JPS6196721A - 被膜形成方法 - Google Patents
被膜形成方法Info
- Publication number
- JPS6196721A JPS6196721A JP21638884A JP21638884A JPS6196721A JP S6196721 A JPS6196721 A JP S6196721A JP 21638884 A JP21638884 A JP 21638884A JP 21638884 A JP21638884 A JP 21638884A JP S6196721 A JPS6196721 A JP S6196721A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- ion
- substrate
- ions
- coating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L21/00—Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
- H01L21/02—Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
- H01L21/02104—Forming layers
- H01L21/02365—Forming inorganic semiconducting materials on a substrate
- H01L21/02612—Formation types
- H01L21/02617—Deposition types
- H01L21/02631—Physical deposition at reduced pressure, e.g. MBE, sputtering, evaporation
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Computer Hardware Design (AREA)
- Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Physical Deposition Of Substances That Are Components Of Semiconductor Devices (AREA)
- Physical Vapour Deposition (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の技術分野]
本発明は基体の表面に被膜を形成する方法に関し、更に
詳しくは、基体との付着力が大きい硬質被膜を短時間で
形成できる被膜形成方法に関する。
詳しくは、基体との付着力が大きい硬質被膜を短時間で
形成できる被膜形成方法に関する。
[発明の技術的背景とその問題点]
近年、各種基体の表面を金属窒化物、金属酸化物などの
硬質物質の被膜で被覆した切削工具、耐庁耗工具等いわ
ゆるコーティング工具が急速に普及している。
硬質物質の被膜で被覆した切削工具、耐庁耗工具等いわ
ゆるコーティング工具が急速に普及している。
この被膜形成方法には、大別して化学蒸着法又は物理蒸
着法がある。
着法がある。
これらの方法のうちの1つであるイオンブレーティング
法は、良質な被膜が得られること、被膜の形成速度が大
きいこと、などの実用上の利点を有しているので広く適
用されている。
法は、良質な被膜が得られること、被膜の形成速度が大
きいこと、などの実用上の利点を有しているので広く適
用されている。
しかしながら、イオンプレースイング法で形成された被
膜は、基体との密着性が充分ではなく。
膜は、基体との密着性が充分ではなく。
切削工具のように被膜そのものに大きな機械的外力が加
わるような用途分野にあっては、該被膜9が基体から剥
離してしまうという現象パ生ずる。
わるような用途分野にあっては、該被膜9が基体から剥
離してしまうという現象パ生ずる。
被膜の基体への付着力を高めるために種々の対策が提案
されているが、その1つの方法としてイオンミキシング
法が知られている。この方法は。
されているが、その1つの方法としてイオンミキシング
法が知られている。この方法は。
基体の表面に予めある物質の被膜を形成しておき、そこ
に例えばイオン化した希カスのような非金属イオンを所
定のイオン加速エネルギーで照射するという方法である
。
に例えばイオン化した希カスのような非金属イオンを所
定のイオン加速エネルギーで照射するという方法である
。
この場合、被膜を構成する原子は、照射イオンとの衝突
によって反跳して基体の内部にまで侵入し、2!体の原
子との間で新たな層を形成する。したがって、この方法
によれば、基体と被膜とは、上記した新たな層を媒介と
して強固な付着力を実現することになる。
