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JP2013258230A - セラミック電子部品 - Google Patents

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Takashi Hiramatsu
隆 平松
Kunihiko Hamada
邦彦 浜田
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

【課題】セラミック電子部品の高性能化を図る。
【解決手段】第1の引き出し部11bの第1の端面10e側の部分は、第1の厚肉部11b1を構成している。第1の厚肉部11b1は、第1の対向部11aの一の方向における中央部である第1の中央部の厚みの1.5倍上の厚みを有する。第1の厚肉部11b1の一の方向に沿った長さL1が、第2の対向部12aの第1の端面10e側の先端から第1の端面10eまでの一の方向に沿った距離L2の1/4倍〜3/4倍の範囲内にある。
【選択図】図2

Description

本発明は、セラミック電子部品に関する。
従来、セラミックコンデンサなどのセラミック電子部品が種々の用途に使用されている。例えば特許文献1には、その一例として、内部電極の電極取り出し部の厚みが容量発生部の厚みよりも厚い積層セラミックコンデンサが記載されている。特許文献1に記載の積層セラミックコンデンサでは、相対的に厚い電極取り出し部の一部が、相対的に薄い容量発生部と長さ方向において重なっている。
特開2006−332601号公報
近年、セラミック電子部品の性能をさらに改善したいという要望がある。
本発明は、セラミック電子部品の高性能化を図ることを主な目的とする。
本発明に係るセラミック電子部品は、セラミック素体と、第1の内部電極と、第2の内部電極とを備える。セラミック素体は、第1及び第2の主面、第1及び第2の側面並びに第1及び第2の端面を有する。第1の内部電極は、セラミック素体内に配されている。第1の内部電極は、第1の端面から一の方向に沿って延びている。第2の内部電極は、第1の内部電極とセラミック層を介して対向するようにセラミック素体内に配されている。第2の内部電極は、第2の端面から一の方向に沿って延びている。第1の内部電極は、第1の対向部と、第1の引き出し部とを有する。第1の対向部は、第2の内部電極とセラミック層を介して対向している。第1の引き出し部は、第2の内部電極とセラミック層を介して対向していない。第1の引き出し部は、第1の対向部よりも第1の端面側に位置している。第2の内部電極は、第2の対向部と、第2の引き出し部とを有する。第2の対向部は、第1の対向部とセラミック層を介して対向している。第2の引き出し部は、第1の内部電極とセラミック層を介して対向していない。第2の引き出し部は、第2の対向部よりも第2の端面側に位置している。第1の引き出し部の第1の端面側の部分は、第1の厚肉部を構成している。第1の厚肉部は、第1の対向部の一の方向における中央部である第1の中央部の厚みの1.5倍上の厚みを有する。第1の厚肉部の一の方向に沿った長さが、第2の対向部の第1の端面側の先端から第1の端面までの一の方向に沿った距離の1/4倍〜3/4倍の範囲内にある。
本発明に係るセラミック電子部品のある特定の局面では、第1の厚肉部の一の方向に沿った長さが、第2の対向部の第1の端面側の先端から第1の端面までの一の方向に沿った距離の3/8倍〜5/8倍の範囲内にある。
本発明に係るセラミック電子部品の別の特定の局面では、第2の引き出し部の第2の端面側の部分は、第2の厚肉部を構成している。第2の厚肉部は、第2の対向部の一の方向における中央部である第2の中央部の厚みの1.5倍上の厚みを有する。第2の厚肉部の一の方向に沿った長さが、第1の対向部の第2の端面側の先端から第2の端面までの一の
方向に沿った距離の1/4倍〜3/4倍の範囲内にある。
本発明に係るセラミック電子部品の他の特定の局面では、セラミック電子部品は、第1の外部電極と、第2の外部電極とをさらに備える。第1の外部電極は、第1の端面の上に配されている。第1の外部電極は、第1の厚肉部に接続されている。第2の外部電極は、第2の端面の上に配されている。第2の外部電極は、第2の厚肉部に電気的に接続されている。
本発明によれば、セラミック電子部品の高性能化を図ることができる。
本発明の一実施形態に係るセラミック電子部品の略図的斜視図である。 図1の線II−II部分の略図的断面図である。 図1の線III−III部分の略図的断面図である。 本発明の一実施形態におけるセラミック電子部品の製造方法を説明するための略図的断面図である。
