JP2895095B2 - 内面酸化された管 - Google Patents
内面酸化された管Info
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- JP2895095B2 JP2895095B2 JP1174308A JP17430889A JP2895095B2 JP 2895095 B2 JP2895095 B2 JP 2895095B2 JP 1174308 A JP1174308 A JP 1174308A JP 17430889 A JP17430889 A JP 17430889A JP 2895095 B2 JP2895095 B2 JP 2895095B2
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- C23—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
- C23F—NON-MECHANICAL REMOVAL OF METALLIC MATERIAL FROM SURFACE; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL; MULTI-STEP PROCESSES FOR SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL INVOLVING AT LEAST ONE PROCESS PROVIDED FOR IN CLASS C23 AND AT LEAST ONE PROCESS COVERED BY SUBCLASS C21D OR C22F OR CLASS C25
- C23F15/00—Other methods of preventing corrosion or incrustation
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C23—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
- C23C—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
- C23C8/00—Solid state diffusion of only non-metal elements into metallic material surfaces; Chemical surface treatment of metallic material by reaction of the surface with a reactive gas, leaving reaction products of surface material in the coating, e.g. conversion coatings, passivation of metals
- C23C8/06—Solid state diffusion of only non-metal elements into metallic material surfaces; Chemical surface treatment of metallic material by reaction of the surface with a reactive gas, leaving reaction products of surface material in the coating, e.g. conversion coatings, passivation of metals using gases
- C23C8/08—Solid state diffusion of only non-metal elements into metallic material surfaces; Chemical surface treatment of metallic material by reaction of the surface with a reactive gas, leaving reaction products of surface material in the coating, e.g. conversion coatings, passivation of metals using gases only one element being applied