によって反跳して基体の内部にまで侵入し、2!体の原
子との間で新たな層を形成する。したがって、この方法
によれば、基体と被膜とは、上記した新たな層を媒介と
して強固な付着力を実現することになる。
しかしながら、このイオンミキシング法の場合、照射イ
オンはそれ自体が新たな被膜を形成するものではなく、
あくまでも基体と、既に存在する被膜との間のイオンミ
キシング効果を可能にするにすぎない、また、イオンミ
キシング効果の大小は、照射イオンの種類、加速エネル
ギーと基体の種類によっても異なってくるが、照射点か
ら約0.05〜0.1JLI6程度の深さのところで発
現するので、この効果は’IRMがあまり厚いときには
被膜と基体との界面で起ることなく、被膜の中で照射イ
オンが徒らに消費されて両者の付着力の向上に資するこ
とはない。
オンはそれ自体が新たな被膜を形成するものではなく、
あくまでも基体と、既に存在する被膜との間のイオンミ
キシング効果を可能にするにすぎない、また、イオンミ
キシング効果の大小は、照射イオンの種類、加速エネル
ギーと基体の種類によっても異なってくるが、照射点か
ら約0.05〜0.1JLI6程度の深さのところで発
現するので、この効果は’IRMがあまり厚いときには
被膜と基体との界面で起ることなく、被膜の中で照射イ
オンが徒らに消費されて両者の付着力の向上に資するこ
とはない。
ト
[発明の目的J
本発明は、イオンブレーティング法とイオンミキシング
効果併用することにより1両者の有する長所を同時に発
現せしめ、もって基体表面との付着力が大きい硬質膜を
大きな堆積速度で形成することを可能にした新規な被膜
形成方法の提供を目的とする。
効果併用することにより1両者の有する長所を同時に発
現せしめ、もって基体表面との付着力が大きい硬質膜を
大きな堆積速度で形成することを可能にした新規な被膜
形成方法の提供を目的とする。
[発明の概要]
本発明者らは、上記目的を達成すべく鋭意研究を重ねた
結果、イオンブレーティング法で基体表面に被膜を形成
し始めてから該被膜の厚みがイオンミキシング効果の及
ぶ範囲にまで成長する間に、該被膜表面を非金属イオン
で照射すれば、基体と被膜との付着力が強化されて該被
膜が基体にいわばしっかりと”根付く”こと、そしてそ
の後は、この被膜の上に目的とする被膜形成物質をイオ
ンブレーティング法で堆積せしめれば、大きな堆積速度
で目的被膜が形成できること、を着想し1本発明方法を
開発するに到った。
結果、イオンブレーティング法で基体表面に被膜を形成
し始めてから該被膜の厚みがイオンミキシング効果の及
ぶ範囲にまで成長する間に、該被膜表面を非金属イオン
で照射すれば、基体と被膜との付着力が強化されて該被
膜が基体にいわばしっかりと”根付く”こと、そしてそ
の後は、この被膜の上に目的とする被膜形成物質をイオ
ンブレーティング法で堆積せしめれば、大きな堆積速度
で目的被膜が形成できること、を着想し1本発明方法を
開発するに到った。
すなわち、本発明方法は、基体表面に、イオンブレーテ
ィング法で被膜形成物質を被着せしめると同時又は交互
に、該被膜に非金属イオンを注入することを特徴とする
。
ィング法で被膜形成物質を被着せしめると同時又は交互
に、該被膜に非金属イオンを注入することを特徴とする
。
未発明方法にあって、まず基体としては、セラミックス
、Mi硬合金、サーメット又は各種の金属若しくは合金
など何であってもよく、その材質は問わないが、基体そ
のものがイオンブレーティング法における負極を構成す
るという関係から電気伝導体であることが好ましい、し
かし、基体が電気絶縁体であったとしても、その表面に
常法により電気伝導体の薄膜を形成して用いればよい。
、Mi硬合金、サーメット又は各種の金属若しくは合金
など何であってもよく、その材質は問わないが、基体そ
のものがイオンブレーティング法における負極を構成す
るという関係から電気伝導体であることが好ましい、し
かし、基体が電気絶縁体であったとしても、その表面に
常法により電気伝導体の薄膜を形成して用いればよい。
基イトの表面に被着せしめる被膜形成物質としては、用
途目的との関係で適宜に選定すればよいが、具体的には
1周期律表rVa 、Va 、 Via族の金属の炭化
物、窒化物、ホウ化物、酸化物、硫化物若しくはこれら
の相互固溶体;ケイ素の炭化物、窒化物;アルミニウム
の窒化物、ホウ化物、酸化物ニホウ素の炭化物、窒化物
などをあげることができる。
途目的との関係で適宜に選定すればよいが、具体的には
1周期律表rVa 、Va 、 Via族の金属の炭化
物、窒化物、ホウ化物、酸化物、硫化物若しくはこれら
の相互固溶体;ケイ素の炭化物、窒化物;アルミニウム
の窒化物、ホウ化物、酸化物ニホウ素の炭化物、窒化物
などをあげることができる。
