JP2015026838A - コンデンサ - Google Patents
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Abstract
【課題】自己共振周波数が相互に異なるコンデンサと並列接続された場合に反共振周波数におけるインピーダンス特性が劣化し難いコンデンサを提供する。
【解決手段】第1及び第2の接地用端子電極17,18は、それぞれ、第1の電極層21と、第2の電極層22とを有する。第1の電極層21は、第3又は第4の側面10e、10fの上に設けられている。第2の電極層22は、第1の電極層21の上に設けられている。第1及び第2の電極層21,22は、それぞれ、Siと導電材とを含む。第1の電極層21におけるSiの質量含有率が、第2の電極層22におけるSiの質量含有率よりも高い。
【選択図】図4
【解決手段】第1及び第2の接地用端子電極17,18は、それぞれ、第1の電極層21と、第2の電極層22とを有する。第1の電極層21は、第3又は第4の側面10e、10fの上に設けられている。第2の電極層22は、第1の電極層21の上に設けられている。第1及び第2の電極層21,22は、それぞれ、Siと導電材とを含む。第1の電極層21におけるSiの質量含有率が、第2の電極層22におけるSiの質量含有率よりも高い。
【選択図】図4
Description
本発明は、コンデンサに関する。
従来、コンデンサ本体の第1及び第2の端面のそれぞれの上に信号端子電極が設けられている一方、第1及び第2の側面のそれぞれの上に接地用端子電極が設けられている積層コンデンサが知られている(例えば、特許文献1等)。
電子装置において、自己共振周波数が相互に異なる複数のコンデンサが実装されることがある。自己共振周波数が相互に異なる2つのコンデンサが並列接続されると、一方のコンデンサの自己共振周波数と他方のコンデンサの自己共振周波数との中間の周波数において、インダクタとキャパシタとの並列共振回路が構成される。この並列共振回路により反共振が生じる。その結果、反共振周波数におけるインピーダンス特性が悪化したり、反共振周波数においてデカップリング機能が低下したりするという問題が生じる。
本発明の主な目的は、自己共振周波数が相互に異なるコンデンサと並列接続された場合に反共振周波数におけるインピーダンス特性が劣化し難いコンデンサを提供することにある。
本発明に係るコンデンサは、コンデンサ本体と、第1の内部電極と、第2の内部電極と、第1の信号端子電極と、第2の信号端子電極と、第1の接地用端子電極と、第2の接地用端子電極とを備える。コンデンサ本体は、第1及び第2の主面と、第1及び第2の側面と、第3及び第4の側面とを有する。第1及び第2の主面は、第1の方向と、第2の方向とに沿って延びる。第2の方向は、第1の方向に対して垂直である。第1及び第2の側面は、第1の方向と、第3の方向とに沿って延びる。第3の方向は、第1及び第2の方向に対して垂直である。第3及び第4の側面は、第2の方向と第3の方向とに沿って延びる。第1の内部電極は、コンデンサ本体内に設けられている。第1の内部電極は、第1及び第2の側面に引き出されている。第2の内部電極は、コンデンサ本体内に、第1の内部電極と第3の方向に対向するように設けられている。第2の内部電極は、第3及び第4の側面に引き出されている。第1の端子電極は、第1の側面の上に配されている。第1の端子電極は、第1の内部電極と電気的に接続されている。第2の端子電極は、第2の側面の上に配されている。第2の端子電極は、第1の内部電極と電気的に接続されている。第3の端子電極は、第3の側面の上に配されている。第3の端子電極は、第2の内部電極と電気的に接続されている。第4の端子電極は、第4の側面の上に配されている。第4の端子電極は、第2の内部電極と電気的に接続されている。第3及び第4の端子電極は、それぞれ、第1の電極層と、第2の電極層とを有する。第1の電極層は、第3又は第4の側面の上に設けられている。第2の電極層は、第1の電極層の上に設けられている。第1の電極層は、Siと導電材とを含む。第1の電極層におけるSiの質量含有率が、第2の電極層におけるSiの質量含有率よりも高い。
本発明に係るコンデンサでは、第1及び第2の端子電極が、それぞれ、第1または第2の側面の上に設けられた第3の電極層と、第3の電極層の上に設けられた第4の電極層とを有していてもよい。その場合、第3の電極層は、Siと導電材とを含んでいてもよい。第3の電極層におけるSiの質量含有率が、第4の電極層におけるSiの質量含有率よりも高いことが好ましい。