- C23C8/10—Oxidising
- C23C8/12—Oxidising using elemental oxygen or ozone
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L58/00—Protection of pipes or pipe fittings against corrosion or incrustation
- F16L58/02—Protection of pipes or pipe fittings against corrosion or incrustation by means of internal or external coatings
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Description
【発明の詳細な説明】 [発明の利用分野] 本発明は、銅または銅合金より成る、特に衛生分野で
用いる為の内面酸化された管に関する。更に、本発明は
内面酸化された管を製造する方法に関する。
用いる為の内面酸化された管に関する。更に、本発明は
内面酸化された管を製造する方法に関する。
[従来技術] 銅または銅合金より成る管は、衛生分野、例えば冷水
および温水の為の配管として、また凝縮装置および熱交
換器でも使用される。腐食の害、特に局所的なピンホー
ルの発生を回避する為に、管の内面に炭素を沈積させる
傾向のある延伸油(Ziehoel)残渣を焼き鈍し前に脱脂
剤によって、例えば有機溶剤、例えばトリ−またはパー
クロロエチレンによって充分に脱脂することが既に提案
されている。
および温水の為の配管として、また凝縮装置および熱交
換器でも使用される。腐食の害、特に局所的なピンホー
ルの発生を回避する為に、管の内面に炭素を沈積させる
傾向のある延伸油(Ziehoel)残渣を焼き鈍し前に脱脂
剤によって、例えば有機溶剤、例えばトリ−またはパー
クロロエチレンによって充分に脱脂することが既に提案
されている。
別の方法は、焼き鈍しを還元性雰囲気で実施すること
および次いで管の内面から、生じた炭素膜を噴射剤によ
って除くことより成る。この場合には管の中に噴射剤が
加圧空気または加圧水によって導入される。
および次いで管の内面から、生じた炭素膜を噴射剤によ
って除くことより成る。この場合には管の中に噴射剤が
加圧空気または加圧水によって導入される。
更に、ドイツ特許出願公開第3,004,455号明細書か
ら、熱処理を管の脱脂処理の後に酸素含有雰囲気、例え
ば酸素、ヘリウムおよびアルゴンより成る特定のガス混
合物中で実施することによって低い残留炭素含有量に調
整することは公知である。しかしながら酸化性条件のも
とでの熱処理の際に−特にこの熱処理を定常的に実施す
る場合に−、発生する酸化物層が付着し難く、比較的厚
くそして場合によっては多孔質であるという危険があ
る。これによってマイナスの効果を、なかでも腐食挙動
についても避けることができない。更に0.2μmと同じ
かまたはより厚い厚さを持つ酸化物層は、管の後続の加
工の際に、例えば曲げる際に簡単にヒビ割れが生じるか
または剥離が生じ得る。
ら、熱処理を管の脱脂処理の後に酸素含有雰囲気、例え
ば酸素、ヘリウムおよびアルゴンより成る特定のガス混
合物中で実施することによって低い残留炭素含有量に調
整することは公知である。しかしながら酸化性条件のも
とでの熱処理の際に−特にこの熱処理を定常的に実施す
る場合に−、発生する酸化物層が付着し難く、比較的厚
くそして場合によっては多孔質であるという危険があ
る。これによってマイナスの効果を、なかでも腐食挙動
についても避けることができない。更に0.2μmと同じ
かまたはより厚い厚さを持つ酸化物層は、管の後続の加
工の際に、例えば曲げる際に簡単にヒビ割れが生じるか
または剥離が生じ得る。
同様な問題は、管を半硬化状態にする為の酸化条件の
もとでの熱処理の後で断面の縮小加工に委ねなければな
