JP2003098475A - プロジェクタ - Google Patents
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- 150000001875 compounds Chemical class 0.000 description 1
- QSHDDOUJBYECFT-UHFFFAOYSA-N mercury Chemical compound [Hg] QSHDDOUJBYECFT-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
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Landscapes
- Mechanical Light Control Or Optical Switches (AREA)
- Projection Apparatus (AREA)
- Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 射出方向制御型光変調装置を用いたプロジェ
クタにおいて、装置の薄型化を図る。 【解決手段】 投写光学系の中心軸である第1の軸は、
照明光学系の光源部を除く中心軸である第2の軸を含む
平面によって区分される一方の領域で、前記第2の軸に
平行となるように配置されている。前記光源部の中心軸
である第3の軸は、前記光源部に含まれる平行化レンズ
と前記光源部を除く照明光学系に含まれる第1のレンズ
アレイとの間において、前記第2の軸と特定の点で交差
している。前記第3の軸のうち、前記光源部に含まれる
ランプから特定の点までの部分は、前記一方の領域に配
置されている。前記平行化レンズと前記第1のレンズア
レイとの間には、前記平行化レンズから射出されて前記
第3の軸に沿って進む略平行光が、前記第2の軸に沿って
進む略平行光となるように偏向する偏向光学系を備え
る。
クタにおいて、装置の薄型化を図る。 【解決手段】 投写光学系の中心軸である第1の軸は、
照明光学系の光源部を除く中心軸である第2の軸を含む
平面によって区分される一方の領域で、前記第2の軸に
平行となるように配置されている。前記光源部の中心軸
である第3の軸は、前記光源部に含まれる平行化レンズ
と前記光源部を除く照明光学系に含まれる第1のレンズ
アレイとの間において、前記第2の軸と特定の点で交差
している。前記第3の軸のうち、前記光源部に含まれる
ランプから特定の点までの部分は、前記一方の領域に配
置されている。前記平行化レンズと前記第1のレンズア
レイとの間には、前記平行化レンズから射出されて前記
第3の軸に沿って進む略平行光が、前記第2の軸に沿って
進む略平行光となるように偏向する偏向光学系を備え
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像を投写して表
示するプロジェクタ(投写型表示装置)に関するもので
ある。
示するプロジェクタ(投写型表示装置)に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】プロジェクタは、照明光から、電気光学
装置を用いて画像を表す画像光を形成し、この画像光を
投写することにより画像を表示している。電気光学装置
として、照明光を画像情報(画像信号)に応じて変調
し、画像を表す画像光を射出する射出方向制御型光変調
装置が利用されている。この光変調装置の例として、デ
ジタル・マイクロミラー・デバイス(テキサス・インス
ツルメンツ(TI)社の登録商標である。以下、「DM
D」と呼ぶ。)のようなマイクロミラー型光変調装置が
あげられる。
装置を用いて画像を表す画像光を形成し、この画像光を
投写することにより画像を表示している。電気光学装置
として、照明光を画像情報(画像信号)に応じて変調
し、画像を表す画像光を射出する射出方向制御型光変調
装置が利用されている。この光変調装置の例として、デ
ジタル・マイクロミラー・デバイス(テキサス・インス
ツルメンツ(TI)社の登録商標である。以下、「DM
D」と呼ぶ。)のようなマイクロミラー型光変調装置が
あげられる。
【0003】DMDは、画像を構成する複数の画素に対
応する複数のマイクロミラーを有している。複数のマイ
クロミラーは、それぞれ画像情報に応じてその傾きが変
化し、各マイクロミラーの傾きに応じて光を反射する。
各マイクロミラーで反射された光のうち、所定の方向に
反射された光を画像光として利用する。すなわち、DM
Dは、光の反射方向(射出方向)を制御して画像光を形
成するタイプの電気光学装置である。
応する複数のマイクロミラーを有している。複数のマイ
クロミラーは、それぞれ画像情報に応じてその傾きが変
化し、各マイクロミラーの傾きに応じて光を反射する。
各マイクロミラーで反射された光のうち、所定の方向に
反射された光を画像光として利用する。すなわち、DM
Dは、光の反射方向(射出方向)を制御して画像光を形
成するタイプの電気光学装置である。
【0004】図8は、DMDについて示す説明図であ
る。図6(A)に示すように、DMD200の光照射面
(光入射面)202上には、略正方形の輪郭を有する複
数のマイクロミラー204がマトリクス状に形成されて
いる。各マイクロミラー204は、左下と右上の頂点を
結ぶ対角線を回動軸204cとして所定の角度範囲で回
動可能に形成されている。これらのマイクロミラー20
4は、画像を構成する各画素に対応する。
る。図6(A)に示すように、DMD200の光照射面
(光入射面)202上には、略正方形の輪郭を有する複
数のマイクロミラー204がマトリクス状に形成されて
いる。各マイクロミラー204は、左下と右上の頂点を
結ぶ対角線を回動軸204cとして所定の角度範囲で回
動可能に形成されている。これらのマイクロミラー20
4は、画像を構成する各画素に対応する。
【0005】ここで、説明を容易にするため、光照射面
202に照射される照明光は、これを代表する中心光線
(入射光線)IRで示すこととする。また、照明光IR
の光照射面202への入射位置を通り、x軸に平行な水
平方向軸をh、y軸に平行な垂直方向軸をvとする。D
MD200に入射する照明光IRは、各マイクロミラー
204の回動軸204cに垂直な入射面を有するように
することが好ましい。すなわち、照明光IRは、図8
(A)に示すように、光照射面202に平行なxy平面
上に投影される照明光IRの光路の水平軸hに対する傾
きθhが約45度となるように右斜め下方向から入射さ
れることが好ましい。また、図8(B)に示すように、
照明光IRは、光照射面202に垂直で照明光IRの光
路を含む面内において、光照射面202への入射角θL
が約20度となるように入射されることが好ましい。
202に照射される照明光は、これを代表する中心光線
(入射光線)IRで示すこととする。また、照明光IR
の光照射面202への入射位置を通り、x軸に平行な水
平方向軸をh、y軸に平行な垂直方向軸をvとする。D
MD200に入射する照明光IRは、各マイクロミラー
204の回動軸204cに垂直な入射面を有するように
することが好ましい。すなわち、照明光IRは、図8
(A)に示すように、光照射面202に平行なxy平面
上に投影される照明光IRの光路の水平軸hに対する傾
きθhが約45度となるように右斜め下方向から入射さ
れることが好ましい。また、図8(B)に示すように、
照明光IRは、光照射面202に垂直で照明光IRの光
路を含む面内において、光照射面202への入射角θL
が約20度となるように入射されることが好ましい。
【0006】図8(C)は、マイクロミラー204への
入射光とその反射光とを含む入射面、すなわち、回動軸
204cに垂直な断面における光路を示している。マイ
クロミラー204は、光照射面202に平行な平面F
