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JP2000206455A - 投写型表示装置 - Google Patents

投写型表示装置

Info

Publication number
JP2000206455A
JP2000206455A JP11007421A JP742199A JP2000206455A JP 2000206455 A JP2000206455 A JP 2000206455A JP 11007421 A JP11007421 A JP 11007421A JP 742199 A JP742199 A JP 742199A JP 2000206455 A JP2000206455 A JP 2000206455A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
illumination
image
incident
optical system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP11007421A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomiyoshi Ushiyama
富芳 牛山
Kazuhiro Nishida
和弘 西田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP11007421A priority Critical patent/JP2000206455A/ja
Priority to US09/481,450 priority patent/US6371617B1/en
Publication of JP2000206455A publication Critical patent/JP2000206455A/ja
Priority to US09/981,997 priority patent/US6547401B2/en
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B21/00Projectors or projection-type viewers; Accessories therefor
    • G03B21/14Details
    • G03B21/18Fire preventing or extinguishing

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Projection Apparatus (AREA)
  • Video Image Reproduction Devices For Color Tv Systems (AREA)
  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光変調装置を用いた投写型表示装置における
照明光学系の照明効率の向上を図る。 【解決手段】 複数の画素を含む略矩形状の光照射面に
照射された照明光の射出方向を、画像情報に応じて画素
ごとに制御することにより、画像を表す画像光を射出す
る光変調装置と、前記光照射面に照射された照明光の中
心軸が前記光照射面に所定の角度で入射するように、前
記照明光を射出する照明光学系と、前記光変調装置から
射出された画像光を投写する投写光学系とを備えてい
る。前記照明光学系は、光源部と、前記光源部から射出
された光が通過する透光性ロッドであって、通過する光
の少なくとも一部が前記透光性ロッドの内面で反射を繰
り返しながら通過する透光性ロッドとを備えている。前
記透光性ロッドは、前記透光性ロッドの中心軸に垂直な
断面積が入射側から射出側に向けて単調に増加する形状
を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像を投写して表
示する投写型表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】投写型表示装置では、照明光から、電気
光学装置を用いて画像を表す画像光を形成し、この画像
光を投写することにより画像を表示している。この電気
光学装置として、照明光を画像情報に応じて変調し、画
像を表す画像光を射出する光変調装置が利用されてい
る。マイクロミラー型光変調装置の例として、デジタル
・マイクロミラー・デバイス(テキサス・インスツルメ
ンツ(TI)社の登録商標である。以下、「DMD」と
呼ぶ。)のようなマイクロミラー型光変調装置があげら
れる。
【0003】DMDは、画像を構成する複数の画素に対
応する複数のマイクロミラーを有している。複数のマイ
クロミラーはそれぞれ画像情報に応じてその傾きが変化
し、各マイクロミラーの傾きに応じて光を反射する。各
マイクロミラーで反射された光のうち、所定の方向に反
射された光が、画像光として利用される。すなわち、D
MDは、所定の角度で入射した光の反射方向を制御して
画像光を形成するタイプの電気光学装置である。したが
って、DMDのような光変調装置を投写型表示装置の電
気光学装置として利用する場合、高精度で明るい画像を
実現するためには、光変調装置に照射される照明光を可
能な限り高精度な所定の角度で入射させることが好まし
い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、照明光学系か
ら射出された照明光は、実際には種々の入射角度を有し
ている。このため、所定の入射角度の許容範囲を超えた