以下、本発明を実施した好ましい形態の一例について説明する。但し、下記の実施形態は、単なる例示である。本発明は、下記の実施形態に何ら限定されない。
また、実施形態等において参照する各図面において、実質的に同一の機能を有する部材は同一の符号で参照することとする。また、実施形態等において参照する図面は、模式的に記載されたものである。図面に描画された物体の寸法の比率などは、現実の物体の寸法の比率などとは異なる場合がある。図面相互間においても、物体の寸法比率等が異なる場合がある。具体的な物体の寸法比率等は、以下の説明を参酌して判断されるべきである。
図1は、本実施形態に係るセラミック電子部品1の略図的斜視図である。図2は、図1の線II−II部分の略図的断面図である。図3は、図1の線III−III部分の略図的断面図である。
セラミック電子部品1は、セラミック素体10を備えている。セラミック素体10は、互いに平行な第1及び第2の端面10e、10f(図2を参照)を有する。具体的には、セラミック素体10は、略直方体状である。セラミック素体10は、第1及び第2の主面10a、10bと、第1及び第2の側面10c、10dと、第1及び第2の端面10e、10fとを有する。第1及び第2の主面10a、10bは、それぞれ、長さ方向L及び幅方向Wに沿って延びている。第1の主面10aと第2の主面10bとは、互いに平行である。第1及び第2の側面10c、10dは、それぞれ、長さ方向L及び厚み方向Tに沿って延びている。第1の側面10cと第2の側面10dとは、互いに平行である。第1及び第2の端面10e、10fは、それぞれ、幅方向W及び厚み方向Tに沿って延びている。第1の端面10eと第2の端面10fとは互いに平行である。
なお、「略直方体」には、角部や稜線部が面取りされた直方体や、角部や稜線部が丸められた直方体が含まれるものとする。
セラミック素体10は、適宜のセラミック材料により構成することができる。セラミック素体10を構成するセラミック材料は、セラミック電子部品1の特性などにより適宜選択される。
例えば、セラミック電子部品1がセラミックコンデンサである場合は、セラミック素体10を、誘電体セラミックを主成分とする材料により構成することができる。誘電体セラミックの具体例としては、例えば、BaTiO、CaTiO、SrTiO、CaZrOなどが挙げられる。セラミック素体10には、例えば、Mn化合物、Co化合物、希土類化合物、Si化合物などの副成分を適宜添加されていてもよい。
図2及び図3に示されるように、セラミック素体10の内部には、第1及び第2の内部電極11,12が設けられている。第1及び第2の内部電極11,12は、それぞれ、長さ方向L及び幅方向Wに沿って設けられている。第1及び第2の内部電極11,12は、厚み方向Tにおいてセラミック層10gを介して対向している。
第1の内部電極11は、第1の端面10eに引き出されている。第1の内部電極11は、第1の端面10eから長さ方向Lに沿って延びている。第1の内部電極11は、第2の端面10f並びに第1及び第2の側面10c、10dには引き出されていない。
第2の内部電極12は、第2の端面10fに引き出されている。第2の内部電極12は、第2の端面10fから長さ方向Lに沿って延びている。第2の内部電極12は、第1の端面10e並びに第1及び第2の側面10c、10dには引き出されていない。このため、セラミック素体10の長さ方向Lにおける両端部には、第1及び第2の内部電極11,12のうちの一方のみが設けられた領域が存在している。
第1の内部電極11は、図1及び図2に示される第1の外部電極13に接続されている。第1の外部電極13は、第1の端面10eの上に設けられている。本実施形態では、第1の外部電極13は、第1の端面10eの上のみならず、第1及び第2の主面10a、10b並びに第1及び第2の側面10c、10dの上にも設けられている。
第2の内部電極12は、第2の外部電極14に接続されている。第2の外部電極14は、第2の端面10fの上に設けられている。本実施形態では、第2の外部電極14は、第2の端面10fの上のみならず、第1及び第2の主面10a、10b並びに第1及び第2の側面10c、10dの上にも設けられている。
第1及び第2の内部電極11,12並びに第1及び第2の外部電極13,14は、それぞれ、適宜の導電材料により構成することができる。具体的には、第1及び第2の内部電極11,12並びに第1及び第2の外部電極13,14は、それぞれ、Ni,Cu,Ag,Pd,Au,Pt,Snなどの少なくとも一種により構成することができる。第1及び第2の外部電極13,14のそれぞれは、例えば、複数の導電層の積層体により構成されていてもよい。