これらはそれぞれ単独の被膜として形成されてもよいし
、または、これら物質が2種以上適宜に混妊して成る複
合被膜として形成されてもよいし、更には、各物質単独
の被膜が複数層積層して成る積層被膜として形成されて
もよい。
、または、これら物質が2種以上適宜に混妊して成る複
合被膜として形成されてもよいし、更には、各物質単独
の被膜が複数層積層して成る積層被膜として形成されて
もよい。
本発明方法を図に例示した装置を用いて詳細に説明する
6 まず、lは反応室であって、この中で基体表面への被膜
形成が行なわれる。
6 まず、lは反応室であって、この中で基体表面への被膜
形成が行なわれる。
反応室1の内部は、形成すべき被膜の一方の構成物質を
含有する気体で所定圧に維持される1例えば、形成すべ
き被膜が炭化物、窒化物、ホウ化物、酢化物、硫化物の
場合には、それぞれ、メタン、アセチレンのような炭化
水素、窒素、アンモニアのような含窒素ガス、揮発性ポ
ラーンのような含ホウ素ガス、酸素、水のような含酸素
ガス。
含有する気体で所定圧に維持される1例えば、形成すべ
き被膜が炭化物、窒化物、ホウ化物、酢化物、硫化物の
場合には、それぞれ、メタン、アセチレンのような炭化
水素、窒素、アンモニアのような含窒素ガス、揮発性ポ
ラーンのような含ホウ素ガス、酸素、水のような含酸素
ガス。
硫化水素のような含硫黄ガスが供給されてそれぞれの2
囲気を形成する。2はそのための気体供給源である0反
応器1内の圧力は用いるイオンブレーティング法によっ
ても異なってくるが1通常、 10−2〜10−’ T
orr程度である。3は排気系である。
囲気を形成する。2はそのための気体供給源である0反
応器1内の圧力は用いるイオンブレーティング法によっ
ても異なってくるが1通常、 10−2〜10−’ T
orr程度である。3は排気系である。
4は形成すべき被膜の他方の構成物質を収納するポート
である。ここでいう他方の構成物質とは、例えば形成す
べき被膜がTiN 、TiGなどの場合には、Tiを指
す、すなわち、前記した具体例に則していえば、周期律
表rVa 、 Va 、 Vra族の金属元素である。
である。ここでいう他方の構成物質とは、例えば形成す
べき被膜がTiN 、TiGなどの場合には、Tiを指
す、すなわち、前記した具体例に則していえば、周期律
表rVa 、 Va 、 Vra族の金属元素である。
その他にも、ヒ素、7ンチモン、ビスマス、ケイ素、ゲ
ルマニウムのような半金属又はホウ素、アルミニウムも
適用することができる。また、これらの相互間液体であ
ってもよい。
ルマニウムのような半金属又はホウ素、アルミニウムも
適用することができる。また、これらの相互間液体であ
ってもよい。
5は、上記した他方の構成物質に電子ど一ム5aを照射
して九発させるための電子銃であって加熱手段として機
能する0図では電子銃を例示したか、この加熱手段とし
てはその外に抵抗加熱手段や高周波加熱手段を適用する
こともできる。
して九発させるための電子銃であって加熱手段として機
能する0図では電子銃を例示したか、この加熱手段とし
てはその外に抵抗加熱手段や高周波加熱手段を適用する
こともできる。
6は、高周波イオンブレーティング法における高周波コ
イルであって、高周波電源7と゛接続されコイル領域内
でブロー放電を形成するように設計される。8は高圧直
値電源であって、ポート5を陽極とし、基体9を負極た
らしめる。このとき、基体の負の印加電圧は、1〜5K
Vであることが好ましい、又、6は電極、フィラメント
等でイオン化しやすいものであれば何であってもよい。
イルであって、高周波電源7と゛接続されコイル領域内
でブロー放電を形成するように設計される。8は高圧直
値電源であって、ポート5を陽極とし、基体9を負極た
らしめる。このとき、基体の負の印加電圧は、1〜5K
Vであることが好ましい、又、6は電極、フィラメント
等でイオン化しやすいものであれば何であってもよい。
反応室l内を所定雰囲気、所定圧に維持した状態で高周
波コイル、電子銃を作動すると、ポートからは所定の例
えば金属が蒸発してイオン化し、更にこれはグロー放電
領域を通過する過程で雰囲気ガスと化学反応を起こして
被膜形成物質となり、基体表面に被着する。
波コイル、電子銃を作動すると、ポートからは所定の例
えば金属が蒸発してイオン化し、更にこれはグロー放電
領域を通過する過程で雰囲気ガスと化学反応を起こして
被膜形成物質となり、基体表面に被着する。
本発明方法においては、この被膜形成物質が基体表面に
被着すると同時又は若干の時間差を置いて交互に非金属
イオンを照射する。
被着すると同時又は若干の時間差を置いて交互に非金属
イオンを照射する。
非金属イオンとしては、所定のイオン加速エネルギーを
有するイオン種であって、基体9と形成された被膜との
界面でイオンミキシング効果を発揮するようなものであ