角度を有する照明光は、画像光として利用することがで
きない。この結果、照明光学系の照明効率が悪くなると
いう問題がある。また、この問題は、複数の画素を含む
光照射面に照射された照明光の射出方向を画像情報に応
じて画素ごとに制御することにより、画像を表す画像光
を射出する光変調装置に共通する問題である。
【0005】この発明は、複数の画素を含む光照射面に
照射された照明光の射出方向を画像情報に応じて画素ご
とに制御することにより、画像を表す画像光を射出する
光変調装置を用いた投写型表示装置において、照明光学
系の照明効率の向上を図る技術を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
述の課題を解決するため、本発明の投写型表示装置は、
複数の画素を含む略矩形状の光照射面に照射された照明
光の射出方向を、画像情報に応じて画素ごとに制御する
ことにより、画像を表す画像光を射出する光変調装置
と、前記光照射面に照射された照明光の中心軸が前記光
照射面に所定の角度で入射するように、前記照明光を射
出する照明光学系と、前記光変調装置から射出された画
像光を投写する投写光学系と、を備え、前記照明光学系
は、光源部と、前記光源部から射出された光が通過する
透光性ロッドであって、通過する光の少なくとも一部が
前記透光性ロッドの内面で反射を繰り返しながら通過す
る透光性ロッドと、を備え、前記透光性ロッドは、前記
透光性ロッドの中心軸に垂直な断面積が入射側から射出
側に向けて単調に増加する形状を有している、ことを特
徴とする。
【0007】上記投写型表示装置によれば、透光性ロッ
ドを通過する光が透光性ロッドの内面に入射する角度
(入射角)は、反射を繰り返すごとにだんだん大きくな
るので、透光性ロッドから射出される照明光の中心軸に
対する光の角度を小さくすることができる。この結果、
種々の角度を有する照明光の角度分布を小さくすること
ができる。これにより、光変調装置の光照射面に照射さ
れる照明光の入射角度の精度を向上させることができる
ので、照明光学系の照明効率を向上させることができ、
明るい投写画像を表示することができる。
【0008】ここで、前記透光性ロッドは、前記透光性
ロッドの中心軸に垂直な断面の各辺の大きさが入射側か
ら射出側に向けて直線的に増加する形状を有しているよ
うにしてもよい。
【0009】このようにすれば、透光性ロッドを比較的
容易に製作することができる。
【0010】上記投写型表示装置において、前記透光性
ロッドの少なくとも射出面の輪郭形状は、長さの異なる
第1と第2の対角線を有する四辺形であり、前記四辺形
は、前記透光性ロッドから射出された照明光が前記光照
射面に前記所定の角度で斜めに入射する場合に、前記照
明光で照射される四辺形状の照明領域の2つの対角線の
長さの比が、前記第1と第2の対角線の長さの比よりも
1に近くなるように設定されている、ことが好ましい。
【0011】こうすれば、照明光が光照射面に所定の角
度で斜めに入射する場合でも、照明領域の輪郭形状を略
矩形状の光照射面に近づけることができる。したがっ
て、光変調装置の光照射面に照射される照明光の照明効
率を、さらに向上させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の各
実施例を説明する。尚、以下の各実施例においては、特
に断りのない限り、互いに直交する3つの方向を便宜的
に光の進行方向をz軸方向(光軸と平行な方向)とし、
z軸方向から見て12時の方向をy軸方向(縦方向)と
し、3時の方向をx軸方向(横方向)とする。
【0013】A.第1実施例:図1は、本発明の第1実
施例における投写型表示装置の要部を平面的に見た概略
構成図である。この投写型表示装置1000は、照明光
学系100と、マイクロミラー型光変調装置200と、
投写レンズ300と、を備えている。マイクロミラー型
光変調装置200と、投写レンズ300とは、それぞれ
の中心軸200ax,300axが一致するように配置
されている。照明光学系100は、後述するように、マ
イクロミラー型光変調装置200を照明する光の入射角
の制約から、照明光学系の中心軸100axが、マイク
ロミラー型光変調装置200の中心軸200ax(光照
射面202の法線202n)に対して所定の傾きを有す
るように配置されている。ここで、「光照射面」は、照
射された光を画像光として利用可能な領域、すなわち、
後述するマイクロミラーが形成されている領域である狭
義の光照射面を示す。ただし、以下では、マイクロミラ
ーが形成されている領域の外側も含む光が照射される領
域の全体を光照射面と呼ぶ場合もある。
【0014】照明光学系100は、光源部110と、第
1のコンデンサーレンズ120と、カラーホイール13
0と、透光性ロッド140と、第2のコンデンサーレン
ズ150と、フィールドレンズ160と、を備えてい
る。これらの光学要素110,120,130,14
0,150,160は、照明光学系100の中心軸10
0axに沿って順に配置されている。
【0015】光源部110は、光源ランプ112と凹面
鏡114とを有している。光源ランプ112は、放射状
の光線を射出する放射光源である。光源ランプ112と
しては、メタルハライドランプや高圧水銀灯などの高圧
放電灯が用いられる。凹面鏡114は、光源ランプ11
2からの放射光線が反射されて第1のコンデンサーレン
ズ120に入射するように、開口部116から集光光と
して射出する楕円面凹面鏡である。凹面鏡114として
は、光源ランプ112からの放射光線を反射し、略平行
光として射出する放物面凹面鏡を用いるようにしてもよ