らない場合にある。次いでこの変形力が同様に、内面に
生じる酸化物層のヒビ割れおよび剥離をもたらす。剥離
したこの酸化物は次いで取り付け設備の個々の装置の内
面に妨害をもたらし得る。
もとでの熱処理の後で断面の縮小加工に委ねなければな
らない場合にある。次いでこの変形力が同様に、内面に
生じる酸化物層のヒビ割れおよび剥離をもたらす。剥離
したこの酸化物は次いで取り付け設備の個々の装置の内
面に妨害をもたらし得る。
本発明の課題は、局所的ピンホール腐食に対して非常
に安定しており且つ内面に存在する酸化物が不利な形成
物によってまたは剥離によって管の腐食安定性または配
管設備の機能的安全性にマイナスの効果をもたらさない
銅−または銅合金製の内面酸化された管を提供すること
にある。
に安定しており且つ内面に存在する酸化物が不利な形成
物によってまたは剥離によって管の腐食安定性または配
管設備の機能的安全性にマイナスの効果をもたらさない
銅−または銅合金製の内面酸化された管を提供すること
にある。
この課題は本発明に従って、ベース金属に付着した酸
化物層の厚さが0.01〜0.09μmでありそして該層が、管
を延伸または曲げることによって成形する時でも未だヒ
ビ割れがなく且つ剥離を示さないことを特徴とする、上
記内面酸化された管によって解決される。本発明の有利
な別の実施形態は特許請求の範囲第2項以下に記載して
ある。
化物層の厚さが0.01〜0.09μmでありそして該層が、管
を延伸または曲げることによって成形する時でも未だヒ
ビ割れがなく且つ剥離を示さないことを特徴とする、上
記内面酸化された管によって解決される。本発明の有利
な別の実施形態は特許請求の範囲第2項以下に記載して
ある。
内面酸化された管を製造する特に有利な方法は、特許
請求の範囲第3項の特徴部分に記載してある。
請求の範囲第3項の特徴部分に記載してある。
この方法に従って製造される内面酸化された管は、こ
の場合、好ましくは0.03から0.09μmの範囲内にある酸
化銅層の厚さを持つ。この方法にて、上記の範囲内にあ
るほぼあらゆる値を方法パラメーターの変更によって調
製することが非常に正確に可能である。この場合、製造
における当業者は、焼き鈍し処理の為のそれぞれの作業
条件、特に酸化条件のもとでの焼き鈍し処理の期間並び
にこの目的に必要とされるガス混合物の組成および圧力
を決めることができる。管を経済的に製造する為並びに
管内面に酸化物付着物を同時に形成する為には、流れの
中で焼き鈍し処理すること、即ち、連続的方法で実施す
ることが必要な方法上の要件である。
の場合、好ましくは0.03から0.09μmの範囲内にある酸
化銅層の厚さを持つ。この方法にて、上記の範囲内にあ
るほぼあらゆる値を方法パラメーターの変更によって調
製することが非常に正確に可能である。この場合、製造
における当業者は、焼き鈍し処理の為のそれぞれの作業
条件、特に酸化条件のもとでの焼き鈍し処理の期間並び
にこの目的に必要とされるガス混合物の組成および圧力
を決めることができる。管を経済的に製造する為並びに
管内面に酸化物付着物を同時に形成する為には、流れの
中で焼き鈍し処理すること、即ち、連続的方法で実施す
ることが必要な方法上の要件である。
驚くべきことに実験の際に、業界の従来の見解に反し
て管内面に非常に薄い酸化物層厚がピンホール腐食に対
する充分な保護を保証することを見出した。20%までの
断面変形の後または180°までの極端に曲げた後でも、
腐食挙動の悪化は生じない。
て管内面に非常に薄い酸化物層厚がピンホール腐食に対
する充分な保護を保証することを見出した。20%までの
断面変形の後または180°までの極端に曲げた後でも、
腐食挙動の悪化は生じない。
管の内面の酸化物層がヒビ割れまたは剥離によって損
傷を持つかどうかは、裸眼で容易に確かめることができ
る。これらの実験の為に、管を長手方向で切断し、その
後にこれらを予め予備成形する。例えば180°まで曲げ
る。酸化物層は、管の内面が変形後にヒビ割れまたは剥
離によって損傷の徴候を示さない場合に、ベース金属に
付着していると言える。
傷を持つかどうかは、裸眼で容易に確かめることができ
る。これらの実験の為に、管を長手方向で切断し、その
後にこれらを予め予備成形する。例えば180°まで曲げ