れば何であってもよく、例えば、ホウ素イオン(B“)
、炭素イオン(Cゝ)、イオウイオン(Sa、窒素原子
イオン(N4)、窒素分子イオン(N2ゝ)、酸素原子
イオン(0°)、m素分子イオン(02”) 、ヘリウ
ムイオン(He”) 、アルゴンイオン(Ar”) 、
クリプトンイオン(Kr勺、ネオンイオン(Ne”)を
あげることができる、これらの非金属イオンの種類は、
目的とする被膜形成物質との関係から適宜に選定される
。
有するイオン種であって、基体9と形成された被膜との
界面でイオンミキシング効果を発揮するようなものであ
れば何であってもよく、例えば、ホウ素イオン(B“)
、炭素イオン(Cゝ)、イオウイオン(Sa、窒素原子
イオン(N4)、窒素分子イオン(N2ゝ)、酸素原子
イオン(0°)、m素分子イオン(02”) 、ヘリウ
ムイオン(He”) 、アルゴンイオン(Ar”) 、
クリプトンイオン(Kr勺、ネオンイオン(Ne”)を
あげることができる、これらの非金属イオンの種類は、
目的とする被膜形成物質との関係から適宜に選定される
。
このとき、照射するこれら非金属イオンのイオン加速エ
ネルギーは2〜 l00KeVの範囲内、特に、5〜9
0KeVに設定することが好ましい、このエネルギーが
2 KeVより小さい゛場合には、イオンミキシング効
果が有効に進行せず被膜の表面ではスパッタ現象が支配
的となって、形成されつつある又は形成された被膜は“
やせる゛ばかりで所期の目的達成が困難であり、また1
oOKeVを超える場合には、被膜に多量の格子欠陥が
発生して良質の被膜が得られない。
ネルギーは2〜 l00KeVの範囲内、特に、5〜9
0KeVに設定することが好ましい、このエネルギーが
2 KeVより小さい゛場合には、イオンミキシング効
果が有効に進行せず被膜の表面ではスパッタ現象が支配
的となって、形成されつつある又は形成された被膜は“
やせる゛ばかりで所期の目的達成が困難であり、また1
oOKeVを超える場合には、被膜に多量の格子欠陥が
発生して良質の被膜が得られない。
このような非金属イオンは図の反応室lに付設したイオ
ン発生装置10から基体表面の被膜に照射される0図で
イオン化されるへきガスがリークバルブlOaを介して
イオン源10bに導入され、ここでイオン化されたのち
、加速rj、lOcで加速されて所定のイオン加速エネ
ルギーが付芋される。イオンは次に分析マグネットlo
dに導入され、ここで必要とするイオン種のみが磁気的
に選択されて例えば収束レンズ10eから図の矢線方向
に供給されて基体9上に形成される被膜を照射する。
ン発生装置10から基体表面の被膜に照射される0図で
イオン化されるへきガスがリークバルブlOaを介して
イオン源10bに導入され、ここでイオン化されたのち
、加速rj、lOcで加速されて所定のイオン加速エネ
ルギーが付芋される。イオンは次に分析マグネットlo
dに導入され、ここで必要とするイオン種のみが磁気的
に選択されて例えば収束レンズ10eから図の矢線方向
に供給されて基体9上に形成される被膜を照射する。
本発明方法では、この非金属イオンの照射を。
基体表面に被膜形成物質を被着せしめるのと同時に、又
は該被膜が形成された直後に行なう、前者の場合には、
被膜形成のその瞬間でイオンミキシング効果が発現して
付着力大の状態で被膜成長が進行し、後者の場合にも同
じくイオンミキシング効果は発揮されていく。
は該被膜が形成された直後に行なう、前者の場合には、
被膜形成のその瞬間でイオンミキシング効果が発現して
付着力大の状態で被膜成長が進行し、後者の場合にも同
じくイオンミキシング効果は発揮されていく。
付着力大の状態で被1文が形成されたのちも、イオン照
射を継続又は中断すれば所望の被膜がイオンプレティン
グ法による大きな堆積速度で形成されていく。
射を継続又は中断すれば所望の被膜がイオンプレティン
グ法による大きな堆積速度で形成されていく。
また、この被膜の上に更に他の被膜を積層する場合には
、上記操作を反復すればよい。
、上記操作を反復すればよい。
[発明の実施例]
実施例1
図示の装置を用いて気体供給源2から反応室1内に窒素
ガスを4人し、室l内を!04Torrの圧力に保持し
た。基体9としてP30チップを用いこれに3KVの負
電圧を印加した。また、高周波コイル6に13.56M
Hzの電力を印加した。
ガスを4人し、室l内を!04Torrの圧力に保持し
た。基体9としてP30チップを用いこれに3KVの負
電圧を印加した。また、高周波コイル6に13.56M
Hzの電力を印加した。
窒素ガスをリークパルグloaからイオン源10bに導
入し、発生したイオンを加速器10cで加速して50K
eVの加速エネルギーを付与した。このイオンを分析マ
グネッ) lodに導入し窒素分子イオン(N2+)の
みを磁気的に選択した。