図2に示されるように、第1の内部電極11は、第1の対向部11aと、第1の引き出し部11bとを有する。第1の引き出し部11bは、第1の対向部11aよりも第1の端面10e側(L1側)に位置している。第1の内部電極11は、第1の引き出し部11bにおいて第1の外部電極13と電気的に接続されている。
第2の内部電極12は、第2の対向部12aと、第2の引き出し部12bとを有する。第2の引き出し部12bは、第2の対向部12aよりも第2の端面10f側(L2側)に位置している。第2の内部電極12は、第2の引き出し部12bにおいて第2の外部電極14と電気的に接続されている。
第1の対向部11aと第2の対向部12aとは、セラミック層10gを介して対向している。第1の引き出し部11bは、第2の内部電極12の第1の端面10e側(L1側)
の先端よりもL1側に位置している。このため、第1の引き出し部11bは、第2の内部電極12とは対向していない。第2の引き出し部12bは、第1の内部電極11の第2の端面10f側(L2側)の先端よりもL2側に位置している。このため、第2の引き出し部12bは、第1の内部電極11とは対向していない。
第1の引き出し部11bは、第1の厚肉部11b1を有する。第1の厚肉部11b1は、第1の引き出し部11bの第1の端面10e側(L1側)の部分に設けられている。すなわち、第1の引き出し部11bの第1の端面10e側の部分は、第1の厚肉部11b1を構成している。このため、第1の内部電極11は、相対的に厚い第1の厚肉部11b1において第1の外部電極13と接続されている。従って、第1の外部電極13と第1の内部電極11との電気的接続の信頼性を高めることができる。
第1の厚肉部11b1は、第1の対向部11aの長さ方向Lにおける中央部(第1の中央部)の厚みの1.5倍以上の厚みを有する。なお、第1の厚肉部11b1の最大厚みは、第1の対向部11aの長さ方向Lにおける中央部の厚みの1.8〜2.2倍であることが好ましく、2.0倍であることがより好ましい。但し、第1の厚肉部11b1の厚みが厚すぎると、デラミネーションが発生する場合がある。従って、第1の厚肉部11b1の最大厚みは、第1の対向部11aの長さ方向Lにおける中央部の厚みの2.5倍以下であることが好ましい。
なお、第1の厚肉部11b1が、第1の端面10eから第1の対向部11aの方向に向かうに従って、いったん第1の対向部11aの長さ方向Lにおける中央部(第1の中央部)の厚みの1.5倍未満になった後に、再び1.5倍以上になる場合があるが、この場合には、1.5倍未満になった部分および再び1.5倍以上となった部分も、第1の厚肉部11b1に含めるものとする。
第2の引き出し部12bは、第2の厚肉部12b1を有する。第2の厚肉部12b1は、第2の引き出し部12bの第2の端面10f側(L2側)の部分に設けられている。すなわち、第2の引き出し部12bの第2の端面10f側の部分は、第2の厚肉部12b1を構成している。このため、第2の内部電極12は、相対的に厚い第2の厚肉部12b1において第2の外部電極14と接続されている。従って、第2の外部電極14と第2の内部電極12との電気的接続の信頼性を高めることができる。
第2の厚肉部12b1は、第2の対向部12aの長さ方向Lにおける中央部(第2の中央部)の厚みの1.5倍以上の厚みを有する。なお、第2の厚肉部12b1の最大厚みは、第2の対向部12aの長さ方向Lにおける中央部の厚みの1.8倍〜2.2倍であることが好ましく、2.0倍であることがより好ましい。但し、第2の厚肉部12b1の厚みが厚すぎると、デラミネーションが発生する場合がある。従って、第2の厚肉部12b1の最大厚みは、第2の対向部12aの長さ方向Lにおける中央部の厚みの2.5倍以下であることが好ましい。
なお、第2の厚肉部12b1が、第2の端面10fから第2の対向部12aの方向に向かうに従って、いったん第2の対向部12aの長さ方向Lにおける中央部(第1の中央部)の厚みの1.5倍未満になった後に、再び1.5倍以上になる場合があるが、この場合には、1.5倍未満になった部分および再び1.5倍以上となった部分も、第2の厚肉部12b1に含めるものとする。
なお、セラミック電子部品1の製造方法は、特に限定されない。セラミック電子部品1は、例えば、以下の要領で製造することができる。
まず、セラミックグリーンシート20(図4を参照)を用意する。セラミックグリーンシート20は、例えば、セラミックペーストをスクリーン印刷法などの印刷法により印刷することにより作製することができる。