(図8(C)に破線で示す)に対して、回動軸204c
を中心に約±(θL/2)度(≒±10度)回動する。
なお、時計周りに沿った角度を正とする。照明光IR
は、上述したように、平面Fの法線Fnから+θL(≒
+20度)傾いた方向からマイクロミラー204に入射
する。
入射光とその反射光とを含む入射面、すなわち、回動軸
204cに垂直な断面における光路を示している。マイ
クロミラー204は、光照射面202に平行な平面F
(図8(C)に破線で示す)に対して、回動軸204c
を中心に約±(θL/2)度(≒±10度)回動する。
なお、時計周りに沿った角度を正とする。照明光IR
は、上述したように、平面Fの法線Fnから+θL(≒
+20度)傾いた方向からマイクロミラー204に入射
する。
【0007】マイクロミラー204が平面Fに対して+
(θL/2)だけ傾いた状態の場合、照明光IRは、照
明光IRから−θLだけ傾いた方向、すなわち、法線F
nに平行な方向に反射光RR(+θL/2)として射出
される。マイクロミラー204が−(θL/2)だけ傾
いた状態の場合、照明光IRは、照明光IRから−(3
・θL)だけ傾いた方向に反射光RR(−θL/2)と
して射出される。このように、マイクロミラー204に
照射された照明光IRは、マイクロミラー204の回動
角度に応じて異なった方向に反射して射出される。例え
ば、反射光RR(+θL/2)の方向に投写レンズを配
置すると、反射光RR(+θL/2)のみが画像光とし
て利用される。これにより、マイクロミラー204が+
(θL/2)だけ傾いた状態において、反射光が投写レ
ンズを介して投写されて明表示が実現され、マイクロミ
ラー204が−(θL/2)だけ傾いた状態において、
反射光が投写レンズを介して投写されず暗表示が実現さ
れる。中間の階調は、1つの画素が画像を描画する一定
時間のうち、階調に応じて明と暗の表示の割合を制御す
る手法(いわゆるパルス幅変調と呼ばれる手法)で実現
される。
(θL/2)だけ傾いた状態の場合、照明光IRは、照
明光IRから−θLだけ傾いた方向、すなわち、法線F
nに平行な方向に反射光RR(+θL/2)として射出
される。マイクロミラー204が−(θL/2)だけ傾
いた状態の場合、照明光IRは、照明光IRから−(3
・θL)だけ傾いた方向に反射光RR(−θL/2)と
して射出される。このように、マイクロミラー204に
照射された照明光IRは、マイクロミラー204の回動
角度に応じて異なった方向に反射して射出される。例え
ば、反射光RR(+θL/2)の方向に投写レンズを配
置すると、反射光RR(+θL/2)のみが画像光とし
て利用される。これにより、マイクロミラー204が+
(θL/2)だけ傾いた状態において、反射光が投写レ
ンズを介して投写されて明表示が実現され、マイクロミ
ラー204が−(θL/2)だけ傾いた状態において、
反射光が投写レンズを介して投写されず暗表示が実現さ
れる。中間の階調は、1つの画素が画像を描画する一定
時間のうち、階調に応じて明と暗の表示の割合を制御す
る手法(いわゆるパルス幅変調と呼ばれる手法)で実現
される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】DMDを用いたプロジ
ェクタにおいては、上述したようなDMDを照明する照
明光の入射角度の制約から、照明光学系等の光学系を3
次元的に配置する場合がある。このような場合には、装
置の高さ方向に沿った光学系部品の配置スペースが必要
となり、装置の薄型化が難しいという問題がある。
ェクタにおいては、上述したようなDMDを照明する照
明光の入射角度の制約から、照明光学系等の光学系を3
次元的に配置する場合がある。このような場合には、装
置の高さ方向に沿った光学系部品の配置スペースが必要
となり、装置の薄型化が難しいという問題がある。
【0009】この発明は、射出方向制御型光変調装置を
用いたプロジェクタにおいて、装置の薄型化を図る技術
を提供することを目的とする。
用いたプロジェクタにおいて、装置の薄型化を図る技術
を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
述の課題の少なくとも一部を解決するため、本発明の装
置は、画像を投写して表示するプロジェクタであって、
照明光学系と、前記照明光学系からの光を反射させる反
射ミラーと、前記反射ミラーにより反射された光が入射
し、与えられた画像信号に応じて、入射した光の射出方
向を制御することにより、画像を表す画像光を生成する
射出方向制御型光変調装置と、前記射出方向制御型光変
調装置から射出された画像光の表す画像を投写する投写
光学系と、を備え、前記照明光学系は、略平行な光線束
を射出する光源部と、前記光源部から射出された光線束
を複数の部分光線束に分割するための複数の第1の小レ
ンズを有する第1のレンズアレイと、前記第1のレンズ
アレイから射出された複数の部分光線束が集光する近傍
位置に配置され、前記複数の第1の小レンズに対応する
複数の第2の小レンズを有する第2のレンズアレイと、
を備え、前記光源部は、ランプと、前記ランプから射出
された光を反射して集光する反射面を有する楕円リフレ
クタと、前記反射面によって反射された光が集光する近
傍位置に配置され、前記反射光から複数の色光を循環的
に生成するカラーフィルタと、前記カラーフィルタを通
過した光線束を平行化するための平行化レンズと、を備
え、前記投写光学系の中心軸である第1の軸は、前記照
明光学系の光源部を除く中心軸である第2の軸を含む平
面によって区分される一方の領域で、前記第2の軸に平
行となるように配置されており、前記光源部の中心軸で
ある第3の軸は、前記平行化レンズと前記第1のレンズ
アレイとの間において、前記第2の軸と特定の点で交差
しており、前記第3の軸のうち、前記ランプから前記特
定の点までの部分は、前記一方の領域に配置されてお
り、前記平行化レンズと前記第1のレンズアレイとの間
には、前記平行化レンズから射出されて前記第3の軸に
沿って進む略平行光が、前記第2の軸に沿って進む略平
行光となるように偏向する偏向光学系を備えることを特
徴とする。
述の課題の少なくとも一部を解決するため、本発明の装
置は、画像を投写して表示するプロジェクタであって、
照明光学系と、前記照明光学系からの光を反射させる反
射ミラーと、前記反射ミラーにより反射された光が入射
し、与えられた画像信号に応じて、入射した光の射出方
向を制御することにより、画像を表す画像光を生成する
射出方向制御型光変調装置と、前記射出方向制御型光変
調装置から射出された画像光の表す画像を投写する投写
光学系と、を備え、前記照明光学系は、略平行な光線束
を射出する光源部と、前記光源部から射出された光線束
を複数の部分光線束に分割するための複数の第1の小レ
ンズを有する第1のレンズアレイと、前記第1のレンズ
アレイから射出された複数の部分光線束が集光する近傍
位置に配置され、前記複数の第1の小レンズに対応する
複数の第2の小レンズを有する第2のレンズアレイと、
を備え、前記光源部は、ランプと、前記ランプから射出
された光を反射して集光する反射面を有する楕円リフレ
クタと、前記反射面によって反射された光が集光する近
傍位置に配置され、前記反射光から複数の色光を循環的
に生成するカラーフィルタと、前記カラーフィルタを通
過した光線束を平行化するための平行化レンズと、を備
え、前記投写光学系の中心軸である第1の軸は、前記照
明光学系の光源部を除く中心軸である第2の軸を含む平
面によって区分される一方の領域で、前記第2の軸に平
行となるように配置されており、前記光源部の中心軸で
ある第3の軸は、前記平行化レンズと前記第1のレンズ
アレイとの間において、前記第2の軸と特定の点で交差
しており、前記第3の軸のうち、前記ランプから前記特