い。この場合には、略平行光を第1のコンデンサーレン
ズ120に入射させるように、光源部110と、第1の
コンデンサーレンズ120との間に、別のコンデンサー
レンズを付加するようにしてもよい。また、略平行光が
第1のコンデンサーレンズ120に入射するように、F
ナンバーの小さいレンズを第1のコンデンサーレンズ1
20として用いるようにしてもよい。
【0016】第1のコンデンサーレンズ120は、カラ
ーホイール130に照射される光スポットを小さくする
ために、光源部110からの光をカラーホイール130
上に集光させるための光学要素である。
【0017】図2は、カラーホイール130を光源部1
10側から見た正面図である。カラーホイール130
は、回転方向に沿って区切られた3つの扇形の領域に3
つの透過型色フィルタ130R,130G,130Bが
形成されたものである。第1の色フィルタ130Rは、
赤色の波長領域の光(以下、「赤色光R」と呼ぶ)を透
過し、他の波長領域の光を反射または吸収する機能を有
している。同様に、第2および第3の色フィルタ130
G,130Bは、それぞれ緑色、青色の波長領域の光
(以下、それぞれ「緑色光G」、「青色光B」と呼ぶ)
を透過し、他の波長領域の光を反射または吸収する機能
を有している。色フィルタは、例えば誘電体多層膜や、
染料を用いて形成されたフィルタ板などにより構成され
る。
【0018】カラーホイール130は、第1のコンデン
サーレンズ120によって集光された光スポットSPが
カラーホイール130の中心軸130axからずれた所
定の周辺位置を照射するように配置されている。そし
て、カラーホイール130は、図示しないモータによっ
て回転軸130axを中心に一定速度で回転する。この
とき、光スポットSPは、カラーホイール130の回転
に応じて、色フィルタ130R,130G,130Bの
各領域を一定間隔で循環的に照射する。この結果、カラ
ーホイール130を透過する光は、カラーホイール13
0の回転に応じて、赤色光R,緑色光G,青色光Bと循
環的に変化する。
【0019】照明光は、図1の透光性ロッド140の内
面で反射を繰り返しながら透光性ロッド140内を通過
する。この結果、透光性ロッド140は、光源部110
から射出されて入射する光の照度分布が一様でない場合
においても、照度分布が一様な光を射出する機能を有し
ている。すなわち、いわゆるインテグレータ光学系の機
能を有している。このような透光性ロッドは、インテグ
レータロッドと呼ばれる。
【0020】図3は、透光性ロッド140の外観を示す
斜視図である。この透光性ロッド140は、中心軸14
0axに垂直な断面が略矩形状であるとともに、入射側
側面140I側の断面よりも射出側側面140O側の断
面のほうが大きな柱状プリズムである。なお、透光性ロ
ッド140については、さらに後述する。
【0021】透光性ロッド140から射出された光は、
第2のコンデンサーレンズ150によって集光されて、
フィールドレンズ160に入射する。2つのレンズ15
0、160は透光性ロッド140の射出面の像をマイク
ロミラー型光変調装置200の光照射面202上に結像
させる。
【0022】以上のように、照明光学系100は、各光
学要素110,120,130,140,150,16
0の機能によって、マイクロミラー型光変調装置200
の光照射面202を均一に照明する。
【0023】マイクロミラー型光変調装置200は、光
照射面202に照射された照明光を画像情報に応じてマ
イクロミラーで反射することにより、画像を表す画像光
を投写レンズ300の方に射出する光変調装置である。
図4は、マイクロミラー型光変調装置200の例である
DMDについて示す説明図である。図4(A)に示すよ
うに、DMD200の光照射面202には、略正方形の
輪郭を有する複数のマイクロミラー204がマトリクス
状に形成されている。各マイクロミラー204は、左下
と右上の頂点を結ぶ対角線を回動軸204cとして所定
の角度範囲で回動可能に形成されている。これらのマイ
クロミラー204は、画像を構成する各画素に対応す
る。
【0024】ここで、説明を容易にするため、光照射面
202に照射される照明光は、これを代表する中心光線
(入射光線)IRで示すこととする。また、照明光IR
の光照射面202への入射位置を通り、x軸に平行な水
平方向軸をh、y軸に平行な垂直方向軸をvとする。装
置の構成を容易にするためには、DMD200に照射さ
れる照明光IRは、各マイクロミラー204の回動軸2
04cに垂直な入射面を有するようにすることが好まし
い。このため、DMD200に照射される照明光IR
は、図4(A)に示すように、光照射面202に平行な
xy平面上に投影される照明光IRの光路の水平軸hに
対する傾きθhが約45度となるように右斜め下方向か
ら入射される。また、図4(B)に示すように、照明光
IRは、光照射面202に垂直で照明光IRの光路を含
む面内において、光照射面202への入射角θLが約2
0度となるように入射される。
【0025】図4(C)は、マイクロミラー204への
入射光とその反射光とを含む入射面、すなわち、回動軸
204cに垂直な断面における光路を示している。マイ
クロミラー204は、光照射面202に平行な平面F
(図4(C)に破線で示す)に対して、回動軸204c
を中心に約±(θL/2)度(≒±10度)回動する。
なお、時計周りに沿った角度を正とする。照明光IR
は、上述したように、平面Fの法線Fnから−θL(≒
−20度)傾いた方向からマイクロミラー204に入射
する。
【0026】マイクロミラー204が平面Fに対して+