る。酸化物層は、管の内面が変形後にヒビ割れまたは剥
離によって損傷の徴候を示さない場合に、ベース金属に
付着していると言える。
ラスター・スクリーン電子顕微鏡(Raster−elektron
enmikroskops)によるベース金属の上に存在する酸化物
層の観察にて、酸化銅結晶の粒度が0.05μmの値を超え
ないことが判る。酸化物層の視覚的外観像は従来に実験
した管内面と反対に非常に均一な表面に特徴がある。こ
の酸化物層は淡い赤色を有しており且つ入射光の場合に
高い屈折力を示す。更に、酸化物層の結晶がCu2O(赤銅
鉱)より成りそして好ましくは配向した(1,1,1)−構
造を持つことが確認できた。図面は、管内面に付着した
Cu2O−層を10,000倍の倍率で示している。この場合、層
の極めて均一な表面をあるいは表面の小さい粗面度を認
めることができる。
enmikroskops)によるベース金属の上に存在する酸化物
層の観察にて、酸化銅結晶の粒度が0.05μmの値を超え
ないことが判る。酸化物層の視覚的外観像は従来に実験
した管内面と反対に非常に均一な表面に特徴がある。こ
の酸化物層は淡い赤色を有しており且つ入射光の場合に
高い屈折力を示す。更に、酸化物層の結晶がCu2O(赤銅
鉱)より成りそして好ましくは配向した(1,1,1)−構
造を持つことが確認できた。図面は、管内面に付着した
Cu2O−層を10,000倍の倍率で示している。この場合、層
の極めて均一な表面をあるいは表面の小さい粗面度を認
めることができる。
従来、酸化物層の厚さと管の内面の残留炭素含有量と
の間には簡単な関係があることから出発している: 即ち、酸化物層が薄く形成されていればいる程、残留
炭素含有量もますます少ない。従来、0.03mg/dm2以下の
値に残留炭素含有量を減らすことは、既に、酸化条件の
もとで焼き鈍しする前に管内面の極めて費用の掛かる脱
脂によってのみ達成することができた。この場合、酸化
焼き鈍し自体は、ヘリウムおよびアルゴンより成る約85
%の貴ガス混合物を含有する雰囲気で実施しなければな
らない。
の間には簡単な関係があることから出発している: 即ち、酸化物層が薄く形成されていればいる程、残留
炭素含有量もますます少ない。従来、0.03mg/dm2以下の
値に残留炭素含有量を減らすことは、既に、酸化条件の
もとで焼き鈍しする前に管内面の極めて費用の掛かる脱
脂によってのみ達成することができた。この場合、酸化
焼き鈍し自体は、ヘリウムおよびアルゴンより成る約85
%の貴ガス混合物を含有する雰囲気で実施しなければな
らない。
本発明の内面酸化された管は、腐食損傷を避ける為
に、0.05mg/dm2と同じかまたはそれより少ない残留炭素
含有量を必然的に必要としていないことが現在は判って
いる。反対に、酸化の均一性および薄い厚さが重要であ
り、この場合には層厚は0.09μm以下である。
に、0.05mg/dm2と同じかまたはそれより少ない残留炭素
含有量を必然的に必要としていないことが現在は判って
いる。反対に、酸化の均一性および薄い厚さが重要であ
り、この場合には層厚は0.09μm以下である。
本発明に従い内面酸化された管を製造する為には、最
初に環状で存在する銅管の内面、例えば燐脱酸素した銅
より成る管の内面をドイツ特許出願公開第3,207,135号
明細書に記載されているような方法で脱脂処理する。管
内面の残留脂肪含有量は酸化的焼き鈍し処理の前に0.4m
g/dm2以下の値である。ガス透過性連結部分と互いに末
端で連結された銅管の個々の管の長さは、連続的な流れ
において600〜730℃の範囲内にある抵抗熱または誘導熱
によって焼き鈍する。その際管の内面に制御されたガス
混合物を導入する。50〜220m/分の間に固定できる通過
速度並びに管の断面積に依存して、管の内面の雰囲気を
調節する。このガス混合物は5〜約15容量%の酸素およ
び85〜95容量%の不活性ガス、例えば価格的に有利な窒
素ガスより成るのが有利である。パラメーターの温度お
よび焼き鈍し通過速度並びにガス混合物の酸素含有量を
恒常的に制御することによって、厚さが意図する範囲内
にある非常に均一な酸化銅層とすることができた。
初に環状で存在する銅管の内面、例えば燐脱酸素した銅
