4397599C2 (de) 1998-02-19
US5359133A (en) 1994-10-25
CA2128719C (en) 1998-06-09
CN1050118C (zh) 2000-03-08
IT1271011B (it) 1997-05-26
BE1008546A4 (nl) 1996-06-04
BG98919A (bg) 1995-05-31
PL308537A1 (en) 1995-08-21
PL175685B1 (pl) 1999-01-29
ES2081265B1 (es) 1996-10-16
TW307753B (ja) 1997-06-11
GB2286588A (en) 1995-08-23
GB9415915D0 (en) 1995-05-24
BG62324B1 (bg) 1999-08-31
GB2286588B (en) 1996-09-11
MY108978A (en) 1996-11-30
RO113850B1 (ro) 1998-11-30
ITMI941879A1 (it) 1996-03-14
KR950008467A (ko) 1995-04-17
ITMI941879A0 (it) 1994-09-14
FR2710638A1 (fr) 1995-04-07
CA2128719A1 (en) 1995-03-29
SK87794A3 (en) 1995-05-10
DE4397599T1 (de) 1997-07-24
JPH08506571A (ja) 1996-07-16
WO1995009143A1 (en) 1995-04-06
BR9305996A (pt) 1997-10-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3009223B2 (ja) 高純度ベンゼンジカルボン酸異性体の製造方法
EP0465100B1 (en) Process for producing high purity isophthalic acid
US5292934A (en) Method for preparing aromatic carboxylic acids
KR100282074B1 (ko) 2,6-나프탈렌디카복실산의제조방법
JPS6121217B2 (ja)
EP1003699B1 (en) Purification of difluoromethane by extractive distillation
JPH0451539B2 (ja)
JPS59104345A (ja) 直接重合用に適したテレフタル酸の製造方法
US2723994A (en) Oxidation of xylene and toluic acid mixtures to phthalic acids
JPH06509823A (ja) 芳香族カルボン酸の製造方法
CA2329258C (en) Improved process for producing pure carboxylic acids
JP2924104B2 (ja) 高純度イソフタル酸の製造方法
RU2047594C1 (ru) Способ получения изомеров бензолдикарбоновых кислот с высокой степенью очистки
RU2047595C1 (ru) Способ получения изомеров фталевых кислот с высокой степенью чистоты
HU214097B (en) Process for producing high purity isomers of benzenbicarboxylic acids
JPH02240047A (ja) ナフタレンカルボン酸の製造方法
JPH03123755A (ja) 芳香族カルボン酸の製造方法
JP2001335534A (ja) 高純度芳香族ポリカルボン酸の製造法
JPS623139B2 (ja)
JPH02160745A (ja) ナフタレンカルボン酸の製造方法
JPH0662495B2 (ja) 高純度テレフタル酸の製法
JPH0639444B2 (ja) 2.3−ナフタレンジカルボン酸の製造方法
US20150099898A1 (en) Process for removing amide impurities in aromatic carboxylic acids
JPH0753457A (ja) ナフタレンジカルボン酸の連続製造法
JPS63159344A (ja) 1,4−ナフタレンジカルボン酸の製造法

Legal Events

Date Code Title Description
S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071203

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081203

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091203

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101203

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131203

Year of fee payment: 14

EXPY Cancellation because of completion of term