(θL/2)だけ傾いた状態の場合、照明光IRは、照
明光IRから−θLだけ傾いた方向、すなわち、法線F
nに平行な方向に反射光RR(+θL/2)として射出
される。マイクロミラー204が−(θL/2)だけ傾
いた状態の場合、照明光IRは、照明光IRから−(3
・θL)だけ傾いた方向に反射光RR(−θL/2)と
して射出される。このように、マイクロミラー204に
照射された照明光IRは、マイクロミラー204の回動
角度に応じて異なった方向に反射して射出される。例え
ば、反射光RR(+θL/2)の方向に投写レンズを配
置すると、反射光RR(+θL/2)のみが画像光とし
て利用される。これにより、マイクロミラー204が+
(θL/2)だけ傾いた状態において、反射光が投写レ
ンズを介して投写されて明表示が実現され、マイクロミ
ラー204が−(θL/2)だけ傾いた状態において、
反射光が投写レンズを介して投写されず暗表示が実現さ
れる。中間の階調は、1つの画素が画像を描画する一定
時間のうち、階調に応じて明と暗の表示の割合を制御す
る手法(いわゆるパルス幅変調と呼ばれる手法)で実現
される。
【0027】なお、本実施例の投写型表示装置1000
において投写レンズ300は、マイクロミラー204が
+(θL/2)だけ傾いた状態における反射光を画像光
として利用するように配置されている。これにより、画
像情報に応じてマイクロミラー型光変調装置200から
射出された画像光が投写レンズ300を介して投写さ
れ、画像が表示される。
【0028】また、照明光学系100からは、カラーホ
イール130の回転に応じて赤色光Rと、緑色光Gと、
青色光Bとが一定間隔で循環的に射出される。このと
き、マイクロミラー型光変調装置200の各マイクロミ
ラー204を、照射される色光に応じた画像情報に応じ
て制御することにより、カラー画像を表示させることが
できる。
【0029】本発明の投写型表示装置1000は、上述
したように、透光性ロッド140の形状に特徴を有して
いる。すなわち、図3に示すように、入射側側面140
I側の断面よりも射出側側面140O側の断面のほうが
大きな柱状プリズムである点に特徴を有している。透光
性ロッド140を上記のような形状としているのは、以
下の理由による。
【0030】照明光学系100の照明光は、図4を用い
て説明したように、光照射面202の法線202n方向
ではなく、法線202nに対して一定の傾きθLを有す
る方向からマイクロミラー型光変調装置200の光照射
面202に照射される。この照明光のうち、光照射面2
02の各マイクロミラー204によって投写レンズ30
0の方に反射された光のみが画像光として利用される。
【0031】図5は、マイクロミラー204に照射され
た照明光の入射角度と反射光の反射方向について示す説
明図である。図5に示すように、平面Fの法線Fnから
+θL傾いた方向から入射した入射光IR(θL)は、
マイクロミラー204が平面Fに対して+(θL/2)
だけ傾いたとき、法線Fnに沿った方向、すなわち、投
写レンズ300の方向に反射されて、反射光RR(θ
L)として射出される。しかし、図5(A)に示すよう
に、法線Fnから+(θL−Δθ)傾いた方向から入射
射した入射光IR(θL−Δθ)は、法線Fnよりも入
射光IR(θL)側に傾いた方向に反射されて、反射光
RR(θL−Δθ)として射出される。また、図5
(B)に示すように、法線Fnから+(θL+Δθ)で
入射した入射光IR(θL+Δθ)は、法線Fnに対し
て入射光IR(θL)とは反対の側に傾いた方向に反射
されて、反射光RR(θL+Δθ)として射出される。
これらの反射光は、入射光IR(θL)に対する角度変
化量Δθが大きいほど法線Fnから傾く傾向にある。し
たがって、照明光に、このような角度変化量Δθの大き
な光が多いと、投写レンズ300に入射して画像光とし
て利用できない光が多くなり、明るい画像を表示させる
ことができなくなる場合がある。また、マイクロミラー
204が−(θL/2)だけ傾いたときには、投写レン
ズ300に入射しないように反射するはずの光が投写レ
ンズ300に入射してしまい、画像の解像度を低下させ
てしまう場合がある。特に、角度変化量±Δθが、マイ
クロミラー204の回動可能範囲±(θL/2)よりも
大きくなると、照明光学系100や投写レンズ300に
入射する迷光が増加することになる。以上のことから、
マイクロミラー型光変調装置200に照射される照明光
の角度分布は小さいことが好ましい。少なくとも、照明
光に含まれる角度分布の許容範囲は、所定の入射角度に
対してマイクロミラー204の回動可能範囲である±
(θL/2)以下であることが好ましい。
【0032】図6は、透光性ロッド140に入射する光
について示す説明図である。入射側側面140Iに入射
した光は、その入射角θ1が透光性ロッド140の中心
軸140axに対して斜めに傾いた側面140S1,1
40S2の傾きθioよりも大きい場合には、側面14
0S1,140S2で反射を繰り返して射出側側面14
0Oから射出される。このとき、側面140S1,14
0S2への光の入射角は、反射を繰り返すごとに大きく
なる。この結果、射出側側面140Oから射出される光
の中心軸140axに対する傾き(射出角)θ2は、入
射角θ1よりも小さくすることができる。すなわち、こ
の透光性ロッド140は、入射角の大きな光の射出角を
小さくすることができる。例えば、透光性ロッドの長さ
や側面140SI,140S2の傾きθioを調整すれ
ば、透光性ロッド140から射出される照明光の角度分
布を許容範囲±(θL/2)以内にすることができる。