次に、セラミックグリーンシート20の上に導電性ペーストをスクリーン印刷法などの印刷法により塗布することにより、第1または第2の内部電極11,12を構成するための導電性ペースト層21,22を形成する。
次に、導電性ペースト層21,22が形成されていないセラミックグリーンシート20と、導電性ペースト層21が形成されたセラミックグリーンシート20と、導電性ペースト層22が形成されたセラミックグリーンシート20とを適宜積層することによりグリーンシート積層体を作製する。積層後、グリーンシート積層体にプレスを施してもよい。
次に、グリーンシート積層体を焼成することにより、内部に第1及び第2の内部電極11,12を有するセラミック素体10を作製する。
第1及び第2の外部電極13,14は、例えば、セラミック素体10の上に、導電性ペーストを塗布し、焼成することにより形成することもできるし、メッキにより形成することもできる。また、第1及び第2の外部電極13,14は、グリーンシート積層体の上に導電性ペーストを塗布しておき、グリーンシート積層体とともに導電性ペースト層を焼成することにより形成してもよい。
上述のように、本実施形態では、第1及び第2の内部電極11,12のそれぞれの引き出し部11b、12bに、厚肉部11b1,12b1が設けられている。このため、セラミック電子部品1の第1及び第2の内部電極11,12の両方が設けられている部分の厚みと、第1及び第2の内部電極11,12の一方のみが設けられている部分の厚みとの差を小さくすることができる。
一方、例えば特許文献1に記載のように、相対的に厚い電極取り出し部の一部が、相対的に薄い容量発生部と長さ方向において重なっている場合は、電極取り出し部と容量発生部とが重なっている部分が非常に厚くなる。このため、電極取り出し部と容量発生部とが重なっている部分と電極取り出し部のみが設けられている部分とで厚み差が生じやすい。それに対してセラミック電子部品1では、厚肉部11b1,12b1は、引き出し部11b、12bに設けられており、対向部11a、12aとは厚み方向Tにおいて重なっていない。よって、セラミック電子部品1における相対的に厚い部分と相対的に薄い部分との厚み差を小さくすることができる。
セラミック電子部品における相対的に厚い部分と相対的に薄い部分との厚み差を小さくする観点からは、引き出し部の全体を厚肉部により構成することが考えられる。しかしながら、実際は、セラミック電子部品の製造時において、セラミックグリーンシートを積層する際に、セラミックグリーンシートの位置ズレが生じる。また、グリーンシート積層体をプレスする際に、セラミックグリーンシートの位置がずれることもある。このため、引き出し部の全体を厚肉部により構成した場合は、厚肉部が対向部と重なってしまう場合がある。厚肉部が対向部と重なると、セラミック電子部品における相対的に厚い部分と相対的に薄い部分との厚み差が大きくなる。また、厚肉部と対向部との間のセラミック層が薄くなるため、絶縁破壊電圧が低くなると共に、セラミック電子部品の特性が設計された特性と異なる。例えば、セラミック電子部品がセラミックコンデンサである場合は、得られる容量が設計容量と異なる。
ここで、セラミック電子部品1では、第1の厚肉部11b1の長さ方向Lに沿った長さ
L1が、第2の対向部12aの第1の端面10e側(L1側)の先端から第1の端面10eまでの長さ方向Lに沿った距離L2の1/4倍〜3/4倍の範囲内にある。第2の厚肉部12b1の長さ方向Lに沿った長さL3が、第1の対向部11aの第2の端面10f側(L2側)の先端から第2の端面10fまでの長さ方向Lに沿った距離L4の1/4倍〜3/4倍の範囲内にある。
なお、L1をL2の1/4以上とし、L3をL4の1/4以上としたのは、1/4以上であれば、セラミック電子部品1の第1及び第2の内部電極11,12の両方が設けられている部分の厚みと、第1及び第2の内部電極11,12の一方のみが設けられている部分の厚みとの差を小さくする効果、すなわち段差を吸収する効果を発揮することができるからである。なお、L1をL2の3/8以上とし、L3をL4の3/8以上とすれば、段差を吸収する効果がより確実に発揮されるのでより好ましい。
また、L1をL2の3/4以下とし、L3をL4の3/4以下としたのは、3/4以下であれば、厚肉部11b1,12b1と、対向部12a、11aとが厚み方向Tにおいて重畳しにくくなり、その部分での段差の発生を抑えることができるからである。なお、L1をL2の5/8以下とし、L3をL4の5/8以下とすれば、重畳をより確実に防ぐことができるのでより好ましい。