定の点までの部分は、前記一方の領域に配置されてお
り、前記平行化レンズと前記第1のレンズアレイとの間
には、前記平行化レンズから射出されて前記第3の軸に
沿って進む略平行光が、前記第2の軸に沿って進む略平
行光となるように偏向する偏向光学系を備えることを特
徴とする。
【0011】ここで、前記偏向光学系は偏角プリズムで
あることが好ましい。
あることが好ましい。
【0012】また、前記照明光学系は、前記第2のレン
ズアレイの射出面側に配置され、前記複数の部分光線束
を前記射出方向制御型光変調装置の入射面上で重畳する
ための重畳レンズを備え、前記反射ミラーは平面状の反
射面を有する平面ミラーであることが好ましい。
ズアレイの射出面側に配置され、前記複数の部分光線束
を前記射出方向制御型光変調装置の入射面上で重畳する
ための重畳レンズを備え、前記反射ミラーは平面状の反
射面を有する平面ミラーであることが好ましい。
【0013】あるいは、前記反射ミラーは凹面状の反射
面を有する球面ミラーまたは非球面ミラーであるように
してもよい。
面を有する球面ミラーまたは非球面ミラーであるように
してもよい。
【0014】上記各プロジェクタによれば、装置の薄型
化を実現することが可能である。
化を実現することが可能である。
【0015】
【発明の実施の形態】A.第1実施例:図1は、本発明
の第1実施例としてのプロジェクタの要部を示す概略平
面図および側面図である。このプロジェクタ1000
は、照明光学系100と、DMD200と、投写レンズ
(投写光学系)300と、反射ミラー400とを備えて
いる。DMD200と投写レンズ300とは、それぞれ
の中心軸300axと200axとがz方向に平行で一
致するように配置されている。
の第1実施例としてのプロジェクタの要部を示す概略平
面図および側面図である。このプロジェクタ1000
は、照明光学系100と、DMD200と、投写レンズ
(投写光学系)300と、反射ミラー400とを備えて
いる。DMD200と投写レンズ300とは、それぞれ
の中心軸300axと200axとがz方向に平行で一
致するように配置されている。
【0016】照明光学系100は、ランプ部10と、第
1のコンデンサレンズ(集光レンズ)20と、カラーホ
イール(カラーフィルタ)30と、第2のコンデンサレ
ンズ(集光レンズ)40と、第1のレンズアレイ50
と、第2のレンズアレイ60と、重畳レンズ70と、偏
角プリズム80とを備えている。これらの光学要素1
0,20,30,40,80,50,60,70は、照
明光学系100の中心軸100axに沿って順に配置さ
れている。また、第1のレンズアレイ50と重畳レンズ
70とを結ぶ中心軸100axAが、z軸に平行で、か
つ、投写レンズ300の中心軸300axに対して、−
y方向および−x方向にずれて配置されている。また、
ランプ部10と第2のコンデンサレンズ40とを結ぶ中
心軸100axBは、中心軸100axAに対して、偏
角プリズム80の入射面側の面(光入射面)82上の点
(以下、「交点」と呼ぶ)82pで交わるように、ラン
プ部10から交点82pまでの部分が+y方向に傾斜し
て配置されている。なお、中心軸100axBが光源部
の中心軸に相当し、中心軸100axAが光源部を除く
照明光学系の中心軸に相当する。
1のコンデンサレンズ(集光レンズ)20と、カラーホ
イール(カラーフィルタ)30と、第2のコンデンサレ
ンズ(集光レンズ)40と、第1のレンズアレイ50
と、第2のレンズアレイ60と、重畳レンズ70と、偏
角プリズム80とを備えている。これらの光学要素1
0,20,30,40,80,50,60,70は、照
明光学系100の中心軸100axに沿って順に配置さ
れている。また、第1のレンズアレイ50と重畳レンズ
70とを結ぶ中心軸100axAが、z軸に平行で、か
つ、投写レンズ300の中心軸300axに対して、−
y方向および−x方向にずれて配置されている。また、
ランプ部10と第2のコンデンサレンズ40とを結ぶ中
心軸100axBは、中心軸100axAに対して、偏
角プリズム80の入射面側の面(光入射面)82上の点
(以下、「交点」と呼ぶ)82pで交わるように、ラン
プ部10から交点82pまでの部分が+y方向に傾斜し
て配置されている。なお、中心軸100axBが光源部
の中心軸に相当し、中心軸100axAが光源部を除く
照明光学系の中心軸に相当する。
【0017】ランプ部10は、点光源としてのランプ1
2と、回転楕円面形状の凹面を有するリフレクタ14と
を有している。ランプ12としては、メタルハライドラ
ンプや高圧水銀灯などの高圧放電灯が用いられる。ラン
プ12は、リフレクタ14の回転楕円面の第1焦点近傍
に配置されている。ランプ12から射出された光は、リ
フレクタ14によって反射され、その反射光はリフレク
タ14の第2焦点に向かって集光されつつ進み、第1の
コンデンサレンズ20に入射する。なお、リフレクタ1
4としては、ランプ12からの放射光線を反射し、略平
行光として射出する放物面鏡を用いるようにしてもよ
い。この場合には、略平行光を第1のコンデンサレンズ
20に入射させるように、ランプ部10と、第1のコン
デンサレンズ20との間に、別のコンデンサレンズを付
加するようにしてもよい。
2と、回転楕円面形状の凹面を有するリフレクタ14と
を有している。ランプ12としては、メタルハライドラ
ンプや高圧水銀灯などの高圧放電灯が用いられる。ラン
プ12は、リフレクタ14の回転楕円面の第1焦点近傍
に配置されている。ランプ12から射出された光は、リ
フレクタ14によって反射され、その反射光はリフレク
タ14の第2焦点に向かって集光されつつ進み、第1の
コンデンサレンズ20に入射する。なお、リフレクタ1
4としては、ランプ12からの放射光線を反射し、略平
行光として射出する放物面鏡を用いるようにしてもよ
い。この場合には、略平行光を第1のコンデンサレンズ
20に入射させるように、ランプ部10と、第1のコン
デンサレンズ20との間に、別のコンデンサレンズを付
加するようにしてもよい。
【0018】第1のコンデンサレンズ20は、カラーホ
イール30に照射される光スポット(集光像)を小さく
するために、ランプ部10からの光をカラーホイール3
0の近傍に集光させるための光学要素である。なお、第
1のコンデンサレンズ20は、必ずしも必要ではなく、
省略することが可能である。
イール30に照射される光スポット(集光像)を小さく
するために、ランプ部10からの光をカラーホイール3
0の近傍に集光させるための光学要素である。なお、第
1のコンデンサレンズ20は、必ずしも必要ではなく、
省略することが可能である。
【0019】図2は、カラーホイール30をランプ部1
0側から見た正面図である。カラーホイール30は、回
転方向に沿って区切られた3つの扇形の領域に3つの透
過型色フィルタ30R,30G,30Bが形成されたも
のである。第1の色フィルタ30Rは、赤色の波長領域
の光(以下、「赤色光R」と呼ぶ)を透過し、他の波長
領域の光を反射または吸収する機能を有している。同様
に、第2および第3の色フィルタ30G、30Bは、そ
れぞれ緑色、青色の波長領域の光(以下、それぞれ「緑
色光G」、「青色光B」と呼ぶ)を透過し、他の波長領
域の光を反射または吸収する機能を有している。色フィ
ルタは、例えば誘電体多層膜や、染料を用いて形成され
たフィルタ板などにより構成される。
0側から見た正面図である。カラーホイール30は、回
転方向に沿って区切られた3つの扇形の領域に3つの透
過型色フィルタ30R,30G,30Bが形成されたも
のである。第1の色フィルタ30Rは、赤色の波長領域
の光(以下、「赤色光R」と呼ぶ)を透過し、他の波長
領域の光を反射または吸収する機能を有している。同様
に、第2および第3の色フィルタ30G、30Bは、そ
れぞれ緑色、青色の波長領域の光(以下、それぞれ「緑