入し、発生したイオンを加速器10cで加速して50K
eVの加速エネルギーを付与した。このイオンを分析マ
グネッ) lodに導入し窒素分子イオン(N2+)の
みを磁気的に選択した。
まず、ポート4内の金属チタンに、電子銃5から出力s
oowの電子ビームを発生させてこれを金属チタンに照
射して金属チタンをバ発させた。
oowの電子ビームを発生させてこれを金属チタンに照
射して金属チタンをバ発させた。
これと同時に、収束レンズlOeから窒素分子イオンを
1016個/Cm2の照射密度で10分間基体9に照射
した。基体表面には窒化チタン(Tie)の被膜が形成
された。その11!積速度は0.05 h m/−1n
であった。
1016個/Cm2の照射密度で10分間基体9に照射
した。基体表面には窒化チタン(Tie)の被膜が形成
された。その11!積速度は0.05 h m/−1n
であった。
つぎに、窒素分子イオンをTiN膜に照射し統けなまま
、電子銃5の出力を2KWにあげてチタンを10分間基
発させた。その結果、厚み 2.5ト gmのTiN1lの形成が確認された。堆積速度的0.
25 p−m/win 。
、電子銃5の出力を2KWにあげてチタンを10分間基
発させた。その結果、厚み 2.5ト gmのTiN1lの形成が確認された。堆積速度的0.
25 p−m/win 。
得られたTiN被膜のチップにつき、下記の仕様でTi
N被膜の耐摩耗性と該被膜の耐剥離性を調べた。比較の
ために、イオンブレーティング法のみで同じ膜厚の被膜
を形成したチップについても同様の測定を行なった。
N被膜の耐摩耗性と該被膜の耐剥離性を調べた。比較の
ために、イオンブレーティング法のみで同じ膜厚の被膜
を形成したチップについても同様の測定を行なった。
耐摩耗性試験:チップをスライスにセ−/ トし、切削
速度148m/l1il、切込み2■、送り速度0.2
2m1/回転の条 件で5US304ステンレス鋼を2バ ス(pass)、6分間フライス切削 し、そのときの平均摩耗幅、最 大彦耗幅を測定した。
速度148m/l1il、切込み2■、送り速度0.2
2m1/回転の条 件で5US304ステンレス鋼を2バ ス(pass)、6分間フライス切削 し、そのときの平均摩耗幅、最 大彦耗幅を測定した。
耐剥離性試験:チップをバイトにセ゛ットし、切削速度
30m/win 、切込み 1.5■、送り速度0.3
5mm/回転の条 件で948G炭素鋼を湿式切削して 被膜の剥離幅を測定した。
30m/win 、切込み 1.5■、送り速度0.3
5mm/回転の条 件で948G炭素鋼を湿式切削して 被膜の剥離幅を測定した。
以上の結果を一括して表に示した。
実施例2
非金属イオンがアルゴンイオンであったことを除いては
実施例1と同様にしてまず厚み約0,05トmのTiN
被膜を形成した。
実施例1と同様にしてまず厚み約0,05トmのTiN
被膜を形成した。
ついで、アルゴンイオンを照射しつづけたまま、電子銃
5の出力を3KWにあげてチタンを15分間基発させた
。その結果、厚み約5川副のTiN被膜が形成された。
5の出力を3KWにあげてチタンを15分間基発させた
。その結果、厚み約5川副のTiN被膜が形成された。
堆積速度的0.33声ll1分。
その後、アルゴンイオンを照射し続けながら、反応室1
内を酸素分圧10″5Torrの雰囲気に置換し、かつ
500wの電子ビームで別置したポート内のアルミニウ
ムを10分間基発させた。 Tin被膜の上には更に厚
み約2ルIのへ見、03の被膜が形成された。
内を酸素分圧10″5Torrの雰囲気に置換し、かつ
500wの電子ビームで別置したポート内のアルミニウ
ムを10分間基発させた。 Tin被膜の上には更に厚
み約2ルIのへ見、03の被膜が形成された。
得られたチップの耐摩耗性、耐剥離性は実施例得られた
チップの耐摩耗性、耐剥離性は実施例1の場合とほぼ同
じであった。
チップの耐摩耗性、耐剥離性は実施例1の場合とほぼ同
じであった。
[発明の効果]
以上の説明で明らかなように、本発明方法によれば、形
成された被膜は、基体との界面でイオンミキシング効果
が発現しているので両者間の付着力は大きく被膜の剥離
問題は解消する。そして、その後の被膜形成物質の堆積
速度はイオンブレーティング法によって律速されている
ので、被膜形成速度は非常に大きい、しかも得られた被
膜はイオンブレーティング法の特質を反映して良質であ
る。
成された被膜は、基体との界面でイオンミキシング効果
が発現しているので両者間の付着力は大きく被膜の剥離
問題は解消する。そして、その後の被膜形成物質の堆積
速度はイオンブレーティング法によって律速されている
ので、被膜形成速度は非常に大きい、しかも得られた被
膜はイオンブレーティング法の特質を反映して良質であ
る。
したがって、本発明方法を各種の切削工具の基体に適用