これにより、照明光学系100は、照明光の角度分布を
小さくすることができるので、マイクロミラー型光変調
装置200に照射される照明光の利用効率を向上させる
ことができる。
【0033】以上説明したように、本発明の投写型表示
装置1000は、マイクロミラー型光変調装置200の
光照射面202を照明する照明光の角度分布を小さくす
ることができるので、照明光学系100から射出された
照明光の利用効率を向上させることができる。また、照
明光学系100によってマイクロミラー型光変調装置2
00の光照射面202が均一に照明されるので、明るさ
の均一な画像を表示することができる。
【0034】なお、透光性ロッド140は、側面140
S1,140S2の傾きが一定、すなわち、透光性ロッ
ド140の中心軸140axに垂直な断面の各辺の大き
さが入射側から射出側に向けて直線的に増加する形状を
有している場合を例に説明しているが、これに限定され
るものではない。例えば、透光性ロッドの中心軸に垂直
な断面の各辺の大きさが入射側から射出側に向けて曲線
的に増加する形状を有するようにしてもよい。すなわ
ち、透光性ロッドは、前記透光性ロッドの中心軸に垂直
な断面積が入射側から射出側に向けて単調に増加する形
状を有していればよい。このようにしても、マイクロミ
ラー型光変調装置200の光照射面202を照明する照
明光の角度分布を小さくすることができる。
【0035】また、本実施例においては、マイクロミラ
ー型光変調装置200の例として図3に示すDMDを例
に説明しているが、これに限定されるものではない。例
えば、照明光の入射角度は、マイクロミラー204の回
動軸の方向や、回動範囲に応じて種々の態様が考えられ
る。これに応じて、透光性ロッド140の長さや側面1
40S1,140S2の傾きθioも種々の態様が考え
られる。例えば、マイクロミラー204の回動範囲±
(θL/2)が、図4に示す値よりも大きい場合には、
透光性ロッド140の側面140S1,140S2の傾
きθioを小さくすることができる。
【0036】また、本実施例の投写型表示装置1000
は、カラーホイール130を備えて、カラー画像を表示
する装置であるが、カラーホイール130を省略して、
モノクロ画像を表示するようにしてもよい。
【0037】なお、各光学要素120,150,160
のレンズ面(凸面や凹面)の向きは、図1に示した向き
に限定されるものではない。それぞれ逆の向きにするこ
ともできるし、各光学要素120,150,160のレ
ンズ面の向きの組み合わせも任意である。また、各光学
要素120,150,160,300は、それぞれ複数
のレンズを組み合わせた複合レンズによって構成するこ
ともできる。また、複数の光学要素を、1つの光学要素
に置き換えることも可能である。例えば、透光性ロッド
140の射出側側面140Oにレンズ面を形成して、第
2のコンデンサーレンズ150を省略することも可能で
ある。また、第1のコンデンサーレンズ120を省略す
ることもできる。
【0038】また、マイクロミラー型光変調装置200
と投写レンズ300との間に、全反射プリズムを備え
て、照明光学系100から射出された照明光をマイクロ
ミラー型光変調装置200の光照射面202に全反射さ
せるとともに、マイクロミラー型光変調装置200から
射出された画像光を透過して、投写レンズ300の方向
に射出するようにしてもよい。
【0039】なお、上記各変形は、以下の各実施例にお
いても適用可能である。
【0040】B.第2実施例:図7は、本発明の第2実
施例における投写型表示装置の要部を平面的に見た概略
構成図である。この投写型表示装置2000は、照明光
学系100Aと、マイクロミラー型光変調装置200
と、投写レンズ300と、を備えている。照明光学系1
00Aは、照明光学系100の透光性ロッド140を透
光性ロッド140Aに置き換えた点を除いて同じであ
る。
【0041】図8は、透光性ロッド140Aを示す斜視
図である。この透光性ロッド140Aと図3の透光性ロ
ッド140との異なる点は、中心軸140axに垂直な
断面が平行四辺形である点である。
【0042】マイクロミラー型光変調装置200には、
図4に示したように、光照射面202の法線202n方
向(中心軸202axに平行な方向)ではなく、法線2
02nに対して一定の傾きを有する方向から照明光学系
100の照明光が照射される。図9は、光照射面202
上に照射された照明光の照明領域について示す説明図で
ある。第1実施例の透光性ロッド140(図3)のよう
に略矩形状の断面を有する場合、光照射面202を含む
ように照射された照明光の照明領域FIは略矩形状では
なく、その入射角度に応じて歪んだ形状となる。図4で
説明したように右斜め下方向から照明光が照射される場
合の照明領域FIは、図9(A)に示すように、左上と
右下の頂点を結ぶ対角線FI2の長さが右上と左下の頂
点を結ぶ対角線FI1の長さよりも長くなるような四辺
形となる。このように照明領域FIが略矩形状でなく歪
んでいる場合には、光照射面202を照射しない無効な
光の割合が増加する。このため、照明光学系100から
射出された照明光の照明効率が低下することになる。こ
のような無効な光を低減するためには、照明領域FIが
略矩形状となるように、照明光学系100から射出され
た照明光の形状をあらかじめ歪ませるようにすればよ
い。すなわち、図9(B)に示すように、照明光学系1
00から射出された照明光の中心光軸に垂直な断面RI
の2つの対角線RI1,RI2のうち、より長い対角線
RI1が、歪んだ照明領域FIのより長い対角線FI2
に対応し、より短い対角線RI2が、歪んだ照明領域F