色光G」、「青色光B」と呼ぶ)を透過し、他の波長領
域の光を反射または吸収する機能を有している。色フィ
ルタは、例えば誘電体多層膜や、染料を用いて形成され
たフィルタ板などにより構成される。
【0020】カラーホイール30は、第1のコンデンサ
レンズ20によって集光された光スポットSPがカラー
ホイール30の中心軸30axからずれた所定の周辺位
置を照射するように配置されている。そして、カラーホ
イール30は、図示しないモータによって回転軸30a
xを中心に一定速度で回転する。このとき、光スポット
SPは、カラーホイール30の回転に応じて、色フィル
タ30R,30G,30Bの各領域を一定間隔で循環的
に照射する。この結果、カラーホイール30を透過する
光は、カラーホイール30の回転に応じて、赤色光R,
緑色光G,青色光Bと循環的に変化する。なお、カラー
ホイール30が本発明のカラーフィルタに相当する。
レンズ20によって集光された光スポットSPがカラー
ホイール30の中心軸30axからずれた所定の周辺位
置を照射するように配置されている。そして、カラーホ
イール30は、図示しないモータによって回転軸30a
xを中心に一定速度で回転する。このとき、光スポット
SPは、カラーホイール30の回転に応じて、色フィル
タ30R,30G,30Bの各領域を一定間隔で循環的
に照射する。この結果、カラーホイール30を透過する
光は、カラーホイール30の回転に応じて、赤色光R,
緑色光G,青色光Bと循環的に変化する。なお、カラー
ホイール30が本発明のカラーフィルタに相当する。
【0021】図1の第2のコンデンサレンズ40は、カ
ラーホイール30を透過した発散光を平行化するための
平行化レンズとしての機能を有している。
ラーホイール30を透過した発散光を平行化するための
平行化レンズとしての機能を有している。
【0022】なお、ランプ部10と、第1のコンデンサ
レンズ20と、カラーホイール30と、第2のコンデン
サレンズ40とが、本発明の光源部に相当する。
レンズ20と、カラーホイール30と、第2のコンデン
サレンズ40とが、本発明の光源部に相当する。
【0023】図3は、偏角プリズム80の概略斜視図お
よび側面図である。この偏角プリズム80は、射出面側
の面(光射出面)84がxy平面に平行な平面を有して
おり、入射面側の面(光入射面)82の+y方向側がx
y平面に対して−z方向に傾斜した平面を有している。
よび側面図である。この偏角プリズム80は、射出面側
の面(光射出面)84がxy平面に平行な平面を有して
おり、入射面側の面(光入射面)82の+y方向側がx
y平面に対して−z方向に傾斜した平面を有している。
【0024】図3(B)に示すように、光入射面80の
傾斜は、第2のコンデンサレンズ40から射出し、中心
軸100axBに沿って進む略平行光が、偏角プリズム
80の光入射面82に入射して、中心軸100axAに
沿って進む略平行光に偏向されるように設定されてい
る。なお、この光入射面82を「偏向面」とも呼ぶ。
傾斜は、第2のコンデンサレンズ40から射出し、中心
軸100axBに沿って進む略平行光が、偏角プリズム
80の光入射面82に入射して、中心軸100axAに
沿って進む略平行光に偏向されるように設定されてい
る。なお、この光入射面82を「偏向面」とも呼ぶ。
【0025】図4は、第1のレンズアレイ50を入射面
側から見た概略正面図と上面図と側面図である。図4
(A)に示すように、第1のレンズアレイ50は、略矩
形状の同心レンズである第1の小レンズ52がM行N列
のマトリクス状に配列された構成を有している。図4
は、M=4、N=3の例を示している。なお、同心レン
ズではなく偏心レンズにより構成することも可能であ
る。「同心レンズ」とは、レンズの幾何学的な中心と光
学的な中心とが一致しているレンズを意味する。また
「偏心レンズ」とは、レンズの幾何学的な中心と光学的
な中心とが一致していないレンズを意味する。
側から見た概略正面図と上面図と側面図である。図4
(A)に示すように、第1のレンズアレイ50は、略矩
形状の同心レンズである第1の小レンズ52がM行N列
のマトリクス状に配列された構成を有している。図4
は、M=4、N=3の例を示している。なお、同心レン
ズではなく偏心レンズにより構成することも可能であ
る。「同心レンズ」とは、レンズの幾何学的な中心と光
学的な中心とが一致しているレンズを意味する。また
「偏心レンズ」とは、レンズの幾何学的な中心と光学的
な中心とが一致していないレンズを意味する。
【0026】第2のレンズアレイ60は、第1のレンズ
アレイ50の各第1の小レンズ52に対応する第2の小
レンズ62を備えている。第1のレンズアレイ50が同
心レンズで構成されている場合には、第2のレンズアレ
イ60も同心レンズで構成されることが好ましい。ま
た、偏心レンズで構成されている場合には、偏心レンズ
で構成されることが好ましい。ただし、第1のレンズア
レイ50と第2のレンズアレイ60のいずれか一方のみ
を偏心レンズで構成するようにしてもよい。
アレイ50の各第1の小レンズ52に対応する第2の小
レンズ62を備えている。第1のレンズアレイ50が同
心レンズで構成されている場合には、第2のレンズアレ
イ60も同心レンズで構成されることが好ましい。ま
た、偏心レンズで構成されている場合には、偏心レンズ
で構成されることが好ましい。ただし、第1のレンズア
レイ50と第2のレンズアレイ60のいずれか一方のみ
を偏心レンズで構成するようにしてもよい。
【0027】第1のレンズアレイ50は、偏角プリズム
から射出された略平行な光線束を複数の部分光線束に分
割して射出する機能を有している。第1のレンズアレイ
50の各小レンズ52から射出された部分光線束は、図
1に示すように、第2のレンズアレイ60の各小レンズ
62の近傍位置において集光される。
から射出された略平行な光線束を複数の部分光線束に分
割して射出する機能を有している。第1のレンズアレイ
50の各小レンズ52から射出された部分光線束は、図
1に示すように、第2のレンズアレイ60の各小レンズ
62の近傍位置において集光される。
【0028】第2のレンズアレイ60は、第1のレンズ
アレイ50から射出された部分光線束のそれぞれの中心
軸を中心軸100axAとほぼ平行に揃える機能を有し
ている。また、第2のレンズアレイ60は、第1のレン
ズアレイ50の各小レンズ52の像を照明領域(DMD
の光照射面)上で結像させる機能を有している。
アレイ50から射出された部分光線束のそれぞれの中心
軸を中心軸100axAとほぼ平行に揃える機能を有し
ている。また、第2のレンズアレイ60は、第1のレン
ズアレイ50の各小レンズ52の像を照明領域(DMD
の光照射面)上で結像させる機能を有している。
【0029】なお、第1の小レンズ52をx方向から見
たときの外形形状は、照明領域(DMDの光照射面)と
ほぼ相似形とし、第1のレンズアレイ50により分割さ
れた複数の部分光線束のそれぞれにより照明領域を効率
良く照明するように設定されている。
たときの外形形状は、照明領域(DMDの光照射面)と
ほぼ相似形とし、第1のレンズアレイ50により分割さ
れた複数の部分光線束のそれぞれにより照明領域を効率
良く照明するように設定されている。
【0030】また、第2のレンズアレイ60の第2の小
レンズ62は、第1のレンズアレイ50から射出された
部分光線束が入射可能であれば、どのような形状をとる
ことも可能である。本実施例では、第1のレンズアレイ
50とレンズ面(凸面)の向きのみが異なるレンズアレ
イを用いている。
レンズ62は、第1のレンズアレイ50から射出された
部分光線束が入射可能であれば、どのような形状をとる
ことも可能である。本実施例では、第1のレンズアレイ
50とレンズ面(凸面)の向きのみが異なるレンズアレ
イを用いている。