本発明に係るコンデンサでは、第1の電極層の厚みが、第3の電極層の厚みよりも大きいことが好ましい。
本発明によれば、自己共振周波数が相互に異なるコンデンサと並列接続された場合に反共振周波数におけるインピーダンス特性が劣化し難いコンデンサを提供することができる。
以下、本発明を実施した好ましい形態の一例について説明する。但し、下記の実施形態は、単なる例示である。本発明は、下記の実施形態に何ら限定されない。
また、実施形態等において参照する各図面において、実質的に同一の機能を有する部材は同一の符号で参照することとする。また、実施形態等において参照する図面は、模式的に記載されたものである。図面に描画された物体の寸法の比率などは、現実の物体の寸法の比率などとは異なる場合がある。図面相互間においても、物体の寸法比率等が異なる場合がある。具体的な物体の寸法比率等は、以下の説明を参酌して判断されるべきである。
図1は、本実施形態に係るセラミックコンデンサの略図的斜視図である。図2は、本実施形態に係るセラミックコンデンサの略図的平面図である。図3は、本実施形態に係るセラミックコンデンサの略図的側面図である。図4は、図1の線IV−IVにおける略図的断面図である。図5は、図1の線V−Vにおける略図的断面図である。図6は、図5の線VI−VIにおける略図的断面図である。図7は、図5の線VII−VIIにおける略図的断面図である。
図1〜図7に示されるように、セラミックコンデンサ1は、コンデンサ本体10を備えている。コンデンサ本体10は、略直方体状である。コンデンサ本体10の角部や稜線部は、面取り状に設けられていてもよいし、丸められた形状を有していてもよい。また、主面、側面には、凹凸が設けられていてもよい。
コンデンサ本体10は、第1及び第2の主面10a、10bと、第1及び第2の側面10c、10dと、第3及び第4の側面10e、10fとを有する。
第1及び第2の主面10a、10bは、それぞれ、第1の方向である幅方向Wと、第2の方向である長さ方向Lとに沿って延びている。長さ方向Lは、幅方向Wに対して垂直である。第1の主面10aと第2の主面10bとは、第3の方向である厚み方向Tにおいて対向している。厚み方向Tは、長さ方向Lと幅方向Wとのそれぞれに対して垂直である。
なお、本実施形態では、第1の方向が幅方向Wであり、第2の方向が長さ方向Lである例について説明する。但し、本発明は、この構成に限定されない。例えば、第1の方向が長さ方向Lであり、第2の方向が幅方向Wであってもよい。すなわち、コンデンサ本体10の長手方向は、第1の方向に沿って延びていてもよいし、第2の方向に沿って延びていてもよい。
第1及び第2の側面10c、10dは、それぞれ、第1の方向である幅方向Wと、第3の方向である厚み方向Tとに沿って延びている。第1の側面10cと第2の側面10dとは、長さ方向Lにおいて対向している。
第3及び第4の側面10e、10fは、それぞれ、第2の方向である長さ方向Lと、第3の方向である厚み方向Tとに沿って延びている。第3の側面10eと第4の側面10fとは、幅方向Wに沿って対向している。
コンデンサ本体10は、例えば、誘電体セラミックスからなるセラミック素体により構成されていてもよい。以下、本実施形態では、コンデンサ本体10が誘電体セラミックスにより構成されている例について説明する。
誘電体セラミックスの具体例としては、例えば、BaTiO3、CaTiO3、SrTiO3、CaZrO3などが挙げられる。セラミック素体には、例えば、Mn化合物、Mg化合物、Si化合物、Fe化合物、Cr化合物、Co化合物、Ni化合物、希土類化合物などが添加されていてもよい。
図4及び図5に示されるように、コンデンサ本体10の内部には、第1の内部電極11と第2の内部電極12とが設けられている。第1の内部電極11と第2の内部電極12とは、厚み方向Tにおいてセラミック部10gを介して対向している。具体的には、コンデンサ本体10内において、複数の第1の内部電極11と複数の第2の内部電極12とが、厚み方向Tに沿って相互に間隔を置いて、交互に配されている。
第1及び第2の内部電極11,12は、Ni、Cu,Ag,Pd,Au,Ag−Pd合金などの金属により構成することができる。