Iのより短い対角線FI1に対応するように設定すれば
よい。換言すれば、射出面の輪郭形状が、長さの異なる
第1と第2の対角線を有する四辺形である光学要素を備
えて、この四辺形を、光学要素から射出された照明光が
光照射面に所定の角度で斜めに入射する場合に、照明光
で照射される四辺形状の照明領域の2つの対角線の長さ
の比が、第1と第2の対角線の長さの比よりも1に近く
なるように設定すればよい。このようにすれば、照明光
学系の照明効率を向上させることができる。
【0043】本実施例の投写型表示装置2000におい
ては、図8に示すように、透光性ロッド140Aの射出
側側面140AOが平行四辺形の輪郭形状を有してい
る。この平行四辺形の輪郭は、上記照明光の断面RIと
同様に、断面対角線RI2に対応するロッド対角線14
0CR2の長さよりも断面対角線RI1に対応するロッ
ド対角線140CR1の長さのほうが短い形状を有して
いる。したがって、光照射面202を照射しない無効な
光を低減するようにすることができる。これにより、透
光性ロッド140Aから射出された光の照明効率を向上
させることができる。なお、この場合において、実際に
は、照明光学系100から射出された照明光をより有効
に利用可能とするために、透光性ロッド140Aをその
中心光軸を中心に回転させて、照明領域の形状を調整す
ることが好ましい。
【0044】また、光源部110側から見た透光性ロッ
ド140Aの断面形状が、図9(B)に示す断面RIに
相似な形状となるようにしてもよい。このようにすれ
ば、透光性ロッド140Aから射出された光の照明領域
FIを光照射面202の輪郭に相似となるようにするこ
とができる。この結果、透光性ロッド140Aから射出
された光による照明効率をより向上させることができ
る。また、透光性ロッド140Aは、少なくとも射出側
側面140Oの輪郭のみが、断面RIに相似となるよう
にしてもよい。すなわち、透光性ロッドは、透光性ロッ
ドから射出された光が光照射面に所定の角度で斜めに入
射する場合に、照明光で照射される四辺形状の照明領域
の2つの対角線の長さの比が、透光性ロッドの少なくと
も射出面の2つの対角線の比よりも1に近くなるように
設定されればよい。このようにすれば、透光性ロッドか
ら射出された光による照明効率を向上させることができ
る。
【0045】C.第3実施例:図10は、本発明の第3
実施例における投写型表示装置の要部を平面的に見た概
略構成図である。この投写型表示装置3000は、照明
光学系100Bと、色光分離合成プリズム400と、3
つのマイクロミラー型光変調装置200R,200G,
200Bと、投写レンズ300と、を備えている。投写
型表示装置3000は、3つのマイクロミラー型光変調
装置200R,200G,200Bと、色光分離合成プ
リズム400とを備えている点に特徴を有している。
【0046】照明光学系100Bと図1の照明光学系1
00との違いは、カラーホイール130を省略したこと
である。したがって、この照明光学系100Bは、照明
光学系100のように赤色光R,緑色光G,青色光Bが
循環的に射出されるのでなく、各色光を含む照明光を射
出する。
【0047】色光分離合成プリズム400は、3つのプ
リズム420,430,440が互いに接合された構成
を有している。互いに接合される第1のプリズム420
の側面420Rと、第2のプリズム430の側面430
Iとの間には、青色光反射膜BFILが形成されてい
る。また、互いに接合される第2のプリズム430の側
面430Rと、第3のプリズム440の側面440Iと
の間には、赤色光反射膜RFILが形成されている。こ
れらの反射膜BFIL,RFILは、通常、誘電体多層
膜で構成される。
【0048】第2のプリズム430の側面430I,4
30Rを除く側面のうち1つの側面430Oには、赤色
光R用のマイクロミラー型光変調装置200Rが設けら
れている。第1のプリズム420の、照明光学系100
Bからの光が入射する側面420Iと第2のプリズム4
30と接合される側面420Rを除く側面のうち、マイ
クロミラー型光変調装置200Rに対向する側面420
Oには、青色光B用のマイクロミラー型光変調装置20
0Bが設けられている。第3のプリズム440の投写レ
ンズ300の中心軸300axに垂直な側面440Oに
は、緑色光G用のマイクロミラー型光変調装置200G
が設けられている。これらのマイクロミラー型光変調装
置200R,200G,200Bは、必ずしも各側面4
20O,430O,440Oに接して設けられる必要は
ない。
【0049】照明光学系100Bから射出された、赤色
光R、緑色光G、青色光Bを含む光は、第1のプリズム
420の側面420Iから入射して青色光反射膜BFI
Lに入射する。なお、説明を容易にするため、色光分離
合成プリズム400以降の光は、その中心光線(一点鎖
線)のみが代表して図示されている。
【0050】青色光反射膜BFILに入射した光のうち
青色光Bは、青色光反射膜BFILで反射される。BF
ILで反射された青色光Bは、通常、側面420Iを透
過する光と反射する光に分けられる。側面420Iで反
射された青色光Bは、青色光B用のマイクロミラー型光
変調装置200Bに入射する。なお、青色光反射膜BF
ILで反射された光の側面420Iへの入射角が大きけ
れば、反射光の割合を多くすることができる。さらに、
入射角を臨界角以上とすれば、全反射させることができ
る。このような入射角の調整は、プリズム420の各側
面の互いになす角を調整することにより実現できる。
【0051】マイクロミラー型光変調装置200Bは、