【0031】重畳レンズ70は、第2のレンズアレイ6
0から射出された複数の部分光線束を、DMD200の
光照射面202上で重畳する機能を有している。
0から射出された複数の部分光線束を、DMD200の
光照射面202上で重畳する機能を有している。
【0032】第1のレンズアレイ50から射出された複
数の部分光線束は、第2のレンズアレイ60および重畳
レンズ70を通過し、反射ミラー400で反射されて、
それぞれDMD200の光照射面202を照明する。こ
れにより、ランプ部10から射出される光に照度分布が
ある場合においても、光照射面202は均一に照明され
る。
数の部分光線束は、第2のレンズアレイ60および重畳
レンズ70を通過し、反射ミラー400で反射されて、
それぞれDMD200の光照射面202を照明する。こ
れにより、ランプ部10から射出される光に照度分布が
ある場合においても、光照射面202は均一に照明され
る。
【0033】反射ミラー400は、反射光の中心軸40
0axが、DMD200の中心軸200axに対して、
所定の角度(従来例で説明した入射角度の制約を満足す
る角度)で交差するように、その反射面が設定されてい
る。具体的には、図1の例では、DMD200の光照射
面202がxy平面に平行に配置されているので、反射
ミラー400は、光照射面202上に投影される反射光
の中心軸400axのx軸に対する傾きが約45度とな
るように設定される。また、反射光の中心軸400ax
を含む面内において、光照射面202への入射角が約2
0度となるように設定される。
0axが、DMD200の中心軸200axに対して、
所定の角度(従来例で説明した入射角度の制約を満足す
る角度)で交差するように、その反射面が設定されてい
る。具体的には、図1の例では、DMD200の光照射
面202がxy平面に平行に配置されているので、反射
ミラー400は、光照射面202上に投影される反射光
の中心軸400axのx軸に対する傾きが約45度とな
るように設定される。また、反射光の中心軸400ax
を含む面内において、光照射面202への入射角が約2
0度となるように設定される。
【0034】DMD200は、光照射面202に照射さ
れた照明光を画像信号(画像情報)に応じて各画素に対
応するマイクロミラーで反射することにより、画像を表
す画像光を投写レンズ300の方に射出する光変調装置
(射出方向制御型光変調装置)である。DMD200か
ら射出された画像光は投写レンズ300を介して投写さ
れて画像が表示される。
れた照明光を画像信号(画像情報)に応じて各画素に対
応するマイクロミラーで反射することにより、画像を表
す画像光を投写レンズ300の方に射出する光変調装置
(射出方向制御型光変調装置)である。DMD200か
ら射出された画像光は投写レンズ300を介して投写さ
れて画像が表示される。
【0035】以上説明したように、本実施例の投写型表
示装置1000では、照明光学系100の偏角プリズム
80を挟んで前段側の光学要素10,20,30,40
(光源部)が、後段側の光学要素50,60,70(光
源部を除く照明光学系)の中心軸100axAを含むx
y平面に平行な平面に対して、+y方向に傾斜した中心
軸100axBに沿って配置されている点に特徴を有し
ている。
示装置1000では、照明光学系100の偏角プリズム
80を挟んで前段側の光学要素10,20,30,40
(光源部)が、後段側の光学要素50,60,70(光
源部を除く照明光学系)の中心軸100axAを含むx
y平面に平行な平面に対して、+y方向に傾斜した中心
軸100axBに沿って配置されている点に特徴を有し
ている。
【0036】図5は、比較例のプロジェクタを示す概略
側面図である。比較例のプロジェクタ1000Aは、本
実施例のプロジェクタ1000に対して、偏角プリズム
80を有さず、ランプ部10と第2のコンデンサレンズ
40とを結ぶ中心軸100axBが、第1のレンズアレ
イ50と重畳レンズ70とを結ぶ中心軸100axAと
一致して配置されている場合を示している。
側面図である。比較例のプロジェクタ1000Aは、本
実施例のプロジェクタ1000に対して、偏角プリズム
80を有さず、ランプ部10と第2のコンデンサレンズ
40とを結ぶ中心軸100axBが、第1のレンズアレ
イ50と重畳レンズ70とを結ぶ中心軸100axAと
一致して配置されている場合を示している。
【0037】比較例のプロジェクタ1000Aにおいて
は、ランプ部10のリフレクタ14が照明光学系100
Aの他の光学部品に比べて、−y方向に突出しており、
装置の高さ方向(y方向)のスペースが多く必要となる
ため、薄型化のネックになっていることがわかる。ま
た、照明光学系100Aの+y方向側には、光学部品が
何も配置されていないデッドスペースDSPがあること
がわかる。そこで、本実施例のプロジェクタ1000
(図1)においては、第2のコンデンサレンズ40と第
1のレンズアレイ50との間に偏角プリズム80を配置
することにより、ランプ部10と第2のコンデンサレン
ズ40とを結ぶ中心軸(光源部の中心軸)100axB
のうち、ランプ10から交点82pまでの部分を+y方
向に傾斜させて、ランプ部10から第2のコンデンサレ
ンズ40までの光学要素(光源部)をデッドスペースD
SP側にずらして配置している。これにより、ランプ部
10のリフレクタ14が他の光学部品に比べてy方向に
突出しないように配置することができるので、本実施例
のプロジェクタ1000は、比較例のプロジェクタ10
00Aに比べて装置の薄型化が可能となる。
は、ランプ部10のリフレクタ14が照明光学系100
Aの他の光学部品に比べて、−y方向に突出しており、
装置の高さ方向(y方向)のスペースが多く必要となる
ため、薄型化のネックになっていることがわかる。ま
た、照明光学系100Aの+y方向側には、光学部品が
何も配置されていないデッドスペースDSPがあること
がわかる。そこで、本実施例のプロジェクタ1000
(図1)においては、第2のコンデンサレンズ40と第
1のレンズアレイ50との間に偏角プリズム80を配置
することにより、ランプ部10と第2のコンデンサレン
ズ40とを結ぶ中心軸(光源部の中心軸)100axB
のうち、ランプ10から交点82pまでの部分を+y方
向に傾斜させて、ランプ部10から第2のコンデンサレ
ンズ40までの光学要素(光源部)をデッドスペースD
SP側にずらして配置している。これにより、ランプ部
10のリフレクタ14が他の光学部品に比べてy方向に
突出しないように配置することができるので、本実施例
のプロジェクタ1000は、比較例のプロジェクタ10
00Aに比べて装置の薄型化が可能となる。
【0038】B.第2実施例:図6は、本発明の第2実
施例としてのプロジェクタの要部を示す概略平面図およ
び側面図である。このプロジェクタ1000Bは、第1
実施例のプロジェクタ1000における偏角プリズム8
0を偏角プリズム80Bに変更している。また、光源部
の中心軸100axBのうち、ランプ部10から偏角プ
リズム80Bの光入射面(偏向面)82B上の交点82
Bpまでの部分が、光源部を除く照明光学系100Bの
中心軸100axAに対して+y方向だけでなく+x方
向にも傾斜するように配置されている。第2実施例のプ
ロジェクタ1000Bの他の部分は、第1実施例のプロ
ジェクタ1000と同じである。
施例としてのプロジェクタの要部を示す概略平面図およ
び側面図である。このプロジェクタ1000Bは、第1
実施例のプロジェクタ1000における偏角プリズム8
0を偏角プリズム80Bに変更している。また、光源部
の中心軸100axBのうち、ランプ部10から偏角プ
リズム80Bの光入射面(偏向面)82B上の交点82
Bpまでの部分が、光源部を除く照明光学系100Bの
中心軸100axAに対して+y方向だけでなく+x方