図5及び図7に示されるように、第1の内部電極11は、第1の側面10cと、第2の側面10dとに引き出されている。第1の内部電極11は、第1の側面10cの上に配された第1の信号端子電極15と、第2の側面10dの上に配された第2の信号端子電極16とに電気的に接続されている。図1に示されるように、第1の信号端子電極15は、第1の側面10cの上から、第1及び第2の主面10a、10b並びに第3及び第4の側面10e、10fの上にまで到っている。第2の信号端子電極16は、第2の側面10dの上から、第1及び第2の主面10a、10b並びに第3及び第4の側面10e、10fの上にまで到っている。
図4及び図6に示されるように、第2の内部電極12は、第3の側面10eと、第4の側面10fとに引き出されている。第2の内部電極12は、第3の側面10eの上に配された第1の接地用端子電極17と、第4の側面10fの上に配された第2の接地用端子電極18とに電気的に接続されている。図1に示されるように、第1の接地用端子電極17は、第3の側面10eの上から第1及び第2の主面10a、10bの上にまで到っている。第2の接地用端子電極18は、第4の側面10fの上から第1及び第2の主面10a、10bの上にまで到っている。
第1及び第2の接地用端子電極17,18は、それぞれ、第3又は第4の側面10e、10fの上に設けられた第1の電極層21と、第1の電極層21の上に設けられた第2の電極層22とを有する。
第1の電極層21と、第2の電極層22とは、それぞれ、Siを含むガラスと導電材とを含む。本実施形態では、具体的には、第1及び第2の電極層21,22は、それぞれ、Siを含むガラス粉末と導電材とを含むペーストを焼き付けることにより形成された焼成電極層である。導電材は、例えば、Ni、Cu,Ag,Pd,Au,Ag−Pd合金などの金属により構成することができる。
第1及び第2の接地用端子電極17,18は、それぞれ、第1及び第2の電極層21,22以外の電極層をさらに有していてもよい。第1及び第2の接地用端子電極17,18は、それぞれ、例えば、第2の電極層22の上に設けられた少なくともひとつのめっき膜をさらに備えていてもよい。
第1及び第2の信号端子電極15,16は、それぞれ、第1または第2の側面10c、10dの上に設けられた第3の電極層23と、第3の電極層23の上に設けられた第4の電極層24とを有する。
第3の電極層23と、第4の電極層24とは、それぞれ、Siを含むガラスと導電材とを含む。本実施形態では、具体的には、第3及び第4の電極層23,24は、それぞれ、Siを含むガラス粉末と導電材とを含むペーストを焼き付けることにより形成された焼成電極層である。導電材は、例えば、Ni、Cu,Ag,Pd,Au,Ag−Pd合金などの金属により構成することができる。
第1及び第2の信号端子電極15,16は、それぞれ、第3及び第4の電極層23,24以外の電極層をさらに有していてもよい。第1及び第2の信号端子電極15,16は、それぞれ、例えば、第4の電極層24の上に設けられた少なくともひとつのめっき膜をさらに備えていてもよい。
セラミックコンデンサ1では、第1の電極層21におけるSiの質量含有率が、第2の電極層22におけるSiの質量含有率よりも高い。このように、第1及び第2の接地用端子電極17,18に、Siの質量含有率が高く、電気抵抗の高い第1の電極層21を設けることにより、第1及び第2の接地用端子電極17,18の電気抵抗を高くすることができる。このため、セラミックコンデンサ1がセラミックコンデンサ1とは自己共振周波数が相互に異なるコンデンサと並列接続された場合においても、反共振周波数におけるインピーダンス特性が劣化しがたく、また、反共振周波数近傍において、デカップリング機能が低下しにくい。
なお、第1及び第2の接地用端子電極17,18におけるSiの質量含有率は以下の方法で測定できる。まず、セラミックコンデンサ1の第1の側面1cまたは第2の側面1dの表面から第1の端子電極および第2の端子電極の中央に向かって研磨することによって、第1の端子電極および第2の端子電極の断面を露出させる。80μm×80μmの視野角にて、WDX(波長分散型X線分析)によって、導電材(例えばCu)とSiの含有量を定量する。そして、Siの含有量を、Siの含有量と導電材の含有量の合計で割った値をSiの質量含有率として算出する。