入射した青色光Bから青色画像光FBを形成して射出す
る。マイクロミラー型光変調装置200Bから射出され
た青色画像光FBは、側面420Iで反射され、さら
に、青色光反射膜BFILで反射されて投写レンズ30
0に向けて射出される。マイクロミラー型光変調装置2
00Bへの青色光Bの入射光と同様に、マイクロミラー
型光変調装置200Bから射出された青色画像光FBの
側面420Iへの入射角が大きければ、反射光の割合を
多くすることができる。さらに、入射角を臨界角以上と
すれば、全反射させることができる。
【0052】一方、青色光反射膜BFILに入射した光
のうち赤色光Gおよび緑色光Gは、青色光反射膜BFI
Lを透過して第2のプリズム430に入射する。第2の
プリズム430に入射した赤色光Gおよび緑色光Gは、
赤色光反射膜RFILに入射する。赤色光反射膜RFI
Lに入射した光のうち赤色光Rは、赤色光反射膜RFI
Lで反射されて、再び青色反射膜BFILに入射する。
青色反射膜BFILに再び入射した赤色光Rは、通常、
青色反射膜BFILを透過するが、その入射角が大きく
なると反射する光が増加し、臨界角以上になると全反射
される。青色反射膜BFILが形成されている第1と第
2のプリズム420,430の側面420R,430I
は、青色反射膜BFILに再び入射した赤色光Rが反射
されるように設定されている。したがって、青色反射膜
BFILに再び入射した赤色光Rは、青色反射膜BFI
Lで反射されて赤色光R用のマイクロミラー型光変調装
置200Rに入射する。
【0053】マイクロミラー型光変調装置200Rは、
入射した赤色光Rから赤色画像光FRを形成して射出す
る。マイクロミラー型光変調装置200Rから射出され
た赤色画像光FRは、青色光反射膜BFILで反射され
るように、青色光反射膜BFILに入射して反射され
る。青色光反射膜BFILで反射された赤色画像光FR
は、さらに、赤色光反射膜RFILで反射されて第1の
プリズム420に入射し、青色画像光FBとともに投写
レンズ300に向けて射出される。
【0054】一方、赤色光反射膜RFILに入射した光
のうち緑色光Gは、赤色光反射膜RFILを透過して第
3のプリズム440に入射する。第3のプリズム440
に入射した緑色光Gは、第3のプリズム440内を通過
して側面440Oから緑色光G用のマイクロミラー型光
変調装置200Gに入射する。マイクロミラー型光変調
装置200Gは、入射した緑色光Gから緑色画像光FG
を形成して射出する。マイクロミラー型光変調装置20
0Gから射出された緑色画像光FGは、第2のプリズム
430を通過して第1のプリズム420に入射し、赤色
画像光FRおよび青色画像光FBとともに投写レンズ3
00に向けて射出される。
【0055】以上により、色光分離合成プリズム400
から、カラー画像を表す赤色画像光FR,緑色画像光F
G,青色画像光FBが投写レンズ300に向けて射出さ
れる。これにより、カラー画像が投写レンズ300によ
って投写される。
【0056】なお、各マイクロミラー型光変調装置20
0R,200G,200Bに入射される光は、図4で説
明したように、所定の角度で入射される。
【0057】第3実施例の投写型表示装置3000も、
透光性ロッド140を備える照明光学系100Bを適用
しているので、第1実施例の投写型表示装置1000と
同様に、照明効率を向上させることができる。これによ
り、明るい投写画像を実現することができる。さらに、
第2実施例で説明した透光性ロッド140A(図8)を
用いれば、マイクロミラー型光変調装置200R,20
0G,200Bの光照射面202を照明する照明光の無
効な光を低減することができるので、照明光学系100
Bから射出された照明光の照明効率を、さらに向上させ
ることができる。これにより、さらに明るい投写画像を
実現することができる。
【0058】また、第3実施例の投写型表示装置300
0は、3つの色光それぞれに対応するマイクロミラー型
光変調装置200R,200G,200Bから射出され
た画像光を合成することにより、カラー画像を表示して
いるので、第1,第2実施例の投写型表示装置に比べて
ちらつきの少ない高精度なカラー画像を表示させること
ができる。
【0059】なお、本実施例の色光分離合成プリズム4
00は、3つのプリズム420,430,440で構成
された例を示しているが、これに限定されるものではな
い。例えば、4つのプリズムで構成されたものであって
もよい。すなわち、色光分離合成プリズムは、照明光学
系からの光を複数の色光に分離して、分離された各色光
を対応する複数のマイクロミラー型光変調装置に所定の
角度で入射させるとともに、複数のマイクロミラー型光
変調装置から射出された複数の色の画像光を合成して射
出するものであればよい。
【0060】なお、本発明は上記の実施例や実施形態に
限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲にお
いて種々の態様において実施することが可能である。
【0061】例えば、上記各実施例でマイクロミラー型
光変調装置200として用いられたDMDは、図4に示
すように、光照射面202に平行なxy平面に投影され
た照明光IRの光路がx軸(水平軸h)に対して右斜め
下約45度の方向を向くように設定され、かつ、照明光
IRの光路を含み光照射面202に垂直な面内におい
て、照明光IRの光照射面202への入射角が約20度
であるという制約を有している場合を例に説明している
が、これに限定されるものではない。例えば、照明光I
Rの光路がx軸に対して右斜め下約45度よりも大きな