向にも傾斜するように配置されている。第2実施例のプ
ロジェクタ1000Bの他の部分は、第1実施例のプロ
ジェクタ1000と同じである。
【0039】偏角プリズムの光入射面(偏向面)82B
は、中心軸100axAに対して+y方向だけでなく+
x方向にも傾斜している中心軸100axBに沿って進
む略平行光を偏向して中心軸100axAに沿って進む
ように設定されている。
は、中心軸100axAに対して+y方向だけでなく+
x方向にも傾斜している中心軸100axBに沿って進
む略平行光を偏向して中心軸100axAに沿って進む
ように設定されている。
【0040】本実施例においても、第1実施例と同様
に、装置の薄型化が可能である。
に、装置の薄型化が可能である。
【0041】C.第3実施例:図7は、本発明の第3実
施例としてのプロジェクタの要部を示す概略側面図であ
る。このプロジェクタ1000Cは、第1実施例のプロ
ジェクタ1000(図1)における反射ミラー400を
凹面形状の反射面を有する反射ミラー400Cに変更す
るとともに、重畳レンズ70を省略した点を除いて同じ
である。
施例としてのプロジェクタの要部を示す概略側面図であ
る。このプロジェクタ1000Cは、第1実施例のプロ
ジェクタ1000(図1)における反射ミラー400を
凹面形状の反射面を有する反射ミラー400Cに変更す
るとともに、重畳レンズ70を省略した点を除いて同じ
である。
【0042】反射ミラー400Cは、第2のレンズアレ
イ60から射出された複数の部分光線束を凹面形状の反
射面で反射して、DMD200の光照射面202上で重
畳させるとともに、第1実施例と同様に、反射光の中心
軸400axが、DMD200の中心軸200axに対
して所定の角度(従来例で説明した入射角度の制約を満
足する角度)で交差するように設定されている。なお、
反射面は球面であっても非球面であってもよい。ただ
し、光学系で発生する収差を抑制するためには合、非球
面の方が有利である。
イ60から射出された複数の部分光線束を凹面形状の反
射面で反射して、DMD200の光照射面202上で重
畳させるとともに、第1実施例と同様に、反射光の中心
軸400axが、DMD200の中心軸200axに対
して所定の角度(従来例で説明した入射角度の制約を満
足する角度)で交差するように設定されている。なお、
反射面は球面であっても非球面であってもよい。ただ
し、光学系で発生する収差を抑制するためには合、非球
面の方が有利である。
【0043】反射ミラー400Cは、第2のレンズアレ
イ60から射出された複数の部分光線束をDMD200
の光照射面202上で重畳させる機能を実現するため
に、第1実施例における反射ミラー400(図1)より
も若干大きくなる。このため、第1実施例のプロジェク
タ1000に比べれば高さ方向のスペースが若干大きく
なる。しかしながら、比較例のプロジェクタ1000A
(図5)に比べれば、第1実施例と同様に装置の薄型化
が可能である。
イ60から射出された複数の部分光線束をDMD200
の光照射面202上で重畳させる機能を実現するため
に、第1実施例における反射ミラー400(図1)より
も若干大きくなる。このため、第1実施例のプロジェク
タ1000に比べれば高さ方向のスペースが若干大きく
なる。しかしながら、比較例のプロジェクタ1000A
(図5)に比べれば、第1実施例と同様に装置の薄型化
が可能である。
【0044】D.変形例:なお、本発明は上記の実施例
や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲において種々の態様において実施することが可
能である。
や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲において種々の態様において実施することが可
能である。
【0045】D1.変形例1:上記第1実施例では、偏
角プリズムの光入射面(偏向面)82Bは、ランプ部1
0と第1のコンデンサレンズ20とカラーホイール30
と第2のコンデンサレンズ40とを含む光源部の中心軸
100axBが、光源部を除く照明光学系100の中心
軸100axAに対して+y方向に傾斜するように配置
されている。一方、上記第2実施例では、光源部を除く
照明光学系100Bの中心軸100axAに対して、光
源部の中心軸100axBが+y方向および+x方向に
傾斜するように配置されている。すなわち、本発明のプ
ロジェクタにおいて、投写レンズ(投写光学系)の中心
軸(第1の軸)は、照明光学系の光源部を除く中心軸
(第2の軸)を含む平面によって区分される一方の領域
で、第2の軸に平行となるように配置されており、光源
部の中心軸(第3の軸)は、平行化レンズに相当するコ
ンデンサレンズと第1のレンズアレイとの間において、
第2の軸と特定の点で交差しており、第3の軸のうち、ラ
ンプから特定の点までの部分は、一方の領域に配置され
ていればよい。
角プリズムの光入射面(偏向面)82Bは、ランプ部1
0と第1のコンデンサレンズ20とカラーホイール30
と第2のコンデンサレンズ40とを含む光源部の中心軸
100axBが、光源部を除く照明光学系100の中心
軸100axAに対して+y方向に傾斜するように配置
されている。一方、上記第2実施例では、光源部を除く
照明光学系100Bの中心軸100axAに対して、光
源部の中心軸100axBが+y方向および+x方向に
傾斜するように配置されている。すなわち、本発明のプ
ロジェクタにおいて、投写レンズ(投写光学系)の中心
軸(第1の軸)は、照明光学系の光源部を除く中心軸
(第2の軸)を含む平面によって区分される一方の領域
で、第2の軸に平行となるように配置されており、光源
部の中心軸(第3の軸)は、平行化レンズに相当するコ
ンデンサレンズと第1のレンズアレイとの間において、
第2の軸と特定の点で交差しており、第3の軸のうち、ラ
ンプから特定の点までの部分は、一方の領域に配置され
ていればよい。
【0046】D2.変形例2:上記各実施例では、偏向
光学系として偏角プリズムを適用した場合を例に説明し
ているが、これに限定するものではない。例えば、1ま
たは2以上の反射ミラーにより偏向光学系を構成するこ
とも可能である。すなわち、光源部を除く照明光学系の
中心軸に対して傾斜した光源部の中心軸に沿って進む略
平行光を偏向して、光源部を除く照明光学系の中心軸に
沿って進むように偏向する偏向光学系であればよい。
光学系として偏角プリズムを適用した場合を例に説明し
ているが、これに限定するものではない。例えば、1ま
たは2以上の反射ミラーにより偏向光学系を構成するこ
とも可能である。すなわち、光源部を除く照明光学系の
中心軸に対して傾斜した光源部の中心軸に沿って進む略
平行光を偏向して、光源部を除く照明光学系の中心軸に
沿って進むように偏向する偏向光学系であればよい。
【0047】D3.変形例3:上記各実施例でDMD2
00として用いられたDMDは、図8に示すように、光
照射面202に平行なxy平面に投影された照明光の中
心軸がx軸に対して右斜め下約45度の方向を向くよう
に設定され、かつ、照明光の中心軸を含み光照射面20
2に垂直な面内において、光照射面202への入射角が
約20度であるという制約を有している場合を例に説明
しているが、これに限定されるものではない。例えば、
照明光の中心軸がx軸に対して右斜め下約45度よりも
大きな傾き、あるいは小さな傾きを有する方向を向くよ
うに設定される制約を有する場合であってもよい。ま
た、照明光の中心軸を含み光照射面に垂直な面内におい
て、光照射面への入射角が約20度より小さい、あるい
は大きいという制約を有する場合であってもよい。この
ような場合において、照明光学系から射出される照明光
を反射する反射ミラーを、DMD200の光照射面20
2を照明する照明光が、上述した入射角度の制約を満た