また、Si質量含有率が高い第1の電極層21をコンデンサ本体10の上に設けることにより、コンデンサ本体10中に水分が侵入することを抑制することができる。従って、優れた耐湿性を実現することができる。一方、第1の電極層21の上に位置する第2の電極層22は、相対的に低いSi質量含有率を有するため、例えば、第2の電極層22の上にめっき膜を形成しやすく、かつ、めっき膜と第2の電極層22との密着強度を高めることができる。第1の電極層21におけるSi質量含有率は、第2の電極層22におけるSi質量含有率の1.5倍〜2倍であることが好ましい。
同様に、第1及び第2の信号端子電極15,16も、コンデンサ本体10の上に設けられており、Si質量含有率が相対的に高い第3の電極層23と、第3の電極層23の上に設けられており、Si質量含有率が相対的に低い第4の電極層24とを有する。このため、優れた耐湿性を確保でき、第4の電極層24の上にめっき膜を形成しやすく、かつ、めっき膜と第4の電極層24との密着強度を高めることができる。第3の電極層23におけるSi質量含有率は、第4の電極層24におけるSi質量含有率の1.5倍〜2倍であることが好ましい。
なお、第1及び第2の信号端子電極15,16におけるSiの質量含有率は以下の方法で測定できる。まず、セラミックコンデンサ1の第3の側面1eまたは第4の側面1fの表面から第3の端子電極および第4の端子電極の中央に向かって研磨することによって、第1の端子電極および第2の端子電極の断面を露出させる。そして、80μm×80μmの視野角にて、WDX(波長分散型X線分析)によって、導電材(例えばCu)とSiの含有量を定量する。そして、Siの含有量を、Siの含有量と導電材の含有量の合計で割った値をSiの質量含有率として算出する。
なお、第1及び第2の信号端子電極15,16には、信号が流れるため、第1及び第2の信号端子電極15,16の電気抵抗は、第1及び第2の接地用端子電極17,18の電気抵抗よりも低いことが好ましい。従って、第1の電極層21の厚みは、第3の電極層23の厚みよりも大きいことが好ましく、第3の電極層23の厚みの1.5倍以上であることがより好ましく、1.8倍以上であることがさらに好ましい。但し、第1の電極層21の厚みが第3の電極層23の厚みに対して大きすぎると、第1及び第2の接地用端子電極17,18の電気抵抗が高くなりすぎる虞がある。従って、第1の電極層21の厚みは、第3の電極層23の厚みの2倍以下であることが好ましい。
なお、第1の電極層21と第3の電極層23の厚みは以下の方法で測定できる。第1、第2、第3、第4の端子電極のSi含有率測定の際に露出させた断面に対しイオンミリングを行い、研磨による研磨だれを除去した後に、断面に投影される第1の電極層21と第3の電極層23の厚みを測定することができる。
セラミックコンデンサ1の製造方法は、特に限定されない。セラミックコンデンサ1は、例えば、以下の要領で製造することができる。
まず、セラミック粉末を含むセラミックグリーンシートを用意する。セラミックグリーンシートは、例えば、セラミック粉末等を含むセラミックペーストを印刷することにより作製することができる。
次に、セラミックグリーンシートの上に導電性ペーストを塗布することにより、第1及び第2の内部電極11,12を構成するための導電性ペースト層を形成する。導電性ペーストの塗布は、例えば、スクリーン印刷法等の各種印刷法により行うことができる。
次に、導電性ペースト層が印刷されていない複数枚のセラミックグリーンシートを合計厚みが20〜30μmとなるように積層し、その上に、第1の内部電極11の形状に対応した形状の導電性ペースト層が形成された厚みが0.7〜1.2μmのセラミックグリーンシートと第2の内部電極12の形状に対応した形状の導電性ペースト層が形成された厚みが0.7〜1.2μmのセラミックグリーンシートとを交互に合計230〜240枚積層した後に、導電性ペースト層が印刷されていない複数枚のセラミックグリーンシートを合計厚みが20〜30μmとなるようにさらに積層する。その後、得られた積層体を厚み方向にプレスすることにより、マザー積層体を作製する。
次に、仮想のカットラインに沿ってマザー積層体をカッティングすることにより、マザー積層体から複数の生のセラミック積層体を作製する。なお、マザー積層体のカッティングは、ダイシングや押切により行うことができる。
生のセラミック積層体作成後、バレル研磨などにより、生のセラミック積層体の稜線部及び稜線部の面取りまたはR面取り及び表層の研磨を行うようにしてもよい。
次に、生のセラミック積層体の焼成を行う。焼成温度は、使用するセラミック材料や導電性ペーストの種類により適宜設定することができる。