傾き、あるいは小さな傾きを有する方向を向くように設
定される制約を有する場合であってもよい。また、照明
光IRの光路を含み光照射面に垂直な面内において、照
明光IRの光照射面への入射角が約20度より小さい、
あるいは大きいという制約を有する場合であってもよ
い。この場合において、照明光学系には、射出面の輪郭
形状が、長さの異なる第1と第2の対角線を有する四辺
形である透光性ロッドを備え、この四辺形は、光学要素
から射出された照明光が光照射面に所定の角度で斜めに
入射する場合に、照明光で照射される四辺形状の照明領
域の2つの対角線の長さの比が、第1と第2の対角線の
長さの比よりも1に近くなるように設定されていればよ
い。
【0062】また、上記実施例では、マイクロミラー型
光変調装置を用いた投写型表示装置を例に説明している
が、これに限定されるものではなく、各画素に照射され
た照明光の射出方向を画像情報に応じて制御することに
より、画像を表す画像光を射出する種々の光変調装置を
用いた投写型表示装置に適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例における投写型表示装置の
要部を平面的に見た概略構成図である。
【図2】カラーホイール130を光源部110側から見
た正面図である。
【図3】透光性ロッド140の外観を示す斜視図であ
る。
【図4】マイクロミラー型光変調装置200の例である
DMDについて示す説明図である。
【図5】マイクロミラー204に照射された照明光の入
射角度と反射光の反射方向について示す説明図である。
【図6】透光性ロッド140に入射する光について示す
説明図である。
【図7】本発明の第2実施例における投写型表示装置の
要部を平面的に見た概略構成図である。
【図8】透光性ロッド140Aの外観を示す斜視図であ
る。
【図9】光照射面202上に照射された照明光の照明領
域について示す説明図である。
【図10】本発明の第3実施例における投写型表示装置
の要部を平面的に見た概略構成図である。
【符号の説明】
100…照明光学系 100A…照明光学系 100B…照明光学系 110…光源部 112…光源ランプ 114…凹面鏡 116…開口部 120…第1のコンデンサーレンズ 130…カラーホイール 130R,130G,130B…色フィルタ(透過型色
フィルタ) 140…透光性ロッド 140I…入射側側面 140O…射出側側面 140A…透光性ロッド 140AI…入射側側面 140AO…射出側側面 140CR1…ロッド対角線 140CR2…ロッド対角線 140S1,140S2…側面 150…第2のコンデンサーレンズ 160…フィールドレンズ 200…マイクロミラー型光変調装置 200R,200G,200B…マイクロミラー型光変
調装置 204…マイクロミラー 300…投写レンズ 400…色光分離合成プリズム 420,430,440…プリズム 1000…投写型表示装置 2000…投写型表示装置 3000…投写型表示装置 BFIL…青色光反射膜 RFIL…赤色光反射膜 FI…照明領域 FI1…対角線 FI2…対角線 RI…照明光の断面 RI1…断面対角線 RI2…断面対角線 SP…光スポット
フロントページの続き Fターム(参考) 5C058 AA18 BA05 BA23 EA02 EA12 EA27 5C060 BA03 BA09 BC01 EA01 GA01 GB01 GB06 HC01 HC17 HC24 JA11 JB06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を投写して表示する投写型表示装置
    であって、 複数の画素を含む略矩形状の光照射面に照射された照明
    光の射出方向を、画像情報に応じて画素ごとに制御する
    ことにより、画像を表す画像光を射出する光変調装置
    と、 前記光照射面に照射された照明光の中心軸が前記光照射
    面に所定の角度で入射するように、前記照明光を射出す
    る照明光学系と、 前記光変調装置から射出された画像光を投写する投写光
    学系と、を備え、 前記照明光学系は、 光源部と、 前記光源部から射出された光が通過する透光性ロッドで
    あって、通過する光の少なくとも一部が前記透光性ロッ
    ドの内面で反射を繰り返しながら通過する透光性ロッド
    と、を備え、 前記透光性ロッドは、前記透光性ロッドの中心軸に垂直
    な断面積が入射側から射出側に向けて単調に増加する形
    状を有している、 投写型表示装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の投写形表示装置であっ
    て、 前記透光性ロッドは、前記透光性ロッドの中心軸に垂直
    な断面の各辺の大きさが入射側から射出側に向けて直線
    的に増加する形状を有している、 投写型表示装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の投写型表
    示装置であって、 前記透光性ロッドの少なくとも射出面の輪郭形状は、長
    さの異なる第1と第2の対角線を有する四辺形であり、 前記四辺形は、前記透光性ロッドから射出された照明光
    が前記光照射面に前記所定の角度で斜めに入射する場合
    に、前記照明光で照射される四辺形状の照明領域の2つ
    の対角線の長さの比が、前記第1と第2の対角線の長さ
    の比よりも1に近くなるように設定されている、 投写型表示装置。
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