すように設定すればよい。
00として用いられたDMDは、図8に示すように、光
照射面202に平行なxy平面に投影された照明光の中
心軸がx軸に対して右斜め下約45度の方向を向くよう
に設定され、かつ、照明光の中心軸を含み光照射面20
2に垂直な面内において、光照射面202への入射角が
約20度であるという制約を有している場合を例に説明
しているが、これに限定されるものではない。例えば、
照明光の中心軸がx軸に対して右斜め下約45度よりも
大きな傾き、あるいは小さな傾きを有する方向を向くよ
うに設定される制約を有する場合であってもよい。ま
た、照明光の中心軸を含み光照射面に垂直な面内におい
て、光照射面への入射角が約20度より小さい、あるい
は大きいという制約を有する場合であってもよい。この
ような場合において、照明光学系から射出される照明光
を反射する反射ミラーを、DMD200の光照射面20
2を照明する照明光が、上述した入射角度の制約を満た
すように設定すればよい。
【0048】D4.変形例4:上記各実施例では、DM
D200がxy平面に平行に配置される場合を例に説明
しているが、これに限定されるものではなく、xy平面
に対して傾斜して配置されるようにしてもよい。このよ
うな場合において、照明光学系から射出される照明光を
反射する反射ミラーを、DMD200の光照射面202
を照明する照明光が、上述した入射角度の制約を満たす
ように設定すればよい。
D200がxy平面に平行に配置される場合を例に説明
しているが、これに限定されるものではなく、xy平面
に対して傾斜して配置されるようにしてもよい。このよ
うな場合において、照明光学系から射出される照明光を
反射する反射ミラーを、DMD200の光照射面202
を照明する照明光が、上述した入射角度の制約を満たす
ように設定すればよい。
【0049】D5.変形例5:上記各実施例では、投写
レンズ300の中心軸300axをDMD200の中心
軸200axに一致させるように配置する例を示してい
るが、これに限定されるものではない。投写レンズ30
0の中心軸300axをDMD200の中心軸200a
xからずらして配置するようにしてもよい。このように
すれば、あおり投写を実現することができる。
レンズ300の中心軸300axをDMD200の中心
軸200axに一致させるように配置する例を示してい
るが、これに限定されるものではない。投写レンズ30
0の中心軸300axをDMD200の中心軸200a
xからずらして配置するようにしてもよい。このように
すれば、あおり投写を実現することができる。
【0050】D6.変形例6:上記各実施例では、カラ
ーホイール30として、回転方向に沿って3等分された
扇形の領域に3つの透過型色フィルタ30R,30G,
30Bが形成された例を示しているがこれに限定される
ものではない。例えば、3等分ではなく、カラーバラン
スに応じて分割する面積を変えても良い。また、3分割
ではなく、赤,緑,青、赤,緑,青の6分割にしてもよ
い。あるいは、4分割にして、その一つを無色透明とし
てもよい。この場合カラーホイールの回転を止めて、無
色透明の領域のみをランプ部10からの光が通過するよ
うにすれば、モノクロ画像を表示することができる。ま
た、赤、緑、青の3色の色フィルタではなく、カラー画
像を表示できる色、例えば、シアン、マゼンダ、イエロ
ーの3色の色フィルタを用いるようにしてもよい。ま
た、複数の色フィルタを輪帯形の複数の領域に形成する
ようにしてもよい。なお、本発明において、「色フィル
タ」は、特定の波長領域の光を透過し、他の波長領域の
光を反射または吸収する機能を有するものだけでなく、
各波長領域の光を透過する機能(透明の領域の機能)を
有するものも含む。
ーホイール30として、回転方向に沿って3等分された
扇形の領域に3つの透過型色フィルタ30R,30G,
30Bが形成された例を示しているがこれに限定される
ものではない。例えば、3等分ではなく、カラーバラン
スに応じて分割する面積を変えても良い。また、3分割
ではなく、赤,緑,青、赤,緑,青の6分割にしてもよ
い。あるいは、4分割にして、その一つを無色透明とし
てもよい。この場合カラーホイールの回転を止めて、無
色透明の領域のみをランプ部10からの光が通過するよ
うにすれば、モノクロ画像を表示することができる。ま
た、赤、緑、青の3色の色フィルタではなく、カラー画
像を表示できる色、例えば、シアン、マゼンダ、イエロ
ーの3色の色フィルタを用いるようにしてもよい。ま
た、複数の色フィルタを輪帯形の複数の領域に形成する
ようにしてもよい。なお、本発明において、「色フィル
タ」は、特定の波長領域の光を透過し、他の波長領域の
光を反射または吸収する機能を有するものだけでなく、
各波長領域の光を透過する機能(透明の領域の機能)を
有するものも含む。
【0051】D7.変形例7:上記各実施例では、カラ
ーホイール30を備えて、カラー画像を表示する例を示
しているが、カラーホイール30を省略して、モノクロ
画像を表示するようにしてもよい。この場合には、第1
のコンデンサレンズ20および第2のコンデンサレンズ
40を省略することもできる。このとき、ランプ部10
のリフレクタ14を放物面鏡として、ランプ部10から
略平行光を射出するようにすればよい。あるいは、凹面
レンズを備えて、ランプ部10から射出される集光光を
略平行光に変換するようにすればよい。
ーホイール30を備えて、カラー画像を表示する例を示
しているが、カラーホイール30を省略して、モノクロ
画像を表示するようにしてもよい。この場合には、第1
のコンデンサレンズ20および第2のコンデンサレンズ
40を省略することもできる。このとき、ランプ部10
のリフレクタ14を放物面鏡として、ランプ部10から
略平行光を射出するようにすればよい。あるいは、凹面
レンズを備えて、ランプ部10から射出される集光光を
略平行光に変換するようにすればよい。
【0052】D8.変形例8:各光学要素20,40,
50,60,70のレンズ面(凸面や凹面)や偏角プリ
ズム80,80Bの偏向面の向きは、図1、図6、図7
に示した向きに限定されるものではない。それぞれ逆の
向きにすることもできるし、それぞれの向きの組み合わ
せも任意である。また、各光学要素20,40,50,
60,70,300は、複数のレンズを組み合わせた複
合レンズによって構成することもできる。また、隣り合
う光学要素を貼り合わせて一体化することもできる。例
えば、図1の第2のレンズアレイ60と重畳レンズ70
とを貼り合わせて一体化することもできる。また、複数
の光学要素を、1つの光学要素に置き換えることも可能
である。例えば、図1の第2のレンズアレイ60に重畳
レンズ70の機能を持たせて、重畳レンズ70を省略す
ることができる。
50,60,70のレンズ面(凸面や凹面)や偏角プリ
ズム80,80Bの偏向面の向きは、図1、図6、図7
に示した向きに限定されるものではない。それぞれ逆の
向きにすることもできるし、それぞれの向きの組み合わ
せも任意である。また、各光学要素20,40,50,
60,70,300は、複数のレンズを組み合わせた複
合レンズによって構成することもできる。また、隣り合
う光学要素を貼り合わせて一体化することもできる。例
えば、図1の第2のレンズアレイ60と重畳レンズ70
とを貼り合わせて一体化することもできる。また、複数
の光学要素を、1つの光学要素に置き換えることも可能
である。例えば、図1の第2のレンズアレイ60に重畳
レンズ70の機能を持たせて、重畳レンズ70を省略す
ることができる。
【0053】D9.変形例9:上記各実施例では、プロ
ジェクタを構成する光学系の要部のみを示しているが、
他の反射ミラーやレンズ等の光学部品を適宜配置するよ
うにしてもよい。
ジェクタを構成する光学系の要部のみを示しているが、