すれば、耐摩耗性、耐剥離性が優れた硬質被膜を具備す
る工具を高い生産性の下で製造することができるのでそ
の工業的価値は極めて大である。
すれば、耐摩耗性、耐剥離性が優れた硬質被膜を具備す
る工具を高い生産性の下で製造することができるのでそ
の工業的価値は極めて大である。
図は本発明方法を適用するに好適な装置の1例を示す概
念的模式図である。
念的模式図である。
Claims (2)
- (1)基体表面に、イオンブレーティング法で被膜形成
物質を被着せしめると同時又は交互に、該被膜に非金属
イオンを注入することを特徴とする被膜形成方法。 - (2)上記非金属イオン注入時のイオン加速エネルギー
が5KeVから90KeVである特許請求の範囲第1項
記載の被膜形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21638884A JPS6196721A (ja) | 1984-10-17 | 1984-10-17 | 被膜形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21638884A JPS6196721A (ja) | 1984-10-17 | 1984-10-17 | 被膜形成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6196721A true JPS6196721A (ja) | 1986-05-15 |
Family
ID=16687784
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21638884A Pending JPS6196721A (ja) | 1984-10-17 | 1984-10-17 | 被膜形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6196721A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01172564A (ja) * | 1987-12-26 | 1989-07-07 | Agency Of Ind Science & Technol | 高速被膜形成方法 |
JPH01172563A (ja) * | 1987-12-26 | 1989-07-07 | Agency Of Ind Science & Technol | 高純度膜の形成方法 |
JPH02208660A (ja) * | 1989-02-08 | 1990-08-20 | Minolta Camera Co Ltd | 電子写真用感光体 |
JPH03197662A (ja) * | 1989-12-26 | 1991-08-29 | Sumitomo Metal Mining Co Ltd | 表面被覆超硬合金の製造方法、及び表面被覆鋼材の製造方法 |
JPH04333560A (ja) * | 1991-05-09 | 1992-11-20 | Nissin Electric Co Ltd | 窒化物膜の形成方法 |
JPH05156427A (ja) * | 1991-12-09 | 1993-06-22 | Nissin Electric Co Ltd | 薄膜形成方法および装置 |
JP2009155698A (ja) * | 2007-12-27 | 2009-07-16 | Mitsubishi Materials Corp | 成膜方法および装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5856413A (ja) * | 1981-09-30 | 1983-04-04 | Fujitsu Ltd | 半導体素子製造装置 |
JPS59170270A (ja) * | 1983-03-15 | 1984-09-26 | Toshiba Corp | 膜形成装置 |
JPS60131964A (ja) * | 1983-12-20 | 1985-07-13 | Nissin Electric Co Ltd | 膜被覆物の製造方法 |
-
1984
- 1984-10-17 JP JP21638884A patent/JPS6196721A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5856413A (ja) * | 1981-09-30 | 1983-04-04 | Fujitsu Ltd | 半導体素子製造装置 |
JPS59170270A (ja) * | 1983-03-15 | 1984-09-26 | Toshiba Corp | 膜形成装置 |