よって、セラミック電子部品1における相対的に厚い部分と相対的に薄い部分との厚みを小さくしつつ、絶縁破壊電圧の低下の抑制を図ることができ、かつ、セラミック電子部品1の特性を所望の設計された特性に近づけることができる。
厚肉部の長さ(L1,L3)、対向部と端面との間の距離(L2,L4)は、セラミック電子部品の側面を削ることによって、セラミック電子部品の幅方向における中央に位置する断面を露出させ、その断面において測定することができる。具体的には、その断面において、第1の主面側から2層〜26層の合計25層の内部電極と、第2の主面側から2層〜26層の合計25層の内部電極と、厚み方向の中央部に位置する25層の内部電極とのそれぞれにおいて、厚肉部の長さ、対向部と端面との間の距離を測定し、それらの平均値を厚肉部の長さ(L1,L3)、対向部と端面との間の距離(L2,L4)とすることができる。
また、内部電極の中央部の厚みは、上記断面において、第1の主面側から2層〜26層の合計25層の内部電極と、第2の主面側から2層〜26層の合計25層の内部電極と、厚み方向の中央部に位置する25層の内部電極とのそれぞれの、長さ方向における中央部の厚みを測定し、それらの平均値を算出することによって求めることができる。
なお、内部電極の厚み等は、走査型電子顕微鏡を用いて測定することができる。
1…セラミック電子部品
10…セラミック素体
10a…第1の主面
10b…第2の主面
10c…第1の側面
10d…第2の側面
10e…第1の端面
10f…第2の端面
10g…セラミック層
11…第1の内部電極
11a…第1の対向部
11b1…第1の厚肉部
11b…第1の引き出し部
12…第2の内部電極
12a…第2の対向部
12b…第2の引き出し部
12b1…第2の厚肉部
13…第1の外部電極
14…第2の外部電極
20…セラミックグリーンシート
21…導電性ペースト層
22…導電性ペースト層

Claims (4)

  1. 第1及び第2の主面、第1及び第2の側面並びに第1及び第2の端面を有するセラミック素体と、
    前記セラミック素体内に配されており、前記第1の端面から一の方向に沿って延びる第1の内部電極と、
    前記第1の内部電極とセラミック層を介して対向するように前記セラミック素体内に配されており、前記第2の端面から前記一の方向に沿って延びる第2の内部電極と、
    を備え、
    前記第1の内部電極は、
    前記第2の内部電極と前記セラミック層を介して対向している第1の対向部と、
    前記第2の内部電極と前記セラミック層を介して対向していない、前記第1の対向部よりも前記第1の端面側に位置している第1の引き出し部と、
    を有し、
    前記第2の内部電極は、
    前記第1の対向部と前記セラミック層を介して対向している第2の対向部と、
    前記第1の内部電極と前記セラミック層を介して対向していない、前記第2の対向部よりも前記第2の端面側に位置している第2の引き出し部と、
    を有し、
    前記第1の引き出し部の前記第1の端面側の部分は、前記第1の対向部の前記一の方向における中央部である第1の中央部の厚みの1.5倍以上の厚みを有する第1の厚肉部を構成しており、
    前記第1の厚肉部の前記一の方向に沿った長さが、前記第2の対向部の前記第1の端面側の先端から前記第1の端面までの前記一の方向に沿った距離の1/4倍〜3/4倍の範囲内にある、セラミック電子部品。
  2. 前記前記第1の厚肉部の前記一の方向に沿った長さが、前記第2の対向部の前記第1の端面側の先端から前記第1の端面までの前記一の方向に沿った距離の3/8倍〜5/8倍の範囲内にある、請求項1に記載のセラミック電子部品。
  3. 前記第2の引き出し部の前記第2の端面側の部分は、前記第2の対向部の前記一の方向における中央部である第2の中央部の厚みの1.5倍上の厚みを有する第2の厚肉部を構成しており、
    前記第2の厚肉部の前記一の方向に沿った長さが、前記第1の対向部の前記第2の端面側の先端から前記第2の端面までの前記一の方向に沿った距離の1/4倍〜3/4倍の範囲内にある、請求項1または2に記載のセラミック電子部品。
  4. 前記第1の端面の上に配されており、前記第1の厚肉部に接続された第1の外部電極と、
    前記第2の端面の上に配されており、前記第2の厚肉部に電気的に接続された第2の外部電極と、
    をさらに備える、請求項3に記載のセラミック電子部品。
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