他の反射ミラーやレンズ等の光学部品を適宜配置するよ
うにしてもよい。
【0054】D10.変形例11:上記各実施例では、
DMDを用いたプロジェクタを例に説明しているが、こ
れに限定されるものではなく、各画素に照射された照明
光の射出方向を画像情報に応じて制御することにより、
画像を表す画像光を射出する種々の射出方向制御型光変
調装置を用いたプロジェクタに適用可能である。
DMDを用いたプロジェクタを例に説明しているが、こ
れに限定されるものではなく、各画素に照射された照明
光の射出方向を画像情報に応じて制御することにより、
画像を表す画像光を射出する種々の射出方向制御型光変
調装置を用いたプロジェクタに適用可能である。
【図1】本発明の第1実施例としてのプロジェクタの要
部を示す概略平面図および側面図である。
部を示す概略平面図および側面図である。
【図2】カラーホイール30をランプ部10側から見た
正面図である。
正面図である。
【図3】偏角プリズム80の概略斜視図および側面図で
ある。
ある。
【図4】第1のレンズアレイ50を入射面側から見た概
略正面図と上面図と側面図である。
略正面図と上面図と側面図である。
【図5】比較例のプロジェクタを示す概略側面図であ
る。
る。
【図6】本発明の第2実施例としてのプロジェクタの要
部を示す概略平面図および側面図である。
部を示す概略平面図および側面図である。
【図7】本発明の第3実施例としてのプロジェクタの要
部を示す概略側面図である。
部を示す概略側面図である。
【図8】DMDについて示す説明図である。
1000…プロジェクタ
1000A…プロジェクタ
1000B…プロジェクタ
1000C…プロジェクタ
100…照明光学系
100A…照明光学系
100B…照明光学系
100C…照明光学系
100ax…中心軸
100axA…中心軸
200axB…中心軸
200…DMD
200ax…中心軸
300…投写レンズ
300ax…中心軸
400,400C…反射ミラー
400ax…中心軸
10…ランプ部
12…ランプ
14…リフレクタ
20…コンデンサレンズ
30…カラーホイール
30R,30G,30B…(透過型)色フィルタ
30ax…中心軸(回転軸)
40…第2のコンデンサレンズ
50,60…レンズアレイ
52,62…小レンズ
70…重畳レンズ
80,80B…偏角プリズム
82,82B…光入射面
82p,82Bp…交点
84…光射出面
DSP…デッドスペース
SP…光スポット
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
H04N 5/74 H04N 5/74 B
Claims (4)
- 【請求項1】 画像を投写して表示するプロジェクタで
あって、 照明光学系と、 前記照明光学系からの光を反射させる反射ミラーと、 前記反射ミラーにより反射された光が入射し、与えられ
た画像信号に応じて、入射した光の射出方向を制御する
ことにより、画像を表す画像光を生成する射出方向制御
型光変調装置と、 前記射出方向制御型光変調装置から射出された画像光の
表す画像を投写する投写光学系と、を備え、 前記照明光学系は、 略平行な光線束を射出する光源部と、 前記光源部から射出された光線束を複数の部分光線束に
分割するための複数の第1の小レンズを有する第1のレ
ンズアレイと、 前記第1のレンズアレイから射出された複数の部分光線
束が集光する近傍位置に配置され、前記複数の第1の小
レンズに対応する複数の第2の小レンズを有する第2の
レンズアレイと、を備え、 前記光源部は、 ランプと、 前記ランプから射出された光を反射して集光する反射面
を有する楕円リフレクタと、 前記反射面によって反射された光が集光する近傍位置に
配置され、前記反射光から複数の色光を循環的に生成す
るカラーフィルタと、 前記カラーフィルタを通過した光線束を平行化するため
の平行化レンズと、を備え、 前記投写光学系の中心軸である第1の軸は、前記照明光
学系の光源部を除く中心軸である第2の軸を含む平面に
よって区分される一方の領域で、前記第2の軸に平行と
なるように配置されており、 前記光源部の中心軸である第3の軸は、前記平行化レン
ズと前記第1のレンズアレイとの間において、前記第2の
軸と特定の点で交差しており、 前記第3の軸のうち、前記ランプから前記特定の点まで
の部分は、前記一方の領域に配置されており、 前記平行化レンズと前記第1のレンズアレイとの間に
は、前記平行化レンズから射出されて前記第3の軸に沿
って進む略平行光が、前記第2の軸に沿って進む略平行
光となるように偏向する偏向光学系を備える、 プロジェクタ。 - 【請求項2】 前記偏向光学系は偏角プリズムである請
求項1記載のプロジェクタ。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2記載のプロジェ
クタであって、 前記照明光学系は、前記第2のレンズアレイの射出面側
に配置され、前記複数の部分光線束を前記射出方向制御
型光変調装置の入射面上で重畳するための重畳レンズを
備え、 前記反射ミラーは平面状の反射面を有する平面ミラーで
ある、 プロジェクタ。 - 【請求項4】 請求項1または請求項2記載のプロジェ
クタであって、 前記反射ミラーは凹面状の反射面を有する球面ミラーま
たは非球面ミラーである、プロジェクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001292959A JP2003098475A (ja) | 2001-09-26 | 2001-09-26 | プロジェクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001292959A JP2003098475A (ja) | 2001-09-26 | 2001-09-26 | プロジェクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003098475A true JP2003098475A (ja) | 2003-04-03 |
Family
ID=19114832
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001292959A Pending JP2003098475A (ja) | 2001-09-26 | 2001-09-26 | プロジェクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003098475A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004310106A (ja) * | 2003-04-07 | 2004-11-04 | Samsung Electronics Co Ltd | 照明光学系及びこれを備えた画像プロジェクションシステム |
JP2014056139A (ja) * | 2012-09-13 | 2014-03-27 | Ricoh Co Ltd | 画像投影装置 |
-
2001
- 2001-09-26 JP JP2001292959A patent/JP2003098475A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004310106A (ja) * | 2003-04-07 | 2004-11-04 | Samsung Electronics Co Ltd | 照明光学系及びこれを備えた画像プロジェクションシステム |
JP2014056139A (ja) * | 2012-09-13 | 2014-03-27 | Ricoh Co Ltd | 画像投影装置 |
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