より成る管の内面をドイツ特許出願公開第3,207,135号
明細書に記載されているような方法で脱脂処理する。管
内面の残留脂肪含有量は酸化的焼き鈍し処理の前に0.4m
g/dm2以下の値である。ガス透過性連結部分と互いに末
端で連結された銅管の個々の管の長さは、連続的な流れ
において600〜730℃の範囲内にある抵抗熱または誘導熱
によって焼き鈍する。その際管の内面に制御されたガス
混合物を導入する。50〜220m/分の間に固定できる通過
速度並びに管の断面積に依存して、管の内面の雰囲気を
調節する。このガス混合物は5〜約15容量%の酸素およ
び85〜95容量%の不活性ガス、例えば価格的に有利な窒
素ガスより成るのが有利である。パラメーターの温度お
よび焼き鈍し通過速度並びにガス混合物の酸素含有量を
恒常的に制御することによって、厚さが意図する範囲内
にある非常に均一な酸化銅層とすることができた。
実施した一連の実験の結果として、ベース金属に付着
した酸化銅の特に有利な層厚さが実質的に0.03〜0.09μ
mの範囲内にあることが確認されている。この薄い酸化
銅被膜の完全な付着は、銅管が20%まで断面変形するか
または180°程曲げた時でも維持されたままである。酸
化物層における剥離またはヒビ割れは変形後に裸眼でも
40倍の倍率での顕微鏡でも確認することができる。
した酸化銅の特に有利な層厚さが実質的に0.03〜0.09μ
mの範囲内にあることが確認されている。この薄い酸化
銅被膜の完全な付着は、銅管が20%まで断面変形するか
または180°程曲げた時でも維持されたままである。酸
化物層における剥離またはヒビ割れは変形後に裸眼でも
40倍の倍率での顕微鏡でも確認することができる。
銅酸化物の良好な付着は、半硬化銅製管を製造するべ
き場合にも特に重要である。“半硬化”状態に調整する
為には、軟化焼き鈍しした銅管を即ち断面縮小変形しな
ければならなず、その際にこれを例えば18mmの直径寸法
から15mmの直径に引き伸ばす。過酷に引き伸ばした銅管
は、引っ張り段階の間に再結晶焼き鈍し処理を差し挟む
ことなしに、一般に所望の目的寸法に成形される。管の
内面に薄い酸化銅付着物を形成する為には、機械的性質
が不利に変化しないように約250℃の温度で短時間熱処
理する。
き場合にも特に重要である。“半硬化”状態に調整する
為には、軟化焼き鈍しした銅管を即ち断面縮小変形しな
ければならなず、その際にこれを例えば18mmの直径寸法
から15mmの直径に引き伸ばす。過酷に引き伸ばした銅管
は、引っ張り段階の間に再結晶焼き鈍し処理を差し挟む
ことなしに、一般に所望の目的寸法に成形される。管の
内面に薄い酸化銅付着物を形成する為には、機械的性質
が不利に変化しないように約250℃の温度で短時間熱処
理する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−107783(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C23C 8/10 - 8/18 C22F 1/08 F16L 58/02
Claims (4)
- 【請求項1】管内部表面に酸化層を有する、銅または銅
合金よりなるピンホール耐蝕性管において、ベース金属
に付着した、実質的に酸化銅結晶よりなる酸化物層の厚
さが0.01〜0.09μmであり、そして主として(1,1,1)
−構造で配向した酸化銅結晶が最大で0.05μmの粒度を
有していることを特徴とする、上記管。 - 【請求項2】最後の成形段階の後に軟化焼鈍した状態、
半硬化状態または硬化延伸した状態にある請求項1に記
載の管。 - 【請求項3】請求項1または2に記載の内面酸化された
管を製造するに当たって、以下の方法段階: −溶剤での脱脂処理 −600〜730℃の温度範囲および50〜220m/分の通過速度
での連続的焼鈍処理、但し −管の直径および通過焼き鈍し処理の速度に依存して −管の内面において、1〜25容量%の酸素および残量の
窒素よりなる焼鈍雰囲気を生じさせる ことを特徴とする、上記方法。 - 【請求項4】請求項1または2に記載の内面酸化された
管を0.05〜0.15mg/dm2の残留炭素含有量および0.03〜0.