JPS60131964A (ja) * | 1983-12-20 | 1985-07-13 | Nissin Electric Co Ltd | 膜被覆物の製造方法 |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01172564A (ja) * | 1987-12-26 | 1989-07-07 | Agency Of Ind Science & Technol | 高速被膜形成方法 |
JPH01172563A (ja) * | 1987-12-26 | 1989-07-07 | Agency Of Ind Science & Technol | 高純度膜の形成方法 |
JPH02208660A (ja) * | 1989-02-08 | 1990-08-20 | Minolta Camera Co Ltd | 電子写真用感光体 |
JPH03197662A (ja) * | 1989-12-26 | 1991-08-29 | Sumitomo Metal Mining Co Ltd | 表面被覆超硬合金の製造方法、及び表面被覆鋼材の製造方法 |
JPH04333560A (ja) * | 1991-05-09 | 1992-11-20 | Nissin Electric Co Ltd | 窒化物膜の形成方法 |
JPH05156427A (ja) * | 1991-12-09 | 1993-06-22 | Nissin Electric Co Ltd | 薄膜形成方法および装置 |
JP2009155698A (ja) * | 2007-12-27 | 2009-07-16 | Mitsubishi Materials Corp | 成膜方法および装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS58221271A (ja) | イオンプレ−テイング法による被膜形成方法 | |
JPH0352433B2 (ja) | ||
JPH0588310B2 (ja) | ||
WO2008028355A1 (fr) | Procédé de fabrication de produits antibactériens en surface suivant la technique de déposition physique en phase vapeur | |
JPS6196721A (ja) | 被膜形成方法 | |
Zdunek et al. | Optimization of gas injection conditions during deposition of AlN layers by novel reactive GIMS method | |
JPH0911004A (ja) | 硬質層被覆切削工具 | |
CN206428314U (zh) | 一种刀具复合涂层的具有该刀具复合涂层的刀具 | |
JPH0259862B2 (ja) | ||
JP2909248B2 (ja) | 窒化硼素被覆部材 | |
CN100537835C (zh) | 磁控溅射-激光加热复合渗镀工艺及设备 | |
JPS5920465A (ja) | 超硬質工具及びその製造方法 | |
Iwaki | Formation of metal surface layers with high performance by ion implantation | |
CN1775997A (zh) | 微波等离子体增强弧辉渗镀涂层的装置及工艺 | |
JPS63238270A (ja) | 化合物薄膜の製造方法 | |
JPS6134173A (ja) | 高硬度窒化ホウ素膜の製造方法 | |
Yamashita et al. | Adhesion and structure of c-BN films produced by ion-beam-assisted deposition | |
JPH04221059A (ja) | 立方晶窒化ほう素膜の形成方法 | |
JPS60131964A (ja) | 膜被覆物の製造方法 | |
JPH01168857A (ja) | 窒化チタン膜の形成方法 | |
JPH0445258A (ja) | 窒化硼素被覆部材 | |
Sartwell et al. | Surface & Coatings Technology: Papers Presented at the Third International Conference on Plasma Surface Engineering, Garmisch-Partenkirchen, Germany, October 26–29, 1992 | |
JPH0259863B2 (ja) | ||
JPH0118150B2 (ja) | ||
JPH0250948A (ja) | 複合超硬材料 |