次に、セラミック積層体の上に、ガラス粉末と導電材とを含む導電性ペーストを塗布することにより、第1及び第3の電極層21,23を構成するための第1の導電性ペースト層を形成する。第1の電極層21を構成するための第1の導電性ペースト層を、第3の電極層23を構成するための第1の導電性ペースト層よりも厚く形成することが好ましい。
さらに、第1の導電性ペースト層の上に、第1の導電性ペースト層を形成するための導電性ペーストよりもガラス粉末の質量含有率が低い導電性ペーストを塗布することにより、第2及び第4の電極層22,24を構成するための第2の導電性ペースト層を形成する。
次に、第1及び第2の導電性ペースト層の焼き付けを行う。
最後に、第2及び第4の電極層22,24の上に、Niめっき層、Snめっき層をこの順番で順次形成することにより、信号端子電極15,16及び接地用端子電極17,18を作製する。以上の工程により、セラミックコンデンサ1を完成させることができる。
なお、本実施形態では、第1の信号端子電極が第1の端子電極を構成し、第2の信号端子電極が第2の端子電極を構成し、第1の接地用端子電極が第3の端子電極を構成し、第2の接地用端子電極が第4の端子電極を構成している例について説明した。但し、本発明は、この構成に限定されない。例えば、第1及び第2の接地用端子電極が第1及び第2の端子電極を構成しており、第1及び第2の信号端子電極が第3及び第3の端子電極を構成していてもよい。
1:セラミックコンデンサ
10:コンデンサ本体
10a:第1の主面
10b:第2の主面
10c:第1の側面
10d:第2の側面
10e:第3の側面
10f:第4の側面
10g:セラミック部
11:第1の内部電極
12:第2の内部電極
15:第1の信号端子電極
16:第2の信号端子電極
17:第1の接地用端子電極
18:第2の接地用端子電極
21:第1の電極層
22:第2の電極層
23:第3の電極層
24:第4の電極層
10:コンデンサ本体
10a:第1の主面
10b:第2の主面
10c:第1の側面
10d:第2の側面
10e:第3の側面
10f:第4の側面
10g:セラミック部
11:第1の内部電極
12:第2の内部電極
15:第1の信号端子電極
16:第2の信号端子電極
17:第1の接地用端子電極
18:第2の接地用端子電極
21:第1の電極層
22:第2の電極層
23:第3の電極層
24:第4の電極層
Claims (3)
- 第1の方向と、前記第1の方向に対して垂直な第2の方向とに沿って延びる第1及び第2の主面と、前記第1の方向と、前記第1及び第2の方向に対して垂直な第3の方向とに沿って延びる第1及び第2の側面と、前記第2の方向と前記第3の方向とに沿って延びる第3及び第4の側面とを有するコンデンサ本体と、
前記コンデンサ本体内に設けられており、前記第1及び第2の側面に引き出された第1の内部電極と、
前記コンデンサ本体内に、前記第1の内部電極と第3の方向に対向するように設けられており、前記第3及び第4の側面に引き出された第2の内部電極と、
前記第1の側面の上に配されており、前記第1の内部電極と電気的に接続された第1の端子電極と、
前記第2の側面の上に配されており、前記第1の内部電極と電気的に接続された第2の端子電極と、
前記第3の側面の上に配されており、前記第2の内部電極と電気的に接続された第3の端子電極と、
前記第4の側面の上に配されており、前記第2の内部電極と電気的に接続された第4の端子電極と、
を備え、
前記第3及び第4の端子電極は、それぞれ、
前記第3又は第4の側面の上に設けられた第1の電極層と、
前記第1の電極層の上に設けられた第2の電極層と、
を有し、
前記第1の電極層は、Siと導電材とを含み、
前記第1の電極層におけるSiの質量含有率が、前記第2の電極層におけるSiの質量含有率よりも高い、コンデンサ。 - 前記第1及び第2の端子電極は、それぞれ、
前記第1または第2の側面の上に設けられた第3の電極層と、
前記第3の電極層の上に設けられた第4の電極層と、
を有し、
前記第3の電極層は、Siと導電材とを含み、
前記第3の電極層におけるSiの質量含有率が、前記第4の電極層におけるSiの質量含有率よりも高い、請求項1に記載のコンデンサ。 - 前記第1の電極層の厚みが、前記第3の電極層の厚みよりも大きい、請求項2に記載のコンデンサ。
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