09μmの酸化銅層厚を有するピンホール耐蝕性の配管と
して用いる方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE3827353.5 | 1988-08-12 | ||
DE3827353A DE3827353A1 (de) | 1988-08-12 | 1988-08-12 | Innenoxidierte rohre |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0261054A JPH0261054A (ja) | 1990-03-01 |
JP2895095B2 true JP2895095B2 (ja) | 1999-05-24 |
Family
ID=6360685
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1174308A Expired - Fee Related JP2895095B2 (ja) | 1988-08-12 | 1989-07-07 | 内面酸化された管 |
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Country | Link |
---|---|
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JP (1) | JP2895095B2 (ja) |
KR (1) | KR940010772B1 (ja) |
AR (1) | AR247013A1 (ja) |
AT (1) | ATE76175T1 (ja) |
CA (1) | CA1324584C (ja) |
CZ (1) | CZ280990B6 (ja) |
DD (1) | DD284078A5 (ja) |
DE (2) | DE3827353A1 (ja) |
DK (1) | DK169750B1 (ja) |
DZ (1) | DZ1349A1 (ja) |
ES (1) | ES2036763T3 (ja) |
FI (1) | FI90136C (ja) |
GR (1) | GR3004809T3 (ja) |
HU (1) | HU214381B (ja) |
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IL (1) | IL91145A (ja) |
MA (1) | MA21591A1 (ja) |
MX (1) | MX173263B (ja) |
NO (1) | NO177688C (ja) |
PL (1) | PL161517B1 (ja) |
PT (1) | PT91428B (ja) |
RO (1) | RO109463B1 (ja) |
SK (1) | SK278911B6 (ja) |
SU (1) | SU1716974A3 (ja) |
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YU (1) | YU46649B (ja) |
ZA (1) | ZA896043B (ja) |
Families Citing this family (9)
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---|---|---|---|---|
JP3155365B2 (ja) * | 1992-08-10 | 2001-04-09 | 日本ケーブル・システム株式会社 | アクセル操作装置 |
DE4417455C2 (de) * | 1994-05-19 | 1997-09-25 | Wieland Werke Ag | Verwendung eines korrosionsbeständigen Rohres mit inneren Oxidschichten |
DE19819925A1 (de) * | 1998-05-05 | 1999-11-11 | Km Europa Metal Ag | Verfahren zur Erzeugung einer Schutzschicht auf der inneren Oberfläche eines Kupferrohrs |
FI107543B (fi) * | 1998-07-30 | 2001-08-31 | Outokumpu Oy | Menetelmä kupariputken valmistamiseksi |
US6293336B1 (en) | 1999-06-18 | 2001-09-25 | Elkay Manufacturing Company | Process and apparatus for use with copper containing components providing low copper concentrations portable water |
KR100466182B1 (ko) * | 2002-09-16 | 2005-01-13 | 허봉락 | 방진부재 |
FI120359B (fi) * | 2002-12-18 | 2009-09-30 | Cupori Group Oy | Menetelmä ja laitteisto kupari- tai kupariseosputken sisäpinnan käsittelemiseksi |
DE102007055446A1 (de) * | 2007-11-12 | 2009-05-14 | Hansgrohe Ag | Bereitstellung von wasserführenden Bauteilen aus Messinglegierungen mit verringerter Metallionenfreisetzung |
JP7181860B2 (ja) * | 2017-05-12 | 2022-12-01 | 株式会社クラレ | ポリウレタンを含む研磨層とその研磨層の改質方法,研磨パッド及び研磨方法 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
LU80891A1 (fr) * | 1979-02-07 | 1980-09-24 | Liege Usines Cuivre Zinc | Tubes a usage sanitaire en cuivre phosphoruex ou alliages de cuivre phosphoreux resistant a la corrosion et procede pour leur production |
DE3003228C2 (de) * | 1980-01-30 | 1981-11-26 | Wieland-Werke Ag, 7900 Ulm | Verfahren zur Verbesserung der Korrosionsbeständigkeit von Installationsrohren aus Kupfer |
LU83165A1 (fr) * | 1981-02-25 | 1982-09-10 | Liege Usines Cuivre Zinc | Tubes pour condenseurs ou echangeurs de chaleur en alliages de cuivre resistant a la corrosion et procede pour leur fabrication |
ATE45993T1 (de) * | 1987-03-07 | 1989-09-15 | Wieland Werke Ag | Verfahren zur verbesserung der korrosionsbestaendigkeit von harten bzw. halbharten installationsrohren aus kupfer. |
-
1988
- 1988-08-12 DE DE3827353A patent/DE3827353A1/de not_active Withdrawn
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